JP7324137B2 - 被着色組成物 - Google Patents
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Description
[1]
(A)赤ダイコン色素、並びに、
(B)紫サツマイモ色素及び/又は赤キャベツ色素
を含有する、被着色組成物。
[2]
マンセル表色系の色相環で2.5R~5.5RPの色相を示す、[1]に記載の被着色組成物。
[3]
前記(A)成分1質量部に対する、前記(B)成分の含量が0.05~20質量部である、[1]又は[2]に記載の被着色組成物。
[4]
前記被着色組成物が、飲食品、医薬品、医薬部外品、香粧品、衛生用日用品、飼料、文具、又は玩具である、[1]~[3]のいずれか1に記載の被着色組成物。
[5]
光透過性を有する、[1]~[4]のいずれか1に記載の被着色組成物。
[6]
前記被着色組成物が液体であり、以下吸光度の比X/Yが3.0を超えるものである、[1]~[5]のいずれか1に記載の被着色組成物;
X:被着色組成物のpHを3.2に調整したときの520nmにおける吸光度、
Y:被着色組成物のpHを3.2に調整したときの430nmにおける吸光度。
[7]
(A)赤ダイコン色素製剤、並びに、
(B)紫サツマイモ色素製剤及び/又は赤キャベツ色素製剤
を組み合わせてなる、組み合わせ色素製剤。
[8]
(A)赤ダイコン色素製剤、並びに、
(B)紫サツマイモ色素製剤及び/又は赤キャベツ色素製剤
を組み合わせて、未着色組成物に適用することを含む、被着色組成物の退色抑制方法及び/又は色合い変化抑制方法。
[9]
(A)赤ダイコン色素製剤、並びに、
(B)紫サツマイモ色素製剤及び/又は赤キャベツ色素製剤
を組み合わせて、未着色組成物に適用することを含む、退色及び/又は色合い変化が抑制された被着色組成物の製造方法。
本明細書中、語句「含有する」は、語句「から本質的になる」、及び語句「からなる」を包含することを意図して用いられる。
本発明の被着色組成物は、(A)赤ダイコン色素、並びに、(B)紫サツマイモ色素及び/又は赤キャベツ色素を含有する。本明細書において、「被着色組成物」とは、着色が求められる組成物(未着色組成物)に対して、上記(A)と(B)との色素が適用されることにより、着色された組成物をいう。本明細書において、未着色組成物とは、飲食品、医薬品、飼料等において着色が求められる組成物であればよい。
本明細書において、「赤ダイコン色素」とは、アントシアニン系色素の一種であるペラルゴニジン型アントシアニンを主成分とする色素組成物であり、赤ダイコンの根等から弱酸性水溶液等で抽出して得られる色素組成物である。特に限定されないが、通常、赤ダイコン色素の極大吸収波長は505~520nmの範囲である(溶媒:pH3.0のクエン酸緩衝液)。
本明細書において、「紫サツマイモ色素」とは、アントシアニン系色素の一種であるシアニジン系アントシアニン(紫系色素)及び/又はペオニジン系アントシアニン(赤紫系色素)を主成分とする色素組成物で、紫サツマイモの塊根部(特に内部)から弱酸性水溶液等で抽出して得られる色素組成物である。特に限定されないが、通常、紫サツマイモ色素の極大吸収波長は515~535nmの範囲(溶媒:pH3.0のクエン酸緩衝液)である。
本明細書において、「赤キャベツ色素」とは、アントシアニン系色素の一種であるシアニジン系アントシアニン(紫系色素)を主成分とする色素組成物で、赤キャベツの葉から弱酸性水溶液等で抽出して得られる色素組成物である。ここで、「赤キャベツ」とは、紫キャベツ、又は紫甘藍等とも呼ばれるアントシアニン系色素を高含有するキャベツ(Brassica oleracea var. capitata DC)である。
ここで、(A)1質量部に対する(B)の含量の割合は、(A)及び(B)の色価を同色価に設定した場合の割合を意味する。
本発明の別の実施形態において、(A)赤ダイコン色素製剤、並びに、(B)紫サツマイモ色素製剤及び/又は赤キャベツ色素製剤からなる群より選択される少なくとも1種を組み合わせてなる、組み合わせ色素製剤を提供することも可能である。
上記(A)及び(B)の色素が適用される未着色組成物は、本発明の効果を発揮し得る限り、特に制限されない。
被着色組成物の製品形態は、本発明の効果を発揮し得る限り、特に限定されない。被着色組成物の製品形態は、例えば、飲食品、医薬品、医薬部外品、化粧品、衛生用日用品、飼料、文具、又は玩具等が挙げられる。
「飲食品」の種類は特に制限されないが、具体的には、当該飲食品の例は、
乳飲料、乳酸菌飲料、乳性飲料、炭酸飲料、果実飲料(例:果実ジュース、果実ミックスジュース、果汁入り飲料、果汁入り炭酸飲料、果肉飲料、希釈飲料等)、野菜飲料、野菜及び果実飲料、コーヒー飲料(例:コーヒー、コーヒー飲料、コーヒー入り清涼飲料等)、茶系飲料(例:紅茶飲料、緑茶飲料、ウーロン茶飲料、麦茶飲料、ブレンド茶飲料、その他茶系飲料等)、ニアウォーター、粉末飲料、スポーツ飲料、サプリメント飲料、ココア飲料、栄養飲料、機能性飲料、ゼリー飲料、ドリンクスープ、豆乳飲料、タンパク含有飲料等の飲料類;
リキュール類、アルコール入り飲料等のアルコール飲料類(なお、アルコール飲料類は、「飲料」に包含される。);
カスタードプリン、ミルクプリン、果汁入りプリン等のプリン類、ゼリー、ババロア、ヨーグルト等のデザート類;
アイスクリーム、アイスミルク、ラクトアイス、氷菓等の冷菓類;
チューインガム及び風船ガム等のガム類(例:板ガム、糖衣状粒ガム);
コーティングチョコレート(例:マーブルチョコレート等)、風味を付加したチョコレート(例:イチゴチョコレート、ブルーベリーチョコレート、メロンチョコレート等)等のチョコレート類;
ハードキャンディー(例:ボンボン、バターボール、マーブル等)、ソフトキャンディー(例:キャラメル、ヌガー、グミキャンディー、マシュマロ等)、糖衣キャンディー、ドロップ、タフィ等のキャンディー類;
クッキー、ビスケット、スナック菓子等の菓子類;
コンソメスープ、ポタージュスープ等のスープ類;
セパレートドレッシング、ノンオイルドレッシング、ケチャップ、たれ、ソース等の液体調味料類;
ストロベリージャム、ブルーベリージャム、マーマレード、リンゴジャム、杏ジャム、プレザーブ、シロップ等のジャム類;
赤ワイン等の果実酒;
シロップ漬のチェリー、アンズ、リンゴ、イチゴ、桃等の加工用果実;
漬物等の農産加工品;
水産練り製品等の水産加工品;及び
パン、麺(ノンフライ麺を含む)、饅頭生地、米等の穀類加工食品;
を包含する。
当該飲食品の例は、これらの製品の半製品、及び中間製品等も包含する。
カプセル剤、フィルム剤、ドリンク剤、トローチ剤、うがい薬等を挙げることができる。
「医薬部外品」の例としては、栄養助剤、各種サプリメント、歯磨き剤、口中清涼剤、臭予防剤、養毛剤、育毛剤、皮膚用保湿剤等を挙げることができる。
「香粧品」の例としては、洗顔料、クレンジング剤、化粧水、美容液、乳液、クリーム等の基礎化粧品、ファンデーション、アイブロー、マスカラ、アイライン、口紅、グロス、チーク、マニキュア等のメークアップ化粧品、日焼け止め化粧品等を挙げることができる。
「衛生用日用品」の例としては、石鹸、ボディソープ、洗剤、シャンプー、リンス、ヘアートリートメント、歯磨き剤、入浴剤等を挙げることができる。
「飼料」の例としては、キャットフード、ドッグフード等の各種ペットフード、観賞魚用や養殖魚用の餌等を挙げることができる。
「文具」の例としては、色鉛筆、クレヨン、色ペン用インク、印刷用インク等を挙げることができる。
「玩具」の例としては、乳児用玩具、幼児用玩具、おしゃぶり、幼児用クレヨン等を挙げることができる。
特に限定されるものではないが、本発明の効果を顕著に奏する観点から、被着色組成物が液体(例えば、飲料類)である場合は、以下吸光度の比X/Yが3.0を超えるものであることが好ましく、3.1以上がより好ましく、3.2以上が更に好ましく、3.3以上がより更に好ましく、3.4以上が特に好ましく、3.5以上が最も好ましい。吸光度の比X/Yが、上記範囲内であることで、ベリー系の色相を安定的に表現することが可能となるため好ましい。
X:被着色組成物のpHを3.2に調整したときの520nmにおける吸光度、
Y:被着色組成物のpHを3.2に調整したときの430nmにおける吸光度。
本明細書中にて用いた色に関する用語のうち主要なものを以下に説明する。
マンセル表色系とは、色の3属性に基づいた色彩を表現する体系(表色系)の一種である。なおマンセル表色系は、JIS Z 8721(3属性による色の表示方法)として規格化されている。ここで3属性とは、色相、明度及び彩度の3つを意味する。
ここで、「L値」とは明度を数値で表した値である。L値=100の時は白色となり、L値=0の時は黒色となる。「a値」とは赤色と緑色の色の方向を数値で表現した値である。a値の+の値が大きいほど赤色が強くなり、a値の-の値が大きいほど緑色が強くなる。「b値」とは黄色と青色の色の方向を数値で表現した値である。b値の+の値が大きいほど黄色が強くなり、b値の-の値が大きいほど青色が強くなることを示す。
この色合いの土台となる色相が近いと、似たような色合いと認識される傾向が強い。そのため、本明細書においては、例えば、ベリー系の色合いを「色相」で表現する場合がある。
本明細書中、「色合い変化抑制」とは、時間経過、又は外部環境(例えば熱、光)等によって生じる色合いの変化を抑制することを意味する。色合い変化抑制の程度は、例えば、ΔE(色差)の大小を指標とすることができる。
本発明はまた、以下の態様を有する方法に関する。
(A)赤ダイコン色素製剤、並びに、
(B)紫サツマイモ色素製剤及び/又は赤キャベツ色素製剤
を組み合わせて、未着色組成物に適用することを含む、被着色組成物の退色抑制方法及び/又は色合い変化抑制方法。
本発明はまた、以下の態様を有する方法に関する。
(A)赤ダイコン色素製剤、並びに、
(B)紫サツマイモ色素製剤及び/又は赤キャベツ色素製剤
を組み合わせて、未着色組成物に適用することを含む、退色及び/又は色合い変化が抑制された被着色組成物の製造方法。
赤ダイコン色素製剤 :アートレッド[登録商標]RD、色価120
赤キャベツ色素製剤 :サンレッド[登録商標]RCFU、色価80
紫イモ色素製剤 :サンレッド[登録商標]YMF、色価80
エルダーベリー色素製剤:サンレッド[登録商標]ELF、色価60
いずれも三栄源エフ・エフ・アイ(株)製のものを用いた。
(試験液の調製)
赤ダイコン色素製剤と紫イモ色素製剤とを組み合わせた場合と、従来、ベリー系の色合いとして用いられているエルダーベリー色素製剤を用いた場合との、安定性の差を確認した。
モデル系として、常法に従い、表1に示す処方の試験液を用いた。用いた各色素製剤の添加量を表2に示す。実施例1では、赤ダイコン色素製剤と紫イモ色素製剤との色量が等量(同色価に設定した場合の質量比が1:1)となるように添加量を調整した。各試験液は93℃まで加熱し、200mLペットボトルへ充填され、熱間充填(ホットパック)法により殺菌処理を行った。
上記で調製した試験液(被着色組成物)の光に対する色素の安定性を検討した。具体的には、LED照射条件下におけるアントシアニン系色素のLab値及び吸光度等を測定することで、光に対する色素の安定性を評価した。
(耐光性試験条件)
試験機 :照明付インキュベーターFLI-2010A-LED(東京理化器械(株)製)
光源 :白色LED
照度 :15000Lux
照射温度:10℃
照射日数:4日間又は8日間
各試験液について、分光光度計(分光色差計V-760 日本分光株式会社製)を用いて、測定波長380~780nmにおける透過光測色を行い、Lab表色系の3刺激値(L値、a値及びb値)を計測した。
色相を記号及び数値で表した値であり、Lab表色系におけるa軸b軸の直行座標上のプロット(a値、b値)と原点とを結んだ直線の形成角度を、マンセル色相環における色相表記に変換して算出した。
Lab表色系における原点からの距離を下記式(1)によって数値で表した。
各試験液と、調製直後の試験液(コントロール試料)とを比較した時の「色差」(2色の隔たりの距離)について、下記式(2)によりΔE値を算出した。
上記で調製した試験液(被着色組成物)の熱に対する色素の安定性を検討した。具体的には、高温条件下におけるアントシアニン系色素Lab値及び吸光度等を測定することで、熱に対する色素の安定性を評価した。
(耐熱性試験条件)
保管温度:50℃(恒温器)
保管条件:暗所
保管日数:5日間又は10日間
表5に示す通り、耐光性試験及び耐熱性試験のいずれにおいても、赤ダイコン色素及び紫イモ色素の組み合わせ色素製剤を用いた場合、エルダーベリー色素製剤を用いた場合と比較して、退色が顕著に抑制されることが示された。
赤ダイコン色素製剤と紫イモ色素製剤、又は、赤キャベツ色素製剤とを、種々の配合比率で配合させ、色量を1.2~12まで順次変化させた場合の、被着色組成物の色合いの変化を評価した。
表1と同じ処方において、各色素を表6の通りに添加し、各試験液を調製した。
各試験液について、試験例1-1と同様の方法にて、「Lab表色系の3刺激値(L値、a値及びb値)」を計測し、「色相(HUE値)」及び「彩度(CHROMA値)」を算出した。結果を表7に示す。
表1と同じ処方において、各色素組成物を表8の通りに添加し、各試験液を調製した。
各試験液について、試験例1-1と同様の方法にて、「Lab表色系の3刺激値(L値、a値及びb値)」、「色相(HUE値)」、「彩度(CHROMA値)」を測定した。結果を表9に示す。
表1と同じ処方において、各色素組成物を表10の通りに添加し、各試験液を調製した。
各試験液について、試験例1-1と同様の方法にて、「Lab表色系の3刺激値(L値、a値及びb値)」、「色相(HUE値)」、「彩度(CHROMA値)」を測定した。結果を表11に示す。
表1と同じ処方において、各色素組成物を表12の通りに添加し、各試験液を調製した。
各試験液について、試験例1-1と同様の方法にて、「Lab表色系の3刺激値(L値、a値及びb値)」、「色相(HUE値)」、「彩度(CHROMA値)」を測定した。結果を表13に示す。
表1と同じ処方において、各色素組成物を表14の通りに添加し、各試験液を調製した。
各試験液について、試験例1-1と同様の方法にて、「Lab表色系の3刺激値(L値、a値及びb値)」、「色相(HUE値)」、「彩度(CHROMA値)」を測定した。結果を表15に示す。
表1と同じ処方において、各色素組成物を表16の通りに添加し、各試験液を調製した。
各試験液について、試験例1-1と同様の方法にて、「Lab表色系の3刺激値(L値、a値及びb値)」、「色相(HUE値)」、「彩度(CHROMA値)」を測定した。結果を表17に示す。
表1と同じ処方において、各色素組成物を表18の通りに添加し、各試験液を調製した。
各試験液について、試験例1-1と同様の方法にて、「Lab表色系の3刺激値(L値、a値及びb値)」、「色相(HUE値)」、「彩度(CHROMA値)」を測定した。結果を表19に示す。
表1と同じ処方において、各色素組成物を表20の通りに添加し、各試験液を調製した。
各試験液について、試験例1-1と同様の方法にて、「Lab表色系の3刺激値(L値、a値及びb値)」、「色相(HUE値)」、「彩度(CHROMA値)」を測定した。結果を表21に示す。
表1と同じ処方において、各色素組成物を表22の通りに添加し、各試験液を調製した。
各試験液について、試験例1-1と同様の方法にて、「Lab表色系の3刺激値(L値、a値及びb値)」、「色相(HUE値)」、「彩度(CHROMA値)」を測定した。結果を表23に示す。
表1と同じ処方において、各色素組成物を表24の通りに添加し、各試験液を調製した。
各試験液について、試験例1-1と同様の方法にて、「Lab表色系の3刺激値(L値、a値及びb値)」、「色相(HUE値)」、「彩度(CHROMA値)」を測定した。結果を表25に示す。
表1と同じ処方において、各色素組成物を表26の通りに添加し、各試験液を調製した。
各試験液について、試験例1-1と同様の方法にて、「Lab表色系の3刺激値(L値、a値及びb値)」、「色相(HUE値)」、「彩度(CHROMA値)」を測定した。結果を表27に示す。
表1と同じ処方において、各色素組成物を表28の通りに添加し、各試験液を調製した。
各試験液について、試験例1-1と同様の方法にて、「Lab表色系の3刺激値(L値、a値及びb値)」、「色相(HUE値)」、「彩度(CHROMA値)」を測定した。結果を表29に示す。
Claims (9)
- (A)赤ダイコン色素、並びに、
(B)紫サツマイモ色素及び/又は赤キャベツ色素
を含有する、被着色組成物。 - マンセル表色系の色相環で2.5R~5.5RPの色相を示す、請求項1に記載の被着色組成物。
- 前記(A)成分1質量部に対する、前記(B)成分の含量が0.05~20質量部である、請求項1又は2に記載の被着色組成物。
- 前記被着色組成物が、飲食品、医薬品、医薬部外品、香粧品、衛生用日用品、飼料、文具、又は玩具である、請求項1~3のいずれか1項に記載の被着色組成物。
- 光透過性を有する、請求項1~4のいずれか1項に記載の被着色組成物。
- 前記被着色組成物が液体であり、以下吸光度の比X/Yが3.0を超えるものである、請求項1~5のいずれか1項に記載の被着色組成物;
X:被着色組成物のpHを3.2に調整したときの520nmにおける吸光度、
Y:被着色組成物のpHを3.2に調整したときの430nmにおける吸光度。 - (A)赤ダイコン色素製剤、並びに、
(B)紫サツマイモ色素製剤及び/又は赤キャベツ色素製剤
を組み合わせてなる、組み合わせ色素製剤。 - (A)赤ダイコン色素製剤、並びに、
(B)紫サツマイモ色素製剤及び/又は赤キャベツ色素製剤
を組み合わせて、未着色組成物に適用することを含む、被着色組成物の退色抑制方法及び/又は色合い変化抑制方法。 - (A)赤ダイコン色素製剤、並びに、
(B)紫サツマイモ色素製剤及び/又は赤キャベツ色素製剤
を組み合わせて、未着色組成物に適用することを含む、退色及び/又は色合いの変化が抑制された被着色組成物の製造方法。
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