JP2011104246A - 車両用シート - Google Patents

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Abstract

【課題】送風機を内蔵する車両用シートにおいて、車両用シートの厚み(前後方向の厚み)を薄くしたまま、車両用シート外部からの振動を受けることによって生ずる車両用シートの振動を抑える。
【解決手段】送風機41は、シートバック30の上方に存するアッパーフレーム33に対して一体化状態で取り付けられた取付けブラケット51に、弾性を有したゴム樹脂の介装部材61を介装させて取り付けられる。このように取り付けられた送風機41は、介装部材61の弾性復元力を利用したダイナミックダンパーの錘として機能し、シートバック30が外部から受ける振動を減衰させることができる。また、送風機本体42の翼部42bは従前通りの樹脂成形品を選択しており、ダイナミックダンパーの錘としての機能させるための重さ調節は、送風機本体42を収容するハウジング45の重さ変更で行うようになっている。
【選択図】図2

Description

本発明は、自動車等の車両に設置される車両用シートに関し、詳しくは、車両用シート内部から該車両用シートに着座する着座者に対してエアーを吸気もしくは排気する送風機を内蔵する車両用シートに関する。
自動車等の車両には、乗員が着座する車両用シートが設置される。車両用シートは、乗員が着座するシートクッションと、乗員が着座した場合の背凭れとなるシートバックとを備える。この車両用シートのシートバックにあっては、シートバック内部から車両用シートに着座する着座者に向けて風を送るように着座者に対してエアーを排気するものが知られている。この種の車両用シートは、一般に空調シートと称されており、シートバックの内部に送風機が装置されて構成される。
一方、このような空調シートに内蔵される送風機は、電動モータにより翼部を回転させて、風を送るようになっている。このため、送風機は、翼部の回転によって自然と振動が発生してしまう。このような翼部の回転による振動を抑えることを目的とし、送風機とフレームと間に防振ゴムを介装させた空調シートが知られている(例えば、特許文献1参照)。なお、このような空調シートにあっても、一般的な車両用シートと同様、車両内の居住性を鑑み、なるべく薄型に構成されることが望まれている。
特開2006−176059
他方、上記した空調シートにあっても、一般的な車両用シートと同様、エンジンからの振動、走行時の路面からの振動等の、車両用シート外部から受ける振動に対して共振してしまい易いものとなっている。このため、車両用シート外部から受ける振動による車両用シートの振動を抑えるために、上記した空調シートにあっても、ダイナミックダンパー等の振動減衰器を内蔵させておきたい、という要請がある。
しかしながら、上記した空調シートに対して、単にダイナミックダンパーを内蔵させたのでは、上記した送風機と重なるようにダイナミックダンパーを配設することとなるので、薄型化が望まれる現状に反してシートバックの厚みは厚くなってしまう。
本発明は、このような事情に鑑みなされたものであって、本発明が解決しようとする課題は、車両用シート内部から該車両用シートに着座する着座者に対してエアーを吸気もしくは排気する送風機を内蔵する車両用シートにおいて、車両用シートの厚み(前後方向の厚み)を薄くしたまま、車両用シート外部からの振動を受けることによって生ずる車両用シートの振動を抑えることにある。
上記した課題を解決するにあたって、本発明に係る車両用シートは、次の手段を採用する。
すなわち、本発明の第1の発明に係る車両用シートは、車両用シート内部から該車両用シートに着座する着座者に対してエアーを吸気もしくは排気する送風機を内蔵する車両用シートであって、前記送風機は、弾性を有したゴム樹脂を介装させた状態で、着座者の背凭れとなるシートバックの上方に存するシートバック支持構成部材に対して取り付けられ、前記ゴム樹脂の弾性復元力を利用して、前記送風機を錘として機能させることにより、該シートバックが外部から受ける振動を減衰させることを特徴とする。
なお、「シートバック支持構成部材」としては、シートバックの骨組みをなすシートバックフレームをはじめとして、このシートバックフレームにて支持される適宜の支持部材が含まれる。また、「シートバックの上方」とは、シートバックの中心部より上方であること意味する。
この第1の発明に係る車両用シートによれば、送風機は、弾性を有したゴム樹脂を介装させた状態で、着座者の背凭れとなるシートバックの上方に存するシートバック支持構成部材に対して取り付けられているので、ゴム樹脂を介してシートバック支持構成部材に対して取り付けられる送風機を、ダイナミックダンパーの錘として機能させることができる。これによって、ゴム樹脂の弾性復元力を利用して、送風機を錘として機能させることにより、シートバックが外部から受ける振動を減衰させることができる。
したがって、車両用シート内部から該車両用シートに着座する着座者に対してエアーを吸気もしくは排気する送風機を内蔵する車両用シートでありながら、車両用シートの厚みを薄くしたまま、車両用シート外部からの振動を受けることによって生ずる車両用シートの振動を抑えることができる。
第2の発明に係る車両用シートは、前記第1の発明に係る車両用シートにおいて、前記送風機は、回転することにより風を送る翼部を具備する送風機本体と、該送風機本体を収容するハウジングとを備え、前記送風機本体の翼部は樹脂成形品であり、前記ハウジングは金属形成品であり、前記錘として機能する前記送風機全体の重さ調節は、前記ハウジングの重さ変更で行うことを特徴とする。
この第2の発明に係る車両用シートによれば、送風機本体の翼部は樹脂成形品であり、ハウジングは金属形成品であり、錘として機能する送風機全体の重さ調節はハウジングの重さ変更で行うので、送風機本体の翼部は樹脂成形品となる軽量品として構成することができる。これによって、翼部を回転させる供給電力量を小さくすることができる上、翼部の回転により発生する振動も小さくすることができる。さらに、ダイナミックダンパーの錘としての機能させるための重さ調節は、送風機のうち最外の位置に存するハウジングの重さ変更で行うので、従前のハウジングに対して金属板を貼り付ける等、ハウジングを構成する一部品の重さを適宜に変更するだけで、ダイナミックダンパーの錘としての重さの調整を行うことができ、錘としての重さの調整を簡単化することができる。
第1の発明に係る車両用シートによれば、送風機を内蔵する車両用シートでありながら、車両用シートの厚みを薄くしたまま、外部振動を受けることによって生ずる車両用シートの振動を抑えることができる。
第2の発明に係る車両用シートによれば、翼部を軽量品としたメリットを享受することができ、錘としての重さの調整を簡単化することができる。
車両内に設置される車両用シートを示す車両用シートの斜視図である。 図1に示す車両用シートのうちシートバックの内部構造を示すシートバック内部斜視図である。 シートバックフレームに設置される送風装置の拡大斜視図である。 図3におけるIV−IV断面矢視を示す送風装置の断面図である。
以下、本発明の車両用シートを実施するための最良の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、車両内に設置される車両用シート10を示す車両用シートの斜視図である。図2は、図1に示す車両用シート10のうちシートバック30の内部構造を示すシートバック内部斜視図である。
図1に示すように、車両用シート10は、自動車等の車両内に設置されるものである。この車両用シート10は、乗員が着座するシートクッション20と、乗員が着座した場合の背凭れとなるシートバック30と、乗員が着座した場合の頭凭れとなるヘッドレスト18とを備える。
この車両用シート10は、図2にも示すように、シートバック30の内部から、車両用シート10に着座する着座者に向けて風を送るように着座者に対してエアーを排気する送風装置40を内蔵する。このため、この車両用シート10は、図1に示すように、内蔵される送風装置40(送風機41)から送られる風を着座者に向けて当てることができるように、表皮12は通風可能に形成されている。また、このシートバック30の内部に配設される不図示の内部パッドには、通気孔15が複数設けられている。
図2に示すように、シートクッション20は、骨組みをなすシートクッションフレーム21を備えて構成される。また、シートバック30は、骨組みをなすシートバックフレーム31を備えて構成される。
シートクッションフレーム21は、クッションサイドフレーム22(22a,22b)を備える。このクッションサイドフレーム22(22a,22b)のそれぞれは、リクライニング装置23,23を介装してシートバックフレーム31を連結している。なお、図示符号24はクッションサイドフレーム22(22a,22b)を支持する支持ロッドであり、図示符号25はリクライニング装置23,23を連結する連結ロッドである。なお、図2においては図示していないが、シートクッション20は、シートクッションフレーム21にて支持される支持部材および内部パッドを備える。
シートバックフレーム31は、左右両サイドに並べられるバックサイドフレーム32(32a,32b)と、これらのバックサイドフレーム32(32a,32b)の上部を連結するアッパーフレーム33とを備える。このシートバックフレーム31は、シートクッションフレーム21に対してリクライニング機能を有して支持されるものであり、本発明に係るシートバック支持構成部材に相当する。具体的には、バックサイドフレーム32(32a,32b)のそれぞれは、クッションサイドフレーム22(22a,22b)に対して、リクライニング装置23,23を介装した状態で連結されている。アッパーフレーム33は、このバックサイドフレーム32(32a,32b)のそれぞれの上部同士を適宜のスポット溶接により結合されて配設される。このアッパーフレーム33は、金属パイプを折り曲げ加工することにより略コ字状にて形成される。また、バックサイドフレーム32(32a,32b)に連結されたアッパーフレーム33の上部には、上記したヘッドレスト18(図1参照)のステー(不図示)が嵌挿されるステーホルダ34,34が配設されている。また、図2においては図示していないが、シートバック30は、シートバックフレーム31にて支持される支持部材および内部パッドを備える。
ところで、上記したようにスポット溶接によりバックサイドフレーム32(32a,32b)の上部に配設されるアッパーフレーム33には、送風装置40が設けられている。図3は、シートバックフレーム31に設置される送風装置40の拡大斜視図である。図4は、図3におけるIV−IV断面矢視を示す送風装置40の断面図である。なお、図4にて示す送風機41は、内部を分かり易くするために図示簡略化している。
図3および図4に示すように、送風装置40は、概略、送風機41と、取付けブラケット51と、これら送風機41と取付けブラケット51との間に介装される介装部材61,61とを備える。なお、この送風機41および介装部材61,61は、取付けブラケット51に取り付けられることによりダイナミックダンパーとして機能させるものである。具体的には、後にも説明するが、送風機41にはダイナミックダンパーの錘としての機能を持たせており、介装部材61,61にはダイナミックダンパーの弾性部材としての機能を持たせている。
すなわち、送風機41は、上記したように、車両用シート10内部から車両用シート10に着座する着座者に向けて風を送るものである。この送風機41は、遠心方向に送風するように構成される遠心ブロア(遠心送風機)にて構成される。この送風機41は、回転することにより風を送る翼部42bを具備する送風機本体42と、この送風機本体42を収容するハウジング45とを備える。
送風機本体42は、広く利用される遠心送風機と同様、回転駆動軸(不図示)を具備するモータ部42aと、モータ部42aの周方向に亘って風を送る翼が複数立設される翼部42bとを備える。モータ部42aは、供給電力によって回転駆動軸を回転駆動させる。翼部42bは、このモータ部42aの周方向に亘って複数立設された翼を具備する回転体にて構成されている。この翼部42bは、モータ部42aの回転駆動軸の回転駆動を受けて回転するようになっており、この回転により遠心方向に風を送る。なお、この送風機本体42の翼部42bは、従前通りの樹脂成形品で形成されている。このため、送風機本体42の翼部42bは、軽量品で構成されている。
これに対して送風機本体42を収容するハウジング45は、金属形成品で形成されている。このハウジング45は、錘として機能する送風機41全体の重さ調節を行うにあたって、主として錘としての重さを変更する部分である。なお、ハウジング45は、詳細について図示していないが、分割された構成品を螺子締結することにより筐体構造をなすように構成される。また、ハウジング45には、送風機本体42にて風を送るにあたって、空気を吸入する吸入口45aと、空気を吐き出す吐出口45bが設けられている。ここで、このハウジング45は、ダイナミックダンパーの錘として機能するように分割された構成品の少なくとも一つが、適切な重量を確保するために金属で形成されている。
取付けブラケット51は、上記した送風装置40をアッパーフレーム33に取り付けるにあたってのブラケットである。この取付けブラケット51は、図2に示すように、シートバックの上方に存するシートバック支持構成部材としてのアッパーフレーム33に対して、アッパーフレーム33のサイド部33a,33b同士を架け渡すように配設される。なお、このアッパーフレーム33のサイド部33a,33b同士を架け渡すように配設される取付けブラケット51は、本発明に係るシートバック支持構成部材の一部を構成する。
具体的には、取付けブラケット51は、アッパーフレーム33のサイド部33a,33b間に亘る長さを有した長尺にて形成されている。なお、この取付けブラケット51の両端個所は、アッパーフレーム33のサイド部33a,33bにスポット溶接される。この取付けブラケット51の略中間部には、上記した送風機41を支持する支持腕部53,53が設けられている。この支持腕部53,53は、この取付けブラケット51を適宜に切り起こすことにより形成される。この支持腕部53,53には、図3および図4に示すように、介装部材61,61を介装した状態で送風機41が取り付けられる。
介装部材61,61は、上記したように送風機41と支持腕部53,53との間に介装されるものであり、ダイナミックダンパーの弾性部材としての機能を有するように、弾性を有した矩形のゴム樹脂にて形成される。この介装部材61,61は、支持腕部53,53に対する送風機41の相対位置が変位した場合に、この相対位置の変位量に合わせて弾性変形可能な適宜の厚みを有して形成されている。具体的には、図4に示すように、介装部材61,61のそれぞれの外側面61a,61aは、取付けブラケット51の支持腕部53,53のそれぞれの内側面53a,53aに対して、適宜の接着剤により接着されている。これに対して介装部材61,61のそれぞれの内側面61b,61bは、送風機41のハウジング45の外周面45c,45cに対して、適宜の接着剤により接着されている。
ところで、図2に示すように、取付けブラケット51に取り付けられた送風機41の吐出口45bには、上記したシートバック30の通気孔15に連通させるように、ダクト70が配設される。このダクト70は、弾性変形可能なゴム樹脂にて形成される。具体的には、ダクト70は、一端側(図示上側)に上記した送風機41の吐出口45bに接続する吸気口70aが設けられており、他端側(図示下側)に上記した通気孔15に向けて不図示の内部パッドに接続する排気口70bが設けられている。このダクト70の中間部には、弾性変形可能な蛇腹部71が設けられている。このため、吐出口45bに接続される吸気口70aの位置が変位した場合であっても、この蛇腹部71が弾性変形することにより、通気孔15に向けて不図示の内部パッドに接続される排気口70bの位置は変位しないようになっている。つまり、上記した送風機41および介装部材61,61が、取付けブラケット51に取り付けられることによりダイナミックダンパーとして機能させた場合であっても、空調に関する通路には悪影響の与えないものとなっている。
上記のように構成された車両用シート10によれば、次のような作用効果を奏することができる。
上記した車両用シート10によれば、送風機41を、シートバック30の上方に存するアッパーフレーム33(シートバック支持構成部材)に対して一体化状態で取り付けられた取付けブラケット51(シートバック支持構成部材)に、弾性を有したゴム樹脂の介装部材61を介装させて取り付けるので、送風機41をダイナミックダンパーの錘として機能させることができる。これによって、介装部材61の弾性復元力を利用して、送風機41を錘として機能させることにより、シートバック30が外部から受ける振動を減衰させることができる。
したがって、シートバック30の内部から車両用シート10に着座する着座者に向けて風を送る送風機41を内蔵する車両用シート10でありながら、車両用シート10の厚みを薄くしたまま、例えばエンジンからの振動や走行時の路面からの振動等の車両用シート10の外部からの振動を受けることによって生ずる車両用シートの振動を、抑えることができる。
また、上記した車両用シート10によれば、ダイナミックダンパーの錘としての機能させるための重さ調節は、送風機本体42を収容するハウジング45の重さ変更で行うので、送風機本体42の翼部42bは、従前通りの樹脂成形品を選択することができる。これによって、送風機本体42を構成する翼部42bを軽量品として構成することができるので、翼部42bを回転させる供給電力量を小さくすることができる上、翼部42bの回転により発生する振動も小さくすることができる。つまり、従前のとおりの翼部42bを軽量品としたメリットを、継続して享受することができる。さらに、ダイナミックダンパーの錘としての機能させるための重さ調節は、送風機41のうち最外の位置に存するハウジング45の重さ変更で行うので、従前のハウジング45に対して金属板を貼り付ける等、ハウジング45を構成する一部品の重さを適宜に変更するだけで、ダイナミックダンパーの錘としての重さの調整を行うことができ、錘としての重さの調整を簡単化することができる。
なお、本発明に係る車両用シートにあっては、上記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を変更しない範囲で適宜に変更することができる。
すなわち、上記した実施の形態における車両用シート10にあっては、シートバック支持構成部材として、シートバック30の上方に存することとなるアッパーフレーム33と、このアッパーフレーム33のサイド部33a,33b同士を架け渡すように配設される取付けブラケット51とを例示した。ここで、送風機41は、介装部材61を介装させた状態で、取付けブラケット51(支持腕部53,53)に対して取り付けられるものであった。しかしながら、本発明に係るシートバック支持構成部材は、このようなアッパーフレーム33や取付けブラケット51に限定されることなく、例えばシートバックフレーム31にて支持される不図示の適宜の支持部材等、シートバックフレームにて支持される適宜の支持部材であってよい。ただ、このシートバック支持構成部材は、シートバック30の外部から受ける振動を好適に減衰させるために、揺れ動きの振幅が大きくなるシートバック30の中心部より上方に位置するものであることが条件となる。
10 車両用シート
12 表皮
15 通気孔
18 ヘッドレスト
20 シートクッション
21 シートクッションフレーム
22(22a,22b) クッションサイドフレーム
23 リクライニング装置
30 シートバック
31 シートバックフレーム
32(32a,32b) バックサイドフレーム
33 アッパーフレーム
33a,33b サイド部
34 ステーホルダ
40 送風装置
41 送風機
42 送風機本体
42a モータ部
42b 翼部
45 ハウジング
45a 吸入口
45b 吐出口
45c 外周面
51 取付けブラケット(シートバック支持構成部材)
53 支持腕部
53a 内側面
61 介装部材
61a 外側面
61b 内側面
70 ダクト
70a 吸気口
70b 排気口
71 蛇腹部

Claims (2)

  1. 車両用シート内部から該車両用シートに着座する着座者に対してエアーを吸気もしくは排気する送風機を内蔵する車両用シートであって、
    前記送風機は、弾性を有したゴム樹脂を介装させた状態で、着座者の背凭れとなるシートバックの上方に存するシートバック支持構成部材に対して取り付けられ、
    前記ゴム樹脂の弾性復元力を利用して、前記送風機を錘として機能させることにより、該シートバックが外部から受ける振動を減衰させることを特徴とする車両用シート。
  2. 請求項1に記載の車両用シートにおいて、
    前記送風機は、回転することにより風を送る翼部を具備する送風機本体と、該送風機本体を収容するハウジングとを備え、
    前記送風機本体の翼部は、樹脂成形品であり、
    前記ハウジングは、金属形成品であり、
    前記錘として機能する前記送風機全体の重さ調節は、前記ハウジングの重さ変更で行うことを特徴とする車両用シート。
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