JP7206662B2 - 二重容器 - Google Patents
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Description
図1は、実施形態1に係る二重容器1の縦断面を模式的に示す図である。
図2は、図1に示された二重容器1の底部6付近を拡大して示す図である。図2(a)は、嵌合部67が外れる前の状態を示す図である。図2(b)は、嵌合部67が外れた状態を示す図である。図3は、内容器20の底部6が浮き上がる様子を説明するための図である。図3(a)は、使用中盤段階において内容器20の底部6が浮き上がる様子を示す。図3(b)は、使用終盤段階において内容器20の底部6が浮き上がる様子を示す。なお、図3(a)及び図3(b)では、簡略化のため、外容器10及び内容器20の縦断面が、単なる太線で描かれている。
以上のように、実施形態1に係る二重容器1では、外容器10及び内容器20の底部6は、内容器20の収縮度合に基づいて内容器20の底部6を外容器10の底部6から剥離して浮き上がらせる。このため、実施形態1に係る二重容器1では、内容器20の収縮の進行に応じて中心軸Zに近付く最内部54の径方向位置を、内容器20の収縮がある程度進行した段階から実質的に変化させずに維持することができる。加えて、実施形態1に係る二重容器1では、内容器20の口部3と底部6との距離を、内容器20の収縮がある程度進行した段階から短くすることができる。それにより、実施形態1に係る二重容器1では、最内部54の内面同士が接近して内容物の流路の断面積が小さくなることを抑制することができると共に、内容物の流路の長さを短くすることができる。よって、実施形態1に係る二重容器1は、内容器20の収縮が進行した使用終盤段階であっても、内容物が注出され易い流路を確保することができるため、内容物の残留量を低減することができる。
実施形態2及び3に係る二重容器1について説明する。実施形態2及び3に係る二重容器1の説明において、実施形態1に係る二重容器1と同様の構成及び動作に係る説明については、重複する説明となるため省略する。
上述の実施形態において、二重容器1は、特許請求の範囲に記載された「二重容器」の一例に該当する。外容器10は、特許請求の範囲に記載された「外容器」の一例に該当する。内容器20は、特許請求の範囲に記載された「内容器」の一例に該当する。口部3は、特許請求の範囲に記載された「口部」の一例に該当する。胴部5は、特許請求の範囲に記載された「胴部」の一例に該当する。外容器10の胴部5の下端部51は、特許請求の範囲に記載された「外容器」の「胴部」の「下端部」の一例に該当する。外容器10の胴部5の上端部52は、特許請求の範囲に記載された「外容器」の「胴部」の「上端部」の一例に該当する。最内部54は、特許請求の範囲に記載された「最内部」の一例に該当する。底部6は、特許請求の範囲に記載された「底部」の一例に該当する。底板部61は、特許請求の範囲に記載された「底板部」の一例に該当する。下底部63は、特許請求の範囲に記載された「下底部」の一例に該当する。上底部64は、特許請求の範囲に記載された「上底部」の一例に該当する。側面部65は、特許請求の範囲に記載された「側面部」の一例に該当する。側壁部66は、特許請求の範囲に記載された「側壁部」の一例に該当する。嵌合部67は、特許請求の範囲に記載された「嵌合部」の一例に該当する。剥離部90は、特許請求の範囲に記載された「剥離部」の一例に該当する。中心軸Zは、特許請求の範囲に記載された「中心軸」の一例に該当する。第1角度θ1は、特許請求の範囲に記載された「第1角度」の一例に該当する。第2角度θ2は、特許請求の範囲に記載された「第2角度」の一例に該当する。
3 口部
4 肩部
5 胴部
6 底部
10 外容器
11 外気導入孔
20 内容器
21 被装着部
31 下端部
51 下端部
52 上端部
53 中間部
54 最内部
61 底板部
62 凹部
63 下底部
64 上底部
65 側面部
66 側壁部
67 嵌合部
68 下部
69 上部
80 浮上構造
90 剥離部
A 空気層
L 直線
M1 直線
M2 直線
S 収容空間
Z 中心軸
α 傾斜角度
θ1 第1角度
θ2 第2角度
Claims (6)
- 内容物を収容し前記内容物の減少に伴い収縮可能な内容器と、前記内容器を内包するボトル形状の外容器とが剥離可能に積層された二重容器であって、
前記外容器及び前記内容器の底部は、前記外容器と前記内容器とを嵌合する嵌合部を備え、
前記内容器の底部は前記外容器の底部に密着し、
前記内容器の胴部は、前記内容器が収縮する際、前記外容器の中心軸に向かって内方へ反るように変形し、
この変形により発生する上方且つ内方へ引っ張る張力が前記内容器の前記嵌合部に作用して前記嵌合部で前記外容器と前記内容器との嵌合が外れることにより、
前記内容器の底部は、前記内容器の収縮に伴って、前記外容器の底部から剥離して浮き上がる、
二重容器。 - 前記外容器及び前記内容器の前記底部は、前記外容器及び前記内容器の胴部に連なり周方向に延びる側壁部を備え、
前記嵌合部は、前記側壁部に設けられ、径方向内方に窪んで周方向に延びるように形成される、
請求項1に記載の二重容器。 - 前記内容器の前記胴部において径方向で最も内方に位置する最内部と、前記中心軸とを含む平面で切断された前記内容器の縦断面において、
前記嵌合部は、前記最内部が、前記中心軸に対して前記最内部と同じ側に位置する前記内容器の口部を通り前記中心軸に沿った直線に到達する前では、前記嵌合が維持されるように設けられる、
請求項1又は2に記載の二重容器。 - 前記内容器の前記胴部において径方向で最も内方に位置する最内部と、前記中心軸とを含む平面で切断された前記内容器の縦断面において、
前記中心軸に対して前記最内部と同じ側に位置する前記外容器の前記胴部の下端部と、前記最内部とを通る直線が、前記中心軸に対して成す角度を、第1角度とし、
前記中心軸に対して前記最内部と同じ側に位置する前記外容器の前記胴部の前記下端部と、前記中心軸に対して前記最内部と反対側に位置する前記外容器の前記胴部の上端部とを通る直線が、前記中心軸に対して成す角度を、第2角度とすると、
前記嵌合部は、前記第1角度が前記第2角度に到達する迄に、前記嵌合が外れるように設けられる、
請求項1~3の何れか1項に記載の二重容器。 - 前記外容器及び前記内容器の前記底部は、前記中心軸に略直交するように広がる底板部を備え、
前記底板部は、
前記底板部の縁部に位置して接地する下底部と、
前記底板部の中央部に位置すると共に前記下底部より上方に位置する上底部と、
前記上底部及び前記下底部と連なる側面部と、
を含み、
前記側面部は、前記中心軸に対して前記第2角度以上の角度で傾斜する、
請求項4に記載の二重容器。 - 前記上底部には、前記内容器を前記外容器から剥離させるための剥離部が設けられる、
請求項5に記載の二重容器。
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Family Applications (1)
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2018
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