JP7321387B2 - 樹脂組成物 - Google Patents

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Description

本発明は、ポリアリーレンスルフィド樹脂、球状黒鉛、繊維状充填剤及びフッ素樹脂よりなる樹脂組成物であって、優れた強度を維持しつつ、同材同士の摩擦摩耗時に融着が発生せず、かつ耐摩耗性に優れる樹脂組成物に関するものである。
ポリアリーレンスルフィド樹脂は、耐薬品性、耐熱性、機械的特性などに優れるエンジニアリングプラスチックである。このため、ポリアリーレンスルフィド樹脂は、優れた特性を活かし金属代替材料として、電気電子、車両関連、航空機、住設などの用途に広く利用されている。特に最近では、ギアや軸受けなどの摺動部品への適用が検討されている。ポリアリーレンスルフィド樹脂の摺動性を向上させる手法として、ポリアリーレンスルフィドに四フッ化エチレン樹脂を充填する方法が知られている(特許文献1)。しかしながら、ギアのように樹脂同士が摺動する部品では、同材同士で摩耗する際の発熱から融着してしまうことが問題であった。このため、異なる樹脂同士を組み合わせてギアを構成することが一般的であった。ポリアリーレンスルフィドの発熱を抑制する試みとしては、例えばポリアリーレンスルフィドに非晶性熱可塑性樹脂、鱗片状黒鉛、繊維状フィラーを配合した樹脂組成物(特許文献2)が提案されている。しかしながら、鱗片状黒鉛を用いた場合、樹脂の放熱性は向上するものの、樹脂の耐摩耗性が十分とは言えなかった。また、モーター用軸受け部品としてポリアリーレンスルフィド樹脂に芳香族ポリアミドイミド、黒鉛、炭素繊維及び固体潤滑剤からなる樹脂組成物(特許文献3)が提案されているが、同材同士の融着や耐摩耗性に関して何ら記載されていなかった。
特開昭63-213561号公報 特開2003-268236号公報 特開2010-281348号公報
本発明の目的は、優れた強度を維持しつつ、同材同士の摩擦摩耗時に融着が発生せず、かつ耐摩耗性に優れる樹脂組成物を提供することである。
本発明者は鋭意検討を重ねた結果、ポリアリーレンスルフィド樹脂、球状黒鉛、繊維状充填剤及びフッ素樹脂よりなる樹脂組成物が、優れた強度を維持しつつ、同材同士の摩擦摩耗時に融着が発生せず、かつ耐摩耗性に優れる樹脂組成物であることを見出し本発明に至った。
すなわち、本発明によれば、発明の課題は下記により達成される。
1.(A)ポリアリーレンスルフィド樹脂(A成分)100重量部に対し、(B)球状黒鉛(B成分)5~150重量部、(C)繊維状充填剤(C成分)5~150重量部及び(D)フッ素樹脂(D成分)5~100重量部を含有する樹脂組成物。
2.A成分100重量部に対し、(E)非繊維状充填剤(E成分)5~100重量部を含有する前項1に記載の樹脂組成物。
3.B成分の粒子径が10μm~35μmである前項1又は2に記載の樹脂組成物。
4.C成分がガラス繊維である前項1~3のいずれかに記載の樹脂組成物。
5.前項1~4のいずれかに記載の樹脂組成物からなる成形体。
6.A)ポリアリーレンスルフィド樹脂(A成分)100重量部に対し、(B)球状黒鉛(B成分)5~150重量部、(C)繊維状充填剤(C成分)5~150重量部及び(D)フッ素樹脂(D成分)5~100重量部を混合することを含む、前項1に記載の樹脂組成物の製造方法。
本発明の樹脂組成物は、優れた強度を維持しつつ、同材同士の摩耗時に融着が発生せず、かつ耐摩耗性に優れるため、ギアなどの同材同士が摩耗する部品において幅広く有用である。
以下、本発明の詳細について説明する。
(A成分:ポリアリーレンスルフィド樹脂)
本発明のA成分として使用されるポリアリーレンスルフィド樹脂としては、ポリアリーレンスルフィド樹脂と称される範疇に属するものであれば如何なるものを用いてもよい。
ポリアリーレンスルフィド樹脂としては、その構成単位として、例えばp-フェニレンスルフィド単位、m-フェニレンスルフィド単位、o-フェニレンスルフィド単位、フェニレンスルフィドスルホン単位、フェニレンスルフィドケトン単位、フェニレンスルフィドエーテル単位、ジフェニレンスルフィド単位、置換基含有フェニレンスルフィド単位、分岐構造含有フェニレンスルフィド単位、等よりなるものを挙げることができ、その中でも、p-フェニレンスルフィド単位を70モル%以上、特に90モル%以上含有しているものが好ましく、さらに、ポリ(p-フェニレンスルフィド)がより好ましい。
本発明のA成分として使用されるポリアリーレンスルフィド樹脂の重量平均分子量(Mw)と数平均分子量(Mn)で表される分散度(Mw/Mn)は好ましくは2.7以上、より好ましくは2.8以上、さらに好ましくは2.9以上である。分散度が2.7未満の場合は、成形時のバリ発生が多くなる場合がある。なお、分散度(Mw/Mn)の上限は特に規定されないが、10以下であることが好ましい。ここで、重量平均分子量(Mw)及び数平均分子量(Mn)はゲルパーミネーションクロマトグラフィー(GPC)により、ポリスチレン換算で算出された値である。なお、溶媒には1-クロロナフタレンを使用し、カラム温度は210℃とした。
ポリアリーレンスルフィド樹脂の製造方法としては、特に限定されるものではなく、既知の方法で重合される。例えば米国登録特許第4,746,758号、第4,786,713号、特表2013-522385、特開2012-233210及び特許5167276等に記載された製造方法が挙げられる。これらの製造方法は、ジヨードアリール化合物と固体硫黄を、極性溶媒なしに直接加熱して重合させる方法である。
前記製造方法はヨウ化工程及び重合工程を含む。該ヨウ化工程ではアリール化合物をヨードと反応させて、ジヨードアリール化合物を得る。続く重合工程で、重合停止剤を用いてジヨードアリール化合物を固体硫黄と重合反応させてポリアリーレンスルフィド樹脂を製造する。ヨードはこの工程で気体状で発生し、これを回収して再びヨウ化工程に用いられる。実質的にヨードは触媒である。
前記製造方法で用いられる代表的な固体硫黄としては、室温で8個の原子が連結されたシクロオクタ硫黄形態(S)が挙げられる。しかしながら重合反応に用いられる硫黄化合物は限定されるものではなく、常温で固体又は液体であればいずれの形態でも使用し得る。
前記製造方法で用いられる代表的なジヨードアリール化合物としては、ジヨードベンゼン、ジヨードナフタレン、ジヨードビフェニル、ジヨードビスフェノール及びジヨードベンゾフェノンからなる群より選ばれる少なくとも1種が挙げられ、またアルキル基やスルホン基が結合していたり、酸素や窒素が導入されたりしているヨードアリール化合物の誘導体も使用される。ヨードアリール化合物はそのヨード原子の結合位置によって異なる異性体に分類され、これらの異性体のうち好ましい例は、p-ジヨードベンゼン、2,6-ジヨードナフタレン、及びp,p’-ジヨードビフェニルのようにヨードがアリール化合物の分子両端に対称的に位置する化合物である。該ヨードアリール化合物の含有量は前記固体硫黄100重量部に対し500~10,000重量部であることが好ましい。この量はジスルフィド結合の生成を考慮して決定される。
前記製造方法で用いられる代表的な重合停止剤としては、モノヨードアリール化合物、ベンゾチアゾール類、ベンゾチアゾールスルフェンアミド類、チウラム類、ジチオカルバメート類、芳香族スルフィド化合物などが挙げられる。モノヨードアリール化合物のうち好ましい例としては、ヨードビフェニル、ヨードフェノール、ヨードアニリン、ヨードベンゾフェノンからなる群より選ばれる少なくとも1種が挙げられる。ベンゾチアゾール類のうち好ましい例としては、2-メルカプトベンゾチアゾール、2,2’-ジチオビスベンゾチアゾールからなる群より選ばれる少なくとも1種が挙げられる。ベンゾチアゾールスルフェンアミド類のうち好ましい例としては、N-シクロヘキシルベンゾチアゾール2-スルフェンアミド、N,N-ジシクロヘキシル-2-ベンゾチアゾールスルフェンアミド、2-モルホリノチオベンゾチアゾール、ベンゾチアゾールスルフェンアミド、ジベンゾチアゾールジスルファイド、N-ジシクロヘキシルベンゾチアゾール2-スルフェンアミドからなる群より選ばれる少なくとも1種が挙げられる。チウラム類のうち好ましい例としては、テトラメチルチウラムモノスルフィド、テトラメチルチウラムジスルフィドからなる群より選ばれる少なくとも1種が挙げられる。ジチオカルバメート類のうち好ましい例としては、ジメチルジチオカルバメート酸亜鉛、ジエチルジチオカルバメート酸亜鉛からなる群より選ばれる少なくとも1種が挙げられる。芳香族スルフィド化合物のうち好ましい例としては、ジフェニルスルフィド、ジフェニルジスルフィド、ジフェニルエーテル、ビフェニル、ベンゾフェノンからなる群より選ばれる少なくとも1種が挙げられる。またいずれの重合停止剤においても、共役芳香環骨格上に一つ又は複数の官能基が置換されていてもよい。前記官能基の例としては、ヒドロキシ基、カルボキシ基、メルカプト基、アミノ基、シアノ基、スルホ基、ニトロ基などが挙げられ、好ましい例としてはカルボキシ基、アミノ基が挙げられ、さらに好ましい例としてはFT-IRスペクトル上で、1600~1800cm-1又は3300~3500cm-1のピークを示すカルボキシ基、アミノ基が挙げられる。重合停止剤の含有量は前記固体硫黄100重量部に対し1~30重量部であることが好ましい。この量はジスルフィド結合の生成を考慮して決定される。
前記製造方法では重合反応触媒を使用しても良く、代表的な重合反応触媒としては、ニトロベンゼン系触媒が上げられる。ニトロベンゼン系触媒のうち好ましい例としては、1,3-ジヨード-4-ニトロベンゼン、1-ヨード-4-ニトロベンゼン、2,6-ジヨード-4-ニトロフェノール、ヨードニトロベンゼン、2,6-ジヨード-4-ニトロアミンからなる群より選ばれる少なくとも1種が挙げられる。重合反応触媒の含有量は前記固体硫黄100重量部に対し0.01~20重量部であることが好ましい。この量はジスルフィド結合の生成を考慮して決定される。
この重合方法を使うことにより、実質的に塩素含有量及びナトリウム含有量を低減させる必要が無く、コストパフォーマンスに優れたポリフェニレンスルフィド樹脂を得ることができる。
また本発明のポリフェニレンスルフィド樹脂は、その他の重合方法によって得られたポリフェニレンスルフィド樹脂を含んでいてもよい。
(B成分:球状黒鉛)
本発明において、球状黒鉛は、アスペクト比(長径/短径)が2.0以下であるものであってよい。アスペクト比は、例えば、走査型電子顕微鏡(SEM)を用いて粒子を拡大観察(例えば、1000倍に拡大)したSEM写真において、もっとも短い部分の長さに対する最も長い部分の長さの比(最も長い部分の長さ/最も短い部分の長さ)である。
本発明で使用される球状黒鉛は黒鉛の形状が球状であれば特に限定されない。黒鉛の形状が球状でない場合は、耐摩耗性に劣る。
黒鉛の粒子径は10~35μmであることが好ましく、より好ましくは15~30μm、さらに好ましくは15~20μmである。B成分の粒子径が10μm未満では、同材同士の融着が発生する場合があり、35μmを超えると黒鉛の脱落が起こりやすくなり、耐摩耗性が低下する場合がある。
このような球状黒鉛の例としては西村黒鉛(株)よりS-10、S-15、S-20として、伊藤黒鉛工業(株)よりSG-BH、SG-BL30として市販されており、容易に入手可能である。
B成分の含有量は、A成分100重量部に対し、5~150重量部であり、好ましくは15~130重量部、より好ましくは20~100重量部である。B成分の含有量が5重量部未満では、十分な放熱性が得られず、同材同士の摩擦熱により融着が起こる。他方、150重量部を超えると生産性又は成形加工性が低下し、最悪の場合押し出し成形ができなくなる。
(C成分:繊維状充填剤)
本発明で使用される無機繊維充填剤は、繊維状の充填剤であれば特に限定されない。例えば、ガラス繊維、炭素繊維、アラミド繊維、アルミナ繊維、炭化珪素繊維、セラミック繊維、アスベスト繊維、石コウ繊維、金属繊維、導電性物質で被覆された無機フィラーなどが挙げられ、これらの中でガラス繊維、アラミド繊維、炭素繊維がより好ましい。また、これら繊維状充填剤をイソシアネート系化合物、有機シラン系化合物、有機チタネート系化合物、有機ボラン系化合物及びエポキシ化合物などのカップリング剤で予備処理して使用することは、より優れた機械的強度を得る意味において好ましい。
繊維状充填剤の繊維太さは、3~30μmであることが好ましく、より好ましくは4~20μmである。
導電性物質で被覆された無機フィラーにおける導電性物質の具体例としてはアルミニウム、ニッケル、銀、カーボン、SnO(アンチモンドープ)、In(アンチモンドープ)などが例示できる。また被覆される無機フィラーとしては、ガラス繊維、炭素繊維などが例示できる。被覆方法としては真空蒸着法、スパッタリング法、無電解メッキ法、焼き付け法などが挙げられる。またこれらはチタネート系、アルミ系、シラン系カップリング剤などの表面処理剤で表面処理を施されていてもよい。
C成分の含有量は、A成分100重量部に対し、5~150重量部であり、好ましくは10~140重量部、より好ましくは20~130重量部である。C成分の含有量が5重量部未満では十分な補強効果が得られず、150重量部を超えると生産性又は成形加工性が低下し、最悪の場合押し出し成形ができなくなる。
(D成分:フッ素樹脂)
本発明のD成分として使用されるフッ素樹脂は、主鎖に炭素鎖を有し、側鎖にフッ素原子の結合を有する重合体、又はそのような重合体を有する共重合体であることが好ましい。具体例としては、ポリテトラフルオロエチレン、テトラフルオロエチレン-パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体、テトラフルオロエチレン-ヘキサフルオロプロピレン共重合体、エチレン-テトラフルオロエチレン共重合体、テトラフルオロエチレン-フルオロアルキルビニルエーテル-フルオロオレフィン共重合体、エチレン-トリクロロフルオロエチレン共重合体などが挙げられる。なかでも好ましくは、ポリテトラフルオロエチレンであり、焼成、未焼成のどちらのポリテトラフルオロエチレンでも使用可能であるが、ポリテトラフルオロエチレンは再凝集し易いので、再凝集し難くするために焼成処理等を施した粉末状ものが好ましく、特に焼成処理温度360℃以上で焼成されたポリテトラフルオロエチレンが好ましい。ポリテトラフルオロエチレンの融点は、再凝集し難くするためDSC法で測定して320~335℃のものが好ましく、より好ましくは325~330℃である。またポリテトラフルオロエチレンの粒子径は、パークロルエチレン中に分散させた分散液を光透過法により測定する方法で平均0.1~100μmのものが好ましく、より好ましくは1μm~20μmである。なおここでいう平均粒径はレーザー回折・散乱法(MICOTRAC法)を用いて測定した重量平均粒径である。また、このポリテトラフルオロエチレンは、数平均分子量としては10万以上のものが好ましく、より好ましくは20万以上のものである。
このようなポリテトラフルオロエチレンの例としては、(株)喜多村よりKT-600M、KTL-620、KTL-450Aとして、ダイキン工業(株)よりルブロンL-5、L-2として、また旭アイシ-アイフロロポリマーズ(株)よりL150J、L169J、L170J、L172Jとして、また三井・デュポンフロロケミカル(株)よりテフロン(登録商標)TLP-10F-1として市販されており容易に入手可能である。
D成分の含有量はA成分100重量部に対し、5~100重量であり、好ましくは5~80重量部、より好ましくは5~50重量部である。含有量が5重量部未満では十分な耐摩耗性が得られず、100重量部を超えると混練時にストランド切れやサージングなどが発生する。
(E成分:非繊維状充填剤)
本発明における樹脂組成物は本発明の効果を損なわない範囲で非繊維状充填剤を併用することができる。非繊維状充填剤は特に限定されないが、セリサイト、カオリン、マイカ、クレー、ベントナイト、アスベスト、タルク、アルミナシリケートなどの珪酸塩、モンモリロナイト、合成雲母などの膨潤性の層状珪酸塩、アルミナ、酸化珪素、酸化マグネシウム、酸化ジルコニウム、酸化チタン、酸化鉄などの金属化合物、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、ドロマイトなどの炭酸塩、硫酸カルシウム、硫酸バリウムなどの硫酸塩、ガラス・ビーズ、セラミックビ-ズ、窒化ホウ素、炭化珪素、燐酸カルシウム及びシリカなどが挙げられる。
E成分の含有量は、A成分100重量部に対し、5~100重量部であることが好ましく、より好ましくは5~80重量部、さらに好ましくは10~50重量部である。E成分の含有量が5重量部未満では、十分な補強効果が得られない場合があり、100重量部を超えると生産性又は成形加工性が低下し、最悪の場合押し出し成形ができなくなる場合がある。
本発明における樹脂組成物は本発明の効果を損なわない範囲で、エラストマー成分を含むことができる。好適なエラストマー成分としては、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン系共重合体(ABS樹脂)、メチルメタクリレート・ブタジエン・スチレン共重合体(MBS樹脂)及びシリコーン・アクリル複合ゴム系グラフト共重合体などのコア-シェルグラフト共重合体樹脂、あるいはシリコーン系熱可塑性エラストマー、オレフィン系熱可塑性エラストマー、ポリアミド系熱可塑性エラストマー、ポリエステル系熱可塑性エラストマー、ポリウレタン系熱可塑性エラストマーなどの熱可塑性エラストマーが挙げられる。
本発明における樹脂組成物は本発明の効果を損なわない範囲で、他の熱可塑性樹脂を含むことができる。他の熱可塑性樹脂としては、例えば、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリアルキルメタクリレート樹脂などに代表される汎用プラスチックス、ポリフェニレンエーテル樹脂、ポリアセタール樹脂、芳香族ポリエステル樹脂、液晶性ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、環状ポリオレフィン樹脂、ポリアリレート樹脂(非晶性ポリアリレート、液晶性ポリアリレート)等に代表されるエンジニアリングプラスチックス、ポリエーテルエーテルケトン、ポリエーテルイミド、ポリサルフォン、ポリエーテルサルフォン、などのいわゆるスーパーエンジニアリングプラスチックスと呼ばれるものを挙げることができる。
本発明における樹脂組成物は本発明の効果を損なわない範囲で、酸化防止剤や耐熱安定剤(ヒンダードフェノール系、ヒドロキノン系、ホスファイト系及びこれらの置換体等)、耐候剤(レゾルシノール系、サリシレート系、ベンゾトリアゾール系、ベンゾフェノン系、ヒンダードアミン系等)、離型剤及び滑剤(モンタン酸及びその金属塩、そのエステル、そのハーフエステル、ステアリルアルコール、ステアラミド、各種ビスアミド、ビス尿素及びポリエチレンワックス等)、顔料(硫化カドミウム、フタロシアニン、カーボンブラック等)、染料(ニグロシン等)、結晶核剤(タルク、シリカ、カオリン、クレー等)、可塑剤(p-オキシ安息香酸オクチル、N-ブチルベンゼンスルホンアミド等)、帯電防止剤(アルキルサルフェート型アニオン系帯電防止剤、4級アンモニウム塩型カチオン系帯電防止剤、ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレートのような非イオン系帯電防止剤、ベタイン系両性帯電防止剤等)、難燃剤(赤燐、リン酸エステル、メラミンシアヌレート、水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウム等の水酸化物、ポリリン酸アンモニウム、臭素化ポリスチレン、臭素化ポリフェニレンエーテル、臭素化ポリカーボネート、臭素化エポキシ樹脂あるいはこれらの臭素系難燃剤と三酸化アンチモンとの組み合わせ等)及び他の重合体を添加することができる。
(樹脂組成物の製造)
本発明の樹脂組成物は上記各成分を同時に、又は任意の順序でタンブラー、V型ブレンダー、ナウターミキサー、バンバリーミキサー、混練ロール、押出機等の混合機により混合して製造することができる。好ましくは2軸押出機による溶融混練が好ましく、必要に応じて、任意の成分をサイドフィーダー等を用いて第2供給口より、溶融混合された他の成分中に供給することが好ましい。
上記の如く押出された樹脂は、直接切断してペレット化するか、又はストランドを形成した後かかるストランドをペレタイザーで切断してペレット化される。ペレット化に際して外部の埃などの影響を低減する必要がある場合には、押出機周囲の雰囲気を清浄化することが好ましい。得られたペレットの形状は、円柱、角柱、及び球状など一般的な形状を取り得るが、より好適には円柱である。かかる円柱の直径は好ましくは1~5mm、より好ましくは1.5~4mm、さらに好ましくは2~3.5mmである。一方、円柱の長さは好ましくは1~30mm、より好ましくは2~5mm、さらに好ましくは2.5~4mmである。
(成形品について)
本発明の樹脂組成物を用いてなる成形品は、上記の如く製造されたペレットを成形して得ることができる。好適には、射出成形、押出成形により得られる。射出成形においては、通常の成形方法だけでなく、射出圧縮成形、射出プレス成形、ガスアシスト射出成形、発泡成形(超臨界流体を注入する方法を含む)、インサート成形、インモールドコーティング成形、断熱金型成形、急速加熱冷却金型成形、二色成形、多色成形、サンドイッチ成形、及び超高速射出成形等を挙げることができる。また成形はコールドランナー方式及びホットランナー方式のいずれも選択することができる。また押出成形では、各種異形押出成形品、シート、フィルム等が得られる。シート、フィルムの成形にはインフレーション法や、カレンダー法、キャスティング法等も使用可能である。更に特定の延伸操作をかけることにより熱収縮チューブとして成形することも可能である。また本発明の樹脂組成物を回転成形やブロー成形等により成形品とすることも可能である。
本発明者が現在最良と考える本発明の形態は、前記の各要件の好ましい範囲を集約したものとなるが、例えば、その代表例を下記の実施例中に記載する。もちろん本発明はこれらの形態に限定されるものではない。
[樹脂組成物の評価]
(1)引張破断強度
ISO527(測定条件23℃)に準拠して測定した。なお、試験片は、下記の方法で成形した。この数値が大きいほど樹脂組成物の機械的強度が優れていることを意味する。
(2)比摩耗量
摩擦摩耗試験機(株式会社エーアンドデイ製 EFM-III-EN)を用いてリングオンリングの摩擦摩耗試験を行った。試験片はJISK7218に従い、外径25.6mm、内径20mm、長さ15mmの中空円筒形状のものを用いた。同一の試験片同士を摩擦摩耗試験機に固定し、下方の試験片を、荷重50Nで100分間、速度500mm/sで回転させた。その結果より比摩耗量を下記式により算出した。この数値が小さいほど、耐摩耗性に優れることを意味する。また、試験中に試験片同士の融着によって荷重が不安定になった場合を「×」と評価した。なお、試験片は、(1)と同様に下記の方法で成形した。
比摩耗量=(M1-M2)/(ρ×W×L)
M1:試験前の上方、下方の試験片の重量の平均値(mg)
M2:試験後の上方、下方の試験片の重量の平均値(mg)
ρ:樹脂密度
W(荷重):50N
L(走行距離):3000m
[実施例1~10、比較例1~11]
ポリアリーレンスルフィド樹脂、球状黒鉛、繊維状充填剤及びフッ素樹脂を表1に記載の各配合量で、ベント式二軸押出機を用いて溶融混練してペレットを得た。ベント式二軸押出機は日本製鋼所(株)製:TEX30α‐38(完全かみ合い、同方向回転)を使用した。押出条件は吐出量20kg/h、スクリュー回転数200rpm、ベントの真空度3kPaであり、また押出温度は第一供給口からダイス部分まで320℃とした。なお、アラミド繊維を除く繊維状充填剤及び球状黒鉛は上記押出機のサイドフィーダーを使用し第二供給口から供給し、ポリアリーレンスルフィド樹脂、アラミド繊維及びフッ素樹脂は第一供給口から押出機に供給した。ここでいう第一供給口とはダイスから最も離れた供給口であり、第二供給口とは押出機のダイスと第一供給口の間に位置する供給口である。得られたペレットを130℃で6時間、熱風循環式乾燥機にて乾燥した後、射出成形機(東芝機械(株)製 EC160NII-4Y)によりシリンダー温度320℃、金型温度140℃で評価用の試験片を成形した。
表1中の記号表記の各成分は下記の通りである。
<A成分>
A-1:以下の製造方法で得られたポリフェニレンスルフィド樹脂
[製造方法]
パラジヨードベンゼン300.00g及び硫黄27.00gに、重合停止剤としてジフェニルジスルフィド0.60g(最終的に重合されたPPSの重量に基づいて0.65重量%の含量)を投入して180℃に加熱して完全にそれらを溶融及び混合した後、温度を220℃に昇温し、且つ、圧力を200Torrに降圧した。得られた混合物を、最終温度及び圧力が夫々320℃及び1Torrとなるように温度及び圧力を段階的に変化させつつ、8時間重合反応させてポリフェニレンスルフィド樹脂を製造した。重量平均分子量(Mw)と数平均分子量(Mn)で表される分散度(Mw/Mn)は4.3であった。
<B成分>
B-1:S-20(西村黒鉛(株)製 球状黒鉛 粒子径:20μm)
B-2:10099M(西村黒鉛(株)製 鱗状黒鉛 粒子径:57μm)
B-3:AG-20(帝人(株)製 人造黒鉛(不定形) 粒子径:20μm)
<C成分>
C-1:円形断面チョップドガラス繊維(日本電気硝子(株)製 T-732H 直径:10.5μm、カット長:3mm、ウレタン・エポキシ系集束剤)
C-2:炭素繊維(東邦テナックス(株)製 IMC702 6mm 長径:6μm、カット長:6mm、引張弾性率:282GPa、引張強度:5,490MPa、ウレタン系集束剤)
C-3:全芳香族ポリアミド繊維(帝人(株)製:パラ系アラミド繊維 T322EH 長径12μm、カット長3mm、ポリエステル系集束剤)
<D成分>
D-1:ポリテトラフルオロエチレン((株)喜多村製 KT-600M 焼成タイプ 融点328℃)
<E成分>
E-1:炭酸カルシウム((株)カルファイン製 KSS-1000)
Figure 0007321387000001

Claims (5)

  1. (A)ポリアリーレンスルフィド樹脂(A成分)100重量部に対し、(B)球状黒鉛(B成分)5~150重量部、(C)繊維状充填剤(C成分)5~40重量部及び(D)フッ素樹脂(D成分)5~100重量部を含有し、C成分がガラス繊維である樹脂組成物。
  2. A成分100重量部に対し、(E)非繊維状充填剤(E成分)5~100重量部を含有する請求項1記載の樹脂組成物。
  3. B成分の粒子径が10μm~35μmである請求項1又は2に記載の樹脂組成物。
  4. 請求項1~のいずれか一項に記載の樹脂組成物からなる成形体。
  5. A)ポリアリーレンスルフィド樹脂(A成分)100重量部に対し、(B)球状黒鉛(B成分)5~150重量部、(C)ガラス繊維である繊維状充填剤(C成分)5~40重量部及び(D)フッ素樹脂(D成分)5~100重量部を混合することを含む、請求項1に記載の樹脂組成物の製造方法。
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