JP7314623B2 - 印刷装置、及び、印刷装置の制御方法 - Google Patents

印刷装置、及び、印刷装置の制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP7314623B2
JP7314623B2 JP2019101038A JP2019101038A JP7314623B2 JP 7314623 B2 JP7314623 B2 JP 7314623B2 JP 2019101038 A JP2019101038 A JP 2019101038A JP 2019101038 A JP2019101038 A JP 2019101038A JP 7314623 B2 JP7314623 B2 JP 7314623B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air pressure
printer
pressure sensor
suction fan
atmospheric pressure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019101038A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020192778A (ja
Inventor
佑典 菅野
寛之 遠藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2019101038A priority Critical patent/JP7314623B2/ja
Priority to US16/884,357 priority patent/US11325401B2/en
Publication of JP2020192778A publication Critical patent/JP2020192778A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7314623B2 publication Critical patent/JP7314623B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J11/00Devices or arrangements  of selective printing mechanisms, e.g. ink-jet printers or thermal printers, for supporting or handling copy material in sheet or web form
    • B41J11/0085Using suction for maintaining printing material flat
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J11/00Devices or arrangements  of selective printing mechanisms, e.g. ink-jet printers or thermal printers, for supporting or handling copy material in sheet or web form
    • B41J11/02Platens
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J11/00Devices or arrangements  of selective printing mechanisms, e.g. ink-jet printers or thermal printers, for supporting or handling copy material in sheet or web form
    • B41J11/02Platens
    • B41J11/06Flat page-size platens or smaller flat platens having a greater size than line-size platens

Landscapes

  • Handling Of Sheets (AREA)
  • Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)
  • Advancing Webs (AREA)

Description

本発明は、印刷装置、及び、印刷装置の制御方法に関する。
従来、プラテン等の印刷媒体を支持する支持部材に印刷媒体を吸着させる装置が知られている。例えば、特許文献1は、開口部を調整可能な調整部材を有する真空ボックスの吸引によって用紙を搬送ベルトに吸着させる用紙搬送装置を開示する。
特開2002-145470号公報
特許文献1記載のような装置では、印刷媒体に対する吸引力が気圧変化によって変化するため、気圧によっては印刷媒体に対して吸引力が十分に作用しない虞がある。そこで、この種の装置においては、気圧に応じて吸引力を調整することが求められる。しかしながら、特許文献1のようなユーザーにより吸引力が調整される構成は、吸引力の調整がユーザーにとって煩わしい作業となり得る。
上記課題を解決する一態様は、印刷媒体に印刷する印刷装置であって、気圧を検出する気圧センサーと、前記印刷媒体の搬送路に設けられ、吸引孔を有するプラテンと、前記吸引孔を通じて前記印刷媒体を吸引する吸引ファンと、前記気圧センサーの検出結果に応じて前記吸引ファンの回転数を変更する制御を行う制御部と、を備える、印刷装置である。
上記印刷装置において、前記制御部は、前記気圧センサーにより第1の気圧よりも低い気圧を検出した場合、前記吸引ファンの回転数を、前記気圧センサーによって前記第1の気圧より高い気圧を検出した場合に比べて高い回転数にする制御を行う、構成でもよい。
上記印刷装置において、基準設定値を記憶する記憶部を備え、前記制御部は、前記記憶部に記憶した前記基準設定値に補正係数を乗じた値を、前記吸引ファンの回転数とする、構成でもよい。
上記印刷装置において、前記記憶部は、前記印刷媒体の種類に対応付けて前記基準設定値を記憶する、構成でもよい。
上記印刷装置において、前記制御部は、前記気圧センサーにより検出した気圧が第1閾値以上である場合は前記補正係数を第1係数とし、前記気圧センサーにより検出した気圧が第2閾値以下である場合は前記補正係数を第2係数とし、前記気圧センサーにより検出した気圧が前記第1閾値と前記第2閾値との間の値である場合は、前記気圧センサーにより検出した気圧に応じた前記補正係数を算出する、構成でもよい。
上記課題を解決する別の一態様は、印刷媒体に印刷する印刷部と、気圧を検出する気圧センサーと、前記印刷媒体の搬送路に設けられ、吸引孔を有するプラテンと、前記吸引孔を通じて前記印刷媒体を吸引する吸引ファンと、を備える印刷装置の制御方法であって、前記気圧センサーの検出結果に応じて前記吸引ファンの回転数を変更する、印刷装置の制御方法である。
プリンターの構成を模式的に示す図。 プリンターに収容されるロール紙の一例を示す図。 プリンターの機能的構成を示すブロック図。 プリンターの動作を示すフローチャート。 基準設定値データベースの一例を示す図。 補正係数と気圧との関係を示す図表。 プリンターの動作を示すフローチャート。
[第1実施形態]
まず、第1実施形態について説明する。
図1は、プリンター1の構成を模式的に示す図である。プリンター1は、印刷装置の一例に対応する。
図1では、プリンター1の設置状態における前方を符号FRで示し、プリンター1の後方を符号RRで示し、上方を符号UPで示し、下方を符号DWで示す。
プリンター1は、は、ロール紙Rを収容し、収容したロール紙Rを搬送方向Hに搬送し、シリアルヘッドであるインクジェットヘッド10によってインクを吐出して画像を印刷するシリアルインクジェットプリンターである。ロール紙Rは、印刷媒体の一例に対応する。
図2は、プリンター1に収容されるロール紙Rの一例を示す図である。
図2に示すロール紙Rは、長尺状の剥離紙R1に、間隔をあけて複数のラベルR2が貼付されたラベル用紙である。ラベルR2の裏面は、シールとなっており、ラベルR2は枠に沿って剥離紙R1から取り剥がし可能である。ラベルR2の長手方向の長さは一定であり、また、隣接するラベルR2の間隔は一定である。ロール紙Rにおいて、ラベルR2に対応する領域が、画像の印刷が可能な領域である。プリンター1は、インクジェットヘッド10によりラベルR2にドットを形成して、ドットの組み合わせにより画像を印刷する。
図2に示すように、ロール紙Rの裏面には、ラベルR2のそれぞれに対応して、黒色のマークであるブラックマークBMが形成されている。
図1に示すように、プリンター1は、ロール紙Rを収容するロール紙収容部11を備える。以下の説明では、ロール紙Rのうち、ロール紙収容部11に収容されたロール状の部分を「ロール体」といい「RB」の符号を付す。また、ロール紙Rのうち、ロール紙収容部11に収容されたロール体RBから繰り出されて搬送される部分を「搬送ロール紙」といい「RH」の符号を付す。
図1に示すように、プリンター1には、搬送ロール紙RHが搬送される搬送路13が形成される。ロール体RBから繰り出された搬送ロール紙RHは、搬送路13に沿って搬送方向Hに搬送される。
図1に示すように、搬送路13には、搬送方向Hにおける上流から下流に向かって4つの搬送ローラー141、142、143、144が設けられる。搬送ローラー141、142、143、144のそれぞれに対向する位置には、搬送ローラー141、142、143、144の回転に従動して回転する従動ローラー151、152、153、154が設けられる。搬送ロール紙RHは、搬送ローラー141、142、143、144と、従動ローラー151、152、153、154とに挟持され、搬送ローラー141、142、143、144の回転に応じて、搬送方向Hに搬送される。搬送ローラー141、142、143、144は、動力伝達機構を介して図示せぬ搬送モーターと接続されており、搬送モーターの駆動に応じて回転する。
図1に示すように、搬送ローラー141の搬送方向Hにおける下流には、案内部材17が設けられる。案内部材17は、搬送ロール紙RHの裏面に接触し、上方へ向かって繰り出された搬送ロール紙RHを、前方に向かうように屈曲させる。案内部材17は、搬送ロール紙RHに接触して屈曲させることにより、搬送ロール紙RHに張りを与え、搬送ロール紙RHの弛みが発生することを抑制する。
案内部材17の搬送方向H における下流には、ブラックマークセンサー18が設けられる。ブラックマークセンサー18は、ロール紙Rの裏面に形成されたブラックマークBMを光学的に検出するセンサーである。後述する制御部100は、ブラックマークセンサー18の検出値に基づいて、当該センサーの検出位置にブラックマークBMが位置した場合、そのことを検出する。制御部100は、検出結果に基づいて、ロール紙Rの位置を管理する。
ブラックマークセンサー18の搬送方向Hにおける下流には、印刷ユニット19が設けられる。印刷ユニット19は、キャリッジ20と、キャリッジ20に搭載されたインクジェットヘッド10とを備える。
キャリッジ20は、搬送方向Hと直交する直交方向に延びたキャリッジ軸20Aに支持され、キャリッジ軸20Aに沿って直交方向にインクジェットヘッド10を走査させる。
インクジェットヘッド10は、例えばCYMKの4色のノズル列を備える。インクジェットヘッド10は、図示せぬインクカートリッジからインクの供給を受けて、各ノズル列に設けられたノズルからインクを吐出して搬送ロール紙RHにドットを形成して画像を印刷する。なお、インクジェットヘッド10は、CMYKの4色によるカラー印刷可能なヘッドに限定されず、例えば、CMYKの4色に特色インクを加えた多色のインクを用いるフルカラー印刷が可能なヘッドでもよく、モノクロ印刷や2色印刷が可能なヘッドでもよい。
搬送路13において、インクジェットヘッド10と対向する位置には、吸引プラテンユニット25が設けられる。吸引プラテンユニット25は、プラテン25Aを備える。プラテン25Aは、インクジェットヘッド10によりドットの形成が可能な範囲に亘って延在し、プラテン25Aに位置する搬送ロール紙RHの表面が、インクジェットヘッド10から吐出されるインクの吐出方向に対して垂直となるように、搬送ロール紙RHを平坦化して支持する。プラテン25Aは、プラテン25Aの厚さ方向に貫通する複数の吸引孔25Bを有する。
吸引プラテンユニット25は、吸引ユニット26を備える。吸引ユニット26は、上面が開口した箱状の支持台26Aと、支持台26Aの排気口26Dに接続する吸引ファン26Bとを備える。支持台26Aの開口にはプラテン25Aが取り付けられていて、支持台26Aとプラテン25Aとで囲まれた空間は、負圧室26Cとして機能する。支持台26Aの底面には、当該底面を貫通する排気口26Dが形成される。排気口26Dには、吸引ファン26Bが接続される。吸引ユニット26は、吸引ファン26Bにより負圧室26C内を吸引することによって、複数の吸引孔25Bを介して搬送ロール紙RHに吸引力を作用させ、搬送ロール紙RHを吸引孔25Bを通じてプラテン25Aに吸着させる。これによって、吸引ユニット26は、プラテン25Aに位置する搬送ロール紙RHをプラテン25Aの面に沿って平坦化する。
印刷ユニット19の搬送方向Hにおける下流には、カッターユニット21が設けられる。カッターユニット21は、固定刃22と固定刃22に対して交叉するように移動可能な可動刃23とを備える。カッターユニット21は、可動刃23を移動させて、搬送ロール紙RHを切断する。
カッターユニット21の搬送方向Hにおける下流には、排紙口24が設けられる。搬送ロール紙RHは、排紙口24を介してプリンター1の筐体の外に排出される。
図3は、プリンター1の機能的構成を示すブロック図である。
プリンター1は、制御部100、通信部101、入力部102、表示部103、センサー部104、印刷部105、搬送部106、切断部107、及び、吸引部108を備える。
制御部100は、CPUやMPU等のプログラムを実行するプロセッサー110、及び、記憶部120を備え、プリンター1の各部を制御する。制御部100は、プロセッサー110が、記憶部120に記憶された制御プログラム120Aを読み出して処理を実行するように、ハードウェア、及びソフトウェアの協働により各種処理を実行する。
記憶部120は、プロセッサー110が実行するプログラムや、プロセッサー110により処理されるデータを記憶する記憶領域を有する。記憶部120は、プロセッサー110が実行する制御プログラム120Aや、その他の各種データを記憶する。また、記憶部120は、設定ファイル120B、及び、基準設定値データベース120Cを記憶する。基準設定値データベース120Cについては後述する。設定ファイル120Bは、プリンター1の設定に係る設定項目と、この設定項目に対応する設定値との組み合わせが記憶される。記憶部120は、プログラムやデータを不揮発的に記憶する不揮発性記憶領域を有する。また、記憶部120は、揮発性記憶領域を備え、プロセッサー110が実行するプログラムや処理対象のデータを一時的に記憶するワークエリアを構成してもよい。
通信部101は、所定の通信規格に従った通信ハードウェアにより構成され、制御部100の制御で、プリンター1を制御する制御装置であるホストコンピューター2と通信する。なお、通信ハードウェアとしては、通信回路や、通信ポート、通信基板、通信コネクター等のハードウェアが一例として挙げられる。通信部101とホストコンピューター2との間で使用される通信規格は、有線通信に係る規格でも無線通信に係る規格でもよい。
入力部102は、プリンター1に設けられた操作スイッチや、タッチパネル等の入力デバイスを備え、入力デバイスに対する操作を検出し、検出結果を制御部100に出力する。制御部100は、入力部102からの入力に基づいて、入力デバイスに対する操作に対応する処理を実行する。
表示部103は、1又は複数のLEDや、表示パネル等の表示デバイスを備え、制御部100の制御で、各種情報を表示する。
センサー部104は、ブラックマークセンサー18や、気圧センサー104A、その他のセンサーを備え、センサーの検出値を制御部100に出力する。
気圧センサー104Aは、プリンター1内の気圧を検出し、検出値を制御部100に出力する。制御部100は、気圧センサー104Aから入力された検出値に基づいて、プリンター1内の気圧を検出する。気圧センサー104Aは、例えば、制御部100を構成するプロセッサー110を実装する基板に設けられる。
印刷部105は、インクジェットヘッド10や、インクジェットヘッド10を駆動する駆動回路、キャリッジ20、キャリッジ20を搬送方向Hと直交する方向に走査させるモーター、このモーターを駆動させるモータードライバー、その他のロール紙Rへの印刷に係る構成を備え、制御部100の制御で、ロール紙Rに画像を印刷する。
搬送部106は、搬送ローラー141、142、143、144や、従動ローラー151、152、153、154、搬送ローラー141、142、143、144を回転させる搬送モーター、搬送モーターを駆動するモータードライバー、その他のロール紙Rの搬送に係る構成を備え、制御部100の制御でロール紙Rを搬送する。
切断部107は、カッターユニット21や、カッターユニット21が備える可動刃23を移動させる移動モーター、この移動モーターを駆動するモータードライバー、その他のロール紙Rの切断に係る構成を備え、制御部100の制御でロール紙Rを切断する。
吸引部108は、吸引ユニット26、吸引ユニット26が備える吸引ファン26Bを回転させる吸引モーター、この吸引モーターを駆動するモータードライバー、その他のプラテン25Aに位置するロール紙Rの吸引に係る構成を備え、制御部100の制御でプラテン25Aに位置するロール紙Rを吸引する。
プリンター1は、印刷を実行する際、吸引部108によって搬送ロール紙RHをプラテン25Aに吸着させることで、プラテン25Aから搬送ロール紙RHが浮き上がることを防止し、印刷品質の低下を防止する。一般に、気象変化やプリンター1が設置される標高等に起因して、プリンター1内の気圧は変化する。プリンター1内の気圧が変化すると空気密度が変化するため、ロール紙Rに対する吸引力は変化する。そこで、プリンター1の制御部100は、以下の動作を実行し、プリンター1内の気圧に応じてロール紙Rに対する吸引力を自動で調整する。
図4は、プリンター1の動作を示すフローチャートである。
プリンター1の制御部100は、プリンター1に電源が投入されたか否かを判別する(ステップSA1)。例えば、制御部100は、入力部102から電源スイッチがオンになったことの入力があった場合、ステップSA1で肯定判別する。
制御部100は、プリンター1に電源が投入されたと判別した場合(ステップSA1:YES)、気圧センサー104Aによりプリンター1内の気圧を検出する(ステップSA2)。
次いで、制御部100は、基準設定値データベース120Cから、プリンター1にセットされるロール紙Rの種類に対応する基準設定値KSTを取得する(ステップSA3)。なお、制御部100は、ステップSA2とステップSA3との処理を逆の順番で実行してもよい。
図5は、基準設定値データベース120Cの一例を示す図である。
基準設定値データベース120Cに格納される1件のレコードは、ロール紙種類情報RSJ、及び、基準設定値KSTを有する。
ロール紙種類情報RSJは、ロール紙Rの種類を示す情報である。本実施形態では、ロール紙Rの種類は、ロール紙Rの幅であるロール紙Rの短手方向の長さ、及び、ラベルR2のサイズの組み合わせで決まる種類とする。そのため、本実施形態のロール紙種類情報RSJは、ロール紙Rの幅を示す情報と、ラベルR2のサイズを示す情報とを含む。なお、ラベルR2のサイズとは、ラベルR2の短手方向及び長手方向の長さの組み合わせに対応するサイズである。
基準設定値KSTとは、ステップSA4以降の処理において吸引ファン26Bの回転数を決定する際に、基準となる吸引ファン26Bの単位時間当たりの回転数を示す値である。以下では、吸引ファン26Bの単位時間当たりの回転数を、単に「吸引ファン26Bの回転数」と表現する。本実施形態では、制御部100が吸引ファン26Bを回転させる吸引モーターをPWM制御する場合を例示する。そのため、吸引ファン26Bの回転数を示す値とは、吸引モーターの駆動するための駆動パルス信号のデューティー比である。なお、デューティー比とは、パルス信号のオン時間とオフ時間との和に対するオン時間の比である。あるいは、単位時間に対するパルス信号のオン時間の比としてもよい。
基準設定値データベース120Cは、プリンター1にセット可能なロール紙Rについて、ロール紙種類情報RSJと基準設定値KSTとを有するレコードを格納する。
制御部100は、ステップSA3において以下の処理を実行して、プリンター1にセットされるロール紙Rの種類に対応する基準設定値KSTを、基準設定値データベース120Cから取得する。
すなわち、制御部100は、設定ファイル120Bを参照して、ロール紙Rの幅を示す設定項目にセットされた項目値を取得する。設定ファイル120Bは、ロール紙Rの幅を示す設定項目を有しており、予め所定の方法によりプリンター1にセットされるロール紙Rの幅を示す項目値がセットされている。同様に、制御部100は、設定ファイル120Bを参照して、ラベルR2のサイズを示す設定項目にセットされた項目値を取得する。設定ファイル120Bは、ラベルR2のサイズを示す設定項目を有しており、この設定項目には、予め所定の方法によりプリンター1にセットされるロール紙RのラベルR2のサイズを示す項目値がセットされている。制御部100は、設定ファイル120Bからこれら項目値を取得すると、取得した項目値の組み合わせと一致するロール紙Rの種類を示すロール紙種類情報RSJを有するレコードを、基準設定値データベース120Cから特定する。そして、制御部100は、特定したレコードが有する基準設定値KSTを、プリンター1にセットされるロール紙Rの種類に対応する基準設定値KSTとして取得する。
図4に示すフローチャートの説明に戻り、制御部100は、ステップSA2で検出したプリンター1内の気圧が、標準気圧である1013hPa以上であるか否かを判別する(ステップSA4)。標準気圧である1013hPaは、第1閾値の一例に対応する。
制御部100は、ステップSA2で検出したプリンター1内の気圧が、1013hPa以上であると判別した場合(ステップSA4:YES)、「0.78」を示す補正係数をステップSA3で取得した基準設定値KSTに乗じる(ステップSA5)。「0.78」を示す補正係数は、第1係数の一例に対応する。
次いで、制御部100は、設定ファイル120Bが有する吸引ファン26Bの回転数を示す設定項目に、ステップSA5の乗算により得られた値を項目値としてセットする(ステップSA6)。これにより、プリンター1内の気圧が1013hPa以上である場合、吸引ファン26Bの回転数は、ステップSA3で取得した基準設定値KSTに「0.78」が乗じられた値に対応する回転数に設定される。
ステップSA4の説明に戻り、制御部100は、ステップSA2で検出したプリンター1内の気圧が、1013hPa以上でない、すなわち1013hPaより小さいと判別した場合(ステップSA4:NO)、ステップSA2で検出したプリンター1内の気圧が700hPa以下であるか否かを判別する(ステップSA7)。700hPaは、第2閾値の一例に対応する。
制御部100は、ステップSA2で検出したプリンター1内の気圧が、700hPa以下であると判別した場合(ステップSA7:YES)、「1.00」を示す補正係数をステップSA3で取得した基準設定値KSTに乗じる(ステップSA8)。「1.00」を示す補正係数は、第2係数の一例に対応する。
次いで、制御部100は、設定ファイル120Bが有する吸引ファン26Bの回転数を示す設定項目に、ステップSA8の乗算により得られた値を項目値としてセットする(ステップSA9)。これにより、プリンター1内の気圧が700hPa以下である場合、吸引ファン26Bの回転数は、ステップSA3で取得した基準設定値KSTに「1.00」が乗じられた値に対応する回転数に設定される。
ステップSA7の説明に戻り、制御部100は、ステップSA2で検出したプリンター1内の気圧が700hPa以下でない、すなわち700hPaより大きいと判別した場合(ステップSA9:NO)、以下の式(1)によって補正係数を算出する(ステップSA10)。
補正係数=-0.0007X+1.490・・・(1)
式(1)においてXは、単位が「hPa」の気圧を示す。なお、式(1)に、X=1013hPaを代入すると補正係数が「0.78」を示し、X=700hPaを代入すると補正係数が「1.00」を示す。
制御部100は、ステップSA10において、ステップSA2で検出したプリンター1内の気圧を式(1)のXに代入して補正係数を算出する。
制御部100は、ステップSA10で算出した補正係数をステップSA3で取得した基準設定値KSTに乗じる(ステップSA11)。
そして、制御部100は、ステップSA11の乗算により得られた値を、設定ファイル120Bが有する吸引ファン26Bの回転数を示す設定項目に、項目値としてセットする(ステップSA12)。これにより、プリンター1内の気圧が1013hPaより小さく700hPaより大きい場合、吸引ファン26Bの回転数は、ステップSA3で取得した基準設定値KSTに式(1)により算出された補正係数が乗じられた値に対応する回転数に設定される。
図6は、基準設定値KSTに乗じられる補正係数と、気圧センサー104Aが検出した気圧との関係を示す図表である。
図6において、縦軸は、基準設定値KSTに乗じられる補正係数を示す。また、図6において、横軸は、気圧を示し単位が「hPa」である。
図6に示すように、プリンター1内の気圧が700hPa以下である場合、基準設定値KSTに乗じられる補正係数は、「1.00」を示す補正係数である。「1.00」を示す補正係数は、基準設定値KSTに乗じられる補正係数で最大値である。したがって、制御部100は、プリンター1内の気圧が700hPa以下である場合、吸引ファン26Bの回転数を、ステップSA3で取得した基準設定値KSTより大きい値に対応する回転数にすることがない。このように、変更可能な吸引ファン26Bの回転数に上限を設けることで、誤検出等の所定の要因により気圧センサー104が700hPa以下の気圧を検出した場合、吸引ファン26Bの回転数が、基準設定値KSTに対応する回転数より高い回転数になることない。そのため、この所定の要因によって、吸引ファン26Bの騒音及び消費電力が不必要に大きくなることを防止できる。
また、図6に示すように、プリンター1内の気圧が1013hPa以上である場合、基準設定値KSTに乗じられる補正係数は、「0.78」を示す補正係数である。「0.78」を示す補正係数は、基準設定値KSTに乗じられる補正係数で最小値である。したがって、制御部100は、プリンター1内の気圧が1013hPa以下である場合、吸引ファン26Bの回転数を、ステップSA3で取得した基準設定値KSTより小さい値に対応する回転数にすることがない。このように、変更可能な吸引ファン26Bの回転数に下限を設けることで、誤検出等の所定の要因により気圧センサー104Aが1013hPa以上の気圧を検出した場合において、ロール紙Rに対して吸引力が十分に作用しないことを防止できる。
また、図6に示すように、プリンター1内の気圧が700hPaより大きく1013hPaより小さい場合、基準設定値KSTに乗じられる補正係数は、「1.00」より小さく「0.78」より大きい範囲においてプリンター1内の気圧に比例し、且つ、プリンター1内の気圧が大きいほど小さくなる補正係数である。したがって、制御部100は、プリンター1内の気圧が1013hPaより小さく700hPaより大きい場合、第1の気圧より低い気圧を検出した場合の回転数を、当該第1の気圧より高い気圧を検出した場合の回転数と比べて高い回転数にする。
前述した通り、一般に、プリンター1内の気圧が低下するにつれて、空気密度が低下するためロール紙Rに対する吸引力が低下する。そこで、制御部100は、プリンター1内の気圧が低くなるにつれて吸引ファン26Bの回転数を高い回転数にする。これにより、制御部100は、吸引ファン26Bの回転数をプリンター1内の気圧に応じた適切な回転数に自動で変更できる。また、制御部100は、吸引ファン26Bの回転数をプリンター1内の気圧に応じた適切な回転数に自動で変更できるため、ユーザーに吸引ファン26Bの回転数を調整させる必要がなく、ユーザーに当該調整に煩わしさを感じさせることがない。また、制御部100は、ユーザーに吸引ファン26Bの回転数を調整させる必要がないため、ユーザーの調整ミスによって紙浮きが生じ、印刷不良が発生することを回避できる。また、制御部100は、プリンター1内の気圧が低くなるにつれて吸引ファン26Bの回転数を高い回転数にするため、吸引ファン26Bの回転数が不必要に高い回転数に調整されてしまい、騒音や消費電力が不必要に大きくなってしまうことを防止できる。
以上、説明したように、ロール紙Rに印刷するプリンター1は、気圧センサー104Aと、ロール紙Rの搬送路13に設けられ、吸引孔25Bを有するプラテン25Aと、吸引孔25Bを通じてロール紙Rを吸引する吸引ファン26Bと、気圧センサー104Aの検出結果に応じて吸引ファン26Bの回転数を変更する制御を行う制御部100と、を備える。
この構成によれば、制御部100が気圧センサー104Aが検出した気圧に応じて吸引ファン26Bの回転数を変更する制御を行うため、ロール紙Rに対する吸引力を気圧に応じて自動で調整できる。また、ロール紙Rに対する吸引力をプリンター1内の気圧に応じて自動で調整できるため、ユーザーが吸引ファン26Bの回転数を調整する必要がなく、プリンター1は、ユーザーに当該調整に煩わしさを感じさせることがない。
制御部100は、気圧センサー104Aにより第1の気圧よりも低い気圧を検出した場合、吸引ファン26Bの回転数を、気圧センサー104Aによって第1の気圧より高い気圧を検出した場合に比べて高い回転数にする制御を行う。
前述した通り、一般には、プリンター1内の気圧が低下するにつれて、空気密度が低下するためロール紙Rに対する吸引力が低下する。そこで、制御部100は、プリンター1内の気圧が低くなるにつれて吸引ファン26Bの回転数を高い回転数にする制御を行うことで、吸引ファン26Bの回転数を、プリンター1内の気圧に応じて自動で適切な回転数に調整できる。また、制御部100は、吸引ファン26Bの回転数をプリンター1内の気圧に応じて自動で適切な回転数に調整できるため、ユーザーの調整ミスによる紙浮きに起因した印刷不良が発生することを回避できる。また、制御部100は、プリンター1内の気圧が低くなるにつれて吸引ファン26Bの回転数を高い回転数にするため、不必要に高い回転数で吸引ファン26Bが回転することを回避でき、吸引ファン26Bの回転による騒音や消費電力が不必要に大きくなることを防止できる。
プリンター1は、基準設定値KSTを記憶する記憶部120を備える。制御部100は、記憶部120に記憶した基準設定値KSTに補正係数を乗じた値を、吸引ファン26Bの回転数とする。
この構成によれば、記憶部120に記憶した基準設定値KSTに補正係数を乗じた値を、吸引ファン26Bの回転数とすることで、気圧に対応する回転数を示す情報を多く記憶する必要がないため、記憶部120が記憶する情報量を抑えることができる。したがって、プリンター1は、記憶部120が記憶する情報量を抑えつつ、ロール紙Rに対する吸引力をプリンター1内の気圧に応じて自動で調整できる。
記憶部120は、ロール紙Rの種類に対応付けて基準設定値KSTを記憶する。
この構成によれば、ロール紙Rの種類、及び、プリンター1内の気圧に応じて、自動でロール紙Rに対する吸引力を調整できるため、ロール紙Rの種類に応じた適切な吸引力を自動で調整できる。
制御部100は、気圧センサー104Aにより検出した気圧が1013hPa以上である場合は補正係数を「0.78」を示す補正係数とし、気圧センサー104Aにより検出した気圧が700hPa以下である場合は補正係数を「1.00」を示す補正係数とし、気圧センサー104Aにより検出した気圧が「0.78」と「1.00」との間の値である場合は、気圧センサー104Aにより検出した気圧に応じた補正係数を算出する。
この構成によれば、補正係数に上下限を設け、且つ、この上下限の間では気圧に応じた補正係数を算出するため、気圧センサー104Aの誤検出等の所定の要因によって、吸引ファン26Bの騒音及び消費電力が不必要に大きくなること、及び、ロール紙Rに対して吸引力が十分に作用しないことを防止しつつ、ロール紙Rに対する吸引力をプリンター1内の気圧に応じて自動で調整できる。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態について説明する。
第2実施形態のプリンター1は、第1実施形態のプリンター1と比べて、吸引ファン26Bの回転数を設定する動作が異なる。
図7は、第2実施形態のプリンター1の動作を示すフローチャートである。
図7に示すフローチャートでは、図4に示すフローチャートと同じステップについて同一のステップ番号を付し、その詳細な説明を必要に応じて省略する。
図7に示すフローチャートの動作開始時点では、前回実行した図7に示すフローチャートの動作において、気圧センサー104Aにより検出したプリンター1内の気圧を記憶部120が情報として記憶しているとする。
プリンター1の制御部100は、トリガーが発生したか否かを判別する(ステップSB1)。例えば、制御部100は、プリンター1に電源が投入された場合、トリガーが発生したと判別する。また、例えば、制御部100は、プリンター1の動作モードが省電力モードから通常モードに復帰した場合、トリガーが発生したと判別する。なお、省電力モードとは、プリンター1の動作を制限することで、消費電力を低減する動作モードである。通常モードとは、プリンター1の動作を制限しない動作モードである。また、例えば、制御部100は、ロール紙Rが交換された場合、トリガーが発生したと判別する。
制御部100は、トリガーが発生したと判別した場合(ステップSB1:NO)、記憶部120から、前回の動作において気圧センサー104Aにより検出した気圧を取得する(ステップSB2)。
次いで、制御部100は、プリンター1に電源が投入されたと判別した場合(ステップSA1:YES)、気圧センサー104Aによりプリンター1内の気圧を検出する(ステップSA2)。
次いで、制御部100は、ステップSB2で取得した気圧と、ステップSA2で検出した気圧との差が所定の閾値を上回るか否かを判別する(ステップSB3)。この所定の閾値は、事前のテストやシミュレーション等によって、吸引ファン26Bの回転数を変更するか否かを判別する基準として、適切に定められている。
制御部100は、ステップSB2で取得した気圧と、ステップSA2で検出した気圧との差が所定の閾値を上回ると判別した場合(ステップSB3:YES)、ステップSA3以降の処理を実行する。
一方、制御部100は、ステップSB2で取得した気圧と、ステップSA2で検出した気圧との差が所定の閾値を上回らないと判別した場合(ステップSB3:NO)、設定ファイル120Bが有する吸引ファン26Bの回転数を示す設定項目にセットされた項目値を変更しない(ステップSB4)。すなわち、制御部100は、吸引ファン26Bの回転数を変更せず、吸引ファン26Bの回転数を前回の設定と同じ設定にする。
このように、第2実施形態では、前回の動作において検出したプリンター1内の気圧と、今回の動作において検出したプリンター1内の気圧との差が所定の閾値を上回る場合に、今回検出した気圧に応じて吸引ファン26Bの回転数を変更する一方、当該差が所定の閾値を上回らない場合、吸引ファン26Bの回転数を変更しない。これより、ロール紙Rに対する吸引力をプリンター1内の気圧に応じた適切な吸引力に自動で調整できると共に、所定の閾値内の気圧変化に対しては吸引力を安定させることができる。したがって、第2実施形態のプリンター1は、より安定した吸引力をロール紙Rに作用させることができる。
上述した各実施形態は、あくまでも本発明の一態様を示すものであり、本発明の範囲内で任意に変形および応用が可能である。
例えば、上述した各実施形態では、プリンター1としてシリアル型のインクジェットプリンターを例示したが、プリンター1はシリアル型に限定されずライン型のインクジェットプリンターでもよい。また、プリンター1の印刷方式は、インクジェット方式に限定されず、サーマル方式等の他の印刷方式でもよい。
また、例えば、上述した各実施形態では、ロール紙RとしてブラックマークBMが形成されたラベル用紙を例示したが、プリンター1にセットされるロール紙RはブラックマークBMが形成されていないラベル用紙でもよい。また、プリンター1にセットされるロール紙Rは、ラベル用紙に限定されず、ロール状に巻き回された印刷媒体であればよい。また、各実施形態では、印刷媒体としてロール紙Rを例示したが、印刷媒体はロール紙Rに限定されず、連続紙、カット紙のような他の態様の印刷媒体でもよい。
また、例えば、上述した各実施形態では、制御部100が吸引ファン26Bの吸引モーターをPWM制御する構成を例示したが、制御部100が電流値の大きさで吸引モーターの回転を制御する構成でもよい。この場合、基準設定値データベース120Cに記憶される基準設定値KSTは、電流値の大きさを示す値となる。
また、例えば、上述した各実施形態では、気圧センサー104Aがプリンター1内の気圧を検出する構成であるが、外気圧を検出する構成でもよい。
また、例えば、上述した各実施形態では、ロール紙Rの種類がロール紙Rの短手方向の長さ及びラベルR2のサイズの組み合わせに対応する種類である場合を例示した。しかしながら、ロール紙Rの種類を構成する要素は、さらに多くてもよく少なくてもよい。例えば、ロール紙Rの種類は、上記要素に加えて、剥離紙R1の厚みやロール紙Rの長手方向の長さ等の要素により構成される種類でもよい。この場合、ロール紙種類情報RSJは、ロール紙Rの種類を構成する要素を示す情報を含む。また、設定ファイル120Bには、ロール紙Rの種類を構成する要素を示す設定項目、及び、当該設定項目に対応する項目値を有する。
また、例えば、上述した各実施形態では、第1閾値を1013hPaとして例示し、第2閾値を700hPaとして例示し、第1係数を「0.78」を示す補正係数として例示し、第2係数を「1.00」を示す補正係数として例示したが、第1閾値、第2閾値、第1係数、及び、第2係数は、これらに限定されない。第1閾値は、第2閾値より大きい値であればよく、第1係数は、第2係数より小さい値であればよい。なお、式(1)の左辺の傾き及び切片は、第1閾値、第2閾値、第1係数、及び、第2係数に応じた値となる。
また、例えば、上述したプリンター1の制御方法が、プリンター1が備えるコンピューター、又は、プリンター1に接続される外部装置を用いて実現される場合、本発明を、当該方法を実現するためにコンピューターが実行するプログラム、このプログラムをコンピューターで読み取り可能に記録した記録媒体、或いは、このプログラムを伝送する伝送媒体の態様で構成することも可能である。
また、例えば、制御部100の機能は、複数のプロセッサー、又は、半導体チップにより実現してもよい。
また、図3に示した各部は一例であって、具体的な実装形態は特に限定されない。つまり、必ずしも各部に個別に対応するハードウェアが実装される必要はなく、一つのプロセッサーがプログラムを実行することで各部の機能を実現する構成とすることも勿論可能である。また、上述した実施形態においてソフトウェアで実現される機能の一部をハードウェアとしてもよく、或いは、ハードウェアで実現される機能の一部をソフトウェアで実現してもよい。その他、プリンター1の他の各部の具体的な細部構成についても、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で任意に変更可能である。
また、例えば、図4、及び、図7に示す動作のステップ単位は、プリンター1の各部の動作の理解を容易にするために、主な処理内容に応じて分割したものであり、処理単位の分割の仕方や名称によって、本発明が限定されることはない。処理内容に応じて、さらに多くのステップ単位に分割してもよい。また、1つのステップ単位がさらに多くの処理を含むように分割してもよい。また、そのステップの順番は、本発明の趣旨に支障のない範囲で適宜に入れ替えてもよい。
1…プリンター(印刷装置)、2…ホストコンピューター、10…インクジェットヘッド、13…搬送路、20…キャリッジ、25A…プラテン、25B…吸引孔、26B…吸引ファン、100…制御部、101…通信部、102…入力部、103…表示部、104…センサー部、104A…気圧センサー、105…印刷部、106…搬送部、107…切断部、108…吸引部、110…プロセッサー、120…記憶部、120A…制御プログラム、120B…設定ファイル、120C…基準設定値データベース、KST…基準設定値、R…ロール紙(印刷媒体)。

Claims (5)

  1. 印刷媒体に印刷する印刷装置であって、
    気圧を検出する気圧センサーと、
    前記印刷媒体の搬送路に設けられ、吸引孔を有するプラテンと、
    前記吸引孔を通じて前記印刷媒体を吸引する吸引ファンと、
    前記気圧センサーにより検出された気圧が第1閾値以上である場合の前記吸引ファンの回転数は、前記気圧センサーにより検出された気圧が第2閾値以下である場合の前記吸引ファンの回転数より低く、
    前記気圧センサーにより検出された気圧が前記第1閾値と前記第2閾値との間の値である場合は、前記吸引ファンの回転数は、前記気圧センサーにより検出される気圧に応じて変更される、
    印刷装置。
  2. 基準設定値を記憶する記憶部
    記記憶部に記憶した前記基準設定値に補正係数を乗じた値を、前記吸引ファンの回転数とする制御部と、を備える
    請求項1に記載の印刷装置。
  3. 前記記憶部は、前記印刷媒体の種類に対応付けて前記基準設定値を記憶する、
    請求項2に記載の印刷装置。
  4. 前記制御部は、
    前記気圧センサーにより検出した気圧が第1閾値以上である場合は前記補正係数を第1係数とし、
    前記気圧センサーにより検出した気圧が第2閾値以下である場合は前記補正係数を第2係数とし、
    前記気圧センサーにより検出した気圧が前記第1閾値と前記第2閾値との間の値である場合は、前記気圧センサーにより検出した気圧に応じた前記補正係数を算出する、
    請求項2又は3に記載の印刷装置。
  5. 印刷媒体に印刷する印刷部と、気圧を検出する気圧センサーと、前記印刷媒体の搬送路に設けられ、吸引孔を有するプラテンと、前記吸引孔を通じて前記印刷媒体を吸引する吸引ファンと、を備える印刷装置の制御方法であって、
    前記気圧センサーにより検出された気圧が第1閾値以上である場合の前記吸引ファンの回転数を、前記気圧センサーにより検出された気圧が第2閾値以下である場合の前記吸引ファンの回転数より低い回転数とし、
    前記気圧センサーにより検出された気圧が前記第1閾値と前記第2閾値との間の値である場合は、前記吸引ファンの回転数を、前記気圧センサーにより検出される気圧に応じて変更する、
    印刷装置の制御方法。
JP2019101038A 2019-05-30 2019-05-30 印刷装置、及び、印刷装置の制御方法 Active JP7314623B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019101038A JP7314623B2 (ja) 2019-05-30 2019-05-30 印刷装置、及び、印刷装置の制御方法
US16/884,357 US11325401B2 (en) 2019-05-30 2020-05-27 Printing apparatus and control method therefor

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019101038A JP7314623B2 (ja) 2019-05-30 2019-05-30 印刷装置、及び、印刷装置の制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020192778A JP2020192778A (ja) 2020-12-03
JP7314623B2 true JP7314623B2 (ja) 2023-07-26

Family

ID=73548240

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019101038A Active JP7314623B2 (ja) 2019-05-30 2019-05-30 印刷装置、及び、印刷装置の制御方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US11325401B2 (ja)
JP (1) JP7314623B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022187730A (ja) * 2021-06-08 2022-12-20 ブラザー工業株式会社 画像記録装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010221462A (ja) 2009-03-23 2010-10-07 Seiko Epson Corp プリンターにおける吸引手段の吸引力制御方法およびプリンター
JP2013230570A (ja) 2012-04-27 2013-11-14 Seiko Epson Corp 媒体搬送装置及び液体噴射装置

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002145470A (ja) 2000-11-13 2002-05-22 Konica Corp 用紙搬送装置
JP2007331944A (ja) * 2006-05-15 2007-12-27 Canon Inc シート給送装置及び画像形成装置
JP5124986B2 (ja) * 2006-05-24 2013-01-23 コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 画像形成装置
JP5369760B2 (ja) 2009-03-02 2013-12-18 セイコーエプソン株式会社 吸引プラテン機構および液滴吐出装置
JP5585262B2 (ja) * 2010-07-20 2014-09-10 セイコーエプソン株式会社 記録装置および記録装置の制御方法
JP5644292B2 (ja) * 2010-09-10 2014-12-24 セイコーエプソン株式会社 画像記録装置、及び、画像記録方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010221462A (ja) 2009-03-23 2010-10-07 Seiko Epson Corp プリンターにおける吸引手段の吸引力制御方法およびプリンター
JP2013230570A (ja) 2012-04-27 2013-11-14 Seiko Epson Corp 媒体搬送装置及び液体噴射装置

Also Published As

Publication number Publication date
US20200376859A1 (en) 2020-12-03
JP2020192778A (ja) 2020-12-03
US11325401B2 (en) 2022-05-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10214031B2 (en) Inkjet print apparatus and recovery method of inkjet print apparatus
JP4360414B2 (ja) 画像形成装置
WO2011013190A1 (ja) プリンタカッター
JP2004181828A (ja) 印字装置
JP2006123509A (ja) 印刷装置、印刷制御装置の制御方法及びプログラム
JP7314623B2 (ja) 印刷装置、及び、印刷装置の制御方法
US20060197983A1 (en) Method of controlling liquid ejection
US20120113188A1 (en) Image recording apparatus and controlling method of the image recording apparatus
JP4192629B2 (ja) 印刷装置、印刷方法、および印刷システム
JP2021075011A (ja) 画像記録装置及び画像記録方法
JP2015047828A (ja) 媒体送り装置、印刷装置および媒体送り装置の制御方法
JP4306185B2 (ja) プリンタ制御装置、プリンタ制御方法及びコンピュータプログラム
JP2007152737A (ja) インクジェット記録装置
JP2019185590A (ja) バーコード生成装置及びバーコード生成方法
JP2002166575A (ja) インクジェット式記録装置
JP2020006523A (ja) インクジェットプリンタ
JP7457570B2 (ja) 記録装置及びその搬送制御方法
JP4003721B2 (ja) プリンタ
JP4839503B2 (ja) インクジェット記録装置及びインクジェット記録方法
JP2006007640A (ja) 印刷装置、印刷方法、及び、印刷システム
JP2007326184A (ja) 切断装置およびその制御方法
JP2008036929A (ja) 記録装置
JP2023157756A (ja) 印刷装置
JP2019098592A (ja) インクジェット記録装置
JP2023095539A (ja) 印刷装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD07 Notification of extinguishment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7427

Effective date: 20200811

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20210916

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20211102

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220428

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230215

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230221

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230414

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230509

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230530

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230613

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230626

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7314623

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150