JP7323976B2 - フランジ構造および同構造を有する熱交換器 - Google Patents
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Description
そのフランジは、図6に示す如く、フランジ形成用のプレートを2枚重ねし、その平面に図示しないオイル孔を形成するとともに、そのオイル孔の孔縁部にシールリング溝を設け、対向するケーシングとの間を、ボルトを介して、液密に固定したものが知られている。
そこで、本発明はプレートを2枚重ねした形状のフランジ構造において、強度が高く、且つ厚みの薄い軽量化したフランジ構造を提供することを課題とする。
プレス加工により前記環状凸部2に整合する環状凹部5がプレートの一方の平面に形成され、その反対側の面が平坦に形成された第2プレート4と、
を具備し、
前記第2プレート4の環状凹部5が前記第1プレート3の前記環状凸部2に被嵌して、第1プレート3と第2プレート4との平面間が一体に接合され、
前記第1プレート3の環状溝1にシールリング6が嵌着されると共に、環状溝1の内側に流体の流通口7が開口するフランジ構造である。
プレス加工により前記環状凸部2に整合する略環状の凹部5aがプレートの一方の平面に形成され、その反対側の面が平坦に形成された第2プレート4と、
を具備し、
前記凹部5aを横断して長孔7cが第2プレート4に貫通され、
前記長孔7cを除いて、前記第2プレート4の凹部5aが前記第1プレート3の前記環状凸部2に被嵌して、第1プレート3と第2プレート4との平面間が一体に接合され、
前記第1プレート3の環状溝1にシールリング6が嵌着されると共に、環状溝1の内側に流体の流通口7が開口され、その流通口7と前記長孔7cとが連通されたフランジ構造である。
この接合により、各プレートの厚みを比較的薄くしても、嵌着する環状凹部5と環状凸部2により全体の剛性を高めて、強度の高いフランジ構造となる。それと共に、第1プレート3の環状溝1を深く形成でき、そこに嵌着するシールリング6のシール効果を高めることができる。さらには、第1プレート3の両面がプレス加工により製作されて、軽量化される。
この接合により、請求項1と同様に、各プレートの厚みを比較的薄くしても、嵌着する凹部5aと環状凸部2により全体の剛性を高めて、強度の高いフランジ構造となる。それと共に、プレス加工による製造容易なフランジ構造となり、その軽量化を行なえる。
図1は、本発明の第1実施形態を示すフランジ構造、およびそれを有する熱交換器8の説明図であって、(A)は(C)のA-A矢視断面図、(B)は(A)のB部拡大図、(C)は同熱交換器8の斜視図、(D)は同熱交換器8の第1プレート3及び第2プレート4の底面図である。また、図2は本発明のフランジ構造の要部横断面図である。
熱交換器8の最下端に配置されたフランジ構造の第1プレート3は、その左端に流通口7aが、その中間部に流通口7bが穿設される。そして、図1(D)に記載のごとく、それらの口縁部を囲むように、第1プレート3の一方の平面に環状溝1が形成されている。その第1プレート3は、図1(B)のごとく、その環状溝1の深さ分だけ、他方の平面に突出した環状凸部2を有する。
第1プレート3の環状溝1には、シールリング6が嵌着される。
そして、第2プレート4の環状凹部5が第1プレート3の環状凸部2に被嵌されている。第1プレート3と第2プレート4との平面間は、ろう付により、一体に接合されている。このような第1プレート3及び第2プレート4は、金属板をプレス加工することにより形成することができる。
この例では、環状凸部2と環状凹部5との間に僅かな隙間が形成されているが、この隙間は存在しなくともよい。
この例の熱交換器8は、皿状の第1エレメント11と第2エレメント12とが交互に積層されてコアが形成され、第1エレメント11と第2エレメント12との間には、1枚おきに異なる流体が流通する第1流路と、第2流路が形成される。
そのコアの上端にトッププレート10が配置され、下端にボトムプレート9が配置される。トッププレート10には、天板13が被嵌されている。その天板13には、図において左側に、連絡路15が膨出している。
このような熱交換器8は、各プレートを積層して、全体を高温の炉内で、一体にろう付接合される。熱交換器の各プレートは、同じ材質の金属板で形成できる。金属板の材質としては、例えば、アルミニウム、アルミニウムの合金、ステンレスなどを用いることができる。
第1プレート3の下面側は、図示しないエンジンのケーシングの表面に固定され、一対のシールリング6により、ケーシングとの間が液密に接合される。
また、図1(C)において、一対のパイプ14の一方から第2流体17(例として、冷却水)が流入し、それがコアの各第2流路を通り、他方のパイプ14から流出する。そしてコア内で第2流体17と第1流体16との間に熱交換が行われる。
第2プレート4には、第1プレート3の環状凸部2を被嵌する略環状の凹部5aが形成されると共に、その凹部5aを横断する長孔7cが形成されている。第1プレート3の流通口7aと第2プレート4の長孔7cとが連通する。
この例においては、図4(B)に示す如く、第2プレート4の凹部5aを長孔7cが横断するため、その分だけ略環状の凹部5aが部分的に欠設される。そして、長孔7cを除いた分だけ、凹部5aが第1プレート3の環状凸部2に被嵌される。
第1流体16は、第1プレート3の流通口7aから流入し、第2プレート4の長孔7cから熱交換器8の各第1流路に供給される。
この例でも、第1プレート3と第2プレート4とが接合され、且つ環状凸部2と略環状の凹部5aとの組合せにより、フランジ構造の剛性が高まる。それと共に、環状溝1の深さを深くして、シール性を確保しつつ、フランジ構造の軽量化を図ることができる。
図5の例は、第2実施例にも適用させることができる。この場合、その第1プレート3の環状凸部2は、第2プレート4に形成された略環状の凹部5aに被嵌される。
ただし、上述したフランジ構造を適用する対象は、熱交換器以外のものであっても良い。
2 環状凸部
3 第1プレート
4 第2プレート
5 環状凹部
5a 凹部
6 シールリング
7 流通口
7a 流通口
7b 流通口
7c 長孔
8 熱交換器
10 トッププレート
11 第1エレメント
12 第2エレメント
13 天板
14 冷却水パイプ
15 連絡路
16 第1流体(オイル)
17 第2流体(冷却水)
19 ボルト孔
20 仕切
Claims (4)
- プレス加工によりプレートの一方の平面に環状溝(1)が形成され、その環状溝(1)の略溝底肉厚分、他方の平面に突出した環状凸部(2)を有する第1プレート(3)と、
プレス加工により前記環状凸部(2)に整合する環状凹部(5)がプレートの一方の平面に形成され、その反対側の面が平坦に形成された第2プレート(4)と、
を具備し、
前記第2プレート(4)の環状凹部(5)が前記第1プレート(3)の前記環状凸部(2)に被嵌して、第1プレート(3)と第2プレート(4)との平面間が一体にろう付接合され、前記第1プレート(3)と前記第2プレート(4)は同じ材質の金属板で形成され、
前記第1プレート(3)の環状溝(1)にシールリング(6)が嵌着されると共に、環状溝(1)の内側に流体の流通口(7)が開口するフランジ構造。 - プレス加工によりプレートの一方の平面に環状溝(1)が形成され、その環状溝(1)の略溝底肉厚分、他方の平面に突出した環状凸部(2)を有する第1プレート(3)と、
プレス加工により前記環状凸部(2)に整合する略環状の凹部(5a)がプレートの一方の平面に形成され、その反対側の面が平坦に形成された第2プレート(4)と、
を具備し、
前記凹部(5a)を横断して長孔(7c)が第2プレート(4)に貫通され、
前記長孔(7c)を除いて、前記第2プレート(4)の凹部(5a)が前記第1プレート(3)の前記環状凸部(2)に被嵌して、第1プレート(3)と第2プレート(4)との平面間が一体にろう付接合され、前記第1プレート(3)と前記第2プレート(4)は同じ材質の金属板で形成され、
前記第1プレート(3)の環状溝(1)にシールリング(6)が嵌着されると共に、環状溝(1)の内側に流体の流通口(7)が開口され、その流通口(7)と前記長孔(7c)とが連通されたフランジ構造。 - 前記環状溝(1)の深さが、第1プレート(3)の厚さ以上に形成された請求項1または請求項2のいずれかに記載のフランジ構造。
- 積層型の熱交換器(8)の端部に、請求項1~請求項3のいずれかに記載のフランジ構造を有する熱交換器。
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JP2012167831A (ja) | 2011-02-10 | 2012-09-06 | Mahle Filter Systems Japan Corp | オイルクーラ |
US20150129164A1 (en) | 2012-04-26 | 2015-05-14 | Dana Canada Corporation | Heat exchanger with adapter module |
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