JP2005178906A - 液体のための移送兼貯蔵容器 - Google Patents

Abstract

【課題】 本発明は、パレット状の台枠２０の床部２２の上に位置する、交換可能な、合成物質から成る、一貫して平滑な外側面を有する４つの壁を有する内部容器２、天板および底板、注入用接続パイプ９および、取出し管継手１２を接続するための排出用接続パイプ１１、並びに、薄板カバー部または格子カバー部１３として形成されている、この内部容器２を収容するための金属から成る外側カバー部を有する、液体のための移送兼貯蔵容器１に関する。本発明の課題は、その移送兼貯蔵容器において他の製造者の容器との純正合成物質内部容器の交換は可能ではない、液体のための冒頭に記載した様式の移送兼貯蔵容器を発展させることである。
【解決手段】 移送兼貯蔵容器１は、純正保護装置を備えており、この純正保護装置が、２つの、上方へと整向された、台枠床部２２の外への成形部４０、４１によって形成されており、これら外への成形部が、２つの、内部容器２の底板７の相応するアーチ形部４２、４３内へとはまり込んでいる。
【選択図】 図１

Description

本発明は、パレット状の台枠の床部の上に位置する、交換可能な、合成物質から成る、一貫して平滑な外側面を有する４つの壁を有する内部容器、
天板および底板、
注入用接続パイプおよび、取出し管継手を接続するための排出用接続パイプ、
並びに、薄板カバー部または格子カバー部として形成されている、この内部容器を収容するための金属から成る外側カバー部を有する、液体のための移送兼貯蔵容器に関する。

ドイツ連邦共和国実用新案第２０２ １８ ７６６号明細書（特許文献１）の冒頭に記載した様式の、通い容器として使用される移送兼貯蔵容器の再調製（Rekonditionierenen）の際に、合成物質から成る純正容器が、低減された品質を有する容器と取り替えられるという危険が存在する。
ドイツ連邦共和国実用新案第２０２ １８ ７６６号明細書

従って、本発明の根底をなす課題は、その移送兼貯蔵容器において他の製造者の容器との純正合成物質内部容器の交換は可能ではない、液体のための冒頭に記載した様式の移送兼貯蔵容器を発展させることである。

この課題は、本発明に従い、請求項１の特徴を有する液体のための移送兼貯蔵容器によって解決される。

従属請求項は、本発明の有利な、且つ合目的な更なる構成を備えている。

本発明による移送兼貯蔵容器の純正保護装置は、簡単な作用の仕方、および、適当な費用の製造を特徴とし、この製造が、純正保護装置の機能部材が、パレット状の台枠の床部の外への成形（Ausformungen）、および、相応する内部容器床部の中への成形（Einformungen）の形状において、直接的に、移送兼貯蔵容器の保護されるべき構造部材に対して附設して形成されることに基づいており、且つ従って、純正保護装置のための如何なる別個の構造要素も必要でない。更に、有利には薄板材料から製造される台枠床部の外への成形によって、この台枠床部自体の剛性は改善される。

次に、図に基づいて、本発明を説明する。

使い捨て兼通い容器として使用される、液体用移送兼貯蔵容器１は、主構造部材として、
２つの側方壁３、４、前方壁５、および平滑な外側面４４を有する後方壁６、底板７、天板８、この天板８に附設して形成された蓋１０でもって閉鎖可能な注入用接続パイプ９、および、この前方壁５の下側の部分に附設して形成された、取出し管継手１２を有する排出用接続パイプ１１を備える、合成物質から成る交換可能な直方体形状の内部容器２と、
更に、この内部容器２を収容するための、交差する水平方向、および垂直方向の、金属製の格子ロッド１４、１５から成る外側の格子カバー部１３とを有しており、その際、
この垂直方向の格子ロッド１５の端部１６、１７が、この格子カバー部１３の下側、および上側の周囲に延在する縁部輪郭体１８、１９に溶接されており、
並びに、この移送兼貯蔵容器は、ヨーロッパ規格の長さおよび幅寸法を有する、金属から成るパレット状の台枠２０を有している。

流出床部として形成された、内部容器２の底板７は、中央の、容器後方壁６から容器前方壁５内における流出用接続パイプ１１へと低下する流出溝部２１を備えており、且つ、内部容器２の、両方の側方壁３、４から、中央の流出溝部２１へ、およびこの後方壁６から前方壁５へと低下しており、この内部容器が、この底板７でもって、この内部容器に適合され薄板から製造された台枠２０の床部２２の上に位置している。

フォークリフト、ラック操作機器、およびその種の他の移送手段によっての取扱いのために適合されている台枠２０の床部２２は、
４つの隅脚部２３〜２６、１つの後方の中間脚部２７、
前方の床部２２から外へと成形された、移送容器１の取出し管継手１２の下側に設けられている中間脚部２８、並びに、
床部２２のための架橋状の補強薄板３１の外側の端部によって形成される２つの側方の中間脚部２９、３０の上に載置されている。

圧入された条溝３２、３３によって補強され、内部容器２の底板７に適合された、台枠２０のなべ形状を有する床部２２は、両方の長手方向縁部３４、３５から、この底板の中心長手方向軸線３６−３６へ、および、後方の縁部３７から前方の縁部３８へと低下しており、且つ、後方の縁部３７から前方の縁部３８へと低下する中心溝部３９を備えている。

移送兼貯蔵容器１は、２つの上方へと整向された、台枠床部２２の外への成形部４０、４１によって形成された純正保護装置を備え、これら外への成形部が、２つの相応する、内部容器２の底板７のアーチ形部（Einwolbung）４２、４３内へとはまり込んでいる。

台枠床部２２の長手方向縁部３４、３５から、この台枠床部自体の中心長手方向軸線３６−３６に対して横方向に指向する、両方の相対して位置している外への成形部４０、４１は、くさび形であり、且つ、この台枠床部２２の中心長手方向軸線３６−３６に対する方向に面を取られた状態で形成されている。

相応するくさび形を、内部容器２の底板７の両方のアーチ形部４２、４３が有しており、これらアーチ形部は、両方の側方壁３、４から、この内部容器２の流出溝部２１に対して横方向に指向している。

１つの純正保護装置の上記された実施形態とは異なって、台枠２０の床部２２の両方の外への成形部４０、４１、および、内部容器２の底板７内における相応するアーチ形部４２、４３は、相対して互い違いに位置ずれされて配設されていることは可能である。更に、これら台枠床部２２の外への成形部４０、４１が、後方の縁部３７または前方の縁部３８から、この床部２２の中心長手方向軸線３６−３６に対して平行に指向し、且つ、内部容器２の底板７が相応するアーチ形部４２、４３を備えていることは可能である。更に、台枠床部２２の外への成形部の、および内部容器床部のアーチ形部の形成は、床部面に限定されていることは可能である。更に、この台枠床部の外への成形部数、および下側の内部容器床部のアーチ形部の数は、２つに限定されていない。要するに、この純正保護装置は、平らな底板７を備え、且つ、相応して平らな台枠床部の上に位置している、内部容器を有する移送兼貯蔵容器にも適している。

冒頭に記載した様式の移送兼貯蔵容器のための純正保護装置の、更に図示されていない実施形態は、
少なくとも１つの外側カバー部の中への成形部、または、少なくとも１つのこの外側カバー部に装着された保護部材が備えられており、
この中への成形部、もしくは、この保護部材が、内部容器の壁部の相応する垂直方向の溝部内へとはまり込んでいることによって特徴付けられている。

純正保護装置を備える、液体用移送兼貯蔵容器の透視図である。 図１による、容器の台枠の、平なべ形状の床部の透視図である。

符号の説明

１ 移送兼貯蔵容器
２ 内部容器
３、 ４ 側方壁
５ 前方壁
６ 後方壁
７ 底板
８ 天板
９ 注入用接続パイプ
１０ 蓋
１１ 排出用接続パイプ
１２ 取出し管継手
１３ 格子カバー部
１４、１５ 格子ロッド
１６、１７ 端部
１８、１９ 縁部輪郭体
２０ 台枠
２１ 流出溝部
２２ 床部、 台枠床部
２３、２４、２５、２６ 隅脚部
２７ 後方の中間脚部
２８ 前方の中間脚部
２９、３０ 側方の中間脚部
３１ 補強薄板
３２、３３ 条溝
３４、３５ 長手方向縁部
３６ 中心長手方向軸線
３７ 後方の縁部
３８ 前方の縁部
３９ 中心溝部
４０、４１ 外への成形部
４２、４３ アーチ形部
４４ 外側面

Claims (13)

1. パレット状の台枠の床部の上に位置する、交換可能な、合成物質から成る、一貫して平滑な外側面を有する４つの壁を有する内部容器、
   天板および底板、
   注入用接続パイプおよび、取出し管継手を接続するための排出用接続パイプ、
   並びに、薄板カバー部または格子カバー部として形成されている、この内部容器を収容するための金属から成る外側カバー部を有する、液体のための移送兼貯蔵容器において、
   台枠（２０）の床部（２２）の、少なくとも１つの外への成形部の様式の純正保護装置を備えており、
   この外への成形部が、内部容器（２）の底板領域の相応するアーチ形部内へとはまり込んでいることを特徴とする移送兼貯蔵容器。
2. 台枠（２０）の床部（２２）は、少なくとも１つの上方へと整向された外への成形部（４０）を有しており、この外への成形部が、内部容器（２）の底板（７）の相応するアーチ形部（４２）内へとはまり込んでいることを特徴とする請求項１に記載の移送兼貯蔵容器。
3. １つの外への成形部、もしくは複数の外への成形部（４０、４１）は、台枠床部（２２）の長手方向縁部（３４、３５）から、この台枠床部自体の中心長手方向軸線（３６−３６）に対して横方向に指向していることを特徴とする請求項１または２に記載の移送兼貯蔵容器。
4. ２つの相対して位置して配設された、台枠床部（２２）の外への成形部（４０、４１）を備えていることを特徴とする請求項１から３のいずれか一つに記載の移送兼貯蔵容器。
5. ２つの、相対して互い違いに位置ずれされて配設された、台枠床部（２２）の外への成形部（４０、４１）、および、内部容器（２）の底板（７）の相応するアーチ形部（４２、４３）を備えていることを特徴とする請求項１から３のいずれか一つに記載の移送兼貯蔵容器。
6. 台枠床部（２２）の外への成形部（４０、４１）は、くさび形であり、且つ、この台枠床部自体の中心長手方向軸線（３６−３６）への方向に、面を取られた状態で形成されていることを特徴とする請求項１から５のいずれか一つに記載の移送兼貯蔵容器。
7. 内部容器（２）の底板（７）に適合された、台枠（２０）の床部（２２）は、両方の長手方向縁部（３４、３５）から、この床部（２２）の中心長手方向軸線（３６−３６）へ、及び／または、後方の縁部（３７）から前方の縁部（３８）へと低下していることを特徴とする請求項１から６のいずれか一つに記載の移送兼貯蔵容器。
8. 台枠（２０）の床部（２２）は、中心溝部（３９）を備えており、この中心溝部が、後方の縁部（３７）から前方の縁部（３８）へと低下していることを特徴とする請求項１から７のいずれか一つに記載の移送兼貯蔵容器。
9. 台枠（２０）の床部（２２）は、なべ形状を備えていることを特徴とする請求項１から８のいずれか一つに記載の移送兼貯蔵容器。
10. 台枠（２０）の床部（２２）は、内部容器（２）の底板（７）に相応して、平らな床部として形成されていることを特徴とする請求項１から６のいずれか一つに記載の移送兼貯蔵容器。
11. 台枠（２０）の床部（２２）は、薄板材料から製造されていることを特徴とする請求項１から１０のいずれか一つに記載の移送兼貯蔵容器。
12. 台枠（２０）の床部（２２）は、合成物質から成ることを特徴とする請求項１から１１のいずれか一つに記載の移送兼貯蔵容器。
13. 少なくとも１つの外側カバー部の中への成形部の、または、少なくとも１つのこの外側カバー部に装着された保護部材の様式の純正保護装置が備えられており、
    この中への成形部、もしくは、この保護部材が、内部容器の壁部の相応する垂直方向の溝部内へとはまり込んでいることを特徴とする請求項１に記載の移送兼貯蔵容器。

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