JP7314534B2 - 便座装置 - Google Patents

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Description

本発明は、便座装置に関する。
従来、この種の便座装置としては、便座を加熱するヒータと、ヒータの作動時刻を検知して時間帯別使用頻度を計数し、時間帯別使用頻度に応じて時間帯別に設定温度を設定し、設定温度に基づいてヒータの発熱量を制御するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この便座装置では、使用頻度が少ない時間帯において通常よりも低い温度を設定することによりエネルギの無駄を抑制し、経済性を高めることができるとしている。
また、便座の着座面を加熱する加熱ヒータと、空間検知センサと、空間検知センサにより使用者がトイレ室に入室したことが検知されていない場合には待機温度になるように加熱ヒータを制御し、空間検知センサにより使用者がトイレ室に入室したことが検知された場合には便座の温度が待機温度よりも高い設定温度になるように加熱ヒータを制御するものも提案されている(例えば、特許文献2参照)。この便座装置では、待機温度を低くして消費電力を抑えることができると共に使用者が着座したときに不快感を与えないようにすることができるとしている。
特開昭60-173232号公報 特開2018-15207号公報
特許文献1記載の便座装置では、使用頻度が少ない時間帯において電力消費を抑制することができるものの、その時間帯に使用者が便座に着座した場合、便座が暖まっておらず、使用者に不快感を与えてしまう。一方、特許文献2記載の便座装置では、普段は待機温度で待機しておき、使用者が検知されると、便座の温度を待機温度から設定温度まで昇温するため、使用者に不快感を与えないようにしつつ待機時の消費電力を抑制することができる。しかし、使用者がトイレ室に入室してから実際に便座に着座するまでの時間は様々であり、トイレ室に入室した使用者が想定の時間よりも早く着座すると、便座は十分に暖まっていないから、使用者に不快感を与えるおそれがある。
本発明の便座装置は、暖房便座において快適性と省電力性とを良好にバランスさせることができる便座装置を提供することを主目的とする。
本発明の便座装置は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明の第1の便座装置は、
便座を有する便座装置であって、
前記便座を加熱する加熱装置と、
使用者を検知する使用者検知センサと、
使用者により設定される設定温度に基づいて前記便座が加熱されるように前記加熱装置を制御する通常モードと、前記使用者検知センサにより使用者が検出されていないときに前記設定温度よりも低い温度を待機温度として前記加熱装置を制御または前記加熱装置をオフとし前記使用者検知センサにより使用者が検出されたときに前記設定温度に基づいて前記便座が昇温するように前記加熱装置を制御する検知昇温モードとを含む複数のモードのうちいずれかを選択して実行する制御装置と、
を備えることを要旨とする。
この本発明の第1の便座装置では、使用者により設定される設定温度に基づいて便座が加熱されるように加熱装置を制御する通常モードと、使用者検知センサにより使用者が検出されていないときに設定温度よりも低い温度を待機温度として加熱装置を制御または加熱装置をオフとし使用者検知センサにより使用者が検出されたときに設定温度に基づいて便座が昇温するように加熱装置を制御する検知昇温モードとを含む複数のモードのうちいずれかを選択して実行する。通常モードは、設定温度に基づいて加熱装置が制御されるため、快適性を確保し易い一方、あまり使用されていない時間帯においては無駄な電力消費が発生するおそれがある。これに対して、検知昇温モードでは、使用者が検知されていないときに設定温度よりも低い待機温度に基づいて加熱装置が制御されるため、省電力性を確保し易い一方、トイレ室に入室した使用者が想定よりも早く便座に着座すると設定温度への昇温が間に合わず快適性が損なわれるおそれがある。したがって、通常モードと検知昇温モードとを必要に応じて選択して実行することにより、快適性と省電力性とを良好にバランスさせることができる。
こうした本発明の第1の便座装置において、前記制御装置は、前記便座の使用頻度を時間帯別に予め学習し、前記便座の使用頻度が所定頻度以上の時間帯において前記通常モードを選択し、前記便座の使用頻度が前記所定頻度未満の時間帯において前記検知昇温モードを選択するものとしてもよい。すなわち、よく使用される時間帯においては使用者の快適性を優先して通常モードを選択し、あまり使用されない時間帯においては省電力性を優先して検知昇温モードを選択する。これにより、使用者の快適性と省電力性とをより良好にバランスさせることができる。
この態様の本発明の第1の便座装置において、前記制御装置は、前記検知昇温モードとして、前記便座の使用頻度が前記所定頻度未満の時間帯において前記便座の使用頻度が低い場合には高い場合に比して前記待機温度を低くして前記加熱装置を制御するものとしてもよい。こうすれば、検知昇温モードにおいて、快適性をある程度確保しつつ、省電力性をさらに向上させることができる。
本発明の第2の便座装置は、
前記便座を加熱する加熱装置と、
使用者を検知する使用者検知センサと、
前記便座の使用頻度を時間帯別に予め学習し前記便座の使用頻度が所定頻度以上の時間帯において使用者により設定される設定温度に基づいて前記便座が加熱されるように前記加熱装置を制御し前記便座の使用頻度が前記所定頻度未満の時間帯において前記設定温度よりも低い温度に基づいて前記便座が加熱されるように前記加熱装置を制御または前記加熱装置をオフとする学習モードと、前記使用者検知センサにより使用者が検出されていないときに前記設定温度よりも低い温度を待機温度として前記加熱装置を制御または前記加熱装置をオフとし前記使用者検知センサにより使用者が検出されたときに前記設定温度に基づいて前記便座が昇温するように前記加熱装置を制御する検知昇温モードとを含む複数のモードのうちいずれかを選択して実行する制御装置と、
を備えることを要旨とする。
この本発明の第2の便座装置では、便座の使用頻度を時間帯別に予め学習し便座の使用頻度が所定頻度以上の時間帯において使用者により設定される設定温度に基づいて便座が加熱されるように加熱装置を制御し便座の使用頻度が所定頻度未満の時間帯において設定温度よりも低い温度に基づいて便座が加熱されるように加熱装置を制御する学習モードと、検知昇温モードとを含む複数のモードのうちいずれかを選択して実行する。学習モードは、よく使用されている時間帯において設定温度に基づいて加熱装置が制御されあまり使用されていない時間帯において設定温度よりも低い温度に基づいて加熱装置が制御または加熱装置がオフとされるため、着座の直後から快適性を確保し易い一方、あまり使用されていない時間帯が短くなるほど、省電力性が低下する。これに対して、検知昇温モードは、使用者が検知されていないときには設定温度よりも低い温度(待機温度)に基づいて加熱装置が制御され使用者が検知されたときに設定温度に基づいて昇温されるように加熱装置が制御されるため、着座の直後は昇温が間に合わず快適性を損なうおそれがある一方、使用回数がそれほど多くなければ、あまり使用されていない時間帯が短くても、省電力性の低下を抑制することができる。したがって、学習モードと検知昇温モードとを適宜選択して実行することにより、快適性と省電力性とをバランスさせることができる。
こうした本発明の第2の便座装置において、前記制御装置は、前記学習モードと前記検知昇温モードとのうち一定期間において消費電力または電気料金が少なくなる方のモードを予測し、該予測したモードを選択するものとしてもよい。これにより、快適性をある程度確保しつつ、省電力性をより向上させたり電気料金を抑制したりすることができる。
また、便座の時間帯別の使用頻度を学習する態様の本発明の第1または第2の便座装置において、前記制御装置は、前記設定温度が所定温度以下である場合には前記便座の使用頻度が前記所定頻度よりも高い第2所定頻度以上の時間帯において前記設定温度よりも高い温度に基づいて前記便座が加熱されるように前記加熱装置を制御するものとしてもよい。こうすれば、使用者自らが設定温度を低くした場合であっても、使用頻度が特に高い時間帯において、使用者に著しい不快感を与えないようにすることができる。
本発明の第3の便座装置は、
便座を有する便座装置であって、
前記便座を加熱する加熱装置と、
使用者を検知する使用者検知センサと、
使用者により設定される設定温度よりも低い温度を待機温度として前記加熱装置を制御すると共に前記使用者検知センサにより使用者が検出されたときに前記便座が昇温するように前記加熱装置を制御する制御装置と、
を備え、
前記制御装置は、前記便座の使用頻度を時間帯別に予め学習し、前記便座の使用頻度が高い場合には低い場合に比して低い温度を前記待機温度に設定して前記加熱装置を制御する、
ことを要旨とする。
本発明の第1実施形態としての便座装置10の外観を示す外観斜視図である。 便座ヒータ20および制御装置30の構成の概略を示す構成図である。 制御装置30により実行される使用頻度学習処理の一例を示すフローチャートである。 第1実施形態の便座暖房制御処理を示すフローチャートである。 通常モード処理の一例を示すフローチャートである。 速暖モード処理の一例を示すフローチャートである。 待機温度設定用マップの一例を示す説明図である。 設定温度が高設定である場合における外気温ごとの目標温度の時間変化の様子を示す説明図である。 設定温度が中設定である場合における外気温ごとの目標温度の時間変化の様子を示す説明図である。 設定温度が低設定である場合における外気温ごとの目標温度の時間変化の様子を示す説明図である。 第2実施形態の便座暖房制御処理を示すフローチャートである。 学習モード処理の一例を示すフローチャートである。 低頻度時目標温度設定用マップの一例を示す説明図である。 変形例の速暖モードにおける外気温ごとの目標温度の時間変化の様子を示す説明図である。
本発明を実施するための形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の第1実施形態としての便座装置10の外観を示す外観斜視図であり、図2は、便座ヒータ20および制御装置30の構成の概略を示す構成図である。便座装置10は、図1に示すように、便器1の上面に取り付けられる。この便座装置10は、便座装置本体12と、便座装置本体12に対して開閉可能に支持された便座14と、便座14の着座面14aの裏側に設けられた便座ヒータ20と、便座装置本体12に対して開閉可能に支持されると共に全閉時に便座14を覆うように設けられた便蓋16と、使用者による各種操作が可能なリモートコントロール装置(以下、リモコン)18と、を備える。
便座装置本体12は、図2に示すように、便座装置本体12の各部の制御を司る制御装置30と、便座14(着座面14a近傍)の温度を検出する便座温度センサ22と、便器1が配置されたトイレ室内への使用者の入室を検知する赤外線式の入室検知センサ24と、便座14の着座面14aへの使用者の着座を検知する赤外線式の着座検知センサ26と、外気温Taを検出する外気温センサ28と、を備える。なお、便座装置本体12は、図示しないが、この他に、人体の局部を洗浄するための洗浄水を噴射する噴射ノズルや、噴射ノズルに供給する洗浄水を加熱する温水ヒータなども備える。
リモコン18は、例えば、おしり洗浄の開始を指示するおしり洗浄スイッチや、ビデ洗浄の開始を指示するビデ洗浄スイッチ、各洗浄の停止を指示する止スイッチ、洗浄水の水勢を設定する水勢設定スイッチ、洗浄位置を設定する洗浄位置設定スイッチ、洗浄水の温度を設定する水温設定スイッチ、便器1内の洗浄を指示する大洗浄スイッチや小洗浄スイッチなどを備える。また、リモコン18は、便座14の着座面14aの温度(設定温度Ts)を設定する便座温度設定スイッチ18aも備える。なお、本実施形態では、設定温度Tsの設定は、便座温度設定スイッチ18aにより切(暖房オフ),低設定(低温),中設定(中温),高設定(高温)のいずれかを選択することにより行なう。
便座ヒータ20は、所定の短時間(数秒~十数秒)で便座14をリモコン18により設定された設定温度Tsまで加熱可能な瞬間加熱式のヒータとして構成され、例えば300~800Wなどの数百W程度の定格出力を有する。
制御装置30は、CPU32を中心としたマイクロプロセッサとして構成され、CPU32の他に処理プログラムを記憶するROM34やデータを一時的に記憶するRAM36、時刻の計時を行なうRTC(Real Time Clock)38などを備える。制御装置30には、リモコン18からの操作信号や便座温度センサ22からの検出信号(便座温度)、入室検知センサ24からの検知信号(入室信号)、着座検知センサ26からの検知信号(着座信号)などが入力される。また、制御装置30からは、噴射ノズルへの制御信号や便座ヒータ20への制御信号、温水ヒータへの制御信号などが出力される。
次に、こうして構成された便座装置10の動作、特に、便座ヒータ20により便座14を加熱する際の動作(便座暖房制御)について説明する。便座暖房制御では、本実施形態では、その制御モードとして、通常モードと速暖モードとを有する。ここで、通常モードは、基本的には、便座温度設定スイッチ18aにより設定された設定温度Tsを目標温度T*に設定すると共に設定した目標温度T*で便座14が加熱されるように便座ヒータ20を制御するモードである。また、速暖モードは、入室検知センサ24により使用者のトイレ室への入室が検知されていないときに便座温度設定スイッチ18aにより設定された設定温度Tsよりも低い待機温度Twを目標温度T*に設定すると共に設定した目標温度T*で便座14が加熱されるように便座ヒータ20を制御し、入室検知センサ24により使用者のトイレ室への入室が検知されると、設定温度Tsを目標温度T*に設定すると共に設定した目標温度T*で便座14が加熱されるように便座ヒータ20を制御するモードである。本実施形態では、通常モードと速暖モードとは、時間帯別のトイレの使用頻度Fに基づいて時間帯毎に選択される。図3は、制御装置30により実行される使用頻度学習処理の一例を示すフローチャートであり、図4は、便座暖房制御処理を示すフローチャートである。ここで、使用頻度学習処理は、電源が投入されたときや、所定期間毎(例えば1日や3日、1週間毎)に繰り返し実行される。また、便座暖房制御処理は、所定時間毎(例えば数msecや数十msec毎)に繰り返し実行される。まず、使用頻度学習処理について説明し、その後、便座暖房制御処理について説明する。
使用頻度学習処理では、制御装置30のCPU32は、まず、着座検知センサ26により使用者による便座14の着座から脱座への変化(あるいは脱座から着座への変化)が検知されるのを待つ(ステップS100)。便座14の着座から脱座への変化が検知されると、RTC38からの現在時刻tを入力し(ステップS110)、入力した現在時刻tが属する時間帯の使用回数を値1だけインクメントして更新する(ステップS120)。ここで、現在時刻tが属する時間帯とは、1日を所定時間(例えば1時間や2時間)単位で区切ったものである。そして、本処理を開始してから予め定められた所定期間が経過しているか否かを判定する(ステップS130)。ここで、所定期間は、トイレの使用頻度を学習する学習期間であり、例えば、1日や3日、1週間などに定めることができる。所定期間が経過していないと判定すると、ステップS100に戻る。一方、所定期間が経過していると判定すると、時間帯毎の使用回数に基づいて時間帯毎の使用頻度Fを設定し(ステップS140)、RAM36の所定領域に登録して(ステップS150)、本処理を終了する。ここで、使用頻度Fの設定は、本実施形態では、使用回数が低頻度(例えば使用回数が0回、すなわち未使用),中頻度(例えば使用回数が1~2回),高頻度(例えば使用回数が3回~5回),高高頻度(例えば使用回数が6回以上)のいずれに該当するかを判定することにより行なう。なお、本実施形態では、低頻度を未使用としたが、単位時間帯の長さによっては1回などの極少数回を含めてもよい。
便座暖房制御処理では、制御装置30のCPU32は、まず、RTC38からの現在時刻tを入力する(ステップS200)。そして、入力した現在時刻tが属する時間帯の使用頻度FをRAM36から読み出し(ステップS210)、読み出した使用頻度Fが高頻度あるいは高高頻度(所定頻度以上)であるか否かを判定する(ステップS220)。現在の時間帯の使用頻度Fが高頻度あるいは高高頻度であると判定すると、現在時刻tにおいて実行するモードとして通常モードを選択して(ステップS230)、本処理を終了し、現在の時間帯の使用頻度Fが中頻度あるいは低頻度(所定頻度未満)であると判定すると、現在時刻tにおいて実行するモードとして速暖モードを選択して(ステップS240)、本処理を終了する。ここで、通常モードは、図5に例示する通常モード処理によって実行され、速暖モードは、図6に例示する速暖モード処理によって実行される。
通常モード処理では、CPU32は、まず、便座温度設定スイッチ18aからの設定温度TsやRTC38からの現在時刻tを入力し(ステップS300)、入力した設定温度Tsが低設定であるか否かを判定する(ステップS310)。設定温度Tsが低設定であると判定すると、入力した現在時刻tが属する時間帯の使用頻度FをRAM36から読み出し(ステップS320)、読み出した使用頻度Fが高高頻度であるか否かを判定する(ステップS330)。ステップS310で設定温度Tsが低設定でなく、中設定あるいは高設定であると判定したり、ステップS310で設定温度Tsが低設定であると判定してもステップS330で使用頻度Fが高高頻度でなく高頻度であると判定したりすると、設定温度Tsを目標温度T*に設定する(ステップS340)。一方、ステップS310で設定温度Tsが低設定であり且つステップS330で使用頻度Fが高高頻度であると判定すると、設定温度Tsに所定温度ΔTを加えた温度を目標温度T*に設定する(ステップS350)。こうして目標温度T*を設定すると、設定した目標温度T*で便座14が加熱されるように便座ヒータ20を制御して(ステップS360)、本処理を終了する。便座ヒータ20の制御は、便座温度センサ22により検出される便座温度が目標温度T*となるようにフィードバック制御により制御信号(デューティ)を生成し、生成した信号により便座ヒータ20への通電を制御することにより行なう。本実施形態では、通常モードは、上述したように、基本的には、目標温度T*を使用者が設定した設定温度Tsに設定するが、設定温度Tsが低設定であって使用頻度Fが高高頻度であるときには、例外的に、目標温度T*を設定温度Tsよりも高い温度に設定するものとした。これは、使用者自らが設定温度Tsを低設定とした場合であっても、使用頻度Fが特に高い時間帯において、使用者に著しい不快感を与えないようにするためである。
速暖モード処理では、CPU32は、まず、便座温度設定スイッチ18aからの設定温度Tsや外気温センサ28からの外気温Ta、RTC38からの現在時刻tを入力し(ステップS400)、入室検知センサ24により使用者のトイレ室への入室が検知されたか否かを判定する(ステップS410)。入室が検知されていないと判定すると、入力した現在時刻tが属する時間帯の使用頻度FをRAM36から読み出し(ステップS420)、入力した設定温度Tsと入力した外気温Taと読み出した使用頻度Fとに基づいて待機温度Twを設定する(ステップS430)。ここで、待機温度Twの設定は、本実施形態では、設定温度Tsと外気温Taと使用頻度Fと待機温度Twとの関係を予め求めて待機温度設定用マップとしてROM34に記憶しておき、設定温度Tsと外気温Taと使用頻度Fとが与えられると、対応する待機温度Twを導出することにより行なう。待機温度設定用マップの一例を図7に示す。図7(a)は、使用頻度Fが中頻度であるときの設定温度Tsと外気温Taと待機温度Twとの関係を示し、図7(b)は、使用頻度Fが低頻度であるときの設定温度Tsと外気温Taと待機温度Twとの関係を示す。なお、使用頻度Fが高頻度であるときには、上述したように、通常モードが選択されるから、待機温度設定用マップが用意されていない。図中の待機温度設定用マップでは、外気温Taを低温(例えば10℃未満),中温(例えば10℃以上20℃未満),高温(例えば20℃以上)の3段階に区切ると共に設定温度Tsを低設定,中設定,高設定の3段階に区切り、使用頻度Fを中頻度,低頻度の2段階に区切り、各外気温Ta,設定温度Tsおよび使用頻度Fの組み合わせに基づいて待機温度Twが設定される。外気温Ta,設定温度Tsおよび使用頻度Fの区切りの数は、これに限定されるものではなく、それぞれ2以上であれば、如何なる数であってもよい。待機温度設定用マップでは、待機温度Twは、外気温Taが高い場合には低い場合に比して低くなり、設定温度Tsが高い場合には低い場合に比して高くなり、且つ、使用頻度Fが高い場合には低い場合に比して高くなるように設定される。本実施形態では、待機温度Twの設定は、待機1,待機2,待機3,待機4,切のいずれかを設定することにより行なう。なお、図中、待機1,待機2,待機3,待機4の各待機温度Twは、温度が高い方から順に待機1,待機2,待機3,待機4とした。また、待機2は、本実施形態では、設定温度Tsの低設定に同等の温度とした。こうして待機温度Twを設定すると、設定した待機温度Twを目標温度T*に設定すると共に(ステップS440)、目標温度T*で便座14が加熱されるように便座ヒータ20を制御して(ステップS460)、本処理を終了する。ステップS410において、入室が検知されていると判定すると、入力した設定温度Tsを目標温度T*に設定すると共に(ステップS450)、設定した目標温度T*で便座14が加熱されるように便座ヒータ20を制御して(ステップS460)、本処理を終了する。
図8は、設定温度が高設定である場合における外気温ごとの目標温度の時間変化の様子を示す説明図であり、図9は、設定温度が中設定である場合における外気温ごとの目標温度の時間変化の様子を示す説明図であり、図10は、設定温度が低設定である場合における外気温ごとの目標温度の時間変化の様子を示す説明図である。図示するように、使用頻度Fが高頻度あるいは高高頻度(所定頻度以上)である場合には、便座暖房制御の制御モードとして通常モードが設定され、設定温度Tsが目標温度T*とされる。但し、通常モードで設定温度Tsが低設定とされていると、使用頻度Fが特に高い高高頻度かつ外気温Taが比較的低い低温あるいは中温の場合に限り、使用者に著しい不快感を与えないようにするために設定温度Tsよりも高い温度が目標温度T*とされる(図10(a),(b)参照)。また、使用頻度Fが中頻度あるいは低頻度(所定頻度未満)である場合には、制御モードとして速暖モードが設定される。速暖モードでは、入室検知センサ24により使用者が検知されていないときには、設定温度Tsよりも低い待機温度Twが目標温度T*とされ、入室検知センサ24により使用者が検知されると、設定温度Tsが目標温度T*とされる。速暖モード時の待機温度Twは、外気温Taが高い場合には低い場合に比して低くなり、且つ、使用頻度Fが高い場合には低い場合に比して高くなるように設定される。
このように、通常モードは、基本的には設定温度Tsに基づいて便座ヒータ20が制御されるため、快適性を確保し易い一方、あまり使用されていない時間帯において無駄な消費電力が発生するおそれがある。一方、速暖モードでは、普段は便座14を設定温度Tsよりも低い待機温度Twで待機させるため、省電力性を確保し易い一方、トイレ室に入室した使用者が想定よりも早く便座14に着座する場合には便座14の昇温が間に合わず、快適性が損なわれるおそれがある。本実施形態では、通常モードと速暖モードとを使用頻度Fに応じて適宜選択して実行するため、快適性と省電力性とを良好にバランスさせることができる。
以上説明した第1実施形態の便座装置10では、使用者により設定される設定温度Tsに基づいて便座14が加熱されるように便座ヒータ20を制御する通常モードと、入室検知センサ24により使用者が検知されていないときには設定温度Tsよりも低い待機温度Twに基づいて便座ヒータ20を制御または便座ヒータ20をオフとし入室検知センサ24により使用者が検知されたときに待機温度Twから設定温度Tsへ昇温するように便座ヒータ20を制御する速暖モードとのうちいずれかを選択して実行する。通常モードと検知昇温モードとを必要に応じて選択して実行することにより、快適性と省電力性とを良好にバランスさせることができる。
また、第1実施形態の便座装置10では、時間帯別のトイレの使用頻度Fを予め学習し、使用頻度Fが所定頻度(高頻度)以上の時間帯(高頻度,高高頻度の時間帯)においては通常モードを選択して実行し、使用頻度Fが所定頻度未満の時間帯(中頻度,低頻度の時間帯)においては速暖モードを選択して実行する。すなわち、よく使用される時間帯においては使用者の快適性を優先して通常モードを選択し、あまり使用されていない時間帯においては省電力性を優先して速暖モードを選択する。これにより、使用者の快適性と省電力性とをより良好にバランスさせることができる。
さらに、第1実施形態の便座装置10では、速暖モードとして、トイレの使用頻度Fが低い場合(低頻度)には高い場合(中頻度)に比して待機温度Twを低くするから、快適性をある程度確保しつつ、省電力性をさらに向上させることができる。
また、設定温度Tsが低設定である場合には、トイレの使用頻度Fが特に高い高高頻度の時間帯において設定温度Tsよりも高い温度に基づいて便座14が加熱されるように便座ヒータ20を制御する。これにより、使用者自らが設定温度を低くした場合であっても、使用頻度が特に高い時間帯において、使用者に著しい不快感を与えないようにすることができる。
第1実施形態では、使用頻度Fに応じて通常モードと速暖モードとを切り替えるものとしたが、使用者により操作される切替スイッチを設け、切替スイッチの操作に基づいて通常モードと速暖モードとを切り替えるようにしてもよい。
第1実施形態では、通常モードにおいて、設定温度Tsが低設定(所定温度以下)である場合には、トイレの使用頻度Fが特に高い高高頻度の時間帯において設定温度Tsよりも高い温度に基づいて便座14が加熱されるように便座ヒータ20を制御するものとした。しかし、設定温度Tsに拘わらず設定温度Tsに基づいて便座ヒータ20を制御するものとしてもよい。
第1実施形態では、速暖モードにおいて、待機温度Twは、外気温Taが高い場合には低い場合に比して低くなり、設定温度Tsが高い場合には低い場合に比して高くなり、且つ、使用頻度Fが高い場合には低い場合に比して高くなるように設定されるものとした。しかし、待機温度Twは、外気温Taとは無関係に設定されてもよい。また、待機温度Twは、使用頻度Fとは無関係に設定されてもよい。さらに、待機温度Twは、設定温度Tsとは無関係に設定されてもよい。
第2実施形態の便座装置10は、便座暖房制御のモードとして、学習モードと上述した速暖モードとを有する。学習モードは、基本的には、トイレの使用頻度Fが所定頻度以上(中頻度,高頻度あるいは高高頻度)の時間帯においては設定温度Tsに基づいて便座14が加熱されるように便座ヒータ20を制御し、使用頻度Fが所定頻度未満(低頻度)の時間帯においては設定温度Tsよりも低い温度に基づいて便座14が加熱されるように便座ヒータ20を制御するモードである。なお、時間帯別のトイレの使用頻度Fは、上述した図3の使用頻度学習処理により学習したものを用いることができる。
図11は、第2実施形態の便座暖房制御処理を示すフローチャートである。第2実施液体の便座暖房制御処理では、制御装置30のCPU32は、まず、時間帯別の使用頻度FをRAM36から読み出す(ステップS500)。そして、読み出した時間帯別の使用頻度Fに基づいて使用頻度Fが未使用(低頻度)の時間帯を合計して未使用時間tl(低頻度時間)を算出し(ステップS510)、算出した未使用時間tlが所定時間trefよりも大きいか否かを判定する(ステップS520)。未使用時間tlが所定時間trefよりも大きいと判定すると、便座暖房制御の制御モードとして学習モードを選択して(ステップS530)、本処理を終了し、未使用時間tlが所定時間tref以下であると判定すると、制御モードとして速暖モードを選択して(ステップS540)、本処理を終了する。所定時間trefについては後述する。
学習モードは、図12に示す学習モード処理によって実行される。学習モード処理では、CPU32は、まず、便座温度設定スイッチ18aからの設定温度TsやRTC38からの現在時刻tを入力する(ステップS600)。続いて、入力した現在時刻tが属する時間帯の使用頻度FをRAM36から読み出し(ステップS610)、使用頻度Fが低頻度(所定頻度未満)であるか否か(ステップS620)、使用頻度Fが高頻度以上(所定頻度よりも高い第2所定頻度以上)であるか否か(ステップS630)、をそれぞれ判定する。使用頻度Fが高頻度以上であると判定すると、さらに設定温度Tsが低設定であるか否かを判定する(ステップS640)。ステップS620,S630において使用頻度Fが低頻度でなく高頻度以上でもないと判定、すなわち中頻度であると判定すると、入力した設定温度Tsを目標温度T*に設定する(ステップS650)。ステップS620において使用頻度Fが低頻度であると判定すると、入力した設定温度Tsと外気温Taとに基づいて目標温度T*を設定する(ステップS660)。ここで、目標温度T*の設定は、本実施形態では、設定温度Tsと外気温Taと目標温度T*との関係を予め求めて目標温度設定用マップとしてROM34に記憶しておき、設定温度Tsと外気温Taとが与えられると、対応する目標温度T*を導出することにより行なう。目標温度設定用マップの一例を図13に示す。使用頻度Fが低頻度の時間帯において、目標温度T*は、図示するように、設定温度Tsよりも低い温度に設定され、更に外気温Taが高い場合には低い場合に比して低くなるように設定される。本実施形態では、使用頻度Fが低頻度の時間帯において、目標温度T*の設定は、低温,低低温(低温よりも低い温度),切(暖房オフ)のいずれかを設定することにより行なう。ステップ630,S640において、使用頻度Fが高頻度以上であり且つ設定温度Tsが低設定であると判定すると、設定温度Tsに所定温度ΔTを加えた温度を目標温度T*に設定する(ステップS660)。こうして目標温度T*を設定すると、設定した目標温度T*で便座14が加熱されるように便座ヒータ20を制御して(ステップS670)、本処理を終了する。本実施形態では、学習モードは、上述したように、基本的には、使用頻度Fが低頻度でないときには目標温度T*を使用者が設定した設定温度Tsに設定するが、設定温度Tsが低設定であって使用頻度Fが高頻度以上であるときには、例外的に、目標温度T*を設定温度Tsよりも高い温度に設定するものとした。これは、使用者自らが設定温度Tsを低設定とした場合であっても、使用頻度Fが特に高い時間帯において、使用者に著しい不快感を与えないようにするためである。
ここで、学習モードは、よく使用されている時間帯においては設定温度Tsよりも低い温度で便座ヒータ20が制御されあまり使用されていない時間帯においては設定温度Tsに基づいて便座ヒータ20が制御されるため、便座14への着座の直後から快適性を確保し易い一方、あまり使用されていない時間帯が短いほど、省電力性が低下する。これに対して、速暖モードは、使用者が検知されていないときには設定温度Tsよりも低い温度(待機温度Tw)で便座ヒータ20が制御され使用者が検知されたときに設定温度Tsまで昇温されるように便座ヒータ20が制御されるため、着座の直後は昇温が間に合わず快適性を損なうおそれがあるものの、使用回数がそれほど多くなければ、あまり使用されていない時間帯が短くても、省電力性を確保し易い。本実施形態では、未使用時間tlが所定時間trefよりも大きいときには速暖モードよりも学習モードの方が省電力性が高いと判断して、学習モードを選択し、未使用時間tlが所定時間tref以下であるときには学習モードよりも速暖モードの方が省電力性が高いと判断して、速暖モードを選択する。これにより、快適性をある程度確保しつつ、省電力性を向上させることができる。所定時間trefについては、例えば、未使用時間tlを少しずつ長短させながら学習モードおよび速暖モードをそれぞれ実験的に実行して両モードの消費電力をそれぞれ測定し、測定結果から両モードの消費電力の大小が逆転するときの未使用時間tlを所定時間trefとして導き出すものとした。
以上説明した第2実施形態の便座装置では、時間帯別のトイレの使用頻度Fを予め学習し、使用頻度Fが所定頻度以上(中頻度以上)の時間帯において使用者により設定される設定温度Tsに基づいて便座ヒータ20を制御し使用頻度Fが所定頻度未満(低頻度)の時間帯において設定温度Tsよりも低い待機温度Twに基づいて便座ヒータ20を制御する学習モードと、速暖モードとを含む複数のモードのうちいずれかを選択して実行する。学習モードと検知昇温モードとを必要に応じて適宜選択して実行することにより、快適性と省電力性とをバランスさせることができる。
また、第2実施形態の便座装置では、未使用時間tlが所定時間trefよりも大きいときには学習モードを選択し、未使用時間tlが所定時間tref未満であるときには速暖モードを選択する。学習モードは、あまり使用されていない時間帯が短くなるほど省電力性が低下するが、速暖モードは、あまり使用されていない時間帯が短くても、省電力性はそれほど低下しないから、学習モードと速暖モードとのうち一定期間において消費電力または電気料金が少なくなる方を選択して実行することにより、快適性をある程度確保しつつ、省電力性をより向上させることができる。
さらに、第2実施形態の便座装置では、学習モードにおいて、設定温度Tsが低設定(所定温度以下)である場合には、トイレの使用頻度Fが高い高頻度以上の時間帯において設定温度Tsよりも高い温度に基づいて便座14が加熱されるように便座ヒータ20を制御する。これにより、使用者自らが設定温度を低くした場合であっても、使用頻度が高い時間帯において、使用者に著しい不快感を与えないようにすることができる。
第2実施形態では、低頻度時間tlに応じて学習モードと速暖モードとを切り替えるものとしたが、使用者により操作される切替スイッチを設け、切替スイッチの操作に基づいて学習モードと速暖モードとを切り替えるようにしてもよい。
第2実施形態では、学習モードにおいて、設定温度Tsが低設定(所定温度以下)である場合には、トイレの使用頻度Fが高い高頻度以上の時間帯において設定温度Tsよりも高い温度に基づいて便座14が加熱されるように便座ヒータ20を制御するものとした。しかし、設定温度Tsが低設定であるかに拘わらず設定温度Tsに基づいて便座ヒータ20を制御するものとしてもよい。
第2実施形態では、学習モードにおいて、使用頻度Fが低頻度の時間帯の目標温度T*は、設定温度Tsよりも低く、外気温Taが高い場合には低い場合に比して低くなるように設定される。しかし、このときの目標温度T*は、外気温Taとは無関係に設定されてもよい。
第2実施形態では、未使用時間tlが所定時間trefよりも大きいときには学習モードを選択し、低頻度時間tlが所定時間tref以下であるときには速暖モードを選択するものとした。しかし、例えば、学習モードにおいて時間帯別のトイレの使用頻度Fに応じて設定される便座14の目標温度T*に基づいて時間帯別の消費電力を求めてこれらを積算することにより所定期間における学習モードの消費電力を算出すると共に、所定期間におけるトイレの合計使用回数に基づいて速暖モードの消費電力を算出し、学習モードと速暖モードとのうち算出した消費電力が少ない方のモードを選択するものとしてもよい。また、消費電力に代えて電気料金を算出し、学習モードと速暖モードとのうち算出した電気料金が少ない方のモードを選択するものとしてもよい。時間帯別に電気料金が変化する場合には、時間帯別の電気料金単価に時間帯別の消費電力を乗じて電気料金を算出するものとすればよい。なお、時間帯別の電気料金単価は、ユーザによる手動入力によって取得するものとしてもよいし、通信を介して外部装置から取得するものとしてもよい。
便座暖房制御の制御モードとして、第1実施形態では、通常モードと速暖モードとを有し、第2実施形態では、学習モードと速暖モードとを有するものとした。しかし、通常モードと学習モードと速暖モードとの3つのモードを有し、これらのモードを選択して実行するものとしてもよい。また、速暖モードのみを有するものとしてもよい。後者の場合、図14に示すように、入室検知センサ24により使用者が検知されていないときには設定温度Tsよりも低い待機温度Twを目標温度T*に設定すると共に設定した目標温度T*に基づいて便座ヒータ20を制御し、入室検知センサ24により使用者が検知されたときには設定温度Tsを目標温度T*に設定すると共に設定した目標温度T*に基づいて便座ヒータ20を制御する。待機温度Twは、使用頻度Fが高い場合には低い場合に比して高くなるように設定され、外気温Taが高い場合には低い場合に比して低くなるように設定される。この変形例によっても、快適性と省電力性とを良好にバランスさせることができる。
実施形態の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係について説明する。実施形態では、便座14が「便座」に相当し、便座ヒータ20が「加熱装置」に相当し、入室検知センサ24が「使用者検知センサ」に相当し、制御装置30が「制御装置」に相当する。
なお、実施形態の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係は、実施形態が課題を解決するための手段の欄に記載した発明を実施するための形態を具体的に説明するための一例であることから、課題を解決するための手段の欄に記載した発明の要素を限定するものではない。即ち、課題を解決するための手段の欄に記載した発明についての解釈はその欄の記載に基づいて行なわれるべきものであり、実施形態は課題を解決するための手段の欄に記載した発明の具体的な一例に過ぎないものである。
以上、本発明を実施するための形態について実施形態を用いて説明したが、本発明はこうした実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、便座装置の製造産業などに利用可能である。
1 便器、10 便座装置、12 便座装置本体、14 便座、14a 着座面、16 便蓋、18 リモートコントロール装置(リモコン)、18a 便座温度設定スイッチ、20 便座ヒータ、22 便座温度センサ、24 入室検知センサ、26 着座検知センサ、28 外気温センサ、30 制御装置、32 CPU、34 ROM、36 RAM、38 RTC。

Claims (4)

  1. 便座を有する便座装置であって、
    前記便座を加熱する加熱装置と、
    使用者を検知する使用者検知センサと、
    使用者により設定される設定温度に基づいて前記便座が加熱されるように前記加熱装置を制御する通常モードと、前記使用者検知センサにより使用者が検出されていないときに前記設定温度よりも低い温度を待機温度として前記加熱装置を制御または前記加熱装置をオフとし前記使用者検知センサにより使用者が検出されたときに前記便座が昇温するように前記加熱装置を制御する検知昇温モードとを含む複数のモードのうちいずれかを選択して実行する制御装置と、
    を備え
    前記制御装置は、前記便座の使用頻度を時間帯別に予め学習し、前記便座の使用頻度が所定頻度以上の時間帯において前記通常モードを選択し、前記便座の使用頻度が前記所定頻度未満の時間帯において前記検知昇温モードを選択するものであり、前記設定温度が所定温度以下である場合には、前記便座の使用頻度が前記所定頻度よりも高い第2所定頻度以上の時間帯において前記設定温度よりも高い温度に基づいて前記便座が加熱されるように前記加熱装置を制御する、
    便座装置。
  2. 請求項に記載の便座装置であって、
    前記制御装置は、前記検知昇温モードとして、前記便座の使用頻度が前記所定頻度未満の時間帯において前記便座の使用頻度が低い場合には高い場合に比して前記待機温度を低くして前記加熱装置を制御する、
    便座装置。
  3. 便座を有する便座装置であって、
    前記便座を加熱する加熱装置と、
    使用者を検知する使用者検知センサと、
    前記便座の使用頻度を時間帯別に予め学習し前記便座の使用頻度が所定頻度以上の時間帯において使用者により設定される設定温度に基づいて前記便座が加熱されるように前記加熱装置を制御し前記便座の使用頻度が前記所定頻度未満の時間帯において前記設定温度よりも低い温度に基づいて前記便座が加熱されるように前記加熱装置を制御または前記加熱装置をオフとする学習モードと、前記使用者検知センサにより使用者が検出されていないときに前記設定温度よりも低い温度を待機温度として前記加熱装置を制御または前記加熱装置をオフとし前記使用者検知センサにより使用者が検出されたときに前記便座が昇温するように前記加熱装置を制御する検知昇温モードとを含む複数のモードのうちいずれかを選択して実行する制御装置と、
    を備え
    前記制御装置は、前記設定温度が所定温度以下である場合には、前記便座の使用頻度が前記所定頻度よりも高い第2所定頻度以上の時間帯において前記設定温度よりも高い温度に基づいて前記便座が加熱されるように前記加熱装置を制御する、
    便座装置。
  4. 請求項に記載の便座装置であって、
    前記制御装置は、前記学習モードと前記検知昇温モードとのうち一定期間において消費電力または電気料金が少なくなる方のモードを予測し、該予測したモードを選択する、
    便座装置。
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