JP7309367B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は画像形成装置の故障を診断する診断処理に関する。
画像形成装置は、トレイやカセットから給送されたシートを搬送路に沿って搬送し、当該シートに画像を形成して出力物を作成する。この画像形成装置は複数のモータや複数のユニットへ電圧を供給する電源回路を有している。しかしながら、モータが所望の動作を実行しない場合、或いは電源回路から所望の電圧が供給されない場合には、画像形成装置はシートに理想的な画像を形成することができない可能性がある。そこで、画像形成装置の各部の異常が検出された場合、画像形成動作を停止して故障箇所がないかを診断する故障診断技術が知られている(特許文献1)。そして、故障箇所が診断された場合には、サービスマンが故障箇所の修理、又は交換を行っている。
特開2005-237046号公報
しかしながら、故障箇所を特定するための故障診断において画像形成装置の駆動部を動作させる場合、非駆動部が搬送路に残ったシートを破損させてしまう可能性がある。
そこで、本発明は、故障診断が実行された場合に画像形成装置の搬送路に残ったシートの破損を抑制することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の画像形成装置は、搬送路に沿ってシートを搬送する搬送手段と、感光体に画像を形成し、前記感光体上の前記画像を中間転写体を介して前記搬送手段に搬送された前記シートに転写する画像形成手段と、を備える画像形成装置であって、前記画像形成装置の各種動作の異常を検知する異常検知手段と、前記異常検知手段により前記画像形成装置の第1動作の異常が検知された場合、前記搬送手段による前記シートの搬送を停止させると共に前記第1動作の異常の原因である故障箇所を判定する第1の故障診断処理を実行し、前記異常検知手段により前記画像形成装置の前記第1動作と異なる第2動作の異常が検知された場合、前記搬送手段による前記シートの搬送を停止させると共に前記第2動作の異常の原因である故障箇所を判定する第2の故障診断処理を実行する制御手段と、前記制御手段により判定された故障箇所を通知するための画面を表示する表示手段と、を有し、前記第1の故障診断処理は、前記中間転写体を動作させずに実行される故障診断処理であり、前記第2の故障診断処理は、前記中間転写体を動作させて実行される故障診断処理であり、前記表示手段は、前記異常検知手段により前記第1動作の異常が検知された場合、前記第1の故障診断処理が実行される前に、前記搬送路に残っているシートの除去を促すための除去要求画面を表示せず、前記表示手段は、前記異常検知手段により前記第2動作の異常が検知された場合、前記第2の故障診断処理が実行される前に、前記搬送路に残っているシートの除去を促すための前記除去要求画面を表示することを特徴とする。
本発明によれば、故障診断が実行された場合に画像形成装置の搬送路に残ったシートの破損を抑制できる。
画像形成装置の概略断面図 画像形成装置の制御ブロック図 画像形成装置の要部電気回路図 電気故障診断テーブル 故障診断処理のフローチャート図 中間転写ベルト着脱機構に関する電気故障診断処理のフローチャート図 帯電DC高圧回路に関する電気故障診断処理のフローチャート図 中間転写ベルトと感光ドラムとの着脱状態を示す模式図 現像器に関する故障診断処理のフローチャート図 中間転写ベルト着脱機構に関する故障診断処理のフローチャート図 操作部に表示される画面の表示例 エラーコードと故障診断タイプの対応関係を示すテーブル ジャム紙の除去を含む故障診断処理のフローチャート図 操作部に表示される画面の表示例 操作部に表示される画面の表示例 ジャム紙が残留した画像形成装置の概略断面図
図1は画像形成装置1の概略断面図である。画像形成装置1は、画像読取部2と画像形成部3を備える。画像読取部2の上部には透明なガラス板であるプラテンガラス4が設けられている。原稿圧着板5は、プラテンガラス4の所定の位置に画像面を下向きにして載置された原稿Dをプラテンガラス4に押し付けるためにユーザーによって開閉されるカバーである。プラテンガラス4の下側には原稿Dを照明するランプ6と、照明した原稿Dの光像を画像処理ユニット7に導くための反射ミラー8、9、10とからなる光学系が設けられている。なお、ランプ6及び反射ミラー8、9、10は所定の速度で移動して原稿Dを走査する。
また、画像読取部2は操作部1000を備える。操作部1000はユーザーやサービスマンへ異常や故障を通知したり、ジャム紙の除去を促すための画面をディスプレイに表示する。なお、操作部1000は、ディスプレイの他に、印刷枚数を入力するためのテンキー、印刷用紙のタイプを選択するための選択キーを有する。なお、画像形成装置1は操作部1000が画像読取部2に設けられた構成として説明するが、操作部1000が画像形成部3に設けられた構成であってもよい。
画像形成部3は、プロセスユニット101y、101m、101c、101kを備えている。各プロセスユニット101y、101m、101c、101kは、それぞれイエロー(y)、マゼンタ(m)、シアン(c)、ブラック(k)の現像剤を用いてトナー像を形成する。各プロセスユニット101y、101m、101c、101kで形成されたトナー像は、中間転写ベルト108に一次転写される。そして、中間転写ベルト108上で重ね合わされた各色のトナー像は、中間転写ベルト108により搬送され、駆動ローラ122と二次転写ローラ15の間(転写ニップ部)において印刷用紙S(シート)上に転写される。各プロセスユニット101y、101m、101c、101kは、感光ドラム102、帯電ローラ103、レーザー露光装置104、現像器105、トナー容器106、及びドラムクリーナ109を備える。図1では、各色に対応して、参照番号の末尾にy、m、c、kの記号を付す。さらに、画像形成部3は、一次転写ローラ107y、107m、107c、107k、中間転写ベルト108、濃度センサ112、二次転写ローラ15、ベルトクリーナ111を備える。
カセット18またはトレイ50に載置された印刷用紙Sは、画像形成部3のピックアップローラによって給送される。用紙検知センサ201は、トレイ50に印刷用紙Sが載置されたか否かを検知するセンサである。また、用紙検知センサ205は、カセット18に印刷用紙Sが格納されているか否かを検知するセンサである。
定着器19はヒータを有しており、印刷用紙S上のトナー像を加熱することで、トナー像を印刷用紙Sに定着させる。この定着器19においてトナー像が定着された印刷用紙Sは、排出ローラ対21によって、画像形成部3から排出される。FAN300は画像形成部3の内部の熱を画像形成部3の機外へ排出する。
画像形成部3の前面には前カバー(不図示)が設けられている。ユーザー、又はサービスマンは前カバーを開けて、感光ドラム102や現像器105等の消耗品を交換する。画像形成部3は、前カバーの開状態を検知したら、ギアやローラといった部材の駆動を停止する。そのため、画像形成装置1は、前カバーの開閉を検知する開閉検知センサ123を備える。なお、画像形成部3の右側面には右カバー(不図示)が設けられている。ユーザー、又はサービスマンは右カバーを開けて、中間転写ベルト108を交換したり、ジャム紙を取り除く。そのため、画像形成装置1は、右カバーの開閉を検知する開閉検知センサ124を備える。
(中間転写ベルト着脱機構)
画像形成装置1は、中間転写ベルト108と感光ドラム102y、102m、102c、及び102kとを第1当接状態、第2当接状態、及び離間状態に制御する中間転写ベルト着脱機構118を備える。ここでは、第1当接状態、第2当接状態、及び離間状態を図8の模式図を用いて説明する。
中間転写ベルト着脱機構118は、ステッピングモータである着脱モータ603と、着脱モータ603の回転軸に設けられたホームポジションフラグ243、及びホームポジションフラグ243を検出するホームポジション検知センサ242を有する。画像形成装置1は、中間転写ベルト108と感光ドラム102y、102m、102c、及び102kとの当接/離間状態を、ホームポジション検知センサ242の検出信号に基づいて判定する。
図8(a)が示すように、ホームポジション検知センサ242がホームポジションフラグ243を検知している状態では、一次転写ローラ107kが中間転写ベルト108を感光ドラム102k側へ押圧している。これによって、感光ドラム102y、102m、102c、及び102kのうち、感光ドラム102kのみが中間転写ベルト108に当接する。図8(a)の状態は第1当接状態と称す。
図8(b)は、ホームポジション検知センサ242がホームポジションフラグ243を検知している状態から着脱モータ603を第1の位相だけ回転させた状態を示している。図8(b)の状態では、一次転写ローラ107y、107m、107c、及び107kが中間転写ベルト108を感光ドラム102y、102m、102c、及び102k側へ押圧している。これによって、感光ドラム102y、102m、102c、及び102kは中間転写ベルト108に当接する。図8(b)の状態は第2当接状態と称す。
図8(c)は、ホームポジション検知センサ242がホームポジションフラグ243を検知している状態から着脱モータ603を第2の位相だけ回転させた状態を示している。ここで、第2の位相は第1の位相と異なる。図8(c)の状態では、一次転写ローラ107y、107m、107c、及び107kが中間転写ベルト108から離間している。これによって、感光ドラム102y、102m、102c、及び102kは中間転写ベルト108から離間された非当接状態となる。図8(c)の状態は離間状態と称す。
画像形成装置1は、電源起動時に、中間転写ベルト着脱機構118が第1当接状態へ移行するように着脱モータ603が制御される。そして、画像形成装置1は、画像形成開始時に、モノクロの画像形成をする場合は第1当接状態に維持されたまま画像形成動作を実行する。一方、画像形成装置1は、カラーの画像形成をする場合は第2当接状態へ移行された後に画像形成動作を実行する。また、開閉検知センサ124により右カバーの開状態が検知された場合、画像形成装置1は中間転写ベルト108が交換される可能性があるので離間状態に制御される。
中間転写ベルト着脱機構118の位置制御を実行する際に、所定時間以内に中間転写ベルトの着脱制御が完了しない場合、CPU212a(図2)は中間転写ベルト着脱機構118に異常があると判定する。そして、CPU212a(図2)は異常の原因を特定するために故障箇所の特定を行う故障診断フローを実行する。詳細な故障診断フローは後ほど説明する。
図2は、画像形成装置1の制御ブロック図である。画像形成装置1は電源ユニット200、制御ユニット210、ドライバユニット230、高圧ユニット240を備える。また、制御ユニット210は、画像形成装置1の操作部1000や、ネットワークに接続するためのLAN1001と通信可能なインターフェース(不図示)を備える。
画像形成装置1は、画像形成装置1のユニットを制御する制御ユニット210を備える。制御ユニット210には、CPU212aが備えられており、CPU212aは、ROM212bに格納されたプログラムによって、画像形成に関わる様々な制御シーケンスを実行する。制御ユニット210は、さらに、システムワークメモリとして機能するRAM212cを有する。また、CPU212aはシリアル通信を通じてドライバユニット230上に配置されたASIC231と接続され、ASIC231内部のレジスタやRAMに対しての読み出し動作を実行したり、書込み動作を実行する。つまり、CPU212aはASIC231を制御している。
次に、画像形成装置1の電源部の構成を説明する。電源部は電源ユニット200に相当する。電源ユニット200では+24Vの電源を、ヒューズFU1、FU2、及びFU3(図3)を介して、各基板に供給する。制御ユニット210は供給された+24Vの電源電圧を+3.3Vに変換するDCDCコンバータ211を有する。DCDCコンバータ211により変換された+3.3Vの電圧はCPU212aやドライバユニット230へ供給される。また、DCDCコンバータ211により変換された+3.3Vの電圧は、ASIC231にも供給される。
さらに、電源ユニット200からドライバユニット230に供給された+24Vの電源電圧は、ドライバユニット230のヒューズFU4、及びFU5(図3)を介して、高圧ユニット240とモータ駆動回路233へ供給される。また、+24Vの電源電圧は、前カバー、又は右カバーの開閉動作に連動して電源供給を遮断するインターロックスイッチ236により電源供給のオンオフがされる電源系統と、前述の開閉状態に関係なく電源供給される電源系統に分かれている。着脱モータ603とFAN300は、前述の開閉状態に関係なく電力供給される電源系統に属する。
画像形成装置1の信号出力部の説明を行う。信号出力部はASIC231に相当する。図2に示すAD変換機232、モータ制御部234、高圧制御部235は、ASIC231の機能モジュールを示している。高圧制御部235は高圧ユニット240を制御するためのロジック回路によって実現される。モータ制御部234はモノクロドラムモータ600、カラードラムモータ601、定着モータ602、着脱モータ603、FAN300を制御するためのロジック回路によって実現される。なお、FAN300には、FAN300を駆動する図示しないモータが備えられている。ASIC231はCPU212aからシリアル通信を通じて入力された制御信号に基づいて前述の機能モジュールとして機能する。結果として、CPU212aからの制御信号がASIC231を制御する。
画像形成装置1の制御回路部を説明する。制御回路部は診断対象によって異なる。後述の帯電DC高圧回路に関する故障診断処理において、制御回路部は高圧ユニット240である。また、後述の中間転写ベルト着脱機能に関する故障診断処理において、制御回路部はモータ駆動回路233aである。なお、モータ駆動回路233bはモノクロドラムモータ600、カラードラムモータ601、定着モータ602を制御するための制御回路部に相当する。
制御回路部は電源部からの電源供給と信号出力部からの出力信号に基づいて動作する。例えば、モータ駆動回路233a、及び233bにはモータを駆動するためのドライバICが備えられている。モータを回転させるための制御信号が入力されると、ドライバICはモータの回転を制御する。モータが回転すると、感光ドラム102、中間転写ベルト108、現像器105、定着器19、中間転写ベルト着脱機構118、FAN300が駆動する。
また、ASIC231には、中間転写ベルト着脱機構118に設けられたホームポジション検知センサ242の検知信号が入力される。ここで、ホームポジション検知センサ242の検知信号は、中間転写ベルト108の当接状態、又は離間状態を判定するために用いられる。ASIC231に入力された検知信号はCPU212aへと転送される。CPU212aは転送された検知信号に基づいて中間転写ベルト着脱機構118の位置制御を行う。
(故障診断)
次に、画像形成装置1のCPU212aが実行する故障診断を、図5のフローチャート図に基づき説明する。
ここで、「故障」とは、その機能が正常に実施できない状態を示しており、修理や交換が必要な状態を意味する。また、「異常」とは「故障」が発生する前の、シーケンスが正常に実行されていない状態を意味する。画像形成装置1は「異常」が発生しても、直ちに修理や交換が必要であるとは限らない。画像形成装置1は「異常」が発生した場合であっても、シーケンスを再度実行することによって、「異常」が発生しなくなる場合がある。
CPU212aは、画像形成装置1の主電源がオンされた場合、故障診断処理プログラムをROM212bから読み出して実行する。なお、以下に説明される制御ステップはCPU212aにより実行される。
先ず、CPU212aは、画像形成装置1が有するセンサの検出信号やモータの出力信号に基づいて異常が検知されたか否かを判定する(S501)。CPU212aは画像形成装置1の異常を検知する異常検知手段として機能する。ステップS501において異常が検知された場合、CPU212aは画像形成装置1の動作を停止させ(S502)、故障箇所を特定する故障診断フローを実行する(S503)。そして、CPU212aは、故障診断フローにおいて故障箇所が特定されたか否かを判定し(S504)、故障箇所が特定された場合には操作部1000のディスプレイに故障箇所を通知するための画面を表示する(S505)。図14は故障箇所を通知するための画面の例である。ステップS505においてディスプレイが故障箇所を通知するための画面を表示した後、CPU212aは故障診断処理を終了させる。
一方、ステップS504において、故障箇所が特定できなかった場合、CPU212aは、操作部1000のディスプレイに、故障箇所を特定せずに故障が発生していることを通知するための画面を表示する(S506)。図15は故障箇所を特定せずに故障が発生していることを通知するための画面の例である。ステップS506においてディスプレイが故障の発生を通知するための画面を表示した後、CPU212aは故障診断処理を終了させる。
(着脱モータの電気故障診断)
次に、着脱モータ603に関する電気故障診断処理を図3、図4、及び図6に基づき説明する。図3は画像形成装置1の要部電気回路図である。ここで、電源ユニット200はヒューズFU1、FU2、及びFU3を有し、ドライバユニット230はヒューズFU4、及びFU5を有する。ヒューズFU1、FU2、FU3、FU4、及びFU5は、過電流が流れたときの保護のために設けられている。図4は診断対象の電気部品(モータ、高圧出力回路)を動かすための電源、制御信号、制御回路、及び動作する負荷の関係を示した電気故障診断テーブルである。図6は着脱モータ603に関する電気故障診断処理を示すフローチャート図である。
着脱モータ603の回転開始を指示してから所定時間が経過してもホームポジション検知センサ242がホームポジションフラグ243を検出できない場合、CPU212aは着脱モータ603に関する電気故障診断処理を実行する。着脱モータ603に関する電気故障診断処理が実行される場合、CPU212aは、電源部の故障診断を実行する(S600)。電源部の故障診断は、図4のテーブルに示すように、+24V_B_FUの電圧値に基づいて判定される。CPU212aは、電圧検知回路303bにより検知された+24V_B_FUの電圧値が閾値以上か否かに基づいて、電源部に故障が生じているか否かを判定する(S601)。ステップS601において、閾値は例えば18Vとする。
ステップS601において電圧検知回路303bにより検知された電圧値が18V未満ならば、電源部が故障していると判定する。CPU212aは画像形成装置1の異常を検知する異常検知手段として機能する。ステップS601において電圧検知回路303bにより検知された電圧値が18V未満ならば、CPU212aは、電源ユニット200が故障しているか否かを判定する(S602)。ステップS602において、CPU212aは、ドライバユニット230の電圧検知回路303aにより検知された+24V_Bの電圧値が所定値以上か否かに基づいて、電源ユニット200に故障が生じているか否かを判定する。ステップS602において、所定値は例えば18Vとする。なお、所定値は閾値と異なる値としてもよい。
ステップS602において、電圧検知回路303aにより検知された電圧値が18V未満ならば、CPU212aは電源ユニット200が故障していると判定する。この場合、CPU212aは電源ユニット200が故障部品であると特定する(S603)。そして、CPU212aは着脱モータ603に関する電気故障診断処理を終了する。
一方、ステップS602において、電圧検知回路303aにより検知された電圧値が18V以上ならば、CPU212aは電源ユニット200が故障していないと判定する。この場合、CPU212aはドライバユニット230が故障していると特定する(S604)。そして、CPU212aは着脱モータ603に関する電気故障診断処理を終了する。
また、ステップS601において電圧検知回路303bにより検知された電圧値が18V以上ならば、電源部は故障していないと判定される。ステップS601において電源部は故障していないと判定された場合、CPU212aは信号出力部の故障判定に処理を移行する(S605)。CPU212aは、ASIC231からモータ駆動回路233aに入力されるモータ制御信号と、信号検知回路305により検知される電圧値とに基づいて、信号出力部が故障しているか否かを判定する(S606)。ここで、モータ制御信号には、モータの回転方向や速度、駆動モードといった信号が含まれる。ステップS606において、例えば、ASIC231がモータ制御信号をHighレベルに制御した状態で信号検知回路305により検知される電圧値が2.8V以上ならば、CPU212aは信号出力部が故障していないと判定する。
なお、ステップS606において、例えば、ASIC231がモータ制御信号をLowレベルに制御した状態で信号検知回路305により検知される電圧値が2.8V以下ならば、CPU212aは信号出力部が故障していないと判定してもよい。
ステップS606において信号出力部が故障している場合、CPU212aは処理をステップS604へ移行する。つまり、ASIC231がモータ制御信号をHighレベルに制御した状態で信号検知回路305により検知される電圧値が2.8V未満ならば、CPU212aは信号出力部が故障していると判定し、処理をステップS604へ移行する。あるいは、ASIC231がモータ制御信号をLowレベルに制御した状態で信号検知回路305により検知される電圧値が2.8Vより大きければ、CPU212aは信号出力部が故障していると判定し、処理をステップS604へ移行する。
ステップS606において信号出力部が故障していない場合、CPU212aは制御回路部の故障判定に処理を移行する(S607)。CPU212aは、モータ駆動回路233が着脱モータ603を駆動させた状態で電流検出回路306aにより検出された電流値に基づき、制御回路部が故障しているか否かを判定する(S608)。ステップS608において電源と信号がモータ駆動回路233に入力されている状態でモータ駆動回路233から着脱モータ603へと流れる電流が所定電流値より小さければ、CPU212aは制御回路部が故障していると判定する。モータ駆動回路233はドライバユニット230に搭載されている。そのため、制御回路部が故障している場合には、ドライバユニット230を修理、又は交換しなければならない。つまり、電流検出回路306aにより検出された電流値が所定電流値よりも小さい場合、CPU212aは処理をステップS604へ移行する。ここで、所定電流値は100mAとする。
一方、ステップS608において電流検出回路306aにより検出された電流値が所定電流値以上ならば、CPU212aは制御回路部が故障していないと判定し、故障箇所はないと判定し(S609)、着脱モータ603に関する電気故障診断処理を終了する。
(帯電DC高圧出力の電気故障診断)
次に、帯電DC高圧回路220に関する電気故障診断処理を図3、図4、及び図7に基づき説明する。図7は帯電DC高圧回路220に関する電気故障診断処理を示すフローチャート図である。例えば、高圧ユニット240が帯電ローラ103に電圧を印加しても、帯電ローラ103に流れる電流値が所定範囲内でなければ、CPU212aは帯電DC高圧回路220に関する電気故障診断処理を実行する。
CPU212aは、先ず電源部の故障診断を実行する(S620)。ステップS620の電源部の故障診断は、図4のテーブルに示すように、+24V_A_FUの電圧値に基づいて判定される。CPU212aは、電圧検知回路303bにより検知された+24V_A_FUの電圧値が閾値以上か否かに基づいて、電源部に故障が生じているか否かを判定する(S621)。ステップS621において、閾値は例えば18Vとする。
ステップS621において電圧検知回路303bにより検知された電圧値が18V未満ならば、電源部が故障していると判定する。ステップS621において電圧検知回路303bにより検知された電圧値が18V未満ならば、CPU212aは、電源ユニット200が故障しているか否かを判定する(S622)。ステップS622において、CPU212aは、ドライバユニット230の電圧検知回路303aにより検知された+24V_Aの電圧値が所定値以上か否かに基づいて、電源ユニット200に故障が生じているか否かを判定する。ステップS622において、所定値は例えば18Vとする。なお、所定値は閾値と異なる値としてもよい。
ステップS622において、電圧検知回路303aにより検知された電圧値が18V未満ならば、CPU212aは電源ユニット200が故障していると判定する。この場合、CPU212aは電源ユニット200が故障部品であると特定する(S623)。そして、CPU212aは帯電DC高圧回路220に関する電気故障診断処理を終了する。
一方、ステップS622において、電圧検知回路303aにより検知された電圧値が18V以上ならば、CPU212aは電源ユニット200が故障していないと判定する。この場合、CPU212aはドライバユニット230が故障していると特定する(S624)。そして、CPU212aは帯電DC高圧回路220に関する電気故障診断処理を終了する。
また、ステップS621において電圧検知回路303bにより検知された電圧値が18V以上ならば、電源部は故障していないと判定される。ステップS621において電源部は故障していないと判定された場合、CPU212aは信号出力部の故障判定に処理を移行する(S625)。CPU212aは、ASIC231から帯電DC高圧回路220に入力される高圧制御信号と、信号検知回路305により検知される電圧値とに基づいて、信号出力部が故障しているか否かを判定する(S626)。ここで、高圧制御信号には、出力電圧設定信号やトランス駆動用のクロック信号が含まれる。ステップS626において、例えば、ASIC231が高圧制御信号をHighレベルに制御した状態で信号検知回路305により検知される電圧値が2.8V以上ならば、CPU212aは信号出力部が故障していないと判定する。
なお、ステップS626において、例えば、ASIC231が高圧制御信号をLowレベルに制御した状態で信号検知回路305により検知される電圧値が2.8V以下ならば、CPU212aは信号出力部が故障していないと判定してもよい。
ステップS626において信号出力部が故障している場合、CPU212aは処理をステップS624へ移行する。つまり、ASIC231が高圧制御信号をHighレベルに制御した状態で信号検知回路305により検知される電圧値が2.8V未満ならば、CPU212aは信号出力部が故障していると判定し、処理をステップS624へ移行する。あるいは、ASIC231が高圧制御信号をLowレベルに制御した状態で信号検知回路305により検知される電圧値が2.8Vより大きければ、CPU212aは信号出力部が故障していると判定し、処理をステップS624へ移行する。
ステップS626において信号出力部が故障していない場合、CPU212aは制御回路部の故障判定に処理を移行する(S627)。CPU212aは、帯電DC高圧回路220の出力を-1000Vに制御した状態で電流検出回路306bにより検出された電流値に基づき、制御回路部が故障しているか否かを判定する(S628)。ステップS628において電源と信号が帯電DC高圧回路220に入力されている状態で帯電DC高圧回路220に流れる電流が所定電流値より小さければ、CPU212aは制御回路部が故障していると判定する。帯電DC高圧回路220は高圧ユニット240に搭載されている。そのため、制御回路部が故障している場合には、高圧ユニット240を修理、又は交換しなければならない。つまり、電流検出回路306bにより検出された電流値が所定電流値よりも小さい場合、CPU212aは高圧ユニット240が故障していると特定する(S630)。ここで、所定電流値は20μAとする。そして、CPU212aは帯電DC高圧回路220に関する電気故障診断処理を終了する。
また、ステップS628において電流検出回路306bにより検出された電流値が所定電流値以上ならば、CPU212aは制御回路部が故障していないと判定し、故障箇所はないと判定する(S629)。そして、CPU212aは帯電DC高圧回路220に関する電気故障診断処理を終了する。なお、帯電DC高圧回路220に関する故障診断処理においては、負荷を動作させることなく、故障箇所を特定する。
現像器105、一次転写ローラ107、二次転写ローラ15に供給される電圧を印加する高圧回路(不図示)の故障診断も、帯電DC高圧回路220の故障診断と同様に、電源部、信号出力部、制御回路部の順番に判定される。この場合、信号検知回路305、電流検出回路306a、電流検出回路306bは、個々の高圧回路毎に備えればよい。
(故障診断タイプ)
次に故障診断フローのタイプについて説明する。故障診断処理には、印刷用紙Sが画像形成部3に残留した状態でも故障診断処理を実施する第一の故障診断タイプと、印刷用紙Sが画像形成部3に残留した状態では故障診断処理を実施しない第二の故障診断タイプがある。第二の故障診断タイプの故障診断処理とは、例えば、故障診断処理が実行された場合に、画像形成部3に残留した印刷用紙Sが破損してしまう可能性があるものを指す。以下、具体例を挙げて説明する。
第一の故障診断タイプとして、現像器105に関する故障診断処理を図9のフローチャート図に基づき説明する。現像器105の駆動が開始された後(S901)、CPU212aは現像器105の異常が検知されたか否かを判定する(S902)。ステップS902においてCPU212aは現像器105に設けられたインダクタンスセンサ(不図示)の出力値に基づいて現像器105の異常を検知する。例えば、所定時間毎に検知されたインダクタンスセンサの出力値が連続して所定範囲外であった場合、CPU212aは現像器105の異常を検知する。
なお、ステップS902において異常が検知されなければ、CPU212aは現像器105の駆動が正常に停止するタイミングか否かを判定する(S903)。例えば、現像器105の初期動作においては所定時間の間、現像器105が駆動された後、現像器105の駆動が停止される。あるいは、複数の印刷用紙に連続してトナー像が形成される場合、最後の印刷用紙にトナー像が形成されてから所定時間後に、現像器105の駆動が停止される。CPU212aは、現像器105の異常が検知されるか、又は現像器105の駆動が正常に終了するまで、現像器105の駆動を継続する。
ステップS902において現像器105に異常が検知された場合、CPU212aは現像器105の駆動を一旦停止させた後、帯電DC高圧回路220に関する電気故障診断処理(図7)を実行し始める(S904)。帯電DC高圧回路220に関する電気故障診断処理(図7)が開始された場合、CPU212aは、帯電DC高圧回路220が高圧を印加できる状態に、画像形成部3を制御する(S905)。
次に、CPU212aは、電源部の故障診断(S906)、信号出力部の故障診断(S907)、制御回路部の故障診断(S908)を実行し、故障箇所を特定する。なお、これら故障診断の詳細は図7において説明しているので、ここでの説明を省略する。そして、CPU212aは、帯電DC高圧回路220に関する電気故障診断処理において故障箇所が特性されたか否かを判定する(S909)。ステップS909において、故障箇所が特定できなかった場合、CPU212sは故障箇所として現像器105、又はレーザー露光装置104を特定する(S910)。そして、CPU212aは特定した故障箇所を通知するための画面を操作部1000のディスプレイに表示し(S911)、故障診断処理を終了する。
一方、ステップS909において、故障箇所が特定できた場合、CPU212aは故障箇所としてステップS909において特定された故障箇所を通知するための画面を操作部1000のディスプレイに表示し(S911)、故障診断処理を終了する。
現像器105の故障診断処理は、搬送路内の印刷用紙Sを破損させることがないため、印刷用紙が画像形成部3に残留した状態であっても故障診断処理を実行できる。つまり、現像器105の故障診断処理は第一の故障診断タイプに属する。
第二の故障診断タイプとして、中間転写ベルト着脱機構118に関する故障診断処理を図10のフローチャート図、及び図8の模式図に基づき説明する。
CPU212aは、中間転写ベルト着脱機構118の初期化動作、又は着脱位置の変更動作が実行されるまで待機する(S1001)。中間転写ベルト着脱機構118の初期化動作、又は着脱位置の変更動作が実行された場合、CPU212aは中間転写ベルト着脱機構118の異常が検知されたか否かを判定する(S1002)。ステップS1002において、着脱モータ603が回転を開始してから所定時間が経過してもホームポジション検知センサ242がホームポジション243を検知できなければ、CPU212aは中間転写ベルト着脱機構118の異常を検知する。
なお、ステップS1002において異常が検知されなければ、CPU212aは中間転写ベルト着脱機構118の初期化動作、又は着脱位置の変更動作が正常に終了したか否かを判定する(S1003)。ステップS1003において、例えば、着脱モータ603が回転を開始してから中間転写ベルト着脱機構118が任意の着脱位置へ移動するのに必要な時間が経過すると、CPU212aは初期化動作、又は着脱位置の変更動作が正常に終了したと判定する。CPU212aは、中間転写ベルト着脱機構118の異常が検知されるか、又は初期化動作、又は着脱位置の変更動作が正常に終了するまで、現像器105の駆動を継続する。
ステップS1002において中間転写ベルト着脱機構118の異常が検知された場合、CPU212aは着脱モータ603の駆動を停止させ、中間転写ベルト着脱機構118に関する故障診断処理(図6)を開始する(S1004)。中間転写ベルト着脱機構118に関する故障診断処理が開始された場合、CPU212aは電源部の故障診断(S1005)、信号出力部の故障診断(S1006)、制御回路部の故障診断(S1007)を実行し、故障箇所を特定する。なお、これら故障診断の詳細は図6において説明しているので、ここでの説明を省略する。
CPU212aは、中間転写ベルト着脱機構118に関する電気故障診断処理において故障箇所が特性されたか否かを判定する(S1008)。ステップS1008において故障箇所が特定できない場合、CPU212aは負荷部の故障診断を実行する(S1009)。負荷部の故障診断とは、濃度センサ112の読み取り値に基づいてホームポジション検知センサ242が故障しているか否かを判定する処理である。負荷部の故障診断が開始されると、CPU212aは着脱モータ603を駆動し(S1010)、濃度センサ112の読み取り値を取得する(S1011)。
ここで、濃度センサ112の読み取り値は濃度センサ112と中間転写ベルト108との距離に応じて変化する。つまり、濃度センサ112の読み取り値は中間転写ベルト着脱機118の着脱位置に応じて変動する。そのため、着脱位置が正常に切り替わっていれば、濃度センサ112の読み取り値は離間状態と第1当接状態と第2当接状態とで異なるはずである。
そこで、CPU212aは所定時間の間、濃度センサ112の読み取り値をサンプリングし、読み取り値が所定値以上変化しているか否かを判定する(S1012)。もし、読み取り値が所定値以上変化していれば、中間転写ベルト着脱機構118は着脱動作を行っているが、ホームポジション検知センサ242の検出信号が正常に出力されていないことを意味する。そのため、ステップS1012において濃度センサ112の読み取り値が所定値以上変化していれば、CPU212aは故障箇所としてホームポジション検知センサ242を特定する(S1013)。
一方、濃度センサ112の読み取り値が所定値以上変化していなければ、中間転写ベルト着脱機構118は着脱動作を正常に実行できていない。そのため、ステップS1012において濃度センサ112の読み取り値が所定値以上変化していない場合、CPU212aは故障箇所として中間転写ベルト着脱機構118の駆動伝達メカ機構を特定する(S1014)。
そして、CPU212aは故障箇所を通知するための画面の操作部1000のディスプレイに表示し(S1015)、中間転写ベルト着脱機構118に関する故障診断処理を終了する。
中間転写ベルト着脱機構118に関する故障診断処理は、着脱動作を行うために駆動される可動部分に印刷用紙Sが残留している場合、印刷用紙Sを破損する可能性がある。そのため、第二の故障診断処理においては、故障診断処理が実行される前に、操作部1000を通して、画像形成部3内の印刷用紙Sの除去を促す必要がある。
(故障診断開始タイミング制御)
次に、前述したジャム紙の除去を含む故障診断処理を、図13のフローチャート図、及び図11の操作部1000の画面例に基づき説明する。CPU212aは画像形成装置1のセンサやモータの信号値に基づき、異常が検知されるまで待機する(S1301)。ステップS1301において異常が検知された場合、CPU212aは画像形成装置1の動作を緊急停止させる(S1302)。画像形成装置1の動作が停止した後、CPU212aは、図12のエラーコードと故障診断タイプの対応関係を示すテーブルを参照して異常の内容に対応する故障診断タイプを決定する(S1303)。
次いで、CPU212aはステップS1303において決定された故障診断タイプが第二の故障診断タイプか否かを判定する(S1304)。ステップS1304において故障診断タイプが第一の故障診断タイプであると判定された場合、CPU212aは搬送路にのこされた印刷用紙S(ジャム紙)の有無にかかわらず、故障診断を実行し(S1308)、故障診断処理を終了する。これは、画像形成部3の搬送路に印刷用紙Sが残留している状態で第一の故障診断タイプの故障診断処理が実行されても、印刷用紙Sが破損する可能性が低いからである。なお、ステップS1308に示す故障診断において故障箇所が特定された場合、CPU212aは操作部1000のディスプレイに故障箇所を通知するための画面を表示する。
一方、ステップS1304において故障診断タイプが第二の故障診断タイプであると判定された場合、CPU212aは画像形成部3の搬送路に印刷用紙Sが残留しているか否かを判定する(S1305)。ステップS1305において、CPU212aは例えば、緊急停止される前に画像形成装置1に設けられたセンサの出力値に基づき、搬送路に印刷用紙Sが残留しているか否かを判定する。そして、搬送路に印刷用紙Sが残留していなければ、CPU212aは故障診断を実行するために処理をステップS1308へ移行する。
また、ステップS1305において搬送路に印刷用紙Sが残留していると判定された場合、CPU212aは操作部1000のディスプレイに、搬送路に残留している印刷用紙Sの除去を促すための画面を表示する(S1306)。図11は、ステップS1306においてディスプレイに表示される画面例である。次いで、CPU212aは搬送路Sの印刷用紙が除去されるまで待機する(S1307)。ステップS1307において、開閉検知センサ123の検出結果が閉状態から開状態へ変化した後、再び開状態から閉状態へ変化した場合、CPU212aは故障診断を実行するために処理をステップS1308へ移行する。前述のように開閉検知センサ123の検出結果が変化した場合、ユーザー、又はサービスマンが搬送路に残留した印刷用紙Sが除去した可能性が高い。
なお、ステップS1307において、開閉検知センサ123ではなく、開閉検知センサ124の検出結果が閉状態から開状態へ変化した後、再び開状態から閉状態へ変化した場合、CPU212aは故障診断を実行する構成としてもよい。
また、印刷用紙Sが画像形成部3に残留した状態でも故障診断処理を実施する第一の故障診断タイプは、現像器105に関する故障診断処理の他に、定着器19に関する故障診断処理でもよい。第一の故障診断タイプは、現像器105に関する故障診断処理に限定されない。また、第二の故障診断タイプは、中間転写ベルト着脱機構118に関する故障診断処理に限定されない。
なお、図16のように印刷用紙Sが中間転写ベルト108と二次転写ローラ15の間(転写ニップ部)にある場合にのみ、印刷用紙Sの除去を促す構成としてもよい。この構成においては、転写ニップ部以外の場所に印刷用紙Sが残留している場合には、CPU212aが印刷用紙Sの除去を促さずに、故障診断フローを開始する。
以上のように、画像形成装置1は、故障診断フローの実行内容から故障診断タイプを判定し、故障診断タイプからカバーが開いている場合の故障診断フロー実行可否を判断して、必要に応じてユーザーに対し滞留印刷用紙の取り除きを促す。これによって、故障診断フローが実行された場合であっても、搬送路に残った印刷用紙Sの破損を抑制することができる。
15 二次転写ローラ
3 画像形成部
212a CPU
1000 操作部

Claims (3)

  1. 搬送路に沿ってシートを搬送する搬送手段と、
    感光体に画像を形成し、前記感光体上の前記画像を中間転写体を介して前記搬送手段に搬送された前記シートに転写する画像形成手段と、を備える画像形成装置であって、
    前記画像形成装置の各種動作の異常を検知する異常検知手段と、
    前記異常検知手段により前記画像形成装置の第1動作の異常が検知された場合、前記搬送手段による前記シートの搬送を停止させると共に前記第1動作の異常の原因である故障箇所を判定する第1の故障診断処理を実行し、前記異常検知手段により前記画像形成装置の前記第1動作と異なる第2動作の異常が検知された場合、前記搬送手段による前記シートの搬送を停止させると共に前記第2動作の異常の原因である故障箇所を判定する第2の故障診断処理を実行する制御手段と、
    前記制御手段により判定された故障箇所を通知するための画面を表示する表示手段と、を有し、
    前記第1の故障診断処理は、前記中間転写体を動作させずに実行される故障診断処理であり、
    前記第2の故障診断処理は、前記中間転写体を動作させて実行される故障診断処理であり、
    前記表示手段は、前記異常検知手段により前記第1動作の異常が検知された場合、前記第1の故障診断処理が実行される前に、前記搬送路に残っているシートの除去を促すための除去要求画面を表示せず、
    前記表示手段は、前記異常検知手段により前記第2動作の異常が検知された場合、前記第2の故障診断処理が実行される前に、前記搬送路に残っているシートの除去を促すための前記除去要求画面を表示することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記画像形成手段は現像器を含む、
    前記第1動作の異常は前記現像器を駆動させたときの異常であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記中間転写体の位置を制御するメカ機構をさらに有し、
    前記第2動作の異常は前記メカ機構によって前記中間転写体の位置を変更させたときの異常であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
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