JP2001059239A - 雨水利用システム - Google Patents

雨水利用システム

Info

Publication number
JP2001059239A
JP2001059239A JP11234770A JP23477099A JP2001059239A JP 2001059239 A JP2001059239 A JP 2001059239A JP 11234770 A JP11234770 A JP 11234770A JP 23477099 A JP23477099 A JP 23477099A JP 2001059239 A JP2001059239 A JP 2001059239A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
rainwater
water storage
storage tank
switching device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11234770A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenzo Iida
賢三 飯田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
BUIBAREKKU KK
TORINITEI KK
Original Assignee
BUIBAREKKU KK
TORINITEI KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by BUIBAREKKU KK, TORINITEI KK filed Critical BUIBAREKKU KK
Priority to JP11234770A priority Critical patent/JP2001059239A/ja
Publication of JP2001059239A publication Critical patent/JP2001059239A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E03WATER SUPPLY; SEWERAGE
    • E03BINSTALLATIONS OR METHODS FOR OBTAINING, COLLECTING, OR DISTRIBUTING WATER
    • E03B11/00Arrangements or adaptations of tanks for water supply
    • E03B11/02Arrangements or adaptations of tanks for water supply for domestic or like local water supply
    • E03B11/06Arrangements or adaptations of tanks for water supply for domestic or like local water supply with air regulators
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E03WATER SUPPLY; SEWERAGE
    • E03BINSTALLATIONS OR METHODS FOR OBTAINING, COLLECTING, OR DISTRIBUTING WATER
    • E03B1/00Methods or layout of installations for water supply
    • E03B1/04Methods or layout of installations for water supply for domestic or like local supply
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E03WATER SUPPLY; SEWERAGE
    • E03BINSTALLATIONS OR METHODS FOR OBTAINING, COLLECTING, OR DISTRIBUTING WATER
    • E03B3/00Methods or installations for obtaining or collecting drinking water or tap water
    • E03B3/02Methods or installations for obtaining or collecting drinking water or tap water from rain-water
    • E03B3/03Special vessels for collecting or storing rain-water for use in the household, e.g. water-butts
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E03WATER SUPPLY; SEWERAGE
    • E03BINSTALLATIONS OR METHODS FOR OBTAINING, COLLECTING, OR DISTRIBUTING WATER
    • E03B1/00Methods or layout of installations for water supply
    • E03B1/04Methods or layout of installations for water supply for domestic or like local supply
    • E03B1/041Greywater supply systems
    • E03B2001/047Greywater supply systems using rainwater
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A20/00Water conservation; Efficient water supply; Efficient water use
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A20/00Water conservation; Efficient water supply; Efficient water use
    • Y02A20/108Rainwater harvesting

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Hydrology & Water Resources (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Water Supply & Treatment (AREA)
  • Environmental & Geological Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Sewage (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 施工コストが比較的廉価に抑えられ、敷地面
積が狭い場合でも、建物の基礎への影響なしに貯水タン
クが設置できる雨水利用システムを提供する。 【解決手段】 建物1の屋根2に降った雨水を集めて移
送する集水配管6と、フィルター装置7を介してその下
流に接続される主管路20と、貯蔵された雨水を生活用
水として供給するため給水配管60と、ポンプ50とを
備えた雨水利用システムにおいて、雨水貯蔵手段として
複数の貯水タンク31〜35を建物の床下空間3に収納
設置し、各貯水タンク31〜35と主管路20とを水流
制御手段41〜45を介して接続し、前記主管路から前
記貯水タンクへの雨水の貯蔵・貯水タンクから前記給水
配管への雨水の供給・貯水タンクと主管路との間の遮断
が切換え可能であるように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、雨水を貯蔵して有
効に利用する雨水利用システムに係り、特に、床下ある
いは床内等、建物に含まれる空間に貯水タンクを設置す
ることにより、敷地面積の限られた住宅にも好適に採用
することができるシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、雨水を貯蔵し、生活用水とし
て有効利用する種々の雨水利用システムが提案され実用
に供されている。このような従来の雨水利用システムで
は、その貯水タンクは、建物に隣接した敷地内の一角に
設置されたり、あるいは敷地の地下に埋設設置されたり
している。また、特に住宅密集地域において敷地面積が
狭く、貯水タンクを設置するための十分なスペースが確
保できない場合には、建物下方の地下に埋設されること
もある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように地下に貯水タンクを埋設設置することは、敷設工
事が大掛かりであるために施工コストが高くなる。ま
た、建物下方の地下にタンクを埋設する場合には、建物
の基礎部分に影響を与えないようにすることは難しく、
例えば建物の耐震性を低下させる等の弊害がある上、貯
水タンクのメンテナンスは極めて困難なものとなる。さ
らには、地下貯水槽は一般的に数メートルの深さとなる
ため、下方に貯蔵された水を吸い上げるためには、強力
で電力消費の大きいポンプが必要であるという問題もあ
った。
【0004】本発明は上記のような問題を解決するため
になされたもので、施工コストが比較的廉価に抑えら
れ、敷地面積が狭い場合でも、建物の基礎に影響を与え
ることなく貯水タンクが設置でき、メンテナンスも比較
的容易で、なおかつ、水を利用する際の揚程も小さくて
済む雨水利用システムを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、建物の屋根部分に降った雨水を集めて移送する集水
配管と、該集水配管の下流に設置されるフィルター装置
と、該フィルター装置の下流に接続される主管路と、該
主管路を経由して供給される雨水を貯蔵するための雨水
貯蔵手段と、該雨水貯蔵手段に貯蔵された雨水を生活用
水として供給するための給水配管と、ポンプとを備えた
雨水利用システムにおいて、前記雨水貯蔵手段は、前記
建物の床下空間または床内等に収納設置された複数の貯
水タンクから構成され、前記貯水タンクと前記主管路と
前記給水配管とが、各貯水タンク毎に設けられた水流制
御手段を介して接続され、前記主管路から前記貯水タン
クへの雨水の貯蔵と、前記貯水タンクから前記給水配管
への雨水の供給と、前記貯水タンク・前記主管路間の遮
断とが切換え可能となっていることを特徴とする。
【0006】この構成によれば、敷地面積が狭い場合で
も、低コストで容易に雨水タンクを設置することがで
き、なおかつ、雨水タンクは複数の貯水タンクから構成
されているため、各タンク内に貯蔵された雨水を選択的
に使用することができる。また、ポンプの揚程を小さく
て済む。
【0007】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の雨水利用システムにおいて、前記ポンプは、前記貯水
タンクの下流側に配設接続されかつ水および空気を吸引
可能なタイプであり、前記貯水タンクの上部に形成され
る空気室と前記主管路とは、大気開放可能な空気流路切
換え装置を介してそれぞれ接続され、前記水流制御手段
は少なくとも1個の方向切換弁を含み、前記主管路と前
記貯水タンクとの間の水流方向が切換え可能であること
を特徴とする
【0008】この構成によれば、1台のポンプで雨水の
貯水・供給が可能である。また、各貯水タンクと主管路
との接続を遮断した状態とすれば、降雨中連続的に、濾
過された雨水の供給を受けることができる。
【0009】請求項3に記載の発明は、請求項1に記載
の雨水利用システムにおいて、前記ポンプは、2つの出
入口を有する吸引吐出切換装置を備えて前記主管路とは
独立に配設され、前記吸引吐出切換装置の一方の出入口
と前記貯水タンクの上部に形成される各空気室とは、空
気流断続手段を介してそれぞれ接続され、前記吸引吐出
切換装置の他方の出入口は大気開放されていることを特
徴とする。
【0010】この構成によれば、雨水の貯水・供給は、
各貯水タンク上部の空気を吸引または加圧することによ
り行なわれるので、水路系とポンプ系とが完全に独立し
ている。従って、流れを制御する弁の構成が比較的簡単
になり、またポンプとしては、空気専用タイプのものを
使用することができ、1台のポンプで雨水の貯水・供給
が可能である。
【0011】請求項4に記載の発明は、請求項1に記載
の雨水利用システムにおいて、前記ポンプは、2つの出
入口を有する吸引吐出切換装置を備えて前記主管路とは
独立に配設され、前記吸引吐出切換装置の一方の出入口
と前記貯水タンクの上部に形成される各空気室とは、流
路切換弁を有する第1空気用配管によりそれぞれ接続さ
れ、前記吸引吐出切換装置の他方の出入口は、流路断続
手段を有しかつ大気開放可能な第2空気用配管により前
記各流路切換弁のそれぞれに接続されていることを特徴
とする。
【0012】この構成によれば、ポンプが1台であって
も、1つの貯水タンクの空気室から吸引した空気を他の
貯水タンクの空気室に送ることができるので、1つの貯
水タンクの貯水を行いながら、同時に、他の貯水タンク
から水の供給を受けることができる。
【0013】請求項5に記載の発明は、請求項1に記載
の雨水利用システムにおいて、前記ポンプは、2つの出
入口を有する吸引吐出切換装置を備え、前記主管路は、
水流切換装置により分岐点が形成されて前記フィルター
装置側の第1主管路と他側の第2主管路とに分けられ、
前記第1主管路は、前記水流切換装置を介して前記給水
配管に接続され、前記第2主管路には、前記吸引吐出切
換装置と前記各貯水タンクとが接続されていることを特
徴とする。
【0014】この構成によれば、各貯水タンクへ貯水す
る際に空気の負圧を利用しないので、タンクの剛性が低
くても、タンクがつぶれることなく貯水を行うことがで
きる。また、各貯水タンクに接続される貯水・給水用の
弁の構成が比較的簡単なものとなる。また、1台のポン
プで雨水の貯水・供給が可能である。
【0015】請求項6に記載の発明は、請求項1から5
のいずれかに記載の雨水利用システムにおいて、前記貯
水タンクは、拡張・収縮可能であることを特徴とする。
【0016】この構成によれば、例えば既に建築された
建物で、全面的に床を外すことが困難な場合であって
も、貯水タンクをまず収縮状態にして床下空間に収納
し、その後、加圧等によって所定の大きさにまで拡張さ
せて設置を行うことができる。拡張させた後、固定手段
を用いてその形状を維持することもできる。こうして、
施工コストを低減できるだけでなく、既成空間を有効利
用することができる。また、特に請求項5に記載の構成
と組合せれば、貯水タンクの剛性は全体的に低くてもよ
い。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の実施の形態について詳細に説明する。図1は、本発明
による雨水利用システムの概念と全体構成とを示す概略
的図である。始めに、図1を参照して、本発明の構成を
雨水の流れと共に説明する。
【0018】本発明による雨水利用システムでは、建物
1の屋根2に降った雨水は、まず、雨樋5から集水配管
6に導かれる。屋根2に降り注いだ雨水を全て集水配管
6に集めるために、図示していないが、雨樋5は反対面
の屋根下方にももちろん設けられる。集水配管6の下流
にはフィルター装置7が設置されている。フィルター装
置7の詳細構造については後述する。フィルター装置7
を経て、木の葉等のごみや大半の不純物が除去された雨
水は、下流に接続されている主管路20へと入る。降雨
量が過度に多い場合、余剰の雨水は、フィルター装置7
に設けられたオーバーフロー管8へと溢れ出す。オーバ
ーフロー管8の先端は、地盤9に挿入されている。オー
バーフロー管8の先端に有孔パイプを取付けたり、ある
いは、地中に浸透枡を設置してもよい。こうして余剰の
雨水は、地上に水溜りを作ることなく、地盤9の中へ浸
透吸収されて行く。
【0019】主管路20には、雨水を貯蔵するための複
数の貯水タンク31〜35が、水流制御手段41〜45
を介して接続されている。水流制御手段41〜45は、
主管路20から貯水タンク31〜35への雨水の貯蔵
と、貯水タンク31〜35から給水配管60への雨水の
供給と、貯水タンク31〜35と主管路20との間の遮
断とが切換え可能であるように複数の弁から構成される
手段である。各貯水タンク31〜35に接続されている
水流制御手段41〜45は、それぞれ独立に作動可能と
されており、従って、各貯水タンク31〜35における
雨水の貯蔵・排出は独立に実施可能となっている。貯水
タンクと水流制御手段との接続関係、及び詳細構成につ
いては、後述されるいくつかの実施形態の中で詳細に説
明する。これら、主管路20、貯水タンク31〜35、
水流制御手段41〜45は、いずれも建物1の床下空間
3内に設置されている。なお、貯水タンクは、ここでは
5個としているが、もちろん、その数はこれに限定され
るものではないし、その形状も円形断面に限定されもの
ではない。また、建物1の強度が十分なものであれば、
これらを1階と2階との間の床内4に設置してもよい
し、床下空間3と床内4とに併設することもできる。
【0020】主管路20の下流には、水流を生起させる
ためのポンプ50が接続されている。さらに、ポンプ5
0の吐出側は、貯蔵された雨水を生活用水として供給す
るための給水配管60に接続されている。給水配管60
は、濾過器10を経て切換弁11(方向制御弁)に接続
されている。この切換弁11の一端には通常の水道配管
12が、他端には、通常の蛇口14が接続されている。
この切換弁11を操作することにより、雨水の供給また
は水道水の供給の切換えが可能である。すなわち、雨水
の供給が得られないときには、従来通り水道水の供給を
受けることができる。また、図1の例では、前記給水配
管60の途中、濾過器10の手前にも蛇口13が設けら
れている。屋外で、例えば草木の散水用に使用される水
は、さほど清浄である必要はないので、このように濾過
器10の手前に蛇口13を設けておけば、濾過剤の無用
な劣化を回避することができて有益である。
【0021】次に、以上の構成に基づいて、本発明によ
る雨水利用システムの運用について説明する。図1に示
される状態では、貯水タンク31,32は満水、貯水タ
ンク33には満水直前まで水が入っており、貯水タンク
34,35は空になっている。
【0022】この状態では、貯水タンク31〜33に接
続されている水流制御手段41〜43を排出モードにし
て雨水の供給を受けることができる。どの貯水タンクか
ら優先的に水を得るかは、図1には示されていないが、
室内に設置される制御パネル(図12参照)の操作によ
り選択可能となっている。
【0023】また、この状態で降雨になったとすれば、
貯水タンク33〜35の水流制御手段43〜45を貯水
モードに切換えて、貯水タンク内に雨水を導くことがで
きる。どの貯水タンクに優先的に雨水を導くかは、上記
排出時と同様に、選択可能である。また、降雨量が多
く、全ての貯水タンクが満水になった場合には、貯水運
転を停止し、余剰の雨水をフィルター装置7から、オー
バーフロー管8を経て、地盤9中に排出することができ
る。
【0024】以下、図2に基づき、貯水タンクと水流制
御手段の詳細構造に関する第1実施形態について説明す
る。第1実施形態は、水および空気を吸引可能なポンプ
を備え、貯水は空気の負圧を利用して行い、給水はポン
プで水を吸引することにより行うタイプである。図1に
おいて符号7で示されていたフィルター装置は、ここで
は、銅メッシュフィルター装置7aと、チャコールフィ
ルター装置(銅メッシュ内に木炭を収めたフィルター)
7bとから構成されている。これらはそれぞれ、過剰な
雨水を外部に排出するためのオーバーフロー管8a,8
bを備えている。
【0025】フィルター装置7bの下流には主管路12
0が接続され、主管路120には、それぞれ独立である
3個の貯水タンク131〜133が、水流制御手段14
1〜143を介して接続されている。貯水タンクの数
は、もちろんこれに限定されるわけではない。水流制御
手段143の下流にはポンプ150が接続されている。
このポンプ150は、水にも空気にも適するタイプであ
り、吸引専用で使用される。ポンプ150の下流には3
方弁161が接続されている。3方弁161の一方は給
水配管160に接続され、他方は配管162で大気開放
されている。
【0026】貯水タンク131の下部と主管路120と
を連結する水流制御手段141は、2個の3方弁(方向
切換弁)141a,141bを含んで構成されている。
また、貯水タンク131の上部に形成される空気室13
1aに接続される空気配管には、空気流路切換装置とし
ての3方弁141cが取付けられており、主管路120
への連通と大気開放とが切換え可能になっている。貯水
タンク132,133及び水流制御手段142,143
についても同様の構成である。
【0027】次に、以上の構成の第1実施形態に関し、
雨水貯水・雨水供給運転時の各弁の操作と空気・水の流
れについて説明する。図中において、実線矢印は貯水時
の水または空気の流れを、破線矢印は給水時の水または
空気の流れを、起点部に黒丸を付した矢印は水の流れ
を、黒丸なしの矢印は空気の流れを示している。また、
3方弁の流路はA,B,Cで表し、切換操作により、例
えば流路Aから流路Bへ流通させる状態を、以下の説明
文中では「AB連通」と簡略的に表記する。
【0028】まず、降雨時に貯水タンク131に雨水を
貯水する運転について説明する。この場合、水流制御手
段142,143は、3方弁142a,143aを共に
AC連通に、3方弁142b,143bを共にAB連通
にする。こうして貯水タンク132,133と主管路1
20との間の水の流れは遮断された状態になる。一方、
3方弁141aをBC連通に、3方弁141bをAC連
通に、3方弁141cをAC連通にする。さらに、3方
弁161をBC連通にして大気開放とする。この状態で
ポンプ150を空気吸引作動させると、3方弁161部
分から空気が排出されつつ、貯水タンク131内の空気
室131aの空気が吸引されて負圧になる。一方で、主
管路120と貯水タンク131の下部とは、3方弁14
1bのAC流路を介して連通されるので、主管路120
内の雨水が貯水タンク131内に流入する。
【0029】貯水タンク132に貯水を行う場合には、
3方弁141aをAC連通に、3方弁142aをBC連
通に、3方弁142bをAB連通に、3方弁142cを
AC連通とすればよい。貯水タンク133に貯水を行う
ことも、同様にして可能である。
【0030】次に、貯水タンク131に貯水された雨水
を生活用水として供給する運転について説明する。この
場合、水流制御手段142,143は、貯水運転時と同
様に、3方弁142a,143aを共にAC連通に、3
方弁142b,143bを共にAB連通にする。こうし
て貯水タンク132,133と主管路120との間の水
の流れは遮断された状態になる。一方、3方弁141a
をBC連通に、3方弁141bをAB連通に、3方弁1
41cをBC連通にして大気開放とし、3方弁161を
AC連通としておく。この状態でポンプ150を作動さ
せると、貯水タンク131内の雨水はポンプ150方向
へ吸引され、3方弁141c部分からは空気が空気室1
31aに流入するので、雨水の吸引は滑らかに行なわれ
る。ポンプ150内に入った雨水は、その吐出口を出て
3方弁161に入り、濾過器10を通過して蛇口14に
至る。
【0031】図3は、第1実施形態の水流制御手段14
1において、2個の3方弁141b,141cを、1個
の切換弁141dに置き換えた別形態であり、図4に
は、切換弁141dの詳細と作動状態を示している。切
換弁141dは、中央の回転部141eに2つの流路1
41f,141gと1つの大気開放窓141hを有し、
回転部141eの周囲には、4つの流路が配置されてい
る。
【0032】貯水タンク131に貯水を行う際には、3
方弁141aをBC連通とし、切換弁141dは図4
(a)の状態にする。この状態では、貯水タンク131
下部と主管路120とが連通され、空気室131aと3
方弁141aとが連通される。ここでポンプ150を空
気吸引作動させれば、空気室131aが負圧になり、主
管路120から雨水が貯水タンク131へ吸引されて行
く。
【0033】貯水タンク131に貯水された雨水の供給
を受けるには、3方弁141aをBC連通のまま、切換
弁141dの回転部141eを左回りに90°回転させ
て図4(b)の状態にする。この状態では、貯水タンク
131下部と3方弁141aとが連通され、空気室13
1aは大気開放窓141hと連通され、主管路120は
閉鎖される。ここでポンプ150を作動させれば、空気
室131aへ空気が入りつつ、雨水は貯水タンク131
下部から3方弁141aを経由してポンプ150へと吸
引されて行く。以上のように、この別形態では、1個の
切換弁141dの1ヵ所を回転操作することにより、2
個の3方弁141b,141cの組合せと同様の作用を
得ることができる。
【0034】さらに図5には、切換弁141dの他の実
施形態を示す。この実施形態では、回転部141iから
大気開放窓を排除して2つの流路141j,141kを
残し、回転部141iの周囲には5つの流路を配置し
て、言わば5方弁の形態としたものである。5つの流路
は、例えば72°の等間隔に、放射状に配置しておけ
ば、貯水時(図5(a))から給水時(図5(b))へ
切換えるには、回転部141iを左回りに72°回転さ
せればよい。なお、図4,図5に示す切換弁141d
は、いずれも回転操作により流れの切換えを行う回転タ
イプとしているが、直線往復動タイプとすることもでき
る。
【0035】以上説明した第1実施形態では、3方弁1
41a,142a,143aを全てAC連通とし、3方
弁141b,142b,143bを全てAB連通とすれ
ば、貯水タンク131,132,133と主管路120
との間の水の流れは全て遮断された状態になる。降雨時
に各3方弁をこの状態とし、ポンプ150を作動させれ
ば、各貯水タンクを経ることなく、継続的に雨水の供給
を受けることができる。
【0036】次に、図6に基づいて、タンクと水流制御
手段の詳細構造に関する第2実施形態について説明す
る。第2実施形態は、貯水タンク上部の空気を減圧・加
圧することにより、貯水・給水を行うタイプである。フ
ィルター装置7については、上記第1実施形態と同様な
ので説明を省略する。第2実施形態では、ポンプ250
が、2つの出入口を有する吸引吐出切換装置255に接
続されている。吸引吐出切換装置255の一方の出入口
は大気開放され、他方の出入口は、3本の配管251,
252,253に分岐して、それぞれが空気流断続手段
としての開閉弁251a,252a,253aを経由し
て、貯水タンク231,232,233の上部に接続さ
れている。吸引吐出切換装置255の構造詳細について
は後述する。一方、貯水タンク231の下部と主管路2
20とを連結する水流制御手段241は、逆止弁241
aと開閉弁241bとから構成されている。貯水タンク
232,233についても全く同様である。
【0037】次に、降雨時に貯水タンク231に雨水を
貯水する運転について説明する。この場合、開閉弁24
1bを開状態に、開閉弁242b,243bを閉状態
に、されに、開閉弁251aを開状態に、開閉弁252
a,253aを閉状態にする。この状態で、貯水タンク
232,233は、主管路220からもポンプ250か
らも遮断されている。ここで、吸引吐出切換装置255
を、大気に空気を吐出する方向に切換え、ポンプ250
を作動させると、空気室231a内の空気が吸引されて
空気室231aが負圧となり、一方で開閉弁241bが
開状態となっているので、主管路220から雨水が吸引
され、貯水タンク231に貯水される。
【0038】貯水タンク231に貯水された雨水の供給
を受けるには、開閉弁241b,242b,243b,
251a,252a,253aの開閉状態は全て上記貯
水時と同じとし、吸引吐出切換装置255を、大気から
空気を吸引する方向に切換え、ポンプ250を作動させ
る。そうすると空気室231aの空気が加圧されるので
貯水されていた雨水は開閉弁241bを通って主管路2
20方向へ流れる。ここで、主管路220には逆止弁2
41aが取付けられているので、雨水はフィルター装置
7の方向へ逆流することなく、給水配管260の方向へ
押し出されて行く。貯水タンク231,232,233
は、いずれも個別に主管路220との流れの遮断が可能
なので、降雨時にどの貯水タンクに貯水するか、あるい
は貯水後にどの貯水タンクから雨水の供給を受けるか
は、自由に選択することができる。
【0039】図7は、吸引吐出切換装置255の詳細構
造をポンプ250と共に示している。ここで、ポンプ2
50自体の吸引・吐出方向は不変である。吸引吐出切換
装置255の主たる切換部分は、4方弁256で構成さ
れている。4方弁256をAD連通,BC連通状態にす
ると、空気は配管258から吸引され、配管257から
吐出される。4方弁256を切換えてAB連通,CD連
通状態にすると、空気は配管257から吸引され、配管
258から吐出される。こうして、吸引・吐出方向の切
換えが可能となっている。
【0040】図8は、貯水タンクと水流制御手段の詳細
構造に関する第3実施形態を示している。第3実施形態
は、貯水タンク上部の空気を減圧・加圧することによっ
て雨水の貯水・供給を行う点で第2実施形態と類似して
いるが、1つの貯水タンクに貯水を行いつつ、同時に他
の貯水タンクから雨水の供給を受けることができるよう
に構成されたものである。水流制御手段341が逆止弁
341aと開閉弁341bとから構成される点は第2実
施形態と同様である。しかし、貯水タンク331の上部
に接続される空気配管(第1空気用配管)351の途中
には、開閉弁ではなく、3方弁(流路切換弁)351a
が取付けられている。3方弁351aの一端は、開閉弁
(流路断続手段)356aを有する空気配管(第2空気
用配管)356によって、開閉弁355b、別の3方弁
355aを経由して吸引吐出切換装置355の一方の出
入口に接続されている。他の貯水タンク332,333
まわりについても同様の構成である。
【0041】次に、第3実施形態の貯水・給水運転と作
用について説明する。図8において、実線矢印で示され
る貯水タンク331への貯水と、破線矢印で示される貯
水タンク332からの雨水の供給は、同時に行なわれて
いる。各弁の状態を説明すると、開閉弁341bは開状
態、3方弁351aはAC連通、開閉弁342bは開状
態、3方弁352aはBC連通、開閉弁343bは閉状
態、3方弁353aはBC連通、開閉弁357aは開状
態、開閉弁356a,358aは閉状態、3方弁355
aはAC連通、開閉弁355bは開状態である。吸引吐
出切換装置355は、3方弁355aの方向へ空気を送
るように切換えられている。ここでポンプ350を作動
させると、貯水タンク331の空気室331aから空気
が吸引され、負圧によって主管路320から雨水が貯水
タンク331内へ吸い上げられる。吸引吐出切換装置3
55を通過した空気は吐出され、3方弁355a,開閉
弁355b,開状態の開閉弁357a,3方弁352a
のBC流路を経由して貯水タンク332の空気室332
aへ送り込まれる。この圧力によって、貯水タンク33
2内の雨水は主管路320を経て、給水配管360へと
押し出されて行く。
【0042】なお、3方弁355aをAB連通(大気開
放)に、開閉弁355bを閉状態にしておいて、3方弁
351a,352a,353aをAC連通またはBC連
通に操作することは、第2実施形態における開閉弁25
1a,252a,253aを開閉操作するのと全く同じ
操作となる。すなわち、第3実施形態を第2実施形態と
して使用することもできる。
【0043】図9は、貯水タンクと水流制御手段の詳細
構造に関する第4実施形態を示している。第4実施形態
は、貯水時に空気の負圧を利用しない点において、第1
〜第3実施形態とは全く異なる。まず、主管路420
は、水流切換装置としての3方弁425を分岐点とし
て、第1主管路421と第2主管路422とに分けられ
ている。第1主管路421は、3方弁425を介して給
水配管460に接続されている。また、第2主管路42
2には、ポンプ450に接続された吸引吐出切換装置4
55と、水流制御手段としての開閉弁441〜443を
経由して貯水タンク431〜433が取付けられてい
る。貯水タンク431〜433には、図示しない空気孔
を設けておく。
【0044】次に、第4実施形態の貯水・給水運転と作
用について説明する。まず降雨時に、貯水タンク431
に貯水する場合には、開閉弁441を開状態に、開閉弁
442,443を閉状態に、3方弁425をAB連通に
する。そして、吸引吐出切換装置455を、第2主管路
422へ吐出する方向にセットしてポンプ450を作動
させる。こうすると雨水は、第1主管路421から3方
弁425を通って、第2主管路422に入り、開閉弁4
41を経由して貯水タンク431内に流入して行く。
【0045】貯水タンク431に貯蔵された雨水の供給
を受ける場合には、開閉弁441〜443の状態は変え
ずに、3方弁425をBC連通にする。また、吸引吐出
切換装置455は、3方弁425の方向へ吐出するよう
に切換える。この状態でポンプ450を作動させると、
貯水タンク431中の雨水は、開閉弁441、3方弁4
25のBC流路を経て給水配管460へと送り込まれて
行く。
【0046】図10には、拡張・収縮可能な貯水タンク
の一例として蛇腹状タンク434を示した。拡張・収縮
可能な貯水タンクの利点は、設置空間または、設置用の
アクセス空間が限定されている既存の建物に設置する際
の自由度が高く、空間を有効に活用できることである。
例えば、蛇腹状タンク434では、着脱可能な空気孔栓
434aを設けておき、設置時にはここを閉鎖して水圧
(または空気圧)を加えて蛇腹を空間いっぱいまで拡張
させ、適切な手段で固定した後に空気孔栓434aを開
放すれば、以後同形状のまま雨水の出し入れが可能にな
る。拡張後の固定により十分な耐圧剛性が確保できるよ
うであれば、このような貯水タンクは前記第1〜第4実
施形態いずれにも使用可能である。また、このような貯
水タンクを柔軟材料(例えば薄いプラスチック)で形成
した場合には、剛性が低いので、第4実施形態に使用す
ることが望ましい。なお、加圧時の破損を防止するため
に、蛇腹状タンク434内には図示しない圧力センサを
設けることができる。
【0047】図11には、貯水タンクのさらに別の形態
として、袋状タンク435を示した。袋状タンク435
は、特に、低剛性の貯水タンクでも問題のない第4実施
形態と組合せることが望ましい。このタンクにも上記と
同様に、着脱可能な空気孔栓435aを設けておき、設
置時に拡張させることができる。圧力センサを設けるこ
とができる点も同様である。
【0048】以上各実施形態の説明図では、貯水タンク
の下に垂直に配管を設けて3方弁等を配置しているが、
これらは説明の便宜上のためである。床下空間を有効に
利用するためには、上下方向の高さはなるべく小さい方
が好ましい。そのために、例えば貯水タンク下部からの
配管を水平方向に配設することももちろん可能である。
【0049】以上の説明において図示していないが、各
タンクには、フロート式、ボールタップ式などの水位セ
ンサーを取付けておく。こうして各貯水タンクにおいて
過度の貯水運転がなされないようにポンプを自動停止さ
せたり、あるいは、1つの貯水タンクが満水になった時
点で他の貯水タンクへの貯水に自動的に切換える等の制
御が可能になる。また、各貯水タンクの現在水量を常時
表示させることもできる。
【0050】貯水タンクを衛生的に保つために、貯水タ
ンクに着脱可能な蓋を設け、これを外して内部清掃を行
うことができるように構成してもよい。また、貯水タン
クは、各接続部を取り外し可能に設置することができ
る。このようにすれば、貯水タンクを取り外して内部の
清掃を行うことができるし、何らかの理由で貯水タンク
が破損した場合でも容易に交換することができる。図示
していないが、各タンクにドレイン口を設けることもで
きる。こうして、例えば古くなった雨水を廃棄したり、
塩素系洗浄剤等を流し込んで内部の殺菌や清浄化を行う
ことができる。
【0051】比較的剛性の高い貯水タンクの材料として
は、腐食・劣化しない適度な肉厚のプラスチックが好適
である。特に床内に設置する場合には軽量化が必須要件
となる。また、貯水タンク内面にフッ素コーティングを
施せば、汚れが付着し難くなり、衛生上好ましい。
【0052】なお、フィルター装置とタンクとの間に適
当な落差を設けることができれば、ポンプを使用するこ
となく、すなわち電力を消費することなく、貯水を行う
ことができる。図示しないが、給水配管付近に、さらに
別の貯水タンクを設けておき、ある程度の水が常時蓄え
られ、水流制御手段の弁操作なしに、水の供給が受けら
れるようにすることもできる。
【0053】最後に図12について説明する。図12に
は、以上のようにして構成された各雨水利用システムを
使用するために、室内に設置される貯水・給水制御パネ
ル、および制御装置の一例を模式的に示した。制御パネ
ル500は、表示部501と操作パネル部502とから
構成されている。表示部501には、各貯水タンク別
に、現在水量、満水到達日などが表示され、ユーザーは
これらの表示を参考にして、古い雨水から順に使用する
こともできるし、あるいは古い雨水を廃棄し、新しい雨
水を選択して使用することもできる。これらの指示は、
操作パネル部502からの入力により行うことができ
る。制御パネル500には、制御マイコン503が接続
されている。制御マイコンは、貯水タンクに取付けられ
た水位センサーからの水位データ等を受け取り、表示部
501に表示を行うと共に、操作パネル部502でセッ
トされた指示に従って、各所に配置された開閉弁の開
閉、方向切換弁の切換え、ポンプの起動・停止等を制御
し、指示通りの雨水の流れを実現させる。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明によれば、敷地面積が狭い場合でも、低コストで容
易に雨水タンクを設置することができ、なおかつ、各タ
ンク内に貯蔵された雨水を選択的に使用することができ
る。また、ポンプの揚程が小さく、電力消費も少ない。
【0055】請求項2に記載の発明によれば、1台のポ
ンプで雨水の貯水・供給が可能であり、また、降雨中連
続的に、濾過された雨水の供給を受けることができる。
【0056】請求項3に記載の発明によれば、流れを制
御する弁の構成が比較的簡単になり、またポンプとして
は、空気専用タイプのものを使用することができる。
【0057】請求項4に記載の発明によれば、1つの貯
水タンクの貯水を行いながら、同時に、他の貯水タンク
から水の供給を受けることができる。
【0058】請求項5に記載の発明によれば、貯水する
際に空気の負圧を利用しないので、タンクの剛性が低く
ても、タンクがつぶれることなく貯水を行うことができ
る。また、各貯水タンクに接続される貯水・給水用の弁
の構成が比較的簡単なものとすることができる。
【0059】請求項6に記載の発明によれば、貯水タン
クが拡張・収縮可能であるため、既存の建物を含めて施
工の自由度が増す。こうして、施工コストを低減できる
だけでなく、既成空間を有効利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による雨水利用システムの全体構成を
示す概略的図である。
【図2】 本発明による第1実施形態の雨水利用システ
ムに関して、構成および貯水・給水作用を示すシステム
構成図である。
【図3】 第1実施形態における貯水タンク付近に配設
される2個の3方弁を1個の切換弁に置き換えた場合の
構成と作用を示すシステム構成図である。
【図4】 図3における切換弁の一例を示す模式図であ
る。
【図5】 図3における切換弁の他の例を示す模式図で
ある。
【図6】 本発明による第2実施形態の雨水利用システ
ムに関して、構成および貯水・給水作用を示すシステム
構成図である。
【図7】 ポンプに接続された吸引吐出切換装置の構
成、および作用を示す概略図である。
【図8】 本発明による第3実施形態の雨水利用システ
ムに関して、構成および貯水・給水作用を示すシステム
構成図である。
【図9】 本発明による第4実施形態の雨水利用システ
ムに関して、構成および貯水・給水作用を示すシステム
構成図である。
【図10】 蛇腹状タンクの一例を示す斜視図である。
【図11】 袋状タンクの一例を示す斜視図である。
【図12】 室内に設置される制御パネル、および制御
装置の一例を示す模式図である。
【符号の説明】
1…建物、2…屋根、3…床下空間、4…床内、6…集
水配管、7…フィルター装置、20,120,220,
320,420…主管路、421…第1主管路、422
…第2主管路、50,150,250,350,450
…ポンプ、255,355,455…吸引吐出切換装
置、60,160,260,360,460…給水配
管、31,131,231,331,441…貯水タン
ク、131a,231a,331a…空気室、41,1
41,241,341,441…水流制御手段、141
c…3方弁(空気流路切換装置)、141b…3方弁
(方向切換弁)、251a…開閉弁(空気流断続手
段)、351a…3方弁(流路切換弁)、351…空気
配管(第1空気用配管)、356…空気配管(第2空気
用配管)、356a…開閉弁(流路断続手段)425…
3方弁(水流切換装置)、500…制御パネル

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物の屋根部分に降った雨水を集めて移
    送する集水配管と、該集水配管の下流に設置されるフィ
    ルター装置と、該フィルター装置の下流に接続される主
    管路と、該主管路を経由して供給される雨水を貯蔵する
    ための雨水貯蔵手段と、該雨水貯蔵手段に貯蔵された雨
    水を生活用水として供給するための給水配管と、ポンプ
    とを備えた雨水利用システムにおいて、 前記雨水貯蔵手段は、前記建物の床下空間または床内等
    に収納設置された複数の貯水タンクから構成され、前記
    貯水タンクと前記主管路と前記給水配管とが、各貯水タ
    ンク毎に設けられた水流制御手段を介して接続され、前
    記主管路から前記貯水タンクへの雨水の貯蔵と、前記貯
    水タンクから前記給水配管への雨水の供給と、前記貯水
    タンク・前記主管路間の遮断とが切換え可能となってい
    ることを特徴とする雨水利用システム。
  2. 【請求項2】 前記ポンプは、前記貯水タンクの下流側
    に配設接続されかつ水および空気を吸引可能なタイプで
    あり、前記貯水タンクの上部に形成される空気室と前記
    主管路とは、大気開放可能な空気流路切換え装置を介し
    てそれぞれ接続され、前記水流制御手段は少なくとも1
    個の方向切換弁を含み、前記主管路と前記貯水タンクと
    の間の水流方向が切換え可能であることを特徴とする請
    求項1に記載の雨水利用システム。
  3. 【請求項3】 前記ポンプは、2つの出入口を有する吸
    引吐出切換装置を備えて前記主管路とは独立に配設さ
    れ、前記吸引吐出切換装置の一方の出入口と前記貯水タ
    ンクの上部に形成される各空気室とは、空気流断続手段
    を介してそれぞれ接続され、前記吸引吐出切換装置の他
    方の出入口は大気開放されていることを特徴とする請求
    項1に記載の雨水利用システム。
  4. 【請求項4】 前記ポンプは、2つの出入口を有する吸
    引吐出切換装置を備えて前記主管路とは独立に配設さ
    れ、前記吸引吐出切換装置の一方の出入口と前記貯水タ
    ンクの上部に形成される各空気室とは、流路切換弁を有
    する第1空気用配管によりそれぞれ接続され、前記吸引
    吐出切換装置の他方の出入口は、流路断続手段を有しか
    つ大気開放可能な第2空気用配管により前記各流路切換
    弁のそれぞれに接続されていることを特徴とする請求項
    1に記載の雨水利用システム。
  5. 【請求項5】 前記ポンプは、2つの出入口を有する吸
    引吐出切換装置を備え、前記主管路は、水流切換装置に
    より分岐点が形成されて前記フィルター装置側の第1主
    管路と他側の第2主管路とに分けられ、前記第1主管路
    は、前記水流切換装置を介して前記給水配管に接続さ
    れ、前記第2主管路には、前記吸引吐出切換装置と前記
    各貯水タンクとが接続されていることを特徴とする請求
    項1に記載の雨水利用システム。
  6. 【請求項6】 前記貯水タンクは、拡張・収縮可能であ
    ることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の
    雨水利用システム。
JP11234770A 1999-08-20 1999-08-20 雨水利用システム Pending JP2001059239A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11234770A JP2001059239A (ja) 1999-08-20 1999-08-20 雨水利用システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11234770A JP2001059239A (ja) 1999-08-20 1999-08-20 雨水利用システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001059239A true JP2001059239A (ja) 2001-03-06

Family

ID=16976101

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11234770A Pending JP2001059239A (ja) 1999-08-20 1999-08-20 雨水利用システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001059239A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005111324A1 (en) * 2004-05-17 2005-11-24 The Australian Steel Company (Operations) Pty Ltd Water storage means
AU2005225106B2 (en) * 2004-05-17 2006-08-17 The Australian Steel Company (Operations) Pty Ltd Water storage means
CN110593356A (zh) * 2019-10-11 2019-12-20 山东沂源瑞特自动化设备有限公司 一种两罐三腔式无负压供水设备
JP2021016711A (ja) * 2019-07-23 2021-02-15 株式会社ノーリツ 浴室洗浄装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005111324A1 (en) * 2004-05-17 2005-11-24 The Australian Steel Company (Operations) Pty Ltd Water storage means
AU2005225106B2 (en) * 2004-05-17 2006-08-17 The Australian Steel Company (Operations) Pty Ltd Water storage means
JP2021016711A (ja) * 2019-07-23 2021-02-15 株式会社ノーリツ 浴室洗浄装置
JP7318177B2 (ja) 2019-07-23 2023-08-01 株式会社ノーリツ 浴室洗浄装置
CN110593356A (zh) * 2019-10-11 2019-12-20 山东沂源瑞特自动化设备有限公司 一种两罐三腔式无负压供水设备

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2711427C (en) Rainwater collection and redistribution system
US20060016141A1 (en) Method and system for storing water inside buildings
US5396745A (en) Habitable structure with water storage and distribution
CN104790501A (zh) 一种雨水综合调蓄应用系统
TWI522514B (zh) 雨水收集及分配系統
JP2001059239A (ja) 雨水利用システム
JP5625197B1 (ja) 防災水洗トイレシステム
CN108951759A (zh) 雨水回收利用结构
JP2007262720A (ja) 雨水貯留槽および多目的雨水貯留装置
JP2020012353A (ja) 貯水装置、及び排水システム
JP2958641B1 (ja) 配水本管内貯留緊急給水装置
CN209546499U (zh) 一种海绵城市园林蓄水灌溉系统
CN112196027A (zh) 一种立管用排水装置及排水系统
JPH10317435A (ja) 雨水利用システム
CN206428799U (zh) 景观雨水回收灌溉系统
CN208309756U (zh) 一种景区生态水循环系统
JP2005194727A (ja) 排水アダプタ
CN205475661U (zh) 景观水体下调蓄池
CN215166395U (zh) 一种海绵城市园林自循环渗蓄结构
JP3590001B2 (ja) ヘッダー配管用不凍給水栓
CN219753417U (zh) 一种免反冲洗的配水与溢流组合井
CA2832531A1 (en) System and method for collecting and storing water
GB2496729A (en) Rainwater harvesting system
JP3604340B2 (ja) 水道配管の凍結防止装置
CN213451834U (zh) 家用可选污水回收用的三通切换阀

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060629

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20081110

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081202

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090331