JP7318473B2 - フロントランプユニット取付構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車両におけるフロントランプユニット取付構造に関する。
下記特許文献1は、車両におけるフロントランプユニット取付構造を開示している。その取付構造は、上下に配置されたヘッドランプユニット及びターンランプユニットを備えている。車体に取り付けられるヘッドランプユニットとバンパに取り付けられるターンランプユニットとの間には、軽衝突時に外れる係合構造が構築されている。
特許第4214241号
特許文献1に開示された取付構造では、上述した係合構造が原因で、フロントランプユニットの車体への取付剛性を十分に確保できないおそれがあった。取付剛性が十分でないと、車体の振動時にフロントランプユニットが車体に対して振動してしまったり、フロントランプユニットと車体との間の隙間を一定に維持できなかったりするなどの問題が生じ得る。従って、より高い取付剛性を確保することのできる取付構造が望まれていた。
本発明の目的は、上部ランプユニット及び下部ランプランプユニットを十分な取付剛性で取り付けつつ軽衝突時には両者の結合を解除することのできるフロントランプユニット取付構造を提供することにある。
本発明に係るフロントランプユニット取付構造は、上部ランプユニットと、この上部ランプユニットに結合される下部ランプユニットとを備えている。上部ランプユニットは車体に固定され、下部ランプユニットは車体に取り付けられるバンパに固定される。バンパを車体に取り付けると、上部ランプユニットと下部ランプユニットとが結合ブラケットにより結合される。結合ブラケットは、上部ランプユニットに固定される金属製の補強プレートと、補強プレートの前端に取り付けられた樹脂製の嵌合ブロックとを備えている。下部ランプユニットからは、嵌合ブロックと嵌合する樹脂製の一対の嵌合片が突出されている。嵌合ブロックに形成されたスリットによって嵌合片が受け止められ、スリットの途中に形成された嵌合爪が嵌合片の嵌合孔と嵌合している。
本発明に係るフロントランプユニット取付構造によれば、上部ランプユニット及び下部ランプランプユニットを十分な取付剛性で取り付けつつ軽衝突時には両者の結合を解除することができる。
実施形態に係るフロントランプユニット取付構造を備えた車両の正面図である。 上記車両のフロントランプユニットの外観を示す拡大斜視図である。 フロントランプユニットのみを前下方から見た斜視図である。 結合ブラケットが固定された上部ランプユニットを前下方から見た斜視図である。 結合ブラケットを前上方から見た斜視図である。 下部ランプユニットと結合ブラケットとを後上方から見た斜視図である。 上記取付構造の断面図(嵌合爪での断面)である。 上記取付構造の断面図(スリットでの断面)である。 フロントランプユニットのみを前上方から見た斜視図(通常時)である。 フロントランプユニットのみを前上方から見た斜視図(軽衝突時)である。
以下、図面を参照しつつ実施形態に係るフロントランプユニット取付構造について説明する。
図1及び図2に示されるように、本実施形態のフロントランプユニット取付構造は、上部ランプユニット1Uと下部ランプユニット1Lとからなるフロントランプユニット1を車体に取り付ける構造である。具体的には、上部ランプユニット1Uが、ヘッドランプユニットであり、下部ランプユニット1Lが、コンビネーションランプユニットである。なお、フロントランプユニット1は、車両の左右にそれぞれ設けられるが、以下の取付構造の説明は左側のフロントランプユニット1を例に説明する。右側のフロントランプユニット1も対称に同様に構成されている。
上部ランプユニット1Uは、その内部にヘッドランプの光源となる部品やそれに付随する電子部品を収納している。下部ランプユニット1Lも、その内部にウィンカーランプやポジショニングランプの光源となる部品やそれに付随する電子部品を収納している。上部ランプユニット1U及び下部ランプユニット1Lのハウジングは、何れも前部に配される透光性カバーを有するランプ部と後部に配される本体部とからなり、ランプ部と本体部とを結合することで構成されている。
図3に示されるように、上部ランプユニット1Uと下部ランプユニット1Lとは、上下に二段構成とされている。上部ランプユニット1Uは前面から見てほぼ直線状のランプ部を有している。これに対して、下部ランプユニット1Lは前面から見て、途中で下方に折れ曲がるランプ部を有している。このような途中で枝分かれする形状のフロントランプユニット1を一体物で構成するのは難しいので、上部ランプユニット1Uと下部ランプユニット1Lとに分割して、車両への取り付け時に両者が結合される。
上部ランプユニット1Uは、その取付部10(図9及び図10も参照)によって、ラジエターコアサポートメンバやフロントフェンダパネルが取り付けられるアッパーサポートメンバなどの車体の一部に直接固定される。一方、下部ランプユニット1Lは、まず、その取付部10(図9及び図10も参照)によってバンパ2に固定される。その後、バンパ2を車体(バンパレインフォースメンバや上述したサポートメンバなど)に取り付けると、下部ランプユニット1Lは、後述する結合ブラケット3を介して上部ランプユニット1Uと結合される。
図4に示されるように、上部ランプユニット1Uと下部ランプユニット1Lとの結合時に両者の間に配される結合ブラケット3は、予め上部ランプユニット1Uに固定されている。図4に加えて図5に示されるように、結合ブラケット3は、上部ランプユニット1Uの下面に水平に固定される平板状の金属製の補強プレート30と、補強プレート30の前端に取り付けられた樹脂製の一対の嵌合ブロック31とを備えている。なお、ここに言う「水平」とは、精密な水平の意味ではなく、実質的に水平の意味である。補強プレート30の前端縁の左右からは、それぞれ、垂直に上方へ(嵌合ブロック31に向けて)受板部34が立設されている。二つの受板部34の位置は、上部ランプユニット1Uの形状に合わせて前後方向に若干ずれている。
補強プレート30の後部がネジSによって上部ランプユニット1Uの本体部に固定されると共に、嵌合ブロック31が前方から螺合されたネジSによって受板部34にそれぞれ固定されている。金属製の補強プレート30による補強効果によって、上部ランプユニット1Uの剛性が向上されている。また、剛性の向上した上部ランプユニット1Uにこの補強プレート30を有する結合ブラケット3を介して結合される下部ランプユニット1Lの取付剛性も向上する。
結合ブラケット3の嵌合ブロック31に下部ランプユニット1Lが嵌合される。この嵌合構造が、上部ランプユニット1Uと下部ランプユニット1Lとの結合剛性を向上させており、ひいては、下部ランプユニット1Lの取付剛性を向上させる。嵌合ブロック31について詳しく説明する。なお、二つの嵌合ブロック31は、周囲の部品形状に合わせて若干形状が異なるが、ほぼ同じ形状である。各嵌合ブロック31には、前面に向けて開放されたスリット32が形成されている。スリット32は、後述する下部ランプユニット1Lの嵌合片11を受け入れる。スリット32の途中、具体的にはその延設方向のほぼ中央に、嵌合片11に形成された嵌合孔12と嵌合する嵌合爪33が設けられている。嵌合爪33は、後方に向けて突出されて形成された片持ち状の爪片として形成されている。
各嵌合ブロック31のスリット32は、水平な補強プレート30に対して車両の中央側が低くなるように傾斜している(図5参照)。即ち、二つのスリット32は、水平方向に並設されているが、それぞれ水平に対して傾斜しており、互いに平行である。各嵌合ブロック31は、スリット32の下方に、下部ランプユニット1Lの後面と当接する当接面35を有している。当接面35は、その下方が前方に位置するように傾斜されている。
なお、補強プレート30の中央には孔36が形成されている。また、受板部34に対する嵌合ブロック31の横方向の位置決めを容易にするため、補強プレート30には位置決め孔37が形成され、嵌合ブロック31の下面には位置決め突起38が形成されている。位置決め突起38は、位置決め孔37内に位置し、位置決め孔37の内周縁と当接する。なお、位置決め孔37及び位置決め突起38は、受板部34と共に、補強プレート30による嵌合ブロック31の前後方向の保持を確実にする効果も発揮する。
上述したように結合ブラケット3の嵌合ブロック31に下部ランプユニット1Lが嵌合されるが、図6に示されるように、下部ランプユニット1Lの後面からは、樹脂製の板状の一対の嵌合片11が後方に向けて突出されている。嵌合片11は、下部ランプユニット1Lの本体部との一体成形により形成されている。各嵌合片11には、嵌合ブロック31の嵌合爪33と嵌合する嵌合孔12が形成されている。一対の嵌合片11は、上述したように、それぞれ嵌合ブロック31のスリット32に受け止められる。このため、各嵌合片11も、スリット32と同様に、水平に対して車両の中央側が低くなるように傾斜している。即ち、二つの嵌合片11も、水平方向に並設されているが、それぞれ水平に対して傾斜しており、互いに平行である。
上述した嵌合部(スリット32及び嵌合爪33並びに嵌合片11及び嵌合孔12)を介して、上部ランプユニット1Uと下部ランプユニット1Lとが結合される。上述したように、上部ランプユニット1Uが車体の一部に直接固定され、下部ランプユニット1Lがバンパ2に固定される。バンパ2を車体に取り付けると、下部ランプユニット1Lが結合ブラケット3を介して上部ランプユニット1Uに結合される。結合状態における横方向に垂直な断面図を図7及び図8に示す。図7は嵌合爪33の位置での断面であり、図8はスリット32の位置での断面である。
図7及び図8に示されるように、車体に取り付けられた上部ランプユニット1Uに対して、結合ブラケット3を介して下部ランプユニット1Lが結合される。なお、図7には、下部ランプユニット1Lのバンパ2との取付部10も示されている。この取付部10では、バンパ2に取り付けられた金属クリップに対して、下部ランプユニット1Lの取付部10がネジSによって固定されている。バンパ2を車体に取り付ける際には、下部ランプユニット1Lの嵌合片11が嵌合ブロック31のスリット32にそれぞれ受け止められる。上述したように、二つの嵌合片11及び二つのスリット32は、それぞれ傾斜しているので互いに一つの平面上にないので、二つの嵌合片11を二つのスリット32にそれぞれ位置合わせしやすい。もし、一つの平面上にあると、その平面に沿う方向(即ち、横方向)には位置合わせし難くなってしまう。
位置合わせができたところで、バンパ2(下部ランプユニット1L)を押し込むと、板状の嵌合片11がスリット32内に収納されるので上下方向の位置が決まる。そして、嵌合孔12が嵌合爪33と嵌合すると前後方向の位置も決まる。この時、下部ランプユニット1Lの後面が嵌合ブロック31の当接面35とも当接するため、前後方向の位置にガタが生じることもなく嵌合剛性は高くなる。また、嵌合部(スリット32及び嵌合爪33並びに嵌合片11及び嵌合孔12)が二カ所設けられていることも、嵌合剛性を向上させている。下部ランプユニット1Lは、金属製の補強プレート30を介して上部ランプユニット1Uと結合される、このため、下部ランプユニット1Lの取付剛性も向上する。
上述したようにしっかりと結合された上部ランプユニット1U及び下部ランプユニット1Lからなるフロントランプユニット1は、十分な取付剛性で車体に取り付けられる。従って、車体の振動時にフロントランプユニット1が車体に対して振動することはなく、フロントランプユニット1と車体との間の隙間を一定に維持することができる。しかし、本実施形態の取付構造によれば、軽衝突時にバンパ2に前方から比較的小さな荷重が作用してバンパ2が変形するような場合は、上部ランプユニット1Uと下部ランプユニット1Lとの間の結合が解除される。この結果、部品としては比較的高価な上部ランプユニット1U本体や下部ランプユニット1L本体の破損を防止して、補修費用の高騰を防止できる。
以下、軽衝突時の上部ランプユニット1Uと下部ランプユニット1Lと結合解除について説明する。バンパ2の左右には後退角がついているので、軽衝突時にはバンパ2のフロントランプユニット1よりも中央寄りに後方への荷重が作用することが多い。この場合、荷重が付加された位置では、バンパ2は若干後方に変形する。軽衝突では、多くの場合はバンパ2のこの変形は元に戻る。このバンパ2の変形に伴って、バンパ2に固定されている下部ランプユニット1Lは、図9の状態から図10の状態に変化する。
即ち、下部ランプユニット1Lの内側(車両の中央寄り)の端部が後方に押され、内側の嵌合部(嵌合片11及びスリット32)では、下部ランプユニット1Lの後面が当接面35に押し付けられる。これに伴い、下部ランプユニット1Lにモーメントが作用して、下部ランプユニット1Lの外側が前方に変位する。この結果、外側の嵌合部(嵌合片11及びスリット32)では、嵌合孔12と嵌合爪33との嵌合が外れ、嵌合片11がスリット32から抜けて、上部ランプユニット1Uと下部ランプユニット1Lとの結合が解除される。従って、軽衝突では、どの部品も壊れることなく、軽衝突の衝突エネルギーをバンパ2の変形で吸収することができる。仮に、部品が壊れるとしても、嵌合ブロック31が壊れるだけであり、嵌合ブロック31のみを交換するだけでよく、補修費用の高騰を防止できる。
嵌合孔12と嵌合爪33との嵌合が外れるときには、嵌合片11がスリット32から抜ける方向に移動する。即ち、嵌合ブロック31は前方に引っ張られる。しかし、嵌合ブロック31は補強プレート30に固定されているため、この引っ張り力に対しては、金属製の補強プレート30が十分に対抗する。さらに、ここでは、嵌合ブロック31の前面が受板部34の後面と当接するように、補強プレート30には垂直に立設する受板部34が形成されている。このため、上述した引っ張り力に対しては補強プレート30の受板部34も効果的に対抗し、引っ張り力は嵌合孔12と嵌合爪33との嵌合を外すことに集中的に用いられる。
また、本実施形態では、補強プレート30が上部ランプユニット1Uの本体部に固定されている。このため、当接面35を介して後方への荷重が補強プレート30に入力されたり、嵌合部を介して前方への荷重が補強プレートに入力されたりしても、上部ランプユニット1Uのランプ部と本体部とを剥離するように荷重が作用することはない。なお、嵌合片11も嵌合ブロック31も樹脂製であり、強度的に大きな差はないが、嵌合片11が破損するよりも先に嵌合ブロック31(嵌合爪33)が破損するようにそれらの材質や寸法が調整されている。
また、ここでは、上述したモーメントによって内側の嵌合部を中心に下部ランプユニット1Lが回転して、その外側の端部が前方に変位すると説明した。しかし、軽衝突の位置(例えば、バンパ2の中央)によっては、内側と外側の両方の嵌合部で嵌合片11が前方に変位する場合もあり得る。この場合は、両方で嵌合が外れて、上部ランプユニット1Uと下部ランプユニット1Lとの結合が解除される。
一方、フロントランプユニット1の真正面に軽衝突の荷重が付加された場合は、バンパ2と共に下部ランプユニット1L全体が後方に変位する。この場合、荷重は嵌合ブロック31の当接面35を介して金属製の補強プレート30に入力される。この時、金属製の補強プレート30の強度よりも樹脂製の嵌合ブロック31の強度の方が弱く、嵌合ブロック31の方が破損して、上部ランプユニット1Uと下部ランプユニット1Lとの結合が解除される。この場合でも、嵌合ブロック31が壊れるだけであり、嵌合ブロック31のみを交換するだけでよく、補修費用の高騰を防止できる。
なお、軽衝突でなく、それ以上の衝突荷重が作用した場合は、フロントランプユニット1を含む車両の前部を変形させて衝突エネルギーを吸収することになる。このような場合は、上部ランプユニット1Uや下部ランプユニット1Lも破損すると思われるが、その際には、補強プレート30も前方からの衝突荷重を受けて変形して衝突エネルギーを吸収する。このために、補強プレート30には、大きな荷重では変形するように上述した孔36が形成されている。なお、孔36は、フロントランプユニット1の軽量化にも寄与している。前後オバーハングでの軽量化は、車両運動性能上、車両中央部での同重要の軽量化よりも効果がある。
また、フロントランプユニット1に前方からでなく上方から荷重が付加された場合、水平に配置された金属製の補強プレート30は板状に形成されているのでたわみやすい。従って、上方からの荷重のエネルギーを吸収しやすい。また、上方からの荷重によってフロントランプユニット1が下方に変位する場合、上部ランプユニット1Uと下部ランプユニット1Lとの位置がズレて、嵌合片11と嵌合ブロック31との嵌合が外れることもあると思われる。この場合は、補強プレート30のたわみに加えて、嵌合が外れることでより効果的に荷重のエネルギーを吸収することができる。
上記実施形態では、結合ブラケット3が、上部ランプユニット1Uの下面に水平に固定される平板状の金属製の補強プレート30と、補強プレート30の前端に取り付けられた樹脂製の嵌合ブロック31とを備えている。下部ランプユニット1Lは、その後面から後方に向けて突出された、水平方向に並設された樹脂製の一対の嵌合片11を有している。そして、嵌合片11に形成された嵌合孔12が、嵌合ブロックに形成された前方に開放されたスリット32に形成された嵌合爪33と嵌合する。
このため、補強プレート30によって、上部ランプユニット1U自体の剛性を向上させることができる。また、下部ランプユニット1Lは、この金属製の補強プレート30を有する結合ブラケット3によって上部ランプユニット1Uと結合されるので、下部ランプユニット1Lの取付剛性も向上する。また、その結合も、嵌合片11(嵌合孔12)とスリット32(嵌合爪33)との嵌合という、ガタの無い結合であるため、この点からも取付剛性が向上する。その一方で、軽衝突時には、上部ランプユニット1Uと下部ランプユニット1Lとの間の結合(嵌合)が解放されるため、補修費用の高騰を防止できる。
ここで、補強プレート30の前端縁から垂直に嵌合ブロック31側へと立設された受板部34を有し、かつ、嵌合ブロック31が受板部34の後面と当接する前面を有している。従って、嵌合孔12と嵌合爪33との嵌合が外れるときの引っ張り力に対しては、嵌合ブロック31が前方に引っ張られるのを受板部34がしっかりと受け止める。このため、この引っ張り力に対しては受板部34を有する金属製の補強プレート30が効果的に対抗し、引っ張り力は嵌合孔12と嵌合爪33との嵌合を外すことに集中的に用いられる。この結果、上部ランプユニット1Uと下部ランプユニット1Lとの結合は確実に解放され得る。
また、嵌合ブロック31が、嵌合孔12と嵌合爪33との嵌合状態で、下部ランプユニット1Lの後面と当接する当接面35を有している。このため、嵌合孔12と嵌合爪33との嵌合及び下部ランプユニット1Lの後面と当接面35との当接によって、上部ランプユニット1Uと下部ランプユニット1Lとをしっかりと結合させることができる。このことは、フロントランプユニット1の取付剛性の向上に寄与する。さらに、バンパ2を介して下部ランプユニット1Lに前方から荷重が作用した場合、その荷重は当接面35を介して補強プレート30に入力される。補強プレート30は金属製であるので、この荷重に対して効果的に対抗することができる。
本発明は、上述した実施形態に限定されない。上述した実施形態では、一対の嵌合片11に対応させて、一対の嵌合ブロック31が設けられた。しかし、嵌合ブロック31は二つに分割されずに単品で形成されてもよい。この場合、一つの嵌合ブロック31に、二つのスリット32(及び嵌合爪33)が形成される。また、上記実施形態では嵌合部(スリット32及び嵌合爪33並びに嵌合片11及び嵌合孔12)が二つ設けられたが、三つ以上設けられてもよい。
1 フロントランプユニット
1L 下部ランプユニット
1U 上部ランプユニット
2 バンパ
3 結合ブラケット
11 嵌合片
12 嵌合孔
30 補強プレート
31 嵌合ブロック
32 スリット
33 嵌合爪
34 受板部
35 当接面

Claims (3)

  1. 車体に固定される上部ランプユニットと、
    前記上部ランプユニットに結合されると共に、前記車体に取り付けられるバンパに固定される下部ランプユニットと、
    前記上部ランプユニットと前記下部ランプユニットとの間に配されて、前記上部ランプユニットと前記下部ランプユニットとを結合する結合ブラケットと、を備えたフロントランプユニット取付構造であって、
    前記結合ブラケットが、前記上部ランプユニットの下面に水平に固定される平板状の金属製の補強プレートと、前記補強プレートの前端に取り付けられた樹脂製の嵌合ブロックと、を備えており、
    前記下部ランプユニットが、その後面から後方に向けて突出された、水平方向に並設された樹脂製の一対の嵌合片を有しており、
    各嵌合片に嵌合孔が形成されており、
    前記嵌合ブロックに、前記嵌合片を受ける、前方に開放されたスリットが形成されており、
    前記スリットの途中に、前記嵌合孔と嵌合する嵌合爪が形成されている、ことを特徴とするフロントランプユニット取付構造。
  2. 前記補強プレートが、その前端縁から垂直に前記嵌合ブロック側へと立設された受板部を有しており、
    前記嵌合ブロックが、前記受板部の後面と当接する前面を有している、ことを特徴とする請求項1に記載のフロントランプユニット取付構造。
  3. 前記嵌合ブロックが、前記嵌合孔と前記嵌合爪との嵌合状態で、前記下部ランプユニットの後面と当接する当接面を有している、ことを特徴とする請求項1又は2に記載のフロントランプユニット取付構造。
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