JP2005282372A - 横置形スクロール圧縮装置 - Google Patents

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Atsushi Osada
淳 長田
Shunsuke Kuniwaki
俊介 國脇
Hirosuke Shimazu
裕輔 島津
Masaaki Sugawa
昌晃 須川
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Abstract

【課題】圧縮機構部に給油された多量の潤滑油が、圧縮空気と一緒に外部に排出されて圧縮機構部での油の保持が困難となり、潤滑油不足による圧縮空気の温度が上昇する等の問題があった。
【解決手段】この発明になる横置形スクロール圧縮装置は、台板に形成された固定スクロール2及びこの固定スクロールに対して公転運動される揺動スクロール3を有する圧縮機構部4と、この圧縮機構部の側方に設けられ該圧縮機構部から吐出される圧縮ガスを受け入れるマフラー室8とを備えた横置形スクロール圧縮装置において、上記固定スクロールを構成する台板20に、上記マフラー室の下部と上記圧縮機構部とを連通する連通孔22を備えて、マフラー室の下部に溜まる潤滑油を圧縮機構部に返すようにしたものである。
【選択図】図1

Description

この発明は、例えば空気の圧縮などに好ましく用いることができる横置形スクロール圧縮装置に関するものである。
従来の横置形スクロール圧縮装置においては、吸入された空気などの被圧縮ガスは圧縮機構部で圧縮され、その圧縮機構部の中心部に位置する吐出口を介して高圧マフラー室に入り、高圧マフラー室に設けられた吐出部より排出される。また各軸受、圧縮機構部にはオイルポンプにより油だめ内の潤滑油が給油されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平10−318166号公報(第1頁、図1)
従来の横置形スクロール圧縮装置は以上のように構成されており、例えば空気圧縮装置に利用した場合、圧縮空気を冷却する手段として、圧縮機構部に多量の潤滑油を給油するが、給油した潤滑油が圧縮空気と一緒に圧縮装置から排出されて圧縮機構部での油の保持が困難となり、潤滑油不足によって圧縮空気の温度が上昇する等の問題点があった。
この発明は、上記のような従来技術の課題を解消するためになされたもので、圧縮機構部における潤滑油の保持低下を防止することにより、圧縮機ないしは圧縮空気温度の異常上昇を防止した信頼性の高い横置形スクロール圧縮装置を提供することを目的としている。
この発明になる横置形スクロール圧縮装置は、台板に形成された固定スクロール及びこの固定スクロールに対して公転運動される揺動スクロールを有する圧縮機構部と、この圧縮機構部の側方に設けられ該圧縮機構部から吐出される圧縮ガスを受け入れるマフラー室とを備えた横置形スクロール圧縮装置において、上記固定スクロールを構成する台板に、上記マフラー室の下部と上記圧縮機構部とを連通する連通孔を備え、マフラー室の下部に溜まる潤滑油を圧縮機構部に返すようにしたものである。
この発明においては、固定スクロールを構成する台板に、マフラー室の下部と圧縮機構部を連通する連通孔を設けたことにより、圧縮機構部における潤滑油の保持低下をなくすことができ、従って、潤滑油不足による圧縮機ないしは圧縮空気の異常な温度上昇を防止した信頼性の高い横置式スクロール圧縮装置を得ることができる。
実施の形態1.
図1はこの発明を実施するための実施の形態1による横置形スクロール圧縮装置の構成を示す断面図である。なお、ここでは空気を圧縮する場合を例に説明する。図において、ハウジング1は、固定スクロール2と揺動スクロール3を有する圧縮機構部4を覆うように形成され、固定スクロール2を構成する台板20にパッキング5を介してボルト6で固着されている。ハウジング1の上部には、被圧縮気体としての空気を吸入する吸入部7が設けられ、この吸入部7は圧縮機構部4の周部に形成された吸入空間40に連通されている。ハウジング1は、さらに台板20の略中心部に設けられた吐出口21から吐出される圧縮空気を受け入れるマフラー室8と、このマフラー室8内の圧縮空気を外部に吐出させるための吐出部9を備えている。なお、吐出部9はこの例ではマフラー室8の略中心部に設けられている。
そして、上記台板20の図の下方部には、マフラー室8の底部と、圧縮機構部4の下部に位置する吸入空間40とを連通する連通孔22が設けられている。また、台板20の背面部には、該台板20の略中心部より上方向に向けて凹溝23が設けられ、上記吐出口21は、この凹溝23内に開口するように設けられている。そして、一端部がこの凹溝23内の上部にボルト11で固定され、他端部が上記吐出口21を覆う吐出弁10が設けられている。
また、圧縮機構部4の側方には該圧縮機構部4を駆動する電動機部Aが配設され、その出力軸であるシャフト12の一端部(図の左方部)は、主軸受13を介してフレーム14に支承されている。シャフト12のさらに左方先端部には偏心軸部12aが形成されており、この偏心軸部12aは揺動軸受15を介して揺動スクロール3の背面部に形成されたボス部3aに連結され、シャフト12の回転により揺動スクロール3が固定スクロール2に対して公転運動するように構成されている。
フレーム14には潤滑油を供給するための給油パイプ16が貫通され、さらに供給された潤滑油を主軸受13部を経由して圧縮機構部4の摺動部に導くために、一端部が主軸受13部に開口し、他端部がシャフト12内の軸方向に延在して偏心軸部12aの軸方向端面部に開口するように設けられた通路16aと、一端部がスラスト軸受17部に開口し、他端部が空間部18に開口する通路16bと、一端部が空間部18に開口し、他端部が吸入空間40に開口する通路16cなどが設けられている。なお、返油室41は吸入空間40の下部と主軸受13部に連通している。また、42は固定スクロール2と揺動スクロール3のスクロール羽根の間に形成された圧縮空間部(中間室)、50は潤滑油の油滴、51はマフラー室8の底部に一時的に滞留する潤滑油を示す。その他の構成は従来装置と同様である。
次に上記のように構成された実施の形態1の動作について説明する。なお、圧縮機構部4における気体の圧縮動作については、従来装置と同様であるので説明を省略する。図示を省略しているオイルポンプから送給された潤滑油は、破線矢印のように給油パイプ16によって供給される。給油パイプ16から流入した潤滑油は、主軸受13に供給された後、一部は通路16aから揺動軸受15部を経てスラスト軸受17部に供給され、他の一部は主軸受13部から揺動軸受15部に至る隙間を経て直接揺動軸受15に給油される。また、圧縮機構部4下部の返油室41の潤滑油は、圧縮機構部4の吸入圧力と各軸受に連なる通路との高低圧の圧力差によって主軸受13、揺動軸受15を経てスラスト軸受17に至り、このスラスト軸受17に開口してフレーム14に設けられた通路16bを経て空間部18に達し、更に、この空間部18から圧縮機構部4の渦巻き中央より上方部に設けられた通路16cと吸入空間40を経て空気と共に圧縮機構部4に至る。
圧縮機構部4の圧縮空間部42で空気と共に圧縮された潤滑油はその後、圧縮空気と共に、圧縮機構部4の台板20の中心部に設けられた吐出口21から、吐出弁10を介してマフラー室8内に吐出される。このとき、圧縮空気と潤滑油の混合ガスはマフラー室8内で流速低下により分離され、潤滑油の油滴50はマフラー室8の下部に潤滑油51となって滞在し、マフラー室8下部の連通孔22を通って、圧力差により吸入空間40を経て返油室41に返油される。なお、圧縮空気はマフラー室8の中心部付近に設けられた吐出部9より圧縮装置の外部へ吐出される。
上記のように、この実施の形態1によれば、固定スクロール2を構成している台板20の下部に、マフラー室8と吸入空間40とを連通する連通孔22を設け、マフラー室8内で空気と分離された潤滑油51が連通孔22を通って吸入空間40とこれに連なる返油室41に返油されるようにしたので、主軸受13、揺動軸受15、スラスト軸受17、及び圧縮機構部4に安定して給油することができ、給油不足による圧縮機の温度上昇等を招くことが防止された信頼性の高いスクロール圧縮装置を得ることができる。
実施の形態2.
図2はこの発明の実施の形態2になる横置形スクロール圧縮装置を示す断面図である。図に示すように、台板20の下側部分には、軸方向(図の左右方向)に貫通され圧縮機構部4側(図の右側)をねじ25aで閉塞された貫通穴24aと、この貫通穴24aに連通させて径方向に設けられ、上部中心部側をねじ25bによって閉塞された止まり穴24bと、一端部がこの止まり穴24bの中央部に連通され他端部が圧縮機構部4の圧縮空間部(中間室)42に連通する連通穴24cとからなる連通孔24が設けられ、マフラー室8の底部と圧縮機構部4の圧縮空間部(中間室)42とがクランク状に連通されている。なお、この発明の実施の形態2においては、実施の形態1に示す連通孔22の位置を変更したもので、その他の構成は実施の形態1と同様であるので説明を省略する。また、各図を通じて同一符号は同一もしくは相当部分を示すものとする。
上記のように構成された実施の形態2においては、マフラー室8内に滞在しようとする潤滑油を圧縮空間部42に圧力差により給油することにより、実施の形態1と同様の効果が得られるとともに、圧縮空間部42に給油することで、実施の形態1に例示した吸入空間に給油する場合に比べて、断熱圧縮による潤滑油の温度上昇が低減され、高温化による油劣化を抑制することができる。なお、図2では連通孔24はクランク状に設けた場合を例示したがもとよりこれに限定されるものではなく、例えば圧縮空間部42部分からマフラー室8の底部に向けて直線状に斜めに貫通させて設けた場合などにおいても同様の効果が期待できる。
実施の形態3.
図3及び図4は、この発明の実施の形態3になる横置形スクロール圧縮装置を説明するもので、図3は断面図、図4は台板の背面部の要部を示す側面図である。図に示すように、この実施の形態3では、吐出口21から吐出された圧縮空気をマフラー室8の上方に導くように台板20に設けられた凹溝23の上方部を開口させ、中央部から下側部分を塞ぐ平板からなるガイド部材43がボルト44で台板20に固定されている。その他の構成は上記実施の形態1と同様であるので説明を省略する。
上記のように構成された実施の形態3においては、吐出口21の前方方向がガイド部材43で遮蔽されているため、該吐出口21から吐出された圧縮空気の進行方向が上方向に偏向され、吐出ガスの流速低下が大きくなり、これにより油分離効率が上がるとともに、吐出された圧縮空気をマフラー室8の上方に導いているため、マフラー室8下部に滞在する潤滑油51への巻上げの影響を抑えることが可能となり、上記実施の形態1と同様の効果に加えて、更なるマフラー室8における潤滑油の保持率を上げることができる。
ところで、上記説明ではこの発明を空気の圧縮に用いる場合について説明したが、これに限定されるものでないことは言うまでもない。また、潤滑油の送給手段、送給経路など何れも上記実施の形態に例示したものに限定されるものではない。
この発明の実施の形態1による横置形スクロール圧縮装置を示す断面図。 この発明の実施の形態2による横置形スクロール圧縮装置を示す断面図。 この発明の実施の形態3による横置形スクロール圧縮装置を示す断面図。 図3に示す台板の背面部の要部を示す側面図。
符号の説明
1 ハウジング、 2 固定スクロール、 3 揺動スクロール、 3a ボス部、 4 圧縮機構部、 5 パッキング、 6 ボルト、 7 吸入部、 8 マフラー室、 9 吐出部、 10 吐出弁、 11 ボルト、 12 シャフト、 12a 偏心軸部、 13 主軸受、 14 フレーム、 15 揺動軸受、 16 給油パイプ、 16a、16b、16c 通路、 17 スラスト軸受、 18 空間部、 20 台板、 21 吐出口、 22、24 連通孔、 23 凹溝、 24a 貫通穴、 24b 止まり穴、 24c 連通穴、 25a、25b ねじ、 40 吸入空間、 41 返油室、 42 圧縮空間部(中間室)、 43 ガイド部材、 44 ボルト、 50 油滴、 51 潤滑油、 A 電動機部。

Claims (4)

  1. 台板に形成された固定スクロール及びこの固定スクロールに対して公転運動される揺動スクロールを有する圧縮機構部と、この圧縮機構部の側方に設けられ該圧縮機構部から吐出される圧縮ガスを受け入れるマフラー室とを備えた横置形スクロール圧縮装置において、上記固定スクロールを構成する台板に、上記マフラー室の下部と上記圧縮機構部とを連通する連通孔を備えてなることを特徴とする横置形スクロール圧縮装置。
  2. 上記連通孔は、上記圧縮機構部の吸入空間に連通されてなることを特徴とする請求項1に記載の横置形スクロール圧縮装置。
  3. 上記連通孔は、上記圧縮機構部における固定スクロールと揺動スクロールによって形成される圧縮空間部に連通されてなることを特徴とする請求項1に記載の横置形スクロール圧縮装置。
  4. 上記圧縮機構部から上記マフラー室内に吐出される圧縮ガスの向きを該マフラー室内上方向に偏向するガイド部材を上記台板に設けてなることを特徴とする請求項1ないし請求項3の何れかに記載の横置形スクロール圧縮装置。
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