JP7323155B2 - 梱包機 - Google Patents

梱包機 Download PDF

Info

Publication number
JP7323155B2
JP7323155B2 JP2019103971A JP2019103971A JP7323155B2 JP 7323155 B2 JP7323155 B2 JP 7323155B2 JP 2019103971 A JP2019103971 A JP 2019103971A JP 2019103971 A JP2019103971 A JP 2019103971A JP 7323155 B2 JP7323155 B2 JP 7323155B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fan
corner
vertical
packing machine
corner block
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019103971A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020196513A (ja
Inventor
仁 小松
Original Assignee
ストラパック株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ストラパック株式会社 filed Critical ストラパック株式会社
Priority to JP2019103971A priority Critical patent/JP7323155B2/ja
Publication of JP2020196513A publication Critical patent/JP2020196513A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7323155B2 publication Critical patent/JP7323155B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Basic Packing Technique (AREA)

Description

本発明は,被梱包物にバンドを巻き付けて梱包を行う梱包機に関し,より詳細には,梱包時,梱包対象とする被梱包物を載置する作業テーブルの構造に特徴を有する梱包機に関する。
バンドを被梱包物に巻き付けて梱包する梱包機100では,図7に示すように,梱包物を載置する作業テーブル110と,梱包に使用するPPバンド等のバンドが巻かれたバンドリール170と,前記バンドリール170よりバンドを引き出して前記作業テーブル110上に送り出すと共に,送り出したバンドを引き戻すローラユニット150,及び,前記バンドの端部を把持すると共に,該バンドの切断と溶着を行うシールユニット160を備えている(特許文献1参照)。
このような梱包機100では,ローラユニット150によって作業テーブル110上に送り出されたバンドを被梱包物に巻き掛けると共にシールユニット160がバンドの先端を把持した状態でローラユニット150を逆転させて被梱包物上でバンドの引き締めを行った後,シールユニット160がバンドの切断とバンドの端部間の溶着を行うことで,バンドによる被梱包物の梱包が行われる。
このような梱包機の作業テーブル110は,四面を側壁で囲まれた平面視において矩形状を有する枠状のボディ111の上部開口部分を,中央にバンドが通過するバンド通路118が形成されるように,2枚に分割された上面板112で覆被することにより形成されており,上面板112で覆われたボディ111内に前述のローラユニット150やシールユニット160を収容することができるように構成されている。
このボディ111の上部を覆う上面板112として,前掲の特許文献1に記載の梱包機100では,図7に示すように,前記ボディ111の上部開口を覆う本体部112aの他に,この本体部112aのバンド通路118を構成する一辺と平行を成す一辺より,下方に向かって突出する側部112bを設け,この側部112bが,ボディ110の上端側の外壁面に当接するように上面板112をボディ111に取り付けるように構成している。
なお,このような梱包機100の作業テーブル110として,作業テーブル110の上面周縁Eとコーナー部Cに丸みを持たせた形状としたものもあり,一例として後掲の非特許文献1には,2分割された各上面板112の本体部112aの,バンド通路118を構成する一辺を除く各辺から下向きに突出する側部112bを設けると共に,本体部112aと各側部112bとの境界部分,及び各側部間の境界部分をいずれも断面湾曲形状となるようにすることで(本体部112aと側部112bとの境界部分につき図8中の参考断面図参照),作業テーブルの上面周縁E,及びコーナー部Cに丸みを持たせた形状の梱包機100が記載されている(非特許文献1中の「D55LB 超低床型」を参照)。
特開2003-170906号公報
2018年 ストラパック株式会社発行の商品カタログ「D55シリーズ 半自動梱包機」(http://www.strapack.co.jp/product/pdf/D55lalb.pdf)
以上で説明した梱包機100を使用して被梱包物の梱包を行うためには,被梱包物を持ち上げて作業テーブル110上に載置する必要がある。
この際,前掲の特許文献1として紹介した梱包機100(図7参照)のように,作業テーブル110の上面周縁Eやコーナー部Cが角張った形状であると,被梱包物を作業テーブル110上に載置する際に被梱包物をこれらの部分にぶつけてしまうと,被梱包物,あるいは段ボール箱等の被梱包物を包装している包装容器に傷を付けてしまい,被梱包物の商品価値を低下させてしまうおそれがある。
また,作業テーブル110の上面周縁Eやコーナー部Cが角張った形状であると,作業中に作業者の手や腕,その他の身体の一部がこの部分にぶつかると痛いだけでなく,ぶつける程度やぶつける身体の部位によっては怪我をするおそれもあり,角張った形状の作業テーブルは危険でもある。
更に,梱包機100を付属のキャスタ180で走行させる等して移動させる際に,作業テーブル100の角張った部分が周辺の機器や構造物等に接触する等して,相手部材を傷付けてしまうおそれもある。
そのため,梱包機100の作業テーブル110は,角の無い,丸みを帯びた形状とすることが好ましい。
これに対し,非特許文献1に記載の梱包機100のように,作業テーブル110の上面周縁Eやコーナー部Cを,丸みを帯びた形状としたものでは,これらの部分に被梱包物や周辺の機器等が衝突してもこれらを傷付け難いだけでなく,作業者に怪我等を負わせ難いものともなっている。
しかし,非特許文献1に記載の梱包機100では,金属板をプレス加工等することにより上面板112を本体部112aから側部112bに至るまで一体的に成形することにより作業テーブル110の上面周縁Eとコーナー部Cに丸みを持たせた形状としているため,このような形状の作業テーブル110を製造するためには,上面板112のサイズ毎に専用のプレス成形用金型を使用して成形を行う必要がある等,梱包機の製造コストが嵩む。
また,作業テーブル110の上面板112が一体成形されているため,移動時の衝突等によってその一部分が破損,変形等した場合であっても,上面板112全体を交換する必要があり,修理,交換等の際のコストも嵩む。
そこで,本発明は,上記従来技術における欠点を解消するために成されたものであり,梱包機の作業テーブルを,上面周縁やコーナー部に丸みを持たせた形状として安全性等に配慮した設計としたものでありながら,比較的簡単かつ安価に製造することができ,しかも破損等が生じた場合であっても,部分的な交換等によって対応することが可能な作業テーブルを備えた梱包機を提供することを目的とする。
以下に,課題を解決するための手段を,発明を実施するための形態で使用する符号と共に記載する。この符号は,特許請求の範囲の記載と,発明を実施するための形態の記載との対応を明らかにするためのものであり,言うまでもなく,本発明の技術的範囲の解釈に制限的に用いられるものではない。
上記目的を達成するために,本発明の梱包機1は,
四面を側壁で囲まれた枠状のボディ11の上部を2分割された上面板12で覆うことにより中央にバンドが通過するバンド通路18が形成された作業テーブル10を備えた梱包機1において(図1参照),
前記ボディ11が,該ボディ11の外周面のうち,前記バンド通路18と平行な面である側面111の両端に取り付けられる一対のコーナーブロック20を備え(図2参照),
前記コーナーブロック20が,
上辺21aを前記側面111の上辺111aと,一方の側辺21bを前記側面111の側辺111bと位置合わせして前記側面111に接合される矩形垂直面21と(図3及び図4参照),
前記矩形垂直面21の底辺21cと一辺22aを共有し,前記矩形垂直面21と直交する水平面である扇形底面22と〔図4(F)参照〕,
前記矩形垂直面21の他方の側辺21dと一辺23aを共用し,他辺23bを前記扇形底面22の他辺22bと共有する,前記矩形垂直面21及び前記扇形底面22と直交する垂直面である扇形垂直面23と〔図4(C)参照〕,
回転軸を水平方向とする回転面又はこれに類似する湾曲面であって,前記矩形垂直面21の前記上辺21aと前記扇形垂直面23の弧23cによって画成される水平湾曲面24〔図4(A),(B)参照〕,及び,
回転軸を垂直方向とする回転面又はこれに類似する湾曲面であって,前記矩形垂直面21の前記一方の側辺21bと前記扇形底面22の弧22cによって画成される垂直湾曲面25〔図4(A),(D)参照〕を備え,
前記上面板12に,前記ボディ11の上部を覆う本体部121と,前記本体部121の前記バンド通路を成す一辺121aと平行な他辺121bより下向きに突出する側部122を形成し(図1,図2及び図5参照),
前記側部122の長さを,前記コーナーブロック20,20間の間隔に対応した長さに形成すると共に,前記側部122の断面(図2の例では柱材13の湾曲面の断面)を,前記コーナーブロック20,20の前記扇形垂直面23の弧23cに対応する湾曲形状に形成し,
前記側部122を前記コーナーブロック20,20間に配置した状態で,前記上面板12の前記本体部121で,前記ボディ11の上面を覆ったことを特徴とする(請求項1)。
前記上面板12を,前記ボディ11の上部を覆う本体部121と,前記本体部121の前記バンド通路18を成す一辺121aと平行な他辺121bに取り付けた,前記コーナーブロック20,20の前記扇形垂直面23に対応する断面形状を有する柱材13によって形成し,前記柱材13の湾曲面を前記側部122と成すと共に,
前記柱材13の長さを,前記コーナーブロック20,20間の間隔に対応した長さに形成し,該柱材13の両端面13a,13bが,前記コーナーブロック20,20の前記扇形垂直面23と対峙するように前記柱材13を前記コーナーブロック20,20間に収容して前記上面板12の前記本体部121で,前記ボディ11の上面を覆うものとしても良い(請求項2;図2参照)。
前記ボディ11の前記側面111に,前記コーナーブロック20,20を載置すると共に前記コーナーブロック20,20の前記垂直湾曲面25を下方に延長する,前記コーナーブロック20,20の取付支持体30を設けるものとすることができる(請求項3)。
この取付支持体30は,
前記コーナーブロック20,20の取付位置の下端において前記側面111を全長に亘って外向きに突出させて段部31を形成し,該段部31の両端部分を,前記取付支持体30とすることができる(請求項4:図2参照)。
または,前記側面111の長手方向両端に,前記コーナーブロック20,20の前記扇形底面22に対応する断面形状を有する柱材からなる脚部40を取り付け,該脚部40の上端部分を,前記取付支持体30とするものとしても良い(請求項5:図6参照)。
前記コーナーブロック20,20は,前記扇形垂直面23と扇形底面22を略同一形状とするものとしても良い(請求項6:図4参照)。
以上で説明した本発明の構成により,本発明の梱包機1では,以下の顕著な効果を得ることができた。
ボディ11の側面111の両端にコーナーブロック20,20を取り付けることで,プレス成形等の板金加工を行うことなしに,比較的容易に作業テーブル10のコーナー部Cを,丸みを持った形状とすることができた。
また,作業テーブルの大きさに拘わりなく,共通のコーナーブロック20,20を使用して,コーナー部Cに丸みを持たせることが可能である。従って,プレス成形によってコーナー部Cに丸みを持たせる場合のように作業テーブル10のサイズ毎にプレス成形用金型等を準備する必要がなく,かつ,複数の梱包機1間で共通のコーナーブロック20を使用でき,梱包機1の製造コストを削減することができた。
更に,ボディ11や上面板12とは別部材として構成されたコーナーブロック20は,ボディ11や上面板12とは異なる材質のものとすることが可能で,合成樹脂やゴム等の金属に比較して軟質な材料で形成することで,他部材等と衝突した際に相手方を傷付け難くすることができた。
また,移動時の衝突等によって作業テーブル10のコーナー部Cに変形や破損等が生じた場合であっても,コーナーブロック20の交換のみで対応することが可能であり,上面板12全体の交換を行う場合等に比較して,メンテナンスや修理の際のコストについても削減することができた。
上面板12を,前記ボディ11の上部を覆う本体部121と,該本体部121に取り付けた柱材13によって形成し,前記柱材13の湾曲面により前記側部122を形成した構成では,上面板12に対してもプレス成形等の板金加工を行うことなしに,容易に丸みを帯びた形状の作業テーブルを製造することができた。
また,柱材13を,コーナーブロック20,20間の間隔に対応した長さに形成し,該柱材13の両端面13a,13bが,前記コーナーブロック20,20の前記扇形垂直面23と対峙するように前記柱材13を前記コーナーブロック20,20間に収容することにより,コーナーブロック20,20から上面板12の側部122に向かって連続的に形状が変化することで,作業テーブル10をデザイン的にも優れたものとすることができた。
なお,上面板12を,ステンレス板等により構成される本体部121と,柱材13により構成し,この柱材13の湾曲面を前述の側部122とした構成では,上面板12の一部に破損や変形等が生じた場合,上面板12全体を交換することなく,本体部121又は柱材13いずれか一方の交換によっても対応することも可能であり,経済的である。
前記ボディ11の前記側面111に,前記コーナーブロック20,20を載置すると共に,前記コーナーブロック20の前記垂直湾曲面25を下方に延長する取付支持体30を設けた構成では,前述したボディ11のコーナー部についても丸みを帯びた形状とすることができた。
このような取付支持体30は,前記コーナーブロック20,20の取付位置の下端において前記側面111を全長に亘って外向きに突出させて段部31を形成し,該段部31の両端部分を,前記取付支持体30とすることで容易に形成することができた。
また,前記側面111の長手方向両端に,前記コーナーブロック20,20の扇形底面22に対応する断面形状を有する柱材からなる脚部40を取り付け,該脚部40の上端部分を,前記取付支持体30とすることによっても,ボディ11のコーナー部を,全体として丸みを帯びた形状とすることができた。
なお,前記コーナーブロック20,20の前記扇形垂直面23と扇形底面22を略同一形状とした構成では,上面板12を本体部121と柱材13の組み合わせにより形成し(請求項2),かつ,前述した取付支持体30を脚部40の上端部分によって構成する場合(請求項5),脚部40を構成する柱材と,上面板12に設ける柱材13を,共通の柱材(型材)を必要な長さに切断して形成することができ,部品の共通化によって資材の調達コストを更に抑えることができた。
本発明の梱包機の斜視図。 本発明の梱包機の分解斜視図。 図2におけるコーナーブロックの取り付け部分の拡大分解斜視図。 左側コーナーブロックの(A)は正面図,(B)は平面図,(C)は右側面図,(D)は左側面図,(E)は背面図,(F)は底面図。 上面板の(A)は正面図,(B)は平面図,(C)は右側面図。 本発明の別の梱包機の分解斜視図。 従来の梱包機の斜視図(特許文献1の図2に対応) 従来の梱包機の斜視図。
以下に,添付図面を参照しながら本発明の梱包機1について説明する。
本発明の梱包機1は,図1に示すように,四面を側壁で囲まれた枠形構造を有するボディ11の上面開口部を,中央にバンド通路18が形成されるように二分割された上面板12,12で覆うことにより形成された作業テーブル10を備え,該作業テーブル10のボディ11内には,図2に示すようにバンドの給送と引き戻しを行うローラユニット50や,被梱包物に巻回されたバンドの端部を切断すると共に溶着するシールユニット60が収容されている点は,図7を参照して説明した従来の梱包機100と同様である。
なお,図示の実施形態では,前述した上面板12の下方にバンドリール70の配置スペースを確保するために,ボディ11の四隅より下方に向かって突出する脚部40を設けると共に,この脚部40の下端にキャスタ80を取り付けて,梱包機1の移動を容易に行うことができるように構成している。
もっとも,本発明の梱包機1は,図示の構成に限定されず,図6に示すように,ボディ11を構成する側壁の全部または一部を,最大,脚部40の長さ分,下方に延長するものとしても良く,一例として側壁の全てを下方に延長する場合,脚部を設けずにボディ11の下端に直接,キャスタ80を取り付ける構成を採用するものとしても良い。
また,図示の実施形態では,前述したバンドリール70を上面板12の下方に配置する構成について説明したが,バンドリール70の配置は,図8を参照して説明した従来の梱包機同様,作業テーブルの側方に配置するものとしても良く,その配置は,図示の構成に限定されない。
前述のボディ11の外周面は,バンド通路18と平行を成す側面111と,バンド通路18と直交する端面112により構成されており,このうちの側面111の両端には,後述するコーナーブロック20,20が取り付けられている。
このコーナーブロック20には,左側コーナーブロックと,この左側コーナーブロックと対称形状を有する,右側コーナーブロックがあり,このうちの左側コーナーブロックの構成を図4に示す。
図4に示すように,コーナーブロック20は,図4(E)の背面図に表れる矩形垂直面21と,この矩形垂直面21の底辺21cと一辺22aを共有し,前記矩形垂直面21と直交する水平面である扇形底面22と〔図4(F)参照〕,前記矩形垂直面21の他方の側辺21dと一辺23aを共用し,他辺23bを前記扇形底面22の他辺22bと共有する,前記矩形垂直面21及び前記扇形底面22と直交する垂直面である扇形垂直面23〔図4(C)参照〕と,回転軸を水平方向とする回転面又はこれに類似する湾曲面であって,前記矩形垂直面21の上辺21aと前記扇形垂直面23の弧23cによって画成される水平湾曲面24〔図4(A),(B)参照〕,及び,回転軸を垂直方向とする回転面又はこれに類似する湾曲面であって,前記矩形垂直面21の一方の側辺21bと前記扇形底面22の弧22cによって画成される垂直湾曲面25〔図4(A),(D)参照〕を備える。
従って,図3に示すように,コーナーブロック20の前記矩形垂直面21の上辺21aを,前記ボディ11の前記側面111の上辺111aと位置合わせすると共に,コーナーブロック20の矩形垂直面21の一方の側辺21bを,前記ボディ11の前記側面111の側辺111bと位置合わせして,前記矩形垂直面21と前記側面111とが重なり合うように,ボディ11にコーナーブロック20,20を取り付けると,コーナーブロック20,20に設けた垂直湾曲面25及び水平湾曲面24によって作業テーブル10のコーナー部Cが丸みを帯びた形状となる。
一例として,本実施形態では,扇形垂直面23と扇形底面22の弧23c,22cの半径をいずれも32mmと成すと共に,垂直湾曲面25と水平湾曲面24の境界に生じる稜線26〔図4(A)参照〕に,半径3mmのアール面取りを行うことで,テーブル10のコーナー部Cに触れても痛くなく,かつ,被梱包物等に衝突しても損傷を与えない程度の丸みを持たせている。
また,図示の例では,コーナーブロック20の,取り付け時に見えない部分にリブが現れる肉抜き構造として,軽量化と使用する樹脂材料の減量を図っているが,図示の例に限定されず,コーナーブロック20はこれを中実構造としても良い。
前述したコーナーブロック20,20が取り付けられるボディ11の側面111には,好ましくは,コーナーブロック20,20を載置すると共に,コーナーブロック20,20の垂直湾曲面25を下方に延長する取付支持体30が設けられている。
図2及び図3に示す実施形態では,コーナーブロック20,20の取付位置の下端よりも下方の側面111全体を機外側に突出させて段部31を形成し,この段部31の両端部分に前述した取付支持体30を形成している。
なお,この取付支持体は,図6に示すように,側面111の両端に,コーナーブロック20,20の扇形底面22に対応する断面形状を有する柱材からなる脚部40を取り付け,この脚部40の上端部分を,前述した取付支持体30とするものとしても良い。
このように,コーナーブロック20,20の垂直湾曲面25を下方に延長する取付支持体30を設けたことで,ボディ11の側面111と端面112とが交叉する,ボディ11のコーナー部にも丸みを持たせることができる。
ボディ11に対するコーナーブロック20の取り付けを容易とするために,コーナーブロック20の扇形底面22と矩形垂直面21には,図4に示すように位置決め用の突起27,28を設けるものとしても良く,取付支持体30の上面と,側面111の対応位置に,この突起27,28と嵌合する位置決め用の孔(図示せず)を設けるものとしても良い。
また,コーナーブロック20の矩形垂直面21には,ネジ孔29が設けられており〔図4(E)参照〕,このネジ孔29に対応する位置の側面111には,図3に示すように貫通孔111cが形成されている。
従ってこの構成では,コーナーブロック20に設けた位置決め用の突起27,28を,取付支持体30の上面と側面111に設けた位置決め用の孔(図示せず)内に挿入した状態で,ボディの内側から側面111に設けた貫通孔111cを介してコーナーブロックの矩形垂直面21に設けたネジ孔29にボルトを螺合することで,側面111上の正確な位置に,正しい向きで,コーナーブロック20を強固に取り付けることができるように構成されている。
前述のボディ11の上部開口を覆う上面板12は,ボディ11の上部を覆う本体部121と,前記本体部121のバンド通路18を成す一辺121aと平行な他辺121bより下向きに突出する側部122を備えている。
この本体部121と側部122は,一枚の金属板を曲げ加工等することにより一体的に形成するものとしても良いが,本実施形態では,上面板12を,図2及び図5に示すように金属板等から成る前記本体部121の前記他辺121bに,コーナーブロック20の扇形垂直面23の形状に対応する断面形状を有する柱材13を取り付け,この柱材13の湾曲面を,上面板12の側部122としている。
なお,前記コーナーブロック20の前記矩形垂直面21を正方形に近い形状とし,前記扇形垂直面23と扇形底面22を略同一形状とした本実施形態の構成では,図6を参照して説明したように断面扇形の柱材から成る脚部40を設ける場合,上面板12に設ける柱材13と脚部40を,共通の型材で製造することができるため,梱包機の製造コストを低く抑えることが可能となる。
上面板12を構成する前述の柱材13は,コーナーブロック20,20間の間隔に対応した長さに形成され,柱材13の両端面13a,13bが,各コーナーブロック20,20の扇形垂直面23,23と対峙するように柱材13をコーナーブロック20,20間に配置した状態で,上面板12の本体部121によって,ボディ11の上端開口部を覆うように上面板12をボディ11に取り付ける。
このように構成することで,前述したコーナーブロック20,20の取り付けにより,コーナーブロック20,20に設けた垂直湾曲面25及び水平湾曲面24により,作業テーブル10のコーナー部Cを,丸みを帯びた形状とすることができる。
また,コーナーブロック20を載置すると共に,コーナーブロック20の垂直湾曲面25を下向きに延長する取付支持体30を設けた構成では,側面111と端面112との交叉部分であるボディ11のコーナー部についても丸みを帯びた形状とすることができる。
更に,通常,作業者は,ボディ11の側面111側に立って作業テーブル10に対する被梱包物の上げ下ろしを行うが,作業テーブル10の上面周縁Eのうち,側面111側の上面周縁Eが丸みを帯びた形状となっていることで,被梱包物の上げ下げの際に,この部分に被梱包物が衝突しても被梱包物を傷付け難く,また,作業者の身体の一部が衝突等した場合でも,怪我等を負い難い構造となっている。
しかも,このように丸みを持たせた形状の作業テーブル10を,プレス加工等の板金加工を最小限とし,コーナーブロック20や柱材13等の部品の取り付けにより実現していること,これらの部品は,小型の作業テーブルから大型の作業テーブルまで,共通して使用でき,作業テーブル10を比較的安価に製造することができる。
しかも,作業テーブル10のコーナー部Cや上面周縁E等は,移動等の際にぶつけて変形や破損等を生じさせ易い部分となっているが,このような変形や破損が生じた場合であっても,上面板12全体を交換することなく,コーナーブロック20や柱材13の交換によって対応することが可能となるため,経済的に修理等を行うことが可能である。
1 梱包機
10 作業テーブル
11 ボディ
111 側面(ボディ11の)
111a 上辺(側面111の)
111b 側辺(側面111の)
111c 貫通孔
112 端面(ボディ11の)
12 上面板
121 本体部
121a 一辺(本体部121の)
121b 他辺(本体部121の)
122 側部
13 柱材
13a,13b 端面(柱材13の)
18 バンド通路
20 コーナーブロック
21 矩形垂直面
21a 上辺(矩形垂直面21の)
21b 一方の側辺(矩形垂直面21の)
21c 底辺(矩形垂直面21の)
21d 他方の側辺(矩形垂直面21の)
22 扇形底面
22a 一辺(扇形底面22の)
22b 他辺(扇形底面22の)
22c 弧(扇形底面22の)
23 扇形垂直面
23a 一辺(扇形垂直面23の)
23b 他辺(扇形垂直面23の)
23c 弧(扇形垂直面23の)
24 水平湾曲面
25 垂直湾曲面
26 稜線
27,28 突起
29 ネジ孔
30 取付支持体
31 段部
40 脚部
50 ローラユニット
60 シールユニット
70 バンドリール
80 キャスタ
100 梱包機
110 作業テーブル
111 ボディ
112 上面板
112a 本体部
112b 側部
118 バンド通路
150 ローラユニット
160 シールユニット
170 バンドリール
180 キャスタ
E 上面周縁(作業テーブルの)
C コーナー部(作業テーブルの)

Claims (6)

  1. 四面を側壁で囲まれた枠状のボディの上部を2分割された上面板で覆うことにより中央にバンドが通過するバンド通路が形成された作業テーブルを備えた梱包機において,
    前記ボディが,該ボディの外周面のうち,前記バンド通路と平行な面である側面の両端に取り付けられる一対のコーナーブロックを備え,
    前記コーナーブロックが,
    上辺を前記側面の上辺と,一方の側辺を前記側面の側辺と位置合わせして前記側面に接合される矩形垂直面と,
    前記矩形垂直面の底辺と一辺を共有し,前記矩形垂直面と直交する水平面である扇形底面と,
    前記矩形垂直面の他方の側辺と一辺を共用し,他辺を前記扇形底面の他辺と共有する,前記矩形垂直面及び前記扇形底面と直交する垂直面である扇形垂直面と,
    回転軸を水平方向とする回転面又はこれに類似する湾曲面であって,前記矩形垂直面の前記上辺と前記扇形垂直面の弧によって画成される水平湾曲面,及び,
    回転軸を垂直方向とする回転面又はこれに類似する湾曲面であって,前記矩形垂直面の前記一方の側辺と前記扇形底面の弧によって画成される垂直湾曲面を備え,
    前記上面板に,前記ボディの上部を覆う本体部と,前記本体部の前記バンド通路を成す一辺と平行な他辺より下向きに突出する側部を形成し,
    前記側部の長さを,前記コーナーブロック間の間隔に対応した長さに形成すると共に,前記側部の断面を,前記コーナーブロックの前記扇形垂直面の弧に対応する湾曲形状に形成し,
    前記側部を前記コーナーブロック間に配置した状態で,前記上面板の前記本体部で,前記ボディの上面を覆ったことを特徴とする梱包機。
  2. 前記上面板を,前記ボディの上部を覆う本体部と,前記本体部の前記バンド通路を成す一辺と平行な他辺に取り付けた,前記コーナーブロックの前記扇形垂直面に対応する断面形状を有する柱材によって形成し,前記柱材の湾曲面を前記側部と成すと共に,
    前記柱材の長さを,前記コーナーブロック間の間隔に対応した長さに形成し,該柱材の両端面が,前記コーナーブロックの前記扇形垂直面と対峙するように前記柱材を前記コーナーブロック間に収容して前記上面板の前記本体部で,前記ボディの上面を覆ったことを特徴とする請求項1記載の梱包機。
  3. 前記ボディの前記側面に,前記コーナーブロックを載置すると共に前記コーナーブロックの前記垂直湾曲面を下方に延長する,前記コーナーブロックの取付支持体を設けたことを特徴とする請求項1又は2記載の梱包機。
  4. 前記コーナーブロックの取付位置の下端において前記側面を全長に亘って外向きに突出させて段部を形成し,該段部の両端部分を,前記取付支持体としたことを特徴とする請求項記載の梱包機。
  5. 前記側面の長手方向両端に,前記コーナーブロックの前記扇形底面に対応する断面形状を有する柱材からなる脚部を取り付け,該脚部の上端部分を,前記取付支持体としたことを特徴とする請求項記載の梱包機。
  6. 前記コーナーブロックの前記扇形垂直面と扇形底面を略同一形状としたことを特徴とする請求項1~5いずれか1項記載の梱包機。
JP2019103971A 2019-06-03 2019-06-03 梱包機 Active JP7323155B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019103971A JP7323155B2 (ja) 2019-06-03 2019-06-03 梱包機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019103971A JP7323155B2 (ja) 2019-06-03 2019-06-03 梱包機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020196513A JP2020196513A (ja) 2020-12-10
JP7323155B2 true JP7323155B2 (ja) 2023-08-08

Family

ID=73649431

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019103971A Active JP7323155B2 (ja) 2019-06-03 2019-06-03 梱包機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7323155B2 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3011005U (ja) 1994-02-05 1995-05-16 株式会社田窪工業所 収納庫
US5997117A (en) 1997-06-06 1999-12-07 Chatsworth Products, Inc. Rack frame cabinet
WO2002034085A1 (en) 2000-10-27 2002-05-02 Clashal Systems Limited Panel edging system
US20040255797A1 (en) 2003-06-17 2004-12-23 Illinois Tool Works, Inc. Strapping machine with pivotal work surfaces having integral conveyors

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0565803U (ja) * 1992-02-13 1993-08-31 ストラパック株式会社 バンド掛け装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3011005U (ja) 1994-02-05 1995-05-16 株式会社田窪工業所 収納庫
US5997117A (en) 1997-06-06 1999-12-07 Chatsworth Products, Inc. Rack frame cabinet
WO2002034085A1 (en) 2000-10-27 2002-05-02 Clashal Systems Limited Panel edging system
US20040255797A1 (en) 2003-06-17 2004-12-23 Illinois Tool Works, Inc. Strapping machine with pivotal work surfaces having integral conveyors

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020196513A (ja) 2020-12-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4423279B2 (ja) 液体のための移送兼貯蔵容器
JP7323155B2 (ja) 梱包機
JP3198009U (ja) 梱包材及び梱包体
JP2005178906A (ja) 液体のための移送兼貯蔵容器
KR100732852B1 (ko) 포장박스용 지그
JP2955534B2 (ja) 紙製緩衝体
JP4671060B2 (ja) 薄型表示装置の梱包構造
US9718581B2 (en) Pallet-like underframe for transport and storage containers for liquids
KR101268418B1 (ko) 싸바리 포장박스 및 포장박스 제작방법
KR102364557B1 (ko) 금속 상자체
US20160376059A1 (en) Stackable pallet container fitted with a top reinforcement frame
KR101498790B1 (ko) 포장 장치
JP6727433B2 (ja) 梱包装置
KR101869327B1 (ko) 자동차 범퍼의 포장구조
KR100717693B1 (ko) 포장박스용 프레임 구조
US4854461A (en) Storage box
JP3293103B2 (ja) 主に業務用のプラスチック製卵容器
WO2021044615A1 (ja) 梱包体
JP7066049B2 (ja) 梱包部材
CN105479180B (zh) 一种钢带剪
CN212097728U (zh) 一种包装盒生产用翻身装置
WO2024062553A1 (ja) 室外機の梱包装置
CN210162468U (zh) 一种畲族糕点食品包装盒
JP3656230B2 (ja) 卵包装用容器
WO2014112508A1 (ja) パネルの梱包体及び梱包方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220510

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230228

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230302

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230412

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230704

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230720

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7323155

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150