JP7325162B2 - 電動圧縮機 - Google Patents

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Description

本発明は、ハウジング内に圧縮機構とこの圧縮機構を駆動する電動機とを設け、これら圧縮機構と電動機との間に配設されるブロック部材をハウジング内に形成されたブロック支持面に当接させて支持させる電動圧縮機に関する。
電動圧縮機においては、ハウジング内に、作動流体を圧縮する圧縮機構と、この圧縮機構を駆動させる電動機とが収容され、これら圧縮機構と電動機との間に、駆動軸を支持するブロック部材(軸受部材)がハウジングと一体に、又は、別体に設けられている。
例えば、特許文献1においては、ブロック部材がハウジングと別体の部材として設けられ、ハウジングの内周面に形成されたブロック支持面に当接して支持されるようになっている。
特開2011-236858号公報
しかしながら、ハウジングは、外形の制約上の理由から、また、圧縮機の小型化の要請から、締結ボルトを挿入するボス部や、位置決めピンを取り付けるボス部等の張り出し部がハウジングの外周面から径方向外側へ突出しないように形成されることが好ましい。このような構成においては、ハウジングの内周面に、径方向内側へ張り出すように前記ボス部等の張り出し部が周方向に複数形成され、それぞれの張り出し部は、軸方向に延設されるように形成される。
このため、ブロック部材をハウジングの内周面に形成されたブロック支持面に当接支持させる構成にあっては、張り出し部の存在によりハウジングの内周面が複雑な形状に形成されており、このような張り出し部を避けながらハウジングの内周面にブロック支持面を加工する必要があるので、時間を要し、また、ブロック支持面を精度よく形成することが困難となるため、ブロック部材の着座姿勢が不安定となり、圧縮機の騒音、振動の原因になる不都合が懸念される。
本発明は、係る事情に鑑みてなされたものであり、ハウジング内に配される圧縮機構と電動機との間に配設されるブロック部材をハウジングの内周面に形成されたブロック支持面に安定して着座させ、圧縮機の騒音、振動を低減することが可能な電動圧縮機を提供することを主たる課題としている。
上記課題を達成するために、本発明に係る電動圧縮機は、電動圧縮機のハウジングの内周面に径方向内側へ張り出すと共に軸方向に延設された張り出し部が設けられ、前記ハウジング内に、圧縮機構と、この圧縮機構を駆動する電動機と、前記圧縮機構と前記電動機との間に配設され、前記電動機の駆動軸を支持するブロック部材とを収容し、前記ブロック部材をハウジングの内周面に形成されたブロック支持面に当接させて支持させる電動圧縮機において、前記張り出し部に、前記ブロック支持面と同一平面となる底面を形成するように径方向外側へ退避させた退避部を設けたことを特徴としている。
したがって、張り出し部には、ブロック支持面と同一平面となる底面を備えた退避部を形成するので、ブロック支持面を退避部を含めて旋盤加工により同時に形成することが可能となり、ブロック支持面を精度よく形成することが可能となる。
特に、旋盤加工を容易にするために、前記張り出し部が前記ハウジングの周方向に複数設けられている場合には、前記退避部を、それぞれの前記張り出し部に形成し、それぞれの退避部を、前記ハウジングの軸心を中心とする仮想円上に形成するとよい。
このような構成においては、それぞれの退避部がハウジングの軸心を中心とする仮想円上に形成されるので、それぞれの退避部を旋盤加工によって同時に形成することが可能となる。
また、退避部の内周面を、ハウジングの内周面と同一面上となるように形成するとよい。
このような構成においては、退避部の形成とハウジングの内周面の形成とを旋盤加工により同時に形成することが可能となり、作業効率を高めることが可能となる。
さらに、前記退避部によって、前記ハウジング内に導入された作動流体を前記圧縮機構へ導く吸入経路の一部が形成されるようにするとよい。
このような構成においては、各張り出し部に設けられる退避部により、ハウジングの周方向に環状の吸入経路を形成することが可能となり、ハウジング内に導入された吸入ガスを安定して圧縮機構に供給することが可能となる。
なお、前記張り出し部の前記退避部に移行する部分にテーパ面を形成するようにするとよい。
このような構成においては、張り出し部にネジ穴を形成する場合に、ネジ穴の深さ寸法を確保しやすいものとなる。
以上述べたように、本発明によれば、圧縮機構とこの圧縮機構を駆動する電動機との間に介在させるブロック部材をハウジングの内周面に形成されたブロック支持部に当接支持させる電動圧縮機において、ハウジングの内周面に設けられた張り出し部に、ブロック支持面と同一平面となる底面を有する径方向外側へ退避させた退避部を設けたので、ブロック支持面を退避部を含めて旋盤加工することが可能となり、ブロック支持面を短時間で精度よく形成することが可能となる。このため、ブロック部材の着座姿勢が安定し、圧縮機の騒音、振動の原因になるブロック部材のガタツキがなくなる。
図1は、本発明に係る電動圧縮機の全体構成例を示す断面図である。 図2は、ブロック部材を収容するシェル部材を開口端側から見た斜視図であり、(a)は、軸方向に延設された吸入経路を上部に配置して斜め下側から見た斜視図であり、(b)は、軸方向に延設された吸入経路を上部に配置して斜め右側から見た斜視図である。 図3(a)は、シェル部材を開口端側から軸方向に見た図であり、図3(b)は、ブロック部材のブロック支持面と同一平面でシェル部材を切断した断面図である。 図4は、張り出し部に形成された退避部とそれに当接支持されるブロック部材を示す断面図である。
以下、本発明に係る電動圧縮機として、スクロール型の圧縮機構と電動機とを一体化した電動圧縮機の実施形態を添付図面を参照しながら説明する。
図1において、冷媒を作動流体とする冷凍サイクルに適した電動圧縮機1が示されている。この電動圧縮機1は、アルミ合金で構成されたハウジング2内に、図中右側において圧縮機構3を配設し、また、図中左側において圧縮機構を駆動する電動機4を配設している。尚、図1において、図中左側を圧縮機の前方、図中右側を圧縮機の後方としている。
ハウジング2は、圧縮機構3と、電動機4と、これら圧縮機構3及び電動機4をハウジング内で隔てるブロック部材5とを収容する可動機構収容空間6を備えると共に、この可動機構収容空間6とは隔壁7を隔てて軸方向の反対側に設けられ、電動機4に給電するインバータ回路部8を収容するインバータ回路部収容空間10を備えたシェル部材21と、このシェル部材21の可動機構収容空間6の開口側を図示しないガスケットを介して閉塞するように組み付けられたヘッド部材22と、前記シェル部材21のインバータ回路部収容空間10の開口側を閉塞する蓋部材23とを有して構成されている。
可動機構収容空間6には、隔壁7寄りの部分に電動機4のステータ11が固定されている。また、ブロック部材5は、ステータ11に向かって膨出する中間膨出部5aと、その軸方向後端部から径方向外側へ延設されたフランジ部5bとを備えている。このフランジ部5bはシェル部材21の内周面に形成されたブロック支持面24に当接支持されており、このブロック支持面24と圧縮機構3との間に挟み込んで固定されている。
そして、このブロック部材5の中間膨出部5aと隔壁7の中央部には、ベアリング12,13を介して駆動軸14が回転可能に支持されており、この駆動軸14には、ステータ11の内側で回転するロータ15が固装されている。
圧縮機構3は、固定スクロール31とこれに対向配置された旋回スクロール32とを有するスクロールタイプのもので、固定スクロール31は、円板状の端板31aと、この端板31aの外縁に沿って全周に亘って設けられると共に前方に向かって立設された円筒状の外周壁31bと、その外周壁の内側において前記端板31aから前方に向かって延設された渦巻状の渦巻壁31cとから構成されている。
また、旋回スクロール32は、円板状の端板32aと、この端板32aから後方に向かって立設された渦巻状の渦巻壁32cとから構成され、端板32aの背面に形成されたボス部32bに、駆動軸14の後端部に設けられると共に駆動軸14の軸心に対して偏心した偏心軸14aがブッシュ16及びベアリング17を介して連結され、駆動軸14の軸心を中心として旋回運動可能に支持されている。
固定スクロール31と旋回スクロール32とは、それぞれの渦巻壁31c、32cをもって互いに噛み合わされ、それぞれの渦巻壁31c、32cの先端が相手部材の端板31a,32aに近接するようになっており、したがって、固定スクロール31の端板31a及び渦巻壁31cと、旋回スクロール32の端板32a及び渦巻壁32cとによって囲まれた空間に圧縮室34が画成されている。
また、固定スクロール31の外周壁31bとブロック部材5の端面5dとの間には、薄板状の環状のスラストレース18が挟持され、固定スクロール31とブロック部材5とは、このスラストレース18を介して突き合わされている。
このスラストレース18は、耐摩耗性に優れる素材で形成されているもので、その中央部には、旋回スクロール32のボス部32bが貫挿する中央孔18aが形成されている。また、固定スクロール31、スラストレース18、及びブロック部材5は、図示しない位置決めピンにより、互いに位置決めされている。
前記旋回スクロール32の端板32aの背面には、凹み部32dを形成するように端板32aの周縁に所定巾の環状の摺動面32fが突出形成されている。したがって、旋回スクロール32は、そのボス部32bをスラストレース18の中央孔18aに挿通させた状態で摺動面32fが全周に亘ってスラストレース18に摺動可能に密接されるようになっている。
この旋回スクロール32の摺動面32fは、旋回スクロール32の公転運動によりスラストレース18の中央孔18aを過ぎることがないように(中央孔18aが常に内側となるように)形成されており、また、スラストレース18からはみ出さないように摺接されている。
ブロック部材5は、中央に段階的に径が大きくなる貫通孔5cを有するもので、その内周面には、スラストレース18から最も離れた前方側から、前記ベアリング12を収容するベアリング部収容部25、前記ブッシュ16と一体をなして駆動軸14の回転に伴って回転するバランスウエイト26を収容するウエイト収容部27、が少なくとも形成されている。
なお、旋回スクロール32の自転防止機構として、図示しないリングとこれに遊嵌されるピンとが、ブロック部材5及び旋回スクロール32に設けられている。
ところで、前述した固定スクロール31の外周壁31bと旋回スクロール32の渦巻壁32cの最外周部との間には、図示しない吸入口から導入された冷媒を後述する吸入経路を介して吸入する吸入室28が形成され、また、ハウジング内の固定スクロール31の背後には、圧縮室34で圧縮された冷媒ガスが固定スクロール31の略中央に形成された吐出孔35を介して吐出される吐出室36がハウジング2のヘッド部材22との間に画成されている。吐出室36に吐出された冷媒ガスは、この圧縮室内に設けられた図示いしないオイル分離器に導入され、ここでガス中のオイルが分離され、図示しない吐出口を介して冷凍サイクルへ送出される。
これに対して、ハウジング2(シェル部材21)のブロック部材5よりも前方の部分には、電動機4を収容する電動機収容空間41が形成され、ここに電動機4を構成するステータ11が固定されている。このステータ11は、円筒状をなす鉄心11bとこれに巻回されたコイル11cとを有して構成され、ハウジング2の内面に固定されている。また、前記駆動軸14には、前述した如くステータ11の内側において回転可能にロータ15が固装され、このロータ15が、ステータ11によって形成される回転磁力により回転できるようになっている。これらステータ11やロータ15によって、ブラシレスDCモータからなる電動機4が構成されている。
そして、電動機収容空間41に臨むハウジング2の側面には、冷媒ガスを吸入する図示しない吸入口が形成され、ステータ11とハウジング2との間の隙間や、ブロック部材5とハウジング2との間、及び固定スクロール31とハウジング2との間に形成される軸方向に連通する隙間αを介して、吸入口から電動機収容空間41に流入した冷媒を前記吸入室28に導く軸方向に連通する吸入経路50が形成されている。
前記シェル部材21の内周面に形成されるブロック部材5のブロック支持面24は、シェル部材21の開口部よりも内径を小さくして内周壁に段部を形成することで形成されている。このシェル部材21の内周面には、開口端からブロック支持面24に向かってヘッド部材22をねじ留めするためにネジ穴55が形成された径方向内側へ突出するボルト留め用張り出し部56が周方向に間隔を空けて複数(この例では、6箇所)形成されている。また、ヘッド部材22とシェル部材21とを位置決めする位置決めピンを挿嵌させるピン挿入孔57が形成された位置決めピン用張り出し部58が周方向の2箇所に形成されている。これらの張り出し部56,58は、ハウジング2と一体に形成されているもので、ハウジング2の内周面に軸方向に延設されたボス状に形成されている。
それぞれの張り出し部56,58は、ブロック支持面24の内径とほぼ一致するようにシェル部材の内面から突出しており、ネジ穴55又はピン挿入孔57が形成されている部分よりもブロック支持面寄りの部分に(張り出し部56,58の中程からブロック支持面24にかけて)、径方向外側へ退避するように抉り取られた退避部60が形成されている。
この退避部60は、旋盤加工にて形成されるもので、張り出し部60の前記ブロック支持面24と同一平面上となる部分に底面が形成されるように径方向外側へ退避させ、ブロック部材5のブロック支持面24と退避部60の底面60aとを面一に形成している。
この例では、張り出し部56,58の退避部60への移行部分に徐々に径方向外側へ向かうテーパ面60bが形成され、それぞれの退避部60のテーパ面60bより下方の内周面は、ハウジングの内周面と面一になるように形成されている。また、それぞれの退避部60は、ハウジングの軸心を中心とする仮想円上に形成されている。
さらに、この例では、ブロック部材5を支持するブロック支持面24に、このブロック部材5をハウジング2(シェル部材21)に対して位置決めする位置決めピンを挿入するピン挿入孔61が形成されている。このピン挿入孔は、ブロック支持面に対して後から穿設されるものであるため、ブロック支持面の平坦度がピン挿入孔61を形成することによって阻害されないようにするために、ピン挿入孔61を形成する周辺をブロック支持面から一段低くした凹部62に形成するようにしている。
以上の構成において、ブロック部材5をハウジング内に収容する場合には、電動機4をハウジング内に収容した後に、ブロック部材5をシェル部材21の開口部から挿入し、ブロック部材5のフランジ部5bをハウジングに形成されたブロック支持面24に近接させ、図示しない位置決めピンをピン挿入孔61に挿入して周方向の位置を位置決めしつつ、フランジ部5bをブロック支持面24に当接させる。
その後、シェル部材21の開口端からバランスウエイト26や、スラストレース18、ベアリング17、旋回スクロール32、固定スクロール31を順次挿入し、このシェル部材21の開口部をヘッド部材22で閉塞させる。その際、図示しない位置決めピンをピン挿入孔57に挿入してヘッド部材22の周方向の位置を位置決めし、シェル部材21の開口端をヘッド部材22によって閉塞すると共にボルトをヘッド部材22を挿通させてネジ穴55に螺合させ、固定スクロール32をヘッド部材22によって背面から押圧し、この固定スクロール32をスラストレース18を介してブロック部材5に押し付け、ブロック部材5をブロック支持面24に当接支持させて固定スクロール31とブロック支持面24との間に固定する。
したがって、本構成例によれば、ブロック部材5のブロック支持面24を形成するに当たり、張り出し部56,58に退避部60を形成するようにしたので、ブロック部材5のブロック支持面24を退避部60の底面60aと共に旋盤加工で同時に形成することが可能となり、ブロック支持面24を短時間で精度良く形成することが可能となる。このため、ブロック部材5をブロック支持面24に当接支持させるに当たり、ブロック部材5の着座姿勢を安定させることが可能となり、ブロック部材5ががたつくことによる圧縮機の騒音および振動を抑えることが可能となる。
また、上述の例では、各張り出し部56,58の退避部60がハウジング2の軸心を中心として同心円上に形成されているので、旋盤加工によって全ての退避部60を同時に形成することが可能となり、作業効率を高めることが可能となる。
さらに、上述の例では、ハウジング内の内周面に設けられた各張り出し部56,58に退避部60が形成されているので、ブロック部材5の外周面とハウジング2の内壁との間に周方向の間隙βが形成されるので、ブロック部材5の周囲に周方向に連通する環状の吸入経路51が形成されることになり、ハウジング内に導入された吸入ガスをブロック部材の周囲を通流させて圧縮機構に導くことができるので、吸入ガスを安定して圧縮機構3に供給することが可能となる。
また、上述の構成によれば、張り出し部56,58の退避部60への移行部分にテーパ面60bが形成されているので、ネジ穴55の深さ寸法が確保しやすくなる(退避部60によって張り出し部56、58の軸方向寸法が小さくなるが、張り出し部56,58の退避部60への移行部分をテーパ面60bとすることで、ネジ穴55の充分な深さ寸法を確保することが可能となる)
なお、上述の実施形態においては、ハウジング2のインバータ回路部収容空間10を、電動機収容空間41をも形成するシェル部材21に蓋部材23を取り付けて構成した例を示したが、インバータ回路部収容空間10を独立したハウジング部材を組み付けて構成するようにしても、ハウジング2の周壁の径方向外側に設けるようにしてもよい。
1 電動圧縮機
2 ハウジング
4 電動機
5 ブロック部材
24 ブロック支持面
55 ネジ穴
56,58 張り出し部
60 退避部
60a 底面
60b テーパ面

Claims (5)

  1. 電動圧縮機のハウジングの内周面に径方向内側へ張り出すと共に軸方向に延設された張り出し部が設けられ、前記ハウジング内に、圧縮機構と、この圧縮機構を駆動する電動機と、前記圧縮機構と前記電動機との間に配設され、前記電動機の駆動軸を支持するブロック部材とを収容し、前記ブロック部材をハウジングの内周面に形成されたブロック支持面に当接させて支持させる電動圧縮機において、
    前記張り出し部に、前記ブロック支持面と同一平面となる底面を形成するように径方向外側へ退避させた退避部を設けたことを特徴とする電動圧縮機。
  2. 前記張り出し部は、前記ハウジングの周方向に複数設けられ、前記退避部は、それぞれの前記張り出し部に形成され、それぞれの前記退避部は、前記ハウジングの軸心を中心とする仮想円上に形成されていることを特徴とする請求項1記載の電動圧縮機。
  3. 前記退避部の内周面は、前記ハウジングの内周面と同一面上となるように形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の電動圧縮機
  4. 前記退避部によって、前記ハウジング内に導入された作動流体を前記圧縮機構へ導く吸入経路の一部が形成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の電動圧縮機。
  5. 前記張り出し部の前記退避部に移行する部分にテーパ面が形成されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の電動圧縮機。
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