JP7321047B2 - 作業車両 - Google Patents

作業車両 Download PDF

Info

Publication number
JP7321047B2
JP7321047B2 JP2019179120A JP2019179120A JP7321047B2 JP 7321047 B2 JP7321047 B2 JP 7321047B2 JP 2019179120 A JP2019179120 A JP 2019179120A JP 2019179120 A JP2019179120 A JP 2019179120A JP 7321047 B2 JP7321047 B2 JP 7321047B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
work
work vehicle
work area
setting
vehicle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019179120A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021055381A (ja
JP2021055381A5 (ja
Inventor
真隆 大岩
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Construction Machinery Co Ltd filed Critical Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Priority to JP2019179120A priority Critical patent/JP7321047B2/ja
Priority to PCT/JP2020/036666 priority patent/WO2021065814A1/ja
Publication of JP2021055381A publication Critical patent/JP2021055381A/ja
Publication of JP2021055381A5 publication Critical patent/JP2021055381A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7321047B2 publication Critical patent/JP7321047B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02FDREDGING; SOIL-SHIFTING
    • E02F9/00Component parts of dredgers or soil-shifting machines, not restricted to one of the kinds covered by groups E02F3/00 - E02F7/00
    • E02F9/20Drives; Control devices
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02FDREDGING; SOIL-SHIFTING
    • E02F9/00Component parts of dredgers or soil-shifting machines, not restricted to one of the kinds covered by groups E02F3/00 - E02F7/00
    • E02F9/26Indicating devices
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N7/00Television systems
    • H04N7/18Closed-circuit television [CCTV] systems, i.e. systems in which the video signal is not broadcast

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mining & Mineral Resources (AREA)
  • Civil Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Component Parts Of Construction Machinery (AREA)
  • Operation Control Of Excavators (AREA)
  • Closed-Circuit Television Systems (AREA)

Description

作業車両による作業現場のうち作業領域を設定する領域設定支援システムおよびこれを搭載した作業車両に関する。
従来から、油圧ショベルや移動式クレーン等の作業車両の作業領域への侵入物(作業者、他の車両等)を検知して、衝突を回避するよう該作業車両を制御する制御装置および手法が提案されている。
たとえば、特許文献1には、作業車両の作業領域への侵入物を監視して作業車両の起動や停止を制御する制御装置が開示されている。この制御装置では、作業車両の周囲に侵入禁止領域を予め設定し、作業領域内に侵入した作業者などの侵入物が設定された侵入禁止領域内に入ったときに作業車両を停止させている。
特開2003-105807号公報
しかしながら、特許文献1に示す技術では、特定の範囲の作業領域を、作業禁止領域として設定しているが、実際の作業現場では、作業車両による作業領域は、多様な形状が存在し、作業者の作業状況の変化に伴って、作業領域の形状も変化する。このため、特定の範囲を作業領域として設定したとしても、実際の作業車両の作業領域に対応できないことが想定される。
このような点を考慮すると、作業車両に搭載される物体検知装置を用いて、例えば作業現場に配置されたロードコーン等のオブジェクトを検出し、オブジェクトの位置情報から作業領域を設定する手法も考えられる。しかしながら、大規模な作業現場や複雑化した作業現場では作業領域と無関係なロードコーンも配置されていることもあり、検出した各オブジェクトの位置情報から適切な作業領域を判別することは難しい。
本発明は、このような点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、例えば大規模な作業現場や複雑化した作業現場において、作業者が作業する作業領域が変化する場合であっても、その作業領域を適切に設定することができる領域設定支援システムを提供することにある。
前記課題を鑑みて、本発明に係る領域設定支援システムは、作業車両による作業現場のうち作業領域を設定する設定装置を備えた領域設定支援システムであって、前記領域設定支援システムは、作業現場内のオブジェクトの位置を検出する物体位置検出装置と、前記物体位置検出装置で検出されたオブジェクトの位置を表示する表示装置と、前記表示装置で表示された複数のオブジェクトの中から、特定のオブジェクトを選択し、前記特定のオブジェクトの情報を前記設定装置に入力する入力装置と、を備えており、前記設定装置は、前記入力装置で入力された前記特定のオブジェクトの位置に基づいて、前記作業車両の作業領域を設定することを特徴とする。
本発明によれば、物体位置検出装置で検出したオブジェクトの位置を検出し、検出した位置を表示装置に表示することができる。表示装置で表示された複数のオブジェクトの中から、特定のオブジェクトを入力装置で選択入力することができる。これにより、特定のオブジェクトの位置に基づいて、作業車両の作業領域を設定することができるので、大規模な作業現場や複雑化した作業現場において、作業者が作業する作業領域が変化する場合であっても、その作業領域を適切に設定することができる。
本発明の実施形態に係る領域設定支援システムを備えた作業車両の模式図である。 図1に示す作業車両のブロック図である。 図2に示す領域設定システムの設定装置のシステムブロック図である。 特定のオブジェクトを設置することで作業領域を示した作業現場の俯瞰図である。 図2に示す情報端末を示した図である。 図2に示す設定装置による作業領域の設定方法を示すフロー図である。 図2に示す設定装置による作業領域の更新方法を示すフロー図である。
図1~7を参照して、本発明の第1および第2実施形態に係る領域設定システム1を説明する。
1.作業車両5について
まず、領域設定支援システム2が搭載された作業車両5を説明する。図1に示すように、作業車両5として、たとえば、油圧ショベルなどを挙げることができる。作業車両5は、クローラ式の下部走行体51と、下部走行体51上に、旋回機構52aを介して旋回可能に設けられた上部旋回体52と、上部旋回体52に取り付けられた多関節式のフロント作業機53とを備えている。
下部走行体51の前端部にアイドラ51A1が設けられ、後端部に走行用油圧モータ61(図2参照)により駆動されるスプロケット51A2が設けられる。アイドラ51A1とスプロケット51A2とには、リンクアッセンブリ51Bが架け渡されており、アイドラ51A1とのスプロケット51A2の間には、リンクアッセンブリ51Bを案内するローラ51Cが設けられている。リンクアッセンブリ51Bには、地面に設置するシュープレート51Dが取り付けられている。下部走行体51のスプロケット51A2には、減速機等(図示せず)を介して走行用油圧モータ61(図2参照)が連結されている。走行用油圧モータ61の駆動により、下部走行体51のスプロケット51A2を回転させ、作業車両5が移動可能となる。
上部旋回体52の前方の左右一方側には運転室54が設けられ、上部旋回体52の前方の中央には上下方向に回動して掘削等の作業を行うべく、フロント作業機53が取り付けられている。運転室54の後方には、後述するエンジン65等の動力源が搭載された機関室58が設けられている。さらに、上部旋回体52の後部には機体の重量のバランスを保つカウンタウェイト56が設けられている。下部走行体51と上部旋回体52との間には、減速機等(図示せず)を介して、旋回用油圧モータ62(図2参照)が連結されている。旋回用油圧モータ62の駆動により、下部走行体51に対して、上部旋回体52を旋回させることができる。
フロント作業機53は、上部旋回体52に枢動自在に取り付けられたブーム53Aと、ブーム53Aの先端に枢動自在に取り付けられたアーム53Bと、アーム53Bに枢動自在に取り付けられたバケット53Cと、を備えている。
ブーム53Aは、ブーム53Aと上部旋回体52との間に取り付けられた油圧式のブームシリンダ53aにより作動する。アーム53Bは、ブーム53Aとアーム53Bの間に取り付けられた油圧式のアームシリンダ53bにより作動する。バケット53Cは、アーム53Bとバケット53Cとの間に取り付けられた油圧式のバケットシリンダ53cにより作動する。以下、ブーム53A、アーム53B、およびバケット53Cの少なくとも1つの動作を、フロント作業機53の作業動作と称する。
図2に示すように、本実施形態では、作業車両5は、エンジン65と、エンジン65に連結された作動ポンプ64と、作動ポンプ64に接続されたコントロールバルブ63と、をさらに備えている。作動ポンプ64は、エンジン65の出力により駆動し、オイルタンク(図示せず)から供給される作動油の圧力を昇圧する装置である。作動ポンプ64により昇圧された作動油がコントロールバルブ63に流れるように、作動ポンプ64は、コントロールバルブ63に接続されている。
作動制御装置67は、コントロールバルブ63、作動ポンプ64、およびエンジン65に電気的に接続されている。コントロールバルブ63は、操作者による操作装置68の操作に起因した指令により、作動制御装置67を介して、下部走行体51の走行動作、上部旋回体52の旋回動作、およびフロント作業機53による作業動作に要する作動油(圧油)を分配し、これらの動作を制御する。
具体的には、作動制御装置67からの制御信号により、コントロールバルブ63の開閉のタイミング、および弁開度が制御される。また、作動制御装置67からの制御信号により、作動ポンプ64の作動油の吐出量が制御される。さらに、作動制御装置67からエンジン65への制御信号により、エンジン65の駆動開始および駆動停止、エンジン65の回転数が制御される。このようにして、作業車両5のアクチュエータである、ブームシリンダ53a、アームシリンダ53b、バケットシリンダ53c、走行用油圧モータ61、および旋回用油圧モータ62に対して、作動油の供給開始および供給停止と、作動油の供給流量とが制御される。
なお、本実施形態では、操作装置68は、運転室54に配置されており、ゲートロックレバー69等を含むオペレータが操作する機器である。操作装置68による操作量に応じて、作動制御装置67が上述した制御信号を生成し、作業車両5を動作させることができる。なお、作動制御装置67は、たとえば入力装置(図示せず)から入力さらに制御プログラムに基づいて、作業車両5を自動制御することも可能である。
2.領域設定支援システム2について
本実施形態では、領域設定支援システム2は、作業車両5の周りのオブジェクトの位置を検出する物体位置検出装置21と、作業現場のうち作業車両5による作業領域を設定する設定装置23とを備えている。さらに、領域設定支援システム2は、情報端末28を備えており、情報端末28は、物体位置検出装置21で検出されたオブジェクトの位置を表示する表示装置25と、表示装置25で表示された複数のオブジェクトの中から、特定のオブジェクトを選択し、選択したオブジェクトを設定装置に入力する入力装置24とを備えている。なお、本実施形態では、後述するように、位置方位検出装置22は、作業車両5に既存の装置として搭載されている。
本実施形態では、情報端末28は、図5に示すように、表示装置25と入力装置24とが一体となった形態式のタッチパネルディスプレイである。しかしながら、たとえば、表示装置25と入力装置24とを個別に設けてもよく、たとえば、情報端末28に、設定装置23が内蔵されていてもよい。本実施形態では、設定装置23、入力装置24、および表示装置25は、運転室54に配置されており、設定装置23、入力装置24、および表示装置25が個別に設けられている場合には、これらは有線または無線により通信可能であり、無線である場合には、ネットワークを介して接続されていてもよい。なお、本実施形態では、表示装置25と入力装置24を作業車両5の内部(運転室54)に設けたが、設定装置23、入力装置24、および表示装置25を作業車両5の外部に設けてもよい。
2-1.物体位置検出装置21について
物体位置検出装置21は、上部旋回体52に配置され、作業車両5の周囲である作業現場内のオブジェクト(障害物も含む)の位置を検出する装置である。物体位置検出装置21は、ケーブル(図示せず)を介して、設定装置23に接続されている。本実施形態では、物体位置検出装置21は、オブジェクトの一例として、図4に示す、ロードコーンC1~C6(移動可能に設置する領域設定具)および作業者M1、M2を検出する。なお、以下の明細書では、ロードコーンC1~C6および作業者M1、M2をまとめて、オブジェクトということもある。ロードコーンC1~C6は、作業車両5が作業する作業領域R1を設定するためのものであり、それ以外の領域は、作業不可領域(例えば、作業者が通行する範囲)である。なお、ロードコーンC1~C6は、同じ形状および同じ色を有したものであり、これらは、個別に区別されるものではなく、固体識別タグなどを有しなくてもよい。
物体位置検出装置21は、たとえば、電磁波を送信することにより、オブジェクトであるロードコーンC1~C6および作業者M1、M2に反射した電磁波から、これらの位置を検出するものである。具体的には、物体位置検出装置21は、物体位置検出装置21から電磁波を発信してから、この電磁波が、各オブジェクトに反射して物体位置検出装置21で受信されるまでの時間に基づいて、物体位置検出装置21から各オブジェクトまでの距離を検出する。さらに、物体位置検出装置21は、反射した電磁波を受信した方向から、物体位置検出装置21に対する各オブジェクトの方向(方位)を検出する。このようにして、作業車両5に対するオブジェクトの相対位置をより正確に特定することができる。本実施形態では、物体位置検出装置21は、反射した電磁波の強さ等から、ロードコーンと作業者とを区別するように、識別してもよい。
本実施形態では、物体位置検出装置21は、電磁波により、作業車両5に対する各オブジェクトの位置および方位を検出するが、例えば、物体位置検出装置21がステレオカメラであり、このステレオカメラで撮像した画像に基づいて、各オブジェクトの位置および方位を検出してもよい。この他にも、物体位置検出装置21は、赤外線を利用して各オブジェクトの位置および方位を検出してもよい。なお、物体位置検出装置21は、たとえば、作業車両5に予め搭載され、作業車両5の周りの物体を検出する物体位置検出装置21であってもよい。
2-2.位置方位検出装置22について
本実施形態では、位置方位検出装置22は、作業車両5に既存の装置として上部旋回体52に配置された装置であり、作業車両5の位置と方位を検出する装置である。本実施形態では、位置方位検出装置22は、一対のGNSS(Global Navigation Satellite System)アンテナ22a、22bを備えている。一対のGNSSアンテナ22a、22bにより、各GNSSアンテナ22a、22bのグローバル座標を取得する。後述する設定装置23の演算装置23Aは、各GNSSアンテナ22a、22bのグローバル座標から作業車両5の絶対位置(車体基準点位置MC)と作業車両5(車体方位MD)の絶対方位を算出し、取得する。なお、作業車両5の絶対位置と絶対方位との算出は、演算装置23Aで行うが、例えば、位置方位検出装置22でこれらの算出を行い、位置方位検出装置22から演算装置23Aに、作業車両5の絶対位置と絶対方位とを出力してもよい。本実施形態では、車体方位MDは、作業車両5の進行方向に相当する。
本実施形態では、一対のGNSSアンテナ22a、22bにより作業車両5の絶対位置とその絶対方位を検出したが、例えばひとつのGNSSアンテナにより絶対位置を取得し、作業車両に慣性計測装置(IMU)を搭載し、慣性計測装置からの出力により、作業車両5の絶対方位を検出してもよく、旋回機構52a等にロータリーエンコーダ等の角度検出手段により作業車両5の絶対方位を取得してもよい。
なお、本実施形態では、位置方位検出装置22は、作業車両5に搭載された既存の装置であるが、たとえば、領域設定支援システム2に、新たに位置方位検出装置を設けてもよい。
2-3.設定装置23について
図3に示すように、設定装置23は、演算装置23Aと、記憶装置23Bとを備えている。演算装置23Aは、オブジェクト位置算出部23a、車両位置方位算出部23b、相対座標算出部23c、オブジェクト設定部23d、作業領域設定部23e、および作業領域更新部23fを備えている。
オブジェクト位置算出部23aは、物体位置検出装置21からの検出信号に基づいて、作業車両5の周りのオブジェクトの位置を算出する。ここで、算出されるオブジェクトの位置は、作業車両5(物体位置検出装置21)からの相対的な位置である。ここでいう「相対的な位置」とは、作業車両5の方位(作業車両5の進行方向に対する相対的な位置)を加味していない位置のことである。本実施形態では、図4に示すように、オブジェクト位置算出部23aは、ロードコーンC1~C6および作業者M1、M2の相対的な位置を算出する。
車両位置方位算出部23bは、上述した位置方位検出装置22で取得した一対のGNSSアンテナ22a、22bの検出信号から、作業車両5の車体基準点位置(絶対位置)MCと車体方位(絶対方位)MDとを算出する。
相対座標算出部23cは、オブジェクト位置算出部23aで算出したオブジェクトの位置と、車両位置方位算出部23bで算出した車体基準点位置MC及び車体方位MDとから、作業車両5に対する各オブジェクトの相対座標を算出する。具体的には、図4に示すように、車体基準点位置MC及び車体方位MDに対する、ロードコーンC1~C6の相対座標Pc1~Pc6(2次元座標)、および作業者M1、M2の相対座標Pm1、Pm2(2次元座標)を算出する。
相対座標算出部23cは、算出したオブジェクトの相対座標Pc1~Pc6、Pm1、Pm2を、車体基準点位置MCおよび車体方位MDとともに、表示装置25に表示させる(図4参照)。これにより、作業車両5の進行方向に対して、オブジェクトがどの位置にあるかを操作者は把握することができる。具体的には、ロードコーンC1~C6は、図5に示すように、アイコンIcにより、情報端末28の表示画面28aに表示される。なお、図5では、情報端末28の表示画面28aには作業車両5の俯瞰画像と、作業車両5の車体基準点位置MC等から、相対座標Pc1~Pc6に対応したアイコン画像Icを俯瞰画像とともに表示したが、たとえば、作業車両5に搭載した全周囲カメラの画像を背景画像として、アイコン画像Icを表示してもよい。
オブジェクト設定部23dは、入力装置24で入力された特定のオブジェクトの位置に基づいて、作業車両5の作業領域R1を設定する。具体的には、操作者が、表示装置25で表示されたオブジェクトから、設定すべき作業領域R1を区画するロードコーンを選択する。具体的には、操作者が、図5に示す情報端末28の表示画面28aに表示されたロードコーンC1~C4に該当するアイコンIcをクリックすることで、ロードコーンC1~C4を選択し、ロードコーンC1~C4の識別情報を設定装置23に入力する。なお、操作者によるオブジェクトの選択は、表示装置25に表示されたオブジェクトと、操作者が目視した実際のオブジェクトとを照合しながら行うが、操作者によるオブジェクトの確認を、たとえば撮像装置で表示された画像から行ってもよい。
作業領域設定部23eは、オブジェクト設定部23dで設定したロードコーンC1~C4の相対座標Pc1~Pc4に基づいて、図4に示すように、作業車両5が作業する作業領域R1を設定する。作業領域R1以外の領域は、作業者が通行可能な非作業領域R2として設定される。
本実施形態では、作業領域設定部23eは、ロードコーンC1~C4の相対座標Pc1~Pc4に基づいて、各相対座標を線分(直線)結んで、これらの線分を囲うように作業領域R1を設定する。この他にも、各相対座標を所定の関数曲線で囲うように作業領域R1を設定してもよい。また、たとえば入力装置24に1つまたは2つのロードコーンの識別情報を入力した場合、これらのロードコーンの作業を含む所定の領域(例えば、矩形、円形の領域)を作業領域R1として設定してもよい。
ここで、作業車両5が、移動したり、旋回したりすると、相対座標算出部23cで算出したオブジェクトの相対座標が変化し、これに伴い、オブジェクト設定部23dにより設定された特定のオブジェクトの相対座標も変化し、作業領域設定部23eで設定した作業領域の相対位置も変化してしまう。さらに、選択したロードコーンC1~C4の位置を、作業者が変更した場合も同様の変化が生じる。
そこで、相対座標算出部23cは、オブジェクトの相対座標を所定の間隔(たとえば所定の周期)で算出し、記憶装置23Bは、この算出したオブジェクトの相対座標を記憶する。作業領域更新部23fは、相対座標算出部23cで算出したオブジェクトの相対座標と、その1周期前に算出され、記憶装置23Bで記憶されたオブジェクトの相対座標とから、オブジェクト設定部23dで設定された各オブジェクトの座標を照合する。
具体的には、本実施形態では、作業領域更新部23fは、記憶装置23Bで記憶されたオブジェクトの相対座標を記憶装置23Bから読み出す。次に、作業領域更新部23fは、相対座標算出部23cで新たに算出したオブジェクトの相対座標と、記憶装置23Bで読み出したオブジェクトの相対座標を対比し、これらが相違する場合には、これらのオブジェクトの相対座標を照合するとともに、新たに算出したオブジェクトの相対座標に、相対座標を更新する。作業領域R1の設定のために特定のオブジェクトであるロードコーンC1~C4の相対座標も更新されるので、作業領域更新部23fは、更新した相対座標に基づき、作業領域R1の位置および範囲を更新する。作業領域設定部23eは、この更新された作業領域R1の位置に基づいて、作業領域R1を再設定し、表示装置25に出力する。
これにより、作業車両5の移動または旋回により、相対座標算出部23cで算出したオブジェクトの相対座標が変化することがあるが、このような場合であっても、変化するオブジェクトの相対座標と作業領域R1の位置および範囲を更新するので、操作者は、作業領域R1を正確に捉えることができる。更新された作業領域R1の位置および範囲は、作業車両5とともに表示装置25に表示することができるので、作業車両5の操作者は、作業車両5による作業領域R1内での作業をより安心して行うことができる。
さらに、相対座標算出部23cが、オブジェクトの相対座標を所定の間隔で算出するので、たとえば、オブジェクトが移動した場合であっても、記憶装置23Bで読み出したオブジェクトの相対座標と対比し、そのオブジェクトが、読み出したどのオブジェクトに対応するかを判定することができる。これにより、たとえば、領域R1を設定するロードコーンC1~C4が移動することにより作業領域R1の範囲が変化しても、作業領域更新部23fが、移動したロードコーンC1~C4を特定することができ、変化する作業領域R1を更新することができる。
図6は、設定装置23による作業領域R1の設定方法を示すフロー図であり、図7は、設定装置23により作業領域R1の更新方法を示すフロー図であり、まず、図6を参照しながら、作業領域R1の設定方法のフローを説明する。
まず、ステップS41では、設定装置23は、物体位置検出装置21からのオブジェクト(物体)の位置情報の検出信号を取得する。次に、ステップS42において、オブジェクト位置算出部23aが、任意のオブジェクトを検出したかの判定を行う。ここで、オブジェクト位置算出部23aが、オブジェクトを検出していない場合(Noの場合)には、作業領域R1を設定することができないので、設定装置23による作業領域R1の設定を行わずに終了する。一方、オブジェクトを検出した場合(Yesの場合)には、ステップS43に進む。
次に、ステップS43では、車両位置方位算出部23bは、一対のGNSSアンテナ22a、22bのそれぞれから取得する絶対位置の情報を用いて、車体基準点位置MCと車体方位MDを算出し、これを取得し、ステップS44に進む。
ステップS44では、相対座標算出部23cは、車体基準点位置MCと車体方位MDを用いて、検知された任意のオブジェクトの相対座標を算出し、これを取得し、ステップS45に進む。
ステップS45では、相対座標算出部23cは、オブジェクトの相対座標と、作業車両5の車体基準点位置MCおよび車体方位MDを表示装置25(具体的には情報端末28の表示画面28a)に表示させる。さらに、このステップでは、取得した任意のオブジェクトの相対座標を記憶装置23Bに記憶し、ステップS46に進む。
ステップS46では、表示装置25で表示したオブジェクトから選択して、作業領域R1を設定するための特定のオブジェクト(ロードコーンC1~C4)の識別情報を、入力装置24を介して設定装置23に入力する。これにより、オブジェクト設定部23dは、特定のオブジェクト(ロードコーンC1~C4)を設定する。なお、本実施形態では、特定のオブジェクト(ロードコーンC1~C4)の識別情報の入力を、図5に示す入力装置24と表示装置25との機能を兼ね備えた情報端末28において、表示画面28aに表示されたロードコーンC1~C4のアイコンをクリックすることにより行う。
次に、ステップS47では、設定された特定のオブジェクト(ロードコーンC1~C4)の相対座標Pc1~Pc4に基づいて、作業領域設定部23eは、作業領域R1を設定し、作業領域R1を情報端末28の表示画面28aに表示する。このようにして、操作者は、表示画面28aから、作業車両5の進行方向と、作業領域R1に対する作業車両5の位置とを認識することができるため、作業領域R1内における作業車両5による作業を適切に行うことができる。
次に、図7を参照し、設定装置23による作業領域R1の更新のフローを説明する。ステップS51からステップS54までは、図6のステップS41からステップS44までと同じであるため、その詳細な説明は省略する。ステップS55では、未検知のオブジェクトを認識したかを判定する。この判定では、前回の処理で記憶したオブジェクトの相対座標と、ステップS54で取得したオブジェクトの相対座標とを比較し、オブジェクトが未検知のオブジェクトであるかを判定する。
ここで、未検知のオブジェクトを認識していない場合(Noの場合)には、オブジェクトの相対座標に変化がなく、作業領域R1を更新する必要がないので、処理を終了する。一方、未検知のオブジェクトを認識した場合(Yesの場合)には、オブジェクトの相対座標は変化していると判断できるので、ステップS56に進む。
ステップS56では、オブジェクトの相対座標を記憶装置23Bに記憶する。なお、このステップS56では、検出されたロードコーンC1~C6のそれぞれの座標情報Pc1~Pc6を記憶装置23Bに記憶する。
次に、ステップS57では、作業領域更新部23fは、相対座標算出部23cで算出したオブジェクトの相対座標と、その1周期前に算出され、記憶装置23Bで記憶されたオブジェクトの相対座標とから、特定のオブジェクトであるロードコーンC1~C4の相対座標を更新し、更新した相対座標に基づき、作業領域R1の位置および範囲を更新する。最後に、ステップS58で、更新した作業領域R1を情報端末28の表示画面28aに表示する。
なお、作業領域設定部23eおよび作業領域更新部23fで生成された、業領域境界、および作業領域範囲によって構成される作業領域情報を、記憶装置23Bに記憶し、随時読み出し可能にしてもよい。
ここで、作業車両5は、設定装置23で設定された作業領域R1から作業車両5が外れた際に、作業車両5の動作を制限してもよい。具体的には、設定装置23により設定した作業領域R1から作業車両5が外れた際には、作動制御装置(具体的にはエンジン制御装置)67が、エンジン65の回転数を低減することで、作業車両5の動作速度を低減してもよい。この他にも、作動制御装置67(具体的にはバルブ制御装置)に指令を出すことにより、走行動作、旋回動作、およびフロント動作を制御するコントロールバルブ63への作動油の流量を低減することで、作業車両5の動作速度を低減してもよい。
この他にも、作動制御装置(具体的にはエンジン制御装置)67が、エンジン65を停止することで、作業車両5の動作を停止してもよく、走行動作、旋回動作、およびフロント動作を制御するコントロールバルブ63への作動油を遮断することで、作業車両5の動作を停止してもよい。
このようにして、作業車両5は、作業領域R1から作業車両5が外れた際に、作業車両5の動作を制限することで、非作業領域R2を通行する作業者の安全を確保することができる。
以上の構成により、領域設定支援システム2は、任意のオブジェクトによって定められる進入禁止領域を随時検知することができる。このようにして、領域設定支援システム2は、オペレータが任意の作業領域を一意に選択できるよう適切に補助することができる。
以上、本発明の実施形態について詳述したが、本発明は、前記の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の精神を逸脱しない範囲で、種々の設計変更を行うことができるものである。
2:領域設定支援システム、5:作業車両、21:物体位置検出装置、22:位置方位検出装置、23:設定装置、C1~C6:ロードコーン(オブジェクト)、R1:作業領域

Claims (4)

  1. 業現場のうち作業領域を設定する設定装置を備えた作業車両において、
    前記作業車両である自機の位置および方位を検出する位置方位検出装置と、
    前記自機の周囲にある作業現場内のオブジェクトの位置を検出する物体位置検出装置と、
    前記物体位置検出装置で検出されたオブジェクトの位置を表示する表示装置と、
    前記表示装置で表示された複数のオブジェクトの中から、特定の複数のオブジェクトを選択し、前記特定の複数のオブジェクトの情報を前記設定装置に入力する入力装置と、を備え
    前記設定装置は、前記位置方位検出装置で検出された前記自機の位置および方位と、前記物体位置検出装置で検出されたオブジェクトの位置とに基づいて、前記自機に対する前記物体位置検出装置で検出されたオブジェクトの相対座標を算出すると共に、前記入力装置により選択された前記特定の複数のオブジェクトの相対座標をそれぞれ結ぶことにより前記作業領域を設定することを特徴とする作業車両。
  2. 記表示装置は、前記オブジェクトの相対座標に基づいて、前記自機の位置および方位と前記物体位置検出装置で検出されたオブジェクトとの位置を表示することを特徴とする、請求項1に記載の作業車両
  3. 前記設定装置は、前記相対座標を所定の間隔で算出し、
    算出した相対座標に基づいて、設定した前記作業領域の位置および範囲を更新することを特徴とする、請求項2に記載の作業車両
  4. 記作業領域から前記自機が外れた際に、動作を制限することを特徴とする、請求項1に記載の作業車両
JP2019179120A 2019-09-30 2019-09-30 作業車両 Active JP7321047B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019179120A JP7321047B2 (ja) 2019-09-30 2019-09-30 作業車両
PCT/JP2020/036666 WO2021065814A1 (ja) 2019-09-30 2020-09-28 領域設定支援システムおよびこれを搭載した作業車両

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019179120A JP7321047B2 (ja) 2019-09-30 2019-09-30 作業車両

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2021055381A JP2021055381A (ja) 2021-04-08
JP2021055381A5 JP2021055381A5 (ja) 2022-10-06
JP7321047B2 true JP7321047B2 (ja) 2023-08-04

Family

ID=75270088

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019179120A Active JP7321047B2 (ja) 2019-09-30 2019-09-30 作業車両

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP7321047B2 (ja)
WO (1) WO2021065814A1 (ja)

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008163719A (ja) 2007-01-05 2008-07-17 Hitachi Constr Mach Co Ltd 作業機械の周囲監視装置
JP2009110304A (ja) 2007-10-30 2009-05-21 Canon Inc 画像処理装置、画像処理方法
JP2013009267A (ja) 2011-06-27 2013-01-10 Kyushu Electric Power Co Inc 周囲監視装置
JP2013151830A (ja) 2012-01-25 2013-08-08 Sumitomo Heavy Ind Ltd 運転補助装置
JP2013159930A (ja) 2012-02-02 2013-08-19 Sumitomo Heavy Ind Ltd 周囲監視装置
WO2017061250A1 (ja) 2015-10-08 2017-04-13 コニカミノルタ株式会社 オブジェクト操作システム、オブジェクト操作制御プログラム及びオブジェクト操作制御方法

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008163719A (ja) 2007-01-05 2008-07-17 Hitachi Constr Mach Co Ltd 作業機械の周囲監視装置
JP2009110304A (ja) 2007-10-30 2009-05-21 Canon Inc 画像処理装置、画像処理方法
JP2013009267A (ja) 2011-06-27 2013-01-10 Kyushu Electric Power Co Inc 周囲監視装置
JP2013151830A (ja) 2012-01-25 2013-08-08 Sumitomo Heavy Ind Ltd 運転補助装置
JP2013159930A (ja) 2012-02-02 2013-08-19 Sumitomo Heavy Ind Ltd 周囲監視装置
WO2017061250A1 (ja) 2015-10-08 2017-04-13 コニカミノルタ株式会社 オブジェクト操作システム、オブジェクト操作制御プログラム及びオブジェクト操作制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
WO2021065814A1 (ja) 2021-04-08
JP2021055381A (ja) 2021-04-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6730279B2 (ja) 表示システム及び建設機械
CN112867831B (zh) 挖土机
JP5706050B1 (ja) 作業車両
CN105121751B (zh) 作业车辆
JP7307051B2 (ja) ショベル
JPWO2019189030A1 (ja) ショベル
KR102659076B1 (ko) 쇼벨
JP7439053B2 (ja) ショベル及びショベルの管理装置
US20220136215A1 (en) Work machine and assist device to assist in work with work machine
KR20190062584A (ko) 작업 기계
WO2020054154A1 (ja) 作業機械
WO2020196874A1 (ja) 建設機械、支援システム
CN114144555B (zh) 挖土机及挖土机的显示装置
WO2020196888A1 (ja) ショベル及び施工システム
US20220010521A1 (en) Shovel and construction system
KR20210089673A (ko) 쇼벨, 쇼벨의 제어장치
JP2023174887A (ja) 作業機械、情報処理装置
JP2022001734A (ja) 旋回作業車
JP6823036B2 (ja) 建設機械の表示システムおよびその制御方法
DE112021000553T5 (de) Anzeigesystem, Programm und Verfahren zur Steuerung des Anzeigesystems
JP7321047B2 (ja) 作業車両
WO2021145346A1 (ja) ショベル、遠隔操作支援装置
CA3118562C (en) A system and method for generating images based on work machine traveling state
WO2021066057A1 (ja) 侵入監視制御システムおよび作業機械
JP2022064000A (ja) アタッチメントの目標軌跡変更システム

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220927

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220927

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230418

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230616

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230718

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230725

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7321047

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150