JP7322492B2 - 容器及びそのプリフォーム - Google Patents
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Description
図1は、本実施形態に係る多重容器1の縦断面を模式的に示す図である。図2は、図1に示されたII-II線を含む平面で切断された多重容器1の横断面を模式的に示す図である。図3は、図2に示された内容器20の収縮態様を説明するための図である。なお、図1の二点鎖線は、外容器10の内面と内容器20の外面とが剥離して、内容器20が収縮した状態を示している。
図4は、図1に示された多重容器1を製造するためのプリフォーム100及び200の縦断面を模式的に示す図である。図5は、図4に示されたV-V線を含む平面で切断されたプリフォーム100及び200の横断面を模式的に示す図である。
図4に示されるように、外プリフォーム100及び内プリフォーム200は、外プリフォーム100の中に内プリフォーム200を挿入し、両者を重ねた状態で同時に二軸ブロー成形することによって、多重容器1に成形される。この多重容器1の二軸延伸ブロー成形方法は、スタックプリフォーム法とも称される。
以上のように、多重容器1では、内容器20の胴部5に対して薄肉部22が設けられる。薄肉部22は、周方向に幅Waを有して軸方向に延び、周方向に亘って間隔を空けて複数箇所に設けられる。そして、薄肉部22の幅Waを周方向に亘って合計した値Xは、内容器20の胴部5の周長Cの4%以上25%以下である。
上述の実施形態において、内プリフォーム200の薄肉部220は、直胴部205だけでなく、下側傾斜部204bにも設けられてよい。それにより、内容器20の薄肉部22は、内容器20の胴部5の軸方向全体に設けられるため、内容器20を確実に規則的に収縮させることができる。更に、内プリフォーム200の薄肉部220は、直胴部205及び下側傾斜部204bだけでなく、上側傾斜部204aにも設けられてよい。それにより、内容器20の薄肉部22は、内容器20の胴部5だけでなく肩部4にも設けられるため、内容器20をより確実に規則的に収縮させることができる。
上述の実施形態において、多重容器1は、特許請求の範囲に記載された「多重容器」の一例に該当する。外容器10は、特許請求の範囲に記載された「外容器」の一例に該当する。内容器20は、特許請求の範囲に記載された「容器」又は「内容器」の一例に該当する。胴部5は、特許請求の範囲に記載された「胴部」の一例に該当する。薄肉部22は、特許請求の範囲に記載された「薄肉部」の一例に該当する。非薄肉部23は、特許請求の範囲に記載された「非薄肉部」の一例に該当する。外プリフォーム100は、特許請求の範囲に記載された「外プリフォーム」の一例に該当する。内プリフォーム200は、特許請求の範囲に記載された「プリフォーム」又は「内プリフォーム」の一例に該当する。直胴部205は、特許請求の範囲に記載された「プリフォーム」の「胴部」又は「内プリフォーム」の「胴部」の一例に該当する。薄肉部220は、特許請求の範囲に記載された「プリフォーム」の「薄肉部」又は「内プリフォーム」の「薄肉部」の一例に該当する。非薄肉部230は、特許請求の範囲に記載された「プリフォーム」の「非薄肉部」の一例に該当する。
3 口部
4 肩部
5 胴部
6 底部
10 外容器
11 外気導入孔
20 内容器
21 注出口
22 薄肉部
23 非薄肉部
100 外プリフォーム
200 内プリフォーム
203 口部
204 傾斜部
204a 上側傾斜部
204b 下側傾斜部
205 直胴部
206 底部
220 薄肉部
230 非薄肉部
A 空隙
C 内容器の胴部の周長
C’ 内プリフォームの直胴部の内面の周長
M 非延伸部
N 延伸部
S 収容空間
Ta 内容器の薄肉部の最小厚さ
Tb 内容器の非薄肉部の厚さ
Ta’ 内プリフォームの薄肉部の最小厚さ
Tb’ 内プリフォームの非薄肉部の厚さ
Wa 内容器の薄肉部の幅
Wa’ 内プリフォームの薄肉部の幅
Z 中心軸
Claims (6)
- ボトル形状を成す容器であって、
前記容器は、外容器と剥離可能に積層されて前記外容器に内包され、内容物の減少に伴って収縮する内容器であり、
前記内容器の胴部には、周方向に幅を有して軸方向に延びる薄肉部が、前記周方向に沿って間隔を空けて複数箇所に設けられ、
前記薄肉部の前記幅を前記周方向に亘って合計した値は、前記胴部の周長の4%以上25%以下であり、
前記薄肉部は、前記内容器の前記胴部における非薄肉部の内面同士を接近させるように折れ曲がることによって、前記内容器の収縮態様を規制する、
容器。 - 前記胴部の横断面において、前記薄肉部の最小厚さが、前記胴部における非薄肉部の厚さの30%以上70%以下である、
請求項1に記載の容器。 - 前記内容器及び前記外容器は、前記内容器に対応するプリフォームである内プリフォームと、前記外容器に対応するプリフォームである外プリフォームとを重ねた状態で、これらを同時に二軸延伸ブロー成形することによって製造される多重容器を構成し、
前記薄肉部は、前記内容器の前記胴部の内面を窪ませた凹形状に形成される、
請求項1又は2に記載の容器。 - ボトル形状を成す容器を二軸延伸ブロー成形により製造するためのプリフォームであって、
前記容器は、外容器と剥離可能に積層されて前記外容器に内包され、内容物の減少に伴って収縮する内容器であり、
前記プリフォームは、前記内容器に対応するプリフォームである内プリフォームであり、
前記内プリフォームの胴部には、周方向に幅を有して軸方向に延びる薄肉部が、前記周方向に沿って間隔を空けて複数箇所に設けられており、
前記薄肉部の前記幅を前記周方向に亘って合計した値は、前記胴部の内面における周長の4%以上25%以下である、
プリフォーム。 - 前記内プリフォームの前記胴部の横断面において、前記薄肉部の最小厚さは、前記胴部における非薄肉部の厚さの30%以上70%以下である、
請求項4に記載のプリフォーム。 - 前記内容器及び前記外容器は、前記内プリフォームと、前記外容器に対応するプリフォームである外プリフォームとを重ねた状態で、これらを同時に二軸延伸ブロー成形することによって製造される多重容器を構成し、
前記薄肉部は、前記内プリフォームの前記胴部の内面を窪ませた凹形状に形成される、
請求項4又は5に記載のプリフォーム。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2019085702A JP7322492B2 (ja) | 2019-04-26 | 2019-04-26 | 容器及びそのプリフォーム |
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JP2019085702A JP7322492B2 (ja) | 2019-04-26 | 2019-04-26 | 容器及びそのプリフォーム |
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JP2020179910A JP2020179910A (ja) | 2020-11-05 |
JP7322492B2 true JP7322492B2 (ja) | 2023-08-08 |
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Family Applications (1)
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Country | Link |
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JP (1) | JP7322492B2 (ja) |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0182094A2 (de) | 1984-11-17 | 1986-05-28 | Kautex-Werke Reinold Hagen Aktiengesellschaft | Verfahren zum Herstellen einer mit einer verschliessbaren Öffnung versehenen Verpackung und nach diesem Verfahren hergestellte Verpackung |
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JP2014511292A (ja) | 2011-03-01 | 2014-05-15 | アドバンスド テクノロジー マテリアルズ,インコーポレイテッド | 入れ子式吹込み成形ライナーおよびオーバーパックならびにその作製方法 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
2019
- 2019-04-26 JP JP2019085702A patent/JP7322492B2/ja active Active
Patent Citations (5)
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JP2020179910A (ja) | 2020-11-05 |
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