JP7311385B2 - 搬送装置および搬送方法 - Google Patents

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本発明は、搬送装置および搬送方法に関する。
例えば、冷凍麺類は、麺を茹でて冷水で冷却した後、麺の塊をトレーに投入し、フリーザーによって冷凍されることによって製造されている。これに関連して、例えば下記の特許文献1には、冷凍麺を冷凍するフリーザーが開示されている。
特開平9-121827号公報
このような処理庫から搬出された被搬送物(冷凍麺が配置されたトレー)は、次工程に搬送されて、次工程では例えば、麺類をトレーから分離させる脱パン処理が行われる。一般的に、次工程に向けて被搬送物を搬送するにあたって、搬送方向が被搬送物の長手方向と一致するように、処理庫から搬出される。しかしながら様々な要因によって、被搬送物の長手方向が搬送方向に対して傾斜して処理庫から搬出される場合がある。このように被搬送物の長手方向が搬送方向に対して傾斜した場合、次工程に向けて被搬送物を好適に搬送することができない虞がある。
本発明は、上記課題を解決するために発明されたものであり、被搬送物を次工程に向けて好適に搬送することのできる搬送装置、搬送方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成する本発明に係る搬送装置は、処理庫から搬出された被搬送物を次工程に搬送する搬送装置である。搬送装置は、前記処理庫から搬出された前記被搬送物が搬送される搬送コンベアと、前記被搬送物の面方向のうち前記搬送方向に直交する方向から視て下流に向けて鉛直方向の上方に傾斜するとともに、前記被搬送物の長手方向の一端部が載置される傾斜部と、前記傾斜部に載置されて前記下流に向けて搬送された前記被搬送物の前記長手方向の前記一端部が接触することによって、前記被搬送物の前記長手方向が前記搬送方向と一致するように、前記被搬送物の姿勢を修正するガイド部と、を有する。前記搬送コンベアは、直線状に設けられた第1コンベアと、前記第1コンベアの前記下流に連続して設けられるとともに曲線状に設けられた第2コンベアと、前記第2コンベアの前記下流に連続して設けられるとともに直線状に設けられた第3コンベアと、を有し、前記傾斜部は、前記第1コンベアのうち前記処理庫の反対側に設けられ、前記ガイド部は、前記第2コンベアのうち前記処理庫の反対側に設けられる。
また、上記目的を達成する本発明に係る搬送方法は、処理庫から搬出された被搬送物を次工程に搬送する搬送方法である。搬送方法は、前記被搬送物を搬送方向に沿って搬送する工程と、前記被搬送物の面方向のうち前記搬送方向に直交する方向から視て下流に向けて鉛直方向の上方に傾斜する傾斜部に、前記被搬送物の長手方向の一端部を載置する工程と、前記被搬送物の前記長手方向の前記一端部がガイド部に接触することによって、前記被搬送物の長手方向が前記搬送方向と一致するように、前記被搬送物の姿勢を修正する工程と、を有する。
上述の搬送装置および搬送方法によれば、傾斜部に載置された被搬送物の長手方向の一端部が下流に移動する際にガイド部に接触することによって、被搬送物の長手方向が搬送方向と一致するように、被搬送物の姿勢が修正される。このため、長手方向が搬送方向に対して傾斜して配置される被搬送物の姿勢を修正して、被搬送物の長手方向を搬送方向と一致させることができ、被搬送物を次工程に好適に搬送することができる。
本発明の実施形態に係る搬送装置を示す概略平面図である。 本実施形態に係る搬送装置を示す概略正面図であって、図1の矢印A方向から視た図である。 図3(A)は、図2の3A-3A線に沿う断面図であって被搬送物が傾斜部に載置された様子を示す図であって、図3(B)は、図2の3B-3B線に沿う断面図であって被搬送物が傾斜部に載置された様子を示す図である。 ガイド部を示す概略図であって、図1の矢印B方向から視た図である。 図1の5-5線に沿う断面図であって、邪魔板の構成を説明するための図である。 反転装置を示す概略斜視図である。 ガイド部において、被搬送物の姿勢が修正される様子を示す概略平面図である。 第1補助ガイド部において、被搬送物の姿勢が修正される様子を示す概略平面図である。 第2補助ガイド部において、被搬送物の姿勢が修正される様子を示す概略平面図である。
本発明の実施形態を、図1~図6を参照しつつ説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。図面の寸法比率は、説明の都合上誇張されており、実際の比率とは異なる場合がある。本実施形態では、搬送装置1が搬送する被搬送物Tとして、冷凍麺やネギ等が配置されたトレーを例に挙げて説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る搬送装置1を示す概略平面図である。図2は、本実施形態に係る搬送装置1を示す概略正面図であって、図1の矢印A方向から視た図である。図3(A)は、図2の3A-3A線に沿う断面図であって被搬送物Tが傾斜部22に載置された様子を示す図であって、図3(B)は、図2の3B-3B線に沿う断面図であって被搬送物Tが傾斜部22に載置された様子を示す図である。図4は、ガイド部30を示す概略図であって、図1の矢印B方向から視た図である。図5は、図1の5-5線に沿う断面図であって、邪魔板40の構成を説明するための図である。図6は、反転装置50を示す概略斜視図である。
以下の説明において、「被搬送物Tの姿勢が修正される」とは、長手方向が搬送方向に対して傾斜した姿勢の被搬送物Tを、長手方向が搬送方向に一致するように被搬送物Tの姿勢を修正することを意味する。なお、長手方向が搬送方向に一致するとは、完全に一致することのみではなく、本実施形態の効果を生じることのできる範囲での誤差は本発明に含まれるものとする。また、以下の説明において、図1の左右方向をX方向と称し、図1の上下方向をY方向と称し、図1の紙面の直交方向(鉛直方向)をZ方向と称する。図1において、紙面の奥が鉛直方向の下となり、紙面の手前が鉛直方向の上となる。また、フリーザーFから被搬送物Tが搬出される向きをY方向のプラス側として、フリーザーFから搬出されてきた被搬送物Tが第1コンベア11によって搬送される向きをX方向のプラス側とする。
本実施形態に係る搬送装置1は、図1に示すように、フリーザーFからY方向の下向きに搬出されてきた被搬送物Tを、次工程まで搬送する。フリーザーFとしては公知のフリーザーFを用いることができるため、ここでは詳細な説明は省略する。
本実施形態に係る搬送装置1は、図1に示すように、フリーザーFから搬出された被搬送物Tを搬送する搬送コンベア10と、搬送コンベア10の搬送方向の側面に設けられるサイドガイド20と、搬送コンベア10の第2コンベア12に設けられ被搬送物Tの姿勢を修正するガイド部30と、ガイド部30の上流に設けられる邪魔板40と、搬送コンベア10の下流に設けられる反転装置50と、を有する。
搬送コンベア10は、フリーザーFから搬出された被搬送物Tを反転装置50に向けて搬送する。搬送コンベア10は、例えばベルトコンベアであるが、これに限定されない。
搬送コンベア10は、図1に示すように、フリーザーFの下流に設けられX方向に沿って直線状に設けられた第1コンベア11と、第1コンベア11の下流に連続して設けられるとともに曲線状に設けられた第2コンベア12と、第2コンベア12の下流に連続して設けられるとともにY方向に沿って直線状に設けられた第3コンベア13と、を有する。
サイドガイド20は、図1に示すように、第1コンベア11のY方向のプラス側に設けられる。サイドガイド20は、図1、図2に示すように、X方向に沿ってZ方向の高さが同一である第1直線部21と、X方向の右向きに沿ってZ方向の高さが高くなる傾斜部22と、傾斜部22の下流に連続して設けられX方向に沿ってZ方向の高さが同一である第2直線部23と、を有する。
第1直線部21のZ方向の高さは、被搬送物TのZ方向の高さよりも低い。この構成によれば、フリーザーFからY方向の下向きに排出された被搬送物Tは、第1直線部21に接触する。このため、被搬送物Tが搬送コンベア10から落下することを好適に防止することができる。
傾斜部22は、第1直線部21の下流(X方向のプラス側)に設けられる。傾斜部22の上流側(図2のX方向のマイナス側)の一端22Aは、図2に示すように、第1直線部21のZ方向の高さよりも低くなるように設けられる。傾斜部22の下流側の他端22Bは、図2に示すように、第1直線部21のZ方向の高さと同一となるように設けられる。傾斜部22は、図1に示すように、第1直線部21よりもY方向のマイナス側に設けられる。すなわち、傾斜部22は、第1直線部21よりも第1コンベア11の内側に設けられる。
第2直線部23は、傾斜部22の下流側の他端22Bに連続して設けられる。第2直線部23のZ方向の高さは、第1直線部21のZ方向の高さと同一となるように設けられる。第2直線部23は、図1に示すように、第1直線部21よりもY方向のマイナス側に設けられる。すなわち、第2直線部23は、第1直線部21よりも第1コンベア11の内側に設けられる。
このようにサイドガイド20が構成されるため、長手方向が搬送方向に対して傾斜している姿勢の被搬送物T(図1では一例として長手方向が搬送方向に対して90度だけ傾斜)は、長手方向のY方向のプラス側の一端部T1(図1、図3参照)が傾斜部22に載置された状態で、下流に向けて搬送される。この結果、図3(A)、図3(B)に示すように、被搬送物Tは、下流に移動する(図3(A)から図3(B))につれて、Y方向のフリーザーFの反対側(図3の右側)の一端部T1がZ方向の上向きに傾斜する。
ガイド部30は、被搬送物Tの姿勢を修正する。ガイド部30は、図1に示すように、第2コンベア12のうちフリーザーFの反対側に設けられる。すなわち、ガイド部30は、第2コンベアの外周側に設けられる。
ガイド部30は、図4に示すように、4段の階段状に設けられる第1段部31、第2段部32、第3段部33、第4段部34と、第2コンベア12に対して固定される被固定部35と、を有する。
ガイド部30は、図1に示すように、平面視したときに、第2コンベア12の外周側に沿って曲線状に構成されている。ガイド部30の下流側の端部30Aは、図1に示すように、搬送コンベア10の内部に戻るように湾曲している。このようにガイド部30が構成されるため、後述するように、被搬送物Tの一端部T1が第1段部31、第2段部32、第3段部33、および第4段部34のいずれかに接触して姿勢が修正された際に、好適に第2コンベア12に戻ることができ、被搬送物Tを好適に下流に搬送することができる。
第1段部31、第2段部32、第3段部33、および第4段部34には、後述するように被搬送物Tの一端部T1が接触することによって、被搬送物Tの姿勢が修正される。第1段部31、第2段部32、第3段部33、および第4段部34の高さH(図4参照)は、特に限定されないが、例えば、5mmである。なお、第1段部31、第2段部32、第3段部33、および第4段部34のうち、最も高い位置に位置する第4段部34や次に高い位置に位置する第3段部33に、被搬送物Tの一端部T1が接触した際に、被搬送物Tの姿勢が修正されやすい。このため、ガイド部は、例えば第1段部31および第2段部32の段差を無くすようにテーパ形状に変更して、第3段部33や第4段部34に、積極的に被搬送物Tの一端部T1を接触させるような構成であってもよい。
被固定部35は、図4に示すように、第1段部31、第2段部32、第3段部33、および第4段部34のZ方向の下方に設けられる。被固定部35は、搬送コンベア10の第2コンベア12に対して固定される。被固定部35の第2コンベア12に対する固定方法は、特に限定されないが、例えば、ボルトによる固定である。
邪魔板40は、図1に示すように、傾斜部22の下流、かつガイド部30の上流に設けられる。邪魔板40は、図5に示すように、固定部41によって、第2コンベア12に対して固定される。邪魔板40は、第2コンベア12の中央近傍まで延在して設けられている。また、邪魔板40は、図5に示すように、第2コンベア12に対して、比較的Z方向の下方寄りに取り付けられている。このため、上述した傾斜部22において、一端部T1がZ方向に傾斜された被搬送物T(長手方向が搬送方向に対して傾斜している被搬送物T)は、邪魔板40に接触することなく、搬送される。一方、長手方向が搬送方向と一致している被搬送物Tは、邪魔板40に接触する。
邪魔板40を構成する材料としては、被搬送物Tが邪魔板40に接触した際に、被搬送物Tの搬送を停止させることなく、邪魔板40が変形して、先に搬送された被搬送物Tとの距離を広げることのできる程度の柔らかさを有するものであれば特に限定されない。このような材料としては、例えば、バンコラン(登録商標)などの低摩耗性ウレタンゴムを挙げることができる。
ここで例えば、先に搬送される被搬送物T(先の被搬送物Tと称する)が、搬送方向と長手方向が一致せず、次に搬送される被搬送物T(後の被搬送物Tと称する)が、搬送方向と長手方向が一致しているとする。このとき、邪魔板40が設けられることによって、後の被搬送物Tが邪魔板40に対して接触することによって、後の被搬送物Tと先の被搬送物Tとの間の距離を広げることができる。したがって、先の被搬送物Tがガイド部30によって姿勢が修正された際に、先の被搬送物Tが後の被搬送物Tに重なることを好適に抑制することができる。
反転装置50は、図1に示すように、ガイド部30の下流に位置する。反転装置50は、被搬送物Tの鉛直方向の上下を反転する。反転装置50の下流には、例えば、冷凍麺をトレーから脱パンする脱パン装置が設けられる。
反転装置50は、図1、図6に示すように、第3コンベア13の下流側に連続して設けられるコンベアベルト51と、コンベアベルト51の搬送方向の両側部を立ち上げる一対の棒部材52、53と、一対の棒部材52、53の上流側(図6の右下側)において搬送方向に沿って延在するように設けられるとともに、被搬送物Tの一端側の側面が当接する第1当接部材54と、一対の棒部材52、53の下流側(図6の左上側)において搬送方向に沿って延在するように設けられるとともに、被搬送物Tの他端側の側面が当接する第2当接部材55と、を有する。
このように構成された反転装置50によれば、一対の棒部材52、53の上流側において、被搬送物Tは略0度から略90度に徐々に立ち上がる。一方、一対の棒部材52、53の下流側において、被搬送物Tは上下が反転するように、略90度から略0度に徐々に平らになる。すなわち、このように構成された反転装置50を被搬送物Tが通過することによって、鉛直方向の上向きに開口された被搬送物Tは、上流側を通過した際に、上流側から視て左向きに開口した状態となり、下流側を通過した際に、鉛直方向の下向きに開口した状態となる。なお、反転装置は、被搬送物Tの鉛直方向の上下を反転させることができる構成であれば、上述の構成に限定されない。
第1当接部材54は、第1補助ガイド部54としても機能する。すなわち、第1補助ガイド部54は、ガイド部30によって被搬送物Tの姿勢を修正できなかった被搬送物Tの長手方向が搬送方向となるように、被搬送物Tの姿勢を修正する。具体的には、被搬送物Tの一端部T1が第1補助ガイド部54の上流側の端部54Aに接触することによって、Z方向の上側から視て、時計回りに回転して、被搬送物Tの姿勢を修正する(図8参照)。
第2当接部材55は、第2補助ガイド部55としても機能する。すなわち、第2補助ガイド部55は、ガイド部30および第1補助ガイド部54によって被搬送物Tの姿勢を修正できなかった被搬送物Tの長手方向が搬送方向となるように、被搬送物Tの姿勢を修正する。具体的には、反転装置50によって上下が反転された被搬送物Tの他端部T2が第2補助ガイド部55の上流側の端部55Aに接触することによって、Z方向の上側から視て、時計回りに回転して、被搬送物Tの姿勢を修正する(図9参照)。
次に、図7~図9を参照して、本実施形態に係る搬送装置1の搬送方法について説明する。図7は、ガイド部30において、被搬送物Tの姿勢が修正される様子を示す概略平面図である。図8は、第1補助ガイド部54において、被搬送物Tの姿勢が修正される様子を示す概略平面図である。図9は、第2補助ガイド部55において、被搬送物Tの姿勢が修正される様子を示す概略平面図である。
フリーザーFにおいて冷凍された被搬送物Tは、図7に示すように、Y方向の下向きに移動して搬送コンベア10の第1コンベア11に移動される。被搬送物Tは、フリーザーFから出てきた際に、長手方向が搬送方向となるように配置されており、被搬送物Tは、長手方向が搬送方向となる姿勢で、第1コンベア11、第2コンベア12、第3コンベア13を移動して、反転装置50において、鉛直方向の上下が反転されて、次工程(例えば脱パン装置)に搬送される。
一方、様々な要因で、被搬送物Tの長手方向が搬送方向に対して傾斜した状態で、搬送コンベア10に移動される場合がある。長手方向が搬送方向に対して傾斜した被搬送物Tは、そのままの姿勢で第1コンベア11上をX方向の右向きに移動する。
そして、長手方向が搬送方向に対して傾斜した被搬送物Tは、被搬送物TのY方向のプラス側の一端部T1が傾斜部22に載置された状態で、下流に向けて搬送される。この結果、図3(A)、図3(B)に示すように、被搬送物Tは、下流に移動するにつれて、Y方向のフリーザーFの反対側(図3の右側)がZ方向の上向きに傾斜する。
そして、長手方向が搬送方向に対して傾斜した被搬送物Tは、ガイド部30の第1段部31、第2段部32、第3段部33、第4段部34のいずれかに接触することによって、図7に示すように、被搬送物Tが時計回りに回転して、姿勢が修正される(図7の矢印参照)。
そして、姿勢が修正された被搬送物Tは、第3コンベア13、反転装置50を順に搬送されて下流に移動される。
一方、ガイド部30の第1段部31、第2段部32、第3段部33、第4段部34のいずれによって、被搬送物Tの姿勢が修正されなかった被搬送物Tは、長手方向が搬送方向に対して傾斜した状態で、第3コンベア13を移動して、反転装置50に到達する。
そして、反転装置50の第1補助ガイド部54によって、ガイド部30において被搬送物Tの姿勢が修正されなかった被搬送物Tの長手方向が搬送方向と一致するように、被搬送物Tの姿勢が修正される。具体的には、被搬送物Tの一端部T1が第1補助ガイド部54の端部54Aに接触することによって、Z方向の上側から視て、時計回りに回転して、被搬送物Tの姿勢が修正される(図8の矢印参照)。
そして、第1補助ガイド部54によって姿勢が修正された被搬送物Tは、反転装置50を介して下流に移動される。
一方、第1補助ガイド部54によっても、被搬送物Tの姿勢が修正されなかった被搬送物Tは、長手方向が搬送方向に対して傾斜した状態で、反転装置50において、上下が反転される途中で、第2補助ガイド部55に到達する。
そして、第2補助ガイド部55によって、第1補助ガイド部54において被搬送物Tの姿勢が修正されなかった被搬送物Tの長手方向が搬送方向と一致するように、被搬送物Tの姿勢が修正される。具体的には、被搬送物Tの他端部T2が第2補助ガイド部55の端部55Aに接触することによって、Z方向の上側から視て、時計回りに回転して、被搬送物Tの姿勢が修正される(図9の矢印参照)。
そして、第2補助ガイド部55によって姿勢が修正された被搬送物Tは、下流に移動される。
以上説明したように、本実施形態にかかる搬送装置1は、フリーザーFから搬出された被搬送物Tを次工程に搬送する搬送装置1である。搬送装置1は、フリーザーFから搬出された被搬送物Tが搬送される搬送コンベア10と、被搬送物Tの面方向(XY平面)のうち搬送方向に直交する方向(Y方向のプラス側)から視て下流に向けて鉛直方向(Z方向)の上方に傾斜するとともに、被搬送物Tの長手方向の一端部T1が載置される傾斜部22と、傾斜部22に載置されて下流に向けて搬送された被搬送物Tの長手方向の一端部T1が接触することによって、被搬送物Tの長手方向が搬送方向と一致するように、被搬送物Tの姿勢を修正するガイド部30と、を有する。このように構成された搬送装置1によれば、傾斜部22に載置された被搬送物Tの長手方向の一端部T1がガイド部30に接触することによって、被搬送物Tの長手方向が搬送方向となるように、被搬送物Tの姿勢が修正される。このため、長手方向が搬送方向に対して傾斜して配置される被搬送物Tの姿勢を修正して、被搬送物Tの長手方向を搬送方向と一致させることができ、被搬送物Tを次工程に好適に搬送することができる。
また、搬送コンベア10は、直線状に設けられた第1コンベア11と、第1コンベア11の下流に連続して設けられるとともに曲線状に設けられた第2コンベア12と、第2コンベア12の下流に連続して設けられるとともに直線状に設けられた第3コンベア13と、を有する。傾斜部22は、第1コンベア11のうちフリーザーFの反対側(図1のY方向のプラス側)に設けられ、ガイド部30は、第2コンベア12のうちフリーザーFの反対側(第2コンベア12の外周側)に設けられる。このように構成された搬送装置1によれば、ガイド部30が曲線状に設けられた第2コンベア12の外周側に設けられるため、ガイド部30が、曲線状に設けられた第2コンベア12の内周側に設けられる構成と比較して、隣り合う被搬送物Tの距離を長くすることができる。このため、ガイド部30によって姿勢が修正された被搬送物Tが、下流に隣り合う被搬送物Tに乗り上げることを好適に抑制することができる。したがって、被搬送物Tを次工程に好適に搬送することができる。
また、搬送装置1は、傾斜部22の下流側に設けられるとともに、被搬送物Tが接触することによって、隣り合う被搬送物T間の距離を広げる邪魔板40をさらに有する。このように構成された搬送装置1によれば、先の被搬送物Tがガイド部30によって姿勢が修正された際に、先の被搬送物Tが後の被搬送物Tに重なることを好適に抑制することができる。したがって、被搬送物Tを次工程に好適に搬送することができる。
また、搬送装置1は、被搬送物Tの鉛直方向(Z方向)の上下を反転する反転装置50と、反転装置50のうち上流に設けられ、ガイド部30によって被搬送物Tの姿勢を修正できなかった被搬送物Tの長手方向が搬送方向となるように、被搬送物Tの姿勢を修正する第1補助ガイド部54と、を有する。このように構成された搬送装置1によれば、第1補助ガイド部54によって、ガイド部30において姿勢を修正できなかった被搬送物Tの姿勢を修正することができる。したがって、長手方向が搬送方向に対して傾斜して配置される被搬送物Tの姿勢をより確実に修正することができる。
また、搬送装置1は、反転装置50のうち下流に設けられ、ガイド部30および第1補助ガイド部54によって被搬送物Tの姿勢を修正できなかった被搬送物Tの長手方向が搬送方向となるように、被搬送物Tの姿勢を修正する第2補助ガイド部55をさらに有する。このように構成された搬送装置1によれば、第2補助ガイド部55によって、ガイド部30および第1補助ガイド部54において姿勢を修正できなかった被搬送物Tの姿勢を修正することができる。したがって、長手方向が搬送方向に対して傾斜して配置される被搬送物Tの姿勢をより確実に修正することができる。
また以上説明したように、本実施形態にかかる搬送方法は、フリーザーFから搬出された被搬送物Tを次工程に搬送する搬送方法である。搬送方法は、被搬送物Tを搬送方向に沿って搬送する工程と、被搬送物Tの面方向(XY平面)のうち搬送方向に直交する方向(Y方向のプラス側)から視て下流に向けて鉛直方向の上方に傾斜する傾斜部22に、被搬送物Tの長手方向の一端部T1が載置する工程と、被搬送物Tの長手方向の一端部T1がガイド部30に接触することによって、被搬送物Tの長手方向が搬送方向と一致するように、被搬送物Tの姿勢を修正する工程と、を有する。この搬送方法によれば、傾斜部22に載置された被搬送物Tの長手方向の一端部T1がガイド部30に接触することによって、被搬送物Tの長手方向が搬送方向となるように、被搬送物Tの姿勢が修正される。このため、長手方向が搬送方向に対して傾斜して配置される被搬送物Tの姿勢を修正して、被搬送物Tの長手方向を搬送方向と一致させることができ、被搬送物Tを次工程に好適に搬送することができる。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲内で種々改変することができる。
例えば、上述した実施形態では、傾斜部22は、第1コンベア11のうちフリーザーFの反対側(図1のY方向のプラス側)に設けられ、ガイド部30は、第2コンベア12のうちフリーザーFの反対側(外周側)に設けられていた。しかしながら、傾斜部は、第1コンベア11のうちフリーザーF側(図1のY方向のマイナス側)に設けられ、ガイド部は、第2コンベア12のうちフリーザーF側(内周側)に設けられていてもよい。
また、搬送コンベアは第1コンベアのみから構成されていてもよい。このとき、ガイド部30は、傾斜部22の下流に設けられていれば、搬送方向が長手方向と一致していない被搬送物Tの姿勢を修正することができる。
また、上述した実施形態では、搬送装置1は、邪魔板40を有していたが、邪魔板40を有していなくてもよい。
また、上述した実施形態では、搬送装置1は、第1補助ガイド部54および第2補助ガイド部55を有していたが、第1補助ガイド部54および第2補助ガイド部55を有していなくてもよい。
また、上述した実施形態では、処理庫としてフリーザーを例に挙げて説明したが、食品を処理する処理庫であればフリーザーに限定されず、解凍庫や加熱庫等であってもよい。
1 搬送装置、
10 搬送コンベア、
11 第1コンベア、
12 第2コンベア、
13 第3コンベア、
20 サイドガイド、
22 傾斜部、
30 ガイド部、
40 邪魔板、
50 反転装置、
54 第1補助ガイド部、
55 第2補助ガイド部、
F フリーザー(処理庫)、
T 被搬送物。

Claims (6)

  1. 処理庫から搬出された被搬送物を次工程に搬送する搬送装置であって、
    前記処理庫から搬出された前記被搬送物が搬送される搬送コンベアと、
    前記被搬送物の面方向のうち搬送方向に直交する方向から視て下流に向けて鉛直方向の上方に傾斜するとともに、前記被搬送物の長手方向の一端部が載置される傾斜部と、
    前記傾斜部に載置されて前記下流に向けて搬送された前記被搬送物の前記長手方向の前記一端部が接触することによって、前記被搬送物の前記長手方向が前記搬送方向と一致するように、前記被搬送物の姿勢を修正するガイド部と、を有し、
    前記搬送コンベアは、
    直線状に設けられた第1コンベアと、
    前記第1コンベアの前記下流に連続して設けられるとともに曲線状に設けられた第2コンベアと、
    前記第2コンベアの前記下流に連続して設けられるとともに直線状に設けられた第3コンベアと、を有し、
    前記傾斜部は、前記第1コンベアのうち前記処理庫の反対側に設けられ、
    前記ガイド部は、前記第2コンベアのうち前記処理庫の反対側に設けられる搬送装置。
  2. 前記傾斜部の前記下流に設けられるとともに、前記被搬送物が接触することによって、隣り合う前記被搬送物間の距離を広げる邪魔板をさらに有する、請求項1に記載の搬送装置。
  3. 前記被搬送物の前記鉛直方向の上下を反転する反転装置と、
    前記反転装置のうち上流に設けられ、前記ガイド部によって前記被搬送物の姿勢を修正できなかった前記被搬送物の前記長手方向が前記搬送方向と一致するように、前記被搬送物の姿勢を修正する第1補助ガイド部と、をさらに有する、請求項1または2に記載の搬送装置。
  4. 前記反転装置のうち前記下流に設けられ、前記ガイド部および前記第1補助ガイド部によって前記被搬送物の姿勢を修正できなかった前記被搬送物の前記長手方向が前記搬送方向と一致するように、前記被搬送物の姿勢を修正する第2補助ガイド部をさらに有する、請求項に記載の搬送装置。
  5. 処理庫から搬出された被搬送物を次工程に搬送する搬送装置であって、
    前記処理庫から搬出された前記被搬送物が搬送される搬送コンベアと、
    前記被搬送物の面方向のうち搬送方向に直交する方向から視て下流に向けて鉛直方向の上方に傾斜するとともに、前記被搬送物の長手方向の一端部が載置される傾斜部と、
    前記傾斜部に載置されて前記下流に向けて搬送された前記被搬送物の前記長手方向の前記一端部が接触することによって、前記被搬送物の前記長手方向が前記搬送方向と一致するように、前記被搬送物の姿勢を修正するガイド部と、
    前記傾斜部の前記下流に設けられるとともに、前記被搬送物が接触することによって、隣り合う前記被搬送物間の距離を広げる邪魔板と、を有する搬送装置。
  6. 処理庫から搬出された被搬送物を次工程に搬送する搬送装置であって、
    前記処理庫から搬出された前記被搬送物が搬送される搬送コンベアと、
    前記被搬送物の面方向のうち搬送方向に直交する方向から視て下流に向けて鉛直方向の上方に傾斜するとともに、前記被搬送物の長手方向の一端部が載置される傾斜部と、
    前記傾斜部に載置されて前記下流に向けて搬送された前記被搬送物の前記長手方向の前記一端部が接触することによって、前記被搬送物の前記長手方向が前記搬送方向と一致するように、前記被搬送物の姿勢を修正するガイド部と、
    前記被搬送物の前記鉛直方向の上下を反転する反転装置と、
    前記反転装置のうち上流に設けられ、前記ガイド部によって前記被搬送物の姿勢を修正できなかった前記被搬送物の前記長手方向が前記搬送方向と一致するように、前記被搬送物の姿勢を修正する第1補助ガイド部と、を有する搬送装置。
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