JP2014066462A - 空気調和機のコントロールユニット - Google Patents

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雅史 所谷
Hiroyuki Yamada
容之 山田
Wataru Ichikizaki
航 市来嵜
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Abstract

【課題】ヒンジ爪が手前側のコントロールプレートをヒンジ爪により開閉自在とし、部品数を減少しながら、ヒンジ爪が係止する係止穴からの雨水の侵入を防止することができる空気調和機のコントロールユニットを提供することを目的とする。
【解決手段】制御用の基板、電装品およびその他機器類が設置されるコントロールプレート7,8を少なくとも2層以上の多層構造とし、その手前側のコントロールプレート8をヒンジ爪13により開閉自在とした空気調和機のコントロールユニット6において、ヒンジ爪13が、手前側のコントロールプレート8のヘミング加工11による折り返しにより形成された鍔部12の先端に設けられ、該ヘミング加工により形成された鍔部12で、ヒンジ爪13を係止する奥側のコントロールプレート7に設けられている係止穴17が閉鎖可能とされている。
【選択図】図5

Description

本発明は、空気調和機の室外機等に適用される多層構造のコントロールユニットに関するものである。
空気調和機の室外機等において、室外機に搭載されるコントロールユニットを多層構造となし、コントロールユニットをコンパクト化することにより、室外機を小型化したものが実用に供されている。この場合、コントロールユニットの奥側のコントロールプレート上に設置されている基板、電装品およびその他機器類を修理あるいは交換する等のメンテナンスを行う場合、手前側のコントロールプレートを全て取り外さなければならず、メンテナンス時のサービス性が低下する等の問題があった。
そこで、手前側のコントロールプレートを、蝶番を介してヒンジ結合したり、あるいは特許文献1,2に開示されるように、ヒンジ爪を介して係止穴に結合したりするによって手前側に開閉自在となし、メンテナンス時の作業性を向上させていた。
実公昭61−20432号公報 特開2006−64208号公報
しかしながら、蝶番でヒンジ結合することにより開閉自在としたものでは、蝶番の使用に伴って部品数が増えるため、組み立て工数が増加するとともに、製造コストがアップする等の課題があった。また、ヒンジ爪による結合の場合、蝶番を省略して部品数の増加を抑えることができるが、手前側のコントロールプレートに設けられているヒンジ爪を係止する係止穴を、手前側コントロールプレートの設置ベースとなる奥側のコントロールプレートに設ける必要があり、この係止穴を伝って熱交換室側から機械室側に雨水が入り込むことがある等の課題があった。
特に、奥側のコントロールプレートが、熱交換室と機械室とを仕切る仕切り板を兼ねた構成とされているユニット構造の場合、熱交換室側でファンの回転により吹き飛ばされた雨水が、係止穴を伝って機械室側のコントロールユニット内部に侵入し、コントロールプレート上に設置されている基板、電装品およびその他機器類に対して悪影響を及ぼす可能性があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、ヒンジ爪が手前側のコントロールプレートをヒンジ爪により開閉自在とし、部品数を減少しながら、ヒンジ爪が係止する係止穴からの雨水の侵入を防止することができる空気調和機のコントロールユニットを提供することを目的とする。
上記した課題を解決するために、本発明の空気調和機のコントロールユニットは、以下の手段を採用する。
すなわち、本発明にかかる空気調和機のコントロールユニットは、制御用の基板、電装品およびその他機器類が設置されるコントロールプレートを少なくとも2層以上の多層構造とし、その手前側のコントロールプレートをヒンジ爪により開閉自在とした空気調和機のコントロールユニットにおいて、前記ヒンジ爪が、前記手前側のコントロールプレートのヘミング加工による折り返しにより形成された鍔部の先端に設けられ、該ヘミング加工により形成された前記鍔部で、前記ヒンジ爪を係止する奥側のコントロールプレートに設けられている係止穴が閉鎖可能とされていることを特徴とする。
本発明によれば、多層構造としたコントロールプレートの手前側のコントロールプレートをヒンジ爪により開閉自在とした空気調和機のコントロールユニットにおいて、ヒンジ爪が、手前側のコントロールプレートのヘミング加工による折り返しにより形成された鍔部の先端に設けられ、該ヘミング加工により形成された鍔部で、ヒンジ爪を係止する奥側のコントロールプレートに設けられている係止穴が閉鎖可能とされているため、手前側コントロールプレートを、ヒンジ爪および係止穴を介して奥側コントロールプレートに対して開閉自在に支持することができる。従って、蝶番の使用による部品数の増加を抑え、組み立て工数の増加や製造コストの上昇を防止しつつ、手前側のコントロールプレートを開閉自在とし、メンテナンス時の作業性を向上することができる。また、手前側のコントロールプレートを閉じて積層状態としたとき、ヘミング加工によって形成された鍔部を奥側コントロールプレートに設けられている係止穴に面接触させることにより、係止穴を鍔部で閉鎖することができる。従って、奥側コントロールプレートの係止穴を伝って雨水がコントロールユニットの内部に侵入するのを防止し、コントロールプレート上の基板、電装品およびその他機器類に及ぼす悪影響を排除することができる。
さらに、本発明の空気調和機のコントロールユニットは、上記の空気調和機のコントロールユニットにおいて、前記ヒンジ爪は、その基部先端の上下部に上下方向に突出する掛り部を備え、前記ヒンジ爪が係止される前記係止穴は、前記ヒンジ爪の前記掛り部を含む爪先端部分が挿入可能な上下方向寸法を有する第1穴部と、該第1穴部とクランク状に繋がり、前記ヒンジ爪の基部のみが嵌脱可能な第2穴部とを備え、前記手前側コントロールプレートの開閉時、該手前側コントロールプレートを手前側に引き出し、前記ヒンジ爪を前記第2穴部側に移動させ、前記ヒンジ爪の前記掛り部を前記第2穴部の上下縁部に引っ掛けることにより開閉自在としていることを特徴とする。
本発明によれば、ヒンジ爪が、その基部先端の上下部に上下方向に突出する掛り部を備え、ヒンジ爪が係止される係止穴が、該ヒンジ爪の掛り部を含む爪先端部分が挿入可能な上下方向寸法を有する第1穴部と、該第1穴部とクランク状に繋がり、ヒンジ爪の基部のみが嵌脱可能な第2穴部とを備えており、手前側コントロールプレートの開閉時、手前側コントロールプレートを手前側に引き出し、ヒンジ爪を第2穴部側に移動させ、ヒンジ爪の掛り部を第2穴部の上下縁部に引っ掛けることにより開閉自在としているため、手前側のコントロールプレートを閉じて積層状態とする場合、ヒンジ爪を係止穴の第1穴部に係止させ、手前側のコントロールプレートを開閉する場合、手前側に引き出し、ヒンジ爪を係止穴の第2穴部に係止させて係止位置を切換えることにより、手前側コントロールプレートを閉じて積層状態とした時、ヘミング加工によって形成された鍔部を係止穴に面接触させて、該係止穴を鍔部で閉鎖することができ、また、手前側のコントロールプレートの開閉時、ヘミング加工による折り返しによって迫り出した鍔部が、手前側コントロールプレートの開閉動作を妨げないようにすることができる。従って、係止穴からの雨水のコントロールユニット内への侵入を確実に防止することができるとともに、手前側コントロールプレートの開閉をスムーズに行うことができる。
さらに、本発明の空気調和機のコントロールユニットは、上述のいずれかの空気調和機のコントロールユニットにおいて、最奥側の前記コントロールプレートが、熱交換室と機械室とを仕切る仕切り板の一部を兼ねた構成とされていることを特徴とする。
本発明によれば、最奥側の前記コントロールプレートが、熱交換室と機械室とを仕切る仕切り板の一部を兼ねた構成とされているため、最奥側のコントロールプレートが、熱交換室と機械室とを仕切る仕切り板の一部を兼ねた構成とされているユニットの場合であっても、係止穴をヒンジ爪側のヘミング加工で形成された鍔部で閉鎖することにより、熱交換室側でファンの回転により吹き飛ばされた雨水が、係止穴を伝って機械室側のコントロールユニット内部に侵入してくるのを阻止することができる。従って、雨水の侵入によるコントロールプレート上の基板、電装品およびその他機器類への悪影響を排除することができる。
本発明によると、手前側コントロールプレートをヒンジ爪および係止穴を介して奥側コントロールプレートに対して開閉自在に支持することができるため、蝶番の使用による部品数の増加を抑え、組み立て工数の増加や製造コストの上昇を防止しつつ、手前側のコントロールプレートを開閉自在とし、メンテナンス時の作業性を向上することができる。また、手前側のコントロールプレートを閉じて積層状態としたとき、ヘミング加工によって形成された鍔部を奥側コントロールプレートに設けられている係止穴に面接触させることにより、係止穴を鍔部で閉鎖することができるため、奥側コントロールプレートの係止穴を伝って雨水がコントロールユニットの内部に侵入するのを防止し、コントロールプレート上の基板、電装品およびその他機器類に及ぼす悪影響を排除することができる。
本発明の一実施形態に係る一部部品を省略した空気調和機の室外機の外観斜視図である。 図1に示す空気調和機の室外機の機械室側の上方部に設置されるコントロールユニットの手前側コントロールプレートの斜視図である。 図2に示すコントロールユニットの奥側に設置されるコントロールプレートの斜視図(A)とその設置状態を示す裏面図(B)である。 図2に示す手前側コントロールプレートのヒンジ爪と係止穴との結合部の構成を示す横断面図である。 図2に示す手前側コントロールプレートの開閉動作と、その時のヒンジ爪および係止穴の係止状態についての説明図(A)ないし(C)である。
以下に、本発明の一実施形態について、図1ないし図5を参照して説明する。
図1には、本発明の一実施形態に係る一部部品を省略した空気調和機の室外機の外観斜視図が示され、図2には、そのコントロールユニットの手前側コントロールプレートの斜視図、図3には、その奥側コントロールプレートの斜視図が示されている。
空気調和機の室外機1は、筐体2を備えている。筐体2の内部は、仕切り板3によって熱交換室4側と機械室5側とに仕切られている。なお、図1の示す筐体2は、機械室5の前面および側面の一部を覆うサービスパネルを取り外した状態とされている。
筐体2内の熱交換室4側には、図示省略の熱交換器および送風機(本例の場合、上下に2台)等が設置されており、機械室5側には、図示省略の圧縮機、レシーバ、アキュームレータ、四方切換弁、室外膨張弁等が設置されている。このような室外機1は公知のものである。また、機械室5内の上方部には、コントロールユニット6が設置され、圧縮機を駆動するインバータや送風機の駆動回路、四方切換弁、室外膨張弁およびその他電磁弁等を制御する制御基板、電装品およびその他機器類が配設されている。
コントロールユニット6は、奥側に配置される奥側コントロールプレート7と、手前側に配置される手前側コントロールプレート8とを多層に配置した多層構造のコントロールユニット6とされている。ここでの、奥側コントロールプレート7は、仕切り板3の上部に連続して設けられ、仕切り板3の一部を兼ねた構成とされている。なお、本実施形態においては、コントロールプレート7,8を2層に配置したものとしているが、3層以上に多層化した構成とすることも可能である。
両コントロールプレート7,8には、上記した圧縮機駆動用のインバータや送風機の駆動回路、四方切換弁、室外膨張弁およびその他電磁弁等を制御する制御基板、電装品およびその他機器類が適宜分散して配設されるが、ここでは、手前側のコントロールプレート8上にインバータの構成機器類が配設されているものとする。この手前側コントロールプレート8は、奥側コントロールプレート7に対して、後述のヒンジ爪13を介して手前側に開閉自在に結合されており、奥側のコントロールプレート7上に配設されている機器類に対してメンテナンスする場合、手前側に開くことによって、手前側のコントロールプレート8を取り外さなくても、奥側のコントロールプレート7にアクセスできる構成とされている。
手前側コントロールプレート8には、図2、図4および図5に示されるように、一端側のフランジ部9の上下2箇所にクランク状の折り曲げ部10が形成されており、その先端部分にヘミング加工(180°折り返す曲げ加工であり、あざ折り加工ともいう。)11が設けられている。このヘミング加工11による折り返しによって鍔部12が形成され、その先端に鉛直方向に延出されたヒンジ爪13が設けられている。ヒンジ爪13は、その基部14の先端の上下部に、以下に記す係止穴17の上下縁部に引っ掛けられる上下方向に突出した掛り部15を有する構成とされている。
一方、手前側コントロールプレート8が開閉自在に結合される奥側のコントロールプレート7には、その一端側に設けられているクランク状に曲げ成形されたフランジ部16のヒンジ爪13と対応する上下2箇所に、ヒンジ爪13が係止される係止穴17が穿設されている。この係止穴17は、上下方向に細長いスリット状の穴であり、長さの異なる一対の第1穴部18と第2穴部19とが長さ方向に一部がラップしてクランク状に繋がれたクランク形状の穴とされている。
係止穴17の第1穴部18は、基部14の先端部に設けられている上下の掛り部15を含むヒンジ爪13の上下方向寸法h1よりも少し長めの寸法H1(H1>h1)とされたスリット穴であり、板厚を有するヒンジ爪13が挿入可能な幅寸法とされている。第2穴部19は、第1穴部18より所定寸法だけ下方に延長された状態で、第1穴部18の一側とクランク状に繋がれており、その上下方向寸法H2は、ヒンジ爪13の基部14の上下方向寸法h2よりも少し長くされ(H2<h2)、ヒンジ爪13の基部14のみが嵌脱可能な長さとされている。
そして、手前側コントロールプレート8の手前側への引き出しにより、ヒンジ爪13が第2穴部19側に移動されたとき、上下の掛り部15が第2穴部19の上下縁部に引っ掛けられることにより、ヒンジ爪13を支点に手前側コントロールプレート8が開閉可能とされるとともに、手前側コントロールプレート8が閉じて積層状態とされたとき、ヘミング加工11によって形成された鍔部12が、フランジ部16に対して面接触されることにより、係止穴17が鍔部12で閉鎖されるように構成されている。
以上に説明の構成により、本実施形態によれば、以下の作用効果を奏する。
上記室外機1のコントロールユニット6は、奥側コントロールプレート7と手前側コントロールプレート8とを備えた2層構造とされ、両コントロールプレート7,8に圧縮機駆動用のインバータや送風機の駆動回路、四方切換弁、室外膨張弁およびその他電磁弁等を制御する制御基板、電装品およびその他機器類が分散して配設されるとともに、奥側コントロールプレート7に対して、手前側コントロールプレート8がヒンジ爪13および係止穴17を介して開閉自在とされている。
従って、メンテナンス等のため、コントロールユニット6にアクセスする必要性が生じた場合、機械室5の前面および側面の一部を覆っているサービスパネルを取り外すことによって、手前側のコントロールプレート8上に配設されているインバータの構成機器類に対してアクセスすることが可能となり、必要な構成機器類を点検、修理あるいは交換する等によりメンテナンスすることができる。
一方、奥側コントロールプレート7に配設されている回路基板、電装品およびその他機器類にアクセスする場合、手前側のコントロールプレート8を固定しているネジ等を取り外し、ヒンジ爪13を支点にして手前側コントロールプレート8を手前側に開くことによって、奥側コントロールプレート7に対してアクセスが可能となる。このため、奥側のコントロールプレート7上に配設されている基板、電装品およびその他機器類についても同様にメンテナンスすることができる。
ここで、手前側コントロールプレート8の開閉動作を、図5(A)ないし(C)を参照して以下に詳しく説明する。
図5(A)は、手前側コントロールプレート8を閉じた状態、すなわち奥側コントロールプレート7に対して手前側コントロールプレート8を積層した状態に組み付け固定した状態を示している。このとき、手前側コントロールプレート8に設けられているヒンジ爪13は、奥側コントロールプレート7に設けられている係止穴17の第1穴部18の下縁部に下側の掛り部15が引っ掛けられて係止されており、ヘミング加工11により形成された鍔部12がフランジ部16に対して面接触され、係止穴17が鍔部12により閉鎖されている。
この状態から手前側コントロールプレート8を開くには、まず手前側コントロールプレート8を固定している固定ネジ等を外した上で、手前側コントロールプレート8を手前側に少し引き出し、図5(B)に示されるように、ヒンジ爪13を係止穴17の第1穴部18から第2穴部19側へと一段落すように移動させて、第2穴部19側に係止した状態とする。第2穴部19は、ヒンジ爪13の基部14のみが嵌脱可能な長さH2とされているため、上下の掛り部15が第2穴部19の上下縁部に引っ掛けられた状態なり、ヒンジ爪13を支点に手前側コントロールプレート8を回動しても外れる虞がなくなる。
続いて、図5(C)に示されるように、手前側コントロールプレート8を横にスライドさせながら手前側に回動させることにより、ヒンジ爪13を支点として手前側コントロールプレート8を開閉することができる。この際、図5(C)に示されるように、ヒンジ爪13の突出長さ分だけ手前側コントロールプレート8を横方向にスライドさせることができるため、ヘミング加工11による折り返しによって迫り出した鍔部12が、手前側コントロールプレート8の開閉動作を妨げないようにすることができる。
こうして、手前側コントロールプレート8を開くことによって、手前側コントロールプレート8を取り外すことなく、奥側コントロールプレート7上の機器類に対して必要なメンテナンスを施すことができる。なお、奥側コントロールプレート7上の機器類に対するメンテナンスが終了後、上記と逆の動作で手前側コントロールプレート8を閉じることにより、図5(A)に示した元の状態に復帰させることができる。
斯くして、本実施形態によれば、手前側コントロールプレート8をヒンジ爪13および係止穴17を介して奥側コントロールプレート7に対して開閉自在に支持することができるため、蝶番の使用による部品数の増加を抑え、組み立て工数の増加や製造コストの上昇を防止しつつ、手前側のコントロールプレート8を開閉自在とし、メンテナンス時の作業性を向上することができる。
また、手前側のコントロールプレート8を閉じて積層状態としたとき、ヘミング加工による折り返しによって形成された鍔部12を奥側コントロールプレート7に設けられている係止穴17に対して面接触させることにより、係止穴17を鍔部12で閉鎖することができる。従って、奥側コントロールプレート7の係止穴17を伝って雨水がコントロールユニット6の内部に侵入するのを防止し、コントロールプレート7,8上の基板、電装品およびその他機器類に及ぼす悪影響を排除することができる。
さらに、上記ヒンジ爪13は、その基部14先端の上下部に上下方向に突出する掛り部15を備え、このヒンジ爪13が係止する係止穴17は、ヒンジ爪13の掛り部15を含む爪先端部分が挿入可能な上下方向寸法H1を有する第1穴部18と、該第1穴部18とクランク状に繋がり、ヒンジ爪13の基部14のみが嵌脱可能な第2穴部19とを備えており、手前側コントロールプレート8の開閉時、手前側コントロールプレート8を手前側に引き出し、ヒンジ爪13を第2穴部19側に移動させ、ヒンジ爪13の掛り部15を第2穴部29の上下縁部に引っ掛けることにより開閉自在としている。
このため、手前側コントロールプレート8を閉じて状態とする場合、ヒンジ爪13を係止穴17の第1穴部18に係止し、手前側コントロールプレート8を開閉する場合、手前側に引き出し、ヒンジ爪13を係止穴17の第2穴部19に係止するように係止位置を切換えることにより、手前側コントロールプレート8を閉じて積層状態とした時、ヘミング加工11によって形成された鍔部12を係止穴17に面接触させ、該係止穴17を閉鎖することができ、また、手前側コントロールプレート8の開閉時、ヘミング加工11による折り返しにより迫り出した鍔部12が、手前側コントロールプレート8の開閉動作を妨げないようにすることができる。従って、係止穴17からの雨水のコントロールユニット6内への侵入を確実に防止することができるとともに、手前側コントロールプレート8の開閉をスムーズに行うことができる。
また、本実施形態においては、奥側(最奥側)のコントロールプレート7が、熱交換室4と機械室5とを仕切る仕切り板3の一部を兼ねた構成とされている。このため、最奥側のコントロールプレート7が、熱交換室4と機械室5とを仕切る仕切り板3の一部を兼ねた構成とされているユニットの場合であっても、係止穴17をヒンジ爪13側のヘミング加工11によって形成された鍔部12で閉鎖することにより、熱交換室4側でファンの回転により吹き飛ばされた雨水が、係止穴17を伝って機械室5側のコントロールユニット6内部に侵入してくるのを阻止することができる。従って、雨水の侵入によるコントロールプレート7および8上の基板、電装品およびその他機器類への悪影響を排除することができる。
なお、本発明は、上記実施形態にかかる発明に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、適宜変形が可能である。例えば、上記実施形態では、奥側のコントロールプレート7が仕切り板3の一部を兼ねた構成のユニットに適用した例について説明したが、必ずしも奥側コントロールプレート7が、仕切り板3の一部を兼ねたものである必要はない。また、上記実施形態では、手前側コントロールプレート8に対して奥側コントロールプレート7が斜めに配置されているが、両コントロールプレート7,8は平行に積層された構成としてもよいことはもちろんである。
1 空気調和機の室外機
3 仕切り板
4 熱交換室
5 機械室
6 コントロールユニット
7 奥側コントロールプレート
8 手前側コントロールプレート
11 ヘミング加工
12 鍔部
13 ヒンジ爪
14 基部
15 掛り部
17 係止穴
18 第1穴部
19 第2穴部

Claims (3)

  1. 制御用の基板、電装品およびその他機器類が設置されるコントロールプレートを少なくとも2層以上の多層構造とし、その手前側のコントロールプレートをヒンジ爪により開閉自在とした空気調和機のコントロールユニットにおいて、
    前記ヒンジ爪が、前記手前側のコントロールプレートのヘミング加工による折り返しにより形成された鍔部の先端に設けられ、
    該ヘミング加工により形成された前記鍔部で、前記ヒンジ爪を係止する奥側のコントロールプレートに設けられている係止穴が閉鎖可能とされていることを特徴とする空気調和機のコントロールユニット。
  2. 前記ヒンジ爪は、その基部先端の上下部に上下方向に突出する掛り部を備え、
    前記ヒンジ爪が係止される前記係止穴は、前記ヒンジ爪の前記掛り部を含む爪先端部分が挿入可能な上下方向寸法を有する第1穴部と、該第1穴部とクランク状に繋がり、前記ヒンジ爪の基部のみが嵌脱可能な第2穴部とを備えており、
    前記手前側コントロールプレートの開閉時、該手前側コントロールプレートを手前側に引き出し、前記ヒンジ爪を前記第2穴部側に移動させ、前記ヒンジ爪の前記掛り部を前記第2穴部の上下縁部に引っ掛けることにより開閉自在としていることを特徴とする請求項1に記載の空気調和機のコントロールユニット。
  3. 最奥側の前記コントロールプレートが、熱交換室と機械室とを仕切る仕切り板の一部を兼ねた構成とされていることを特徴とする請求項1または2に記載の空気調和機のコントロールユニット。

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