JP7325263B2 - エクステンションカテーテル、および医療器具 - Google Patents

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Description

本発明は、エクステンションカテーテル、およびこれを用いた医療器具に関する。
身体内部を検査あるいは治療する際に用いる医療器具として、例えば、血管や消化管などの体腔内に挿入するカテーテルが知られている。
このようなカテーテルの一形態として、例えば、先端部に中空シャフトを有しこの中空シャフトから基端側に向かってコアワイヤが接合されたエクステンションカテーテルが開示されている(例えば、特許文献1参照)。
上述のような形態のエクステンションカテーテルは、ガイドワイヤ捕獲デバイスなどの他のデバイスと共に用いることができ、例えば、コアワイヤの操作により中空シャフトをコアワイヤの長軸方向に沿って進退させることで他のデバイスの外周を開閉自在に被覆することができる。
特表2015-525636号公報
しかしながら、上述したような従来のエクステンションカテーテルでは、コアワイヤを先端側に向かって押し出す際、外部に露出したコアワイヤが弧状(コアワイヤの径外側方向)に撓むことがあり、中空シャフトが意図したように前進せずに他のデバイスが十分に被覆されない虞がある。
本発明は、以上のような事情に基づいてなされたものであり、その目的は、コアワイヤを先端側に向かって押し出す際、コアワイヤが径外側方向に向かって撓むのを抑制することが可能なエクステンションカテーテル、およびこれを用いた医療器具を提供することにある。
本開示のいくつかの態様は下記の通りである。
(1)エクステンションカテーテルであって、
貫通孔を有する中空シャフトと、
前記中空シャフトに接合されたコアワイヤと、
内部に前記コアワイヤが貫通する貫通孔を有し、前記コアワイヤの長軸方向に沿って伸縮可能な蛇腹状の支持部材と、を備え、
前記支持部材は、前記長軸方向における前記中空シャフトよりも基端側に配置され、
前記支持部材の内周面が前記コアワイヤに内接することで前記コアワイヤの変形が制限されるエクステンションカテーテル、
(2)前記支持部材が前記長軸方向に沿って縮小したとき、前記支持部材の内周面における最も狭い部位の内径寸法が、前記コアワイヤの外径寸法と同じである前記(1)に記載のエクステンションカテーテル、
(3)前記コアワイヤに接続され、前記支持部材の基端を係止可能な基端側係止部材を備えている前記(1)または(2)に記載のエクステンションカテーテル、
(4)医療器具であって、
前記(1)~(3)のいずれか1項に記載のエクステンションカテーテルと、
前記中空シャフトの貫通孔に移動可能に挿通され、かつ前記支持部材の先端を係止可能な先端側係止部を有する長手形状のデバイスと、を備え、
前記中空シャフトは、前記デバイスの少なくとも一部を被覆可能に配置され、
前記コアワイヤの前記デバイスに対する相対移動により、前記支持部材が伸縮すると共に前記中空シャフトと前記デバイスとの相対位置が変化する医療器具、および
(5)前記デバイスが径外側方向に拡張する拡張部を有し、
前記中空シャフトが前記拡張部を被覆可能に配置されている前記(4)に記載の医療器具。
なお、本明細書において、「先端側」とは、コアワイヤの長軸方向に沿う方向であって、エクステンションカテーテルが体腔内にて前進する方向を意味する。「基端側」とは、コアワイヤの長軸方向に沿う方向であって、先端側と反対の方向を意味する。また、「先端」とは、任意の部材または部位における先端側の端部、「基端」とは、任意の部材または部位における基端側の端部をそれぞれ示す。
本発明は、コアワイヤを先端側に向かって押し出す際、コアワイヤが径外側方向に向かって撓むのを抑制することが可能なエクステンションカテーテル、およびこれを用いた医療器具を提供することができる。
本発明の第1の実施形態を示す概略的縦断面図である。 第1の実施形態を示す概略的縦断面図であって、支持部材がコアワイヤの長軸方向に沿って縮小した状態を示す図である。 本発明の第2の実施形態を示す概略的側面図である。 第2の実施形態の使用態様を説明するための概略的側面図である。 第2の実施形態の使用態様を説明するための概略的側面図である。 第2の実施形態の使用態様を説明するための概略的側面図である。 第2の実施形態の使用態様を説明するための概略的側面図である。 第2の実施形態の使用態様を説明するための概略的側面図である。 第2の実施形態の使用態様を説明するための概略的側面図である。 第2の実施形態の使用態様を説明するための概略的側面図である。 第1の実施形態の変形例を示す概略的縦断面図であって、支持部材がコアワイヤの長軸方向に沿って縮小した状態を示す図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明するが、本発明は、当該図面に記載の実施形態にのみ限定されるものではない。なお、図面に図示した実施形態の寸法は、実施内容の理解を容易にするために示した寸法であり、実際の寸法に対応するものではない。
<エクステンションカテーテル>
当該エクステンションカテーテルは、貫通孔を有する中空シャフトと、上記中空シャフトに接合されたコアワイヤと、内部に上記コアワイヤが貫通する貫通孔を有し、上記コアワイヤの長軸方向に沿って伸縮可能な蛇腹状の支持部材と、を備え、上記支持部材は、上記長軸方向における上記中空シャフトよりも基端側に配置され、上記支持部材の内周面が上記コアワイヤに内接することで上記コアワイヤの変形が制限されることを特徴とする。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態を示す概略的縦断面図である。当該エクステンションカテーテル1は、図1に示すように、概略的に、中空シャフト11と、コアワイヤ21と、基端側係止部材31と、支持部材41と、把持部材51とにより構成されている。なお、当該エクステンションカテーテル1の使用態様については、<医療器具>の項における第2の実施形態の中で詳述する。
中空シャフト11は、貫通孔11hを有するシャフトである。貫通孔11hは、具体的には、先端から基端に亘ってコアワイヤ21の長軸方向(コアワイヤ21の長軸方向を、以下、単に「長軸方向」ともいう)に沿うように貫設されている。貫通孔11hには、例えば、後述するデバイスdなどが挿通される。
中空シャフト11を構成する材料としては、中空シャフト11が血管などの体腔内に挿通されることから、抗血栓性、生体適合性および可撓性を有していることが好ましい。このような材料としては、例えば、ステンレス鋼(SUS304など)、ニッケルチタン合金、コバルトクロム合金などの金属材料;ポリアミド、ポリオレフィン、ポリエステル、ポリウレタン、シリコーン、フッ素樹脂などの樹脂材料等が挙げられる。
コアワイヤ21は、中空シャフト11に接合されたワイヤである。コアワイヤ21は、具体的には、例えば、先端部が中空シャフト11の内周面11a(図1参照)または外周面(不図示)に接合され、かつ基端が中空シャフト11の基端よりも基端側に位置するように、基端側に向かって延設されている。このコアワイヤ11を操作することで、中空シャフト11を長軸方向に沿って移動することができる。
コアワイヤ21を構成する材料としては、抗血栓性、生体適合性および剛性を有していることが好ましい。このような材料としては、例えば、SUS304などのステンレス鋼、ニッケルチタン合金、コバルトクロム合金などの金属材料等が挙げられる。
コアワイヤ21と中空シャフト11との接合方法としては、例えば、接着剤を用いて接着する方法、両者を加熱溶着して接合する方法等を採用することができる。
基端側係止部材31は、コアワイヤ21に接続され、後述する支持部材41の基端を係止可能な部材である。基端側係止部材31の形状は、支持部材41の基端を係止することができれば特に限定されず、例えば、コアワイヤ21の外周を囲繞するような円環形状(図1参照)であってもよく、コアワイヤ21の外周面から突出するような突起形状(不図示)であってもよい。基端側係止部材31とコアワイヤ21との接続方法としては、例えば、接着剤を用いて接着する方法、両者を加熱溶着して接合する方法等を採用することができる。
このように、当該エクステンションカテーテル1が基端側係止部材31を有することで、コアワイヤ21の操作により基端側係止部材31を支持部材41の基端に係止しながら支持部材41を先端側に向かって押圧することができる。
支持部材41は、内部にコアワイヤ21が貫通する貫通孔41hを有し、コアワイヤ21の長軸方向に沿って伸縮可能な蛇腹状の部材である。支持部材41は、その内周面41aがコアワイヤ21に内接することでコアワイヤ21の変形を制限する。支持部材41は、具体的には、例えば、コアワイヤ21外周の長軸方向における少なくとも一部を囲繞するように配置することができ、支持部材41の内周面41aがコアワイヤ21の外周に当接することでコアワイヤ21の径外側方向への移動を制限する。蛇腹状の具体的な態様としては、本発明の効果を損なわない限り、特に限定されない。支持部材41は、長軸方向における中空シャフト11よりも基端側に配置される。
支持部材41を構成する材料としては、抗血栓性、生体適合性、コアワイヤの押圧に耐え得る強度を有していることが好ましい。このような材料としては、例えば、US304などのステンレス鋼、ニッケルチタン合金、コバルトクロム合金等の金属材料等が挙げられる。
支持部材41は、図2に示すように、当該支持部材41が長軸方向に沿って縮小したとき、支持部材41の内周面における最も狭い部位の内径寸法(L1)が、コアワイヤ21の外径寸法(L2)と同じであること、すなわち、コアワイヤ21と支持部材41とが当接する部位において、コアワイヤ21の軸がその仮想中心軸X(コアワイヤ21が直線状に延びたときの中心軸X)上に保持されることが好ましい。これにより、支持部材41が長軸方向に沿って縮小した状態において、コアワイヤ21が径外側方向に向かって撓むのを可及的に抑制することができる。
把持部材51は、手技者が当該エクステンションカテーテル1を把持する部材である。把持部材51は、例えば、コアワイヤ21の基端部に取り付けることができる。把持部材51の形状としては、手技者が把持して当該エクステンションカテーテル1を操作することができる限り、特に限定されない。
以上のように、当該エクステンションカテーテル1は、上記構成であるので、コアワイヤ21を先端側に向かって押し出す際、コアワイヤ21が径外側方向に向かって撓むのを抑制することができる。その結果、コアワイヤ21の操作により中空シャフト11を確実に前進させることができる。
<医療器具>
当該医療器具は、当該エクステンションカテーテルと、中空シャフトの貫通孔に移動可能に挿通され、かつ支持部材の先端を係止可能な先端側係止部を有する長手形状のデバイスと、を備え、上記中空シャフトは、上記デバイスの少なくとも一部を被覆可能に配置され、コアワイヤの上記デバイスに対する相対移動により、上記支持部材が伸縮すると共に上記中空シャフトと上記デバイスとの相対位置が変化することを特徴とする。
[第2の実施形態]
図3は、本発明の第2の実施形態を示す概略的側面図である。当該医療器具は1001、図3に示すように、概略的に、上述したエクステンションカテーテル1と、デバイスdとにより構成されている。なお、図3および図4A~図4Gの概略的側面図では、便宜上、支持部材41の部位を概略的断面で図示している。
エクステンションカテーテル1は、例えば、中空シャフト11と、コアワイヤ21と、基端側係止部材31と、支持部材41と、把持部材51とにより構成することができる。中空シャフト11は、貫通孔11hを有するシャフトである。コアワイヤ21は、中空シャフト11に接合されたワイヤである。基端側係止部材31は、コアワイヤ21に接続され、支持部材41の基端を係止可能な部材である。支持部材41は、内部にコアワイヤ21が貫通する貫通孔41hを有し、コアワイヤ21の長軸方向に沿って伸縮可能な蛇腹状の部材である。支持部材41は、その内周面41aがコアワイヤ21に内接することでコアワイヤ21の変形を制限する。支持部材41は、長軸方向における中空シャフト11よりも基端側に配置される。把持部材51は、手技者がエクステンションカテーテル1を把持する部材である。なお、本実施形態では、エクステンションカテーテル1は、第1の実施形態のものと同様な構成であるので、同一部分には同一符号を付してその詳細な説明は省略する。
デバイスdは、中空シャフト11の貫通孔11hに移動可能に挿通される長手形状の部材である。当該医療器具1001におけるデバイスdとしては、例えば、逆行性ガイドワイヤを受け入れるためのカテーテル(以下、「ガイドワイヤ捕獲デバイス101」ともいう)(図3参照)、ステントを装着するためのカテーテル(以下、「ステント装着デバイス」ともいう)(不図示)、内視鏡(不図示)等が挙げられる。これらのデバイスdは、その先端部が体腔内に挿入され、例えば、基端部が体外に露出した状態で用いることができる。
デバイスdは、支持部材41の先端を係止可能な先端側係止部d1を有している。先端側係止部d1の形状としては、支持部材41が先端側に移動するのを阻止することできれば特に限定されない。先端側係止部d1としては、当該医療器具1001のように、例えば、デバイスdの基端部を上述の先端側係止部d1として兼用することもできる。
当該医療器具1001は、中空シャフト11がデバイスdの少なくとも一部を被覆可能に配置され、コアワイヤ21のデバイスdに対する相対移動により、中空シャフト11とデバイスdとの相対位置が変化する。例えば、デバイスdがガイドワイヤ捕獲デバイス101である場合、中空シャフト11はガイドワイヤ捕獲デバイス101のメッシュ部材121(後述)を開閉自在に被覆し、メッシュ部材121に対してコアワイヤ21を相対移動することで上記開閉が行われる。デバイスdがステント装着デバイスである場合、中空シャフト11は自己拡張型のステントを解放可能に被覆し、上記ステントに対してコアワイヤ21を相対移動することで上記解放が行われる。
また、当該医療器具1001は、コアワイヤ21のデバイスdに対する相対移動により、支持部材41が長軸方向に沿って伸縮する。具体的には、当該医療器具1001は、支持部材41の先端および基端がそれぞれ先端側係止部d1および基端側係止部材31に係止可能に形成されている。このため、コアワイヤ21をデバイスdに対して先端側に押し出す際、支持部材41が先端側係止部d1および基端側係止部材31に挟まれながら長軸方向に沿って縮小する。他方、コアワイヤ21をデバイスdに対して基端側に引き戻す際、先端側係止部d1と基端側係止部材31との間隔が広がることで支持部材41が伸長する。
当該医療器具1001は、デバイスdが径外側方向に拡張する拡張部d2を有し、中空シャフト11が拡張部d2を被覆可能に配置するものであってもよい。拡張部d2としては、例えば、ガイドワイヤ捕獲デバイス101におけるメッシュ部材121(図3参照)、ステント装着デバイスにおける自己拡張型のステント等が挙げられる。中空シャフト111は、これらメッシュ部材121やステント等を被覆可能に配置される。これにより、拡張部d2が外部に露出するのを意図的に制御することができ、例えば、体腔内の所望の部位でのみ拡張部d2を拡張させることができる。
次に、医療器具1001の使用態様(エクステンションカテーテル1の使用態様を含む)について説明する。ここでは、デバイスdとしてガイドワイヤ捕獲デバイス101(図3参照)を用い、血管V内にて閉塞部位Cを通過した逆行性ガイドワイヤW2を捕獲する手技について説明する。この説明では、ガイドワイヤ捕獲デバイス101として、中空シャフト111と、メッシュ部材121と、先端チップ131と、コアワイヤ141と、コネクタ151と、誘導膜161とを備えたものを例示する。この態様では、コネクタ151の基端部が先端側係止部d1であり、メッシュ部材121が拡張部d2である。
まず、順行性ガイドワイヤW1を血管V内に挿入した後、この順行性ガイドワイヤW1を血管Vに沿って閉塞部位Cまで押し進める(図4A参照)。次いで、ガイドワイヤ捕獲デバイス101の先端チップ131の通孔に順行性ガイドワイヤW1の基端を挿入し、順行性ガイドワイヤW1をガイドとしてガイドワイヤ捕獲デバイス101の先端部(先端チップ131)を閉塞部位Cの近傍まで押し進める(図4B参照)。この際、ガイドワイヤ捕獲デバイス101のメッシュ部材121は縮径かつ中空シャフト11で被覆された状態で血管V内に挿入され、ガイドワイヤ捕獲デバイス101の先端が閉塞部位Cに到達するまで上記状態を維持する。
次に、ガイドワイヤ捕獲デバイス101の先端が閉塞部位Cに到達した後、順行性ガイドワイヤW1を体外に抜去し、コアワイヤ21を引っ張ることで中空シャフト11を後退させながらメッシュ部材121を開放する(図4C参照)。次いで、コアワイヤ141の基端部を基端側に向かって引っ張ることでメッシュ部材121を拡径し、これによりメッシュ部材121の開口121aを拡げる(図4D参照)。
次に、逆行性ガイドワイヤW2(閉塞部位Cを挟んでガイドワイヤ捕獲デバイス101の反対側から血管V内に挿入されたガイドワイヤ)を用い、この逆行性ガイドワイヤW2により閉塞部位Cを穿刺しながら貫通させる。次いで、メッシュ部材121の開口121aを介し、閉塞部位Cを貫通した逆行性ガイドワイヤW2の一端部をガイドワイヤ捕獲デバイス101に受け入れる(図4E参照)。次いで、逆行性ガイドワイヤW2の上記一端部は、誘導膜161に導かれながら中空シャフト111に導入され、ポート111aを介して上記一端部を体外に露出させることでその挿通が完了する(図4F参照)。
次に、コアワイヤ141を先端側に押し出すことでメッシュ部材121を縮径させた後、把持部材51の操作によりコアワイヤ21を先端側に押し出すことで中空シャフト11によりメッシュ部材121を被覆する(図4G参照)。ここで、コアワイヤ21を先端側に向かって押し出す際、蛇腹状の支持部材41は、コネクタ151の基端部151a(先端側係止部d1)と、基端側係止部材31との間に挟まれながら長軸方向に沿って縮小する。また、この際、コアワイヤ21が径外側方向に撓んだとしてもコアワイヤ21の外周が支持部材41の内周面41aに内接することで更なる撓みが制限される。その結果、コアワイヤ21および中空シャフト11が先端側へ押し出され、中空シャフト11によりメッシュ部材121が被覆される。
次に、順行性ガイドワイヤW1をポート111aを介してガイドワイヤ捕獲デバイス101に挿入し、順行性ガイドワイヤW1の先端を先端チップ131の先端から露出させた後、順行性ガイドワイヤW1をガイドとしてガイドワイヤ捕獲デバイス101を基端側に引っ張り、メッシュ部材131が縮径かつ中空シャフト11で被覆された状態でガイドワイヤ捕獲デバイス101を体外に抜去する。この際、メッシュ部材121が中空シャフト11で被覆されているため、例えば、メッシュ部材121が血管Vの内壁に引っ掛かることなく、医療器具1001が円滑に抜去される。
以上のように、当該医療器具1001は、上記構成であるので、コアワイヤ21を先端側に向かって押し出す際、コアワイヤ21が径外側方向に向かって撓むのを抑制することができ、中空シャフト11とガイドワイヤ捕獲デバイス101との相対位置を変化させて中空シャフト11によりガイドワイヤ捕獲デバイス101の一部(メッシュ部材121)を確実に被覆することができる。
なお、本発明は、上述した実施形態の構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
例えば、上述した実施形態では、支持部材41が長軸方向に沿って縮小したときの支持部材41の内周面における最も狭い部位の内径寸法が、コアワイヤ21の外径寸法と同じであるエクステンションカテーテル1について説明したが、コアワイヤ21の変形は、支持部材の内周面がコアワイヤ21に内接することで制限されればよく、長軸方向に沿って縮小したときの支持部材41m1の内周面41am1における最も狭い部位の内径寸法L1がコアワイヤ21の外径寸法L2よりも大きいエクステンションカテーテル1m1であってもよい(図5参照)。
また、上述した第2の実施形態では、デバイスdがガイドワイヤ捕獲デバイス101である医療器具1001について説明したが、デバイスdは、中空シャフト11の貫通孔11hに移動可能に挿通され、かつ支持部材41の先端を係止可能な先端側係止部を有する長手形状のものであればよく、例えば、ステント装着デバイス、内視鏡などのような、ガイドワイヤ捕獲デバイス101以外のデバイスであってもよい。
1 エクステンションカテーテル
11,111 中空シャフト
11a 内周面
11h 貫通孔
21 コアワイヤ
31 基端側係止部材
41 支持部材
41a 内周面
41h 貫通孔
51 把持部材
101 ガイドワイヤ捕獲デバイス
111a ポート
121 メッシュ部材
121a 開口
131 先端チップ
141 コアワイヤ
151 コネクタ
151a 基端部
161 誘導膜
1001 医療器具
C 閉塞部位
d デバイス
d1 先端側係止部
d2 拡張部
V 血管
W1 順行性ガイドワイヤ
W2 逆行性ガイドワイヤ

Claims (5)

  1. エクステンションカテーテルであって、
    貫通孔を有する中空シャフトと、
    前記中空シャフトに接合されたコアワイヤと、
    内部に前記コアワイヤが貫通する貫通孔を有し、前記コアワイヤの長軸方向に沿って伸縮可能な蛇腹状の支持部材と、を備え、
    前記支持部材は、前記長軸方向における前記中空シャフトよりも基端側に配置され、
    前記支持部材の内周面が前記コアワイヤに内接することで前記コアワイヤの変形が制限されるエクステンションカテーテル。
  2. 前記支持部材が前記長軸方向に沿って縮小したとき、前記支持部材の内周面における最も狭い部位の内径寸法が、前記コアワイヤの外径寸法と同じである請求項1に記載のエクステンションカテーテル。
  3. 前記コアワイヤに接続され、前記支持部材の基端を係止可能な基端側係止部材を備えている請求項1または請求項2に記載のエクステンションカテーテル。
  4. 医療器具であって、
    請求項1~3のいずれか1項に記載のエクステンションカテーテルと、
    前記中空シャフトの貫通孔に移動可能に挿通され、かつ前記支持部材の先端を係止可能な先端側係止部を有する長手形状のデバイスと、を備え、
    前記中空シャフトは、前記デバイスの少なくとも一部を被覆可能に配置され、
    前記コアワイヤの前記デバイスに対する相対移動により、前記支持部材が伸縮すると共に前記中空シャフトと前記デバイスとの相対位置が変化する医療器具。
  5. 前記デバイスが径外側方向に拡張する拡張部を有し、
    前記中空シャフトが前記拡張部を被覆可能に配置されている請求項4に記載の医療器具。
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