JP7321506B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
すなわち、本発明の遊技機は、
第1始動口と、
前記第1始動口への遊技球の入球に基づいて取得される第1判定用乱数に基づいて当否判定を行なう第1当否判定手段と、
前記第1当否判定手段の当否判定結果に基づいて第1特別図柄を変動表示する第1特別図柄表示手段と、
第2始動口と、
前記第2始動口への遊技球の入球に基づいて取得される第2判定用乱数に基づいて当否判定を行なう第2当否判定手段と、
前記第2当否判定手段の当否判定結果に基づいて第2特別図柄を変動表示する第2特別図柄表示手段と、
前記第1特別図柄または前記第2特別図柄が当り図柄で停止表示すると、当り遊技を実行する当り遊技実行手段と、
を有し、
前記第1特別図柄と前記第2特別図柄とを同時に変動可能で、前記第1特別図柄および前記第2特別図柄の一方の特別図柄について当りの当否判定結果に基づいて変動表示される当り変動が行なわれた場合に他方の特別図柄に係る当否判定を当りと判定しない遊技機であって、
前記第1判定用乱数を所定個数まで記憶する第1保留記憶手段と、
前記第2判定用乱数を所定個数まで記憶する第2保留記憶手段と、
前記第1保留記憶手段に記憶されている第1判定用乱数または前記第2保留記憶手段に記憶されている第2判定用乱数に基づく当否判定の結果を先読み判定する先読み判定手段と、
前記先読み判定手段の先読み判定結果に基づいて所定の先読み演出を行なう先読み演出実行手段と、
前記第1判定用乱数および前記第2判定用乱数の一方の判定用乱数に対して行なわれた先読み判定の結果に基づいて前記先読み演出が実行されている場合に、他方の判定用乱数に基づいて当否判定が行なわれると共に該当否判定の結果に基づいて前記当り変動が行なわれると、前記先読み演出を終了する先読み演出終了手段と、
を備え、
前記判定用乱数が記憶されていることを示す保留図柄を、記憶された個数分表示する保留表示手段と、
前記保留図柄として、通常保留図柄と、前記先読み判定の結果に基づいて決定される先読み保留図柄とを有し、
前記先読み演出実行手段は、前記先読み演出として、前記先読み保留図柄を表示し、
前記先読み演出終了手段は、表示中の前記保留図柄の全てを消去すると共に特別表示画面に切り替えることにより前記先読み演出を終了する、
ことを要旨とする。
本実施例のパチンコ機1は、図1に示すように、前面枠(ガラス枠)3に嵌め込まれたガラス板(透明板)4を介して盤面が視認可能に配置された遊技盤20と、遊技球を貯留する上受け皿11および下受け皿12と、上受け皿11に貯留されている遊技球を遊技盤20へ発射するための発射ハンドル13と、を備える。本実施例のパチンコ機1は、プリペイドカードに対応したCR機であり、当該パチンコ機1の左側には、プリペイドカードの読み書きを行なうためのCRユニット50が設けられている。
遊技盤20は、図2に示すように、外レール21aと内レール21bとによって囲まれる遊技領域21が形成されている。この遊技盤20は、遊技領域21の略中央部に設けられた演出図柄表示装置40と、演出図柄表示装置40の周囲に配置されたワープ入口やワープ樋,ステージ等を含むセンター役物39と、センター役物39の右方に配置された普
通図柄作動ゲート22と、センター役物39の下方に配置された常時開放の第1始動口23と、普通図柄作動ゲート22の下方に配置された開閉式の第2始動口24と、第2始動口24の左下方に配置された第2大入賞口26と、第2大入賞口26の左下方に配置され
た第1大入賞口25と、遊技領域21の左下部にそれぞれ配置された常時開放の普通入賞口28と、何れの入賞口にも入らなかった遊技球を回収するためのアウト口29と、を備える。また、遊技盤30には、遊技領域21を流下する遊技球をガイドしたり弾いたりする多数の釘21cが植設されている。
流側に配置された入賞口が閉鎖しているときに右打ちにより発射された遊技球が当該入賞口の開閉板の上を右から左へと通過して下流側の入賞口に向かい、上流側に配置された入賞口が開放しているときには右打ちにより発射された遊技球が当該入賞口に入球し、下流側の入賞口へは流下しないようになっている。
過すると、第1表示部および第2表示部の何れか一方を点灯し他方を消灯することにより普通図柄を停止表示する。普通図柄が当り図柄で停止表示されると、第2始動口24が開放される。
また、パチンコ機1は、図3に示すように、その制御回路として、主制御装置60と、払出制御装置70と、発射制御装置80と、サブ統合制御装置90と、演出図柄制御装置91と、図示しない電源基板と、を備える。主制御装置60は、CPU60aを中心としたマイクロプロセッサとして構成され、CPU60aの他に、処理プログラムやテーブルを記憶するROM60b,処理プログラムの実行に際してデータを一時的に記憶するRAM60c,入出力ポート,通信ポートなどを備える。なお、図示しないが、払出制御装置70や発射制御装置80も同様に、CPUを中心としたマイクロプロセッサとして構成され、CPUの他に、ROM,RAM,入出力ポート,通信ポートなどを備える。また、パチンコ機1には外部接続端子65が設けられており、外部接続端子65により遊技状態や遊技結果を示す信号がホールコンピュータ100(図3参照)へ送信される。
信号が裏配線中継端子板64および外部接続端子板65を介して出力される。
次に、こうして構成されたパチンコ機1における遊技の概要について説明する。図5は、パチンコ機1の仕様を説明する説明図である。本実施例のパチンコ機1では、特別図柄の大当り確率は、通常遊技状態と時短遊技状態では、第1特別図柄,第2特別図柄ともに1/319.9であり、確変遊技状態では、第1特別図柄,第2特別図柄ともに1/111.9である。大当りが発生した後に遊技状態が確変遊技状態に移行する確率は、第1特別図柄,第2特別図柄ともに50%であり、当該確変遊技状態は、特別図柄の変動表示の回数が10,000回に達するまで、すなわち実質的に次に大当りを引くまで継続する。また、第2特別図柄の当り図柄には、小当りも含まれており、小当りは、遊技状態に拘わらず、1/6の確率で発生する。なお、小当りが発生しても、その前後において遊技状態は変化しない。第1特別図柄および第2特別図柄の変動表示は、共に4個まで保留され、第1特別図柄の変動表示と第2特別図柄の変動表示とは並行して行なわれる(同時変動)。なお、入賞口への遊技球の入賞により付与される賞球の数は、第1始動口23で4個,第2始動口24で1個,普通入賞口28で4個,第1大入賞口25で12個,第2大入賞口26で12個である。
り発射された遊技球は、当該第2始動口24に入球し、第2始動口24よりも下流側の入賞口(第1大入賞口25,第2大入賞口26)へは流下しないようになっている。したがって、時短遊技状態において、普通図柄の当選により第2始動口24が開放し、開放中の第2始動口24に遊技球が入球し、当該遊技球の入球に基づいて変動表示された第2特別図柄が小当り図柄で停止表示されて第2大入賞口26が開放しても、第2始動口24の開放延長によって第2大入賞口26へ向かって遊技球が流下するのが阻害されるため、小当りの当選により開放した第2大入賞口26に遊技球を入球させることは困難である(非小当りラッシュ状態)。
次に、パチンコ機1の動作、特に主制御装置60の動作について更に詳細に説明する。図6は、主制御装置60のCPU60aにより実行される主制御処理の一例を示すフローチャートである。この処理は、パチンコ機1の電源スイッチが操作されたときに実行される。主制御処理は、パチンコ機1の電源投入に必要な電源投入処理を実行した後(S100)、乱数更新処理(S110)と、入賞確認処理(S120)と、始動入賞処理(S130)と、普通図柄遊技処理(S140)と、普通図柄当り遊技処理(S150)と、第1特別図柄遊技処理(S160)と、第2特別図柄遊技処理(S170)と、大当り遊技(特別遊技)処理(S180)と、小当り遊技処理(S190)と、を繰り返し実行することにより行なわれる。なお、本実施例では、S110~S190の処理に要する時間は約2msecであり、これらの処理は、約2msecの間隔で繰り返し実行される。主制御装置60は、主制御処理の実行により、各種コマンドを担当する制御装置に送信してコマンドに応じた処理を実行させることで、パチンコ機1の全体の遊技を進行させている。
S110の乱数更新処理は、各種判定用乱数を更新する処理である。判定用乱数としては、例えば、始動口(第1始動口23または第2始動口24)への遊技球の入球に基づいて行なわれる大当り判定(当否判定)に用いる大当り判定用乱数(特別図柄当否判定用乱数)や、大当り判定の結果が大当りであった場合に特図表示装置(第1特図表示装置31または第2特図表示装置32)に停止表示させる大当り図柄の決定に用いる大当り図柄決定用乱数,大当り判定の結果が外れであった場合に特図表示装置(第1特図表示装置31または第2特図表示装置32)に停止表示させる外れ図柄の決定に用いる外れ図柄決定用乱数、特別図柄の変動表示パターン(変動時間)の決定に用いる変動パターン決定用乱数、普通図柄動ゲート22への遊技球の通過に基づいて行なわれる当否判定に用いる普通図柄当否判定用乱数などを挙げることができる。乱数更新処理を終了すると、主制御処理に戻って次の入賞確認処理(S120)に進む。
S120の入賞確認処理は、各種センサ(ゲートスイッチ22aや第1始動口スイッチ23a、第2始動口スイッチ24a、第1大入賞口スイッチ25a、第2大入賞口スイッチ26a、普通入賞口スイッチ28aなど)の状態を検出してRAM60cの所定の状態記憶領域に保存する。そして、上述のスイッチのいずれかにより遊技球が検知された否かを判定し、検知されたと判定すると、入球コマンドをサブ統合制御装置90に送信する。また、上述のスイッチのうち賞球に関わるスイッチ(第1始動口スイッチ23a、第2始動口スイッチ24a、第1大入賞口スイッチ25a、第2大入賞口スイッチ26a、普通入賞口スイッチ28a)により遊技球が検知されたか否かを判定し、検知されたと判定すると、払い出すべき賞球数を演算して賞球情報としてRAM60cの所定の賞球情報記憶領域に保存する。そして、賞球情報が値0でないときには賞球数指定コマンド(賞球情報)を払出制御装置70に送信して入賞確認処理を終了する。払出制御装置70は、賞球数指定コマンドを受信すると、払出モータ73を駆動して遊技球を1球ずつ払い出すと共に払出スイッチ74により払い出した遊技球が検知される度に賞球情報(未払いの遊技球数)を値1ずつデクリメントする賞球払出処理を実行する。この賞球払出処理は、賞球情報が値0となるまで繰り返し実行されるが、遊技球の入球が検知されて主制御装置60から新たな賞球数指定コマンドを受信すると、その賞球情報も値0となるまで処理が繰り返される。入賞確認処理を終了すると、主制御処理に戻って次の始動入賞処理(S130)に進む。
図7は、始動入賞処理の一例を示すフローチャートである。S130の始動入賞処理では、主制御装置60のCPU60aは、まず、第1始動口スイッチ23aからの検知信号を入力して第1始動口23に遊技球が入球したか否かを判定する(S200)。第1始動口23に遊技球が入球したと判定すると、現在の第1特別図柄の保留数(第1特図保留数)がその上限数(本実施例では、値4)よりも少ないか否かを判定する(S202)。第1特別図柄の保留数が上限数よりも少ないと判定したときには、第1特別図柄の保留数を値1だけインクリメントすると共に第1特図保留数表示装置33の表示を更新し(S204)、第1特別図柄の判定用乱数を取得してRAM60cの所定の判定用乱数記憶領域に格納する(S206)。ここで、S206で取得される判定用乱数としては、上述した大当り判定用乱数や大当り図柄決定用乱数、外れ図柄決定用乱数、変動パターン決定用乱数など第1特別図柄の変動表示遊技の進行に関する情報を挙げることができる。そして、確変フラグおよび時短フラグが共に値0であるか否か、すなわち現在の遊技状態が通常遊技状態であるか否かを判定する(S208)。確変フラグおよび時短フラグが共に値0であると判定すると、S206で取得した判定用乱数に基づいて先読み判定処理を実行する(S210)。ここで、先読み判定処理は、S206で取得した判定用乱数(大当り判定用乱数)に基づいて第1特別図柄を変動表示する直前に行なわれる大当り判定に先立って当該判定用乱数に基づいて行なう当否判定処理である。ここでの先読み判定処理は、現在の遊技状態が通常遊技状態である場合を考えているから、低確率(1/319.9)の当選確率をもって行なわれる。先読み判定の結果は、後述する先読み演出に用いられる。先読み判定処理を実行すると、第1特別図柄の先読み判定コマンド(第1特図先読み判定コマンド)をサブ統合制御装置90に送信すると共に(S212)、第1特別図柄の保留発生コマンド(第1特図保留発生コマンド)をサブ統合制御装置90に送信して(S214)、S216に進む。ここで、第1特図先読み判定コマンドには、S210の先読み判定の結果(大当りまたは外れ)に関する情報が含まれ、第1特図保留数指示コマンドには、第1特別図柄の保留数に関する情報が含まれる。一方、S208において、確変フラグが値0でないと判定したり、時短フラグが値0でないと判定すると、S210,S212をスキップし、第1特図保留発生コマンドをサブ統合制御装置90に送信して(S214)、S216に進む。なお、S200で第1始動口23に遊技球が入球していないと判定したり、S202で第1特別図柄の保留数が上限数に達していると判定すると、S204~S214の処理をスキップしてS216に進む。
S140の普通図柄遊技処理では、主制御装置60のCPU60aは、まず、普通図柄の保留数が値0よりも多いか否かを判定する。保留数が値0であると判定すると、普通図柄遊技処理を終了する。一方、保留数が値0よりも多いと判定したときには保留数を値1だけデクリメントして普通図柄の当否判定を行なうと共に当否判定の結果に基づいて停止表示させる普通図柄(停止図柄)を決定する。普通図柄の当否判定は、普通図柄作動ゲー
ト22を遊技球が通過することに基づいて取得される普通図柄当否判定用乱数と普通図柄当り判定テーブルに含まれる当り値とを比較することにより行ない、普通図柄当否判定用乱数がいずれかの当り値と一致したときには当りと判定し、普通図柄当否判定用乱数がいずれの当り値とも一致しなかったときには外れと判定する。本実施例では、遊技状態に拘わらず、普通図柄の当選確率は100%である。勿論、普通図柄の当選確率を100%よりも低い確率としてもよい。そして、当否判定の結果、当りと判定すると、普通図柄の停止図柄として当り図柄を決定し、外れと判定すると、普通図柄の停止図柄として外れ図柄を決定する。普通図柄の停止図柄を設定すると、普通図柄の変動時間(1秒)を設定して普通図柄の変動表示を開始し、変動時間が経過すると、決定した停止図柄で普通図柄を停止表示する。停止表示した普通図柄が外れ図柄のときには、外れとして、普通図柄遊技処理を終了する。一方、停止表示した普通図柄が当り図柄のときには、当りとして、第2始動口24の開放時間を設定し、第2始動口24の開放作動を開始して普通図柄遊技処理を終了する。第2始動口24の開放時間は、通常遊技状態または確変遊技状態のときには、0.3秒に設定され、時短遊技状態のときには、5秒に延長される。第2始動口24の開放作動は、上述したように、第2始動口ソレノイド24cを駆動制御することによって、開閉板24bを盤面内に引き込むことにより行なう。普通図柄遊技処理を終了すると、主制御処理に戻って次の普通図柄当り遊技処理(S150)に進む。
S150の普通図柄当り遊技処理では、主制御装置60のCPU60aは、第2始動口24が開放作動中であるか否かを判定する。第2始動口24が開放作動中でないと判定すると、普通図柄当り遊技処理を終了する。一方、第2始動口24が開放作動中であると判定すると、開放作動を開始してからの経過時間(開放時間)が普通図柄遊技処理で設定された設定時間(実施例では通常遊技状態または確変遊技状態のときには0.3秒で時短遊技状態のときには5秒)に達しているか否か、規定数(実施例では9個)の遊技球が第2始動口24に入球しているか否かを判定する。開放時間が設定時間に達しておらず規定数の遊技球が第2始動口24に入球してもいないと判定すると、第2始動口24の開放作動を維持したまま普通図柄当り遊技処理を一旦終了する。一方、開放時間が設定時間に達していると判定したり、開放時間が設定時間に達する前であっても既に規定数の遊技球が第2始動口24に入球していると判定すると、第2始動口24の開放作動を終了(第2始動口ソレノイド24cの駆動を終了)して、普通図柄当り遊技処理を終了する。普通図柄当り遊技処理を終了すると、主制御処理に戻って次の第1特別図柄遊技処理(S160)に進む。
図8および図9は、第1特別図柄遊技処理の一例を示すフローチャートである。S140の第1特別図柄遊技処理では、主制御装置60のCPU60aは、まず、特別電動役物が作動中であるか否か、すなわち大当り遊技中または小当り遊技中であるか否かを判定する(S300)。特別電動役物が作動中であると判定すると、第1特別図柄遊技処理を終了する。本実施例では、第1特別遊技処理を終了すると、主制御処理に戻って第2特別図柄遊技処理(S170)に進むが、第2特別図柄遊技処理においても後述するS400で特別電動役物が作動中と判定されて第2特別図柄遊技処理が終了するため、次の大当り遊技(特別遊技)処理(S180)に進む。なお、第2特別図柄遊技処理をスキップして大当り遊技処理に直接進むものとしてもよい。一方、特別電動役物が作動中でないと判定すると、第1特別図柄が変動表示中であるか否か(S302)、第1特別図柄の確定図柄の表示時間中であるか否か(S304)、をそれぞれ判定する。第1特別図柄が変動表示中ではなく確定図柄の表示時間中でもないと判定すると、第1特別図柄の保留数が値0よりも多いか否かを判定する(S306)。第1特別図柄の保留数が値0よりも多くない、すなわち値0であると判定すると、第1特別図柄遊技処理を終了する。一方、第1特別図柄の保留数が値0よりも多いと判定すると、第2特別図柄が変動表示中であるか否かを判定
し(S308)、第2特別図柄が変動表示中であると判定すると、第2特別図柄が大当りであるか否かを判定する(S310)。第2特別図柄が変動表示中でないと判定したり、第2特別図柄が変動表示中であっても大当りでないと判定すると、判定用乱数記憶領域に記憶されている第1特別図柄の判定用乱数(大当り判定用乱数、大当り図柄決定用乱数、外れ図柄決定用乱数および変動パターン決定用乱数)のうち最も古いものを読み出し(S312)、読み出した大当り判定用乱数に基づいて当否判定処理を行なう(S314)。当否判定処理は、読み出した大当り判定用乱数と大当り判定用テーブルに含まれる大当り値とを比較することにより行ない、大当り判定用乱数が何れかの大当り値と一致したときには大当りと判定し、一致しなかったときには外れと判定する。大当り判定用テーブルは、確変フラグが値0(通常遊技状態または時短遊技状態)のときには大当り値の少ない低確率用の大当り判定テーブルが用いられ、確変フラグが値1(確変遊技状態)のときには大当り値の多い高確率用の大当り判定テーブルが用いられる。
は2秒の変動パターンA11と、第1特別図柄の変動時間が20秒の変動パターンA12と、上述した変動パターンA01およびA02と、を有し、確変遊技状態と時短遊技状態において選択可能な変動パターンとして、上述した変動パターンA11,A01およびA02を有する。通常遊技状態においては、変動パターンA11は、第1特別図柄の保留数が所定数(例えば3個)未満であれば、10秒が選択され、所定数以上であれば、2秒が選択され、第1特別図柄に対応した演出表示として通常変動が発生する。また、変動パターンA12は、第1特別図柄に対応した演出表示としてノーマルリーチが発生する。一方、確変遊技状態と時短遊技状態においては、第1特別図柄の変動表示に対応した演出表示は行なわれない。なお、第1特別図柄の外れ変動パターンテーブルでは、変動パターンの選択率が高い方から順に、変動パターンA11,変動パターンA12,変動パターンA01,変動パターンA02である。
90に送信すると共に(S334)、変動表示中の第1特別図柄の確定図柄を表示する確定図柄表示処理を行なう(S336)。そして、確定図柄表示時間(例えば0.5秒)が経過したか否かを判定する(S338)。確定図柄表示時間が経過していないと判定すると、第1特別図柄遊技処理を一旦終了する。第1特別図柄の確定図柄が表示された後に、第1特別図柄遊技処理が実行されると、S304で確定図柄の表示時間中であると判定するため、再びS338で確定図柄表示時間が経過したか否かを判定し、確定図柄表示時間が経過したと判定すると、確定図柄の表示を終了し(S340)、第1特別図柄の確定図柄が大当り図柄であるか否かを判定する(S342)。
装置90に送信して(S382)、第1特別図柄遊技処理を終了する。
図12および図13は、第2特別図柄遊技処理の一例を示すフローチャートである。S150の第2特別図柄遊技処理では、主制御装置60のCPU60aは、まず、特別電動役物が作動中であるか否かを判定する(S400)。特別電動役物が作動中であると判定すると、第2特別図柄遊技処理を終了する。本実施例では、第2特別遊技処理を終了すると、次の大当り遊技(特別遊技)処理(S180)に進む。一方、特別電動役物が作動中でないと判定すると、第2特別図柄が変動表示中であるか否か(S402)、第2特別図柄の確定図柄の表示時間中であるか否か(S404)、をそれぞれ判定する。第2特別図柄が変動表示中ではなく確定図柄の表示時間中でもないと判定すると、第2特別図柄の保留数が値0よりも多いか否かを判定する(S406)。第2特別図柄の保留数が値0よりも多くない、すなわち値0であると判定すると、第2特別図柄遊技処理を終了する。一方、第2特別図柄の保留数が値0よりも多いと判定すると、第1特別図柄が変動表示中であるか否かを判定し(S408)、第1特別図柄が変動表示中であると判定すると、第1特別図柄が大当りであるか否かを判定する(S410)。第1特別図柄が変動表示中でないと判定したり、第1特別図柄が変動表示中であっても大当りでないと判定すると、判定用乱数記憶領域に記憶されている第2特別図柄の判定用乱数(大当り判定用乱数、大当り図柄決定用乱数、外れ図柄決定用乱数および変動パターン決定用乱数)のうち最も古いものを読み出し(S412)、読み出した大当り判定用乱数に基づいて当否判定処理を行なう(S414)。第2特別図柄には小当りが含まれているから、当否判定は、大当り判定用乱数と大当り判定用テーブルに含まれる大当り値とを比較する処理に加えて、当該大当り判定用乱数と当該大当り判定用テーブルに含まれる小当り値とを比較する処理も行なう。そして、大当り判定用乱数が大当り値と一致したときには大当りと判定し、大当り判定用乱数が小当り値と一致したときには小当りと判定し、大当り判定用乱数が大当り値と小当り値のいずれにも一致しなかったときには外れと判定する。上述したように、本実施例では、第2特別図柄の小当り確率は、1/6となっている。
を特図2_小当り図柄Aよりも長い時間(例えば、1.5秒)開放する特図2_小当り図柄Bと、を有する。特図2_小当り図柄A,特図2_小当り図柄Bは、それぞれ70%,30%の割合で出現する。小当り図柄を決定すると、第2特別図柄の変動表示を開始してから決定した外れ図柄で確定表示するまでの第2特別図柄の変動表示時間(小当り変動パターン)を、読み出した変動パターン決定用乱数と小当り変動パターンテーブルとを用いて決定する(S426)。
技処理を終了する。変動開始コマンドには、当否判定の結果や第2特別図柄の変動表示時間(変動パターン)、確定図柄(大当り図柄、小当り図柄、外れ図柄)などが含まれる。
6の処理や、時短フラグが値1であれば、時短カウンタを値1だけデクリメントし、時短カウンタが値0になると、時短フラグを値0として遊技状態を時短遊技状態から通常遊技状態にするS488~S496の処理を実行して、第2特別図柄遊技処理を終了する。なお、上述したように、確変カウンタには、確変大当りを契機に大当り遊技終了後に値10,000がセットされるから、確変遊技状態(小当りラッシュ状態)は実質的に次に大当りを引くまで継続する。一方、時短カウンタには、通常大当りを契機に大当り遊技終了後に値50がセットされるから、時短遊技状態は特別図柄の変動表示が50回実行されるまで継続する。
図17および図18は、大当り遊技処理の一例を示すフローチャートである。S180の大当り遊技処理では、主制御装置60のCPU60aは、まず、役物連続作動装置が作動中(大当り遊技中)であるか否かを判定する(S500)。役物連続作動装置が作動中でないと判定すると、大当り遊技処理を終了する。大当り遊技処理を終了すると、次の小当り遊技処理(S190)に進む。一方、役物連続作動装置が作動中であると判定すると、ラウンド遊技中であるか否かを判定する(S502)。ラウンド遊技中でないと判定すると、オープニング演出(大当り遊技開始演出)中であるか否か(S504)、インターバル中であるか否か(S506)、をそれぞれ判定する。大当り遊技が開始された直後は、オープニング演出中であるから、S504で肯定的な判定がなされ、次に、オープニング演出時間(実施例では5秒)が経過したか否かを判定する(S508)。オープニング演出時間が経過していないと判定すると、大当り遊技処理を一旦終了する。S508でオープニング演出時間が経過したと判定すると、所定の開放パターンによって第1大入賞口25を開放するラウンド遊技を開始して(S510)、大当り遊技処理を一旦終了する。ラウンド遊技における第1大入賞口25の開放パターンは、短時間(実施例では2.0秒)の開放を複数回行なう開放パターンと、長時間(実施例28.0秒)を1回行なう開放パターンとがある。開放パターンは、大当り図柄に応じて決定される。図10に示すように、本実施例では、特図1_12R通常大当り図柄または特図1_12R確変大当り図柄で当選すると、1~8Rのラウンド遊技において、最大2.0秒間の開放を最大13回行ない、9R~12Rのラウンド遊技において、最大2.0秒間の開放を最大3回行なう。また、図10および図14に示すように、特図1_16R確変大当り図柄または特図2_16R確変大当り図柄で当選すると、1R,16Rのラウンド遊技において、最大2.0秒間の開放を最大13回行ない、2R~15Rのラウンド遊技において、最大28.0秒間の開放を1回行なう。また、図14に示すように、特図2_2R通常大当り図柄で当選すると、1R,2Rのラウンド遊技において、最大2.0秒間の開放を最大2回行なう。
大当り遊技処理を一旦終了し、インターバル時間が経過したと判定すると、最終ラウンドが終了したか否かを判定する(S522)。最終ラウンドが終了していないと判定すると、再びラウンド遊技を開始する(S510)。
図19は、小当り遊技処理の一例を示すフローチャートである。S190の小当り遊技処理では、主制御装置60のCPU60aは、まず、条件装置が作動中でなく特別電動役物が作動中であるか否か、すなわち小当り遊技中であるか否かを判定する(S600)。条件装置が作動中であったり、特別電動役物が作動中でないと判定すると、小当り遊技処理を終了する。一方、条件装置が作動中でなく特別電動役物が作動中であると判定すると、第2大入賞口26が開放中であるか否かを判定する(S602)。第2大入賞口26が開放中でないと判定すると、オープニング演出(小当り遊技開始演出)中であるか否かを判定する(S604)。小当り遊技が開始された直後は、小当り遊技開始演出中であるから、S604で肯定的な判定がなされ、オープニング演出時間が経過したか否かを判定する(S606)。オープニング演出時間が経過していないと判定すると、小当り遊技処理を一旦終了し、オープニング演出時間が経過したと判定すると、第2大入賞口ソレノイド26cの駆動により第2大入賞口26を開放して(S608)、小当り遊技処理を一旦終了する。
6の開放時間が最大開放時間にも達していないと判定すると、第2大入賞口26の開放を維持したまま小当り遊技処理を一旦終了する。一方、第2大入賞口26への遊技球の入球数が規定数に達したと判定したり、当該入球数が規定数に達する前に第2大入賞口26の開放時間が最大開放時間に達したと判定すると、第2大入賞口26を閉鎖し(S614)、小当り遊技終了演出コマンドをサブ統合制御装置90に送信して(S616)、小当り遊技処理を終了する。第2大入賞口26を閉鎖すると、次に小当り遊技処理が実行されたときには、S604でオープニング演出中でなくエンディング演出(小当り遊技終了演出)中であると判定するため、エンディング演出時間が経過したか否かを判定する(S618)。エンディング演出時間が経過していないと判定すると、小当り遊技処理を一旦終了し、エンディング演出時間が経過したと判定すると、小当り遊技を終了させる小当り遊技終了処理を実行して(S620)、小当り遊技処理を終了する。
図20は、サブ統合制御装置90のCPU90aにより実行される保留図柄表示処理の一例を示すフローチャートである。保留図柄表示処理では、サブ統合制御装置90のCPUは、まず、図7の始動入賞処理のS214で主制御装置60により送信される第1特図保留発生コマンドを受信したか否かを判定する(S700)。第1特図保留発生コマンドを受信していないと判定すると、S708に進む。一方、第1特図保留発生コマンドを受信したと判定すると、第1特別図柄の保留数を値1だけインクリメントする第1特図保留数更新処理を実行し(S702)、現在の遊技状態が通常遊技状態であるか否かを判定する(S704)。この遊技状態の判定は、第1特別図柄遊技処理のS372,S382や第2特別図柄遊技処理のS486,S496、大当り遊技処理のS544において主制御装置60から送信される遊技状態指定コマンドに含まれる確変フラグの値や時短フラグの値を調べることで行なうことができる(以下、同じ)。本実施例では、確変フラグが値1で且つ時短フラグが値0のときには確変遊技状態(小当りラッシュ状態)であり、確変フラグが値0で且つ時短フラグが値1のときには時短遊技状態であり、確変フラグおよび時短フラグが共に値0のときには通常遊技状態である。現在の遊技状態が通常遊技状態であると判定すると、第1特図保留図柄として保留図柄42(通常保留図柄)を1つ追加表示して(S706)、S708に進み、現在の遊技状態が通常遊技状態でないと判定すると、S706をスキップしてS708に進む。
図21は、サブ統合制御装置90のCPU90aにより実行される図柄変動演出処理の一例を示すフローチャートである。図柄変動演出処理では、サブ統合制御装置90のCPUは、まず、現在の遊技状態が通常遊技状態であるか否かを判定する(S800)。現在の遊技状態が通常遊技状態であると判定すると、図8の第1特別図柄遊技処理のS330において主制御装置60により送信される第1特図変動開始コマンドを受信したか否かを判定する(S802)。第1特図変動開始コマンドを受信していないと判定すると、S808に進む。一方、第1特図変動開始コマンドを受信したと判定すると、受信した第1特図変動開始コマンドに含まれる第1特別図柄の変動パターン(変動時間)に基づいて演出パターンを決定し(S804)、決定した演出パターンに基づいて演出図柄41L,41C,41Rを変動表示させる図柄変動演出を開始して(S806)、S808に進む。S804の演出パターンの決定は、第1特別図柄の変動パターン(変動時間)と演出パターンとが関連付けられた第1特図用演出パターンテーブルを用いて第1特別図柄の変動パターン(変動時間)に対応する演出パターンを導出することにより行なわれる。本実施例では、図11に示すように、第1特別図柄の変動パターン(変動時間)として、変動パターンA11(10秒または2秒)が選択されている場合には、演出パターンとして通常変動が決定され、変動パターンA12(20秒)が選択されている場合には、演出パターンとしてノーマルリーチが決定され、変動パターンA01(50秒)が選択されている場合には、演出パターンとしてSPリーチ1が決定され、変動パターンA02(100秒)が選択されている場合には、演出パターンとしてSPリーチ2が決定される。そして、第1特別図柄遊技処理のS334で主制御装置60により送信される第1特図図柄停止コマンドを受信したか否かを判定する(S808)。第1特図図柄停止コマンドを受信していないと判定すると、本処理を終了し、第1特図図柄停止コマンドを受信したと判定すると、変動表示中の演出図柄41L,41C,41Rを停止表示させることにより図柄変動演出を終了して(S810)、本処理を終了する。このように、現在の遊技状態が通常遊技状態であるときには、第1特別図柄をメインとして遊技が進行し、当該第1特別図柄に対応して演出図柄41L,41C,41Rの変動表示が行なわれる。このため、通常遊技状態において、第2特別図柄変動開始コマンドを受信しても、第2特別図柄に対応する演出図柄41L,41C,41Rの変動表示は行なわれない。
図22は、サブ統合制御装置90のCPU90aにより実行される図柄変動演出処理の一例を示すフローチャートである。第1特別図柄先読み演出処理では、サブ統合制御装置90のCPU90aは、まず、現在の遊技状態が通常遊技状態であるか否かを判定する(S900)。現在の遊技状態が通常遊技状態でないと判定すると、本処理を終了する。一方、現在の遊技状態が通常遊技状態であると判定すると、図7の始動入賞処理のS212において主制御装置60により送信される第1特図先読み判定コマンドを受信したか否かを判定する(S902)。第1特図先読み判定コマンドを受信していないと判定すると、S912に進む。一方、第1特図先読み判定コマンドを受信したと判定すると、先読み演出を実行するか否かを判定する先読み演出実行可否判定処理を実行する(S904)。この処理は、例えば、所定の抽選を行ない、抽選の結果が当りであれば、先読み演出を実行すると判定し、抽選の結果が外れであれば、先読み演出を実行しないと判定することにより行なわれる。先読み演出を実行しないと判定すると、S912に進み、先読み演出を実行すると判定すると、先読み保留図柄を決定し(S908)、保留図柄42として決定した先読み保留図柄を表示して(S910)、S912に進む。ここで、先読み保留図柄の決定は、図23に示すように、大当り信頼度が異なる複数種類の先読み保留図柄の中から一の先読み保留図柄を選択することにより行なわれる。先読み保留図柄の選択は、第1特図先読み判定コマンドに含まれる大当り判定の結果が大当りである場合には高信頼度の先読み保留図柄が選択され易くなり、大当り判定の結果が外れである場合には低信頼度の先読み保留図柄が選択され易くなっている。なお、本実施例では、第1特図先読み判定コマンドを受信した直後のタイミングで先読み保留図柄を表示(先読み演出を実行)するものとしたが、第1特図先読み判定コマンドを受信してから所定時間が経過したタイミングで先読み保留図柄を表示してもよい。また、通常遊技状態において第1特別図柄の保留に対して表示される通常保留図柄を先読み保留図柄に変化させたり、表示中の先読み保留図柄を大当り信頼度が異なる別の先読み保留図柄に変化させる構成を採用することもできる。
この場合、事前に保留図柄が変化するかどうかを煽る煽り演出(保留変化予告演出)を実行するものとしてもよい。
して目立たないよう演出図柄表示装置40の表示画面の隅に演出図柄41L,41C,41Rよりも小さく表示される。なお、通常遊技状態において、第2特別図柄の変動開始時と変動停止時にのみ演出図柄41L,41C,41Rや第2判定図柄45を表示する等、遊技者に注目されないような表示態様で第2特別図柄に対応した演出表示を行なってもよい。なお、確変遊技状態と時短遊技状態においては、第1特別図柄が変動表示されても、第1特別図柄に対応する演出図柄41L,41C,41Rの変動表示は行なわれないが、第1特別図柄に対応する演出表示として上述した第2判定図柄45と同様の第1判定図柄44の表示は行なわれる。
第2特別図柄先読み演出処理では、サブ統合制御装置90のCPU90aは、まず、現在の遊技状態が確変遊技状態(小当りラッシュ状態)であるか否かを判定する(S950)。現在の遊技状態が確変遊技状態でなく通常遊技状態または時短遊技状態であると判定すると、本処理を終了する。一方、現在の遊技状態が確変遊技状態であると判定すると、図7の始動入賞処理のS228において主制御装置60により送信される第2特図先読み判定コマンドを受信したか否かを判定する(S952)。第2特図先読み判定コマンドを受信していないと判定すると、S962に進む。一方、第2特図先読み判定コマンドを受信したと判定すると、S904と同様に先読み演出を実行するか否かのの先読み演出実行可否判定処理を実行する(S954)。先読み演出を実行しないと判定すると、S962に進み、先読み演出を実行すると判定すると、先読み保留図柄を決定し(S958)、保留図柄として決定した先読み保留図柄を表示して(S960)、S962に進む。先読み保留図柄の決定についての詳細は、前述した。
り信頼度が低い場合には遊技者に過剰な期待感を与えることはないため先読み演出を継続するものとしてもよい。また、先読み演出の大当り信頼度が高い場合には、先読み演出の大当り信頼度を高いものから低いものへと変更するものとしてもよい。
賞処理のS200~S206の処理を実行する主制御装置60のCPU60aとRAM60cとが「第1保留記憶手段」に相当し、始動入賞処理のS216~S222の処理を実行する主制御装置60のCPU60aとRAM60cとが「第2保留記憶手段」に相当し、始動入賞処理のS208,S210,S224,S228の処理を実行する主制御装置60のCPU60aが「先読み判定手段」に相当し、図22の第1特別図柄先読み演出処理のS900~S910の処理を実行するサブ統合制御装置90のCPU90aが「先読み演出実行手段」に相当し、第1特別図柄先読み演出処理のS912~S918の処理を実行するサブ統合制御装置90のCPU90aが「先読み演出終了手段」に相当する。なお、実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係は、実施例が課題を解決するための手段の欄に記載した発明を実施するための形態を具体的に説明するための一例であることから、課題を解決するための手段の欄に記載した発明の要素を限定するものではない。即ち、課題を解決するための手段の欄に記載した発明についての解釈はその欄の記載に基づいて行なわれるべきものであり、実施例は課題を解決するための手段の欄に記載した発明の具体的な一例に過ぎないものである。
内レール、21c 釘、22 普通図柄作動ゲート、22a ゲートスイッチ、23 第1始動口、23a 第1始動口スイッチ、24 第2始動口、24a 第2始動口スイッチ、24b 開閉板、24c 第2始動口ソレノイド、25 第1大入賞口、25a 第1大入賞口スイッチ、25b 開閉板、25c 第1大入賞口ソレノイド、26 第2大入賞口、26a 第2大入賞口スイッチ、26b 開閉板、26c 第2大入賞口ソレノイド、28 普通入賞口、28a 普通入賞口スイッチ、29 アウト口、31 第1特別図柄表示装置(第1特図表示装置)、32 第2特別図柄表示装置(第2特図表示装置)、33 第1特別図柄保留数表示装置(第1特図保留数表示装置)、34 第2特別図柄保留数表示装置(第2特図保留数表示装置)、35 普通図柄表示装置(普図表示装置)、36 普通図柄保留数表示装置(普図保留数表示装置)、39 センター役物、40 演出図柄表示装置、41L,41C,41R 演出図柄(疑似図柄)、42 保留図柄、43 キャラクタ、44 第1判定図柄、45 第2判定図柄、46 発射方向表示部、50 CRユニット、51 CRユニット端子板、52 精算表示装置、53 球貸ボタン、53a 球貸スイッチ、54 精算ボタン、54a 精算スイッチ、60 主制御装置、61 遊技盤中継端子板、62 図柄表示装置中継端子板、63 演出中継端子板、64 裏配線中継端子板、65 外部接続端子板、70 払出制御装置、71 払出中継端子板、73 払出モータ、74 払出スイッチ、75 満杯スイッチ、76 球切れスイッチ、80 発射制御装置、81 発射停止スイッチ、82 タッチスイッチ、83 発射モータ、90 サブ統合制御装置、91 演出図柄表示制御装置、100 ホールコンピュータ。
Claims (1)
- 第1始動口と、
前記第1始動口への遊技球の入球に基づいて取得される第1判定用乱数に基づいて当否判定を行なう第1当否判定手段と、
前記第1当否判定手段の当否判定結果に基づいて第1特別図柄を変動表示する第1特別図柄表示手段と、
第2始動口と、
前記第2始動口への遊技球の入球に基づいて取得される第2判定用乱数に基づいて当否判定を行なう第2当否判定手段と、
前記第2当否判定手段の当否判定結果に基づいて第2特別図柄を変動表示する第2特別図柄表示手段と、
前記第1特別図柄または前記第2特別図柄が当り図柄で停止表示すると、当り遊技を実行する当り遊技実行手段と、
を有し、
前記第1特別図柄と前記第2特別図柄とを同時に変動可能で、前記第1特別図柄および前記第2特別図柄の一方の特別図柄について当りの当否判定結果に基づいて変動表示される当り変動が行なわれた場合に他方の特別図柄に係る当否判定を当りと判定しない遊技機であって、
前記第1判定用乱数を所定個数まで記憶する第1保留記憶手段と、
前記第2判定用乱数を所定個数まで記憶する第2保留記憶手段と、
前記第1保留記憶手段に記憶されている第1判定用乱数または前記第2保留記憶手段に記憶されている第2判定用乱数に基づく当否判定の結果を先読み判定する先読み判定手段と、
前記先読み判定手段の先読み判定結果に基づいて所定の先読み演出を行なう先読み演出実行手段と、
前記第1判定用乱数および前記第2判定用乱数の一方の判定用乱数に対して行なわれた先読み判定の結果に基づいて前記先読み演出が実行されている場合に、他方の判定用乱数に基づいて当否判定が行なわれると共に該当否判定の結果に基づいて前記当り変動が行なわれると、前記先読み演出を終了する先読み演出終了手段と、
を備え、
前記判定用乱数が記憶されていることを示す保留図柄を、記憶された個数分表示する保留表示手段と、
前記保留図柄として、通常保留図柄と、前記先読み判定の結果に基づいて決定される先読み保留図柄とを有し、
前記先読み演出実行手段は、前記先読み演出として、前記先読み保留図柄を表示し、
前記先読み演出終了手段は、表示中の前記保留図柄の全てを消去すると共に特別表示画面に切り替えることにより前記先読み演出を終了する、
ことを特徴とする遊技機。
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