JP7310545B2 - 空気調和機 - Google Patents
空気調和機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7310545B2 JP7310545B2 JP2019197749A JP2019197749A JP7310545B2 JP 7310545 B2 JP7310545 B2 JP 7310545B2 JP 2019197749 A JP2019197749 A JP 2019197749A JP 2019197749 A JP2019197749 A JP 2019197749A JP 7310545 B2 JP7310545 B2 JP 7310545B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- unit
- temperature
- temperature data
- data
- thermopile
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Air Conditioning Control Device (AREA)
Description
図7(2)に示すサーモパイルユニット2のサーモパイル22は、温度検出範囲を、縦4区画、横4区画で合計16ブロックに分割して個々のブロック毎に1つの温度検出素子を用いて温度を検出することができる。そしてこのサーモパイル22は、この検出した各ブロックの温度データを温度記憶部21に格納している。なお、サーモパイル22の素子番号は素子1~素子16であり、対応する温度記憶部21の図ではこの素子番号を割り当てて表記している。
室内の温度を検出するセンサユニットと、
同センサユニットと通信接続された室内機制御ユニットとを有する室内機を備えた空気調和機において、
前記センサユニットは、複数の温度検出素子を有し前記室内の複数の温度を検出するセンサ部と、温度データを記憶する温度記憶部と、前記室内機制御ユニットからの指示を受け付けて、前記温度記憶部に記憶した前記温度データを前記室内機制御ユニットへ送信する管理部とを備え、
前記温度記憶部は、前記センサ部が検出した有効温度データと、
前記センサユニットが検出可能な温度範囲外の温度データである無効温度データとを温度データとして所定の順番で並ぶアドレスに関連付けて格納し、
前記室内機制御ユニットは、前記温度記憶部に格納された前記温度データを連続的に読み出すために、前記温度記憶部に対して先頭として読み出す前記温度データに関連付けられたアドレスを前記管理部へ送信した場合、
前記管理部から読み出された前記無効温度データが前記所定の順番に基づく順番で受信できない場合、前記送信したアドレスが正しく前記管理部で受信出来ない通信エラーと判定するアドレス検査手段を備えたことを特徴とする。
図1は本発明による空気調和機1の室内機10の実施例を示す斜視図である。
室内機10は横長の箱体であり、室内機10の前方右下から斜め上を見上げた状態を示している。室内機10の前面には前方に向かって湾曲した前面パネル5が、室内機10の下面には水平風向板3が、室内機10の左右側面には側面から吸い込んだ空気を前方に送風するファンユニット4が、それぞれ備えられている。また、室内機10の前方下方の左右の中間位置に、室内の温度を検出するセンサユニットであるサーモパイルユニット2が備えられている。このサーモパイルユニット2は室内の温度として、室内の床面や壁面の表面温度を検出する。また、室内機10の内部には室内機制御ユニット6が配置されており、サーモパイルユニット2と通信接続されている。
図2は本発明で使用するサーモパイルユニット2と室内機制御ユニット6の内部を示すブロック図である。なお、以後説明するレジスタアドレスと温度データは全て16進数で表記している。なお、サーモパイルユニット2は背景技術で説明した図7(2)のものと同じである。
このように温度記憶部21は、有効温度データと無効温度データを温度データとして所定の順番で並ぶアドレスに関連付けて格納している。
室内機制御ユニット6は、例えばマイコンからなる室内機制御部61と、記憶部62と、通信データ検査部70と、クロック信号用の通信線8の電圧をプルアップする抵抗64と、データ用の通信線9の電圧をプルアップする抵抗63を備えている。
図3は通信データ検査部70の内部を示すブロック図である。
通信データ検査部70は、検査条件を記憶する検査条件記憶部74と、受信データを検査するための比較データ記憶部72と、受信データを一時的に保管する受信データ保管部73と、レジスタアドレスを検査するレジスタアドレス検査部(アドレス検査手段)71と、温度データを検査する温度データ検査部(温度データ検査手段)75を備えている。
一方、室内機制御部61は、この時に使用する開始レジスタアドレスとデータの個数を検査条件として通信データ検査部70へ出力する。
このように、レジスタアドレス検査部71は、管理部23から読み出された無効温度データが所定の順番(レジスタアドレスの順番)に基づく順番で受信できない場合に、「異常」と判定する。
そしてそれぞれの検査部は、この検査結果を「正常/異常」としてそれぞれ出力する。なお、「異常」の場合が通信エラーとなる。なお、レジスタアドレス検査部71の検査方法については後で詳細に説明する。
図4は親機となる室内機制御ユニット6と、子機となるサーモパイルユニット2の通信手順を示す説明図である。
図4において縦方向は上から下に向かって時間の経過を示している。横の項目は室内機制御ユニット6(親機)と、サーモパイルユニット2(子機)と、親機側でのエラー対処方法をそれぞれ示している。なお、図4内のかっこ付き数字は処理の順番を示している。また、図4ではIIC (Inter Integrated Circuit)における通信手順に従って説明する。なお、サーモパイルユニット2(子機)の子機IDは16進数で「3C」である。
(29)親機は上記の通信でデータの内容が正しく送受信されたか否かを検査するため、通信データ検査部70へ検査条件と受信データを出力する。検査条件は今回検査の対象となる受信データの先頭を示す開始レジスタアドレス:06とデータ個数:10である。受信データは記憶部62に今回格納したデータである。
レジスタアドレス検査部71は、検査した結果(正常又は異常)を室内機制御部61へ出力する。室内機制御部61は、この結果が異常の場合には再度、温度データを受信するリトライ処理を実行する。
(30)親機の温度データ検査部75は、前述したように検査条件から無効温度データのレジスタアドレスを抽出する。従ってこれ以外のレジスタアドレスが有効温度データを格納しているレジスタアドレスであるため、温度データ検査部75は、レジスタアドレス:06~0Dの温度データを確認し、温度データの値が異常な値でないかを検査する。つまり、温度データ検査部75は、各温度データが取りうる温度範囲;0044~03FFの範囲に入っていれば正常、範囲外であれば異常として検査結果を出力する。この結果により異常の場合に親機は再度、温度データを受信するリトライ処理を実行する。
なお、ノイズが多い場合はリトライ回数が増加して通信処理に時間がかかり、空調制御に支障が出る場合もある。このような場合、ここでのリトライ処理を行わないで次に説明する複数温度データの平均値化処理を実行するようにしてもよい。
(31)親機の室内機制御部61は、サーモパイルユニット2から16素子の全ての温度データの受信を5回連続して実行し、記憶部62へそれぞれ別に記憶する。これらの温度データの中にはノイズによりデータの値が大きく狂ったものは通信データ検査部70により異常データとして排除されている。しかし、例えば数十℃だけ狂ったデータは排除されないので、そのまま空調制御に使用すると意図しない室温管理になってしまう場合がある。
図5は本発明によるレジスタアドレスの誤り検出方法を説明する説明図である。
図5の表はサーモパイルユニット2(子機)内の温度記憶部21を示している。室内機制御ユニット6(親機)は、サーモパイルユニット2(子機)内の温度記憶部21からデータを読み出す場合に複数のブロックに分割して読み出す。これは読出しに時間がかかるため、全てのデータを読み出してからエラーの検査を行ってエラーを検出した場合、全てのデータの再読み込みになるため時間がかかるからである。小さなブロックであればエラー時の再読出しの時間を短縮できる。
図6は温度データの別の読出し方法を説明する説明図である。
図6の表はサーモパイルユニット2(子機)内の温度記憶部21を示している。室内機制御ユニット6(親機)は、温度記憶部21からデータを読み出す場合に複数のブロックに分割して読み出す。図6ではレジスタアドレス02~11、12~1F、20~2Dの3つのブロックに分割している。この各ブロック内には少なくとも1つの無効温度データを格納する所定のレジスタアドレスを含むようにしている。
また、本実施例ではIIC (Inter Integrated Circuit)を用いたデータ送受信プロトコルを説明しているが、これに限るものでなく、通信データの誤り検出機能を備えていない通信方式であればどの様な通信方式であってもよい。
また、本実施例では通信データ検査部をハードウェアとして説明しているが、これに限るものでなく、ソフトウェアで実現してもよい。
2 サーモパイルユニット(センサユニット)
3 水平風向板
4 ファンユニット
5 前面パネル
6 室内機制御ユニット
8 通信線
9 通信線
10 室内機
21 温度記憶部
22 サーモパイル(センサ部)
23 管理部
24 子機ID記憶部
25 補償用温度検出器
61 室内機制御部
62 記憶部
63 抵抗
64 抵抗
70 通信データ検査部(通信データ検査手段)
71 レジスタアドレス検査部(アドレス検査手段)
72 比較データ記憶部
73 受信データ保管部
74 検査条件記憶部
75 温度データ検査部(温度データ検査手段)
Claims (2)
- 室内の温度を検出するセンサユニットと、
同センサユニットと通信接続された室内機制御ユニットとを有する室内機を備えた空気調和機において、
前記センサユニットは、複数の温度検出素子を有し前記室内の複数の温度を検出するセンサ部と、温度データを記憶する温度記憶部と、前記室内機制御ユニットからの指示を受け付けて、前記温度記憶部に記憶した前記温度データを前記室内機制御ユニットへ送信する管理部とを備え、
前記温度記憶部は、前記センサ部が検出した有効温度データと、
前記センサユニットが検出可能な温度範囲外の温度データである無効温度データとを温度データとして所定の順番で並ぶアドレスに関連付けて格納し、
前記室内機制御ユニットは、前記温度記憶部に格納された前記温度データを連続的に読み出すために、前記温度記憶部に対して先頭として読み出す前記温度データに関連付けられたアドレスを前記管理部へ送信した場合、
前記管理部から読み出された前記無効温度データが前記所定の順番に基づく順番で受信できない場合、前記送信したアドレスが正しく前記管理部で受信出来ない通信エラーと判定するアドレス検査手段を備えたことを特徴とする空気調和機。 - 前記無効温度データを複数用いる場合、各々の値を異ならせることを特徴とする請求項1記載の空気調和機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019197749A JP7310545B2 (ja) | 2019-10-30 | 2019-10-30 | 空気調和機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019197749A JP7310545B2 (ja) | 2019-10-30 | 2019-10-30 | 空気調和機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021071227A JP2021071227A (ja) | 2021-05-06 |
JP7310545B2 true JP7310545B2 (ja) | 2023-07-19 |
Family
ID=75712882
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019197749A Active JP7310545B2 (ja) | 2019-10-30 | 2019-10-30 | 空気調和機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7310545B2 (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005308617A (ja) | 2004-04-23 | 2005-11-04 | Sanyo Electric Co Ltd | 表示信号処理装置 |
JP2010128519A (ja) | 2008-11-25 | 2010-06-10 | Hitachi Ltd | 記憶制御装置及び記憶制御装置の制御方法 |
JP2018087670A (ja) | 2016-11-30 | 2018-06-07 | 株式会社富士通ゼネラル | 空気調和機 |
-
2019
- 2019-10-30 JP JP2019197749A patent/JP7310545B2/ja active Active
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005308617A (ja) | 2004-04-23 | 2005-11-04 | Sanyo Electric Co Ltd | 表示信号処理装置 |
JP2010128519A (ja) | 2008-11-25 | 2010-06-10 | Hitachi Ltd | 記憶制御装置及び記憶制御装置の制御方法 |
JP2018087670A (ja) | 2016-11-30 | 2018-06-07 | 株式会社富士通ゼネラル | 空気調和機 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2021071227A (ja) | 2021-05-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2824297B2 (ja) | 空気調和機のセンサ異常時の運転方式 | |
US10077928B2 (en) | Air-conditioning system and control method for air-conditioning system | |
KR100238656B1 (ko) | 설치 점검 기능을 가진 멀티 인버터 공조 기기 및 테스트 방법 | |
CN112955699A (zh) | 泄漏检测装置及泄漏检测系统 | |
CN107621040B (zh) | 温度传感器的纠错方法、装置和空调器 | |
JP7310545B2 (ja) | 空気調和機 | |
CN110567105B (zh) | 一种感温包检测修复方法、装置、空调器及可读存储介质 | |
CN110094332B (zh) | 压缩机自动寻址控制方法、装置和多压缩机系统 | |
JP2016114327A (ja) | センサ診断装置およびセンサ診断方法 | |
EP2028426B1 (en) | Pipe-connection searching apparatus for multi-air conditioner | |
JP4023488B2 (ja) | 空調機 | |
JP2013160395A (ja) | 冷凍装置の室外ユニット | |
US10465934B2 (en) | Air conditioner | |
CN104503512B (zh) | 一种恒温节点故障自检方法 | |
JP2007263404A (ja) | 電気機器および電気機器における通信機能正常判定方法 | |
WO2016103319A1 (ja) | 空気調和機 | |
CN112461403A (zh) | 感温包识别电路、主板、空调、识别方法和装置 | |
JP3675424B2 (ja) | 空調機 | |
US20180172311A1 (en) | Cooling and heating conversion device, controlling the same and air conditioning system | |
JP2007532992A (ja) | 処理システムにおけるデータ処理中のエラー検知方法および制御システム | |
CN114396702B (zh) | 空调控制方法、控制装置和非易失性存储介质 | |
JP6945326B2 (ja) | 空調機、空調システム及び通信品質計測方法 | |
JPH0416686B2 (ja) | ||
JPWO2020105174A1 (ja) | 空気調和機システム | |
WO2023013077A1 (ja) | 空気調和システム、及び検査方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20220630 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20230526 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20230606 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20230619 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 7310545 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |