JP7310530B2 - スイッチング回路 - Google Patents

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本明細書に開示の技術は、スイッチング回路に関する。
特許文献1には、スイッチング素子をスイッチングさせる回路が開示されている。スイッチング素子には、負荷が直列に接続されている。この回路は、スイッチング素子のコレクタ電流が閾値を上回ってから所定時間後に、スイッチング素子をオフする。これによって、負荷が短絡したときに、スイッチング素子を保護する。また、スイッチング素子のコレクタ電流が閾値を上回ってから所定時間待機した後にスイッチング素子をオフすることで、ノイズ等による誤動作を防止する。
特開2015-192491号公報
特許文献1の回路では、コレクタ電流が閾値を上回ってから所定時間待機した後にスイッチング素子をオフするので、待機時間中にスイッチング素子に高いストレスが加わる。本明細書では、ノイズ等による誤動作を防止しながら、負荷短絡時に短時間でスイッチング素子を停止させることが可能なスイッチング回路を提案する。
本明細書が開示するスイッチング回路は、メインスイッチング素子と、前記メインスイッチング素子に流れるメイン電流に対応するセンス電流が流れるセンススイッチング素子と、前記センススイッチング素子に接続されているとともに前記センス電流に比例するセンス電圧を生成するセンス抵抗と、前記センス電圧の入力を受けるローパスフィルタと、前記メインスイッチング素子のゲートに接続されているゲート駆動回路を有している。前記ゲート駆動回路は、前記センス電圧が第1基準値以上であり、かつ、前記センス電圧と前記ローパスフィルタの出力電圧との差分値が第2基準値以上かつ第3基準値未満の場合に、前記メインスイッチング素子を停止させる。
このスイッチング回路は、センス電圧に基づく判定に加えて、センス電圧とローパスフィルタの出力電圧との差分値に基づいた判定を行う。この差分値は、センス電圧の変化率に応じた値となる。スイッチングノイズによってメイン電流(すなわち、センス電圧)が増加している場合には、センス電圧の変化率が高くなるので、差分値が第3基準値よりも高くなる。このため、この場合には、スイッチング回路はメインスイッチング素子を停止させない。また、外部からの電流の流入によってメイン電流が増加している場合には、センス電圧の変化率はそれほど高くならないので、差分値が第2基準値よりも低くなる。このため、この場合には、スイッチング回路はメインスイッチング素子を停止させない。負荷の短絡によってメイン電流が増加している場合には、センス電圧の変化率が中程度になるので、差分値が第2基準値以上かつ第3基準値未満となる。このため、この場合には、スイッチング回路はメインスイッチング素子を停止させる。このように、このスイッチング回路によれば、負荷短絡の場合にスイッチング素子を停止させることが可能であるとともに、その他の要因でメイン電流が増加している場合にはスイッチング素子を停止させない。したがって、誤動作を防止しながら、適切にメインスイッチング素子を保護することができる。また、このスイッチング回路では、負荷短絡の場合には、メイン電流が増加した後に待機することなく、メインスイッチング素子を停止させることができる。すなわち、メイン電流が増加してから短時間でメインスイッチング素子を停止させることができる。したがって、スイッチング素子に加わるストレスを低減することができる。
インバータ回路の回路図。 スイッチング回路の回路図。 通常のターンオン時の電位Vss、Vlpf、差分値ΔVの変化を示すグラフ。 リカバリ電流が流れるときの電位Vss、Vlpf、差分値ΔVの変化を示すグラフ。 ノイズが印加されるときの電位Vss、Vlpf、差分値ΔVの変化を示すグラフ。 負荷短絡時の電位Vss、Vlpf、差分値ΔVの変化を示すグラフ。
図1に示すインバータ回路18は、実施形態のスイッチング回路10を有している。インバータ回路18は、車両に搭載されており、走行用モータ12に交流電力を供給する。インバータ回路18は、高電位配線14と低電位配線16を有している。高電位配線14と低電位配線16の間には、直流電圧が印加されている。高電位配線14と低電位配線16の間に、スイッチング素子20が直列に接続されている。インバータ回路18は、スイッチング素子20の直列回路を3つ有している。スイッチング素子20は、MOSFET(metal oxide semiconductor fired effect transistor)により構成されている。但し、スイッチング素子20は、IGBT(insulated gate bipolar transistor)等の他のスイッチング素子により構成されていてもよい。以下では、高電位配線14側のスイッチング素子20を上アームのスイッチング素子といい、低電位配線16側のスイッチング素子20を下アームのスイッチング素子という場合がある。上アームのスイッチング素子20のドレインは、高電位配線14に接続されている。上アームのスイッチング素子20のソースは、下アームのスイッチング素子20のドレインに接続されている。下アームのスイッチング素子20のソースは、低電位配線16に接続されている。スイッチング素子20のそれぞれに対して、並列に、還流ダイオード22が接続されている。各還流ダイオード22のアノードが、対応するスイッチング素子20のソースに接続されている。各還流ダイオード22のカソードが、対応するスイッチング素子20のドレインに接続されている。各直列回路において、2つのスイッチング素子20の間の配線に、出力配線24が接続されている。各出力配線24は、走行用モータ12に接続されている。各スイッチング素子20のゲートに、制御回路30が接続されている。制御回路30とスイッチング素子20によって、スイッチング回路10が構成されている。制御回路30は、スイッチング素子20をスイッチングさせる。インバータ回路18は、各スイッチング素子20をスイッチングさせることで、高電位配線14と低電位配線16の間に供給されている直流電力を三相交流電力に変換し、三相交流電力を走行用モータ12に供給する。なお、各スイッチング回路10の構成は互いに等しい。したがって、以下では、1つのスイッチング回路10の構成について詳細に説明する。
図2は、スイッチング回路10を示している。スイッチング素子20は、メインスイッチング素子20aとセンススイッチング素子20bを有している。なお、図2では、メインスイッチング素子20aのソースの電位を、グランドとして示している。還流ダイオード22は、メインスイッチング素子20aに対して並列に接続されている。センススイッチング素子20bは、メインスイッチング素子20aと同じ半導体基板に設けられている。センススイッチング素子20bのドレインは、メインスイッチング素子20aのドレインに接続されている。センススイッチング素子20bのソースは、センス抵抗44を介してメインスイッチング素子20aのソース(グランド)に接続されている。メインスイッチング素子20aのゲートは、センススイッチング素子20bのゲートに接続されている。したがって、メインスイッチング素子20aがオンしているときにセンススイッチング素子20bはオンしており、メインスイッチング素子20aがオフしているときにセンススイッチング素子20bはオフしている。センススイッチング素子20bは、メインスイッチング素子20aよりも小型である。したがって、メインスイッチング素子20aとセンススイッチング素子20bがオンしているときに、センススイッチング素子20bに流れるセンス電流Issはメインスイッチング素子20aに流れるメイン電流Ismよりも小さい。センス電流Issは、メイン電流Ismに略比例する。センス電流Issは、センス抵抗44を介してグランドへ流れる。したがって、センススイッチング素子20bのソースの電位Vssは、センス電流Issに比例する。したがって、電位Vssは、メイン電流Ismに略比例する。
制御回路30は、上述したセンス抵抗44を有している。さらに、制御回路30は、ゲート駆動回路32、AND回路34、差分値ピーク判定回路36、差分値ピーク検出回路38、コンデンサ40、抵抗42、コンパレータ46、及び、参照電源48を有している。
ゲート駆動回路32は、メインスイッチング素子20aとセンススイッチング素子20bのゲートに接続されている。また、ゲート駆動回路32には、外部からPWM信号Vpwmが入力される。ゲート駆動回路32は、PWM信号Vpwmに応じて、メインスイッチング素子20aとセンススイッチング素子20bをスイッチングさせる。
抵抗42の一端は、センススイッチング素子20bのソースに接続されている。抵抗42の他端は、差分値ピーク検出回路38の第1入力端子38aに接続されている。コンデンサ40の一端は、差分値ピーク検出回路38の第1入力端子38aに接続されている。コンデンサ40の他端は、グランドに接続されている。コンデンサ40と抵抗42によって、ローパスフィルタが構成されている。ローパスフィルタには、電位Vssが入力される。ローパスフィルタが出力する電位Vlpf(すなわち、差分値ピーク検出回路38の第1入力端子38aに印加される電位)は、電位Vssから高周波成分を除去した電位となる。差分値ピーク検出回路38の第2入力端子38bは、センススイッチング素子20bのソースに接続されている。第2入力端子38bには、電位Vssが印加される。差分値ピーク検出回路38は、電位Vssから電位Vlpfを減算した差分値ΔVを検出する。差分値ピーク検出回路38は、所定期間に亘って差分値ΔVを検出し、その期間内に検出した差分値ΔVのピーク値ΔVpを検出する。差分値ピーク判定回路36には、差分値ΔVのピーク値ΔVpが入力される。また、差分値ピーク判定回路36は、下限値Vth2と上限値Vth3を記憶している。上限値Vth3は下限値Vth2よりも高い。差分値ピーク判定回路36は、入力されるピーク値ΔVpが下限値Vth2以上かつ上限値Vth3未満の範囲(以下、特定範囲という)内の値である場合にYESと判定し、ピーク値ΔVpが特定範囲外の値である場合にNOと判定する。差分値ピーク判定回路36の判定結果は、AND回路34に入力される。
コンパレータ46の非反転入力端子は、センススイッチング素子20bのソースに接続されている。コンパレータ46の非反転入力端子には、電位Vssが印加される。コンパレータ46の反転入力端子は、参照電源48の正極に接続されている。参照電源48の負極は、グランドに接続されている。参照電源48は、その正極に参照電位Vth1を印加する。コンパレータ46は、電位Vssが参照電位Vth1以上の場合にYESと判定し、電位Vssが参照電位Vth1未満の場合にNOと判定する。コンパレータ46の判定結果は、AND回路34に入力される。
AND回路34は、差分値ピーク判定回路36がYESと判定し、かつ、コンパレータ46がYESと判定したときに、特定信号をゲート駆動回路32へ送信する。ゲート駆動回路32は、AND回路34から特定信号を受信したときは、PWM信号Vpwmにかかわらず、メインスイッチング素子20aとセンススイッチング素子20bをオフする。
次に、スイッチング回路10の動作について説明する。図3~6は、メインスイッチング素子20aがオンするときの電位Vss、電位Vlpf、及び、差分値ΔVの変化を示している。
図3は、通常のターンオン時の各値の変化を示している。通常時にメインスイッチング素子20aがターンオンすると、電位Vss(すなわち、メイン電流Ism)が一定の速度で上昇する。この場合、電位Vssは、参照電位Vth1よりも低い値までしか上昇しない。したがって、コンパレータ46は、NOと判定する。また、ローパスフィルタを通過した後の電位Vlpfは、電位Vssが少し鈍った波形となる。この場合、電位Vssの変化率が小さいので、電位Vssと電位Vlpfの差は小さい。したがって、差分値ΔVが小さく、ピーク値ΔVpは下限値Vth2よりも小さい。この場合、差分値ピーク判定回路36は、NOと判定する。コンパレータ46と差分値ピーク判定回路36がいずれもNOと判定するので、AND回路34は特定信号を送信しない。したがって、ゲート駆動回路32は、PWM信号Vpwmに基づくスイッチング素子20の制御を継続し、スイッチング素子20を停止させない。このように、通常時には、スイッチング素子20の動作が継続される。
図4は、スイッチング素子20にリカバリ電流が流入した場合の各値の変化を示している。リカバリ電流は、還流ダイオード22に印加される電圧が順方向から逆方向に切り換えられたときに、還流ダイオード22に瞬間的に流れる逆電流である。下アームのスイッチング素子20がオンするときに上アームの還流ダイオード22にリカバリ電流が流れると、そのリカバリ電流が下アームのスイッチング素子20に流入する。上アームのスイッチング素子20がオンするときに下アームの還流ダイオード22にリカバリ電流が流れると、そのリカバリ電流が上アームのスイッチング素子20に流入する。スイッチング素子20にリカバリ電流が流入すると、電位Vss(すなわち、メイン電流Ism)が通常時よりも速い速度で増加する。リカバリ電流の流入によってメイン電流Ismが瞬間的に過電流となるため、電位Vssがオーバーシュートして瞬間的に参照電位Vth1を超える。その後、電位Vssは、短時間のうちに参照電位Vth1よりも低い値まで低下する。この場合、コンパレータ46は、電位Vssが参照電位Vth1を超えるので、YESと判定する。また、この場合には、電位Vssの変化率がそれほど大きくないので、電位Vlpfは電位Vssにある程度追随することができる。このため、差分値ΔVが比較的小さく、ピーク値ΔVpは下限値Vth2よりも小さい。この場合、差分値ピーク判定回路36は、NOと判定する。差分値ピーク判定回路36がNOと判定するので、AND回路34は特定信号を送信しない。したがって、ゲート駆動回路32は、PWM信号Vpwmに基づくスイッチング素子20の制御を継続し、スイッチング素子20を停止させない。このように、リカバリ電流により電位Vssが参照電位Vth1を超えても、スイッチング素子20の動作が継続される。リカバリ電流が流れる場合には、メイン電流Ismが過電流となってもすぐに減少するので、スイッチング素子20の動作を継続しても問題はない。
図5は、スイッチング素子20にスイッチングノイズが印加された場合の各値の変化を示している。この場合、通常のターンオン時の電位Vssの波形に対してノイズが重畳している。ノイズによって、電位Vssが急激に変化し、電位Vssが一時的に参照電位Vth1を超える。その後、電位Vssは、短時間のうちに通常の値に戻る。この場合、コンパレータ46は、電位Vssが参照電位Vth1を超えるので、YESと判定する。また、この場合には、電位Vssの変化率が極めて大きいので、電位Vlpfは電位Vssのノイズ成分に対して全く追随することができない。このため、差分値ΔVのピーク値ΔVpが上限値Vth3を超える。この場合、差分値ピーク判定回路36は、NOと判定する。差分値ピーク判定回路36がNOと判定するので、AND回路34は特定信号を送信しない。したがって、ゲート駆動回路32は、PWM信号Vpwmに基づくスイッチング素子20の制御を継続し、スイッチング素子20を停止させない。このように、スイッチングノイズにより電位Vssが参照電位Vth1を超えても、スイッチング素子20の動作が継続される。スイッチングノイズが印加された場合には、メイン電流Ismが継続的に高くなることが無いので、スイッチング素子20の動作を継続しても問題はない。
図6は、負荷短絡時の各値の変化を示している。負荷短絡とは、インバータ回路18または走行用モータ12の異常によって、スイッチング素子20を介して高電位配線14と低電位配線16の間が短絡した状態を意味する。負荷短絡が生じると、メイン電流Ismが急速に増加して過電流となる。このため、電位Vssが急速に上昇して参照電位Vth1を超える。負荷短絡時には、スイッチング素子20をオフしないとスイッチング素子20に過電流が流れ続けるので、電位Vssが参照電位Vth1を超えた後も電位Vssは参照電位Vth1よりも高い値に維持される。この場合、コンパレータ46は、電位Vssが参照電位Vth1を超えるので、YESと判定する。また、この場合には、電位Vssの変化率が大きいので、電位Vlpfは電位Vssに追随することができない。但し、この場合の電位Vssの変化率はノイズが印加された場合(図5)の電位Vssの変化率ほど大きくはない。したがって、この場合の差分値ΔVは図5の場合ほど大きくはならず、差分値ΔVのピーク値ΔVpは下限値Vth2以上かつ上限値Vth3未満の範囲(すなわち、特定範囲)内の値となる。したがって、この場合、差分値ピーク判定回路36は、YESと判定する。コンパレータ46と差分値ピーク判定回路36がいずれもYESと判定するので、AND回路34は特定信号を送信する。したがって、ゲート駆動回路32は、PWM信号Vpwmにかかわらず、強制的にスイッチング素子20(すなわち、メインスイッチング素子20aとセンススイッチング素子20b)をオフする。スイッチング素子20がオフすることで、スイッチング素子20に流れる過電流が停止する。ゲート駆動回路32は、外部からリセット信号が入力されるまで、スイッチング素子20をオフに維持する。
以上に説明したように、このスイッチング回路10では、通常時(図3)、リカバリ電流が流れる場合(図4)、及び、ノイズが印加される場合(図5)には、スイッチング素子20を停止させず、負荷短絡の場合(図6)にスイッチング素子20を停止させる。リカバリ電流が流れる場合、及び、ノイズが印加される場合には、スイッチング素子20に継続的に過電流が流れることが無いので、スイッチング素子20の動作を継続しても問題はない。また、負荷短絡の場合には、スイッチング素子20を停止させることで、スイッチング素子20に継続的に過電流が流れることを防止することができる。このように、実施形態のスイッチング回路10によれば、リカバリ電流が流れる場合やノイズが印加される場合に誤ってスイッチング素子20を停止させることを防止しながら、負荷短絡時にスイッチング素子20を停止させることができる。また、スイッチング回路10は、待機時間を用いることなく、短時間で負荷短絡を検出してスイッチング素子20を停止させることができる。このため、過電流の発生からスイッチング素子20を停止させるまでの時間を短くすることでき、その時間内にスイッチング素子20に加わるストレスを低減することができる。
以上、実施形態について詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例をさまざまに変形、変更したものが含まれる。本明細書または図面に説明した技術要素は、単独あるいは各種の組み合わせによって技術有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組み合わせに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの1つの目的を達成すること自体で技術有用性を持つものである。
10 :スイッチング回路
12 :走行用モータ
14 :高電位配線
16 :低電位配線
18 :インバータ回路
20 :スイッチング素子
20a :メインスイッチング素子
20b :センススイッチング素子
22 :還流ダイオード
24 :出力配線
30 :制御回路
32 :ゲート駆動回路
34 :AND回路
36 :差分値ピーク判定回路
38 :差分値ピーク検出回路
40 :コンデンサ
42 :抵抗
44 :センス抵抗
46 :コンパレータ
48 :参照電源

Claims (1)

  1. スイッチング回路であって、
    メインスイッチング素子と、
    前記メインスイッチング素子に流れるメイン電流に対応するセンス電流が流れるセンススイッチング素子と、
    前記センススイッチング素子に接続されており、前記センス電流に比例するセンス電圧を生成するセンス抵抗と、
    前記センス電圧の入力を受けるローパスフィルタと、
    前記メインスイッチング素子のゲートに接続されており、前記センス電圧が第1基準値以上であり、かつ、前記センス電圧と前記ローパスフィルタの出力電圧との差分値が第2基準値以上かつ第3基準値未満の場合に、前記メインスイッチング素子を停止させるゲート駆動回路、
    を有するスイッチング回路。
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