JP7322760B2 - 車両用空調装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用空調装置に関するものである。
特許文献1に車両用空調装置が開示されている。この車両用空調装置では、空気通路を形成するケースの内部に、空気通路を横切るように、空気を浄化するフィルタが装着されている。ケースには、ガイド部と、脱着用開口部とが設けられている。ガイド部は、ケースにフィルタが装着されたフィルタ装着状態において、フィルタを保持するとともに、ケースに対してフィルタを脱着するフィルタ脱着時において、フィルタの移動をガイドする。脱着用開口部は、フィルタ脱着時にフィルタが通過する開口部である。
ガイド部は、脱着用開口部から離れた側に位置する位置決め部と、位置決め部よりも脱着用開口部に近い側に位置するサービス部とを含む。位置決め部は、フィルタ装着状態において、フィルタの空気流れ方向での位置を決める。サービス部は、フィルタの脱着のサービス性を向上させる。すなわち、サービス部は、フィルタ脱着時に、フィルタの姿勢の自由度を高めることで、フィルタの脱着の作業性を向上させる。
具体的には、位置決め部とサービス部とのそれぞれは、上流部ガイド面と、下流部ガイド面と、側方部ガイド面とを有する。上流部ガイド面は、フィルタのうち空気流れ上流側の部分であるフィルタ上流部に接する面である。下流部ガイド面は、フィルタのうち空気流れ下流側の部分であるフィルタ下流部に接する面である。側方部ガイド面は、フィルタの側方部に接する面である。
サービス部における上流部ガイド面と下流部ガイド面との間隔は、位置決め部における上流部ガイド面と下流部ガイド面との間隔よりも広い。このため、フィルタ脱着時のフィルタの姿勢を、フィルタ装着状態のときのフィルタの姿勢に対して、傾けることができる。これにより、フィルタの脱着の作業性を向上させることができる。
位置決め部とサービス部とのそれぞれは、ケースの内壁面に形成された凹部によって構成されている。側方部ガイド面は、凹部の底面に相当する。上流部ガイド面と下流部ガイド面とは、凹部の側面に相当する。
特開2012-236437号公報
ところで、車外からケースの内部に水が浸入した場合、フィルタよりも空気流れ上流側の位置からフィルタに向かって、ガイド部が設けられたケースの内壁面を水が伝って流れる。上記した従来の車両用空調装置では、フィルタ装着状態において、サービス部の上流部ガイド面とフィルタとの間に、大きな隙間が生じている。この大きな隙間は、サービス部の側方部ガイド面のうちフィルタと対向していない部分に面する空間である。
このため、水は、サービス部よりも空気流れ上流側からサービス部の側方部ガイド面を伝って流れた後、フィルタの側面と側方部ガイド面との間を流れる。このように、水は、フィルタを通らずに、フィルタよりも空気流れ下流側に流れるという課題が生じることが、本発明者によって見出された。
車外からケースの内部に侵入した水には、埃等の異物が含まれている。この水が、フィルタを通らずに、ケースの内部のうちフィルタよりも空気流れ下流側に、流れてしまうと、異物の堆積によるドレインの詰まり、および、異臭の発生の恐れがある。また、異物が熱交換器に付着することによって、熱交換器の腐食が発生する恐れがある。
なお、上記した課題は、サービス部の形状に関わらず、サービス部の上流部ガイド面とフィルタとの間に隙間が存在するとともに、側方部ガイド面の位置が、ガイド部が形成されたケースの内壁面のうちサービス部よりも空気流れ上流側の上流側内壁面の位置と比較して、ケースの外側である場合に生じる。
本発明は上記点に鑑みて、車外からケースの内部に侵入した水がケース内壁面を伝って流れる際に、水がフィルタを通過することができる車両用空調装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明によれば、
車両用空調装置は、
空気通路(11a)を内部に形成するケース(11)と、
空気通路を横切るようにケースの内部に装着され、空気を浄化するフィルタ(12)と、を備え、
ケースは、ケースに対するフィルタの脱着のための脱着用開口部(16)と、ケースの内壁面(111、112、113、114)に設けられ、ケースにフィルタが装着されたフィルタ装着状態において、フィルタを保持するとともに、ケースに対してフィルタを脱着するフィルタ脱着時において、フィルタの移動をガイドするガイド部(17、18、41、42)とを有し、
ガイド部は、ガイド部のうち脱着用開口部から離れた側の部分であって、フィルタ装着状態のときのフィルタの位置を決める位置決め部(21)と、ガイド部のうち位置決め部よりも脱着用開口部に近い側の部分であって、フィルタ脱着時のフィルタの姿勢の自由度を高めるためのサービス部(22)とを含み、
位置決め部とサービス部とのそれぞれは、フィルタ装着状態またはフィルタ脱着時において、フィルタのうち空気流れ上流側の部分に接する上流部ガイド面(23a、23b)と、フィルタ装着状態またはフィルタ脱着時において、フィルタのうち空気流れ下流側の部分に接する下流部ガイド面(24a、24b)と、フィルタ装着状態またはフィルタ脱着時において、フィルタの側方部に接する側方部ガイド面(25a、25b)とを有し、
側方部ガイド面の位置は、内壁面のうちガイド部よりも空気流れ上流側の面である上流側内壁面(111a、113a)の位置と比較して、ケースの外側であり、
フィルタ装着状態におけるサービス部での上流部ガイド面(23b)とフィルタとの間隔は、位置決め部での上流部ガイド面(23a)とフィルタとの間隔よりも広く、
ケースは、上流側内壁面のうちサービス部に対して空気流れ上流側の位置に、空気流れに対して交差する方向に延伸して配置され、内壁面から突出した防水リブ(31、32、43)を有する。
これによれば、防水リブによって、サービス部に対して空気流れ上流側からサービス部に向かってケースの内壁面を伝って流れる水が、サービス部の側方部ガイド面を伝って流れることを防止することができる。
なお、各構成要素等に付された括弧付きの参照符号は、その構成要素等と後述する実施形態に記載の具体的な構成要素等との対応関係の一例を示すものである。
第1実施形態における車両用空調装置の断面図である。 図1中のII-II線断面図である。 図1中のIII-III線断面図である。 図1中のケースの一部を示す図であって、フィルタの脱着時を示す図である。 図1中のケースの一部を示す図であって、フィルタの脱着時を示す図である。 比較例1の車両用空調装置の断面図であって、図3に対応する図である。 第2実施形態における車両用空調装置の断面図である。 図7中のVIII-VIII線断面図である。 図7中のIX-IX線断面図である。 第3実施形態における車両用空調装置の断面図である。 図10中のXI-XI線断面図である。 図10中のXII-XII線断面図である。 第4実施形態における車両用空調装置の断面図である。 第5実施形態における車両用空調装置の断面図である。 図14中のXV-XV線断面図である。 図14中のXVI-XVI線断面図である。 図14中のXVII-XVII線断面図である。 第6実施形態における車両用空調装置の断面図であって、図15に対応する図である。 第7実施形態における車両用空調装置の断面図であって、図15に対応する図である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、同一符号を付して説明を行う。各図において、矢印で示す上下方向、前後方向、左右方向は、車両用空調装置が車両に搭載された状態での方向を示している。
(第1実施形態)
図1に示すように、車両用空調装置10は、ケース11と、フィルタ12とを備える。ケース11は、空気が流れる空気通路11aを内部に形成している。図1中の矢印F1は、空気流れを示している。フィルタ12は、空気通路を横切るように、ケース11の内部に装着されている。フィルタ12は、空気中の異物を除去することで、空気を浄化する。フィルタ12は、空気等の流体をろ過する図示しない濾材と、濾材の端部に固定された図示しない板材とを有する。濾材は、ヒダ状に折り曲げられた濾紙である。板材は、濾材の折り曲げ形状を維持する。
フィルタ12は、横置きでケース11に装着されている。すなわち、フィルタ12は、フィルタ12の延伸方向が水平方向に沿うように、ケース11の内部に設置されている。ケース11の内部のフィルタ12の位置での空気の流れ方向は、上側から下側に向かう方向である。
ケース11は、フィルタ12よりも空気流れ上流側の位置に、内気導入口13と、外気導入口14と、切替ドア15とを有する。内気導入口13は、車室内の空気である内気を空気通路11aに導入するための開口部である。外気導入口14は、車室外の空気である外気を空気通路11aに導入するための開口部である。切替ドア15は、内気導入口と外気導入口とを選択的に開閉する。
ケース11の内部のうちフィルタ12よりも空気流れ下流側の位置には、図示しない送風機、熱交換器が配置されている。ケース11は、空気流れ方向でフィルタ12に対応する位置に、脱着用開口部16を有する。脱着用開口部16は、ケース11に対するフィルタ12の脱着のための開口部である。脱着用開口部16は、ケース11のうち車両後方側の壁に形成されている。
図2、図3に示すように、ケース11は、2つのガイド部17、18を有する。2つのガイド部17、18は、ケース11にフィルタ12が装着されたフィルタ装着状態において、フィルタ12を保持する。フィルタ装着状態は、図1~図3に示される状態である。フィルタ12の板材が、ガイド部17、18に保持される。また、2つのガイド部17、18は、ケース11に対してフィルタ12を脱着するフィルタ脱着時において、フィルタ12の移動をガイドする。
2つのガイド部17、18のそれぞれは、ケース11の内壁面のうち対向する2つの内壁面111、112のそれぞれに設けられている。本実施形態では、2つの内壁面111、112は、車両左右方向での右側の内壁面111と、車両左右方向での左側の内壁面112である。
2つのガイド部17、18は、右側の内壁面111に設けられた右側ガイド部17と、左側の内壁面112に設けられた左側ガイド部18である。2つのガイド部17、18は、車両左右方向で向き合う位置にあり、面対称の関係である。
図1には、右側ガイド部17が示されている。以下では、右側ガイド部17の構成について説明する。以下では、右側ガイド部を単にガイド部17と呼ぶ。左側ガイド部18の構成は、右側ガイド部17の構成と同じである。
ガイド部17は、脱着用開口部16から離れた側に位置する位置決め部21と、位置決め部21よりも脱着用開口部16に近い側に位置するサービス部22とを含む。位置決め部21は、フィルタ装着状態において、フィルタ12の空気流れ方向での位置を決める。サービス部22は、フィルタ12の脱着のサービス性を向上させる。すなわち、サービス部22は、フィルタ脱着時に、フィルタ12の姿勢の自由度を高めることで、フィルタ12の脱着の作業性を向上させる。本実施形態では、サービス部22は、フィルタ脱着時に、フィルタ装着状態でのフィルタ12の姿勢に対して、フィルタ12を傾けるようにガイドする。
図1、図2、図3に示すように、位置決め部21とサービス部22とのそれぞれは、上流部ガイド面23a、23bと、下流部ガイド面24a、24bと、側方部ガイド面25a、25bとを有する。上流部ガイド面23a、23bは、フィルタ装着状態またはフィルタ脱着時において、フィルタ12のうち空気流れ上流側の部分であるフィルタ上流部に接する面である。下流部ガイド面24a、24bは、フィルタ装着状態またはフィルタ脱着時において、フィルタ12のうち空気流れ下流側の部分であるフィルタ下流部に接する面である。側方部ガイド面25a、25bは、フィルタ装着状態またはフィルタ脱着時において、フィルタ12の側方部に接する面である。本実施形態では、フィルタ上流部は、フィルタ12のうち上側の部分である。フィルタ下流部は、フィルタ12のうち下側の部分である。
図2、図3に示すように、ガイド部17は、ケース11の右側の内壁面111に形成された凹部によって構成されている。側方部ガイド面25a、25bは、この凹部の底面に相当する。上流部ガイド面23a、23bと下流部ガイド面24a、24bとは、この凹部の側面に相当する。
換言すると、上流部ガイド面23a、23b、下流部ガイド面24a、24bおよび側方部ガイド面25a、25bは、内壁面111の一部によって構成されている。具体的には、側方部ガイド面25a、25bは、内壁面111のうちフィルタ12の側面に平行な面である。上流部ガイド面23a、23bは、内壁面111のうちガイド部17よりも上流側の上流側内壁面111aと、側方部ガイド面25a、25bとの段差によって形成された段差面である。下流部ガイド面24a、24bは、内壁面111のうちガイド部17よりも下流側の下流側内壁面111bと、側方部ガイド面25a、25bとの段差によって形成された段差面である。側方部ガイド面25a、25bの位置は、上流側内壁面111aの位置と比較して、上流側内壁面111aに直交する方向でのケース11の外側である。
また、図2、3に示すように、位置決め部21における上流部ガイド面23aと下流部ガイド面24aとの間隔は、フィルタ12の厚さよりも若干広い。サービス部22における上流部ガイド面23bと下流部ガイド面24bとの間隔は、位置決め部21における上流部ガイド面23aと下流部ガイド面24aとの間隔よりも広い。すなわち、フィルタ装着状態におけるサービス部22での上流部ガイド面23bとフィルタ12との間隔は、位置決め部21での上流部ガイド面23aとフィルタ12との間隔よりも広い。
図1に示すように、位置決め部21とサービス部22とのそれぞれの下流部ガイド面24a、24bは、1つの平面を構成しており、フィルタ12の装着状態において、フィルタ12の下流側端部(すなわち、フィルタ12の下端部)に対して平行に延びている。なお、図1では、フィルタ12と下流部ガイド面24a、24bとの間に隙間があるように示されているが、実際には、フィルタ12と下流部ガイド面24a、24bとは接している。
図1に示すように、サービス部22における上流部ガイド面23bは、第1傾斜面26と、第2傾斜面27とを含む。第1傾斜面26は、脱着用開口部16から離れる側である奥側に進むにつれて、下流部ガイド面24bとの間隔が大きくなるように傾斜している。第2傾斜面27は、第1傾斜面26よりも奥側に位置する。第2傾斜面27は、脱着用開口部16側から奥側に進むにつれて、下流部ガイド面24bとの間隔が小さくなるように傾斜している。このように、サービス部22における上流部ガイド面23bは、空気流れ上流側に向かって凸の形状である。
ここで、フィルタ12の脱着について、図4、図5を用いて説明する。脱着用開口部16からのフィルタ12の挿入時では、図4に示すように、フィルタ12を第1傾斜面26に沿って挿入する。これにより、フィルタ12の姿勢を、フィルタ装着状態のときのフィルタ12の姿勢に対して、フィルタ12の姿勢を傾けることができる。
続いて、図5に示すように、フィルタ12の先端部を第2傾斜面27に当てながら、フィルタ12を奥側へ移動させる。フィルタ12の先端部が第2傾斜面27に沿って移動することで、フィルタ12の姿勢は、フィルタ装着状態のときのフィルタ12の姿勢に近づく。
さらに、フィルタ12を図1に示す位置まで移動させる。フィルタ12が位置決め部21に到達することで、フィルタ12の装着が完了する。このときのフィルタ12の姿勢は、略水平に延びた状態である。なお、フィルタ12の取出しは、上記した手順の逆の手順で行われる。
このように、サービス部22によって、フィルタ脱着時のフィルタ12の姿勢を、フィルタ装着状態でのフィルタ12の姿勢に対して、傾けることができる。これにより、フィルタ12の脱着の作業性を向上させることができる。
図3に示すように、ケース11は、2つの防水リブ31、32を有する。2つの防水リブ31、32は、ケース11の右側の内壁面111に設けられた右側防水リブ31と、ケース11の左側の内壁面112に設けられた左側防水リブ32である。
2つの防水リブ31、32は、車両左右方向で向かい合う位置に配置されている。各防水リブ31、32は、上流側内壁面111a、112aのうちサービス部22に対して空気流れの上流側の位置に配置されている。上流側内壁面112aは、左側の内壁面112のうち左側ガイド部18よりも上流側の面である。各防水リブ31、32は、上流側内壁面111a、112aから突出している。各防水リブ31、32の先端の位置は、上流側内壁面111a、112aの位置と比較して、高い位置にある。高い位置とは、上流側内壁面111a、112aに垂直な方向において、上流側内壁面111a、112aよりも空気通路側の位置である。
図1には、右側防水リブ31が示されている。以下では、右側防水リブ31について説明するが、左側防水リブ32についても同様である。以下では、右側防水リブ31を単に防水リブ31と呼ぶ。
図1に示すように、防水リブ31は、空気流れに対して交差する方向に延伸して配置されている。換言すると、防水リブ31は、脱着用開口部16から離れた側から脱着用開口部16に近い側に向かって延伸している。具体的には、防水リブ31は、前後方向でのサービス部22の一端の位置からサービス部22の他端の位置まで、連続して延びている。すなわち、防水リブ31は、サービス部22に対して空気流れ上流側の位置に、サービス部22の全部を覆うように配置されている。前後方向は、フィルタ装着状態でのフィルタ12の延伸方向およびフィルタ12の脱着方向と同じである。
より具体的には、第2傾斜面27に対して空気流れ上流側の位置では、防水リブ31は、第2傾斜面27に対して隣接して配置されており、第2傾斜面27に平行に延びている。第1傾斜面26に対して空気流れ上流側の位置では、防水リブ31は、第1傾斜面26に対して離れて配置されており、フィルタ12に対して平行に延びている。位置決め部21に対して空気流れ上流側の位置には、防水リブ31は、配置されていない。
次に、本実施形態の作用効果について、図6に示す比較例1と対比して説明する。比較例1は、2つの防水リブ31、32が設けられていない点で、本実施形態と相違する。比較例1の他の構成は、本実施形態と同じである。比較例1は、上記した従来の車両用空調装置に相当する。
洗車時の水や雨水等の水が、外気導入口14を介して、ケース11の内部に侵入することがある。車外からケース11の内部に水が浸入した場合、フィルタ12よりも空気流れ上流側の位置からフィルタ12に向かって、ガイド部17、18が設けられたケース11の内壁面111、112を水が伝って流れる。
比較例1では、フィルタ装着状態において、サービス部22の上流部ガイド面23bとフィルタ12との間に、大きな隙間が生じている。この大きな隙間は、サービス部22の側方部ガイド面25bのうちフィルタ12と対向していない部分に面する空間である。
このため、図6中の矢印F2のように、水は、サービス部22よりも空気流れ上流側からサービス部22の側方部ガイド面25bを伝って流れ、側方部ガイド面25bとフィルタ12の側面との間を流れる。このように、内壁面111、112を伝って流れる水は、フィルタ12を通らずに、フィルタ12よりも空気流れ下流側に流れるという課題が生じることが、本発明者によって見出された。
車外からケース11の内部に侵入した水には、埃等の異物が含まれている。この水が、フィルタ12を通らずに、ケース11の内部のうちフィルタ12よりも空気流れ下流側に、流れてしまうと、異物の堆積によるドレインの詰まり、および、異臭の発生の恐れがある。また、異物が熱交換器に付着することによって、熱交換器の腐食が発生する恐れがある。
これに対して、本実施形態によれば、ケース11は、2つの防水リブ31、32を有する。このため、サービス部22に対して空気流れ上流側からサービス部22に向かって、ケース11の内壁面111、112を伝って流れる水が、サービス部22の側方部ガイド面25bを伝って流れることを防止することができる。
本実施形態では、ケース11の内壁面111、112を伝って流れる水は、図3中の矢印F3のように、各防水リブ31、32を超えて、内壁面111、112から離れた状態で、フィルタ12に流入する。水がフィルタ12を通過することによって、水に含まれる異物をフィルタ12で除去することが可能となる。これにより、異物の堆積による異臭および排水口の詰まり、異物が熱交換器に付着することによる熱交換器の腐食を抑制することができる。
ちなみに、図2に示すように、位置決め部21では、フィルタ装着状態において、上流部ガイド面23aとフィルタ12との間の隙間は小さい。このため、位置決め部21に対して空気流れ上流側の位置からフィルタ12に向かって、ケース11の内壁面111、112を伝って流れる水は、図2中の矢印F4のように、フィルタ12を通過する。
なお、本実施形態では、防水リブ31は、第1傾斜面26に対して空気流れ上流側の位置では、フィルタ12に対して平行に延びて配置されている。しかしながら、防水リブ31は、第1傾斜面26に対して隣接し、第1傾斜面26に平行に延びるように配置されてもよい。
また、本実施形態では、第2傾斜面27に対して空気流れ上流側の位置では、防水リブ31は、第2傾斜面27に対して隣接して配置されている。しかしながら、防水リブ31は、第2傾斜面27に対して空気流れ上流側に離れて配置されてもよい。また、防水リブ31は、第1傾斜面26と第2傾斜面27とのそれぞれに対して空気流れ上流側に離れた位置で、一直線上に延びるように配置されてもよい。このように、防水リブ31は、サービス部22に対して空気流れ上流側に離れて配置されてもよい。この場合、サービス部22よりも空気流れ上流側から内壁面111、112を伝って水が流れる際に、水がサービス部22の側方部ガイド面25bを伝って流れず、フィルタ12を通過するように、防水リブ31の高さが設定される。すなわち、サービス部22から空気流れ上流側に離れるほど、防水リブ31は高く設定される。
(第2実施形態)
図7~図9に示すように、本実施形態では、フィルタ12は、縦置きでケース11に装着されている。すなわち、フィルタ12は、フィルタ12の延伸方向が上下方向に沿うように、ケース11の内部に設置されている。
ケース11は、上側の壁と、下側の壁と、左側の壁と、右側の壁とを有する。フィルタ12の設置位置での空気通路11aの空気流れ方向は、図中の矢印F5のように、車両前方側から車両後方側に向かう方向である。すなわち、フィルタ12の設置位置での空気通路11aの空気流れ方向は、水平方向に沿う方向である。
図7に示すように、脱着用開口部16は、ケース11の右側の壁に形成されている。フィルタ12の脱着方向は、左右方向である。
図8、図9に示すように、ケース11の内壁面は、ケース底面113と、ケース上面114とを含む。ケース底面113は、ケース11のうち下側に位置する内壁面である。ケース上面114は、ケース11のうち上側に位置する内壁面である。ケース底面113とケース上面114とは、対向する2つの内壁面である。
ケース11は、2つのガイド部41、42を有する。2つのガイド部41、42は、第1実施形態の2つのガイド部17、18に対応する。2つのガイド部41、42は、ケース底面113に設けられた下側ガイド部41と、ケース上面114に設けられた上側ガイド部42である。2つのガイド部41、42は、車両上下方向で向き合う位置にあり、面対称の関係である。2つのガイド部41、42の構成は、第1実施形態の2つのガイド部17、18の構成と同じである。
本実施形態では、下側ガイド部41の側方部ガイド面25a、25bの位置は、ケース底面113のうち下側ガイド部41よりも空気流れ上流側の面である上流側内壁面113aの位置と比較して、上流側内壁面113aに直交する方向でのケース11の外側である。同様に、上側ガイド部42の側方部ガイド面25a、25bの位置は、ケース上面114のうち上側ガイド部42よりも空気流れ上流側の面である上流側内壁面114aの位置と比較して、上流側内壁面114aに直交する方向でのケース11の外側である。
図7、図9に示すように、本実施形態では、ケース11は、防水リブとしての下側防水リブ43を有する。下側防水リブ43は、第1実施形態の防水リブ31に対応する。以下では、下側防水リブ43を単に防水リブ43と呼ぶ。
本実施形態では、フィルタ12の設置位置での空気通路11aの空気流れ方向は、水平方向に沿う方向である。このため、車外からケース11の内部に水が浸入した場合、ケース上面114を伝って水が流れる場合よりも、ケース底面113を伝って水が流れる場合が多い。
そこで、本実施形態では、防水リブ43は、ケース底面113に設けられている。防水リブは、ケース上面114に設けられていない。防水リブ43は、ケース底面113から上側に向かって突出している。防水リブ43の配置は、第1実施形態の防水リブ31と同じである。また、本実施形態では、ケース底面113のうち防水リブ43に対して空気流れ上流側の領域であるリブ上流側領域113bと、ケース底面113のうち位置決め部21に対して空気流れ上流側の領域である位置決め部上流側領域113cとは、上下方向で同じ位置にある。
本実施形態によれば、防水リブ43によって、サービス部22に対して空気流れ上流側からサービス部22に向かってケース底面113を伝って流れる水が、サービス部22の側方部ガイド面25bを伝って流れることを防止することができる。本実施形態では、サービス部22に対して空気流れ上流側からサービス部22に向かってケース底面113を伝って流れる水は、図7中の矢印F6のように流れる。すなわち、水は、防水リブ43に到達した後、防水リブ43に沿ってサービス部22側から位置決め部21側に向かって、ケース底面113を伝って流れる。そして、水は、フィルタ12のうち位置決め部21に位置する部分を通過する。このとき、図8に示すように、位置決め部21では、フィルタ装着状態において、上流部ガイド面23aとフィルタ12との間の隙間は小さい。このため、位置決め部21に向かってケース底面113を流れる水は、図8中の矢印F7のように、フィルタ12を通過する。
このように、本実施形態によれば、防水リブ43は、ケース底面113のうち下側ガイド部41のサービス部22に対して空気流れ上流側の位置に設けられており、位置決め部上流側領域113cに設けられていない。さらに、防水リブ43は、ケース底面113のうちサービス部22に対して空気流れ上流側の領域から位置決め部上流側領域113cに水を導くように、設けられている。これらにより、ケース底面113を伝って防水リブ43に到達した水を、ケース底面113の位置決め部上流側領域113cからフィルタ12へ流入させることができる。
また、本実施形態においても、ケース底面113を伝って流れる水が、図9中の矢印F8のように、防水リブ43を超えて、ケース底面113から離れた状態で、フィルタ12に流入する場合もある。
また、本実施形態によれば、ケース底面113とケース上面114とのうちケース底面113のみに、防水リブ43が設けられている。このため、2つの対向する内壁面のそれぞれに、防水リブが設けられる場合と比較して、防水リブによる通風抵抗を低減することができる。
なお、本実施形態では、ケース上面114に防水リブは設けられていない。しかしながら、空気通路11aを流れる風によって、水が、ケース上面114を伝って流れることがある。このため、ケース底面113に加えて、ケース上面114に防水リブを設けてもよい。
また、本実施形態においても、第1実施形態の防水リブ31と同様に、防水リブ43の配置を変更することができる。ただし、本実施形態では、水は、主に、ケース内壁面に沿って流れるため、防水リブ43は、フィルタ12のうち位置決め部21に位置する部分に、水を導くように配置されることが好ましい。例えば、防水リブは、装着状態でのフィルタ12に平行な方向での脱着用開口部16から離れた側から脱着用開口部16側に進むにつれて、防水リブ43とフィルタ12との間隔が広くなるように、防水リブ43が配置されていてもよい。
(第3実施形態)
本実施形態では、第2実施形態の構成において、ケース底面113が傾斜している。具体的には、図10、図11に示すように、ケース底面113のリブ上流側領域113bは、脱着用開口部16側から位置決め部21側に進むにつれて低くなるように、脱着用開口部16側から位置決め部21側までの範囲の全部にわたって傾斜している。このため、リブ上流側領域113bの当該範囲の全部は、位置決め部上流側領域113cよりも高い位置にある。なお、リブ上流側領域113bには、防水リブ43に隣接する部分が含まれる。
これにより、サービス部22に向かってケース底面113を伝って流れてきた水は、図11中の矢印F6aに示すように、ケース底面113のリブ上流側領域113bから位置決め部上流側領域113cに導かれる。
さらに、図10、図12に示すように、ケース底面113の位置決め部上流側領域113cは、空気流れ下流側に進むにつれて低くなるように、傾斜している。すなわち、位置決め部上流側領域113cは、車両前側から車両後側に進むにつれて低くなるように、傾斜している。このため、位置決め部上流側領域113cのうち空気流れ上流側の部分は、位置決め部上流側領域113cのうち空気流れ下流側の部分よりも高い位置にある。なお、空気流れ上流側の部分は、空気流れ下流側の部分よりも空気流れ上流側に位置する。また、位置決め部上流側領域113cには、位置決め部21に隣接する部分が含まれる。
これにより、位置決め部上流側領域113cに到達した水は、図12中の矢印F6bに示すように、フィルタ12に向かって流れやすくなる。これらの結果、ケース底面113を伝って流れる水がフィルタ12を通過することを、促進させることができる。
また、本実施形態の他の構成は、第2実施形態と同じである。このため、第2実施形態と同じ効果が得られる。
なお、本実施形態では、リブ上流側領域113bと位置決め部上流側領域113cとの両方が傾斜している。しかしながら、リブ上流側領域113bと位置決め部上流側領域113cとのどちらか一方のみが傾斜していてもよい。この場合であっても、リブ上流側領域113bと位置決め部上流側領域113cとの両方が、水平な面である場合と比較して、ケース底面113を伝って流れる水がフィルタ12を通過することを、促進させることができる。
(第4実施形態)
図13に示すように、本実施形態では、第2実施形態に対して、内外気2層仕切り51がケース11に追加されている。内外気2層仕切り51は、矢印F9のように内気が流れる内気通路52と、矢印F10のように外気が流れる外気通路53とに、空気通路11aを仕切る。内外気2層仕切り51は、フィルタ12に対して空気流れ上流側に配置されている。
内気通路52は、空気通路11aのうち車両左側に位置する。外気通路53は、空気通路11aのうち車両右側に位置する。脱着用開口部16は、ケース11の右側の壁に形成されている。すなわち、脱着用開口部16は、ケース11の外気通路53側の壁に形成されている。
2つのガイド部41、42は、脱着用開口部16から外気通路53と内気通路52との両方を横切るように設けられている。なお、図13では、2つのガイド部41、42のうち下側ガイド部41のみが示されている。位置決め部21は、内気通路52の全域と、外気通路53のうち内外気2層仕切り51側の一部の領域とにわたって設けられている。サービス部22は、外気通路53のうち内外気2層仕切り51よりも脱着用開口部16側の一部の領域に設けられている。
このように、本実施形態では、サービス部22は、内気通路52と外気通路53とのうち外気通路53のみに設けられている。このため、防水リブ43は、内気通路52と外気通路53とのうち外気通路53のみに設けられている。本実施形態の他の構成は、第2実施形態と同じである。本実施形態によれば、第2実施形態と同じ効果が得られる。
(第5実施形態)
図14に示すように、本実施形態では、第2実施形態に対して、水切りリブ71と引っ掛かり防止リブ72とが追加されている。
水切りリブ71は、ケース底面113のフィルタ下側領域61に設けられている。フィルタ下側領域61は、ケース底面113のうちフィルタ装着状態のときのフィルタ12の下側に位置する領域である。水切りリブ71は、フィルタ下側領域61から突出した突出部である水切りリブ71は、フィルタ下側領域61において、脱着用開口部16側から脱着用開口部16の反対側に向かって直線状に延びている。水切りリブ71のフィルタ12の厚さ方向での幅寸法は、フィルタ12の厚さ寸法よりも小さい。
ケース底面113は、フィルタ下側領域61の他に、サービス部領域62と、サービス部上流側領域63と、位置決め部上流側領域64と、フィルタ下流側領域65とを含む。サービス部領域62は、ケース底面113のうちフィルタ装着状態のときのフィルタ12よりも空気流れ上流側でサービス部22を構成する領域である。サービス部上流側領域63は、ケース底面113のうちサービス部領域62に対して空気流れ上流側に隣接する領域である。位置決め部上流側領域64は、ケース底面113のうち位置決め部21に対して空気流れ上流側に隣接する領域である。フィルタ下流側領域65は、ケース底面113のうちフィルタ12に対して空気流れ下流側に隣接する領域である。
図15、図16に示すように、フィルタ下側領域61は、サービス部領域62、サービス部上流側領域63、および、位置決め部上流側領域64よりも上下方向での下側の位置にある。サービス部領域62は、サービス部上流側領域63、および、位置決め部上流側領域64よりも上下方向での下側の位置にある。また、フィルタ下流側領域65は、フィルタ下側領域61と上下方向で同じ位置にある。
図16に示すように、水切りリブ71の上端面は、サービス部領域62と上下方向で同じ位置にある。
図14に示すように、引っ掛かり防止リブ72は、ケース底面113のフィルタ下側領域61に設けられている。引っ掛かり防止リブ72は、フィルタ下側領域61から突出した突出部である。引っ掛かり防止リブ72は、水切りリブ71とサービス部領域62との間に位置する。引っ掛かり防止リブ72は、水切りリブ71とサービス部領域62との両方に連なっている。
図17に示すように、引っ掛かり防止リブ72の上端面は、サービス部領域62と水切りリブ71の上端面とのそれぞれに対して、上下方向で同じ位置にある。すなわち、引っ掛かり防止リブ72の上端面は、サービス部領域62と水切りリブ71の上端面とのそれぞれと同じ平面を構成している。
また、ケース11は、下流部ガイド面24a、24bを構成するガイド用リブ73を有する。ガイド用リブ73は、フィルタ下流側領域65に設けられている。ガイド用リブ73は、フィルタ下流側領域65から突出した突出部である。ガイド用リブ73は、フィルタ12に沿う方向での脱着用開口部16側からその反対側に向かって、フィルタ12に沿って延びている。
本実施形態では、位置決め部21の側方部ガイド面は、水切りリブ71の上端面のうち脱着用開口部16の反対側に位置する奥側部分71aで構成されている。サービス部22の側方部ガイド面は、サービス部領域62と、水切りリブ71の上端面のうち奥側部分71aよりも脱着用開口部16側に位置する部分71bとによって構成されている。すなわち、サービス部領域62は、サービス部22の側方部ガイド面の一部を構成している。位置決め部21の下流側ガイド面は、ガイド用リブ73の空気流れ上流側の面のうち奥側の部分73aによって構成されている。サービス部22の下流側ガイド面は、ガイド用リブ73の空気流れ上流側の面のうち脱着用開口部16側の部分73bによって構成されている。
本実施形態の他の構成は、第2実施形態と同じである。このため、第2実施形態と同じ効果が得られる。さらに、本実施形態によれば、以下の効果が得られる。
本実施形態においても、第1実施形態と同じ手順で、フィルタ12の脱着が行われる。このとき、水切りリブ71の上端面が、フィルタ12の側面に接触する。上記の通り、フィルタ12の厚さ方向での水切りリブ71の幅寸法は、フィルタ12の厚さ寸法よりも小さい。このため、フィルタ下側領域61の全部がフィルタ12と接する場合と比較して、フィルタ12とケース11との接触面積を小さくすることができる。よって、フィルタ脱着時の摩擦抵抗を軽減することができる。
また、本実施形態によれば、水切りリブ71によって、フィルタ12とケース底面113との間に、フィルタ12に含まれた水が落下する空間を形成することができる。よって、フィルタ12の水切りが可能になる。これにより、フィルタ12が常時濡れることによる異臭を抑制することができる。また、水切りリブ71によって、フィルタ12とケース底面113との間からの風漏れを抑制することができる。
ところで、本実施形態と異なり、引っ掛かり防止リブ72が設けられていない場合を想定する。水切りリブ71は、サービス部領域62から離れており、サービス部領域62と水切りリブ71との間に、窪みが存在する。このため、フィルタ12の挿入時のうちフィルタ12を第2傾斜面27に当てながら、フィルタ12を奥側へ移動させるときに、フィルタ12が水切りリブ71に引っ掛かる。
これに対して、本実施形態によれば、サービス部領域62と水切りリブ71との間に、引っ掛かり防止リブ72が設けられている。このため、フィルタ12の挿入時に、フィルタ12が水切りリブ71に引っ掛かることを防止することができる。なお、サービス部領域62と、引っ掛かり防止リブ72の上端面と、水切りリブ71の上端面とは、上下方向に対して傾斜した同じ平面を構成していてもよい。
また、図14に示すように、水切りリブ71と、ガイド用リブ73とのそれぞれには、任意の位置に、水を通過させるための切り欠き部71c、73cが複数形成されている。切り欠き部71c、73cは、各リブ71、73の延伸方向でのリブの非形成領域である。切り欠き部71c、73cによって、フィルタ下側領域61に落下した水は、フィルタ12よりも空気流れ下流側へケース底面113を伝って流れることが可能である。
(第6実施形態)
図18に示すように、本実施形態では、第5実施形態の構成において、ケース底面113のフィルタ下側領域61が傾斜している。具体的には、ケース底面113のフィルタ下流側領域65には、ケース11の内部の水を外部へ排出するための排水口81が設けられている。フィルタ下側領域61は、空気流れ下流側に進むにつれて低くなるように、傾斜している。すなわち、フィルタ下側領域61は、排水口81に遠い側よりも排水口81に近い側が低くなるように、傾斜している。
これによれば、フィルタ12からフィルタ下側領域61に落下した水は、排水口81側へ流れやすくなる。このため、フィルタ下側領域61が水平である場合と比較して、排水性を向上させることができる。なお、本実施形態の他の構成は、第5実施形態と同じである。このため、第5実施形態と同じ効果が得られる。
(第7実施形態)
図19に示すように、本実施形態では、第5実施形態の構成において、ケース底面113のフィルタ下側領域61が傾斜している。具体的には、ケース底面113のフィルタ下側領域61の空気流れ上流側には、排水口82が形成されている。フィルタ下側領域61は、空気流れ上流側に進むにつれて低くなるように、傾斜している。すなわち、フィルタ下側領域61は、排水口82に遠い側よりも排水口81に近い側が低くなるように、傾斜している。このため、第6実施形態と同じ効果が得られる。なお、第6実施形態および本実施形態において、フィルタ下側領域61の一部が水平であってもよい。要するに、フィルタ下側領域61の少なくとも一部は、排水口81、82に遠い側よりも排水口81、82に近い側が低くなるように、傾斜していればよい。
(他の実施形態)
(1)第3実施形態では、ケース底面113のリブ上流側領域113bは、脱着用開口部16側から位置決め部21側までの範囲の全部にわたって傾斜している。しかしながら、リブ上流側領域113bの当該範囲の一部が水平であってもよい。要するに、リブ上流側領域113bの少なくとも一部は、脱着用開口部16側から位置決め部21側に進むにつれて低くなるように、傾斜していればよい。この場合に、第3実施形態の効果が得られる。
また、第3実施形態では、リブ上流側領域113bが傾斜することで、リブ上流側領域113bは、位置決め部上流側領域113cよりも高い位置にある。しかしながら、リブ上流側領域113bが位置決め部上流側領域113cよりも高い位置にあれば、リブ上流側領域113bが傾斜していなくてもよい。すなわち、リブ上流側領域113bが水平であり、リブ上流側領域113bが位置決め部上流側領域113cよりも高い位置にあるように、リブ上流側領域113bと位置決め部上流側領域113cとの間に段差が形成されていてもよい。
また、リブ上流側領域113bの脱着用開口部16側から位置決め部21側までの範囲の全部ではなく、リブ上流側領域113bのうち脱着用開口部16側の部分のみが、位置決め部上流側領域113cよりも高い位置にあってもよい。これらによれば、ケース底面113を流れる水は低い方を流れる。このため、リブ上流側領域113bよりも位置決め部上流側領域113cを水が流れやすくなる。位置決め部上流側領域113cからフィルタ12へ水を流入させることができる。
また、第3実施形態では、ケース底面113の位置決め部上流側領域113cは、位置決め部21よりも上流側のある位置から位置決め部21に隣接する位置までの範囲の全部にわたって連続して傾斜している。しかしながら、位置決め部上流側領域113cの当該範囲の一部が、水平であってもよい。要するに、位置決め部上流側領域113cの少なくとも一部は、空気流れ下流側に進むにつれて低くなるように、傾斜していればよい。この場合に、第3実施形態の効果が得られる。
また、第3実施形態では、位置決め部上流側領域113cが傾斜することで、位置決め部上流側領域113cのうち空気流れ上流側の部分は、位置決め部上流側領域113cのうち空気流れ下流側の部分よりも高い位置にある。しかしながら、位置決め部上流側領域113cのうち空気流れ上流側の部分が、位置決め部上流側領域113cのうち空気流れ下流側の部分よりも高い位置にあれば、位置決め部上流側領域113cが傾斜していなくてもよい。すなわち、位置決め部上流側領域113cのうち空気流れ上流側の部分が位置決め部上流側領域113cのうち空気流れ下流側の部分よりも高い位置にあるように、位置決め部上流側領域113cのうち空気流れ上流側の部分と位置決め部上流側領域113cのうち空気流れ下流側の部分との間に段差が形成されていてもよい。
(2)上記した各実施形態では、サービス部22における上流部ガイド面23bは、空気流れ上流側に向かって凸の形状である。しかしながら、上流部ガイド面23bは、他の形状であってもよい。例えば、上流部ガイド面23bは、フィルタ12に対して平行な形状であってもよい。この場合であっても、フィルタ装着状態におけるサービス部22での上流部ガイド面23bとフィルタ12との間隔が、位置決め部21での上流部ガイド面23aとフィルタ12との間隔よりも広いことで、脱着時のフィルタ12の姿勢の自由度は高い。すなわち、脱着時のフィルタ12の姿勢を、装着状態のときのフィルタ12の姿勢と異ならせることができる。
(3)本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した範囲内において適宜変更が可能であり、様々な変形例や均等範囲内の変形をも包含する。また、上記各実施形態は、互いに無関係なものではなく、組み合わせが明らかに不可な場合を除き、適宜組み合わせが可能である。また、上記各実施形態において、実施形態を構成する要素は、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。また、上記各実施形態において、実施形態の構成要素の個数、数値、量、範囲等の数値が言及されている場合、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではない。また、上記各実施形態において、構成要素等の材質、形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に特定の材質、形状、位置関係等に限定される場合等を除き、その材質、形状、位置関係等に限定されるものではない。
(まとめ)
上記各実施形態の一部または全部で示された第1の観点によれば、車両用空調装置は、空気通路を内部に形成するケースと、空気通路を横切るようにケースの内部に装着され、空気を浄化するフィルタと、を備える。ケースは、ケースに対するフィルタの脱着のための脱着用開口部と、ケースの内壁面に設けられ、ケースにフィルタが装着されたフィルタ装着状態において、フィルタを保持するとともに、ケースに対してフィルタを脱着するフィルタ脱着時において、フィルタの移動をガイドするガイド部とを有する。ガイド部は、ガイド部のうち脱着用開口部から離れた側の部分であって、フィルタ装着状態のときのフィルタの位置を決める位置決め部と、ガイド部のうち位置決め部よりも脱着用開口部に近い側の部分であって、フィルタ脱着時のフィルタの姿勢の自由度を高めるためのサービス部とを含む。位置決め部とサービス部とのそれぞれは、フィルタ装着状態またはフィルタ脱着時において、フィルタのうち空気流れ上流側の部分に接する上流部ガイド面と、フィルタ装着状態またはフィルタ脱着時において、フィルタのうち空気流れ下流側の部分に接する下流部ガイド面と、フィルタ装着状態またはフィルタ脱着時において、フィルタの側方部に接する側方部ガイド面とを有する。側方部ガイド面の位置は、内壁面のうちガイド部よりも空気流れ上流側の面である上流側内壁面の位置と比較して、ケースの外側である。フィルタ装着状態におけるサービス部での上流部ガイド面とフィルタとの間隔は、位置決め部での上流部ガイド面とフィルタとの間隔よりも広い。ケースは、上流側内壁面のうちサービス部に対して空気流れ上流側の位置に、空気流れに対して交差する方向に延伸して配置され、内壁面から突出した防水リブを有する。
また、第2の観点によれば、内壁面は、ケースのうち下側に位置するケース底面と、ケースのうち上側に位置するケース上面とを含む。ガイド部は、ケース底面に設けられた下側ガイド部と、ケース上面に設けられた上側ガイド部とを含む。フィルタは、フィルタの延伸方向が上下方向に沿うように、ケースの内部に装着されている。防水リブは、ケース底面のうち下側ガイド部のサービス部に対して空気流れ上流側の位置に設けられた下側防水リブである。このように、フィルタが縦置きでケースの内部に装着されている車両用空調装置に、第1の観点を適用することができる。
また、第3の観点によれば、第2の観点において、防水リブは、ケース上面に設けられていない。
フィルタが縦置きの車両用空調装置では、車外からケースの内部に水が浸入した場合、ケース上面を伝って水が流れる場合よりも、ケース底面を伝って水が流れる場合が多い。このため、第3の観点のように、ケース底面とケース上面とのうちケース底面のみに、防水リブを設けることで、車外からケースの内部に侵入した水がフィルタを通過しないことを抑制することができる。また、これによれば、2つの対向する内壁面のそれぞれに、防水リブが設けられる場合と比較して、防水リブによる通風抵抗を低減することができる。
また、第4の観点によれば、第2、第3の観点において、ケース底面は、ケース底面のうち下側ガイド部の位置決め部に対して空気流れ上流側の領域である位置決め部上流側領域を含む。防水リブは、位置決め部上流側領域に設けられていない。
これによれば、ケース底面を伝って防水リブに到達した水を、位置決め部上流側領域からフィルタへ流入させることができる。位置決め部では、フィルタ装着状態において、上流部ガイド面とフィルタとの間の隙間は小さい。このため、位置決め部上流側領域からフィルタに向かってケース底面を伝って流れる水は、フィルタに流入する。
また、第5の観点によれば、ケース底面は、ケース底面のうち防水リブに対して空気流れ上流側の領域であるリブ上流側領域を含む。リブ上流側領域のうち脱着用開口部側の部分は、位置決め部上流側領域よりも高い位置にある。これによれば、ケース底面を流れる水は、低い方を流れる。このため、リブ上流側領域よりも位置決め部上流側領域を水が流れやすくなる。位置決め部上流側領域からフィルタへ水を流入させることができる。
また、第6の観点によれば、第5の観点において、リブ上流側領域の少なくとも一部は、脱着用開口部側から位置決め部側に進むにつれて低くなるように、傾斜している。
これによれば、サービス部に向かってケース底面を伝って流れてきた水を、ケース底面のリブ上流側領域から位置決め部上流側領域に導くことができる。よって、ケース底面を伝って流れる水がフィルタを通過することを、促進させることができる。
また、第7の観点によれば、第4~第6の観点において、位置決め部上流側領域のうち空気流れ上流側の部分は、位置決め部上流側領域のうち空気流れ下流側の部分よりも高い位置にある。これによれば、位置決め部上流側領域に到達した水は、フィルタに向かって流れやすくなる。よって、ケース底面を伝って流れる水がフィルタを通過することを、促進させることができる。
また、第8の観点によれば、第7の観点において、位置決め部上流側領域の少なくとも一部は、空気流れ下流側に進むにつれて低くなるように、傾斜している。これによれば、位置決め部上流側領域に到達した水は、フィルタに向かって流れやすくなる。よって、ケース底面を伝って流れる水がフィルタを通過することを、促進させることができる。
また、第9の観点によれば、第2~第8の観点において、ケース底面は、フィルタ装着状態のときのフィルタの下側に位置するフィルタ下側領域を含む。ケースは、フィルタ下側領域に設けられ、ケース底面から突出した水切りリブを有する。水切りリブは、フィルタ下側領域の脱着用開口部側から脱着用開口部の反対側に向かって延びている。フィルタ装着状態のときのフィルタの厚さ方向での水切りリブの幅寸法は、フィルタの厚さ寸法よりも小さい。
これによれば、水切りリブによって、フィルタとケース底面との間に、フィルタに含まれた水が落下する空間を形成することができる。よって、フィルタの水切りが可能になる。これにより、フィルタが常時濡れることによる異臭を抑制することができる。
また、第10の観点によれば、第9の観点において、ケース底面は、フィルタ装着状態のときのフィルタに対して空気流れ上流側の位置で、サービス部の側方部ガイド面の一部を構成するサービス部領域を含む。ケースは、フィルタ下側領域に設けられ、ケース底面から突出した引っ掛かり防止リブを有する。引っ掛かり防止リブは、サービス部領域と水切りリブとの間の位置で、サービス部領域と水切りリブとの両方に連なっている。引っ掛かり防止リブの上端面は、サービス部領域と水切りリブの上端面とのそれぞれと同じ平面を構成している。
引っ掛かり防止リブが設けられていない場合、水切りリブは、サービス部領から離れており、サービス部領域と水切りリブとの間に、窪みが存在する。このため、フィルタの挿入時に、フィルタが水切りリブに引っ掛かる。これに対して、本観点によれば、サービス部領域と水切りリブとの間に、引っ掛かり防止リブが設けられている。このため、フィルタの挿入時に、フィルタが水切りリブに引っ掛かることを防止することができる。
また、第11の観点によれば、第9、第10の観点において、ケース底面には、ケースの内部の水を外部へ排出するための排水口が設けられている。フィルタ下側領域の少なくとも一部は、排水口に遠い側よりも排水口に近い側が低くなるように、傾斜している。
これによれば、フィルタからフィルタ下側領域に落下した水は、排水口側へ流れやすくなる。このため、フィルタ下側領域が水平である場合と比較して、排水性を向上させることができる。
11 ケース
12 フィルタ
17 ガイド部
21 位置決め部
22 サービス部
23a 位置決め部の上流部ガイド面
23b サービス部の上流部ガイド面
31 防水リブ

Claims (11)

  1. 車両用空調装置であって、
    空気通路(11a)を内部に形成するケース(11)と、
    前記空気通路を横切るように前記ケースの内部に装着され、空気を浄化するフィルタ(12)と、を備え、
    前記ケースは、前記ケースに対する前記フィルタの脱着のための脱着用開口部(16)と、前記ケースの内壁面(111、112、113、114)に設けられ、前記ケースに前記フィルタが装着されたフィルタ装着状態において、前記フィルタを保持するとともに、前記ケースに対して前記フィルタを脱着するフィルタ脱着時において、前記フィルタの移動をガイドするガイド部(17、18、41、42)とを有し、
    前記ガイド部は、前記ガイド部のうち前記脱着用開口部から離れた側の部分であって、前記フィルタ装着状態のときの前記フィルタの位置を決める位置決め部(21)と、前記ガイド部のうち前記位置決め部よりも前記脱着用開口部に近い側の部分であって、前記フィルタ脱着時の前記フィルタの姿勢の自由度を高めるためのサービス部(22)とを含み、
    前記位置決め部と前記サービス部とのそれぞれは、前記フィルタ装着状態または前記フィルタ脱着時において、前記フィルタのうち空気流れ上流側の部分に接する上流部ガイド面(23a、23b)と、前記フィルタ装着状態または前記フィルタ脱着時において、前記フィルタのうち空気流れ下流側の部分に接する下流部ガイド面(24a、24b)と、前記フィルタ装着状態または前記フィルタ脱着時において、前記フィルタの側方部に接する側方部ガイド面(25a、25b)とを有し、
    前記側方部ガイド面の位置は、前記内壁面のうち前記ガイド部よりも空気流れ上流側の面である上流側内壁面(111a、113a)の位置と比較して、前記ケースの外側であり、
    前記フィルタ装着状態における前記サービス部での前記上流部ガイド面(23b)と前記フィルタとの間隔は、前記位置決め部での前記上流部ガイド面(23a)と前記フィルタとの間隔よりも広く、
    前記ケースは、前記上流側内壁面のうち前記サービス部に対して空気流れ上流側の位置に、空気流れに対して交差する方向に延伸して配置され、前記内壁面から突出した防水リブ(31、32、43)を有する、車両用空調装置。
  2. 前記内壁面は、前記ケースのうち下側に位置するケース底面(113)と、前記ケースのうち上側に位置するケース上面(114)とを含み、
    前記ガイド部は、前記ケース底面に設けられた下側ガイド部(41)と、前記ケース上面に設けられた上側ガイド部(42)とを含み、
    前記フィルタは、前記フィルタの延伸方向が上下方向に沿うように、前記ケースの内部に装着されており、
    前記防水リブは、前記ケース底面のうち前記下側ガイド部の前記サービス部に対して空気流れ上流側の位置に設けられた下側防水リブ(43)である、請求項1に記載の車両用空調装置。
  3. 前記防水リブは、前記ケース上面に設けられていない、請求項2に記載の車両用空調装置。
  4. 前記ケース底面は、前記ケース底面のうち前記下側ガイド部の前記位置決め部に対して空気流れ上流側の領域である位置決め部上流側領域(113c)を含み、
    前記防水リブは、前記位置決め部上流側領域に設けられていない、請求項2または3に記載の車両用空調装置。
  5. 前記ケース底面は、前記ケース底面のうち前記防水リブに対して空気流れ上流側の領域であるリブ上流側領域(113b)を含み、
    前記リブ上流側領域のうち前記脱着用開口部側の部分は、前記位置決め部上流側領域よりも高い位置にある、請求項4に記載の車両用空調装置。
  6. 前記リブ上流側領域の少なくとも一部は、前記脱着用開口部側から前記位置決め部側に進むにつれて低くなるように、傾斜している、請求項5に記載の車両用空調装置。
  7. 前記位置決め部上流側領域のうち空気流れ上流側の部分は、前記位置決め部上流側領域のうち空気流れ下流側の部分よりも高い位置にある、請求項4ないし6のいずれか1つに記載の車両用空調装置。
  8. 前記位置決め部上流側領域(113c)の少なくとも一部は、空気流れ下流側に進むにつれて低くなるように、傾斜している、請求項7に記載の車両用空調装置。
  9. 前記ケース底面は、前記フィルタ装着状態のときの前記フィルタの下側に位置するフィルタ下側領域(61)を含み、
    前記ケースは、前記フィルタ下側領域に設けられ、前記ケース底面から突出した水切りリブ(71)を有し、
    前記水切りリブは、前記フィルタ下側領域の前記脱着用開口部側から前記脱着用開口部の反対側に向かって延びており、
    前記フィルタ装着状態のときの前記フィルタの厚さ方向での前記水切りリブの幅寸法は、前記フィルタの厚さ寸法よりも小さい、請求項2ないし8のいずれか1つに記載の車両用空調装置。
  10. 前記ケース底面は、前記フィルタ装着状態のときの前記フィルタに対して空気流れ上流側の位置で、前記サービス部の前記側方部ガイド面の一部を構成するサービス部領域(62)を含み、
    前記ケースは、前記フィルタ下側領域に設けられ、前記ケース底面から突出した引っ掛かり防止リブ(72)を有し、
    前記引っ掛かり防止リブは、前記サービス部領域と前記水切りリブとの間の位置で、前記サービス部領域と前記水切りリブとの両方に連なっており、
    前記引っ掛かり防止リブの上端面は、前記サービス部領域と前記水切りリブの上端面とのそれぞれと同じ平面を構成している、請求項9に記載の車両用空調装置。
  11. 前記ケース底面には、前記ケースの内部の水を外部へ排出するための排水口(81、82)が設けられており、
    前記フィルタ下側領域の少なくとも一部は、前記排水口に遠い側よりも前記排水口に近い側が低くなるように、傾斜している、請求項9または10に記載の車両用空調装置。
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