JP7315867B2 - 乗物用シート - Google Patents
乗物用シート Download PDFInfo
- Publication number
- JP7315867B2 JP7315867B2 JP2021215111A JP2021215111A JP7315867B2 JP 7315867 B2 JP7315867 B2 JP 7315867B2 JP 2021215111 A JP2021215111 A JP 2021215111A JP 2021215111 A JP2021215111 A JP 2021215111A JP 7315867 B2 JP7315867 B2 JP 7315867B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- blower
- cover member
- bracket
- seat
- harness
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Description
例えば、特許文献1には、車両用シートを構成するシートバックフレームであって、車両等の衝突時に、乗員に無理な力がかからないようにするために、シートバックフレームとヘッドレストフレームが一体的に形成されて逆U字状を成すフレーム(同文献では「ヘッドレストレイント装置」と表記)が記載されている。
また、本発明の他の目的は、送風機の振動のシートバックへの伝達を抑制することにある。
また、本発明の他の目的は、送風機のシートバックへの取り付けを容易にすることにある。
上記構成によれば、左右のサイドフレームに、ブラケットが架け渡されており、ブラケットによって送風機が取り付けられていることで、シートバックの頭部支持部と背部支持部とに亘って形成されたシートバックフレームに送風機が取り付けられた乗物用シートを提供することができる。
また、上記構成によれば、ブラケットの背面にはカバー部材が設けられており、送風機は、カバー部材に固定されていることによって、送風機の固定状態を安定させることができる。
また、上記構成によれば、カバー部材にハーネスを保持する保持部が形成されていることで、カバー部材によるハーネスの保持状態を安定して保つことができる。
上記構成によれば、クリップをカバー部材側固定部に取り付けることで、ハーネスのカバー部材への取り付けが容易となり、その取付状態を安定して保つことができる。
上記構成によれば、緩衝材が送風機とダクトの間に配置されていることで、ダクトへの送風機の振動の伝達を抑制できる。
上記構成によれば、カバー部材がブラケットへの取付位置を定める位置決め部を有することで、カバー部材をブラケットに取り付ける位置を容易に決めることができ、ひいては送風機の取り付けが容易となる。
上記構成によれば、サイドフレーム側固定部がサイドフレームに設けられていることで、サイドフレームによるハーネスの保持状態を安定して保つことができる。
上記構成によれば、ブラケットが、屈曲部よりも上方において左右のサイドフレームに架け渡されていることで、シートバックの上側にある着座者の頭部側に、屈曲部よりも近い位置にブラケットが架け渡されることとなる。したがってブラケットに取り付けられる送風機によって、着座者の頭部側に風を送り、着座者に快適さを感じさせることができる。
また、本発明によれば、送風機の固定状態を安定させることができる。
また、本発明によれば、ハーネスのカバー部材への取り付けが容易となり、その取付状態を安定して保つことができる。
また、本発明によれば、ダクトへの送風機の振動の伝達を抑制できる。
また、カバー部材をブラケットに取り付ける位置を容易に決めることができる。
また、サイドフレームによるハーネスの保持状態を安定して保つことができる。
また、着座者の頭部側に風を送り、着座者に快適さを感じさせることができる。
また、以下において、前後、左右、上下の各方向は、車両用シートSの着座者から見た各方向と一致することとする。
まず、本発明の乗物用シートである本実施形態に係る車両用シートSの全体構成について、図1を主に参照し、車両用シートSの骨格を成すフレームFについて図2を主に参照して概説する。図1は、本実施形態に係る車両用シートSの斜視図、図2は、フレームFの斜視図である。
フレームFは、図2に示すように、シートバックフレーム1と、シートクッションフレーム2と、から主に構成されている。
次に、図3~図6を参照してブロア8及びブロア8の周辺部材について説明する。図3は、図2に示されたブロア8を示す斜視図、図4は、カバー部材31を示す斜視図である。図5は、カバー部材31にハーネス32を取り付けた状態を示す斜視図、図6は、カバー部材31にブロア本体8a及びガスケット8bを取り付けた状態を示す斜視図である。
さらに、ブラケット30の上部には、カバー部材31との取付位置を決めるための位置決め孔30e,30fが左右に形成されている。位置決め方法については後述する。
ブラケット30は、左右の端部がサイドフレーム1aに重ね合わせられた状態で、溶接により接合されることによって、シートバックフレーム1に取り付けられることとなる。
タッピング35は、ブラケット30の座面30cの図示せぬ孔をネジ側が通って取付用突起31dにねじ込まれることとなる。タッピング35が取付用突起31dにねじ込まれることによって、ブラケット30とカバー部材31とがブロア8を挟持した状態で固定され、ブロア8の固定状態が安定することとなる。
位置決め用突起31hは、平板部31aの前面における、位置決め孔30e,30fと前後方向において対向する位置に形成されている。
このようにして、クリップ部材32aが固定孔31fに取り付けられることで、クリップ部材32aが取り付けられたハーネス32が、カバー部材31に容易に取り付けられ、その取付状態を安定して維持することができる。
保持片31cは、下側のフランジ31bに切欠き31gが形成されていることによって形成された縁面を有して、先端側が基端側よりも大きく形成されている。つまり、切欠き31gの隙間は、保持片31cの先端側で狭くなり、その基端側で広くなっている。このように、保持片31cが形成されていることにより、切欠き31gに挿し込まれたハーネス32がカバー部材31から抜け落ちることを抑制でき、ハーネス32の保持状態を安定して保つことが可能となっている。
ダクト8cは、ブロア8の吹出部8abから供給される空気を所定領域まで狭める通気筒8dと、ガスケット8bとの接触面積を確保するための鍔8eと、から構成されている。
鍔8eは、吹出部8abよりも径方向外側にあるガスケット8bとの接触面積を確保するためのものであり、通気筒8dの後端側の周面から通気筒8dの径方向に、ガスケット8bの外側面に至る位置まで延在している。
サイドフレーム1aへのハーネス32の取り付けについて、図2に加えて図7を参照して説明する。図7は、図2のVII部を拡大して示す図であり、サイドフレーム1aの取付片33にハーネス32を取り付けた状態を示す拡大斜視図である。
取付片33は、方形状の平板部33aと、平板部33aの周縁を形成する溶接される辺以外の三辺から前方に延在するフランジ33bとから構成されている。
フランジ33bは、固定孔33cに通されたクリップ部材32bの一部をクッション材S1zから保護するためのものである。
このように、固定孔33cがサイドフレーム1aの取付片33に設けられていることで、サイドフレーム1aによるハーネス32の保持状態を安定して保つことができる。
S1 シートバック
S1a 頭部支持部
S1b 背部支持部
S1x 表皮材
S1y 通気孔
S1z クッション材
S2 シートクッション
S2x 表皮材
S2y 通気孔
S2z クッション材
F フレーム
1 シートバックフレーム
1a サイドフレーム
1b 屈曲部
2 シートクッションフレーム
8 ブロア(送風機)
8a ブロア本体
8aa 吸気部
8ab 吹出部
8b ガスケット(緩衝部材)
8c ダクト
8d 通気筒
8e 鍔
30 ブラケット
30a 通し穴
30b 屈曲部
30c 座面
30d 湾曲部
30e,30f 位置決め孔
31 カバー部材
31a 平板部
31b フランジ
31c 保持片(保持部)
31d 取付用突起
31e 凸部
31f 固定孔(カバー部材側固定部)
31g 切欠き
31h 位置決め用突起(位置決め部)
32 ハーネス
32a,32b クリップ部材(クリップ)
33 取付片
33a 平板部
33b フランジ
33c 固定孔(サイドフレーム側固定部)
34 溶接ビード
35 タッピング
Claims (6)
- シートクッションと、
該シートクッションに連結されたシートバックと、
該シートバックに配置された送風機と、を備える乗物用シートであって、
前記シートバックは、着座者の頭部を支持可能な頭部支持部と、前記着座者の背部を支持可能な背部支持部と、を一体的に有し、前記頭部支持部と前記背部支持部とに亘って形成されたシートバックフレームを備え、
該シートバックフレームは、左右のサイドフレームを有し、
該左右のサイドフレームには、ブラケットが架け渡されており、該ブラケットによって前記送風機が取り付けられ、
前記ブラケットの背面には、前記送風機の少なくとも一部を覆うカバー部材が設けられており、
前記送風機は、前記カバー部材に固定され、
前記送風機にはハーネスが接続されており、 前記カバー部材には、前記ハーネスを保持するための保持部が形成され、
前記保持部は、前記カバー部材のフランジに形成された切欠きによって形成された保持片からなることを特徴とする乗物用シート。 - 前記 ハーネスには、クリップが取り付けられており、
前記カバー部材には、前記クリップを固定するためのカバー部材側固定部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の乗物用シート。 - 前記送風機の前面側には、ダクトが設けられており、
前記送風機と前記ダクトの間には、緩衝部材が配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の乗物用シート。 - 前記カバー部材は、前記ブラケットへの取付位置を定める位置決め部を有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の乗物用シート。
- 前記 ハーネスには、クリップが取り付けられており、
前記左右のサイドフレームの一部には、前記クリップを固定するためのサイドフレーム側固定部が設けられていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の乗物用シート。 - 前記左右のサイドフレームは屈曲して形成された屈曲部をそれぞれ有し、
前記ブラケットは、前記屈曲部よりも上方において前記左右のサイドフレームに架け渡されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の乗物用シート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021215111A JP7315867B2 (ja) | 2017-05-23 | 2021-12-28 | 乗物用シート |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017101870A JP7004893B2 (ja) | 2017-05-23 | 2017-05-23 | 乗物用シート |
JP2021215111A JP7315867B2 (ja) | 2017-05-23 | 2021-12-28 | 乗物用シート |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017101870A Division JP7004893B2 (ja) | 2017-05-23 | 2017-05-23 | 乗物用シート |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2022031572A JP2022031572A (ja) | 2022-02-18 |
JP7315867B2 true JP7315867B2 (ja) | 2023-07-27 |
Family
ID=87428027
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2021215111A Active JP7315867B2 (ja) | 2017-05-23 | 2021-12-28 | 乗物用シート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7315867B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2024010984A (ja) * | 2022-07-13 | 2024-01-25 | 株式会社ハイレックスコーポレーション | ケーブル保持装置 |
Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004161137A (ja) | 2002-11-13 | 2004-06-10 | Denso Corp | 車両用シート空調装置 |
JP2011104246A (ja) | 2009-11-20 | 2011-06-02 | Toyota Boshoku Corp | 車両用シート |
JP2013126796A (ja) | 2011-12-16 | 2013-06-27 | Toyota Motor Corp | 車両用シート |
JP2015089467A (ja) | 2013-11-07 | 2015-05-11 | 株式会社タチエス | 車両用送風シート |
JP2015123914A (ja) | 2013-12-27 | 2015-07-06 | スズキ株式会社 | 車両用座席シート配索構造 |
JP2016002861A (ja) | 2014-06-17 | 2016-01-12 | トヨタ紡織株式会社 | 乗物用シート |
WO2017002764A1 (ja) | 2015-07-01 | 2017-01-05 | テイ・エス テック株式会社 | 乗物用シート |
-
2021
- 2021-12-28 JP JP2021215111A patent/JP7315867B2/ja active Active
Patent Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004161137A (ja) | 2002-11-13 | 2004-06-10 | Denso Corp | 車両用シート空調装置 |
JP2011104246A (ja) | 2009-11-20 | 2011-06-02 | Toyota Boshoku Corp | 車両用シート |
JP2013126796A (ja) | 2011-12-16 | 2013-06-27 | Toyota Motor Corp | 車両用シート |
JP2015089467A (ja) | 2013-11-07 | 2015-05-11 | 株式会社タチエス | 車両用送風シート |
JP2015123914A (ja) | 2013-12-27 | 2015-07-06 | スズキ株式会社 | 車両用座席シート配索構造 |
JP2016002861A (ja) | 2014-06-17 | 2016-01-12 | トヨタ紡織株式会社 | 乗物用シート |
WO2017002764A1 (ja) | 2015-07-01 | 2017-01-05 | テイ・エス テック株式会社 | 乗物用シート |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2022031572A (ja) | 2022-02-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP7152672B2 (ja) | 乗物用シート | |
JP6177653B2 (ja) | 車両用シート | |
US20220185156A1 (en) | Sensor disposition structure in seat | |
US9090188B2 (en) | Vehicular seats | |
JP7315867B2 (ja) | 乗物用シート | |
JP7004893B2 (ja) | 乗物用シート | |
JP2017177853A (ja) | 車両用シート | |
JP2022113725A (ja) | 乗物用シート | |
JP6469191B2 (ja) | 表皮材の吊り込み構造 | |
JP2018020657A (ja) | 乗物用シート | |
US11254249B2 (en) | Backrest with carrier module for a headrest, and seat | |
JP5842711B2 (ja) | 車両用シートのバックフレーム構造 | |
JP2011063117A (ja) | 車両用シート空調装置 | |
JP6204123B2 (ja) | 表皮材の吊り込み構造 | |
JP7321819B2 (ja) | 乗物用シート | |
JP7262639B2 (ja) | 車両用シート及びカバー部材 | |
JP2017186012A (ja) | 車両用シート | |
JP7274879B2 (ja) | 乗物用シート | |
WO2021193552A1 (ja) | 乗物用シート | |
JP2006082589A (ja) | 車両用シート空調装置 | |
JP7460883B2 (ja) | 乗物用シート及び乗物用シートの製造方法 | |
JP7401807B2 (ja) | シートへのセンサーの配置構造 | |
JP4740977B2 (ja) | ダクトの接合構造 | |
JP7288192B2 (ja) | シート | |
JP7237619B2 (ja) | 乗物用シート |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20220126 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20221101 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20221227 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20230224 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20230613 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20230626 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7315867 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |