JP7314609B2 - ダストカバー - Google Patents

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Description

本開示は、ステアリングシャフトとダッシュパネルとの間の隙間に配置されるダストカバーに関する。
車両のステアリングシャフトとダッシュパネルの貫通部との間の隙間にダストカバーが設けられる場合がある(例えば特許文献1参照)。特許文献1に記載されたダストカバーは、ステアリングシャフトに取り付けられる筒状の本体部と、本体部に加硫接着されるシールリップと、を備える。
特開2019-6268号公報
ところで、加硫接着工程の少なくとも一部を省略するために、ブッシュから突出する支持部材にシールリップを嵌める構造が用いられる。支持部材を介してシールリップを本体部に固定する場合に、シールリップがステアリングシャフトの外周面に、より容易に接することができるダストカバーが求められることがある。
本開示は、上記の課題に鑑みてなされたものであって、支持部材を介してシールリップを本体部に固定した場合に、シールリップがステアリングシャフトの外周面に、より容易に接することができるダストカバーを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本開示の一態様のダストカバーは、ダッシュパネルの筒状部材を貫通するステアリングシャフトの外周面に取り付けられるブッシュと、前記筒状部材と前記ブッシュとの間の隙間を塞ぐ環状のベローズと、を備え、前記ブッシュは、外周側に前記ベローズの内周縁部が固定される固定部を有し内周面が前記ステアリングシャフトの外周面と接する筒状の本体部と、前記本体部における前記ステアリングシャフトの軸方向の一端側の第1端面及び他端側の第2端面の少なくとも一方から、前記軸方向に向けて突出する支持部材と、前記支持部材に支持され、且つ前記ステアリングシャフトの前記外周面に接するシール部材と、を備え、前記支持部材の剛性が前記本体部の剛性よりも小さく、且つ前記シール部材の剛性が前記支持部材の剛性よりも小さい。
これにより、まず、支持部材の剛性が本体部の剛性よりも小さいため、支持部材が変形しやすくなり、シールリップを支持部材に組み付ける際の組付作業性が向上する。また、シールリップの剛性が支持部材の剛性よりも小さいため、ステアリングホイールの位置の調整又は走行中の振動等に伴ってステアリングシャフトが移動する際に、シールリップのステアリングシャフトの移動への追従性が向上する。以上より、シールリップがステアリングシャフトの外周面に、より容易に接することができる。なお、本体部の剛性が支持部材の剛性よりも大きいため、本体部でステアリングシャフトをより確実に保持することができる。
ダストカバーの望ましい態様として、前記支持部材の内周端は、前記本体部の前記内周面よりも外周側に配置されることが望ましい。従って、車両走行中の振動等に伴ってステアリングシャフトが移動する際に、支持部材が内周側に弾性変形した場合でも、支持部材がステアリングシャフトの外周面に当たりにくくなる。このため、異音の発生を抑制することができ、またシールリップの摩耗を抑制することができる。
ダストカバーの望ましい態様として、前記支持部材は、前記本体部における前記第1端面及び前記第2端面の双方から突出することが望ましい。これにより、支持部材を介して2つのシールリップの双方を本体部に組み付けることができるため、ダストカバーを製造するために必要な加硫接着工程の回数をより低減できる。
ダストカバーの望ましい態様として、前記本体部の前記軸方向の中央を基準として、2つの前記支持部材は対称の形状を有することが望ましい。これにより、前記軸方向の中央を基準として本体部を逆に配置した場合であっても、2つのシールリップの双方を本体部に支持部材を介して組み付けることができる。
ダストカバーの望ましい態様として、前記支持部材の厚さが、前記本体部の厚さよりも小さいことが望ましい。これにより、支持部材の剛性を本体部の剛性よりも小さくする設定を容易に行うことができる。
ダストカバーの望ましい態様として、前記支持部材は、前記シール部材が嵌まる凹溝を外周面に備えることが望ましい。これにより、シールリップを支持部材により確実に嵌めることができ、シールリップが支持部材から外れにくくなる。
ダストカバーの望ましい態様として、前記支持部材は、前記凹溝よりも前記軸方向の先端側に鉤部を備えることが望ましい。これにより、シールリップが支持部材から外れにくくなる。
ダストカバーの望ましい態様として、前記支持部材は、前記本体部から遠い方の端部が前記本体部に近い方の端部に対して前記ステアリングシャフトの径方向で内側に位置するように傾斜するテーパ面を備えることが望ましい。これにより、テーパ面がガイドになるので支持部材にシール部材を嵌めやすくなる。
ダストカバーの望ましい態様として、前記支持部材は、前記本体部と一体であることが望ましい。これにより、本体部と同時に支持部材を一体成形することができるため、製造工数がより低減できる。
本開示によれば、支持部材を介してシールリップを本体部に固定した場合に、シールリップがステアリングシャフトの外周面により確実に接することができるダストカバーを提供することができる。
図1は、実施形態のステアリング装置の模式図である。 図2は、実施形態のステアリング装置の斜視図である。 図3は、車両に取り付けられたダストカバーの断面図である。 図4は、実施形態のダストカバーの正面図である。 図5は、図4におけるA-A断面図である。 図6は、ベローズの断面図である。 図7は、実施形態のブッシュの断面図である。 図8は、図7の一部を拡大した断面図である。 図9は、図7におけるB-B断面図である。 図10は、図7を分解した断面図である。 図11は、図10の一部を拡大した断面図である。 図12は、第1変形例のブッシュの断面図である。 図13は、図12のブッシュの本体部の断面図である。 図14は、図12のブッシュからシール部材を取り外した状態を示す断面図である。 図15は、第2変形例のブッシュの断面図である。
以下、本発明につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、下記の発明を実施するための形態(以下、実施形態という)により本発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のもの、いわゆる均等の範囲のものが含まれる。さらに、下記実施形態で開示した構成要素は適宜組み合わせることが可能である。なお、各図において車室側をINと表示し、エンジンルーム側をOUTと表示する。
[実施形態]
まず、本発明の実施形態を説明する。図1は、実施形態のステアリング装置の模式図である。図2は、実施形態のステアリング装置の斜視図である。
図1に示すように、ステアリング装置80は、ステアリングホイール81と、第1ステアリングシャフト82と、操舵力アシスト機構83と、第1ユニバーサルジョイント84と、第2ステアリングシャフト85と、第2ユニバーサルジョイント86と、を備え、第3ステアリングシャフト87に接合されている。以下の説明においては、ステアリング装置80が搭載された車両における前方は単に前方と記載され、車両における後方は単に後方と記載される。
図1に示すように、第1ステアリングシャフト82は、入力軸82aと、出力軸82bとを備える。入力軸82aの一方の端部がステアリングホイール81に連結され、入力軸82aの他方の端部が出力軸82bに連結される。また、出力軸82bの一方の端部が入力軸82aに連結され、出力軸82bの他方の端部が第1ユニバーサルジョイント84に連結される。
図1に示すように、第2ステアリングシャフト85は、第1ユニバーサルジョイント84と第2ユニバーサルジョイント86とを連結している。第2ステアリングシャフト85の一方の端部が第1ユニバーサルジョイント84に連結され、他方の端部が第2ユニバーサルジョイント86に連結される。第3ステアリングシャフト87の一方の端部が第2ユニバーサルジョイント86に連結され、第3ステアリングシャフト87の他方の端部がステアリングギヤ88に連結される。図2に示すように、第2ステアリングシャフト85は、ダッシュパネル10を貫通している。ダッシュパネル10は、車室とエンジンルームとを隔てる仕切り板である。
図1に示すように、ステアリングギヤ88は、ピニオン88aと、ラック88bとを備える。ピニオン88aは、第3ステアリングシャフト87に連結される。ラック88bは、ピニオン88aに噛み合う。ステアリングギヤ88は、ピニオン88aに伝達された回転運動をラック88bで直進運動に変換する。ラック88bは、タイロッド89に連結される。ラック88bが移動することで車輪の角度が変化する。
図1に示すように、操舵力アシスト機構83は、減速装置92と、電動モータ93とを備える。減速装置92は、例えばウォーム減速装置である。電動モータ93で生じたトルクは、減速装置92の内部のウォームを介してウォームホイールに伝達され、ウォームホイールを回転させる。減速装置92は、ウォーム及びウォームホイールによって、電動モータ93で生じたトルクを増加させる。そして、減速装置92は、出力軸82bに補助操舵トルクを与える。すなわち、ステアリング装置80はコラムアシスト方式である。
図1に示すように、ステアリング装置80は、ECU(Electronic Control Unit)90と、トルクセンサ94と、車速センサ95と、を備える。電動モータ93、トルクセンサ94及び車速センサ95は、ECU90と電気的に接続される。トルクセンサ94は、入力軸82aに伝達された操舵トルクをCAN(Controller Area Network)通信によりECU90に出力する。車速センサ95は、ステアリング装置80が搭載される車体の走行速度(車速)を検出する。車速センサ95は、車体に備えられ、車速をCAN通信によりECU90に出力する。
ECU90は、電動モータ93の動作を制御する。ECU90は、トルクセンサ94及び車速センサ95のそれぞれから信号を取得する。ECU90には、イグニッションスイッチ98がオンの状態で、電源装置99(例えば車載のバッテリ)から電力が供給される。ECU90は、操舵トルク及び車速に基づいて補助操舵指令値を算出する。ECU90は、補助操舵指令値に基づいて電動モータ93へ供給する電力値を調節する。ECU90は、電動モータ93から誘起電圧の情報又は電動モータ93に設けられたレゾルバ等から出力される情報を取得する。ECU90が電動モータ93を制御することで、ステアリングホイール81の操作に要する力が小さくなる。
図3は、車両に取り付けられたダストカバーの断面図である。図4は、実施形態のダストカバーの正面図である。図5は、図4におけるA-A断面図である。図6は、ベローズの断面図である。図7は、実施形態のブッシュの断面図である。図8は、図7の一部を拡大した断面図である。図9は、図7におけるB-B断面図である。図10は、図7を分解した断面図である。図11は、図10の一部を拡大した断面図である。
以下の説明において、第2ステアリングシャフト85の回転軸Zに沿う方向は軸方向と記載され、軸方向に対する直交方向は径方向と記載され、回転軸Zを中心とした円に沿う方向は周方向と記載される。
図3に示すように、ダッシュパネル10は、筒状部材101を備える。筒状部材101の内周面は、第2ステアリングシャフト85の外周面85aと対向する。第2ステアリングシャフト85は、ステアリングホイール81の位置の調整又は走行中の振動等に伴って移動することがある。このため、筒状部材101の内周面と第2ステアリングシャフト85の外周面85aとの間には環状の隙間が設けられている。この隙間を塞ぐために、ステアリング装置80は、ダストカバー1を備える。
ダストカバー1は、筒状部材101の内周面に嵌められている。筒状部材101の外周面に取り付けられたバンド100によって、ダストカバー1が筒状部材101に固定されている。筒状部材101は、バンド100で締め付けられることで変形する。例えば、筒状部材101は金属で形成されている。筒状部材101が金属である場合、筒状部材101は図3に示すように軸方向に沿ったスリット102を有することが好ましい。筒状部材101がスリット102を有することで、筒状部材101がバンド100で締め付けられた時に容易に変形する。
図5に示すように、ダストカバー1は、ベローズ2と、ブッシュ5と、取付部材6と、を備える。ベローズ2、ブッシュ5、及び取付部材6は、それぞれ環状に形成されている。ベローズ2は、例えばゴムで形成されている。図5に示すように、ベローズ2は、内周縁部20と、第1嵌合部22と、第1可撓部21と、第2嵌合部26と、第2可撓部25と、を備える。
図5に示すように、内周縁部20は、ベローズ2のうちの径方向内側の端部に位置している。内周縁部20は、ブッシュ5の固定部54に嵌合して固定される。図6に示すように、凸部201は、内周縁部20の内周面に設けられている。例えば、4つの凸部201が周方向に等間隔で並んでいる。
取付部材6は、ベローズ2を図3に示す筒状部材101に押し付ける部材である。取付部材6は、例えばアルミニウム合金で形成される。取付部材6は、合成樹脂で形成されていてもよい。図5に示すように、取付部材6は、本体部61と、フランジ部62と、を備える。本体部61は、円筒状であって、外周面に環状の第1溝611を備える。第1溝611には、ベローズ2の第1嵌合部22が嵌まる。フランジ部62は、本体部61から径方向外側に向かって突出する。フランジ部62が筒状部材101に接することで、取付部材6が位置決めされる。
図5に示すように、第1可撓部21は、内周縁部20と第1嵌合部22とを連結している。回転軸Zを含む断面において、第1可撓部21はエンジンルーム側に凸の略U字状である。第2嵌合部26は、取付部材6に嵌まる。第2可撓部25は、内周縁部20と第2嵌合部26とを連結している。回転軸Zを含む断面において、第2可撓部25はエンジンルーム側に凸の略U字状である。第1可撓部21及び第2可撓部25は、内周縁部20により連結されている。フランジ部62と第1嵌合部22との間の隙間には、第2嵌合部26が嵌まる。第2可撓部25の一部は、第1嵌合部22と筒状部材101とに挟まれている。また、第1可撓部21の一部は、第2可撓部25と取付部材6とに挟まれている。
ブッシュ5は、第2ステアリングシャフト85を回転可能に支持する軸受である。ブッシュ5は、ナイロン等の合成樹脂で形成されている。以下、図7、図8、図10及び図11を参照して、ブッシュ5の構造を詳細に説明する。
ブッシュ5は、本体部55と、支持部材70,71と、シールリップ11,12(シール部材)と、を備える。本体部55、支持部材70,71、シールリップ11,12(シール部材)は、第2ステアリングシャフト85の回転軸Zの軸回りの周方向に沿って円環状に延びる。支持部材70,71は、本体部55と一体である。図7に示すように、支持部材70と支持部材71とは、本体部55の軸方向の中央CLを基準として左右対称の形状を有する。シールリップ11とシールリップ12とは、本体部55の軸方向の中央CLを基準として左右対称の形状を有する。支持部材70と支持部材71とは、同一の材質を有する。シールリップ11とシールリップ12とは、同一の材質を有する。従って、車室側の支持部材71及びシールリップ12について詳細に説明し、エンジンルーム側の支持部材70及びシールリップ11の説明は簡略化する。
本体部55は、基部50と、外側フランジ51と、内側フランジ52と、複数の潤滑剤溝59と、を備える。
基部50は、第2ステアリングシャフト85の回転軸Zの軸回りの周方向に沿って円筒状に延びる。外側フランジ51は、基部50のエンジンルーム側の端部から径方向外側に突出している。内側フランジ52は、基部50の車室側の端部から径方向外側に突出している。固定部54は、本体部55の外周側に設けられる。即ち、基部50、外側フランジ51及び内側フランジ52で固定部54が形成される。固定部54には、ベローズ2の内周縁部20が嵌まる。潤滑剤溝59は、基部50の内周面に設けられた溝であって、例えば軸方向に沿っている。潤滑剤溝59は、ブッシュ5の軸方向の全長に亘っている。例えば複数の潤滑剤溝59が周方向で等間隔に配置されている。潤滑剤溝59には、潤滑剤としてのグリースが充填されている。これにより、ブッシュ5の本体部55の内周面53と第2ステアリングシャフト85の外周面85aとの間の摩擦が低減される。
支持部材71は、本体部55における車室側の第1端面55aから車室側に向けて突出している。即ち、本体部55の第1端面55aから、軸方向であって本体部55から離れる方向(図7、図8、図10及び図11での右方向)に支持部材71が突出している。図11に示すように、支持部材71は、ベース部72と、鉤部73と、を有する。ベース部72は、第1端面55aから車室側に向けて突出している。鉤部73は、ベース部72から車室側に向けて突出している。鉤部73の最大外径は、ベース部72の外径よりも大きい。鉤部73は、車室側に向かうに従って先細りする。例えば、鉤部73は、回転軸Zを含む断面において三角形の形状を有する。鉤部73は、テーパ面73aを備える。テーパ面73aは、車室側の端部がベース部72側の端部に対して径方向内側に位置するように傾斜している。鉤部73とベース部72と第1端面55aとによって、支持部材71の外周面に凹溝72aが設けられる。図8に示すように、支持部材71の内周端74は、本体部55の内周面53よりも、距離D1だけ外周側に配置される。支持部材71のベース部72の厚さT2は、本体部55の基部50の厚さT1よりも小さい。
図6に示す内周縁部20の内径D20は、図9に示す基部50の外径D50よりも小さい。内周縁部20が基部50に取り付けられると、内周縁部20が径方向に変形する。このため、内周縁部20がブッシュ5に密着し、内周縁部20とブッシュ5との間の隙間が密封される。
図9に示すように、基部50は、外周面に凹部501を備える。例えば、凹部501の数は4つである。4つの凹部501が周方向に等間隔に配置されている。図6に示す凸部201が、凹部501に嵌まる。これにより、内周縁部20が基部50に対して回転しなくなる。従って、ベローズ2及びブッシュ5の相対的な回転が規制される。
シールリップ12は、第2ステアリングシャフト85及びブッシュ5の間の隙間と車室とを隔てるシール部材(密封部材)である。シールリップ12は、ニトリルゴム(NBR)等のゴムである。図7、図8、図10及び図11に示すように、シールリップ12は、ブッシュ5の第1端面55aから車室側に突出している。
図11に示すように、シールリップ12は、嵌合部121と、先端部122と、を備える。嵌合部121は、周方向に沿って延びる。回転軸Zを含む断面において、嵌合部121は矩形状の形状を有する。先端部122は、車室側に向かうに従って先細りする。先端部122が弾性変形した状態で、端縁123は第2ステアリングシャフト85の外周面85aに接する。シールリップ12の内周側には、内周側凹溝124が設けられる。回転軸Zを含む断面において、内周側凹溝124はV字状である。支持部材71の凹溝72aには、シールリップ12の嵌合部121が嵌められる。これによって、シールリップ12が支持部材71に支持される。
なお、凹溝72aに嵌合部121が嵌められた状態では、内周側凹溝124に支持部材71の鉤部73が嵌められる。第2ステアリングシャフト85の外周面85aに接する前におけるシールリップ12の最小内径は、第2ステアリングシャフト85の外径より小さい。このため、シールリップ12が第2ステアリングシャフト85の外周面85aに接すると、シールリップ12が変形する。シールリップ12の弾性により、シールリップ12と第2ステアリングシャフト85の外周面85aとの間の隙間が生じにくくなっている。このため、シールリップ12は、ブッシュ5の内側から車室へのグリースの漏洩を防ぐことができる。また、シールリップ12は、エンジンルームで生じる音の車室への漏洩を抑制することができる。
ここで、前述したように、支持部材71のベース部72の厚さT2は、本体部55の基部50の厚さT1よりも小さい。本体部55と支持部材71とは一体で同一の材質(即ち、同一の合成樹脂)で形成される。このため、支持部材71の剛性は本体部55の剛性よりも小さい。また、支持部材71の材質は合成樹脂であり、シールリップ12の材質はゴムであるため、シールリップ12の剛性は支持部材71の剛性よりも小さい。以上より、剛性の大きさについては、大きい順に本体部55、支持部材71、シールリップ12である。剛性は、より具体的には曲げ剛性であって、径方向の力が加わった場合の変形しにくさを意味する。
なお、図7に示すように、支持部材70は、本体部55の軸方向の中央CLを基準として、支持部材71と左右対称の形状を有する。即ち、支持部材70はベース部と鉤部とを有する。ベース部は、本体部55におけるエンジンルーム側の第2端面55bからエンジンルーム側に向けて突出している。つまり、本体部55の第2端面55bから、軸方向であって本体部55から離れる方向(図7及び図10での左方向)に支持部材70が突出している。鉤部とベース部と第2端面55bとによって、支持部材70の外周面に凹溝が設けられる。支持部材70の内周端は、本体部55の内周面53よりも、距離D1だけ外周側に配置される。
また、支持部材70のベース部の厚さは、本体部55の基部50の厚さT1よりも小さい。また、シールリップ11は、本体部55の軸方向の中央CLを基準として、シールリップ12と左右対称の形状を有する。シールリップ11の材質もシールリップ12と同一である。さらに、支持部材70の内周端は、本体部55の内周面53よりも、距離D1だけ外周側に配置される。また、支持部材70のベース部の厚さは、本体部55の基部50の厚さT1よりも小さい。剛性の大きさについては、大きい順に本体部55、支持部材71、シールリップ12である。
次に、ブッシュ5の組付手順を簡単に説明する。まず、支持部材71に車室側からシールリップ12を組み付ける。その際、図11に示すシールリップ12の嵌合部121の内周端がテーパ面73aの上を滑ると、支持部材71が内周側に向けて弾性変形する。この弾性変形により、凹溝72aに嵌合部121が嵌められ、内周側凹溝124に支持部材71の鉤部73が嵌められる。また、支持部材70にエンジンルーム側からシールリップ11を組み付ける手順もシールリップ12の組付けと同様である。
以上説明したように、実施形態に係るダストカバー1は、ブッシュ5とベローズ2とを備える。ブッシュ5は、筒状の本体部55と、本体部55における第1端面55a及び第2端面55bから、軸方向であって本体部55から離れる方向に向けて突出する支持部材70,71と、支持部材70,71に支持され、且つ第2ステアリングシャフト85の外周面85aに接するシールリップ11,12(シール部材)と、を備える。支持部材70,71の剛性が本体部55の剛性よりも小さく、且つシールリップ11,12の剛性が支持部材70,71の剛性よりも小さい。
まず、支持部材70,71の剛性が本体部55の剛性よりも小さいため、支持部材70,71が弾性変形しやすくなり、シールリップ11,12を支持部材70,71に組み付ける際の組付作業性が向上する。また、シールリップ11,12の剛性が支持部材70,71の剛性よりも小さいため、ステアリングホイールの位置の調整又は走行中の振動等に伴って第2ステアリングシャフト85が移動する際に、シールリップ11,12の第2ステアリングシャフト85への追従性が向上する。以上より、シールリップ11,12が第2ステアリングシャフト85の外周面85aに、より容易に接することができる。なお、本体部55の剛性が支持部材70,71の剛性よりも大きいため、本体部55で第2ステアリングシャフト85をより確実に保持することができる。
支持部材70,71の内周端74は、本体部55の内周面53よりも外周側に配置される。従って、車両走行中の振動等に伴って第2ステアリングシャフト85が移動する際に、支持部材70,71が内周側に弾性変形した場合でも、支持部材70,71が第2ステアリングシャフト85の外周面85aに当たりにくくなる。このため、異音の発生を抑制することができる。また、シールリップ11,12の摩耗を抑制することができる。
支持部材70,71は、本体部55における第1端面55a及び第2端面55bの双方から軸方向に突出する。これにより、2つのシールリップ11,12の双方が支持部材70,71を介して本体部55に組み付けることができる。このため、ダストカバー1を製造するために必要な加硫接着工程の回数をより低減できる。
本体部55の軸方向の中央CLを基準として、2つの支持部材70,71は左右対称の形状を有する。これにより、本体部55を左右逆に配置した場合であっても、支持部材70にシールリップ12を組み付けることができ、支持部材71にシールリップ11を組み付けることができる。
支持部材70,71の厚さT2が、本体部55の厚さT1よりも小さい。これにより、支持部材70,71の剛性を本体部55の剛性よりも容易に小さくできる。
支持部材70,71は、シールリップ11,12が嵌まる凹溝72aを外周面に備える。これにより、シールリップ11,12が支持部材70,71から外れにくくなる。
支持部材70,71は、シールリップ11,12を支持する鉤部73を備える。これにより、支持部材70,71にシールリップ11,12を、より確実に嵌めることができ、シールリップ11,12が支持部材70,71から更に外れにくくなる。
鉤部73は、テーパ面73aを備える。テーパ面73aは、車室側の端部がベース部72側の端部に対して径方向内側に位置するように傾斜している。従って、テーパ面73aがガイドになるので支持部材70,71にシールリップ11,12を嵌めやすくなる。
支持部材70,71は、本体部55と一体である。これにより、本体部55と同時に支持部材70,71を一体成形することができるため、製造工数をより低減することができる。
[第1変形例]
次いで、第1変形例について説明するが、前述した実施形態と同一構造の部位には同一符号を付けて説明を省略する。図12は、第1変形例のブッシュの断面図である。図13は、図12のブッシュの本体部の断面図である。図14は、図12のブッシュからシールリップを取り外した状態を示す断面図である。第1変形例においては、前述した実施形態に対して、エンジンルーム側のシールリップを加硫接着したことが相違点である。以下、当該相違点を中心に詳細に説明する。
第1変形例のブッシュ5Aは、本体部55Aと、支持部材71と、シールリップ11A,12(シール部材)と、を備える。本体部55A、支持部材71、シールリップ11A,12(シール部材)は、第2ステアリングシャフト85の周方向に沿って円環状に延びる。本体部55Aは、基部50と、外側フランジ51と、内側フランジ52と、複数の潤滑剤溝59と、を備える。
シールリップ11Aは、第2ステアリングシャフト85及びブッシュ5Aの間の隙間とエンジンルームとを隔てるシール部材(密封部材)である。シールリップ11Aは、例えばニトリルゴム(NBR)であり、加硫接着により本体部55Aと一体となっている。図12及び図14に示すように、シールリップ11Aは、本体部55Aの第2端面55bからエンジンルーム側に突出している。シールリップ11Aは、ベース部11Aaと、先端部11Abと、を備える。ベース部11Aaは、第2端面55bからエンジンルーム側に突出している。先端部11Abはベース部11Aaからエンジンルーム側に突出している。先端部11Abの外周面11Acは、エンジンルーム側に向かうに従って内周側に近づく傾斜面である。先端部11Abの内周面11Adは、エンジンルーム側に向かうに従って内周側に近づく傾斜面である。先端部11Abの端縁11Aeは、第2ステアリングシャフト85の外周面85aに接する。先端部11Abは、回転軸Zを含む断面において、三角形の形状を有する。第2ステアリングシャフト85の外周面85a(図8参照)に接する前におけるシールリップ11Aの最小内径は、第2ステアリングシャフト85の外径より小さい。このため、シールリップ11Aが第2ステアリングシャフト85に接すると、シールリップ11Aが変形する。シールリップ11Aの弾性により、シールリップ11Aと第2ステアリングシャフト85との間の隙間が生じにくくなっている。
次に、ブッシュ5Aの組付手順を簡単に説明する。まず、図13に示す本体部55Aに対して、図14で示すように、本体部55Aの第2端面55bにエンジンルーム側(図14での左側)からシールリップ11Aを加硫接着する。加硫接着は、例えばインサート成形によって接着させる工法である。具体的には、本体部55Aの第2端面55bに接着剤を塗布しシールリップ11Aを接着させた後で乾燥させることで加硫接着させる。また、支持部材71に、車室側(図14での右側)からシールリップ12を組み付ける。シールリップ12の組付けにおいては、前述した実施形態と同様に、図11に示す凹溝72aに嵌合部121が嵌められ、内周側凹溝124に支持部材71の鉤部73が嵌められる。
第1変形例では、本体部55Aの第2端面55bにシールリップ11Aが加硫接着され、第1端面55aにシールリップ12が支持部材71を介して固定される。このように、エンジンルーム側をより接着力が高い加硫接着とし、車室側を組付作業が容易な支持部材71を介する固定としてもよい。
[第2変形例]
次いで、第2変形例について説明するが、前述した実施形態及び第1変形例と同一構造の部位には同一符号を付けて説明を省略する。図15は、第2変形例のブッシュの断面図である。第2変形例においては、前述した実施形態に対して、エンジンルーム側のシールリップが車室側のシールリップよりも厚さが厚いことが相違点である。以下、当該相違点を中心に詳細に説明する。
第2変形例のブッシュ5Bは、本体部55Bと、支持部材70,71と、シールリップ11B,12(シール部材)と、を備える。本体部55B、支持部材70,71、シールリップ11B,12(シール部材)は、周方向に沿って円環状に延びる。本体部55Bは、基部50と、外側フランジ51と、内側フランジ52と、複数の潤滑剤溝59と、を備える。
シールリップ11Bは、第2ステアリングシャフト85及びブッシュ5Bの間の隙間とエンジンルームとを隔てるシール部材(密封部材)である。シールリップ11Bは、例えばニトリルゴム(NBR)であり、支持部材70に支持されている。シールリップ11Bは、実施形態に係るシールリップ11よりも径方向の厚さが大きい。即ち、シールリップ11Bの外周端がシールリップ11の外周端よりも外周側に配置され、シールリップ11Bの内周端はシールリップ11の内周端と径方向で同一の位置に配置される。
シールリップ11Bは、嵌合部11Baと、先端部11Bbと、を備える。嵌合部11Baは、径方向内側に突出し、周方向に沿って延びる。回転軸Zを含む断面において、嵌合部11Baは矩形状の形状を有する。嵌合部11Baは、支持部材70の外周面の凹溝(図11参照)に嵌まる。先端部11Bbは、エンジンルーム側に向かうに従って先細りする。即ち、先端部11Bbにおける外周面11Bc及び内周面11Bdはエンジンルーム側に近づくに従って径方向内側に向けて傾斜する。端縁11Beは、弾性変形した状態で、第2ステアリングシャフト85の外周面85aに接する。シールリップ11Bの軸方向の端縁11Beは、実施形態に係るシールリップ11の端縁よりもエンジンルーム側に配置される。
第2変形例において、シールリップ11Bは、実施形態のシールリップ11よりも、径方向の厚さが大きく、且つ軸方向の長さが長い。このように、大型のシールリップ11Bであっても、支持部材70で支持することが可能である。
1 ダストカバー
2 ベローズ
5,5A,5B ブッシュ
10 ダッシュパネル
11,11B,12 シールリップ(シール部材)
54 固定部
55,55A,55B 本体部
70,71 支持部材
72a 凹溝
73 鉤部
73a テーパ面
85 第2ステアリングシャフト(ステアリングシャフト)
101 筒状部材

Claims (8)

  1. ダッシュパネルの筒状部材を貫通するステアリングシャフトの外周面に取り付けられるブッシュと、
    前記筒状部材と前記ブッシュとの間の隙間を塞ぐ環状のベローズと、
    を備え、
    前記ブッシュは、
    外周側に前記ベローズの内周縁部が固定される固定部を有し内周面が前記ステアリングシャフトの外周面と接する筒状の本体部と、
    前記本体部における前記ステアリングシャフトの軸方向の一端側の第1端面及び他端側の第2端面の少なくとも一方から、前記軸方向に向けて突出する支持部材と、
    前記支持部材に支持され、且つ前記ステアリングシャフトの前記外周面に接するシール部材と、
    を備え、
    前記支持部材の剛性が前記本体部の剛性よりも小さく、且つ前記シール部材の剛性が前記支持部材の剛性よりも小さ
    前記支持部材の内周端は、前記本体部の前記内周面よりも外周側に配置され、
    前記支持部材の内周端と前記ステアリングシャフトの前記外周面との間には、空間が設けられる、
    ダストカバー。
  2. 前記支持部材は、前記本体部における前記第1端面及び前記第2端面の双方から突出する、
    請求項に記載のダストカバー。
  3. 前記本体部の前記軸方向の中央を基準として、2つの前記支持部材は、対称の形状を有する、
    請求項に記載のダストカバー。
  4. 前記支持部材の厚さが、前記本体部の厚さよりも小さい、
    請求項1からのいずれか1項に記載のダストカバー。
  5. 前記支持部材は、前記シール部材が嵌まる凹溝を外周面に備える、
    請求項1からのいずれか1項に記載のダストカバー。
  6. 前記支持部材は、前記凹溝よりも前記軸方向の先端側に鉤部を備える、
    請求項に記載のダストカバー。
  7. 前記支持部材は、前記本体部から遠い方の端部が前記本体部に近い方の端部に対して前記ステアリングシャフトの径方向で内側に位置するように傾斜するテーパ面を備える、
    請求項に記載のダストカバー。
  8. 前記支持部材は、前記本体部と一体である、
    請求項1からのいずれか1項に記載のダストカバー。
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