JP2001261139A - 直交荷渡しコンベヤに用いる搬送用チェーン - Google Patents
直交荷渡しコンベヤに用いる搬送用チェーンInfo
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- B65G17/06—Conveyors having an endless traction element, e.g. a chain, transmitting movement to a continuous or substantially-continuous load-carrying surface or to a series of individual load-carriers; Endless-chain conveyors in which the chains form the load-carrying surface having a load-carrying surface formed by a series of interconnected, e.g. longitudinal, links, plates, or platforms
- B65G17/08—Conveyors having an endless traction element, e.g. a chain, transmitting movement to a continuous or substantially-continuous load-carrying surface or to a series of individual load-carriers; Endless-chain conveyors in which the chains form the load-carrying surface having a load-carrying surface formed by a series of interconnected, e.g. longitudinal, links, plates, or platforms the surface being formed by the traction element
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- Mechanical Engineering (AREA)
- Chain Conveyers (AREA)
- Intermediate Stations On Conveyors (AREA)
- Structure Of Belt Conveyors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 転倒しやすい搬送物品を直交荷渡し用コンベ
ヤにおいて安定して搬送及び荷渡しすることができる搬
送用チェーンを提供することで。 【解決手段】 搬送用チェーン１０は、第１のリンク１
２と第２のリンク１４とが屈曲自在に連結されてなる。
第１のリンク１２は、リンク本体１８と、物品載荷部２
０と、一対の張出スラット２２よりなる。第２のリンク
１４は、リンク本体３６と物品載荷部３８よりなる。第
１のリンクと第２のリンクは交互に等ピッチで連結され
ている。第１のリンク１２の張出スラット２２は、第２
のリンク１４の両側縁に沿って搬送用チェーン１０の長
手方向に延び、第２のリンクの側縁を囲繞している。
ヤにおいて安定して搬送及び荷渡しすることができる搬
送用チェーンを提供することで。 【解決手段】 搬送用チェーン１０は、第１のリンク１
２と第２のリンク１４とが屈曲自在に連結されてなる。
第１のリンク１２は、リンク本体１８と、物品載荷部２
０と、一対の張出スラット２２よりなる。第２のリンク
１４は、リンク本体３６と物品載荷部３８よりなる。第
１のリンクと第２のリンクは交互に等ピッチで連結され
ている。第１のリンク１２の張出スラット２２は、第２
のリンク１４の両側縁に沿って搬送用チェーン１０の長
手方向に延び、第２のリンクの側縁を囲繞している。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、第１の方向に物品
を搬送する第１の搬送コンベヤと、第１の方向と直交す
る方向に物品を搬送するとともに前記第１の搬送コンベ
ヤの側縁に突き当て配置された第２の搬送コンベヤを備
えた直交荷渡し用コンベヤに用いる搬送用チェーンに関
する。
を搬送する第１の搬送コンベヤと、第１の方向と直交す
る方向に物品を搬送するとともに前記第１の搬送コンベ
ヤの側縁に突き当て配置された第２の搬送コンベヤを備
えた直交荷渡し用コンベヤに用いる搬送用チェーンに関
する。
【０００２】
【従来の技術】図８は、直交荷渡し用コンベヤの一例を
示している。直交荷渡し用コンベヤ６０は、第１の方向
に物品を搬送する第１の搬送コンベヤ６２と、第１の方
向と直交する方向に物品を搬送する第２の搬送コンベヤ
６４よりなる。第２の搬送コンベヤ６４は、第１の搬送
コンベヤ６２の側縁に近接するように配置される。この
種の直交荷渡し用コンベヤ６０は、図８において矢印で
示されるように、ガイド６６を設けて第１の搬送コンベ
ヤ６２から第２の搬送コンベヤ６４に搬送物品Ａを挿入
したり、或いは、逆に、第２の搬送コンベヤ６４から第
１の搬送コンベヤ６２に搬送物品を排出したりするため
に利用される。図８に示された第１の搬送コンベヤ６２
は、多列の搬送用チェーン、すなわち、図示された搬送
コンベヤでは、２列の搬送用チェーン６８，７０よりな
る。それぞれの搬送用チェーン６８，７０は、物品載荷
部を備えた複数のリンクが無端状に連結されてなる。し
かし、第２の搬送コンベヤ側の搬送用チェーン６８は、
さらに、第１の搬送コンベヤ６２から第２の搬送コンベ
ヤ６４に搬送物品を挿入したり、第２の搬送コンベヤ６
４から第１の搬送コンベヤ６２に搬送物品を排出したり
するために、それぞれのリンクが物品載荷部から搬送用
チェーンの搬送方向と直交する方向に延びる張出スラッ
ト７２を備えている。図９に詳細に示されるように、第
２の搬送コンベヤ６４は第１の搬送コンベヤ６２に対し
て潜行するように設けられているので、張出スラット７
２が第１の搬送コンベヤ６２から第２の搬送コンベヤ６
４に搬送物品を移乗させるために必要となる。搬送物品
は、ガイドによって第１の搬送コンベヤ６２の物品載荷
部から張出スラット７２に移動し、次いで、張出スラッ
ト７２から第２の搬送コンベヤ６４に挿入される。
示している。直交荷渡し用コンベヤ６０は、第１の方向
に物品を搬送する第１の搬送コンベヤ６２と、第１の方
向と直交する方向に物品を搬送する第２の搬送コンベヤ
６４よりなる。第２の搬送コンベヤ６４は、第１の搬送
コンベヤ６２の側縁に近接するように配置される。この
種の直交荷渡し用コンベヤ６０は、図８において矢印で
示されるように、ガイド６６を設けて第１の搬送コンベ
ヤ６２から第２の搬送コンベヤ６４に搬送物品Ａを挿入
したり、或いは、逆に、第２の搬送コンベヤ６４から第
１の搬送コンベヤ６２に搬送物品を排出したりするため
に利用される。図８に示された第１の搬送コンベヤ６２
は、多列の搬送用チェーン、すなわち、図示された搬送
コンベヤでは、２列の搬送用チェーン６８，７０よりな
る。それぞれの搬送用チェーン６８，７０は、物品載荷
部を備えた複数のリンクが無端状に連結されてなる。し
かし、第２の搬送コンベヤ側の搬送用チェーン６８は、
さらに、第１の搬送コンベヤ６２から第２の搬送コンベ
ヤ６４に搬送物品を挿入したり、第２の搬送コンベヤ６
４から第１の搬送コンベヤ６２に搬送物品を排出したり
するために、それぞれのリンクが物品載荷部から搬送用
チェーンの搬送方向と直交する方向に延びる張出スラッ
ト７２を備えている。図９に詳細に示されるように、第
２の搬送コンベヤ６４は第１の搬送コンベヤ６２に対し
て潜行するように設けられているので、張出スラット７
２が第１の搬送コンベヤ６２から第２の搬送コンベヤ６
４に搬送物品を移乗させるために必要となる。搬送物品
は、ガイドによって第１の搬送コンベヤ６２の物品載荷
部から張出スラット７２に移動し、次いで、張出スラッ
ト７２から第２の搬送コンベヤ６４に挿入される。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところで、搬送コンベ
ヤにおいては搬送用チェーンのチェーンピッチを小さく
することが好ましい。チェーンピッチを小さくすること
で、チェーンの多角形運動を抑制でき、搬送物品を安定
して搬送することができるためである。しかし、その一
方で、直交荷渡し用コンベヤにおいて搬送物品を挿入し
たり、排出したりする場合には、チェーンピッチを大き
くすることが好ましい。チェーンピッチを大きくするこ
とで、第１の搬送コンベヤ６２と第２の搬送コンベヤ６
４との間で搬送物品が移動するとき、その搬送物品が跨
がる張出スラット７２の数が少なくなり、安定して物品
の荷渡しを行なうことができるためである。例えば、ペ
タロイド形状のペットボトルのように不安定な搬送物品
を直交荷渡し用コンベヤで搬送する場合には、それぞれ
の搬送コンベヤで普通にペットボトルを搬送するとき
も、搬送コンベヤ間でペットボトルを移乗させるとき
も、搬送物品の安定性が重要である。従来の直交荷渡し
用コンベヤは、チェーンピッチが搬送物品の安定性に与
える問題を全く考慮していない。
ヤにおいては搬送用チェーンのチェーンピッチを小さく
することが好ましい。チェーンピッチを小さくすること
で、チェーンの多角形運動を抑制でき、搬送物品を安定
して搬送することができるためである。しかし、その一
方で、直交荷渡し用コンベヤにおいて搬送物品を挿入し
たり、排出したりする場合には、チェーンピッチを大き
くすることが好ましい。チェーンピッチを大きくするこ
とで、第１の搬送コンベヤ６２と第２の搬送コンベヤ６
４との間で搬送物品が移動するとき、その搬送物品が跨
がる張出スラット７２の数が少なくなり、安定して物品
の荷渡しを行なうことができるためである。例えば、ペ
タロイド形状のペットボトルのように不安定な搬送物品
を直交荷渡し用コンベヤで搬送する場合には、それぞれ
の搬送コンベヤで普通にペットボトルを搬送するとき
も、搬送コンベヤ間でペットボトルを移乗させるとき
も、搬送物品の安定性が重要である。従来の直交荷渡し
用コンベヤは、チェーンピッチが搬送物品の安定性に与
える問題を全く考慮していない。
【０００４】図１０は、第１の搬送コンベヤ６２と第２
の搬送コンベヤ６４との間で搬送物品が張出スラット７
２に移乗したときの挙動を示している。張出スラット７
２は、リンクに片持ち支持された状態で取付けられてい
る。搬送物品Ａが、張出スラット７２上に移動したと
き、リンクにはそのリンク全体を傾けようとするモーメ
ントが作用する。従来の直交荷渡し用コンベヤでは、搬
送用チェーンの軌道を規制するためにレール７４がそれ
ぞれのリンクを支持しているが、張出スラット７２に作
用する荷重を如何に支持するかについて何ら考慮されて
いない。そのため、搬送物品Ａが物品載荷部から張出ス
ラット７２に移動したとき、搬送物品Ａの荷重が搬送チ
ェーンを傾斜させ、これにより、張出スラット７２上の
搬送物品Ａが転倒する危険がある。また、第１の搬送コ
ンベヤ６２は、左側の搬送チェーン７０と右側の張出ス
ラット付き搬送チェーン６８が別体であるので、右側の
張出スラット付き搬送用チェーン６８が傾斜すると、左
右の搬送用チェーンの繋ぎ目に段差が生じる。ガイドに
よって第２の搬送コンベヤ６４側に移動させられる搬送
物品Ａは、段差に底部が引っ掛かって転倒する危険があ
る。同時に、左右の搬送用チェーン６８，７０に跨がっ
た状態の搬送物品Ａは、右側の搬送用チェーン６８が傾
斜する際に、転倒する危険がある。さらに、第１の搬送
コンベヤ６２の搬送用チェーンと第２の搬送コンベヤ６
４の搬送用チェーンとの間隔は、搬送物品が安定して移
乗できるように狭くされているので、搬送用チェーンが
僅かでも傾くと、第１の搬送コンベヤ６２の搬送用チェ
ーン６８が第２のコンベヤ６４に接触するという問題も
生じる。
の搬送コンベヤ６４との間で搬送物品が張出スラット７
２に移乗したときの挙動を示している。張出スラット７
２は、リンクに片持ち支持された状態で取付けられてい
る。搬送物品Ａが、張出スラット７２上に移動したと
き、リンクにはそのリンク全体を傾けようとするモーメ
ントが作用する。従来の直交荷渡し用コンベヤでは、搬
送用チェーンの軌道を規制するためにレール７４がそれ
ぞれのリンクを支持しているが、張出スラット７２に作
用する荷重を如何に支持するかについて何ら考慮されて
いない。そのため、搬送物品Ａが物品載荷部から張出ス
ラット７２に移動したとき、搬送物品Ａの荷重が搬送チ
ェーンを傾斜させ、これにより、張出スラット７２上の
搬送物品Ａが転倒する危険がある。また、第１の搬送コ
ンベヤ６２は、左側の搬送チェーン７０と右側の張出ス
ラット付き搬送チェーン６８が別体であるので、右側の
張出スラット付き搬送用チェーン６８が傾斜すると、左
右の搬送用チェーンの繋ぎ目に段差が生じる。ガイドに
よって第２の搬送コンベヤ６４側に移動させられる搬送
物品Ａは、段差に底部が引っ掛かって転倒する危険があ
る。同時に、左右の搬送用チェーン６８，７０に跨がっ
た状態の搬送物品Ａは、右側の搬送用チェーン６８が傾
斜する際に、転倒する危険がある。さらに、第１の搬送
コンベヤ６２の搬送用チェーンと第２の搬送コンベヤ６
４の搬送用チェーンとの間隔は、搬送物品が安定して移
乗できるように狭くされているので、搬送用チェーンが
僅かでも傾くと、第１の搬送コンベヤ６２の搬送用チェ
ーン６８が第２のコンベヤ６４に接触するという問題も
生じる。
【０００５】さらに、図８に示された直交荷渡し用コン
ベヤでは、片側へ搬送物品を挿入したり、片側から搬送
物品を排出したりすることしか考慮されておらず、その
ため、第１の搬送コンベヤ６２では、図中左側の搬送用
チェーン７０は、直交荷渡し用コンベヤとして全く機能
しない。このような直交荷渡し用コンベヤでは、挿入排
出方向が異なると全く別のコンベヤとして製造すること
が必要となり、極めて非経済的である。
ベヤでは、片側へ搬送物品を挿入したり、片側から搬送
物品を排出したりすることしか考慮されておらず、その
ため、第１の搬送コンベヤ６２では、図中左側の搬送用
チェーン７０は、直交荷渡し用コンベヤとして全く機能
しない。このような直交荷渡し用コンベヤでは、挿入排
出方向が異なると全く別のコンベヤとして製造すること
が必要となり、極めて非経済的である。
【０００６】本発明の目的は、搬送物品、特に、転倒し
やすいペットボトルのようなペタロイド形状の搬送物品
を対象として、直交荷渡し用コンベヤにおいて搬送物品
を安定して搬送することができるとともに、コンベヤ間
で搬送物品を安定して荷渡しすることができる搬送用チ
ェーンを提供することである。本発明の他の目的は、直
交荷渡し用コンベヤのコンベヤ間で搬送物品を荷渡しす
る際、張出スラットの傾動を防止した搬送用チェーンを
提供することである。本発明のさらに他の目的は、直交
荷渡し用コンベヤにおいて、左右いずれの方向にも搬送
物品を挿入排出することができる搬送用チェーンを提供
することである。
やすいペットボトルのようなペタロイド形状の搬送物品
を対象として、直交荷渡し用コンベヤにおいて搬送物品
を安定して搬送することができるとともに、コンベヤ間
で搬送物品を安定して荷渡しすることができる搬送用チ
ェーンを提供することである。本発明の他の目的は、直
交荷渡し用コンベヤのコンベヤ間で搬送物品を荷渡しす
る際、張出スラットの傾動を防止した搬送用チェーンを
提供することである。本発明のさらに他の目的は、直交
荷渡し用コンベヤにおいて、左右いずれの方向にも搬送
物品を挿入排出することができる搬送用チェーンを提供
することである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は、物品載荷部を
備えた複数のリンクが無端状に連結されてなる、直交荷
渡し用コンベヤに用いる搬送用チェーンにおいて、前記
リンクが第１のリンクと第２のリンクよりなり、前記第
１のリンクが前記搬送用チェーンの搬送方向で前記第２
のリンクに挟まれて無端状の搬送用チェーンを構成して
おり、前記第１のリンクが前記物品載荷部から前記搬送
用チェーンの搬送方向と直交する方向に延びる張出スラ
ットを備えており、前記張出スラットが前記第２のリン
クの物品載荷部の側縁に沿って前記搬送用チェーンの搬
送方向に延びており、前記張出スラットが先行及び後続
する第１のリンクの張出スラットに隣接している、直交
荷渡しコンベヤに用いる搬送用チェーンにより前記課題
を解決した。
備えた複数のリンクが無端状に連結されてなる、直交荷
渡し用コンベヤに用いる搬送用チェーンにおいて、前記
リンクが第１のリンクと第２のリンクよりなり、前記第
１のリンクが前記搬送用チェーンの搬送方向で前記第２
のリンクに挟まれて無端状の搬送用チェーンを構成して
おり、前記第１のリンクが前記物品載荷部から前記搬送
用チェーンの搬送方向と直交する方向に延びる張出スラ
ットを備えており、前記張出スラットが前記第２のリン
クの物品載荷部の側縁に沿って前記搬送用チェーンの搬
送方向に延びており、前記張出スラットが先行及び後続
する第１のリンクの張出スラットに隣接している、直交
荷渡しコンベヤに用いる搬送用チェーンにより前記課題
を解決した。
【０００８】ガイドを設けて第１の搬送コンベヤから第
２の搬送コンベヤに搬送物品を挿入したり、或いは、第
２の搬送コンベヤから第１の搬送コンベヤに搬送物品を
排出したりするための直交荷渡し用コンベヤにおいて、
本発明の搬送用チェーンは、専ら、上記第１の搬送コン
ベヤに利用される。例えば、第１の搬送コンベヤから第
２の搬送コンベヤに搬送物品を挿入する場合、物品は、
第１の搬送コンベヤの搬送用チェーンにおいて、それぞ
れのリンクの物品載荷部上に載荷された状態にある。搬
送用チェーンの運転によって、物品は、搬送コンベヤの
搬送方向に搬送されている。このとき、物品の速度成分
は、搬送コンベヤの搬送方向のみである。第１の搬送コ
ンベヤの途中において、第２の搬送コンベヤに物品を挿
入する場合、その物品はガイドに沿って移動する。この
とき、物品は、第１の搬送コンベヤ上で、搬送方向及び
この搬送方向と直交する方向の２つの速度成分をもって
移動する。第１のリンク上の物品は、搬送方向と直交す
る方向に移動する際、第１のリンク上で物品載荷部から
同じく第１のリンクの張出スラットに移動する。第２の
リンク上の物品は、搬送方向と直交する方向に移動する
際、第２のリンク上の物品載荷部から、まず、第１のリ
ンクの張出スラットに移動する。物品は、その後、第２
の搬送コンベヤに挿入される。このように、第１のリン
ク上に載荷された状態にある物品も、第２のリンク上に
載荷された状態にある物品も、第１のリンクに設けられ
た張出スラット上に移動した後、第２の搬送コンベヤに
挿入される。
２の搬送コンベヤに搬送物品を挿入したり、或いは、第
２の搬送コンベヤから第１の搬送コンベヤに搬送物品を
排出したりするための直交荷渡し用コンベヤにおいて、
本発明の搬送用チェーンは、専ら、上記第１の搬送コン
ベヤに利用される。例えば、第１の搬送コンベヤから第
２の搬送コンベヤに搬送物品を挿入する場合、物品は、
第１の搬送コンベヤの搬送用チェーンにおいて、それぞ
れのリンクの物品載荷部上に載荷された状態にある。搬
送用チェーンの運転によって、物品は、搬送コンベヤの
搬送方向に搬送されている。このとき、物品の速度成分
は、搬送コンベヤの搬送方向のみである。第１の搬送コ
ンベヤの途中において、第２の搬送コンベヤに物品を挿
入する場合、その物品はガイドに沿って移動する。この
とき、物品は、第１の搬送コンベヤ上で、搬送方向及び
この搬送方向と直交する方向の２つの速度成分をもって
移動する。第１のリンク上の物品は、搬送方向と直交す
る方向に移動する際、第１のリンク上で物品載荷部から
同じく第１のリンクの張出スラットに移動する。第２の
リンク上の物品は、搬送方向と直交する方向に移動する
際、第２のリンク上の物品載荷部から、まず、第１のリ
ンクの張出スラットに移動する。物品は、その後、第２
の搬送コンベヤに挿入される。このように、第１のリン
ク上に載荷された状態にある物品も、第２のリンク上に
載荷された状態にある物品も、第１のリンクに設けられ
た張出スラット上に移動した後、第２の搬送コンベヤに
挿入される。
【０００９】搬送用チェーンのピッチは、第１のリンク
及び第２のリンクを含めた総てのリンクの均一なピッチ
で定まる。一方、張出スラットのピッチは、張出スラッ
トを備えた第１のリンク同士のピッチで定まる。例え
ば、第１のリンクと第２のリンクが交互に配列された搬
送用チェーンでは、張出スラットのピッチは、チェーン
のピッチの２倍である。また、例えば、第１のリンクが
第２のリンクに対して２つおきに配列された搬送用チェ
ーンでは、張出スラットのピッチは、チェーンのピッチ
の３倍である。前述のように、多角形運動を抑制して搬
送物品を安定して搬送するには、チェーンのピッチを小
さくすることが好ましい。一方、直交荷渡し用コンベヤ
において搬送物品を挿入したり、排出したりする場合に
は、張出スラットを備えたチェーンのピッチを大きくす
ることが好ましいが、本発明では、チェーンピッチを変
えることなく、張出スラットだけそのピッチをチェーン
ピッチの２倍、３倍・・・とすることができる。その結
果、第１の搬送コンベヤと第２の搬送コンベヤとの間で
搬送物品が挿入排出されるとき、その搬送物品が跨がる
張出スラットの数が少なくなり、搬送コンベヤ間で安定
して物品の荷渡しを行なうことができるようになってい
る。
及び第２のリンクを含めた総てのリンクの均一なピッチ
で定まる。一方、張出スラットのピッチは、張出スラッ
トを備えた第１のリンク同士のピッチで定まる。例え
ば、第１のリンクと第２のリンクが交互に配列された搬
送用チェーンでは、張出スラットのピッチは、チェーン
のピッチの２倍である。また、例えば、第１のリンクが
第２のリンクに対して２つおきに配列された搬送用チェ
ーンでは、張出スラットのピッチは、チェーンのピッチ
の３倍である。前述のように、多角形運動を抑制して搬
送物品を安定して搬送するには、チェーンのピッチを小
さくすることが好ましい。一方、直交荷渡し用コンベヤ
において搬送物品を挿入したり、排出したりする場合に
は、張出スラットを備えたチェーンのピッチを大きくす
ることが好ましいが、本発明では、チェーンピッチを変
えることなく、張出スラットだけそのピッチをチェーン
ピッチの２倍、３倍・・・とすることができる。その結
果、第１の搬送コンベヤと第２の搬送コンベヤとの間で
搬送物品が挿入排出されるとき、その搬送物品が跨がる
張出スラットの数が少なくなり、搬送コンベヤ間で安定
して物品の荷渡しを行なうことができるようになってい
る。
【００１０】
【実施例】以下、図面を参照して本発明による直交荷渡
し用コンベヤに用いる搬送用チェーンの実施例を説明す
る。本発明は、直交荷渡し用コンベヤを構成する２つの
搬送コンベヤのうち、従来例で説明した第１の搬送コン
ベヤに用いる搬送用チェーンである。図１は搬送用チェ
ーンの平面図、図２は図１の搬送用チェーンの側面図で
ある。搬送用チェーン１０は、第１のリンク１２と第２
のリンク１４とがピン１６によって屈曲自在に連結され
てなる。ピン１６は、それぞれのリンク１２，１４から
抜け止めされている。本実施例では、第１のリンク１２
と第２のリンク１４が１つずつ交互に配列されている。
しかし、第１のリンク１２に２つの第２のリンク１４が
連続したり、第１のリンク１２に３つの第２のリンク１
４が連続したりして、第２のリンク１４が第１のリンク
１２の整数倍設けられてもよい。
し用コンベヤに用いる搬送用チェーンの実施例を説明す
る。本発明は、直交荷渡し用コンベヤを構成する２つの
搬送コンベヤのうち、従来例で説明した第１の搬送コン
ベヤに用いる搬送用チェーンである。図１は搬送用チェ
ーンの平面図、図２は図１の搬送用チェーンの側面図で
ある。搬送用チェーン１０は、第１のリンク１２と第２
のリンク１４とがピン１６によって屈曲自在に連結され
てなる。ピン１６は、それぞれのリンク１２，１４から
抜け止めされている。本実施例では、第１のリンク１２
と第２のリンク１４が１つずつ交互に配列されている。
しかし、第１のリンク１２に２つの第２のリンク１４が
連続したり、第１のリンク１２に３つの第２のリンク１
４が連続したりして、第２のリンク１４が第１のリンク
１２の整数倍設けられてもよい。
【００１１】図３は第１のリンク１２の正面図、図４
は、第１のリンク１２の底面図である。図１、図３及び
図４に示されるように、第１のリンク１２は、ピン１６
によって前後のリンクに連結されるリンク本体１８と、
このリンク本体１８の上部に設けられた物品載荷部２０
と、リンク本体１８から両側に延びる一対の張出スラッ
ト２２よりなる。第１のリンク１２は、ポリアセタール
等の樹脂製である。リンク本体１８、物品載荷部２０及
び張出スラット２２は、樹脂から一体成形されている。
リンク本体１８は、隣合う第２のリンク１４と僅かな隙
間で係合するように、前後で位相がずれた凹凸部２４を
有する。凹凸部２４には、幅方向にブシュ孔２６が貫通
している。ブシュ孔２６にはピン１６が挿通されて、隣
合うリンク同士が屈曲自在に連結されている。物品載荷
部２０は、搬送物品を安定搬送するために平坦な載荷面
２８を有する。この物品載荷部２０は、リンク本体１８
と同じ幅である。張出スラット２２は、左右同形であ
る。張出スラット２２は、物品載荷部２０の載荷面２８
と面一に形成された平坦な載荷面３０を有する。張出ス
ラット２２は、図３に詳細に示されるように、リンク本
体１８の物品載荷部２０の載荷面２８から幅方向に延
び、搬送用チェーン１０の搬送方向と平行な側縁を有す
る。この張出スラット２２は、リンク本体１８よりも薄
肉状に形成されている。これにより、リンク本体１８と
張出スラット２２との間には、段差部分が形成される。
段差部分において、リンク本体１８の両側面には、垂直
平坦面３２が形成されている。張出スラット２２の裏面
には、リンク本体１８側で、載荷面３０と平行な水平平
坦面３４が形成されている。
は、第１のリンク１２の底面図である。図１、図３及び
図４に示されるように、第１のリンク１２は、ピン１６
によって前後のリンクに連結されるリンク本体１８と、
このリンク本体１８の上部に設けられた物品載荷部２０
と、リンク本体１８から両側に延びる一対の張出スラッ
ト２２よりなる。第１のリンク１２は、ポリアセタール
等の樹脂製である。リンク本体１８、物品載荷部２０及
び張出スラット２２は、樹脂から一体成形されている。
リンク本体１８は、隣合う第２のリンク１４と僅かな隙
間で係合するように、前後で位相がずれた凹凸部２４を
有する。凹凸部２４には、幅方向にブシュ孔２６が貫通
している。ブシュ孔２６にはピン１６が挿通されて、隣
合うリンク同士が屈曲自在に連結されている。物品載荷
部２０は、搬送物品を安定搬送するために平坦な載荷面
２８を有する。この物品載荷部２０は、リンク本体１８
と同じ幅である。張出スラット２２は、左右同形であ
る。張出スラット２２は、物品載荷部２０の載荷面２８
と面一に形成された平坦な載荷面３０を有する。張出ス
ラット２２は、図３に詳細に示されるように、リンク本
体１８の物品載荷部２０の載荷面２８から幅方向に延
び、搬送用チェーン１０の搬送方向と平行な側縁を有す
る。この張出スラット２２は、リンク本体１８よりも薄
肉状に形成されている。これにより、リンク本体１８と
張出スラット２２との間には、段差部分が形成される。
段差部分において、リンク本体１８の両側面には、垂直
平坦面３２が形成されている。張出スラット２２の裏面
には、リンク本体１８側で、載荷面３０と平行な水平平
坦面３４が形成されている。
【００１２】第２のリンク１４は、リンク本体３６及び
物品載荷部３８を有する。物品載荷部３８の上面は、第
１のリンク１２の物品載荷部２０の載荷面２８と面一に
形成された平坦な載荷面４０である。しかし、第２のリ
ンク１４には張出スラットは設けられていない。他の構
成は、第１のリンク１２と同じである。本発明では、第
１のリンク１２の張出スラット２２が、第２のリンク１
４の両側縁に沿って搬送用チェーン１０の長手方向に延
び、第２のリンクの側縁を囲繞している。１つの第１の
リンク１２における張出スラット２２は、先行又は後続
する第１のリンク１２の張出スラット２２と互いに接す
るようになっている。先行又は後続する張出スラット２
２，２２同士は、凹凸部で係合している。第１のリンク
１２の物品載荷部２０の載荷面２８、張出スラット２２
の載荷面３０、及び、第２のリンク１４の物品載荷部３
８の載荷面４０で、搬送物品を安定搬送する搬送面を形
成している。
物品載荷部３８を有する。物品載荷部３８の上面は、第
１のリンク１２の物品載荷部２０の載荷面２８と面一に
形成された平坦な載荷面４０である。しかし、第２のリ
ンク１４には張出スラットは設けられていない。他の構
成は、第１のリンク１２と同じである。本発明では、第
１のリンク１２の張出スラット２２が、第２のリンク１
４の両側縁に沿って搬送用チェーン１０の長手方向に延
び、第２のリンクの側縁を囲繞している。１つの第１の
リンク１２における張出スラット２２は、先行又は後続
する第１のリンク１２の張出スラット２２と互いに接す
るようになっている。先行又は後続する張出スラット２
２，２２同士は、凹凸部で係合している。第１のリンク
１２の物品載荷部２０の載荷面２８、張出スラット２２
の載荷面３０、及び、第２のリンク１４の物品載荷部３
８の載荷面４０で、搬送物品を安定搬送する搬送面を形
成している。
【００１３】本実施例では、第１のリンクと第２のリン
クが交互に等ピッチで連結されている。ピッチは、チェ
ーンの多角形運動を抑えた小ピッチで構成されている。
物品載荷部に搬送物品を載荷して搬送する際、小ピッチ
で搬送用チェーンを走行させることができるので、搬送
物品の安定性が向上する。一方、張出スラットのピッチ
は、搬送用チェーンのピッチの２倍である。こうするこ
とにより、搬送物品が他の搬送コンベヤに移乗したり、
他の搬送コンベヤから移乗する際に、２つの張出スラッ
トに跨がることが少なくなる。従って、直交荷渡し用コ
ンベヤのように、搬送物品の荷渡しを行なう場合でも、
搬送物品の転倒の危険が少なくなる。
クが交互に等ピッチで連結されている。ピッチは、チェ
ーンの多角形運動を抑えた小ピッチで構成されている。
物品載荷部に搬送物品を載荷して搬送する際、小ピッチ
で搬送用チェーンを走行させることができるので、搬送
物品の安定性が向上する。一方、張出スラットのピッチ
は、搬送用チェーンのピッチの２倍である。こうするこ
とにより、搬送物品が他の搬送コンベヤに移乗したり、
他の搬送コンベヤから移乗する際に、２つの張出スラッ
トに跨がることが少なくなる。従って、直交荷渡し用コ
ンベヤのように、搬送物品の荷渡しを行なう場合でも、
搬送物品の転倒の危険が少なくなる。
【００１４】図５は、搬送用チェーン１０の支持構造を
含めた搬送コンベヤ５０の使用例を示している。支持レ
ール群は、リンク本体１８の両縁下面を支持するレール
５２，５２と、リンク本体１８の垂直平坦面３２に接し
て張出スラット２２の水平平坦面３４を支持するレール
５４，５４よりなる。本発明では、レール５４が、搬送
用チェーン１０を所定の軌道に案内するとともに、張出
スラット２２を直接支持している。こうすることによ
り、直交荷渡し用コンベヤのように、隣接する搬送コン
ベヤとの隙間が重要な用途において、搬送用チェーン１
０を正確な位置で走行させることができる。また、直交
荷渡し用コンベヤのように、他の搬送コンベヤに搬送物
品を移乗させたり、他の搬送コンベヤから搬送物品を移
乗させたりする場合において、張出スラット２２に作用
するモーメントをレール５４が直接支持し、しかも、水
平平坦面で支持することにより、搬送用チェーンに幅方
向の力が作用しないので、他の搬送コンベヤとの間の隙
間が変動しにくくなる。
含めた搬送コンベヤ５０の使用例を示している。支持レ
ール群は、リンク本体１８の両縁下面を支持するレール
５２，５２と、リンク本体１８の垂直平坦面３２に接し
て張出スラット２２の水平平坦面３４を支持するレール
５４，５４よりなる。本発明では、レール５４が、搬送
用チェーン１０を所定の軌道に案内するとともに、張出
スラット２２を直接支持している。こうすることによ
り、直交荷渡し用コンベヤのように、隣接する搬送コン
ベヤとの隙間が重要な用途において、搬送用チェーン１
０を正確な位置で走行させることができる。また、直交
荷渡し用コンベヤのように、他の搬送コンベヤに搬送物
品を移乗させたり、他の搬送コンベヤから搬送物品を移
乗させたりする場合において、張出スラット２２に作用
するモーメントをレール５４が直接支持し、しかも、水
平平坦面で支持することにより、搬送用チェーンに幅方
向の力が作用しないので、他の搬送コンベヤとの間の隙
間が変動しにくくなる。
【００１５】図６及び図７は、張出スラットの他の形態
を示している。図３に示された張出スラット２２は、端
部付近で両側縁に向って肉厚がテーパ状に漸減する形状
をしており、他の搬送コンベヤとの干渉を避けている。
図６のリンクでは１２ａでは、その張出スラット５６
が、端部付近まで肉厚を一定した形状をしており、重量
物を扱う場合や、他の搬送コンベヤとの間に比較的大き
な隙間があっても搬送物品の転倒の危険が少ない場合に
好適である。図７のリンクでは１２ｂでは、その張出ス
ラット５８が、端部付近で両側縁に向って肉厚が円弧状
に漸減する形状をしている。端部付近で下面を円弧状と
しているので、他の搬送コンベヤの軌跡に沿って隙間を
可及的に狭くすることができ、同図の張出スラット５８
は、比較的軽量で且つ転倒しやるい搬送物品を扱う場合
に好適である。
を示している。図３に示された張出スラット２２は、端
部付近で両側縁に向って肉厚がテーパ状に漸減する形状
をしており、他の搬送コンベヤとの干渉を避けている。
図６のリンクでは１２ａでは、その張出スラット５６
が、端部付近まで肉厚を一定した形状をしており、重量
物を扱う場合や、他の搬送コンベヤとの間に比較的大き
な隙間があっても搬送物品の転倒の危険が少ない場合に
好適である。図７のリンクでは１２ｂでは、その張出ス
ラット５８が、端部付近で両側縁に向って肉厚が円弧状
に漸減する形状をしている。端部付近で下面を円弧状と
しているので、他の搬送コンベヤの軌跡に沿って隙間を
可及的に狭くすることができ、同図の張出スラット５８
は、比較的軽量で且つ転倒しやるい搬送物品を扱う場合
に好適である。
【００１６】
【発明の効果】本発明は以上詳述したように、搬送コン
ベヤとして物品の安定搬送に適するように、チェーンピ
ッチを短くすることができる。その一方で、この種の搬
送コンベヤを直交荷渡し用コンベヤに利用した際、従来
であれば張出スラットのピッチも短くなって、第１及び
第２の搬送コンベヤ間において搬送物品の移乗時に、そ
の搬送物品が転倒する危険が大きくなるが、本発明で
は、張出スラットのピッチを搬送用チェーンのピッチの
２倍、３倍・・・とすることができる。従って、直交荷
渡し用コンベヤに用いられる第１の搬送コンベヤにおい
て、チェーンの多角形運動による搬送物品の転倒を抑え
た上で、さらに、第１の搬送コンベヤと第２の搬送コン
ベヤとの間で安定して搬送物品を移乗させることができ
るいう顕著な効果を奏する。
ベヤとして物品の安定搬送に適するように、チェーンピ
ッチを短くすることができる。その一方で、この種の搬
送コンベヤを直交荷渡し用コンベヤに利用した際、従来
であれば張出スラットのピッチも短くなって、第１及び
第２の搬送コンベヤ間において搬送物品の移乗時に、そ
の搬送物品が転倒する危険が大きくなるが、本発明で
は、張出スラットのピッチを搬送用チェーンのピッチの
２倍、３倍・・・とすることができる。従って、直交荷
渡し用コンベヤに用いられる第１の搬送コンベヤにおい
て、チェーンの多角形運動による搬送物品の転倒を抑え
た上で、さらに、第１の搬送コンベヤと第２の搬送コン
ベヤとの間で安定して搬送物品を移乗させることができ
るいう顕著な効果を奏する。
【００１７】請求項２の発明では、張出スラットが下面
においてレールによって支持される水平平坦面を有する
ので、物品載荷部から張出スラットに搬送物品が移動し
た際でも、張出スラット上の搬送物品が張出スラット下
面のレールによって水平に支持されるので、第１の搬送
コンベヤの搬送用チェーンの傾斜を防止することができ
る。また、張出スラットをその水平平坦面で支持するこ
とにより、張出スラット及びその張出スラットを備えた
搬送用チェーンに水平方向の分力も作用することなく、
水平方向の移動を抑えられる。従って、第１の搬送コン
ベヤと第２の搬送コンベヤとの間の隙間を狭くしても、
搬送コンベヤ同士が互いに干渉することもなく、搬送コ
ンベヤ間で搬送物品を安定して移乗させることができ
る。
においてレールによって支持される水平平坦面を有する
ので、物品載荷部から張出スラットに搬送物品が移動し
た際でも、張出スラット上の搬送物品が張出スラット下
面のレールによって水平に支持されるので、第１の搬送
コンベヤの搬送用チェーンの傾斜を防止することができ
る。また、張出スラットをその水平平坦面で支持するこ
とにより、張出スラット及びその張出スラットを備えた
搬送用チェーンに水平方向の分力も作用することなく、
水平方向の移動を抑えられる。従って、第１の搬送コン
ベヤと第２の搬送コンベヤとの間の隙間を狭くしても、
搬送コンベヤ同士が互いに干渉することもなく、搬送コ
ンベヤ間で搬送物品を安定して移乗させることができ
る。
【００１８】請求項３の発明では、張出スラットが左右
対称に設けられているので、挿入及び排出を搬送コンベ
ヤの左右いずれの方向でも行なうことができる。従っ
て、従来のように、挿入及び排出を行なうために、左右
別構造の搬送用チェーンを製作準備する必要がなく経済
的である。
対称に設けられているので、挿入及び排出を搬送コンベ
ヤの左右いずれの方向でも行なうことができる。従っ
て、従来のように、挿入及び排出を行なうために、左右
別構造の搬送用チェーンを製作準備する必要がなく経済
的である。
【図１】 本発明による直交荷渡し用コンベヤに用いる
搬送用チェーンの平面図。
搬送用チェーンの平面図。
【図２】 図１の搬送用チェーンの側面図。
【図３】 搬送用チェーンの第１のリンクの正面図。
【図４】 搬送用チェーンの第１のリンクの底面図。
【図５】 図１の搬送用チェーンを用いた直交荷渡し用
コンベヤの動作を説明する正面図。
コンベヤの動作を説明する正面図。
【図６】 他の形態の張出スラットの正面図。
【図７】 さらに他の形態の張出スラットの正面図。
【図８】 従来の直交荷渡し用コンベヤの平面図。
【図９】 図８の直交荷渡し用コンベヤの拡大断面図。
【図１０】 図８及び図９の搬送コンベヤの動作を説明
する正面図。
する正面図。
１０ 搬送用チェーン １２ 第１のリンク １４ 第２のリンク １６ ピン １８ リンク本体（第１のリンク） ２０ 物品載荷部（第１のリンク） ２２ 張出スラット ２４ 凹凸部 ２６ ブシュ孔 ２８ 載荷面 ３０ 載荷面 ３２ 垂直平坦面 ３４ 水平平坦面 ３６ リンク本体（第２のリンク） ３８ 物品載荷部（第２のリンク） ４０ 載荷面 ５０ 搬送コンベヤ ５２，５４ レール ５６，５８ 張出スラット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石井 敬士 大阪府大阪市鶴見区鶴見４丁目17番96号 株式会社椿本チエイン内 Ｆターム(参考） 3F034 AA06 AB03 CA05 CB05
Claims (3)
- 【請求項１】 物品載荷部を備えた複数のリンクが無端
状に連結されてなる、直交荷渡し用コンベヤに用いる搬
送用チェーンにおいて、 前記リンクが第１のリンクと第２のリンクよりなり、前
記第１のリンクが前記搬送用チェーンの搬送方向で前記
第２のリンクに挟まれて無端状の搬送用チェーンを構成
しており、 前記第１のリンクが前記物品載荷部から前記搬送用チェ
ーンの搬送方向と直交する方向に延びる張出スラットを
備えており、 前記張出スラットが前記第２のリンクの物品載荷部の側
縁に沿って前記搬送用チェーンの搬送方向に延びてお
り、前記張出スラットが先行及び後続する第１のリンク
の張出スラットに隣接していることを特徴とする、 直交荷渡しコンベヤに用いる搬送用チェーン。 - 【請求項２】 前記張出スラットが下面においてレール
によって支持される水平平坦面を有する、請求項１記載
の直交荷渡しコンベヤに用いる搬送用チェーン。 - 【請求項３】 前記張出スラットが前記搬送用チェーン
の搬送方向に対して前記第１のリンクに左右対称に設け
られている、請求項１又は２記載の直交荷渡しコンベヤ
に用いる搬送用チェーン。
Priority Applications (7)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000083563A JP3448255B2 (ja) | 2000-03-24 | 2000-03-24 | 直交荷渡しコンベヤに用いる搬送用チェーン |
| DE60104037T DE60104037T2 (de) | 2000-03-24 | 2001-03-23 | Transportkette zur Anwendung bei einem kreuzenden Abgabe-Förderer |
| US09/815,993 US6471047B2 (en) | 2000-03-24 | 2001-03-23 | Conveyor chain for use in crossed delivery conveyor |
| EP01107310A EP1136397B1 (en) | 2000-03-24 | 2001-03-23 | Conveyor chain for use in crossed delivery conveyor |
| CNB011178833A CN1183014C (zh) | 2000-03-24 | 2001-03-24 | 用于交叉输送机的传送链 |
| TW090107076A TW473448B (en) | 2000-03-24 | 2001-03-26 | Conveyor chain |
| HK02102336.7A HK1041472A1 (zh) | 2000-03-24 | 2002-03-26 | 用於交叉輸送機的傳送鏈 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000083563A JP3448255B2 (ja) | 2000-03-24 | 2000-03-24 | 直交荷渡しコンベヤに用いる搬送用チェーン |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001261139A true JP2001261139A (ja) | 2001-09-26 |
| JP3448255B2 JP3448255B2 (ja) | 2003-09-22 |
Family
ID=18600178
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000083563A Expired - Fee Related JP3448255B2 (ja) | 2000-03-24 | 2000-03-24 | 直交荷渡しコンベヤに用いる搬送用チェーン |
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|---|---|
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| EP (1) | EP1136397B1 (ja) |
| JP (1) | JP3448255B2 (ja) |
| CN (1) | CN1183014C (ja) |
| DE (1) | DE60104037T2 (ja) |
| HK (1) | HK1041472A1 (ja) |
| TW (1) | TW473448B (ja) |
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| WO2003002434A1 (fr) * | 2001-06-28 | 2003-01-09 | Yamakyu Chain Co., Ltd. | Dispositif chaine de transporteur transversal |
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|---|---|---|---|---|
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| JP3616625B2 (ja) * | 2002-10-03 | 2005-02-02 | 株式会社椿本チエイン | コンベヤチェーン |
| ATE362455T1 (de) * | 2003-02-10 | 2007-06-15 | Uni Chains As | Förder-kettengliedstruktur für einen breiten kettenförderer |
| JP3954040B2 (ja) * | 2004-04-28 | 2007-08-08 | 株式会社椿本チエイン | コンベヤチェーン |
| US7080729B2 (en) * | 2004-08-25 | 2006-07-25 | Habasit Ag | Belt module with oblong pivot hole |
| JP3930007B2 (ja) * | 2004-09-03 | 2007-06-13 | 株式会社椿本チエイン | コンベヤチェーン |
| US7367448B2 (en) * | 2006-07-20 | 2008-05-06 | Habasit Ag | Chain with undulated edge |
| DE202010009325U1 (de) * | 2010-06-21 | 2011-08-17 | Krones Ag | Fördergurt |
| CN102383794B (zh) * | 2011-06-29 | 2014-06-18 | 天地科技股份有限公司 | 综放工作面后部输送机交叉侧卸布置配套方式与支架结构 |
| CN102942012A (zh) * | 2012-11-14 | 2013-02-27 | 无锡市光源不锈钢制品有限公司 | 输送机不锈钢带 |
| AT519327A1 (de) * | 2016-11-08 | 2018-05-15 | Innova Patent Gmbh | Segment einer Fördereinrichtung |
| WO2022208141A1 (en) * | 2021-03-30 | 2022-10-06 | Gopalakrishnan Sivaraman | An apparatus for loading of goods and a method of operation |
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|---|---|---|---|---|
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| US2775338A (en) * | 1955-05-16 | 1956-12-25 | Harry L Schmalzried | Channel bars connecting link |
| US3269526A (en) * | 1964-08-28 | 1966-08-30 | Rex Chainbelt Inc | Chain link with improved pin securement |
| KR870000221A (ko) * | 1985-06-29 | 1987-02-17 | 데루노부 모모세 | 콘베이어 링크벨트 |
| US5125504A (en) * | 1991-03-08 | 1992-06-30 | Rexnord Corporation | Modular conveyor chain having open hinge pin construction |
| US5377819A (en) * | 1993-07-02 | 1995-01-03 | The Laitram Corporation | Conveyor apparatus and method |
| NL1002390C2 (nl) * | 1996-02-19 | 1997-08-20 | Mcc Nederland | Uit kunststof modules opgebouwde transportmat en modules voor een dergelijke transportmat. |
-
2000
- 2000-03-24 JP JP2000083563A patent/JP3448255B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
2001
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- 2001-03-23 DE DE60104037T patent/DE60104037T2/de not_active Expired - Fee Related
- 2001-03-23 US US09/815,993 patent/US6471047B2/en not_active Expired - Fee Related
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|---|---|
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| EP1136397A1 (en) | 2001-09-26 |
| US20010025770A1 (en) | 2001-10-04 |
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