JP7318497B2 - 洗浄操作装置および洗浄水タンク装置 - Google Patents

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Description

開示の実施形態は、洗浄操作装置および洗浄水タンク装置に関する。
従来、便器に洗浄水を供給する場合に操作される洗浄操作装置には、操作ボタンと、操作ロッドとを備える、いわゆる押しボタン式のものがある。このような洗浄操作装置では、操作ボタンは、洗浄水を貯留する洗浄水タンク装置の上面に配置され、操作ロッドは、一端部が操作ボタン側に取り付けられ、他端部が操作ボタンの操作に応じて排水弁装置の受圧面を押圧する(たとえば、特許文献1参照)。
また、このような洗浄操作装置は、操作ボタン側に操作ロッドを取り付けるための取付け部を備える。取付け部は、操作ボタンの下方に配置される。取付け部は、操作ロッドの一端部が挿入される穴を有する。なお、取付け部は、操作ボタンに対して、一体に設けられてもよいし、別体に設けられてもよい。
ここで、操作ロッドには、ねじ式および圧入式の2種類の取付け方式がある。ねじ式では、取付け部の穴の内壁面にねじ加工が施されており、操作ロッドの一端部に形成されたねじ部が穴(ねじ穴)に螺合される。ねじ式では、排水弁装置までの距離にあわせるために、操作ロッドの螺合量、すなわち、操作ロッドの穴への進入量を変更して操作ロッドの長さを調整する。
一方、圧入式では、取付け部の内壁面に穴の径を狭める縮径加工が施されており、操作ロッドの一端部が穴に圧入される。圧入式では、操作ロッドの他端部(先端部)側を切断して操作ロッドの長さを調整する。
特開2019-138115号公報
しかしながら、上記したような従来の洗浄操作装置では、取付け方式がねじ式および圧入式の場合で部品が異なり、ねじ式はねじ式用の部品、圧入式は圧入式用の部品が必要となるため、コストが嵩む。このため、コスト低減の観点からも異なる取付け方式に対して洗浄操作装置を兼用する必要があった。
実施形態の一態様は、上記に鑑みてなされたものであって、異なる取付け方式に対して兼用することができ、コスト低減を図ることができる洗浄操作装置および洗浄水タンク装置を提供することを目的とする。
実施形態の一態様に係る洗浄操作装置は、便器に洗浄水を供給する場合に操作され、洗浄水を貯留する洗浄水タンク装置内に配置された排水弁装置を駆動する洗浄操作装置であって、前記洗浄水タンク装置の上面に配置され、押下可能な操作ボタンと、前記操作ボタンの下方において上下方向に延びた穴を有する取付け部材と、取付け方式にねじ式または圧入式が採用され、一端部が前記穴に挿入されることで前記取付け部材に取り付けられ、他端部が前記操作ボタンの下降に伴い前記排水弁装置を押圧することで該排水弁装置を駆動する操作ロッドとを備え、前記取付け部材は、前記穴を形成する内壁面において前記操作ロッドがねじ式の場合には前記一端部が螺合可能なねじ加工が施された第1取付け部と、前記内壁面における前記第1取付け部の上方において前記操作ロッドが圧入式の場合には前記一端部が圧入可能な縮径加工が施された第2取付け部とを有する。
このような構成によれば、ねじ式の場合には操作ロッドは第1取付け部に取り付けられ、圧入式の場合には操作ロッドは第2取り付け部に取り付けられるため、2種類の取付け方式について共通化された1つの部品で対応することができ、異なる取付け方式に対して洗浄操作装置を兼用することができる。これにより、コスト低減を図ることができる。
また、上記した洗浄操作装置では、前記取付け部材は、前記内壁面における前記第2取付け部の上方において該第2取付け部よりも径が大きい拡径部をさらに有する。
このような構成によれば、操作ロッドに引張り力が作用した場合でも、操作ロッドには拡径部に進入している分の余裕があるため、操作ロッドが第2取付け部からすぐに抜けることはない。すなわち、内壁面の狭い範囲に縮径加工を施しながらも、操作ロッドの脱落を抑制することができる。
また、上記した洗浄操作装置では、前記第2取付け部は、前記内壁面において前記穴の軸方向に沿って延設された凸条を有する。
このような構成によれば、操作ロッドが第2取付け部に圧入される場合には凸条が圧入を円滑化する。また、操作ロッドが第2取付け部に取り付けられた場合には凸条が保持力を付与する。このように、第2取付け部に凸条が設けられることで、操作ロッドが取り付けやすく外れにくいものとなる。
また、上記した洗浄操作装置では、前記操作ボタン、前記取付け部材および前記操作ロッドの組を2組備え、一方の組により前記便器に所定量の洗浄水を供給する大洗浄モードを実行し、他方の組により前記便器に前記大洗浄モードよりも少量の洗浄水を供給する小洗浄モードを実行する。
このような構成によれば、大洗浄モードおよび小洗浄モードを有する排水弁装置に適用することができる。
また、実施形態の一態様に係る洗浄水タンク装置は、洗浄水を貯留する洗浄水タンク装置であって、請求項1~4のいずれか一つに記載の洗浄操作装置と、当該洗浄水タンク装置内に配置され、前記操作ボタンの下降に連動して下降する前記操作ロッドの前記他端部に押圧される受圧面を有する排水弁装置とを備える。
このような構成によれば、洗浄操作装置において、2種類の取付け方式について共通化された1つの部品で対応可能となり、異なる取付け方式に対して洗浄操作装置を兼用することができ、コスト低減を図ることができる。
実施形態の一態様によれば、異なる取付け方式に対して兼用することができ、コスト低減を図ることができる。
図1は、実施形態に係る洗浄水タンク装置を備えるトイレ装置の一例を示す概略斜視図である。 図2は、実施形態に係る洗浄水タンク装置の一例を示す概略断面斜視図である。 図3は、実施形態に係る洗浄操作装置を示す概略断面図である。 図4は、ねじ式の操作ロッドの場合の取付け状態の説明図である。 図5は、圧入式の操作ロッドの場合の取付け状態の説明図である。
以下、添付図面を参照して、本願の開示する洗浄操作装置および洗浄水タンク装置の実施形態を詳細に説明する。なお、以下に示す実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
<トイレ装置>
まず、図1を参照して実施形態に係る洗浄水タンク装置3を備えるトイレ装置1について説明する。図1は、実施形態に係る洗浄水タンク装置3を備えるトイレ装置1の一例を示す概略斜視図である。
なお、図1をはじめ各図には、鉛直上向き(上方)を正方向とするZ軸を含む3次元の直交座標系を示している。以下の説明では、X軸の正方向を左方、X軸の負方向を右方、Y軸の正方向を前方、Y軸の負方向を後方と規定し、X軸方向を左右方向、Y軸方向を前後方向、Z軸方向を上下方向という場合がある。
図1に示すように、トイレ装置1は、便器2と、洗浄水タンク装置3とを備える。便器本体(以下、便器という)2は、汚物を受けるボウル部21と、ボウル部21の上縁部に内側にオーバーハングしているリム22と、洗浄水タンク装置3から供給される洗浄水を吐出する第1吐水口23と、溜め水が溜め水面W0まで溜まった溜め水部24と、溜め水部24と連通する排水トラップ管路25とを備える。
便器2は、ボウル部21の溜め水面W0よりも上方に、洗浄水タンク装置3から供給される洗浄水を吐出する第2吐水口26をさらに備える。第1吐水口23から吐出された洗浄水は、ボウル部21を旋回しながら流下し、ボウル部21を洗浄する。第2吐水口26から吐出された洗浄水は、溜め水部24の溜め水を上下方向に旋回させ、旋回流を発生させる。
洗浄水タンク装置3は、洗浄水を貯留するとともに、底面にボウル部21と連通する排水口(図示せず)が形成されたタンク部31と、タンク部31の上方に載置される蓋部32とを備える。蓋部32の上面には、後述する洗浄操作装置6が設けられる。洗浄水タンク装置3では、使用者が洗浄操作装置6を押下することで、洗浄水タンク装置3に貯留されている洗浄水をボウル部21へ供給することができる。
<洗浄水タンク装置>
次に、図2を参照して洗浄水タンク装置3について説明する。図2は、実施形態に係る洗浄水タンク装置3の一例を示す概略断面斜視図である。図2に示すように、洗浄水タンク装置3は、タンク部31と、蓋部32と、給水装置4と、排水弁装置5と、洗浄操作装置6とを備える。
給水装置4は、給水管41と、フロート42と、給水バルブ43と、リフィール管44とを備える。給水管41は、水道管などの給水源(図示せず)に接続され、タンク部31の底面から上方に延びており、給水管41の上端には給水バルブ43が取り付けられる。給水バルブ43は、タンク部31内の水位に伴い上下動するフロート42によって開閉が制御される。
また、給水管41は、外周側下端部に吐水口(図示せず)を備える。吐水口は、給水バルブ43が開くと、給水管41から供給される洗浄水を洗浄水タンク装置3内へ吐出し、給水バルブ43が閉じると、洗浄水の吐出を停止する。
リフィール管44は、下流端部が後述する排水弁装置5のオーバーフロー管52の上端開口521に位置している。リフィール管44の一部は、オーバーフロー管52または洗浄水タンク装置3内の所定箇所に固定される。リフィール管44から流出する一部の洗浄水は、オーバーフロー管52内に流れ込み、ボウル部21内に補給水として供給される。
排水弁装置5は、外観を形成する円筒状のケーシング51と、ケーシング51の上部開口を覆う蓋部511と、ケーシング51の側方に設けられる、上記したオーバーフロー管52と、ケーシング51内に配置され、タンク部31の底面に形成された排水口(図示せず)を開閉する排水弁体53と、排水弁体53を引き上げる弁体引き上げ機構(図示せず)とを備える。排水弁装置5は、排水弁体53が上下動する、いわゆる直動式である。
排水弁装置5は、ケーシング51の蓋部511の上面に設けられ、洗浄操作装置6による操作を受け付ける受圧部54をさらに備える。受圧部54は、上面(以下、受圧面という)541が洗浄操作装置6の操作ロッド63の他端部632により押し下げられることで排水弁体53を上昇させ、排水口を開放する。
洗浄操作装置6は、洗浄水タンク装置3から便器2(図1参照)に洗浄水を供給する場合に使用者により操作される。洗浄操作装置6は、使用者が手動で操作する手動操作装置であり、使用者が操作ボタン61を押下する、いわゆる押しボタン式である。
洗浄操作装置6は、操作ボタン61と、取付け部材62と、操作ロッド63とを備える。また、洗浄操作装置6は、操作ボタン61、取付け部材62および操作ロッド63の組を複数(2組)備えるとともに、ユニット化されている。
洗浄操作装置6の一方の組は、操作ボタン61a、取付け部材62aおよび操作ロッド63aの組み合わせであり、便器2に所定量の洗浄水を供給する大洗浄モード用のものである。これらの大洗浄モード用の組は、トイレ装置1(図1参照)の大洗浄モードの洗浄操作の開始を機械的に指令する。
洗浄操作装置6の他方の組は、操作ボタン61b、取付け部材62bおよび操作ロッド63bの組み合わせであり、便器2に大洗浄よりも少量の洗浄水を供給する小洗浄モード用のものである。これらの小洗浄モード用の組は、トイレ装置1の小洗浄モードの洗浄操作の開始を機械的に指令する。
大洗浄モード用の組では、操作ロッド63aは、一端部631(図3参照)側が操作ボタン61aの下面側に固定され、かつ、操作ボタン61aから下方に向けて延在している。操作ロッド63aは、タンク部31に蓋部32を取り付けた状態では、他端部(先端部)632aが排水弁装置5の受圧面541aに常時当接している。
使用者が大洗浄モード用の操作ボタン61aを押すと、操作ボタン61aの下降に連動して操作ロッド63aが押し下げられる。操作ロッド63aが下降すると、操作ロッド63aの他端部632aが排水弁装置5の大洗浄モード用の受圧面541aを押し下げる。これにより、大洗浄モードによる洗浄が実行される。
小洗浄モード用の組では、操作ロッド63bは、一端部631(図3参照)側が操作ボタン61bの下面側に固定され、かつ、操作ボタン61bから下方に向けて延在している。操作ロッド63bは、タンク部31に蓋部32を取り付けた状態では、他端部(先端部)632bが排水弁装置5の受圧面541bに常時当接している。
使用者が小洗浄モード用の操作ボタン61bを押すと、操作ボタン61bの下降に連動して操作ロッド63bが押し下げられる。操作ロッド63bが下降すると、操作ロッド63bの他端部632bが排水弁装置5の小洗浄モード用の受圧面541bを押し下げる。これにより、小洗浄モードによる洗浄が実行される。
このように、使用者が大洗浄モード用の操作ボタン61aまたは小洗浄モード用の操作ボタン61bを押すことで、大洗浄モードまたは小洗浄モードのいずれかの洗浄操作に応じて排水弁装置5を駆動させることができる。
<洗浄操作装置の構成>
次に、図3~図5を参照して実施形態に係る洗浄操作装置6の具体的な構成について説明する。図3は、実施形態に係る洗浄操作装置6を示す概略断面図である。なお、図3には、図2におけるA部の拡大断面を示している。図4は、ねじ式の操作ロッド63の場合の取付け状態の説明図である。図5は、圧入式の操作ロッド63の場合の取付け状態の説明図である。
なお、図3~図5には、洗浄操作装置6において、上記した大洗浄モード用および小洗浄モード用の組のうち一方のみ(図示の例では、小洗浄モード用の組のみ)を示している。
図3に示し、かつ、上記したように、洗浄操作装置6は、操作ボタン61と、取付け部材62と、操作ロッド63とを備える。操作ボタン61は、洗浄水タンク装置3(図3参照)に設けられる。操作ボタン61は、蓋部32(図3参照)の上面の略中央に配置され、外部に露出している。
操作ボタン61は、使用者により押下可能に構成される。操作ボタン61は、外部から操作力(使用者による押下力)を受けると、所定ストロークにわたって下方に移動する。操作ボタン61の下面には、後述する取付け部材62と係合するための一方の係合部611が形成される。
取付け部材62は、操作ボタン61の下面に配置される。取付け部材62は、たとえば、円筒状に形成される。取付け部材62の一方の端部(上端部)には、操作ボタン61の一方の係合部611と係合するための他方の係合部621が形成される。取付け部材62は、操作ボタン61に取り付けた状態において、操作ボタン61の下面から下方に向けて延びている。
なお、本実施形態では、取付け部材62は、操作ボタン61に対して別体で(別の部材として)設けられているが、たとえば、操作ボタン61と一体で(同一の部材として)設けられてもよい。
取付け部材62には、一方の端部から他方の端部にかけて取付け部材62を貫通する穴(以下、貫通穴という)622が形成される。貫通穴622は、取付け部材62の取付け状態では、操作ボタン61の下方において上下方向に延びている。貫通穴622は、取付け部材62の内壁面623に囲まれて形成される。
操作ロッド63は、円柱状に形成される。操作ロッド63は、一端部631が取付け部材62の貫通穴622に挿入されることで、取付け部材62に取り付けられる。操作ロッド63は、取付け部材62に取り付けた状態では、操作ボタン61および取付け部材62の下方において上下方向に延びている。
また、操作ロッド63は、他端部(先端部)632が操作ボタン61の下降に伴い下降して排水弁装置5の受圧面541(図2参照)を押圧することで、排水弁装置5の排水弁体53(図2参照)を上昇させる。
ここで、操作ロッド63には、取付け部材62に対する取付け方式として、ねじ式および圧入式の2種類がある。ねじ式では、操作ロッド63の少なくとも一端部631にねじ部が形成され、ねじ加工が施された穴に一端部631が螺合することで取り付けられる。圧入式では、操作ロッド63の一端部631が、縮径加工が施された穴に一端部631が圧入されることで取り付けられる。
また、操作ロッド63は、排水弁装置5の受圧面541までの距離にあわせるために、ロッド長さを調整する必要がある。ねじ式では、操作ロッド63の螺合量(穴に対する進入量)を変更して操作ロッド63の長さを調整する。圧入式では、操作ロッド63の他端部632側を切断して操作ロッド63の長さを調整する。
ところが、取付け方式がねじ式および圧入式の場合で部品(取付け部材や操作ボタン)が異なり、ねじ式はねじ式用の部品、圧入式は圧入式用の部品が必要となり、コストが嵩む。このため、本実施形態では、ねじ式および圧入式の両方に共通の部品を用いることができるように構成している。
図3に示すように、取付け部材62は、第1取付け部624と、第2取付け部625とを備える。第1取付け部624および第2取付け部625は、内壁面623に形成される。また、第1取付け部624および第2取付け部625は、貫通穴622における同軸上に並んでいる。
第1取付け部624は、操作ロッド63がねじ式の場合に対応する。第1取付け部624は、内壁面623に形成され、ねじ式の操作ロッド63の一端部631に形成されたねじ部が螺合可能なねじ加工が施されることで形成される。
図4に示すように、操作ロッド63がねじ式の場合、操作ロッド63の一端部631が第1取付け部624に螺合されることで、操作ロッド63は取付け部材62に取り付けられる。この場合、操作ロッド63の第1取付け部624に対する螺合量を変更することで、操作ロッド63の長さを調整する。
第2取付け部625は、操作ロッド63が圧入式の場合に対応する。なお、圧入式の操作ロッド63は、単なる円柱状のロッドである。第2取付け部625は、内壁面623における第1取付け部624の上方に形成され、圧入式の操作ロッド63の一端部631が圧入可能な縮径加工が施されることで形成される。
また、第2取付け部625は、凸条625aを備える。凸条625aは、第2取付け部625の内壁面623上に貫通穴622の軸方向に沿って延設される。凸条625aは、貫通穴622の軸まわりに所定の間隔をあけて複数設けられる。
図5に示すように、操作ロッド63が圧入式の場合、操作ロッド63の一端部631が第2取付け部625に圧入されることで、操作ロッド63は取付け部材62に取り付けられる。この場合、操作ロッド63の他端部632(図2参照)側を切断することで、操作ロッド63の長さを調整する。
また、取付け部材62は、拡径部626をさらに備える。拡径部626は、内壁面623における第2取付け部625の上方に形成され、少なくとも第2取付け部625よりも径が大きい。第1取付け部624、第2取付け部625および拡径部626は、貫通穴622における同軸上に並んでいる。
以上説明したように、実施形態に係る洗浄操作装置6によれば、ねじ式の場合には操作ロッド63は第1取付け部624に取り付けられ、圧入式の場合には操作ロッド63は第2取付け部625に取り付けられるため、2種類の取付け方式について共通化された1つの部品で対応することができる。すなわち、実施形態に係る洗浄操作装置6によれば、異なる取付け方式に対して兼用することができる。これにより、コスト低減を図ることができる。
また、第2取付け部625の上方に拡径部626が形成されるため、操作ロッド63に引張り力が作用した場合でも、操作ロッド63には拡径部626に進入している分の余裕があるため、操作ロッド63が第2取付け部625からすぐに抜けることはない。すなわち、内壁面623の狭い範囲に縮径加工を施しながらも、操作ロッド63の脱落を抑制することができる。
また、操作ロッド63が第2取付け部625に圧入される場合には凸条625aが圧入を円滑化する。また、操作ロッド63が第2取付け部625に取り付けられた場合には凸条625aが保持力を付与する。このように、第2取付け部625に凸条625aが設けられることで、操作ロッド63が取り付けやすく外れにくいものとなる。
また、操作ボタン61、取付け部材62および操作ロッド63の組を2組備えることで、大洗浄モードおよび小洗浄モードを有する排水弁装置5に適用することができる。
さらに、実施形態に係る洗浄水タンク装置3によれば、洗浄操作装置6において、2種類の取付け方式について共通化された1つの部品で対応可能となり、異なる取付け方式に対して洗浄操作装置6を兼用することができ、コスト低減を図ることができる。
さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。このため、本発明のより広範な態様は、以上のように表しかつ記述した特定の詳細および代表的な実施形態に限定されるものではない。したがって、添付の特許請求の範囲およびその均等物によって定義される総括的な発明の概念の精神または範囲から逸脱することなく、様々な変更が可能である。
2 便器
3 洗浄水タンク装置
5 排水弁装置
541 受圧面
6 洗浄操作装置
61 操作ボタン
62 取付け部材
622 穴(貫通穴)
623 内壁面
624 第1取付け部
625 第2取付け部
625a 凸条
626 拡径部
63 操作ロッド
631 一端部
632 他端部

Claims (5)

  1. 便器に洗浄水を供給する場合に操作され、洗浄水を貯留する洗浄水タンク装置内に配置された排水弁装置を駆動する洗浄操作装置であって、
    前記洗浄水タンク装置の上面に配置され、押下可能な操作ボタンと、
    前記操作ボタンの下方において上下方向に延びた穴を有する取付け部材と、
    取付け方式にねじ式または圧入式が採用され、一端部が前記穴に挿入されることで前記取付け部材に取り付けられ、他端部が前記操作ボタンの下降に伴い前記排水弁装置を押圧することで該排水弁装置を駆動する操作ロッドと
    を備え、
    前記取付け部材は、
    前記穴を形成する内壁面において前記操作ロッドがねじ式の場合には前記一端部が螺合可能なねじ加工が施された第1取付け部と、
    前記内壁面における前記第1取付け部の上方において前記操作ロッドが圧入式の場合には前記一端部が圧入可能な縮径加工が施された第2取付け部と
    を有する、洗浄操作装置。
  2. 前記取付け部材は、前記内壁面における前記第2取付け部の上方において該第2取付け部よりも径が大きい拡径部をさらに有する、請求項1に記載の洗浄操作装置。
  3. 前記第2取付け部は、前記内壁面において前記穴の軸方向に沿って延設された凸条を有する、請求項1または2に記載の洗浄操作装置。
  4. 前記操作ボタン、前記取付け部材および前記操作ロッドの組を2組備え、一方の組により前記便器に所定量の洗浄水を供給する大洗浄モードを実行し、他方の組により前記便器に前記大洗浄モードよりも少量の洗浄水を供給する小洗浄モードを実行する、請求項1~3のいずれか一つに記載の洗浄操作装置。
  5. 洗浄水を貯留する洗浄水タンク装置であって、
    請求項1~4のいずれか一つに記載の洗浄操作装置と、
    当該洗浄水タンク装置内に配置され、前記操作ボタンの下降に連動して下降する前記操作ロッドの前記他端部に押圧される受圧面を有する排水弁装置と
    を備える、洗浄水タンク装置。
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