JP7319220B2 - 燃料電池システム - Google Patents

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Description

本発明は、マイコンメータを介して供給されるガスにより発電する燃料電池ユニットを複数有する、燃料電池システムに関するものである。
ガスを供給する配管に設置されるマイコンメータには、ガスの異常流出監視、感震、圧力監視、及び長時間使用監視という主たる監視機能に加え、ガス管の漏洩(特に、微量の漏洩)を検知する安全機能を搭載している。
安全機能では、ガスの供給が一定期間、例えば30日間継続した場合に(警報カウンタがしきい値を超えた場合に)、警報を発令(警報ランプの点滅等)する。「継続」の定義としては、1時間以上の間隔を開けずにガスが流れていることとする。言い換えれば、1時間未満(例えば、59分)の流動途絶は、「継続」と認識する。
ここで、燃料電池システムでは、他のガス消費機器とは異なり、発電を目的として、ガスを消費し続けることが、通常の仕様となっている。
このため、マイコンメータが適用されたガス配管設備に設置される燃料電池システムにおいては、上記安全機能が働かないように、30日が経過する前に、一定の発電休止期間を設けるようにしている。
一例として、燃料電池システムの稼働開始から27日毎に1回、24時間の発電休止期間を設ける。この結果、安全機能の警報カウンタは、30日をカウントする前にリセットされる。
特許文献1には、漏洩判定用期間(30日)の3日前に相当する日(27日)において、発電部を1日中停止させ、そして、1日が経過すると、起動禁止解除条件が満たされた状態として、発電部の運転が許可される構成が記載されている。
また、特許文献2には、同一のマイコンメータを経由して複数のエネルギー供給装置へ燃料ガスが供給されている場合において、発電部の運転停止/再開について記載されている。
特開2005-353292号公報 特開2018-185084号公報
共通のマイコンメータが適用されたガス配管に、複数の燃料電池システムが設置されている場合、前述の発電休止が別々に行われると、マイコンメータを流れるガスが途絶せず、警報を発令してしまう。特許文献2では、複数のエネルギー供給装置の発電休止タイミングを暦に基づいて設定しており、ユーザが少なくとも一方の暦を変更した際に複数台の発電休止タイミングを合わせることができない。
本発明は、共通のマイコンメータを経由して複数の燃料電池ユニットへガスが供給されている場合に、簡易にマイコンメータの漏洩検知回避のための停止を行うことが目的である。
本発明の請求項1に記載の燃料電池システムは、ガスを供給するガス供給管に設けられ、予め定めた継続監視期間中、前記ガスが継続して供給されたことを検出すると、前記ガスの漏洩の可能性を報知する警報を発令するマイコンメータと、共通の前記マイコンメータを経由して供給される前記ガスを用いて発電する、複数の燃料電池ユニットと、前記複数の燃料電池ユニットに各々設けられ、前記燃料電池ユニットの運転を停止させる予め定めた停止期間のカウントを含み、前記複数の燃料電池ユニットで同期設定された停止スケジュールタイマと、前記複数の燃料電池ユニットに各々設けられ、前記停止スケジュールタイマに基づいて、前記燃料電池ユニットを停止させる運転制御部と、を備えている。
請求項1に係る燃料電池システムは、ガスの流量を計測するマイコンメータと、当該マイコンメータを共通とし、マイコンメータを経由して供給されるガスを用いて発電する複数の燃料電池ユニットを備えている。当該マイコンメータは、予め定めた継続監視期間中、前記ガスが継続して供給されたことを検出すると、ガスの漏洩の可能性を報知する警報を発令する機能を備えている。
各々の燃料電池ユニットには、停止スケジュールタイマが設けられている。停止スケジュールタイマは、燃料電池ユニットの運転を停止させる予め定めた停止期間のカウントを含み、複数の燃料電池ユニットで同期設定されている。複数の燃料電池ユニットに各々設けられた運転制御部は、停止スケジュールタイマに基づいて、燃料電池ユニットを停止させる。
このように、複数の燃料電池ユニットの停止スケジュールタイマを同期設定し、当該停止スケジュールタイマに基づいて、燃料電池ユニットを停止させることにより、複数の燃料電池ユニットの停止期間を同期させることができる。これにより、簡易にマイコンメータの漏洩検知回避のための停止を行うことができる。
請求項2に記載の燃料電池システムは、前記停止スケジュールタイマは、前記継続監視期間よりも短い運転期間と、前記運転期間よりも短い前記停止期間とのカウントを繰り返す。
請求項2に記載の燃料電池システムによれば、複数の燃料電池ユニットが継続監視期間よりも短い運転期間に運転され、運転期間よりも短い停止期間に停止される制御が繰り返される。
請求項3に記載の燃料電池システムは、前記運転制御部は、前記複数の燃料電池ユニットの各々の停止スケジュールタイマ同士のカウント時間差が所定の許容範囲を超えた場合に、報知するユニット差異報知手段、を有する。
請求項3に記載の燃料電池システムによれば、複数の燃料電池ユニットの各々の停止スケジュールタイマ同士のカウント時間差が所定の許容範囲を超えた場合に、ユニット差異報知手段により、何らかの不具合を警告することができる。
請求項4に記載の燃料電池システムは、前記運転制御部は、前記複数の燃料電池ユニットの各々の停止スケジュールタイマ同士のカウント時間差が所定の許容範囲を超えた場合に、時刻差を修正するユニット差異修正手段、を有する。
請求項4に記載の燃料電池システムによれば、複数の燃料電池ユニットの各々の停止スケジュールタイマ同士のカウント時間差が所定の許容範囲を超えた場合に、ユニット差異修正手段により時刻差が修正されるので、複数の燃料電池ユニットにおける停止タイミングの同期を維持することができる。
請求項5に記載の燃料電池システムは、前記運転制御部は、ネットワークから取得した時刻の一定期間と、前記複数の燃料電池ユニットの各々の停止スケジュールタイマのカウントによる前記一定期間との差が所定の許容範囲を超えた場合に、報知するタイマー異常報知手段、を有する。
請求項5に記載の燃料電池システムによれば、ネットワークから取得した時刻の一定期間と、複数の燃料電池ユニットの各々の停止スケジュールタイマのカウントによる前記一定期間との差が所定の許容範囲を超えた場合に、タイマー異常報知手段により、何らかの不具合を警告することができる。
請求項6に記載の燃料電池システムは、前記運転制御部は、ネットワークから取得した時刻の一定期間と、前記複数の燃料電池ユニットの各々の停止スケジュールタイマのカウントによる前記一定期間との差が所定の許容範囲を超えた場合に、時刻差を修正するタイマー異常修正手段、を有する。
請求項6に記載の燃料電池システムによれば、ネットワークから取得した時刻の一定期間と、複数の燃料電池ユニットの各々の停止スケジュールタイマのカウントによる前記一定期間との差が所定の許容範囲を超えた場合に、タイマー異常修正手段により時刻差が修正されるので、複数の燃料電池ユニットにおける停止タイミングの同期を維持することができる。
本発明によれば、共通のマイコンメータを経由して複数の燃料電池ユニットへガスが供給されている場合に、簡易にマイコンメータの漏洩検知回避のための停止を行うことができる。
本実施形態に係る燃料電池システムの概略図である。 本実施形態に係るコントローラの構成を示すブロック図である。 本実施形態に係る定期運転停止のタイミングチャートである。 本実施形態に係る操作リモコンの正面図である。 本実施形態に係る定期運転停止処理のフローチャートである。 本実施形態に係るタイマー相互修正処理のフローチャートである。 本実施形態に係る操作リモコンに警告が表示された状態を示す図である。 本実施形態に係るタイマー標準修正処理のフローチャートである。
以下、図面を参照して、本発明を実施するための形態の一例について詳細に説明する。
図1には、本実施形態に係る燃料電池システム10の概略図が示されている。
燃料電池システム10は、2台の燃料電池ユニット12A、12Bを備えている。燃料電池ユニット12A、12の各々には、貯湯タンク14A、14Bが併設されており、燃料電池システム10は、所謂コージェネレーションシステムである。
なお、本実施形態では、燃料電池ユニット12A、12Bに貯湯タンク14A、14Bが設けられている構成を一例としているが、燃料電池ユニット12A、12Bと貯湯タンク14A、14Bとは、別々のユニットであってもよい。
燃料電池ユニット12Aと、燃料電池ユニット12Bは、同一構成であるため、以下、共通部分の説明については、両者を「燃料電池ユニット12」として説明し、別々の説明が必要な場合には、燃料電池ユニット12及びこれを構成する各部の末尾にAとBを付けることにより区別する。
燃料電池ユニット12は、コントローラ16、脱硫器20、燃料電池モジュール22、インバータ28、熱交換器30、貯湯タンク14を備えている。
脱硫器20は、ガス供給管18から供給されるガス(例えば、都市ガス13A)に含まれている硫黄分や硫黄化合物を除去する。
燃料電池モジュール22は、内部に改質部及び発電部を有している。改質部では、脱硫器20を経たガスが、水素を主成分とするガスに改質される。発電部では、水素を利用して発電を行う。燃料電池モジュール22の発電部からの電力は、インバータ28によって交流に変換された後、家屋48内の家電24(家庭電化製品)や照明等の電力負荷で消費される。
貯湯タンク14には、湯が貯留されている。当該湯は、燃料電池モジュール22から排出される高温の排ガスと熱交換器30での熱交換により加熱される。貯湯タンク14の湯は、直接または間接的に熱交換を行うことにより、家屋48の内部の給湯設備49(シャワー、風呂、シンク等)への給湯用、及び床暖房や空調設備等での熱交換用として利用される。
(コントローラ16の構成)
図2に示されるように、コントローラ16は、CPU34、RAM36、ROM38、ストレージ35、I/O40、及びこれらを接続するデータバスやコントロールバス等のバス42で構成されたマイクロコンピュータ44を備える。ROM38には、後述する定期運転停止処理、タイマー相互修正処理、タイマー標準修正処理、許容範囲A1、許容範囲A2などのデータが格納されている。許容範囲A1は許容範囲A2よりも狭い範囲である。
I/O40には、燃料電池ユニット12の制御対象機器12Dと、停止スケジュールタイマ39とが接続されている。コントローラ16の制御により、制御対象機器12Dのそれぞれの動作が制御される。停止スケジュールタイマ39は、後述する停止スケジュールについて記憶し、カウントしている。
また、I/O40には、リモコンパネル46が接続されている。リモコンパネル46は、燃料電池ユニット12が設置される対象の家屋48(図1参照)の内部に設置され、利用者が燃料電池ユニット12に関して指令を入力するための機能や、燃料電池ユニット12の状態を表示する機能を有する。
図1に示されるように、ガス供給管18には、マイコンメータ50が取り付けられている。マイコンメータ50の下流側には、分岐部B1が設けられ、その一方の枝管18Aが燃料電池ユニット12Aへガスを供給し、他方の枝管18Bが燃料電池ユニット12Bへガスを供給する管路となる。また、一方の枝管18Aは、家屋48A内のガス機器(コンロ52、ガスファンヒータ54等)へガスを供給し、他方の枝管18Bは、家屋48B内のガス機器(コンロ52、ガスファンヒータ54等)へガスを供給する。燃料電池ユニット12A,12Bへ供給されるガスは、共通のマイコンメータ50を通過する。
マイコンメータ50は、供給するガスの流量を計測すると共に、ガスの供給における異常を監視する複数の機能を有している。以下に、主たる監視機能(1)~(4)を示す。
(1) 異常流出監視機能
例えば、ガス機器に用いられるゴム管の外れ等でマイコンメータの大きさ(供給能力)により予め定められた流量を超えて、異常に流出するとこれを感知して、ガスの供給を遮断する。
(2) 感震機能
ガスを使用中に、例えば、震度5相当以上の地震等を感知するとこれを感知して、ガスの供給を遮断する。
(3) 圧力監視機能
ガスを使用中に、ガスの圧力が異常に低下すると、これを感知して、ガスの供給を遮断する。
(4) 長時間使用監視機能
例えば、消し忘れ等で一定のガス流量を連続して長時間使用し続けると、これを感知して、ガスの供給を遮断する。
(その他安全機能)
また、マイコンメータ50では、上記の主たる監視機能に加え、ガスの供給を積極的に遮断するものではないが、安全機能として、「微量漏洩監視機能」を搭載している。
微量漏洩監視機能では、漏洩が30日間(継続監視期間)継続した場合に、警報を発令(警報ランプの点滅等)する。「継続」の定義としては、例えば1時間以上の間隔を開けずにガスが流れていることとする。言い換えれば、1時間未満(例えば、59分)の流動途絶は、「継続」と認識する。
ここで、停止スケジュールタイマ39、及び、停止スケジュールについて説明する。停止スケジュールタイマ39は、運転開始などのスタート時から、継続監視期間(30日)よりも短い運転期間(27日)と、この運転期間(27日)よりも短い停止期間(1日)を交互に刻む。図3に示されるように、この停止スケジュールタイマ39において、運転期間が刻まれている時に、燃料電池ユニット12の運転が継続され、停止期間が刻まれている時に、燃料電池ユニット12の運転が停止される。この運転制御のスケジュールを「停止スケジュール」と称する。停止スケジュールタイマ39は、停止期間の開始信号、停止期間の終了信号をマイクロコンピュータ44へ出力する。
停止スケジュールタイマ39は、リセットすることにより、停止スケジュールのスタートが開始される。燃料電池ユニット12Aの停止スケジュールタイマ39Aと、燃料電池ユニット12Bの停止スケジュールタイマ39Bとは、停止スケジュールが同期するように設定されている。例えば、二世帯住宅の一方の家屋48Aに既設置の燃料電池ユニット12Aがあり、他方の家屋48Bに燃料電池ユニット12Bを新たに設置する場合、燃料電池ユニット12Bの設置時に、燃料電池ユニット12Aの停止スケジュールタイマ39Aをリセットすることにより、燃料電池ユニット12Aの停止スケジュールタイマ39Aと、燃料電池ユニット12Bの停止スケジュールタイマ39Bとを、同期させることができる。
図4は、本実施の形態に係るリモコンパネル46の正面図である。
図4に示されるように、リモコンパネル46は外観が矩形状で、上側には、タッチパネル部64が配置されている。
タッチパネル部64は、時刻や運転状況、設定された数値等が表示されると共に、表示面の一部又は全部に重なるように、タッチパッド部が敷設され、ユーザのタッチ操作を認識することができるようになっている。図4において、表示はトップ画面の一例で有り、タッチパッド部にタッチすることにより、表示画面を各種の別画面に切り替えることができる。
また、タッチパネル部64よりも下側は、複数の操作スイッチ群の配置領域68となっている。操作スイッチ群は、所謂ハードスイッチであり、給湯及び発電に関わる操作スイッチが配列されている。
なお、図4に示すリモコンパネル46は、タッチパネル部64、及び操作スイッチ群の配置位置、数、機能、形状等は、型式、年式、バージョン等によって変更される場合があり、図4のリモコンパネル46の形状に限定されるものではない。
次に、本実施形態の燃料電池システム10における、定期運転停止処理について説明する。定期運転停止処理は、マイコンメータ50の微量漏洩監視機能による不要な警報発令を回避するための処理である。
燃料電池ユニット12A、12Bの各々のコントローラ16A、16Bは、各々の停止スケジュールタイマ39A、39Bから出力される停止期間の開始信号、停止時間の終了信号に基づいて、各々が定期運転停止処理を実行する。
定期運転停止処理は、図5に示されるように、まずステップS10で、停止スケジュールタイマ39から停止期間の開始信号を受信するまで待機し、停止期間の開始信号を受信すると、ステップS12で燃料電池ユニット12の運転を停止する。停止スケジュールタイマ39A、39Bは、停止スケジュールが同期されているので、燃料電池ユニット12Aと、燃料電池ユニット12Bは、同時に運転停止される。この停止期間中に、マイコンメータ50を流れるガスの途絶があれば(1時間以上の継続した途絶)、マイコンメータ50の微量漏洩監視機能による不要な警報発令は回避される。
ステップS14で、停止スケジュールタイマ39から停止期間の終了信号を受信するまで待機し、停止期間の終了信号を受信すると、ステップS16で燃料電池ユニット12の運転を再開(発電開始)する。ステップS18で、ユーザからのメインスイッチ操作等により、運転停止の指示があるかどうかを判断し、判断が否定された場合には、ステップS10へ戻り、上記の処理を繰り返す。ステップS18で判断が肯定された場合には、本処理を終了する。
本実施形態の燃料電池システム10では、複数台の燃料電池ユニット12A、12Bの停止スケジュールが同期されているので、複数台において、微量漏洩監視機能による不要な警報の発令を回避するための停止期間を同期させることができる。
また、停止スケジュールタイマ39A、39Bを各々設け、各々のコントローラ16A、16Bで運転停止の制御を行うので、燃料電池ユニットを単体設置の場合と、複数台設置の場合とで、装置を変更する必要がなく、燃料電池ユニットの増設などにも対応でき、簡易に当該停止制御を行うことができる。
なお、本実施形態では、運転期間(27日)と停止期間(1日)を繰り返す停止スケジュールとしたが、停止期間中にマイコンメータ50を流れるガスの途絶があれば(1時間以上の継続した途絶)、停止期間の満了を待たずに運転再開して、運転期間のカウントを開始してもよい。
次に、本実施形態の燃料電池システム10における、タイマー相互修正処理について説明する。タイマー相互修正処理は、燃料電池ユニット12Aの停止スケジュールタイマ39Aと、燃料電池ユニット12Bの停止スケジュールタイマ39Bのカウント時間差が許容範囲を超えた場合に、停止スケジュールタイマ39の修正を行うか、又は、異常警告を表示する処理である。本処理の前提として、コントローラ16Aと16Bとは、ネットワークを介さずに互いに通信可能となっている。
タイマー相互修正処理では、前述のカウント時間差が、許容範囲A1以内の場合には、同期の誤差の範囲内として、修正や警告表示を行わない。許容範囲A1を超えても、許容範囲A2以内の場合には、停止スケジュールタイマ39の修正行う。前述のカウント時間差が、許容範囲A2を超える場合には、何らかの異常が発生している可能性を考慮して、警告表示を行う。警告表示は、一例として、図7に示すように、リモコンパネル46のメインパネル56に表示することができる。
燃料電池ユニット12A、12Bの各々のコントローラ16A、16Bは、各々の停止スケジュールタイマ39A、39Bのカウントに基づいて、図6に示されるタイマー修正処理を実行する。
タイマー相互修正処理は、図6に示されるように、まずステップS20で、各々の停止スケジュールタイマ39A、39Bでのカウント時間差を求める。カウント時間差は、一例として、各々の停止スケジュールタイマ39A、39Bから出力される停止期間の開始信号の受信時間差や、終了信号の受信時間差で求めることができる。
ステップS22で、カウント時間差が許容範囲A1内であるかどうかを判断し、判断が肯定された場合には、S30へ進む。カウント時間差が許容範囲A1を超える場合には、ステップS24で、カウント時間差が許容範囲A2内であるかどうかを判断する。判断が肯定された場合には、S26へ進み、停止スケジュールタイマ39A、39Bをリセットして同一カウントに修正する。
ステップS24での判断が否定され、カウント時間差が許容範囲A2を超える場合には、ステップS28へ進み、リモコンパネル46のメインパネル56にタイマー異常警告を表示する。ステップS26、ステップS28の実行後、ステップS30へ進む。ステップS30では、ユーザからのメインスイッチ操作等により、運転停止の指示があるかどうかを判断し、判断が否定された場合には、ステップS20へ戻り、上記の処理を繰り返す。ステップS30で判断が肯定された場合には、本処理を終了する。
このタイマー相互修正処理により、複数台の燃料電池ユニット12A、12Bの停止スケジュールタイマ39A、39Bについて、同期できるよう修正することができる。また、カウント時間差が許容範囲A2を超える大きいものである場合には、何らかの異常が発生している可能性を報知することができる。
次に、本実施形態の燃料電池システム10における、タイマー標準修正処理について説明する。本処理の前提として、コントローラ16Aと16Bとは、ネットワークと接続され、ネットワークから時刻を取得可能となっている。
タイマー標準修正処理は、燃料電池ユニット12A、12Bの停止スケジュールタイマ39A、39Bでのカウントによる一定時間(例えば1時間)と、ネットワークから取得した時刻の一定時間(例えば1時間)の差が許容範囲を超えた場合に、停止スケジュールタイマ39の修正行うか、又は、異常警告を表示する処理である。タイマー標準修正処理では、前述の時間差が、許容範囲A1以内の場合には、カウント差は誤差の範囲内として、修正や警告表示を行わない。許容範囲A1を超えても、許容範囲A2以内の場合には、停止スケジュールタイマ39の修正行う。前述のカウント時間差が、許容範囲A2を超える場合には、何らかの異常が発生している可能性を考慮して、警告表示を行う。警告表示は、前述のタイマー相互修正処理と同様に、一例として、図7に示すように、リモコンパネル46のメインパネル56に表示することができる。
タイマー標準修正処理は、図8に示されるように、まずステップS40で、燃料電池ユニット12A、12Bの停止スケジュールタイマ39A、39Bでのカウントによる一定時間(1時間)と、ネットワークから取得した時刻の一定時間(1時間)の差を求める。停止スケジュールタイマ39Aでのカウントと、停止スケジュールタイマ39Bでのカウントが異なる場合には、ネットワークから取得した時刻の一定時間との差分が大きい方を採用する。
ステップS42で、時間差が許容範囲A1内であるかどうかを判断し、判断が肯定された場合には、S50へ進む。カウント時間差が許容範囲A1を超える場合には、ステップS44で、カウント時間差が許容範囲A2内であるかどうかを判断する。判断が肯定された場合には、S46へ進み、停止スケジュールタイマ39A、39Bのカウントをネットワークから取得した時刻に基づいて修正する。
ステップS44での判断が否定され、カウント時間差が許容範囲A2を超える場合には、ステップS48へ進み、リモコンパネル46のメインパネル56にタイマー異常警告を表示する。ステップS46、ステップS48の実行後、ステップS50へ進む。ステップS50では、ユーザからのメインスイッチ操作等により、運転停止の指示があるかどうかを判断し、判断が否定された場合には、ステップS40へ戻り、上記の処理を繰り返す。ステップS50で判断が肯定された場合には、本処理を終了する。
このタイマー標準修正処理により、複数台の燃料電池ユニット12A、12Bの停止スケジュールタイマ39A、39Bについて、ネットワークから取得した時刻に基づいてカウントを修正することができる。また、カウント時間差が許容範囲A2を超える大きいものである場合には、何らかの異常が発生している可能性を報知することができる。
10 燃料電池システム
12、12A、12B 燃料電池ユニット
16、16A、16B コントローラ(運転制御部)
39、39A、39B 停止スケジュールタイマ
S28 ステップ(ユニット差異報知手段)
S26 ステップ(ユニット差異修正手段)
S48 ステップ(タイマー異常報知手段)
S46 ステップ(タイマー異常修正手段)

Claims (6)

  1. ガスを供給するガス供給管に設けられ、予め定めた継続監視期間中、前記ガスが継続して供給されたことを検出すると、前記ガスの漏洩の可能性を報知する警報を発令するマイコンメータと、
    共通の前記マイコンメータを経由して供給される前記ガスを用いて発電する、複数の燃料電池ユニットと、
    前記複数の燃料電池ユニットに各々設けられ、前記燃料電池ユニットの運転を停止させる予め定めた停止期間のカウントを含み、前記複数の燃料電池ユニットで同期設定された停止スケジュールタイマと、
    前記複数の燃料電池ユニットに各々設けられ、前記停止スケジュールタイマに基づいて、前記燃料電池ユニットを停止させる運転制御部と、
    を備えた、燃料電池システム。
  2. 前記停止スケジュールタイマは、前記継続監視期間よりも短い運転期間と、前記運転期間よりも短い前記停止期間とのカウントを繰り返す、
    請求項1記載の燃料電池システム。
  3. 前記運転制御部は、前記複数の燃料電池ユニットの各々の停止スケジュールタイマ同士のカウント時間差が所定の許容範囲を超えた場合に、報知するユニット差異報知手段、を有する、請求項1または請求項2に記載の燃料電池システム。
  4. 前記運転制御部は、前記複数の燃料電池ユニットの各々の停止スケジュールタイマ同士のカウント時間差が所定の許容範囲を超えた場合に、時間差を修正するユニット差異修正手段、を有する、請求項1または請求項2に記載の燃料電池システム。
  5. 前記運転制御部は、ネットワークから取得した時刻の一定期間と、前記複数の燃料電池ユニットの各々の停止スケジュールタイマのカウントによる前記一定期間との差が所定の許容範囲を超えた場合に、報知するタイマー異常報知手段、を有する、請求項1~請求項4のいずれか1項に記載の燃料電池システム。
  6. 前記運転制御部は、ネットワークから取得した時刻の一定期間と、前記複数の燃料電池ユニットの各々の停止スケジュールタイマのカウントによる前記一定期間との差が所定の許容範囲を超えた場合に、時刻差を修正するタイマー異常修正手段、を有する、請求項1~請求項4のいずれか1項に記載の燃料電池システム。
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