JP7326787B2 - 選別装置 - Google Patents
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Description
以下、図1~図13を参照しながら、本発明の第1実施形態に係る選別装置1について説明する。なお、以下の全ての図面においては、図面を見やすくするため、各構成要素の寸法や比率などは適宜異ならせてある。
図1は、選別装置1の概略斜視図である。図2は、図1の線分II-IIにおける選別装置1の矢視断面図である。図3は、選別装置1の平面図である。
装置本体10は、生体試料Cを複数含む分散液Dを貯留する。装置本体10は、第1部材11と、第2部材12と、第3部材13と、基台19とを有する。
また、第2部材12の下方には、脚部122が設けられている。
検出部20は、生体試料Cの形状および運動状態の少なくともいずれか一方を検出する。本実施形態の選別装置1は、検出部20として生体試料Cを撮像する撮像装置を用いる。撮像装置は、生体試料Cの静止画像を撮像してもよく、所定のフレームレートで複数の静止画像を連続的に撮像することで動画撮影を行ってもよい。
排出部30は、装置本体10から生体試料Cを排出する。詳しくは、流路111を流動する分散液Dから、後述する処理に従って不良と判断された生体試料Cを排出する。
排出部30は、排出口115の下方であって、装置本体10の下面に設けられている。本実施形態の選別装置1は、排出部30として液滴形成装置を有する。
膜状部材301は、吐出口310を有する環状の部材である。膜状部材301は、第1部材11(装置本体10)の下面11aであって、排出口115と平面的に重なる位置に固定されている。排出口115と吐出口310とは連通している。
振動手段302は、膜状部材301を振動させて吐出口310から液滴Lを吐出させる。
図1,2に示すように、選別装置1は、装置本体10が貯留する分散液Dを流動させる流動部40を有する。流動部40としては、例えば公知のマイクロポンプを用いることができる。
選別装置1は、流動部40による分散液Dの流れ方向の下流端に、生体試料Cを捕集し、分散液Dに含まれる分散媒を通過させるフィルタ60を有する。選別装置1は、第1凹部121の端部にフィルタ61が設けられ、第2凹部131の端部にフィルタ62が設けられている。
図2に示すように、回収部70は、装置本体10における排出口115の下方に、後述する処理によって不良と判断され、流路111から排出された不良試料ECを回収する。回収部70は、上方が開口した容器であり、容器内に公知の緩衝液Sが貯留されている。
制御部90は、予め記憶された判断基準と、検出部20における生体試料の検出結果とに基づいて、検出部20で検出された生体試料Cの良否を判断する。また、制御部90は、排出部30を駆動して、不良試料ECを装置本体10から排出する。
以下の説明では、図5~7を順次参照しながら、制御部90における制御を説明する。
前進運動精子(PR):速度に関わりなく、非常に活発に、直線的にあるいは大きな円を描くように動いている精子。
非前進運動精子(NP):前進性を欠いた様々な運動性を有する精子。例えば小さな円を描くように動く、精子頭部の位置をほとんど動かすこともできない程度の尾部の運動性、鞭毛運動だけが観察される精子。
不動精子(IM):動きが見られない精子。
図14,15は、本発明の第2実施形態に係る選別装置2の説明図である。本実施形態において第1実施形態と共通する構成要素については同じ符号を付し、詳細な説明は省略する。
図14は、選別装置2の概略斜視図である。図15は、図14の線分XV-XVにおける選別装置2の矢視断面図である。
[1]生体試料を複数含む分散液を貯留する装置本体と、前記生体試料の形状および運動状態の少なくともいずれか一方を検出する検出部と、前記装置本体から前記生体試料を排出する排出部と、予め記憶された判断基準と、前記検出部における前記生体試料の検出結果とに基づいて、前記排出部を駆動する制御部と、を有し、前記装置本体は、前記分散液を貯留する貯留部と、前記貯留部に接続し、前記貯留部から前記生体試料を排出する排出口と、を有し、前記排出部は、前記排出口に設けられ、前記制御部は、前記判断基準と前記検出結果とに基づいて前記検出部で検出された前記生体試料の良否を判断するとともに、不良と判断された前記生体試料を前記装置本体から排出させる選別装置である。
Claims (13)
- 生体試料を複数含む分散液を貯留する装置本体と、
前記生体試料の形状および運動状態の少なくともいずれか一方を検出する検出部と、
前記装置本体から前記生体試料を排出する排出部と、
予め記憶された判断基準と、前記検出部における前記生体試料の検出結果とに基づいて、前記排出部を駆動する制御部と、を有し、
前記装置本体は、前記分散液を貯留する貯留部と、
前記貯留部に接続し、前記貯留部から前記貯留部の外に前記生体試料を排出する排出口と、を有し、
前記排出部は、前記排出口に設けられ、
前記貯留部は、前記分散液を流動させる流路と、
前記流路の一端側に設けられた第1凹部と、
前記流路の他端側に設けられた第2凹部と、を有し、
前記流路に前記排出部が設けられており、
前記排出口は、前記流路の底部に設けられており、
前記制御部は、前記判断基準と前記検出結果とに基づいて前記検出部で検出された前記生体試料の良否を判断するとともに、不良と判断された前記生体試料を前記装置本体から排出させ、
前記検出部は、前記生体試料を撮像する撮像装置である選別装置。 - 生体試料を複数含む分散液を貯留する装置本体と、
前記装置本体の前記分散液を流動させる流動部と、
前記生体試料を撮像する撮像装置と、
前記装置本体から前記生体試料を排出する排出部と、
予め記憶された判断基準と、前記撮像装置における前記生体試料の画像とに基づいて、前記排出部を駆動する制御部と、を有し、
前記装置本体は、前記分散液を貯留する貯留部と、
前記貯留部に接続し、前記貯留部から前記貯留部の外に前記生体試料を排出する排出口と、を有し、
前記排出部は、前記排出口に設けられ、
前記貯留部は、前記分散液を流動させる流路と、
前記流路の一端側に設けられた第1凹部と、
前記流路の他端側に設けられた第2凹部と、を有し、
前記流路に前記排出部が設けられており、
前記排出口は、前記流路の底部に設けられており、
前記制御部は、前記判断基準と前記画像とに基づいて前記生体試料の形状の良否を判断するとともに、不良と判断された前記生体試料を前記装置本体から排出させる選別装置。 - 前記第1凹部と前記第2凹部とのいずれか一方から他方へ前記分散液を流動させる流動部を有する請求項1又は2に記載の選別装置。
- 前記第1凹部と前記第2凹部とを接続する配管をさらに有し、
前記流動部は、前記第1凹部と前記第2凹部とのいずれか一方から他方へ達した前記分散液の分散媒を、前記配管を介して前記一方へ流動させ、前記第1凹部と前記第2凹部との間で循環させる請求項3に記載の選別装置。 - 前記流動部による前記分散液の流れ方向下流端に、前記生体試料を捕集し、前記分散液に含まれる分散媒を通過させるフィルタを有する請求項3または4に記載の選別装置。
- 前記流路は、前記第1凹部から前記第2凹部に向けて上り傾斜となる傾斜部を有する請求項1から5のいずれか1項に記載の選別装置。
- 前記流路は、前記傾斜部の下端側に前記排出部が設けられている請求項6に記載の選別装置。
- 前記流路に沿って前記排出部を複数有する請求項1から7のいずれか1項に記載の選別装置。
- 前記貯留部は、複数の前記流路を有する請求項1から8のいずれか1項に記載の選別装置。
- 前記排出部は、吐出口を有し、振動により前記吐出口から前記分散液を吐出する膜状部材と、
前記膜状部材を振動させる振動手段と、を有する請求項1から9のいずれか1項に記載の選別装置。 - 前記排出部は、前記装置本体における前記排出口の外側を減圧する減圧手段と、を有する請求項1から9のいずれか1項に記載の選別装置。
- 前記排出部は、前記排出口に設けられた開閉扉を有する請求項1から9のいずれか1項に記載の選別装置。
- 前記装置本体における前記排出口の下方に、不良と判断され前記貯留部から排出された前記生体試料を回収する回収部を有する請求項1から12のいずれか1項に記載の選別装置。
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