JP7314563B2 - 車両制御用の電子制御ユニットを収容する筐体の防水構造 - Google Patents

車両制御用の電子制御ユニットを収容する筐体の防水構造 Download PDF

Info

Publication number
JP7314563B2
JP7314563B2 JP2019059072A JP2019059072A JP7314563B2 JP 7314563 B2 JP7314563 B2 JP 7314563B2 JP 2019059072 A JP2019059072 A JP 2019059072A JP 2019059072 A JP2019059072 A JP 2019059072A JP 7314563 B2 JP7314563 B2 JP 7314563B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
housing
vehicle
connector
opening
control unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019059072A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020157917A (ja
Inventor
康臣 村田
誠 蒲地
幸浩 新里
康弘 山中
耕輔 岡田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Motors Corp filed Critical Mitsubishi Motors Corp
Priority to JP2019059072A priority Critical patent/JP7314563B2/ja
Priority to CN202020223211.2U priority patent/CN212766068U/zh
Publication of JP2020157917A publication Critical patent/JP2020157917A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7314563B2 publication Critical patent/JP7314563B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Casings For Electric Apparatus (AREA)
  • Vehicle Step Arrangements And Article Storage (AREA)

Description

本発明は、車両制御用の電子制御ユニットを収容する筐体の防水構造に関する。
多くの車両では、運転席と助手席の間にコンソールボックスが車両用物品収容装置として設けられている。
コンソールボックスが設けられた車両では、乗員は、小物類を収容し、あるいは、ペットボトルや缶などの飲料用容器を載置するなどしてコンソールボックスを使用している。
一方、車両には、エンジンあるいは走行用モータを駆動するインバータなどの駆動系装置、あるいは、センサやアクチュエータなどの各種電装部品、あるいは、ナビゲーションシステムなどの電子機器とケーブルを介して接続され、それら駆動系装置、電装部品、電子機器の制御を行ない、あるいは、ケーブルを介して接続された他の電子制御ユニット(ECU)と通信を行なう電子制御ユニット(ECU)が設けられている。
この電子制御ユニットは筐体に収容されて車両に搭載されている。
電子制御ユニットは、回路基板と、回路基板に実装されたCPUなどの電子部品と、回路基板に設けられケーブルと接続される複数のコネクタなどを含んで構成され、筐体には、コネクタを露出させる開口部が設けられている。
このような電子制御ユニットを収容する筐体がコンソールボックスの内部に設けられる場合がある。
特開2014-229745号公報
車両制御用の電子制御ユニットを収容した筐体を水滴が流れてくる可能性がある場所に配置する場合には、水滴が開口部上に滴下されると、水滴が開口部から筐体内部に侵入し、あるいは、筐体の上面に滴下された水滴が筐体の上面を移動し開口部に至り開口部から筐体内部に侵入すると、回路基板や電子部品に触れるとショートが発生し、電子制御ユニットの動作に支障が生じることが懸念される。
本発明は、前記事情に鑑み案出されたものであり、場所を取らず簡単な構造により、筐体の上方から滴下する水滴が開口部に至ることを阻止でき、それら水滴の開口部から筐体内部への侵入を阻止できる車両制御用の電子制御ユニットを収容する筐体の防水構造を提供することにある。
上述した目的を達成するために、本発明は、車両に取り付けられるとともに車両制御用の電子制御ユニットを収容する筐体の第1側面に、前記電子制御ユニットのコネクタが配置される開口部が設けられたコネクタ配置面と、前記コネクタ配置面の上縁と接する上面と、前記上面及び前記コネクタ配置面と接する側面と、前記上面の上方に配置されたシートと、を有する筐体の防水構造であって、前記シートは、前記上面を覆う本体部と、前記本体部から連続することで前記上縁より突出して前記コネクタを覆う第一庇部分と、前記本体部から連続して前記上縁の延びる方向に前記上面より拡幅された第二庇部分とを有する庇部と、を備え、前記筐体は、前記コネクタ配置面が前記コネクタ配置面と対向する対向面より低位となるように傾斜して前記車両に取り付けられ、前記第1庇部分は、前記開口部と離れた箇所で前記筐体の周囲の車両の部品に当接され下方に折り曲げられていることを特徴とする。
また、本発明は、車両に取り付けられるとともに車両制御用の電子制御ユニットを収容する筐体の第1側面に、前記電子制御ユニットのコネクタが配置される開口部が設けられたコネクタ配置面と、前記コネクタ配置面の上縁と接する上面と、前記上面及び前記コネクタ配置面と接する側面と、前記上面の上方に配置されたシートと、を有する筐体の防水構造であって、前記シートは、前記上面を覆う本体部と、前記本体部から連続することで前記上縁より突出して前記コネクタを覆う第一庇部分と、前記本体部から連続して前記上縁の延びる方向に前記上面より拡幅された第二庇部分とを有する庇部と、を備え、前記筐体は、前記コネクタ配置面が前記コネクタ配置面と対向する対向面より低位となるように傾斜して前記車両に取り付けられ、前記第1庇部分は、前記開口部と離れた箇所で前記筐体の周囲の車両の部品の内側にすぼめられて収容されていることを特徴とする。
筐体は、コネクタ配置面がコネクタ配置面と対向する対向面より低位となるように傾斜して車両に取り付けられるので、庇部はシートにおいて低い箇所に位置している。
そのため、飲み物や結露の水滴が、開口部およびその周辺の上方から滴下すると、水滴は開口部寄りのシートの本体部の箇所あるいはシートの庇部上に滴下し、庇部の先端に向かって移動し、開口部から離れた箇所で、庇部の先端縁から下方に滴下する。
また、開口部から離れた筐体の上方から水滴が滴下しても、水滴は本体部上を庇部の先端縁に向かって移動し、上記と同様に、開口部から離れた箇所で、庇部の先端縁から下方に滴下する。
したがって、本発明の筐体の防水構造によれば、開口部の上方、開口部の周辺の上方、筐体の上方から滴下する全ての水滴を、開口部から離れた箇所で庇部の先端縁から下方に滴下させるので、水滴はコネクタに至ることは無く、水滴が開口部を通り筐体内部へ侵入することを阻止できる。
第1の実施の形態の説明図で、展開されたシートが筐体の上面に載置された状態の平面図である。 第1の実施の形態の説明図で、シートが筐体に取り付けられた状態の斜視図である。 第2の実施の形態の説明図で、シートが筐体に取り付けられ、シートの庇部がコンソールブラケットにより下方に折り曲げられた状態の斜視図である。 第2の実施の形態の説明図で、筐体がコンソールボックスの内部に配置された側面図である。 第3の実施の形態の説明図で、筐体がコンソールボックスの内部に配置され、シートが筐体に取り付けられ、シートの庇部がコンソールブラケットの内側にすぼめられて収容された状態の側面図である。
以下、本実施の形態を図面を参照して説明する。
なお、以下の図面において符号FRは車両前方を示し、符号UPは車両上方を示し、符号HLは車幅方向を示す。
まず、図1、図2を参照して第1の実施の形態について説明する。
第1の実施の形態の車両制御用の電子制御ユニットを収容する筐体10は、運転席と助手席の間で車両の前後方向に延在する車両用物品収容装置であるコンソールボックス12(図4参照)の内部に配置されている。
電子制御ユニットは、エンジンあるいは走行用モータを駆動するインバータなどの駆動系装置、あるいは、センサやアクチュエータなどの各種電装部品、あるいは、ナビゲーションシステムなどの電子機器とケーブルを介して接続され、それら駆動系装置、電装部品、電子機器の制御を行ない、あるいは、ケーブルを介して接続された他の電子制御ユニット(ECU)と通信を行なうものである。
図2に示すように、筐体10は矩形板状を呈し、筐体10は合成樹脂材料や金属材料などの従来公知の様々な材料で形成されている。
筐体10は、長方形の上面14、下面16とを備え、上面14、下面16は、長方形の長手方向において互いに対向する第1辺(上縁)1002および第3辺1006と、それら第1、第3辺1002、1006を接続する一対の第2辺1004とを有している。
したがって、第1辺1002の両側に一対の第2辺1004が交差している。
また、筐体10は、上面14と下面16を接続する4つの側面を有している。
4つの側面のうちの1つは、上面14、下面16の第1辺1002を接続する第1側面(コネクタ配置面)18であり、他の2つは、上面14、下面16の一対の第2辺1004を接続する一対の第2側面20であり、残りの1つは、上面14、下面16の第3辺1006を接続する第3側面22である。
したがって、第1側面(コネクタ配置面)18は上面14の第1辺(上縁)1002に交差し、一対の第2側面(請求項1で示した側面)20は一対の第2辺1004に交差し、第3側面(コネクタ配置面と対向する面)22は第3辺1006に交差しており、詳細にはそれぞれ直交している。
また、筐体10は、第1側面18と直交する方向の長さを有している。
筐体10の下面16の両側にはフランジ24が突設され、それらフランジ24はフロアパネル26から起立された取り付け部2602に当て付けられ、取り付け部2602から突設されたボルト2604がフランジ24のボルト挿通孔2402に挿通され、このボルト2604にナットを螺合させることにより筐体10は車両に取り付けられている。
筐体10は、その長手方向を車両の前後方向に向けて、また、上面14の第1辺1002の箇所が他の上面14の箇所に比べて低位となるように傾斜して配置されている。言い換えると、筐体10は、第1側面(コネクタ配置面)18が第1側面(コネクタ配置面)18と対向する対向面である第3側面22より低位となるように傾斜して車両に取り付けられている。
第1側面(コネクタ配置面)18に、電子制御ユニットのコネクタ28を露出させる開口部1802が設けられ、コネクタ28は、開口部1802から車両後方に突出している。
開口部1802は、上下方向の高さよりも水平方向の長さが大きい細長状を呈している。
開口部1802は、第1側面18から矩形枠状に突出されたフランジ1804の内側に形成され、フランジ1804の内側に複数のコネクタ28が第1側面18の長手方向に並べられて配置されている。
このフランジ1804は、コネクタ28の保護を図ると同時に、水滴の開口部1802内への侵入を阻止するものでもある。
図1、図2に示すように、筐体10の防水構造は、シート30を含んで構成されている。
シート30は、例えば、非透水性を有し弾性変形可能な薄いシート材(板材)により構成されている。このようなシート材として、例えば、非透水性を有し弾性変形可能な合成樹脂など従来公知の様々な材料が使用可能である。
シート30は、筐体10の上面14に設けられ、シート30は、本体部32と、庇部34とを有している。具体的にはシート30は上面14の上方に配置されている。
本体部32は、筐体10の上面14の全域を覆う箇所であり、上面14に合致した輪郭で、あるいは上面14の輪郭よりも僅かに大きい輪郭で形成されている。
庇部34は、上方から平面視した場合に、開口部1802が設けられた第1側面18の箇所から筐体10の長さ方向の中間部1010までの筐体10の輪郭よりも大きな輪郭で本体部32から突出されている。
庇部34は、本体部32と同一面上に位置している。
図1、図2に示すように、庇部34は、本体部32から連続することで第1辺(上縁)1002より突出してコネクタ28を覆う第1庇部分34Aと、本体部32から連続して第1辺(上縁)1002の延びる方向に上面14より拡幅された一対の第2庇部分34Bとを有している。
なお、図1において、第1庇部分34Aと一対の第2庇部分34Bとが接続される部分を想像線3420で示している。
一対の第2庇部分34Bは、平面視した場合に、開口部1802が設けられた第1側面18の箇所から筐体10の長さ方向の中間部1010までの間で、一対の第2辺1004の直上に位置する本体部32の箇所からそれぞれ一対の第2辺1004と直交する方向に突出している。
一対の第2庇部分34Bの突出方向の先端縁3402は、第2辺1004と平行し、第1側面18から離れた側で先端縁3402と直交する一対の第2庇部分34Bの縁3403は第2辺1004と直交している。
第1庇部分34Aは、上面14の第1辺1002の直上に位置する本体部32の箇所および一対の第2庇部分34Bの第1辺1002寄りの端部から第1辺1002と直交する方向に突出している。
本実施の形態では第1庇部分34Aは、平面視した場合に、第1側面18に直交する方向で第1側面18から離れる方向に、フランジ1804や複数のコネクタ28を含む筐体10の輪郭よりも大きな輪郭で本体部32から突出され、したがってコネクタ28を覆っている。
第1庇部分34Aの突出方向の先端縁3404は、第1辺1002と平行し、先端縁3404に直交する両側の縁3406は、第2庇部分34Bの先端縁3402に連続し、それら縁3402、3406は同一直線上を延在している。
なお、筐体10は、上面14の第1辺1002の箇所が他の上面14の箇所に比べて低位となるように傾斜して配置されているので、第1庇部分34Aの突出方向の先端縁3404は、シート30において最も低い箇所に位置することになる。
シート30はねじなどを用いて筐体10に取り付けてもよいが、本実施の形態では、シート30は、両面粘着テープにより筐体10に取着されている。
すなわち、図1、図2に示すように、シート30に、一対の第2庇部分34Bよりも上面14の第3辺1006寄りの箇所で上面14の一対の第2辺1004の直上に位置する本体部32の箇所から突出する一対の第1取り付け片35Aが設けられ、上面14の第3辺1006の直上に位置する本体部32の箇所から突出する第2取り付け片35Bが設けられている。
両面粘着テープは4枚設けられ、そのうちの1枚の両面粘着テープ36Aにより、上面14の第1辺1002に沿った箇所と、この箇所に対応する本体部32の箇所とが取着されている。
また、図2に示すように、一対の第1取り付け片35Aは上面14の第2辺1004上で折り曲げられ、2枚の両面粘着テープ36Bによりそれぞれ一対の第2側面20に取着されている。
また、第2取り付け片35Bは上面14の第3辺1006上で折り曲げられ、残りの1枚の両面粘着テープ36Cにより第3側面22に取着されている。
なお、図2において符号40は、コネクタ28に接続されたケーブルを覆うケーブルカバーを示している。
次に、第1の実施の形態の筐体10の防水構造の作用、効果について説明する。
コンソールボックス12は、複数の部品が組み付けられることで構成されており、それら部品同士の間に隙間が形成されていることから、例えば、飲料用容器の飲み物をコンソールボックス12上にこぼした場合、こぼれた飲み物が隙間を介してコンソールボックス12の内部に侵入し、その水滴が開口部1802およびその周辺の上方から滴下することが想定される。
あるいは、空調装置から車室内へ空調風を導くダクトがコンソールボックス12の内部で筐体10の上方を通って配置される場合、冷房時に低温となったダクトの表面に結露が生じると、その水滴が開口部1802およびその周辺の上方から滴下することが想定される。
飲み物や結露の水滴が、開口部1802およびその周辺の上方から滴下すると、水滴は開口部1802寄りの本体部32の箇所あるいは庇部34上に滴下する。
この場合、筐体10は、上面14の第1辺1002の箇所が他の上面14の箇所に比べて低位となるように傾斜して配置され、第1庇部分34Aの先端縁3404がシート30において最も低い箇所に位置している。
そのため、開口部1802寄りの本体部32の箇所あるいは庇部34上に滴下した水滴は、先端縁3404に向かって移動し、開口部1802から離れた箇所で、庇部34の縁部から下方に滴下する。詳細には、水滴は、第1庇部分34Aの先端縁3404から、あるいは、両側の縁3406の下端から下方に滴下し、水滴が開口部1802に至ることは無い。
また、開口部1802から離れた筐体10の上方から水滴が滴下しても、水滴は本体部32上を庇部34の先端縁3404に向かって移動し、同様に、開口部1802から離れた箇所で、第1庇部分34Aの先端縁3404から、あるいは、両側の縁3406の下端から下方に滴下し、水滴が開口部1802に至ることは無い。
したがって、本実施の形態の筐体10の防水構造によれば、開口部1802の上方やその周辺の上方、筐体の上方から水滴が滴下しても、開口部1802から離れた箇所で庇部34の縁部から下方に滴下し、水滴が開口部1802を通り筐体10内部へ侵入することを阻止できる。
また、筐体10を傾斜させ、筐体10の上面14にシート30を設けるという簡単な構成で場所も取らないため、コンソールボックス12の内部の狭いスペースにも本実施の形態の筐体10の防水構造を簡単に適用する上で有利となる。
次に、図3、図4を参照して第2の実施の形態について説明する。
なお、以下の実施の形態の説明では、第1の実施の形態と同様な箇所、部材には同一の符号を付してその説明を省略し、第1の実施の形態と異なった箇所を重点的に説明する。
第1の実施の形態では、庇部34を、本体部32と同一面上に位置させた状態で使用したが、第2の実施の形態では、第1庇部分34Aは、開口部1802と離れた箇所で筐体10の周囲の車両の部品に当接され下方に折り曲げられて使用されている。
開口部1802と離れた箇所で筐体10の周囲に設けられた車両の部品は、本実施の形態では、コンソールボックス12の後部を支えて固定するコンソールブラケット38であるが、他の部品であってもよい。
コンソールブラケット38は鋼製の板材からなり、フロアパネル26に取着される一対の基板部3802と、それら基板部3802から上方に突出する一対の側板部3804と、一対の側板部3804の上端を接続し挿通孔が設けられた取り付け板部3806とを有している。
第1庇部分34Aの幅は、一対の側板部3804間の寸法であるコンソールブラケット38の幅よりも大きく、第1庇部分34Aの先端縁3404は、一対の側板部3804の前縁に当接され、それらの接触箇所が下方に延在する線接触または面接触で当接されている。なお、側板部3804の前縁が鋭角状の場合、あるいは、球面状の場合には、第1庇部分34Aの先部と一対の側板部3804とは線接触となり、前縁が面を有している場合には、第1庇部分34Aの先部と一対の側板部3804とは面接触となる。
第1庇部分34Aの折り曲げは、コンソールブラケット38をフロアパネル26に取り付けた後、第1庇部分34Aを折り曲げてもよく、あるいは、上方からコンソールブラケット38をフロアパネル26に配置する際に、コンソールブラケット38により第1庇部分34Aを折り曲げてもよい。
なお、第1庇部分34Aがコンソールブラケット38により折り曲げられた状態は、シート30の弾性により保持される。
次に、第2の実施の形態の筐体10の防水構造の作用、効果について説明する。
水滴が開口部1802およびその周辺の上方から滴下した場合、水滴は、水滴は開口部1802寄りの本体部32の箇所あるいは庇部34上に滴下し、折り曲げられた第1庇部分34Aにより速やかに先端縁3404に移動され、開口部1802から離れた箇所で先端縁3404から、あるいは、両側の縁3406の下端から下方に滴下し、あるいは、一対の側板部3804に当接した箇所ではそれら側板部3804を伝って下方に流れ、水滴が開口部1802に至ることは無い。
したがって、水滴が開口部1802を通り筐体10内部へ侵入することを阻止する上で有利となる。
また、開口部1802から離れた筐体10の上方から水滴が滴下しても、水滴は本体部32上を第1庇部分34Aに向かって移動し、水滴は、折り曲げられた第1庇部分34Aにより速やかに先端縁3404に移動され、開口部1802から離れた箇所で第1庇部分34Aの先端縁3404から、あるいは、両側の縁3406の下端から下方に滴下し、水滴が開口部1802に至ることは無い。
したがって、開口部1802の上方やその周辺の上方、筐体の上方から水滴が滴下しても、水滴が開口部1802を通り筐体10内部へ侵入することを阻止する上でより有利となる。
また、第1庇部分34Aがコンソールブラケット38などの車両の部品により下方に折り曲げられることから、シート30を含んだ筐体10の防水構造の全長が短くなる。
したがって、筐体10の周囲に種々の車両の部品が位置し、筐体10の周囲が狭いスペースになっている場合であっても、それらの車両の部品を利用し本実施の形態の筐体10の防水構造を簡単に設置する上でより有利となる。
また、本実施の形態では、第1庇部分34Aとコンソールブラケット38(車両の部品)とは、それらの接触箇所が下方に延在する線接触または面接触で当接されているので、コンソールブラケット38(車両の部品)を利用する簡単な構成により、第1庇部分34Aが折り曲げられた状態を確実にかつ安定した状態で保持する上で有利となる。
また、それらの接触箇所を介してコンソールブラケット38(車両の部品)により水滴を第1庇部分34Aの先端縁3404から下方に導くことができるので、水滴が開口部1802を通り筐体10内部へ侵入することを阻止する上で有利となる。
次に、図5を参照して第3の実施の形態について説明する。
第2の実施の形態では、第1庇部分34Aを、開口部1802と離れた箇所で筐体10の周囲の車両の部品に当接し下方に折り曲げて使用したのに対して、第3の実施の形態では、第1庇部分34Aが、開口部1802と離れた箇所で筐体10の周囲の車両の部品の内側にすぼめられて収容されている、
第1庇部分34Aがすぼめられて収容される車両の部品は、第2の実施の形態と同様でコンソールブラケット38であるが、他の部品であってもよい。
第1庇部分34Aをコンソールブラケット38の内側にすぼめて収容する作業は、コンソールブラケット38をフロアパネル26に取り付けた後、第1庇部分34Aをコンソールブラケット38の内側にすぼめて収容させてもよく、あるいは、上方からコンソールブラケット38をフロアパネル26に配置する際に、コンソールブラケット38により第1庇部分34Aをすぼめて収容させてもよい。
第1庇部分34Aの幅は、一対の側板部3804間の寸法であるコンソールブラケット38の幅よりも大きいため、第1庇部分34Aがコンソールブラケット38の内側にすぼめて収容されることにより、第1庇部分34Aは、筐体10側の一対の側板部3804の箇所、あるいは、筐体10側の一対の側板部3804の箇所および筐体10側の取り付け板部3806の箇所と接触する。
なお、第1庇部分34Aがコンソールブラケット38の内側にすぼめて収容された状態は、シート30の弾性により保持される。
第3の実施の形態の筐体10の防水構造によれば、水滴が開口部1802およびその周辺の上方から滴下した場合、水滴は、水滴は開口部1802寄りの本体部32の箇所あるいは庇部34上に滴下し、すぼめられた第1庇部分34Aにより速やかに両側の縁3406方向および先端縁3404方向に移動され、開口部1802から離れた箇所で先端縁3404から、あるいは、両側の縁3406の下端から下方に滴下する。あるいは、一対の側板部3804に当接した箇所ではそれら側板部3804を伝って下方へと流れ、あるいは、取り付け板部3806に当接した箇所では取り付け板部3806から下方に滴下し、水滴が開口部1802に至ることは無い。
したがって、水滴が開口部1802を通り筐体10内部へ侵入することを阻止する上で有利となる。
また、開口部1802から離れた筐体10の上方から水滴が滴下しても、水滴は本体部32上を第1庇部分34Aに向かって移動し、上記と同様に、水滴が開口部1802に至ることは無く、水滴が開口部1802を通り筐体10内部へ侵入することを阻止する上でより有利となる。
また、シート30は弾性変形可能であり、第1庇部分34Aがコンソールブラケット38などの車両の部品の内側にすぼめて収容することができることから、筐体10の周囲に種々の車両の部品が位置し、筐体10の周囲が狭いスペースになっている場合であっても、それらの車両の部品の内側スペースを利用し本実施の形態の筐体10の防水構造を簡単に設置する上でより有利となる。
なお、第2、第3の実施の形態では、第1庇部分34を下方に折り曲げる、あるいはすぼめて収容するなど、第1庇部分34を変形させる車両の部品がコンソールブラケット38である場合について説明したが、このような車両の部品として専用の部品を設けてもよい。しかしながら、実施の形態のように既設のコンソールブラケット38を利用すると、新たな部品を追加する必要がなく、コンソールボックス12の内部の狭いスペースにも本実施の形態の筐体10の防水構造を簡単に設置する上で有利となる。
また、上記車両の部品は、第1庇部分34を下方に折り曲げる、あるいはすぼめて収容するなど、第1庇部分34を変形させるものであればよく、コンソールブラケット38に限定されるものではなく、コンソールボックス12の内部で筐体10の周囲に配置される様々な部品や部品の部分を用いることができる。
また、シート30をねじなどを用いて筐体10に取着してもよいが、本実施の形態のように両面粘着テープを用いると、狭いスペース内においてドライバーなどの工具を用いることなく、シート30を筐体10に簡単に取着する上で有利となる。
また、一対の第1取り付け片35Aや第2取り付け片35Bを省略し、本体部32のみを両面粘着テープにより筐体10の上面14に取着することでシート30を筐体10に取り付けてもよいが、本実施の形態のように、シート30の本体部32を上面14に、一対の第1取り付け片35Aを一対の第2側面20に、第2取り付け片35Bを3側面22にそれぞれ両面粘着テープ36A、36B、36Cで取着すると、シート30を筐体10に安定した状態で強固に取り付ける上で有利となる。
なお、本実施の形態では、筐体10がコンソールボックス12の内部に配置された場合について説明したが、筐体10の配置箇所は、シートクッションの下方やアームレストの下方のドアポケットの底部などでもよくコンソールボックス12の内部に限定されない。
10 筐体
1002 第1辺(上縁)
1004 第2辺
1006 第3辺
12 コンソールボックス
14 上面
18 第1側面(コネクタ配置面)
1802 開口部
20 第2側面(側面)
22 第3側面(コネクタ配置面に対向する対向面)
28 コネクタ
30 シート
32 本体部
34 庇部
34A 第1庇部分
34B 第2庇部分
35A 第1取り付け片
35B 第2取り付け片
36A、36B、36C両面粘着テープ
38 コンソールブラケット(車両の部品)

Claims (4)

  1. 車両に取り付けられるとともに車両制御用の電子制御ユニットを収容する筐体の第1側面に、前記電子制御ユニットのコネクタが配置される開口部が設けられたコネクタ配置面と、前記コネクタ配置面の上縁と接する上面と、前記上面及び前記コネクタ配置面と接する側面と、前記上面の上方に配置されたシートと、を有する筐体の防水構造であって、
    前記シートは、
    前記上面を覆う本体部と、
    前記本体部から連続することで前記上縁より突出して前記コネクタを覆う第一庇部分と、前記本体部から連続して前記上縁の延びる方向に前記上面より拡幅された第二庇部分とを有する庇部と、を備え、
    前記筐体は、前記コネクタ配置面が前記コネクタ配置面と対向する対向面より低位となるように傾斜して前記車両に取り付けられ
    前記第1庇部分は、前記開口部と離れた箇所で前記筐体の周囲の車両の部品に当接され下方に折り曲げられている、
    ことを特徴とする車両制御用の電子制御ユニットを収容する筐体の防水構造。
  2. 前記第1庇部分と前記車両の部品の接触箇所が下方に延在する線接触または面接触で当接されている、
    ことを特徴とする請求項記載の車両制御用の電子制御ユニットを収容する筐体の防水構造。
  3. 車両に取り付けられるとともに車両制御用の電子制御ユニットを収容する筐体の第1側面に、前記電子制御ユニットのコネクタが配置される開口部が設けられたコネクタ配置面と、前記コネクタ配置面の上縁と接する上面と、前記上面及び前記コネクタ配置面と接する側面と、前記上面の上方に配置されたシートと、を有する筐体の防水構造であって、
    前記シートは、
    前記上面を覆う本体部と、
    前記本体部から連続することで前記上縁より突出して前記コネクタを覆う第一庇部分と、前記本体部から連続して前記上縁の延びる方向に前記上面より拡幅された第二庇部分とを有する庇部と、を備え、
    前記筐体は、前記コネクタ配置面が前記コネクタ配置面と対向する対向面より低位となるように傾斜して前記車両に取り付けられ、
    前記第1庇部分は、前記開口部と離れた箇所で前記筐体の周囲の車両の部品の内側にすぼめられて収容されている、
    ことを特徴とする車両制御用の電子制御ユニットを収容する筐体の防水構造。
  4. 前記筐体は運転席と助手席の間に配置されるコンソールボックスの内部に配置され、前記車両の部品は前記コンソールボックスを固定するブラケットである、
    ことを特徴とする請求項1から3の何れか1項記載の車両制御用の電子制御ユニットを収容する筐体の防水構造。
JP2019059072A 2019-03-26 2019-03-26 車両制御用の電子制御ユニットを収容する筐体の防水構造 Active JP7314563B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019059072A JP7314563B2 (ja) 2019-03-26 2019-03-26 車両制御用の電子制御ユニットを収容する筐体の防水構造
CN202020223211.2U CN212766068U (zh) 2019-03-26 2020-02-27 收容车辆控制用电子控制单元的框体的防水结构

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019059072A JP7314563B2 (ja) 2019-03-26 2019-03-26 車両制御用の電子制御ユニットを収容する筐体の防水構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020157917A JP2020157917A (ja) 2020-10-01
JP7314563B2 true JP7314563B2 (ja) 2023-07-26

Family

ID=72641431

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019059072A Active JP7314563B2 (ja) 2019-03-26 2019-03-26 車両制御用の電子制御ユニットを収容する筐体の防水構造

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP7314563B2 (ja)
CN (1) CN212766068U (ja)

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008130359A (ja) 2006-11-21 2008-06-05 Honda Motor Co Ltd 電子制御ユニットの防滴構造
JP2011168069A (ja) 2010-02-16 2011-09-01 Daihatsu Motor Co Ltd 車両用電子機器
WO2012070146A1 (ja) 2010-11-26 2012-05-31 トヨタ自動車株式会社 電気機器
JP2014093379A (ja) 2012-11-01 2014-05-19 Denso Corp 電子装置用ケース
JP2014168983A (ja) 2013-03-01 2014-09-18 Denso Corp 車両用電子制御ユニット及びその製造方法
JP2016016696A (ja) 2014-07-04 2016-02-01 本田技研工業株式会社 電子機器の防滴構造

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008130359A (ja) 2006-11-21 2008-06-05 Honda Motor Co Ltd 電子制御ユニットの防滴構造
JP2011168069A (ja) 2010-02-16 2011-09-01 Daihatsu Motor Co Ltd 車両用電子機器
WO2012070146A1 (ja) 2010-11-26 2012-05-31 トヨタ自動車株式会社 電気機器
JP2014093379A (ja) 2012-11-01 2014-05-19 Denso Corp 電子装置用ケース
JP2014168983A (ja) 2013-03-01 2014-09-18 Denso Corp 車両用電子制御ユニット及びその製造方法
JP2016016696A (ja) 2014-07-04 2016-02-01 本田技研工業株式会社 電子機器の防滴構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020157917A (ja) 2020-10-01
CN212766068U (zh) 2021-03-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7926845B2 (en) Instrument panel for vehicle and method for attaching vehicle-mounted device to instrument panel for vehicle
JP6496546B2 (ja) 自動車の統合型インサイドミラー組立体
JP4588690B2 (ja) 電子制御ユニットの防滴構造
JP2001213139A (ja) 車両用空気案内ダクト
US8210589B2 (en) Vehicle console assemblies with cup holders and spill control features
JP5177709B2 (ja) 電子制御装置
JP5991238B2 (ja) 表示ユニットの取付け構造
EP3495211A1 (en) Sensor mount structure
CN109291862A (zh) 车辆内饰部件以及在车辆中安装电子部件的方法
JP7314563B2 (ja) 車両制御用の電子制御ユニットを収容する筐体の防水構造
CN101456434A (zh) 接线箱安装支架
CN209955766U (zh) 车载多媒体显示装置、仪表板总成及车辆
JP5614998B2 (ja) 車両用電子機器
US8864218B2 (en) Vehicular ceiling assembly and vehicular roof assembly
JP6673176B2 (ja) 車載制御装置の取付構造
US20200324712A1 (en) Receiving system for receiving at least one guided device, and an electric module, as well as a motor vehicle
JP6862625B2 (ja) インストルメントパネルの支持構造
JP2008100673A (ja) 車載機器の取付け部構造
JP7292790B2 (ja) ワイヤハーネスの終端構造
JP5648886B2 (ja) 車両用電子制御装置の取付構造
JP2010132210A (ja) 自動車のドア用トリムボード及び自動車のバックドア
US20070278829A1 (en) Electronics splash shield
JP4145825B2 (ja) グローブボックス構造
JP4781718B2 (ja) バッテリ固定構造
JP2020157996A (ja) 車載機器の取付構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220225

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230116

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230117

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230224

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230613

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230626

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 7314563

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151