JP7313214B2 - 滅菌装置および洗浄装置 - Google Patents

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Description

本発明は、物理学的インジケータを使用してモニタリングを行う滅菌装置および洗浄装置に関する。
医療器材は、洗浄、消毒および滅菌のいずれかの処理が行われて使用される。これらの処理が確実に行われることによって医療器材を介した感染が防止され、ひいては医療の安全性が確保される。したがって、例えば滅菌に関しては、常に一定の無菌性保証水準が達成された医療器材が供給されなければならない。これを保証するのが「滅菌保証」である。
滅菌保証は、バリデーション(一定の無菌性保証水準が達成される滅菌条件の確立および文書化)ならびにモニタリング(バリデーションにより確率された滅菌条件により滅菌が行われていることの確認)を適正に行うことによって達成することができる。ここで、滅菌条件とは、滅菌工程における滅菌温度および滅菌時間の組み合わせを意味する。
モニタリングでは、滅菌を行う都度、温度、時間の他、圧力、湿熱等のパラメータを物理学的、化学的および生物学的方法により検証することによって確立された滅菌条件が達成されたか否かを確認する。具体的には、モニタリングでは、物理学的インジケータ、化学的インジケータおよび生物学的インジケータが使用される。この中で物理学的インジケータとは、例えば滅菌装置において滅菌が行われる缶体の内部の温度を計測する温度計や缶体の内部の圧力を計測する圧力計等である。滅菌装置は、通常、装置の壁面等に計測された現在の温度値および圧力値を表示する表示部の他、測定された温度値および圧力値が時間の経過に沿って印字される紙製のチャート紙を有している(特許文献1:特開2015-83037号公報の図面参照)。したがって、使用者は、一例として滅菌装置の運転中には表示部により、運転後にはチャート紙により運転時の缶体の内部の温度値および圧力値を確認することによって物理学的インジケータによるモニタリングを行っている。
特開2015-83037号公報 特開2014-83062号公報
上記の通り、従来の滅菌装置では使用者がチャート紙に印字された線グラフを目視し、温度値および圧力値ならびにそれらの波形を確認することによって滅菌条件が達成されたか否かを確認していた。したがって、温度値および圧力値の確認については、チャートの目盛を読取る(数える)手間が掛かること、また、読取る際にミスが生じるおそれがあることが課題であった。
また、波形の確認については、チャート紙は、滅菌装置の壁面において時間の経過に沿って下方に出力されるため、表示される波形は滅菌装置の上下方向を時間とし、且つ滅菌装置の水平方向を温度値および圧力値とする線グラフとなる。すなわち、チャート紙の波形は、縦軸を時間とし、且つ横軸を温度値および圧力値とする直交座標系の線グラフで表示される。これに対して、一般的な標準運転の波形(標準波形)は、横軸を時間とし、且つ縦軸を温度値および圧力値とする直交座標系の線グラフである。したがって、使用者は、一例としてチャート紙に印字された波形を確認する際、チャート紙を反時計回りに90[°]回転させた状態でさらにこれと左右対称な波形を標準波形と比較しなければならなかった。その結果、標準波形に対して一見して明らかな相違(異常)以外の相違(異常)を認識することが困難であるという課題があった。
また、近年、医療器材の再生処理に関して、滅菌の前処理としての洗浄の重要性が指摘されており、滅菌装置における滅菌保証だけでなく、洗浄装置における洗浄保証も重要視されるようになっている。現在、従来の洗浄装置における洗浄機能に加えて一定品質の熱水による消毒機能を備えたウォッシャーディスインフェクター(WD)等の洗浄装置が普及し、例えば当該洗浄装置における洗浄保証のモニタリングでは、洗浄槽の内部の温度が重要なパラメータとされている。
このような事情から、測定された洗浄槽の内部の温度値が時間の経過に沿って印字される紙製のチャート紙を有する洗浄装置(特許文献2:特開2014-83062号公報の図面参照)が製造されている。しかしながら、前述の滅菌装置と同じく、チャートの目盛を読取る(数える)手間が掛かること、また、読取る際にミスが生じるおそれがあること、さらに標準波形に対して一見して明らかな相違(異常)以外の相違(異常)を認識することが困難であるという課題があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされ、温度値または圧力値によるモニタリングにおいて、従来と比較して設定条件の達成、各工程の異常の有無が簡易且つ正確に確認可能な滅菌装置および洗浄装置を提供することを目的とする。
本発明は、一実施形態として以下に記載するような解決手段により、前記課題を解決する。
本発明に係る滅菌装置は、被滅菌物を収容して滅菌が行われる密閉容器であって内缶と外缶とからなる二重缶構造に構成された缶体と、前記内缶の内部の圧力、および前記外缶と前記内缶との隙間のジャケット部の内部の圧力をそれぞれ計測し、直接表示させる構成である圧力計測器と、前記内缶の内部の温度を計測する温度センサと、前記圧力計測器とは別に設けられて前記内缶の内部の圧力を計測する圧力センサと、前記温度センサにより計測される温度値または前記圧力センサにより計測される圧力値を記憶する記憶部と、前記温度値および前記圧力値を表示する表示部と、前記表示部に前記温度値および前記圧力値を表示させる制御を行う制御部と、を備え、前記制御部は、操作部からの入力情報を受けて、前記記憶部に記憶された前記温度値から一の前記温度値を基準運転として設定して、各運転における前記温度値を前記基準運転における前記温度値と共に前記表示部に表示させる制御、または、前記操作部からの入力情報を受けて、前記記憶部に記憶された前記圧力値から一の前記圧力値を基準運転として設定して、各運転における前記圧力値を前記基準運転における前記圧力値と共に前記表示部に表示させる制御を行うことを要件とする。
これによれば、対象となる各運転における波形と基準運転における波形とを表示部における一の画面上の同一チャート上に重ねて表示することができる。したがって、対象波形と基準波形との相違が大小に関わらず一見して認識可能となる。その結果、従来と比較して各工程の異常の有無が簡易且つ正確に確認可能となる。また、対象波形と基準波形との位置関係から基準運転に対する温度値および圧力値の達成度を把握することができる。したがって、チャートの目盛を詳細に読取る手間をなくし、ミスを防止することが可能となる。その結果、従来と比較して簡易に且つ正確に滅菌条件の達成が確認可能となる。
また、本発明に係る洗浄装置は、被洗浄物を収容して洗浄が行われる密閉容器である洗浄槽と、前記洗浄槽の内部の温度を計測する温度センサと、前記温度センサにより計測される温度値を記憶する記憶部と、前記温度値を表示する表示部と、前記表示部に前記温度値を表示させる制御を行う制御部と、を備え、前記制御部は、操作部からの入力情報を受けて、前記記憶部に記憶された前記温度値から一の前記温度値を基準運転として設定して、各運転における前記温度値を前記基準運転における前記温度値と共に前記表示部に表示させる制御を行うことを要件とする。
これによれば、対象となる各運転における波形と基準運転における波形とを表示部における一の画面上の同一チャート上に重ねて表示することができる。したがって、対象波形と基準波形との相違が大小に関わらず一見して認識可能となる。その結果、従来と比較して各工程の異常の有無が簡易且つ正確に確認可能となる。また、対象波形と基準波形との位置関係から基準運転に対する温度値の達成度を把握することができる。したがって、チャートの目盛を詳細に読取る手間をなくし、ミスを防止することが可能となる。その結果、従来と比較して簡易に且つ正確に洗浄条件(消毒条件)の達成が確認可能となる。
本発明によれば、温度値または圧力値によるモニタリングにおいて、従来と比較して設定条件の達成、各工程の異常の有無が簡易且つ正確に確認可能になる。
本発明の第一の実施形態に係る滅菌装置の外部構成例を示す概略図(正面図)である。 本発明の第一の実施形態に係る滅菌装置の内部構成例を示す概略図(略線図)である。 本発明の第一の実施形態に係る滅菌装置における制御機構の例を示す概略図(ブロック図)である。 本発明の第一の実施形態に係る滅菌装置における表示部(第1表示部)の表示例である。
(第一の実施形態)
以下、図面を参照して、本発明の第一の実施形態について詳しく説明する。図1は、本実施形態に係る滅菌装置10の外部構成例を示す概略図(正面図)である。図2は、本実施形態に係る滅菌装置10の内部構成例を示す概略図(略線図)である。図3は、本実施形態に係る滅菌装置における制御機構の例を示す概略図(ブロック図)である。図4は、本実施形態に係る滅菌装置10における表示部40(第1表示部42)の表示例(圧力値の表示例)である。
滅菌装置10としてプレバキューム式の高圧蒸気滅菌装置を例にして説明するが、本発明に係る滅菌装置はこれに限定されない。例えば、重力置換式の高圧蒸気滅菌装置(フラッシュ滅菌装置、ハイスピード滅菌装置)の他、滅菌剤として蒸気以外の酸化エチレンガス、低温蒸気ホルムアルデヒド、過酸化水素低温ガスプラズマ、過酸化水素ガス等を使用した各種の滅菌装置が含まれる。また、全図において、同一の機能を有する部材には同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する場合がある。なお、本文における「波形」とは、線グラフの形を意味し、曲線で構成されているグラフだけでなく直線や折れ線で構成されているグラフを含む。また、「印字」には、日付や時刻等の文字、数字、記号等の他、点や線を描く意味を含む。
図1に示す本実施形態に係る滅菌装置10は、上記の通り、真空発生手段を備えるプレバキューム式の高圧蒸気滅菌装置である。被滅菌物を収容して滅菌が行われる密閉容器である缶体12を備えて構成され、缶体の内部で滅菌処理が行われる構造を有している。具体的に、図2に示す缶体12は、内缶16と外缶14とからなる二重缶構造に構成されている。内缶16には開き戸式または上下スライド式等の開閉扉20が設けられ、被滅菌物の収容および出し入れが可能となっている。
また、外缶14には、蒸気発生装置22から連通する外缶蒸気管24が連結され、内缶16と外缶14との隙間のジャケット部18に蒸気が導入可能に構成されている。また、ジャケット部18の一部からは缶体12(外缶14)の外部に内缶蒸気管26が連通し、この内缶蒸気管26は、外部からジャケット部18を貫通して内缶16に連結されている。これによって、外缶蒸気管24を介してジャケット部18に導入された蒸気の一部が内缶蒸気管26を介して内缶16に導入可能となっている。なお、内缶蒸気管26を蒸気発生装置22に直接連結する構成とし、蒸気発生装置22から内缶16に直接蒸気を導入する構成としてもよい(不図示)。
また、外缶14にはドレン排水管28が連結され、ジャケット部18内で発生したドレンの排出が可能となっている。一方、内缶16には排気・排水管30が連結され、内缶16内の空気や水の排出が可能となっている。また、内缶16に連結される排気・排水管30は真空発生手段32に連結されており、内缶16の真空引きが可能となっている。
ここで、滅菌装置10の動作について説明する(図4参照)。内缶16に包装材(滅菌バッグ)等に包装された被滅菌物を収容し、開閉扉20を閉じて密閉して運転を開始させると、先ずジャケット部18に蒸気を導入して内缶16を加温する「準備工程(予熱工程)」が実施される。次いで内缶16内の空気を排除する「コンディショニング工程(空気排除工程)」が実施される。缶体12(内缶16)の空気排除については様々な方法が知られており、例えば本実施形態におけるプレバキューム式の滅菌装置10では、一例として内缶16への蒸気導入と真空発生手段32による真空引きとを繰り返す真空パルス方式等が用いられる。内缶16の空気が排除されると、次いで内缶16に滅菌剤としての蒸気(飽和蒸気に微細な飽和水が含まれた湿り蒸気)を導入する「給蒸工程」が実施される。その後一定温度に達すると、次いでその温度で一定時間保持し、被滅菌物に蒸気を浸透させて滅菌を行う「滅菌工程」が実施される。次いで内缶16内の蒸気を排出する「排気工程」を経て、内缶16内の水分を除去して被滅菌物を乾燥させる「乾燥工程」が実施される。缶体12(内缶16)の乾燥についても様々な方法が知られており、例えば本実施形態では、一例として真空発生手段32により内缶16内を陰圧状態にして水分の蒸発を促進させる。乾燥工程が終了すると運転が完了する。使用者は開閉扉20を開けて内缶16から滅菌物(滅菌された被滅菌物)を取り出すことができる。
以上の各工程が適切に実施されることによって被滅菌物の滅菌を行うことができる。一方、これらの工程に不備がある場合、滅菌不良のおそれが生ずる。ここで、例えば被滅菌物が医療器材である場合、滅菌によって医療器材を介した感染が防止され、医療の安全性が確保されることから、滅菌装置10に対しては、常に一定の無菌性保証水準が達成された滅菌物の供給が求められる。したがって、滅菌装置10では、運転の都度、各工程が適切に実施されていることの確認(モニタリング)が行われている。
具体的に、モニタリングには、物理学的インジケータ(以下、「PI」と表記する)、化学的インジケータ(以下、「CI」と表記する)および生物学的インジケータ(以下、「BI」と表記する)が使用される。これらによって、各運転における温度、圧力、時間、湿熱等の各パラメータが物理学的、化学的および生物学的方法により検証される。
CIには、例えば一または複数のパラメータに反応して変色するキットが知られている。また、BIには、例えば滅菌に対して比較的死滅しにくいとされる芽胞菌を付着させたキットが知られている。モニタリングでは、これらのCIおよびBIを被滅菌物と共に包装材に包装して内缶16に収容する等して運転させる。そして運転後に、CIの場合は変色を確認し、BIの場合は培養液で培養して芽胞菌が死滅していること(培養されないこと)を確認する。
一方、PIには、例えば滅菌装置に設けられる温度計、圧力計等が知られている。一例として図2に示す滅菌装置10では、缶体12(内缶16)の内部の温度(内缶温度)を計測する内缶温度計34および缶体12(内缶16)の内部の圧力(内缶圧力)を計測する内缶圧力計38が、内缶16に連結する管路の所定位置に設けられている。また、ジャケット部18の圧力(外缶圧力)を計測する外缶圧力計36が、外缶14に連結する管路の所定位置に設けられている。ただし、これらの温度計34および圧力計36、38の位置は一例であって、これらの位置に限定されない。また、これらの温度計34および圧力計36、38の種類は限定されず、各種の計測器の他に計測情報を他の信号に置換可能なセンサ等が含まれる。また、これらの温度計34および圧力計36、38の数は限定されず、すなわち内缶温度計34、内缶圧力計38および外缶圧力計36は、それぞれ一または複数の計測器またはセンサにより構成される。
そして、これらの温度計34および圧力計36、38によって計測された温度値および圧力値が、直接または制御部48の制御によってそれぞれ表示部40に表示される。具体的に、図1に示す滅菌装置10の壁面には、内缶温度および内缶圧力を表示する第1表示部42、外缶圧力を表示する第2表示部44および内缶圧力を表示する第3表示部46が設けられている。これによって、使用者が滅菌装置10の壁面に対向することによって現在の内缶温度、内缶圧力および外缶圧力が確認可能となっている。なお、滅菌装置10の壁面には操作部54(本実施形態では、後述する液晶モニタである第1表示部42上に表示されるタッチパネル)が設けられている。これによって、第1表示部42における内缶温度および内缶圧力の表示を切替えることができる。
各表示部40(42、44、46)は、指針等で直接表示する構成の他、液晶モニタ等で画面表示する構成を用いることができる。本実施形態では一例として、上記の表示部40のうち、第1表示部42では、センサ(温度センサ34aおよび圧力センサ38a)により計測された温度値および圧力値(内缶温度および内缶圧力)を制御部48の制御により液晶モニタに表示する構成としている。一方、第2表示部44および第3表示部46では、圧力計測器36b、38b(例えばブルドン管圧力計)により計測された圧力値(外缶圧力および内缶圧力)を指針等で直接表示する構成としている。この構成によれば、例えば停電等に関わらず常に缶体圧力を第2表示部44および第3表示部46に表示させることができる。その結果、内部が加減圧されている缶体12の開閉扉20が誤って開放されること等による事故の発生を防止することができる。
ここで、温度値および圧力値の表示に関し、従来の滅菌装置では、計測された温度値(内缶温度)および圧力値(内缶圧力)が時間の経過に沿って印字される紙製のチャート紙が設けられていた。そして、これによって各工程の温度値および圧力値ならびに波形を検証することにより各工程の異常の有無の確認を行っていた。
しかしながら、チャート紙は相対的に目盛の幅が狭く、読取る(数える)際に手間が掛かる。また、チャート紙は、滅菌装置の壁面において時間の経過に沿って下方に出力されるため、表示される波形は滅菌装置の上下方向を時間とし、且つ滅菌装置の水平方向を温度値および圧力値とする線グラフとなる。すなわち、チャート紙の波形は、縦軸を時間とし、且つ横軸を温度値および圧力値とする直交座標系の線グラフで表示される。一方、これと比較される一般的な標準運転の波形(標準波形)は、横軸を時間とし、且つ縦軸を温度値および圧力値とする直交座標系の線グラフである。したがって、使用者は異なるチャートにおける波形同士を比較しなければならないため、標準波形に対して一見して明らかな相違以外の相違を認識することが困難であった。
これに対して、本実施形態では、第1の構成例として、図3に示すように温度センサ34aにより計測される温度値を記憶する記憶部52を備えている。そして、表示部40(第1表示部42)に温度値を表示させる制御を行う制御部48は、操作部54からの入力情報を受けて、記憶部52に記憶された温度値から一の温度値を基準運転として設定して、各運転における温度値を基準運転における温度値と共に表示部40(第1表示部42)に表示させる制御を行う構成を有している。
また、第2の構成例として、図3に示すように圧力センサ38aにより計測される圧力値を記憶する記憶部52を備えている。そして、表示部40(第1表示部42)に圧力値を表示させる制御を行う制御部48は、操作部54からの入力情報を受けて、記憶部52に記憶された圧力値から一の圧力値を基準運転として設定して、各運転における圧力値を基準運転における圧力値と共に表示部40(第1表示部42)に表示させる制御を行う構成を有している(図3参照)。図4に、表示部40(第1表示部42)における上記の表示例(圧力値の表示例)であって、対象となる運転における圧力値Yが基準運転における圧力値Xと共に表示される例を示す。
本実施形態では第1の構成例および第2の構成例の両方を備える構成としているが、一方だけを備える構成であってもよい。なお、第1の構成例および第2の構成例における表示は、操作部54の操作により適宜切替え可能に構成されている。
これらの構成例によれば、各運転における温度値および圧力値を記憶部52に記憶させることができる。そして、記憶部52に記憶された各運転における温度値または圧力値の中から基準運転を任意に選択することができる。したがって、バリデーションにより確立された滅菌条件が達成されていることが既に確認されている運転を基準運転として適宜選択し、対象となる各運転における波形(以下、「対象波形」と表記する場合がある)を基準運転における波形(以下、「基準波形」と表記する場合がある)と比較することによって、滅菌条件の達成を確認することが可能になる。また、基準運転は任意に変更可能であるため、別の滅菌条件(運転モード)で滅菌(運転)を行う場合、当該条件(モード)に応じた基準運転を適宜選択し直すことによって対象波形と基準波形とを比較することができ、当該運転の滅菌条件の達成を確認することが可能となる。
ここで、基準波形と対象波形とを表示部における一の画面上の同一チャート上に重ねて表示することができるため、対象波形と基準波形との相違が大小に関わらず一見して認識可能となる。その結果、従来と比較して運転における波形が簡易且つ正確に検証可能になって各工程の達成度や異常の有無が正確に確認可能となる。なお、図4に例示するように、基準波形と対象波形とを同一チャート上に重ねて表示する際には、一方の位置を横軸(時間)に沿って任意にずらしたり、線の種類、太さ、色等を相違させたりして、適宜比較しやすく(見やすく)するとよい。また、目盛、目盛線、工程等の表示も任意である。
また、対象波形と基準波形との位置関係を確認することによって基準運転に対する温度値および圧力値の達成度を一見して把握することができる。したがって、チャートの目盛を詳細に読取る手間をなくし、ミスを防止することが可能となる。その結果、従来と比較して簡易に且つ正確に滅菌条件の達成が確認可能となる。具体的には、滅菌条件の達成を確認する場合、滅菌工程における対象波形が基準波形と同一水準の温度範囲または圧力範囲に位置し、且つ当該部分が基準波形と同一幅に連続していることを確認すればよい。これによって、設定された滅菌条件の達成を簡易に確認することができる。
また、制御部48の制御によれば、温度値および圧力値の波形を、一般的な標準運転の波形(標準波形)と同一のチャートである横軸を時間且つ縦軸を温度値または圧力値とする直交座標系の線グラフで表示部40(第1表示部42)に表示することができる。したがって、対象波形が、基準波形に加えて標準波形に対しても簡易且つ正確に比較可能となって、各工程の達成度や異常の有無がさらに正確に確認可能となる。
さらに、本実施形態に係る滅菌装置10は、図3に示すように、制御部48が、基準運転における温度値または圧力値と各運転における温度値または圧力値とを予め設定された基準に従って比較して、各運転の基準運転に対する再現性を評価する制御を行う構成を有している。これによって、各運転の温度値または圧力値における基準運転に対する一定の再現性を正確に把握することができ、滅菌条件の達成がさらに正確に確認可能となる。
具体的には、例えば両運転の滅菌工程における温度値または圧力値を比較したり、波形全体の類似性を数学的に比較したりする等して、その滅菌装置10に求められる水準に応じた評価を行う設定とすればよい。また、評価結果は、制御部48の制御によって適宜報知すればよく、全ての評価結果を報知する構成としてもよく、または否定的な評価結果だけを報知する構成等としてもよい。報知する方法は、表示部40(第1表示部42)に表示する構成としてもよく、または音を発生する構成等としてもよい。
なお、本実施形態に係る滅菌装置10によれば、記憶部52により各運転時の温度値、圧力値およびこれらの波形を滅菌装置10内に保存することができるため、従来の滅菌装置が有する時間の経過に沿って印字されるチャート紙を任意の構成とすることができる。従来通り当該チャート紙を備える構成としてもよいが、当該チャート紙に代えてレシートプリンタや電子データを外部に出力するためのコネクタの開口部等を備える構成としてもよい。この場合、これらの印字・出力部が制御部48の制御により測定された(記憶部52に保存された)温度値、圧力値、これらの波形、評価結果等が印字・出力可能な構成とすればよい。これによって、これらのモニタリング情報を滅菌装置10の内部および外部で保管することができる。
(第二の実施形態)
続いて、本発明の第二の実施形態について説明する。本実施形態は、以下の構成を備える洗浄装置(不図示)である。すなわち、被洗浄物を収容して洗浄が行われる密閉容器である洗浄槽と、前記洗浄槽の内部の温度を計測する温度センサと、前記温度センサにより計測される温度値を記憶する記憶部と、前記温度値を表示する表示部と、前記表示部に前記温度値を表示させる制御を行う制御部と、を備え、前記制御部は、操作部からの入力情報を受けて、前記記憶部に記憶された前記温度値から一の前記温度値を基準運転として設定して、各運転における前記温度値を前記基準運転における前記温度値と共に前記表示部に表示させる制御を行うことを特徴としている。
本実施形態は、本発明の技術的思想を洗浄装置に適用した例である。本実施形態に係る洗浄装置は、ウォッシャーディスインフェクター(WD)、ジェットウォッシャー、ベッドパンウォッシャー等の種々の洗浄装置を含む。これらの洗浄装置の多くは、洗浄機能に加えて熱水による消毒機能を備えている。そのため、当該洗浄装置における洗浄保証のモニタリングでは、洗浄槽の内部の温度が重要なパラメータとして洗浄槽の内部の温度が検証される。
本実施形態は、洗浄装置であることから、第一の実施形態(滅菌装置10)における滅菌が行われる缶体12が、洗浄(および消毒)が行われる洗浄槽に置換されるが、その他の特徴的な構成は第一の実施形態と同様である。すなわち、制御部が、操作部からの入力情報を受けて、記憶部に記憶された洗浄槽の内部の温度値から一の温度値を基準運転として設定して、各運転における温度値を基準運転における温度値と共に表示部に表示させる制御を行う構成を特徴としている。
本実施形態によれば、温度値をパラメータとする洗浄保証のモニタリングにおいて、従来と比較して洗浄条件(消毒条件)の達成、各工程の異常の有無が簡易且つ正確に確認可能になる。
以上、説明した通り、本発明に係る滅菌装置または洗浄装置によれば、対象となる各運転における波形と基準運転における波形とを表示部における一の画面上の同一チャート上に重ねて表示することができる。したがって、対象波形と基準波形との相違が大小に関わらず一見して認識可能となる。その結果、従来と比較して運転における波形が簡易且つ正確に検証可能になって各工程の達成度や異常の有無が正確に確認可能となる。また、対象波形と基準波形との位置関係を確認することによって基準運転に対する温度値および圧力値の達成度を一見して把握することができる。したがって、チャートの目盛を詳細に読取る手間をなくし、ミスを防止することが可能となる。その結果、従来と比較して簡易に且つ正確に設定条件(滅菌条件、洗浄・消毒条件)の達成が確認可能となる。
このようにして、被滅菌物が医療器材である場合、滅菌保証や洗浄保証におけるモニタリングが確実に可能となって、医療器材を介した感染が防止され、医療の安全性の確保が可能となる。
なお、本発明は、以上説明した実施例に限定されることなく、本発明を逸脱しない範囲において種々変更可能である。また、本発明は、特に医療施設等に設置される滅菌装置および洗浄装置に好適に適用されるが、本発明に係る滅菌装置および洗浄装置はこれに限定されず、様々な滅菌装置および洗浄装置に適用可能である。
10 滅菌装置
12 缶体
14 外缶
16 内缶
18 ジャケット部
20 開閉扉
22 蒸気発生装置
24 外缶蒸気管
26 内缶蒸気管
28 ドレン排水管
30 排気・排水管
32 真空発生手段
34 内缶温度計
34a 温度センサ
36 外缶圧力計
36b 圧力計測器
38 内缶圧力計
38a 圧力センサ
38b 圧力計測器
40 表示部
42 第1表示部
44 第2表示部
46 第3表示部
48 制御部
50 印字・出力部
52 記憶部
54 操作部

Claims (4)

  1. 被滅菌物を収容して滅菌が行われる密閉容器であって内缶と外缶とからなる二重缶構造に構成された缶体と、
    前記内缶の内部の圧力、および前記外缶と前記内缶との隙間のジャケット部の内部の圧力をそれぞれ計測し、直接表示させる構成である圧力計測器と、
    前記内缶の内部の温度を計測する温度センサと、
    前記圧力計測器とは別に設けられて前記内缶の内部の圧力を計測する圧力センサと、
    前記温度センサにより計測される温度値または前記圧力センサにより計測される圧力値を記憶する記憶部と、
    前記温度値および前記圧力値を表示する表示部と、
    前記表示部に前記温度値および前記圧力値を表示させる制御を行う制御部と、を備え、
    前記制御部は、操作部からの入力情報を受けて、前記記憶部に記憶された前記温度値から一の前記温度値を基準運転として設定して、各運転における前記温度値を前記基準運転における前記温度値と共に前記表示部に表示させる制御
    または、前記操作部からの入力情報を受けて、前記記憶部に記憶された前記圧力値から一の前記圧力値を基準運転として設定して、各運転における前記圧力値を前記基準運転における前記圧力値と共に前記表示部に表示させる制御を行うこと
    を特徴とする滅菌装置。
  2. 前記温度値は、横軸を時間且つ縦軸を温度とする直交座標系で、該横軸の左から右に時間が進む線グラフで前記表示部に表示され
    前記圧力値は、横軸を時間且つ縦軸を圧力とする直交座標系で、該横軸の左から右に時間が進む線グラフで前記表示部に表示されること
    を特徴とする請求項1記載の滅菌装置。
  3. 前記制御部は、前記基準運転における前記温度値と前記各運転における前記温度値とを予め設定された基準に従って比較して、前記各運転の前記基準運転に対する再現性を評価する制御
    または、前記基準運転における前記圧力値と前記各運転における前記圧力値とを予め設定された基準に従って比較して、前記各運転の前記基準運転に対する再現性を評価する制御を行うこと
    を特徴とする請求項1または請求項2記載の滅菌装置。
  4. 前記制御部は、前記温度値または前記圧力値の再現性の評価の結果を前記表示部に表示させる制御を行うこと
    を特徴とする請求項3記載の滅菌装置。
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