JP7312003B2 - 不活性ガス通流部品、不活性ガス置換装置、不活性ガス置換方法及び容器充填液体製品の製造方法 - Google Patents

不活性ガス通流部品、不活性ガス置換装置、不活性ガス置換方法及び容器充填液体製品の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP7312003B2
JP7312003B2 JP2019076351A JP2019076351A JP7312003B2 JP 7312003 B2 JP7312003 B2 JP 7312003B2 JP 2019076351 A JP2019076351 A JP 2019076351A JP 2019076351 A JP2019076351 A JP 2019076351A JP 7312003 B2 JP7312003 B2 JP 7312003B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
inert gas
perforated plate
container
holes
gas flow
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019076351A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020172313A (ja
Inventor
祐樹 塚原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Showa Sangyo Co Ltd
Original Assignee
Showa Sangyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Showa Sangyo Co Ltd filed Critical Showa Sangyo Co Ltd
Priority to JP2019076351A priority Critical patent/JP7312003B2/ja
Publication of JP2020172313A publication Critical patent/JP2020172313A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7312003B2 publication Critical patent/JP7312003B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Vacuum Packaging (AREA)

Description

本発明は、液体入り容器のヘッドスペース内に存在する空気を不活性ガスに置換する不活性ガス置換装置に用いられる不活性ガス通流部品、上記不活性ガス置換装置を用いた不活性ガス置換方法、及び上記不活性ガス置換装置を用いた容器充填液体製品の製造方法に関する。
液体を容器に充填する際に容器の上部にヘッドスペースが形成され、充填された液体がヘッドスペース中の空気によって酸化され、液体の品質が低下する場合がある。液体の酸化抑制を目的として、ヘッドスペースの酸素濃度を低減するために、ヘッドスペース内に存在する空気を不活性ガスに置換する技術が種々提案されている。
例えば、特許文献1では、不活性ガスの使用量を少なくし且つ装置のコンパクト化が可能であり、更に高いガス置換率で容器のヘッドスペースをガス置換することができるガス置換方法及び装置が提案されている。特許文献2では、容器のヘッドスペース内をガス置換する際に泡や内容液を吹きこぼすことなく、より少ない不活性ガスの使用量で高い置換効果を得ることが出来る容器のガス置換方法及びその装置が提案されている。
特開2007-161347号公報 特開2010-173665号公報
しかしながら、特許文献1に記載されている技術では、不活性ガスの置換効率が悪くヘッドスペースの酸素濃度を十分に低減できない場合がある。特許文献2に記載されている不活性ガス置換装置は、コンパクト化が困難で、設置スペースを確保できない場合がある。
そこで、本発明は、液体入り容器のヘッドスペース内に存在する空気を不活性ガスに置換する不活性ガス置換装置に用いられ、省スペースで、ヘッドスペースの酸素濃度低減効果に優れた不活性ガス通流部品を提供することを主目的とする。
すなわち、本発明は、
液体入り容器のヘッドスペース内に存在する空気を不活性ガスに置換する不活性ガス置換装置に用いられる不活性ガス通流部品であり、
長尺の中空箱状の本体部と、少なくとも2つのメインノズルと、少なくとも1つのサブノズルと、を備え、
前記本体部は、
長尺の上側板と、
複数の貫通孔が形成された長尺の下側多孔板と、
前記上側板と前記下側多孔板と対向するように前記本体部の内側に配置され、複数の貫通孔が形成された長尺の内側多孔板と、
前記上側板、前記内側多孔板及び前記下側多孔板の短手方向の一方端に配置され、複数の貫通孔が形成された側方多孔板と、を有し、
前記メインノズルは、前記上側板、前記内側多孔板及び前記下側多孔板を貫通し、
前記サブノズルは、前記上側板を貫通し、前記内側多孔板及び前記下側多孔板を貫通しない、不活性ガス通流部品を提供する。
前記内側多孔板の開口率は、前記下側多孔板の開口率よりも大きくてもよい。
前記内側多孔板の開口率は10~50%であり、前記下側多孔板の開口率は10~40%であってもよい。
前記内側多孔板の前記貫通孔の孔径は前記下側多孔板の前記貫通孔の孔径よりも大きくてもよい。
前記内側多孔板の前記貫通孔の孔径は3.0~7.0mmであってもよく、前記下側多孔板の前記貫通孔の孔径は0.1~2.0mmであってもよい。
前記本体部の長手方向の長さは3cm以上であってもよい。
前記液体は液状又は流動状食品であってもよい。
また、本発明は、液体入り容器のヘッドスペース内に存在する空気を不活性ガスに置換する不活性ガス置換装置であり、前記不活性ガス通流部品を備える、不活性ガス置換装置を提供する。
さらに、本発明は、液体入り容器のヘッドスペース内に存在する空気を不活性ガスに置換する不活性ガス置換方法であり、前記不活性ガス置換装置を用いる、不活性ガス置換方法を提供する。
さらに、本発明は、前記不活性ガス置換装置を用いる、容器充填液体製品の製造方法を提供する。
本発明によれば、液体入り容器のヘッドスペース内に存在する空気を不活性ガスに置換する不活性ガス置換装置に用いられ、省スペースで、ヘッドスペースの酸素濃度低減効果に優れた不活性ガス通流部品を提供することができる。
不活性ガス通流部品1の上面図である。 不活性ガス通流部品1の底面図である。 図1における矢印D1の方向から見た不活性ガス通流部品1の側面図である。 図1における矢印D2の方向から見た不活性ガス通流部品1の正面図である。 図1に示す不活性ガス通流部品1のA-A線矢視方向端面、容器50及びキャップ60を示す模式図である。 従来の窒素ガス置換装置500の端面を示す模式図である。
以下、本発明を実施するための形態について説明する。なお、以下に説明する実施形態は、本発明の実施形態の一例を示したものであり、これにより本発明の範囲が狭く解釈されることはない。
本発明の一実施形態に係る不活性ガス通流部品は、液体入り容器のヘッドスペース内に存在する空気を不活性ガスに置換する不活性ガス置換装置に用いられる部品である。本実施形態の不活性ガス通流部品は、長尺の中空箱状の本体部と、2つ以上のメインノズルと、1つ以上のサブノズルと、を少なくとも備える。以下、図面を参照しながら不活性ガス通流部品について詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る不活性ガス通流部品1の上面図である。図1に示すように、不活性ガス通流部品1は本体部2を備え、本体部2は、長尺の上側板21と、上側板21を貫通する3つのメインノズル3(3a、3b、3c)と、上側板21を貫通するサブノズル4と、を有する。
メインノズル3は、上側板21と、後述する内側多孔板及び下側多孔板と、を貫通するノズルである。つまり、メインノズル3は、中空箱状の本体部2の内部を貫通するように配置されており、本体部2の下側から不活性ガスを吹き出すために設けられている。
図1において、3つのメインノズル3(3a、3b、3c)の上側端部には、それぞれ連結部31(31a、31b、31c)が設けられている。連結部31はメインノズル3と不活性ガス供給管(不図示)とを連結する。
メインノズル3の数は、2つ以上であればよい。メインノズルが1つであると、不活性ガスの置換効率が低く、ヘッドスペースの酸素濃度を十分に低減することができない。ヘッドスペースの酸素濃度低減効果を向上させる観点からは、メインノズルの数は3つ以上が好ましい。
メインノズル3の内径は、容器口の内径に応じて適宜調整すればよいが、5~15mmが好ましく、7~13mmがより好ましい。
メインノズル3同士の間隔は、不活性ガスの置換効率を向上させる観点から、おおむね等間隔とすることが好ましい。すなわち、メインノズル3aとメインノズル3bとの間の距離及びメインノズル3bとメインノズル3cとの間の距離は、おおむね等しいことが好ましい。メインノズル3同士の間隔は、一般的な液体入り容器への充填の場合、1~10cmが好ましく、3~10cmがより好ましい。
サブノズル4は、上側板21を貫通し、後述する内側多孔板及び下側多孔板を貫通しないノズルである。サブノズル4は、中空箱状の本体部2の内部に不活性ガスを供給するために設けられている。
図1において、サブノズル4の上側端部には、連結部41が設けられている。連結部41はサブノズル4と不活性ガス供給管(不図示)とを連結する。
サブノズル4は、本体部2の内部に不活性ガスを偏りなく供給し、後述する下側多孔板及び側方多孔板から不活性ガスを吹き出すのに十分な量の不活性ガスを供給できれば、その数、内径、本体部2への設置場所は限定されない。例えば、サブノズル4の数は少なくとも1つあればよく、サブノズル4の内径はメインノズル3と同等の内径とすることができる。またサブノズル4が1つの場合は、本体部2の中央付近に設けられることが好ましい。
本実施形態の不活性ガス通流部品1は、図1に示すように、固定部5を有していてもよい。固定部5は、本体部2を任意の場所に固定するために用いられる部材である。固定部5の形状及び構造は、特に限定されず、本体部2の設置場所に応じて適宜設計されうる。固定部5を構成する部品は、1つであってもよく2つ以上であってもよい。図1では、一例として、2つの部品(第1の固定部品51及び第2の固定部品52)からなる固定部5を示している。
図2は、本発明の一実施形態に係る不活性ガス通流部品1の底面図である。図2に示すように、不活性ガス通流部品1の本体部2は複数の貫通孔231が形成された長尺の下側多孔板23を有している。貫通孔231は、下側多孔板23の全面に多数形成されていることが好ましい。貫通孔231の形状は、図2に示すような円形状であってもよく、多角形状(三角形状、四角形状など)や星形状などの他の形状であってもよい。また、複数の形状を組み合わせて用いることもできる。
下側多孔板23には、メインノズルが貫通しており、メインノズルの下側端部32(32a、32b、32c)は、下側多孔板23の表面上に設けられている。メインノズルの下側端部32は、不活性ガスの吹き出し口となる。つまり、メインノズル内を通流した不活性ガスは、下側端部32から吹き出す。
下側多孔板23の貫通孔231からは、サブノズル内を通流して本体部2の内部に供給された不活性ガスが吹き出す。下側多孔板23の貫通孔231の孔径は、後述する内側多孔板の貫通孔の孔径よりも小さいことが好ましい。具体的には、下側多孔板23の貫通孔231の孔径は、0.1~2.0mmが好ましく、0.5~1.5mmがより好ましく、0.7~1.3mmがさらに好ましい。
下側多孔板23の貫通孔231の孔間隔(ピッチ)は、例えば、0.5~5mmでありうる。なお、孔間隔は、隣接する貫通孔同士の中心から中心までの間隔を意味する。
下側多孔板23の開口率(貫通したメインノズルの下側端部32(32a、32b、32c)部分は除く)は、後述する内側多孔板の開口率よりも小さいことが好ましい。具体的には、下側多孔板23の開口率は、10~40%が好ましく、15~30%がより好ましい。
本実施形態の不活性ガス通流部品1を用いて液体入り容器のヘッドスペース内に存在する空気を不活性ガスに置換する場合、容器は本体部2の下側を本体部2の長手方向に沿って通過する。本体部2の下側では、下側多孔板23の貫通孔231及びメインノズル3の下側端部32から不活性ガスが吹き出しており、この不活性ガスを容器口の上方からヘッドスペースに吹き付けることによって、ヘッドスペース内の空気を不活性ガスに置換する。
本体部2の長手方向の長さは、短手方向よりも長ければ特に限定されないが、少なくとも2つのメインノズルを設置できる長さとすることが好ましく、例えば3cm以上とすることができる。また、不活性ガス置換効率をさらに上げるためには、容器が本体部2の下側を通過する時間を長くして、ヘッドスペースに吹き付ける不活性ガス量を多くすることが好ましい。このため、本体部2の長手方向の長さは、5cm以上がより好ましく、7cm以上がさらに好ましい。メインノズルの数を3つ以上とする場合には、長手方向の長さは10cm以上が好ましく、15cm以上がより好ましい。
後段の比較例5~8で示すように、メインノズルとサブノズルをそれぞれ1つずつ備え、長尺の本体部を備えない部品を用いても、ヘッドスペースの酸素濃度を十分に低減することができなかった。この結果から分かるように、本実施形態の不活性ガス通流部品1においては、長尺の本体部2を備えることが不活性ガスの置換効率向上に寄与している。
本体部2の短手方向の長さは、長手方向よりも短ければ特に限定されないが、ヘッドスペースへ効率的に不活性ガスを吹き付けるために容器口全体を覆うことが可能な長さであることが好ましく、例えば2cm以上とすることができ、3cm以上とすることがさらに好ましい。
図1及び図2において、上側板21及び下側多孔板23の形状は長尺の矩形であり、本体部2の形状は長尺の直方体であるが、形状はこれに限定されるものではなく、S字形状や円弧形状などの曲線を有する形状を採用してもよい。液体入り容器のヘッドスペースに効率的に不活性ガスを吹き付ける観点から、上側板21及び下側多孔板23の形状は、本体部2の下側を通過する液体入り容器の軌道に沿った形状とすることが好ましい。本体部2が曲線を有する形状の場合には、上述した「本体部2の長手方向の長さ」は曲線に沿った長さを意味する。具体的には、液体入り容器の軌道の中心線に沿って測定した長さを指す。
図3は、図1における矢印D1の方向から見た不活性ガス通流部品1の側面図である。図3に示すように、本体部2は、複数の貫通孔241が形成された側方多孔板24を有する。貫通孔241は、側方多孔板24の全面に多数形成されていることが好ましい。貫通孔241の形状は、図3に示すような円形状であってもよく、多角形状(三角形状、四角形状など)や星形状などの他の形状であってもよい。また、複数の形状を組み合わせて用いることもできる。
サブノズル4から本体部2の内部に供給された不活性ガスの一部は、側方多孔板24の貫通孔241から吹き出す。詳細は後述するが、側方多孔板24は、液体入り容器にキャップを装着して閉栓する直前に容器口及びキャップの側方から不活性ガスを吹き付けるために設けられる。
側方多孔板24は、本体部2の短手方向の一方端に配置されている。本体部2の短手方向の他方端、すなわち、側方多孔板24と対向する位置には、上記固定部5が配置されている(図1参照)。
側方多孔板24の貫通孔241の孔径及び開口率は、特に限定されないが、製造容易性の観点からは、上述した下側多孔板と同一の孔径及び開口率とすることが好ましい。
側方多孔板24の高さは、特に限定されないが、10~20mmが好ましく、10~18mmがより好ましい。
図4は、図1における矢印D2の方向から見た不活性ガス通流部品1の正面図である。上述の通り、本体部2の上側板21には、3つのメインノズル3(3a、3b、3c)と、サブノズル4と、が設けられている。上側板21及び下側多孔板23の短手方向の一方端には側方多孔板24が配置され、他方端には第1の固定部品51及び第2の固定部品52からなる固定部5が配置されている。
図5は、図1に示す不活性ガス通流部品1のA-A線矢視方向端面、容器50及びキャップ60を示す模式図である。
まず、図5を参照して、不活性ガス通流部品1の内側の構造について説明する。中空箱状の本体部2は、複数の貫通孔221が形成された長尺の内側多孔板22を有する。貫通孔221は、内側多孔板22の全面に多数形成されていることが好ましい。貫通孔221の形状は、特に限定されず、円形状、多角形状(三角形状、四角形状など)、星形状など、任意の形状を採用することができ、複数の形状を組み合わせて用いることもできる。
内側多孔板22は、上側板21と下側多孔板23と対向するように本体部2の内側に配置されている。内側多孔板22によって、本体部2の内側の空間は、上部層25と下部層26の2つの層に分割される。上部層25は上側板21と内側多孔板22との間に形成される空間であり、下部層26は内側多孔板22と下側多孔板23との間に形成される空間である。なお、内側多孔板22の枚数は1枚に限定されず、2枚以上であってもよい。
内側多孔板22の貫通孔221の孔径は、下側多孔板23の貫通孔231の孔径よりも大きいことが好ましい。具体的には、内側多孔板22の貫通孔221の孔径は、3.0~7.0mmが好ましく、3.5~6.5mmがより好ましい。
内側多孔板22の貫通孔221の孔間隔(ピッチ)は、1~10mmが好ましく、5~10mmがより好ましい。
内側多孔板22の開口率(貫通したメインノズル3(3a、3b、3c)部分は除く)は、下側多孔板23の開口率よりも大きいことが好ましい。具体的には、内側多孔板22の開口率は、10~50%が好ましく、15~50%がより好ましく、20~45%がさらに好ましい。
上側板21、内側多孔板22、下側多孔板23、側方多孔板24、メインノズル3(3a、3b、3c)及びサブノズル4の材質は、特に限定されないが、鉄、ステンレス、アルミ等の金属が好ましい。上側板21、内側多孔板22、下側多孔板23及び側方多孔板24の厚みは、0.5~3.0mmが好ましく、1.0~2.5mmがより好ましい。
図5において、3つのメインノズル3(3a、3b、3c)と上側板21とがなすそれぞれの角度α1、α2、α3は90°であり、サブノズル4と上側板21とがなす角度βも90°である。しかしながら、角度α1、α2、α3、βは90°に限定されるものではなく、本発明の効果を損なわない範囲において調整することができる。角度α1、α2、α3、βは、同一の角度でもよく、それぞれ異なる角度でもよい。
次に、図5を参照して、不活性ガス通流部品1における不活性ガスの流れについて説明する。図5中、不活性ガス通流部品1の内部及び周囲に示した矢印は、不活性ガスの流れの一例を示している。メインノズル3(3a、3b、3c)内を通流した不活性ガスは、下側端部32(32a、32b、32c)から吹き出す。サブノズル4内を通流した不活性ガスは、上側板21と内側多孔板22との間に形成された上部層25に流れ込む。上部層25内の不活性ガスの一部は、内側多孔板22の貫通孔221を通過して、内側多孔板22と下側多孔板23との間に形成された下部層26に流れ込む。また、上部層25内の不活性ガスの一部は、側方多孔板24の貫通孔241を通過して、本体部2の側方から吹き出す。下部層26内の不活性ガスの一部は、下側多孔板23の貫通孔231を通過して、本体部2の下方から吹き出す。また、下部層26内の不活性ガスの一部は、側方多孔板24の貫通孔241を通過して、本体部2の側方から吹き出す。
本実施形態の不活性ガス通流部品1は、上述したように、内側多孔板22の開口率を下側多孔板23よりも大きくすることが好ましい。また、内側多孔板22の貫通孔221の孔径を下側多孔板23の貫通孔231よりも大きくすることが好ましい。このような構成とすることにより、上部層25と下部層26の双方から側方多孔板24に向けて同程度の量及び強さの不活性ガスを吹き付けることができ、側方多孔板24の貫通孔241を通過する不活性ガスを均質化することができる。理由は後段で詳述するが、貫通孔241を通過する不活性ガスを均質化することによって、液体入り容器のヘッドスペースの酸素濃度をより効果的に低減することができる。
次に、図5を参照して、不活性ガス通流部品1、容器50及びキャップ60の位置関係を説明する。容器50には、液体70が充填されており、容器50の上部にはヘッドスペース80が形成されている。図5中、P1、P2及びP3は、容器50が通過する位置を示している。容器50は、搬送部(不図示)によって搬送されて、本体部2の下部をP1、P2の順に通過する。P2の位置を通過した容器50は、本体部2の下部を抜けてP3の位置に搬送される。P3の位置で、閉栓部(不図示)がキャップ60を容器口51に装着することで容器50を閉栓する。
次に、図5を参照して、本発明の一実施形態に係る不活性ガス置換方法について説明する。当該不活性ガス置換方法は、上記不活性ガス通流部品1を備える不活性ガス置換装置を用いることにより実現され、不活性ガス通流部品1を通流した不活性ガスを利用して、液体入り容器50のヘッドスペース80内に存在する空気を不活性ガスに置換する。
より詳細には、本実施形態の不活性ガス置換方法では、メインノズル3を通流した不活性ガスと、サブノズル4から供給され下側多孔板23の貫通孔231を通過した不活性ガスを、液体入り容器50の容器口51の上方から容器口51へ吹き付けた後、サブノズル4から供給され側方多孔板24の貫通孔241を通過した不活性ガスを、容器口51及び容器口51に取り付けるキャップ60の側方から容器口51及びキャップ60へ吹き付けて、液体入り容器50のヘッドスペース80内に存在する空気を不活性ガスに置換する。上記不活性ガス置換方法では、容器口51及びキャップ60へ不活性ガスを吹き付けた直後に、容器口51にキャップ60を装着して閉栓することが好ましい。
以下、引き続き図5を参照して、不活性ガス置換方法について具体例を挙げて説明する。P1の位置に搬送された容器50の容器口51の上方から、メインノズル3aを通流した不活性ガスを吹き付ける。これにより、ヘッドスペース80内の空気の一部が不活性ガスに置換されて、ヘッドスペースの酸素濃度が低減される。図示はしないが、同様に、メインノズル3b及びメインノズル3cからも容器口51へ不活性ガスを吹き付ける。
容器50がP2の位置にある場合、下側多孔板23の貫通孔231を通過した不活性ガスを容器口51の上方から吹き付ける。容器50は、P2の位置にある場合に限らず、本体部2の下側を通過している間は常時下側多孔板23の貫通孔231から不活性ガスを吹き付けられている。
容器50が本体部2の下側を抜けてP3の位置にある場合、上部層25内の不活性ガスと下部層26内の不活性ガスの両方を、側方多孔板24の貫通孔241から、容器口51及びキャップ60へ吹き付ける。P3の位置では、キャップ60を下方へ移動させて容器口51へと装着することで容器50を閉栓する。容器50がP3の位置にある場合において、キャップ60の内側の空間A1や、キャップ60と容器口51との間の空間A2に空気が存在すると、空間A1及びA2に存在する空気が閉栓時にヘッドスペース80へと押し込められてしまう。このため、閉栓作業によってヘッドスペースの酸素濃度が上昇する場合がある。しかしながら、本実施形態の不活性ガス置換方法では、側方多孔板24の貫通孔241から不活性ガスを吹き付けることで、空間A1及びA2を不活性ガス雰囲気とすることが可能であるため、閉栓時におけるヘッドスペースの酸素濃度上昇を抑制することができる。
側方多孔板24の貫通孔241を通過する不活性ガスには、本体部2内の上部層25から吹き出されるガスと下部層26から吹き出されるガスがある。双方の不活性ガスの量又は強さにばらつきがあると、空間A1及びA2に存在する空気を同時に不活性ガス雰囲気とすることができず、空間A1又はA2に残存した空気が閉栓時にヘッドスペース内へ混入する可能性がある。このため、不活性ガス置換効率を上げてヘッドスペースの酸素濃度をより低減させるためには、側方多孔板24の貫通孔241を通過する不活性ガスを均質化することが好ましい。側方多孔板24の貫通孔241を通過する不活性ガスを均質化するには、内側多孔板22の開口率を下側多孔板23よりも大きくしたり、内側多孔板22の貫通孔221の孔径を下側多孔板23の貫通孔231よりも大きくしたりすることが好ましい。
逆に、内側多孔板22の開口率や孔径を下側多孔板23よりも小さくすると、上部層25から下部層26へと流れ込む不活性ガス量が減少して上部層25に不活性ガスが滞留することがある。その結果、側方多孔板24において、下部層26よりも上部層25から吹き出される不活性ガスの方が多く又は強くなる場合がある。一方でこのような場合、上部層25に滞留している不活性ガスが上部層25内で均一に広がって、内側多孔板22の貫通孔221を通過する不活性ガスが均質化し、下部層26に充満する不活性ガスがより均一になる可能性がある。その結果、下側多孔板23の貫通孔231を通過する不活性ガスが均質化して、容器50が下側多孔板23の下部を通過する際の不活性ガス置換効率は向上する可能性がある。しかしながら、側方多孔板24から吹き出す不活性ガスを均質化する方が、閉栓時の空気の巻き込みを効果的に抑制できるため、ヘッドスペースの酸素濃度低減効果がより高いと考えられる。したがって、内側多孔板22の開口率や孔径は下側多孔板23よりも大きい方が好ましい。
本実施形態において、容器50が本体部2の下側を通過する際の下側多孔板23と容器口51との間の距離は、5mm以下が好ましく、3mm以下がより好ましい。閉栓時における側方多孔板24と容器口51との間の距離は、20~50mmが好ましく、30~40mmがより好ましい。
本実施形態において使用される不活性ガスは、化学反応が起こりにくいガスであればよい。不活性ガスには、例えば、窒素、二酸化炭素、ヘリウム、アルゴンなどのガスが1種又は2種以上含まれうる。これらの中でも、入手しやすく取り扱いが容易な窒素ガスが好適である。
容器に充填される液体の種類は、特に限定されないが、好適には液状又は流動状食品である。液状又は流動状食品としては、例えば食用油、ドレッシング、液体調味料、スープ、飲料、牛乳、果汁などが挙げられ、好ましくは食用油である。
不活性ガスを吹き付ける容器は、特に限定されない。容器の形状は、例えばボトル形状でありうる。ボトル形状の容器の場合、容器口の直径は、例えば2.5~3.5mmでありうる。容器の材質も特に限定されないが、好適にはプラスチック又はガラスである。容器の大きさは、例えば25~2000gの液体を収容可能な大きさとすることができる。
本実施形態の不活性ガス置換方法は、10.8~30.0cm/秒の移動速度で搬送されるボトル形状の容器に液体を充填する製造ラインにおいて好適に用いられる。この場合、不活性ガス通流部品のメインノズルから吹き出される不活性ガスの量(ブロー量)は、メインノズル1本あたり5~30L/分が好ましく、10~30L/分がより好ましく、10~20L/分がさらに好ましい。また、サブノズルからの不活性ガスのブロー量は、5~40L/分が好ましく、10~40L/分がより好ましい。
本実施形態の不活性ガス置換方法は、上記不活性ガス通流部品を用いることで、液体入り容器のヘッドスペースの酸素濃度を好ましくは5.0%以下、より好ましくは4.0%以下に低減することができる。これにより、容器に充填された液体の酸化が抑制され、液体の品質低下を防ぐことができる。
また、本実施形態で用いられる不活性ガス通流部品は、外形がコンパクトであり、従来技術と比較して省スペース化が可能である。従来技術である上記特許文献2には、容器の口部のヘッドスペースに対して上方から窒素ガスを流し込むボトル用ノズルが記載されている。また、容器を閉栓する直前において、容器の口部に窒素ガスを流し込む横側ボトル用ノズルとキャップの内部に窒素ガスを流し込む横側キャップ用ノズルが記載されている。ボトル用ノズルは容器の上方に設置され、横側ボトル用ノズル及び横側キャップ用ノズルは容器を挟んで対向する位置(容器の両側方)に設置される。このため、特許文献2に記載されている窒素ガス置換装置は、外形をコンパクトにすることが難しく、設置スペースを確保できない場合がある。
一方、本実施形態の不活性ガス通流部品は、メインノズル及びサブノズルを備える本体部から、容器の上方だけでなく、容器口及びキャップの側方にも不活性ガスを吹き付けることができる。このため、本実施形態の不活性ガス通流部品は、従来技術よりも省スペース化が可能であり、従来技術の不活性ガス通流装置を設置できなかった場所でも使用することができる。
本発明の他の実施形態である不活性ガス置換装置は、上記不活性ガス通流部品を備える装置である。当該装置は、上記不活性ガス通流部品を備えることにより、外形を小さくしつつ、ヘッドスペースの酸素濃度を効果的に低減させることが可能である。不活性ガス置換装置において、不活性ガス通流部品以外の部品は特に限定されないが、例えば、不活性ガス供給管、容器を搬送する搬送部、容器にキャップを装着する閉栓部などが挙げられる。
さらに、本発明の他の実施形態は、上記不活性ガス通流装置を用いる容器充填液体製品の製造方法である。容器充填液体製品は、容器に液体が充填された製品であれば特に限定されないが、好ましくは容器充填液状食品又は容器充填流動状食品である。本実施形態の製造方法によれば、容器のヘッドスペースの酸素濃度が低い容器充填液体製品を得ることができる。当該容器充填液体製品は、容器のヘッドスペースの酸素濃度が好ましくは5.0%以下であり、より好ましくは4.0%以下である。
以下、実施例に基づいて本発明を更に詳細に説明する。なお、以下に説明する実施例は、本発明の代表的な実施例の一例を示したものであり、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
不活性ガス置換装置を用いて不活性ガス置換試験を行った。試験には、食用油を充填した容量300gのポリエチレンテレフタレート(PET)製のボトル容器を用いた。ボトル容器に食用油を充填する速度(容器の移動速度)は23~30cm/秒であり、この速度で搬送されるボトル容器に対して、不活性ガスである窒素ガスを吹き付けた。不活性ガス通流部品とボトル容器との位置関係は図5に示すとおりであり、ボトル容器に窒素ガスを吹き付けた直後に、ボトル容器の容器口にキャップを装着して閉栓した。
閉栓後、キャップの上方から吸引針を差し込み、吸引針からヘッドスペース内に存在する気体を採取して、気体の酸素濃度を計測した。酸素濃度の計測には飯島電子工業株式会社製「微量酸素分析計 RO-102」を用い、任意の3本のボトル容器を対象に計測を行った。3本の計測結果の平均値をヘッドスペースの酸素濃度として評価し、平均酸素濃度5.0%以下を合格とした。
<試験1>
図5に示した構造を有する不活性ガス通流部品を用いて、下記表1に示す条件で試験を行った。表1において、比較例1のメインノズルのブロー量を「-」で示した。これは、メインノズルに窒素ガス供給管を連結せず、メインノズルに窒素ガスを通流させなかったことを意味する。不活性ガス通流部品の詳細は以下のとおりである。
[不活性ガス通流部品]
本体部の長手方向の長さ:250mm
本体部の短手方向の長さ:40mm
本体部(側方多孔板)の高さ:15mm
メインノズルの内径:10mm
サブノズルの内径:10mm
内側多孔板の貫通孔の孔径/孔間隔/開口率:5.0mm/8.5mm/31.3%
下側多孔板の貫通孔の孔径/孔間隔/開口率:1.0mm/2.0mm/22.7%
側方多孔板の貫通孔の孔径/孔間隔/開口率:1.0mm/2.0mm/22.7%
本体部を構成する各板の厚み:1mm
試験1の結果を下記表1に示す。
試験1の結果から、本発明の不活性ガス通流部品を用いることで、ヘッドスペースの酸素濃度を5.0%以下に低減可能であることが確認された。
<試験2>
試験1の不活性ガス通流部品を用いて、下記表2に示す条件で、メインノズルを2つ使用した実施例と、メインノズルを1つ使用した比較例の試験を行った。使用するメインノズルには窒素ガス供給管を連結して窒素ガスを通流させ、使用しないメインノズルには窒素供給管を連結しなかった。試験2の結果を下記表2に示す。
試験2の結果から、メインノズルの数が2つの場合でもヘッドスペースの酸素濃度を5.0%以下に低減可能であることが確認された。また、メインノズルの数が1つであると、ヘッドスペースの酸素濃度が5.0%以下にまで下がらず、酸素濃度低減効果に劣ることが確認された。
<試験3>
メインノズルの角度を調整した不活性ガス通流部品を用いて試験を行った。不活性ガス通流部品は、図5に示すメインノズルと上側板とがなす角度α1、α2、α3をそれぞれ95°に変更した以外は、試験1と同様の構造とした。試験3の結果を下記表3に示す。
試験3の結果から、メインノズルの角度が直角以外の場合であっても酸素濃度低減効果に優れることが確認された。
<試験4>
図6に示す従来の窒素ガス置換装置500を用いて、下記表4に示す条件で比較例の試験を行った。図6は、従来の窒素ガス置換装置500の端面を示す模式図である。窒素ガス置換装置500は、長尺の中空箱状の本体部を備えていない点で本発明の不活性ガス通流部品と異なる。窒素ガス置換装置500は、2つの独立した本体部510、520を備える。本体部510、520は円筒形状をなしており、直径は45mm、高さは20mmである。本体部510、520は、それぞれ、メインノズル511、521と、サブノズル512、522と、を有する。メインノズル及びサブノズルの内径は10mmである。メインノズル511、521を通流した窒素ガスは、本体部510、520の下部から吹き出す。また、本体部510、520の内部には、多孔板513、523が設けられており、サブノズル512、522から共有された窒素ガスは多孔板513、523の貫通孔を通過して下方へ吹き出す。
食用油71が充填されたボトル容器50を、本体部510の下部、本体部520の下部の順に通過させ、窒素ガスを吹き付けた。ボトル容器50が本体部520を通過した後、容器口51にキャップを装着して閉栓した。閉栓後の酸素濃度計測は、任意のボトル容器1本を対象に行った。試験4の結果を下記表4に示す。
試験4の結果から、長尺の中空箱状の本体部を備えない従来の窒素ガス置換装置では、十分な酸素低減効果が得られないことが確認された。また、本発明において本体部が酸素濃度低減効果の向上に寄与していることが示唆された。
1 不活性ガス通流部品
2 本体部
3 メインノズル
4 サブノズル
5 固定部
21 上側板
22 内側多孔板
221 内側多孔板の貫通孔
23 下側多孔板
231 下側多孔板の貫通孔
24 側方多孔板
241 側方多孔板の貫通孔
25 上部層
26 下部層
50 容器
60 キャップ
70 液体
80 ヘッドスペース

Claims (10)

  1. 液体入り容器のヘッドスペース内に存在する空気を不活性ガスに置換する不活性ガス置換装置に用いられる不活性ガス通流部品であり、
    長尺の中空箱状の本体部と、少なくとも2つのメインノズルと、少なくとも1つのサブノズルと、を備え、
    前記本体部は、
    長尺の上側板と、
    複数の貫通孔が形成された長尺の下側多孔板と、
    前記上側板と前記下側多孔板と対向するように前記本体部の内側に配置され、複数の貫通孔が形成された長尺の内側多孔板と、
    前記上側板、前記内側多孔板及び前記下側多孔板の短手方向の一方端に配置され、複数の貫通孔が形成された側方多孔板と、を有し、
    前記メインノズルは、前記上側板、前記内側多孔板及び前記下側多孔板を貫通し、
    前記サブノズルは、前記上側板を貫通し、前記内側多孔板及び前記下側多孔板を貫通しない、不活性ガス通流部品。
  2. 前記内側多孔板の開口率は、前記下側多孔板の開口率よりも大きい、請求項1に記載の不活性ガス通流部品。
  3. 前記内側多孔板の開口率は10~50%であり、前記下側多孔板の開口率は10~40%である、請求項1記載の不活性ガス通流部品。
  4. 前記内側多孔板の前記貫通孔の孔径は前記下側多孔板の前記貫通孔の孔径よりも大きい、請求項1から3のいずれか一項に記載の不活性ガス通流部品。
  5. 前記内側多孔板の前記貫通孔の孔径は3.0~7.0mmであり、前記下側多孔板の前記貫通孔の孔径は0.1~2.0mmである、請求項1から4のいずれか一項に記載の不活性ガス通流部品。
  6. 前記本体部の長手方向の長さは3cm以上である、請求項1から5のいずれか一項に記載の不活性ガス通流部品。
  7. 前記液体は液状又は流動状食品である、請求項1から6のいずれか一項に記載の不活性ガス通流部品。
  8. 液体入り容器のヘッドスペース内に存在する空気を不活性ガスに置換する不活性ガス置換装置であり、請求項1から7のいずれか一項に記載の不活性ガス通流部品を備える、不活性ガス置換装置。
  9. 液体入り容器のヘッドスペース内に存在する空気を不活性ガスに置換する不活性ガス置換方法であり、請求項8に記載の不活性ガス置換装置を用いる、不活性ガス置換方法。
  10. 請求項8に記載の不活性ガス置換装置を用いる、容器充填液体製品の製造方法。
JP2019076351A 2019-04-12 2019-04-12 不活性ガス通流部品、不活性ガス置換装置、不活性ガス置換方法及び容器充填液体製品の製造方法 Active JP7312003B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019076351A JP7312003B2 (ja) 2019-04-12 2019-04-12 不活性ガス通流部品、不活性ガス置換装置、不活性ガス置換方法及び容器充填液体製品の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019076351A JP7312003B2 (ja) 2019-04-12 2019-04-12 不活性ガス通流部品、不活性ガス置換装置、不活性ガス置換方法及び容器充填液体製品の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020172313A JP2020172313A (ja) 2020-10-22
JP7312003B2 true JP7312003B2 (ja) 2023-07-20

Family

ID=72830739

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019076351A Active JP7312003B2 (ja) 2019-04-12 2019-04-12 不活性ガス通流部品、不活性ガス置換装置、不活性ガス置換方法及び容器充填液体製品の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7312003B2 (ja)

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004042961A (ja) 2002-07-11 2004-02-12 Toyo Seikan Kaisha Ltd ガス置換方法及び装置
JP2004042994A (ja) 2002-07-15 2004-02-12 Toyo Seikan Kaisha Ltd 容器の不活性ガス置換方法及びその装置
JP2005329987A (ja) 2004-05-20 2005-12-02 Toyo Seikan Kaisha Ltd 不活性ガス置換装置のノズル構造体
JP2007263532A (ja) 2006-03-30 2007-10-11 Dainippon Printing Co Ltd 風速分布調整装置
JP2008127051A (ja) 2006-11-20 2008-06-05 Deisupenpakku Japan:Kk 不活性ガス置換装置
WO2010004750A1 (ja) 2008-07-10 2010-01-14 第一三共株式会社 容器内のガス置換装置、及びその方法

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE2612958C2 (de) * 1976-03-26 1985-01-10 Robert Bosch Gmbh, 7000 Stuttgart Vorrichtung zum Herausspülen von Luftsauerstoff aus Verpackungsbehältern

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004042961A (ja) 2002-07-11 2004-02-12 Toyo Seikan Kaisha Ltd ガス置換方法及び装置
JP2004042994A (ja) 2002-07-15 2004-02-12 Toyo Seikan Kaisha Ltd 容器の不活性ガス置換方法及びその装置
JP2005329987A (ja) 2004-05-20 2005-12-02 Toyo Seikan Kaisha Ltd 不活性ガス置換装置のノズル構造体
JP2007263532A (ja) 2006-03-30 2007-10-11 Dainippon Printing Co Ltd 風速分布調整装置
JP2008127051A (ja) 2006-11-20 2008-06-05 Deisupenpakku Japan:Kk 不活性ガス置換装置
WO2010004750A1 (ja) 2008-07-10 2010-01-14 第一三共株式会社 容器内のガス置換装置、及びその方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020172313A (ja) 2020-10-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5201377B1 (ja) 充填密封方法及び装置
US20070107384A1 (en) Machine and process for closing containers
US20230065071A1 (en) Aerating systems, apparatuses, and methods
JP2019529107A (ja) 帯電による水の即時ライン上炭酸化の方法及び装置
KR960040436A (ko) 탄산수 제조 장치
JPS5962494A (ja) 充填ノズル
WO2010087097A1 (ja) 容器のガス置換方法及びその装置
JP7312003B2 (ja) 不活性ガス通流部品、不活性ガス置換装置、不活性ガス置換方法及び容器充填液体製品の製造方法
EA020007B1 (ru) Способ и устройство для заполнения
JP4062998B2 (ja) ガス置換方法及び装置
KR101584165B1 (ko) 용기의 가스 치환 방법 및 장치
SG172759A1 (en) Content filling method, content filling system, and content-containing bottle
WO2011155458A1 (ja) 充填方法、充填システムおよびボトル
JP6457224B2 (ja) 洗缶水滴除去装置
JP2004042994A (ja) 容器の不活性ガス置換方法及びその装置
CN103449342A (zh) 用于容器封口的装置
JP4136516B2 (ja) ボトル型缶のガッシング方法
JP4121675B2 (ja) 缶のガス置換装置及び置換方法
JP3083107B2 (ja) 瓶詰飲料の製造方法及びそれに用いる装置
JP5656103B2 (ja) 内容物充填方法、内容物充填システム、および内容物入ボトル
JPWO2016013151A1 (ja) 高炭酸飲料の供給装置
WO2024202494A1 (ja) 飲料サーバーおよび注出ノズル
JP4471069B2 (ja) トンネル内部低酸素雰囲気制御方法及びその装置
JP4188109B2 (ja) ボトル缶のガス置換装置および置換方法
DE29906070U1 (de) Flaschenabfüllanlage mit Inertisierung

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220209

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20221222

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230110

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230307

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230704

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230707

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7312003

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150