JP7322973B2 - 電子回路 - Google Patents
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Description
本発明は、電子回路に関する。
車両に搭載される車載機器等においては、機器間で通信を行うために差動伝送技術が用いられる。特許文献1には、1対の信号線と、1対の信号線を被覆するシールドとを有するシールド線が用いられた差動伝送回路が記載されている。特許文献1の差動伝送回路では、基板グランドとシールド線との間にコモンモードチョークコイルが設けられている。
車載機器では、信号源側に設けられたシグナルグランドと、シールドに接続されるフレームグランドとが、分離して設けられる場合がある。これにより、ESD等の外来ノイズが印加された際に電子回路の破壊を抑制できる。
しかし、シグナルグランドと、フレームグランドとが分離されている場合、伝送される信号の経路と、グランドとで形成されるループが大きくなりコモンモードノイズが発生しやすくなる。また、特許文献1に記載されている3ラインを有するコモンモードチョークコイルを適用した場合、必要なインダクタンスを得るために、部品の大きさが大きくなり、小型化が困難となる可能性がある。
本発明は、小型化を図るとともに、効果的にノイズを抑制することが可能な電子回路を提供することを目的とする。
本発明の一側面の電子回路は、信号源に接続される第1信号線及び第2信号線と、前記第1信号線及び前記第2信号線の周囲を被覆するシールドとを有するシールド線と、前記信号源側に設けられるシグナルグランドと、前記シグナルグランドと分離され、前記シールドに接続されるフレームグランドと、互いに磁気的に結合された第1コイル、第2コイル及び第3コイルを有するコモンモードチョークコイルと、前記第3コイルに並列に接続されるキャパシタと、を備え、前記第1コイルは、前記信号源と前記第1信号線との間に直列に接続され、前記第2コイルは、前記信号源と前記第2信号線との間に直列に接続され、並列に接続された前記第3コイル及び前記キャパシタは、前記シグナルグランドと、前記フレームグランドとの間に接続される。
本発明の電子回路によれば、小型化を図るとともに、効果的にノイズを抑制することが可能である。
以下に、本発明の電子回路の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態により本発明が限定されるものではない。各実施の形態は例示であり、異なる実施の形態で示した構成の部分的な置換又は組み合わせが可能であることは言うまでもない。第2実施形態以降では第1実施形態と共通の事柄についての記述を省略し、異なる点についてのみ説明する。特に、同様の構成による同様の作用効果については実施形態毎には逐次言及しない。
図1は、実施形態に係る電子回路の構成を示す模式図である。図1に示すように、電子回路1は、シールド線10と、コモンモードチョークコイル20と、キャパシタ25と、シグナルグランド31と、フレームグランド32と、IC(Integrated Circuit)40と、を有する。
シールド線10は、1対の第1信号線11a及び第2信号線11bと、1対の第1信号線11a及び第2信号線11bの周囲を被覆するシールド15と、を有する。シールド線10は、外部の電子機器との間で信号の伝送を行う。電子回路1は差動伝送方式が採用され、1対の第1信号線11a及び第2信号線11bには、互いに異なる位相の信号が伝送される。また、1対の第1信号線11a及び第2信号線11bは、例えばツイストペア線として形成される。これにより、シールド線10はノイズの放射を抑制することができる。なお、以下の説明において、第1信号線11a及び第2信号線11bを区別して説明する必要が無い場合には、単に信号線11と表す場合がある。
コモンモードチョークコイル20は、互いに磁気的に結合された第1コイル21、第2コイル22及び第3コイル23を有する。すなわち、第1コイル21と第2コイル22とが磁気的に結合され、第2コイル22と第3コイル23とが磁気的に結合され、第1コイル21と第3コイル23とが磁気的に結合される。各コイル間の結合係数は、等しいことが望ましいが、コイル間で異なる結合係数を有していてもよい。1つのシールド線10に対して1つのコモンモードチョークコイル20が設けられる。
キャパシタ25は、第3コイル23に並列に接続される。具体的には、キャパシタ25の一端と、第3コイル23の一端とが接続され、キャパシタ25の他端と、第3コイル23の他端とが接続される。キャパシタ25は、例えば、チップコンデンサ等のコンデンサ素子を用いることができる。キャパシタ25は、第1コイル21、第2コイル22及び第3コイル23と、一体化された部品である。なお、本実施形態において、「一体化」とは、コモンモードチョークコイル20の構成要素と、キャパシタ25の構成要素とが、直接、接して設けられている場合や、コモンモードチョークコイル20の構成要素の一部が、キャパシタ25の構成要素の一部と共有されている場合を含む。
シグナルグランド31は、信号源41側、すなわちフレームグランド32よりも信号源41に近い位置に設けられる。シグナルグランド31は、信号線11を伝送する信号に対する基準電位に接続される。フレームグランド32は、シグナルグランド31と分離して設けられ、シールド線10のシールド15に接続される。フレームグランド32は、シールド線10が接続されるコネクタ側に設けられ、コネクタグランドとも呼ばれる。また、フレームグランド32は、電子回路1が実装される電子機器のフレーム電位に接続される。
IC40は、シールド線10ごとに設けられた信号源41を含む。信号源41は、コモンモードチョークコイル20を介して1対の信号線11と電気的に接続され、1対の信号線11に差動信号を供給する。また、IC40は、シグナルグランド31に接続される。なお、図1では、IC40が1つの信号源41を有する例を示しているが、これに限定されない。電子回路1が複数のシールド線10を備えている場合には、IC40は、複数のシールド線10に応じて複数の信号源41を有していてもよい。
コモンモードチョークコイル20において、第1コイル21は、信号源41と第1信号線11aとの間に直列に接続される。第2コイル22は、信号源41と第2信号線11bとの間に直列に接続される。並列に接続された第3コイル23及びキャパシタ25は、シグナルグランド31と、フレームグランド32との間に接続される。
言い換えると、第1コイル21の一端は信号源41に接続され、第1コイル21の他端は第1信号線11aに接続される。第2コイル22の一端は信号源41に接続され、第2コイル22の他端は第2信号線11bに接続される。第3コイル23の一端及びキャパシタ25の一端は、シグナルグランド31に接続され、第3コイル23の他端及びキャパシタ25の他端は、フレームグランド32に接続される。
信号源41から第1コイル21及び第2コイル22にそれぞれ差動信号が供給された場合、第1コイル21で発生する磁界と、第2コイル22で発生する磁界とが打ち消し合う。これにより、コモンモードチョークコイル20は低インピーダンスとなり、フィルタとして機能しない。これにより、差動信号は、信号源41から、第1コイル21及び第2コイル22を介して第1信号線11a及び第2信号線11bに、それぞれ伝送される。
シグナルグランド31と、フレームグランド32とは、第3コイル23及びキャパシタ25で形成されるLCフィルタを介して接続されているので、フレームグランド32、LCフィルタ及びシグナルグランド31で信号のリターンパスが形成される。すなわち、矢印54に示す方向に、フレームグランド32、LCフィルタ及びシグナルグランド31に戻り電流が流れる。
これにより、電子回路1は、信号のリターンパスを確保することができる。つまり、シグナルグランド31と、フレームグランド32とが分離された構成であっても、信号源41から1対の信号線11を介してフレームグランド32、LCフィルタ及びシグナルグランド31に戻る経路を短くすることができる。また、後述するようにLCフィルタは、GHz帯で良好な透過特性を有するので、キャパシタ25が設けられていない構成に比べて、GHz帯での信号のリターンパスを確保することができる。この結果、コモンモードノイズの発生を抑制することができる。
また、第1コイル21、第2コイル22及び第3コイル23に、矢印51、52、53で示すように、同方向のコモンモード電流が流れると、第1コイル21、第2コイル22及び第3コイル23でそれぞれ磁界が発生する。第1コイル21、第2コイル22及び第3コイル23でそれぞれ発生する磁界は互いに強め合う。コモンモードチョークコイル20は、高インピーダンスとなり、フィルタとして機能する。これにより、コモンモードノイズがシグナルグランド31からシールド線10に伝わることを抑制することができる。この結果、電子回路1は、コモンモードノイズによるノイズの放射を抑制することができる。
次に、電子回路1において、インダクタンス値L及び容量値Cを種々に変更した場合の、透過特性のシミュレーション結果について説明する。図2は、実施形態に係る電子回路の、異なるC値ごとの、コモンモード透過特性と周波数との関係を示すグラフである。図2のグラフ1は、図1の矢印51、52、53で示す方向での、コモンモードノイズの透過特性を示す。また、以下の各シミュレーションにおいて、各コイル間の結合係数kは、k=0.99としている。
図2に示すサンプルS1、S2、S3において、第1コイル21、第2コイル22及び第3コイル23のインダクタンス値Lは、いずれもL=0.3μHである。サンプルS1のキャパシタ25の容量値Cは、C=7pFである。サンプルS2のキャパシタ25の容量値Cは、C=3pFである。サンプルS3のキャパシタ25の容量値Cは、C=1pFである。比較例C1は、キャパシタ25が設けられず、3つのコイル(L=0.3μH)が磁気的に結合されたコモンモードチョークコイルを有する回路である。比較例C1の結合係数kは、k=0.99としている。
図2に示すように、サンプルS1、S2、S3は、それぞれ、周波数100MHz以上300MHz以下の範囲でLC共振周波数を有している。サンプルS1、S2、S3の容量値Cの値が小さくなるにしたがって、LC共振周波数が大きくなる。サンプルS1、S2、S3は、それぞれのLC共振周波数付近で急峻な減衰特性を示す。すなわちサンプルS1、S2、S3は、それぞれのLC共振周波数付近でコモンモードノイズを透過しない良好なノイズ抑制効果を有する。一方、比較例C1は、周波数10MHz以上の範囲でなだらかな減衰特性を示し、400MHz以上の周波数で良好なノイズ抑制効果を有する。
ここで、外部からのノイズをシールド線10に印加して機器の誤動作を調査する、いわゆるイミュニティ試験において、1MHz以上400MHz以下の、比較的低周波領域でノイズ抑制効果が要求される。図2に示すように、サンプルS1、S2、S3は、400MHz以下の比較的低周波数の領域で、比較例C1よりも良好なノイズ抑制効果を有する。
このように、電子回路1は、第3コイル23と並列に設けられるキャパシタ25の容量値を変更することで、コモンモードノイズの周波数に応じて効果的にノイズ抑制効果を実現することができる。
なお、図2に示すグラフ1では、インダクタンス値Lを一定として、容量値Cを異ならせた場合を示したが、これに限定されない。図3は、実施形態に係る電子回路の、異なるL値ごとの、コモンモード透過特性と周波数との関係を示すグラフである。図3のグラフ2に示すサンプルS4からサンプルS10において、キャパシタ25の容量値CはいずれもC=10pFに固定されている。
また、サンプルS4の各コイルのインダクタンス値Lは、L=0.01μHである。サンプルS5の各コイルのインダクタンス値Lは、L=0.02μHである。サンプルS6の各コイルのインダクタンス値Lは、L=0.03μHである。サンプルS7の各コイルのインダクタンス値Lは、L=0.05μHである。サンプルS8の各コイルのインダクタンス値Lは、L=0.3μHである。サンプルS9の各コイルのインダクタンス値Lは、L=30μHである。サンプルS10の各コイルのインダクタンス値Lは、L=300μHである。
図3に示すように、サンプルS4からサンプルS10は、インダクタンス値Lが小さくなるにしたがって、LC共振周波数が大きくなる。サンプルS4からサンプルS10は、それぞれ、周波数500MHz以下の範囲でLC共振周波数を有しており、それぞれのLC共振周波数付近で急峻な減衰特性を示す。
図4は、L×C値と、共振周波数との関係を示すグラフである。図4に示すL×C値は、インダクタンス値Lと容量値Cとの積を示す。図4のグラフ3に示すようにL×C値が小さくなるにしたがって、共振周波数は大きくなる傾向を示す。イミュニティ試験で要求される1MHz以上400MHz以下の範囲で、ノイズ抑制効果を実現するには、図4に示す点B1から点B2の範囲にL×C値を設定する必要がある。つまり、L×C値は以下の式(1)に示す条件を満たす必要がある。
1.6×10-19≦L×C≦2.5×10-14 ・・・ (1)
ただし、インダクタンス値Lを変更するには、巻線の数を変更する、あるいはコアのサイズを変更する必要がある。このため、機器のサイズや、コモンモードチョークコイル20の配置などの制約により、インダクタンス値Lを容易に変更することが困難となる場合がある。また、インダクタンス値Lを大きくするには、巻線の数を増やす、あるいはコアサイズを大きくする必要があり、機器の小型化が困難になる可能性がある。
本実施形態では、上述したように、L×C値を異ならせることで、減衰特性を示すLC共振周波数を変更できるので、インダクタンス値Lが一定、あるいはインダクタンス値Lを変更できる範囲が小さい場合であっても、容量値Cを異ならせることで、LC共振周波数を適切に設定できる。このため、電子回路1は、小型化を図るとともに、所望の周波数のコモンモードノイズを効果的に抑制できる。
図5は、実施形態に係る電子回路及び比較例の、コモンモード透過特性と周波数との関係を示すグラフである。図5のグラフ4に示すサンプルS4は、図3のグラフ2に示すサンプルS4と同じく、キャパシタ25の容量値CはC=10pFであり、各コイルのインダクタンス値LはL=0.01μHである。比較例C2も、キャパシタ25の容量値CはC=10pFであり、各コイルのインダクタンス値LはL=0.01μHである。
ただし、サンプルS4では、第1コイル21、第2コイル22及び第3コイル23が磁気的に結合されているのに対し、比較例C2では、第3コイル23が第1コイル21及び第2コイル22と磁気的に結合されていない構成が異なる。具体的には、例えば、サンプルS4では、第1コイル21、第2コイル22及び第3コイル23は、共通のコア又は一体に形成されたコアに巻線が施されて磁気的に結合される。比較例C2では、第3コイル23及びキャパシタ25が、コモンモードチョークコイル20とは別体で設けられる。
図5に示すように、サンプルS4のLC共振数波数は、比較例C2のLC共振数波数と同じであるものの、サンプルS4は、比較例C2に比べて広帯域でノイズ抑制効果を有する。具体的には、サンプルS4は、50MHz以上の周波数帯域で-10dB以下の減衰特性を示し、比較例C2は、70MHz以上の周波数帯域で-10dB以下の減衰特性を示す。このように、サンプルS4は、第1コイル21、第2コイル22及び第3コイル23が磁気的に結合されているので、単にコモンモードチョークコイル20とLCフィルタとを組み合わせた回路に比べて、良好なノイズ抑制効果を有することが示された。
次に、フレームグランド32、LCフィルタ及びシグナルグランド31で形成される信号のリターンパスの透過特性のシミュレーション結果について説明する。図6は、実施形態に係る電子回路の、異なるC値ごとの、GNDでの透過特性と周波数との関係を示すグラフである。
図6のグラフ5に示すサンプルS1、S2、S3、S6及び比較例C1の、インダクタンス値L及び容量値Cは、上述した図2及び図3と同様である。また、図6のグラフ5の縦軸に示すGNDでの透過特性は、図1に示すフレームグランド32からシグナルグランド31までの信号の透過特性を示す。言い換えると、グラフ5の縦軸は、第3コイル23とキャパシタ25とで形成されるLCフィルタの透過特性(S21)を示す。ここで、電子回路1は、GHz帯の高速通信ラインに実装される。そのためLCフィルタは、GHz帯において良好な透過特性を有する必要がある。
図6に示すように、周波数1GHz(1000MHz)において、容量値Cが大きくなるにしたがって透過特性が大きくなる。すなわち、周波数1GHz(1000MHz)において、サンプルS3(C=1pF)及び比較例C1(キャパシタ25なし)は、-6dB程度の透過特性を有する。サンプルS2(C=3pF)は、-3dB以上の透過特性を有する。サンプルS1(C=7pF)及びサンプルS6(C=10pF)は、-1dB以上の透過特性を有する。
GHz帯での透過特性の一例として、-3dB以上が要求される。つまり、容量値Cは、3pF以上であることが好ましい。これにより、電子回路1は、容量値Cを3pF以上とすることで、信号のリターンパスを確保できることが示された。なお、サンプルS3は、周波数1GHzでは比較例C1と同程度の透過特性を有するが、1GHz以上の周波数では、比較例C1よりも良好な透過特性を有する。
図7は、実施形態に係る電子回路の、異なるL値ごとの、GNDでの透過特性と周波数との関係を示すグラフである。図7のグラフ6では、LCフィルタの容量値Cを固定し、インダクタンス値Lを異ならせたときの透過特性を示している。
具体的には、図7に示すサンプルS11、S12、S13において、キャパシタ25の容量値CはいずれもC=3pFに固定されている。また、サンプルS11の各コイルのインダクタンス値Lは、L=0.06μHである。サンプルS12の各コイルのインダクタンス値Lは、L=1μHである。サンプルS12の各コイルのインダクタンス値Lは、L=3μHである。
図7に示すように、インダクタンス値Lを異ならせても、1GHz以上の周波数では、いずれも-3dB以上の透過特性を示している。つまり、電子回路1は、インダクタンス値Lが異なる場合であっても容量値Cを3pF以上とすることで、信号のリターンパスを確保できることが示された。以上の結果から、本実施形態におけるインダクタンス値L及び容量値Cは、上述の式(1)と下記の式(2)の条件を満たす必要がある。
C≧3pF ・・・ (2)
図8は、実施形態に係るコモンモードチョークコイルの一構成例を示す斜視図である。図8に示すように、コモンモードチョークコイル20は、基板30に実装される。基板30は、平板状の絶縁性基板であり、例えばガラスエポキシ等のプリント基板、あるいは、アルミナ基板等のセラミックス基板、あるいは、ポリイミド等のフレキシブル基板である。基板30には、シグナルグランド31が設けられる。シグナルグランド31は、基板30の内層に設けられた導電層で形成される。また、図8では図示を省略しているが、基板30には、IC40(図1参照)や、シールド線10と接続されるコネクタ(レセプタクルコネクタ)等も実装される。
コモンモードチョークコイル20は、巻芯部27と、1対の鍔部28、29と、複数のワイヤ21a、22a、23aと、を有する。巻芯部27及び1対の鍔部28、29は、例えばフェライトコアである。巻芯部27は、基板30の表面に平行な方向に延在する柱状の部材である。1対の鍔部28、29は、巻芯部27の延在方向の両端に設けられる。1対の鍔部28、29は巻芯部27と一体に、同じ材料で形成される。ただし、1対の鍔部28、29は巻芯部27と別体に異なる材料で形成されても良い。
3本のワイヤ21a、22a、23aが巻芯部27に巻き回されて、それぞれ第1コイル21、第2コイル22及び第3コイル23が形成される。3本のワイヤ21a、22a、23aの巻き方向は同一である。つまり、3本のワイヤ21a、22a、23aに同じ位相の電流が流れると、互いに強め合うように巻芯部27に磁界が発生する。3本のワイヤ21a、22a、23aに異なる位相の電流が流れると、互いに打ち消し合うように巻芯部27に磁界が発生する。
鍔部29の底面には、複数の第1外部電極24a、第2外部電極24b及び第3外部電極24cが設けられる。同様に、鍔部28の底面には、複数の第1外部電極24a、第2外部電極24b及び第3外部電極24cが設けられる(図8では、鍔部28の第1外部電極24a、第2外部電極24bは図示を省略する)。つまり、複数の第1外部電極24a、第2外部電極24b及び第3外部電極24cは、それぞれ1対設けられる。ワイヤ21a(第1コイル21)の一端は、鍔部28の第1外部電極24aに接続され、ワイヤ21a(第1コイル21)の他端は、鍔部29の第1外部電極24aに接続される。ワイヤ22a(第2コイル22)の一端は、鍔部28の第2外部電極24bに接続され、ワイヤ22a(第2コイル22)の他端は、鍔部29の第2外部電極24bに接続される。ワイヤ23a(第3コイル23)の一端は、鍔部28の第3外部電極24cに接続され、ワイヤ23a(第3コイル23)の他端は、鍔部29の第3外部電極24cに接続される。
キャパシタ25は、巻芯部27及び複数のワイヤ21a、22a、23aと隣り合って設けられ、対向する1対の鍔部28、29の間に設けられる。キャパシタ25の一端は、鍔部28の第3外部電極24cに接続され、キャパシタ25の他端は、鍔部29の第3外部電極24cに接続される。このように、キャパシタ25は、コモンモードチョークコイル20の第1コイル21、第2コイル22及び第3コイル23と一体化された部品として設けられる。これにより、電子回路1は、キャパシタ25をコモンモードチョークコイル20と別体に設けた場合に比べて、小型化を図ることができる。
なお、図8に示すコモンモードチョークコイル20及びキャパシタ25の構成はあくまで一例であり、適宜変更することができる。例えば、コモンモードチョークコイル20には、巻芯部27が複数設けられ、3本のワイヤ21a、22a、23aが、それぞれ異なる巻芯部に設けられてもよい。巻芯部27は、四角柱であるが、これに限定されず、円柱、多角柱等であってもよい。また、キャパシタ25の配置や構成も適宜変更してもよい。
以上説明したように、本実施形態の電子回路1は、シールド線10と、シグナルグランド31と、フレームグランド32と、コモンモードチョークコイル20と、キャパシタ25と、を備える。シールド線10は、信号源41に接続される第1信号線11a及び第2信号線11bと、第1信号線11a及び第2信号線11bの周囲を被覆するシールド15とを有する。シグナルグランド31は、信号源41側に設けられる。フレームグランド32は、シグナルグランド31と分離され、シールド15に接続される。コモンモードチョークコイル20は、互いに磁気的に結合された第1コイル21、第2コイル22及び第3コイル23を有する。キャパシタ25は、第3コイル23に並列に接続される。第1コイル21は、信号源41と第1信号線11aとの間に直列に接続され、第2コイル22は、信号源41と第2信号線11bとの間に直列に接続され、並列に接続された第3コイル23及びキャパシタ25は、シグナルグランド31と、フレームグランド32との間に接続される。
これによれば、第3コイル23に並列にキャパシタ25が設けられているので、キャパシタ25が設けられない場合に比べて、電子回路1は、低周波数帯で良好な減衰特性を有する。また、コモンモードノイズの周波数に応じてキャパシタ25の容量値Cを適切に設定することで、効果的にコモンモードノイズを抑制することができる。さらに、シグナルグランド31と、並列に接続された第3コイル23及びキャパシタ25で形成されるLCフィルタと、フレームグランド32と、で信号のリターンパスが形成される。これにより、シグナルグランド31と、フレームグランド32との間にLCフィルタが設けられない場合に比べて、リターンパスの経路が短くなる。このため、コモンモードノイズの発生を抑制できる。以上により、電子回路1は、小型化を図るとともに、効果的にノイズを抑制することが可能である。
また、電子回路1において、キャパシタ25は、コンデンサ素子である。
これによれば、コモンモードノイズの周波数に応じて、キャパシタ25の容量値Cを変更することが容易である。
また、電子回路1において、第1コイル21、第2コイル22及び第3コイル23と、キャパシタ25とは一体化部品である。
これによれば、電子回路1は、小型化を図ることができる。
また、電子回路1において、コモンモードチョークコイル20は、巻芯部27と、巻芯部27の両端に設けられた1対の鍔部28、29と、1対の鍔部28、29にそれぞれ設けられた第1外部電極24a、第2外部電極24b及び第3外部電極24cと、3本のワイヤ21a、22a、23aと、を備える。巻芯部27に複数のワイヤ21a、22a、23aが巻き回されて第1コイル21、第2コイル22及び第3コイル23が形成される。第1コイル21の両端は、第1外部電極24aに接続され、第2コイル22の両端は第2外部電極24bに接続され、第3コイル23の両端は第3外部電極24cに接続される。キャパシタ25は、対向する1対の鍔部28、29の間に設けられ、第3外部電極24cに接続される。
これによれば、コモンモードチョークコイル20と、キャパシタ25とが一体化部品として形成されるので、電子回路1は、小型化を図ることができる。
また、電子回路1において、コモンモードチョークコイル20のインダクタンス値Lとキャパシタ25の容量値Cは、
6×10-19≦L×C≦2.5×10-14
かつC≧3pFである。
6×10-19≦L×C≦2.5×10-14
かつC≧3pFである。
これによれば、電子回路1は、イミュニティ試験で要求される1MHz以上400MHz以下の範囲で、良好なノイズ抑制効果を実現することができ、かつ、1GHz以上の周波数では、信号のリターンパスを確保できる。
なお、上記した実施の形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更/改良され得るとともに、本発明にはその等価物も含まれる。
1 電子回路
10 シールド線
11 信号線
11a 第1信号線
11b 第2信号線
15 シールド
20 コモンモードチョークコイル
21 第1コイル
21a、22a、23a ワイヤ
22 第2コイル
23 第3コイル
24a 第1外部電極
24b 第2外部電極
24c 第3外部電極
25 キャパシタ
27 巻芯部
28、29 鍔部
30 基板
31 シグナルグランド
32 フレームグランド
40 IC
41 信号源
10 シールド線
11 信号線
11a 第1信号線
11b 第2信号線
15 シールド
20 コモンモードチョークコイル
21 第1コイル
21a、22a、23a ワイヤ
22 第2コイル
23 第3コイル
24a 第1外部電極
24b 第2外部電極
24c 第3外部電極
25 キャパシタ
27 巻芯部
28、29 鍔部
30 基板
31 シグナルグランド
32 フレームグランド
40 IC
41 信号源
Claims (5)
- 信号源に接続される第1信号線及び第2信号線と、前記第1信号線及び前記第2信号線の周囲を被覆するシールドとを有するシールド線と、
前記信号源側に設けられるシグナルグランドと、
前記シグナルグランドと分離され、前記シールドに接続されるフレームグランドと、
互いに磁気的に結合された第1コイル、第2コイル及び第3コイルを有するコモンモードチョークコイルと、
前記第3コイルに並列に接続されるキャパシタと、を備え、
前記第1コイルは、前記信号源と前記第1信号線との間に直列に接続され、
前記第2コイルは、前記信号源と前記第2信号線との間に直列に接続され、
並列に接続された前記第3コイル及び前記キャパシタは、前記シグナルグランドと、前記フレームグランドとの間に接続される
電子回路。 - 請求項1に記載の電子回路であって、
前記キャパシタは、コンデンサ素子である
電子回路。 - 請求項1又は請求項2に記載の電子回路であって、
前記第1コイル、前記第2コイル及び前記第3コイルと、前記キャパシタとは一体化部品である
電子回路。 - 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の電子回路であって、
前記コモンモードチョークコイルは、巻芯部と、前記巻芯部の両端に設けられた1対の鍔部と、前記1対の鍔部にそれぞれ設けられた第1外部電極、第2外部電極及び第3外部電極と、3本のワイヤと、を備え、
前記巻芯部に3本の前記ワイヤが巻き回されて前記第1コイル、前記第2コイル及び前記第3コイルが形成され、
前記第1コイルの両端は、前記第1外部電極に接続され、前記第2コイルの両端は前記第2外部電極に接続され、前記第3コイルの両端は前記第3外部電極に接続され、
前記キャパシタは、対向する前記1対の鍔部の間に設けられ、前記第3外部電極に接続される
電子回路。 - 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の電子回路であって、
前記コモンモードチョークコイルのインダクタンス値と前記キャパシタの容量値は、
6×10-19≦L×C≦2.5×10-14
かつC≧3pFである
電子回路。
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