JP2015143760A - 画像形成装置 - Google Patents

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Shunichi Ebihara
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Abstract

【課題】本発明の目的は、交換可能なユニットを寿命到達前に交換してしまうことによるユーザーの不利益を回避することが可能な画像形成装置を提供することである。
【解決手段】交換可能なユニットと、前記ユニットの使用履歴を保持し、前記使用履歴からユニットの寿命到達を検知する制御部と、を有し、前記制御部は、前記ユニットを画像形成装置本体から取り外す際に、前記使用履歴から前記ユニットが寿命到達前であることを検知した場合には、前記ユニットがまだ使用可能であることをユーザーに通知する。
【選択図】 図7

Description

本発明は、電子写真方式を利用した複写機、プリンタ、ファクシミリ装置等の画像形成装置に関し、特に画像形成装置を構成する個別の装置や消耗品が交換可能なようにユニット化されている画像形成装置に関するものである。
従来、複写機、プリンタ、ファクシミリ等の電子写真方式の画像形成装置に装着されるトナー補給容器などの消耗品、あるいは感光ドラム、現像装置、定着装置、転写装置などは、画像形成装置本体の寿命に比べて短寿命である。これらは、それぞれがユニット化されており、寿命に達するとユニット単位で新品に交換することにより、画像形成装置の継続的な使用に対応している。
このように交換可能なユニットについて、ユニットの交換時の新品検知に関する技術が開示されている。例えば特許文献1では、交換部品内部にヒューズを設けておき、交換時に画像形成装置内部にあるCPUがヒューズのあることを検知すると、ヒューズに電流を流して溶断する技術が開示されている。あるいは、ユニットに組み込まれたメモリタグの情報によりユニットが新品であることを検知する技術が知られている。
また、ユニットの寿命に関する情報をユーザーに通知する技術も開示されている。例えば特許文献2では、トナー容器と現像装置が交換可能に一体化されたユニットであるプロセスカートリッジ内のトナー残量を光学的手段で精度良く検知し、トナー残量が無くなるとプロセスカートリッジの交換をユーザーに促す技術が開示されている。あるいは、トナー残量が僅かになるとその旨をユーザーに通知する技術も開示されている。
特開平6−76140号公報 特開平6−194958号公報
しかしながら、例えば前述したような、ユーザーにトナー残量が僅かである旨を通知した場合、ユーザーがその通知をユニットの交換を促すメッセージであると誤解し、まだ使用可能であるユニットを誤って交換してしまう可能性がある。あるいは、複数色のプロセスカートリッジを有する画像形成装置では、交換を促された色のカートリッジとは別の色のカートリッジを誤って交換してしまう可能性がある。
これらの例に代表されるように、使用可能なプロセスカートリッジやトナー容器などの交換可能なユニットを寿命到達前に交換してしまうことは、無駄に消耗品やユニットを消費することとなり、ユーザーに不利益をもたらす結果となる。
そこで、本発明の目的は、交換可能なユニットを寿命到達前に交換してしまうことによるユーザーの不利益を回避することが可能な画像形成装置を提供することである。
上記目的を達成するため、本発明は、交換可能なユニットと、前記ユニットの使用履歴を保持し、前記使用履歴からユニットの寿命到達を検知する制御部と、を有し、前記制御部は、前記ユニットを画像形成装置本体から取り外す際に、前記使用履歴から前記ユニットが寿命到達前であることを検知した場合には、前記ユニットがまだ使用可能であることをユーザーに通知することを特徴とする。
本発明によれば、寿命到達前のユニットを画像形成装置本体から取り外す際に、そのユニットがまだ使用可能であることをユーザーに通知するので、ユニットを寿命に至るまで使用することを促すこととなり、ユーザーの不利益を回避することが可能となる。
実施例1に係る画像形成装置の概略構成図 実施例1に係る転写ユニットの新品検知機能の説明図 実施例1における新品検知時の動作説明図 実施例2に係るトナー容器の概略構成図 実施例2におけるトナー残量検知の説明図 実施例2に係る画像形成装置の概略構成図 実施例2におけるトナー容器取り外し検知時の動作説明図 実施例2におけるトナー容器取り外し検知時の動作説明図
以下、図面を参照して、本発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、以下の実施形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、それらの相対配置などは、本発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものである。従って、特に特定的な記載がない限りは、本発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
〔実施例1〕
本実施例では、寿命到達が検知される前のユニットが交換され、新品のユニットが装着されたことを検知した場合に、ユーザーにその旨を通知する機能についての説明を行う。
図1は本実施例に係る画像形成装置の概略断面図である。本実施例においては、画像形成装置の一例として、中間転写ベルトを採用したカラー画像形成装置を用いた。
[画像形成装置の説明]
図1に示した本実施例の画像形成装置は、4ドラムフルカラー方式で自動両面印刷機構を搭載したプリンタである。画像形成部は、イエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色ステーション毎に設けられた像担持体としての感光ドラム1Y、1M、1C、1K、一次帯電手段としての帯電ローラ2Y、2M、2C、2K、露光スキャナ部11Y、11M、11C、11K、現像手段としての現像器8Y、8M、8C、8K、トナー補給手段としてのトナー容器7Y、7M、7C、7K、回転体である中間転写ベルト24、2次転写ローラ25、中間転写ベルトを駆動しつつ2次転写ローラ25の対向ローラとして機能する駆動ローラ26、張架ローラ13、補助ローラ23、1次転写ローラ4Y、4M、4C、4K、定着部21、およびこれらを制御動作させる制御部10によって構成されている。
前記感光ドラム1Y、1M、1C、1Kは、アルミシリンダの外周に有機光導伝層を塗布して構成し、図示しない駆動モータの駆動力が伝達されて回転するものである。駆動モータは感光ドラム1Y、1M、1C、1Kを画像形成動作に応じて時計回り方向に回転させる。
前述の制御部10が画像信号を受け取ると、記録材Pは、給送カセット15からピックアップローラ14、給送ローラ17、18によって画像形成装置内に送り出される。その後、記録材Pは、後述の画像形成動作と記録材Pの搬送との同期をとるためのローラ状同期回転体、即ち、搬送(レジスト)ローラ19a、及び搬送(レジスト)対向ローラ19bに一旦挟持され、停止して待機する。
一方、制御部10は、帯電ローラ2Y、2M、2C、2Kの作用により一定電位に帯電した感光ドラム1Y、1M、1C、1Kの表面に、受け取った画像信号に応じた静電潜像を露光スキャナ部11Y、11M、11C、11Kによって形成する。
現像器8Y、8M、8C、8Kは前記静電潜像を可視化する手段であり、ステーション毎にYMCK各色の現像を行う。各現像器には、現像ローラ5Y、5M、5C、5Kが設けられており、前記静電潜像を可視化するための現像バイアスが印加されている。このように、感光ドラム1Y、1M、1C、1Kの表面に形成された前記静電潜像は、現像器8Y、8M、8C、8Kの作用により単色トナー像として現像される。
中間転写ベルト24は、感光ドラム1Y、1M、1C、1Kに接触しており、カラー画像形成時に反時計周り方向に感光ドラム1Y、1M、1C、1Kの回転と同期して回転する。各感光ドラムに現像された各単色トナー像は、各感光ドラムと対向する1次転写ローラ4に印加された1次転写バイアスの作用により、各感光ドラムから中間転写ベルトに順次転写され、中間転写ベルト24上で多色トナー像となる。中間転写ベルト24は、各感光ドラムから転写されたトナー画像を担持して搬送する。
ここで、中間転写ベルト24上に転写されず各感光ドラム1上に残留してしまったトナーは、感光ドラムに当接して設置されたドラムクリーナ16Y、16M、16C、16Kにて回収される。各色ドラムクリーナはそれぞれ、感光ドラムから残留トナーを除去するクリーナブレード161Y、161M、161C、161Kと、感光ドラムから除去したトナーを回収するトナー回収容器162Y、162M、162C、162とで構成されている。
尚、各々の感光ドラム1・帯電ローラ2・現像器8・ドラムクリーナ16は、一体に構成されたユニットとなっている。ここでは、前記ユニットとして、画像形成装置本体に対して着脱可能なプロセスカートリッジ(31Y、31M、31C、31K)の形態で取り付けられている。現像器8内のトナー量は不図示の検出機構でモニターされており、トナー量が少なくなるとトナー容器7から随時補給が行われる。トナー容器(7Y、7M、7C、7K)も同様に、後述する構成パーツと共に一体に構成されたユニットとなっており、こちらも装置本体に対して着脱可能なカートリッジ形態となっている。
中間転写ベルト24上に形成された多色トナー像は、2次転写ローラ25とで形成される2次転写ニップ部に搬送される。これと同時に、搬送ローラ対19a、19bに挟持された状態で待機していた記録材Pが、搬送ローラ対19a、19bの作用により中間転写ベルト上の多色トナー像と同期を取りながら2次転写ニップ部に搬送される。中間転写ベルト24上に形成された多色トナー像は、2次転写ローラ25に印加された2次転写バイアスの作用により記録材Pに一括転写される。
定着部21は、記録材Pを搬送させながら、転写された多色トナー像を溶融定着させるものである。定着部21は、図1に示すように記録材Pを加熱する定着ローラ21aと記録材Pを定着ローラ21aに圧接させるための加圧ローラ21bを備えている。定着ローラ21aと加圧ローラ21bは中空状に形成され、内部にそれぞれヒータ21ah、21bhが内蔵されている。多色トナー像を保持した記録材Pは、定着ローラ21aと加圧ローラ21bにより搬送されるとともに、熱および圧力を加えられ、トナー像が表面に定着される。
トナー像定着後の記録材Pは、排出ローラ20a、20bによって排出トレイ30に排出され画像形成動作を終了する。
ベルトクリーナ28は、転写後に中間転写ベルト24上に残ったトナーをクリーナブレード281の作用によってクリーニングするものである。ここで回収された転写残トナーは廃トナーとしてクリーナ容器282に蓄えられる。
ここで中間転写ベルト24、駆動ローラ26、張架ローラ13、補助ローラ23、1次転写ローラ4、ベルトクリーナ28も一体に構成されたユニットとなっている。このユニットも、画像形成装置本体に対して着脱可能な転写ユニット(ベルトユニット)29の形態で取り付けられている。
以上説明したような一連の画像形成動作は画像形成装置内に設けられた制御部10によって制御動作される。制御部10はオペレーションパネル35や不図示のホストコンピュータに接続されている。制御部10は、オペレーションパネル35や不図示のホストコンピュータから入力されたコマンドに応じて画像形成装置を制御するとともに、画像形成装置や各ユニットの状態をアラート音およびメッセージ表示でユーザーに通知する役割を果たしている。
[使用履歴演算機能の説明]
制御部10の内部には不揮発メモリ10aが設置されており、画像形成装置を構成する各種ユニットの使用履歴や消耗品の残量などの演算結果を保持することができる。例えば本実施例における転写ユニット29の使用履歴については以下の通り動作する。
本実施例の画像形成装置の中間転写ベルト24は、1周が720mmの無端ベルト(エンドレスベルト)である。本実施例の転写ユニットの寿命は中間転写ベルトの80000回転(A4サイズ連続印刷で約150000ページ分)に設定した。これは、トナー転写時の通電による電気的抵抗特性の劣化やベルトクリーナ28を構成するクリーナブレード281との摺擦による摩耗劣化、あるいは同じくベルトクリーナ28を構成するクリーナ容器282の容量などを総合的に考慮したものである。
画像形成装置による画像形成動作が開始されると、制御部10は中間転写ベルト24を駆動するモータ(不図示)の回転数をカウントし、そのカウント数から中間転写ベルト24の回転数を演算する。カウント値は中間転写ベルトが1回転する毎にカウントアップされ、その都度、制御部10内部の不揮発メモリ10aに保持される。
[新品検知機能と寿命到達検知機能の説明]
本実施例における転写ユニット29には図2に示すようヒューズ29aが取り付けられている。また、制御部10は内部に設けられたIC10bの作用によってヒューズ29aが切れているか否かを検知することができ、更にヒューズ29aの定格電流よりも大きな電流をヒューズ29aに流してこのヒューズ29aを切ることができる。
制御部10は電源投入時、ジャム処理後やユニット交換後のために不図示のドアが閉められた時、あるいはスリープ復帰時など、イニシャル処理を実行する際には図3のフローチャートに示すように動作する。図3において、制御部10は、まず、ヒューズ29aが切れていないかを確認する(S1)。この際、制御部10は、ヒューズ29aが切れていないことを検知すると、新品の転写ユニットが取り付けられていると判断し、不揮発メモリ10aに保持されている交換前の転写ユニットの使用履歴を参照する(S2)。
ここで、使用履歴が既に寿命(80000回転)を超えている場合(S3)には、制御部10は、不揮発メモリ10aに保持されている使用履歴をリセットする(S4)。そして、制御部10は、新品の転写ユニットであることを示すヒューズ29aに定格電流よりも大きな電流を流してヒューズ29aを切断する(S5)。その後、制御部10は、その他のイニシャル処理を継続する(S6)。
一方、使用履歴が寿命を超えていない場合(S3)には、制御部10は、使用履歴をリセットする前にアラート音を鳴らしながら(S7)、オペレーションパネル35に交換前の転写ユニットがまだ使用可能である旨の通知をユーザーに対して行う(S8)。ユーザーがオペレーションパネル35上の操作によって転写ユニットの交換継続を指示した場合には(S9)、不揮発メモリ10aに保持されている使用履歴をリセットし(S4)、前述の動作と同様にヒューズ切断する(S5)。その後、制御部10は、その他のイニシャル処理を継続する(S6)。
また、ユーザーがオペレーションパネル35上の操作で転写ユニット交換の中断を指示した場合には(S9)、再度フローチャートのスタートからの動作を実行する。ユーザーが転写ユニットを交換前のものに戻していれば、その転写ユニットのヒューズ29aは切れているので(S1)、そのままその他のイニシャル処理が継続される(S6)。
一方、転写ユニットが新品のままであれば、その転写ユニットのヒューズ29aは切れていないので、再度新品の転写ユニットが取り付けられているとの判断がされる(S1)。そのため、上述した動作(S2〜S9)を繰り返すこととなる。
このように、本実施例ではユーザーが誤って寿命到達前のユニットを交換してしまった場合でも、ユーザーに交換前のユニットが寿命を超えていないことを通知することができる。そのため、交換ユニットを寿命到達まで有効に使用することをユーザーに促すこととなり、ユーザーが不利益を被ることを防止することが可能となる。
以上説明したように、本実施例では交換可能なユニットとして転写ユニットを例示してユーザーが誤って寿命到達前のユニットを交換してしまうことに対する防止策を説明したが、本発明が対象とするユニットはこれに限ったものではない。例えば定着部21を構成する部品をユニット化した定着ユニットやプロセスカートリッジ31など他のユニット、あるいはトナー容器7などの消耗品といった画像形成装置本体から取り外し可能な全ての構成部品に対して適用することが可能である。
また、交換可能なユニットの新品検知の手段もヒューズを使用するものに限らず、例えばメモリタグのような記憶媒体を使用するなど、任意の手段が適用可能である。あるいは新品のユニットに交換したことをオペレーションパネルなどを通じてユーザーが手入力する方法に対しても本発明は適用可能である。
また、ユニットの寿命の設定についても本実施例では中間転写ベルトの回転数で定義しているが、これに限らず例えばプリント枚数をカウントするなどしても良い。また、これらの寿命の設定の手法は、転写ユニットに限らず、前述の定着ユニットやプロセスカートリッジなどにも適用可能である。
〔実施例2〕
本実施例では、寿命が検知される前のユニット(ここではトナー容器7を例示)が画像形成装置本体から取り外される際に、そのユニットが寿命到達前であることを検知した場合に、ユーザーにその旨を通知する機能についての説明を行う。
本実施例に使用する画像形成装置の概略動作や構成部品は、実施例1にて説明したものと同様であるため、同等の機能を有する部材には同一符号を付して説明を省略し、ここでは実施例1と異なる部分についてのみ説明する。
[残量検知機能と寿命到達検知機能の説明]
図4は、トナー容器7の概略構成を示す図である。図4において、71はトナーを収容するための収納容器、74はトナー容器内のトナーを補給口72に送るためのスクリュー搬送手段、73は補給口72付近のトナーを攪拌してトナーの凝集を防止するための攪拌手段である。36はトナー残量を検知するため画像形成装置本体側に取り付けられた発光素子、37は発光素子36から発光される光を検出するために画像形成装置側に取り付けられた受光素子である。75(75a、75b)は発光素子36からの検知光Dをトナー容器内に導くための検知窓である。
発光素子36から出射された検知光Dは、検知窓75aを通って収納容器71内部に入射され、検知窓75bを透過して受光素子37に到達し、受光素子37は受光した光の強さに応じた電圧を出力する。受光素子37からの出力電圧は、予め設定された閾値で2値化され、閾値を上回って経過した時間が制御部10にて計測される。
攪拌手段73は前述した通りトナー容器内のトナーを攪拌すると同時に、検知窓75a、75bの表面に付着したトナーを拭き取る働きも兼ねている。このような構成とすることで、検知窓75a、75bの上にトナーが被っても、攪拌手段73によって検知窓75a、75bの表面が清掃され、検知光Dが収納容器71内を通過することが可能となる。
収納容器71内にトナーが大量に入っている状態では、攪拌手段73が検知窓75a、75bの表面を清掃しても、すぐにトナーが被り、検知窓75a、75bを遮光してしまうため、検知光Dは収納容器71内を通過することができない。一方、収納容器71内のトナーが消費され、残量が少なくなってくると、攪拌手段73が検知窓75a、75bを清掃した後に再度トナーが被ってくるまでの間隔が開いてくる。そのため、それに対応して検知光Dが収納容器71内を通過して受光素子37で検出されている時間は長くなる。
本実施例におけるトナー残量と検出時間の関係は図5に示す通りとなる。このように受光素子37で検知光Dが検知される時間の長さの変化によってトナー容器内のトナー残量を測定する。
制御部10は、検知時間が予め設定された第1の閾値(閾値1)以上となった時点で、トナーが無くなったことを検知(寿命到達検知)する。また、制御部10は、上記第1の閾値よりも短い時間である第2の閾値(閾値2)を設けて、トナー容器内のトナーが間もなく無くなることを検知(寿命到達予告)する。そして、制御部10は、それぞれ検知した情報を、オペレーションパネル上に表示してユーザーに通知する。具体的には、本実施例における閾値1と閾値2は、図5におけるトナー残量がそれぞれ0%、20%となる際の検知時間とした。
また、制御部10は、前記のトナー残量の検知時間が、前記閾値2以下となった時点および前記閾値1に到達した時点で、その情報を各色ステーション毎に内部の不揮発メモリ10a(図2参照)に保持する。
[着脱検知機能の説明]
図6は本実施例における画像形成装置の概略構成図であるが、ここでも実施例1と異なる部分についてのみ説明する。なお、図6において、図1に示す実施例1における画像形成装置と同等の機能を有する部材には同一符号を付している。
本実施例において各色ステーションには通信部140(140Y、140M、140C、140K)が設けられている。通信部140は、各トナー容器7に設けられたメモリタグ130(130Y、130M、130C、130K)と電波により無線で通信して、トナー容器の個別情報や使用履歴などに関するデータの入出力を行っている。前述した残量検知機能の説明においてトナー残量の検知時間が閾値1、閾値2に達した時点で、それらの情報は使用履歴データとしてメモリタグ130に書き込まれる。
そして制御部10は、実施例1と同様に電源投入時、あるいはジャム処理後やユニット交換後のために不図示のドアが閉められた時、あるいはスリープ復帰時など、イニシャル処理を実行する際に図7のフローチャートに示すように動作する。その際、制御部10は前記通信部140を介して前記メモリタグ130との通信を行って、それらの情報の確認を行う。
図7及び図8は本実施例におけるトナー容器の着脱検知機能の仕組みを示すフローチャート図である。図7において、制御部10は画像形成装置のドア(不図示)が開けられたことを検出すると、前述の通信を繰り返し行う(S21〜S23)。そして、通信が途中で途絶えた場合には(S22)、トナー容器7が画像形成装置から抜かれたと判断する。
なお、ドアを開いた後、前述の通信が途絶えることで、トナー容器7が画像形成装置本体から抜かれたと判断するのは、画像形成装置本体側の通信部(着脱検知部)140が、トナー容器7のメモリタグ130との通信ができない状態である。そのため、トナー容器7が画像形成装置本体から完全に取り外された場合のみならず、トナー容器7が画像形成装置本体から完全に取り外される前の抜き途中の状態も含むものである。すなわち、トナー容器7が前述の通信ができない状態まで画像形成装置本体から抜かれる過程のものも含むものである。
制御部10は、前述したようにトナー容器7が画像形成装置本体から抜かれたと判断した場合、抜かれた色ステーションのトナー容器7のトナー残量に関する情報を制御部10内に設けられた不揮発メモリから呼び出す(S24)。
次に制御部10は、前記呼び出した情報が「閾値1に到達しているか」を判別する(S25)。ここで、閾値1に到達していない場合には、S26にて閾値1に未達のフラグを立て(=1)、引き続き「閾値2に到達しているか」を判別する(S27)。そして、閾値1に到達していない場合には、アラート音を鳴らしながら、オペレーションパネル35に抜かれたトナー容器がまだ使用可能である旨の通知を表示する(S28〜S31)。
本実施例においては、閾値1に到達していない場合には、閾値2に到達しているか否かに応じて、それぞれ別々の通知内容(メッセージ表示)でユーザーに通知を行うこととした。すなわち、閾値2に到達している場合は、アラート音を鳴らしながら(S30)、オペレーションパネル35に抜かれたトナー容器が、トナー残量が少なくなったが、まだ使用可能である旨の通知を表示する。一方、閾値2に到達していない場合は、トナー残量がまだ十分(ここではトナー残量20%以上)あるため、アラート音を鳴らしながら(S28)、オペレーションパネル35に抜かれたトナー容器がまだ使用可能である旨の通知を表示する(S29)。
図8において、その後、制御部10は、ドアがクローズされるタイミングで改めて各色ステーション毎にメモリタグ130との通信を行い(S32〜S34)、メモリタグ130に格納されている使用履歴のデータを読み出す(S35)。制御部10は、読み出した使用履歴データを制御部10の不揮発メモリ10aに書き込まれているデータと比較する(S36)。ここで、S25の判定において閾値1を超えていた場合には(S37)、メモリタグ130から読み出した使用履歴データを制御部10の不揮発メモリ10aに書き込み(S38)、その後、一連のイニシャライズ動作を開始する(S39)。
一方、S25の判定において閾値1を超えていない場合には(S37)、S29もしくはS31でのオペレーションパネル表示に対するユーザーからの入力を待つ(S40)。ここでは、寿命到達前のトナー容器の継続使用を行うか、あるいはトナー容器の交換を行うかのユーザーからの入力を待つ。ユーザーがトナー容器の交換を希望する場合にはS38からの動作を継続する。ユーザーがトナー容器の交換を希望しない場合には、交換前のトナー容器に戻すようオペレーションパネル表示がなされ(S41)、再びS32からの動作でメモリタグ130との通信を行ってトナー容器の着脱をモニタする。
また、交換用のトナー容器がセットされずにドアが閉められた場合には(S42)、アラート音を鳴らしながらオペレーションパネル35にトナー容器がセットされていない旨の表示を行う(S43〜S45)。
以上説明したように、本実施例では交換可能なユニットとしてトナー容器を例示してユーザーが誤って寿命到達前の容器を交換してしまうことに対する防止策を説明した。ユーザーが誤って寿命到達前の容器を交換しようとする場合としては、例えば、ユーザーが「寿命到達予告」の表示を「寿命到達検知」の通知と間違えてトナー容器を交換しようとした場合が考えられる。あるいは、「寿命到達検知」が通知された色ステーションと間違えて他のステーションのトナー容器を交換しようとした場合が考えられる。このような場合に、本実施例によれば、トナー容器が抜かれた時点、あるいは抜かれる過程で、そのトナー容器がまだ使用可能であることをユーザーに通知することができる。そのため、寿命到達が検知されるまで容器内のトナーを有効に使用することを促すこととなり、ユーザーの不利益を回避することが可能となる。
尚、本実施例では交換可能なユニットとしてトナー容器を例示したが、消耗品としての交換頻度が高い現像装置をユニット化したカートリッジに対しても有効である。特にトナー補給機構を持たないトナー容器一体型のカートリッジに対しては本実施例と全く同じ手法でトナー残量の検知を行って動作させることが可能である。
また、トナーの残量検知方法はこれに限定されるものではなく、従来公知の他の手法を用いても良い。加えて実施例1にて説明したのと同様な手法で現像装置を構成する部品の使用履歴を回転数から演算し、カートリッジが抜かれた際に参照して寿命到達を検知してもよい。
それ以外にも、例えば実施例1にて説明した転写ユニットや定着ユニッなど、画像形成装置本体から取り外し可能かつ画像形成装置本体から取り外されたことを検知可能な全ての構成部品に対しても本発明は適用することが可能である。したがって、通知する内容もトナー残量に限らず各ユニット毎の寿命に関する情報を元に決めることができる。
また、着脱検知機能については無線通信型のメモリタグに限らず、電気的な接点を持ったメモリタグや、単純な電気回路による電流検知のような仕組みを利用するなど、任意の手段が適用可能である。
前述した実施例2では、閾値1に到達していない場合には、閾値2に到達しているか否かに応じて、それぞれ別々の通知内容(メッセージ表示)でユーザーに通知を行うこととしたが、これに限定されるものではない。例えば、この閾値を更に多段階にすることで、各閾値に到達しているか否かに応じて、トナー残量をさらに多段階にユーザーに通知することも可能である。すなわち、交換可能なユニットの寿命到達までを前記使用履歴に応じて段階的に通知することが可能である。
また前述した実施例1,2では、画像形成装置としてプリンタを例示したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば複写機、ファクシミリ装置等の他の画像形成装置や、或いはこれらの機能を組み合わせた複合機等の他の画像形成装置であってもよい。あるいは、中間転写体を使用した画像形成装置に限らず、記録材担持体を使用し、該記録材担持体に担持された記録材に各色のトナー像を順次重ねて転写する画像形成装置であっても良い。これらの画像形成装置に本発明を適用することにより同様の効果を得ることができる。
D …検知光
P …記録材
1、1K、1Y、1M、1C …感光ドラム
7、7K、7Y、7M、7C …トナー容器
10 …制御部
10a …不揮発メモリ
24 …中間転写ベルト
29 …転写ユニット
29a …ヒューズ
35 …オペレーションパネル
36 …発光素子
37 …受光素子
71 …収納容器
73 …攪拌手段
75a、75b …検知窓
130、130K、130Y、130M、130C …メモリタグ
140、140K、140Y、140M、140C …通信部

Claims (10)

  1. 交換可能なユニットと、
    前記ユニットの使用履歴を保持し、前記使用履歴からユニットの寿命到達を検知する制御部と、
    を有し、
    前記制御部は、前記ユニットを画像形成装置本体から取り外す際に、前記使用履歴から前記ユニットが寿命到達前であることを検知した場合には、前記ユニットがまだ使用可能であることをユーザーに通知することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記ユニットの着脱を検知する着脱検知部を有し、
    前記制御部は、前記着脱検知部を介してユニットを画像形成装置本体から取り外すことを検知することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記着脱検知部は、前記ユニットに設けられたメモリタグと通信する通信部であり、
    前記制御部は、前記着脱検知部を介して前記メモリタグとの通信が途絶えた場合に、前記ユニットを画像形成装置本体から取り外すことを検知することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 交換可能なユニットと、
    前記ユニットの使用履歴を保持し、前記使用履歴からユニットの寿命到達を検知する制御部と、
    を有し、
    前記制御部は、ユニットが交換された際に、前記使用履歴から交換前のユニットが寿命到達前であることを検知した場合には、交換前のユニットがまだ使用可能であることをユーザーに通知することを特徴とする画像形成装置。
  5. 前記制御部は、画像形成装置本体に装着されたユニットが新品であるかを検知し、
    前記制御部は、前記画像形成装置本体に装着されたユニットが新品であることを検知した際に、前記使用履歴から前記画像形成装置本体から取り外されたユニットが寿命到達前であることを検知した場合には、前記取り外されたユニットがまだ使用可能であることをユーザーに通知することを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記制御部は、前記ユニットに設けられたヒューズが切れているか否かを検知し、前記ヒューズが切れていない場合に、画像形成装置本体に装着されたユニットが新品であることを検知することを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記制御部は、前記ユニットに設けられたヒューズが切れていない場合には、前記ヒューズの定格電流よりも大きな電流を前記ヒューズに流して前記ヒューズを切ることを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記画像形成装置は、像担持体に形成されたトナー画像を記録材に転写、定着させる画像形成装置であり、
    前記ユニットは、前記トナー画像または前記記録材を担持して搬送するエンドレスベルトを有するベルトユニット、トナー画像を記録材に定着させる定着ユニット、トナーを収容したトナー容器、または前記像担持体と前記像担持体に作用するプロセス手段を有するカートリッジであることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  9. 前記制御部は、前記ユニットの寿命到達までを前記使用履歴に応じて段階的に通知することを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  10. 前記制御部は、さらに、前記寿命到達前のユニットの継続使用を行うか、あるいはユニットの交換を行うかをユーザーに通知することを特徴とする請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の画像形成装置。
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