JP7318177B2 - 浴室洗浄装置 - Google Patents
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Description
同文献に記載された浴室洗浄装置においては、洗浄ノズルに湯水を供給するための湯水流路の途中箇所に、湯水を貯留するためのタンクが設けられている。また、このタンクの下流側には、タンク内の湯水を洗浄ノズル側に送り出すためのポンプがさらに設けられている。前記湯水流路のうち、ポンプと洗浄ノズルとの相互間には、湯水流路を流れる湯水に洗剤を混入させるためのベンチュリ部(エジェクタ)も設けられている。
このような構成によれば、湯水流路の湯水供給圧(たとえば水道圧)が低い場合であっても、ポンプを利用して湯水を高い圧力で洗浄ノズルに供給することができる。したがって、洗浄ノズルから湯水を強い勢いで噴出させ、洗浄能力を高めることが可能である。前記ベンチュリ部は、流路面積が絞られており、このベンチュリ部における圧力損失は大きいため、湯水流路の湯水供給圧が低い場合には、洗浄ノズルから噴出する湯水の勢いがとくに弱くなり易いが、前記構成によれば、そのような不具合を解消することが可能である。
特許文献1においては、前記した構成を実現するための手段として、タンクにオーバフロー用流路を連設しているが、このオーバフロー用流路の基端部は、オーバフローの液面高さ(タンクの上部寄りの位置)に設けられている。
ところが、特許文献1の記載の構成において、タンク内に新たな湯水を流入させるとことにより湯水を入れ替えようとした場合、タンク内に元々存在していた湯水のうち、上側領域の湯水はオーバフローするものの、たとえばタンクの底部に近い領域の湯水はオーバフロー用流路に到達せず、タンクの外部に適切に排出されない。このように、特許文献1に記載の構成によれば、タンク内の湯水の入れ替えに苦慮するものとするなっている。
留部の湯水の入れ替えを適切に行なうことができ、衛生面において優れたものとすることが可能な浴室洗浄装置を提供することを、その課題としている。
すなわち、湯水貯留部の湯水の入れ替えを行なうべく、湯水貯留部内に新たな湯水を供給させた場合、湯水貯留部に元々存在していた湯水は、オーバフロー用流路を通過して外部に排出される。ただし、オーバフロー用流路の基端部は、湯水貯留部の底部と略同一高さ、またはそれよりも低い高さの部位に繋がっているため、前記従来技術とは異なり、湯水貯留部内の上側領域の湯水のみがオーバフロー用流路に流れ込んで外部に排出されるようなことはなく、湯水貯留部の下部側の湯水から順番にオーバフロー用流路内に流れ込ませて外部に排出させることができる。したがって、湯水貯留部の湯水の入れ替えを適切かつ円滑に行なうことができ、湯水貯留部を衛生的なものとすることができる。また、湯水の入れ替えに必要な湯水量を少なくすることもできる。
さらにこのような構成によれば、湯水貯留部への湯水供給のオン・オフを切り替えるための手段として、ボールタップを用いているため、たとえば電磁開閉弁を用いる手段と比較すると、全体の製造コストを廉価にすることが可能である。一方、湯水貯留部の湯水を入れ替える場合には、ポンプを運転させることにより、湯水貯留部の湯水をオーバフロー用流路に流れ込ませて外部に排出させることが可能であり、湯水貯留部の湯水の入れ替えを適切に行なうことが可能である。
加圧装置Bは、後述するように、本発明でいう湯水貯留部としてのタンク7、およびポンプPを備えている。
湯水流路3のうち、加圧装置Bの下流側には、ベンチュリ部4や洗浄ノズル10などへの湯水供給のオン・オフ切り替えを行なうための注湯開閉弁V0、および流量調整弁V1も設けられている。注湯開閉弁V0は、たとえば電磁開閉弁であり、後述する他の開閉弁も同様である。
洗剤供給路6には、ベンチュリ部4への洗剤供給のオン・オフを切り替えるための洗剤開閉弁Vaが設けられている。
図2によく表れているように、タンク7は、たとえばブロー成形により形成された樹脂製のタンク本体部70を備えており、このタンク本体部70は、略直方体の中空状またはこれに類する形状である。タンク7には、湯水供給口71、通気用開口部72、湯水流出口73、オーバフロー用流出口75a、複数の仕切部74、および水位検出用の電極20a,20bが設けられている。さらに、タンク7には、オーバフロー用流路75を構成するオーバフロー用パイプ75A、および通気用パイプ76が具備されている。
閉弁V3の開閉制御により、タンク7内への湯水供給のオン・オフが切替え可能である。
湯水流出口73は、タンク本体部70の底部70bに設けられており、この湯水流出口73には、ポンプPの吸入側が配管接続されており、ポンプPの運転により、タンク7内の湯水はケース8に設けられた出水用接続口81を経て加圧装置Bの下流側に送られる。
これら複数の仕切部74が設けられていることにより、タンク7内には、その上部から下部に向けて一連に繋がった蛇行状のタンク内流路79が区画形成されている。このタンク内流路79の各部の流路面積a1は、タンク7の内部空間平面断面積a2よりも小さい。オーバフロー用流路75の基端部(オーバフロー用流出口75a)は、タンク内流路79の最下流位置近傍に位置している。
なお、フローチャートには示されていないが、タンク7内の湯水の入れ替え時においては、方向切替え弁V2の切替えにより、タンク7内に非加熱の湯水を供給可能とすることができる。タンク7内の湯水の入れ替えだけであれば、湯水として非加熱のものを用いてもとくに問題はなく、非加熱の湯水を用いれば、湯水加熱に必要なエネルギを節約することが可能である。勿論、洗浄ノズル10から湯水を噴出させる場合には、給湯装置WHから供給される加熱湯水が供給されるように方向切替え弁V2を切り替えればよい。
ボールタップ9は、従来既知のものと同様であり、支持軸90に支持されたフロート91の上下変位によってボールタップ本体部92のピストンバルブ(不図示)が開閉し、湯水供給口71からタンク7内への湯水の供給をオン・オフ切替え可能とするものである。
本実施形態から理解されるように、本発明においては、オーバフロー用流路75の基端部75a’は、タンク7(湯水貯留部)の底部70bと略同一高さの部位に繋げられていることに代えて、底部70bよりも低い高さの部位に繋げられていてもよい。
可能とされる)。
オーバフロー用流路は、既述したように、その基端部が、湯水流路のうち、湯水貯留部の底部と略同一高さ、またはそれよりも低い高さの部位に繋がっていればよく、その具体的な基端部の開口面積などは限定されない。また、オーバフロー用流路の全体の具体的な形状、形成手段なども限定されない。
ポンプの具体的な種類なども限定されない。
P ポンプ
V0 注湯開閉弁(開閉弁)
S 吐水口空間
1 浴槽
10 洗浄ノズル
3 湯水流路
4 ベンチュリ部
7,7B タンク(湯水貯留部)
70b 底部(タンクの)
7A 湯水貯留部
74 仕切部
75 オーバフロー用流路
75a オーバフロー用流出口(オーバフロー用流路の基端部)
75a’ オーバフロー用流路の基端部
79,79B タンク内流路
Claims (5)
- 洗浄ノズルに湯水を供給するための湯水流路の途中箇所に設けられて、前記湯水流路の一部をなし、かつ前記湯水流路の上流側から供給されてくる湯水を貯留可能な湯水貯留部と、
この湯水貯留部の湯水を前記洗浄ノズル側に送り出すことが可能なポンプと、
前記湯水貯留部内の上部に吐水口空間が形成されるように、前記湯水貯留部内の水位が所定高さを超えたときにそのオーバフロー分の湯水を前記湯水流路の外部に排出するためのオーバフロー用流路と、
を備えている、浴室洗浄装置であって、
前記オーバフロー用流路の基端部は、前記湯水流路のうち、前記湯水貯留部の底部と略同一高さ、またはそれよりも低い高さの部位に繋がっており、
前記湯水流路の上流側から前記湯水貯留部への湯水供給のオン・オフを、前記湯水貯留部の水位に応じて切り替え可能なボールタップと、
前記湯水流路のうち、前記ポンプの下流側に設けられた開閉弁と、
をさらに備えており、
前記オーバフロー用流路の基端部は、前記湯水流路のうち、前記ポンプと前記開閉弁との相互間の部位に繋がっていることを特徴とする、浴室洗浄装置。 - 請求項1に記載の浴室洗浄装置であって、
前記湯水貯留部は、管状部材を用いて構成されている、浴室洗浄装置。 - 請求項2に記載の浴室洗浄装置であって、
前記管状部材は、フレキシブル性を有している、浴室洗浄装置。 - 請求項1ないし3のいずれかに記載の浴室洗浄装置であって、
前記湯水貯留部に湯水を供給してオーバフローさせることにより、前記湯水貯留部の湯水の入れ替え動作を実行させることが可能であり、かつ前記洗浄ノズルから湯水が噴出される浴室洗浄処理、および前記湯水貯留部の湯水の入れ替え動作が所定期間以上にわたって不実行である場合には、前記湯水貯留部の湯水の入れ替え動作を実行させる制御が可能な制御手段を、さらに備えている、浴室洗浄装置。 - 請求項1ないし4のいずれかに記載の浴室洗浄装置であって、
前記湯水流路への湯水供給の態様として、別途設けられている給湯装置からの加熱湯水の供給、および前記給湯装置以外の湯水供給源からの非加熱湯水の供給のいずれか一方を、選択的に切り替え設定可能な構成とされている、浴室洗浄装置。
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