JP2019166874A - 中間シャフト - Google Patents

中間シャフト Download PDF

Info

Publication number
JP2019166874A
JP2019166874A JP2018054324A JP2018054324A JP2019166874A JP 2019166874 A JP2019166874 A JP 2019166874A JP 2018054324 A JP2018054324 A JP 2018054324A JP 2018054324 A JP2018054324 A JP 2018054324A JP 2019166874 A JP2019166874 A JP 2019166874A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tube
shaft
intermediate shaft
dust cover
cylindrical
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2018054324A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6973222B2 (ja
Inventor
誠一 森山
Seiichi Moriyama
誠一 森山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NSK Ltd
Original Assignee
NSK Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NSK Ltd filed Critical NSK Ltd
Priority to JP2018054324A priority Critical patent/JP6973222B2/ja
Publication of JP2019166874A publication Critical patent/JP2019166874A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6973222B2 publication Critical patent/JP6973222B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Steering Controls (AREA)

Abstract

【課題】本発明は、部品コスト、組み立てコストと重量を嵩むことがなく、車両組み付けまでの間、チューブからのダストカバーの抜止め防止とシャフトの抜止め防止の構成要素を少なくてよりシンプルに実現する中間シャフトを提供する。【解決手段】車両のダッシュパネルに設けられた通孔を挿通する状態で配置されるダストカバー付きの中間シャフト85は、雄溝24を外周に有する円柱状の軸部2と、軸部2の雄溝24を外嵌する雌溝12を内周に有する円筒状のチューブ1と、チューブ1に外嵌し、中間シャフト85の外周面と通孔の内周面との隙間を塞ぐための環状のダストカバー3と、を有し、チューブ1の軸方向の片側端部には、ダストカバー3がチューブ1から抜け出ることを防止する第一突起部13と、軸部2がチューブ1から抜け出ることを防止する第二突起部14とを備えている。【選択図】図4

Description

本発明は、車両ステアリングのダストカバー抜け止めの中間シャフトに関する。
従来技術として、ダッシュパネルを貫通して配置(車室内外に亘り配置)される車両ステアリング用中間シャフトにおいて、ダッシュパネルの穴をふさぐための構成部品であるダストカバーを車両に組み付ける際に中間シャフトに対するダストカバーを軸方向位置の調節のため軸方向の摺動を可能とされている。
このため、車両に組み付ける間、中間シャフトのチューブ側からシャフト側へ抜け出し(脱落)を防止する中間シャフトがある。
例えば、特許文献1は、中間シャフトの中間部外周に組付けた筒状のダストシールカバーが車両に組付けられるコラムホールカバーの環状シール部に嵌合されるようにしたステアリング装置において、ダストシールカバーの外筒の一部を外側に突出させた係止部が開示されている。
また、特許文献2は、インナシャフトに外嵌したダストカバーの軸方向の移動を、ストッパリングの円周方向1箇所に存在するねじ孔に螺合されたねじの先端部とストッパリングのうちねじ孔に対して径方向反対側に位置する部分との間でインナシャフトが挟持される態様のねじ止めによって、インナシャフトに対するストッパリングが開示されている。
特開平08−156807号公報 特開2017−75649号公報
しかしながら、上記の従来技術のダストカバー付きの中間シャフトでは、ダストカバーの脱落を防止するためのストッパリングといった補助部品と、シャフトがチューブからが抜け出るのを防止する抜止め部と、を別々に設けることになり、部品コスト、組み立てコストと重量も嵩む問題がある。
そこで、本発明は、上述の様な事情に鑑み、部品コスト、組み立てコストと重量を嵩むことがなく、車両組み付けまでの間、チューブからのダストカバーの抜止め防止とシャフトの抜止め防止の構成要素を少なくてよりシンプルに実現する中間シャフトを提供するものである。
この発明の第1の中間シャフトは、車両のダッシュパネルに設けられた通孔を挿通する状態で配置されるダストカバー付きの中間シャフトであって、前記中間シャフトは、雄溝を外周に有する円柱状の軸部と、前記軸部の雄溝に外嵌する雌溝を内周に有する円筒状のチューブと、前記チューブに外嵌し、前記中間シャフトの外周面と前記通孔の内周面との隙間を塞ぐための環状のダストカバーと、を有し、前記チューブの軸方向の片側端部には、前記ダストカバーが前記チューブから抜け出ることを防止する第一突起部と、前記軸部が前記チューブから抜け出ることを防止する第二突起部と、を備えている。
第2の発明の中間シャフトは第1の発明において、前記第一突起部は、前記チューブの外径側の一部に少なくとも一つが一体的に設けられ、前記第二突起部は、前記チューブの内径側の一部に少なくとも一つが一体的に設けられている。
第3の発明の中間シャフトは第1の発明又は第2発明において、前記第一突起部及び前記第二突起部は、前記チューブの軸方向の片側端部の同じ位置に一体的に設けられている。
第4の発明の中間シャフトは第1の発明から第3の発明のいずれかにおいて、前記軸部と前記チューブは、スプライン嵌合である。
第5の発明の中間シャフトは第1の発明から第3の発明のいずれかにおいて、前記軸部と前記チューブは、セレーション嵌合である。
第6の発明の中間シャフトは第1の発明から第5の発明のいずれかにおいて、前記チューブの円筒部内周面と前記軸部の円筒部外周面との間に転動体を介在させる。
本発明の中間シャフトによれば、部品コスト、組み立てコストと重量を嵩むことがなく、車両組み付けまでの間、チューブからのダストカバーの抜止め防止とシャフトの抜止め防止の構成要素を少なくてよりシンプルに実現する中間シャフトを提供し得る。
本実施形態のステアリング装置の模式図である。 本実施形態のステアリング装置の斜視図である。 本実施形態の中間シャフトの斜視図である。 (a)は、図3のA−A線からみた断面図で、(b)は、B−B線からみた断面図である。 本実施形態の中間シャフトの要部の部分拡大断面図である。 本実施形態のダストカバーが中間シャフトに組み付けられた部分断面図である。
以下、本発明につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、下記の発明を実施するための形態(以下、実施形態という)により本発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のもの、いわゆる均等の範囲のものが含まれる。さらに、下記実施形態で開示した構成要素は適宜組み合わせることが可能である。
(実施形態)
図1は、本実施形態のステアリング装置の模式図である。図2は、本実施形態のステアリング装置の斜視図である。図1に示すように、ステアリング装置80は、ステアリングホイール81と、第1ステアリングシャフト82と、操舵力アシスト機構83と、第1ユニバーサルジョイント84と、第2ステアリングシャフト85と、第2ユニバーサルジョイント86と、を備え、第3ステアリングシャフト87に接合されている。以下の説明においては、ステアリング装置80が搭載された車両における前方は単に前方と記載され、車両における後方は単に後方と記載される。
図1に示すように、第1ステアリングシャフト82は、入力軸82aと、出力軸82bとを備える。入力軸82aの一方の端部がステアリングホイール81に連結され、入力軸82aの他方の端部が出力軸82bに連結される。また、出力軸82bの一方の端部が入力軸82aに連結され、出力軸82bの他方の端部が第1ユニバーサルジョイント84に連結される。
図1に示すように、第2ステアリングシャフト85は、第1ユニバーサルジョイント84と第2ユニバーサルジョイント86とを連結している。第2ステアリングシャフト85の一方の端部が第1ユニバーサルジョイント84に連結され、他方の端部が第2ユニバーサルジョイント86に連結される。第3ステアリングシャフト87の一方の端部が第2ユニバーサルジョイント86に連結され、第3ステアリングシャフト87の他方の端部がステアリングギヤ88に連結される。図2に示すように、第2ステアリングシャフト85は、ダッシュパネル10を貫通している。ダッシュパネル10は、車室とエンジンルームと
を隔てる仕切り板である。
図1に示すように、ステアリングギヤ88は、ピニオン88aと、ラック88bとを備える。ピニオン88aは、第3ステアリングシャフト87に連結される。ラック88bは、ピニオン88aに噛み合う。ステアリングギヤ88は、ピニオン88aに伝達された回転運動をラック88bで直進運動に変換する。ラック88bは、タイロッド89に連結される。ラック88bが移動することで車輪の角度が変化する。
図1に示すように、操舵力アシスト機構83は、減速装置92と、電動モータ93とを備える。減速装置92は、例えばウォーム減速装置である。電動モータ93で生じたトルクは、減速装置92の内部のウォームを介してウォームホイールに伝達され、ウォームホイールを回転させる。減速装置92は、ウォーム及びウォームホイールによって、電動モータ93で生じたトルクを増加させる。そして、減速装置92は、出力軸82bに補助操舵トルクを与える。すなわち、ステアリング装置80はコラムアシスト方式である。
図1に示すように、ステアリング装置80は、ECU(Electronic Control Unit)90と、トルクセンサ94と、車速センサ95と、を備える。電動モータ93、トルクセンサ94及び車速センサ95は、ECU90と電気的に接続される。トルクセンサ94は、入力軸82aに伝達された操舵トルクをCAN(Controller Area Network)通信によりECU90に出力する。車速センサ95は、ステアリング装置80が搭載される車体の走行速度(車速)を検出する。車速センサ95は、車体に備えられ、車速をCAN通信によりECU90に出力する。
ECU90は、電動モータ93の動作を制御する。ECU90は、トルクセンサ94及び車速センサ95のそれぞれから信号を取得する。ECU90には、イグニッションスイッチ98がオンの状態で、電源装置99(例えば車載のバッテリ)から電力が供給される。ECU90は、操舵トルク及び車速に基づいて補助操舵指令値を算出する。ECU90は、補助操舵指令値に基づいて電動モータ93へ供給する電力値を調節する。ECU90は、電動モータ93から誘起電圧の情報又は電動モータ93に設けられたレゾルバ等から出力される情報を取得する。ECU90が電動モータ93を制御することで、ステアリングホイール81の操作に要する力が小さくなる。
図3は、本実施形態の第2ステアリングシャフト(以下の説明では「中間シャフト」という。)85の斜視図である。この中間シャフト85は、車両のダッシュパネル10に設けられた通孔を挿通する状態で配置されるダストカバー付きの中間シャフト85であって、中間シャフト85の外周面85aと通孔の内周面との隙間を塞ぐための環状のダストカバー3を備えている。
中間シャフト85には、自動車が走行する際に発生する軸方向の変位を吸収して、ステアリングホイール上にその変位や振動を伝えないといった性能が要求される。
このために、図4(b)に示すように、本実施形態における中間シャフト85は、雄溝24を外周に有する円柱状の軸部2と、軸部2の雄溝24を外嵌する雌溝12を内周に有する円筒状のチューブ1と、チューブ1に外嵌し、中間シャフト85の外周面と通孔の内周面との隙間を塞ぐための環状のダストカバー3と、を有している。
この雌溝12と雄溝24とは、スプライン嵌合又はセレーション嵌合である。以下の説明においては、スプライン嵌合の態様で説明をする。
軸部2は、鋼製の円筒部材で、前端部に雄溝24を形成する雄スプライン部である円筒部21を有し、後端部に雄溝24を形成しない非雄スプライン部である円筒部22が軸方向に隣接する状態で一体して設けられている。雄スプライン部の円筒部21の外径(凸部の外接円の直径)は、非雄スプライン部である円筒部22の外径よりも少しだけ(例えば0.3〜2mm程度)大きくしている。
軸部2の前側円筒部21の後端部には、テーパー(傾斜)部23が形成され、所定の面取り角度αで形成されて、後述するチューブ1の第二突起部14(抜止め部)で係止し、軸部2が抜け出ることを防止している。
なお、図5に示すように、テーパー(傾斜)部23の面取り角度がαであり、第二突起部14の傾斜角度がβであると、α≦βに設定してある。
また、このテーパー部23は、コーティングしてある樹脂がもともと塗られていたものを、機械加工等で剥ぎ取って地金がむき出しの状態になっているように構成してあるか、又は、樹脂コーティング時に地金がむき出しになるように構成してある。従って、樹脂コーティングした部分が第二突起部14に係止することがないことから、第二突起部14に圧接して固着するといったことを効果的に防止することができる。
また、この軸部2の円筒部21に雄溝24を形成する雄スプライン部には、摺動自在とするため、非鉄材料のコーティング材、樹脂(例えば、ナイロン膜)がコーティングしてある。
なお、本実施形態では、雄スプライン部のみに樹脂コーティングしているが、雄スプライン部と雌スプライン部の少なくともいずれか一方の溝にコーティングされていれば良い。
また、雄スプライン部に樹脂コーティングするのではなく、転動体を用いて摺動自在とすることができる。例えば、後述するチューブ1の円筒部11の内周面と軸部2の円筒部21の外周面との間にボール或いはローラ、ボールとローラとを組合せた転動体を介在させる。これにより、チューブ1の円筒部11の内周面と軸部2の円筒部21の外周面との接触部分の磨耗を低減するとともに摩擦抵抗を削減することができる。
チューブ1は、鋼製の円筒状部材で、その内周面には、軸部2の雄溝24と摺動自在に嵌合する雌溝12を内周に有する雌スプライン部の円筒部11を有し、軸部2とは相対回転不能としている。
ダストカバー3は、車両に組み付ける際に、チューブ1の円筒部11に対するダストカバー3の軸方向位置の調節のため、円筒部11に沿った軸方向の摺動を可能としている。
具体的には、ダストカバー3は、チューブ1の雌スプライン部である円筒部11に外嵌され、シール部材の内周面が円筒部11に対し、全周に亙り弾性的に接触し、円筒部11に沿った軸方向移動を可能である。このため、外側に盛り上がった第一突起部13を設けて、車両に組み付ける間、中間シャフト85の軸部2の非雄スプライン部である円筒部22側へダストカバー3が軸方向に移動しても、抜け出し(脱落)が無いようにしている。
以上の説明のとおり、円筒部11の軸方向の片側端部には、ダストカバー3がチューブ1から抜け出ることを防止する第一突起部13と、軸部2がチューブ1から抜け出ることを防止する第二突起部14とを備えている。この第一突起部13の形状は、円筒部11の中心軸を対象とし、第二突起部14と略同一に形成される。
本実施形態では、第一突起部13は、図4(a)及び図5に示すように、チューブ1の円筒部11の端部に、加締め加工により凹部13aを形成し、この加締め加工による塑性加工によって、チューブ1の端部に形成されている。この加締め加工は、チューブ1にダストカバー3を挿入した後に行われる。
これにより、中間シャフト85とダストカバー3とを組み合わせてなるダストカバー付の中間シャフトに関しては、車両に組み付けるまでの間に、中間シャフト85の軸から抜け出すことを防止できる。
このようなダストカバー3は、車両に組み付けられると、図6に示すように、中間シャフト85の外周面と通孔の内周面との隙間を塞ぐための構成からなる。
ダストカバー3は、可撓性を有するカバー本体としてのベローズ31と、ブッシュ32と、シール部材としてのシールリップ33と、シールリップ34と、取付部材35と、を備える。ベローズ31、ブッシュ32、シールリップ33、シールリップ34及び取付部材35は、それぞれ環状に形成されている。ベローズ31は、例えばゴムで形成されている。
シールリップ33は、中間シャフト85及びブッシュ32の間の隙間とエンジンルームとを隔てる密封部材で、エンジンルームからブッシュ32の内側への異物の侵入を防ぐことができると共に、ブッシュ32の内側からエンジンルームへのグリースの漏洩を防ぐことができる。また、シールリップ33は、エンジンルームで生じる音の車室への漏洩を抑制することができる。
シールリップ34は、中間シャフト85及びブッシ32の間の隙間と車室とを隔てる密封部材で、ブッシュ32の内側から車室へのグリースの漏洩を防ぐことができる。ある。シールリップ33、34は、例えばニトリルゴム(NBR)であり、加硫接着によりブッシュ32と一体となっている。
車両にダストカバー3が取り付けられると、図6に示すように、ダッシュパネル10は、筒状部材101を備える。筒状部材101の内周面は、中間シャフトの外周面と対向する。中間シャフト85は、ステアリングホイール81の位置の調整又は走行中の振動等に伴って移動することがある。このため、筒状部材101の内周面と第2ステアリングシャフト85の外周面との間には環状の隙間が設けられている。したがって、この隙間を塞ぐために、ステアリング装置80は、ダストカバー3を備えている。
第二突起部14は、図4(a)及び図5に示すように、チューブ1の内側(軸部2側)に盛り上がった第一突起部13が設けられたチューブ1の端部の外径の位置と同じ内径の位置に、加締め加工により凹部14aを形成し、この加締め加工による塑性加工によって形成されている。
また、第一突起部13は、チューブ1の外径側の端部一部に少なくとも一つが一体的に設けられ、第二突起部14はチューブ1の内径側の端部一部に少なくとも一つが一体的に設けられている。そして、第一突起部13及び第二突起部14は、チューブ1の軸方向の片側端部の同じ位置に一体的に設けられている。すなわち、第一突起部13及び第二突起部14は1個の突起部として、ダストカバー3と軸部2の兼用の加締めを施している。
そして、図4(b)に示すように、第一突起部13及び第二突起部14からなる突起部は、チューブ1の端部の(図面上)上下の対向する位置に2個が設けられている。
第一突起部13及び第二突起部14の加締め加工は、チューブ1に軸部2及びダストカバー3を挿入後にそれぞれに行われるものの、同じ位置にあることから第一突起部13及び第二突起部14の両方を同時に行うことができる。
これにより、従来技術の抜け止めの構成要素が少なくてよりシンプルな抜け止め構造となることから、部品コスト、組み立てコストと重量を嵩むことなく、車両組み付けまでの間、ダストカバー3と軸部2の軸方向の移動による抜け出しを規制できる。
ただし、第一突起部13及び第二突起部14からなる突起部は、2個に限らず、1個でもよく、3個以上であってもよい。また、その突起部の位置は、図面上の上下対向に制限されることなく備えることができる。
以上説明のとおり、従来技術のようなダストカバー抜け止め防止のための補助部品を設けなくても、車両に組み付けられる前のダストカバー付の中間シャフトの搬送を行う際や、ダストカバー付の中間シャフトを車両に組み付ける際に、ダストカバー3がチューブ1の円筒部11に沿って前方に移動した場合に、ダストカバー3の前端面が、第一突起部13に接触することで、また、同様にチューブ1の第二突起部14が軸部2のテーパー部23と当接することで、ダストカバー3及び軸部2が後方へ移動して抜け出る(脱落する)ことを防止できる。
1 チューブ
2 軸部
3 ダストカバー
10 ダッシュパネル
11 円筒部(チューブ雌スプライン側)
12 雌溝
13 第一突起部
13a 凹部
14 第二突起部
14a 凹部
21 円筒部(軸部雄スプライン側)
22 円筒部(軸部非雄スプライン側)
23 テーパー部
24 雄溝
31 ベローズ
32 ブッシュ
33 シールリップ
34 シールリップ
35 取付部材
80 ステアリング装置
81 ステアリングホイール
82 ステアリングシャフト
82a 入力軸
82b 出力軸
83 操舵力アシスト機構
84 第1ユニバーサルジョイント
85 中間シャフト
86 第2ユニバーサルジョイント
87 ピニオンシャフト
88 ステアリングギヤ
88a ピニオン
88b ラック
89 タイロッド
90 ECU
92 減速装置
93 電動モータ
94 トルクセンサ
95 車速センサ
98 イグニッションスイッチ
99 電源装置
101 筒状部材

Claims (6)

  1. 車両のダッシュパネルに設けられた通孔を挿通する状態で配置されるダストカバー付きの中間シャフトであって、
    前記中間シャフトは、
    雄溝を外周に有する円柱状の軸部と、
    前記軸部の雄溝に外嵌する雌溝を内周に有する円筒状のチューブと、
    前記チューブに外嵌し、前記中間シャフトの外周面と前記通孔の内周面との隙間を塞ぐための環状のダストカバーと、を有し、
    前記チューブの軸方向の片側端部には、
    前記ダストカバーが前記チューブから抜け出ることを防止する第一突起部と、
    前記軸部が前記チューブから抜け出ることを防止する第二突起部と、を備えていることを特徴とする中間シャフト。
  2. 前記第一突起部は、前記チューブの外径側の一部に少なくとも一つが一体的に設けられ、前記第二突起部は、前記チューブの内径側の一部に少なくとも一つが一体的に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の中間シャフト。
  3. 前記第一突起部及び前記第二突起部は、前記チューブの軸方向の片側端部の同じ位置に一体的に設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の中間シャフト。
  4. 前記軸部と前記チューブは、スプライン嵌合であることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の中間シャフト。
  5. 前記軸部と前記チューブは、セレーション嵌合であることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の中間シャフト。
  6. 前記チューブの円筒部内周面と前記軸部の円筒部外周面との間に転動体を介在させることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の中間シャフト。
JP2018054324A 2018-03-22 2018-03-22 中間シャフト Active JP6973222B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018054324A JP6973222B2 (ja) 2018-03-22 2018-03-22 中間シャフト

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018054324A JP6973222B2 (ja) 2018-03-22 2018-03-22 中間シャフト

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019166874A true JP2019166874A (ja) 2019-10-03
JP6973222B2 JP6973222B2 (ja) 2021-11-24

Family

ID=68106100

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018054324A Active JP6973222B2 (ja) 2018-03-22 2018-03-22 中間シャフト

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6973222B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111994166A (zh) * 2020-09-09 2020-11-27 吉安汽车配件(苏州)有限公司 汽车转向中间轴
JP7523336B2 (ja) 2020-12-09 2024-07-26 日本精工株式会社 ステアリングシャフト

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111994166A (zh) * 2020-09-09 2020-11-27 吉安汽车配件(苏州)有限公司 汽车转向中间轴
CN111994166B (zh) * 2020-09-09 2021-08-31 吉安汽车配件(苏州)有限公司 汽车转向中间轴
JP7523336B2 (ja) 2020-12-09 2024-07-26 日本精工株式会社 ステアリングシャフト

Also Published As

Publication number Publication date
JP6973222B2 (ja) 2021-11-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6911573B2 (ja) ダストカバー
US20080236933A1 (en) Vehicle steering system
WO2011129280A1 (ja) 電動パワーステアリング装置
JP2019166874A (ja) 中間シャフト
JP7200561B2 (ja) ダストカバー
JP2008049938A (ja) 車両用ステアリング装置
JP2018016152A (ja) ダストカバー
JP7052787B2 (ja) ダストカバー
JP7351192B2 (ja) ダストカバー
JP6798245B2 (ja) ダストカバー
JP7222315B2 (ja) ダストカバー
JP6772619B2 (ja) ダストカバー
JP6722059B2 (ja) ダストカバー
JP7314611B2 (ja) ダストカバー
US7128183B2 (en) Electric power steering apparatus
JP2019090455A (ja) ダストカバーの製造方法
JP7570904B2 (ja) ダストカバー
JP7514734B2 (ja) ダストカバー
JP2019127966A (ja) シール部材及びステアリング装置
JP2021091398A (ja) ダストカバー
JP7314609B2 (ja) ダストカバー
JP7484565B2 (ja) シャフト及びシャフトの製造方法
JP7564541B2 (ja) ダストカバー
JP7534151B2 (ja) シャフト及びシャフトの製造方法
JP7226132B2 (ja) ダストカバー

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20201116

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20201116

TRDD Decision of grant or rejection written
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210924

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20211005

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20211018

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6973222

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150