JP2020131692A - 画像処理装置及び制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像形成装置に異常が発生した場合、監視サーバーに連絡をすることが可能な画像形成装置を所有しているユーザーにとっては、異常の発生が監視サーバーに通知されたかどうかは重要であるが、エラーコードの表示は不要である。一方で、監視サーバーに連絡できない画像形成装置を所有しているユーザーにとっては、エラーコードを表示させたとしても、部品を交換する優先度などの有用な情報を取得することができない。【解決手段】本発明では、故障が発生した場合、画像処理装置が監視システムによる監視対象となっているか否かに応じてエラー画面を切り替えて表示する。これにより、必要な情報を適切にユーザーに通知することができる。【選択図】図13

Description

本発明は、動作の異常が発生した時に故障箇所を表示する手段を有する、画像処理装置及び制御方法に関する。
画像形成装置では、動作中に、各種制御の動作に異常が発生することがある。こうした異常が検知された場合、従来、画像処理装置に設けられた表示部に、発生した異常の内容を示す専用のエラーコードを表示することが行われている。こうしたエラーコードの表示は、ネットワークを用いてコールセンターの監視サーバーに機器の情報を通知することが可能な画像形成装置であるか否かにかかわらず、同一の内容となっている。
上述のようなエラーコードは、情報の内容が貧弱であるため、発生した異常の内容をユーザーが十分に理解できない場合がある。そこで、特許文献1では、異常が発生した場合に、クライアントの表示部にエラーの内容を解説したHTML文書を表示することができるように構成した画像形成装置が開示されている。これにより、ユーザーは、発生した異常の具体的な内容や、その対処方法をより簡便に取得することができる。
特開2002−278738号公報
しかし、監視サーバーによる監視の対象となっている画像形成装置を所有しているユーザーにとっては、異常が発生した場合、サービスマンに連絡するようにすればよく、検知された異常の詳細を示す情報は不要であるかもしれない。一方で、例えば、異常が発生したことが監視サーバーに通知されたのかどうか、サービスマンが出動しているのかどうかなどの状況をユーザーは把握したいかもしれない。
また、監視サーバーによる監視の対象となっていない画像形成装置を所有しているユーザーにとっては、エラーコードを表示させただけでは、その異常に対する対処を行う上で不十分な場合がある。
本発明は、自装置に発生した異常を検知する検知手段と、表示手段と、画像処理装置を監視する監視サーバーとの通信を行うことができる通信手段と、を備える画像処理装置であって、前記検知手段により異常が検知された場合に、当該異常に対応して作業が必要となる箇所を特定するための診断を実行する診断手段と、自装置が前記監視サーバーによる監視対象であるか否かを判断する判断手段と、を有し、自装置が前記監視サーバーによる監視対象でないと前記判断手段が判断した場合、前記表示手段は、前記検知手段により検知された異常のための診断の結果として特定された箇所に関する情報を含む第1のメッセージを表示し、自装置が前記監視サーバーによる監視対象である場合、前記表示手段は、前記検知手段により検知された異常が通報される前記監視サーバーとの通信に従う対応状況に関する情報を含む第2のメッセージを表示し、前記第2のメッセージには、前記検知手段により検知された異常のための診断の結果として特定された箇所に関する情報が含まれない、ことを特徴とする。
本発明によれば、故障が発生した場合、画像処理装置が監視対象となっているか否かに応じたエラー画面を表示することにより、必要な情報を適切にユーザーに通知することができる。
画像形成装置の概略断面図である。 画像形成部のハードウェアブロック図である。 画像形成部の電気回路を示すブロック図である。 各診断対象についての電気故障箇所特定テーブルである。 表示部に表示されるエラー画面の例である(その1)。 表示部に表示されるエラー画面の例である(その2)。 表示部に表示されるエラー画面の例である(その3)。 着脱モータの電気故障診断フローチャートである。 帯電DC出力の電気故障診断フローチャートである。 遠隔監視システムの構成図である。 監視サーバーの構成を示すブロック図である。 遠隔監視の対象機であるかを判断する処理を示すフローチャートである。 故障診断結果を表示する処理を示すフローチャートである(第1の実施形態)。 故障診断結果を表示する処理を示すフローチャートである(第2の実施形態)。 エラー結果データテーブルの一例である。
以下に、図面を参照して、本発明を実施するための形態を説明する。ただし、以下に説明する実施形態はあくまで例示であり、本発明の範囲をそれらに限定する趣旨のものではない。本実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。
<第1の実施形態>
まず、本実施形態における画像処理装置について説明する。本実施形態において、画像処理装置は、複写機やプリンタ等の画像形成装置1である。図1は、画像形成装置1の概略断面図である。
図1に示すように、画像形成装置1は、画像読取部2と画像形成部3から構成されている。画像読取部2の上部には、透明ガラス板からなる原稿台4が設けられている。原稿圧着板5は、原稿台4の所定の位置に画像面を下向きにして載置された原稿Dを押圧固定する。原稿台4の下側には、原稿Dを照明するランプ6と、照明された原稿Dの光像を画像処理ユニット7に導くための反射ミラー8,9,10とからなる光学系が設けられている。なお、ランプ6及び反射ミラー8、9、10は、所定の速度で図面左右方向に移動して、原稿Dを走査する。
画像形成部3は、一定の間隔をおいて略水平な一直線上に配置されたプロセスユニット101y,101m,101c,101kを備えている。各プロセスユニット101y,101m,101c,101kは、それぞれ、イエロー(y)、マゼンタ(m)、シアン(c)、ブラック(k)の現像剤のトナー像を形成する。各プロセスユニット101y,101m,101c,101kにおいて形成されたトナー像は、各プロセスユニットに当接した中間転写ベルト108に一次転写される。そして、中間転写ベルト108上で重ね合わされた各色のトナー像は、搬送され、駆動ローラ122と二次転写ローラ15が当接するニップ上において印刷用紙S上に転写される。
各プロセスユニット101y,101m,101c,101kは、感光ドラム102、帯電ローラ103、レーザー露光装置104、現像器105、トナー容器106、補助帯電ブラシ109を備える。図1では、各色に対応して、参照番号の末尾にy,m,c,kの記号を付して示している。
さらに、画像形成部3は、一次転写ローラ107y,107m,107c,107k、中間転写ベルト108、濃度センサ112、二次転写ローラ15、転写クリーニング装置111を備える。
印刷用紙Sは、用紙カセット18または手差しトレイ140から供給される。画像形成部3の下流側には定着器19が設けられており、搬送される印刷用紙S上のトナー像を定着する。定着器19においてトナー像が定着された印刷用紙Sは、排出ローラ対21によって、画像形成装置1から排出される。
画像形成装置1の前面には、前カバー(不図示)が設置されている。ユーザーは、前カバーを開けることにより、感光ドラム102や現像器105等の消耗品にアクセスすることができる。前カバーの開閉は前カバー開閉検知センサ123によって検知される。
画像形成装置1の右側側面には、右カバー(不図示)が設置されている。ユーザーは、右カバーを開けることにより、中間転写ベルト108の消耗品へのアクセスや、ジャム発生により残留した印刷用紙の除去をすることができる。右カバーの開閉は、右カバー開閉検知センサ124によって検知される。
各用紙カセット18には、用紙カセット18の開閉を検知する用紙カセット開閉センサ205と、用紙カセット18に格納された印刷用紙サイズを検知する用紙サイズ検知センサ(不図示)が設けられている。用紙カセット18が閉じられると、用紙サイズ検知センサの出力に基づいて、自動的に印刷用紙サイズが検知される。
また、手差しトレイ140には、トレイ上の印刷用紙の有無を検知する手差し用紙センサ201が設けられている。手差しトレイ140上に印刷用紙が置かれたことを手差しセンサ201が検知すると、置かれた印刷用紙のサイズ設定をユーザーに促す画面が表示部1000に表示される。ユーザーが画面の指示に従い印刷用紙サイズを設定することで、画像形成装置1は手差しトレイ140に置かれた印刷用紙のサイズを認識することができる。
図10は、本実施形態の画像形成装置1を備えた遠隔監視システム10000の概略的な構成である。
遠隔監視システム10000において、画像形成装置1は情報処理装置である監視サーバー10001とネットワーク10002を介して通信可能に接続されている。なお、ネットワーク10002には、図示されていない複数の画像形成装置や情報処理装置が接続されていてもよい。また、ネットワーク10002は、インターネットであっても、LANであってもよい。画像形成装置1は、不図示の通信部を介して、監視サーバー10001との通信を行う。
図11は、監視サーバー10001の概略的な構成を示すブロック図である。
監視サーバー10001は、いわゆるPC(パーソナルコンピュータ)からなり、CPU1101、RAM1102、記憶装置1103、操作装置1104、表示装置1105、通信部1106、メインバス1107などを含む。
CPU1101は、画像形成装置1を構成する各部を制御する。
RAM1102は、CPU1101のワークエリアを提供するメモリである。
記憶装置1103は、後述する制御プログラムや、各種設定を記憶するHDD(ハードディスクドライブ)等のメモリである。なお、記憶装置1103は、NVRAM等でもあってもよい。
操作装置1104は、ユーザー(使用者や設置者など)によるコマンドの入力を受け付ける装置であり、例えば、キーボードやマウス等を含む。
表示装置1105は、画面表示を行う表示手段であり、例えば、液晶モニタ等である。なお、表示装置1105は、例えば、液晶タッチパネルディスプレイのように、操作装置1104と一体となっていてもよい。
通信部1106は、ネットワーク上の他の機器、例えば、画像形成装置1との間で通信を行う。
メインバス1107は、上述した各部を互いに接続するためのシステムバスである。
なお、本実施形態では、特に断らない限り、CPU1101が、メインバス1107を介してRAM1102、記憶装置1103、操作装置1104、表示装置1105、通信部1106を制御する。
監視サーバー10001は、リモートデスクトップ技術を利用して画像形成装置1に画面情報を送信することにより、画面情報を画像形成装置1の表示部1000上に表示することができる。これにより、画像形成装置1の操作を行うエンドユーザに対して情報を提示することができる。
次に、図2を用いて、本実施形態の画像形成部3のハードウェアブロック図について説明する。
画像形成部3は、電源ユニット200、制御ユニット210、ドライバユニット230、高圧ユニット240からなる各ユニットを備える。画像形成部3は、その中に、各ユニットは、それぞれ、電源部、信号出力部、制御回路部、負荷動作部の各部を具備している。
本実施形態の画像形成装置1を制御するために、制御ユニット210の内部には、CPU212aが備えられている。CPU212aは、ROM212bに格納されたプログラムによって、画像形成に関わる様々な制御シーケンスを実行する。
その際、一次的または恒久的に保存することが必要な書き換え可能なデータを格納するために、制御ユニット210はRAM212cを搭載している。RAM212cには、例えば、高圧ユニット240への高圧設定値、着脱可能なユニットに関する駆動設定情報などが保持されている。
また、CPU212aはシリアル通信を通じてドライバユニット230上に配置されたASIC231と接続される。CPU212aは、ASIC231内部のレジスタやRAM212cに対するリード/ライト動作を、通信を介して行うことにより、ASIC231を制御している。
電源部について説明する。電源部としての電源ユニット200からは+24Vの電源が出力され、電源ユニット200内のヒューズによって分配され、各基板に給電される。制御ユニット210は、給電された+24VをDCDCコンバータ211で+3.3Vに降圧し、CPU212aやドライバユニット230へ給電する。また、DCDCコンバータ211で+3.3Vに降圧された電源は、ASIC231の電源としても用いられる。
さらに、電源ユニット200からドライバユニット230に給電された+24Vは、ドライバユニット230内のヒューズによってさらに細分化され、高圧ユニット240やモータ駆動回路233の電源として用いられる。
また、+24Vは前カバーや右カバーの開閉動作に連動して電源供給を遮断するインターロックスイッチ236により電源供給のオンオフがされる電源系統と、カバーの開閉状態に関係なく電源供給される電源系統に分かれている。本実施形態では、着脱モータ603とFAN300は、カバー開閉状態に関係なく、電源が供給され、モータの駆動が可能である。
次に、信号出力部について説明する。信号出力部としてのASIC231の内部には、アナログ信号値を取り込むためのAD変換器232、各高圧ユニット240を制御するための高圧制御部235が備えられている。また、モノクロドラムモータ600、カラードラムモータ601、定着モータ602、着脱モータ603、FAN300を制御するためのモータ制御部234の機能モジュールが備えられている。
FAN300には、FAN300を駆動するモータが備えられている。ASIC231は、CPU212aからシリアル通信を通じて設定値が書き込まれると、設定値に基づいて前述の機能モジュールの設定を行う。機能モジュールの設定がなされると、設定値に基づいて機能モジュールのロジック回路が動作し、結果として、ASIC231から制御信号が出力される。
次に、制御回路部について説明する。制御回路部としては、高圧ユニット240や、前述した個々のモータを駆動するためのモータ駆動回路233が備えられている。制御回路部は、電源部からの電源供給と信号出力部からの出力信号に基づいて動作する。例えば、モータ駆動回路233にはモータを駆動するための回路としてドライバICが備えられる。ドライバICは、モータを回転させるための制御信号が入力されると、モータを回転制御する。
モータが回転すると、個々のモータの負荷動作部である感光体ドラム102、中間転写ベルト108、現像器105、定着器19、中間転写ベルト着脱機構118、FAN300が駆動する。
また、中間転写ベルト着脱機構118に設けられたホームポジション検知センサ242が中間転写ベルト108の着脱位置を検出し、その検出値はASIC231に入力される。ASIC231への入力値は、通信を通じてCPU212aへと送信される。CPU212aは、入力値に基づいて中間転写ベルト着脱機構118の位置制御を行う。
最後に、負荷動作部について説明する。負荷動作部としては、モータ駆動回路233aにより駆動される、中間転写ベルト着脱機構118や、FAN300がある。また、モータ駆動回路233bにより駆動される、感光体ドラム102、現像器105、定着器19中間転写ベルト108がある。
次に、図3、図4、図8、図9を用いて、電気部品の故障診断フローである電気故障診断フローについて説明する。
図3は、本実施形態の画像形成部3の電気回路を示すブロック図である。図4は、電気故障診断フローを実行する際に診断対象のモータや、高圧出力の電気部品を動かすための電源、制御信号、制御回路、動作する負荷の関係を示す電気故障診断テーブルである。
図8は、電気故障診断の例を示すフローチャートである。ここでは、電気故障診断フローの例として、まず、着脱モータ603の電気故障診断フローについて説明する。
図8のフローチャートにおいて、着脱モータ603の駆動に関連する電気部品の故障診断フローが起動すると、まず、電源部の故障判定が実施される(S800)。ここで、図4の電気故障診断テーブルの「着脱モータ」行の「電源部」列の項目に示されるように、ドライバユニット230の電圧検知回路303bは+24V_B_FU電源の出力を検出する。CPU212aは、電圧検知回路303bの検出値に対して、しきい値を18Vとして、18V以上であれば、出力正常であり、電源部に故障なし、と判定する。一方、18V未満であれば、出力異常のため、電源部に故障がある、と判定する。
次に、S800の電源部の故障判定に基づいて、CPU212aは、電源部に故障があるか否かの判定を行う(S801)。
そして、電源部に故障がある場合(S801でY)、さらに、その故障が電源ユニット故障であるか否かの判定を行う(S802)。この際、電源ユニットの故障箇所を特定するために、+24V_B_FU電源の出力チェックを行う。+24V_B_FU電源をチェックするために、ドライバユニット230の電圧検知回路303aは、+24V_Bの電圧が所定値以上であるか否かを検出する。ここで、CPU212aは、しきい値を18Vとして、+24V_Bの電圧が18V以上であれば、出力は正常であり、電源ユニットに故障なし、と判定する。一方、18V未満であれば、出力は異常であり、電源ユニットに故障あり、と判定する。
電源ユニットの故障である場合(S802でY)、CPU212aは、故障部品が電源ユニット200にあると特定し、その結果をRAM212cに格納する(S803)。
一方、電源ユニット故障でないと判定した場合には(S802でN)、CPU212aは、ドライバユニット230の故障であると特定し、結果をRAM212cに格納する(S804)。
S801において、電源部に故障がないと判定した場合には(S801でN)、信号出力部の故障判定に移行する(S805)。信号出力部のチェックは、ASIC231のモータ駆動回路からのモータ制御信号に対して実行される。モータ制御信号には、モータの回転方向や速度、駆動モードなどの信号が含まれる。CPU212aは、ASIC231に対して、各モータ制御信号としてHigh、Lowがそれぞれ出力されるように設定を行う。そして、信号検知回路305において、しきい値を2.8Vとし、High設定時には2.8V以上、Low設定時には2.8V以下の電圧が検出された場合には、正常であり、故障なしと、判定する。そうでなければ、異常であり、故障あり、と判定する。
S805の信号出力部の故障判定に基づいて、CPU212aは、信号出力部に故障があるか否かを判定する(S806)。
信号出力部の故障判定によって、信号出力部に故障があると判定した場合(S806でY)、CPU212aは、ドライバユニット230の故障であると特定し、その結果をRAM212cに格納する(S804)。
一方、信号出力部の故障判定の結果、信号出力部に故障がないと判定した場合には(S806でN)、制御回路部の故障判定に移行する(S807)。ここでは、モータ駆動回路233の出力チェックを行う。そのために、CPU212aは、ASIC231のモータ駆動回路233に対して、着脱モータ603を動作させるように設定を行う。すると、信号出力部からモータ制御信号が出力され、モータ駆動回路233へと入力される。
このように電源と信号が制御回路部に入力されている状態で、制御回路部からの出力を電流検出回路306aによって検出を行い、モータ駆動回路233から着脱モータ603へと流れる電流が所定値以上であるか否かにより、異常有無のチェックを行う。本実施形態では、着脱モータ603に流れる電流が100mA以上である場合には、CPU212aは、制御回路部は正常であり、故障なし、と判定する。一方、着脱モータ603に流れる電流が100mA未満である場合には、制御回路部に異常があり、故障あり、と判定する。
S807の制御回路部の故障判定に基づいて、CPU212aは、制御回路部に故障があるか否かを判定する(S808)。
制御回路部に故障があると判定した場合(S808でY)、モータ駆動回路233がドライバユニット230上に搭載されているため、CPU212aは、ドライバユニット230の故障であると特定し、その結果をRAMに格納する(S804)。
制御回路部に故障がないと判定した場合は(S808でN)、CPU212aは、故障箇所なしと判定し、その結果をRAM212cに格納する(S809)。
以上のように、着脱モータ603の電気故障診断フローを実行することにより、作業が必要となる故障箇所を特定することができる。
<帯電DC出力の電気故障診断>
次に、図9のフローチャート用いて、帯電DC出力の電気故障診断フローを説明する。
図9のフローチャートにおいて、帯電DC出力の故障診断フローが起動すると、まず、電源部の故障判定が実施される(S900)。帯電DC出力の電気故障診断フローを起動すると、ドライバユニット230の電圧検知回路303bは、図4の電気故障診断テーブルの「帯電DC出力」行から、診断対象である+24V_A_FU電源の出力を検出する。CPU212aは、電圧検知回路303bの検出値に対して、しきい値を18Vとして、18V以上であれば、出力正常であり、電源部に故障なし、と判定する。一方、18V未満であれば、出力異常のため、電源部に故障がある、と判定する。
次に、S900の電源部の故障判定に基づいて、CPU212aは、電源部に故障があるか否かの判定を行う(S901)。
そして、電源部に故障がある場合(S901でY)、さらに、その故障が電源ユニット200の故障であるか否かの判定を行う(S902)。この際、電源ユニットの故障箇所を特定するために、CPU212aは、電圧検知回路303aの検出値から電源ユニット200である+24V_Aの出力を確認する。
電源ユニット200の出力が正常であれば(S902でN)、CPU212aは、+24V_Aの電源系統は正常であり、故障がないと判定する。そして、故障箇所をドライバユニット230と特定する(S904)。
一方、電源ユニット200の出力が異常であれば(S902でY)、CPU212aは、故障箇所が電源ユニット200であると特定し、その結果をRAM212cに格納する(S903)。
S901において、電源部に故障がないと判定した場合には(S901でN)、信号出力部の故障判定に移行する(S905)。
信号出力部のチェックは、ASIC231の高圧制御部235からの高圧制御信号に対して実行される。高圧制御信号には、出力電圧設定信号や、トランス駆動用のクロックなどの信号が含まれる。図4の電気故障診断テーブルから、帯電DC出力の信号出力部は帯電DC高圧制御信号である。そこで、CPU212aは、ASIC231に対して、帯電DC高圧制御信号としてHigh、Lowがそれぞれ出力されるように設定を行う。信号検知回路305は、しきい値を2.8Vとし、High設定時は2.8V以上、Low設定時には2.8V以下の電圧が検出された場合には正常であり故障なし、そうでなければ異常であり故障ありと判定する。
S905の信号出力部の故障判定に基づいて、CPU212aは、信号出力部に故障があるか否かを判定する(S906)。信号出力部に故障があると判定した場合(S906でY)、CPU212aは、ドライバユニット230の故障であると特定し、その結果をRAM212cに格納する(S904)。
一方、S905の信号出力部の故障判定に基づいて、信号出力部に故障がないと判定した場合(S906でN)、電源部と信号出力部は正常であるため、制御回路部のチェックに移行する(S907)。
図4の電気故障診断テーブルから、帯電DC出力の制御回路部は帯電DC高圧回路220であるため、帯電DC高圧回路220の出力チェックを行う。そのために、CPU212aは、ASIC231の高圧制御部235に対して、−1000Vの出力を行うように設定を行う。このときの帯電DC高圧回路220からの出力電流を電流検出回路306bで検出し、検出値が20μA以下である場合には、帯電DC高圧回路220の出力異常であり、故障あり、と判断する。
S907における制御回路部の故障判定に基づいて、CPU212aは、制御回路部に故障があるか否かを判定する(S908)。
制御回路部に故障があると判定した場合(S908でY)、帯電DC出力回路が高圧ユニット240内に搭載されているため、CPU212aは、高圧ユニット240の故障と特定し、その結果をRAM212cに格納する(S910)。
一方、制御回路部に故障がないと判定した場合(S908でN)、CPU212aは、故障箇所なしと判定し、その結果をRAM212cに格納する(S909)。
なお、帯電DC出力の故障箇所特定フローでは、負荷の動作による故障箇所判定は実施しない。
現像DC出力、一次転写DC出力、二次転写DC出力の高圧に関連する電気部品の故障診断フローも、同様に、図4の電気故障診断テーブルから診断対象の電源部、信号出力部、制御回路部を特定することによって実行される。
なお、ここでは、電気故障診断フローについては、着脱モータや帯電DC出力を例にして説明した。図4の電気故障診断テーブルに示された他の診断対象についても、同様に、電気故障診断テーブルを参照することによって、電源部、信号出力部、制御回路部の故障を特定することができる。
なお、診断対象や故障の内容によっては、複数の故障箇所が特定される場合もある。この場合、特定された故障箇所の優先度も特定して、RAM212cに格納する。優先度とは、複数箇所が故障していると判断された場合、どの箇所から優先して交換などのメンテナンス作業をしたらよいかを表す指標である。優先度の判定には、エラーコードに応じたテーブルをあらかじめ備え、一意に決めてもよい。
ここで、図15に、RAM212cに格納される、故障診断フローの結果であるエラー診断結果テーブル1500の一例を示す。ここでは、現像器とレーザー露光装置の複数の故障が特定された場合を例にして説明する。
エラー診断結果テーブル1500には、エラー事象が発生した日時、コード、特定された故障箇所、優先度が示されている。この例では、レーザー露光装置より現像器を先に交換するように優先度が高く設定されている。ユーザーに交換優先度を通知することにより、交換効率が向上し、ダウンタイムを短くする効果を期待することができる。
次に、図12のフローチャートを用いて、画像形成装置1が図10や図11で説明した監視サーバー10001による遠隔監視システムの監視対象(遠隔監視システム対象機)であるか否かを判断するための処理について説明する。
画像形成装置1の故障が検知された場合、画像形成装置1(自装置)が遠隔監視の対象機であるか否かにより、ユーザーが求めるエラーメッセージの内容は異なる。そこで、本実施形態においては、本フローチャートのように、画像形成装置1が遠隔監視システム対象機であるか否かを判断する。本フローチャートの結果は、後述する図13の故障診断結果を画面表示するフローチャートによる処理を実行する際に用いられる。
まず、画像形成装置1のCPU212aは、ネットワーク10002や監視サーバー10001の通信部1106を介して監視サーバー10001に通信要求を送付する(S1201)。
監視サーバー10001のCPU1101は、画像形成装置1から通信要求を受け取ると、通信要求を行っている画像形成装置1が遠隔監視システム対象機であるか否かを判断する。具体的には、画像形成装置1のMACアドレス、IPアドレス、ホスト名を含む情報に基づいて、画像形成装置1が遠隔監視システムの対象機であるかを判断する。
監視サーバー10001のCPU1101は、遠隔監視システム対象であると判断した場合は「遠隔監視あり」の結果を、また、遠隔監視システム対象外と判断した場合は「遠隔監視なし」の結果を、画像形成装置1に通知する。
画像形成装置1のCPU212aは、監視サーバー10001から応答を待つ。そして、ネットワークボードやLANケーブル、ネットワーク自体の異常などにより、一定時間内に監視サーバー10001からの応答がなかった場合(S1202でN)、CPU212aは「通信失敗」の結果をRAM212cに格納する(S1203)。
一定時間内に監視サーバー10001からの応答があった場合(S1202でY)、CPU212aは、応答に基づいて、遠隔監視システム対象機であるか否かを判断する(S1204)。
遠隔監視システム対象機であった場合、「遠隔監視あり」の結果をRAM212cに格納する(S1205)。一方、遠隔監視システム対象機ではなかった場合、「遠隔監視なし」の結果をRAM212cに格納する(S1206)。
次に、図13のフローチャートと、図5及び図6に示される表示部1000に表示される各画面を用いて、故障診断フローが実行され、エラー画面が表示される際のフローを説明する。なお、図13のフローチャートで実行される各ステップは、CPU212aにより実行される。
図13のフローチャートは、画像形成装置1が起動すると開始する。
異常が検知されると(S1301)、画像形成装置1は動作中の負荷を緊急停止する(S1302)。
そして、検知された異常に応じて、CPU212aは故障診断フローを開始する(S1303)。例えば、S1301において着脱モータ603の異常が検知された場合、図8に示したフローチャートが実行される。これにより、1又は2以上の故障箇所が特定される。
次に、起動した画像形成装置1が遠隔監視システム対象機であるか否かの判断フローを開始する(S1304)。具体的には、CPU212aは、図12に示したフローチャートに示された処理を実行する。
そして、S1304の結果に基づいて、CPU212aは、RAM212cに格納されている画像形成装置1の遠隔監視システム対象機判断結果が「遠隔監視あり」であるか否かを判断する(S1305)。
「遠隔監視あり」であった場合(S1305でY)、CPU212aは、ネットワーク10002や監視サーバー10001の通信部1106を介して、監視サーバー10001にエラーの内容と故障箇所特定結果を送付する(S1306)。これにより、画像形成装置1に異常が発生したことが監視サーバー10001に通報される。
S1306における送付後、CPU212aは、一定時間内に監視サーバー10001からの応答があるか否かを判断する(S1307)。
ネットワークボードやLANケーブル、ネットワーク自体の異常などにより、一定時間内に監視サーバー10001からの応答がなかった場合(S1307でN)、後述するS1312へ進む。
一定時間内に監視サーバー10001から応答があった場合(S1307でY)、CPU212aは、画像形成装置1の異常を検知し、サービスに通報をしたことを表す画面を画像形成装置1の表示部1000に表示する(S1308)。
ここで、図5の(1)は、S1308において表示部1000に表示される画面の一例である。異常が検知された場合、表示部1000には、メッセージとして、異常が検知されたことと、その異常が検知された時刻などのエラー発生メッセージが表示される。その他、状況に応じて、エラーメッセージとして、エラーコード、異常が発生した部品名、交換すべき部品の優先度、などの異常が発生した箇所に関するエラー箇所メッセージが表示される。また、状況に応じて、サービスマンに通報したことや、サービスマンの到着予定時刻などのサービスマン(サーバー)の対応状況に関するサービス状況メッセージが表示される。さらに、状況に応じて、サービスマンへの連絡や、電源の入れ直しなどをユーザーに指示する指示メッセージが表示される。
図5(1)の画面では、まず、異常が検知されたことを示すエラー発生メッセージが表示される。さらに、サービスに通報した旨を示すサービス状況メッセージと、ユーザーに待機するように指示する指示メッセージが表示されている。ただし、異常の発生をサービスに通報しているため、異常が発生した箇所を具体的に示すエラー箇所メッセージは表示されていない。
次に、CPU212aは、S1306における通報に対応した応答を監視サーバー10001から受信したか否かを判断する(S1309)。
応答を受信している場合(S1309でY)、CPU212aは、受信した応答に基づいてエラー画面を更新する(S1310)。
ここで、図5の(2)は、S1310において表示部1000に表示される画面の一例である。本画面では、担当サービスマンが到着する予定時刻などに関して監視サーバー10001からの応答があったため、サービス情報メッセージが図5の(1)の画面から更新されている。
なお、本実施形態では、監視サーバー10001から直接受信した応答を表示する方法について説明をしているが、応答をユーザーに通知する方法がこれには限られない。例えば、サービスマンが所有するモバイル端末(不図示)から入力された情報を監視サーバー10001が受信し、これを対象の画像形成装置1に送信するようにしてもよい。
S1309において監視サーバー10001から応答を受信していない場合(S1309でN)、及びS1310においてエラー画面を更新した後は、CPU212aは、画像形成装置1の電源オフ処理が行われているか否かを判断する(S1311)。サービスマンが到着して修理を行うなどのために画像形成装置1の電源がオフされると、本フローチャートは終了する。
電源オフ処理が行われていない場合は(S1311でN)、S1309に戻り、CPU212aは、監視サーバー10001からの応答の受信を待つ。
一方、S1305において「遠隔監視なし」または「通信失敗」であった場合(S1305でN)、及びS1307において一定時間内に監視サーバー10001からの応答がなかった場合(S1307でN)について説明する。
これらの場合、CPU212aは、S1303において実行された故障診断フローによって故障箇所が特定されたか否かの判定を行う(S1312)。
故障箇所が特定された場合(S1312でY)、CPU212aは、特定された故障箇所が1つ(単数)であるか、2つ以上(複数)であるかを判断する(S1313)。
特定された故障箇所が複数である場合(S1313でY)、CPU212aは、RAM212cに格納されているエラー結果(図15のエラー診断結果テーブル1500)における交換の優先度を付して、故障箇所ありのエラー画面を表示する(S1314)。
ここで、図6の(3)は、S1314において表示部1000に表示される画面の一例である。本画面では、エラー箇所メッセージとして、故障箇所が現像器(イエロー)とレーザー露光装置の2つあること、優先度として、現像器(イエロー)、レーザー露光装置の順に交換するとよいことが表示されている。また、ここでは、画像形成装置1が遠隔監視の対象となっていないため、サービス状況メッセージは表示されず、サービスに連絡することを促す指示メッセージが表示されている。
S1313において特定された故障箇所が単数であると判断された場合(S1313でN)、CPU212aは、単数の故障箇所ありのエラー画面を表示する(S1315)。
ここで、図6の(4)は、S1315において表示部1000に表示される画面の一例である。本画面は、サービス状況メッセージや指示メッセージについては図6(3)の画面と同様であるが、ここでは故障箇所が単数であるため、エラー箇所メッセージとして優先度に関する表示はされていない。
一方、S1312において故障箇所が特定できなかった場合(S1312でN)、故障箇所に関する表示なしのエラー画面を表示する(S1316)。
ここで、図6の(5)は、S1316において表示部1000に表示される画面の一例である。本画面は、サービス状況メッセージや指示メッセージについては図6(3)や(4)の画面と同様であるが、ここでは故障箇所が特定されていないため、エラー箇所メッセージは表示されない。
S1314、S1315、S1316の後は、S1317にて電源オフ処理が行われているか否かを判断する。画像形成装置1の電源がオフされると、本フローチャートは終了する。
以上のように、第1の実施形態では、遠隔監視システムの対象機判断フローから画像形成装置1が遠隔監視の対象であるかを判定し、機器の状態や状況に適したエラー画面を表示することでユーザーが必要な情報を過不足なく適切に通知することができる。
<第2の実施形態>
次に、異常が検知された場合であっても、ユーザーが再起動することで画像形成装置1を正常に起動する場合もある。本実施形態では、そのような場合におけるフローについて、図14のフローチャートと、図5から図7に示される表示部1000に表示される各画面を用いて、説明する。なお、図14のフローチャートで実行される各ステップは、CPU212aにより実行される。
図14のフローチャートは、画像形成装置1が起動すると開始する。
異常が検知されると(S1401)、画像形成装置1は動作中の負荷を緊急停止する(S1402)。
そして、検知された異常に応じて、CPU212aは故障診断フローを開始する(S1403)。
次に、起動した画像形成装置1が遠隔監視システムの対象機であるか否かの判断フローを開始する(S1404)。具体的には、CPU212aは、図12に示したフローチャートに示された処理を実行する。
そして、S1404の結果に基づいて、CPU212aは、RAM212cに格納されている画像形成装置1の遠隔監視システム対象機判断結果が「遠隔監視あり」であるか否かを判断する(S1405)。
「遠隔監視あり」であった場合(S1405でY)、CPU212aは、ネットワーク10002や監視サーバー10001の通信部1106を介して、監視サーバー10001にエラーの内容と故障箇所特定結果を送付する(S1406)。これにより、画像形成装置1に異常が発生したことが監視サーバー10001に通報される。
S1406における送付後、CPU212aは、一定時間内に監視サーバーから応答あるか否かを判断する(S1407)。
ネットワークボードやLANケーブル、ネットワーク自体の異常などにより、一定時間内に監視サーバーからの応答がなかった場合(S1407でN)、後述するS1414へ進む。
一定時間内に監視サーバーから応答があった場合(S1407でY)、CPU212aは、検知されたエラーが前回起動時に発生したエラーと同じであるか否かを判断する(S1408)。
前回起動時はエラーが発生していない場合、または異なるエラーが発生していた場合、画像形成装置1は再起動により正常起動する可能性がある。そこで、前回起動時と同じエラーではなかった場合(S1408でN)、CPU212aは、表示部1000に画像形成装置1の異常を検知し、サービスに通報をしたこと、及び再起動を促す画面を表示する(S1413)。
ここで、図7の(6)は、S1413において表示部1000に表示される画面の一例である。本画面では、サービスに通報した旨を示すサービス状況メッセージに加えて、ユーザーに画像形成装置1の再起動を促すため、電源を入れ直すことを指示する指示メッセージが表示されている。
一方、S1408において前回起動時に発生したエラーと同じエラーが発生している場合は(S1408でY)、再起動してもエラー事象が解消されなかったこととなる。その場合は、CPU212aは、表示部1000に画像形成装置1の異常を検知し、サービスに通報をしたことを示す画面を表示する(S1409)。
ここで、図5の(1)は、S1409において表示部1000に表示される画面の一例である。本画面は、図13のフローチャートのS1308において表示される画面と同様である。
次に、CPU212aは、S1406における通報に対応した応答を監視サーバー10001から受信したか否かを判断する(S1410)。
応答を受信している場合(S1410でY)、CPU212aは、受信した応答に基づいてエラー画面を更新する(S1411)。
ここで、図5の(2)は、S1411において表示部1000に表示される画面の一例である。本画面は、図13のフローチャートのS1310において表示される画面と同様である。
S1410において監視サーバー10001から応答を受信していない場合(S1410でN)、及びS1411においてエラー画面を更新した後は、CPU212aは、電源オフ処理が行われているか否かを判断する(S1412)。サービスマンが到着して修理を行うなどのために画像形成装置1の電源がオフされると、本フローチャートは終了する。
電源オフ処理が行われていない場合は(S1412でN)、S1410に戻り、CPU212aは、監視サーバー10001からの応答の受信を待つ。
一方、S1405において「遠隔監視なし」または「通信失敗」であった場合(S1405でN)、及びS1407にて一定時間内に監視サーバー10001からの応答がなかった場合(S1407でN)について説明する。
これらの場合、CPU212aは、S1403において実施された故障診断フローによって故障箇所が特定されたか否かの判定を行う(S1414)。
故障箇所が特定された場合(S1414でY)、CPU212aは、故障箇所が単数であるか複数であるかを判断する(S1415)。
特定された故障箇所が複数である場合(S1415でY)、CPU212aは、RAM212cに格納されているエラー結果(図15のエラー診断結果テーブル1500)における交換の優先度に応じて、故障箇所ありのエラー画面を表示する(S1416)。
ここで、図6の(3)は、S1416において表示部1000に表示される画面の一例である。本画面は、図13のフローチャートのS1314において表示される画面と同様である。
S1415において特定された故障箇所が単数であると判断された場合(S1415でN)、CPU212aは、単数の故障箇所ありのエラー画面を表示する(S1417)。
ここで、図6の(4)は、S1417において表示部1000に表示される画面の一例である。本画面は、図13のフローチャートのS1315において表示される画面と同様である。
次に、CPU212aは、検知されたエラーが前回起動時に発生したエラーと同じであるか否かを判断する(S1418)。
前回起動時に発生したエラーと同じエラーを検知した場合(S1418でY)は、再起動してもエラーが解消されなかったこととなる。そこで、CPU212aは、再起動を促す表示をすることなく、故障箇所と、サービスに連絡すべき旨のメッセージを表示したエラー画面を表示する(S1419)。
ここで、図6の(3)は、S1415において故障箇所が複数であると判断されていた場合に表示される画面の一例である。本画面は、S1416において表示される画面と同様である。
また、図6の(4)は、S1415において故障箇所が単数であると判断されていた場合に表示される画面の一例である。本画面は、S1417において表示される画面と同様である。
S1418において前回起動時はエラーが発生していない場合、また異なるエラーが発生していた場合は、画像形成装置1は再起動により正常起動する可能性がある。そこで、前回起動時と同じエラーではなかった場合(S1418でN)、CPU212aは、表示部1000に画像形成装置1の異常を検知したことと、再起動を促す画面を表示する(S1420)。
ここで、図7の(7)は、S1415において故障箇所が複数であると判断されていた場合に表示される画面の一例である。本画面では、優先度を付したエラー箇所メッセージに加えて、電源を入れ直すことを指示する指示メッセージが表示されている。
また、図7の(8)は、1415において故障箇所が単数であると判断されていた場合に表示される画面の一例である。本画面では、エラー箇所メッセージが1つの故障箇所である点を除いて、図7(7)の画面と同様である。
S1414において故障箇所が特定できなかった場合(S1414でN)、CPU212aは、検知されたエラーが前回起動時に発生したエラーと同じであるか否かを判断する(S1421)。
前回起動時に発生したエラーと同じエラーを検知した場合は(S1421でY)、CPU212aは、故障箇所表示なしのエラー画面を表示する(S1422)。
ここで、図6の(5)は、S1422において表示部1000に表示される画面の一例である。本画面は、図13のフローチャートのS1316において表示される画面と同様である。
一方、前回起動時はエラーが発生していない場合、または異なるエラーが発生していた場合(S1421でN)、CPU212aは、再起動を促す故障箇所表示ありのエラー画面を表示する(S1423)。
ここで、図7の(9)は、S1423において表示部1000に表示する画面の一例である。本画面は、指示メッセージとして電源を入れ直す旨の表示がされる点を除いて、図6の(5)の画面と同様である。
S1413、S1419、S1420、S1422、S1423の後は、S1424において電源オフ処理が行われているか否かを判断する。画像形成装置1の電源がオフされると、本フローチャートは終了する。
以上のように、第2の実施形態では、再起動によりエラーが解消される可能性を考慮し、状況に適したエラー画面を表示する。これにより、さらにユーザーが必要な情報を適切に通知することができる。
<その他の実施形態>
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用してもよい。
本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形が可能であり、それらを本発明の範囲から除外するものではない。すなわち、上述した各実施形態及びその変形例を組み合わせた構成もすべて本発明に含まれるものである。
1 画像形成装置
3 画像形成部
212a CPU
1000 表示部
10000 故障監視システム
10001 監視サーバー

Claims (4)

  1. 自装置に発生した異常を検知する検知手段と、
    表示手段と、
    画像処理装置を監視する監視サーバーとの通信を行うことができる通信手段と、
    を備える画像処理装置であって、
    前記検知手段により異常が検知された場合に、当該異常に対応して作業が必要となる箇所を特定するための診断を実行する診断手段と、
    自装置が前記監視サーバーによる監視対象であるか否かを判断する判断手段と、を有し、
    自装置が前記監視サーバーによる監視対象でないと前記判断手段が判断した場合、前記表示手段は、前記検知手段により検知された異常のための診断の結果として特定された箇所に関する情報を含む第1のメッセージを表示し、
    自装置が前記監視サーバーによる監視対象である場合、前記表示手段は、前記検知手段により検知された異常が通報される前記監視サーバーとの通信に従う対応状況に関する情報を含む第2のメッセージを表示し、
    前記第2のメッセージには、前記検知手段により検知された異常のための診断の結果として特定された箇所に関する情報が含まれない、
    ことを特徴とする画像処理装置。
  2. 自装置が前記監視サーバーによる監視対象である場合、前記検知手段により検知された異常に加えて、前記診断手段による該異常のための診断の結果として特定された箇所に関する情報の通報が、前記通信手段を用いて前記監視サーバーに行われ、
    前記通信手段が前記通報に対する応答を前記監視サーバーから受信した場合、前記表示手段は、前記応答に基づいて前記第2のメッセージを表示する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記検知手段により検知された異常のための診断の結果として複数の箇所が特定された場合、前記第1のメッセージには、各箇所に関する情報としてメンテナンス作業を優先すべき指標が含まれる
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理装置。
  4. 自装置に発生した異常を検知する検知手段と、
    表示手段と、
    画像処理装置を監視する監視サーバーとの通信を行うことができる通信手段と、
    を備える画像処理装置における制御方法であって、
    前記検知手段により異常が検知された場合に、当該異常に対応して作業が必要となる箇所を特定するための診断を実行する診断工程と、
    自装置が前記監視サーバーによる監視対象であるか否かを判断する判断工程と、を有し、
    自装置が前記監視サーバーによる監視対象でないと前記判断工程において判断された場合、前記表示手段は、前記検知手段により検知された異常のための診断の結果として特定された箇所に関する情報を含む第1のメッセージを表示し、
    自装置が前記監視サーバーによる監視対象である場合、前記表示手段は、前記検知手段により検知された異常が通報される前記監視サーバーとの通信に従う対応状況に関する情報を含む第2のメッセージを表示し、
    前記第2のメッセージには、前記検知手段により検知された異常のための診断の結果として特定された箇所に関する情報が含まれない、
    ことを特徴とする制御方法。
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