JP7310187B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、画像形成装置に関する。
特許文献1には、それぞれ異なる複数の色材を収容した現像手段を使用して記録媒体にカラー画像を形成する複数の画像形成部と、画像形成部により記録媒体に形成された画像の色度を検知する検知手段と、を備え、検知手段の検出結果に基づき、現像手段の色材を強制的に消費する色材の吐き出しを実行するカラー画像形成装置が開示されている。
特開2009-145697号公報
2種類以上の現像剤が混合された混合物を用いて現像を行って像を形成する場合、現像剤毎の性能の違いに起因して、形成される像に、本来の比率とは異なる比率で各現像剤が含まれてしまうことがある。この場合、例えば、本来の色とは異なる色で画像が形成され、形成される画像の質の低下を招く。
本発明の目的は、2種類以上の現像剤が混合された混合物を用いることに起因する画像の質の低下を抑えるための処理を行わない場合に比べ、2種類以上の現像剤が混合された混合物を用いて形成する画像の質の低下を抑えることにある。
請求項1に記載の発明は、記録材への転写が行われる像を保持する像保持体と、2種類以上の現像剤が混合された混合物を用い、前記像保持体に対する現像を行い、当該像保持体上に像を形成する現像手段と、前記像保持体上に形成される像の記録材への転写が行われない設定としたうえで、当該像保持体に対する前記混合物を用いた現像を前記現像手段に行わせる制御手段と、前記像保持体から記録材に転写された像における色のずれを検知するずれ検知手段と、を備え、前記制御手段は、前記ずれ検知手段により色のずれが検知された場合に、前記像保持体上に形成される像の記録材への転写が行われない前記設定としたうえで、当該像保持体に対する前記混合物を用いた前記現像を前記現像手段に行わせる画像形成装置である。
請求項2に記載の発明は、前記ずれ検知手段は、色相、明度、および、彩度のうちの何れか1つの指標を用いて、前記色のずれを検知する請求項1に記載の画像形成装置である。
請求項3に記載の発明は、前記ずれ検知手段は、前記混合物に関する情報に基づき、色のずれを検知する際に用いる前記1つの指標を決定する請求項2に記載の画像形成装置である。
請求項4に記載の発明は、記録材への転写が行われる像を保持する像保持体と、2種類以上の現像剤が混合された混合物を用い、前記像保持体に対する現像を行い、当該像保持体上に像を形成する現像手段と、前記像保持体上に形成される像の記録材への転写が行われない設定である非転写設定としたうえで、当該像保持体に対する前記混合物を用いた現像を前記現像手段に行わせる制御手段と、前記像保持体から記録材に転写された像における色のずれの程度を検知する程度検知手段と、を備え、前記制御手段は、前記程度検知手段により検知された色のずれの程度に基づき、前記非転写設定としたうえで前記現像手段に前記混合物を用いた前記現像を行わせる際の条件を設定する画像形成装置である。
請求項5に記載の発明は、前記制御手段は、前記色のずれの程度が大きいほど、前記現像手段が前記像保持体に付着させる前記混合物の量が多くなるように、前記条件を設定する請求項4に記載の画像形成装置である。
請求項6に記載の発明は、前記制御手段は、前記色のずれの程度が大きいほど、前記現像手段が前記像保持体に前記混合物を付着させる時間を長くして、当該像保持体に付着させる当該混合物の量を多くする請求項5に記載の画像形成装置である。
請求項7に記載の発明は、前記制御手段は、前記色のずれの程度が大きいほど、前記現像手段が前記像保持体に対して単位時間あたりに付着させる前記混合物の量を多くして、当該像保持体に付着させる当該混合物の量を多くする請求項5に記載の画像形成装置である。
請求項8に記載の発明は、記録材への転写が行われる像を保持する像保持体と、2種類以上の現像剤が混合された混合物を用い、前記像保持体に対する現像を行い、当該像保持体上に像を形成する現像手段と、前記像保持体上に形成される像の記録材への転写が行われない設定としたうえで、当該像保持体に対する前記混合物を用いた現像を前記現像手段に行わせる制御手段と、を備え、前記制御手段は、像の記録材への転写が行われない前記設定としたうえで前記混合物を用いた前記現像を前記現像手段に行わせる場合、記録材への画像形成が行われる際に前記像保持体と当該現像手段との間に印加される電圧の大きさとは異なる大きさの電圧が当該像保持体と当該現像手段との間に印加されるようにし、像の記録材への転写が行われない前記設定がなされている際に、前記現像手段と当該現像手段の外部にある前記像保持体との間に印加される電圧の大きさと、記録材への画像形成が行われる際に、当該現像手段と当該現像手段の外部にある当該像保持体との間に印加される電圧の大きさとが異なる、画像形成装置である。
請求項9に記載の発明は、前記制御手段は、前記像保持体上に形成される像に含まれる一の種類の現像剤であって当該像に含まれる割合が予め定められた割合よりも大きい当該一の種類の現像剤の当該割合がさらに大きくなるように前記異なる大きさの電圧の大きさを設定する請求項8に記載の画像形成装置である。
請求項1、4、8の発明によれば、2種類以上の現像剤が混合された混合物を用いることに起因する画像の質の低下を抑えるための処理を行わない場合に比べ、2種類以上の現像剤が混合された混合物を用いて形成する画像の質の低下を抑えることができる。
請求項の発明によれば、色空間の中で2つの色の間の直線距離がどのくらい離れているかを示す色差を用いて色のずれを検知する場合に比べ、色のずれをより正確に検知することが可能になる。
請求項の発明によれば、混合物についての情報とは無関係に1つの指標を決定する場合に比べ、混合物により適した1つの指標を決定することが可能になる。
請求項の発明によれば、色のずれの程度が大きいにも関わらず、現像手段が像保持体に付着させる混合物の量が多くならない場合に比べ、色のずれの程度をより小さいものにできる。
請求項の発明によれば、色のずれの程度が大きいにも関わらず、現像手段が像保持体に混合物を付着させる時間が長くならない場合に比べ、色のずれの程度をより小さいものにできる。
請求項の発明によれば、色のずれの程度が大きいにも関わらず、現像手段が像保持体に対して単位時間当たりに付着させる混合物の量が多くならない場合に比べ、色のずれを小さくするのに要する時間をより短いものにできる。
請求項の発明によれば、異なる条件を設定しても、像に含まれる一の種類の現像剤の割合が変化しない場合に比べ、色のずれを小さくするのに要する時間をより短いものにできる。
画像形成装置を示した図である。 制御部によって実現される機能部を示した図である。 混合物を用いた現像処理を説明する図である。 吐き出し処理を行った後の状態を説明する図である。 吐き出し処理が行われる場合の一連の処理の流れを示したフローチャートである。 (A)、(B)は、Lab色空間を示した図である。 (A)、(B)は、特色用現像装置に収容された混合物におけるイエローの現像剤の比率を変化させた場合の各値の変化を示した図である。 画像形成時現像条件とは異なる現像条件を説明する図である。 現像電圧を上げた場合の状態を説明する図である。 現像電圧を下げた場合の状態を説明する図である。 現像条件の変更処理をまとめた図である。 画像形成時現像条件とは異なる条件を設定した場合における吐き出し所要時間と、画像形成時現像条件で吐き出し処理をおこなった場合の吐き出し所要時間を示した図である。 吐き出し処理時に感光体ドラム上に形成される画像の密度と、吐き出し所要時間との関係を示した図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る画像形成装置1を示した図である。
本実施形態の画像形成装置1は、画像形成部10、用紙搬送部20、画像読み取り部30、制御装置40を備える。
画像形成部10は、複数の画像形成ユニット11(11Y,11M,11C,11K、11T)と、中間転写ベルト12と、二次転写部13と、定着器14と、冷却器15とを備える。
本実施形態では、画像形成ユニット11として、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(ブラック)、T(特色)の5つの色のそれぞれに対応した5つの画像形成ユニット11Y,11M,11C,11K,11Tが設けられている。
5つの画像形成ユニット11は、中間転写ベルト12の移動方向において並んで配置されている。また、画像形成ユニット11の各々は、感光体ドラム111、帯電装置112、露光装置113、現像装置114を有し、電子写真方式を用い、トナーを含んだ現像剤により形成された画像を、中間転写ベルト12上に形成する。なお、本実施形態では、現像剤として、トナーとキャリアからなる2成分現像剤を用いている。
付言すると、本実施形態では、画像形成ユニット11は、YMCKの各色の画像、および、特色の画像を形成する。そして、本実施形態では、形成されたこれらの画像は、中間転写ベルト12へ転写される。
これにより、中間転写ベルト12上には、YMCKの各色の画像、特色の画像が形成される。
感光体ドラム111は、予め定めた速度で図中矢印A方向に回転する。
また、帯電装置112によって、感光体ドラム111の表面が帯電される。さらに、露光装置113が、帯電した感光体ドラム111の表面に光を照射する。
これにより、感光体ドラム111の外周面に、形成される画像に対応した静電潜像が形成される。
その後、現像手段の一例である現像装置114が、感光体ドラム111に対する現像を行い、感光体ドラム111の上に画像を形成する。
より具体的には、現像装置114は、静電潜像が形成された感光体ドラム111の表面に現像剤を付着させて、感光体ドラム111の表面に画像を形成する。これにより、本実施形態では、像保持体の一例としての感光体ドラム111が、画像を一時的に保持する形となる。
付言すると、本実施形態では、感光体ドラム111と現像装置114との間に、電圧(以下、「現像電圧」と称する)が印加され、この現像電圧の印加によって形成される電界によって、現像装置114の現像剤が、感光体ドラム111へ移動する。
より具体的には、本実施形態では、感光体ドラム111と現像装置114とが互いに対向する対向部分に位置する現像部114Aにおいて、感光体ドラム111と現像装置114との間に現像電圧が印加される。これより、現像装置114の現像剤が感光体ドラム111へ移動する。
感光体ドラム111へ現像剤が移動すると、感光体ドラム111の表面に画像が形成される。
画像形成ユニット11Y,11M,11C,11K、11Tの各々では、感光体ドラム111の表面に、イエロー、マゼンタ、シアン、黒、特色の画像が形成される。
なお、画像形成ユニット11Tに設けられた現像装置114(以下、「特色用現像装置114X」と称する)では、2種類の現像剤が混合された混合物を用いて、感光体ドラム111に対する現像を行う。
言い換えると、画像形成ユニット11Tでは、互いに異なる色の2種類以上の現像剤が混合した混合物が用いられて、イエロー、マゼンタ、シアン、黒以外の色である特色のトナー像が形成される。
なお、以下の説明では、特色用現像装置114Xに収容された混合物が、2種類の現像剤により構成される場合を一例に説明するが、特色用現像装置114Xに収容される混合物は、3種類以上の現像剤により構成してもよい。
感光体ドラム111の各々に形成される画像は、一次転写部115にて、中間転写ベルト12上に転写(一次転写)される。これにより、中間転写ベルト12上には、複数の色により構成されたカラーの画像が形成される。
中間転写ベルト12は、複数のロール状部材121によって支持されている。また、中間転写ベルト12は、図中矢印B方向に循環移動する。
中間転写ベルト12上に形成された画像は、中間転写ベルト12の移動に伴って二次転写部13まで移動する。そして、二次転写部13まで移動した画像は、二次転写部13にて、用紙搬送部20により搬送されてきた、記録材の一例としての用紙Pに転写される。
二次転写部13には、中間転写ベルト12の外周面に接触する二次転写ロール134と、中間転写ベルト12の内側に配置され二次転写ロール134の対向電極をなすバックアップロール132とが設けられている。
二次転写ロール134とバックアップロール132との間には電圧が印加され、これにより、中間転写ベルト12上の画像が用紙Pに転写される。
さらに、本実施形態では、二次転写ロール134を中間転写ベルト12から離れる方向へ移動させ、二次転写ロール134を中間転写ベルト12から離間させる離間機構280が設けられている。この離間機構280は、特に限定されるものはなく公知の機構により構成される。
さらに、本実施形態では、中間転写ベルト12の移動方向において、二次転写部13よりも下流側に、二次転写後の中間転写ベルト12の外周面を清掃するベルトクリーナ124が設けられている。
用紙搬送部20には、複数枚の用紙Pが積み重ねられた状態で収容される用紙収容部21、用紙収容部21に収容された用紙Pを送り出す送り出しロール22が設けられている。
また、用紙搬送部20には、送り出しロール22により送り出された用紙Pを搬送する搬送ロール23、搬送ロール23により搬送されてきた用紙Pを二次転写部13へ案内する案内部材24が設けられている。
さらに、用紙搬送部20には、二次転写後の用紙Pを定着器14へと搬送する搬送ベルト25、定着後の用紙Pを冷却器15へ案内する案内部材26が設けられている。
定着器14は、用紙Pの搬送方向において、二次転写部13よりも下流側に配置されている。定着器14は、加熱源(不図示)を有する定着ロール141と、定着ロール141に押し当てられる加圧ロール142とを備える。
二次転写部13を通過した用紙Pは、定着ロール141と加圧ロール142との間を通過する。これにより、この用紙Pは、加圧および加熱され、用紙Pの上の画像が用紙Pに定着される。
なお、本実施形態では、定着器14よりも下流側に、冷却器15が設けられている。この冷却器15は、定着器14から搬送されてきた用紙Pの冷却を行う。
画像読み取り部30は、用紙Pに形成された画像の読み取りを行う。より具体的には、画像読み取り部30は、二次転写部13にて用紙Pに転写された画像の読み取りを行う。
画像読み取り部30には、用紙Pへの光を出射する光源、用紙Pからの反射光を受光するイメージセンサ323、用紙Pからの反射光をイメージセンサ323に導く結像レンズ322が設けられている。
イメージセンサ323は、例えば、CCDイメージセンサにより構成される。具体的には、イメージセンサ323には、R、G、Bの3色の成分の検出が可能なように、R、G、Bの3色に対応する3つのラインセンサが設けられる。
各ラインセンサは、主走査方向に沿って設けられている。また、各ラインセンサでは、光電変換素子(フォトダイオード(PD))が主走査方向に沿って並んでいる。
制御装置40は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、およびHDD(Hard Disk Drive)(何れも不図示)を備える。CPUでは、処理プログラムが実行される。ROM、HDDには、各種プログラム、各種テーブル、パラメータ等が記憶されている。RAMは、CPUによる処理プログラムの実行時におけるワークエリア等として用いられる。
図2は、制御装置40によって実現される機能部を示した図である。
本実施形態では、ROM(Read Only Memory)やHDDに格納されたプログラムをCPUが実行することで、吐き出し制御部41、ずれ検知部42、程度検知部43の各機能部が実現される。
制御手段の一例としての吐き出し制御部41は、混合物を用いた現像を特色用現像装置114Xに行わせ、混合物の吐き出し処理をこの特色用現像装置114Xに行わせる。
ずれ検知手段の一例としてのずれ検知部42は、画像形成装置1にて用紙Pに形成される画像における色のずれを検知する。
程度検知手段の一例としての程度検知部43は、画像形成装置1にて用紙Pに形成される画像における色のずれの程度を検知する。
本実施形態では、上記のように、画像形成ユニット11Tでは、2種類以上の現像剤が混合された混合物を用いて画像を形成する。
この場合、現像剤毎の性能の違いに起因して、形成される画像に、本来の比率とは異なる比率で各現像剤が含まれることがある。この場合、例えば、本来の色とは異なる色で画像が形成され、形成される画像の質の低下を招く。
形成される画像に、本来の比率とは異なる比率で各現像剤が含まれる場合、本実施形態では、後述するように、吐き出し制御部41が、感光体ドラム111から用紙Pへの画像の転写が行われない設定としたうえで、感光体ドラム111に対する混合物を用いた現像を特色用現像装置114Xに行わせる。
言い換えると、吐き出し制御部41は、感光体ドラム111上に形成される画像の用紙Pへの転写が行われない設定としたうえで、混合物を用いた現像を特色用現像装置114Xに行わせる。
この処理を行うと、形成される画像に、本来の比率に近い比率で各現像剤が含まれるようになり、本来の色に近い色の画像が形成される(詳細は後述)。
図3は、混合物を用いた現像処理を説明する図である。
本実施形態では、上記のとおり、現像剤毎の性能の違いに起因して、形成される画像に、本来の比率とは異なる比率で各現像剤が含まれることがある。
具体的には、例えば、形成される画像にて、現像剤の比率が1:1の関係となることを望んでいるにも関わらず、現像剤毎の性能の違いに起因して、この比率が異なるようになる事態が生じうる。
具体的には、例えば、図3の符号3Aで示すように、一方の現像剤の比率が多くなる事態が生じうる。
より具体的には、図3の符号3Aで示す例では、イエロー(Y)の現像剤と緑(G)の現像剤との混合物を用いた場合を例示しており、現像剤毎の性能の違いに起因して、例えば、符号3Aで示すように、緑の現像剤の比率が多くなることがある。
ここで、2種類以上の現像剤を含んだ混合物では、符号3Bで示すように、現像剤毎に帯電量が異なることがある。
より具体的には、符号3Bに示す例では、イエローの現像剤と緑の現像剤との混合物における各現像剤の帯電量(帯電量の分布)を示しているが、この例では、緑の現像剤の方がイエローの現像剤よりも、帯電量が大きい現像剤が多い。
この場合、緑の現像剤の方が、感光体ドラム111へ移動しやすくなり、形成される画像では、緑の現像剤の比率が大きくなる。
図3の符号3Cは、キャリアと現像剤との付着力、現像部114A(図1参照)にて現像剤に電界が作用した際に現像剤に作用する力(以下、「作用力」と称する)を示した図である。
より具体的には、符号3Xで示す曲線が付着力を示し、符号3Yで示す直線が作用力を示している。
本実施形態では、符号3Yで示す直線のように、現像剤の帯電量が大きいほど、現像剤に作用する作用力が大きくなる。
また、符号3Xで示す曲線のように、キャリアと現像剤との間に作用する付着力については、この場合も、現像剤の帯電量が大きいほど、付着力が大きくなる。
本実施形態では、付着力の方が作用力よりも大きい場合、キャリアに現像剤が付着したままの状態となり、感光体ドラム111への現像剤の移動が行われにくくなる。
これとは逆に、符号3Hで示す範囲内では、作用力の方が付着力よりも大きくなり、キャリアから現像剤が離れ、感光体ドラム111へ現像剤が移動する。
ここで、本実施形態では、緑の現像剤の方がイエローの現像剤よりも、帯電量が大きい現像剤が多い。
この場合、緑の現像剤の方がイエローの現像剤よりも、作用力が大きくなる現像剤が多くなり、緑の現像剤の方が、イエローの現像剤よりもキャリアから離れやすくなる。そして、この場合、緑の現像剤が、イエローの現像剤よりも感光体ドラム111へ移動しやすくなる。
さらに、この例では、付着力と作用力との差3Sを比べた場合に、緑の現像剤における差の方が、イエローの現像剤における差よりも大きくなる傾向にある。
また、符号3Gで示す範囲内では、イエローの現像剤に作用する作用力よりも付着力の方が大きくなっており、符号3Gで示す範囲内では、感光体ドラム111への現像剤(イエローの現像剤)の移動が起こりにくい。
この結果、本実施形態では、緑の現像剤の方が、イエローの現像剤よりも感光体ドラム111へ移動しやすくなり、形成される画像では、緑のトナーの比率が大きくなる。
本実施形態では、このように、緑のトナーの比率が多くなる場合(一方のトナーの比率が、予め定められた比率よりも大きくなる場合)、吐き出し制御部41が、感光体ドラム111に対する混合物を用いた現像を特色用現像装置114Xに行わせる。
言い換えると、本実施形態では、緑のトナーの比率が大きく、形成される画像の色が本来の色とは異なる場合、吐き出し制御部41が、混合物を用いた現像を特色用現像装置114Xに行わせる。
より具体的には、吐き出し制御部41は、感光体ドラム111上に形成される画像の用紙Pへの転写が行われない設定としたうえで、混合物を用いた現像を特色用現像装置114Xに行わせる。
言い換えると、本実施形態では、一方のトナーの比率が予め定められた比率よりも大きい場合、吐き出し制御部41が、特色用現像装置114X内の混合物を外部に吐き出させる処理を、特色用現像装置114Xに行わせる。これにより、緑のトナーの比率が小さくなる。
図4は、吐き出し処理を行った後の状態を説明する図である。
本実施形態では、吐き出し処理を行うと、混合物が特色用現像装置114Xから順次排出されるが、この排出のときにも、緑の現像剤の方がイエローの現像剤よりも排出量が多くなり、緑の現像剤がより多く排出される。
このため、吐き出し処理を行っていくと、特色用現像装置114X内の緑の現像剤の量が、次第に減少する。これにより、本実施形態では、吐き出し処理を行うと、図4の符号4Aで示すように、緑の現像剤がイエローの現像剤に比べ相対的に少なくなる。
そして、この状態にて、用紙Pへ画像を形成すると、符号4Bで示すように、形成される画像では、緑の現像剤とイエローの現像剤との比率が、1対1となる(本来予定していた比率となる)。
図5は、吐き出し処理が行われる場合の一連の処理の流れを示したフローチャートである。
本実施形態では、まず、吐き出し制御部41によって、画像形成ユニット11Tを用いた画像の形成指示がなされる(ステップS101)。
付言すると、画像形成ユニット11Tのみを用いた画像の形成指示がなされる。なお、他の画像形成ユニット11を動作させることを排除するものはなく、画像形成ユニット11Tに加えて、他の画像形成ユニット11も動作させてもよい。
次に、本実施形態では、吐き出し制御部41が、特色用現像装置114Xにて用いられる混合物(イエローの現像剤、緑の現像剤)についての情報を取得する(ステップS102)。
具体的には、吐き出し制御部41は、特色用現像装置114Xに供給される混合物を収容したカートリッジ(不図示)に取り付けられた情報記憶媒体(メモリ)から読み出された情報を取得して、混合物についての情報(以下、「混合物情報」と称する)を取得する。
より具体的には、本実施形態では、画像形成装置1に、各色のカートリッジがセットされ、このカートリッジから、画像形成ユニット11の各々へ現像剤が供給される。
吐き出し制御部41は、混合物情報の取得にあたっては、このカートリッジに取り付けられた情報記憶媒体から読み出された混合物情報を取得して、混合物情報を得る。
次いで、本実施形態では、ずれ検知部42が、混合物情報に基づき、色のずれを検知する際に用いる1つの指標(基準)を決定する(ステップS103)。
具体的には、本実施形態では、後述するように、ずれ検知部42は、色相、明度、および、彩度のうちの何れか1つの指標を用いて、色のずれを検知するが、ステップS103では、用いるこの1つの指標を決定する。
付言すると、ずれ検知部42は、混合物情報に基づき、3つの指標から、色のずれを検知する際に用いる1つの指標を決定する。
次いで、本実施形態では、画像形成ユニット11T(特色用現像装置114X)が用いられて、用紙Pへの画像形成が行われる(ステップS104)。
これにより、用紙Pには、色のずれの検知に用いられるずれ検知用画像が形成される。
そして、本実施形態では、ずれ検知部42が、用紙Pに形成されたこのずれ検知用画像を解析して、ずれ検知用画像における色のずれを検知する。
具体的には、ずれ検知部42は、画像読み取り部30により得られた読み取り画像(ずれ検知用画像の読み取り画像)を解析して、色のずれの検知処理を行う(ステップS105)。
より具体的には、ずれ検知部42は、画像読み取り部30により得られたRGB色空間の読み取り画像の変換処理を行って、Lab色空間の画像情報を得る。そして、ずれ検知部42は、このLab色空間の画像情報に基づき、色のずれを検知する。
そして、本実施形態では、ずれ検知部42により、色のずれが検知された場合、吐き出し制御部41が、上記の吐き出し処理を行う(ステップS106)。
具体的には、吐き出し制御部41は、感光体ドラム111に形成される画像の用紙Pへの転写が行われない設定としたうえで、感光体ドラム111に対する混合物を用いた現像を特色用現像装置114Xに行わせる。
より具体的には、吐き出し制御部41は、色のずれが検知された場合、二次転写ロール134を中間転写ベルト12から離間させ、さらに、用紙搬送部20による用紙Pの搬送が行われない設定とする。
そして、吐き出し制御部41は、画像形成ユニット11T、中間転写ベルト12を駆動させ、感光体ドラム111に対する混合物を用いた現像を特色用現像装置114Xに開始させる。
これにより、本実施形態では、特色用現像装置114Xから感光体ドラム111へ混合物が順次吐き出され、より多く吐き出される一方の現像剤の量が減少する。付言すると、比率が大きい方の現像剤がより多く吐き出され、この比率が大きい方の現像剤の量が減少する。
なお、感光体ドラム111へ順次吐き出される混合物は、中間転写ベルト12に転写され、その後、この中間転写ベルト12の移動に伴って、ベルトクリーナ124へ達する。そして、この混合物は、ベルトクリーナ124により回収される。
一方、ステップS105にて、色のずれが検知され無かった場合、本実施形態では、通常の印刷処理が開始される(ステップS107)。
即ち、各色の画像形成ユニット11を用いた画像の形成、用紙Pへの画像の転写、この画像の定着処理が行われる。
なお、本実施形態では、色のずれの検知処理の後に、通常の印刷処理を行う場合を説明した。
言い換えると、本実施形態では、通常の印刷処理に先立って、色のずれの検知処理を行う場合を説明した。但し、これに限らず、通常の印刷処理とは無関係のタイミングで、色のずれの検知処理を行ってもよい。
図6(A)、(B)は、Lab色空間を示した図である。
ずれ検知部42は、上記のとおり、色相、明度、および、彩度のうちの何れか1つの指標を用いて、色のずれを検知する。
より具体的には、本実施形態では、図6の(A)、(B)に示すLab色空間における、色相差ΔH*、明度差ΔL*、彩度差ΔC*の何れか1つに基づき、色のずれを検知する。
なお、本実施形態では、Lab色空間を一例に説明するが、他の色空間における、色相差、明度差、彩度差の何れか1つに基づき、色のずれを検知してもよい。
ここで、本実施形態では、色相、明度、彩度の各々について、予め規定値が定められており、ずれ検知部42は、ずれ検知用画像から得られる色相、明度、彩度のうちの1つの指標の値と、この1つの指標に対応した規定値との差を取得する。
そして、ずれ検知部42は、この差が、予め定められた閾値を超えている場合に、色のずれを検知する(色のずれが生じていると判断する)。
本実施形態のように、1つの指標を用いて色のずれを検知する場合、色差ΔE*を用いて色のずれを検知する場合に比べて、より正確な色のずれの検知を行える。
色のずれの検知は、Lab色空間の中で2つの色の間の直線距離がどのくらい離れているかを示す色差ΔE*が、予め定められた閾値を超えているか否かで判断することもできる。しかしながら、色差ΔE*を用いる場合は、色相、明度、および、彩度のうちの何れか1つの指標を用いる場合に比べ、色のずれの検知精度が低下しやすい。
図7(A)、(B)は、特色用現像装置114Xに収容された混合物におけるイエローの現像剤の比率を変化させた場合の各値の変化を示した図である。
本実施形態では、混合物におけるイエローの現像剤の比率を変化させると、図7(A)に示すように、これに応じて、色相差ΔH*が変化する。
このため、本実施形態では、ずれ検知用画像から得られた情報を解析して色相差ΔH*を得るようにすれば、イエローの現像剤の比率が大きくなっているか又は小さくなっているかの把握を行えるようになり、色のずれの検知を行える。
これに対して、図7(B)に示すように、色差ΔE*を用いる場合は、符号7A、7Bで示すように、混合物におけるイエローの現像剤の比率を変化させても、色差ΔE*が変化しにくくなる状況が生じる。
この場合、ずれ検知用画像にて、イエローの現像剤の比率が変化しても、この変化が検知されにくくなり、色のずれが検知されにくくなる。
付言すると、色のずれの検知の際には、色相、明度、彩度の各指標ではなく、色相、明度、および、彩度の全ての情報が含まれた色差ΔE*を用いることもできるが、この場合、各指標を用いる場合に比べ、色のずれの検知精度が低下しやすい。
なお、図7(B)では、3つの結果(符号7X、7Y、7Z参照)を示している。この3つの結果では、特色用現像装置114X内の混合物の濃度を変化させた場合の結果を示している。
色差ΔE*を用いる場合、特色用現像装置114X内のトナーの濃度がある特定の濃度にあると、符号7A、7Bで示すように、イエローの現像剤の比率が変化しても、色差ΔE*が変化しにくくなり、色のずれが検知されにくくなる。
本実施形態では、このように、色ずれの検知にあたり、色相、明度、および、彩度のうちの何れか1つの指標を用いる。
用いるこの1つの指標の決定にあたっては、混合物情報を取得し、この混合物情報に基づき、この1つの指標を決定する。
付言すると、本実施形態では、ずれ検知部42が、この1つの指標を決定するが、ずれ検知部42は、混合物情報に基づき、この1つの指標を決定する。
ここで、現像剤の比率が変化した場合に、この変化は、上記の3つの指標のそれぞれに等しく現れるのではなく、ある特定の指標に現れやすくなる。
例えば、混合物に含まれる現像剤が、黒の現像剤とクリアの現像剤である場合、比率が変化すると、この変化は、明度(明度差)に現れやすい。このため、この場合は、指標を、明度にすることが好ましい。
付言すると、黒の現像剤とクリアの現像剤、白の現像剤とクリアの現像剤、黒の現像剤と白の現像剤のように、混合物が、無彩色の現像剤のみにより構成されている場合は、指標として、明度を決定することが好ましい。
また、例えば、混合物に含まれる現像剤が、イエローの現像剤とクリアの現像剤である場合において、比率が変化した場合、この変化は、彩度(彩度差)に現れやすい。このため、この場合は、指標として、彩度を決定することが好ましい。
付言すると、混合物が、有彩色の現像剤と、クリアや白色の現像剤のような無彩色の現像剤とにより構成されている場合は、指標として、彩度を決定することが好ましい。
また、例えば、混合物に含まれる現像剤が、イエローの現像剤と緑の現像剤である場合において、比率が変化した場合、この変化は、色相に現れやすい。このため、この場合は、指標として、色相を決定することが好ましい。
付言すると、混合物が、有彩色の現像剤と、有彩色の現像剤とにより構成されている場合は、指標として、色相を決定することが好ましい。
上記では、現像条件を変化させずに吐き出し処理を行う場合を一例に説明した。
言い換えると、上記では、用紙Pへの画像の転写が行われ用紙Pへの画像の形成が行われる際の現像の条件である画像形成時現像条件と同じ条件で、吐き出し処理を行う場合を一例に説明した。
付言すると、上記では、用紙Pへの通常の画像形成の際に用いられる現像条件がそのまま用いられて、吐き出し処理が行われる場合を例示した。
言い換えると、上記では、ずれ検知用画像を形成する際に用いた現像条件と同じ現像条件で、吐き出し処理を行った。
本実施形態では、用紙Pへの画像形成を行う場合(通常の画像形成の場合)、予め定められた現像条件である画像形成時現像条件で、感光体ドラム111に対する現像が行われる。
そして、上記では、この画像形成時現像条件で、この吐き出し処理が行われる場合を説明した。
ところで、これに限らず、吐き出し制御部41は、吐き出し処理を行う場合(感光体ドラム111に対する混合物を用いた現像であって色ずれを小さくするための現像を行う場合)、画像形成時現像条件とは異なる条件で、感光体ドラム111に対する現像を特色用現像装置114Xに行わせてもよい。
より具体的には、吐き出し制御部41は、比率が大きくなっている一方の現像剤がより多く吐き出されるようになる新たな現像条件で、感光体ドラム111に対する現像を特色用現像装置114Xに行わせてもよい。
言い換えると、吐き出し制御部41は、吐き出される現像剤における一の種類の現像剤の比率が画像形成時現像条件のときの比率よりも大きくなるように、現像条件を変更し、変更後のこの現像条件で、混合物を用いた現像を特色用現像装置114Xに行わせてもよい。
付言すると、吐き出し制御部41は、感光体ドラム111から用紙P上に転写される画像に含まれる一の種類の現像剤の割合が予め定められた割合よりも大きく、色ずれが起きている場合、この割合がさらに大きくなるように、新たな現像条件を設定してもよい。
より具体的には、吐き出し制御部41は、画像形成時現像条件とは異なる現像条件を新たに設定する場合、例えば、現像電圧を変化させて新たな現像電圧を設定する。
より具体的には、吐き出し制御部41は、画像形成時現像条件のときの現像電圧とは異なる現像電圧が感光体ドラム111と特色用現像装置114Xとの間に印加されるようになる条件を設定し、この条件で、混合物を用いた現像を特色用現像装置114Xに行わせる。
これにより、比率が多い方の現像剤の吐き出しがより促進される形で、混合物の吐き出しが行われる。
図8は、画像形成時現像条件とは異なる現像条件を説明する図である。
この図8では、符号8Aで示す状態が、初期状態における、カートリッジ内の混合物の状態を示し、符号8Bで示す状態が、初期状態における、特色用現像装置114X内の混合物の状態を示している。
初期状態では、イエローの現像剤と緑の現像剤との比率が50:50となっている。しかしながら、実際に用紙Pへ画像形成を行うと、上記のとおり、個々の現像剤の特性の違いに起因して、緑の現像剤の方が、イエローの現像剤よりも感光体ドラム111へより多く移動する。
これにより、符号8Cで示すように、感光体ドラム111上では、緑の現像剤の方がイエローの現像剤よりも多くなり、また、符号8Dで示すように、用紙P上でも、緑の現像剤の方がイエローの現像剤よりも多くなる。
ここで、図5等にて示した上記の処理では、用紙Pへの画像形成が行われるときに用いられる現像条件である画像形成時現像条件をそのまま用いて、吐き出し処理を行った。
画像形成時現像条件をそのまま用いる場合、吐き出し処理の開始時には、感光体ドラム111上に対しては、符号8Cで示す割合で、混合物(緑の現像剤、イエローの現像剤)の吐き出しが行われることになる。
言い換えると、この場合、吐き出し処理を開始する前と、吐き出し処理を開始した直後とで、現像剤の比率が同じ状態で、吐き出し処理が行われることになる。
これに対し、画像形成時現像条件とは異なる現像条件を設定すると、符号8Eで示すように、感光体ドラム111上に形成される画像にて、現像剤の比率が変化し、例えば、緑の現像剤の比率が大きくなる。
より具体的には、画像形成時現像条件とは異なる現像条件の設定としては、例えば、現像電圧を上げる設定があり、この場合、現像剤の比率が変化し、例えば、緑の現像剤の比率が大きくなる。
付言すると、本実施形態では、画像形成時現像条件における現像では、符号8Cで示すように、緑の現像剤の割合が大きく、緑の現像剤が相対的に多くなっている。
そして、画像形成時現像条件とは異なる現像条件を設定すると、符号8Eで示すように、この割合がさらに大きくなる。
付言すると、図8の符号8Eでは、用紙P上に転写される画像に含まれる緑の現像剤の割合が予め定められた割合よりも大きい場合に、この割合がさらに大きくなるように、新たな現像条件を設定した場合の状態を示している。
この場合、感光体ドラム111上に形成される画像(吐き出し処理に伴い感光体ドラム111上に形成される画像)では、緑の現像剤が増加し、これにより、より短い時間で吐き出し処理を終えられるようになる。言い換えると、吐き出し処理の所要時間(以下、「吐き出し所要時間」と称する)がより短いものとなる。
図9は、現像電圧を上げた場合の状態を説明する図である。
現像電圧を上げると、符号9Aで示すように、現像剤に作用する作用力を示す直線の傾きが大きくなる。
この場合、緑の現像剤に作用する作用力がより大きくなり、緑の現像剤が感光体ドラム111へより移動しやすくなる。
付言すると、現像電圧を上げると、イエローの現像剤に作用する作用力も大きくなるが、緑の現像剤に作用する作用力の方が、イエローの現像剤に作用する作用力よりも相対的に大きくなる。
そして、この場合、緑の現像剤がイエローの現像剤よりも感光体ドラム111へより多く移動し、緑の現像剤の吐き出しが促進される。
なお、イエローの現像剤の比率が予め定められた比率よりも大きく、イエローの現像剤の比率が高まっている場合は、画像形成時現像条件のときの現像電圧に比べて現像電圧が小さくなるように、現像電圧(現像条件)を設定する。
付言すると、環境等の要因によって、緑の現像剤ではなく、イエローの現像剤の比率が高まることもある。この場合は、画像形成時現像条件のときの現像電圧に比べて現像電圧が小さくなるように、現像条件を設定する。
この場合(現像電圧を下げた場合)、図10(現像電圧を下げた場合の状態を説明する図)の符号10Aで示すように、現像剤に作用する作用力を示す直線の傾きが小さくなる。そして、この場合、緑の現像剤の排出比率が相対的に減り、イエローの現像剤の排出比率が相対的に増加する。
これにより、この場合、イエローの現像剤が、緑の現像剤に比べて、相対的により多く排出される。そして、この場合、イエローの現像剤の比率が低下し、緑のトナーとイエローのトナーとの比率が予め定められた比率に近づく。
図11は、現像条件の変更処理をまとめた図である。
本実施形態では、上記の緑の現像剤のように、帯電量が大きい傾向にある現像剤の比率が大きい場合、符号11Aで示すように、例えば、現像電圧を上げる。
より具体的には、現像電圧のうちの直流成分の電圧値を大きくしたり、及び/又は、交流成分の振幅を大きくしたりする。これにより、比率が大きくなっている一方の現像剤は、感光体ドラム111へ移動しやすくなり、この一方の現像剤の吐き出しが促進される。
また、例えば、上記のイエローの現像剤のように、帯電量が小さい傾向にある現像剤の比率が大きい場合は、符号11Bで示すように、現像電圧を下げる。
より具体的には、現像電圧のうちの直流成分の電圧値を小さくしたり、及び/又は、交流成分の振幅を小さくしたりする。これにより、この帯電量が小さい傾向にある現像剤の吐き出しが促進される。なお、その他には、吐き出し処理時に感光体ドラム111上に形成する画像の密度を低下させても、現像剤の吐き出しの促進を行える。
また、例えば、予め定められた比率よりも比率が大きい現像剤が、大径の現像剤である場合は、符号11Cで示すように、現像電圧を上げる。
なお、現像電圧を上げるにあたっては、上記と同様、現像電圧のうちの直流成分の電圧値を大きくしたり、交流成分の振幅を大きくしたりする。
大径の現像剤は、小径の現像剤に比べ、体積が大きく帯電量が大きくなる。この場合、上記の緑の現像剤と同様の特性を示すようになり、現像電圧を上げると、吐き出しが促進される。
その一方で、予め定められた比率よりも比率が大きい現像剤が、小径の現像剤の場合は、逆に、符号11Dで示すように、現像電圧を下げたり、画像の密度を下げたりする。
また、例えば、予め定められた比率よりも比率が大きい現像剤が、誘電損率が小さい現像剤の場合は、符号11Eで示すように、現像電圧を上げる。
誘電損率が小さい現像剤は、誘電損率が大きい現像剤に比べ、帯電量が大きくなる。この場合、上記の緑の現像剤と同様の特性を示すようになり、現像電圧を上げると、吐き出しが促進される。
その一方で、予め定められた比率よりも比率が大きい現像剤が、誘電損率が大きい現像剤の場合は、逆に、符号11Fで示すように、現像電圧を下げたり、画像の密度を下げたりする。
また、例えば、予め定められた比率よりも比率が大きい現像剤が、金属顔料を含まない現像剤の場合は、符号11Gで示すように、現像電圧を上げる。
金属顔料を含まない現像剤は、金属顔料を含む現像剤に比べ、帯電量が大きくなる。この場合、上記の緑の現像剤と同様の特性を示すようになり、現像電圧を上げると、吐き出しが促進される。
その一方で、予め定められた比率よりも比率が大きい現像剤が、金属顔料を含む現像剤の場合は、逆に、符号11Hで示すように、例えば、現像電圧を下げたり、画像の密度を下げたりする。
ここで、上記のように、現像条件を、画像形成時現像条件とは異なる現像条件に変更するにあたっては、比率が大きくなっている一方の現像剤を把握し、さらに、比率が大きくなっているこの一方の現像剤がどのような性質を有しているかを把握する。
比率が大きくなっている方の現像剤を考慮せずに、画像形成時現像条件とは異なる現像条件を設定してしまうと、例えば、比率が小さくなっている現像剤の排出が促進されてしまうおそれがある。
本実施形態では、比率が大きくなっている方の現像剤の把握にあたっては、HDDなどに格納された参照テーブル(不図示)を参照することで、比率が大きくなっている方の現像剤を把握する。
より具体的には、本実施形態では、ずれ検知用画像から得られた、色相、明度、彩度についての情報と、参照テーブルに格納された情報とに基づき、比率が大きくなっている方の現像剤を把握する。
より具体的には、本実施形態では、予め実験等を行い、混合物における各現像剤の比率を変化させていった場合における、色相、明度、彩度についての情報を取得した。
そして、この実験等により得られた情報に基づき、現像剤の比率と、色相、明度、彩度の各々の値との対応関係を記した参照テーブルを生成し、この参照テーブルをHDD等に格納した。
そして、本実施形態では、ずれ検知用画像から、色相、明度、彩度についての情報を得ると、参照テーブルを参照し、ずれ検知用画像における、現像剤の比率についての情報を取得する。そして、取得するこの情報に基づき、比率が大きくなっている一方の現像剤を把握する。
次いで、本実施形態では、上記の混合物情報(カートリッジの情報記憶媒体から読み出された情報)を参照し、この比率が大きくなっている一方の現像剤についての情報(帯電量、粒径、誘電損率、金属顔料などを含むかなどの情報)を得る。
そして、得たこの情報に基づき、画像形成時現像条件とは異なる現像条件を設定する。言い換えると、現像電圧などの現像条件を設定する。
なお、現像条件の変更を行わない場合(単に吐き出し処理のみを行う場合)は、比率が大きくなっている一方の現像剤の把握を行わないでも、吐き出し処理を行える。
現像条件の変更を行わない場合(単に吐き出し処理のみを行う場合)は、吐き出し処理を行うことで、比率が大きい方の現像剤が自然と多く排出され、混合物における各現像剤の比率が本来の比率に近づくようになる。
図12は、画像形成時現像条件とは異なる条件を設定した場合における吐き出し所要時間と、画像形成時現像条件で吐き出し処理をおこなった場合の吐き出し所要時間を示した図である。
画像形成時現像条件で吐き出し処理を行った場合は、吐き出し所要時間は、例えば、時間T1となる。
これに対し、画像形成時現像条件とは異なる条件を設定して吐き出し処理を行うと、比率が多い方の現像剤の排出が促進され、吐き出し所要時間は、時間T1よりも短い時間T2となる。
図13は、吐き出し処理時に感光体ドラム111上に形成される画像の密度(画像密度)と、吐き出し所要時間との関係を示した図である。
本実施形態では、吐き出し処理時の画像密度(混合物により感光体ドラム111上に形成される画像の密度)を大きくすると、単位時間あたりに吐き出される混合物の量が増し、これに応じて、吐き出し所要時間がより短いものとなる。
また、逆に、吐き出し処理時の画像密度を小さくすると、単位時間あたりに吐き出される混合物の量が減り、吐き出し所要時間が長くなる。
なお、図13において、線Aは、色ずれの程度を、色ずれの程度が大きい状態6から色ずれの程度が小さい状態3にする場合における、画像密度と吐き出し所要時間との関係を示している。
また、線Bは、色ずれの程度を状態6から状態1にする場合における、画像密度と吐き出し所要時間との関係を示している。
また、線Cは、色ずれの程度を状態4から状態3にする場合における、画像密度と吐き出し所要時間との関係を示している。
また、線Dは、色ずれの程度を状態4から状態1にする場合における、画像密度と吐き出し所要時間との関係を示している。
なお、吐き出し処理を行うにあたっては、色ずれの程度を考慮して、吐き出し処理を行うことが好ましい。
付言すると、現像条件を変更しない吐き出し処理である非変更吐き出し処理、画像形成時現像条件とは異なる現像条件に変更する条件変更吐き出し処理の何れの処理を行う場合であっても、色ずれの程度を考慮して、吐き出し処理を行うことが好ましい。
より具体的には、色ずれが検知された場合は、この色ずれの程度を検知し、この色ずれの程度に基づき、特色用現像装置114Xに現像を行わせる際の現像条件を設定することが好ましい。
具体的には、本実施形態では、ずれ検知部42により、色のずれが検知された場合、程度検知部43が、この色のずれの程度を検知する。より具体的には、程度検知部43は、上記の色相差ΔH*、明度差ΔL*、彩度差ΔC*などの情報に基づき、色のずれの程度を検知する。
そして、本実施形態では、吐き出し制御部41が、程度検知部43により検知された色のずれの程度に基づき、特色用現像装置114Xに現像(吐き出し処理)を行わせる際の現像条件を設定する。
より具体的には、吐き出し制御部41は、例えば、検知された、色のずれの程度が大きいほど、特色用現像装置114Xが感光体ドラム111に付着させる混合物の量が多くなるように、現像条件を設定する。
より具体的には、吐き出し制御部41は、例えば、色のずれの程度が大きいほど、特色用現像装置114Xが感光体ドラム111に対して単位時間あたりに付着させる混合物の量が多くなるように現像条件を設定する。
より具体的には、吐き出し制御部41は、例えば、色のずれの程度が大きいほど、特色用現像装置114Xが感光体ドラム111に形成する画像の密度が大きくなるようにする。
言い換えると、吐き出し制御部41は、色のずれの程度が大きいほど、特色用現像装置114Xが感光体ドラム111に対して単位時間あたりに付着させる混合物の量を多くして、感光体ドラム111に付着させる混合物の量を多くする。
このように、単位時間あたりに付着させる混合物の量を多くすると、多くしない場合に比べ、より短い時間で、色のずれが小さくなる。付言すると、吐き出し所要時間がより短いものとなる。
また、その他に、吐き出し制御部41は、色のずれの程度が大きいほど、特色用現像装置114Xが感光体ドラム111に混合物を付着させる時間を長くする。
言い換えると、吐き出し制御部41は、色のずれの程度が大きいほど、吐き出し処理の時間を長くする。
これによっても、感光体ドラム111に付着する混合物の量(総量)が多くなり、色のずれが小さくなる。
(その他)
上記では、ずれ検知部42により色のずれが検知された場合に、吐き出し処理を行う場合を説明したが、ずれ検知部42による検知結果に基づかずに、吐き出し処理を行うようにしてもよい。
例えば、オペレータからの指示に応じて、吐き出し処理を行うようにしてもよい。具体的には、例えば、ずれ検知用画像を目視で確認したオペレータからの指示に応じて、吐き出し処理を開始するようにしてもよい。
また、その他に、印刷枚数が予め定められた枚数に達する度に、吐き出し処理を行うようにしてもよい。
また、上記では、中間転写ベルト12を介して用紙Pに画像を転写する画像形成装置1における処理を一例に説明したが、上記の処理は、感光体ドラム111から用紙Pに直接画像を転写する画像形成装置1においても行える。
なお、感光体ドラム111から用紙Pに直接画像を転写する画像形成装置1にて吐き出しを行う際には、例えば、感光体ドラム111に対向配置された転写ロールを感光体ドラム111から離間させ、さらに、用紙Pの搬送が行われない設定とする。
そして、吐き出し処理を開始する。この場合、吐き出し処理により感光体ドラム111上に付着する混合物は、感光体ドラム111の清掃を行うドラムクリーナにより回収される。
また、上記では、画像形成装置1に設置された画像読み取り部30により得られた読み取り画像から、色相、明度、および、彩度についての情報を得た。
但し、これに限らず、可搬型の測色器を用いて、色相、明度、および、彩度についての情報を取得し、この情報に基づき、吐き出し処理に関する設定を行うようにしてもよい。
1…画像形成装置、41…吐き出し制御部、111…感光体ドラム、114…現像装置、114X…特色用現像装置

Claims (9)

  1. 記録材への転写が行われる像を保持する像保持体と、
    2種類以上の現像剤が混合された混合物を用い、前記像保持体に対する現像を行い、当該像保持体上に像を形成する現像手段と、
    前記像保持体上に形成される像の記録材への転写が行われない設定としたうえで、当該像保持体に対する前記混合物を用いた現像を前記現像手段に行わせる制御手段と、
    前記像保持体から記録材に転写された像における色のずれを検知するずれ検知手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記ずれ検知手段により色のずれが検知された場合に、前記像保持体上に形成される像の記録材への転写が行われない前記設定としたうえで、当該像保持体に対する前記混合物を用いた前記現像を前記現像手段に行わせる画像形成装置。
  2. 前記ずれ検知手段は、色相、明度、および、彩度のうちの何れか1つの指標を用いて、前記色のずれを検知する請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記ずれ検知手段は、前記混合物に関する情報に基づき、色のずれを検知する際に用いる前記1つの指標を決定する請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 記録材への転写が行われる像を保持する像保持体と、
    2種類以上の現像剤が混合された混合物を用い、前記像保持体に対する現像を行い、当該像保持体上に像を形成する現像手段と、
    前記像保持体上に形成される像の記録材への転写が行われない設定である非転写設定としたうえで、当該像保持体に対する前記混合物を用いた現像を前記現像手段に行わせる制御手段と、
    前記像保持体から記録材に転写された像における色のずれの程度を検知する程度検知手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、前記程度検知手段により検知された色のずれの程度に基づき、前記非転写設定としたうえで前記現像手段に前記混合物を用いた前記現像を行わせる際の条件を設定する画像形成装置。
  5. 前記制御手段は、前記色のずれの程度が大きいほど、前記現像手段が前記像保持体に付着させる前記混合物の量が多くなるように、前記条件を設定する請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記制御手段は、前記色のずれの程度が大きいほど、前記現像手段が前記像保持体に前記混合物を付着させる時間を長くして、当該像保持体に付着させる当該混合物の量を多くする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記制御手段は、前記色のずれの程度が大きいほど、前記現像手段が前記像保持体に対して単位時間あたりに付着させる前記混合物の量を多くして、当該像保持体に付着させる当該混合物の量を多くする請求項5に記載の画像形成装置。
  8. 記録材への転写が行われる像を保持する像保持体と、
    2種類以上の現像剤が混合された混合物を用い、前記像保持体に対する現像を行い、当該像保持体上に像を形成する現像手段と、
    前記像保持体上に形成される像の記録材への転写が行われない設定としたうえで、当該像保持体に対する前記混合物を用いた現像を前記現像手段に行わせる制御手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、像の記録材への転写が行われない前記設定としたうえで前記混合物を用いた前記現像を前記現像手段に行わせる場合、記録材への画像形成が行われる際に前記像保持体と当該現像手段との間に印加される電圧の大きさとは異なる大きさの電圧が当該像保持体と当該現像手段との間に印加されるようにし、
    像の記録材への転写が行われない前記設定がなされている際に、前記現像手段と当該現像手段の外部にある前記像保持体との間に印加される電圧の大きさと、記録材への画像形成が行われる際に、当該現像手段と当該現像手段の外部にある当該像保持体との間に印加される電圧の大きさとが異なる、
    画像形成装置。
  9. 前記制御手段は、前記像保持体上に形成される像に含まれる一の種類の現像剤であって当該像に含まれる割合が予め定められた割合よりも大きい当該一の種類の現像剤の当該割合がさらに大きくなるように前記異なる大きさの電圧の大きさを設定する請求項8に記載の画像形成装置。
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