JP6781122B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
に設けられている入賞口などの入賞領域に遊技媒体が入賞(「始動入賞」ともいう。)す
ると、所定個の賞球が遊技者に払い出されるものがある。さらに、特定の入賞領域(「始
動領域」ともいう。)に遊技媒体が入賞した場合に識別情報を可変表示(「変動」ともい
う。)可能な可変表示装置が設けられ、可変表示装置において識別情報の可変表示の表示
結果に応じて、遊技者にとって有利な有利状態(大当り遊技状態)や、有利状態とは異な
る所定状態(小当り遊技状態)に制御可能になるように構成されたものがある。
体的には、有利状態は、例えば特別可変入賞手段の状態を遊技媒体が入賞しやすい遊技者
にとって有利な状態(大当り遊技状態)、遊技者にとって有利な状態になるための権利が
発生した状態、景品遊技媒体払出の条件が成立しやすくなる状態などの所定の遊技価値が
付与された状態である。また、所定状態とは、有利状態と同様に遊技者にとって有利な状
態であるが、有利状態よりも利益度合が相対的に低い状態(小当り遊技状態)である。
大当り」を示す表示態様(大当り図柄)になると、例えば、大入賞口が所定回数開放して
遊技媒体が入賞しやすい有利状態(大当り遊技状態)に移行し、各開放期間において、所
定個(例えば10個)の大入賞口への入賞があるか、所定の開放時間(例えば29秒)が
経過すると大入賞口は閉成する。また、可変表示装置の表示結果が「小当り」を示す表示
態様(小当り図柄)になると、例えば、大入賞口が1回開放して遊技媒体が入賞可能な有
利状態(小当り遊技状態)に移行し、所定の開放時間(例えば0.8秒)が経過すると大
入賞口は閉成する。
報を可変表示し、第2始動領域に遊技媒体が入賞した場合に第2識別情報を可変表示し、
第1識別情報の可変表示と第2識別情報の可変表示を並行して実行可能である(「同時変
動可能である」ともいう。)ものがある。また、このような遊技機では、第1識別情報の
可変表示を開始できない場合には、当該第1識別情報の可変表示に関する情報を第1保留
記憶として記憶し、第2識別情報の可変表示を開始できない場合には、当該第2識別情報
の可変表示に関する情報を第2保留記憶として記憶することが可能である。そして、この
同時変動可能な遊技機において、第2識別情報の可変表示の時間(変動時間)として通常
状態よりも短い時間を設定した特別状態を設けることで、当該特別状態では所定状態(小
当り遊技状態)に制御される頻度(例えば、単位時間あたりの小当り発生頻度)が高くな
るように構成したものがある。例えば、特許文献1、2には、所定回数(例えば50回)
の高確率状態(特別状態)では、第2識別情報の変動時間を通常状態(低確率状態)より
も短く設定することにより、通常状態よりも小当りの発生頻度を高めた状態で制御可能で
あることが記載されている。
2識別情報の変動時間が比較的長く設定される。具体的には、特許文献1では、180秒
〜300秒に設定され、特許文献2では、10時間に設定されている。このように、特許
文献1、2に記載されたような、通常状態において第2識別情報の変動時間が長い遊技機
では、通常状態において、第2保留記憶に対応した保留表示(第2保留表示ともいう。)
を視認可能とするのは適切ではない。
な表示制御を実現することができる遊技機を提供することを目的とする。
(手段1)さらに、他の態様に係る遊技機は、識別情報の可変表示を行い、遊技者にとって有利な有利状態(例えば、大当り状態)に制御可能な遊技機であって、第1識別情報(例えば、第1特別図柄)の可変表示および第2識別情報(例えば、第2特別図柄)の可変表示を並行して実行可能な可変表示実行手段(例えば、遊技制御用マイクロコンピュータ560におけるステップS26A,S26Bを実行する部分)と、遊技者にとって有利であり有利状態とは異なる所定状態(例えば、小当り遊技状態)に制御可能な所定状態制御手段(例えば、遊技制御用マイクロコンピュータ560におけるステップS358〜S360を実行する部分)と、通常状態(例えば、非KT状態)と、当該通常状態よりも第2識別情報の可変表示の実行時間として高い割合で短い変動時間が選択される(例えば、図13参照)ことにより所定状態に制御される頻度が高い特別状態(例えば、KT状態)とに制御可能である状態制御手段(例えば、遊技制御用マイクロコンピュータ560におけるステップS2208A,S2211A,S2209B,S2210B,S2213B,S2214Bを実行する部分)と、第1識別情報の可変表示に関する情報を第1保留記憶として記憶可能な第1保留記憶手段(例えば、第1保留記憶バッファ)と、第2識別情報の可変表示に関する情報を第2保留記憶として記憶可能な第2保留記憶手段(例えば、第2保留記憶バッファ)と、第1保留記憶に対応した第1保留表示(例えば、第1保留表示部61における第1保留表示)と、第2保留記憶に対応した第2保留表示(例えば、第2保留表示部62における第2保留表示)とを表示可能な保留表示手段(例えば、演出制御用マイクロコンピュータ200におけるステップS707を実行する部分)と、を備え、保留表示手段は、特別状態が終了するタイミングを含む特定期間(例えば、チャンスタイム終了迄残り5変動以下である期間)において、第2保留表示を視認困難とすることが可能である(例えば、図64参照)、ことを特徴とする。そのような構成によれば、特別状態で制御可能な遊技機において、第2保留表示について適切な表示制御を実現することができる。より具体的には、特別状態が終了する際に、第2保留表示について適切な表示制御を実現することができる。
ときに、当該第2識別情報に対応した特定表示(例えば、第2特定表示部62aにおける
第2特定表示)を表示可能な特定表示手段(例えば、演出制御用マイクロコンピュータ2
00におけるステップS9308,S9310を実行する部分)をさらに備え、上記特定
期間(例えば、チャンスタイム終了迄残り5変動以下である期間)以外の期間では、保留
表示手段が第2保留表示を表示可能であるとともに特定表示手段が特定表示を表示可能で
あり、特定期間では、保留表示手段が第2保留表示を視認困難とすることが可能である(
例えば、ステップS7081のYである場合にステップS7082を実行しない)ととも
に特定表示手段が特定表示を視認困難とする(例えば、ステップS9309のYである場
合にステップS9310を実行しない)ことが可能である、ことを特徴としてもよい。そ
のような構成によれば、特別状態が終了する際に、第2識別情報に対応した特定表示につ
いても適切な表示制御を実現することができる。
を決定する事前決定手段(例えば、遊技制御用マイクロコンピュータ560がステップS
65A,S65Bを実行する部分)と、事前決定手段の決定前に、第2保留記憶にもとづ
いて有利状態となるか否かを判定する特定判定手段(例えば、遊技制御用マイクロコンピ
ュータ560がステップS312,S215,S216,S322を実行する部分)と、
を備え、保留表示手段は、特定判定手段の判定結果に応じて、当該特定判定手段の判定対
象となった第2保留記憶に対応した第2保留表示を第1特別態様に変化させる第1態様変
化演出(例えば、保留予告)を実行可能であり、特定表示手段は、事前決定手段の決定結
果に応じて、当該事前決定手段の決定対象となった第2識別情報に対応した特定表示を第
2特別態様に変化させる第2態様変化演出(例えば、特定予告)を実行可能であり、特定
期間を含む所定期間(例えば、チャンスタイム終了迄残り9変動以下である期間)では、
保留表示手段が第1態様変化演出の実行を制限する(例えば、ステップS7078のYで
ある場合にステップS7079を実行しない)とともに特定表示手段が第2態様変化演出
の実行を制限する(例えば、ステップS9306のYである場合にステップS9307を
実行しない)、ことを特徴としてもよい。そのような構成によれば、第2保留記憶に対応
した第2保留表示や第2識別情報に対応した特定表示が視認困難となる特定期間における
演出の不整合を回避することができる。
第1特別状態(例えば、第1KT状態)と当該第1特別状態よりも有利度合が高い第2特
別状態(例えば、第2KT状態)とに制御可能である、ことを特徴とするものとしてもよ
い。そのような構成によれば、特別状態における遊技性の単調さを解消することができ、
特別状態に制御する場合の遊技の興趣を向上させることができる。
出図柄(例えば、第1背景図柄表示部91aや第2背景図柄表示部92aにおける背景図
柄)の可変表示と当該演出図柄よりも小さい縮小図柄(例えば、第1小図柄表示部91b
や第2小図柄表示部92bにおける小図柄)の可変表示とを実行可能な演出制御手段(例
えば、演出制御用マイクロコンピュータ200におけるS920D,S920E,S92
0H,S920I,S920Kを実行する部分)を備え、演出制御手段は、通常状態(例
えば、非KT状態)において、第1識別情報の可変表示に対応した演出図柄(例えば、第
1背景図柄表示部91aにおける背景図柄)の可変表示を実行し、第2識別情報の可変表
示に対応した演出図柄(例えば、第2背景図柄表示部92aにおける背景図柄)の可変表
示を実行せず(例えば、ステップS920CのYである場合にステップS920Eを実行
し、ステップS920GのNである場合にステップS920Jを実行する)、特別状態(
例えば、KT状態)において、第2識別情報の可変表示に対応した演出図柄の可変表示を
実行し、第1識別情報の可変表示に対応した演出図柄の可変表示を実行せず(例えば、ス
テップS920GのYである場合にステップS920Iを実行し、ステップS920Cの
Nである場合にステップS920Fを実行する)、通常状態と特別状態のいずれに制御さ
れているかに応じて、第1識別情報と第2識別情報のいずれかの可変表示に対応した縮小
図柄(例えば、第1小図柄表示部91bまたは第2小図柄表示部92bにおける小図柄)
の可変表示を実行する(例えば、非KT状態であるかKT状態であるかに応じてステップ
S920DとS920Hのいずれかを実行する)、ことを特徴とするものとしてもよい。
そのような構成によれば、縮小図柄について状態に対応した適切な表示制御を実現するこ
とができるとともに、通常状態において遊技者に第2識別情報の可変表示に対する認識度
合いを低下させることができる。
、非KT状態)において、第1保留表示は表示可能であるが、第2保留表示は表示不能で
ある(例えば、ステップS7073のYである場合にステップS7075を実行し、ステ
ップS7077のNである場合にステップS7080やS7082を実行しない)、こと
を特徴とするものとしてもよい。そのような構成によれば、通常状態において第2保留記
憶に対応した第2保留表示に対する遊技者の視認性を低下させることができ、第2保留表
示について適切な表示制御を実現することができる。
ているかにかかわらず、第1保留記憶の数に対応した第1保留記憶数表示(例えば、第1
保留記憶数表示71)を表示し、第2保留記憶の数に対応した第2保留数表示を表示しな
い(例えば、ステップS7071のYである場合にステップS7072を実行し、ステッ
プS7076のYである場合であってもステップS7072に相当する処理を実行しない
)、ことを特徴とするものとしてもよい。そのような構成によれば、第1保留記憶の数に
対する遊技者の認識性を確保しつつ、第2保留記憶の数に対する遊技者の視認性を低下さ
せることができ、第1保留記憶及び第2保留記憶のそれぞれの保留記憶数について適切な
表示制御を実現することができる。
する流下経路のうち所定経路(例えば、遊技領域7の右方)に設けられ、遊技媒体が通過
可能な特定領域(例えば、作動ゲート17)と、所定条件(例えば、大当り図柄が停止表
示すること)が成立した後に、特定領域を遊技媒体が通過したことにもとづいて有利状態
(例えば、大当り遊技状態)に制御可能である有利状態制御手段(例えば、遊技制御用マ
イクロコンピュータ560におけるステップS2501のYである場合にステップS30
5〜S307,S355〜S357を実行する部分)と、所定条件が成立したことにもと
づいて所定経路への遊技媒体の発射を促進する所定促進報知(例えば、第1指示報知)を
実行し、該所定促進報知の実行から所定期間(例えば、10秒)が経過した後に特定領域
への遊技媒体の発射を促進する特定促進報知(例えば、第2指示報知)を実行可能な促進
報知手段(例えば、演出制御用マイクロコンピュータ200におけるステップS4404
,S4405,S4604,S4605を実行する部分)と、をさらに備える、ことを特
徴とするものとしてもよい。そのような構成によれば、演出の煩雑さを抑制しつつ、有利
状態に制御する契機を適切に報知することができる。
チンコ遊技機1の全体の構成について説明する。図1はパチンコ遊技機(弾球遊技機)1
を正面からみた正面図である。なお、ここでは、遊技機の一例としてパチンコ遊技機を示
すが、本発明による遊技機はパチンコ遊技機に限られず、例えば、画像式の遊技機、コイ
ン遊技機、および、スロット機等であってもよい。
閉可能に取り付けられた遊技枠とで構成される。また、パチンコ遊技機1は、遊技枠に開
閉可能に設けられている額縁状に形成されたガラス扉枠2を有する。遊技枠は、外枠に対
して開閉自在に設置される前面枠(図示せず)と、機構部品等が取り付けられる機構板(
図示せず)と、それらに取り付けられる種々の部品(後述する遊技盤6を除く)とを含む
構造体である。
ガラス扉枠2の下部表面には打球供給皿(上皿)3がある。打球供給皿3の下部には、打
球供給皿3に収容しきれない遊技球を貯留する余剰球受皿4や、打球を発射する打球操作
ハンドル(操作ノブ)5が設けられている。また、ガラス扉枠2の背面には、遊技盤6が
着脱可能に取り付けられている。なお、遊技盤6は、それを構成する板状体と、その板状
体に取り付けられた種々の部品とを含む構造体である。また、遊技盤6の前面には、打ち
込まれた遊技球(打球)が流下可能な遊技領域7が形成されている。
けられている。演出表示装置9の表示画面には、第1の実行条件である第1始動条件の成
立(例えば、打球が第1始動入賞口13に入賞したこと)にもとづいて各々を識別可能な
複数種類の演出用の飾り図柄(第1飾り図柄)を可変表示し表示結果を導出表示する表示
領域(以下、第1可変表示部9aという。)と、第2の実行条件である第2始動条件の成
立(例えば、打球が第2始動入賞口14に入賞したこと)にもとづいて各々を識別可能な
複数種類の演出用の飾り図柄(第2飾り図柄)を可変表示し表示結果を導出表示する表示
領域(以下、第2可変表示部9bという。)と、第1の可変表示部9aおよび第2の可変
表示部9bよりも遊技者が表示内容を視認することが容易な表示領域(以下、背景図柄表
示部9cという。)とがある。なお、表示内容を視認することが容易とは、例えば、表示
領域のサイズが大きいことであったり、可変表示部9aおよび第2の可変表示部9bにお
ける表示内容が常に単色であるのに対して表示色が変わったりすることである。また、こ
の実施形態では、背景図柄演出部9cには、左・中・右の3つの表示領域に識別情報(以
下、背景図柄ともいう。)が表示制御される。なお、入賞とは、入賞口などのあらかじめ
入賞領域として定められている領域に遊技球が入ったことである。また、表示結果を導出
表示するとは、図柄を停止表示させることである。この実施の形態では、2つの可変表示
部(第1の可変表示部9aおよび第2の可変表示部9b)に対して1つの背景図柄演出部
9cが設けられ、背景図柄演出部9cにおいて、2つの可変表示部において可変表示され
る飾り図柄(第1飾り図柄および第2飾り図柄)のいずれかに対応した演出が実行される
ので、飾り図柄の状況(例えば、大当り図柄が導出表示されるか否か)を把握しづらくす
る。なお、この実施の形態では、背景図柄は、演出表示装置9(液晶表示装置)における
演出用の図柄変動表示を行うためのものであり、演出用識別情報、装飾図柄、および演出
図柄に相当する。
示器(特別図柄表示装置)8aおよび第2特別図柄表示器8bが設けられている。この実
施の形態では、第1特別図柄表示器8aおよび第2特別図柄表示器8bは、それぞれ、例
えば0〜9の数字を可変表示可能な簡易で小型の表示器(例えば7セグメントLED)で
実現されている。以下、第1特別図柄表示器8aにおいて可変表示される識別情報を第1
特別図柄といい、第2特別図柄表示器8bにおいて可変表示される識別情報を第2特別図
柄ということがある。また、第1特別図柄と第2特別図柄とを、特別図柄と総称すること
がある。
ち第1保留記憶数(保留記憶を、始動記憶または始動入賞記憶ともいう。)数を表示する
4つの表示器からなる第1特別図柄保留記憶表示器18aが設けられている。第1特別図
柄保留記憶表示器18aは、有効始動入賞がある毎に、点灯する表示器の数を1増やす。
そして、第1特別図柄表示器8aでの可変表示が開始される毎に、点灯する表示器の数を
1減らす。また、第2特別図柄表示器8bの近傍には、第2始動入賞口14に入った有効
入賞球数すなわち保留記憶数を表示する4つの表示器からなる第2特別図柄保留記憶表示
器18bが設けられている。第2特別図柄保留記憶表示器18bは、有効始動入賞がある
毎に、点灯する表示器の数を1増やす。そして、第2特別図柄表示器8bでの可変表示が
開始される毎に、点灯する表示器の数を1減らす。
装飾用(演出用)の図柄としての飾り図柄の可変表示を行う。また、第2可変表示部9b
は、第2特別図柄表示器8bによる特別図柄の可変表示時間中に、装飾用の図柄としての
飾り図柄の可変表示を行う。飾り図柄の可変表示を行う第1可変表示部9aおよび第2可
変表示部9bは、演出制御基板に搭載されている演出制御用マイクロコンピュータによっ
て制御される。以下、第1可変表示部9aにおいて可変表示される識別情報を第1飾り図
柄といい、第2可変表示部9bにおいて可変表示される識別情報を第2飾り図柄というこ
とがある。また、第1飾り図柄と第2飾り図柄とを、飾り図柄と総称することがある。な
お、第1飾り図柄の種類と第2飾り図柄の種類とは同じ(例えば、ともに0〜9の数字)
であってもよいし、種類が異なっていてもよい。種類が異なる場合、一部が異なっていて
もよい。一例として、第1飾り図柄の種類は、0〜5の数字と数字以外のキャラクタとを
含み、第2飾り図柄の種類は、0〜5の数字と数字以外のキャラクタであって第1飾り図
柄のキャラクタとは異なるものとを含むようにしてもよい。
1保留記憶数と、第2始動入賞口14に入った有効入賞球数すなわち第2保留記憶数との
合計である合計数(合算保留記憶数)を表示する領域(以下、図柄保留記憶表示部18c
という。)がある。このように、この実施の形態では、第1保留記憶数と第2保留記憶数
との合計を、比較的遊技者に視認されやすい図柄保留記憶表示部18cにおいて表示する
ことによって、遊技者に、第1保留記憶数と第2保留記憶数のそれぞれを把握しづらくす
る。この実施の形態では、第1特別図柄保留記憶表示器18aおよび第2特別図柄保留記
憶表示器18bは、それぞれ、図柄保留記憶表示部18cよりも小型のランプやLEDの
ような4つの表示器で構成されているが、第1保留記憶数と第2保留記憶数とをより把握
しづらくするために、他の態様の表示器を用いてもよい。一例として、第1特別図柄保留
記憶表示器18aおよび第2特別図柄保留記憶表示器18bをそれぞれ1個の表示器で構
成し、保留記憶数に応じて表示色を異ならせたり、表示濃度を異ならせるようにする。
である。図柄保留記憶表示部18cは、有効始動入賞がある毎に、点灯する表示領域の数
を1増やす。そして、第1特別図柄表示器8aまたは第2特別図柄表示器8bの可変表示
が開始される毎に、点灯する表示領域の数を1減らす。または、図柄保留記憶表示部18
cにおける8つの表示領域のうち、あらかじめ有効始動入賞として決められている色で表
示される領域の数を1増やす。そして、第1特別図柄表示器8aまたは第2特別図柄表示
器8bの可変表示が開始される毎に、あらかじめ有効始動入賞として決められている色で
表示される領域の数を1減らす。
値を4にする。従って、第1保留記憶数が4である場合に第1始動入賞口13に遊技球が
入賞したときには、その入賞は第1始動条件を成立させない無効始動入賞になる。第1保
留記憶数が4未満である場合に第1始動入賞口13に遊技球が入賞したときには、その入
賞は第1始動条件を成立させる有効始動入賞(第1有効始動入賞)になる。同様に、第2
保留記憶数が4である場合に第2始動入賞口14に遊技球が入賞したときには、その入賞
は第2始動条件を成立させない無効始動入賞になる。第2保留記憶数が4未満である場合
に第2始動入賞口14に遊技球が入賞したときには、その入賞は第2始動条件を成立させ
る有効始動入賞(第2有効始動入賞)になる。なお、この例では、第1保留記憶数の上限
値を4にし、第2保留記憶数の上限値を4にし、合算保留記憶数の上限値を8にするが、
それらの値は一例である。また、上限値を、遊技状態に応じて変更可能であるようにして
もよい。
第1始動入賞口13に入賞した遊技球は、遊技盤6の背面に導かれ、第1始動口スイッチ
13aによって検出される。第1始動口スイッチ13aによって遊技球が検出された場合
には、この検出情報に基づき、所定個数(1個)の遊技球が賞球として払い出される。
球は、ゲートスイッチ32aによって検出される。また、ゲート32の下方には、作動ゲ
ート17が設けられている。作動ゲート17を通過した遊技球は、作動ゲートスイッチ1
7aによって検出される。
いる。特別可変入賞球装置20は開閉板を備え、第1特別図柄表示器8aに特定表示結果
(大当り図柄)が導出表示されたときと、第2特別図柄表示器8bに特定表示結果(大当
り図柄)が導出表示されたときに生起する有利状態(大当り遊技状態)においてソレノイ
ド21によって開閉板が開放状態に制御されることによって、入賞領域となる大入賞口が
開放状態になる。大入賞口に入賞した遊技球は第1カウントスイッチ23aで検出される
。第1カウントスイッチ23aによって遊技球が検出された場合には、この検出情報に基
づき、所定個数(例えば15個)の遊技球が賞球として払い出される。
賞球装置22と、第2始動入賞口14を有する可変入賞球装置15とが設けられており、
図1に示すように、左側に特殊可変入賞球装置22が配置され、その右側に隣り合うよう
に可変入賞球装置15が配置されている。詳細は後述するが、これら特殊可変入賞球装置
22および可変入賞球装置15は、やや傾斜した状態で左右方向に延在し、遊技球が流下
する流路の底面として形成される板状の底面部材を、前後方向に進退移動させることによ
り、底面部材の下方に位置する特殊入賞口24や第2始動入賞口14に遊技球が入賞可能
な開状態(開放状態ともいう)と遊技球が入賞不能な閉状態(閉鎖状態ともいう)とに変
化させる。特殊可変入賞球装置22は、第2特別図柄表示器8bに所定表示結果(小当り
図柄)が導出表示されたときに生起する小当り遊技状態において、底面部材を前方に向け
て前進移動させた閉状態から底面部材を後方に向けて後退移動させ、入賞領域となる特殊
入賞口24を開状態とする開放制御を実行する。また、可変入賞球装置15は、普通図柄
表示器10に当り図柄が導出表示されたときに、底面部材を前方に向けて前進移動させた
閉状態から底面部材を後方に向けて後退移動させ、入賞領域となる第2始動入賞口14を
開状態とする開放制御を実行する。
の構造を有するように形成されているのであるが、図1に示すように、可変入賞球装置1
5と比較して特殊可変入賞球装置22の方が若干大きい。また、図1に示すように、特殊
可変入賞球装置22と可変入賞球装置15とは隣り合うように配置されているので、特別
可変入賞球装置20に入賞することなく遊技領域7を落下した遊技球は、まず可変入賞球
装置15の上に落下するのであるが、この際に可変入賞球装置15の底面部材が後退移動
されて第2始動入賞口14が開状態となっていれば、遊技球は第2始動入賞口14に入賞
し、特殊可変入賞球装置22の方には遊技球は流れて行かない。一方、第2始動入賞口1
4が開状態となっていなければ、遊技球は可変入賞球装置15の底面部材の上を移動して
特殊可変入賞球装置22の方に導かれる。この際に特殊可変入賞球装置22の底面部材が
後退移動されて特殊入賞口24が開状態となっていれば、遊技球は特殊入賞口24に入賞
する。さらに、特殊入賞口24も開状態となっていなければ、遊技球は特殊可変入賞球装
置22の底面部材の上を移動して、そのままアウト口26の方へ落下することになる。
され、可変入賞球装置15が右側に配置されているのであるが、特殊可変入賞球装置22
および可変入賞球装置15の底面部材が右上方から左下方に緩やかに傾斜するように形成
され、底面部材が後退しておらず閉状態である場合には可変入賞球装置15の方から特殊
可変入賞球装置22の方に向かって遊技球が流れるように構成されているので、この意味
で、可変入賞球装置15の方が上流側に設けられ、特殊可変入賞球装置22の方が下流側
に設けられているといえる。
2カウントスイッチ25a、図5参照)が設けられている。第2カウントスイッチ25a
によって遊技球が検出された場合には、この検出情報に基づき、所定個数(例えば10個
)の遊技球が賞球として払い出される。ここで、特殊可変入賞球装置22において開状態
となった特殊入賞口24を遊技球が通過(進入)したときには、大入賞口に遊技球が入賞
したときと比較すると賞球の数が少ないものの、例えば第1始動入賞口13aや第2始動
入賞口13bといった、他の入賞口を遊技球が通過(進入)したときよりも多くの賞球が
払い出されるようになっている。従って、特殊可変入賞球装置22が開放制御されて特殊
入賞口24が開状態となれば、遊技者にとって有利な状態となる。その一方で、特殊可変
入賞球装置22が閉鎖制御されて特殊入賞口24が閉状態となれば、特殊入賞口24に遊
技球を通過(進入)させて賞球を得ることができないため、遊技者にとって不利な状態と
なる。
なSスイッチ14aが設けられている。第2始動口スイッチ14aによって遊技球が検出
された場合には、この検出情報に基づき、所定個数(1個)の遊技球が賞球として払い出
される。
ということがある。
大入賞口)、可変入賞球装置15(第2始動入賞口14)、および特殊可変入賞球装置2
2(特殊入賞口24)が遊技領域7の右方に設けられているので、大当り遊技中や後述す
るKT状態中である場合には、遊技者は遊技領域7の右方を狙って発射操作(いわゆる右
打ち操作)を行う。
達するまでの所要時間が0.6秒以上になるよう構成されている。具体的には、ゲート3
2および可変入賞球装置32の設置位置や、遊技球の流下経路を形成する釘群により調整
されている。詳しくは後述するが、本実施の形態では遊技球がゲート32を通過したこと
にもとづいて可変入賞球装置15が開放状態に制御され得る構成であり、後述する第1K
T状態では遊技球がゲート32を通過してから可変入賞球装置15が開放状態に制御され
るまでの時間が0.5秒となっており、遊技球がゲート32を通過してから可変入賞球装
置15に到達するまでの所要時間である0.6秒よりも短いことから、第1KT状態にお
いて一の遊技球がゲート32を通過した場合に可変入賞球装置15が開放状態に制御され
た場合、該一の遊技球がそのまま可変入賞球装置15に入賞可能となっている。
いる。この実施の形態では、普通図柄表示器10は、0〜9の数字を可変表示可能な簡易
で小型の表示器(例えば7セグメントLED)で実現されている。
0の表示の可変表示が開始される。そして、普通図柄表示器10における停止図柄が所定
の図柄(当り図柄。例えば、図柄「7」。)である場合に、可変入賞球装置15が所定時
間だけ開状態になる。すなわち、可変入賞球装置15の状態は、普通図柄の停止図柄が当
り図柄である場合に、遊技者にとって不利な状態から有利な状態(第2始動入賞口14に
遊技球が入賞可能な状態)に変化する。普通図柄表示器10の近傍には、ゲート32を通
過した入賞球数を表示する4つのLEDによる表示部を有する普通図柄保留記憶表示器4
1が設けられている。ゲート32への遊技球の通過がある毎に、すなわちゲートスイッチ
32aによって遊技球が検出される毎に、普通図柄保留記憶表示器41は点灯するLED
を1増やす。そして、普通図柄表示器10の可変表示が開始される毎に、点灯するLED
を1減らす。
られ、下部には、入賞しなかった打球が取り込まれるアウト口26がある。また、遊技領
域7の外側の左右上部には、所定の音声出力として効果音や音声を発声する2つのスピー
カ27が設けられている。遊技領域7の外周上部、外周左部および外周右部には、前面枠
に設けられた天枠ランプ28a、左枠ランプ28bおよび右枠ランプ28cが設けられて
いる。また、左枠ランプ28bの近傍には賞球残数があるときに点灯する賞球ランプ51
が設けられ、右枠ランプ28cの近傍には補給球が切れたときに点灯する球切れランプ5
2が設けられている。
、駆動モータの回転力を利用して遊技球を遊技領域7に発射する打球発射装置(図示せず
)が設けられている。遊技者が打球操作ハンドル5を継続して操作した場合には、0.6
秒毎に遊技球が打ち出される。打球発射装置から発射された遊技球は、遊技領域7を囲む
ように円形状に形成された打球レールを通って遊技領域7に入り、その後、遊技領域7を
下りてくる。遊技球が第1始動入賞口13に入り第1始動口スイッチ13aで検出される
と、第1特別図柄の可変表示を開始できる状態であれば(例えば、大当り遊技終了または
前回の可変表示が終了し、第1の開始条件が成立したこと)、第1特別図柄表示部8aに
おいて第1特別図柄の可変表示(変動)が開始されるとともに、可変表示部9aにおいて
第1飾り図柄の可変表示が開始される。すなわち、第1特別図柄は第1始動入賞口13へ
の入賞に対応する。第1特別図柄の可変表示を開始できる状態でなければ、第1保留記憶
数が上限値に達していないことを条件として、図柄保留記憶表示部18cに表示される合
算保留記憶数(合計数)を1増やす。
第2特別図柄の可変表示を開始できる状態であれば(例えば、大当り遊技終了または前回
の可変表示が終了し、第2の開始条件が成立したこと)、第2特別図柄表示部8bにおい
て第2特別図柄の可変表示(変動)が開始されるとともに、第2可変表示部9bにおいて
第2飾り図柄の可変表示が開始される。すなわち、第2特別図柄は第2始動入賞口14へ
の入賞に対応する。第2特別図柄の可変表示を開始できる状態でなければ、第2保留記憶
数が上限値に達していないことを条件として、図柄保留記憶表示部18cに表示される合
算保留記憶数(合計数)を1増やす。ただし、第2保留記憶数が上限値に達していても、
合算保留記憶数が上限値に達していなければ、図柄保留記憶表示部18cに表示される合
計数を1増やす。
おける第1飾り図柄の可変表示は、所定時間が経過したときに停止する。停止時の第1特
別図柄が大当り図柄(特定表示結果)になると、大当り遊技状態に移行する。すなわち、
一定時間(例えば29秒)が経過するまで、または、所定個数(例えば、10個)の遊技
球が大入賞口に入賞するまで特別可変入賞球装置20が開放される。特別可変入賞球装置
20が開放されてから一定期間経過するまで、または、所定個数(例えば、10個)の打
球が大入賞口に入賞するまでが大当り遊技状態における1ラウンドである。所定個数の遊
技球が大入賞口に入賞すると、または特別可変入賞球装置20が開放されてから一定期間
経過すると、継続権が発生し特別可変入賞球装置20の開放が再度行われる。継続権の発
生は、所定回数(例えば、2ラウンド、6ラウンド、16ラウンド)許容される。なお、
大入賞口にV入賞領域を設け、特別可変入賞球装置20の開放中に打球がV入賞領域に入
賞したことを条件に、継続権が発生するようにしてもよい。なお、大当り遊技状態におけ
るラウンド数は、大当りの種別によって異なる。本実施の形態において大当りの種別は2
R通常大当り、2R確変大当り、6R通常大当り、6R確変大当り、および16R確変大
当りがあり、例えば、2R通常大当りまたは2R確変大当りが発生すれば2ラウンドの大
当り遊技状態が付与され、6R通常大当りまたは6R確変大当りが発生すれば2ラウンド
の大当り遊技状態が付与され、16R確変大当りが発生すれば16ラウンドの大当り遊技
状態が付与される。
伴う大当り図柄(特別表示結果:確変図柄、例えば「7」など)にすることに決定された
場合には、次に大当りとなる確率が低確率状態(後述する低確率/非KT状態と低確率/
第1KT状態とがある)よりも高い確変状態(低確率状態よりも大当りが発生しやすい高
確率状態)という遊技者にとって有利な状態になる。なお、第1特別図柄の停止図柄が確
変図柄に決定されて確変状態に移行した場合には、第1特別図柄表示器8aにおける第1
特別図柄が大当り図柄になる確率が高くなるだけでなく、第2特別図柄表示器8bにおけ
る第2特別図柄が大当り図柄になる確率も高くなる。すなわち、第1始動入賞にもとづく
大当りの判定だけでなく、第2始動入賞にもとづく大当りの判定においても低確率状態よ
りも高い確率で大当りと判定されることになる。
9bにおける第2飾り図柄の可変表示は、所定時間が経過したときに停止する。停止時の
第2特別図柄が大当り図柄(特定表示結果)になると、大当り遊技状態に移行する。
伴う大当り図柄(特別表示結果:確変図柄、例えば「7」など)にすることに決定された
場合には、次に大当りとなる確率が低確率状態(後述する低確率/非KT状態と低確率/
第1KT状態とがある)よりも高い確変状態(低確率状態よりも大当りが発生しやすい高
確率状態)という遊技者にとって有利な状態になる。なお、第2特別図柄の停止図柄が確
変図柄に決定されて確変状態に移行した場合には、第2特別図柄表示器8bにおける第2
特別図柄が大当り図柄になる確率が高くなるだけでなく、第1特別図柄表示器8aにおけ
る第1特別図柄が大当り図柄になる確率も高くなる。すなわち、第2始動入賞にもとづく
大当りの判定だけでなく、第1始動入賞にもとづく大当りの判定においても低確率状態よ
りも高い確率で大当りと判定されることになる。
わち、特殊入賞口24に遊技球が入賞可能な程度の一定時間が経過するまで特殊可変入賞
球装置22が開放される。これにより、小当り遊技状態にも、大当り遊技状態よりも少な
いものの、遊技者が出玉を得ることができるような開放態様としている。
bにおいて可変表示される第1特別図柄および第2特別図柄の停止図柄が大当り図柄(特
定表示結果:例えば、0〜9のうちの奇数)になる確率が低確率状態より高められる。
る遊技状態には、通常状態(低確率/非KT状態)と、通常状態よりも小当りになりやす
いKT状態(いわゆる小当りタイム)とがある。さらに、KT状態には第1KT状態と第
2KT状態との2種類があり、この実施の形態では、遊技状態には、低確率状態且つ非K
T状態(低確率/非KT状態:通常状態)に制御されている場合と、低確率且つ第1KT
状態(低確率/第1KT状態)に制御されている場合と、高確率且つ第1KT状態(高確
率/第1KT状態)に制御されている場合と、高確率且つ第2KT状態(高確率/第2K
T状態)に制御されている場合とがある。
球装置22が開状態となりやすいものの、上流側の可変入賞球装置15の開放時間が極め
て長く、小当りが発生しても下流側の特殊可変入賞球装置22に遊技球が入賞するケース
は極めて少ない(例えば、100変動するごとに1球程度)。また、KT状態のうち第2
KT状態は、後述するように、上流側の可変入賞球装置15の開放時間が短く、小当りが
発生した場合に下流側の特殊可変入賞球装置22に遊技球が入賞しやすい。
状態における大当り判定テーブルの大当り判定値の数が、低確率状態における大当り判定
テーブルの大当り判定値の数の10倍あるため、確変状態を、低確率状態よりも大当りの
発生しやすい遊技状態としている。
態である。具体的には、この実施の形態では、普図当りとなって可変入賞球装置15が開
状態となる確率はKT状態の方が通常状態より高くなっている。そして、第2特別図柄の
変動時には大当りとなる場合以外には全て小当りになるよう構成されている(ただし、後
述する強制はずれの場合を除く)ため、KT状態を、通常状態よりも小当りになりやすい
遊技状態としている。これにより、KT状態では、主に第2特別図柄の変動を行わせるこ
とにより小当りを頻繁に発生させ、遊技者に有利な遊技状態となっている。
ては、これに限るものではない。例えば、KT状態であっても普図当りとなって可変入賞
球装置15が開状態となる確率は通常状態と同じ(例えば、10%または100%)であ
るが、第2特別図柄の変動時に選択する変動パターンの有する変動時間が、KT状態の方
が通常状態よりも短く構成することにより、KT状態の方が通常状態よりも一定時間に対
する変動回数の割合が高くなり、KT状態を通常状態よりも小当りになりやすい遊技状態
とするものであってもよい。
では、通常状態(低確率/非KT状態)では、遊技者は遊技領域7の左方を狙って遊技球
の発射操作(左打ち)を行う。そのため、通常状態では、主として第1始動入賞口13へ
の始動入賞が発生し、主として第1特別図柄の変動表示が実行される。通常状態において
大当りが発生した場合には、低確率/第1KT状態、高確率/第1KT状態、または高確
率/第2KT状態へ移行する。例えば、6R通常大当りが発生した場合、低確率/第1K
T状態に移行し、その後、大当りが発生することなく100回の変動表示を終了すると、
第1KT状態を終了して通常状態へ移行する。また、例えば、6R確変大当りが発生した
場合、高確率/第1KT状態に移行し、その後、次の大当りが発生するまで高確率/第1
KT状態が維持される。また、例えば、16R確変大当りが発生した場合、高確率/第2
KT状態に移行し、その後、次の大当りが発生するまで高確率/第2KT状態が維持され
る。
の変動表示を終了すると第1KT状態を終了する場合を示しているが、そのような態様に
かぎられない。例えば、低確率/第1KT状態の契機となる大当りの種別を複数設けるよ
うに構成し、その大当り種別に応じて大当り遊技終了後に第1KT状態が継続する変動表
示の回数が異なる(例えば、20回や、30回、50回、100回)ように構成してもよ
い。
移行した後である場合には、この実施の形態では、遊技者は遊技領域7の右方を狙って遊
技球の発射操作(右打ち)を行う。そのため、KT状態では、主として第2始動入賞口1
4への始動入賞が発生し、主として第2特別図柄の変動表示が実行される。KT状態にお
いて大当りが発生した場合には、低確率/第1KT状態、高確率/第1KT状態、または
高確率/第2KT状態へ移行する。例えば、2R通常大当りが発生した場合、低確率/第
1KT状態に移行し、その後、大当りが発生することなく100回の変動表示を終了する
と、第1KT状態を終了して通常状態へ移行する。また、例えば、2R確変大当りまたは
6R確変大当りが発生した場合、高確率/第1KT状態に移行し、その後、次の大当りが
発生するまで高確率/第1KT状態が維持される。また、例えば、16R確変大当りが発
生した場合、高確率/第2KT状態に移行し、その後、次の大当りが発生するまで高確率
/第2KT状態が維持される。
図柄の変動表示が実行されて16R確変大当りとなったような場合には、高確率状態に移
行するものの、第2KT状態ではなく第1KT状態に移行するように制御する(後述する
ステップS2208B,S2209B参照)。すなわち、通常状態であるにもかかわらず
右打ちされて第2特別図柄の変動表示により16R確変大当りが発生した場合であり、そ
のような場合に第2KT状態に移行して小当り遊技において相当数の賞球を得られるよう
にしてしまうと、一部の遊技者が通常状態にて積極的に右打ちにて遊技を行う可能性があ
り、本来の遊技性が損なわれてしまう。このことから、通常状態で右打ちして第2特別図
柄の変動表示により16R確変大当りが発生したとしても、第1KT状態にしか移行しな
いようにすることによるペナルティを科すことにより、通常状態での積極的な右打ち遊技
を抑制することができる。
ける第1飾り図柄の可変表示とは同期している。また、第2特別図柄表示器8bにおける
第2特別図柄の可変表示と、第2可変表示部9bにおける第2飾り図柄の可変表示とは同
期している。ここで、同期とは、可変表示の開始時点および終了時点が同じであって、可
変表示の期間が同じであることをいう。また、第1特別図柄表示器8aにおいて大当り図
柄が停止表示されるときには、第1可変表示部9aにおいて大当り図柄が停止表示される
。第2特別図柄表示器8bにおいて大当り図柄が停止表示されるときには、第2可変表示
部9bにおいて大当り図柄が停止表示される。
変表示部9aにおいて確変図柄を想起させるような飾り図柄(例えば「7」)が停止表示
される。第2特別図柄表示器8bにおいて確変図柄が停止表示されるときには、第2可変
表示部9bにおいて確変図柄を想起させるような特別の飾り図柄(例えば「7」)が停止
表示される。
表示されているときに、第1特別図柄の可変表示に対応した演出が実行される。例えば、
背景図柄表示部9cにおける3つの表示領域において背景図柄が可変表示される。リーチ
演出を行う場合には、例えば、可変表示中に左右の背景図柄が停止表示される。そして、
後述するように例外はあるが、基本的に第1特別図柄表示器8aにおいて第1特別図柄の
停止図柄が導出表示されるときに、背景図柄表示部9cにおいて背景図柄の停止図柄が導
出表示される(3つの表示領域において背景図柄が最終停止される。)。第1特別図柄の
停止図柄が大当り図柄である場合には、背景図柄の停止図柄は、第1特別図柄の停止図柄
が大当り図柄であることを遊技者に想起させるような背景図柄(例えば、左中右が揃った
状態の3つの背景図柄)になる。以下、そのような背景図柄も、大当り図柄という。
図柄の可変表示に対応した演出が実行される。例えば、背景図柄表示部9cにおける3つ
の表示領域において背景図柄が可変表示される。
図柄表示器8bにおいて第2特別図柄が可変表示されているときには、第1特別図柄と第
2特別図柄とのうちのいずれかの可変表示に対応した演出が実行される。
特別図柄または第2特別図柄の可変表示が終了し第1特別図柄または第2特別図柄の停止
図柄が導出表示されるときに、背景図柄の可変表示は終了し、背景図柄の停止図柄が導出
表示される。また、第1特別図柄および第2特別図柄が同時に可変表示されている場合、
具体的には、第1特別図柄および第2特別図柄が同時に可変表示されている期間が存在す
る場合には、遅く可変表示が終了する方の特別図柄が停止表示されるときに、背景図柄の
可変表示は終了する。
態様(リーチ)とは、3つの背景図柄のうち停止した背景図柄が大当り図柄の一部を構成
しているときに未だ停止していない背景図柄については可変表示(変動表示)が行われて
いること、および全てまたは一部の背景図柄が大当り図柄の全てまたは一部を構成しなが
ら同期して変動表示している状態である。
は大当り図柄の一部になる飾り図柄(例えば、「7」)が停止表示されている状態で中の
表示領域は未だ変動表示が行われている状態、および表示領域の全てまたは一部の図柄が
大当り図柄の全てまたは一部を構成しながら同期して変動表示している状態(例えば、背
景図柄表示部9cにおける左、中、右の表示領域の全てに変動表示が行われ、常に同一の
図柄が揃っている状態で変動表示が行われている状態)がリーチ表示態様またはリーチに
なる。
表示部9cにおけるリーチ表示態様とをリーチ演出という。また、リーチの際に、キャラ
クタ(人物等を模した演出表示であり、背景図柄とは異なるもの)を表示させたり、背景
図柄表示部9cの背景(図柄およびキャラクタとは異なる地の色や模様など)の表示態様
(例えば、色等)を変化させたりすることがある。
参照して特殊可変入賞球装置22について説明する。なお、この実施の形態については、
図2〜図4を用いて特殊可変入賞球装置22の構造について説明を行っているが、特殊可
変入賞球装置22よりも若干サイズが小さいだけで、可変入賞球装置15の構造も特殊可
変入賞球装置22の構造と同様である。
ス板部101を備えている。特殊可変入賞球装置22は、このベース板部101が遊技領
域7に例えば螺子などで固定されることで、遊技領域7に固定支持される。ベース板部1
01の略中央領域には、前方に向けて開口する特殊入賞口24(可変入賞球装置15の場
合は第2始動入賞口14)が形成されるとともに、ベース板部101における特殊入賞口
24よりも上方の位置には、底面部材23が後退移動した際に、底面部材23を遊技領域
7の背面側(後方)に収容するための左右方向に長いスリット状の収容孔102が形成さ
れている。なお、本実施形態において特殊入賞口24は詳しくは、ベース板部101の左
右方向中央よりやや左側に形成されているが、これよりも左または右であってもよい。
に、左下がり傾斜し、収容孔102は、底面部材23の傾斜に沿うように、左下がり傾斜
するように形成されている。底面部材23は、図3に示す前進移動された状態と、図4に
示す後退移動した状態とに進退移動可能とされており、ベース板部101の背面側(後方
)には、底面部材23を進退移動させる駆動装置(図示せず)が配置されている。
部112が形成されており、この流路形成台部112の上部には、前進移動した状態の底
面部材23の上方側端部(右端部)である上流領域23Uと底面部材23の長手方向で連
なり、底面部材23とともに遊技球の流路を形成する上流側流路部113と、底面部材2
3の下方側端部(左端部)である下流領域23Lと底面部材23の長手方向で連なり、底
面部材23とともに遊技球の流路を形成する下流側流路部114とが形成されている。
の底面部材23側の端部から下方に凹み、正面視で、特殊入賞口24を左右および下方か
ら囲うようにして、底面部材23の下方に落下した遊技球を特殊入賞口24に案内する案
内流路部115が形成されている。
がりに傾斜するように形成されている。また、案内流路部115の底部は、特殊入賞口2
4側に向けて左下がりに延びるとともに、特殊入賞口24の前方の位置で凹んでいる。そ
して、案内流路部115の底部において上記凹んだ空間には、遊技球を特殊入賞口24側
(遊技領域7の背面側)に向けて後方に案内する三角形状のガイド部116が配設されて
いる。
側流路部114および案内流路部115を前方から覆う被覆部117が一体に形成されて
いる。この被覆部117は、上流側流路部113、下流側流路部114および案内流路部
115を前方から覆うことで、これら各流路部を流下する遊技球がガラス扉枠4側に跳ね
てしまうことを防ぐ機能を有している。なお、本実施形態では、被覆部117が流路形成
台部112に一体形成されるが、別体で固定されるものでもよい。
側流路部113、底面部材23、および下流側流路部114からなる、左右方向に連なる
遊技球の流路Fが形成される。ここで、本実施形態では、ベース板部101および被覆部
117に、流路Fを流下する遊技球の流下速度を低下させる複数の規制片118が形成さ
れている。
成され、ベース板部101から前方に突出する、または被覆部117から後方に突出する
リブ状に形成され、遊技球に干渉することで、左方に向けて流下する遊技球を前後方向成
分の動きをもって蛇行するように、遊技球の流下方向を変更させて、その流下にかかる時
間を、規制片118がない場合よりも遅延させる。これら規制片118は、流路Fにおけ
る遊技球の流下方向で、所定間隔を空けて並ぶように形成され、かつベース板部101お
よび被覆部117に交互に形成されている。また、規制片118は、底面部材23の前後
方向幅の1/3〜1/4程度の幅寸法に設定され、かつ隣接するもの同士の間に遊技球が
通過可能な幅寸法に設定されている。さらに詳しくは、本実施形態では、被覆部117の
うちの上流側流路部113を前方から覆う部位に、規制片118が1つ形成されるととも
に、被覆部117のうちの下流側流路部114を前方から覆う部位に、規制片118が1
つ形成されている。また、ベース板部101および被覆部117のうちの底面部材23を
覆う部位には、ベース板部101および被覆部117に交互に形成された規制片118が
合計5つ形成されている。なお、このような規制片118の数は、特段限定されるもので
はない。また、本実施形態では、規制片118の大部分が、前方(遊技者側)から被覆部
117によって覆われるようになっている。
装置22(および同様に構成された可変入賞球装置15)では、流路Fを流下しようとす
る遊技球Pが、流路F上を蛇行するようにして流下することになる。そして、このような
流路Fが形成される特殊可変入賞球装置22(または可変入賞球装置15)が閉鎖されて
いるとき、遊技球Pが特殊入賞口24(または第2始動入賞口14)に入賞せずに、特殊
可変入賞球装置22(または可変入賞球装置15)を基本的に通過する。一方で、図4を
参照し、底面部材23が後退移動した特殊可変入賞球装置22(または可変入賞球装置1
5)が開放されているとき、遊技球Pが、流路形成台部112の案内流路部115に落下
することが可能となり、この案内流路部115を流下して、特殊入賞口24(または第2
始動入賞口14)に入賞することが可能となる。
。なお、図5には、払出制御基板37および演出制御基板80等も示されている。主基板
31には、プログラムに従ってパチンコ遊技機1を制御する遊技制御用マイクロコンピュ
ータ(遊技制御手段に相当)560が搭載されている。遊技制御用マイクロコンピュータ
560は、ゲーム制御(遊技進行制御)用のプログラム等を記憶するROM54、ワーク
メモリとして使用される記憶手段としてのRAM55、プログラムに従って制御動作を行
うCPU56およびI/Oポート部57を含む。この実施の形態では、ROM54および
RAM55は遊技制御用マイクロコンピュータ560に内蔵されている。すなわち、遊技
制御用マイクロコンピュータ560は、1チップマイクロコンピュータである。1チップ
マイクロコンピュータには、少なくともCPU56のほかRAM55が内蔵されていれば
よく、ROM54は外付けであっても内蔵されていてもよい。また、I/Oポート部57
は、外付けであってもよい。
されているプログラムに従って制御を実行するので、以下、遊技制御用マイクロコンピュ
ータ560(またはCPU56)が実行する(または、処理を行う)ということは、具体
的には、CPU56がプログラムに従って制御を実行することである。このことは、主基
板31以外の他の基板に搭載されているマイクロコンピュータについても同様である。
23a、第2カウントスイッチ25a、ゲートスイッチ32a、および作動ゲートスイッ
チ17aからの検出信号を遊技制御用マイクロコンピュータ560に与える入力ドライバ
回路58も主基板31に搭載され、特別可変入賞球装置20を開閉するソレノイド21、
特殊可変入賞球装置22を開閉するソレノイド106、および可変入賞球装置15を開閉
するソレノイド206を遊技制御用マイクロコンピュータ560からの指令に従って駆動
する出力回路59も主基板31に搭載され、電源投入時に遊技制御用マイクロコンピュー
タ560をリセットするためのシステムリセット回路(図示せず)や、大当り遊技状態の
発生を示す大当り情報等の情報出力信号をホールコンピュータ等の外部装置に対して出力
する情報出力回路(図示せず)も主基板31に搭載されている。なお、主基板31には、
試験信号を遊技機外部に出力するための試験信号出力回路(図示せず)も設けられている
。
イクロコンピュータで構成される。)が、中継基板77を介して遊技制御用マイクロコン
ピュータ560からの演出制御コマンドを受信し、飾り図柄を可変表示する第1可変表示
部9aおよび第2可変表示部9bと、背景図柄を可変表示する背景図柄表示部9cと、図
柄保留記憶表示部18cとの表示制御を行う。
板70の回路構成例を示すブロック図である。なお、図6に示す例では、ランプドライバ
基板35および音声出力基板70には、マイクロコンピュータは搭載されていないが、マ
イクロコンピュータを搭載してもよい。また、ランプドライバ基板35および音声出力基
板70を設けずに、演出制御に関して演出制御基板80のみを設けてもよい。
コンピュータ200を搭載している。なお、RAMは外付けであってもよい。演出制御基
板80において、演出制御用CPU201は、内蔵または外付けのROM(図示せず)に
格納されたプログラムに従って動作し、中継基板77を介して入力される主基板31から
の取込信号(演出制御INT信号)に応じて、入力ドライバ202および入力ポート20
3を介して演出制御コマンドを受信する。また、演出制御用CPU201は、演出制御コ
マンドにもとづいて、VDP(ビデオディスプレイプロセッサ)209に、演出表示装置
9の表示制御を行わせる。
力ドライバ202に入力する。入力ドライバ202は、中継基板77から入力された信号
を演出制御基板80の内部に向かう方向にしか通過させない(演出制御基板80の内部か
ら中継基板77への方向には信号を通過させない)信号方向規制手段としての単方向性回
路でもある。
しか通過させない(演出制御基板80から中継基板77への方向には信号を通過させない
)信号方向規制手段としての単方向性回路74が搭載されている。単方向性回路として、
例えばダイオードやトランジスタが使用される。図6には、ダイオードが例示されている
。また、単方向性回路は、各信号毎に設けられる。さらに、単方向性回路である出力ポー
ト571を介して主基板31から演出制御コマンドおよび演出制御INT信号が出力され
るので、中継基板77から主基板31の内部に向かう信号が規制される。すなわち、中継
基板77からの信号は主基板31の内部(遊技制御用マイクロコンピュータ560側)に
入り込まない。なお、出力ポート571は、図5に示されたI/Oポート部57の一部で
ある。また、出力ポート571の外側(中継基板77側)に、さらに、単方向性回路であ
る信号ドライバ回路が設けられていてもよい。
35に対してランプを駆動する信号を出力する。また、演出制御用CPU201は、入出
力ポート204を介して音声出力基板70に対して音番号データを出力する。
介してランプドライバ352に入力される。ランプドライバ352は、ランプを駆動する
信号を増幅して天枠ランプ28a、左枠ランプ28b、右枠ランプ28cなどの枠側に設
けられている各ランプに供給する。また、枠側に設けられている装飾ランプ25に供給す
る。さらに、この実施の形態では、特殊可変入賞球装置22内に特殊入賞口ランプ24a
が設けられており、ランプドライバ352は、ランプを駆動する信号を増幅して特殊入賞
口ランプ24aに供給する。
用IC703に入力される。音声合成用IC703は、音番号データに応じた音声や効果
音を発生し増幅回路705に出力する。増幅回路705は、音声合成用IC703の出力
レベルを、ボリューム706で設定されている音量に応じたレベルに増幅した音声信号を
スピーカ27に出力する。音声データROM704には、音番号データに応じた制御デー
タが格納されている。音番号データに応じた制御データは、所定期間(例えば飾り図柄の
変動期間)における効果音または音声の出力態様を時系列的に示すデータの集まりである
。
ドライバ基板35および音声出力基板70との間で、双方向通信(信号受信側から送信側
に応答信号を送信するような通信)によって伝達される。
示せず)から必要なデータを読み出す。キャラクタROMは、演出表示装置9に表示され
る画像の中でも使用頻度の高いキャラクタ画像データ、具体的には、人物、文字、図形ま
たは記号等(飾り図柄、背景図柄を含む)をあらかじめ格納しておくためのものである。
演出制御用CPU201は、キャラクタROMから読み出したデータをVDP209に出
力する。VDP209は、演出制御用CPU201から入力されたデータにもとづいて表
示制御を実行する。
0に搭載されている。VDP209は、演出制御用マイクロコンピュータ200とは独立
したアドレス空間を有し、そこにVRAMをマッピングする。VRAMは、VDPによっ
て生成された画像データを展開するためのバッファメモリである。そして、VDP209
は、VRAM内の画像データを演出表示装置9に出力する。
御基板80、音声出力基板70およびランプドライバ基板35が設けられているが、演出
装置を制御する回路を1つの基板に搭載してもよい。さらに、演出表示装置9を制御する
回路が搭載された第1の演出制御基板(表示制御基板)と、その他の演出装置(ランプ、
LED、スピーカ27など)を制御する回路が搭載された第2の演出制御基板との2つの
基板を設けるようにしてもよい。また、この実施の形態では、遊技制御用マイクロコンピ
ュータ560は、演出制御用マイクロコンピュータ200に対して直接コマンドを送信し
ていたが、他の基板(例えば、図6に示す音声出力基板70やランプドライバ基板35な
ど)を経由して演出制御基板80における演出制御用マイクロコンピュータ200に送信
されるようにしてもよい。その場合、他の基板においてコマンドが単に通過するようにし
てもよいし、音声出力基板70やランプドライバ基板35にマイクロコンピュータ等の制
御手段を搭載し、制御手段がコマンドを受信したことに応じて音声制御やランプ制御に関
わる制御を実行し、さらに、受信したコマンドを、そのまま、または例えば簡略化したコ
マンドに変更して、演出表示装置9を制御する演出制御用マイクロコンピュータ200に
送信するようにしてもよい。また、第1の演出制御基板と第2の演出制御基板との2つの
基板を設けた場合に、遊技制御用マイクロコンピュータ560からの演出に関するコマン
ドは第2の演出制御基板に対して送信され、第2の演出制御基板から第1の演出制御基板
に対してコマンドがそのまま送信されたり、加工(例えば、コマンドの形態や内容を変え
たり、簡略化したり、必要なコマンドのみを選択)した後に送信されるように構成しても
よい。
ロコンピュータ560が実行するメイン処理を示すフローチャートである。遊技機に対し
て電源が投入され、リセット信号が入力されるリセット端子の入力レベルがハイレベルに
なると、遊技制御用マイクロコンピュータ560(具体的には、CPU56)は、プログ
ラムの内容が正当か否か確認するための処理であるセキュリティチェック処理を実行した
後、ステップS1以降のメイン処理を開始する。メイン処理において、CPU56は、ま
ず、必要な初期設定を行う。
次に、割込モードを割込モード2に設定し(ステップS2)、スタックポインタにスタッ
クポインタ指定アドレスを設定する(ステップS3)。そして、内蔵デバイスの初期化(
内蔵デバイス(内蔵周辺回路)であるCTC(カウンタ/タイマ)およびPIO(パラレ
ル入出力ポート)の初期化など)を行う(ステップS4)。なお、割込みモード2は、C
PU56が内蔵する特定レジスタ(Iレジスタ)の値(1バイト)と内蔵デバイスが出力
する割込みベクタ(1バイト:最下位ビット0)から合成されるアドレスが、割込み番地
を示すモードである。
基板に搭載されている。)の出力信号の状態を1回だけ確認する(ステップS6)。その
確認においてオンを検出した場合には、CPU56は、通常の初期化処理を実行する(ス
テップS10〜ステップS15)。
ックアップRAM領域のデータ保護処理(例えばパリティデータの付加等の電力供給停止
時処理)が行われたか否か確認する(ステップS7)。そのような保護処理が行われてい
ないことを確認したら、CPU56は初期化処理を実行する。バックアップRAM領域に
バックアップデータがあるか否かは、例えば、電力供給停止時処理においてバックアップ
RAM領域に設定されるバックアップフラグの状態によって確認される。この例では、バ
ックアップフラグ領域に「55H」が設定されていればバックアップあり(オン状態)を
意味し、「55H」以外の値が設定されていればバックアップなし(オフ状態)を意味す
る。
ック(この例ではパリティチェック)を行う(ステップS8)。ステップS8では、算出
したチェックサムと、電力供給停止時処理で同一の処理によって算出され保存されている
チェックサムとを比較する。不測の停電等の電力供給停止が生じた後に復旧した場合には
、バックアップRAM領域のデータは保存されているはずであるから、チェック結果(比
較結果)は正常(一致)になる。チェック結果が正常でないということは、バックアップ
RAM領域のデータが、電力供給停止時のデータとは異なっていることを意味する。その
ような場合には、内部状態を電力供給停止時の状態に戻すことができないので、電力供給
の停止からの復旧時でない電源投入時に実行される初期化処理を実行する。
等の電気部品制御手段の制御状態を電力供給停止時の状態に戻すための遊技状態復旧処理
を行う。具体的には、ROM54に格納されているバックアップ時設定テーブルの先頭ア
ドレスをポインタに設定し(ステップS91)、バックアップ時設定テーブルの内容を順
次作業領域(RAM55内の領域)に設定する(ステップS92)。作業領域はバックア
ップ電源によって電源バックアップされている。バックアップ時設定テーブルには、作業
領域のうち初期化してもよい領域についての初期化データが設定されている。ステップS
91およびS92の処理によって、作業領域のうち初期化してはならない部分については
、保存されていた内容がそのまま残る。初期化してはならない部分とは、例えば、電力供
給停止前の遊技状態を示すデータ(特別図柄プロセスフラグなど)、出力ポートの出力状
態が保存されている領域(出力ポートバッファ)、未払出賞球数を示すデータが設定され
ている部分などである。
ルの先頭アドレスをポインタに設定し(ステップS93)、その内容に従って演出制御基
板80に、電力供給が復旧した旨を示す制御コマンド(電力供給復旧時の初期化コマンド
としての復旧コマンド)が送信されるように制御する(ステップS94)。そして、ステ
ップS15に移行する。
ックアップRAM領域のデータが保存されているか否か確認しているが、いずれか一方の
みを用いてもよい。すなわち、バックアップフラグとチェックデータとのいずれかを、状
態復旧処理を実行するための契機としてもよい。
なお、RAM55の全領域を初期化せず、所定のデータ(例えば大当り判定用乱数を生成
するためのカウンタのカウント値のデータ)をそのままにしてもよい。また、ROM54
に格納されている初期化時設定テーブルの先頭アドレスをポインタに設定し(ステップS
11)、初期化時設定テーブルの内容を順次作業領域に設定する(ステップS12)。
納バッファ、特別図柄プロセスフラグ、賞球中フラグ、球切れフラグ、払出停止フラグな
ど制御状態に応じて選択的に処理を行うためのフラグに初期値が設定される。
頭アドレスをポインタに設定し(ステップS13)、その内容に従ってサブ基板を初期化
するための初期化コマンドをサブ基板に送信する処理を実行する(ステップS14)。初
期化コマンドとして、演出表示装置9に表示される初期図柄を示すコマンド等がある。
的にタイマ割込がかかるように遊技制御用マイクロコンピュータ560に内蔵されている
CTCのレジスタの設定を行なう。すなわち、初期値として例えば4msに相当する値が
所定のレジスタ(時間定数レジスタ)に設定される。この実施の形態では、4ms毎に定
期的にタイマ割込がかかるとする。
理で、表示用乱数更新処理(ステップS17)および初期値用乱数更新処理(ステップS
18)を繰り返し実行する。表示用乱数更新処理および初期値用乱数更新処理を実行する
ときには割込禁止状態に設定し(ステップS16)、表示用乱数更新処理および初期値用
乱数更新処理の実行が終了すると割込許可状態に設定する(ステップS19)。この実施
の形態では、表示用乱数とは、変動パターンを決定するための乱数であり、表示用乱数更
新処理とは、表示用乱数を発生するためのカウンタのカウント値を更新する処理である。
また、初期値用乱数更新処理とは、初期値用乱数を発生するためのカウンタのカウント値
を更新する処理である。初期値用乱数とは、大当りとするか否か決定するための乱数を発
生するためのカウンタ(大当り判定用乱数発生カウンタ)等の、カウント値の初期値を決
定するための乱数である。後述する遊技の進行を制御する遊技制御処理(遊技制御用マイ
クロコンピュータ560が、遊技機に設けられている演出表示装置、可変入賞球装置、球
払出装置等の遊技用の装置を、自身で制御する処理、または他のマイクロコンピュータに
制御させるために指令信号を送信する処理、遊技装置制御処理ともいう)において、大当
り判定用乱数発生カウンタ等のカウント値が1周(大当り判定用乱数発生カウンタ等の取
りうる値の最小値から最大値までの間の数値の個数分歩進したこと)すると、そのカウン
タに初期値が設定される。
割込処理を実行する。タイマ割込処理において、まず、電源断信号が出力されたか否か(
オン状態になったか否か)を検出する電源断検出処理を実行する(ステップS20)。電
源断信号は、例えば電源基板に搭載されている電圧低下監視回路が、遊技機に供給される
電源の電圧の低下を検出した場合に出力する。そして、電源断検出処理において、CPU
56は、電源断信号が出力されたことを検出したら、必要なデータをバックアップRAM
領域に保存するための電力供給停止時処理を実行する。次いで、入力ドライバ回路58を
介して、第1始動口スイッチ13a、第2始動口スイッチ14a第1カウントスイッチ2
3a、第2カウントスイッチ25a、ゲートスイッチ32a、および作動ゲートスイッチ
17aの検出信号を入力し、それらの状態判定を行う(スイッチ処理:ステップS21)
。
柄保留記憶表示器18aおよび第2特別図柄保留記憶表示器18bの表示制御を行う表示
制御処理を実行する(ステップS22)。第1特別図柄表示器8aおよび第2特別図柄表
示器8bについては、ステップS32で設定された出力バッファの内容に応じて各表示器
に対して駆動信号を出力する制御を実行する。
カウンタのカウント値を更新する処理を行う(判定用乱数更新処理:ステップS23)。
CPU56は、さらに、初期値用乱数および表示用乱数を生成するためのカウンタのカウ
ント値を更新する処理を行う(初期値用乱数更新処理,表示用乱数更新処理:ステップS
24,S25)。
(1)ランダム1:大当りを発生させるか否か、または小当りを発生させるか否かを決定
する(大当り判定用)
(2)ランダム2:大当りの種別、すなわち、2R通常大当り、2R確変大当り、6R通
常大当り、6R確変大当り、および16R確変大当りのいずれにするかを決定する(大当
り種別決定用)
(3)ランダム5:特別図柄の変動パターンを決定する(変動パターン決定用)
(4)ランダム6:普通図柄にもとづく当りを発生させるか否かを決定する(普通図柄当
り判定用)
(5)ランダム7:ランダム1の初期値を決定する(ランダム1初期値決定用)
(6)ランダム8:ランダム6の初期値を決定する(ランダム6初期値決定用)
ュータ560は、(1)の大当り判定用乱数、(2)の大当り種別決定用乱数および(4
)の普通図柄当り判定用乱数を生成するためのカウンタのカウントアップ(1加算)を行
う。すなわち、それらが判定用乱数であり、それら以外の乱数が表示用乱数または初期値
用乱数である。なお、遊技効果を高めるために、上記(1)〜(6)の乱数以外の乱数も
用いられている。また、本実施の形態では大当りの種別を決定する乱数と小当りの種別を
決定する乱数として、共通の乱数(ランダム2)を設けるものとしたが、それぞれ異なる
乱数が設けられているものであってもよい。
特別図柄プロセス処理では、遊技状態に応じて第1特別図柄表示器8aや特別可変入賞球
装置20を所定の順序で制御するための第1特別図柄プロセスフラグに従って該当する処
理を実行する。CPU56は、第1特別図柄プロセスフラグの値を、遊技状態に応じて各
処理中に更新する。次いで、CPU56は、第2特別図柄プロセス処理を行う(ステップ
S26B)。第2特別図柄プロセス処理では、遊技状態に応じて第2特別図柄表示器8b
や特別可変入賞球装置20、特殊可変入賞球装置22を所定の順序で制御するための第2
特別図柄プロセスフラグに従って該当する処理を実行する。CPU56は、第2特別図柄
プロセスフラグの値を、遊技状態に応じて各処理中に更新する。そして、CPU56は、
普通図柄プロセス処理を行う(ステップS26C)。普通図柄プロセス処理では、遊技状
態に応じて普通図柄表示器10や可変入賞球装置15を所定の順序で制御するための普通
図柄プロセスフラグに従って該当する処理を実行する。CPU56は、普通図柄プロセス
フラグの値を、遊技状態に応じて各処理中に更新する。
、CPU56は、第1保留記憶数と第2保留記憶数との合計である合計数(合算保留記憶
数)を算出し管理する処理を実行する。
する演出制御コマンドや保留記憶数に関する演出制御コマンドを送出する処理を行う(演
出制御コマンド制御処理:ステップS28)。
動情報、確率変動情報などのデータを出力する情報出力処理を行う(ステップS29)。
ウントスイッチ23a、および第2カウントスイッチ25aの検出信号にもとづく賞球個
数の設定などを行う賞球処理を実行する(ステップS30)。具体的には、第1始動口ス
イッチ13a、第2始動口スイッチ14a、第1カウントスイッチ23a、および第2カ
ウントスイッチ25aのいずれかがオンしたことにもとづく入賞検出に応じて、払出制御
基板37に搭載されている払出制御用マイクロコンピュータに賞球個数を示す払出制御コ
マンドを出力する。払出制御用マイクロコンピュータは、賞球個数を示す払出制御コマン
ドに応じて球払出装置97を駆動する。
ァ)が設けられているのであるが、CPU56は、出力ポートのRAM領域におけるソレ
ノイドのオン/オフに関する内容を出力ポートに出力する(ステップS31:出力処理)
。
示を行うための第1特別図柄表示制御データを第1特別図柄表示制御データ設定用の出力
バッファに設定するとともに、第2特別図柄プロセスフラグの値に応じて第2特別図柄の
演出表示を行うための第2特別図柄表示制御データを第2特別図柄表示制御データ設定用
の出力バッファに設定する特別図柄表示制御処理を行う(ステップS32)。CPU56
は、例えば、変動速度が1コマ/0.2秒であれば、0.2秒が経過する毎に、出力バッ
ファに設定される表示制御データの値を+1する。また、CPU56は、出力バッファに
設定された表示制御データに応じて、ステップS22において駆動信号を出力することに
よって、第1特別図柄表示器8aおよび第2特別図柄表示器8bにおける特別図柄の可変
表示を実行する。
ための普通図柄表示制御データを普通図柄表示制御データ設定用の出力バッファに設定す
る普通図柄表示制御処理を行う(ステップS33)。CPU56は、例えば、変動速度が
1コマ/0.2秒であれば、0.2秒が経過する毎に、出力バッファに設定される表示制
御データの値を+1する。また、CPU56は、出力バッファに設定された表示制御デー
タに応じて、ステップS22において駆動信号を出力することによって、普通図柄表示器
10における普通図柄の可変表示を実行する。その後、割込許可状態に設定し(ステップ
S34)、処理を終了する。
になる。なお、遊技制御処理は、タイマ割込処理におけるステップS21〜S33(ステ
ップS29を除く。)の処理に相当する。また、この実施の形態では、タイマ割込処理で
遊技制御処理が実行されているが、タイマ割込処理では例えば割込が発生したことを示す
フラグのセットのみがなされ、遊技制御処理はメイン処理において実行されるようにして
もよい。
の表示器によって第1特別図柄および第2特別図柄の変動表示が実行されるが、CPU5
6は、2つの表示器において同時に大当りが発生しないような制御を行う。
54に記憶されているデータの集まりであって、ランダム1と比較される大当り判定値が
設定されているテーブルである。大当り判定テーブルには、低確率状態(低確率/非KT
状態、低確率/第1KT状態)において用いられる非確変時大当り判定テーブルと、確変
状態(高確率状態(高確率/第1KT状態、高確率/第2KT状態))において用いられ
る確変時大当り判定テーブルとがある。非確変時大当り判定テーブルには、図10の左欄
に記載されている各数値が設定され、確変時大当り判定テーブルには、図10の右欄に記
載されている各数値が設定されている。図10に記載されている数値が大当り判定値であ
る。
判定用乱数(ランダム1)の値とするのであるが、大当り判定用乱数値が図10に示すい
ずれかの大当り判定値に一致すると、特別図柄に関して大当りにすることに決定する。な
お、図10に示す「確率」は、大当りになる確率(割合)を示す。また、大当りにするか
否か決定するということは、大当り遊技状態に移行させるか否か決定するということであ
るが、第1特別図柄表示器8aまたは第2特別図柄表示器8bにおける停止図柄を大当り
図柄にするか否か決定するということでもある。
ことに決定した場合には、無条件に全てはずれとされる。また、第2特別図柄の変動表示
を実行する場合に大当りとしないことに決定した場合には、無条件に全て小当りとされる
(ただし、後述するように、事後的に強制はずれとされる場合がある)。
である。大当り種別判定テーブル131aは、可変表示結果を大当り図柄にする旨の判定
がなされたときに、大当り種別判定用の乱数(ランダム2)にもとづいて、大当りの種別
を「2R通常大当り」、「2R確変大当り」、「6R通常大当り」、「6R確変大当り」
、または「16R確変大当り」のいずれかに決定するために参照されるテーブルである。
場合には、20%の確率で「16R確変大当り」と決定され、45%の確率で「6R確変
大当り」と決定され、35%の確率で「6R通常大当り」と決定される。また、図11(
B)に示すように、この実施の形態では、第2特別図柄の変動表示を実行する場合には、
30%の確率で「16R確変大当り」と決定され、30%の確率で「6R確変大当り」と
決定され、5%の確率で「2R確変大当り」と決定され、35%の確率で「2R通常大当
り」と決定される。
状態の終了後に高確率/第2KT状態に移行させる大当りである(この実施の形態では、
確変状態に移行されるとともに第2KT状態にも移行される。後述するステップS220
7A,S2208A,S2207B,S2210B参照)。そして、次の大当りが発生す
るまで、確変状態および第2KT状態が継続する(ステップS2015参照)。
始前に非KT状態であった場合には、「16R確変大当り」となっても第2KT状態では
なく第1KT状態に移行する場合がある(後述するステップS2208B,S2209B
参照)。
の終了後に高確率/第1KT状態に移行させる大当りである(この実施の形態では、確変
状態に移行されるとともに第1KT状態にも移行される。後述するステップS2210A
,S2211A,S2212B,S2213B参照)。そして、次の大当りが発生するま
で、確変状態および第1KT状態が継続する(ステップS2015参照)。
の終了後に第1KT状態のみに移行させる大当りである(後述するステップS2212A
参照)。そして、第1KT状態に移行した後、変動表示を所定回数(この実施の形態では
100回)終了すると第1KT状態が終了する(ステップS2213A,S2010〜S
2013参照)。なお、変動表示を所定回数終了する前であっても、次の大当りが発生し
た場合にも、第1KT状態を終了する(ステップS2015参照)。
の終了後に高確率/第1KT状態に移行させる大当りである(この実施の形態では、確変
状態に移行されるとともに第1KT状態にも移行される。後述するステップS2212B
,S2213B参照)。そして、次の大当りが発生するまで、確変状態および第1KT状
態が継続する(ステップS2015参照)。
の終了後に第1KT状態のみに移行させる大当りである(後述するステップS2214B
参照)。そして、第1KT状態に移行した後、変動表示を所定回数(この実施の形態では
100回)終了すると第1KT状態が終了する(ステップS2215B,S2010〜S
2013参照)。なお、変動表示を所定回数終了する前であっても、次の大当りが発生し
た場合にも、第1KT状態を終了する(ステップS2015参照)。
柄の変動表示を実行する場合に、16R確変大当り、2R確変大当り、および2R通常大
当り以外に、3R確変大当り〜7R確変大当りを決定可能に構成してもよく、様々な態様
が考えられる。
ン(変動時間)を示す説明図である。図12〜図14に示すEXTとは、それぞれの変動
パターンに対応した演出制御コマンド(2バイト構成)の2バイト目のデータである。
ターン#01〜#07の7種類と、第2特別図柄および第2飾り図柄についての第2変動
パターン#01〜#18の18種類とが用いられる。以下、例えば変動パターン#n(n
=01〜07または01〜18)というときには、第1変動パターン#nと第2変動パタ
ーン#nの双方を意味する。
合には、図12(A)に示す非KT時用の第1特別図柄用変動パターンテーブルが選択さ
れて変動パターンが決定される。図12(A)に示すように、非KT状態において第1特
別図柄の変動表示が実行される場合には、第1変動パターン#01〜#05のいずれかに
決定される。
第1KT状態、高確率/第2KT状態)である場合には、図12(B)に示すKT時用の
第1特別図柄用変動パターンテーブルが選択されて変動パターンが決定される。図12(
B)に示すように、KT状態において第1特別図柄の変動表示が実行される場合には、第
1変動パターン#06〜#07のいずれかに決定される。
合には、図13(C)に示す非KT時用の第2特別図柄用変動パターンテーブルが選択さ
れて変動パターンが決定される。図13(C)に示すように、非KT状態において第2特
別図柄の変動表示が実行される場合には、第2変動パターン#01〜#02のいずれかに
決定される。具体的には、小当りと決定する場合には第2変動パターン#01が決定され
て、15分間の長期間にわたって第2特別図柄の変動表示が実行される。また、大当りと
決定する場合にも第2変動パターン#02が決定されて、5分間というある程度長期間に
わたって第2特別図柄の変動表示が実行される。
当りとなると、特殊入賞口24への遊技球の入賞によりある程度の賞球を期待できる状況
が生じてしまう。そこで、この実施の形態では、図13(C)に示すように、非KT状態
中に第2特別図柄の変動表示が実行されても、変動時間を極端に長くし変動表示の実行頻
度を低下させることによって却って小当りの発生頻度を低下させるようにし、非KT状態
中であるにもかかわらず小当りによる賞球の獲得を狙われてしまう事態を防止している。
なお、この実施の形態において、「小当りの発生頻度」とは、例えば、単位時間(例えば
、1分)あたりの小当りの発生割合であり、KT状態では、例えば、単位時間あたりの小
当りの発生割合が通常状態よりも高い状態となっている。
の変動表示が実行される場合には、大当りとなる場合であっても変動時間を5分と比較的
長くすることによって、非KT状態中に不当に特殊入賞口24への入賞による賞球を狙う
行為を防止するようにしている。ただし、大当りとなる場合には、小当りとなる場合と比
較して第1保留記憶の消化を長くしなくてもよいので、小当りとなる場合よりも短い変動
時間となるように構成している。
低確率/第1KT状態の契機となった6R通常大当りや2R通常大当りにもとづく大当り
遊技を終了してからの変動回数に応じて、変動パターンテーブルを選択する。この場合、
1変動目の変動表示を実行する場合であれば、図13(D)に示す低確率/第1KT時且
つ1変動目用の第2特別図柄変動パターンテーブルが選択されて変動パターンが決定され
る。図13(D)に示すように、低確率/第1KT状態の1変動目として第2特別図柄の
変動表示が実行される場合には、第2変動パターン#03〜#04のいずれかに決定され
る。
定する場合には、小当りとしては比較的長めの7秒の変動時間である第2変動パターン#
03(第2始動入賞口開放準備用の変動パターン)に決定される。この実施の形態では、
既に説明したように、第1KT状態に制御される場合には、小当りの頻度が高くなるもの
の可変入賞球装置15の開放時間を長くすることによって実際には特殊可変入賞球装置2
2内の特殊入賞口24には滅多に入賞しないように設定されている。しかしながら、低確
率/第1KT状態に移行した直後の状態では可変入賞球装置15や特殊可変入賞球装置2
2の底面部材上にある程度の遊技球が溜まっている可能性があり、直ちに特殊可変入賞球
装置22を開状態に制御してしまったのでは、相当数の遊技球が特殊入賞口24に入賞し
てしまう可能性がある。そこで、この実施の形態では、第1KT状態の1変動目では、少
なくとも7秒の変動時間を確保することによって、第1KT状態に移行する前から可変入
賞球装置15や特殊可変入賞球装置22の底面部材上に溜まっている遊技球が全て落下す
るまでに十分な時間が経過してから特殊可変入賞球装置22を開状態に制御して特殊入賞
口24への入賞を可能とすることにより、第1KT状態において想定以上の賞球が得られ
るような事態が生じることを防止している。
く大当り遊技を終了してから2〜99変動目の変動表示を実行する場合であれば、図13
(E)に示す低確率/第1KT時且つ2〜99変動目用の第2特別図柄変動パターンテー
ブルが選択されて変動パターンが決定される。図13(E)に示すように、低確率/第1
KT状態の2〜99変動目として第2特別図柄の変動表示が実行される場合には、第2変
動パターン#05〜#07,#30のいずれかに決定される。また、図13(E)に示す
ように、低確率/第1KT状態の2〜99変動目として小当りと決定する場合には、変動
時間が5秒と短い短縮変動の第2変動パターン#05や、変動時間が1秒とさらに短い短
縮変動の第2変動パターン#030に決定される場合がある。第2変動パターン#05は
第2保留記憶が記憶されていないときのみ選択され得る変動パターンであり、第2変動パ
ターン#30は第2保留記憶が1個以上記憶されているときのみ選択され得る変動パター
ンである。これにより、保留記憶の消化を早め稼働率を高める構成としている。なお、こ
の実施の形態では、低確率/第1KT状態の2〜99変動目として小当りと決定し、第2
変動パターン#06にもとづいて変動表示が実行される場合には、演出表示装置9におけ
る背景図柄の変動表示において、リーチとなったり滑り演出が実行されるなど図柄煽りの
演出が実行される。
く大当り遊技を終了してから100変動目の変動表示(すなわち、低確率/第1KT状態
における最終変動)を実行する場合であれば、図13(F)に示す低確率/第1KT時且
つ100変動目用の第2特別図柄変動パターンテーブルが選択されて変動パターンが決定
される。図13(F)に示すように、低確率/第1KT状態の100変動目として第2特
別図柄の変動表示が実行される場合には、第2変動パターン#08〜#09のいずれかに
決定される。
表示装置9において「チャンスタイム中」などの文字表示が表示される。図13(F)に
示すように、低確率/第1KT状態の100変動目として小当りと決定する場合には、演
出表示装置9において「チャンスタイム終了!!」などの文字表示を行う終了表示を伴う
第2変動パターン#08に決定される。また、図13(F)に示すように、低確率/第1
KT状態の100変動目として大当りと決定する場合には、演出表示装置9において「チ
ャンスタイム終了!!」などの文字表示を行う終了表示の後に所定の復活表示を伴う第2
変動パターン#09に決定される。
示で大当りとなった場合には、変動時間が10秒の第1変動パターン#07を決定するよ
うに構成されている。これは、第2KT状態に移行した直後に第1特別図柄の変動表示で
直ちに大当りが発生してしまったようなケースで、第1特別図柄の大当り変動の変動時間
を長い変動時間としてしまうと、該第1特別図柄の大当り変動中に実行される第2特別図
柄の変動は強制はずれとされる構成であるため、第2KT状態であるにもかかわらず強制
はずれが頻発して遊技者が小当りによる利益を一切受けられないこととなる。そのため、
この実施の形態では、第1特別図柄の大当り変動の変動時間を短い変動時間とすることに
より、強制はずれが頻発する前に第1特別図柄の変動にもとづく大当り遊技状態に移行す
るように構成されている。
開始した場合にも、該第2特別図柄の変動を強制はずれとしない構成(例えば、第1特別
図柄の大当り図柄停止時に第2特別図柄の変動中であるときは、第2特別図柄を強制はず
れとする構成)の遊技機であれば、KT状態中の第1特別図柄の大当りの変動時間を長い
変動時間(例えば、1分)としてもよい。これは、第2KT状態に移行した直後に第1特
別図柄の変動表示で直ちに大当りが発生してしまったようなケースで、大当りの変動時間
をはずれと同じ短い変動時間としてしまうと、遊技者が小当りによる利益を一切受けられ
なくなる。そのため、KT状態中の第1特別図柄の大当りの変動時間を長い変動時間(例
えば、1分)とすれば、そのようなケースであっても、少なくとも複数回小当りが発生可
能な十分な時間(例えば、1分)が確保されるように構成される。
高確率/第1KT状態の契機となった6R確変大当りや2R確変大当りにもとづく大当り
遊技を終了してからの変動回数に応じて、変動パターンテーブルを選択する。この場合、
1変動目の変動表示を実行する場合であれば、図14(G)に示す高確率/第1KT時且
つ1変動目用の第2特別図柄変動パターンテーブルが選択されて変動パターンが決定され
る。図14(G)に示すように、高確率/第1KT状態の1変動目として第2特別図柄の
変動表示が実行される場合には、第2変動パターン#10〜#12のいずれかに決定され
る。
/第1KT状態の1変動目として小当りと決定する場合にも、第2始動入賞口開放準備用
の変動パターン(第2変動パターン#10)に決定される場合がある。また、図14(G
)に示すように、高確率/第1KT状態の1変動目として大当りと決定する場合には、確
変状態(高確率状態)が終了するか否かを示唆するためのバトル演出を含む第2変動パタ
ーン#12が決定される。また、図14(G)に示すように、高確率/第1KT状態の1
変動目として小当りと決定する場合にも、バトル演出を含む第2変動パターン#11が決
定される場合がある。
く大当り遊技を終了してから2変動目以降の変動表示を実行する場合であれば、図14(
H)に示す高確率/第1KT時且つ2変動目以降用の第2特別図柄変動パターンテーブル
が選択されて変動パターンが決定される。図14(H)に示すように、高確率/第1KT
状態の2変動目以降として第2特別図柄の変動表示が実行される場合には、第2変動パタ
ーン#13〜#15,#31のいずれかに決定される。
高確率/第1KT状態の2変動目以降として小当りと決定する場合には、変動時間が5秒
と短い短縮変動の第2変動パターン#13や、変動時間が1秒とさらに短い短縮変動の第
2変動パターン#031に決定される場合がある。第2変動パターン#13は第2保留記
憶が記憶されていないときのみ選択され得る変動パターンであり、第2変動パターン#3
1は第2保留記憶が1個以上記憶されているときのみ選択され得る変動パターンである。
これにより、保留記憶の消化を早め稼働率を高める構成としている。
と決定する場合には、確変状態(高確率状態)が終了するか否かを示唆するためのバトル
演出を含む第2変動パターン#15が決定される。また、図14(H)に示すように、高
確率/第1KT状態の2変動目以降として小当りと決定する場合にも、バトル演出を含む
第2変動パターン#14が決定される場合がある。
4(I)に示す高確率/第2KT時用の第2特別図柄用変動パターンテーブルが選択され
て変動パターンが決定される。図14(I)に示すように、高確率/第2KT状態におい
て第2特別図柄の変動表示が実行される場合には、第2変動パターン#16〜#18のい
ずれかに決定される。
合には、第1KT状態(低確率/第1KT状態、高確率/第1KT状態)において短縮変
動の変動表示が実行される場合よりもさらに変動時間が1.5秒と短い短縮変動の第2変
動パターン#16に決定される場合がある。また、図14(I)に示すように、高確率/
第2KT状態において小当りと決定する場合には、高確率/第2KT状態が継続するか否
かを示唆する継続演出を含む第2変動パターン#17に決定される場合がある。また、図
14(I)に示すように、高確率/第2KT状態において大当りと決定する場合には、継
続演出の後に確変状態(高確率状態)が終了するか否かを示唆するためのバトル演出を含
む第2変動パターン#18が決定される。
合には、演出表示装置9において背景図柄の変動表示において継続演出やバトル演出が実
行されるのであるが、確変大当り(16R確変大当り、6R確変大当り、2R確変大当り
)となる場合にはバトル演出において勝利の態様の演出が実行され、通常大当り(6R通
常大当り、2R通常大当り)となる場合にはバトル演出において敗北の態様の演出が実行
され、小当りとなる場合にはバトル演出において引き分けの態様の演出が実行される。な
お、この実施の形態で示した態様にかぎらず、例えば、大当り遊技中のラウンド数が少な
い2R確変大当りとなる場合もバトル演出において敗北の態様の演出が実行されるように
構成してもよい。
変動を実行し、第2KT状態の場合に1.5秒の短縮変動を実行するように構成する場合
を示しているが、そのような態様にかぎられない。例えば、低確率状態の場合に5秒また
は1秒の短縮変動を実行し、高確率状態の場合に1.5秒の短縮変動を実行するように構
成してもよい。
ーンについて説明する。図15は、KT状態における可変入賞球装置15および特殊可変
入賞球装置22の開放パターンを説明するための説明図である。このうち、図15(1)
は、第1KT状態における可変入賞球装置15および特殊可変入賞球装置22の開放パタ
ーンを示し、図15(2)は、第2KT状態における可変入賞球装置15および特殊可変
入賞球装置22の開放パターンを示している。
変入賞球装置22の開放パターンについて説明する。図15(1)に示すように、ゲート
32を遊技球が通過してゲートスイッチ32aにて遊技球が検出されると、普通図柄表示
器10において普通図柄の変動表示が実行され、普図当りと決定された場合には普通図柄
表示器10に当り図柄が導出表示され、はずれと決定された場合には普通図柄表示器10
にはずれ図柄が導出表示される。この実施の形態では、図15(1)に示すように、普通
図柄の変動時間は0.2秒とされ、当り図柄やはずれ図柄を導出表示する図柄確定時間は
0.2秒とされている。そして、当り図柄を導出表示した場合には、図15(1)に示す
ように、図柄確定時間0.2秒を経過した後、第2始動入賞口開放処理前時間0.1秒を
経過してから、可変入賞球装置15が5.5秒間にわたって開状態とされ、第2始動入賞
口14に遊技球が入賞可能となる。
ると、第2特別図柄の変動表示が実行され、小当りとすることに決定された場合には、第
2特別図柄表示器8bに小当り図柄が導出表示される。そして、小当り図柄を導出表示し
た場合には、図15(1)に示すように、特殊可変入賞球装置22が0.8秒間にわたっ
て開状態とされ、特殊入賞口24に遊技球が入賞可能となる。しかしながら、第1KT状
態では、図15(1)に示すように、下流側の特殊可変入賞球装置22の開放時間が0.
8秒と短いのに対して、上流側の可変入賞球装置15の開放時間が5.5秒と長い。従っ
て、第1KT状態では、小当りが発生しやすい状態ではあるものの、特殊入賞口24に遊
技球が入賞することは極めて稀である(例えば、100変動表示ごとに1球程度)。
了した後、次の可変入賞球装置15の開放を行えるのは、次の普通図柄の変動時間0.2
秒と図柄確定時間0.2秒と第2始動入賞口開放前処理時間0.1秒とを合計した少なく
とも0.5秒を経過した後である。従って、この実施の形態では、第1KT状態では、可
変入賞球装置15の開放した後のインターバル期間として少なくとも0.5秒の閉鎖期間
が設けられていることになる。
遊技球がゲート32を通過した後、可変入賞球装置15が開放状態に制御されるのは、普
通図柄の変動時間0.2秒と図柄確定時間0.2秒と第2始動入賞口開放前処理時間0.
1秒とを合計した0.5秒を経過した後であるとともに、遊技球がゲート32を通過して
から可変入賞球装置15に到達するまでの所要時間が約0.6秒であるよう構成されてい
る。このように、第1KT状態では、普通図柄の変動が行われていない状態で遊技球がゲ
ート32を通過してから可変入賞球装置15が開放状態に制御されるまでの時間の方が、
普通図柄の変動が行われていない状態で遊技球がゲート32を通過してから該遊技球が可
変入賞球装置15に到達するまでの時間よりも短いため、可変入賞球装置15が既に開放
状態に制御されているときに遊技球が該可変入賞球装置15に到達することとなる。従っ
て、第1KT状態では、普通図柄の変動が行われていない状態でゲート32を通過した遊
技球は、可変入賞球装置15に入賞しやすくなっている。
変入賞球装置22の開放パターンについて説明する。図15(2)に示すように、ゲート
32を遊技球が通過してゲートスイッチ32aにて遊技球が検出されると、普通図柄表示
器10において普通図柄の変動表示が実行され、普図当りと決定された場合には普通図柄
表示器10に当り図柄が導出表示され、はずれと決定された場合には普通図柄表示器10
にはずれ図柄が導出表示される。この実施の形態では、図15(2)に示すように、普通
図柄の変動時間は1.0秒とされ、当り図柄やはずれ図柄を導出表示する図柄確定時間は
0.2秒とされている。そして、当り図柄を導出表示した場合には、図15(2)に示す
ように、図柄確定時間0.2秒を経過した後、第2始動入賞口開放処理前時間2.6秒を
経過してから、可変入賞球装置15が0.2秒間にわたって開状態とされ、第2始動入賞
口14に遊技球が入賞可能となる。
ると、第2特別図柄の変動表示が実行され、小当りとすることに決定された場合には、第
2特別図柄表示器8bに小当り図柄が導出表示される。そして、小当り図柄を導出表示し
た場合には、図15(2)に示すように、特殊可変入賞球装置22が0.8秒間にわたっ
て開状態とされ、特殊入賞口24に遊技球が入賞可能となる。
と極めて短い。また、この実施の形態では、第2KT状態では、可変入賞球装置15の開
放した後のインターバル期間(閉鎖期間)として少なくとも3.8秒(普通図柄の変動時
間1.0秒+図柄確定時間0.2秒+第2始動入賞口開放処理前時間2.6秒)という比
較的長い期間が確保されている。従って、第2KT状態では、図15(2)に示すように
、上流側の可変入賞球装置15の開放時間が短いとともにインターバル期間(閉鎖期間)
が長いので、第1KT状態と比較して下流側の特殊可変入賞球装置22に遊技球が進入し
やすく特殊入賞口24に遊技球が入賞しやすい。
遊技球がゲート32を通過した後、可変入賞球装置15が開放状態に制御されるのは、普
通図柄の変動時間1.0秒と図柄確定時間0.2秒と第2始動入賞口開放前処理時間2.
6秒とを合計した3.8秒を経過した後であるとともに、遊技球がゲート32を通過して
から可変入賞球装置15に到達するまでの所要時間が約0.6秒であるよう構成されてい
る。このように、第2KT状態では、普通図柄の変動が行われていない状態で遊技球がゲ
ート32を通過してから可変入賞球装置15が開放状態に制御されるまでの時間の方が、
普通図柄の変動が行われていない状態で遊技球がゲート32を通過してから該遊技球が可
変入賞球装置15に到達するまでの時間よりも長いため、可変入賞球装置15が開放状態
に制御される前に遊技球が該可変入賞球装置15に到達することとなる。従って、第2K
T状態では、普通図柄の変動が行われていない状態でゲート32を通過した遊技球は、可
変入賞球装置15に入賞しにくくなっている。
放制御したりする処理は、遊技制御用マイクロコンピュータ560(具体的には、CPU
56)によって普通図柄プロセス処理(ステップS26C参照)が実行されることによっ
て行われる。また、遊技制御用マイクロコンピュータ560は、ステップS26Cの普通
図柄プロセス処理において、普図当りとするか否かを決定する処理も実行するのであるが
、KT状態であるか通常状態であるかに応じて異なる確率(例えば、KT状態であれば1
0/11、通常状態であれば1/11)により普図当りとするか否かを決定する。なお、
遊技状態が確変状態(高確率状態)であるか否かや、非KT状態、第1KT状態または第
2KT状態のいずれであるか、大当り遊技状態であるか否かに関係なく、同じ確率(例え
ば、10%または100%)により普図当りとするか否かを決定するものであってもよい
。
柄確定時間とはそれぞれ0.2秒ずつで同じであり、第2始動入賞口開放処理前時間が第
1KT状態では0.1秒と短く第2KT状態では2.6秒と長くすることによって、可変
入賞球装置15の閉鎖期間(インターバル期間)を異ならせる場合を示したが、そのよう
な態様にかぎられない。例えば、第1KT状態と第2KT状態とで変動時間や図柄確定時
間を異ならせることによって、可変入賞球装置15の閉鎖期間(インターバル期間)を異
ならせるように構成してもよい。また、例えば、可変入賞球装置15を閉鎖した後の第2
始動入賞口開放処理後時間を制御可能に構成し、第1KT状態と第2KT状態とで第2始
動入賞口開放処理後時間を異ならせることによって、可変入賞球装置15の閉鎖期間(イ
ンターバル期間)を異ならせるように構成してもよい。特に、上記のいずれかの方法によ
り第1KT状態における可変入賞球装置15の閉鎖期間(インターバル期間)が短くなる
ように構成すれば、第1KT状態における特殊入賞口24への入賞を抑制することができ
る。
延長フラグ)を設けるようにし、その特殊フラグがセットされていれば図15(1)に示
すような可変入賞球装置15を長時間開放する第1開放パターン(ロング開放)で制御し
、特殊フラグがセットされていなければ図15(2)に示す可変入賞球装置15を短時間
開放する第2開放パターン(ショート開放)で制御するように構成してもよい。つまり、
第1KT状態でのみ特殊フラグをセットし、大当り遊技状態を含む他の状態では、特殊フ
ラグをセットしないように制御するように構成してもよい。
場合には、可変入賞球装置15の開放時間を短くしてもよい。例えば、低確率/第1KT
状態の100回の特別図柄の短縮変動期間のうち、99回目の特別図柄の変動停止に応じ
て、前述の特殊フラグを消去するように構成してもよい。そのように構成すれば、低確率
/第1KT状態の終了後に、左打ち報知を行うときに、可変入賞球装置15がロング開放
していることに対して遊技者に違和感を与えることを抑制することができる。
て可変入賞球装置15を構成する場合、さらに、特別図柄の変動表示の短縮変動用のフラ
グを用いて特別図柄の変動表示を制御するようにしてもよく、この場合、特殊フラグと短
縮変動用のフラグとを別々に管理して制御を行うように構成してもよい。
構成してもよい。そのように構成すれば、低確率/非KT状態(左打ち状態)である場合
に可変入賞球装置15の開放確率が高くなるように構成する場合には、遊技球を数個発射
操作しただけでは可変入賞球装置15に入賞しないようすることができ、低確率/非KT
状態中に右打ち操作が行われてしまうことを防止することができる。
い時間に設定されている。これは、例えば、第1KT状態において比較的変動時間が長い
第2特別図柄の変動表示が実行される場合に、普通図柄が変動停止中であり且つ普通図柄
の保留記憶がない状態では可変入賞球装置15が閉鎖状態となっており、第2特別図柄の
変動停止タイミングを狙った攻略が可能となってしまうためである(小当りとなった場合
に、普通図柄の変動時間が長いとゲート32を通過した遊技球が可変入賞球装置15や特
殊可変入賞球装置22に到達するまでに可変入賞球装置15が開放せず、特殊入賞口24
の入賞が可能となってしまう)。これに対して、この実施の形態では、普通図柄の変動時
間を短くすることにより、遊技球がゲート32を通過してから可変入賞球装置15に到達
する前に可変入賞球装置15の開放が開始されるように設定されているので、第1KT状
態において第2特別図柄の変動表示にもとづく小当り発生タイミングを狙った発射操作に
よる攻略要素を排除することができる。
コマンドの内容の一例を示す説明図である。図16に示す例において、コマンド8000
(H)〜8007(H),8011(H)〜8022(H)は、特別図柄の可変表示に対
応して第1可変表示部9aまたは第2可変表示部9bにおいて可変表示される飾り図柄の
変動パターンを指定する演出制御コマンド(変動パターンコマンド)である。なお、変動
パターンを指定する演出制御コマンドは、変動開始を指定するためのコマンドでもある。
従って、演出制御用マイクロコンピュータ200は、コマンド8000(H)〜8007
(H),8011(H)〜8022(H)のいずれかを受信すると、第1可変表示部9a
または第2可変表示部9bにおいて飾り図柄の可変表示を開始するように制御する。
示結果をはずれとすることを指定する演出制御コマンド(表示結果1指定コマンド)(は
ずれ指定コマンド))である。コマンド9002(H)は、変動パターンコマンドで指定
する飾り図柄の可変表示の表示結果を16R確変大当りとすることを指定する演出制御コ
マンド(表示結果2指定コマンド(16R確変大当り指定コマンド))である。コマンド
9003(H)は、変動パターンコマンドで指定する飾り図柄の可変表示の表示結果を6
R確変大当りとすることを指定する演出制御コマンド(表示結果3指定コマンド(6R確
変大当り指定コマンド))である。コマンド9004(H)は、変動パターンコマンドで
指定する飾り図柄の可変表示の表示結果を6R通常大当りとすることを指定する演出制御
コマンド(表示結果4指定コマンド(6R通常大当り指定コマンド))である。コマンド
9005(H)は、変動パターンコマンドで指定する飾り図柄の可変表示の表示結果を2
R確変大当りとすることを指定する演出制御コマンド(表示結果5指定コマンド(2R確
変大当り指定コマンド))である。コマンド9006(H)は、変動パターンコマンドで
指定する飾り図柄の可変表示の表示結果を2R通常大当りとすることを指定する演出制御
コマンド(表示結果6指定コマンド(2R通常大当り指定コマンド))である。コマンド
9007(H)は、変動パターンコマンドで指定する飾り図柄の可変表示の表示結果を小
当りとすることを指定する演出制御コマンド(表示結果7指定コマンド(小当り指定コマ
ンド))である。
いうことがある。なお、この実施の形態では、遊技制御用マイクロコンピュータ560は
変動パターンコマンドの直前に表示結果指定コマンドを送信するので、演出制御用マイク
ロコンピュータ200が第1変動パターンコマンドの直前に受信した表示結果指定コマン
ドは第1飾り図柄についての表示結果指定コマンドであると判定でき、第2変動パターン
コマンドの直前に受信した表示結果指定コマンドは第2飾り図柄についての表示結果指定
コマンドであると判定できるので、表示結果指定コマンドを第1飾り図柄と第2飾り図柄
とについて兼用できるが、第1飾り図柄についての表示結果指定コマンドと第2飾り図柄
についての表示結果指定コマンドとを別にしてもよい。
はなく、15R確変大当り/6R確変大当り/6R通常大当り/2R確変大当り/2R通
常大当り/小当り/はずれのそれぞれに対応させて変動パターンコマンドを定め、演出制
御用マイクロコンピュータ200は、受信した変動パターンコマンドにもとづいて飾り図
柄の停止図柄を決定するようにしてもよい。
ド(第1図柄確定指定コマンド(第1飾り図柄停止指定コマンド))である。コマンドA
001(H)は、第2飾り図柄の可変表示の停止を指示する演出制御コマンド(第2図柄
確定指定コマンド(第2飾り図柄停止指定コマンド))である。
了までの間に送出される演出制御コマンドである。そのうち、B000(H)は、第1大
当り遊技の開始を指定する演出制御コマンド(第1大当り開始指定コマンド:第1ファン
ファーレ指定コマンド)である。B001(H)は、第1大当り遊技の終了を指定する演
出制御コマンド(第1大当り終了指定コマンド:第1エンディング指定コマンド)である
。B002(H)は、第2大当り遊技の開始を指定する演出制御コマンド(第2大当り開
始指定コマンド:第2ファンファーレ指定コマンド)である。B003(H)は、第2大
当り遊技の終了を指定する演出制御コマンド(第2大当り終了指定コマンド:第2エンデ
ィング指定コマンド)である。B004(H)は、小当り遊技の開始を指定する演出制御
コマンド(小当り開始指定コマンド)である。B005(H)は、小当り遊技の終了を指
定する演出制御コマンド(小当り終了指定コマンド)である。
ンド(大入賞口開放中表示コマンド)である。なお、「XX」に表示するラウンド数が設
定される。コマンドB2XX(H)は、大当り遊技中のラウンド後の表示(ラウンド間の
インターバルの表示)を指定する演出制御コマンド(大入賞口開放後表示コマンド)であ
る。
ンド(大入賞口入賞指定コマンド)である。コマンドB401(H)は、特殊入賞口に遊
技球が入賞したことを指定する演出制御コマンド(特殊入賞口入賞指定コマンド)である
。
13に遊技球が入賞したことを示す演出制御コマンド(第1有効始動入賞指定コマンド)
である。コマンドC001(H)は、第2保留記憶数が4に達していない状態で第2始動
入賞口14に遊技球が入賞したことを示す演出制御コマンド(第2有効始動入賞指定コマ
ンド)である。なお、第1有効始動入賞指定コマンドとして第1保留記憶数を示すコマン
ドを送信し、第2有効始動入賞指定コマンドとして第2保留記憶数を示すコマンドを送信
してもよいが、この実施の形態では、第1有効始動入賞指定コマンドおよび第2有効始動
入賞指定コマンドは、始動入賞があったことを示すコマンドである。
第1保留記憶が記憶されていない状態)であることを指定する演出制御コマンド(第1客
待ちデモ表示指定コマンド)である。コマンドD001(H)は、第2客待ち状態(第2
特別図柄の変動が行われておらず、第2保留記憶が記憶されていない状態)であることを
指定する演出制御コマンド(第2客待ちデモ表示指定コマンド)である。なお、第1客待
ちデモ表示指定コマンドは通常状態においてのみ送信され得るコマンドとしてもよい。ま
た、第2客待ちデモ表示指定コマンドはKT状態においてのみ送信され得るコマンドとし
てもよい。
定する演出制御コマンド(低確/非KT背景指定コマンド)である。コマンドE001(
H)は、遊技状態が低確率/第1KT状態であるときの背景表示を指定する演出制御コマ
ンド(低確/第1KT背景指定コマンド)である。コマンドE002(H)は、遊技状態
が高確率/第1KT状態であるときの背景表示を指定する演出制御コマンド(高確/第1
KT背景指定コマンド)である。コマンドE003(H)は、遊技状態が高確率/第2K
T状態であるときの背景表示を指定する演出制御コマンド(高確/第2KT背景指定コマ
ンド)である。
は、演出制御用CPU201)は、主基板31に搭載されている遊技制御用マイクロコン
ピュータ560から上述した演出制御コマンドを受信すると図16および図17に示され
た内容に応じて第1可変表示部9aおよび第2可変表示部9bの表示状態や背景図柄表示
部9cの表示状態を変更するとともに、ランプの表示状態を変更し、音声出力基板70に
対して音番号データを出力する。なお、図16および図17に示された演出制御コマンド
以外の演出制御コマンドも主基板31から演出制御基板80に送信される。例えば、大当
り遊技に関するより詳細な演出制御コマンドや遊技状態を示す演出制御コマンド(例えば
、初期化コマンドを示す演出制御コマンド)も主基板31から演出制御基板80に送信さ
れる。
は、CPU56)が実行する第1特別図柄プロセス処理(ステップS26A)のプログラ
ムの一例を示すフローチャートである。上述したように、第1特別図柄プロセス処理では
第1特別図柄表示器8aおよび特別可変入賞球装置20を制御するための処理が実行され
る。
始動入賞口13に遊技球が入賞したことを検出するための第1始動口スイッチ13aがオ
ンしていたら、すなわち遊技球が第1始動入賞口13に入賞する始動入賞が発生していた
ら(ステップS311)、第1始動口スイッチ通過処理を実行する(ステップS312)
。その後、CPU56は、内部状態(具体的には、第1特別図柄プロセスフラグの値)に
応じて、ステップS300〜S307のうちのいずれかの処理を行う。
あるときに実行される。遊技制御用マイクロコンピュータ560は、特別図柄の可変表示
が開始できる状態になると、保留記憶数バッファに記憶される数値データの記憶数(合算
保留記憶数)を確認する。保留記憶数バッファに記憶される数値データの記憶数は合算保
留記憶数カウンタのカウント値により確認できる。また、合算保留記憶数カウンタのカウ
ント値が0でなければ、第1特別図柄の可変表示の表示結果を大当りとするか否かを決定
する。大当りとする場合には第1大当りフラグをセットする。そして、内部状態(第1特
別図柄プロセスフラグ)をステップS301に応じた値(この例では1)に更新する。な
お、第1大当りフラグは、大当り遊技が終了するときにリセットされる。
1であるときに実行される。また、変動パターンを決定し、その変動パターンにおける変
動時間(可変表示時間:可変表示を開始してから表示結果を導出表示(停止表示)するま
での時間)を特別図柄の可変表示の変動時間とすることに決定する。また、特別図柄の変
動時間を計測する変動時間タイマをスタートさせる。そして、内部状態(第1特別図柄プ
ロセスフラグ)をステップS302に対応した値(この例では2)に更新する。
グの値が2であるときに実行される。演出制御用マイクロコンピュータ200に、表示結
果指定コマンドを送信する制御を行う。そして、内部状態(第1特別図柄プロセスフラグ
)をステップS303に対応した値(この例では3)に更新する。
であるときに実行される。第1変動パターン設定処理で選択された変動パターンの変動時
間が経過(ステップS301でセットされる変動時間タイマがタイムアウトすなわち変動
時間タイマの値が0になる)すると、演出制御用マイクロコンピュータ200に、図柄確
定指定コマンドを送信する制御を行い、内部状態(第1特別図柄プロセスフラグ)をステ
ップS304に対応した値(この例では4)に更新する。なお、演出制御用マイクロコン
ピュータ200は、遊技制御用マイクロコンピュータ560が送信する図柄確定指定コマ
ンドを受信すると演出表示装置9において飾り図柄が停止されるように制御する。
あるときに実行される。第1大当りフラグがセットされている場合に、内部状態(第1特
別図柄プロセスフラグ)をステップS304Aに対応した値(この例では8)に更新する
。第1大当りフラグがセットされていない場合には、内部状態(第1特別図柄プロセスフ
ラグ)をステップS300に対応した値(この例では0)に更新する。なお、この実施の
形態では、特別図柄プロセスフラグの値が4となったことにもとづいて、後述するように
、特別図柄表示制御処理において特別図柄の停止図柄を停止表示するための特別図柄表示
制御データが特別図柄表示制御データ設定用の出力バッファに設定され、ステップS22
の表示制御処理において出力バッファの設定内容に応じて実際に特別図柄の停止図柄が停
止表示される。
8であるときに実行される。第1ゲート通過待ち処理では、作動ゲート17への遊技球の
通過を待機する制御を行う。作動ゲート17への遊技球の通過を検知したときには内部状
態(第1特別図柄プロセスフラグ)をステップS305に対応した値(この例では5)に
更新する。
であるときに実行される。第1大入賞口開放前処理では、特別可変入賞球装置20を開放
する制御を行う。具体的には、カウンタ(例えば、特別可変入賞球装置20に入った遊技
球数をカウントするカウンタ)などを初期化するとともに、ソレノイド21を駆動して大
入賞口を開放状態にする。また、タイマによって第1大入賞口開放中処理の実行時間を設
定し、内部状態(第1特別図柄プロセスフラグ)をステップS306に対応した値(この
例では6)に更新する。なお、第1大入賞口開放前処理は各ラウンド毎に実行されるが、
第1ラウンドを開始する場合には、第1大入賞口開放前処理は大当り遊技を開始する処理
でもある。
であるときに実行される。大当り遊技状態中のラウンド表示の演出制御コマンドを演出制
御用マイクロコンピュータ200に送信する制御や特別可変入賞球装置20の閉成条件の
成立を確認する処理等を行う。また、大入賞口に遊技球が入賞し、第1カウントスイッチ
23aで遊技球を検出した場合には、演出制御用マイクロコンピュータ200に対して大
入賞口入賞指定コマンドを送信する制御を行う。特別可変入賞球装置20の閉成条件が成
立し、かつ、まだ残りラウンドがある場合には、内部状態(第1特別図柄プロセスフラグ
)をステップS305に対応した値(この例では5)に更新する。また、全てのラウンド
を終えた場合には、内部状態(第1特別図柄プロセスフラグ)をステップS307に対応
した値(この例では7)に更新する。
るときに実行される。大当り遊技状態が終了したことを遊技者に報知する表示制御を演出
制御用マイクロコンピュータ200に行わせるための制御を行う。また、遊技状態を示す
フラグ(例えば、確変フラグや、第1KTフラグ、第2KTフラグ)をセットする処理を
行う。そして、内部状態(第1特別図柄プロセスフラグ)をステップS300に対応した
値(この例では0)に更新する。
始動口スイッチ通過処理において、CPU56は、まず、第1保留記憶数が上限値に達し
ているか否か(具体的には、第1保留記憶数をカウントするための第1保留記憶数カウン
タの値が4でるか否か)を確認する(ステップS212)。第1保留記憶数が上限値に達
していれば、そのまま第1始動口スイッチ通過処理を終了する。
の値を1増やす(ステップS213)とともに、合算保留記憶数をカウントするための合
算保留記憶数カウンタの値を1増やす(ステップS214)。次いで、CPU56は、乱
数回路503やソフトウェア乱数を生成するためのカウンタから値を抽出し、それらを、
第1保留記憶バッファ(図20参照)における保存領域に格納する処理を実行する(ステ
ップS215)。なお、ステップS215の処理では、ソフトウェア乱数である大当り判
定用乱数(ランダム1)、大当り種別判定用乱数(ランダム2)および変動パターン判定
用乱数(ランダム5)が抽出され、保存領域に格納される。なお、変動パターン判定用乱
数(ランダム5)を第1始動口スイッチ通過処理(始動入賞時)において抽出して保存領
域にあらかじめ格納しておくのではなく、第1特別図柄の変動開始時に抽出するようにし
てもよい。例えば、遊技制御用マイクロコンピュータ560は、後述する第1変動パター
ン設定処理において、変動パターン判定用乱数(ランダム5)を生成するための変動パタ
ーン判定用乱数カウンタから値を直接抽出したりするようにしてもよい。
示す説明図である。図20に示すように、第1保留記憶バッファには、第1保留記憶数の
上限値(この例では4)に対応した保存領域が確保されている。また、第2保留記憶バッ
ファには、第2保留記憶数の上限値(この例では4)に対応した保存領域が確保されてい
る。この実施の形態では、第1保留記憶バッファおよび第2保留記憶バッファには、大当
り判定用乱数(ランダム1)、大当り種別判定用乱数(ランダム2)、変動パターン決定
用乱数(ランダム5)が記憶される。なお、第1保留記憶バッファおよび第2保留記憶バ
ッファは、RAM55に形成されている。
に送信する制御を行う(ステップS216)。なお、この第1有効始動入賞コマンドには
、事前判定結果が含まれている。
0)を示すフローチャートである。第1特別図柄通常処理が実行される状態は、第1特別
図柄プロセスフラグの値がステップS300を示す値となっている場合である。なお、第
1特別図柄プロセスフラグの値がステップS300を示す値となっている場合とは、第1
特別図柄表示器8aにおいて第1特別図柄の変動表示がなされていない状態であって、か
つ、第1大当り遊技(特別可変入賞球装置20を所定回開放)中でもない場合である。
、CPU56)は、まず、第1保留記憶数の値を確認する(ステップS52A)。具体的
には、第1保留記憶数カウンタのカウント値を確認する。
コンピュータ200に送信する(ステップS51A)。
5の第1保留記憶数バッファにおける保留記憶数=1に対応する保存領域に格納されてい
る各乱数値を読み出してRAM55の第1乱数バッファ領域に格納するとともに(ステッ
プS53A)、第1保留記憶数の値を1減らし(第1保留記憶数カウンタのカウント値を
1減算し)、かつ、各保存領域の内容をシフトする(ステップS54A)。すなわち、R
AM55の第1保留記憶数バッファにおいて第1保留記憶数=n(n=2,3,4)に対
応する保存領域に格納されている各乱数値を、第1保留記憶数=n−1に対応する保存領
域に格納する。よって、各第1保留記憶数に対応するそれぞれの保存領域に格納されてい
る各乱数値が抽出された順番は、常に、第1保留記憶数=1,2,3,4の順番と一致す
るようになっている。すなわち、この例では、可変表示の開始条件が成立する毎に、各保
存領域の内容をシフトする構成としているので、各乱数値が抽出された順番を特定するこ
とができる。なお、本例では、第1保留記憶数に対応するそれぞれの保存領域に格納され
ている各乱数値と、第2保留記憶数に対応するそれぞれの保存領域に格納されている各乱
数値とが抽出された順番についても特定可能に保存される。
コマンドを演出制御用マイクロコンピュータ200に送信する(ステップS60A)。具体
的に、確変フラグ、第1KTフラグ、および第2KTフラグがオフである場合には低確率
/非KT状態であると判定して低確/非KT背景指定コマンドを、確変フラグがオフで第
1KTフラグがオンである場合には低確率/第1KT状態であると判定して低確/第1K
T背景指定コマンドを、確変フラグがオンで第1KTフラグがオンである場合には高確率
/第1KT状態であると判定して高確/第1KT背景指定コマンドを、確変フラグがオン
で第2KTフラグがオンである場合には高確率/第2KT状態であると判定して高確/第
2KT背景指定コマンドを、送信する。
るか否かを判定する(ステップS64AA)。具体的に、第2特別図柄の変動表示にもと
づいて大当りとなることを示す第2大当りフラグがセットされている場合には第2特別図
柄の大当り変動中であると判定する。第2特別図柄の大当り変動中であると判定した場合
には、ステップS64A以降の処理を行うことなくステップS68Aへ移行する。これに
より、第2特別図柄の大当り変動中に第1特別図柄の変動を開始する場合には、大当り判
定値が記憶されているか否かにかかわらず強制的にはずれとする構成になっている。
ップS64AAにて第2特別図柄の大当り変動中である場合に、大当り判定用乱数(ラン
ダム1)としてはずれの乱数値(固定値)を設定する処理を行い、ステップS65Aへ移
行することにより、始動入賞時にいずれの大当り判定用乱数(ランダム1)が取得されて
いたかにかかわらず強制的にはずれとするものであってもよい。
技機では、ステップS64AAにて第2特別図柄の大当り変動中である場合に、ステップ
S64A〜S161Aの処理を行わずに、小当り判定用乱数(大当り判定用乱数と共通の
乱数であってもよいし、全く異なる乱数であってもよい)としてはずれの乱数値(固定値
)を設定して小当り判定を行うことにより、始動入賞時にいずれの大当り判定用乱数(ラ
ンダム1)が取得されていたかにかかわらず強制的にはずれとするものであってもよい。
は、第1乱数格納バッファから大当り判定用乱数(ランダム1)を読み出し(ステップS
64A)、大当り判定モジュールを実行する(ステップS65A)。大当り判定モジュー
ルは、大当り判定用乱数が、あらかじめ決められている大当り判定値と一致したら大当り
とすることに決定するプログラムである。大当りとすることに決定した場合には(ステッ
プS66A)、遊技制御用マイクロコンピュータ560は、第1特別図柄の変動表示にも
とづいて大当りとなることを示す第1大当りフラグをセットする(ステップS67A)。
そして、ランダム2にもとづいて大当り種別が16R確変大当り、6R確変大当り、およ
び6R通常大当りのいずれであるかを判定し(ステップS160A)、大当り種別を記憶
し(ステップS161A)、ステップS68Aへ移行する。また、ステップS66Aにお
いて大当りとしない場合(すなわち、はずれとする場合)、ステップS68Aへ移行する
。
った場合には、無条件に全てはずれと決定する場合を示しているが、そのような態様にか
ぎられない。例えば、第1特別図柄の変動表示の表示結果を大当りと決定しなかった場合
にも、低い確率で小当りと決定する場合があるように構成してもよい。
ーン設定処理に対応した値に更新する(ステップS68A)。なお、図示は省略したが、
ステップS68Aの直前において停止する図柄の確定をしている。
び確変時大当り判定テーブルのいずれかを用いて大当りとするか否かの判定を行う。
302)を示すフローチャートである。第1変動パターン設定処理において、遊技制御用
マイクロコンピュータ560(具体的には、CPU56)は、まず、遊技状態に応じて図
12(A)〜(B)に示すいずれかの変動パターンテーブルを選択する(ステップS20
1)。次に、遊技制御用マイクロコンピュータ560は、ステップS201にて使用する
ことに決定した変動パターンテーブルと、第1特別図柄判定用バッファに格納されている
変動パターン決定用乱数(ランダム5)とにもとづいて、図12に示した変動パターンの
いずれとするのかを決定する(ステップS1700)。本例では、変動パターンを決定す
ることによって、第1特別図柄の変動時間が決定される。また、変動時間を決定したあと
、決定した変動時間が設定されている変動パターンを複数の変動パターンの中から選択す
るようにしてもよい。
パターンを示す変動パターンコマンドを演出制御用マイクロコンピュータ200に送信す
る制御を行う(ステップS1701)。
、遊技制御用マイクロコンピュータ560は、決定した変動時間を示す変動時間データを
第1特別図柄プロセスタイマに設定して変動時間の計測を開始するとともに(ステップS
1702)、後述する計測実行フラグをセットし、第1特別図柄表示器8aでの第1特別
図柄の変動表示を開始する(ステップS1703)。そして、遊技制御用マイクロコンピ
ュータ560は、第1特別図柄プロセスフラグの値を第1表示結果指定コマンド送信処理
に対応した値に更新する(ステップS1706)
ンピュータ560(具体的には、CPU56)は、大当りとするか否かの決定結果、およ
び大当り種別の決定結果にもとづいて、いずれかの表示結果指定コマンド(表示結果1指
定コマンド〜表示結果4指定コマンド)を演出制御用マイクロコンピュータ200に対し
て送信する制御を行う。
03)を示すフローチャートである。第1特別図柄変動中処理において、CPU56は、
まず、第1変動時間タイマを1減算し(ステップS1121A)、第1変動時間タイマが
タイムアウトしたら(ステップS1122A)、演出制御用マイクロコンピュータ200
に図柄確定指定コマンドを送信する制御を行う(ステップS1123A)。そして、CP
U56は、第1特別図柄プロセスフラグの値を第1特別図柄停止処理(ステップS304
)に対応した値に更新する(ステップS1124A)。
表示器8bにて大当り図柄を導出表示しているか否かを確認する(ステップS1125A
)。なお、第2特別図柄表示器8bにて大当り図柄を導出表示しているか否かは、例えば
、第2特別図柄プロセスフラグの値が第2特別図柄停止処理に対応した値となっていると
ともに、第2特別図柄の変動表示にもとづいて大当りとなることを示す第2大当りフラグ
がセットされているか否かを確認することにより判定できる。第2特別図柄表示器8bに
て大当り図柄を導出表示していれば、CPU56は、ステップS1123Aに移行して演
出制御用マイクロコンピュータ200に図柄確定指定コマンドを送信する制御を行う(ス
テップS1123A)とともに、第1特別図柄プロセスフラグの値を第1特別図柄停止処
理(ステップS304)に対応した値に更新する(ステップS1124A)。
態では、第1特別図柄の変動表示の実行中に第2特別図柄の変動表示が大当りとなれば、
第1特別図柄の変動表示は強制的に停止され、第1特別図柄と第2特別図柄とで同時に大
当りが発生する事態が生じないようにしている。なお、この場合、演出制御用マイクロコ
ンピュータ200側では、第1特別図柄の変動表示が強制はずれとされた場合には、図柄
確定指定コマンドを受信したことにもとづいて第1可変表示部9aにおける第1飾り図柄
の停止表示を停止するとともに、ステップS302で送信された表示結果1指定コマンド
にもとづいて、第1飾り図柄の変動表示結果として強制的にはずれ図柄を停止表示するよ
うに制御する。
す第2特別図柄プロセス処理において、タイマ割込ごとに、それぞれ第1始動口スイッチ
通過処理(ステップS312参照)および第2始動口スイッチ通過処理(ステップS32
2参照)が実行されるので、第1特別図柄または第2特別図柄の大当り図柄の停止表示中
であっても、新たな始動入賞が発生した場合には新たな保留記憶を記憶するように構成さ
れている。
5AのN)、そのまま処理を終了する。
において、まず、CPU56は、低確率/第1KT状態の残余回数を示すKT回数カウン
タの値が「0」であるか否かを判定し(ステップS2010)、「0」である場合、すな
わち、低確率/第1KT状態でない場合、ステップS2014へ移行する。KT回数カウ
ンタの値が「0」でない場合、すなわち、低確率/第1KT状態である場合、CPU56
は、KT回数カウンタの値を「1」減算し(ステップS2011)、「0」になったか否
かを判定する(ステップS2012)。KT回数カウンタの値が「0」にならない場合、
ステップS2014へ移行する。KT回数カウンタの値が「0」になった場合、すなわち
、低確率/第1KT状態の100回目の変動が終了した場合、CPU56は、第1KT状
態であることを示す第1KTフラグをリセットし(ステップS2013)、ステップS2
014へ移行する。これにより、低確率/第1KT状態において100回の変動が終了し
た場合に第1KT状態が終了する(低確率/非KT状態に移行する)こととなる。
否かを判定する(ステップS2014)。第1大当りフラグがセットされている場合、C
PU56は、セットされていれば、確変フラグ、第1KTフラグ、第2KTフラグ、KT
回数カウンタをリセットする(ステップS2015)。
(図32および図33参照)の外部出力を開始する制御を行う(ステップS2015X)
。
り種別に応じたラウンド1用開放パターンデータをセットし(ステップS2018)、大
当りのラウンド数を示すラウンド数カウンタに「1」をセットし(ステップS2019)
、第1特別図柄プロセスフラグの値を第1ゲート通過待ち処理に対応した値に設定する(
ステップS2020)。
信号1および大当り信号2の外部出力に関しては、作動ゲート17を遊技球が通過し大当
り遊技が開始される前であっても、大当り図柄が導出表示されたタイミングで大当り信号
1および大当り信号2の外部出力が開始されるように構成されている。
遊技領域7の右方に遊技球を発射操作することを促す右打ち報知を実行可能に構成されて
いる。また、大当り図柄を停止表示したときに、右打ち報知として、遊技者に対して作動
ゲート17を狙って遊技球を発射操作することを促す発射促進報知を実行可能に構成され
ている。
球の通過を検出した場合には、認識度合いが低い態様(例えば、小音量の音出力や小画面
表示)により、遊技者に対して遊技領域7の左方に遊技球を発射操作することを促す左打
ち報知を行うように構成してもよい。一方で、通常状態(低確率/非KT状態)で第2始
動入賞口14や特殊入賞口24への遊技球の入賞を検出した場合には、認識度合いが高い
態様(例えば、大音量の音出力や大画面表示)により左打ち報知を行うように構成しても
よい。そのように構成すれば、的確に発射報知を行うことができる。特に、上記の構成に
より、偶発的に遊技領域7の右方に遊技球を発射操作した遊技者に対しては、遊技機の周
囲への認識度合いが低い態様により軽度な左打ち報知を行う一方で、右打ち操作を意図的
に行う遊技者に対しては、遊技機の周囲への認識度合いが高い態様により左打ち報知を行
うように構成してもよい。そのように構成すれば、意図的に右打ち操作を行う遊技者に対
して、遊技店の店員から左打ち操作に戻すように促すことができる。
24での遊技球の検出数が一定数に達した場合に左打ち報知を行うように構成してもよい
。また、ゲート32や作動ゲート17では所定期間内(例えば、1分間)に複数回(例え
ば、5回)遊技球を検知した場合に左打ち報知を行い、第2始動入賞口14や特殊入賞口
24では所定数よりも少ない特定数(例えば、1個)以上遊技球を検出した場合に左打ち
報知を行うように構成してもよい。
わない一方で、第2始動入賞口14や特殊入賞口24での遊技球の検出では外部信号の出
力を行うように構成してもよい。
通常状態においてデモ表示を行っているときにゲート32、作動ゲート17、第2始動入
賞口14または特殊入賞口24への遊技球の入賞を検出した場合には、実行していたデモ
表示の実行を終了して左打ち報知を行うものであってもよい。
よび大当り信号2の外部出力が実行されるので、例えば、遊技店の閉店前に低確率/第1
KT状態を終了した後に第2特別図柄の保留記憶が残存している場合、遊技店の営業終了
に伴い遊技者が遊技を終了しているような状況などにおいて、第2特別図柄の長時間(5
分)の変動表示を経て大当り図柄が導出表示された際に外部出力できるため、遊技店の閉
店から次の開店までの間に遊技店の店員に対して遊技機1の初期化を促すことができる。
このとき、店員は初期化(RAMクリア)を行ってから開店させることとなる。
合(例えば、KT状態にて発生した第2保留記憶が通常状態にて消化され、第2特別図柄
の長時間(5分)の変動表示を経て大当り図柄が導出表示された場合)があるが、そうい
った場合にも大当り図柄が導出表示されたタイミングで大当り信号1および大当り信号2
の外部出力が実行されるので、遊技店の店員に対して遊技機1の初期化を促すことができ
る。
A)を示すフローチャートである。第1ゲート通過待ち処理において、CPU56は、作
動ゲートスイッチ17aからの検出信号を入力したか否かを確認する(ステップS250
1)。作動ゲートスイッチ17aからの検出信号を入力していなければ、そのまま処理を
終了する。作動ゲートスイッチ17aからの検出信号を入力していれば、CPU56は、
第1大当り開始指定コマンドを送信し(ステップS2502)、第1特別図柄プロセスフ
ラグの値を第1大入賞口開放前処理に対応した値に設定する(ステップS2503)。
柄の変動表示結果として大当り図柄が導出表示されると直ちに大当り遊技が開始されるの
ではなく、作動ゲート17を遊技球が通過し、作動ゲートスイッチ17aで検出されたこ
とを条件として、大当り遊技に移行するように構成されている。
)を示すフローチャートである。第1大入賞口開放前処理において、CPU56は、大入
賞口開放前タイマの値を−1する(ステップS1401)。なお、ラウンド1の開始前で
ある場合には、ステップS1401の処理が実行されることによって、第1特別図柄停止
処理のステップS2017でセットした大入賞口開放前タイマの値が計測されることによ
り、ラウンド1の開始前の大当り表示時間(ファンファーレ期間)が計測されることにな
る。また、ラウンド1以降である場合には、ステップS1401の処理が実行されること
によって、大入賞口開放中処理でセットした大入賞口開放前タイマの値が計測されること
により、各ラウンド後(最終ラウンド後を除く)のインターバル期間が計測されることに
なる。
間とを共通の時間計測タイマを用いて計測する場合を示しているが、大当り表示時間(フ
ァンファーレ期間)とインターバル期間とを別々のタイマを用いて時間を計測するように
構成してもよい。
0)したら(ステップS1411)、CPU56は、大入賞口開放中指定コマンドのEX
Tデータに現在のラウンド数をセットして、演出制御用マイクロコンピュータ200に送
信する制御を行う(ステップS1412)。
ウンタを初期化する(ステップS1413)。すなわち、入賞個数カウンタの値を0にす
る。
的には、ソレノイド21を駆動して特別可変入賞球装置20を開放状態にする。
賞口の開放時間を計測するための開放時間タイマにセットする(ステップS1415)。
プS306)に対応した値に更新する(ステップS1416)。
示すフローチャートである。第1大当り終了処理において、CPU56は、大当り終了表
示タイマが設定されているか否か確認し(ステップS2200A)、大当り終了表示タイ
マが設定されている場合には、ステップS2204Aに移行する。大当り終了表示タイマ
が設定されていない場合には、第1大当りフラグをリセットし(ステップS2201A)
、第1大当り終了指定コマンドを送信する制御を行う(ステップS2202A)。そして
、大当り終了表示タイマに、演出表示装置9において大当り終了表示が行われている時間
(大当り終了表示時間)に対応する表示時間に相当する値を設定し(ステップS2203
A)、処理を終了する。
04A)。そして、CPU56は、大当り終了表示タイマの値が0になっているか否か、
すなわち大当り終了表示時間が経過したか否か確認する(ステップS2205A)。経過
していなければ処理を終了する。
今回終了した大当りの種別が16R確変大当りであるか否かを確認する(ステップS22
06A)。なお、16R確変大当りであるか否かは、例えば、第1特別図柄通常処理のス
テップS161Aで記憶した大当り種別を確認することにより判定できる。16R確変大
当りであれば、CPU56は、確変状態であることを示す確変フラグをセットして確変状
態(高確率状態)に移行する(ステップS2207A)とともに、第2KT状態であるこ
とを示す第2KTフラグをセットして第2KT状態に移行する(ステップS2208A)
。そして、ステップS2214Aに移行する。
当りであるか否かを確認する(ステップS2209A)。なお、6R確変大当りであるか
否かは、例えば、第1特別図柄通常処理のステップS161Aで記憶した大当り種別を確
認することにより判定できる。6R確変大当りであれば、CPU56は、確変フラグをセ
ットして確変状態(高確率状態)に移行する(ステップS2210A)とともに、第1K
T状態であることを示す第1KTフラグをセットして第1KT状態に移行する(ステップ
S2211A)。そして、ステップS2214Aに移行する。
第1KTフラグをセットして第1KT状態に移行する(ステップS2212A)。また、
CPU56は、低確率/第1KT状態の残余回数を示すKT回数カウンタに「100」を
セットする(ステップS2213A)。そして、ステップS2214Aに移行する。
テップS300)に対応した値に更新する(ステップS2214A)。
は、CPU56)が実行する第2特別図柄プロセス処理(ステップS26B)のプログラ
ムの一例を示すフローチャートである。上述したように、第2特別図柄プロセス処理では
第2特別図柄表示器8b、特別可変入賞球装置20、および特殊可変入賞球装置22を制
御するための処理が実行される。
始動入賞口14に遊技球が入賞したことを検出するための第2始動口スイッチ14aがオ
ンしていたら、すなわち遊技球が第2始動入賞口14に入賞する始動入賞が発生していた
ら(ステップS321)、第2始動口スイッチ通過処理を実行する(ステップS322)
。なお、図19に示した第1始動口スイッチ通過処理の「第1」を「第2」と読み替えれ
ば、第2始動口スイッチ通過処理が説明されることになる。その後、CPU56は、内部
状態(具体的には、第2特別図柄プロセスフラグの値)に応じて、ステップS350〜S
360のうちのいずれかの処理を行う。
あるときに実行される。遊技制御用マイクロコンピュータ560は、特別図柄の可変表示
が開始できる状態になると、保留記憶数バッファに記憶される数値データの記憶数(合算
保留記憶数)を確認する。保留記憶数バッファに記憶される数値データの記憶数は合算保
留記憶数カウンタのカウント値により確認できる。また、合算保留記憶数カウンタのカウ
ント値が0でなければ、第2特別図柄の可変表示の表示結果を大当りとするか否かを決定
する。大当りとする場合には第2大当りフラグをセットする。一方、大当りとしない場合
には小当りフラグをセットする。そして、内部状態(第2特別図柄プロセスフラグ)をス
テップS351に応じた値(この例では1)に更新する。なお、第2大当りフラグは、大
当り遊技が終了するときにリセットされる。また、小当りフラグは、小当り遊技が終了す
るときにリセットされる。
1であるときに実行される。また、変動パターンを決定し、その変動パターンにおける変
動時間(可変表示時間:可変表示を開始してから表示結果を導出表示(停止表示)するま
での時間)を特別図柄の可変表示の変動時間とすることに決定する。また、特別図柄の変
動時間を計測する変動時間タイマをスタートさせる。そして、内部状態(第2特別図柄プ
ロセスフラグ)をステップS352に対応した値(この例では2)に更新する。
グの値が2であるときに実行される。演出制御用マイクロコンピュータ200に、表示結
果指定コマンドを送信する制御を行う。そして、内部状態(第2特別図柄プロセスフラグ
)をステップS353に対応した値(この例では3)に更新する。
であるときに実行される。第2変動パターン設定処理で選択された変動パターンの変動時
間が経過(ステップS351でセットされる変動時間タイマがタイムアウトすなわち変動
時間タイマの値が0になる)すると、演出制御用マイクロコンピュータ200に、図柄確
定指定コマンドを送信する制御を行い、内部状態(第2特別図柄プロセスフラグ)をステ
ップS304に対応した値(この例では4)に更新する。なお、演出制御用マイクロコン
ピュータ200は、遊技制御用マイクロコンピュータ560が送信する図柄確定指定コマ
ンドを受信すると演出表示装置9において飾り図柄が停止されるように制御する。
あるときに実行される。第2大当りフラグがセットされている場合に、内部状態(第2特
別図柄プロセスフラグ)をステップS354Aに対応した値(この例では11)に更新す
る。小当りフラグがセットされている場合には、内部状態(第2特別図柄プロセスフラグ
)をステップS358に対応した値(この例では8)に更新する。第2大当りフラグおよ
び小当りフラグのいずれもセットされていない場合(強制はずれとした場合)には、内部
状態(第2特別図柄プロセスフラグ)をステップS350に対応した値(この例では0)
に更新する。なお、この実施の形態では、特別図柄プロセスフラグの値が4となったこと
にもとづいて、後述するように、特別図柄表示制御処理において特別図柄の停止図柄を停
止表示するための特別図柄表示制御データが特別図柄表示制御データ設定用の出力バッフ
ァに設定され、ステップS22の表示制御処理において出力バッファの設定内容に応じて
実際に特別図柄の停止図柄が停止表示される。
11であるときに実行される。第2ゲート通過待ち処理では、作動ゲート17への遊技球
の通過を待機する制御を行う。作動ゲート17への遊技球の通過を検知したときには内部
状態(第2特別図柄プロセスフラグ)をステップS355に対応した値(この例では5)
に更新する。
であるときに実行される。第2大入賞口開放前処理では、特別可変入賞球装置20を開放
する制御を行う。具体的には、カウンタ(例えば、特別可変入賞球装置20に入った遊技
球数をカウントするカウンタ)などを初期化するとともに、ソレノイド21を駆動して大
入賞口を開放状態にする。また、タイマによって第2大入賞口開放中処理の実行時間を設
定し、内部状態(第2特別図柄プロセスフラグ)をステップS356に対応した値(この
例では6)に更新する。なお、第2大入賞口開放前処理は各ラウンド毎に実行されるが、
第1ラウンドを開始する場合には、第2大入賞口開放前処理は大当り遊技を開始する処理
でもある。
であるときに実行される。大当り遊技状態中のラウンド表示の演出制御コマンドを演出制
御用マイクロコンピュータ200に送信する制御や特別可変入賞球装置20の閉成条件の
成立を確認する処理等を行う。また、大入賞口に遊技球が入賞し、第1カウントスイッチ
23aで遊技球を検出した場合には、演出制御用マイクロコンピュータ200に対して大
入賞口入賞指定コマンドを送信する制御を行う。特別可変入賞球装置20の閉成条件が成
立し、かつ、まだ残りラウンドがある場合には、内部状態(第2特別図柄プロセスフラグ
)をステップS355に対応した値(この例では5)に更新する。また、全てのラウンド
を終えた場合には、内部状態(第2特別図柄プロセスフラグ)をステップS357に対応
した値(この例では7)に更新する。
るときに実行される。大当り遊技状態が終了したことを遊技者に報知する表示制御を演出
制御用マイクロコンピュータ200に行わせるための制御を行う。また、遊技状態を示す
フラグ(例えば、確変フラグや、第1KTフラグ、第2KTフラグ)をセットする処理を
行う。そして、内部状態(第2特別図柄プロセスフラグ)をステップS300に対応した
値(この例では0)に更新する。
あるときに実行される。第2小当り開放前処理では、特殊可変入賞球装置22を開放する
制御を行う。具体的には、カウンタ(例えば、特殊入賞口24に入った遊技球数をカウン
トするカウンタ)などを初期化するとともに、ソレノイド106を駆動して特殊可変入賞
球装置22を開放制御にする。また、タイマによって第2小当り開放中処理の実行時間を
設定し、内部状態(第2特別図柄プロセスフラグ)をステップS359に対応した値(こ
の例では9)に更新する。なお、第2小当り開放前処理は小当り遊技を開始する処理でも
ある。
あるときに実行される。特殊可変入賞球装置22の閉成条件の成立を確認する処理等を行
う。この実施の形態では、特殊可変入賞球装置22の開放時間0.8秒(図15参照)が
経過すると閉成条件が成立する。また、特殊入賞口に遊技球が入賞し、第2カウントスイ
ッチ25aで遊技球を検出した場合には、演出制御用マイクロコンピュータ200に対し
て特殊入賞口入賞指定コマンドを送信する制御を行う。また、閉成条件が成立した場合に
は、内部状態(第2特別図柄プロセスフラグ)をステップS360に対応した値(この例
では10(10進数))に更新する。
あるときに実行される。小当り遊技状態が終了したことを遊技者に報知する表示制御を演
出制御用マイクロコンピュータ200に行わせるための制御を行う。そして、内部状態(
第2特別図柄プロセスフラグ)をステップS300に対応した値(この例では0)に更新
する。
0)を示すフローチャートである。第2特別図柄通常処理が実行される状態は、第2特別
図柄プロセスフラグの値がステップS350を示す値となっている場合である。なお、第
2特別図柄プロセスフラグの値がステップS350を示す値となっている場合とは、第2
特別図柄表示器8bにおいて第2特別図柄の変動表示がなされていない状態であって、か
つ、第2大当り遊技(特別可変入賞球装置20を所定回開放)中でも小当り遊技中(特殊
可変入賞球装置22を開放)中でもない場合である。
、CPU56)は、まず、第2保留記憶数の値を確認する(ステップS52B)。具体的
には、第2保留記憶数カウンタのカウント値を確認する。
コンピュータ200に送信する(ステップS51B)。
5の第2保留記憶数バッファにおける保留記憶数=1に対応する保存領域に格納されてい
る各乱数値を読み出してRAM55の第2乱数バッファ領域に格納するとともに(ステッ
プS53B)、第2保留記憶数の値を1減らし(第2保留記憶数カウンタのカウント値を
1減算し)、かつ、各保存領域の内容をシフトする(ステップS54B)。すなわち、R
AM55の第2保留記憶数バッファにおいて第2保留記憶数=n(n=2,3,4)に対
応する保存領域に格納されている各乱数値を、第2保留記憶数=n−1に対応する保存領
域に格納する。よって、各第2保留記憶数に対応するそれぞれの保存領域に格納されてい
る各乱数値が抽出された順番は、常に、第2保留記憶数=1,2,3,4の順番と一致す
るようになっている。すなわち、この例では、可変表示の開始条件が成立する毎に、各保
存領域の内容をシフトする構成としているので、各乱数値が抽出された順番を特定するこ
とができる。
コマンドを演出制御用マイクロコンピュータ200に送信する(ステップS60B)。なお
、具体的な背景指定コマンドの送信の仕方は、第1特別図柄通常処理のステップS60A
で示した処理と同様である。
るか否かを判定する(ステップS64BB)。具体的に、第1特別図柄の変動表示にもと
づいて大当りとなることを示す第1大当りフラグがセットされている場合には第1特別図
柄の大当り変動中であると判定する。第1特別図柄の大当り変動中であると判定した場合
には、ステップS64B以降の処理を行うことなくステップS68Bへ移行する。これに
より、第1特別図柄の大当り変動中に第2特別図柄の変動を開始する場合には、大当り判
定値が記憶されているか否かにかかわらず強制的にはずれとする構成になっている。
ップS64BBにて第1特別図柄の大当り変動中である場合に、大当り判定用乱数(ラン
ダム1)としてはずれの乱数値(固定値)を設定する処理を行い、ステップS65Bへ移
行することにより、始動入賞時にいずれの大当り判定用乱数(ランダム1)が取得されて
いたかにかかわらず強制的にはずれとするものであってもよい。
技機では、ステップS64BBにて第1特別図柄の大当り変動中である場合に、ステップ
S64B〜S161Bの処理を行わずに、小当り判定用乱数(大当り判定用乱数と共通の
乱数であってもよいし、全く異なる乱数であってもよい)としてはずれの乱数値(固定値
)を設定して小当り判定を行うことにより、始動入賞時にいずれの大当り判定用乱数(ラ
ンダム1)が取得されていたかにかかわらず強制的にはずれとするものであってもよい。
は、第2乱数格納バッファから大当り判定用乱数(ランダム1)を読み出し(ステップS
64B)、大当り判定モジュールを実行する(ステップS65B)。大当り判定モジュー
ルは、大当り判定用乱数が、あらかじめ決められている大当り判定値と一致したら大当り
とすることに決定するプログラムである。大当りとすることに決定した場合には(ステッ
プS66B)、遊技制御用マイクロコンピュータ560は、第2特別図柄の変動表示にも
とづいて大当りとなることを示す第2大当りフラグをセットする(ステップS67B)。
そして、ランダム2にもとづいて大当り種別が16R確変大当り、6R確変大当り、2R
確変大当り、および2R通常大当りのいずれであるかを判定し(ステップS160B)、
大当り種別を記憶し(ステップS161B)、ステップS68Bへ移行する。
ュータ56は、小当りとなることを示す小当りフラグをセットし(ステップS164B)
、そのまま小当りとすることに決定する。そして、ステップS68Bへ移行する。
った場合には、無条件に全て小当りと決定する場合を示している(強制的にはずれとする
場合を除く)が、そのような態様にかぎられない。例えば、第2特別図柄の変動表示の表
示結果を大当りと決定しなかった場合にも、乱数にもとづく抽選処理を行って小当りとす
るか否かを決定するように構成してもよい。この場合、抽選処理を実行するものの100
%の確率で小当りと決定するように構成してもよいし、低い確率ではずれと決定する場合
があるように構成してもよい。
ーン設定処理に対応した値に更新する(ステップS68B)。なお、図示は省略したが、
ステップS68Bの直前において停止する図柄の確定をしている。
び確変時大当り判定テーブルのいずれかを用いて大当りとするか否かの判定を行う。
設定処理(ステップS301)と同様である。すなわち、図22に示す第1変動パターン
設定処理において、「第1」を「第2」に読み替えれば、第2変動パターン処理が説明さ
れたことになる。
ンピュータ560(具体的には、CPU56)は、大当りとするか小当りとするかの決定
結果、および大当り種別の決定結果にもとづいて、いずれかの表示結果指定コマンド(表
示結果1指定コマンド〜表示結果3指定コマンド、表示結果5指定コマンド〜表示結果7
指定コマンド)を演出制御用マイクロコンピュータ200に対して送信する制御を行う。
処理(ステップS303)と同様である。すなわち、図23に示す第1特別図柄変動中処
理において、「第1」を「第2」に読み替えれば、第2特別図柄変動中処理が説明された
ことになる。
ち処理(ステップS304A)と同様である。すなわち、図25に示す第1ゲート通過待
ち処理において、「第1」を「第2」に読み替えれば、第2ゲート通過待ち処理が説明さ
れたことになる。
処理(ステップS304A)と同様である。すなわち、図26に示す第1大入賞口開放前
処理において、「第1」を「第2」に読み替えれば、第2大入賞口開放前処理が説明され
たことになる。
示すフローチャートである。第2大当り終了処理において、CPU56は、大当り終了表
示タイマが設定されているか否か確認し(ステップS2200B)、大当り終了表示タイ
マが設定されている場合には、ステップS2204Bに移行する。大当り終了表示タイマ
が設定されていない場合には、第2大当りフラグをリセットし(ステップS2201B)
、第2大当り終了指定コマンドを送信する制御を行う(ステップS2202B)。そして
、大当り終了表示タイマに、演出表示装置9において大当り終了表示が行われている時間
(大当り終了表示時間)に対応する表示時間に相当する値を設定し(ステップS2203
B)、処理を終了する。
04B)。そして、CPU56は、大当り終了表示タイマの値が0になっているか否か、
すなわち大当り終了表示時間が経過したか否か確認する(ステップS2205B)。経過
していなければ処理を終了する。
今回終了した大当りの種別が16R確変大当りであるか否かを確認する(ステップS22
06B)。なお、16R確変大当りであるか否かは、例えば、第2特別図柄通常処理のス
テップS161Bで記憶した大当り種別を確認することにより判定できる。16R確変大
当りであれば、CPU56は、確変フラグをセットして確変状態(高確率状態)に移行す
る(ステップS2207B)する。次いで、CPU56は、今回の大当りを開始する前に
第1KT状態または第2KT状態に制御されていたか否かを確認する(ステップS220
8B)。なお、大当りを開始する前に第1KT状態または第2KT状態に制御されていた
か否かは、例えば、大当り遊技を開始する前の第2特別図柄停止処理において、大当り開
始前に第1KT状態であったことを示す第1KT記憶フラグや第2KT状態であったこと
を示す第2KT記憶フラグをセットしておき、ステップS2208Bでは、これら第1K
T記憶フラグまたは第2KT記憶フラグがセットされているか否かを確認するようにすれ
ばよい。大当り開始前に第1KT状態でも第2KT状態でもなかった場合には、第1KT
フラグをセットして第1KT状態に移行する(ステップS2209B)。大当り開始前に
第1KT状態または第2KT状態であった場合には、第2KTフラグをセットして第2K
T状態に移行する(ステップS2210B)。そして、ステップS2216Bに移行する
。
態では、第2特別図柄の変動表示にもとづいて16R確変大当りとなった場合には、大当
り開始前にKT状態であった場合にのみ第2KT状態に移行するようにし、大当り開始前
に非KT状態であった場合には第1KT状態に移行するように構成している。すなわち、
既に説明したように、この実施の形態では、非KT状態(低確率/非KT状態)では、左
打ち操作を行うように構成されており主として第1特別図柄の変動表示が実行されること
を想定して構成されている。ところが、第2特別図柄の変動表示により16R確変大当り
が発生した場合に無条件に第2KT状態に移行されるように構成してしまったのでは、非
KT状態でも敢えて右打ち操作を行って第2KT状態に移行させることが可能となってし
まい、本来の遊技性を損ね不必要に射幸性を高めるおそれがある。そこで、この実施の形
態では、第2特別図柄の変動表示にもとづいて16R確変大当りとなった場合には、大当
り開始前にKT状態であった場合にのみ第2KT状態に移行するようにして、そのような
事態を防止し、非KT状態では遊技者に左打ち操作を促すようにしている。
当りまたは2R確変大当りであるか否かを確認する(ステップS2211B)。なお、6
R確変大当りまたは2R確変大当りであるか否かは、例えば、第2特別図柄通常処理のス
テップS161Bで記憶した大当り種別を確認することにより判定できる。6R確変大当
りまたは2R確変大当りであれば、CPU56は、確変フラグをセットして確変状態(高
確率状態)に移行する(ステップS2212B)とともに、第1KTフラグをセットして
第1KT状態に移行する(ステップS2213B)。そして、ステップS2216Bに移
行する。
りであれば)、CPU56は、第1KTフラグをセットして第1KT状態に移行する(ス
テップS2214B)。また、CPU56は、KT回数カウンタに「100」をセットす
る(ステップS2215B)。そして、ステップS2216Bに移行する。
テップS350)に対応した値に更新する(ステップS2216B)。
は、CPU56)が実行する特別図柄表示制御処理(ステップS32)のプログラムの一
例を示すフローチャートである。特別図柄表示制御処理では、CPU56は、特別図柄プ
ロセスフラグの値が3であるか否か(すなわち、特別図柄変動中処理の実行中であるか否
か)を確認する(ステップS3201)。特別図柄プロセスフラグの値が3であれば(す
なわち、特別図柄変動中処理の実行中であれば)、CPU56は、特別図柄変動表示用の
特別図柄表示制御データを特別図柄表示制御データ設定用の出力バッファに設定または更
新する処理を行う(ステップS3202)。この場合、CPU56は、特別図柄の変動表
示を行うための特別図柄表示制御データを設定または更新する。例えば、変動速度が1コ
マ/0.2秒であれば、0.2秒が経過する毎に、出力バッファに設定される特別図柄表
示制御データの値を+1する。そして、その後、表示制御処理(ステップS22参照)が
実行され、特別図柄表示制御データ設定用の出力バッファの内容に応じて特別図柄表示器
8a,8bに対して駆動信号が出力されることによって、特別図柄表示器8a,8bにお
ける特別図柄の変動表示が実行される。
の値が4であるか否か(すなわち、特別図柄停止処理の実行中であるか否か)を確認する
(ステップS3203)。特別図柄プロセスフラグの値が4であれば(すなわち、特別図
柄停止処理に移行した場合には)、CPU56は、特別図柄通常処理で設定された特別図
柄の停止図柄を停止表示するための特別図柄表示制御データを特別図柄表示制御データ設
定用の出力バッファに設定する処理を行う(ステップS3204)。この場合、CPU5
6は、特別図柄の停止図柄を停止表示するための特別図柄表示制御データを設定する。そ
して、その後、表示制御処理(ステップS22参照)が実行され、特別図柄表示制御デー
タ設定用の出力バッファの内容に応じて特別図柄表示器8a,8bに対して駆動信号が出
力されることによって、特別図柄表示器8a,8bにおいて特別図柄の停止図柄が停止表
示される。なお、ステップS3204の処理が実行され停止図柄表示用の特別図柄表示制
御データが設定された後には、設定データの変更が行われないので、ステップS22の表
示制御処理では最新の特別図柄表示制御データにもとづいて最新の停止図柄を次の変動表
示が開始されるまで停止表示し続けることになる。また、ステップS3201において特
別図柄プロセスフラグの値が2または3のいずれかであれば(すなわち、表示結果指定コ
マンド送信処理または特別図柄変動中処理のいずれかであれば)、特別図柄変動表示用の
特別図柄表示制御データを更新するようにしてもよい。この場合、遊技制御用マイクロコ
ンピュータ560側で認識する変動時間と演出制御用マイクロコンピュータ200側で認
識する変動時間との間にズレが生じないようにするため、表示結果指定コマンド送信処理
においても変動時間タイマを1減算するように構成すればよい。
ータを出力バッファに設定する場合を示したが、特別図柄プロセス処理において、特別図
柄の変動開始時に開始フラグをセットするとともに、特別図柄の変動終了時に終了フラグ
をセットするようにしてもよい。そして、特別図柄表示制御処理(ステップS36)にお
いて、CPU56は、開始フラグがセットされたことにもとづいて特別図柄表示制御デー
タの値の更新を開始するようにし、終了フラグがセットされたことにもとづいて停止図柄
を停止表示さえるための特別図柄表示制御データをセットするようにしてもよい。
制御用マイクロコンピュータ560(具体的には、CPU56)は、情報出力処理(ステ
ップS29)や、第1特別図柄停止処理におけるステップS2015Xの処理、第2特別
図柄停止処理におけるステップS2015Xと同様の処理を実行することによって、遊技
機1に設けられた外部出力端子板を介して、ホール管理用コンピュータなどの外部装置に
対して外部出力信号を出力する。
端子板の端子01には、賞球信号が割り当てられている。賞球信号とは、賞球を所定個数
(本例では、10個)払い出すごとに外部出力される信号である。また、外部出力端子板
の端子05には、大当り信号1が割り当てられている。大当り信号1は、全ての大当り遊
技の期間中にわたって連続して外部出力される信号である。また、外部出力端子板の端子
06には、大当り信号2が割り当てられている。大当り信号2は、全ての大当り遊技の期
間中、確変状態中、およびKT状態中(第1KT状態中、第2KT状態中)にわたって連
続して外部出力される信号である。また、外部出力端子坂の端子07には、特殊入賞口信
号が割り当てられている。特殊入賞口入賞信号は、特殊入賞口24への遊技球の入賞を検
出したことにもとづいて外部出力される信号である。また、外部出力端子板の端子09に
は、賞球予定数信号が割り当てられている。賞球予定数信号とは、賞球の払出予定数が所
定個数(本例では、10個)になるごとに外部出力される信号である。
となく、共通の特殊入賞口入賞信号を外部出力する場合を示しているが、そのような態様
にかぎられない。例えば、第1KT状態であるか第2KT状態であるかに応じて異なる特
殊入賞口入賞信号を外部出力するように構成してもよい。図33は、遊技機1が出力する
外部出力信号の変形例を説明するための説明図である。図33に示す変形例では、外部出
力端子坂の端子07には、特殊入賞口信号1が割り当てられているとともに、外部出力端
子坂の端子08には、特殊入賞口信号2が割り当てられている。特殊入賞口入賞信号1は
、第1KT状態において特殊入賞口24への遊技球の入賞を検出したことにもとづいて外
部出力される信号である。また、特殊入賞口入賞信号2は、第2KT状態において特殊入
賞口24への遊技球の入賞を検出したことにもとづいて外部出力される信号である。
部出力される小当り専用の信号を設けるように構成してもよい。
ップS26C)について説明する。図34は、普通図柄プロセス処理の一例を示すフロー
チャートである。普通図柄プロセス処理では、遊技制御用マイクロコンピュータ560(
具体的には、CPU56)は、ゲート32を遊技球が通過してゲートスイッチ32aがオ
ン状態となったことを検出すると(ステップS5111)、ゲートスイッチ通過処理(ス
テップS5112)を実行する。そして、CPU56は、普通図柄プロセスフラグの値に
応じてステップS5100〜S5103に示された処理のうちのいずれかの処理を実行す
る。
ンタのカウント値(ゲート通過記憶数)が最大値(この例では「4」)に達しているか否
か確認する。最大値に達していなければ、ゲート通過記憶カウンタのカウント値を+1す
る。なお、ゲート通過記憶カウンタの値に応じて普通図柄保留記憶表示器41のLEDが
点灯される。そして、CPU56は、普通図柄当り判定用乱数(ランダム4)の値を抽出
し、ゲート通過記憶数の値に対応した保存領域(普通図柄判定用バッファ)に格納する処
理を行う。
ことができる状態(例えば普通図柄プロセスフラグの値がステップS100を示す値とな
っている場合、具体的には、普通図柄表示器10において普通図柄の変動表示がなされて
おらず、かつ、普通図柄表示器10に当たり図柄が導出表示されたことにもとづく可変入
賞球装置15の開閉動作中でもない場合)には、ゲート通過記憶数の値を確認する。具体
的には、ゲート通過記憶数カウンタのカウント値を確認する。ゲート通過記憶数が0でな
ければ、当りとするか否か(普通図柄の停止図柄を当り図柄とするか否か)を決定する。
そして、普通図柄プロセスタイマに普通図柄の変動時間をセットし、タイマをスタートさ
せる。そして、普通図柄プロセスフラグの値を普通図柄変動処理(ステップS5101)
を示す値(具体的には「1」)に更新する。
タイムアウトしたか否か確認し、タイムアウトしていたら、普通図柄プロセスタイマに普
通図柄停止図柄表示時間をセットし、タイマをスタートさせる。そして、普通図柄プロセ
スフラグの値を普通図柄停止処理(ステップS5102)を示す値(具体的には「2」)
に更新する。
タイムアウトしたか否かを確認し、タイムアウトしていたら、普通図柄の停止図柄が当り
図柄であるかどうかを確認する。当り図柄でなければ(はずれ図柄であれば)、普通図柄
プロセスフラグの値を普通図柄通常処理(ステップS5100)を示す値(具体的には「
0」)に更新する。一方、普通図柄の停止図柄が当り図柄であれば、普通図柄プロセスタ
イマに普通電動役物開放前時間をセットし、タイマをスタートさせる。そして、普通図柄
プロセスフラグの値を普通電動役物開放前処理(ステップS5102A)を示す値(具体
的には「5」)に更新する。
タイマがタイムアウトしたか否かを確認し、タイムアウトしていたら、普通図柄プロセス
タイマに普通電動役物作動時間をセットし、タイマをスタートさせ、可変入賞球装置15
の開放を開始する。そして、普通図柄プロセスフラグの値を普通電動役物作動処理(ステ
ップS5103)を示す値(具体的には「3」)に更新する。
マを計測し、普通図柄プロセスタイマがタイムアウトすると、可変入賞球装置15を閉鎖
する。そして、普通図柄プロセスフラグの値を普通図柄通常処理(ステップS5100)
を示す値(具体的には「0」)に更新する。
通図柄通常処理において、CPU56は、ゲート通過記憶数カウンタのカウント値を確認
することにより、ゲート通過記憶数が0であるか否かを確認する(ステップS5121)
。ゲート通過記憶数が0であれば(ステップS5121のY)、そのまま処理を終了する
。ゲート通過記憶数が0でなければ(ステップS5121のN)、CPU56は、ゲート
通過記憶数=1に対応する保存領域に格納されている普通図柄当り判定用乱数値を読み出
す(ステップS5122)。そして、CPU56は、ゲート通過記憶数カウンタの値を1
減らし、かつ、各保存領域の内容をシフトする(ステップS5123)。すなわち、ゲー
ト通過記憶数=n(n=2,3,4)に対応する保存領域に格納されている普通図柄当り
判定用乱数値を、ゲート通過記憶数=n−1に対応する保存領域に格納する。よって、各
ゲート通過記憶数に対応するそれぞれの保存領域に格納されている普通図柄当り判定用乱
数値が抽出された順番は、常に、ゲート通過記憶数=1,2,3,4の順番と一致するよ
うになっている。
判定する。
OM54に記憶されているデータの集まりであって、普通図柄当り判定用乱数(ランダム
4)と比較される普通図柄当り判定値が設定されているテーブルであり、通常状態にて用
いられる通常普通図柄判定テーブルとKT状態にて用いられるKT用普通図柄判定テーブ
ルとがある。
では10/11の確率で当りとすることに決定される。なお、本実施の形態では、通常状
態とKT状態とで普通図柄当りとなる確率が異なることにより、KT状態の方が通常状態
より第2始動入賞口14への始動入賞が発生しやすいことから小当りが発生しやすい構成
としたが、通常状態とKT状態とで普通図柄当りとなる確率は同じであってもよい。
セットされていれば)KT用普通図柄判定テーブルを選択し(ステップS5123AのY
,S5123B)、通常状態であれば(第1KTフラグまたは第2KTフラグがセットさ
れていなければ)通常普通図柄判定テーブルを選択する(ステップS5123AのN,S
5123C)。
122にて読み出した普通図柄当り判定用乱数値が[3〜12]の範囲内の値であるか否
かを判定し、通常状態であればステップS5122にて読み出した普通図柄当り判定用乱
数値が[3]であるか否かを判定する。当りである場合、表示結果として当り図柄を設定
し(ステップS5125)、ステップS5130Aへ移行する。
囲内でない場合、CPU56は表示結果としてはずれ図柄を設定し(ステップS5126
)、ステップS5130Aへ移行する。
、普通図柄変動時間として0.2秒を普通図柄プロセスタイマにセットする(ステップS
5130のY,S5130B)。また、第1KTフラグがセットされていなければ、すな
わち通常状態または第2KT状態であれば、普通図柄変動時間として1.0秒を普通図柄
プロセスタイマにセットする(ステップS5130のN,S5130C)。
通図柄変動処理(ステップS5101)を示す値(具体的には「1」)に更新する(ステ
ップS5131)。
通図柄変動処理において、CPU56は、普通図柄プロセスタイマの値が0になったかど
うか、すなわち、普通図柄プロセスタイマがタイムアウトしたかどうかを確認する(ステ
ップS5141)。普通図柄プロセスタイマがタイムアウトしていなければ(ステップS
5141のN)、CPU56は、普通図柄プロセスタイマの値を−1する(ステップS5
144)。
過したときは(ステップS5141のY)、CPU56は、普通図柄プロセスタイマに普
通図柄停止図柄表示時間として0.2秒に相当する値をセットする(ステップS5142
)。そして、CPU56は、普通図柄プロセスフラグの値を普通図柄停止処理(ステップ
S5102)を示す値(具体的には「2」)に更新する(ステップS5143)。
通図柄停止処理において、CPU56は、普通図柄プロセスタイマの値を−1する(ステ
ップS3701)。そして、CPU56は、普通図柄プロセスタイマの値が0になったか
どうか、すなわち、普通図柄プロセスタイマがタイムアウトしたかどうかを確認する(ス
テップS3702)。普通図柄プロセスタイマがタイムアウトしていなければ(ステップ
S3702のN)、そのまま処理を終了する。
間が経過したときは(ステップS3702のY)、CPU56は、普通図柄の停止図柄が
当り図柄であるかどうか(ステップS5124にて当りと判定されたかどうか)を確認す
る(ステップS3703)。なお、普通図柄の停止図柄が当り図柄かどうかは、例えば、
ステップS5124にて当りと判定されたときに普通図柄当り判定フラグをセットするこ
ととして、そのフラグがセットされているかどうかによって確認することができる。
プS3703のN)、CPU56は、普通図柄プロセスフラグの値を普通図柄通常処理(
ステップS5100)を示す値(具体的には「0」)に更新する(ステップS3708)
。
S3703のY)、CPU56は、第1KTフラグがセットされているか否かを判定し(
ステップS3704)、セットされている場合、すなわち、第1KT状態である場合には
、普通電動役物開放前時間として0.1秒を普通図柄プロセスタイマにセットする(ステ
ップS3706)。また、第1KTフラグがセットされていない場合、すなわち、通常状
態または第2KT状態である場合には、普通電動役物開放前時間として2.6秒を普通図
柄プロセスタイマにセットする(ステップS3705)。
テップS5102A)に対応した値(具体的には「5」)に更新する(ステップS516
4)
ある。普通電動役物開放前処理において、CPU56は、普通図柄プロセスタイマの値を
−1する(ステップS3801)。そして、CPU56は、普通図柄プロセスタイマの値
が0になったかどうか、すなわち、普通図柄プロセスタイマがタイムアウトしたかどうか
を確認する(ステップS3802)。普通図柄プロセスタイマがタイムアウトしていなけ
れば(ステップS3802のN)、そのまま処理を終了する。
が経過したときは(ステップS3802のY)、CPU56は、第1KTフラグがセット
されているか否かを判定し(ステップS3803)、セットされている場合、すなわち、
第1KT状態である場合には、普通電動役物開放時間として5.5秒を普通図柄プロセス
タイマにセットする(ステップS3805)。また、第1KTフラグがセットされていな
い場合、すなわち、通常状態または第2KT状態である場合には、普通電動役物開放時間
として0.2秒を普通図柄プロセスタイマにセットする(ステップS3804)。
秒をセットするとともに、通常状態または第2KT状態では普通電動役物開放時間として
0.2秒をセットすることにより、第1KT状態は通常状態または第2KT状態よりも第
2始動入賞口14に始動入賞しやすい状態としている。したがって、第1KT状態は通常
状態または第2KT状態よりも、可変入賞球装置15の下流に設けられている特殊可変入
賞球装置22に遊技球が達しにくく構成されている。
るようにする制御の仕方は、この実施の形態で示したものにかぎられない。例えば、第1
KT状態である場合には、通常状態または第2KT状態である場合と比較して、可変入賞
球装置15を多くの回数開放する(例えば、通常状態または第2KT状態では可変入賞球
装置15の開放回数として1回をセットするのに対して、第1KT状態では可変入賞球装
置15の開放回数として2回をセットする)ように制御してもよい。そのようにすれば、
第1KT状態である場合には、可変入賞球装置15の開放回数を多くすることによって、
第2始動入賞口14に始動入賞しやすくすることができる。
と比較して、上記に示した可変入賞球装置15の開放時間を長くする制御と、可変入賞球
装置15の開放回数を多くする制御とを組み合わせて実行してもよい。
6)。具体的には、ソレノイド16を駆動して可変入賞球装置15を開状態にする。
ップS5103)に対応した値(具体的には「3」)に更新する(ステップS3807)
。
。普通電動役物作動処理において、CPU56は、普通図柄プロセスタイマの値を−1す
る(ステップS3901)。そして、普通図柄プロセスタイマの値が0になったかどうか
、すなわち、普通図柄プロセスタイマがタイムアウトしたかどうかを確認する(ステップ
S3902)。普通図柄プロセスタイマがタイムアウトしていなければ(ステップS39
01のN)、そのまま処理を終了する。
テップS3902のY)、CPU56は、可変入賞球装置15を閉鎖状態に制御する(ス
テップS3911)。具体的には、ソレノイド16の駆動を停止して可変入賞球装置15
を閉鎖状態にする。
5100)を示す値(具体的には「0」)に更新する(ステップS3912)。
演出制御用マイクロコンピュータ200(具体的には、演出制御用CPU201)が実行
するメイン処理を示すフローチャートである。演出制御用CPU201は、電源が投入さ
れると、メイン処理の実行を開始する。メイン処理では、まず、RAM領域のクリアや各
種初期値の設定、また演出制御の起動間隔を決めるためのタイマの初期設定等を行うため
の初期化処理を行う(ステップS701)。その後、演出制御用CPU201は、タイマ
割込フラグの監視(ステップS702)を行うループ処理に移行する。タイマ割込が発生
すると、演出制御用CPU201は、タイマ割込処理においてタイマ割込フラグをセット
する。メイン処理において、タイマ割込フラグがセットされていたら、演出制御用CPU
201は、そのフラグをクリアし(ステップS703)、以下の演出制御処理を実行する
。
を解析し、受信した演出制御コマンドに応じたフラグをセットする(コマンド解析処理:
ステップS704)。次いで、演出制御用CPU201は、第1飾り図柄プロセス処理を
行う(ステップS705A)。第1飾り図柄プロセス処理では、制御状態に応じた各プロ
セスのうち、現在の制御状態(第1演出制御プロセスフラグ)に対応した処理を選択して
第1可変表示部9aの表示制御を実行する。また、第2飾り図柄プロセス処理を行う(ス
テップS705B)。第2飾り図柄プロセス処理では、制御状態に応じた各プロセスのう
ち、現在の制御状態(第2演出制御プロセスフラグ)に対応した処理を選択して第2可変
表示部9bの表示制御を実行する。さらに、背景図柄表示部9cの表示状態の制御を行う
背景図柄プロセス処理を実行する(ステップS706)。また、図柄保留記憶表示部18
cの表示状態の制御を行う保留記憶表示制御処理を実行する(ステップS707)。また
、予告決定用乱数などの乱数を生成するためのカウンタのカウンタ値を更新する乱数更新
処理を実行する(ステップS708)。その後、ステップS702に移行する。
コマンドを格納するためのコマンド受信バッファの一構成例を示す説明図である。この例
では、2バイト構成の演出制御コマンドを6個格納可能なリングバッファ形式のコマンド
受信バッファが用いられる。従って、コマンド受信バッファは、受信コマンドバッファ1
〜12の12バイトの領域で構成される。そして、受信したコマンドをどの領域に格納す
るのかを示すコマンド受信個数カウンタが用いられる。コマンド受信個数カウンタは、0
〜11の値をとる。なお、必ずしもリングバッファ形式でなくてもよい。
出制御INT信号にもとづく割込処理で受信され、RAMに形成されているバッファ領域
に保存されている。コマンド解析処理では、バッファ領域に保存されている演出制御コマ
ンドがどのコマンド(図16および図17参照)であるのか解析する。なお、演出制御I
NT信号にもとづく割込処理は、4msごとに実行されるタイマ割込処理に優先して実行
される。
ートである。主基板31から受信された演出制御コマンドは受信コマンドバッファに格納
されるが、コマンド解析処理では、演出制御用CPU201は、コマンド受信バッファに
格納されているコマンドの内容を確認する。
に受信コマンドが格納されているか否か確認する(ステップS611)。格納されている
か否かは、コマンド受信個数カウンタの値と読出ポインタとを比較することによって判定
される。両者が一致している場合が、受信コマンドが格納されていない場合である。コマ
ンド受信バッファに受信コマンドが格納されている場合には、演出制御用CPU201は
、コマンド受信バッファから受信コマンドを読み出す(ステップS612)。なお、読み
出したら読出ポインタの値を+2しておく(ステップS613)。+2するのは2バイト
(1コマンド)ずつ読み出すからである。
出制御用CPU201は、受信した変動パターンコマンドを、RAMに形成されている変
動パターンコマンド格納領域に格納する(ステップS615)。そして、変動パターンコ
マンド受信フラグをセットする(ステップS616)。
出制御用CPU201は、受信した表示結果指定コマンド(表示結果1指定コマンド〜表
示結果4指定コマンド)を、RAMに形成されている表示結果指定コマンド格納領域に格
納する(ステップS618A)。
出制御用CPU201は、確定コマンド受信フラグをセットする(ステップS620)。
確定コマンド受信フラグは、図柄確定指定コマンドを正常に受信したことを示すフラグで
ある。その後、演出制御用CPU201は、確定コマンド受信時処理を実行する(ステッ
プS620A)。
マンドであれば(ステップS621)、演出制御用CPU201は、第1大当り開始指定
コマンド受信フラグまたは第2大当り開始指定コマンド受信フラグをセットする(ステッ
プS622)。なお、この実施の形態では、ステップS622でセットされる第1大当り
開始指定コマンド受信フラグ、第2大当り開始指定コマンド受信フラグのことを、ファン
ファーレフラグともいう。
示報知とは、遊技球の打ち方を報知する演出であり、遊技領域7の略右側への遊技球の打
ち出しを促す第1指示報知と、作動ゲート17への遊技球の打ち出しを促す第2指示報知
とが設けられている。また、第1指示報知としては、演出表示装置9の全面に「右打ち」
という文字を含む画像を表示する第1通常指示報知と、演出表示装置9の一部(右上部分
)に「右打ち」という文字を含む画像を表示する第1縮小指示報知とが設けられていると
ともに、第2指示報知としては、演出表示装置9の全面に「ゲートを狙え」という文字を
含む画像を表示する第2通常指示報知と、演出表示装置9の一部(右上部分)に「ゲート
を狙え」という文字を含む画像を表示する第2縮小指示報知とが設けられている。
報知が開始されてから10秒が経過するまでにゲート32への遊技球の通過が検出されな
かった場合には第1指示報知の画像に第2指示報知の画像を重畳表示するようになってい
る。
替えるまでの期間を計測するための指示報知用タイマをリセットする(ステップS380
5)
演出制御用CPU201は、大当り終了指定コマンド受信フラグをセットする(ステップ
S624A)。なお、この実施の形態では、ステップS624Aでセットされる大当り終
了指定コマンド受信フラグのことを、エンディングフラグともいう。
演出制御用CPU201は、小当り開始指定コマンド受信フラグをセットする(ステップ
S626)。
演出制御用CPU201は、小当り終了指定コマンド受信フラグをセットする(ステップ
S628)。
出制御用CPU201は、演出表示装置9に表示する背景画面を低確率/非KT状態に応
じた背景画面(例えば、青色の表示色の背景画面)に変更する(ステップS631)。ま
た、演出制御用CPU201は、セットされていれば、第1KT状態であることを示す第
1KT状態フラグをリセットする(ステップS632)。
演出制御用CPU201は、演出表示装置9に表示する背景画面を低確率/第1KT状態
に応じた背景画面(例えば、緑色の表示色の背景画面)に変更する(ステップS634)
。また、演出制御用CPU201は、第1KT状態フラグをセットする(ステップS63
5)。また、演出制御用CPU201は、セットされていれば、確変状態であることを示
す確変状態フラグや、第2KT状態であることを示す第2KT状態フラグをリセットする
(ステップS636)。
演出制御用CPU201は、演出表示装置9に表示する背景画面を高確率/第1KT状態
に応じた背景画面(例えば、黄色の表示色の背景画面)に変更する(ステップS638)
。また、演出制御用CPU201は、確変状態フラグおよび第1KT状態フラグをセット
する(ステップS639)。また、演出制御用CPU201は、セットされていれば、第
2KT状態フラグをリセットする(ステップS640)。
演出制御用CPU201は、演出表示装置9に表示する背景画面を高確率/第2KT状態
に応じた背景画面(例えば、赤色の表示色の背景画面)に変更する(ステップS642)
。また、演出制御用CPU201は、確変状態フラグおよび第2KT状態フラグをセット
する(ステップS643)。また、演出制御用CPU201は、セットされていれば、第
1KT状態フラグをリセットする(ステップS644)。
、演出制御用CPU201は、第1賞球数カウンタおよび第2賞球数カウンタにそれぞれ
15(大入賞口への1入賞あたりの賞球数に相当)を加算する(ステップS651)。
始の契機となった大当り遊技および連荘中に発生した全ての大当り遊技で大入賞口に遊技
球が入賞したことにもとづく賞球および連荘中の確変状態、第1KT状態および第2KT
状態において発生した全ての小当り遊技で特殊入賞口24に遊技球が入賞したことにもと
づく賞球が随時加算される。また、第2賞球数カウンタは、第2KT状態中の賞球数をカ
ウントするためのカウンタであり、第2KT状態開始の契機となった大当り遊技および第
2KT状態中に発生した全ての大当り遊技で大入賞口に遊技球が入賞したことにもとづく
賞球および第2KT状態中において発生した全ての小当り遊技で特殊入賞口24に遊技球
が入賞したことにもとづく賞球が随時加算される。
中賞球数表示を表示中であれば、加算後の第1賞球数カウンタの値にもとづいて連荘中賞
球数表示を更新するとともに、演出表示装置9において第2KT状態中の賞球数を示すス
ペシャルラッシュ中賞球数表示を表示中であれば、加算後の第2賞球数カウンタの値にも
とづいてスペシャルラッシュ中賞球数表示を更新する(ステップS652)。
、演出制御用CPU201は、第1賞球数カウンタおよび第2賞球数カウンタにそれぞれ
10(特殊入賞口24への1入賞あたりの賞球数に相当)を加算する(ステップS654
)。また、演出制御用CPU201は、連荘中賞球数表示を表示中であれば、加算後の第
1賞球数カウンタの値にもとづいて連荘中賞球数表示を更新するとともに、スペシャルラ
ッシュ中賞球数表示を表示中であれば、加算後の第2賞球数カウンタの値にもとづいてス
ペシャルラッシュ中賞球数表示を更新する(ステップS655)。
確認する(ステップS656)。第2KT状態フラグがセットされていれば(すなわち、
第2KT状態であれば)、演出制御用CPU201は、演出表示装置9において賞球加算
表示(例えば、「+10」などの文字表示)を表示させる(ステップS657)。また、
演出制御用CPU201は、スピーカ27から所定の入賞音を出力させる(ステップS6
58)とともに、特殊入賞口ランプ24aを点灯表示させる(ステップS659)。
テップS657〜S659の処理を実行することなく、ステップS611に戻る。
第2KT状態中に特殊入賞口24に遊技球が入賞したことにもとづいて、賞球加算表示の
表示、入賞音の出力、および特殊入賞口ランプ24aの点灯表示が行われる一方で、特殊
入賞口24に遊技球が入賞しても第2KT状態でなければ、賞球加算表示の表示、入賞音
の出力、および特殊入賞口ランプ24aの点灯表示は行われない。
点灯表示の全てを行う必要はなく、これらのうちのいずれか1つまたは2つのみを実行す
るように構成してもよい。
301)、演出制御用CPU201は、第1客待ちデモ表示指定コマンドを受信したこと
を示す第1デモコマンド受信フラグをセットする(ステップS4302)。
303)、演出制御用CPU201は、第2客待ちデモ表示指定コマンドを受信したこと
を示す第2デモコマンド受信フラグをセットする(ステップS4304)。
信した演出制御コマンドに応じたフラグをセット、または処理を実行する(ステップS6
70)。そして、ステップS611に移行する。
01は、表示結果2指定コマンド〜表示結果6指定コマンドのいずれかが表示結果指定コ
マンド格納領域に格納されているか否かを判定することにより、停止表示された図柄が大
当り図柄であるか否かを判定する(ステップS4401)。表示結果2指定コマンド〜表
示結果6指定コマンドのいずれかが表示結果指定コマンド格納領域に格納されている場合
、すなわち大当り図柄が停止表示された場合、受信した図柄確定指定コマンドは第2図柄
確定指定コマンドであるか否かを判定し(ステップS4401A)、第1図柄確定指定コ
マンドであればステップS4404へ移行する。
U201は、通常状態であるか否かを判定し(ステップS4401B)、KT状態であれ
ば(第1KTフラグおよび第2KTフラグのいずれかがセットされていれば)ステップS
4404へ移行する。
準備中表示を既に実行したことを示す準備中表示済フラグがセットされているか否かを判
定し(ステップS4402)、セットされている場合は準備中表示済フラグをリセットし
(ステップS4403)、ステップS4404へ移行する。
テップS4404)、指示報知用タイマに10秒に相当する値をセットする(ステップS
4406)。
ラグがセットされていなければ、演出制御用CPU201は、第1縮小指示報知を開始し
(ステップS4405)、ステップS4406へ移行する。準備中表示とは、通常状態に
おいて、第2特別図柄の大当り変動中に第1特別図柄の変動が開始されたときに実行され
る演出であり、具体的には「大当り準備中」という文字を含む画像が演出表示装置9に表
示される演出である。なお、この実施の形態では、「大当り準備中」という文字を含む静
止画像を表示する場合を示しているが、そのような態様にかぎらず、例えば、準備中表示
として、大当り遊技が開始されるまでの期間(第2特別図柄の変動表示の残り変動時間)
に対応する表示を行うように構成してもよい。
1通常指示報知を行う。また、第2特別図柄の大当り図柄が停止表示したときには、KT
状態であれば第1通常指示報知を行う。また、第2特別図柄の大当り図柄が停止表示した
ときには、通常状態であれば準備中表示を実行していた場合にのみ第1通常指示報知を行
い、準備中表示を実行していなかった場合には第1縮小指示報知を行う。
ートである。
まず、演出制御用CPU201は、指示報知に関する制御を行うための指示報知制御処理
を行い(ステップS4501)、デモ表示に関する制御を行うためのデモ表示制御処理(
ステップS4502)を行う。
900〜S908のうちのいずれかの処理を行う。各処理において、以下のような処理を
実行する。
か否か判定し、背景図柄の変動開始条件が成立した場合には、背景図柄表示部9cにおい
て変動が開始されるように制御する。背景図柄の変動開始条件は、コマンド解析処理でい
ずれかの変動パターンコマンドが受信されたことが確認された場合に成立する。そして、
背景図柄プロセスフラグを、背景図柄変動開始処理(ステップS901)に応じた値に更
新する。
うに制御する。また、受信している表示結果コマンドに応じて背景図柄の停止図柄を決定
し、背景図柄の変動時間を設定する。そして、背景図柄プロセスフラグの値を背景図柄変
動中処理(ステップS902)に対応した値に更新する。
動時間が終了したら、背景図柄プロセスフラグの値を背景図柄停止処理(ステップS90
3)に対応した値に更新する。なお、背景図柄変動中処理において、演出制御用CPU2
01は、背景図柄の変動時間を延長することがある。
する制御を行う。そして、背景図柄プロセスフラグの値を背景図柄変動開始待ち処理(ス
テップS900)、大当り表示処理(ステップS904)、または小当り中処理(ステッ
プS908)に対応した値に更新する。なお、大当り表示処理(ステップS904)に対
応した値に更新する場合には、第1大当り開始指定コマンドまたは第2大当り開始指定コ
マンドを受信していることを条件に、大当り表示処理(ステップS904)に対応した値
に更新する。また、小当り中処理(ステップS908)に対応した値に更新する場合には
、小当り開始指定コマンドを受信していることを条件に、小当り中表示処理(ステップS
908)に対応した値に更新する。
り遊技が開始されたことを示すことになる大入賞口開放中表示コマンド(第1ラウンドに
関する大入賞口開放中表示コマンド)を受信したら背景図柄プロセスフラグの値をラウン
ド中処理(ステップS905)に対応した値に更新する。
口が開放中であることを示す大入賞口開放中表示コマンドを受信したら、ラウンド数の表
示制御等を行う。
口が開放後(閉鎖中)であることを示す大入賞口開放後表示コマンドを受信したら、イン
ターバル表示を行う。
御を行う。例えば、大当りの終了を指定するエンディング指定コマンド(第1エンディン
グ指定コマンド、第2エンディング指定コマンド)を受信したら、エンディング演出を実
行する。そして、背景図柄プロセスフラグの値を背景図柄プロセスフラグの値を背景図柄
変動開始待ち処理(ステップS900)に応じた値に更新する。
終了指定コマンドを受信したら、背景図柄プロセスフラグの値を背景図柄プロセスフラグ
の値を背景図柄変動開始待ち処理(ステップS900)に応じた値に更新する。
おいて、演出制御用CPU201は、第1指示報知中であるか否かを判定し(ステップS
4601)、第1指示報知中であれば指示報知タイマの値を1減算し(ステップS460
2)、指示報知タイマがタイムアウトするか否かを判定する(ステップS4603)。タ
イムアウトしていた場合(第1指示報知の実行から10秒が経過した場合)、第1通常指
示報知の実行中であれば第2通常指示報知を開始し(ステップS3503のY,S460
5)、第1縮小指示報知の実行中であれば第2縮小表示報知を開始する(ステップS45
06)。
することとなる。また、第1通常指示報知を実行していた場合には10秒後に第2通常指
示報知を行い、第1縮小指示報知を実行していた場合には10秒後に第2縮小指示報知を
行うこととなる。
畳表示することとしてもよいし、または第1指示報知画像を消去して第2指示報知画像を
表示することとしてもよい。
処理において、演出制御用CPU201は、第1デモコマンド受信フラグがセットされて
いるか否かを判定し(ステップS4701)、セットされていなければステップS470
6へ移行する。セットされている場合には、通常状態であるか否かを判定し(ステップS
4702)、通常状態でなければステップS4705へ移行する。具体的に、第1KTフ
ラグおよび第2KTフラグのいずれもセットされていなければ通常状態であると判定する
。
例えば、30秒)に相当する値を計測するための第1デモ待機タイマをセットし(ステッ
プS4703)、第1デモ表示の待機中であることを示す第1デモ待機中フラグをセット
する(ステップS4704)。そして、第1デモ受信フラグをリセットする(ステップS
4705)。
を判定し(ステップS4706)、セットされている場合には第1特別図柄変動が開始さ
れる場合(ステップS4707のY)、または第2特別図柄の変動にもとづいて大当り遊
技状態に制御される場合(ステップS4708のY)、ステップS4712へ移行する。
これにより、第1特別図柄変動が開始されるか第2特別図柄の変動にもとづいて大当り遊
技状態に制御される場合には第1デモ表示を実行しないようになっている。具体的に、ス
テップS4707では第1飾り図柄の変動を示す変動パターンコマンドを受信した場合に
は第1特別図柄変動が開始されたと判定する。また、ステップS4708では第2大当り
開始指定コマンドを受信した場合に第2特別図柄の変動にもとづいて大当り遊技状態に制
御されると判定する。
S4707のN)、第2特別図柄の変動にもとづいて大当り遊技状態に制御されない場合
(ステップS4708のN)、第1デモ待機タイマの値を1減算し(ステップS4709
)、第1デモ待機タイマがタイムアウトした場合には、第1デモ表示を開始し(ステップ
S4711)、第1デモ待機フラグをリセットする(ステップS4712)。
のY)、第1特別図柄の変動が開始されるか(ステップS4714のY)、または第2特
別図柄の変動にもとづいて大当り遊技状態に制御される場合(ステップS4715のY)
、第1デモ表示を終了する(ステップS4716)。
否かを判定し(ステップS4801)、セットされていなければステップS4806へ移
行する。セットされている場合には、KT状態であるか否かを判定し(ステップS480
2)、KT状態でなければステップS4805へ移行する。具体的に、第1KTフラグお
よび第2KTフラグのいずれかがセットされていればKT状態であると判定する。
例えば、30秒)に相当する値を計測するための第2デモ待機タイマをセットし(ステッ
プS4803)、第2デモ表示の待機中であることを示す第2デモ待機中フラグをセット
する(ステップS4804)。そして、第2デモ受信フラグをリセットする(ステップS
4805)。
を判定し(ステップS4806)、セットされている場合には第2特別図柄変動が開始さ
れる場合(ステップS4807のY)、またはKT状態でない場合(ステップS4808
のN)、ステップS4812へ移行する。これにより、第2特別図柄変動が開始されるか
KT状態が終了した場合には第2デモ表示を実行しないようになっている。具体的に、ス
テップS4807では第2飾り図柄の変動を示す変動パターンコマンドを受信した場合に
は第2特別図柄変動が開始されたと判定する。また、ステップS4808では第1KTフ
ラグおよび第2KTフラグのいずれかもセットされていなければKT状態が終了したと判
定する。
S4807のN)、KT状態が終了していない場合(ステップS4808のY)、第2デ
モ待機タイマの値を1減算し(ステップS4809)、第2デモ待機タイマがタイムアウ
トした場合には、第2デモ表示を開始し(ステップS4811)、第2デモ待機フラグを
リセットする(ステップS4812)。
のY)、第2特別図柄の変動が開始されるか(ステップS4814のY)、またはKT状
態が終了した場合(ステップS4815のN)、第2デモ表示を終了する(ステップS4
816)。
背景図柄変動開始処理において、演出制御用CPU201は、背景図柄の停止図柄を決定
する(ステップS920)。なお、この実施の形態では、表示結果1指定コマンドを受信
した場合(はずれと決定されている場合)には、左中右の背景図柄が全く不一致のはずれ
図柄または左右の背景図柄のみが一致したリーチはずれ図柄の組み合わせを決定する。ま
た、表示結果2指定コマンドを受信した場合(16R確変大当りと決定されている場合)
には、左中右の背景図柄が奇数図柄で揃った図柄の組み合わせを決定する。また、表示結
果3指定コマンドや表示結果5指定コマンドを受信した場合(6R確変大当りや2R確変
大当りと決定されている場合)には、左中右の背景図柄が偶数図柄で揃った図柄の組み合
わせを決定する。また、表示結果4指定コマンドや表示結果6指定コマンドを受信した場
合(6R通常大当りや2R通常大当りと決定されている場合)には、左右の背景図柄のみ
が一致したリーチはずれ図柄と同様の組み合わせを決定する。また、表示結果7指定コマ
ンドを受信した場合(小当りと決定されている場合)には、小当り図柄(例えば、「13
5」)の背景図柄の組み合わせを決定する。
ターンに応じて、使用する背景図柄の変動パターンに応じたプロセステーブルを選択する
(ステップS921)。そして、選択したプロセステーブルにおけるプロセスデータ1の
プロセスタイマ設定値をプロセスタイマに設定してプロセスタイマをスタートさせる(ス
テップS922)。次いで、演出制御用CPU201は、プロセスデータ1の内容(表示
制御実行データ1、ランプ制御実行データ1、音番号データ1)に従って演出装置(演出
表示装置9、各種ランプ、スピーカ27)の制御を実行する(ステップS923)。例え
ば、背景図柄表示部9cにおいて変動パターンに応じた画像を表示させるために、VDP
209に制御信号(表示制御実行データ)を出力する。また、各種ランプを点灯/消灯制
御を行わせるために、ランプドライバ基板35に対して制御信号(ランプ制御実行データ
)を出力する。また、スピーカ27からの音声出力を行わせるために、音声出力基板70
に対して制御信号(音番号データ)を出力する。
#17,#18の場合)には、ステップS921で選択したプロセステーブルに従ってス
テップS923および後述する背景図柄変動中処理のステップS944の処理が実行され
ることによって背景図柄の変動表示中に継続演出が実行される。また、変動パターンにお
いてバトル演出の実行が指定されている場合(第2変動パターン#11,#12,#14
,#15,#18の場合)には、ステップS921で選択したプロセステーブルに従って
ステップS923および後述する背景図柄変動中処理のステップS944の処理が実行さ
れることによって背景図柄の変動表示中にバトル演出が実行される。
設定して背景図柄変動時間タイマをスタートさせる(ステップS924)。そして、背景
図柄プロセスフラグを、背景図柄変動中処理(ステップS902)に応じた値に更新する
(ステップS925)。
示すフローチャートである。背景図柄変動中処理において、演出制御用CPU201は、
まず、プロセスタイマの値を1減算するとともに(ステップS940)、普通図柄変動時
間タイマの値を1減算する(ステップS941)。プロセスタイマがタイムアウトしたら
(ステップS942)、プロセスデータの切替を行う。すなわち、プロセステーブルにお
ける次に設定されているプロセスタイマ設定値をプロセスタイマに設定する(ステップS
943)。また、その次に設定されている表示制御実行データ、ランプ制御実行データお
よび音番号データにもとづいて演出装置に対する制御状態を変更する(ステップS944
)。
あって、その継続演出の開始タイミングとなっているか否かを確認する(ステップS94
5)。なお、継続演出を実行する場合であるか否かは、例えば、受信した変動パターンコ
マンドで第2変動パターン#17,#18が指定されているか否かを確認することにより
判定できる。また、継続演出の開始タイミングとなっているか否かは、例えば、背景図柄
変動開始処理のステップS924でセットした背景図柄変動時間タイマの値を確認するこ
とにより判定できる。継続演出の開始タイミングとなっていれば、演出制御用CPU20
1は、演出表示装置9において、現在の第1賞球数カウンタの値にもとづいて連荘中賞球
数表示を表示させる(ステップS946)。なお、この実施の形態では、第2KT状態中
である場合にはスペシャルラッシュ中賞球数表示が表示されているのであるが(後述する
ステップS9010参照)、第2KT状態中の継続演出の開始タイミングとなると、ステ
ップS946の処理が実行されることによって、スペシャルラッシュ中賞球数表示に加え
て連荘中賞球数表示も表示される。
る場合であって、その第1演出の開始タイミングとなっているか否かを確認する(ステッ
プS947)。なお、第1KT移行演出を実行する場合であるか否かは、例えば、受信し
た変動パターンコマンドで第2変動パターン#18が指定されているか否かを確認するこ
とにより判定できる。すなわち、この実施の形態では、第2変動パターン#18にもとづ
いて背景図柄の変動表示が実行される場合には、背景図柄の変動表示中に継続演出が実行
されて第2KT状態が継続するか否かが示唆された後、第1KT移行演出が実行されて恰
も第2KT状態が終了して第1KT状態に移行したかのような演出が実行され(ただし、
この段階では内部的にはまだ第2KT状態を終了しておらず、正確には第2KT状態を終
了するのは大当り開始時である)、その後バトル演出に発展する。また、第1KT移行演
出の開始タイミングとなっているか否かは、例えば、背景図柄変動開始処理のステップS
924でセットした背景図柄変動時間タイマの値を確認することにより判定できる。
ーカ27からの第2KT用の楽曲の音出力を終了させる(ステップS948)。すなわち
、この実施の形態では、第2KT状態に制御される場合には、その契機となった16R確
変大当りにもとづく大当り遊技の開始時に第2KT用の楽曲の音出力が開始される(後述
するステップS982参照)のであるが、ステップS948の処理が実行されることによ
って、その第2KT用の楽曲の音出力が終了される。
びスペシャルラッシュ中賞球数表示を消去する(ステップS949)。また、この実施の
形態では、第2KT状態中では「スペシャルラッシュ中」などの文字表示が表示されてい
るのであるが、ステップS949では、その「スペシャルラッシュ中」などの文字表示も
消去する。
S950)。すなわち、この実施の形態では、第1特別図柄の変動表示を実行していると
きに第2特別図柄の変動表示を開始したり、第2特別図柄の変動表示を実行しているとき
に第1特別図柄の変動表示を開始したりする可能性があり、第1特別図柄の変動表示と第
2特別図柄の変動表示とが並行して実行される場合がありうる。そこで、この実施の形態
では、ステップS950の背景図柄変動時間延長処理が実行されることによって、一方の
特別図柄の変動表示に対応して背景図柄の変動表示を実行しているときに他方の特別図柄
の変動表示が開始された場合に、必要に応じて背景図柄の変動パターンを差し替えたり変
動時間の延長を行ったりする。
図柄の変動表示に対応して背景図柄の変動表示を実行しているときに、大当りとなる他方
の特別図柄の変動表示が開始されたときには、大当りとなる方の特別図柄に対応して背景
図柄の変動パターンに差し替えるとともに変動時間を延長する処理を行う。また、例えば
、大当りとなる一方の特別図柄の変動表示に対応して背景図柄の変動表示を実行している
ときに、はずれとなる他方の特別図柄の変動表示が開始されたときには、背景図柄の変動
パターンの差し替えも変動時間の延長も行わず、現在実行中の背景図柄の変動表示をその
まま実行する。また、例えば、大当りとなる一方の特別図柄の変動表示に対応して背景図
柄の変動表示を実行しているときに、大当りとなる他方の特別図柄の変動表示が開始され
たときには、既に説明したように、この実施の形態では、後から開始した方の特別図柄の
変動表示は途中で強制はずれとなるので、背景図柄の変動パターンの差し替えも変動時間
の延長も行わず、現在実行中の背景図柄の変動表示をそのまま実行する。
あり、第1特別図柄の変動が開始された場合(ステップS5000のY,S5001のY
,S5002のY)、大当り準備中表示を実行し(ステップS5003)、準備中表示済
フラグをセットする(ステップS5004)。ステップS5000では第1KTフラグお
よび第2KTフラグのいずれもセットされていなければ通常状態であると判定する。ステ
ップS5001では第2飾り図柄プロセス処理(ステップS705B)において第2飾り
図柄の変動中の処理を実行しており、第2飾り図柄についての表示結果2指定コマンド〜
表示結果6指定コマンドのいずれかが格納されていれば第2特別図柄の大当り変動中であ
ると判定する。ステップS5002では第1特別図柄についての変動パターンコマンドを
受信したときに第1特別図柄の変動が開始されたものと判定する。
に第1特別図柄の変動を開始するときには、第1特別図柄の変動を強制はずれとするので
あるが、その際に遊技制御用マイクロコンピュータ560から演出制御用マイクロコンピ
ュータ200に対して、第1特別図柄の変動を強制はずれとする旨を示す強制はずれ指定
コマンドを送信することとしてもよく、その場合、演出制御用マイクロコンピュータ20
0は該強制はずれ指定コマンドを受信したことにもとづいて大当り準備中表示を実行する
こととしてもよい。あるいは、変動表示結果が強制はずれに決定された場合にのみ、遊技
制御用マイクロコンピュータ560が変動表示結果が強制はずれ以外では決定されない特
別な変動パターンを決定し、この特別な変動パターンを示す変動パターンコマンドを、遊
技制御用マイクロコンピュータ560から演出制御用マイクロコンピュータ200に対し
て送信し、演出制御用マイクロコンピュータ200は該変動パターンコマンドを受信した
ことにもとづいて大当り準備中表示を実行することとしてもよい。
ば(ステップS951)、背景図柄プロセスフラグの値を背景図柄変動停止処理(ステッ
プS903)に応じた値に更新する(ステップS952)。
プS903)を示すフローチャートである。背景図柄変動停止処理において、演出制御用
CPU201は、まず、背景図柄の停止図柄として大当り図柄を表示していることを示す
停止図柄表示フラグ1がセットされているか否かを確認する(ステップS970A)。停
止図柄表示フラグ1がセットされていれば、ステップS974に移行する。この実施の形
態では、背景図柄の停止図柄として大当り図柄を表示した場合には、ステップS973で
停止図柄表示フラグ1がセットされる。そして、ファンファーレ演出を実行するときに停
止図柄表示フラグ1がリセットされる。従って、停止図柄表示フラグ1がセットされてい
るということは、大当り図柄を確定表示したがファンファーレ演出をまだ実行していない
段階であるので、ステップS971の背景図柄の停止図柄を表示する処理を実行すること
なく、ステップS974に移行する。
柄の停止図柄として小当り図柄を表示していることを示す停止図柄表示フラグ2がセット
されているか否かを確認する(ステップS970B)。停止図柄表示フラグ2がセットさ
れていれば、ステップS987に移行する。この実施の形態では、背景図柄の停止図柄と
して小当り図柄を表示した場合には、ステップS986で停止図柄表示フラグ2がセット
される。そして、小当り遊技中の演出を実行するときに停止図柄表示フラグ2がリセット
される。従って、停止図柄表示フラグ2がセットされているということは、小当り図柄を
確定表示したが小当り遊技中の演出をまだ実行していない段階であるので、ステップS9
71の背景図柄の停止図柄を表示する処理を実行することなく、ステップS987に移行
する。
、演出制御用CPU201は、演出表示装置9において停止表示中の左中右の背景図柄の
停止図柄(はずれ図柄、大当り図柄、小当り図柄)を確定表示させる制御を行う(ステッ
プS971)。
)、演出制御用CPU201は、停止図柄表示フラグ1をセットする(ステップS973
)。
第1大当り開始指定コマンド受信フラグ、第2大当り開始指定コマンド受信フラグ)がセ
ットされているか否かを確認する(ステップS974)。いずれかの大当り開始指定コマ
ンド受信フラグがセットされている場合には、演出制御用CPU201は、停止図柄表示
フラグ1をリセットする(ステップS975)。なお、演出制御用CPU201は、セッ
トされていた大当り開始指定コマンド受信フラグもリセットする。
選択する(ステップS976)。次いで、演出制御用CPU201は、プロセスタイマ設
定値をプロセスタイマに設定することによってプロセスタイマをスタートさせ(ステップ
S977)、プロセスデータ1の内容(表示制御実行データ1、ランプ制御実行データ1
、音番号データ1)に従って演出装置(演出用部品としての演出表示装置9、演出用部品
としての各種ランプ、および演出用部品としてのスピーカ27)の制御を実行する(ステ
ップS978)。
2KT状態フラグがセットされているか否かを確認する(ステップS979)。確変状態
フラグ、第1KT状態フラグ、および第2KT状態フラグのいずれもセットされていなけ
れば(すなわち、低確率/非KT状態であれば)、演出制御用CPU201は、第1賞球
数カウンタをリセットする(ステップS980)。すなわち、低確率/非KT状態で大当
りが発生した場合であるので、いわゆる初当りが発生した場合であり、第1賞球数カウン
タをリセットする。
であるか否かを確認する(ステップS981)。なお、16R確変大当りであるか否かは
、例えば、16R確変大当りを指定する表示結果指定コマンド(表示結果2指定コマンド
)を受信しているか否かを確認することにより判定できる。16R確変大当りであれば、
第2KT状態開始の契機となる大当り遊技が開始される場合であるので、演出制御用CP
U201は、スピーカ27から第2KT用の楽曲の音出力を開始させる制御を行う(ステ
ップS982)。
ていれば、第2賞球数カウンタをリセットする(ステップS983)。すなわち、この場
合、第2KT状態中であった場合には16R確変大当り以外の大当りが発生して第2KT
状態が終了する場合であるので、第2賞球数カウンタをリセットする。
ステップS904)に応じた値に更新する(ステップS984)。
)、演出制御用CPU201は、停止図柄表示フラグ2をセットする(ステップS986
)。
ているか否かを確認する(ステップS987)。小当り開始指定コマンド受信フラグがセ
ットされている場合(すなわち、小当り開始指定コマンドを受信している場合)には、演
出制御用CPU201は、停止図柄表示フラグ2をリセットする(ステップS988)。
なお、演出制御用CPU201は、セットされていた小当り開始指定コマンド受信フラグ
もリセットする。
確認する(ステップS989)。第2KT状態フラグがセットされていれば(すなわち、
第2KT状態中であれば)、演出制御用CPU201は、小当り中演出に応じたプロセス
テーブルを選択する(ステップS990)。次いで、演出制御用CPU201は、プロセ
スタイマ設定値をプロセスタイマに設定することによってプロセスタイマをスタートさせ
(ステップS991)、プロセスデータ1の内容(表示制御実行データ1、ランプ制御実
行データ1、音番号データ1)に従って演出装置(演出用部品としての演出表示装置9、
演出用部品としての各種ランプ、および演出用部品としてのスピーカ27)の制御を実行
する(ステップS992)。
対応した所定の開放音を出力させる(ステップS993)とともに、特殊入賞口ランプ2
4aを点灯表示させる(ステップS994)。
ければ)、ステップS990〜S994の処理を実行することなく、ステップS995に
移行する。ステップS989の判定処理が実行されることによって、この実施の形態では
、第2KT状態中に小当り遊技が行われる場合にのみ、小当り遊技中の演出が実行され、
特殊可変入賞球装置22の開放に対応した所定の開放音が出力されるとともに、特殊入賞
口ランプ24aが点灯表示される。
力するとともに特殊入賞口ランプ24aを点灯表示させる場合を示しているが、そのよう
な態様にかぎられない。例えば、所定の開放音の出力と特殊入賞口ランプ24aの点灯表
示とのいずれか一方のみを実行するように構成してもよい。また、例えば、第2KT状態
中であっても、これら所定の開放音の出力と特殊入賞口ランプ24aの点灯表示とのいず
れも実行しないように構成してもよく、そもそも小当り遊技中の演出や小当り中処理その
ものを実行しないように構成してもよい。
テップS908)に応じた値に更新する(ステップS995)。
はずれ図柄を表示した場合)には(ステップS972のN、且つステップS985のN)
、演出制御用CPU201は、背景図柄プロセスフラグの値を背景図柄変動開始待ち処理
(ステップS900)に応じた値に更新する(ステップS996)。
示すフローチャートである。大当り終了演出処理において、演出制御用CPU201は、
まず、演出期間計測タイマの値を1減算する(ステップS9000)。なお、演出期間計
測タイマは、ラウンド後処理(ステップS906参照)において、大当り遊技の全てのラ
ウンドを終了したことにもとづいてセットされる。次いで、演出制御用CPU201は、
演出期間計測タイマがタイムアウトしたか否かを確認する(ステップS9001)。
出制御用CPU201は、プロセスタイマの値を1減算し(ステップS9002)、プロ
セスデータnの内容に従って演出装置(演出表示装置9、スピーカ27等)を制御する処
理を実行する(ステップS9003)。例えば、大当りが終了することを表示したり、所
定のキャラクタを表示させたりする演出を実行する。
かを確認し(ステップS9004)、プロセスタイマがタイムアウトしていれば、プロセ
スデータの切替を行う(ステップS9005)。そして、次のプロセスデータにおけるプ
ロセスタイマ設定値をプロセスタイマに設定してプロセスタイマをスタートさせる(ステ
ップS9006)。
用CPU201は、今回終了する大当り遊技が6R確変大当りまたは2R確変大当りにも
とづくものであるか否かを確認する(ステップS9007)。なお、6R確変大当りまた
は2R確変大当りであるか否かは、例えば、6R確変大当りを指定する表示結果指定コマ
ンド(表示結果3指定コマンド)や2R確変大当りを指定する表示結果指定コマンド(表
示結果5指定コマンド)を受信しているか否かを確認することにより判定できる。6R確
変大当りまたは2R確変大当りであれば(すなわち、大当り遊技終了後に高確率状態/第
1KT状態となる場合であれば)、演出制御用CPU201は、表示されていなければ、
演出表示装置9において、第1賞球数カウンタにもとづいて連荘中賞球数表示の表示を開
始させる制御を行う(ステップS9008)。なお、ステップS9008では、演出制御
用CPU201は、演出表示装置9において「ノーマルラッシュ中」などの文字表示の表
示も開始させる制御を行う。
は、今回終了する大当り遊技が16R確変大当りにもとづくものであるか否かを確認する
(ステップS9009)。なお、16R確変大当りであるか否かは、例えば、16R確変
大当りを指定する表示結果指定コマンド(表示結果2指定コマンド)を受信しているか否
かを確認することにより判定できる。16R確変大当りであれば(すなわち、大当り遊技
終了後に高確率状態/第2KT状態となる場合であれば)、演出制御用CPU201は、
表示されていなければ、演出表示装置9において、第2賞球数カウンタにもとづいてスペ
シャルラッシュ中賞球数表示の表示を開始させる制御を行う(ステップS9010)。な
お、ステップS9010では、演出制御用CPU201は、演出表示装置9において「ス
ペシャルラッシュ中」などの文字表示の表示も開始させる制御を行う。
や2R通常大当りにもとづくものであれば(すなわち、大当り遊技終了後に低確率状態/
第1KT状態となる場合であれば)、演出制御用CPU201は、演出表示装置9におい
て「チャンスタイム」などの文字表示の表示を開始させる制御を行う。
待ち処理(ステップS900)に応じた値に更新する(ステップS9011)。
ローチャートである。小当り中処理において、演出制御用CPU201は、まず、小当り
終了指定コマンド受信フラグがセットされているか否かを確認する(ステップS9201
)。小当り終了指定コマンド受信フラグがセットされていない場合(すなわち、まだ小当
り終了指定コマンドを受信していない場合)には、演出制御用CPU201は、プロセス
タイマの値を1減算し(ステップS9202)、プロセスデータnの内容に従って演出装
置(演出表示装置9、スピーカ27等)を制御する処理を実行する(ステップS9203
)。すなわち、小当り遊技に対応した演出を継続して行う。
そもそも小当り中演出に応じたプロセステーブルがセットされないので(ステップS98
9参照)、小当り終了指定コマンドを受信していなくても、小当り遊技に対応した演出は
実行されない。
かを確認し(ステップS9204)、プロセスタイマがタイムアウトしていれば、プロセ
スデータの切替を行う(ステップS9205)。そして、次のプロセスデータにおけるプ
ロセスタイマ設定値をプロセスタイマに設定してプロセスタイマをスタートさせる(ステ
ップS9206)。
定コマンドを受信している場合)には、演出制御用CPU201は、小当り遊技に対応し
た演出を終了し、ステップS9207に移行する。そして、演出制御用CPU201は、
背景図柄プロセスフラグの値を背景図柄変動開始待ち処理(ステップS900)に応じた
値に更新する(ステップS9207)。
図57に示す表示例では、第1特別図柄の変動にもとづいて大当りとなる場合の指示報知
の表示例について示している。例えば、まず、図57(1)に示すように第1飾り図柄に
対応する背景図柄が変動表示され、図57(2)に示すように背景図柄が大当り図柄で停
止表示される。次に、図57(3)に示すように第1通常指示報知55Aが行わる。この
ときの第1通常指示報知55Aは、「右打ち」という文字と右矢印が含まれる画像を表示
することにより行われる。そして、作動ゲート17を遊技球が通過しないまま10秒が経
過した場合に、図57(4)に示すように第2通常指示報知55Bが行われる。
7を通過する遊技球を示す画像(遊技球が通過している四角形の領域は作動ゲート17を
示しており、その上の四角形の領域はゲート32を示している)とを表示することにより
行われる。
なる場合の指示報知の表示例について示している。例えば、図58(1)に示すように、
通常状態であるにもかかわらず第1特別図柄の変動が行われないことにより第1デモ表示
が行われているとともに、第2飾り図柄の大当り変動が行われている。そして、第1特別
図柄の変動が開始された場合には、図58(2)に示すように大当り準備中表示が行われ
て準備中表示済フラグがセットされた後、図58(3)に示すように大当り図柄にて第2
特別図柄の変動が終了する。このとき、準備中表示済フラグがセットされていることから
図58(4)に示すように第1通常指示報知56Aが行われ、作動ゲート17を遊技球が
通過しないまま10秒が経過した場合に、図58(5)に示すように第2通常指示報知5
6Bが行われる。このとき、第1通常指示報知56Aと第2通常指示報知56Bとを並行
して別々に表示してもよいし、第1通常指示報知56Aを表示せずに第2通常指示報知5
6Bのみを表示してもよい。
を表示することにより行われ、第2通常指示報知56Bは、「ゲートを狙え」という文字
と、作動ゲート17を通過する遊技球を示す画像(遊技球が通過している四角形の領域は
作動ゲート17を示しており、その上の四角形の領域はゲート32を示している)とを表
示することにより行われる。
にて第2特別図柄の変動が終了した場合、図58(7)に示すように第1縮小指示報知5
6Cが行われ、作動ゲート17を遊技球が通過しないまま10秒が経過した場合に、図5
8(8)に示すように第2縮小指示報知56Dが行われる。
ことにより行われる。また第2縮小指示報知56Dは「ゲートを狙え」という文字を示す
画像のみを表示することにより行われる。
合、第1特別図柄の変動が行われたときには大当り準備中表示を行い、第1特別図柄の変
動が行われないときには大当り準備中表示の実行を制限する(実行しない)ようになって
いる。
れる場合、第1特別図柄の変動が行われたときには第1通常指示報知および第2通常指示
報知を行い、第1特別図柄の変動が行われないときには第1通常指示報知および第2通常
指示報知よりも視認性の低い第1縮小指示報知および第2縮小指示報知を行うようになっ
ている。
トである。図59に示すタイミングチャートは、大当り遊技状態の制御の有無、第1KT
フラグのセットの有無、普通図柄変動の実行の有無、可変入賞球装置15の開放の有無、
第2特別図柄の変動の有無、および特殊可変入賞球装置22の開放の有無についてタイミ
ング毎に示している。
、普通図柄の変動時間として1.0秒が、普通図柄の変動停止時間として0.2秒が、普
通図柄が当りである場合に可変入賞球装置15の開放前の時間として2.6秒が、可変入
賞球装置15の開放時間として0.2秒が、それぞれ設定される。このとき、大当り遊技
状態に制御されている間の可変入賞球装置15の閉鎖期間は、普通図柄の変動時間である
1.0秒と、普通図柄の図柄確定期間である0.2秒と、可変入賞球装置15の開放前の
時間である2.6秒とを足し合わせた3.8秒である。なお、大当り遊技状態に制御され
ている間は特別図柄の変動や特殊可変入賞球装置22の開放制御は行われない。
通図柄の変動時間として0.2秒が、普通図柄の変動停止時間として0.2秒が、普通図
柄が当りである場合に可変入賞球装置15の開放前の時間として0.1秒が、可変入賞球
装置15の開放時間として5.5秒が、それぞれ設定される。このとき、大当り遊技状態
に制御されている間の可変入賞球装置15の閉鎖期間は、普通図柄の変動時間である0.
2秒と、普通図柄の図柄確定期間である0.2秒と、可変入賞球装置15の開放前の時間
である0.1秒とを足し合わせた0.5秒である。また、第1KT状態に制御されてから
1回目の第2特別図柄の変動時間として7.0秒が、小当り時の特殊可変入賞球装置22
の開放時間として0.8秒が、第1KT状態に制御されてから2回目以降の第2特別図柄
の変動時間として1.0秒(第2保留記憶数≧1であるとする)が、それぞれ設定される
。
8秒)よりも、第1KT状態に制御されてから1回目の第2特別図柄の変動時間(7.0
秒)の方が長くなっている。これは、例えば、タイミングT0の直前に可変入賞球装置1
5の開放前の待機が開始された場合に、最大で2.6秒間に亘り可変入賞球装置15が閉
鎖されることが想定され、仮に第1KT状態に制御されてから1回目の第2特別図柄の変
動時間が短すぎると、可変入賞球装置15が閉鎖している間に特殊可変入賞球装置22が
開放状態に制御されてしまい、第1KT状態であるにもかかわらず特殊可変入賞球装置2
2に遊技球が入賞することが考えられる。そこで、可変入賞球装置15が閉鎖制御されて
いる間は特殊可変入賞球装置22が開放制御されることがないよう、第2特別図柄の変動
時間を長くしたものである。
いた遊技を実行可能な遊技機であって、遊技媒体が流下する流下経路のうち所定経路(本
例では、遊技領域7の右方)に設けられ、遊技媒体が通過可能な特定領域(本例では、作
動ゲート17)と、所定条件(本例では、大当り図柄が停止表示すること)が成立した後
に、特定領域を遊技媒体が通過したことにもとづいて遊技者にとって有利な有利状態(本
例では、大当り遊技状態)に制御可能であり(本例では、遊技制御用マイクロコンピュー
タ560におけるステップS2501のYである場合にステップS305〜S307,S
355〜S357を実行する部分)、遊技者にとって有利であり有利状態とは異なる所定
状態(本例では、小当り遊技状態)に制御可能であり(本例では、遊技制御用マイクロコ
ンピュータ560におけるステップS358〜S360を実行する部分)、通常状態より
も所定状態に制御される頻度を高めた特別状態(本例では、KT状態)に制御可能であり
(本例では、遊技制御用マイクロコンピュータ560におけるステップS2208A,S
2211A,S2209B,S2210B,S2213B,S2214Bを実行する部分
)、所定条件が成立したことにもとづいて所定経路への遊技媒体の発射を促進する所定促
進報知(本例では、第1指示報知)を実行し、該所定促進報知の実行から所定期間(本例
では、10秒)が経過した後に特定領域への遊技媒体の発射を促進する特定促進報知(本
例では、第2指示報知)を実行可能である(本例では、演出制御用マイクロコンピュータ
200におけるステップS4404,S4405,S4604,S4605を実行する部
分)こととした。これにより、演出の煩雑さを抑制しつつ、有利状態に制御する契機を適
切に報知することができる。
状態に制御可能であるとともに、所定条件(例えば、大当りとなることを示す大当り図柄
を停止表示すること)が成立した後に、特定領域を遊技媒体が通過することを契機として
有利状態(大当り遊技状態)に制御する遊技機が記載されており、該遊技機では、有利状
態に制御する契機を適切に報知することが好ましいが、所定条件が成立する度に特定領域
への遊技媒体の発射を促す報知を行うと演出が煩雑になる虞があった。そこで、本実施の
形態のように構成することにより、演出の煩雑さを抑制しつつ、有利状態に制御する契機
を適切に報知することができる。
止表示される場合、通常状態における第2特別図柄の変動時間は長くなっているため、第
2特別図柄の変動が終了することを待たずに遊技者が休憩などの理由から離席することが
想定される。そこで、本実施の形態のように構成することにより、大当り遊技状態に制御
する契機を適切に報知することにより、休憩中に大当り遊技状態とならないよう制御する
ことができる。
らず大当り図柄が停止表示されることを条件として大当り遊技状態に制御する構成の遊技
機が存在するが、遊技者は、遊技球の無駄打ちの抑制を目的として、大当り図柄が停止表
示されてから大当り遊技状態が開始されるまで(大入賞口が開放されるまで)待機してか
ら遊技球の打ち出しを行うことがある。そういった遊技者は、作動ゲート17を遊技球が
通過することを条件に大当り遊技状態に移行する遊技機においても同様に、大当り図柄が
停止表示されてから大当り遊技状態が開始されるまで遊技球の打ち出しを待機しようとす
ることがあり、その場合は大当り遊技状態が開始されないこととなる。そこで、上述した
構成とすることにより、そういった遊技者に対しても大当り遊技状態に制御する契機を適
切に報知することができる。
。具体的に、演出表示装置9以外の演出部材(例えば、スピーカ27、遊技効果ランプ9
や装飾用LED等の発光部材)を用いた演出を所定促進報知および特定促進報知としても
よい。また、所定促進報知および特定促進報知として複数の演出部材を用いた演出を行う
こととしてもよい。また、所定促進報知および特定促進報知として用いる演出部材はそれ
ぞれ異なることとしてもよい。例えば、所定促進報知では遊技効果ランプ9を発光させ、
特定促進報知では演出表示装置9に所定画面を表示することとしてもよい。
(本例では、大当り信号1、大当り信号2)を外部出力可能であり(本例では、遊技制御
用マイクロコンピュータ560におけるステップS2015Xおよび第2特別図柄停止処
理でステップS2015Xと同様の処理を実行する部分)、所定条件が成立したことにも
とづいて有利状態信号を外部出力可能である(本例では、遊技制御用マイクロコンピュー
タ560は、第1特別図柄停止処理および第2特別図柄停止処理においてステップS25
01を実行する前にステップS2015Xを実行する)こととした。これにより、遊技者
がいない無人の遊技機において有利状態となったことを遊技店員に報知することができ、
遊技機の初期化を促進することができる。
件が成立している場合、その旨を報知可能であることとしてもよい(本例では、遊技制御
用マイクロコンピュータ560は、大当り図柄を停止表示してから遊技球が作動ゲート1
7を通過する前に電源が切断されるときに、現在の状況(作動ゲート17への遊技球の通
過を待機している状況)に関する情報(本例では、第1ゲート通過待ち処理に対応する特
別図柄プロセスフラグの値である「8」)をバックアップしておき、電源投入時に該情報
がバックアップされていた場合には所定コマンドを演出制御用マイクロコンピュータ20
0に送信し、演出制御用マイクロコンピュータ200は該所定コマンドを受信したときに
第1指示報知、第2指示報知、または電源投入時にのみ実行し得る演出を実行することに
より所定条件の成立を報知することとしてもよい)。これにより、有利状態に制御する契
機を適切に報知することができる。
態様にて特定促進報知を実行可能であることとしてもよい(本例では、演出制御用マイク
ロコンピュータ200は、発生する大当り種別や遊技状態に応じて異なる態様にて第2指
示報知を実行することとしてもよい)。これにより、有利状態に制御する契機を状況に応
じて適切に報知することができる。
味方キャラクタと敵キャラクタとが対決するバトル演出を行い、対決の勝敗が示される前
に大当り図柄を停止表示するとともに「ゲートを狙え」の表示を行い、その後の大当り遊
技状態においては大当り演出としてバトル演出の続きを行う(すなわち、変動演出と大当
り演出とが一連のバトル演出となっている)こととしてもよい。その際、有利な種別の大
当り(例えば、ラウンド数が多い大当り、大入賞口の開放期間が長い大当り、確変状態に
移行する大当り、KT状態に移行する大当り)となっていればバトルに勝利し、不利な種
別の大当り(例えば、ラウンド数が少ない大当り、大入賞口の開放期間が短い大当り、確
変状態に移行しない大当り、KT状態に移行しない大当り)となっていればバトルに敗北
することとしてもよい。
)の可変表示および第2識別情報(本例では、第2特別図柄)の可変表示を実行可能であ
り(本例では、遊技制御用マイクロコンピュータ560におけるステップS26A,S2
6Bを実行する部分)、第1識別情報の可変表示に対応する第1演出識別情報(本例では
、第1飾り図柄)の可変表示を実行して表示結果を導出表示可能であるとともに、第2識
別情報(本例では、第2特別図柄)の可変表示に対応する第2演出識別情報(本例では、
第2飾り図柄)の可変表示を実行して表示結果を導出表示可能であり(本例では、演出制
御用マイクロコンピュータ200におけるステップS705A,S705Bを実行する部
分)、通常状態においては、第2演出識別情報の可変表示を視認困難とするとともに、第
2演出識別情報の可変表示の表示結果を視認容易とすることとしてもよい(本例では、演
出制御用マイクロコンピュータ200は、通常状態においては第2特別図柄の変動中は第
2飾り図柄を消去するとともに、第2特別図柄の停止表示時は第2飾り図柄を表示するこ
ととしてもよい)。これにより、通常状態において第1識別情報の可変表示に注目させる
ことができる。
表示についても視認困難とすることとしてもよい。
る。
)を用いた遊技を実行可能な遊技機であって、遊技媒体が通過可能な特定領域(本例では
、作動ゲート17)と、第1識別情報(本例では、第1特別図柄)の可変表示および第2
識別情報(本例では、第2特別図柄)の可変表示を実行可能であるとともに、第1識別情
報および第2識別情報のいずれか一方の可変表示の実行中に第1識別情報および第2識別
情報の他方の可変表示を実行可能であり(本例では、遊技制御用マイクロコンピュータ5
60におけるステップS26A,S26Bを実行することにより、第1特別図柄の変動表
示と第2特別図柄の変動表示とを並行して実行可能である部分)、所定条件(本例では、
大当り図柄が停止表示すること)が成立した後に、特定領域を遊技媒体が通過したことに
もとづいて遊技者にとって有利な有利状態(本例では、大当り遊技状態)に制御可能であ
り(本例では、遊技制御用マイクロコンピュータ560におけるステップS2501のY
である場合にステップS305〜S307,S355〜S357を実行する部分)、遊技
者にとって有利であり有利状態とは異なる所定状態(本例では、小当り遊技状態)に制御
可能であり(本例では、遊技制御用マイクロコンピュータ560におけるステップS35
8〜S360を実行する部分)、通常状態よりも所定状態に制御される頻度を高めた特別
状態(本例では、KT状態)に制御可能であり(本例では、遊技制御用マイクロコンピュ
ータ560におけるステップS2208A,S2211A,S2209B,S2210B
,S2213B,S2214Bを実行する部分)、所定条件が成立したことにもとづいて
、特定領域への遊技媒体の発射を促進する特定促進報知(本例では、第2指示報知)を実
行可能であり(本例では、演出制御用マイクロコンピュータ200におけるステップS4
604,S4605を実行する部分)、遊技者が不在であることに対応する不在条件(本
例では、通常状態であるにもかかわらず第1特別図柄の変動を実行しないこと)を満たし
ていないときに第2識別情報の可変表示により所定条件が成立したことにもとづいて、所
定態様にて特定促進報知を実行し(本例では、第2通常指示報知を行い)、不在条件を満
たしているときに第2識別情報の可変表示により所定条件が成立したことにもとづいて、
所定態様よりも視認性の低い特殊態様にて特定促進報知を実行する(本例では、第2縮小
指示報知を行う)。これにより、不在条件が成立していることを考慮して、特定領域への
遊技媒体の発射を促進する特定促進報知を適切に行うことができる。
状態に制御可能であるとともに、所定条件(例えば、大当りとなることを示す大当り図柄
を停止表示すること)が成立した後に、特定領域を遊技媒体が通過することを契機として
有利状態(大当り遊技状態)に制御する遊技機が記載されているが、該遊技機では、特定
領域への遊技媒体の発射を促進する特定促進報知を適切に行うことができない虞があった
。そこで、本実施の形態のように構成することにより、不在条件が成立していることを考
慮して、特定領域への遊技媒体の発射を促進する特定促進報知を適切に行うことができる
。
知(演出表示装置9の表示領域の全てにおける報知)を行う遊技機である場合には、最後
に遊技をおこなっていた最終遊技者は既に遊技を終了した状況であるにもかかわらず、他
の遊技者は該最終遊技者が一時的に離席しており、該遊技機の遊技を行った場合にはトラ
ブルに発展するかもしれないと考え、新たな遊技者が該遊技機にて遊技を行うことを敬遠
してしまうことが考えられる。そこで、本実施の形態に示した遊技機のように、状況に応
じた態様にて特定促進報知を行うことにより新たな遊技者による敬遠意識を排除すること
ができ、遊技機の稼働を促進することができる。
状態)を享受しようとする者が存在し、こういった行為が行われたのでは遊技の公平性に
欠けることとなる。そこで、本実施の形態に示したように、不在条件を満たしているとき
(遊技者がいないとき)には不在条件を満たしていないとき(遊技者がいるとき)よりも
視認性の低い特殊態様にて特定促進報知を実行することにより、有利な状況となる手前の
段階であることを認識されにくくし、遊技の公平性を担保することができる。
ないことを「不在条件」とした(正確には、通常状態において第1特別図柄の変動が開始
されたときに、不在条件を満たさなくなったものとみなす)が、これに限るものではない
。例えば、遊技者が打球操作ハンドル(操作ノブ)5に触れていないことや、いずれかの
領域(作動ゲート17、ゲート32、第1始動入賞口13、第2始動入賞口14、大入賞
口、特殊入賞口24)への遊技球の通過を所定期間検知しないことを「不在条件」として
もよい。また、例えば、客待ちデモ指定コマンドを受信してから所定期間(例えば、2分
)経過するまでに始動入賞が発生しないことを「不在条件」としてもよい。
報知が行われているか否かにかかわらず不在条件を満たしていることを示す不在演出(本
例では、第1デモ表示)を実行可能である(本例では、演出制御用マイクロコンピュータ
200におけるステップS4716を実行する部分)こととした。これにより、適切に遊
技者の遊技を促すことができる。
、10分)が経過したことを条件として、消費される電力を減少させる節電状態に制御さ
れるものであってもよい。節電状態では、スピーカ27から出力する音量を小さくしたり
、画像表示装置5の輝度を低下させたり、遊技効果ランプ9や装飾用LEDの光量を低下
させたりすることにより各演出部材において消費される電力が減少するものである。
制御用マイクロコンピュータ560)と、遊技制御手段から送信される情報にもとづいて
演出の実行を制御する演出制御手段(本例では、演出制御用マイクロコンピュータ200
)とを備え、遊技制御手段は、第1識別情報にもとづいて不在条件が成立しているか否か
を示す第1不在情報(本例では、第1客待ちデモ表示指定コマンド)と、第2識別情報に
もとづいて不在条件が成立しているか否かを示す第2不在情報(本例では、第2客待ちデ
モ表示指定コマンド)とを送信可能である(本例では、遊技制御用マイクロコンピュータ
560におけるステップS51A,S51Bを実行する部分)こととした。これにより、
状況に応じた適切な演出を実行することができる。
示す第1客待ちデモ表示指定コマンドと、第2特別図柄にもとづいて不在条件が成立して
いるか否かを示す第2客待ちデモ表示指定コマンドとをそれぞれ別個に設けることとした
が、これに限るものではなく、第1特別図柄にもとづいて不在条件が成立しているか否か
を示すコマンド、および第2特別図柄にもとづいて不在条件が成立しているか否かを示す
コマンドとして、共通のコマンドを設けることとしてもよい。例えば、通常状態では第1
保留記憶が記憶されていない状態で第1特別図柄の変動が行われていないときに(第2特
別図柄の変動の有無や第2保留記憶の有無とはかかわりなく)該共通のコマンドを送信し
、KT状態では第2保留記憶が記憶されていない状態で第2特別図柄の変動が行われてい
ないときに(第1特別図柄の変動の有無や第1保留記憶の有無とはかかわりなく)該共通
のコマンドを送信することとしてもよい。
から送信される情報にもとづいて演出の実行を制御する演出制御手段とを備え、遊技制御
手段は、特別状態に制御されているか否かを示す特別状態制御情報(本例では、背景指定
コマンド)と、不在条件が成立しているか否かを示す不在情報(本例では、第1客待ちデ
モ表示指定コマンド、第2客待ちデモ表示指定コマンド)とを送信可能であり(本例では
、遊技制御用マイクロコンピュータ560におけるステップS51A,S51B,S60
A,S60Bを実行する部分)、演出制御手段は、特別状態制御情報と不在情報とにもと
づいて不在条件を満たしていることを示す不在演出を実行可能である(本例では、演出制
御用マイクロコンピュータ200におけるステップS4502において、背景指定コマン
ドおよび客待ちデモ表示指定コマンドにもとづいて客待ちデモ表示を実行可能な部分)こ
ととした。これにより、状況に応じた適切な演出を実行することができる。
するか否かを示す情報を保留記憶(本例では、第2保留記憶)として記憶可能な保留記憶
手段(本例では、第2保留記憶バッファ)を備え、有利状態に制御することを示す有利報
知演出(本例では、大当り演出)を実行可能であり(本例では、演出制御用マイクロコン
ピュータ200におけるステップS904〜S907を実行する部分)、有利状態に制御
する第1識別情報の可変表示の実行中に、有利状態に制御することを示す保留記憶に対応
する第2識別情報の可変表示が開始された場合、第2識別情報の可変表示に対応する有利
報知演出を実行しない(本例では、遊技制御用マイクロコンピュータ560がステップS
64BBのYである場合にステップS65B以降の処理を行わないことで、大当り乱数が
第2保留記憶として記憶されていた場合であっても該第2保留記憶に対する変動を強制的
にはずれとし、演出制御用マイクロコンピュータ200は第2識別情報に関する大当り演
出を実行しない)。これにより、状況に応じた適切な演出を実行することができる。
って、第1識別情報(本例では、第1特別図柄)の可変表示および第2識別情報(本例で
は、第2特別図柄)の可変表示を実行可能であるとともに、第1識別情報および第2識別
情報のいずれか一方の可変表示の実行中に第1識別情報および第2識別情報の他方の可変
表示を実行可能であり(本例では、遊技制御用マイクロコンピュータ560におけるステ
ップS26A,S26Bを実行することにより、第1特別図柄の変動表示と第2特別図柄
の変動表示とを並行して実行可能である部分)、第1識別情報の可変表示および第2識別
情報の可変表示のいずれか一方の表示結果として特定表示結果(本例では、大当り図柄)
が導出表示されることにもとづいて遊技者にとって有利な有利状態(本例では、大当り遊
技状態)に制御可能であり(本例では、遊技制御用マイクロコンピュータ560における
ステップS305〜S307,S355〜S357を実行する部分)、第1識別情報の可
変表示および第2識別情報の可変表示のいずれか一方の表示結果として所定表示結果(本
例では、小当り図柄)が導出表示されることにもとづいて遊技者にとって有利であり有利
状態とは異なる所定状態(本例では、小当り遊技状態)に制御可能であり(本例では、遊
技制御用マイクロコンピュータ560におけるステップS358〜S360を実行する部
分)、通常状態よりも所定状態に制御される頻度を高めた特別状態(本例では、KT状態
)に制御可能であり(本例では、遊技制御用マイクロコンピュータ560におけるステッ
プS2208A,S2211A,S2209B,S2210B,S2213B,S221
4Bを実行する部分)、所定条件が成立する旨を報知する報知演出(本例では、大当り準
備中表示)を実行可能であり(本例では、演出制御用マイクロコンピュータ200におけ
るステップS5003を実行する部分)通常状態において遊技者が不在であることに対応
する不在条件を満たしていないときに第2識別情報の可変表示により所定条件が成立した
ことにもとづいて、報知演出を実行可能であり(本例では、演出制御用マイクロコンピュ
ータ200はステップS5000のY,S5001のY,S5002のYである場合にS
5003を実行し)、通常状態において不在条件を満たしているときに第2識別情報の可
変表示により所定条件が成立したことにもとづいて、報知演出の実行を制限する(本例で
は、演出制御用マイクロコンピュータ200はステップS5000のY,S5001のY
,S5002のNである場合にS5003を実行しない)。これにより、不在条件が成立
していることを考慮して、所定条件が成立した旨の報知を適切に行うことができる。
状態に制御可能であるとともに、所定条件(例えば、大当りとなることを示す大当り図柄
を停止表示すること)が成立した後に、特定領域を遊技媒体が通過することを契機として
有利状態(大当り遊技状態)に制御する遊技機が記載されているが、該遊技機では、所定
条件が成立した旨の報知を適切に行うことができない虞があった。そこで、本実施の形態
のように構成することにより、不在条件が成立していることを考慮して、所定条件が成立
した旨の報知を適切に行うことができる。
い態様にて実行する(例えば、通常より小さい画像や濃度の薄い画像を用いて報知演出を
実行したり、通常より小さい音量にて音声を出力する報知演出を実行する)ことを含む概
念である。
置9以外の演出部材(例えば、スピーカ27、遊技効果ランプ9や装飾用LED等の発光
部材)を用いた演出を報知演出としてもよい。また、報知演出として複数の演出部材を用
いた演出を行うこととしてもよい。
態(本例では、大当り遊技状態)に制御可能な遊技機であって、遊技媒体(本例では、遊
技球)が進入可能な進入有利状態(本例では、開状態)と遊技媒体が進入不能または困難
な進入不利状態(本例では、閉状態)とに変化可能な可変始動装置(本例では、可変入賞
球装置15)と、可変始動装置の下流側に設けられ、進入有利状態と進入不利状態とに変
化可能な所定可変装置(本例では、特殊可変入賞球装置22)とを備え、可変始動装置を
進入有利状態または進入不利状態に変化制御可能であり(本例では、遊技制御用マイクロ
コンピュータ560におけるステップS5103を実行する部分)、第1識別情報(本例
では、第1特別図柄)の可変表示を実行可能であるとともに、可変始動装置に遊技媒体が
進入したことにもとづいて第2識別情報(本例では、第2特別図柄)の可変表示を実行可
能であり(本例では、遊技制御用マイクロコンピュータ560におけるステップS26A
,S26Bを実行する部分)、第2識別情報の可変表示に関する情報を保留記憶(本例で
は、第2保留記憶)として記憶可能な保留記憶手段(本例では、第2保留記憶バッファ)
を備え、第1識別情報の可変表示および第2識別情報の可変表示のいずれか一方の表示結
果が所定表示結果(本例では、小当り図柄)となったことにもとづいて、所定可変装置を
進入有利状態に変化させる所定状態(本例では、小当り遊技状態)に制御可能であり(本
例では、遊技制御用マイクロコンピュータ560におけるステップS358〜S360を
実行する部分)、通常状態よりも所定状態に制御される頻度を高めた特別状態(本例では
、KT状態)に制御可能であり(本例では、遊技制御用マイクロコンピュータ560にお
けるステップS2208A,S2211A,S2209B,S2210B,S2213B
,S2214Bを実行する部分)特別状態として、第1特別状態(本例では、高確率/第
1KT状態)と、該第1特別状態よりも有利度合いが高い第2特別状態(本例では、高確
率/第2KT状態)とに制御可能であり、有利状態に制御されているとき、第1特別状態
に制御されているときよりも長い特定期間に亘って可変始動装置を進入不利状態に変化制
御可能であり(本例では、遊技制御用マイクロコンピュータ560におけるステップS2
6Cを実行することにより、図59に示すように、大当り遊技状態においては可変入賞球
装置15を3.8秒閉鎖状態に制御し、第1KT状態においては可変入賞球装置15を0
.5秒閉鎖状態に制御する部分)、第1特別状態に制御されて最初の第2識別情報の可変
表示としては、保留記憶手段に記憶されている保留記憶数にかかわらず第1期間の可変表
示を実行可能であり(本例では、遊技制御用マイクロコンピュータ560は、第1KT状
態に制御されて1回目の変動では図13(D)または図14(G)に示す変動パターンテ
ーブルを用いて変動パターンを決定することにより保留記憶数にかかわらず7.0秒に亘
り第2特別図柄の変動を実行可能であり)、第1特別状態に制御されて2回目以降の第2
識別情報の可変表示としては、第1特別状態において保留記憶手段に記憶されている保留
記憶数が所定数以上である場合、第1期間よりも短い第2期間の可変表示を実行可能であ
る(本例では、遊技制御用マイクロコンピュータ560は、第1KT状態に制御されて2
回目以降の変動では図13(E)または図14(H)に示す変動パターンテーブルを用い
て変動パターンを決定することにより第2保留記憶数が1以上であれば1.0秒(第1K
T状態に制御されて1回目の変動時間7.0秒よりも短い時間)に亘り第2特別図柄の変
動を実行可能である)。これにより、特別状態における興趣を向上させることができる。
と遊技媒体が進入不能または困難な進入不利状態とに変化可能な可変始動装置(アタッカ
ー)を備え、小当り遊技状態において所定可変装置を進入有利状態に変化させる遊技機で
あって、小当り遊技状態に制御される頻度を高めた特別状態に制御可能であり、所定可変
装置が進入不利状態に制御されているときに該所定可変装置上を流下する遊技球を遅延さ
せることにより、小当り遊技状態において所定可変装置へ遊技媒体が進入しやすくし、特
別状態における有利度合いを高めた遊技機が記載されているが、該遊技機では、特別状態
における遊技性が単調であり、興趣が不十分であった。そこで、本実施の形態のように構
成することにより、特別状態における興趣を向上させることができる。
くなるものの可変入賞球装置15の開放時間を長くすることによって実際には特殊可変入
賞球装置22内の特殊入賞口24には滅多に入賞しないように設定されているが、低確率
/第1KT状態に移行した直後の状態では可変入賞球装置15や特殊可変入賞球装置22
の底面部材上にある程度の遊技球が溜まっている可能性があり、直ちに特殊可変入賞球装
置22を開状態に制御してしまったのでは、相当数の遊技球が特殊入賞口24に入賞して
しまう可能性がある。そこで、第1KT状態の1変動目では、少なくとも7秒の変動時間
を確保することによって、第1KT状態に移行する前から可変入賞球装置15や特殊可変
入賞球装置22の底面部材上に溜まっている遊技球が全て落下するまでに十分な時間が経
過してから特殊可変入賞球装置22を開状態に制御して特殊入賞口24への入賞を可能と
することにより、第1KT状態において想定以上の賞球が得られるような事態が生じるこ
とを防止している。
一部の特別状態(第1KT状態)における所定可変装置(特殊可変入賞球装置22)への
遊技球の進入を抑制させることができる。従って、該一部の特別状態(第1KT状態)を
有利度合いの低い特別状態とすることができ、複数の特別状態の有利度合いを異ならせる
ことを実現することができる。
表示としては、保留記憶手段に記憶されている保留記憶数にかかわらず特定期間よりも長
い第1期間の可変表示を実行可能であり(本例では、遊技制御用マイクロコンピュータ5
60は、第1KT状態に制御されて1回目の変動では図13(D)または図14(G)に
示す変動パターンテーブルを用いて変動パターンを決定することにより保留記憶数にかか
わらず7.0秒(大当り遊技状態における可変入賞球装置15の閉鎖時間3.8秒よりも
長い時間)に亘り第2特別図柄の変動を実行可能であり)、第1特別状態に制御されて2
回目以降の第2識別情報の可変表示としては、第1特別状態において保留記憶手段に記憶
されている保留記憶数が所定数以上である場合、特定期間よりも短い第2期間の可変表示
を実行可能である(本例では、遊技制御用マイクロコンピュータ560は、第1KT状態
に制御されて2回目以降の変動では図13(E)または図14(H)に示す変動パターン
テーブルを用いて変動パターンを決定することにより第2保留記憶数が1以上でれあれば
1.0秒(大当り遊技状態における可変入賞球装置15の閉鎖時間3.8秒よりも短い時
間)に亘り第2特別図柄の変動を実行可能である)。これにより、特別状態における興趣
を向上させることができる。
2特別状態に制御されてから何回目の第2識別情報の可変表示であるにかかわらず、保留
記憶手段に記憶されている保留記憶数にもとづいて異なる変動時間にて第2識別情報の可
変表示を実行することとしてもよい(本例では、遊技制御用マイクロコンピュータ560
は、第2KT状態において第2特別図柄の変動を行う場合、第2KT状態に制御されてか
ら実行した変動回数にかかわらず、第2保留記憶数が1以上であれば1秒に亘って第2特
別図柄の変動を行い、第2保留記憶数が0であれば3秒に亘って第2特別図柄の変動を行
うこととしてもよい。)。これにより、特別状態における興趣を向上させることができる
。
別図柄、第2特別図柄)の可変表示を行い、遊技者にとって有利な有利状態(本例では、
大当り遊技状態)に制御可能な遊技機であって、遊技媒体(本例では、遊技球)が通過可
能な特別領域(本例では、ゲート32)と、遊技媒体が進入可能な進入有利状態(本例で
は、開状態)と遊技媒体が進入不能または困難な進入不利状態(本例では、閉状態)とに
変化可能な可変始動装置(本例では、可変入賞球装置15)と、可変始動装置の下流側に
設けられ、進入有利状態と進入不利状態とに変化可能な所定可変装置(本例では、特殊可
変入賞球装置22)とを備え、特別領域を遊技媒体が通過したことにもとづいて普通識別
情報(本例では、普通図柄)の可変表示を実行可能であり(本例では、遊技制御用マイク
ロコンピュータ560におけるステップS5100〜S5102を実行する部分)、普通
識別情報の可変表示にもとづいて可変始動装置を進入有利状態に変化させることが可能で
あり(本例では、遊技制御用マイクロコンピュータ560におけるステップS5103を
実行する部分)、可変始動装置に遊技媒体が進入したことにもとづいて識別情報の可変表
示を実行可能であり(本例では、遊技制御用マイクロコンピュータ560におけるステッ
プS26Bを実行する部分)、識別情報の可変表示の表示結果が所定表示結果(本例では
、小当り図柄)となったことにもとづいて、所定可変装置を進入有利状態に変化させる所
定状態(本例では、小当り遊技状態)に制御可能であり(本例では、遊技制御用マイクロ
コンピュータ560におけるステップS358〜S360を実行する部分)、所定状態に
制御される頻度を高めた特別状態(本例では、KT状態)に制御可能であり(本例では、
遊技制御用マイクロコンピュータ560におけるステップS2208A,S2211A,
S2209B,S2210B,S2213B,S2214Bを実行する部分)特別状態と
して、第1特別状態(本例では、高確率/第1KT状態)と、該第1特別状態よりも有利
度合いが高い第2特別状態(本例では、高確率/第2KT状態)とに制御可能であり、第
1特別状態では、普通識別情報の可変表示が行われていないときに特別領域を通過した遊
技媒体が可変始動装置に進入可能となるように可変始動装置を制御する(本例では、遊技
球がゲート32を通過してから可変入賞球装置15に到達するまでの最短所要時間が0.
6秒であり、第1KT状態では遊技球がゲート32を通過してから0.5秒後に可変入賞
球装置15を開放状態に制御することにより、第1KT状態において一の遊技球がゲート
32を通過した場合に可変入賞球装置15が開放状態に制御された場合、該一の遊技球が
そのまま可変入賞球装置15に入賞可能となっている)。これにより、特別状態における
興趣を向上させることができる。
と遊技媒体が進入不能または困難な進入不利状態とに変化可能な可変始動装置(アタッカ
ー)を備え、小当り遊技状態において所定可変装置を進入有利状態に変化させる遊技機で
あって、小当り遊技状態に制御される頻度を高めた特別状態に制御可能であり、所定可変
装置が進入不利状態に制御されているときに該所定可変装置上を流下する遊技球を遅延さ
せることにより、小当り遊技状態において所定可変装置へ遊技媒体が進入しやすくし、特
別状態における有利度合いを高めた遊技機が記載されているが、該遊技機では、特別状態
における遊技性が単調であり、興趣が不十分であった。そこで、本実施の形態のように構
成することにより、特別状態における興趣を向上させることができる。
時間が0.2秒と短い時間に設定されている。これは、例えば、第1KT状態において比
較的変動時間が長い第2特別図柄の変動表示が実行される場合に、普通図柄が変動停止中
であり且つ普通図柄の保留記憶がない状態では可変入賞球装置15が閉鎖状態となってお
り、第2特別図柄の変動停止タイミングを狙った攻略が可能となってしまうためである(
小当りとなった場合に、普通図柄の変動時間が長いとゲート32を通過した遊技球が可変
入賞球装置15や特殊可変入賞球装置22に到達するまでに可変入賞球装置15が開放せ
ず、特殊入賞口24の入賞が可能となってしまう)。これに対して、この実施の形態では
、普通図柄の変動時間を短くすることにより、遊技球がゲート32を通過してから可変入
賞球装置15に到達する前に可変入賞球装置15の開放が開始されるように設定されてい
るので、第1KT状態において第2特別図柄の変動表示にもとづく小当り発生タイミング
を狙った発射操作による攻略要素を排除することができる。
一部の特別状態(第1KT状態)における所定可変装置(特殊可変入賞球装置22)への
遊技球の進入を抑制させることができる。従って、該一部の特別状態(第1KT状態)を
有利度合いの低い特別状態とすることができ、複数の特別状態の有利度合いを異ならせる
ことを実現することができる。
って可変始動装置を進入不利状態に制御し(本例では、遊技制御用マイクロコンピュータ
560は、図15(1)に示すように第1KT状態では可変入賞球装置15を0.5秒間
に亘り閉鎖状態に制御し、図15(2)に示すように第2KT状態では可変入賞球装置1
5を3.8秒間に亘り閉鎖状態に制御し)、普通識別情報の可変表示が行われていないと
きに特別領域を通過した遊技媒体が可変始動装置に進入困難となるように可変始動装置を
制御する(本例では、遊技球がゲート32を通過してから可変入賞球装置15に到達する
までの最短所要時間が0.6秒であり、該遊技球が可変入賞球装置15上を流下する時間
が0.5秒であり、第2KT状態では可変入賞球装置15を3.8秒間に亘り閉鎖状態に
制御することから、第2KT状態において一の遊技球がゲート32を通過した場合に可変
入賞球装置15が開放状態に制御された場合、該一の遊技球がそのまま可変入賞球装置1
5に入賞困難となっている)。これにより、第2特別状態において遊技者に利益を与えや
すくすることができる。
が長い構成とすることにより、第2KT状態の方が第1KT状態よりも長い期間に亘って
可変入賞球装置15を閉鎖状態に制御することを実現することとしたが、他の制御によっ
て第2KT状態の方が第1KT状態よりも長い期間に亘って可変入賞球装置15を閉鎖状
態に制御することを実現してもよい。
することにより、第2KT状態の方が第1KT状態よりも長い期間に亘って可変入賞球装
置15を閉鎖状態に制御することを実現してもよい。
、普通図柄が当りである場合に可変入賞球装置15を開放状態に制御するまでの待機時間
(図38に示す普通電動役物開放前時間)が長い構成とすることにより、第2KT状態の
方が第1KT状態よりも長い期間に亘って可変入賞球装置15を閉鎖状態に制御すること
を実現してもよい。
である場合に可変入賞球装置15を開放状態に制御するまでの待機時間のうち複数の時間
の調整を組み合わせて行うことにより、第2KT状態の方が第1KT状態よりも長い期間
に亘って可変入賞球装置15を閉鎖状態に制御することを実現してもよい。
可変始動装置を進入不利状態に制御し(本例では、遊技制御用マイクロコンピュータ56
0は、図15(1)に示すように第1KT状態では可変入賞球装置15を0.5秒間に亘
り閉鎖状態に制御し、通常状態では第2KT状態と同様に可変入賞球装置15を3.8秒
間に亘り閉鎖状態に制御し)、普通識別情報の可変表示が行われていないときに特別領域
を通過した遊技媒体が可変始動装置に進入困難となるように可変始動装置を制御する(本
例では、遊技球がゲート32を通過してから可変入賞球装置15に到達するまでの最短所
要時間が0.6秒であり、該遊技球が可変入賞球装置15上を流下する時間が0.5秒で
あり、通常状態では可変入賞球装置15を3.8秒間に亘り閉鎖状態に制御することから
、通常状態において一の遊技球がゲート32を通過した場合に可変入賞球装置15が開放
状態に制御された場合、該一の遊技球がそのまま可変入賞球装置15に入賞困難となって
いる)。これにより、通常状態において特別領域を狙って遊技媒体が打ち出されること(
右打ち)を防止することができる。
い構成とすることにより、通常状態の方が第1KT状態よりも長い期間に亘って可変入賞
球装置15を閉鎖状態に制御することを実現することとしたが、他の制御によって通常状
態の方が第1KT状態よりも長い期間に亘って可変入賞球装置15を閉鎖状態に制御する
ことを実現してもよい。
ことにより、通常状態の方が第1KT状態よりも長い期間に亘って可変入賞球装置15を
閉鎖状態に制御することを実現してもよい。
通図柄が当りである場合に可変入賞球装置15を開放状態に制御するまでの待機時間(図
38に示す普通電動役物開放前時間)が長い構成とすることにより、通常状態の方が第1
KT状態よりも長い期間に亘って可変入賞球装置15を閉鎖状態に制御することを実現し
てもよい。
である場合に可変入賞球装置15を開放状態に制御するまでの待機時間のうち複数の時間
の調整を組み合わせて行うことにより、通常状態の方が第1KT状態よりも長い期間に亘
って可変入賞球装置15を閉鎖状態に制御することを実現してもよい。
得ない構成としたが、これに限るものではなく、第1特別図柄が小当り図柄で停止表示し
たことにもとづいて小当り遊技状態に制御可能な構成としてもよい。その場合、第1特別
図柄の小当り変動が行われているときに第2特別図柄の変動が開始されるときには、第2
特別図柄を強制的にはずれとすることとしてもよい。
れる場合を除いて大当りまたは小当りとなる(通常のはずれにならない)構成としたが、
これに限るものではなく、第2特別図柄の変動が行われたときであっても通常のはずれと
なり得ることとしてもよい。例えば、小当り割合を1/2とすることによりはずれとなり
得る構成とし、小当りが連続するとき(1回目の小当り変動の後に大当り変動またははず
れ変動が行われることなく2回目の小当り変動が行われるとき)には、小当りが連続しな
いとき(小当りの次の変動が大当りまたははずれであるとき)には実行されない特別な演
出(例えば、小当りが連続することを報知する演出)を実行してもよい。
)が進入可能な進入有利状態(本例では、開状態)と遊技媒体が進入不能または困難な進
入不利状態(本例では、閉状態)とに変化可能な可変始動装置(本例では、可変入賞球装
置15)と、可変始動装置の下流側に設けられ、進入有利状態と進入不利状態とに変化可
能な所定可変装置(本例では、特殊可変入賞球装置22)とを備え、複数の開放パターン
のうちのいずれかの開放パターンにより可変始動装置を制御可能である(図15参照)。
また、可変始動装置に遊技媒体が進入したことにもとづいて可変表示を実行可能であり、
可変表示の表示結果が所定表示結果(本例では、小当り図柄)となったことにもとづいて
、所定可変装置を進入有利状態に変化させる所定状態(本例では、小当り遊技状態)に制
御可能であり、所定状態に制御される頻度を高めた特別状態(本例では、KT状態)に制
御可能である。また、特別状態として、第1特別状態(本例では、高確率/第1KT状態
)と、該第1特別状態とは有利度合いが異なる第2特別状態(本例では、高確率/第2K
T状態)とに制御可能である。そして、第1特別状態に制御されている場合と第2特別状
態に制御されている場合とで、異なる割合で特定開放パターンにより可変始動装置を制御
可能である(本例では、第1KT状態では、図15(1)に示すように、可変入賞球装置
15を5.5秒間開放し、第2KT状態では、図15(2)に示すように、可変入賞球装
置15を0.2秒間だけ開放する)。そのため、特別状態における遊技性の単調さを解消
することができ、特別状態に制御する場合の遊技の興趣を向上させることができる。
放し、第2KT状態では必ず可変入賞球装置15を0.2秒間開放する場合を示している
が、そのような態様にかぎられない。例えば、第1KT状態であっても低い確率で可変入
賞球装置15を0.2秒間開放する場合があるように構成したり、第2KT状態であって
も低い確率で可変入賞球装置15を5.5秒間開放する場合があるように構成したりして
もよい。少なくとも第2KT状態の場合の方が可変入賞球装置15をショート開放する割
合が高くなるように構成されていればよい。
6R確変大当り、6R通常大当り、2R確変大当り、2R通常大当り)に制御可能であり
、第2特別状態は、第1特別状態と比較して有利度が高い(本例では、第1KT状態では
小当り遊技で特殊入賞口24に遊技球が入賞するのは稀であるのに対して、第2KT状態
では小当り遊技で特殊入賞口24に遊技球が入賞可能である)。また、有利状態の種類に
対応して第2特別状態に制御可能である(本例では、16R確変大当りにもとづく大当り
遊技の終了後に高確率/第2KT状態に移行される)。そのため、有利状態の種類と特別
状態の種類とを対応付けることにより、いずれの種類の有利状態となるかに注目させるこ
とができる。
してもよい。そのように構成すれば、大当り遊技中にどの演出が実行されるかに対して注
目させることができる。
いる期間と第2特別状態に制御されている期間とで、少なくとも一部の演出を引き継いで
演出を実行可能である(本例では、16R確変大当りにもとづく大当り遊技の開始時に第
2KT用の楽曲の音出力を開始し、第2KT状態を終了するまで第2KT用の楽曲の音出
力を継続する)。そのため、第2特別状態に制御されていることを遊技者により強く印象
付けることにより、遊技に対する興趣を向上させることができる。
当り遊技からその後の第2KT状態にわたって楽曲の音出力を引き継ぐ場合を示している
が、そのような態様にかぎらず、例えば、動画像を引き継いで表示たり、ラウンド数表示
を引き継いで表示したり、賞球数表示を引き継いで表示したりするように構成してもよい
。
入不利状態とに変化可能な特定可変装置(本例では、特別可変入賞球装置20)を備え、
特定可変装置を進入有利状態に変化させる有利状態(本例では、大当り遊技状態)に制御
可能である。また、可変始動装置を進入有利状態に制御するか否か(本例では、普図当り
とするか否か)を決定し、状態に関係なく同じ割合により可変始動装置を進入有利状態に
制御するか否かを決定する(本例では、普通図柄プロセス処理(ステップS26C)にお
いて、遊技状態が確変状態(高確率状態)であるか否かや、非KT状態、第1KT状態ま
たは第2KT状態のいずれであるか、大当り遊技状態であるか否かに関係なく、同じ確率
により普図当りとするか否かを決定する)。そのため、特定可変装置への遊技媒体の進入
に関して、有利状態中も進入有利状態に制御可能な可変始動装置の影響を受けないように
することができるので、有利状態の消化期間を短縮することができ、遊技に対する興趣の
低下を抑制することができる。
態)に制御可能であり、第1特別状態(本例では、高確率/第1KT状態)と同じ割合に
より開放パターンが選択されて可変始動装置が制御され且つ異なる割合により可変表示パ
ターンが選択されて可変表示が実行される第3特別状態(本例では、低確率/第1KT状
態)に制御可能である。そして、有利状態に制御された後に特殊状態に制御されない場合
に第3特別状態に制御可能である(本例では、6R通常大当りや2R通常大当りにもとづ
く大当り遊技終了後には、低確率/第1KT状態に移行される)。そのため、有利状態に
制御された後に特殊状態に制御されない場合において、遊技者が遊技を終了することを思
いとどまらせる契機を与えることができる。
を遅延させるための遅延手段(本例では、規制片118)が設けられている。そのため、
遅延手段を設けることにより遊技媒体の流下速度が遅延され、第1特別状態においては可
変始動装置への遊技媒体の進入割合をより一層高めることができ、第2特別状態において
は所定可変装置への遊技媒体の進入割合をより一層高めることができる。
および第2識別情報(本例では、第2特別図柄)の可変表示を実行可能であるとともに、
第1識別情報および第2識別情報のいずれか一方の可変表示の実行中に第1識別情報およ
び第2識別情報の他方の可変表示を実行可能である(本例では、第1特別図柄の変動表示
と第2特別図柄の変動表示とを並行して実行可能である)。また、所定状態(本例では、
小当り遊技状態)に制御するか否かを決定可能であるとともに、可変表示時間(本例では
、変動時間)を決定可能であり、第2識別情報の可変表示を実行する場合には、第1識別
情報の可変表示を実行する場合と比較して、高い割合により所定状態に制御すると決定可
能である(本例では、第2特別図柄の変動表示を行う場合にのみ小当りとすることに決定
可能である)。そして、特別状態に制御されている場合には、非特別状態に制御されてい
る場合と比較して、第2識別情報の可変表示の可変表示時間として短い時間を決定可能で
ある(本例では、図13(C)に示すように、非KT状態では第2特別図柄の変動時間は
15分または5分であるのに対して、図13(D)〜図14(I)に示すように、KT状
態では第2特別図柄の変動時間は1.5秒〜2分20秒である)。そのため、特別状態に
制御される遊技機における遊技に対する興趣を向上させることができる。
行して実行可能な場合を示しているが、そのような態様にかぎられない。例えば、第1特
別図柄の変動表示と第2特別図柄の変動表示とを同時には実行しないように構成してもよ
い。この場合、例えば、第1始動入賞口13と第2始動入賞口14との入賞順に第1特別
図柄の変動表示と第2特別図柄の変動表示とを実行するように構成してもよいし、いずれ
かの特別図柄(例えば、第2特別図柄)の変動表示を優先して実行するように構成しても
よい。なお、第2特別図柄の変動表示を第1特別図柄の変動表示よりも優先して実行する
ように構成する場合、第2特別図柄の変動表示でもはずれとなる場合が含まれるように構
成して、必要以上に射幸性が高くなりすぎないようにすることが望ましい。
(本例では、作動ゲート17)を備え、有利状態(本例では、大当り遊技状態)に制御可
能である。そして、可変表示の表示結果として特定表示結果(本例では、大当り図柄)が
導出表示された後、所定領域を遊技媒体が通過したことにもとづいて有利状態に制御可能
である。そのため、特別状態終了後に遊技者が遊技を休憩した場合に、遊技者の休憩中に
有利状態への制御が進行してしまわないように制限することができる。特に、この実施の
形態では、非KT状態では第2特別図柄の変動時間が15分や5分と長いので、低確率/
第1KT状態を終了した直後に第2特別図柄の変動表示が実行されて長時間の変動表示で
あるために遊技者が休憩に入ってしまったような場合に、その第2特別図柄の変動表示が
大当りとなっても休憩中に大当り遊技が進行してしまうことを制限することができ、遊技
者の利益が損なわれる事態を防止することができる。
いるが、ゲート32と作動ゲート17とを共通のゲートとして構成するようにしてもよい
。
そのまま図柄確定表示時間経過後に大当り遊技に移行するように構成してもよい。
(本例では、大当り信号1、大当り信号2)を外部出力可能である。また、可変表示の表
示結果として特定表示結果(本例では、大当り図柄)が導出表示されたときに有利状態信
号を外部出力可能である。そのため、遊技者がいない無人の遊技機において有利状態とな
ったことを遊技店員に報知することができ、遊技機の初期化を促進することができる。
必須ではなく、有利状態信号を外部出力しないように構成してもよい。
り図柄)となったことにもとづいて、第1領域(本例では、大入賞口)に遊技媒体(本例
では、遊技球)が進入可能となる有利状態(本例では、大当り遊技状態)に制御可能であ
り、可変表示の表示結果が所定表示結果(本例では、小当り図柄)となったことにもとづ
いて、第2領域(本例では、特殊入賞口24)に遊技媒体が進入可能となる所定状態(本
例では、小当り遊技状態)に制御可能である。所定状態に制御される頻度を高めた特別状
態(本例では、KT状態)に制御可能であり、特別状態として、第1特別状態(本例では
、高確率/第1KT状態)と、該第1特別状態と比較して有利度が高い第2特別状態(本
例では、高確率/第2KT状態)とに制御可能である。そして、第2領域に遊技媒体が進
入したことに対応して特別信号(本例では、特殊入賞口入賞信号)を外部出力可能である
。そのため、第2領域への遊技媒体の進入状況を外部に通知することができ、遊技機の外
部において適切な遊技機の管理を行うことができる。
遊技球の発射数100個あたり得られた賞球数、BA)がBA>100となっている場合
には、大当り遊技中でないにもかかわらず不正に賞球を得る行為が行われた可能性があり
、ホール管理コンピュータ側で異常と判定することができる。ただし、このような場合で
あっても、大当り信号2が出力されているとともに特殊入賞口入賞信号が出力されたので
あれば、KT状態中の小当り遊技において賞球が得られる場合があるので、BA>100
となっていても異常とは判定しないようにし、適切な遊技機外部からの管理を行うことが
できる。
制御されている場合とで共通の特別信号を外部出力可能である(本例では、図32に示す
ように、第1KT状態であるか第2KT状態であるかに関係なく、共通の特殊入賞口入賞
信号を外部出力する)。そのため、遊技機側の外部出力処理の簡略化を図ることができる
。
入賞口入賞信号1)と、該第1特別信号とは異なる第2特別信号(本例では、特殊入賞口
入賞信号2)とを外部出力可能であり、第1特別状態に制御されている場合に第1特別信
号を外部出力可能であり、第2特別状態に制御されている場合に第2特別信号を外部出力
可能である(図33に示すように、第1KT状態中は特殊入賞口入賞信号1を外部出力し
、第2KT状態中は特殊入賞口入賞信号2を外部出力する)ように構成してもよい。その
ように構成すれば、遊技機の状態を遊技機の外部において適切に管理することができる。
が出力されている場合に、特殊入賞口入賞信号1が出力されていれば第1KT状態中の賞
球率(BA1)として算出し、特殊入賞口入賞信号2が出力されていれば第2KT状態中
の賞球率(BA2)として算出するようにしてもよい。そして、第2KT状態中では小当
り遊技において相応の賞球が得られる場合があるので、BA2>100となっていても異
常と判定しないようにし、第1KT状態中では小当りとなりやすいものの賞球が得られる
のは稀であることから、BA1>100となっていれば異常と判定するようにしてもよい
。そのような構成により、適切な遊技機外部からの管理を行うことができる。
いにもかかわらず(すなわち、KT状態でないにもかかわらず)、特殊入賞口入賞信号(
特殊入賞口入賞信号1や特殊入賞口入賞信号2を含む)が出力された場合にも、異常と判
定して遊技店員などに通知するように構成してもよい。また、特殊入賞口入賞信号の出力
頻度が異常に高い場合にも、異常と判定して遊技店員などに通知するように構成してもよ
い。
られる端子数にかぎりがある(本例では、10端子)ことから、特殊入賞口24への入賞
を検出したことを示す特殊入賞口入賞信号のみを出力可能に構成し、大入賞口への入賞を
検出した場合に関しては特に外部出力信号の出力を行わないように構成している。そのよ
うに構成しても、特殊入賞口24への入賞状況さえホール管理コンピュータなどの外部装
置に通知すれば、遊技機1の異常状態をある程度検出することができる。
、特別信号を外部出力しないように構成してもよい。
り図柄)となったことにもとづいて、有利状態(本例では、大当り遊技状態)とは異なる
所定状態(本例では、小当り遊技状態)に制御可能であり、所定状態に制御される頻度を
高めた特別状態(本例では、KT状態)に制御可能である。特別状態において遊技媒体(
本例では、遊技球)が進入可能な特定領域(本例では、特殊入賞口24)とを備え、特別
状態として、第1特別状態(本例では、高確率/第1KT状態)と、該第1特別状態と比
較して有利度が高い第2特別状態(本例では、高確率/第2KT状態)とに制御可能であ
る。また、第2特別状態において特定領域に遊技媒体が進入したことにもとづいて進入演
出(本例では、賞球加算表示の表示、入賞音の出力、特殊入賞口ランプ24aの点灯表示
)を実行可能であり、第1特別状態において特定領域に遊技媒体が進入した場合には進入
演出を実行しない(本例では、第2KT状態でないときに特殊入賞口24に遊技球が入賞
しても、賞球加算表示の表示、入賞音の出力、および特殊入賞口ランプ24aの点灯表示
を実行しない)。そのため、第1特別状態におけるイレギュラーな遊技媒体の進入(本例
では、第1KT状態では本来滅多に特殊入賞口24に入賞しない)によっては進入演出が
実行されないようにすることにより、遊技状態との演出上の整合を図ることができるとと
もに、第2特別状態における特定領域への遊技媒体の進入を強調することができ、遊技に
対する興趣を向上させることができる。従って、特別状態に制御する場合の演出上の改善
を行うことができる。
あり、有利状態として、第1有利状態(本例では、6R確変大当り、2R確変大当り)と
第2有利状態(本例では、16R確変大当り)とに制御可能である。また、第1有利状態
に制御された後に第1特別状態に制御可能であるとともに、第2有利状態に制御された後
に第2特別状態に制御可能であり(本例では、6R確変大当りや2R確変大当りにもとづ
く大当り遊技終了後に高確率/第1KT状態に移行し、16R確変大当りにもとづく大当
り遊技終了後に高確率/第2KT状態に移行する)、第2有利状態に制御されている期間
から第2特別状態に制御されている期間にわたって特殊演出(本例では、第2KT用の楽
曲の音出力)を実行可能である。そのため、第2特別状態における演出効果を高めること
ができ、遊技に対する興趣を向上させることができる。
る加算演出(本例では、賞球加算表示の表示)、遊技媒体の進入に対応する音出力による
演出(本例では、入賞音の出力)、および発光体の発光による演出(本例では、特殊入賞
口ランプ24aの点灯表示)のうちの少なくともいずれかの演出を実行する。そのため、
第2特別状態における特定領域への遊技媒体の進入を強調することができ、遊技に対する
興趣を向上させることができる。
4aの点灯表示)、および特殊演出(本例では、第2KT用の楽曲の音出力)の実行は必
ずしも必須ではなく、これらのうちのいずれか一方または両方の演出を実行しないように
構成してもよい。
特別図柄の変動表示に対応して第1飾り図柄の変動表示と、第2特別図柄の変動表示に対
応して第2飾り図柄の変動表示と、背景図柄の変動表示とを実行する場合を示しているが
、そのような態様にかぎられない。例えば、第1特別図柄の変動表示に対応した小図柄や
第4図柄の変動表示と、第2特別図柄の変動表示に対応した小図柄や第4図柄の変動表示
とを実行可能に構成してもよい。この場合、第4図柄の変動表示は、演出表示装置9(液
晶表示装置)の表示画面内に表示するように構成してもよいし、演出表示装置9以外のラ
ンプやLEDなどによって構成してもよい。
以下に、上記した実施の形態の変形例について記載する。この変形例では、主に、通常
状態(低確率/非KT状態)と、KT状態(特に低確率/第1KT状態)において演出表
示装置9に表示される表示画面(画面レイアウト)の一例や、低確率/第1KT状態から
通常状態に移行するときの第2保留記憶に対応した保留表示の表示制御の一例について説
明する。なお、以下では、第1保留記憶に対応した保留表示を第1保留表示といい、第2
保留記憶に対応した保留表示を第2保留表示ということがある。
、演出表示装置9には、特別図柄の変動表示に応じて背景図柄(図63に示す第1背景図
柄表示部91a、第2背景図柄表示部92aに表示される背景図柄)が変動表示されると
ともに背景図柄よりも小さな小図柄(図63に示す第1小図柄表示部91b、第2小図柄
表示部92bに表示される小図柄)が変動表示され、また、遊技状態に応じて、第1保留
表示(図63に示す第1保留表示部61における第1保留表示)または第2保留表示(図
63に示す第2保留表示部62における第2保留表示)が表示され(つまり、上記した実
施の形態のように第1、第2保留表示が合算して表示されず)、遊技状態に応じて、第1
特定表示(図63に示す第1特定表示部61aにおける第1特定表示)または第2特定表
示(図63に示す第2特定表示部62aにおける第2特定表示)が表示され、第1保留記
憶数に対応した保留数表示(図63に示す第1保留記憶数表示71)が表示される。また
、この変形例においては、主として上記した実施の形態と異なる部分について説明し、そ
の他の部分については、特にことわりのない限り、上記した実施の形態と同様の構成およ
び処理であるとしてその説明を省略する。
ャートである。この保留記憶表示制御処理では、演出表示装置9に表示される第1保留表
示、第2保留表示、および第1保留記憶数に対応した保留数表示の表示制御が行われる。
ドを受信したか否かを判定する(ステップS7071)。なお、第1有効始動入賞コマン
ドを受信したか否かは、例えば、図45に示すステップS670の処理で、受信したコマ
ンド(演出制御コマンド)の種類に応じたフラグが設定されているか否かによって認識可
能である。
071のY)には、第1保留記憶数に対応した保留数表示を更新する(ステップS707
2)。具体的には、演出制御用CPU201は、第1有効始動入賞コマンドを受信すると
第1保留記憶数を1加算し、第1変動パターンコマンドを受信すると第1保留記憶数を1
減算し、当該第1保留記憶数を例えば第1保留数記憶バッファに記憶する。したがって、
演出制御用CPU201は、第1有効始動入賞コマンドを受信したときに、1加算した第
1保留記憶数を示す保留数表示(第1保留記憶数表示71)を更新表示する。なお、演出
制御用CPU201は、第1保留記憶に対応する特別図柄の変動表示が開始されるとき(
第1変動パターンコマンドを受信したとき)に、1減算した第1保留記憶数を示す保留数
表示(第1保留記憶数表示71)を更新表示する。
073)、非KT状態ではない場合(ステップS7073のN)には、処理を終了し、非
KT状態である場合(ステップS7073のY)には、保留予告決定処理を実行する(S
7074)。なお、非KT状態(あるいは、KT状態)であるか否かは、例えば、図44
に示すステップS631、S634、S638、S642の処理により現在表示されてい
る背景画像の種類によって認識可能である。
えば、「白」)とは異なる複数の特別態様(例えば、「青」、「緑」、「赤」)のいずれ
かに変化させる保留予告を行うか、行う場合にはどの特別態様にどのように変化させるか
(つまり、変化の内容)を決定する。具体的には、演出制御用CPU201は、遊技制御
用マイクロコンピュータ560から第1有効始動入賞コマンドを受信するときに、第1入
賞時判定結果コマンドも受信する。詳細には、遊技制御用マイクロコンピュータ560は
、第1始動口スイッチ通過処理において、有効な始動入賞に基づいて抽出されて第1保留
記憶バッファに記憶された大当り判定用乱数(ランダム1)、大当り種別判定用乱数(ラ
ンダム2)、変動パターン決定用乱数(ランダム5)に基づいて、大当りか否かの判定お
よび変動パターンの判定を行い、この判定結果を示すコマンドとして、第1入賞時判定結
果コマンドを送信する。したがって、演出制御用CPU201は、第1有効始動入賞コマ
ンドとともに受信する第1入賞時判定結果コマンドに基づいて、保留予告を決定する。例
えば、演出制御用CPU201は、第1入賞時判定結果コマンドが示す変動パターンが、
大当りの変動パターンのときには、高い割合で、大当り期待度が高いことを示唆する特別
態様(例えば、「赤」)に変化させることを決定する。また例えば、演出制御用CPU2
01は、第1入賞時判定結果コマンドが示す変動パターンが、はずれの変動パターンのと
きには、高い割合で、特別態様に変化させない(通常態様のままにする)ことを決定する
。なお、これに限らず、例えば、演出制御用CPU201は、第1入賞時判定結果コマン
ドが示す変動パターンが、大当り期待度の高いもの(つまり、大当りのときに選択され易
く、はずれのときに選択され難い変動パターン)であるときには、高い割合で、大当り期
待度が高いことを示唆する特別態様(例えば、「赤」)に変化させることを決定し、第1
入賞時判定結果コマンドが示す変動パターンが、大当り期待度の低いもの(つまり、大当
りのときに選択され難く、はずれのときに選択され易い変動パターン)であるときには、
高い割合で、大当り期待度を示唆しない通常態様に決定するものとしてもよい。また、第
1保留表示の表示態様を始動入賞時(つまり、第1有効始動入賞コマンドの受信時)に特
別態様に変化させるのではなく、他のタイミング(例えば、第1保留表示がシフト表示さ
れるタイミングや、特別図柄の変動表示中の所定タイミング)で変化させることを決定し
てもよい。また、保留予告決定処理において、第1保留表示が消去されて当該第1保留表
示に対応する第1特別図柄の変動表示が開始されるときに表示される後述の第1特定表示
(第1特定表示部61aにおける第1特定表示)の表示態様まで予め決定されるものとし
てもよい。
態様または特別態様)で第1保留表示部61における第1保留表示を1増加する(ステッ
プS7075)。
は、演出制御用CPU201は、第2有効始動入賞コマンドを受信したか否かを判定する
(ステップS7076)。演出制御用CPU201は、第2有効始動入賞コマンドを受信
した場合(ステップS7076のY)には、KT状態であるか否かを判定し(ステップS
7077)、第2有効始動入賞コマンドを受信していない場合(ステップS7076のN
)には、ステップS7083へ移行する。
処理を終了し、KT状態である場合(ステップS7077のY)には、チャンスタイム終
了迄残り9変動以下であるか否かを判定する(ステップS7078)。ここで、チャンス
タイムとは、6R通常大当りや2R通常大当りにもとづく大当り遊技後に、特別図柄が1
00回変動される迄(つまり、大当り遊技終了後の100回転迄)制御される低確率/第
1KT状態のことをいう。なお、チャンスタイム終了迄の残りの変動回数は、例えば、演
出制御用CPU201が、大当り遊技終了後に図44に示すステップS633の処理によ
り初めて低確/第1KT背景指定コマンドを受信してからの変動回数を記憶し、チャンス
タイムの規定回数(100回)から減算することで認識可能である。
演出制御用CPU201は、保留予告決定処理を実行する(ステップS7079)。なお
、ステップS7079の保留予告決定処理は、ステップS7074の処理で説明した保留
予告決定処理と同様であり、ステップS7074の保留予告決定処理における「第1」を
「第2」と読み替えることで説明できる。その後、演出制御用CPU201は、ステップ
S7079の処理で決定した態様(通常態様または特別態様)で第2保留表示部62にお
ける第2保留表示を1増加する(ステップS7080)。
出制御用CPU201は、チャンスタイム終了迄残り5変動以下であるか否かを判定する
(ステップS7081)。チャンスタイム終了迄残り5変動以下である場合(ステップS
7081のY)には、演出制御用CPU201は、処理を終了する。なお、この際、演出
制御用CPU201は、既に表示している第2保留表示がある場合には、全ての第2保留
表示を非表示に制御するものとしてもよい。チャンスタイム終了迄残り5変動以下ではな
い場合(つまり、残り9変動〜6変動の場合;ステップS7081のN)には、演出制御
用CPU201は、通常態様で第2保留表示部62における第2保留表示を1増加する(
ステップS7082)。
御用CPU201は、所定の状態変化があったか否かを判定する(ステップS7083)
。具体的には、演出制御用CPU201は、遊技制御用マイクロコンピュータ560から
送信される背景指定コマンドや大当り開始指定コマンドにもとづいて、所定の状態変化と
して、大当り遊技状態からKT状態への変化、またはKT状態から非KT状態への変化が
あったか否かを判定する。所定の状態変化がない場合(ステップS7083のN)には、
演出制御用CPU201は、処理を終了し、所定の状態変化があった場合(ステップS7
083のY)には、状態変化に応じて、表示されている第1保留表示または第2保留表示
を非表示とする(ステップS7084)。具体的には、演出制御用CPU201は、遊技
状態が大当り遊技状態からKT状態に変化したときには、第1保留表示を非表示とし、遊
技状態がKT状態(正確には第1KT状態)から非KT状態に変化したときには、第2保
留表示を非表示とする。なお、演出制御用CPU201は、遊技状態が大当り遊技状態か
らKT状態に変化したときに第2保留記憶を有している場合には、当該第2保留記憶に対
応した第2保留表示を表示し、遊技状態がKT状態(正確には第1KT状態)から非KT
状態に変化したときに第1保留記憶を有している場合には、当該第1保留記憶に対応した
第1保留表示を表示する。
示更新(ステップS7072)が実行されるのに対して、第2有効始動入賞コマンドを受
信したとき(ステップS7076のY)には、保留数表示更新は実行されない。このこと
から、第1保留記憶数に対応した保留数は更新表示されるのに対して、第2保留記憶数に
対応した保留数は表示されないことが分かる。また、第1保留記憶数に対応した保留数は
遊技状態(KT状態であるか非KT状態であるか)にかかわらず更新表示されるのに対し
て、第2保留記憶数に対応した保留数は遊技状態にかかわらず表示されないことも分かる
。
KT状態でなければ(ステップS7073のN)第1保留表示が増加されず(ステップS
7075の処理が実行されず)、第2有効始動入賞コマンドを受信したとき(ステップS
7076のY)には、KT状態でなければ(ステップS7077のN)第2保留表示が増
加されない(ステップS7080、S7082の処理が実行されない)。また、大当り後
にKT状態に移行したときには第1保留表示は非表示となり、KT状態から非KT状態に
移行したときには第2保留表示は非表示となる(ステップS7083、S7084)。こ
のことから、第1保留表示は、KT状態のときには表示されず非KT状態(通常状態)の
ときに表示され、第2保留表示は非KT状態のときには表示されずKT状態のときに表示
されることが分かる。
ャンスタイム終了迄の残回数が9回以下になると保留予告は実行されない(ステップS7
078のYによりS7079が実行されない)。また、チャンスタイム終了迄の残回数が
5回以下になると第2保留表示は増加されない(ステップS7081のYによりS708
2が実行されない)。このことから、第2保留表示は、チャンスタイム終了迄の残回数が
9回〜6回になると、保留予告の実行が制限され(通常態様で表示され)、チャンスタイ
ム終了迄の残回数が5回以下になると、保留予告の実行が制限されるとともにKT状態で
あっても第2保留表示の追加が制限される(非表示となる)ことが分かる。このように、
第2保留表示については同じ遊技状態であってもチャンスタイム終了迄の残回数に応じて
異なる表示制御が行われるが、この理由については図64を参照して後述する。
ャートである。この背景図柄変動開始処理では、図51を参照して説明した処理と同じ処
理については同一の参照符号を付して、その説明を省略する。
する(ステップS920A)。ここで、図62を参照して特定表示制御処理について説明
する。
ートである。この特定表示制御処理では、演出表示装置9に表示される第1特定表示(図
63に示す第1特定表示部61aにおける第1特定表示)、第2特定表示(図63に示す
第2特定表示部62aにおける第2特定表示)、および遮蔽演出の表示制御が行われる。
ここで、第1特定表示とは、第1特別図柄の変動表示中に当該変動表示に対応して、変動
表示が開始されてから終了するまでの間、第1保留表示部61とは異なる第1特定表示部
61aで表示され、当該変動表示の実行を特定するための表示である。また、第2特定表
示とは、第2特別図柄の変動表示中に当該変動表示に対応して、変動表示が開始されてか
ら終了するまでの間、第2保留表示部62とは異なる第2特定表示部62aで表示され、
当該変動表示の実行を特定するための表示である。また、第1特定表示(または第2特定
表示)は、第1保留表示部61(または第2保留表示部62)に表示される第1保留表示
(または第2保留表示)と同じ形状と大きさで表示される。しかし、第1特定表示と第1
保留表示(または第2特定表示と第2保留表示)とは、形状が異なっていてもよいし、大
きさが異なってもよく、全く別の態様で表示してもよい。たとえば、第1特定表示と第1
保留表示(または第2特定表示と第2保留表示)とは形や色の一部が近似した態様で表示
することが望ましい。また、遮蔽演出とは、第2保留表示および第2特定表示を視認困難
に遮蔽する演出のことをいう。
ドが第1変動パターンである(つまり、第1特別図柄についての変動パターンコマンドで
ある)か否かを判定する(ステップS9301)。第1変動パターンである場合(ステッ
プS9301のY)には、演出制御用CPU201は、非KT状態であるか否かを判定し
(ステップS9302)、非KT状態ではない場合(ステップS9302のN)には、処
理を終了し、非KT状態である場合(ステップS9302のY)には、特定予告決定処理
を実行する(S9303)。なお、非KT状態(あるいは、KT状態)であるか否かは、
例えば、図44に示すステップS631、S634、S638、S642の処理により現
在表示されている背景画像の種類によって認識可能である。
えば、「白」)とは異なる複数の特別態様(例えば、「青」、「緑」、「赤」)のいずれ
かに変化させる特定予告を行うか、行う場合にはどの特別態様にどのように変化させるか
(つまり、変化の内容)を決定する。具体的には、演出制御用CPU201は、受信した
第1変動パターンコマンドに基づいて、特定予告を決定する。例えば、演出制御用CPU
201は、第1変動パターンが、大当りの変動パターンのときには、高い割合で、大当り
期待度が高いことを示唆する特別態様(例えば、「赤」)に変化させることを決定する。
また例えば、演出制御用CPU201は、第1変動パターンが、はずれの変動パターンの
ときには、高い割合で、特別態様に変化させない(通常態様のままにする)ことを決定す
る。なお、これに限らず、例えば、演出制御用CPU201は、第1変動パターンが、大
当り期待度の高いもの(つまり、大当りのときに選択され易く、はずれのときに選択され
難い変動パターン)であるときには、高い割合で、大当り期待度が高いことを示唆する特
別態様(例えば、「赤」)に変化させることを決定し、第1変動パターンが、大当り期待
度の低いもの(つまり、大当りのときに選択され難く、はずれのときに選択され易い変動
パターン)であるときには、高い割合で、大当り期待度を示唆しない通常態様に決定する
ものとしてもよい。また、第1特定表示の表示態様を変動開始時(つまり、第1変動パタ
ーンコマンドの受信時)に特別態様に変化させるのではなく、他のタイミング(例えば、
特別図柄の変動表示中の所定タイミング)で変化させることを決定してもよい。また、前
述した保留予告決定処理(ステップS7074)において、始動入賞時に(つまり、先読
みに基づいて)予め第1特定表示の表示態様が決定されている場合には、先読みに基づい
て決定された第1特定表示の表示態様に基づいて、特定予告決定処理における第1特定表
示の表示態様が決定されてもよい。具体的には、例えば、先読みに基づいて第1特定表示
の表示態様が「緑」に決定されていた場合には、「緑」よりも大当り期待度が高いことを
示唆する特別態様(例えば、「赤」)を決定可能である一方、「緑」よりも大当り期待度
が低いことを示唆する態様(例えば、「緑」)に決定することを禁止する(つまり、大当
り期待度の成り下がりを禁止する)ものとしてもよい。また、例えば、先読みに基づいて
第1特定表示の表示態様が決定されていた場合には、先読みに基づいて決定された表示態
様で第1特定表示態様を表示するものとし、特定予告決定処理では表示態様を決定しない
ものとしてもよい。
態様または特別態様)で第1特定表示部61aにおける第1特定表示の表示を設定する(
ステップS9304)。
コマンドである場合;ステップS9301のN)には、演出制御用CPU201は、KT
状態であるか否かを判定し(ステップS9305)、KT状態ではない場合(ステップS
9305のN)には、処理を終了し、KT状態である場合(ステップS7077のY)に
は、チャンスタイム終了迄残り9変動以下であるか否かを判定する(ステップS9306
)。
演出制御用CPU201は、特定予告決定処理を実行する(ステップS9307)。なお
、ステップS9307の特定予告決定処理は、ステップS9303の処理で説明した特定
予告決定処理と同様であり、ステップS9303の特定予告決定処理における「第1」を
「第2」と読み替えることで説明できる。その後、演出制御用CPU201は、ステップ
S9307の処理で決定した態様(通常態様または特別態様)で第2特定表示部62aに
おける第2特定表示の表示を設定する(ステップS9308)。
出制御用CPU201は、チャンスタイム終了迄残り5変動以下であるか否かを判定する
(ステップS9309)。チャンスタイム終了迄残り5変動以下ではない場合(つまり、
残り9変動〜6変動の場合;ステップS9309のN)には、演出制御用CPU201は
、通常態様で第2特定表示部62aにおける第2特定表示の表示を設定する(ステップS
9310)。
出制御用CPU201は、遮蔽演出の表示を設定する(ステップS9311)。ここで、
遮蔽演出は、第2保留表示および第2特定表示の視認性を困難にする演出であり、例えば
、第2保留表示や第2特定表示の前面のレイヤに表示される画面の透過度を、チャンスタ
イム終了迄の残回数の減少に応じて徐々に下げることにより、第2保留表示や第2特定表
示の視認が困難となるブラックアウト演出である。なお、第2背景図柄表示部92aにお
ける背景図柄や第2小図柄表示部92bにおける小図柄や第1保留記憶数表示71は、ブ
ラックアウト演出よりも前面のレイヤで表示される等することにより、ブラックアウト演
出が実行されても視認可能にすればよい。
、チャンスタイム終了迄の残回数を示す残回数表示81(図63参照)の表示設定が行わ
れる。具体的には、大当り遊技終了後に低確率/第1KT状態に制御される(つまり、チ
ャンスタイムに突入する)と、残回数表示81が示す回数として、初期回数(低確率/第
1KT状態に制御される100回)が表示設定され、特別図柄の変動表示が開始される毎
に1減算された回数が表示設定されることで、残回数表示81は、低確率/第1KT状態
に制御される(チャンスタイムの)残回数を示す。
れば(ステップS9302のN)第1特定表示の表示が設定されず(ステップS9304
の処理が実行されず)、第2変動パターンを受信したとき(ステップS9301のN)に
は、KT状態でなければ(ステップS9305のN)第2特定表示の表示が設定されない
(ステップS9308、S9310の処理が実行されない)。このことから、第1特定表
示は、KT状態のときには表示されず非KT状態(通常状態)のときに表示され、第2特
定表示は非KT状態のときには表示されずKT状態のときに表示されることが分かる。
イム終了迄の残回数が9回以下になると特定予告は実行されない(ステップS9306の
YによりS9307が実行されない)。また、チャンスタイム終了迄の残回数が5回以下
になると第2特定表示は表示設定されない(ステップS9309のYによりS9310が
実行されない)。このことから、第2特定表示は、チャンスタイム終了迄の残回数が9回
〜6回になると、特定予告の実行が制限され(通常態様で表示され)、チャンスタイム終
了迄の残回数が5回以下になると、特定予告の実行が制限されるとともにKT状態であっ
ても第2特定表示の表示が制限される(非表示となる)ことが分かる。このように、第2
特定表示については同じ遊技状態であってもチャンスタイムの残回数に応じて異なる表示
制御が行われるが、この理由については図64を参照して後述する。
信した変動パターンコマンドが第1変動パターンであるか否かを判定する(ステップS9
20B)。第1変動パターンである場合(ステップS920BのY)には、演出制御用C
PU201は、非KT状態であるか否かを判定し(ステップS920C)、非KT状態で
はない場合(ステップS920CのN)には、背景図柄変動パターンとして第1非表示演
出を設定する(ステップS920F)。一方、非KT状態である場合(ステップS920
CのY)には、演出制御用CPU201は、背景図柄および小図柄の停止図柄を決定し(
ステップS920D)、背景図柄パターンとして第1変動演出のいずれかを設定する(ス
テップS920E)。ここで、背景図柄変動パターンは、変動パターンに応じて設定され
、背景図柄や小図柄の変動態様(例えば、変動中にリーチ図柄を仮停止させたり、擬似連
を示唆する擬似連図柄を仮停止させたりするといった変動態様)を規定する演出パターン
である。第1変動演出は、第1変動パターンに応じて設定され、第1背景図柄表示部91
aにおける背景図柄や第1小図柄表示部91bにおける小図柄の変動態様に対応した複数
の演出パターンであり、第1非表示演出は、第1変動パターンに応じて設定され、第1背
景図柄表示部91aにおける背景図柄や第1小図柄表示部91bにおける小図柄を変動表
示させない(非表示の)演出パターンである。
コマンドである場合;ステップS920BのN)には、演出制御用CPU201は、KT
状態であるか否かを判定し(ステップS920G)、KT状態ではない場合(ステップS
920GのN)には、背景図柄変動パターンとして第2非表示演出を設定する(ステップ
S920J)。一方、KT状態である場合(ステップS920GのY)には、演出制御用
CPU201は、背景図柄および小図柄の停止図柄を決定し(ステップS920H)、背
景図柄パターンとして第2変動演出のいずれかを設定する(ステップS920I)。ここ
で、第2変動演出は、第2変動パターンに応じて設定され、第2背景図柄表示部92aに
おける背景図柄や第2小図柄表示部92bにおける小図柄の変動態様に対応した複数の演
出パターンであり、第2非表示演出は、第2変動パターンに応じて設定され、第2背景図
柄表示部92aにおける背景図柄や第2小図柄表示部92bにおける小図柄を変動表示さ
せない(非表示の)演出パターンである。
20E、S920F、S920I、920J参照)や、設定された特定表示(ステップS
9304、S9308、S9310参照)や、設定された遮蔽演出(ステップS9311
参照)等に応じたプロセステーブルを選択する(ステップS920K)。これにより、後
続の処理によって、特別図柄の変動表示に伴って、設定された内容の各種演出が演出装置
(演出表示装置9、各種ランプ、スピーカ27)から出力される。
れば(ステップS920CのN)背景図柄変動パターンとして第1非表示演出が設定され
ることにより、第1背景図柄表示部91aにおいて背景図柄が表示されず、第1小図柄表
示部91bにおいて小図柄が表示されない(ステップS920F)。一方、第2変動パタ
ーンを受信したとき(ステップS920BのN)には、KT状態でなければ(ステップS
920GのN)背景図柄変動パターンとして第2非表示演出が設定されることにより、第
2背景図柄表示部92aにおいて背景図柄が表示されず、第2小図柄表示部92bにおい
て小図柄が表示されない(ステップS920F)。このことから、非KT状態(通常状態
)では、第1特別図柄の変動表示が行われると当該変動表示に応じて背景図柄および小図
柄が変動表示されるが、第2特別図柄の変動表示が行われたとしても当該変動表示に応じ
て背景図柄および小図柄は表示されないことが分かる。また、KT状態では、第2特別図
柄の変動表示が行われると当該変動表示に応じて背景図柄および小図柄が変動表示される
が、第1特別図柄の変動表示が行われたとしても当該変動表示に応じて背景図柄および小
図柄は表示されないことが分かる。
示することはない(例えば、背景図柄が第1特別図柄の変動表示に対応し、小図柄が第2
特別図柄の変動表示に対応して別々に変動表示するものではない)。このため、背景図柄
と小図柄は互いに同期して変動表示され、違和感のない演出が実現されるとともに、小図
柄の変動表示の対象(第1特別図柄または第2特別図柄)が遊技状態に応じて特定される
ことが分かる。
次に、上述した図60〜図62のフローチャートに示す処理によって表示される演出表
示装置9における画面レイアウト(表示画面)について図63を参照して説明する。図6
3(1)は、通常状態(低確率/非KT状態)における画面レイアウトの一例を示し、図
63(2)は、チャンスタイム(低確率/第1KT状態)における画面レイアウトの一例
を示す。
置9(液晶表示装置)には、表示画面の左下部の第1保留表示部61において第1保留表
示が表示される。具体的には、第1保留表示部61には、第1保留記憶数の最大記憶数(
ここでは4)に対応した数の第1保留表示が左右に配列される。また、表示画面の中央下
部であって第1保留表示部61の右に隣接して設けられる第1特定表示部61aにおいて
第1特定表示が表示される。そして、第1保留記憶に対応した第1特別図柄の変動表示が
開始されると、第1保留表示部61に表示される第1保留表示のうち開始される変動表示
に対応した保留表示(一番右側の保留表示)が1つ消去されて第1特定表示部61aにシ
フト(移動)されて第1特定表示として表示され、残りの第1保留表示は、1つずつ右側
に向かってシフト(移動)される。なお、第1保留表示部61や第1特定表示部61aは
、演出表示装置9の表示画面の何れの位置に配置されてもよく、第1保留表示や第1特定
表示はシフトされるのではなく、一度表示が消去されてから別の位置に再表示されるもの
としてもよい。
置)には、表示画面の左中央部において第1保留記憶数に対応した保留数表示である第1
保留記憶数表示71が表示される。なお、第1保留記憶数表示の態様としては、第1保留
記憶数を示す数字そのものであってもよいし、第1保留記憶数に応じた数の表示ランプが
点灯表示されるものであってもよい。
置)には、表示画面の中央部の第1背景図柄表示部91aにおいて、第1特別図柄の変動
表示に対応した背景図柄が変動表示され、表示画面の右上部の第1小図柄表示部91bに
おいて第1特別図柄の変動表示に対応した小図柄が変動表示される。
出表示装置9(液晶表示装置)には、表示画面の左下部の第2保留表示部62において第
2保留表示が表示される。具体的には、第2保留表示部62には、第2保留記憶数の最大
記憶数(ここでは4)に対応した数の第2保留表示が左右に配列される。また、表示画面
の中央下部であって第2保留表示部62の右に隣接して設けられる第2特定表示部62a
において第2特定表示が表示される。そして、第2保留記憶に対応した第2特別図柄の変
動表示が開始されると、第2保留表示部62に表示される第2保留表示のうち開始される
変動表示に対応した保留表示(一番右側の保留表示)が1つ消去されて第2特定表示部6
2aにシフト(移動)されて第2特定表示として表示され、残りの第2保留表示は、1つ
ずつ右側に向かってシフト(移動)される。なお、第2保留表示部62や第2特定表示部
62aは、演出表示装置9の表示画面の何れの位置に配置されてもよく、第2保留表示や
第2特定表示はシフトされるのではなく、一度表示が消去されてから別の位置に再表示さ
れるものとしてもよい。
表示装置)には、表示画面の左中央部において第1保留記憶数に対応した保留数表示であ
る第1保留記憶数表示71が表示される。その一方で、第2保留記憶数に対応した保留数
表示は表示されない。
表示装置)には、表示画面の中央部の第2背景図柄表示部92aにおいて、第2特別図柄
の変動表示に対応した背景図柄が変動表示され、表示画面の右上部の第2小図柄表示部9
2bにおいて第2特別図柄の変動表示に対応した小図柄が変動表示される。
表示装置)には、表示画面の右下隅にチャンスタイム終了迄の残回数を示す残回数表示8
1が表示され、表示画面の左上隅に現在チャンスタイム中であることを示す表示(例えば
、「チャンスタイム中」などの文字表示)が行われ、表示画面の上部に、チャンスタイム
中(KT状態中)では遊技領域7の右方を狙った発射操作(右打ち)を行うことを遊技者
に指示する右打ち表示が行われる。
画面レイアウトについて簡単に説明する。高確率/第1KT状態では、図63(2)に示
す低確率/第1KT状態のときと同様の画面レイアウトが表示されるが、残回数表示81
が表示されない点と、表示画面の左上隅に高確率/第1KT状態であることを示す表示(
例えば、「ノーマルラッシュ中」などの文字表示)が行われる点が異なる。高確率/第2
KT状態では、図63(2)に示す低確率/第1KT状態のときと同様の画面レイアウト
が表示されるが、残回数表示81が表示されない点と、表示画面の左上隅に高確率/第2
KT状態であることを示す表示(例えば、「スペシャルラッシュ中」などの文字表示)が
行われる点が異なる。
あるとともに第1特定表示が表示可能であり、第1特別図柄の変動表示に対応して背景図
柄と小図柄が変動表示される。一方、通常状態においては、演出表示装置9には、第2保
留表示や第2特定表示は表示されず、第2特別図柄が変動表示しても当該第2特別図柄の
変動表示に対応した背景図柄や小図柄は表示されない。また、チャンスタイム中(あるい
はKT状態)においては、演出表示装置9には、第2保留表示が表示可能であるとともに
第2特定表示が表示可能であり、第2特別図柄の変動表示に対応して背景図柄と小図柄が
変動表示される。一方、チャンスタイム中(あるいはKT状態)においては、演出表示装
置9には、第1保留表示や第1特定表示は表示されず、第1特別図柄が変動表示しても当
該第1特別図柄の変動表示に対応した背景図柄や小図柄は表示されない。このように、通
常状態においては、第2特別図柄の変動表示に対応する背景図柄や小図柄の変動表示は行
われず、第2保留表示や第2特定表示も表示されないので、通常状態において変動時間の
非常に長い(例えば、5分や15分の)第2特別図柄の変動表示が行われたとしても、第
2特別図柄の変動表示に対する遊技者の認識度合いを低下させることができ、適切な演出
制御を行うことが可能となる。また、チャンスタイム中のようなKT状態においては、通
常状態よりも変動時間の短い第2特別図柄の変動表示の結果、単位時間あたりの小当りの
発生頻度が高められるため、遊技者は、小当りを発生する契機となる第2特別図柄の変動
表示に注目する。このため、KT状態においては、第1特別図柄の変動表示が行われてい
たとしても、第1特別図柄の変動表示に対応する背景図柄や小図柄の変動表示は行わず、
第1保留表示や第1特定表示も行わないことで第1特別図柄の変動表示の認識度合いを低
下させ、第2特別図柄の変動表示に対してより注目させることができる。
部91bにおいて第1特別図柄の変動表示に応じて小図柄が変動表示され、チャンスタイ
ム中(あるいはKT状態)においては、第2小図柄表示部92bにおいて第2特別図柄の
変動表示に応じて小図柄が変動表示される。したがって、通常状態における第1背景図柄
表示部91aにおける背景図柄や、チャンスタイム中(あるいはKT状態)における第2
背景図柄表示部92aにおける背景図柄の変動表示が、所定の演出(例えば、リーチ演出
等)により非表示(あるいは視認困難)になったとしても、遊技者は、小図柄を確認する
ことで、遊技状態に応じた適切な特別図柄の変動表示を認識することができる。
態にかかわらず表示されない。これは以下の理由による。すなわち、通常状態において第
2保留表示は表示されないにもかかわらず、第2保留記憶の数を示す表示を行うと演出の
不整合が生じる虞がある。また、チャンスタイム中においては、チャンスタイム終了迄の
残回数が5回以下になると、第2保留表示は、その表示が制限される(遮蔽演出により遮
蔽される、あるいは、非表示に制御される)。このため、例えば、チャンスタイム中に第
2保留表示の表示が制限されているにもかかわらず、第2保留記憶の数が表示されると演
出の不整合が生じる虞がある。したがって、チャンスタイム中のときには、初めから第2
保留記憶の数を表示しないことで、チャンスタイム終了迄の残回数が5回以下になって、
第2保留表示の表示が制限されたときにも違和感のない演出を実現するようにしている。
以上の理由により、遊技状態にかかわらず第2保留記憶の数を示す表示は行われないもの
としているが、例えばチャンスタイムとは異なるKT状態(次の大当りまでKT状態が保
証されている状態)では、第2保留表示が制限されないので第2保留記憶の数が表示され
るものとしてもよい。
数表示71は、遊技状態にかかわらず表示される。これは以下の理由による。すなわち、
非KT状態(通常状態)では、第1保留表示の表示が制限されることがないので、通常状
態では第1保留記憶数表示71を表示することで遊技者の認識性を確保している。また、
KT状態においても第1特別図柄の変動時間は長くない(例えば、10秒以下)ため、K
T状態が開始されたときに第1保留記憶が残っていたとしてもすぐに消化され、KT状態
においては右打ちが行われるため第1保留記憶が新たに発生することはまれである。この
ため、KT状態において第1保留記憶数表示71を表示したとしても、その数字は「0」
であることが殆どであり、遊技者に対して違和感を覚えさせることも少ない。また、むし
ろ第1保留記憶数表示71が「0」を示していることを遊技者に認識させることで、右打
ち遊技(つまり、第2特別図柄を変動表示させる遊技)であることを認識させ、より右打
ち遊技に集中させることが可能となる。以上の理由により、遊技状態にかかわらず第1保
留記憶数表示71の表示が行われるものとしているが、KT状態のときには非表示にされ
るものとしてもよい。
れるものとし、チャンスタイム中のようなKT状態においては、第1特別図柄の変動表示
に対応して第4図柄が変動表示されるものとしてもよい。ここで、第4図柄の変動表示は
、演出表示装置9の表示画面の一部の領域であって第1小図柄表示部91bや第2小図柄
表示部92bよりも小さな領域において、所定の表示色(例えば、青色)で一定の時間間
隔で点灯と消灯とを繰り返す状態を継続することによって実現される。なお、第4図柄が
変動表示される領域(第4図柄表示領域)は、演出表示装置9の表示画面とは異なる領域
であってもよく、例えば、ランプやLEDなどの発光体を用いて第4図柄表示領域を実現
するものとしてもよい。このように、第4図柄の変動表示を行うことで、通常状態におい
て第2特別図柄の変動表示に対応した背景図柄や小図柄が表示されない場合や、KT状態
において第1特別図柄の変動表示に対応した背景図柄や小図柄が表示されない場合であっ
ても、第4図柄によって第1特別図柄や第2特別図柄の変動状態を確認することができる
。また、第4図柄は、背景図柄や小図柄と比較して視認性が低いことから、通常状態にお
いては遊技者に対して第2特別図柄の変動表示に対する認識度合いを低下させることがで
き、KT状態においては遊技者に対して第1特別図柄の変動表示に対する認識度合いを低
下させることができる。
(不図示)を設け、遊技状態にかかわらず、当該保留表示ランプが点灯表示されるものと
してもよい。なお、この保留表示ランプの表示制御は、遊技制御用マイクロコンピュータ
560により制御されるものとしてもよいし、演出制御用マイクロコンピュータ200に
より制御されるものとしてもよい。また、両者のそれぞれによって表示制御される保留表
示ランプを別々に設けるものとしてもよい。このように保留表示ランプを別途設けること
で、通常状態において第2保留表示が表示されない場合やKT状態において第1保留表示
が表示されない場合でも、保留表示ランプによって第1保留記憶数や第2保留記憶数を確
認することができる。また、保留表示ランプは、演出表示装置9の枠外に設けられること
で第1保留表示部61や第2保留表示部62における保留表示よりも視認性が低いことか
ら、通常状態においては遊技者に対して第2保留表示に対する認識度合いを低下させるこ
とができ、KT状態においては遊技者に対して第1保留表示の認識度合いを低下させるこ
とができる。
示され、遊技状態に応じて第1特定表示または第2特定表示が表示されるため、第1保留
表示部61と第2保留表示部62の表示位置は同じ(表示画面の左下部)であるとし、第
1特定表示部61aと第2特定表示部62aの表示位置は同じ(表示画面の中央下部)で
あるとしたが、これらは互いに異なる位置であってもよい。同様に、上記では第1背景図
柄表示部91aと第2背景図柄表示部92aの表示位置は同じ(表示画面の中央部)であ
るとし、第1小図柄表示部91bと第2小図柄表示部92bの表示位置は同じ(表示画面
の右上部)であるとしたが、これらは互いに異なる位置であってもよい。また例えば、第
1背景図柄表示部91aと第2背景図柄表示部92a(あるいは、第1小図柄表示部91
bと第2小図柄表示部92b)の表示位置が同じであっても、それぞれで表示される背景
図柄(あるいは小図柄)の表示態様を異ならせることで、第1特別図柄の変動表示に対応
するものか、第2特別図柄の変動表示に対応するものかを区別可能であるものとしてもよ
い。また例えば、第1小図柄表示部91bと第2小図柄表示部92bの表示位置を異なる
位置(特に互いに重ならない位置)にする場合には、それぞれの表示位置で小図柄を表示
することが可能となる。この場合には、通常状態においては、第2特別図柄の変動表示に
応じて第2小図柄表示部92bで小図柄を変動表示してもよい。ただし、この場合には、
第2小図柄表示部92bにおける小図柄は第1小図柄表示部91bの小図柄よりも視認性
が低いことが好ましい。同様に、チャンスタイム中のようなKT状態においては、第1特
別図柄の変動表示に応じて第1小図柄表示部91bで小図柄を変動表示してもよい。ただ
し、この場合には、第1小図柄表示部91bにおける小図柄は第2小図柄表示部92bの
小図柄よりも視認性が低いことが好ましい。
次に、上述した図60〜図62のフローチャートの処理によって表示されるチャンスタ
イム中の第2保留表示および第2特定表示の表示制御の一例について図64を参照して説
明する。
上のときの演出表示装置9(液晶表示装置)における表示演出の一例を示す。図64(1
)に示すように、このときには、第2保留表示部62において第2保留表示が表示される
とともに第2特定表示部62aにおいて第2特定表示が表示される。また、保留予告およ
び特定予告が実行可能であるため、第2保留表示が特別態様に変化可能であるとともに、
特定表示も特別態様に変化可能である。なお、チャンスタイム中では、遊技者に右打ちを
行わせるように右打ち表示が行われる。
回のときの演出表示装置9(液晶表示装置)における表示演出の一例を示す。図64(2
)に示すように、このときには、第2保留表示部62において第2保留表示が表示される
とともに第2特定表示部62aにおいて第2特定表示が表示される。しかし、保留予告お
よび特定予告の実行が禁止されるため、第2保留表示は通常態様で表示されるとともに、
第2特定表示も通常態様で表示される。
のときの演出表示装置9(液晶表示装置)における表示演出の一例を示す。図64(3)
に示すように、このときには、第2保留表示部62および第2特定表示部62aの表示領
域を視認困難に遮蔽する遮蔽演出(ブラックアウト演出)が実行される。これにより、第
2保留表示部62における第2保留表示が視認困難になるとともに、第2特定表示部62
aにおける第2特定表示が視認困難となる。なお、このブラックアウト演出は、チャンス
タイム終了迄の残回数の減少に応じて徐々にブラックアウトする(透過度が低下する)。
このため、第2保留表示および第2特定表示を視認困難にするとともに、チャンスタイム
終了迄の残回数が減少していることを印象的に示唆することができる。
の残回数が5回以下のとき、第2保留表示の追加表示および第2特定表示は非表示に制御
される。したがって、遮蔽演出(ブラックアウト演出)が実行されないものとしても、第
2保留表示部62における第2保留表示の追加表示を視認困難(非表示)にするとともに
、第2特定表示部62aにおける第2特定表示を視認困難(非表示)にすることができる
。また、遮蔽演出(ブラックアウト演出)が実行されるときには、第2保留表示の追加表
示および第2特定表示は非表示に制御されずに、図64(2)と同様に表示制御されるも
のとしてもよい。このようにしても、第2保留表示および第2特定表示は、その上面のレ
イヤに表示されるブラックアウト演出によって遮蔽されるので、第2保留表示および第2
特定表示を視認困難にするとともに、第2保留表示および第2特定表示の表示制御のフロ
ーをより簡潔にすることができる。
示が視認困難に表示制限されるため、第2保留表示がシフト表示される演出(第2保留表
示が順次右にシフト表示される演出および第2保留表示が第2特定表示にシフト表示され
る演出)も同様に制限される(視認困難となる)。なお、遮蔽演出が実行されない場合で
あっても、チャンスタイム終了迄の残回数が5回以下のときには、既に表示している第2
保留表示がある場合には、全ての第2保留表示を非表示に制御するものとし、第2保留表
示がシフト表示される演出も非表示に制限されるものとしてもよい。
保留表示や第2特定表示が遮蔽されることにより視認困難(あるいは非表示)となるもの
としたが、例えば、表示画面のレイアウトを変更することによって、第2保留表示や第2
特定表示を視認困難(あるいは非表示)にするものとしてもよい。ここで、「表示画面の
レイアウトを変更する」とは、演出表示装置9の表示画面において表示される各種表示ア
イテムの表示位置、表示サイズを変更することを含む概念であり、表示アイテムとは、背
景図柄や保留表示等、演出表示装置9に演出として表示されている全ての表示を含む概念
である。表示画面のレイアウトの変更としては、例えば、残回数表示81の表示領域を拡
張するものとしてもよい。具体的には、残回数表示81の表示領域を左方に拡張すること
で、第2保留表示が表示される第2保留表示部62および第2特定表示が表示される第2
特定表示部62aの表示領域を遮蔽するものとしてもよい。また、表示画面のレイアウト
の変更としては、例えば、第2背景図柄表示部92aを下方に拡張することで第2保留表
示および第2特定表示を遮蔽するものであってもよい。また、遮蔽演出はブラックアウト
演出に限るものではなく、他の表示演出や可動体(可動する演出役物)を用いることで第
2保留表示および第2特定表示を遮蔽する演出であってもよい。また、第2保留表示およ
び第2特定表示は、完全に遮蔽されるものではなく、その視認性が低下することによって
視認が困難となるものであってもよい。例えば、演出表示装置9において、第2保留表示
および第2特定表示の表示位置を変更(例えば、右上隅に変更)し、あるいは、表示サイ
ズを変更する(例えば、縮小表示する)ことにより、視認性を低下させるものとしてもよ
い。
ることを条件に開始され、第2保留表示や第2特定表示が視認困難に表示制御されるもの
とした。しかし、ブラックアウト演出は、チャンスタイム終了迄の残回数が例えば10回
以下になることを条件に開始され、残回数が減少することに応じてその透過度が低くなり
、残回数が10回〜6回のときには、第2保留表示や第2特定表示が視認可能である一方
、残回数が5回に達すると第2保留表示や第2特定表示が視認困難になるものとしてもよ
い。このようにすると、第2保留表示や第2特定表示が視認困難になる表示制御をより違
和感のないものとすることができる。また、遮蔽演出としてブラックアウト演出以外の演
出を用いる場合も同様の演出を適用することができる。
動表示が終了したときの演出表示装置9(液晶表示装置)における表示演出の一例を示す
。図64(4)に示すように、チャンスタイムの最終変動が終了すると、第2特別図柄の
変動表示の結果(例えば、はずれ(または小当り)を示す停止図柄)に対応した背景図柄
(例えば、「3」「9」「4」)が停止し、同様に、第2特別図柄の変動表示の結果に対
応した小図柄(例えば、「3」「9」「4」)が停止する。なお、背景図柄と小図柄とは
、互いに異なる図柄であってもよい。そして、チャンスタイムの終了に伴って、右打ち表
示が終了し(非表示となり)、代わって遊技者に左打ちを促す左打ち報知が実行される。
なお、図示はしていないが、この最終変動の変動中においては、チャンスタイムが終了す
ることを報知する終了表示(たとえば、「チャンスタイム終了!」という文字表示)が表
示されるとともに、第1賞球数カウンタの値にもとづいて、連荘中賞球数表示が表示され
る。これにより、連荘が終了したこと、およびその間に獲得された全ての賞球数(トータ
ル獲得賞球数)が報知される。また、このとき、初当りからチャンスタイム終了迄の一連
の期間における大当りの回数(連荘回数)が併せて報知されるものとしてもよい。
てから101回転目)の通常状態における演出表示装置9(液晶表示装置)における表示
演出の一例を示す。図64(5)に示すように、遊技状態が第1KT状態から通常状態に
切り替わると、第2保留表示部62における第2保留表示および第2特定表示部62aに
おける第2特定表示は非表示に制御され、新たに第2有効始動入賞コマンドが発生しても
(つまり、新たな第2始動入賞口14への有効入賞が生じても)第2保留表示および第2
特定表示は表示されない。一方、図64(4)に示す左打ち報知に基づいて遊技者が左打
ちを行うことによって新たに第1始動入賞コマンドが発生すると(つまり、新たな第1始
動入賞口への有効入賞が生じると)第1特定表示部61aにおいて第1特定表示が表示さ
れ、第1特別図柄の変動表示に応じて、第1背景図柄表示部91aにおいて背景図柄が変
動表示されるとともに、第1小図柄表示部91bにおいて小図柄が変動表示される。これ
により、チャンスタイム終了後の101回転目の変動表示の開始が遊技者に認識される。
なお、第1特別図柄の変動表示中に新たに第1始動入賞コマンドが発生すると、第1保留
記憶数が更新されることにより、第1保留記憶数表示71が更新表示されるとともに、第
1保留表示部61における第1保留表示が追加表示される。
2保留表示や第2特定表示の表示制御が異なる理由について説明する。図63を参照して
説明したように、本変形例では、通常状態(非KT状態)においては第2特別図柄の変動
時間が非常に長く(例えば、5分や15分)、また、通常状態では左打ちが推奨されるた
め、第2特別図柄の変動表示が行われていることを認識させないために第2保留表示や第
2特定表示は非表示に制御される。このため、チャンスタイム終了後に通常状態で制御さ
れると、図64(5)を参照して前述したように、第2保留表示や第2特定表示は表示さ
れない。したがって、仮に、チャンスタイムの最終変動(チャンスタイム開始後100回
転目)の変動表示が終了するときに第2保留表示が表示されていると、通常状態に切り替
わったときに、この第2保留表示が突然非表示に制御されるので、遊技者に違和感を与え
る可能性がある。また、例えば、チャンスタイムの最終変動の終了時に特別態様に変化し
ている第2保留表示があれば、これが非表示になることで遊技者を落胆させ、あるいは、
第2保留表示があったにもかかわらず通常状態ではその演出(背景図柄等)が表示されな
いことで演出の不整合を引き起こしてしまう可能性がある。しかし、上記したように、こ
の変形例では、チャンスタイムの最終変動が終了する前から(つまり、チャンスタイム終
了迄の残回数が5回になってから)第2保留表示や第2特定表示を視認困難に表示制御し
ているので、第2保留表示や第2特定表示に対する遊技者の認識度合いを低下させ、通常
遊技状態に移行したときに第2保留表示や第2特定表示が非表示に制御されても違和感を
与えないようにすることができる。また、チャンスタイム終了迄の残回数が5回以下にな
ると第2保留表示や第2特定表示を視認困難に表示制御するが、第2特別図柄の変動表示
に対応した背景図柄や小図柄は視認可能に表示制御するので、チャンスタイム中に第2特
別図柄の変動表示が行われていることも適切に認識させることができる。
を条件に、第2保留表示や第2特定表示を視認困難に表示制御するものとしているが、残
回数が5回以下になることを条件としているのは以下の理由による。すなわち、上記した
変形例では、第2保留記憶の最大記憶数が4であるため最大4つの第2保留表示が表示可
能であり、第2特別図柄の変動表示中に第2特定表示も表示されるため、第2保留表示お
よび第2特定表示を表示することで最大で5変動分の情報を遊技者に認識させることが可
能となる。したがって、チャンスタイム終了迄の残回数が5回に達したときに第2保留表
示および第2特定表示を視認困難に表示制御することで、チャンスタイム終了後には、チ
ャンスタイム中に視認されていた第2特定表示や第2保留表示が非表示になるという事態
を防止することができる。なお、残回数が5回以下になることを条件とせずに、残回数が
5回よりも多い所定回数(例えば10回)以下になることを条件として、第2保留表示や
第2特定表示を視認困難に表示制御するものとしてもよい。また、チャンスタイム終了後
(通常状態に移行してから)所定回数の変動表示が行われるまで、第2保留表示および第
2特定表示を視認困難に表示制御するものとしてもよく、すなわち、KT状態が終了する
タイミングを含む前後の期間に亘って、第2保留表示および第2特定表示を視認困難に表
示制御するものとしてもよい。
件に、第2保留表示の保留予告や第2特定表示の特定予告を制限する(実行しない)もの
としているが、残回数が9回以下になることを条件としているのは以下の理由による。す
なわち、前述したように、残回数が5回以下になると第2保留表示や第2特定表示が視認
困難に表示制御される。したがって、この視認困難に表示制御される第2保留表示や第2
特定表示の態様が特別態様に変化していると、遊技者に対して期待感を持たせておきなが
らその表示が視認困難になり、遊技者の期待感を損ねる可能性があり、あるいは演出の不
整合が生じる可能性がある。このため、残回数が9回以下になることを条件に第2保留表
示の保留予告を制限することにより、最大保留数である4つめの第2保留表示が4変動後
に第2特定表示としてシフト表示され、このとき残回数が5回以下になることで視認困難
に制御されても通常態様の第2特定表示が視認困難に表示制御されるに過ぎないため、上
記した演出の不整合等を回避することが可能となる。なお、第2保留表示については最大
4変動分シフト表示される可能性があることを考慮して残回数が9回以下になることを条
件に第2保留表示の保留予告を制限する必要があったが、第2特定表示についてはこのよ
うな事情は当てはまらない。このため、第2特定表示については表示が視認困難となる残
回数が5回以下になることを条件に特定予告が制限されるものとしてもよい。また、残回
数が9回以下になることを条件とせずに、残回数が9回よりも多い所定回数(例えば20
回)以下になることを条件として、第2保留表示の保留予告や第2特定表示の特定予告を
制限するものとしてもよい。
で制御可能な遊技機においては、遊技者は、KT状態が終了して通常状態に移行するとき
に残存している第2保留記憶に基づいて大当りするか否かの当否結果を確認するために、
KT状態終了後には遊技球を発射することなく意図的に遊技機を占拠する場合がある。こ
のような場合には、遊技店においては当該遊技機の稼働が低下してしまうため適切ではな
い。また、KT状態終了後に残存している第2保留記憶に関する第2保留表示を遊技者に
認識可能としてしまうと、長時間(例えば15分の長変動の保留が4つあれば、全て非表
示となるまで60分)第2保留表示が表示される不自然な表示状態でKT状態が終了する
ことになる。さらに言えば、残存している第2保留記憶に基づいて大当りするとは限らな
いにもかかわらず、当該第2保留記憶に基づく変動表示が終了して当否結果が表示される
まで(保留消化されるまで)にある程度(例えば15分)の時間を要するため、遊技者が
遊技を終了する機会を逸してしまい、遊技者が遊技を継続すると遊技者に不利益を与えて
しまう可能性がある。しかしながら、上記したように、本変形例によれば、KT状態終了
後には、第2保留表示や第2特定表示が表示されないこと、およびチャンスタイム中から
(終了5変動前から)第2保留表示や第2特定表示を視認困難に制御することにより、遊
技者に対して、残存している第2保留記憶があることを過度に認識させないようにするこ
とができる。このため、遊技者の意図的な遊技機の占拠を防止することが可能となり、こ
れにより遊技機の稼働の低下を防止することが可能となり、KT状態終了時に違和感のな
い表示を実現可能となり、遊技者が遊技を終了する機会を逸することを防止することが可
能となる。
るものとしたが、第2保留表示や第2特定表示は、遊技状態にかかわらず常に表示されな
い(あるいは視認困難である)ものとしてもよい。これは、例えば、以下のようなKT当
りと非KT当りを所定の割合で有する遊技機の場合に好適である。ここで、KT当りとは
、第2特別図柄の変動表示を実行する場合に決定可能な大当りであって、大当り遊技終了
後には次に大当りするまでKT状態で制御される大当りのことをいう。また、非KT当り
とは、第2特別図柄の変動表示を実行する場合に決定可能な大当りであって、大当り終了
後にすぐに通常遊技状態で制御される大当りのことをいう。このようなKT当りと非KT
当りとを有する遊技機においては、KT当りに当選した後のKT状態では、遊技の興趣の
向上のために第2保留表示を表示することが考えられる。そして、このような遊技状態の
ときに非KT当りに当選すると、非KT当りを示す第2特別図柄が停止したとき(つまり
、大当りが確定したとき)にはKT状態において右打ちを行っていることにより、最大4
つの第2保留表示が表示されている可能性が高い。しかし、非KT当りに当選すると、大
当り遊技後に通常状態に制御されることで、大当りが確定する前に表示されていた第2保
留表示が非表示に制御されてしまう。すると、大当り確定前に例えば特別態様に変化して
いる第2保留表示が非表示になることで遊技者を落胆させ、あるいは、第2保留表示があ
ったにもかかわらず通常状態ではその演出(背景図柄等)が表示されないことで演出の不
整合を引き起こしてしまう可能性がある。したがって、このような演出の不整合等を回避
するためには、KT状態のときに、非KT当りを示す第2保留記憶よりも後に記憶された
第2保留記憶に関する第2保留表示を視認困難に表示制御(例えば非表示)しておくこと
が好ましい。したがって、例えば、始動入賞時の先読み(第2入賞時判定結果コマンド)
に基づいて、非KT当りを示す始動入賞が発生したタイミングで、その後の始動入賞(第
2保留記憶)に関する第2保留表示を視認困難に表示制御することが考えられる。しかし
、このような先読みに基づく表示制御を行うと、大当りであることを事前に確定示唆して
しまうので遊技の興趣性を低減させる虞がある。このため、このような非KT当りを有す
る遊技機においては、KT状態であっても(遊技状態にかかわらず)第2保留表示は常に
表示されない(あるいは視認困難である)ものとすればよい。このようにすることで、K
T状態において大当りを事前に確定示唆することなく、非KT当りに当選しても第2保留
表示が表示されていないことにより通常遊技状態に移行したときの演出の不整合も回避す
ることができる。
づいて、非KT当りを示す始動入賞が発生したタイミングで、その後の始動入賞(第2保
留記憶)に関する第2保留表示を視認困難に表示制御することに加えて、始動入賞時の先
読みに基づいて、所定の割合ではずれ(または小当り)を示す始動入賞が発生したタイミ
ングで、その後の始動入賞(第2保留記憶)に関する第2保留表示を所定期間(所定の変
動回数)視認困難に表示制御するものとしてもよい。このようにすると、大当りではない
ときにも所定期間第2保留表示が視認困難に表示制御されることがある(いわゆるガセが
ある)ので、KT状態において大当りを事前に確定示唆することなく、非KT当りに当選
しても第2保留表示が表示されていないことにより通常遊技状態に移行したときの演出の
不整合も回避することができる。
かかわらず第2保留表示を視認困難にする表示制御や、先読みに基づいて、非KT当りの
ときに加えて所定の割合ではずれ(または小当り)のときに所定期間第2保留表示を視認
困難にする表示制御を行うことにより演出の不整合を回避できる。そして、これらの表示
制御(以下、特定表示制御という)は、KT当りと非KT当りを有する遊技機に限らず、
KT当りと、非KT当りに準じた大当り(以下、準非KT当りという)を所定の割合で有
する遊技機に適用することもできる。ここで、準非KT当りとは、第2特別図柄の変動表
示を実行する場合に決定可能な大当りであって、大当り終了後に所定回数(例えば第2保
留記憶の最大数である4回)よりも少ない回数(例えば1回)だけKT状態に制御してか
ら通常遊技状態に移行する大当りのことをいう。このような準非KT当りを所定の割合で
有する遊技機では、KT状態で制御されているときに準非KT当りに当選したときには大
当り遊技後にKT状態で制御される回数が第2保留記憶数の最大数よりも少ない。このた
め、KT状態で制御されているときに第2保留表示を表示してしまうと、準非KT当り後
のKT状態が終了して通常遊技状態に制御されて第2保留表示が非表示となるときに、準
非KT当りを示す第2特別図柄が停止したとき(つまり、大当りが確定したとき)に表示
されていた可能性のある最大4つの第2保留表示の一部(後に記憶された保留記憶に関す
る第2保留表示)が非表示となる虞がある。このため、非KT当りに代え(あるいは加え
て)準非KT当りを所定の割合で有する遊技機においても、上記した特定表示制御を行う
ことで演出の不整合等を回避することができる。
される大当りであるとしたが、大当り終了後に所定回数(例えば第2保留記憶の最大数で
ある4回)よりも多い回数(例えば100回)だけKT状態に制御される大当りであると
してもよい。このようにしても、KT状態のときに非KT当り、または準非KT当りに当
選する可能性があるので、同様に、上記した特定表示制御を適用することができる。
御される遊技機(いわゆるループ機)に適用するものとしたが、いずれの大当りに当選し
ても大当り遊技後に所定回数の変動表示が終了するまで高確率状態で制御される遊技機(
いわゆるST機)に適用してもよい。また、この場合には、高確率状態で制御されるとき
には同時にKT状態に制御されるものとして、KT状態に制御されるときには、第2特別
図柄の変動時間が通常状態よりも短く設定されることにより単位時間あたりの小当りの発
生頻度が高められるものとすればよい。この場合も同様に、高確率状態で制御される最終
変動の5変動前から第2保留表示や第2特定表示を視認困難に表示制御し、最終変動の9
変動前から第2保留表示の保留予告や第2特定表示の特定予告を制限するものとすればよ
い。
転落抽選)を行う遊技機(いわゆる転落抽選タイプの遊技機)や、所定回数の変動表示が
終了する迄の所定期間(ST期間)において高確率状態で制御される遊技機(いわゆるS
Tタイプの遊技機)において、高確率状態で制御されているときには第2KT状態で制御
され、低確率状態で制御されているときには非KT状態で制御されるものとしてもよい。
このような遊技機において、高確率状態/第2KT状態から、低確率状態/非KT状態(
通常状態)に移行する場合において、KT状態(第2KT状態)で制御される最終変動(
すなわち、転落抽選タイプでは転落抽選に当選した変動、STタイプではST期間の最終
変動)において、第2保留表示を視認困難に制御し、また、第2特定表示を視認困難に制
御するものとしてもよい。
動入賞口14への遊技球の入賞が検出されたとしても、第2保留表示や第2特定表示は表
示されず、かつ、第2特別図柄の変動表示に応じた背景図柄や小図柄も表示されない(つ
まり、表示演出が制限される)。しかし、通常状態において第2始動入賞口14への遊技
球の入賞が検出されたときには、表示演出を制限するだけではなく、第2始動入賞口14
への入賞を狙った右打ちを行わせない報知演出(例えば、左打ち報知)を行うものとして
もよい。このようにすることで、通常状態における第2始動入賞口14への遊技球入賞と
いう事象に対して、第2特別図柄が変動表示される契機であるという遊技者の認識度合い
を低下させることで、左打ち報知が行われる(右打ちを行うことが禁止される)契機であ
るという遊技者の認識度合いを相対的に高めることができる。このため、不正な小当りを
狙った右打ちを軽減させることが可能となる。
表示位置を異なる位置(特に互いに重ならない位置)にする場合には、強制はずれのとき
には、通常状態であっても第2小図柄表示部62bにおいて小図柄を停止表示し、KT状
態であっても第1小図柄表示部91bにおいて小図柄を停止表示するものとしてもよい。
例えば、通常状態においては第1特別図柄の変動表示に応じて第1小図柄表示部91bに
おいて小図柄が変動表示されるが、この第1特別図柄の変動表示が大当り変動であること
により、同時に変動表示されていた第2特別図柄の変動表示が強制はずれにされる場合に
は、第2特別図柄が停止表示されるときに、第2小図柄表示部92bにおいて強制はずれ
を示す小図柄が停止表示されるものとしてもよい。同様に、KT状態においては第2特別
図柄の変動表示に応じて第2小図柄表示部92bにおいて小図柄が変動表示されるが、こ
の第2特別図柄の変動表示が大当り変動であることにより、同時に変動表示されていた第
1特別図柄の変動表示が強制はずれにされる場合には、第1特別図柄が停止表示されると
きに、第1小図柄表示部91bにおいて強制はずれを示す小図柄が停止表示されるものと
してもよい。
表示位置を異なる位置(特に互いに重ならない位置)にする場合には、大当りのときには
、通常状態であっても第2小図柄表示部92bにおいて小図柄を停止表示するものとして
もよい。例えば、通常状態においては第1特別図柄の変動表示に応じて第1小図柄表示部
91bにおいて小図柄が変動表示されるが、同時に変動表示されていた第2特別図柄の変
動表示が大当り変動である場合には、第2特別図柄が停止表示されるときに、第2小図柄
表示部92bにおいて大当りを示す小図柄が停止表示されるものとしてもよい。また、大
当りを示す第2特別図柄の変動表示が行われているときに第1特別図柄の変動表示が開始
されたときには、第2小図柄表示部92bにおいて大当りを示す小図柄が停止表示された
後に、第1通常指示報知56Aが行われ、または第2通常指示報知56Bが行われること
で積極的に大当りであることが報知されるものとすればよい。また、このときには、第1
特別図柄の変動が開始されたとしても当該第1特別図柄の変動に関する演出は制限され(
例えば、第1特別図柄の変動に応じた背景図柄や小図柄の変動表示は実行されず)、代わ
りに第2特別図柄の変動表示に応じた演出(大当りを示す特別な演出)が行われるものと
してもよい。一方、第1特別図柄の変動表示が行われることなく第2特別図柄の変動表示
(大当り変動)が終了したときには、第2小図柄表示部92bにおいて大当りを示す小図
柄が停止表示された後に、第1縮小指示報知56Cが行われ、または第2縮小指示報知5
6Dが行われることで消極的に大当りであることが報知されるものとすればよい。なお、
通常状態において第2特別図柄の変動表示がはずれ(または小当り)変動である場合には
、これまで述べてきたとおり、第2小図柄表示92bにおいて小図柄は表示されない(つ
まり、はずれや小当りの場合には表示演出によっては報知されない)ものとすればよい。
表示位置を異なる位置(特に互いに重ならない位置)にする場合には、大当りのときには
、KT状態であっても第1小図柄表示部61bにおいて小図柄を停止表示するものとして
もよい。例えば、KT状態においては第2特別図柄の変動表示に応じて第2小図柄表示部
92bにおいて小図柄が変動表示されるが、同時に変動表示されていた第1特別図柄の変
動表示が大当り変動である場合には、第1特別図柄が停止表示されるときに、第1小図柄
表示部91bにおいて大当りを示す小図柄が停止表示されるものとしてもよい。なお、K
T状態においては、遊技者は右打ちを行うことが常であるため、大当りを示す第1特別図
柄の変動表示が行われているときには第2特別図柄の変動表示が開始されることが殆どで
ある。そして、このようなときには、第1小図柄表示部91bにおいて大当りを示す小図
柄が停止表示された後に、第1通常指示報知56Aが行われ、または第2通常指示報知5
6Bが行われることで積極的に大当りであることが報知されるものとすればよい。また、
このときには、第2特別図柄の変動が開始されたとしても当該第2特別図柄の変動に関す
る演出は制限され(例えば、第2特別図柄の変動に応じた背景図柄や小図柄の変動表示は
実行されず)、代わりに第1特別図柄の変動表示に応じた演出(大当りを示す特別な演出
)が行われるものとしてもよい。一方、稀ではあるが、例えばKT状態に制御されたとき
に誤って第1始動入賞口13に遊技球を入賞させて離席したときのように、第2特別図柄
の変動表示が行われることなく第1特別図柄の変動表示(大当り変動)が終了したときに
は、第1小図柄表示部91bにおいて大当りを示す小図柄が停止表示された後に、第1縮
小指示報知56Cが行われ、または第2縮小指示報知56Dが行われることで消極的に大
当りであることが報知されるものとしてもよい。あるいは、KT状態においては、遊技者
は右打ちを行うのが常であるため、右打ちによって例えば作動ゲート17を遊技球が通過
することを契機に第1通常指示報知56Aが行われ、または第2通常指示報知56Bが行
われることで積極的に大当りであることが報知されるものとしてもよい。なお、KT状態
において第1特別図柄の変動表示がはずれ変動である場合には、これまで述べてきたとお
り、第1小図柄表示部91bにおいて小図柄は表示されない(つまり、はずれの場合には
表示演出によっては報知されない)ものとすればよい。
態(第1KT状態または第2KT状態)の違いについて言及しなかったが、第1KT状態
であるか第2KT状態であるかに応じて保留予告決定処理が実行されるものとしてもよい
。具体的には、保留予告決定処理において、第1KT状態のときには第2KT状態のとき
よりも第2保留表示の表示態様が特別態様に変化され易い(つまり、保留予告が行われ易
い)ものとしてもよい。これは以下の理由による。すなわち、KT状態のうち第1KT状
態では、小当りが発生しやすいものの特殊可変入賞球装置22に遊技球が入賞するケース
は極めて少ない(つまり、小当りにより賞球を得難い)。一方で、KT状態のうち第2K
T状態では、小当りが発生しやすく、かつ、特殊可変入賞球装置22に遊技球が入賞しや
すい(つまり、小当りにより賞球を得易い)ことで遊技者に利益を与えやすい状態となる
。したがって、第2KT状態では、遊技者は小当り(つまり、はずれ)を期待する一方で
、第2KT状態が終了する可能性のある大当りに当選することをそれほど期待しない(む
しろ、長期間大当りしないこと期待する)。これに対して、第1KT状態では、遊技者は
小当りが発生しても賞球を得難いので、小当りではなく大当りを期待する。このため、第
1KT状態のときには第2KT状態のときよりも保留予告が行われ易くすることにより、
第1KT状態では大当りを期待する遊技者の期待感を高め、第2KT状態では小当りを期
待する遊技者の期待感を損ねないようにすることができる。なお、同様の理由で、ステッ
プS9307の特定予告決定処理では、第1KT状態のときには第2KT状態のときより
も第2特定表示の表示態様が特別態様に変化され易い(つまり、特定予告が行われ易い)
ものとしてもよい。また、第2特別図柄の変動表示の表示結果として、大当り以外に小当
りではないはずれ(通常のはずれ)を所定の割合で有する場合には、第2保留表示や第2
特定表示が小当りであることを期待させる態様(例えば、「小」という文字表示)に変化
する保留予告や特定予告を行うものとしてもよい。
ンピュータ200が、チャンスタイム終了迄の残回数を把握し、チャンスタイム終了迄の
残回数が9回以下になると保留予告の実行を制限するものとした。しかし、保留予告を制
限するか否かは、遊技制御用マイクロコンピュータ560によって判定されるものとして
もよい。具体的には、遊技制御用マイクロコンピュータ560は、大当り遊技後に低確率
/第1KT状態に制御してからの変動回数をカウントすることで、チャンスタイム終了迄
の残回数を把握し、チャンスタイム終了迄の残回数が9回以下になると、第2有効始動入
賞が発生したときに送信する第2入賞時判定結果コマンドとして、保留予告を禁止するコ
マンドを送信するものとすればよい。このようにすれば、第2入賞時判定結果コマンドを
受信する演出制御用マイクロコンピュータ200は、チャンスタイム終了迄の残回数を把
握することなく、第2入賞時判定結果コマンドにもとづいて保留予告を実行するか禁止す
るかを判断することができる。また、演出制御用マイクロコンピュータ200は、遊技制
御用マイクロコンピュータ560から所定の保留予告コマンドを受信したときにのみ、保
留予告を実行することが可能であるものとし、遊技制御用マイクロコンピュータ560は
、チャンスタイム終了迄の残回数が9回以下になると、第2有効始動入賞が発生したとし
ても保留予告コマンドを送信しないものとしてもよい。このようにしても、演出制御用マ
イクロコンピュータ200は、チャンスタイム終了迄の残回数を把握することなく、保留
予告コマンドにもとづいて保留予告を実行するか禁止するかを判断することができる。な
お、同様にして、特定予告を制限するか否かは、演出制御用マイクロコンピュータ200
ではなく、遊技制御用マイクロコンピュータ560によって判定されるものとしてもよい
。
って有利な有利状態(本例では、大当り状態)に制御可能な遊技機であって、第1識別情
報(本例では、第1特別図柄)の可変表示および第2識別情報(本例では、第2特別図柄
)の可変表示を並行して実行可能な可変表示実行手段(本例では、遊技制御用マイクロコ
ンピュータ560におけるステップS26A,S26Bを実行する部分)と、遊技者にと
って有利であり有利状態とは異なる所定状態(本例では、小当り遊技状態)に制御可能な
所定状態制御手段(本例では、遊技制御用マイクロコンピュータ560におけるステップ
S358〜S360を実行する部分)と、通常状態(本例では、非KT状態)と、当該通
常状態よりも第2識別情報の可変表示の実行時間として高い割合で短い変動時間が選択さ
れる(本例では、図13参照)ことにより所定状態に制御される頻度が高い特別状態(本
例では、KT状態)とに制御可能である状態制御手段(本例では、遊技制御用マイクロコ
ンピュータ560におけるステップS2208A,S2211A,S2209B,S22
10B,S2213B,S2214Bを実行する部分)と、第1識別情報の可変表示に関
する情報を第1保留記憶として記憶可能な第1保留記憶手段(本例では、第1保留記憶バ
ッファ)と、第2識別情報の可変表示に関する情報を第2保留記憶として記憶可能な第2
保留記憶手段(本例では、第2保留記憶バッファ)と、第1保留記憶に対応した第1保留
表示(本例では、第1保留表示部61における第1保留表示)と、第2保留記憶に対応し
た第2保留表示(本例では、第2保留表示部62における第2保留表示)とを表示可能な
保留表示手段(本例では、演出制御用マイクロコンピュータ200におけるステップS7
07を実行する部分)と、を備え、保留表示手段は、特別状態が終了するタイミングを含
む特定期間(本例では、チャンスタイム終了迄残り5変動以下である期間)において、第
2保留表示を視認困難とすることが可能である(本例では、図64参照)、こととした。
これにより、特別状態で制御可能な遊技機において、第2保留表示について適切な表示制
御を実現することができる。より具体的には、特別状態が終了する際に、第2保留表示に
ついて適切な表示制御を実現することができる。なお、特定期間は、特別状態(本例では
KT状態)が終了するタイミングを含む期間であればよく、特別状態が終了する前から終
了迄の期間(例えば終了前の5変動)に限らず、特別状態が終了してから(通常状態に移
行してから)の所定期間(例えば終了後の5変動)を含むものであってもよい。
うときに、当該第2識別情報に対応した特定表示(本例では、第2特定表示部62aにお
ける第2特定表示)を表示可能な特定表示手段(本例では、演出制御用マイクロコンピュ
ータ200におけるステップS9308,S9310を実行する部分)をさらに備え、上
記特定期間(本例では、チャンスタイム終了迄残り5変動以下である期間)以外の期間で
は、保留表示手段が第2保留表示を表示可能であるとともに特定表示手段が特定表示を表
示可能であり、特定期間では、保留表示手段が第2保留表示を視認困難とすることが可能
である(本例では、ステップS7081のYである場合にステップS7082を実行しな
い)とともに特定表示手段が特定表示を視認困難とする(本例では、ステップS9309
のYである場合にステップS9310を実行しない)ことが可能である、こととした。こ
れにより、特別状態が終了する際に、第2識別情報に対応した特定表示についても適切な
表示制御を実現することができる。
を決定する事前決定手段(本例では、遊技制御用マイクロコンピュータ560がステップ
S65A,S65Bを実行する部分)と、事前決定手段の決定前に、第2保留記憶にもと
づいて有利状態となるか否かを判定する特定判定手段(本例では、遊技制御用マイクロコ
ンピュータ560がステップS312,S215,S216,S322を実行する部分)
と、を備え、保留表示手段は、特定判定手段の判定結果に応じて、当該特定判定手段の判
定対象となった第2保留記憶に対応した第2保留表示を第1特別態様に変化させる第1態
様変化演出(本例では、保留予告)を実行可能であり、特定表示手段は、事前決定手段の
決定結果に応じて、当該事前決定手段の決定対象となった第2識別情報に対応した特定表
示を第2特別態様に変化させる第2態様変化演出(本例では、特定予告)を実行可能であ
り、特定期間を含む所定期間(本例では、チャンスタイム終了迄残り9変動以下である期
間)では、保留表示手段が第1態様変化演出の実行を制限する(本例では、ステップS7
078のYである場合にステップS7079を実行しない)とともに特定表示手段が第2
態様変化演出の実行を制限する(本例では、ステップS9306のYである場合にステッ
プS9307を実行しない)、こととした。これにより、第2保留記憶に対応した第2保
留表示や第2識別情報に対応した特定表示が視認困難となる特定期間における演出の不整
合を回避することができる。
は、第1KT状態)と当該第1特別状態よりも有利度合が高い第2特別状態(本例では、
第2KT状態)とに制御可能である、こととした。これにより、特別状態における遊技性
の単調さを解消することができ、特別状態に制御する場合の遊技の興趣を向上させること
ができる。
第1背景図柄表示部91aや第2背景図柄表示部92aにおける背景図柄)の可変表示と
当該演出図柄よりも小さい縮小図柄(本例では、第1小図柄表示部91bや第2小図柄表
示部92bにおける小図柄)の可変表示とを実行可能な演出制御手段(本例では、演出制
御用マイクロコンピュータ200におけるS920D,S920E,S920H,S92
0I,S920Kを実行する部分)を備え、演出制御手段は、通常状態(本例では、非K
T状態)において、第1識別情報の可変表示に対応した演出図柄(本例では、第1背景図
柄表示部91aにおける背景図柄)の可変表示を実行し、第2識別情報の可変表示に対応
した演出図柄(本例では、第2背景図柄表示部92aにおける背景図柄)の可変表示を実
行せず(本例では、ステップS920CのYである場合にステップS920Eを実行し、
ステップS920GのNである場合にステップS920Jを実行する)、特別状態(本例
では、KT状態)において、第2識別情報の可変表示に対応した演出図柄の可変表示を実
行し、第1識別情報の可変表示に対応した演出図柄の可変表示を実行せず(本例では、ス
テップS920GのYである場合にステップS920Iを実行し、ステップS920Cの
Nである場合にステップS920Fを実行する)、通常状態と特別状態のいずれに制御さ
れているかに応じて、第1識別情報と第2識別情報のいずれかの可変表示に対応した縮小
図柄(本例では、第1小図柄表示部91bまたは第2小図柄表示部92bにおける小図柄
)の可変表示を実行する(本例では、非KT状態であるかKT状態であるかに応じてステ
ップS920DとS920Hのいずれかを実行する)、こととした。これにより、縮小図
柄について状態に対応した適切な表示制御を実現することができるとともに、通常状態に
おいて遊技者に第2識別情報の可変表示に対する認識度合いを低下させることができる。
いて、第1保留表示は表示可能であるが、第2保留表示は表示不能である(本例では、ス
テップS7073のYである場合にステップS7075を実行し、ステップS7077の
Nである場合にステップS7080やS7082を実行しない)、こととした。これによ
り、通常状態において第2保留記憶に対応した第2保留表示に対する遊技者の視認性を低
下させることができ、第2保留表示について適切な表示制御を実現することができる。
ているかにかかわらず、第1保留記憶の数に対応した第1保留記憶数表示(本例では、第
1保留記憶数表示71)を表示し、第2保留記憶の数に対応した第2保留数表示を表示し
ない(本例では、ステップS7071のYである場合にステップS7072を実行し、ス
テップS7076のYである場合であってもステップS7072に相当する処理を実行し
ない)、こととした。これにより、第1保留記憶の数に対する遊技者の認識性を確保しつ
つ、第2保留記憶の数に対する遊技者の視認性を低下させることができ、第1保留記憶及
び第2保留記憶のそれぞれの保留記憶数について適切な表示制御を実現することができる
。
所定経路(本例では、遊技領域7の右方)に設けられ、遊技媒体が通過可能な特定領域(
本例では、作動ゲート17)と、所定条件(本例では、大当り図柄が停止表示すること)
が成立した後に、特定領域を遊技媒体が通過したことにもとづいて有利状態(本例では、
大当り遊技状態)に制御可能である有利状態制御手段(本例では、遊技制御用マイクロコ
ンピュータ560におけるステップS2501のYである場合にステップS305〜S3
07,S355〜S357を実行する部分)と、所定条件が成立したことにもとづいて所
定経路への遊技媒体の発射を促進する所定促進報知(本例では、第1指示報知)を実行し
、該所定促進報知の実行から所定期間(本例では、10秒)が経過した後に特定領域への
遊技媒体の発射を促進する特定促進報知(本例では、第2指示報知)を実行可能な促進報
知手段(本例では、演出制御用マイクロコンピュータ200におけるステップS4404
,S4405,S4604,S4605を実行する部分)と、をさらに備える、こととし
た。これにより、演出の煩雑さを抑制しつつ、有利状態に制御する契機を適切に報知する
ことができる。
00回)の変動表示を実行したことにもとづいて終了するように構成する場合を示したが
、そのような態様にかぎられない。例えば、第2KT状態(本例では、高確率/第2KT
状態)も所定回数(例えば、100回)の変動表示を実行したことにもとづいて終了する
ように構成してもよい。また、例えば、所定回数の変動表示を実行したことにもとづいて
第1KT状態から第2KT状態に移行するように構成してもよく、逆に所定回数の変動表
示を実行したことにもとづいて第2KT状態から第1KT状態に移行するように構成して
もよい。
うに構成する場合を示したが、小当りについても複数の小当り種別を設けるように構成し
てもよい。この場合、例えば、小当り種別に応じて特殊可変入賞球装置22などの開放時
間が異なるように構成したり、小当り種別に応じて開放対象の可変入賞球装置が異なるよ
うに構成したりすることによって、小当り種別によって有利度が異なるように構成しても
よい。開放対象の可変入賞球装置が異なるように構成する場合、例えば、小当り種別に応
じて特別可変入賞球装置20が開放する場合と特殊可変入賞球装置22が開放する場合と
があるように構成してもよいし、小当り用の特殊可変入賞球装置を複数設けるように構成
し、小当り種別に応じていずれの特殊可変入賞球装置が開放するかが異なるように構成し
てもよい。
(高確率/第2KT状態)に移行し、6R確変大当りや2R確変大当りの場合に高確率/
第1KT状態に移行し、6R通常大当りや2R通常大当りの場合に低確率/第1KT状態
に移行する場合を示したが、そのような態様にかぎられない。例えば、同じ大当り種別で
あっても、第1KT状態に移行する場合と第2KT状態に移行する場合との両方があるよ
うに構成してもよい。この場合、例えば、同じ6R確変大当りや6R通常大当りであって
も、第1KT状態に移行する場合と第2KT状態に移行する場合との両方があるように構
成してもよい。
いるのであるが、第1KT状態に制御されている場合には、小当りが発生しやすくなるも
のの滅多に特殊入賞口24への入賞は発生せず、遊技者から見ると実質的にいわゆる高ベ
ース状態に制御されているのと同様に見える。そのため、いわゆる高ベース状態に制御す
る遊技機と同様の遊技性を実現でき、遊技者に違和感を与えないようにすることができる
とともに、有利度が異なる複数種類のKT状態を実現することができ、遊技興趣を向上さ
せることができる。
30%やA:B=30%:70%のような関係で割合が異なるものだけにかぎらず、A:
B=100%:0%のような関係で割合が異なるもの(すなわち、一方が100%の割り
振りで他方が0%の割り振りとなるようなもの)も含む概念である。
背景図柄(演出図柄)、普通図柄を可変表示し表示結果を導出表示する場合を示したが、
可変表示は、そのような態様にかぎられない。例えば、可変表示される図柄と導出表示さ
れる図柄とが必ずしも同じである必要ななく、可変表示された図柄とは異なる図柄が導出
表示されるものであってもよい。また、必ずしも複数種類の図柄を可変表示する必要はな
く、1種類の図柄のみを用いて可変表示を実行するものであってもよい。この場合、例え
ば、その1種類の図柄表示を交互に点灯および点滅を繰り返すことによって、可変表示を
実行するものであってもよい。そして、この場合であっても、その可変表示に用いられる
1種類の図柄が最後に導出表示されるものであってもよいし、その1種類の図柄とは異な
る図柄が最後に導出表示されるものであってもよい。
て、演出制御基板80、音声出力基板70およびランプドライバ基板35が設けられてい
るが、演出装置を制御する回路を1つの基板に搭載してもよい。さらに、演出表示装置9
等を制御する回路が搭載された第1の演出制御基板(表示制御基板)と、その他の演出装
置(ランプ、LED、スピーカ27など)を制御する回路が搭載された第2の演出制御基
板との2つの基板を設けるようにしてもよい。
出制御用マイクロコンピュータ200に対して直接コマンドを送信していたが、遊技制御
用マイクロコンピュータ560が他の基板(例えば、図4に示す音声出力基板70やラン
プドライバ基板35など、または音声出力基板70に搭載されている回路による機能とラ
ンプドライバ基板35に搭載されている回路による機能とを備えた音/ランプ基板)に演
出制御コマンドを送信し、他の基板を経由して演出制御基板80における演出制御用マイ
クロコンピュータ200に送信されるようにしてもよい。その場合、他の基板においてコ
マンドが単に通過するようにしてもよいし、音声出力基板70、ランプドライバ基板35
、音/ランプ基板にマイクロコンピュータ等の制御手段を搭載し、制御手段がコマンドを
受信したことに応じて音声制御やランプ制御に関わる制御を実行し、さらに、受信したコ
マンドを、そのまま、または例えば簡略化したコマンドに変更して、演出表示装置9を制
御する演出制御用マイクロコンピュータ200に送信するようにしてもよい。その場合で
も、演出制御用マイクロコンピュータ200は、上記の実施の形態における遊技制御用マ
イクロコンピュータ560から直接受信した演出制御コマンドに応じて表示制御を行うの
と同様に、音声出力基板70、ランプドライバ基板35または音/ランプ基板から受信し
たコマンドに応じて表示制御を行うことができる。
を、メダルが投入されて所定の賭け数が設定され、遊技者による操作レバーの操作に応じ
て複数種類の図柄を回転させ、遊技者によるストップボタンの操作に応じて図柄を停止さ
せたときに停止図柄の組合せが特定の図柄の組み合わせになると、所定数のメダルが遊技
者に払い出されるスロット機に適用することも可能である。
たが本発明による遊技機は、所定数の景品としての遊技媒体を払い出す遊技機に限定され
ず、遊技球等の遊技媒体を封入し景品の付与条件が成立した場合に得点を付与する封入式
の遊技機に適用することもできる。
り、大当り種別として確変大当りと決定されたことにもとづいて、大当り遊技終了後に確
変状態に制御される遊技機を示したが、そのような遊技機に限定されない。例えば、内部
に所定の確変領域が設けられた特別可変入賞球装置(1つだけ設けられた特別可変入賞球
装置内に確変領域が設けられていてもよいし、複数設けられた特別可変入賞球装置のうち
の一部に確変領域が設けられていてもよい)を備え、大当り遊技中に特別可変入賞球装置
内における確変領域を遊技球が通過したことにもとづいて確変が確定し、大当り遊技終了
後に確変状態に制御される遊技機に上記の実施の形態で示した構成を適用することもでき
る。
8a 第1特別図柄表示器
8b 第2特別図柄表示器
9 演出表示装置
9a 第1可変表示部
9b 第2可変表示部
9c 背景図柄表示部
13 第1始動入賞口
13a 第1始動口スイッチ
14 第2始動入賞口
14a 第2始動口スイッチ
15 可変入賞球装置
17 作動ゲート
17a 作動ゲートスイッチ
18c 図柄保留記憶表示部
20 特別可変入賞球装置
22 特殊可変入賞球装置
23 底面部材
24 特殊入賞口
23a 第1カウントスイッチ
25a 第2カウントスイッチ
31 主基板
32 ゲート
56 CPU
80 演出制御基板
200 演出制御用マイクロコンピュータ
201 演出制御用CPU
560 遊技制御用マイクロコンピュータ
Claims (1)
- 識別情報の可変表示を行い、遊技者にとって有利な有利状態に制御可能な遊技機であって、
第1識別情報の可変表示および第2識別情報の可変表示を並行して実行可能な可変表示実行手段と、
遊技者にとって有利であり前記有利状態とは異なる所定状態に制御可能な所定状態制御手段と、
通常状態と、当該通常状態よりも前記第2識別情報の可変表示の実行時間として高い割合で短い変動時間が選択されることにより前記所定状態に制御される頻度が高い特別状態とに制御可能である状態制御手段と、
前記第1識別情報の可変表示に関する情報を第1保留記憶として記憶可能な第1保留記憶手段と、
前記第2識別情報の可変表示に関する情報を第2保留記憶として記憶可能な第2保留記憶手段と、
前記第1保留記憶に対応した第1保留表示と、前記第2保留記憶に対応した第2保留表示とを表示可能な保留表示手段と、
演出図柄の可変表示を実行可能な演出制御手段と、を備え、
前記演出制御手段は、
前記通常状態のときに、前記第1識別情報の可変表示に対応して前記演出図柄の可変表示を実行し、
前記特別状態のときに、前記第2識別情報の可変表示に対応して前記演出図柄の可変表示を実行し、
前記保留表示手段は、
前記通常状態のときに前記第2保留表示を表示せず、
前記特別状態のときに前記第2保留表示を表示可能であり、
前記特別状態が終了するタイミングよりも前の特定タイミング以降の特定期間において、前記第2保留表示を視認困難とすることが可能であり、
前記特別状態において、前記特別状態が終了するまでに行われる可変表示の回数を示唆する残回数表示を実行することが可能であり、
前記残回数表示は、前記特定タイミングより前の期間と前記特定期間とで実行され、
前記残回数表示の表示態様は、前記特定タイミングより前の期間と前記特定期間とで異なる、
ことを特徴とする遊技機。
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-
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- 2017-09-05 JP JP2017169924A patent/JP6781122B2/ja active Active
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