JP7314332B1 - 電装箱の保持構造及び室外機並びにメンテナンス方法 - Google Patents

電装箱の保持構造及び室外機並びにメンテナンス方法 Download PDF

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Abstract

【課題】電装箱を位置決めした状態で強固に固定することができ、また、特殊な部品を用いることなく電装箱を回転させることができる電装箱の保持構造及び室外機並びにメンテナンス方法を提供する。【解決手段】第1板金部31は、奥行方向の手前側に延在した係止爪33を有し、取付板金部21は、室外機の幅方向から係止爪33が入り込む取付切欠き22を有し、第2板金部41は、幅方向から係止爪が入り込む第2切欠き42を有し、第1電装箱は、係止爪33が取付切欠き22及び第2切欠き42に入り込み取付切欠きの側縁端22aに隣接した状態で固定された固定位置、及び、係止爪33が取付切欠き22の下縁端22cに当接した回転位置をとり、第1電装箱が固定位置にあるとき、第1板金部31は、第2板金部32に重ね合わせられて面で当接している。【選択図】図7

Description

本開示は、電装箱の保持構造及び室外機並びにメンテナンス方法に関する。
例えば特許文献1には、空気調和装置の室外機において、電装箱としての扉体を壁板に対して垂直軸周りに回転するように構成することで、扉体の奥にある空間にアクセスできる電装箱の保持構造が開示されている。
特開2011-232010号公報
特許文献1の構成では、壁板に形成されたヒンジ用開口に扉体に設けられたヒンジ片を入れ込むことで、その位置で扉体を固定したり回転させたりしている。
このとき、ヒンジ用開口は、ヒンジ片の回転を許容するために、少なくとも、ヒンジ片の厚さ寸法よりも大きな幅寸法を有していると考えられる。この場合、ヒンジ用開口とヒンジ片との間には常に遊びがあり、その接触状態は不安定なものになる可能性がある。そうすると、扉体を固定したときに位置決め箇所(当接箇所)が少なくなり、電装箱としての扉体の強固な固定が妨げられる可能性がある。特に、室外機に振動が伝わりやすい状況においては、位置決め箇所を可能な限り多く確保しなければ、電装箱が外れてしまう可能性がある。
本開示は、このような事情に鑑みてなされたものであって、電装箱を位置決めした状態で強固に固定することができ、また、特殊な部品を用いることなく電装箱を回転させることができる電装箱の保持構造及び室外機並びにメンテナンス方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本開示の電装箱の保持構造及び室外機並びにメンテナンス方法は以下の手段を採用する。
すなわち、本開示の一態様に係る電装箱の保持構造は、室外機の高さ方向に延在した取付板金部が形成されたフロントパネルと、前記室外機の奥行方向において前記取付板金部の奥側に設けられる第1板金部が形成された第1電装箱と、前記奥行方向において前記第1電装箱の奥側に設置されるとともに、前記奥行方向において前記取付板金部と前記第1板金部との間に設けられる第2板金部が形成された第2電装箱と、を備え、前記第1板金部は、前記奥行方向の手前側に延在した係止爪を有し、前記取付板金部は、前記室外機の幅方向から前記係止爪が入り込む取付切欠きを有し、前記第2板金部は、前記幅方向から前記係止爪が入り込む第2切欠きを有し、前記第1電装箱は、前記係止爪が前記取付切欠き及び前記第2切欠きに入り込み前記取付切欠きの側縁端に隣接した状態で固定された固定位置、及び、前記係止爪が前記取付切欠きの下縁端に当接した回転位置をとり、前記第1電装箱が前記固定位置にあるとき、前記第1板金部は、前記第2板金部に重ね合わせられて面で当接している。
また、本開示の一態様に係る室外機は、上記の電装箱の保持構造と、前記フロントパネルが取り付けられた筐体と、前記フロントパネル及び前記筐体によって画定された空間に収容されたファンと、を備えている。
また、本開示の一態様に係るメンテナンス方法は、室外機の高さ方向に延在した取付板金部が形成されたフロントパネルと、前記室外機の奥行方向において前記取付板金部の奥側に設けられる第1板金部が形成された第1電装箱と、前記奥行方向において前記第1電装箱の奥側に設置されるとともに、前記奥行方向において前記取付板金部と前記第1板金部との間に設けられる第2板金部が形成された第2電装箱と、を備え、前記第1板金部は、前記奥行方向の手前側に延在した係止爪を有し、前記取付板金部は、前記室外機の幅方向から前記係止爪が入り込む取付切欠きを有し、前記第2板金部は、前記幅方向から前記係止爪が入り込む第2切欠きを有し、前記第1電装箱は、前記係止爪が前記取付切欠き及び前記第2切欠きに入り込み前記取付切欠きの側縁端に隣接した状態で固定された固定位置、及び、前記係止爪が前記取付切欠きの下縁端に当接した回転位置をとり、前記第1電装箱が前記固定位置にあるとき、前記第1板金部は、前記第2板金部に重ね合わせられて面で当接している電装箱の保持構造をメンテナンスするメンテナンス方法であって、前記固定位置で固定されている前記第1電装箱の固定を解除する解除工程と、前記第1電装箱を前記回転位置まで移動させる移動工程と、前記第1電装箱を前記回転位置で前記高さ方向に延在した軸線周りに回転させる回転工程と、を含む。
本開示によれば、電装箱を位置決めした状態で強固に固定することができ、また、特殊な部品を用いることなく電装箱を回転させることができる。
本開示の一実施形態に係る室外機の正面斜視図である。 図1においてサービスパネルを取り外した状態の図である。 第1電装箱及び第2電装箱近傍の正面斜視図である。 第1電装箱及び第2電装箱近傍の平面図である。 第1電装箱及び第2電装箱近傍の平面図である。 保持構造近傍の正面斜視図である。 第1電装箱が固定位置にある状態の保持構造近傍の正面斜視図である。 第1電装箱が固定位置にある状態の係止爪近傍の正面図である。 第1電装箱が回転位置にある状態の係止爪近傍の正面図である。 第1電装箱が回転位置にある状態の係止爪近傍の正面斜視図である。 第1電装箱を取り外す際の係止爪近傍の正面図である。
以下、本開示の一実施形態に係る電装箱の保持構造及び室外機並びにメンテナンス方法について、図面を参照して説明する。
[室外機の構成について]
電装箱の保持構造15は、空気調和装置の室外機1に適用される構造である。
なお、ここでいう電装箱とは、電子回路基板や電気機器が収容され、又は電子回路基板や電気機器が取り付けられる構造物である。
図1に示すように、室外機1は、既知の通り、略直方体の外形状をなす筐体11の内部に、図示しない熱交換器、ファン、圧縮機、膨張弁及びその他の補機類が収容されて構成されている。
筐体11の正面(前面)には、熱交換室を塞ぐフロントパネル20及び機械室を塞ぐサービスパネル13が取り付けられている。
図2に示すように、サービスパネル13を取り外すと、機械室の上方には、複数の電装箱が収容されている。また、機械室の下方には、圧縮機等が収容されている。
図3及び図4に示すように、複数の電装箱は、例えば室外機1の奥行方向に並べられた多段構造とされている。
本実施形態において室外機1は、例えば、奥行方向の手前側に設置された第1電装箱30及び奥側に設置された第2電装箱40を備えている。
第1電装箱30は、平面視(図4参照)で略L字状をなす第2電装箱40の内側の空間に収められた形態をとる。
これにより、空気調和装置の制御に必要な電子回路基板や電気機器を室外機1に効率的に収容している。
しかしながら、メンテナンス時には、第1電装箱30の奥に設置された第2電装箱40に容易にアクセスする必要がある。
そこで、図4及び図5に示すように、本実施形態では、保持構造15によって、第2電装箱40に対して第1電装箱30を高さ方向に延在する軸線周りに扉のように回転させることができるようにした。
[保持構造について]
フロントパネル20、第1電装箱30及び第2電装箱40は、それぞれ板金によって形成されている。
なお、第1電装箱30及び第2電装箱40は、必ずしも「箱型」である必要はない。
図6に示すように、フロントパネル20の縁端には、取付板金部21が形成されている。
取付板金部21は、室外機1の高さ方向に延在するとともに室外機1の幅方向に沿う板状部分である。
取付板金部21の縁端は、奥行方向の手前側に折り曲げられている。
第2電装箱40を形成する板金の縁端は、室外機1の幅方向に沿うように折り曲げられている。
折り曲げられた板状の部分は、第2板金部41とされている。第2板金部41は、室外機1の高さ方向に延在するとともに室外機1の幅方向に沿う。
第1電装箱30を形成する板金の縁端は、室外機1の幅方向に沿うように折り曲げられている。
折り曲げられた板状の部分は、第1板金部31とされている。第1電装箱30が固定位置(後述)にある場合、第1板金部31は、室外機1の高さ方向に延在するとともに室外機1の幅方向に沿う。
保持構造15は、取付板金部21、第2板金部41及び第1板金部31が室外機1の奥行方向の手前側から順に並べられて構成されている。
取付板金部21には、取付切欠き22が形成されている。
取付切欠き22は、高さ方向に沿った側縁端22a、幅方向に沿った上縁端22b及び下縁端22cによって画定された凹状の切欠きである。
下縁端22cの基端(図6において左端)には、側縁端22aの延在方向に沿うとともに高さ方向の下方に延在したスリット23が形成されている。スリット23の幅寸法は、後述する係止爪33の厚さ寸法よりも大きい。
下縁端22cの先端(図6において右端)には、高さ方向の上方に突出したストッパ(突起部)24が形成されている。
第2板金部41には、第2切欠き42が形成されている。
第2切欠き42は、高さ方向に沿った側縁端42a、幅方向に沿った上縁端42b及び下縁端42cによって画定された凹状の切欠きである。
第1板金部31には、第1切欠き32が形成されている。
第1切欠き32は、高さ方向に沿った側縁端32a、幅方向に沿った上縁端32b及び下縁端32cによって画定された凹状の切欠きである。
側縁端32aには、奥行方向の手前側に折り曲げられた係止爪33が形成されている。
係止爪33は、例えば、第1切欠き32を金型で抜いて形成する際に不要となる板金の領域の一部を残して、その残存した部分を折り曲げることで形成することができる。
係止爪33の下端部には、高さ方向の下方に突出した鉤状部33aが形成されている。
<固定位置について>
図7に示すように、室外機1の組立完了時(非メンテナンス時)において、取付板金部21、第2板金部41及び第1板金部31は重ね合わせられている。
具体的には、取付板金部21の裏面に第2板金部41の表面が面接触するように重ね合わせられ、第2板金部41の裏面に第1板金部31の表面が面接触するように重ね合わせられている。
図8に示すように、室外機1を正面視したとき、取付切欠き22、第1切欠き32及び第2切欠き42が重なり合っている。
このとき、第2切欠き42の下縁端42cは、取付切欠き22の側縁端22aからスリット23を跨いで下縁端22cの略中間地点に渡っている。
なお、第2切欠き42の下縁端42cの輪郭は、滑らかに傾斜していてもよいし(図8参照)、直線状に傾斜していてもよい。
取付板金部21、第2板金部41及び第1板金部31が重ね合わせられた状態において、係止爪33は、第2切欠き42及び取付切欠き22に入り込んでいる。
このとき、図7及び図8に示すように、第1電装箱30において、係止爪33の側面は取付切欠き22の側縁端22aに隣接して、係止爪33の下端(鉤状部33aを除いた部分)は第2切欠き42の下縁端42cに当接している。また、鉤状部33aは、第2板金部41の表面側に掛かっている。
この状態にある第1電装箱30の位置を「固定位置」という。
固定位置にある第1電装箱30は、この状態で固定されている。
具体的には、ネジ51によって第1板金部31と第2板金部41とが締結されることで第1電装箱30が第2電装箱40に固定されて、ネジ52によって第2板金部41と取付板金部21とが締結されることで第2電装箱40がフロントパネル20に固定される。
このとき、ネジ51の締結力によって、第2板金部41の裏面と第1板金部31の表面とが強固に接触することになる。
また、図3及び図4に示すように、補強部材53によって第1電装箱30と第2電装箱40とを接続してもよい。
補強部材53は、ネジ54によって第1電装箱30に締結され、ネジ55によって第2電装箱40に締結されている。
<回転位置について>
図9及び図10に示すように、ネジ51等による固定を解除することで(解除工程)、第1電装箱30を固定位置から移動させることができる(移動工程)。
このとき、第1電装箱30を移動させることで、第1板金部31の係止爪33は取付切欠き22の側縁端22aから離間して下縁端22cの先端側に位置する。
この状態にある第1電装箱30の位置を「回転位置」という。
第1電装箱30が固定位置から回転位置まで移動したとき、ストッパ24は、係止爪33が取付切欠き22から脱落することを防止する。また、鉤状部33aも、係止爪33が取付切欠き22から脱落することを防止する。
回転位置にある第1電装箱30は、係止爪33の下端と取付切欠き22の下縁端22cとの接触箇所を支点として、高さ方向に延在する軸線周りに回転させることができる(回転工程)。
つまり、蝶番等の特殊な部品を用いることなく、板金の加工によって、第1電装箱30をフロントパネル20や第2電装箱40に対して扉のように回転させることができる。これによって、第1電装箱30の奥側にある第2電装箱40にアクセスしてメンテナンス等を実施することができる。
なお、図8及び図9に示すように、保持構造15を奥行方向から正面視したときに、第2切欠き42の下縁端42cが取付切欠き22の側縁端22aから下縁端22cに渡っている場合、第1電装箱30の移動工程において、係止爪33の下端を第2切欠き42の下縁端42cに沿って移動させることで係止爪33を取付切欠き22の下縁端22cに滑らかに誘導することができる。
なお、第1電装箱30を室外機1から完全に取り外したい場合は、図11に示すように、係止爪33がストッパ24を乗り越えるように第1電装箱30を持ち上げればよい。
本実施形態によれば、以下の効果を奏する。
第1電装箱30は、係止爪33が取付切欠き22及び第2切欠き42に入り込み取付切欠き22の側縁端に隣接した状態で固定された固定位置、及び、係止爪33が取付切欠き22の下縁端22cに当接した回転位置をとり、第1電装箱30が固定位置にあるとき、第1板金部31は、第2板金部41に重ね合わせられて面で当接しているので、第1電装箱30が固定位置にあるときは、第1電装箱30を第2電装箱40に対して位置決めした状態で強固に固定することができる。
また、固定が解除され第1電装箱30が回転位置にあるときは、係止爪33と取付切欠き22の下縁端22cとの接触箇所を支点として第1電装箱30を高さ方向に延在する軸線周りに回転させることができる。つまり、蝶番等の特殊な部品を用いることなく、第1電装箱30をフロントパネル20や第2電装箱40に対して回転させることができる。これにより、第1電装箱30の奥にある空間に容易にアクセスできるようになる。
また、フロントパネル20と第1電装箱30とを蝶番等によって接続していないので、第1電装箱30を容易に取り外すことができる。
また、第2切欠き42の下縁端42cは、取付切欠き22の側縁端22aから取付切欠き22の下縁端22cに渡っているので、取付切欠き22の側縁端22aに当接した係止爪33を第2切欠き42の下縁端42cに沿わせながら取付切欠き22の下縁端22cまで誘導することができる。
また、第1電装箱30が固定位置にあるとき、係止爪33は、第2切欠き42の下縁端42cに当接するので、第1板金部31と第2板金部41との接触と併せて、第1電装箱30を複数の箇所で位置決めした状態で強固に固定することができる。
また、取付板金部21はスリット23を有し、スリット23の幅寸法は、係止爪33の厚さ寸法よりも大きいので、第1電装箱30及び第2電装箱40が設置された状態の室外機1にフロントパネル20を取り付ける際に、第1板金部31に形成された係止爪33に干渉することなくフロントパネル20を取り付けることができる。
また、取付板金部21はストッパ24を有しているので、回転位置にある第1電装箱30の係止爪33が容易に取付切欠き22から脱落することを回避できる。
なお、室外機1の奥行方向に並べられた電装箱の数は、1つであってもよいし2以上であってもよい。
以上の通り説明した一実施形態に係る電装箱の保持構造及び室外機並びにメンテナンス方法は、例えば、以下の通り把握される。
すなわち、本開示の一実施形態に係る電装箱の保持構造(15)は、室外機(1)の高さ方向に延在した取付板金部(21)が形成されたフロントパネル(20)と、前記室外機の奥行方向において前記取付板金部の奥側に設けられる第1板金部(31)が形成された第1電装箱(30)と、前記奥行方向において前記第1電装箱の奥側に設置されるとともに、前記奥行方向において前記取付板金部と前記第1板金部との間に設けられる第2板金部(41)が形成された第2電装箱(40)と、を備え、前記第1板金部は、前記奥行方向の手前側に延在した係止爪(33)を有し、前記取付板金部は、前記室外機の幅方向から前記係止爪が入り込む取付切欠き(22)を有し、前記第2板金部は、前記幅方向から前記係止爪が入り込む第2切欠き(42)を有し、前記第1電装箱は、前記係止爪が前記取付切欠き及び前記第2切欠きに入り込み前記取付切欠きの側縁端に隣接した状態で固定された固定位置、及び、前記係止爪が前記取付切欠きの下縁端(22c)に当接した回転位置をとり、前記第1電装箱が前記固定位置にあるとき、前記第1板金部は、前記第2板金部に重ね合わせられて面で当接している。
本態様に係る電装箱の保持構造によれば、高さ方向に延在した取付板金部が形成された室外機のフロントパネルと、奥行方向において取付板金部の奥側に設けられる第1板金部が形成された第1電装箱と、奥行方向において第1電装箱の奥側に設置されるとともに、奥行方向において取付板金部と第1板金部との間に設けられる第2板金部が形成された第2電装箱(40)と、を備え、第1板金部は、奥行方向の手前側に延在した係止爪を有し、取付板金部は、幅方向から係止爪が入り込む取付切欠きを有し、第2板金部は、前記幅方向から係止爪が入り込む第2切欠きを有し、第1電装箱は、係止爪が取付切欠及び第2切欠きに入り込み前記取付切欠きの側縁端に隣接した状態で固定された固定位置、及び、係止爪が取付切欠きの下縁端に当接した回転位置をとり、第1電装箱が固定位置にあるとき、第1板金部は、第2板金部に重ね合わせられて面で当接しているので、第1電装箱が固定位置にあるときは、第1電装箱を第2電装箱に対して位置決めした状態で強固に固定することができる。
また、固定が解除され第1電装箱が回転位置にあるときは、係止爪と取付切欠きの下縁端との接触箇所を支点として第1電装箱を高さ方向に延在する軸線周りに回転させることができる。つまり、蝶番等の特殊な部品を用いることなく、第1電装箱をフロントパネルに対して回転させることができる。これにより、第1電装箱の奥にある空間に容易にアクセスできるようになる。
また、フロントパネルと第1電装箱とを蝶番等によって接続していないので、第1電装箱を容易に取り外すことができる。
また、本開示の一実施形態に係る電装箱の保持構造において、前記取付板金部と前記第2板金部とが前記奥行方向に重ね合わせられた状態を前記奥行方向から正面視したとき、前記第2切欠きの下縁端(42c)は、前記取付切欠きの前記側縁端から前記取付切欠きの前記下縁端に渡っている。
本態様に係る電装箱の保持構造によれば、取付板金部と第2板金部とが奥行方向に重ね合わせられた状態を奥行方向から正面視したとき、第2切欠きの下縁端は、取付切欠きの側縁端から取付切欠きの下縁端に渡っているので、取付切欠きの側縁端に当接した係止爪を第2切欠きの下縁端に沿わせながら取付切欠きの下縁端まで誘導することができる。
また、本開示の一実施形態に係る電装箱の保持構造において、前記第1電装箱が前記固定位置にあるとき、前記係止爪は、前記第2切欠きの前記下縁端に当接する。
本態様に係る電装箱の保持構造によれば、第1電装箱が固定位置にあるとき、係止爪は、第2切欠きの下縁端に当接するので、第1板金部31と第2板金部41との接触と併せて、第1電装箱を複数の箇所で位置決めした状態で強固に固定することができる。
また、本開示の一実施形態に係る電装箱の保持構造において、前記取付板金部は、前記取付切欠きの前記下縁端から前記側縁端に沿うように前記高さ方向の下方に向かって延在したスリット(23)を有し、前記スリットの幅寸法は、前記係止爪の厚さ寸法よりも大きい。
本態様に係る電装箱の保持構造によれば、取付板金部は、取付切欠きの下縁端から側縁端に沿うように高さ方向の下方に向かって延在したスリットを有し、スリットの幅寸法は、係止爪の厚さ寸法よりも大きいので、第1板金部に形成された係止爪に干渉することなくフロントパネルを取り付けることができる。
また、本開示の一実施形態に係る電装箱の保持構造において、前記取付板金部は、前記取付切欠きの前記下縁端の端部から前記高さ方向の上方に向かって延在した突起部(24)を有している。
本態様に係る電装箱の保持構造によれば、取付板金部は、取付切欠きの下縁端の端部から高さ方向の上方に向かって延在した突起部(24)を有しているので、回転位置にある第1電装箱の係止爪が容易に取付切欠きから脱落することを回避できる。
また、本開示の一実施形態に係る室外機は、上記の電装箱の保持構造と、前記フロントパネルが取り付けられた筐体と、前記フロントパネル及び前記筐体によって画定された空間に収容されたファンと、を備えている。
また、本開示の一実施形態に係るメンテナンス方法は、室外機の高さ方向に延在した取付板金部が形成されたフロントパネルと、前記室外機の奥行方向において前記取付板金部の奥側に設けられる第1板金部が形成された第1電装箱と、前記奥行方向において前記第1電装箱の奥側に設置されるとともに、前記奥行方向において前記取付板金部と前記第1板金部との間に設けられる第2板金部が形成された第2電装箱と、を備え、前記第1板金部は、前記奥行方向の手前側に延在した係止爪を有し、前記取付板金部は、前記室外機の幅方向から前記係止爪が入り込む取付切欠きを有し、前記第2板金部は、前記幅方向から前記係止爪が入り込む第2切欠きを有し、前記第1電装箱は、前記係止爪が前記取付切欠き及び前記第2切欠きに入り込み前記取付切欠きの側縁端に隣接した状態で固定された固定位置、及び、前記係止爪が前記取付切欠きの下縁端に当接した回転位置をとり、前記第1電装箱が前記固定位置にあるとき、前記第1板金部は、前記第2板金部に重ね合わせられて面で当接している電装箱の保持構造をメンテナンスするメンテナンス方法であって、前記固定位置で固定されている前記第1電装箱の固定を解除する解除工程と、前記第1電装箱を前記回転位置まで移動させる移動工程と、前記第1電装箱を前記回転位置で前記高さ方向に延在した軸線周りに回転させる回転工程と、を含む。
また、本開示の一実施形態に係る電装箱の保持構造は、前記取付板金部と前記第2板金部とが前記奥行方向に重ね合わせられた状態を前記奥行方向から見たとき、前記第2切欠きの下縁端は、前記取付切欠きの前記側縁端から前記取付切欠きの前記下縁端に渡っている電装箱の保持構造において、前記移動工程では、前記係止爪を前記第2切欠きの前記下縁端に沿って移動させる。
また、本開示の一実施形態に係る電装箱の保持構造は、前記取付板金部は、前記取付切欠きの前記下縁端の端部から前記高さ方向の上方に向かって延在する突起部を有している電装箱の保持構造において、前記係止爪が前記突起部を乗り越えるようにして前記第1電装箱を前記取付切欠きから取り外す取外し工程を含む。
1 室外機
11 筐体
13 サービスパネル
15 保持構造
20 フロントパネル
21 取付板金部
22 取付切欠き
22a 側縁端
22b 上縁端
22c 下縁端
23 スリット
24 ストッパ(突起部)
30 第1電装箱
31 第1板金部
32 第1切欠き
32a 側縁端
32b 上縁端
32c 下縁端
33 係止爪
33a 鉤状部
40 第2電装箱
41 第2板金部
42 第2切欠き
42a 側縁端
42b 上縁端
42c 下縁端(誘導縁端)
51 ネジ
52 ネジ
53 補強部材
54 ネジ
55 ネジ

Claims (9)

  1. 室外機の高さ方向に延在した取付板金部が形成されたフロントパネルと、
    前記室外機の奥行方向において前記取付板金部の奥側に設けられる第1板金部が形成された第1電装箱と、
    前記奥行方向において前記第1電装箱の奥側に設置されるとともに、前記奥行方向において前記取付板金部と前記第1板金部との間に設けられる第2板金部が形成された第2電装箱と、
    を備え、
    前記第1板金部は、前記奥行方向の手前側に延在した係止爪を有し、
    前記取付板金部は、前記室外機の幅方向から前記係止爪が入り込む取付切欠きを有し、
    前記第2板金部は、前記幅方向から前記係止爪が入り込む第2切欠きを有し、
    前記第1電装箱は、前記係止爪が前記取付切欠き及び前記第2切欠きに入り込み前記取付切欠きの側縁端に隣接した状態で固定された固定位置、及び、前記係止爪が前記取付切欠きの下縁端に当接した回転位置をとり、
    前記第1電装箱が前記固定位置にあるとき、前記第1板金部は、前記第2板金部に重ね合わせられて面で当接している電装箱の保持構造。
  2. 前記取付板金部と前記第2板金部とが前記奥行方向に重ね合わせられた状態を前記奥行方向から正面視したとき、前記第2切欠きの前記下縁端は、前記取付切欠きの前記側縁端から前記取付切欠きの前記下縁端に渡っている請求項1に記載の電装箱の保持構造。
  3. 前記第1電装箱が前記固定位置にあるとき、前記係止爪は、前記第2切欠きの前記下縁端に当接する請求項1又は2に記載の電装箱の保持構造。
  4. 前記取付板金部は、前記取付切欠きの前記下縁端から前記側縁端に沿うように前記高さ方向の下方に向かって延在したスリットを有し、
    前記スリットの幅寸法は、前記係止爪の厚さ寸法よりも大きい請求項1から3のいずれかに記載の電装箱の保持構造。
  5. 前記取付板金部は、前記取付切欠きの前記下縁端の端部から前記高さ方向の上方に向かって延在した突起部を有している請求項1から4のいずれかに記載の電装箱の保持構造。
  6. 請求項1から5のいずれかに記載の電装箱の保持構造と、
    前記フロントパネルが取り付けられた筐体と、
    前記フロントパネル及び前記筐体によって画定された空間に収容されたファンと、
    を備えている室外機。
  7. 室外機の高さ方向に延在した取付板金部が形成されたフロントパネルと、
    前記室外機の奥行方向において前記取付板金部の奥側に設けられる第1板金部が形成された第1電装箱と、
    前記奥行方向において前記第1電装箱の奥側に設置されるとともに、前記奥行方向において前記取付板金部と前記第1板金部との間に設けられる第2板金部が形成された第2電装箱と、
    を備え、
    前記第1板金部は、前記奥行方向の手前側に延在した係止爪を有し、
    前記取付板金部は、前記室外機の幅方向から前記係止爪が入り込む取付切欠きを有し、
    前記第2板金部は、前記幅方向から前記係止爪が入り込む第2切欠きを有し、
    前記第1電装箱は、前記係止爪が前記取付切欠き及び前記第2切欠きに入り込み前記取付切欠きの側縁端に隣接した状態で固定された固定位置、及び、前記係止爪が前記取付切欠きの下縁端に当接した回転位置をとり、
    前記第1電装箱が前記固定位置にあるとき、前記第1板金部は、前記第2板金部に重ね合わせられて面で当接している電装箱の保持構造をメンテナンスするメンテナンス方法であって、
    前記固定位置で固定されている前記第1電装箱の固定を解除する解除工程と、
    前記第1電装箱を前記回転位置まで移動させる移動工程と、
    前記第1電装箱を前記回転位置で前記高さ方向に延在した軸線周りに回転させる回転工程と、
    を含むメンテナンス方法。
  8. 前記取付板金部と前記第2板金部とが前記奥行方向に重ね合わせられた状態を前記奥行方向から見たとき、前記第2切欠きの下縁端は、前記取付切欠きの前記側縁端から前記取付切欠きの下縁端に渡っている電装箱の保持構造において、
    前記移動工程では、前記係止爪を前記第2切欠きの前記下縁端に沿って移動させる請求項7に記載のメンテナンス方法。
  9. 前記取付板金部は、前記取付切欠きの前記下縁端の端部から前記高さ方向の上方に向かって延在する突起部を有している電装箱の保持構造において、
    前記係止爪が前記突起部を乗り越えるようにして前記第1電装箱を前記取付切欠きから取り外す取外し工程を含む請求項7又は8に記載のメンテナンス方法。
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