JP7323789B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents
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Description
また、この発明にかかる空気入りタイヤは、タイヤ周方向に延在する一対の周方向主溝と、前記周方向主溝に区画されて成る一対のショルダー陸部および単一のセンター陸部とを備える空気入りタイヤであって、前記センター陸部が、前記センター陸部をタイヤ幅方向に貫通すると共にタイヤ周方向に所定のピッチ長P22で配列されたセンター屈曲溝を備え、前記センター屈曲溝が、タイヤ周方向に延在する周方向溝部を有し、前記周方向溝部のタイヤ周方向に対する傾斜角θcが、0[deg]≦θc≦20[deg]の範囲にあり、前記周方向溝部のタイヤ周方向への延在長さLcが、前記センター屈曲溝のピッチ長P22に対して0.30≦Lc/P22≦0.90の関係を有し、且つ、前記センター陸部の接地幅Wb2が、タイヤ接地幅TWに対して0.35≦Wb2/TW≦0.50の関係を有することを特徴とする。
また、この発明にかかる空気入りタイヤは、タイヤ周方向に延在する一対の周方向主溝と、前記周方向主溝に区画されて成る一対のショルダー陸部および単一のセンター陸部とを備える空気入りタイヤであって、前記センター陸部が、前記センター陸部をタイヤ幅方向に貫通すると共にタイヤ周方向に所定のピッチ長P22で配列されたセンター屈曲溝を備え、前記センター屈曲溝が、タイヤ周方向に延在する周方向溝部を有し、前記周方向溝部のタイヤ周方向に対する傾斜角θcが、0[deg]≦θc≦20[deg]の範囲にあり、前記周方向溝部のタイヤ周方向への延在長さLcが、前記センター屈曲溝のピッチ長P22に対して0.10≦Lc/P22≦0.90の関係を有し、前記周方向主溝に対する前記センター屈曲溝の開口部における溝中心線のタイヤ周方向に対する傾斜角が、70[deg]以上110[deg]以下の範囲にあり、且つ、前記センター陸部の接地幅Wb2が、タイヤ接地幅TWに対して0.35≦Wb2/TW≦0.50の関係を有することを特徴とする。
図1は、この発明の実施の形態にかかる空気入りタイヤを示すタイヤ子午線方向の断面図である。同図は、空気入りタイヤの一例として、ORタイヤ(Off the Road Tire)と呼ばれる建設車両用タイヤを示している。
図2は、図1に記載した空気入りタイヤのトレッド面を示す平面図である。同図は、一例として、港湾ストラドルキャリア用ラジアルタイヤのトレッド面を示している。同図において、タイヤ周方向とは、タイヤ回転軸周りの方向をいう。また、符号Tは、タイヤ接地端であり、寸法記号TWは、タイヤ接地幅である。なお、図2では、後述するセンター細浅溝321よりも深い溝深さを有する細溝部に、ハッチングが付されている。
図3は、図2に記載した空気入りタイヤのセンター陸部を示す拡大図である。図4および図5は、図3に記載したセンター陸部32のA視断面図(図4)およびB視断面図(図5)である。これらの図は、後述するセンター細浅溝321(図4)およびセンター屈曲溝322(図5)に沿った溝深さ方向の断面図を示している。
図2に示すように、ショルダー陸部31は、複数のショルダー細浅溝311と、複数のショルダー屈曲溝312とを備える。
図6~図8は、図2に記載した空気入りタイヤの変形例を示す説明図である。これらの図において、図2に記載した構成要素と同一の構成要素には、同一の符号を付し、その説明を省略する。
以上説明したように、この空気入りタイヤ1は、タイヤ周方向に延在する一対の周方向主溝2、2と、周方向主溝2、2に区画されて成る一対のショルダー陸部31、31および単一のセンター陸部32とを備える(図2、図6~図8参照)。また、センター陸部32が、センター陸部32をタイヤ幅方向に貫通すると共にタイヤ周方向に所定間隔で配列されたセンター屈曲溝322を備える。また、センター屈曲溝322が、タイヤ周方向に延在する周方向溝部322cを有する(図3参照)。また、周方向溝部322cのタイヤ周方向に対する傾斜角θcが、0[deg]≦θc≦20[deg]の範囲にある。また、周方向溝部322cのタイヤ周方向への延在長さLcが、センター屈曲溝322のピッチ長P22に対して0.10≦Lc/P22≦0.90の関係を有する。
また、この空気入りタイヤ1は、建設車両用タイヤであり、特に、港湾ストラドルキャリアに装着される建設車両用タイヤであることが好ましい。かかる建設車両用タイヤを適用対象とすることにより、タイヤの耐偏摩耗性能、耐発熱性能および耐横滑り性能の向上作用を効果的に得られる利点がある。
Claims (16)
- タイヤ周方向に延在する一対の周方向主溝と、前記周方向主溝に区画されて成る一対のショルダー陸部および単一のセンター陸部とを備える空気入りタイヤであって、
前記センター陸部が、前記センター陸部をタイヤ幅方向に貫通すると共にタイヤ周方向に所定のピッチ長P22で配列されたセンター屈曲溝を備え、
前記センター屈曲溝が、タイヤ周方向に延在する周方向溝部を有し、
前記周方向溝部のタイヤ周方向に対する傾斜角θcが、0[deg]≦θc≦20[deg]の範囲にあり、
前記周方向溝部のタイヤ周方向への延在長さLcが、前記センター屈曲溝のピッチ長P22に対して0.10≦Lc/P22≦0.90の関係を有し、且つ、
前記センター屈曲溝が、前記周方向主溝に対する開口部に底上部を有することを特徴とする空気入りタイヤ。 - 前記センター屈曲溝が、2.5[mm]以上の溝幅および35[mm]以上の最大溝深さを有する請求項1に記載の空気入りタイヤ。
- 前記センター屈曲溝の溝幅W22の最大値W22_maxと最小値W22_minとの比が、1.00≦W22_max/W22_min≦1.10の範囲にある請求項1または2に記載の空気入りタイヤ。
- 前記周方向溝部の傾斜角θcが、0[deg]≦θc≦5[deg]の範囲にある請求項1~3のいずれか一つに記載の空気入りタイヤ。
- 前記センター陸部のエッジ部から前記周方向溝部までのタイヤ幅方向の距離が、前記センター陸部の接地幅に対して35[%]以上65[%]以下の範囲にある請求項1~4のいずれか一つに記載の空気入りタイヤ。
- 前記周方向主溝に対する前記センター屈曲溝の開口部における溝中心線のタイヤ周方向に対する傾斜角が、70[deg]以上110[deg]以下の範囲にある請求項1~5のいずれか一つに記載の空気入りタイヤ。
- 前記センター屈曲溝が、2以上の屈曲点をもつステップ形状を有する請求項1~6のいずれか一つに記載の空気入りタイヤ。
- 前記センター屈曲溝の屈曲形状のすべての屈曲点における屈曲角が、直角あるいは鈍角で構成される請求項1~7のいずれか一つに記載の空気入りタイヤ。
- 前記センター屈曲溝のペリフェリ長さL22が、前記センター陸部の接地幅Wb2に対して1.20≦L22/Wb2≦1.80の範囲にある請求項1~8のいずれか一つに記載の空気入りタイヤ。
- 前記センター屈曲溝の溝深さH22が、前記周方向主溝の最大溝深さHgに対して0.50≦H22/Hg≦0.90の範囲にある請求項1~9のいずれか一つに記載の空気入りタイヤ。
- トレッド踏面から前記センター屈曲溝の前記底上部の頂面までの距離H22’が、前記周方向主溝の最大溝深さHgに対して0.025≦H22’/Hg≦0.150の範囲にある請求項10に記載の空気入りタイヤ。
- 前記センター屈曲溝により区画された前記センター陸部の各領域が、タイヤ幅方向に連続した踏面を有する請求項1~11のいずれか一つに記載の空気入りタイヤ。
- 前記センター陸部の接地幅Wb2が、タイヤ接地幅TWに対して0.35≦Wb2/TW≦0.50の関係を有する請求項1~12のいずれか一つに記載の空気入りタイヤ。
- 建設車両用タイヤである請求項1~13のいずれか一つに記載の空気入りタイヤ。
- タイヤ周方向に延在する一対の周方向主溝と、前記周方向主溝に区画されて成る一対のショルダー陸部および単一のセンター陸部とを備える空気入りタイヤであって、
前記センター陸部が、前記センター陸部をタイヤ幅方向に貫通すると共にタイヤ周方向に所定のピッチ長P22で配列されたセンター屈曲溝を備え、
前記センター屈曲溝が、タイヤ周方向に延在する周方向溝部を有し、
前記周方向溝部のタイヤ周方向に対する傾斜角θcが、0[deg]≦θc≦20[deg]の範囲にあり、
前記周方向溝部のタイヤ周方向への延在長さLcが、前記センター屈曲溝のピッチ長P22に対して0.30≦Lc/P22≦0.90の関係を有し、且つ、
前記センター陸部の接地幅Wb2が、タイヤ接地幅TWに対して0.35≦Wb2/TW≦0.50の関係を有することを特徴とする空気入りタイヤ。 - タイヤ周方向に延在する一対の周方向主溝と、前記周方向主溝に区画されて成る一対のショルダー陸部および単一のセンター陸部とを備える空気入りタイヤであって、
前記センター陸部が、前記センター陸部をタイヤ幅方向に貫通すると共にタイヤ周方向に所定のピッチ長P22で配列されたセンター屈曲溝を備え、
前記センター屈曲溝が、タイヤ周方向に延在する周方向溝部を有し、
前記周方向溝部のタイヤ周方向に対する傾斜角θcが、0[deg]≦θc≦20[deg]の範囲にあり、
前記周方向溝部のタイヤ周方向への延在長さLcが、前記センター屈曲溝のピッチ長P22に対して0.10≦Lc/P22≦0.90の関係を有し、
前記周方向主溝に対する前記センター屈曲溝の開口部における溝中心線のタイヤ周方向に対する傾斜角が、70[deg]以上110[deg]以下の範囲にあり、且つ、
前記センター陸部の接地幅Wb2が、タイヤ接地幅TWに対して0.35≦Wb2/TW≦0.50の関係を有することを特徴とする空気入りタイヤ。
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