JP7318706B2 - 光ファイバセンシングシステム及び音源位置特定方法 - Google Patents

光ファイバセンシングシステム及び音源位置特定方法 Download PDF

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Description

本開示は、光ファイバセンシングシステム及び音源位置特定方法に関する。
近年、光ファイバをセンサとして使用する光ファイバセンシングと呼ばれる技術がある。光ファイバは、光ファイバを伝送される光信号に音を重畳させることができるため、光ファイバを使用することにより、音を検知することが可能である。
また、光ファイバを使用して、音の発生位置を特定する技術も提案されている。
例えば、特許文献1には、ガス配管内部に這わせた光ファイバを使用して、ガスの漏洩音等の異常音の検知を行う装置が記載されている。特許文献1に記載された装置は、ガス配管内部において、光ファイバを介して複数の光音響媒質部を接続し、異常音を検知した光音響媒質部の位置を異常音の発生位置とみなしている。
特開2013-253831号公報
上述のように、特許文献1に記載された装置は、異常音を検知した光音響媒質部の位置を異常音の発生位置とみなすことから、光ファイバ上に異常音の音源がある場合にのみ、その音源の位置を特定することが可能である。
そのため、特許文献1に記載された装置は、音源が光ファイバから離れた場所にある場合、その音源の位置を特定することができないという課題がある。
そこで本開示の目的は、上述した課題を解決し、光ファイバから離れた場所にある音源の位置を特定することができる光ファイバセンシングシステム及び音源位置特定方法を提供することにある。
一態様による光ファイバセンシングシステムは、
複数の方向を向くように配置され、監視エリアに発生した音を検知する光ファイバと、
前記光ファイバから、前記音が重畳された光信号を受信する受信部と、
前記光信号に基づいて、前記光ファイバで検知された前記音の分布を分析し、分析した前記音の分布に基づいて、前記音が発生した発生位置を特定する特定部と、
を備える。
一態様による音源位置特定方法は、
複数の方向を向くように配置された光ファイバが、監視エリアに発生した音を検知するステップと、
前記光ファイバから、前記音が重畳された光信号を受信するステップと、
前記光信号に基づいて、前記光ファイバで検知された前記音の分布を分析し、分析した前記音の分布に基づいて、前記音が発生した発生位置を特定する特定ステップと、
を含む。
上述の態様によれば、光ファイバから離れた場所にある音源の位置を特定できる光ファイバセンシングシステム及び音源位置特定方法を提供できるという効果が得られる。
実施の形態1に係る光ファイバセンシングシステムの構成例を示す図である。 実施の形態1に係る光ファイバの配置例を示す図である。 実施の形態1に係る光ファイバの配置例を示す図である。 実施の形態1に係る特定部の構成例を示す図である。 実施の形態1に係る光ファイバで検知された音の音響データの例を示す図である。 実施の形態1に係る特定部が、パターンマッチングを利用して、光ファイバで検知された音が監視対象音であるか否かを判断する例を示す図である。 実施の形態1に係る特定部が、監視対象音の発生位置を特定する方法の例を示す図である。 実施の形態1に係る特定部が、監視対象音の発生位置を特定する方法の例を示す図である。 実施の形態1に係る光ファイバセンシングシステムの動作例を示すフロー図である。 実施の形態2に係る特定部の構成例を示す図である。 実施の形態2に係る特定部が、監視対象音の発生エリアを特定する方法の例を示す図である。 実施の形態2に係る特定部が、監視対象音の発生エリアを特定する方法の例を示す図である。 実施の形態2に係る特定部が、監視対象音の発生エリアを特定する方法の例を示す図である。 実施の形態2に係る特定部が、監視対象音の発生エリアを特定する方法の例を示す図である。 実施の形態2に係る光ファイバセンシングシステムの動作例を示すフロー図である。 実施の形態3に係る特定部の構成例を示す図である。 実施の形態3に係る特定部が、監視対象の移動軌跡を特定する方法の例を示す図である。 実施の形態3に係る特定部が、監視対象の移動軌跡を特定する方法の例を示す図である。 実施の形態3に係る光ファイバセンシングシステムの動作例を示すフロー図である。 実施の形態3に係る特定部が、監視対象の移動軌跡を特定する方法の例を示す図である。 実施の形態3に係る特定部が、監視対象の移動軌跡を特定する方法の例を示す図である。 実施の形態4に係る光ファイバセンシングシステムの構成例を示す図である。 実施の形態4に係る報知部が報知に用いるGUI画面の例を示す図である。 実施の形態4に係る報知部が報知に用いるGUI画面の例を示す図である。 実施の形態4に係る報知部が報知に用いるGUI画面の例を示す図である。 実施の形態4に係る報知部が報知に用いるGUI画面の例を示す図である。 実施の形態4に係る特定部が特定した移動軌跡の例を示す図である。 実施の形態4に係る報知部が報知に用いるGUI画面の例を示す図である。 実施の形態4に係る特定部が特定した移動軌跡の例を示す図である。 実施の形態4に係る報知部が報知に用いるGUI画面の例を示す図である。 実施の形態4に係る光ファイバセンシングシステムの動作例を示すフロー図である。 光ファイバセンシング機器を実現するコンピュータのハードウェア構成の例を示すブロック図である。
以下、図面を参照して本開示の実施の形態について説明する。なお、以下の記載及び図面は、説明の明確化のため、適宜、省略及び簡略化がなされている。また、以下の各図面において、同一の要素には同一の符号が付されており、必要に応じて重複説明は省略されている。
<実施の形態1>
まず、図1を参照して、本実施の形態1に係る光ファイバセンシングシステムの構成例について説明する。
図1に示されるように、本実施の形態1に係る光ファイバセンシングシステムは、光ファイバ10、受信部20、及び特定部30を備えている。
光ファイバ10は、監視対象エリアに配置される。監視対象エリアは、例えば、保育園、動物飼育施設、テーマパーク、刑務所、空港、及びこれらの周辺等が考えられるが、これには限定されない。また、光ファイバ10は、監視対象エリアが屋外であれば、地中に埋め込まれても良いし、地面に貼り付けられても良いし、電柱等により架空配線されても良い。また、光ファイバ10は、監視対象エリアが屋内であれば、フロア、壁、天井等に貼り付けられても、埋め込まれても良い。
また、光ファイバ10は、監視対象エリアに、複数の方向を向くように配置される。例えば、図2に示されるように、光ファイバ10を曲線状に配置すれば、光ファイバ10は必然的に複数の方向を向くことになる。また、図3に示されるように、光ファイバ10を1箇所以上で折り曲げて配置しても、光ファイバ10は必然的に複数の方向を向くことになる。ただし、図2及び図3の例には限定されず、光ファイバ10は、図2及び図3以外の方法で、複数の方向に向けられても良い。
また、光ファイバ10は、1本だけ設けても良いし、複数本設けても良い。複数本の光ファイバ10を設ける場合、複数本の光ファイバ10に対して、1つの受信部20を設けても良いし、複数本の光ファイバ10にそれぞれ対応する複数の受信部20を設けても良い。
受信部20は、光ファイバ10にパルス光を入射する。また、受信部20は、パルス光が光ファイバ10を伝送されることに伴い発生した反射光や散乱光を、光ファイバ10を経由して、戻り光として受信する。
光ファイバ10の周辺で音が発生すると、その音の振動によって光ファイバ10が揺れる(ゆがむ)ため、光ファイバ10により伝送される戻り光の波長が変化する。言い換えれば、光ファイバ10の周辺で発生した音は、光ファイバ10により伝送される戻り光に重畳される。そのため、光ファイバ10は、光ファイバ10の周辺で発生した音を検知可能である。
したがって、光ファイバ10の周辺で音が発生すると、光ファイバ10は、その音を検知して戻り光に重畳して伝送し、受信部20は、光ファイバ10が検知した音が重畳された戻り光を受信することになる。
ただし、光ファイバ10の周辺で音が発生すると、光ファイバ10上の1点ではなく、複数点で戻り光の波長が変化する。そのため、光ファイバ10は、光ファイバ10上の複数点で音を検知することになる。このとき、光ファイバ10上の複数点の各々で検知された音の強度、その音が検知された時刻は、その音の音源位置と複数点の各々との位置関係に応じて、互いに異なることになる。
そこで、特定部30は、受信部20で受信された戻り光に基づいて、光ファイバ10で検知された音の分布(検知された音の強度及びその音が検知された時刻)を分析し、分析した音の分布に基づいて、その音の発生位置を特定する。
以下、特定部30について詳細に説明する。
なお、以下の説明では、一例として、特定部30は、光ファイバ10の周辺で発生した音のうち、特定部30に予め登録された監視対象に対応する音(以下、監視対象音と称す)が発生した発生位置を特定する場合を例に挙げて説明する。ただし、これには限定されず、特定部30は、監視対象音以外の音の発生位置を特定しても良い。監視対象は、例えば、発砲した人、悲鳴をあげた人、所定のエリアを徘徊する人等である。これらの場合、監視対象音は、それぞれ、銃声音、悲鳴音、足音になる。ただし、監視対象及び監視対象音は、これらには限定されない。
まず、図4を参照して、本実施の形態1に係る特定部30の構成例について説明する。
図4に示されるように、本実施の形態1に係る特定部30は、抽出部31、マッチング部32、及び音発生位置特定部33を備えている。
抽出部31は、受信部20で受信された戻り光から、センシングポイントで検知された音の成分を抽出する。本実施の形態1においては、光ファイバ10上の3点以上のセンシングポイントで検知された音を用いて、その音の発生位置を特定する。そのため、抽出部31は、3点以上のセンシングポイントの各々で検知された音の成分を抽出する。
ここで、受信部20が光ファイバ10にパルス光を入射した時刻と、音が重畳された戻り光が受信部20で受信された時刻と、の時間差は、その音が検知された光ファイバ10上の位置(受信部20からの光ファイバ10の距離)に応じて決まる。そのため、例えば、抽出部31は、光ファイバ10上の3点以上のセンシングポイント毎に、そのセンシングポイントの位置に応じた時間差の情報を保持しておくことにより、受信部20で受信された戻り光が、そのセンシングポイントで検知された音が重畳されている戻り光であるか否かを判断できる。そのため、抽出部31は、センシングポイントで検知された音が重畳されていると判断した戻り光から、その音の成分を抽出する。
マッチング部32は、抽出部31が抽出した、センシングポイントで検知された音が、予め登録された監視対象に対応する監視対象音であるか否かを判断する。この判断には、例えば、パターンマッチングを利用することができる。例えば、マッチング部32は、抽出部31が抽出した音を、分散型音響センサ(Distributed Acoustic Sensor)を用いて、図5に示されるような音響データに変換する。図5に示される音響データは、センシングポイントで検知された音の音響データであり、横軸が時間、縦軸が音強度を示している。また、監視対象音のマッチング用データを予め用意しておく。なお、このマッチング用データは、特定部30の内部で保持していても良いし、外部で保持していても良い。そして、マッチング部32は、図6に示されるように、上記で変換した音響データが有するパターンを、監視対象音のマッチング用データが有するパターンと比較する。マッチング部32は、監視対象音のマッチング用データが有するパターンに適合する場合、上記で変換した音響データは、監視対象音の音響データであると判断する。図6は、監視対象音が銃声音である場合の例である。図6に示される例では、上記で変換した音響データは、銃声音の音響データとパターンが略一致している。そのため、マッチング部32は、センシングポイントで検知された音は、監視対象音(銃声音)であると判定する。マッチング部32は、センシングポイントで検知された音が監視対象音である場合、センシングポイントで検知された監視対象音の音響データを音発生位置特定部33に渡す。
音発生位置特定部33は、光ファイバ10上の3点以上のセンシングポイントで検知された監視対象音の音響データに基づいて、3点以上のセンシングポイントで検知された監視対象音の分布(検知された音の強度及びその音が検知された時刻)を分析し、分析した監視対象音の分布に基づいて、監視対象音が発生した発生位置を特定する。
ここで、図7及び図8を参照して、音発生位置特定部33において、監視対象音の発生位置を特定する方法の概要について説明する。
図7の例では、光ファイバ10が曲線状に配置され、光ファイバ10上に3点のセンシングポイントS1~S3が設けられている。なお、これは一例であって、光ファイバ10上には3点以上のセンシングポイントを設ければ良い。まず、音発生位置特定部33は、任意の2点のセンシングポイントを選択する。ここでは、センシングポイントS1,S2を選択する。そして、音発生位置特定部33は、2点のセンシングポイントS1,S2で検知された監視対象音の分布(強度及び時刻)から、2点のセンシングポイントS1,S2で検知された監視対象音の強度差及び時間差を導出し、導出した強度差及び時間差に基づいて、監視対象音の発生位置を推定する。ここでは、監視対象音の発生位置を、線P12上のいずれかの位置と推定する。続いて、特定部30は、上記で選択された2点とは組み合わせが異なる2点のセンシングポイントを選択する。ここでは、センシングポイントS2,S3を選択する。そして、音発生位置特定部33は、上記と同様に、2点のセンシングポイントS2,S3で検知された監視対象音の分布(強度及び時刻)から、監視対象音の発生位置を推定する。ここでは、監視対象音の発生位置を、線P23上のいずれかの位置と推定する。そして、音発生位置特定部33は、線P12と線P23とが交差する位置を、監視対象音の発生位置と特定する。
図8の例では、光ファイバ10が、監視対象エリアとなる施設の周囲に矩形状に配置され、光ファイバ10上の矩形の互いに異なる3辺の各々に3点のセンシングポイントS1~S3が設けられている。なお、これは一例であって、光ファイバ10上には3点以上のセンシングポイントを設ければ良い。図8の例でも、監視対象音の発生位置の特定方法は、図7と同様である。すなわち、まず、音発生位置特定部33は、任意の2点のセンシングポイント(ここでは、センシングポイントS1,S2)で検知された監視対象音の分布(強度及び時刻)に基づいて、監視対象音の発生位置を推定する(ここでは、線P12上のいずれかの位置と推定)。続いて、音発生位置特定部33は、上記の2点とは組み合わせが異なる2点のセンシングポイント(ここでは、センシングポイントS2,S3)で検知された監視対象音の分布(強度及び時刻)に基づいて、監視対象音の発生位置を推定する(ここでは、線P23上のいずれかの位置と推定)。そして、音発生位置特定部33は、線P12と線P23とが交差する位置を、監視対象音の発生位置と特定する。
続いて、図9を参照して、本実施の形態1に係る光ファイバセンシングシステムの動作例について説明する。
図9に示されるように、光ファイバ10は、光ファイバ10の周辺で発生した監視対象音を検知する(ステップS11)。この監視対象音は、光ファイバ10を伝送される戻り光に重畳されて伝送される。
続いて、受信部20は、光ファイバ10から、光ファイバ10で検知された監視対象音が重畳された戻り光を受信する(ステップS12)。
その後、特定部30は、受信部20で受信された戻り光に基づいて、光ファイバ10で検知された監視対象音の分布を分析し、分析した監視対象音の分布に基づいて、監視対象音が発生した発生位置を特定する(ステップS13)。このとき、特定部30は、例えば、上述した図7及び図8の方法を用いて、監視対象音の発生位置を特定すれば良い。
上述したように本実施の形態1によれば、受信部20は、光ファイバ10から、光ファイバ10が検知された音が重畳された戻り光を受信する。特定部30は、受信された戻り光に基づいて、光ファイバ10で検知された音の分布を分析し、分析した音の分布に基づいて、その音が発生した発生位置を特定する。これにより、音源が光ファイバ10から離れた場所にある場合でも、その音源の位置を特定することができる。
<実施の形態2>
本実施の形態2に係る光ファイバセンシングシステムは、システム構成自体は上述した実施の形態1と同様であるが、特定部30の機能を拡張している。
そこで以下では、図10を参照して、本実施の形態2に係る特定部30の構成例について説明する。
図10に示されるように、本実施の形態2に係る特定部30は、上述した実施の形態1の図4の構成と比較して、音発生エリア特定部34が追加されている点が異なる。
音発生エリア特定部34は、監視対象音が発生した発生エリアを特定する。例えば、音発生エリア特定部34は、監視対象音の発生エリアが、監視対象エリアの内側か外側かを特定する。又は、監視対象エリアの内部を複数のエリアに区分した場合において、音発生エリア特定部34は、監視対象音の発生エリアが、監視対象エリアの内部のどのエリアであるかを特定する。
このとき、音発生エリア特定部34は、音発生位置特定部33が特定した監視対象音の発生位置に基づいて、監視対象音の発生エリアを特定しても良い。この場合、例えば、音発生エリア特定部34は、音発生位置特定部33が特定する位置とエリアとを対応付けた対応テーブルを予め保持しておき、その対応テーブルを用いて、音発生位置特定部33が特定した監視対象音の発生位置から、監視対象音の発生エリアを特定すれば良い。
ただし、2本以上の光ファイバ10を略平行に配置すれば、音発生エリア特定部34は、音発生位置特定部33が特定した監視対象音の発生位置を用いなくても、監視対象音の発生エリアが、2本以上の光ファイバ10で区切られたエリアのうちのどのエリアであるかを特定することが可能となる。この場合、音発生エリア特定部34は、2本以上の光ファイバ10上の各々のセンシングポイントで検知された監視対象音の分布(検知された音の強度及びその音が検知された時刻)を分析し、分析した監視対象音の分布に基づいて、監視対象音の発生エリアを特定する。なお、このように監視対象音の発生エリアを特定する場合、2本以上の光ファイバ10を略平行に配置すれば良く、監視対象音の発生位置を特定する場合のように、2本以上の光ファイバ10の各々を複数の方向に向くように必ずしも配置しなくても良い。
ここで、図11~図14を参照して、音発生エリア特定部34において、監視対象音の分布に基づいて、監視対象音の発生エリアを特定する方法の概要について説明する。
図11の例では、2本の光ファイバ10a,10bが曲線状にかつ略平行に配置されている。なお、これは一例であって、2本以上の光ファイバ10を略平行に配置すれば良い。また、光ファイバ10aは、エリアA,Bの境界に配置され、光ファイバ10bは、エリアB,Cの境界に配置されている。また、2本の光ファイバ10a,10b上の各々にセンシングポイントSa,Sbが設けられている。音発生エリア特定部34は、2点のセンシングポイントSa,Sbで検知された監視対象音の分布(強度及び時刻)から、2点のセンシングポイントSa,Sbで検知された監視対象音の強度差及び時間差を導出する。例えば、監視対象音の音源がエリアA内の音源1である場合、センシングポイントSaは、センシングポイントSbよりも早く監視対象音を検知し、検知される監視対象音の強度も大きくなる。そのため、センシングポイントSa,Sbでこのような検知をした場合、音発生エリア特定部34は、監視対象音の発生エリアがエリアAであると特定する。また、監視対象音の音源がエリアBA内の音源2である場合、センシングポイントSaは、センシングポイントSbと比較して、監視対象音を検知した時間差が小さく、検知される監視対象音の強度も同程度である。そのため、センシングポイントSa,Sbでこのような検知をした場合、音発生エリア特定部34は、監視対象音の発生エリアがエリアBであると特定する。
図12の例では、2本の光ファイバ10a,10bが、監視対象エリアとなる施設の周囲に矩形状にかつ略平行に配置されている。すなわち、2本の光ファイバ10a,10bは、施設の内側と外側との境界に配置されている。また、2本の光ファイバ10a,10b上の各々にセンシングポイントSa,Sbが設けられている。図12の例でも、監視対象音の発生エリアの特定方法は、図11と同様である。すなわち、音発生エリア特定部34は、2点のセンシングポイントSa,Sbで検知された監視対象音の強度差及び時間差を導出する。例えば、監視対象音の音源が施設の内側の音源1である場合、センシングポイントSaは、センシングポイントSbよりも早く監視対象音を検知し、検知される監視対象音の強度も大きくなる。そのため、センシングポイントSa,Sbでこのような検知をした場合、音発生エリア特定部34は、監視対象音の発生エリアが施設の内側(すなわち、監視対象エリアの内側)であると特定する。また、監視対象音の音源が施設の外側の音源2である場合、センシングポイントSbは、センシングポイントSaよりも早く監視対象音を検知し、検知される監視対象音の強度も大きくなる。そのため、センシングポイントSa,Sbでこのような検知をした場合、音発生エリア特定部34は、監視対象音の発生エリアが施設の外側(すなわち、監視対象エリアの外側)であると特定する。
図13及び図14の例では、監視対象エリアの内部に光ファイバ10が配置され、光ファイバ10が監視対象エリアの内部を複数のエリアに区分している。
図13の例では、2本の光ファイバ10a,10bが、1軸方向に略平行に配置され、監視対象エリアの内部を3つのエリアA~Cに区分している。また、2本の光ファイバ10a,10b上の各々にセンシングポイントSa,Sbが設けられている。
図14の例では、4本の光ファイバ10a~10dが、2軸方向に配置され、監視対象エリアの内部をマトリクス状に9つのエリアA~Iに区分している。詳細には、2本の光ファイバ10a,10bが、ある軸方向にかつ略平行に配置され、2本の光ファイバ10c,10dが、2本の光ファイバ10a,10bと略直交する軸方向にかつ略平行に配置されている。また、4本の光ファイバ10a~10d上の各々にセンシングポイントSa~Sdが設けられている。また、センシングポイントSa~Sdは、光ファイバ10a~10dの中央付近に配置されている。
図13の例でも、監視対象音の発生エリアの特定方法は、図11と同様である。また、図14の例でも、監視対象音の発生エリアの特定方法は、センシングポイントの数が異なること以外は、図11と同様である。すなわち、例えば、図14の例では、音発生エリア特定部34は、4点のセンシングポイントSa~Sdで検知された監視対象音の強度差及び時間差を導出する。例えば、監視対象音の音源がエリアBにある場合、センシングポイントSaは、センシングポイントSbよりも早く監視対象音を検知し、検知される監視対象音の強度も大きくなる。また、センシングポイントScは、センシングポイントSdと比較して、監視対象音を検知した時間差が小さく、検知される監視対象音の強度も同程度となる。そのため、センシングポイントSa~Sdでこのような検知をした場合、音発生エリア特定部34は、監視対象音の発生エリアがエリアBであると特定する。
このように監視対象エリアの内部に光ファイバ10を配置することで、監視対象エリアの内部を複数のエリアに区分でき、監視対象音の発生エリアが、複数のエリアのうちのどのエリアであるかを特定できる。また、光ファイバの敷設態様や、センシングポイント設定位置などによって、柔軟にエリアの区分を行うことができる。そのため、監視対象エリア内に侵入不可エリアや危険エリア等の所定のエリアがある場合、所定のエリアに合わせて光ファイバ10を配置することで、所定のエリアや所定のエリアに隣接するエリアに監視対象音が発生したことを特定できる。これにより、所定のエリアへの侵入等を検知できるようになる。
続いて、図15を参照して、本実施の形態2に係る光ファイバセンシングシステムの動作例について説明する。
図15に示されるように、光ファイバ10は、光ファイバ10の周辺で発生した監視対象音を検知する(ステップS21)。この監視対象音は、光ファイバ10を伝送される戻り光に重畳されて伝送される。
続いて、受信部20は、光ファイバ10から、光ファイバ10で検知された監視対象音が重畳された戻り光を受信する(ステップS22)。
その後、特定部30は、受信部20で受信された戻り光に基づいて、光ファイバ10で検知された監視対象音の分布を分析し、分析した監視対象音の分布に基づいて、監視対象音が発生した発生エリアを特定する(ステップS23)。このとき、特定部30は、例えば、上述した図11~図14の方法を用いて、監視対象音の発生エリアを特定すれば良い。
なお、図15には、特定部30が、監視対象音の分布に基づいて、監視対象音の発生位置を特定するステップを追加しても良い。この場合、ステップS23では、特定部30は、監視対象音の発生位置に基づいて、監視対象音の発生エリアを特定しても良い。
上述したように本実施の形態2によれば、受信部20は、光ファイバ10から、光ファイバ10で検知された音が重畳された戻り光を受信する。特定部30は、受信された戻り光に基づいて、光ファイバ10で検知された音の分布を分析し、分析した音の分布に基づいて、その音が発生した発生エリアを特定する。又は、特定部30は、分析した音の分布に基づいて、その音が発生した発生位置を特定し、特定した発生位置に基づいて、その音が発生した発生エリアを特定する。これにより、音源が光ファイバ10から離れた場所にある場合でも、その音源があるエリアを特定することができる。
<実施の形態3>
本実施の形態3に係る光ファイバセンシングシステムは、システム構成自体は上述した実施の形態1,2と同様であるが、特定部30の機能を拡張している。
そこで以下では、図16を参照して、本実施の形態3に係る特定部30の構成例について説明する。
図16に示されるように、本実施の形態3に係る特定部30は、上述した実施の形態2の図10の構成と比較して、追跡部35が追加されている点が異なる。
音発生位置特定部33は、監視対象音の発生位置の特定を繰り返し行う。音発生位置特定部33は、監視対象音の発生位置の特定を任意のタイミングで行えば良く、このタイミングは定期的でも不定期でも良い。また、音発生位置特定部33は、監視対象音の発生位置の特定を、一定期間が経過するまで繰り返しても良いし、一定回数の特定が終了するまで繰り返しても良い。
追跡部35は、音発生位置特定部33が特定した監視対象音の発生位置の時系列変化に基づいて、監視対象の移動軌跡を特定する。例えば、監視対象音が、所定のエリア内を徘徊する人の足音である場合、音発生位置特定部33は、その人の足音の発生位置の特定を繰り返し行い、追跡部35は、その人の足音の発生位置の時系列変化に基づいて、その人の移動軌跡を特定する。
例えば、図17に示される例では、音発生位置特定部33は、上述した図7の例と同様の方法で、監視対象音の発生位置の特定を繰り返し行っている。そのため、追跡部35は、監視対象音の発生位置の時系列変化に基づいて、監視対象の移動軌跡Tを特定する。
また、図18に示される例では、音発生位置特定部33は、上述した図8の例と同様の方法で、監視対象音の発生位置の特定を繰り返し行っている。そのため、追跡部35は、監視対象音の発生位置の時系列変化に基づいて、監視対象の移動軌跡Tを特定する。図18に示される例では、監視対象の移動軌跡Tは、監視対象が施設の内側から外側に移動したことを示している。
また、音発生位置特定部33は、一定期間が経過する前や、一定回数の特定が終了する前に、監視対象音の発生位置を特定できなくなる可能性がある。例えば、監視対象が光ファイバ10から遠ざかった場合や、監視対象音が他の音と混ざって、光ファイバ10が監視対象音を検知できなくなった場合等には、監視対象音の発生位置を特定できなくなる。この場合、追跡部35は、既に特定した監視対象の移動軌跡に基づいて、監視対象が次に移動する方向及び位置を推定しても良い。
続いて、図19を参照して、本実施の形態3に係る光ファイバセンシングシステムの動作例について説明する。ここでは、特定部30は、一定期間が経過するまで、監視対象音の発生位置の特定を繰り返すものとして説明する。
図19に示されるように、光ファイバ10は、光ファイバ10の周辺で発生した監視対象音を検知する(ステップS31)。この監視対象音は、光ファイバ10を伝送される戻り光に重畳されて伝送される。
続いて、受信部20は、光ファイバ10から、光ファイバ10で検知された監視対象音が重畳された戻り光を受信する(ステップS32)。
続いて、特定部30は、受信部20で受信された戻り光に基づいて、光ファイバ10で検知された監視対象音の分布を分析し、分析した監視対象音の分布に基づいて、監視対象音が発生した発生位置を特定する(ステップS33)。このとき、特定部30は、例えば、上述した図7及び図8の方法を用いて、監視対象音の発生位置を特定すれば良い。
ここで、特定部30は、一定期間が経過するまで、監視対象音の発生位置の特定を繰り返す(ステップS34)。すなわち、特定部30は、監視対象音の発生位置を最初に特定してから一定期間が経過していなければ(ステップS34のNo)、ステップS33に戻って、監視対象音の発生位置の特定を行う。
その後、特定部30は、上記で特定した監視対象音の発生位置の時系列変化に基づいて、監視対象の移動軌跡を特定する(ステップS35)。このとき、特定部30は、例えば、上述した図17及び図18の方法を用いて、監視対象の移動軌跡を特定すれば良い。
なお、図19では、特定部30は、一定期間が経過した後に、監視対象の移動軌跡を特定しているが、これには限定されない。特定部30は、監視対象音の発生位置が2箇所以上わかれば、監視対象の移動軌跡を特定できる。そのため、特定部30は、一定期間が経過する前に、監視対象の移動軌跡を特定しても良い。
また、図19には、特定部30が、監視対象音の発生エリアを特定するステップを追加しても良い。この場合、特定部30は、監視対象音の分布に基づいて、監視対象音の発生エリアを特定しても良いし、監視対象音の発生位置に基づいて、監視対象音の発生エリアを特定しても良い。
上述したように本実施の形態3によれば、特定部30は、監視対象音の発生位置の特定を繰り返し行い、監視対象音の発生位置の時系列変化に基づいて、監視対象の移動軌跡を特定する。これにより、監視対象を追跡することができる。
なお、本実施の形態3においては、音発生位置特定部33が、監視対象音の発生位置の特定を繰り返し行い、追跡部35が、監視対象音の発生位置の時系列変化に基づいて、監視対象の移動軌跡を特定していたが、これには限定されない。
例えば、音発生エリア特定部34が、監視対象音の発生エリアの特定を繰り返し行い、追跡部35が、監視対象音の発生エリアの時系列変化に基づいて、監視対象の移動軌跡を特定しても良い。
例えば、図20に示される例では、音発生エリア特定部34は、上述した図13の例と同様の方法で、監視対象音の発生エリアの特定を繰り返し行っている。そのため、追跡部35は、監視対象音の発生エリアの時系列変化に基づいて、監視対象の移動軌跡Tを特定する。図20に示される例では、監視対象の移動軌跡Tは、監視対象がエリアBからエリアCに移動したことを示している。
また、図21に示される例では、音発生エリア特定部34は、上述した図14の例と同様の方法で、監視対象音の発生エリアの特定を繰り返し行っている。そのため、追跡部35は、監視対象音の発生エリアの時系列変化に基づいて、監視対象の移動軌跡Tを特定する。図21に示される例では、監視対象の移動軌跡Tは、監視対象がエリアBからエリアCを経由してエリアFに移動したことを示している。
<実施の形態4>
まず、図22を参照して、本実施の形態4に係る光ファイバセンシングシステムの構成例について説明する。
図22に示されるように、本実施の形態4に係る光ファイバセンシングシステムは、上述した実施の形態1~3の図1の構成と比較して、報知部40が追加されている点が異なる。
報知部40は、特定部30が特定した監視対象音の発生位置又は発生エリア、監視対象の移動軌跡に基づいて、所定のイベントが発生したか否かを判断し、所定のイベントが発生した場合に報知を行う。報知先は、例えば、監視対象エリアを監視する監視システムや監視室等としても良い。また、報知方法は、例えば、報知先のディスプレイやモニターにGUI(Graphical User Interface)画面を表示する方法でも良いし、報知先のスピーカからメッセージを音声出力する方法でも良い。
なお、本実施の形態4に係る特定部30は、上述した実施の形態1~3の図4、図10、及び図16のいずれの構成であっても良い。
以下、報知部40による具体的な報知例を説明する。
例えば、報知部40は、監視対象音として銃声音や悲鳴音等の危険を示す音が検知された場合に、特定部30が特定した監視対象音の発生位置又は発生エリアを報知しても良い。このときの報知をGUI画面で行う場合の例を図23に示す。図23は、監視対象音が銃声音である場合のGUI画面の例を示している。
また、報知部40は、特定部30が特定した監視対象音の発生位置又は発生エリアが、侵入不可エリアや危険エリア等の所定のエリアである場合に報知を行っても良い。このときの報知をGUI画面で行う場合の例を図24に示す。図24は、所定のエリアが、侵入不可エリアとなるエリアIである場合のGUI画面の例を示している。
また、報知部40は、特定部30が特定した監視対象音の発生位置又は発生エリアが、侵入不可エリアや危険エリア等の所定のエリアに隣接する隣接エリアである場合に報知を行っても良い。このときの報知をGUI画面で行う場合の例を図25に示す。図25は、所定のエリアが、侵入不可エリアとなるエリアIである場合のGUI画面の例を示している。
また、報知部40は、特定部30が特定した監視対象音の発生位置又は発生エリアが、監視対象エリアの外である場合に報知を行っても良い。このときの報知をGUI画面で行う場合の例を図26に示す。図26は、監視対象エリアが施設の内部である場合のGUI画面の例を示している。
また、図27に示される例では、上述した図18の例と同様の方法で、監視対象の移動軌跡Tを特定している。監視対象の移動軌跡Tは、監視対象が監視対象エリアである施設の外に向かっていることを示しており、監視対象が施設の外に出てしまうおそれがある。また、上述した図20に示される例でも、監視対象の移動軌跡Tは、監視対象がエリアBからエリアCに移動し、監視対象が監視対象エリアの外に向かっていることを示していることから、監視対象が監視対象エリアの外に出てしまうおそれがある。
そのため、報知部40は、図20及び図27に示される例のように、監視対象の移動軌跡Tが監視対象エリアの外に向かっている場合に報知を行っても良い。このときの報知をGUI画面で行う場合の例を図28に示す。図28は、監視対象エリアが施設の内部である場合のGUI画面の例を示している。
また、図29に示される例では、上述した図18の例と同様の方法で、監視対象の移動軌跡Tを特定している。監視対象の移動軌跡Tは、監視対象が侵入不可エリアに接近していることを示しており、監視対象が侵入不可エリアに侵入してしまうおそれがある。また、上述した図21に示される例でも、監視対象の移動軌跡Tは、監視対象がエリアBからエリアCを経由してエリアFに移動し、監視対象が侵入不可エリアとなるエリアIに接近していることを示していることから、監視対象がエリアIに侵入してしまうおそれがある。
そのため、報知部40は、図21及び図29に示される例のように、監視対象の移動軌跡Tが侵入不可エリアや危険エリア等の所定のエリアに接近している場合に報知を行っても良い。このときの報知をGUI画面で行う場合の例を図30に示す。図30は、所定のエリアが、施設の内部の侵入不可エリアである場合のGUI画面の例を示している。
以上の通り、報知部40が報知を行うトリガとなる所定のイベントは、例えば、以下の通りである。
・監視対象音が検知されたこと
・監視対象音の発生位置又は発生エリアが、所定のエリアであること
・監視対象音の発生位置又は発生エリアが、所定のエリアに隣接する隣接エリアであること
・監視対象音の発生位置又は発生エリアが、監視対象エリアの外であること
・監視対象の移動軌跡が監視対象エリアの外に向かっていること
・監視対象の移動軌跡が所定のエリアに接近していること
続いて、図31を参照して、本実施の形態4に係る光ファイバセンシングシステムの動作例について説明する。ここでは、特定部30は、一定期間が経過するまで、監視対象音の発生位置の特定を繰り返すものとして説明する。
図31に示されるように、まず、図19に示されるステップS31~S35と同様のステップS41~S45が行われる。
その後、報知部40は、特定部30が特定した監視対象音の発生位置、監視対象の移動軌跡に基づいて、所定のイベントが発生したか否かを判断し、所定のイベントが発生した場合に報知を行う(ステップS46)。このとき、報知部40は、例えば、上述した図23~図26、図28及び図30のGUI画面を用いて、報知を行えば良い。
なお、図31では、特定部30は、一定期間が経過した後に、監視対象の移動軌跡を特定しているが、一定期間が経過する前に、監視対象の移動軌跡を特定しても良い。
また、図31には、特定部30が、監視対象音の発生エリアを特定するステップを追加しても良い。この場合、報知部40は、特定部30が特定した監視対象音の発生エリアに基づいて、所定のイベントが発生したか否かを判断しても良い。
上述したように本実施の形態4によれば、報知部40は、特定部30が特定した監視対象音の発生位置又は発生エリア、監視対象の移動軌跡に基づいて、所定のイベントが発生したと判断した場合に報知を行う。所定のイベントは、上述したように、例えば、監視対象音として危険を示す音が検知されたこと等である。これにより、危険を示す音を検知した等の所定のイベントが発生した場合、その旨を報知することができる。
<実施の形態の適用例>
以下、上述の実施の形態に係る光ファイバセンシングシステムの具体的な適用例について説明する。
例えば、ショッピングモールやテーマパークにおいて、銃声音や悲鳴音等の危険を示す音を検知するために、上述の実施の形態に係る光ファイバセンシングシステムを適用することができる。また、この適用例において、危険を示す音が検知された場合には、その音の発生位置や発生エリアを報知しても良い。
また、保育園において、園児の脱走を検知したり、保育園への不審者の侵入を検知したりするために、上述の実施の形態に係る光ファイバセンシングシステムを適用することができる。また、この適用例において、園児の脱走や不審者の侵入が検知された場合には、その旨を報知しても良い。
また、動物飼育施設において、動物の脱走を検知したり、侵入不可エリア等の所定のエリアへの動物の侵入を検知したりするために、上述の実施の形態に係る光ファイバセンシングシステムを適用することができる。また、この適用例において、動物の脱走や所定のエリアへの侵入が検知された場合には、その旨を報知しても良い。
また、テーマパークにおいて、侵入不可エリア等の所定のエリアへの人の侵入を検知したり、正規の入場口以外からの不正入場を検知したりするために、上述の実施の形態に係る光ファイバセンシングシステムを適用することができる。また、この適用例において、所定のエリアへの侵入や不正入場が検知された場合には、その旨を報知しても良い。
また、刑務所において、収容者の脱走を検知したり、収容者の不審行動を検知したりするために、上述の実施の形態に係る光ファイバセンシングシステムを適用することができる。また、この適用例において、収容者の脱走や不審行動が検知された場合には、その旨を報知しても良い。
また、空港において、不審行動を検知するために、上述の実施の形態に係る光ファイバセンシングシステムを適用することができる。また、この適用例において、不審行動が検知された場合には、その旨を報知しても良い。
<光ファイバセンシング機器のハードウェア構成>
上述した受信部20、特定部30、及び報知部40は、光ファイバセンシング機器に実装することができる。また、受信部20、特定部30、及び報知部40が実装された光ファイバセンシング機器は、コンピュータとして実現することができる。
以下では、図32を参照して、上述した光ファイバセンシング機器を実現するコンピュータ50のハードウェア構成について説明する。
図32に示されるように、コンピュータ50は、プロセッサ501、メモリ502、ストレージ503、入出力インタフェース(入出力I/F)504、及び通信インタフェース(通信I/F)505等を備える。プロセッサ501、メモリ502、ストレージ503、入出力インタフェース504、及び通信インタフェース505は、相互にデータを送受信するためのデータ伝送路で接続されている。
プロセッサ501は、例えばCPU(Central Processing Unit)やGPU(Graphics Processing Unit)等の演算処理装置である。メモリ502は、例えばRAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)等のメモリである。ストレージ503は、例えばHDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、またはメモリカード等の記憶装置である。また、ストレージ503は、RAMやROM等のメモリであっても良い。
ストレージ503は、光ファイバセンシング機器が備える構成要素(受信部20、特定部30、及び報知部40)の機能を実現するプログラムを記憶している。プロセッサ501は、これら各プログラムを実行することで、光ファイバセンシング機器が備える構成要素の機能をそれぞれ実現する。ここで、プロセッサ501は、上記各プログラムを実行する際、これらのプログラムをメモリ502上に読み出してから実行しても良いし、メモリ502上に読み出さずに実行しても良い。また、メモリ502やストレージ503は、光ファイバセンシング機器が備える構成要素が保持する情報やデータを記憶する役割も果たす。
また、上述したプログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータ(コンピュータ50を含む)に供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えば、フレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば、光磁気ディスク)、CD-ROM(Compact Disc-ROM)、CD-R(CD-Recordable)、CD-R/W(CD-ReWritable)、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAMを含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されても良い。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
入出力インタフェース504は、表示装置5041、入力装置5042、音出力装置5043等と接続される。表示装置5041は、LCD(Liquid Crystal Display)、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ、モニターのような、プロセッサ501により処理された描画データに対応する画面を表示する装置である。入力装置5042は、オペレータの操作入力を受け付ける装置であり、例えば、キーボード、マウス、及びタッチセンサ等である。表示装置5041及び入力装置5042は一体化され、タッチパネルとして実現されていても良い。音出力装置5043は、スピーカのような、プロセッサ501により処理された音響データに対応する音を音響出力する装置である。
通信インタフェース505は、外部の装置との間でデータを送受信する。例えば、通信インタフェース505は、有線通信路または無線通信路を介して外部装置と通信する。
以上、実施の形態を参照して本開示を説明したが、本開示は上述の実施の形態に限定されるものではない。本開示の構成や詳細には、本開示のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
また、上述の実施の形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)
複数の方向を向くように配置され、監視エリアに発生した音を検知する光ファイバと、
前記光ファイバから、前記音が重畳された光信号を受信する受信部と、
前記光信号に基づいて、前記光ファイバで検知された前記音の分布を分析し、分析した前記音の分布に基づいて、前記音が発生した発生位置を特定する特定部と、
を備える、光ファイバセンシングシステム。
(付記2)
前記特定部は、予め登録された監視対象に対応する音が発生した発生位置を特定する、
付記1に記載の光ファイバセンシングシステム。
(付記3)
前記特定部は、前記監視対象に対応する音の発生位置の特定を繰り返し行い、前記発生位置の時系列変化に基づいて前記監視対象の移動軌跡を特定する、
付記2に記載の光ファイバセンシングシステム。
(付記4)
前記特定部は、分析した前記音の分布に基づいて、前記監視対象に対応する音が発生した発生エリアを特定する、
付記2又は3に記載の光ファイバセンシングシステム。
(付記5)
前記特定部は、前記発生位置に基づいて、前記監視対象に対応する音が発生した発生エリアを特定する、
付記2又は3に記載の光ファイバセンシングシステム。
(付記6)
前記特定部は、前記監視対象に対応する音の発生エリアの特定を繰り返し行い、前記発生エリアの時系列変化に基づいて前記監視対象の移動軌跡を特定する、
付記4又は5に記載の光ファイバセンシングシステム。
(付記7)
前記発生位置が、所定のエリアである場合に報知を行う報知部をさらに備える、
付記2又は3に記載の光ファイバセンシングシステム。
(付記8)
前記発生位置が、前記監視エリアの外である場合に報知を行う報知部をさらに備える、
付記2又は3に記載の光ファイバセンシングシステム。
(付記9)
前記発生エリアが、所定のエリアである場合に報知を行う報知部をさらに備える、
付記4から6のいずれか1項に記載の光ファイバセンシングシステム。
(付記10)
前記発生エリアが、前記監視エリアの外である場合に報知を行う報知部をさらに備える、
付記4から6のいずれか1項に記載の光ファイバセンシングシステム。
(付記11)
前記移動軌跡が所定のエリアに向かっている場合に報知を行う報知部をさらに備える、
付記3又は6に記載の光ファイバセンシングシステム。
(付記12)
前記光ファイバは、前記監視エリアの周囲に配置されている、
付記1から11のいずれか1項に記載の光ファイバセンシングシステム。
(付記13)
前記光ファイバは、前記監視エリア内に配置されている、
付記1から11のいずれか1項に記載の光ファイバセンシングシステム。
(付記14)
複数の方向を向くように配置された光ファイバが、監視エリアに発生した音を検知するステップと、
前記光ファイバから、前記音が重畳された光信号を受信するステップと、
前記光信号に基づいて、前記光ファイバで検知された前記音の分布を分析し、分析した前記音の分布に基づいて、前記音が発生した発生位置を特定する特定ステップと、
を含む、音源位置特定方法。
(付記15)
前記特定ステップでは、予め登録された監視対象に対応する音が発生した発生位置を特定する、
付記14に記載の音源位置特定方法。
(付記16)
前記特定ステップでは、前記監視対象に対応する音の発生位置の特定を繰り返し行い、前記発生位置の時系列変化に基づいて前記監視対象の移動軌跡を特定する、
付記15に記載の音源位置特定方法。
(付記17)
前記特定ステップでは、分析した前記音の分布に基づいて、前記監視対象に対応する音が発生した発生エリアを特定する、
付記15又は16に記載の音源位置特定方法。
(付記18)
前記特定ステップでは、前記発生位置に基づいて、前記監視対象に対応する音が発生した発生エリアを特定する、
付記15又は16に記載の音源位置特定方法。
(付記19)
前記特定ステップでは、前記監視対象に対応する音の発生エリアの特定を繰り返し行い、前記発生エリアの時系列変化に基づいて前記監視対象の移動軌跡を特定する、
付記17又は18に記載の音源位置特定方法。
(付記20)
前記発生位置が、所定のエリアである場合に報知を行う報知ステップをさらに含む、
付記15又は16に記載の音源位置特定方法。
(付記21)
前記発生位置が、前記監視エリアの外である場合に報知を行う報知ステップをさらに含む、
付記15又は16に記載の音源位置特定方法。
(付記22)
前記発生エリアが、所定のエリアである場合に報知を行う報知ステップをさらに含む、
付記17から19のいずれか1項に記載の音源位置特定方法。
(付記23)
前記発生エリアが、前記監視エリアの外である場合に報知を行う報知ステップをさらに含む、
付記17から19のいずれか1項に記載の音源位置特定方法。
(付記24)
前記移動軌跡が所定のエリアに向かっている場合に報知を行う報知ステップをさらに含む、
付記16又は19に記載の音源位置特定方法。
(付記25)
前記光ファイバは、前記監視エリアの周囲に配置されている、
付記14から24のいずれか1項に記載の音源位置特定方法。
(付記26)
前記光ファイバは、前記監視エリア内に配置されている、
付記14から24のいずれか1項に記載の音源位置特定方法。
10 光ファイバ
20 受信部
30 特定部
31 抽出部
32 マッチング部
33 音発生位置特定部
34 音発生エリア特定部
35 追跡部
40 報知部
50 コンピュータ
501 プロセッサ
502 メモリ
503 ストレージ
504 入出力インタフェース
5041 表示装置
5042 入力装置
5043 音出力装置
505 通信インタフェース

Claims (9)

  1. 複数の方向を向くように配置され、監視エリアに発生した音を検知する光ファイバと、
    前記光ファイバから、前記音が重畳された光信号を受信する受信部と、
    前記光信号に基づいて、前記光ファイバで検知された前記音の分布を分析し、分析した前記音の分布に基づいて、前記音が発生した発生位置を特定する特定部と、
    を備え
    前記特定部は、前記光ファイバで検知された前記音が有するパターンと、予め登録された監視対象に対応する音が有するパターンと、のパターンマッチングを行うことによって、前記光ファイバで検知された前記音が前記監視対象に対応する音であると判断した場合、分析した前記音の分布に基づいて、前記監視対象に対応する音が発生した発生位置を特定する、
    光ファイバセンシングシステム。
  2. 前記特定部は、前記監視対象に対応する音の発生位置の特定を繰り返し行い、前記発生位置の時系列変化に基づいて前記監視対象の移動軌跡を特定する、
    請求項に記載の光ファイバセンシングシステム。
  3. 前記特定部は、分析した前記音の分布に基づいて、前記監視対象に対応する音が発生した発生エリアを特定する、
    請求項又はに記載の光ファイバセンシングシステム。
  4. 前記特定部は、前記発生位置に基づいて、前記監視対象に対応する音が発生した発生エリアを特定する、
    請求項又はに記載の光ファイバセンシングシステム。
  5. 前記特定部は、前記監視対象に対応する音の発生エリアの特定を繰り返し行い、前記発生エリアの時系列変化に基づいて前記監視対象の移動軌跡を特定する、
    請求項又はに記載の光ファイバセンシングシステム。
  6. 前記発生位置が、所定のエリアである場合に報知を行う報知部をさらに備える、
    請求項又はに記載の光ファイバセンシングシステム。
  7. 前記発生位置が、前記監視エリアの外である場合に報知を行う報知部をさらに備える、
    請求項又はに記載の光ファイバセンシングシステム。
  8. 前記発生エリアが、所定のエリアである場合に報知を行う報知部をさらに備える、
    請求項からのいずれか1項に記載の光ファイバセンシングシステム。
  9. 複数の方向を向くように配置された光ファイバが、監視エリアに発生した音を検知するステップと、
    前記光ファイバから、前記音が重畳された光信号を受信するステップと、
    前記光信号に基づいて、前記光ファイバで検知された前記音の分布を分析し、分析した前記音の分布に基づいて、前記音が発生した発生位置を特定する特定ステップと、
    を含み、
    前記特定ステップでは、前記光ファイバで検知された前記音が有するパターンと、予め登録された監視対象に対応する音が有するパターンと、のパターンマッチングを行うことによって、前記光ファイバで検知された前記音が前記監視対象に対応する音であると判断した場合、分析した前記音の分布に基づいて、前記監視対象に対応する音が発生した発生位置を特定する、
    音源位置特定方法。
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