JP7309072B2 - 制御装置、機器システム、機器制御方法およびプログラム - Google Patents

制御装置、機器システム、機器制御方法およびプログラム Download PDF

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    • G01J5/48Thermography; Techniques using wholly visual means

Description

本開示は、制御装置、機器システム、機器制御方法およびプログラムに関する。
被空調室内に設置される室内機本体と、室内機本体に配設され被空調室内での人体の動作を検知する人感センサと、人感センサの検知結果に応じて空調運転を停止または再開させる室内制御部と、を備える空気調和機が提案されている(例えば特許文献1参照)。
特開2015-132406号公報
しかしながら、特許文献1に記載された空気調和機では、人感センサによる検知エリアが被空調室内における室内機本体の設置位置により制限されるため、被空調室内に検知エリアに入らない領域が生じる可能性がある。この場合、被空調室内の一部がユーザの望む環境となるように上手く調節されない虞がある。
本開示は、上記事由に鑑みてなされたもので、機器が使用される空間全体をユーザの望む環境となるように調節することができる制御装置、機器システム、機器制御方法およびプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本開示に係る制御装置は、
検知領域における環境パラメータの分布を検出するセンサと、
前記センサを支持するセンサ支持部と、
前記センサ支持部の姿勢を変更する姿勢変更部と、
前記姿勢変更部を制御して、前記検知領域を少なくとも1つの機器が設置された空間における予め設定された複数の領域へ順次移動させる姿勢変更制御部と、
前記複数の領域それぞれにおける前記環境パラメータの分布に基づいて、前記複数の領域それぞれの状況を解析する解析部と、
前記解析部による解析結果に基づいて、前記少なくとも1つの機器を制御する機器制御部と、を備え、
前記センサ支持部は、前記センサを支持する第1サブ支持部と、前記第1サブ支持部が固定され且つ予め設定された第1回転軸周りに回転自在な基台部と、を有し、
前記姿勢変更部は、前記基台部を前記第1回転軸周りに回動させる第1回転駆動部を有し、
前記第1サブ支持部は、前記センサを、前記第1サブ支持部に対して前記第1回転軸と直交する第2回転軸周りに回転自在に設けられた第2サブ支持部を介して支持し、
前記姿勢変更部は、前記第2サブ支持部を前記第1サブ支持部に対して前記第2回転軸周りに回動させる第2回転駆動部を更に有し、
前記姿勢変更制御部は、前記第2サブ支持部が予め設定された第2基準姿勢に維持された状態で、前記第1回転駆動部を制御して、前記基台部を予め設定された第1基準姿勢から前記第1回転軸周りに1回転させた後、前記第2回転駆動部を制御して、前記第2サブ支持部を前記第2基準姿勢から前記第2回転軸周りに予め設定された角度だけ回動させ、その後、前記第1回転駆動部を制御して、前記基台部を前記第1基準姿勢から前記第1回転軸周りに1回転させる
本開示によれば、姿勢変更制御部が、姿勢変更部を制御して、センサ支持部の姿勢を変更することによりセンサの検知領域を少なくとも1つの機器が設置された空間における予め設定された複数の領域へ順次移動させる。そして、解析部が、複数の領域それぞれにおける環境パラメータの分布に基づいて、複数の領域それぞれの状況を解析し、機器制御部が、解析部による解析結果に基づいて、少なくとも1つの機器を制御する。これにより、少なくとも1つの機器が設置された空間における予め設定された複数の領域それぞれの状況に応じて少なくとも1つの機器が制御されるので、複数の領域それぞれの環境をユーザが望む環境となるように調整することができる。
本開示の実施の形態1に係る制御装置の設置例を示す図 実施の形態1に係る制御装置のハードウェア構成を示すブロック図 実施の形態1に係る制御装置の機能構成を示すブロック図 実施の形態1に係る制御装置の一部を示す斜視図 実施の形態1に係る制御装置の一部を示す平面図 実施の形態1に係る制御装置の一部を示す断面図 実施の形態1に係る熱画像記憶部が記憶する情報の一例を示す図 実施の形態1に係る回転角度記憶部が記憶する情報の一例を示す図 実施の形態1に係る空気調和システムの動作を説明するためのシーケンス図 実施の形態1に係る制御装置が実行する機器制御処理の流れの一例を示すフローチャート 比較例に係る制御装置の設置例を示す図 実施の形態2に係る制御装置の設置例を示す図 実施の形態2に係る制御装置の機能構成を示すブロック図 実施の形態2に係る制御装置の一部を示す斜視図 実施の形態2に係る制御装置が実行する機器制御処理の流れの一例を示すフローチャート 実施の形態2に係る制御装置の動作説明図 変形例に係る制御装置および端末装置のハードウェア構成を示すブロック図 変形例に係る制御装置および端末装置の機能構成を示すブロック図 変形例に係る空気調和システムの動作を説明するためのシーケンス図
(実施の形態1)
以下、本開示の実施の形態に係る制御装置について図面を参照しながら説明する。本実施の形態に係る制御装置は、検知領域における環境パラメータの分布を検出するセンサと、センサを支持するセンサ支持部と、センサ支持部の姿勢を変更することにより検知領域を少なくとも1つの機器が設置された空間における予め設定された複数の領域へ順次移動させる姿勢変更部と、を備える。また、制御装置は、検知領域における環境パラメータの分布に基づいて、複数の領域それぞれの状況を解析する解析部と、解析部による解析結果に基づいて、少なくとも1つの機器を制御する機器制御部と、を備える。
本実施の形態に係る空気調和システムは、図1に示すように、制御装置1と、複数(図1では5つ)の空気調和機2と、端末装置3と、を備える機器システムである。なお、図1は、建物H1を鉛直上方から俯瞰した図である。複数の空気調和機2は、棚RA1、RA2、RA3、RA4、RA5、RA6、RA7、RA8が設置された建物H1内の天井に設置されている。空気調和機2は、例えばパッケージエアコンであり、制御装置1と有線LAN(Local Area Network)を介して通信可能となっている。そして、空気調和機2は、制御装置1から受信する制御情報に基づいて、起動または停止したり、風速または風向を変更したりする。また、空気調和機2は、制御装置1から後述する動作開始指令情報を受信すると、起動し、自機が起動したことを制御装置1へ通知するための応答情報を生成する。そして、空気調和機2は、生成した応答情報を制御装置1へ送信する。
端末装置3は、例えばスマートフォンであり、図2に示すように、CPU(Central Processing Unit)301と、主記憶部302と、補助記憶部303と、表示部304と、入力部305と、無線モジュール306と、これらを互いに接続するバス309と、を備える。主記憶部302は、RAM(Random Access Memory)のような揮発性メモリを有し、CPU301の作業領域として使用される。また、主記憶部302は、表示部304に表示させる画像情報を一時的に記憶する画像専用メモリ(図示せず)を有する。補助記憶部303は、半導体フラッシュメモリのような不揮発性メモリであり、CPU301が各種処理を実行するためのプログラムを記憶する。表示部304は、液晶ディスプレイ、有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイ等の表示装置である。入力部305は、例えば表示部304に重ねて配置される透明なタッチパッドである。無線モジュール306は、制御装置1との間で無線LANを介して通信可能であり、CPU301から転送される情報を制御装置1へ送信したり、制御装置1から受信した情報をCPU301へ転送したりする。
CPU301は、補助記憶部303が記憶するプログラムを主記憶部302に読み出して実行することにより、図3に示すように、受付部311、指令部312、表示制御部313およびアラーム取得部314として機能する。また、図2に示す補助記憶部303は、図3に示すように、操作画面画像を記憶する操作画面記憶部331を有する。
受付部311は、ユーザが入力部305に対して行った操作内容を受け付ける。ここで、操作内容としては、例えば制御装置1を起動させたり制御装置1を停止モードに移行させたりするためにユーザが入力部305に対して行った操作の内容が含まれる。指令部312は、受付部311が受け付けた操作内容に応じた指令情報を生成し、生成した指令情報を制御装置1へ送信する。また、指令部312は、ユーザが入力部305に対して制御装置1を起動させるための操作を行うと、制御装置1に起動するよう指令する起動指令情報を制御装置1へ送信する。
表示制御部313は、操作画面記憶部331から操作画面画像を示す画像情報を取得し、取得した画像情報に対応する操作画面画像を表示部304に表示させる。また、表示制御部313は、表示部304に表示させた操作画面画像に含まれる釦画像の位置情報を受付部311へ通知する。そして、受付部311は、表示制御部313から通知される位置情報に基づいて、入力部305における釦画像に対応する部分がタッチされたか否かを判別する。アラーム取得部314は、制御装置1から送信される後述するアラーム情報を取得すると、取得したアラーム情報を表示制御部313に通知する。そして、表示制御部313は、アラーム情報が通知されると、ユーザに空気調和機2の異常を通知する異常通知画面を表示部304に表示させる。
制御装置1は、図2に示すように、制御ユニット11と、センサ12と、姿勢変更部17と、姿勢検出部23と、を備える。センサ12は、例えば非冷却型赤外線イメージセンサであり、検知領域における温度分布を示す熱画像を撮像する。センサ12は、撮像した熱画像を示す熱画像情報を制御ユニット11へ出力する。なお、非冷却型イメージセンサとしては、ボロメータ型、強誘電体型、SOI(Silicon on Insulator)ダイオード型、サーモパイル型、光読出バイメタル型のいずれであってもよい。また、制御装置1は、図4Aに示すように、センサ12を支持するセンサ支持部22を備える。そして、姿勢変更部17は、センサ支持部22の姿勢を変更することによりセンサ12の検知領域を空気調和機2が設置された建物H1内の空間における予め設定された7つの領域A1、A2、・・・、A7へ順次移動させる。センサ支持部22は、センサ12を支持するサブ支持部221と、サブ支持部221を第1回転軸J1周りに回転自在に支持する基台部212と、を有する。サブ支持部221は、ピン221aを介してセンサ12を支持する第1サブ支持部である。ここで、センサ12は、ユーザが手動で傾きを変更できる状態でサブ支持部221に支持されている。また、姿勢変更部17は、図2に示すように、水平駆動部13と、水平向き変更用モータ14と、を有する。水平向き変更用モータ14は、例えばステッピングモータであり、水平駆動部13は、制御ユニット11から入力される制御情報に基づいて、水平向き変更用モータ14へパルス電流を供給することにより水平向き変更用モータ14を回転駆動する。また、図4Aに示すように、水平向き変更用モータ14のシャフト14aには、ギヤ211が取り付けられている。基台部212は、円板状であり、周面にギヤ211に噛合する歯212aが形成されている。そして、水平向き変更用モータ14のシャフト14aが回転すると、その回転駆動力がギヤ211を介して基台部212に伝達し、基台部212が矢印AR101に示すように第1回転軸J1周りに回動する。このようにして、水平駆動部13と水平向き変更用モータ14とが、基台部212を第1回転軸J1周りに回動させる第1回転駆動部として機能する。また、基台部212には、図4Bに示すように、厚さ方向に貫通する複数(図4Bでは3つ)の孔212bが穿設されている。
姿勢検出部23は、フォトカプラであり、図4Cに示すように、発光部231と、受光部232と、これらが内側に配置される領域S231、S232を有する筐体233と、を有する。姿勢検出部23は、図4Aに示すように、基台部212の周部の一部をその厚さ方向の両側から覆うように配置される。また、筐体233は、基台部212の周部の一部をその厚さ方向の両側から覆うように配置された状態で、基台部212の厚さ方向において基台部212の周部に対向する部分に開口部233a、233bが穿設されている。そして、基台部212の孔212bが、姿勢検出部23に対応する部分に配置されると、発光部231から放射された光が開口部233a、孔212bおよび開口部233bを通って受光部232に入射し、受光部232から検出信号が制御ユニット11へ出力される。
制御ユニット11は、図2に示すように、CPU101と、主記憶部102と、補助記憶部103と、無線モジュール106と、有線通信インタフェース107と、出力インタフェース105と、入力インタフェース108と、これらを互いに接続するバス109と、を備える。主記憶部102は、揮発性メモリであり、CPU101の作業領域として使用される。補助記憶部103は、不揮発性メモリであり、CPU101が各種処理を実行するためのプログラムを記憶する。無線モジュール106は、端末装置3との間で、無線LANを介して通信可能であり、CPU101から転送される情報を端末装置3へ送信したり、端末装置3から受信した情報をCPU101へ転送したりする。有線通信インタフェース107は、空気調和機2との間で、有線LANを介して通信可能であり、CPU101から転送される情報を空気調和機2へ送信する。出力インタフェース105は、水平駆動部13に接続され、CPU101から入力される制御情報を水平駆動部13へ出力する。入力インタフェース108は、姿勢検出部23に接続され、姿勢検出部23から後述する検出信号が入力されると、検出情報を生成してCPU101へ転送する。
CPU101は、補助記憶部103が記憶するプログラムを主記憶部102に読み出して実行することにより、図3に示すように、姿勢変更制御部111、姿勢特定部112、熱画像取得部113、解析部114、機器制御部115、指令取得部116および報知部117として機能する。また、図2に示す補助記憶部103は、図3に示すように、熱画像記憶部131と、解析結果記憶部132と、制御情報記憶部133と、回転角度記憶部134と、を有する。熱画像記憶部131は、図5に示すように、建物H1内を複数(例えば7つ)の領域A1、A2、・・・、A7に区分したときの領域A1、A2、・・・、A7それぞれの温度の分布を表した熱画像を示す熱画像情報を、センサ12の姿勢を示す姿勢情報に対応づけて記憶する環境パラメータ記憶部である。即ち、熱画像情報は、領域A1、A2、・・・、A7それぞれの環境パラメータである温度の分布を表した熱画像を示す環境パラメータ情報である。ここで、姿勢情報は、基台部212の予め設定された第1基準姿勢から第1回転軸J1周りに回転させたときの回転角度を示す。制御装置1が、例えば図1に示すように建物H1内を7つの領域A1、A2、・・・、A7に区分して建物H1内の温度を調節する場合、姿勢情報は、制御装置1から7つの領域A1、A2、・・・、A7それぞれを臨む回転角度に設定される。
図3に戻って、解析結果記憶部132は、解析部114による熱画像の解析結果を示す解析結果情報を記憶する。解析結果情報としては、建物H1内における7つの領域A1、A2、・・・、A7それぞれにおける人の存否を示す人存否情報と、7つの領域A1、A2、・・・、A7それぞれの平均温度を示す平均温度情報と、が含まれる。制御情報記憶部133は、空気調和機2の動作を制御するための制御情報を記憶する。制御情報としては、空気調和機2の運転モードを示す運転モード情報、空気調和機2の設定温度を示す設定温度情報、風量を示す風量情報、風向を示す風向情報が含まれる。回転角度記憶部134は、図6に示すように、領域A1、A2、・・・、A7それぞれに対応する基台部212の第1基準姿勢からの回転角度を示す情報を、その回転角度に対応する水平向き変更用モータ14の動作パラメータに対応づけて記憶する。ここで、水平向き変更用モータ14の動作パラメータは、基台部212が第1基準姿勢から前述の回転角度に至るまでに必要な水平向き変更用モータ14のステップ数を示す。
図3に戻って、姿勢変更制御部111は、センサ12の検知領域が建物H1内の空間における7つの領域A1、A2、・・・、A7へ順次移動するように姿勢変更部17を制御する。ここで、姿勢変更制御部111は、サブ支持部221が予め設定された第2基準姿勢に維持された状態で、水平駆動部13を制御して、基台部212を予め設定された第1基準姿勢から第1回転軸J1周りに回動させる。また、姿勢変更制御部111は、水平駆動部13へ出力した制御信号に対応する基台部212の回転角度を示す回転角度情報を姿勢特定部112に通知する。ここで、姿勢変更制御部111は、例えば制御信号に含まれる水平向き変更用モータ14の動作パラメータ情報と、予め設定された単位ステップ当たりに回転角度を示す情報と、に基づいて、基台部212の回転角度を算出する。そして、姿勢変更制御部111は、算出した回転角度を示す回転角度情報を姿勢特定部112に通知する。
また、姿勢変更制御部111は、姿勢特定部112から後述する回転角度補正情報が通知されると、通知された回転角度補正情報に基づいて、回転角度記憶部134が記憶する動作パラメータ情報を補正する。ここで、回転角度記憶部134が記憶する基台部212の回転角度45度に対応する動作パラメータ情報がN(Nは正の整数)ステップに設定されているとする。このとき、姿勢変更制御部111が、基台部212をM(Mは正の整数)ステップ分だけ回動させたときに、姿勢特定部112から後述する回転角度45度を示す情報を含む回転角度補正情報が通知されると、回転角度記憶部134が記憶する各角度に対応するステップ数がM/N倍だけ増加する形で各動作パラメータ情報を補正する。また、姿勢変更制御部111は、指令取得部116が後述する停止指令情報を取得し停止モードに移行する場合、水平駆動部13を制御して、基台部212が第1基準姿勢となるように基台部212を第1回転軸J1周りに回動させる。
姿勢特定部112は、姿勢変更制御部111から通知される回転角度情報および姿勢検出部23から入力される検出信号に基づいて、センサ支持部22の姿勢、即ち、基台部212の第1基準姿勢からの回転角度を特定する。そして、姿勢特定部112は、特定した基台部212の回転角度を示す姿勢情報を熱画像取得部113に通知する。また、姿勢特定部112は、姿勢検出部23から検出信号が入力される毎に、予め設定された対応する回転角度を示す回転角度補正情報を生成して姿勢変更制御部111に通知する。ここで、回転角度補正情報は、基台部212の第1基準姿勢からの実際の回転角度を示す情報を含み、基台部212の孔212bの配置が例えば図4Bに示す配置である場合、90度、180度、270度を示す情報を含む。
熱画像取得部113は、センサ12により検知される検知領域における温度分布を示す熱画像情報を取得し、取得した熱画像情報を姿勢特定部112により特定された姿勢を示す姿勢情報に対応づけて熱画像記憶部131に記憶させる環境パラメータ取得部である。
解析部114は、熱画像情報が示す建物H1内の7つの領域A1、A2、・・・、A7それぞれの温度の分布に基づいて、7つの領域A1、A2、・・・、A7それぞれの状況を解析する。解析部114は、熱画像情報に基づいて、建物H1内における7つの領域A1、A2、・・・、A7それぞれにおける人の存否を判別し、その結果を人存否情報として解析結果記憶部132に記憶させる。また、解析部114は、熱画像情報に基づいて、7つの領域A1、A2、・・・、A7それぞれの平均温度を算出し、算出した平均温度を示す平均温度情報を解析結果記憶部132に記憶させる。
機器制御部115は、解析部114による解析結果に基づいて、空気調和機2を制御する。機器制御部115は、解析結果記憶部132が記憶する7つの領域A1、A2、・・・、A7それぞれの人存否情報と、7つの領域A1、A2、・・・、A7それぞれの平均温度情報と、に基づいて、5つの空気調和機2それぞれへ送信する制御情報を特定する。例えば、領域A1に人が存在し、領域A1の平均温度が、予め設定された基準温度よりも高いとする。この場合、機器制御部115は、領域A1へ空気を送る空気調和機2に対して、領域A1への風量を増加させるとともに領域A1に送る空気の設定温度を低下させるような制御情報を生成して、空気調和機2へ送信する。このようにして、機器制御部115は、領域A1、A2、・・・、A7それぞれの温度分布に基づいて、領域A1、A2、・・・、A7それぞれの温度が予め設定された基準温度範囲内となるように空気調和機2を制御する。また、機器制御部115は、指令取得部116が起動指令情報を受信すると、空気調和機2の動作状態を確認するための機器状態確認情報を生成して空気調和機2へ送信する。ここで、機器制御部115は、機器状態確認情報が送信された後、予め設定された待機時間内に空気調和機2から応答情報を受信しない場合、空気調和機2が停止していると判定する。そして、機器制御部115は、停止している空気調和機2を起動させるための動作開始指令情報を空気調和機2へ送信する。
指令取得部116は、端末装置3から送信される指令情報を取得し、取得した指令情報を、姿勢変更制御部111、姿勢特定部112および機器制御部115それぞれに通知する。指令情報には、制御装置1を停止モードから通常モードへ移行させるための起動指令情報と、制御装置を通常モードから停止モードへ移行させるための停止モード移行指令情報と、が含まれる。ここで、停止モードとは、例えば無線モジュール106のみを動作させて端末装置3から指令情報を受信する機能のみを発揮し、CPU101を停止状態で維持するいわゆるスリープ状態となるモードである。
報知部117は、機器制御部115が空気調和機2へ予め設定された回数だけ制御情報を送信した後において空気調和機2から応答情報を受信しない場合、空気調和機2の異常を通知するアラーム情報を生成して端末装置3へ送信する。
次に、本実施の形態に係る空気調和システムの動作について、図7を参照しながら説明する。ここでは、制御装置1が、初期において、停止モードであり、空気調和機2も停止状態であるものとして説明する。まず、ユーザが端末装置3において制御装置1を停止モードから通常モードへ移行させる、即ち、制御装置1を起動させるための操作を行うと、制御装置1を停止モードから通常モードへ移行させるよう指令する起動指令情報が、端末装置3から制御装置1へ送信される(ステップS1)。一方、制御装置1が、起動指令情報を受信すると、空気調和機2の動作状態を確認するための機器状態確認情報が、制御装置1から空気調和機2へ送信される(ステップS2)。ここで、制御装置1は、機器状態確認情報が送信された後、予め設定された待機時間内に空気調和機2から応答情報を受信しない場合、空気調和機2が停止していると判定する(ステップS3)。この場合、停止している空気調和機2を起動させるための動作開始指令情報が、制御装置1から空気調和機2へ送信される(ステップS4)。一方、空気調和機2は、制御装置1から動作開始指令情報を受信すると、起動し、自機が起動したことを制御装置1へ通知するための応答情報を生成する(ステップS5)。次に、生成された応答情報が、空気調和機2から制御装置1へ送信される(ステップS6)。また、前述の機器状態確認情報が、制御装置1から起動後の空気調和機2へ送信されると(ステップS7)、機器状態確認情報を受信した起動後の空気調和機2は、自機が起動したことを制御装置1へ通知するための応答情報を生成する(ステップS8)。そして、前述と同様に、生成された応答情報が、空気調和機2から制御装置1へ送信される(ステップS9)。
一方、制御装置1は、建物H1内に設置された全ての空気調和機2が起動した後、センサ支持部22の基台部212を回動させていく(ステップS10)。続いて、制御装置1は、センサ支持部22の回転角度が、領域A1、A2、・・・、A7を臨む回転角度、即ち、センサ12により熱画像を撮像する撮像角度に到達すると(ステップS11)、センサ12により領域A1、A2、・・・、A7の熱画像を撮像することにより熱画像情報を取得する(ステップS12)。このとき、制御装置1は、撮像した熱画像を示す熱画像情報を熱画像記憶部131に記憶させる。
その後、制御装置1は、熱画像情報が示す領域A1、A2、・・・、A7の温度の分布に基づいて、領域A1、A2、・・・、A7それぞれの状況を解析する(ステップS13)。これにより、制御装置1は、領域A1、A2、・・・、A7における人の存否を示す人存否情報と、平均温度を示す平均温度情報と、を生成して解析結果記憶部132に記憶させる。次に、制御装置1は、解析結果記憶部132が記憶する領域A1、A2、・・・、A7の人存否情報と平均温度情報とに基づいて、空気調和機2へ送信する制御情報を特定する(ステップS14)。次に、特定された制御情報が、制御装置1から空気調和機2へ送信される(ステップS15)。一方、空気調和機2は、制御情報を受信すると、受信した制御情報に従って動作する(ステップS16)。続いて、空気調和機2は、制御情報に従って動作を開始したことを制御装置1へ通知するための応答情報を生成する(ステップS17)。その後、生成された応答情報が、空気調和機2から制御装置1へ送信される(ステップS18)。
また、制御情報が予め設定された回数だけ繰り返し制御装置1から空気調和機2へ送信された後において(ステップS19)、制御装置1が、空気調和機2から応答情報を受信しないと判定したとする(ステップS20)。この場合、ユーザに対して空気調和機2の異常を通知するためのアラーム情報が、制御装置1から端末装置3へ送信される(ステップS21)。一方、端末装置3は、アラーム情報を受信すると、受信したアラーム情報に基づいて異常通知画面を表示部304に表示させる(ステップS22)。
次に、本実施の形態に係る制御装置1が実行する機器制御処理について、図8を参照しながら説明する。なお、機器制御処理は、制御装置1へ電源が投入された後、端末装置3から起動指令情報を受信したことを契機として開始される。まず、機器制御部115は、空気調和機2の動作状態を確認するための機器状態確認情報を全ての空気調和機2へ送信する(ステップS101)。次に、機器制御部115は、前述の機器状態確認情報を送信した後、予め設定された待機時間内に、全ての空気調和機2から応答情報を受信したか否かを判定する(ステップS102)。ここで、機器制御部115は、前述の待機時間内に空気調和機2から応答情報を受信しないと判定すると(ステップS102:No)、空気調和機2を起動させるための動作開始指令情報を空気調和機2へ送信する(ステップS103)。次に、機器制御部115は、動作開始指令情報を送信した後、予め設定された待機時間内に、空気調和機2から空気調和機2が起動したことを通知するための応答情報を受信したか否かを判定する(ステップS104)。ここで、機器制御部115は、前述の応答情報を受信したと判定すると(ステップS104:Yes)、再びステップS101の処理が実行される。一方、機器制御部115は、前述の待機時間内に、全ての空気調和機2のうちの少なくとも1つから応答情報を受信できないと判定すると(ステップS104:No)、後述のステップS118の処理が実行される。
また、機器制御部115が、ステップS102において、全ての空気調和機2から応答情報を受信したと判定すると(ステップS102:Yes)、姿勢変更制御部111は、水平駆動部13を制御して、センサ支持部22の基台部212を回動させる(ステップS105)。続いて、姿勢特定部112は、姿勢検出部23から検出信号が入力されたか否かを判定する(ステップS106)。姿勢特定部112は、検出信号が入力されないと判定すると(ステップS106:No)、後述するステップS109の処理が実行される。一方、姿勢特定部112は、検出信号が入力されたと判定すると(ステップS106:Yes)、予め設定された検出信号に対応する回転角度を示す回転角度補正情報を生成して姿勢変更制御部111に通知する(ステップS107)。その後、姿勢変更制御部111は、姿勢特定部112から通知される回転角度補正情報に基づいて、回転角度記憶部134が記憶する動作パラメータを補正する(ステップS108)。
次に、姿勢特定部112は、姿勢変更制御部111から通知される回転角度情報が示す、基台部212の回転角度が、領域A1、A2、・・・、A7を臨む回転角度、即ち、センサ12により熱画像を撮像する撮像角度に到達したか否かを判定する(ステップS109)。姿勢特定部112が、基台部212の回転角度が撮像角度に到達していないと判定すると(ステップS109:No)、再びステップS105の処理が実行される。一方、姿勢特定部112が、基台部212の回転角度が撮像角度に到達したと判定したとする(ステップS109:Yes)。この場合、熱画像取得部113は、センサ12により撮像された領域A1、A2、・・・、A7の熱画像を示す熱画像情報を取得し、取得した熱画像情報を熱画像記憶部131に記憶させる(ステップS110)。このとき、姿勢特定部112は、撮像角度を示す回転角度情報を熱画像取得部113に通知する。
続いて、解析部114は、熱画像情報が示す領域A1、A2、・・・、A7それぞれの温度の分布に基づいて、領域A1、A2、・・・、A7それぞれの状況を解析する(ステップS111)。ここで、解析部114は、熱画像情報に基づいて、領域A1、A2、・・・、A7それぞれにおける人の存否を示す人存否情報と、平均温度を示す平均温度情報と、を生成し解析結果記憶部132に記憶させる。
その後、機器制御部115は、解析結果記憶部132が記憶する領域A1、A2、・・・、A7それぞれの人存否情報および平均温度情報に基づいて、制御情報記憶部133が記憶する制御情報の中から空気調和機2へ送信する制御情報を特定する(ステップS112)。次に、機器制御部115は、特定した制御情報を空気調和機2へ送信する(ステップS113)。
続いて、機器制御部115は、制御情報を空気調和機2へ送信した後、予め設定された期間内に空気調和機2から応答情報を受信したか否かを判定する(ステップS114)。ここで、機器制御部115が、空気調和機2から応答情報を受信したと判定すると(ステップS114:Yes)、後述のステップS117の処理が実行される。ここで、機器制御部115は、空気調和機2から応答情報を受信しないと判定すると(ステップS114:No)、既に予め設定された回数だけ制御情報を空気調和機2へ送信したか否かを判定する(ステップS115)。ここで、機器制御部115が、未だ予め設定された回数だけ制御情報を空気調和機2へ送信していないと判定すると(ステップS115:No)、再びステップS113の処理が実行される。一方、機器制御部115が、既に予め設定された回数だけ制御情報を空気調和機2へ送信したと判定すると(ステップS115:Yes)、報知部117は、ユーザに対して空気調和機2の異常を通知するためのアラーム情報を端末装置3へ送信する(ステップS116)。
その後、指令取得部116は、端末装置3から制御装置1の動作モードを通常モードから停止モードへ移行するよう指令する停止モード移行指令情報を取得したか否かを判定する(ステップS117)。ここで、指令取得部116が、停止モード移行指令情報を取得していないと判定すると(ステップS117:No)、再びステップS105の処理が実行される。一方、指令取得部116が、停止モード移行指令情報を取得したと判定すると(ステップS117:Yes)、姿勢変更制御部111は、水平駆動部13を制御して、基台部212を第1基準姿勢に戻すようにセンサ支持部22を回動させる(ステップS118)。次に、制御ユニット11が停止モードに移行し(ステップS119)、機器制御処理が終了する。
以上説明したように、本実施の形態に係る制御装置1によれば、姿勢変更制御部111が、水平駆動部13を制御して、センサ支持部22の姿勢を変更することによりセンサ12の検知領域を空気調和機2が設置された建物H1内における領域A1、A2、・・・、A7へ順次移動させる。そして、解析部114が、領域A1、A2、・・・、A7それぞれにおける温度の分布に基づいて、領域A1、A2、・・・、A7それぞれの状況を解析し、機器制御部115が、解析部114による解析結果に基づいて、空気調和機2を制御する。これにより、建物H1内における領域A1、A2、・・・、A7それぞれ状況に応じて空気調和機2が制御されるので、領域A1、A2、・・・、A7それぞれの環境をユーザが望む環境となるように調整することができる。
ところで、近年では、住宅、オフィス等の居住空間において、床、壁、窓等の温度を計測したり、そこに存在する人の位置または動きを検知したりすることにより、居住空間の環境を把握することにより、効率的且つより的確な空気調和を可能とした空気調和機が提供されつつある。この種の空気調和機として、例えば図9に示すように、センサ9012が筐体9020の下部に設置された空気調和機9002がある。このような、空気調和機9002は、図9に示すように、壁の上部に設置された場合、検知領域ASが制限され、天井付近の領域DSのように検知領域ASから外れてしまう領域が多く発生してしまう。これに対して、本実施の形態に係る制御装置1によれば、例えば図1に示すように、建物H1内における中央部に設置されることにより、建物H1内の空間の大部分をセンサ12の検知領域に入れることが可能となる。また、本実施の形態に係る制御装置1であれば、ユーザが建物H1内の部屋の形状、家具の配置等を考慮して、その設置位置を自由に選択することができるので、建物H1内におけるセンサ12で検出可能な領域が大幅に拡大する。従って、建物H1内の空間の状況に応じた空気調和機2の制御をより的確に実行することができる。
また、本実施の形態に係るセンサ支持部22は、センサ12を支持するサブ支持部221と、サブ支持部221を第1回転軸J1周りに回転自在に支持する基台部212と、を有する。そして、姿勢変更部17は、基台部212を第1回転軸J1周りに回動させる水平駆動部13および水平向き変更用モータ14を有する。これにより、センサ12の検知領域がセンサ12から一方向を臨む限られた領域であっても、建物H1内の複数の領域A1、A2、・・・、A7全ての温度の分布を検知することができる。
更に、本実施の形態に係る姿勢特定部112は、姿勢検出部23により検出されるセンサ支持部22の姿勢に基づいて、回転角度記憶部134が記憶する動作パラメータを補正するための回転角度補正情報を生成する。そして、姿勢変更制御部111が、回転角度補正情報に基づいて、動作パラメータを補正する。これにより、基台部212の回転角度を的確に制御することができるので、建物H1内の各領域A1、A2、・・・、A7それぞれの温度の分布を精度良く検出することができる。
(実施の形態2)
本実施の形態に係る制御装置は、第1サブ支持部が、センサを、第1サブ支持部に対して前述の第1回転軸と直交する第2回転軸周りに回転自在に設けられた第2サブ支持部を介して支持する点が実施の形態1と相違する。そして、姿勢変更部が、第2サブ支持部を第1サブ支持部に対して第2回転軸周りに回動させる第2回転駆動部を有する点も実施の形態1と相違する。
本実施の形態に係る空気調和システムは、図10に示すように、制御装置2001と、複数(図10では4つ)の空気調和機2と、端末装置3と、を備える機器システムである。なお、図10において、実施の形態1と同様の構成については図1と同一の符号を付している。複数の空気調和機2は、棚RA11,RA12,RA13,RA31,RA32,RA33が設置された建物H2内の天井に設置されている。建物H2としては、食品倉庫、大型ワインセラ、植物栽培用施設等のきめ細かい温度管理が必要な建物が挙げられる。
制御装置2001は、図11に示すように、制御ユニット2011と、センサ12と、姿勢変更部2017と、姿勢検出部23と、を備える。なお、図11において、実施の形態1と同様の構成については図3と同一の符号を付している。また、制御装置2001は、図12に示すように、センサ12を支持するセンサ支持部2022を備える。そして、姿勢変更部2017は、センサ支持部2022の姿勢を変更することによりセンサ12の検知領域を空気調和機2が設置された建物H2内の空間における複数の領域へ順次移動させる。センサ支持部2022は、センサ12を支持するサブ支持部2222と、サブ支持部2222が固定されたシャフト2223を第2回転軸J2周りに回転自在に支持するサブ支持部2221と、サブ支持部2221を第1回転軸J1周りに回転自在に支持する基台部212と、を有する。サブ支持部2222は、ピン2222aを介してセンサ12を予め設定された傾きで支持する第2サブ支持部である。また、サブ支持部2221は、センサ12を、サブ支持部2222を介して支持する第1サブ支持部である。
また、姿勢変更部2017は、水平駆動部13と、水平向き変更用モータ14と、垂直駆動部225と、垂直向き変更用モータ226と、を有する。垂直向き変更用モータ226は、水平向き変更用モータ14と同様に、ステッピングモータであり、垂直駆動部225は、制御ユニット2011から入力される制御情報に基づいて、垂直向き変更用モータ226へパルス電流を供給することにより垂直向き変更用モータ226を回転駆動する。また、図12に示すように、垂直向き変更用モータ226のシャフト226aには、円筒状のウォーム2242が取り付けられている。そして、サブ支持部2222が第2回転軸J2に対して回転自在に支持するシャフト2223には、ウォーム2242に噛合するウォームホイール2241が固定されている。そして、垂直向き変更用モータ226のシャフト226aが回転すると、その回転駆動力がウォーム2242を介してウォームホイール2241に伝達し、ウォームホイール2241が固定されたシャフト2223が第2回転軸J2周りに回動する。これに伴い、シャフト2223に固定されたサブ支持部2222が、矢印AR201に示すように第2回転軸J2周りに回動する。このようにして、垂直駆動部225と垂直向き変更用モータ226とが、サブ支持部2222を第2回転軸J1周りに回動させる第2回転駆動部として機能する。
姿勢変更制御部2111は、まず、サブ支持部2222が予め設定された第2基準姿勢に維持された状態で、水平駆動部13を制御して、基台部212を予め設定された第1基準姿勢から第1回転軸J1周りに1回転させる。次に、姿勢変更制御部2111は、垂直駆動部225を制御して、サブ支持部2222を第2基準姿勢から第2回転軸J2周りに予め設定された単位角度だけ回動させる。その後、姿勢変更制御部2111は、再び、水平駆動部13を制御して、基台部212を第1基準姿勢から第1回転軸J1周りに1回転させる。また、姿勢変更制御部2111は、制御装置2001が停止モードに移行する場合、水平駆動部13を制御して、基台部212が第1基準姿勢となるように基台部212を第1回転軸J1周りに回動させ、且つ、垂直駆動部225を制御して、サブ支持部2222が第2基準姿勢となるようにサブ支持部2222を第2回転軸J2周りに回動させる。
次に、本実施の形態に係る制御装置2001が実行する機器制御処理について、図13を参照しながら説明する。なお、図13において、実施の形態1で説明した機器制御処理と同様の処理については図8と同一の符号を付している。まず、ステップS101からS114までの一連の処理が実行される。そして、機器制御部115が、ステップS114において、空気調和機2から応答情報を受信したと判定したとする(ステップS114:Yes)。この場合、姿勢変更制御部2111は、センサ支持部2022の基台部212を第1基準姿勢から1回転させたか否かを判定する(ステップS2101)。姿勢変更制御部2111が、未だ基台部212を第1基準姿勢から1回転させていないと判定すると(ステップS2101:No)、再びステップS105の処理が実行される。一方、姿勢変更制御部2111は、基台部212を第1基準姿勢から1回転させたと判定すると(ステップS2101:Yes)、垂直駆動部225を制御して、サブ支持部2222を第2基準姿勢から第2回転軸J2周りに予め設定された単位角度だけ回動させる(ステップS2102)。続いて、指令取得部116が、端末装置3から制御装置1の動作モードを通常モードから停止モードへ移行するよう指令する停止モード移行指令情報を取得したか否かを判定する(ステップS117)。ここで、指令取得部116が、停止モード移行指令情報を取得していないと判定すると(ステップS117:No)、再びステップS105の処理が実行される。
ここにおいて、制御装置2001は、まず、サブ支持部2222を第2基準姿勢で維持して、図14の矢印AR21に示すように、センサ12の検知領域を建物H2内における領域A12、A32を含む複数の領域へ順次移動させる。次に、制御装置2001は、サブ支持部2222を矢印AR22に示すように単位角度だけ鉛直下方へ回動させることによりセンサ12の傾きを変更してから、センサ12の検知領域を建物H2内における領域A11、A31を含む複数の領域へ順次移動させる。続いて、制御装置2001は、サブ支持部2222を単位角度だけ鉛直下方へ回動させることによりセンサ12の傾きを変更してから、センサ12の検知領域を建物H2内における領域A13、A33を含む複数の領域へ順次移動させる。その後、制御装置2001は、サブ支持部2222を第2基準姿勢に戻すように回動させることによりセンサ12の傾きを変更してから、センサ12の検知領域を再び建物H2内における領域A12、A32を含む複数の領域へ順次移動させる。そして、制御装置2001は、前述のステップS105からS117までの一連の処理を繰り返すことにより、これらの一連の動作を繰り返す。
一方、指令取得部116が、停止モード移行指令情報を取得したと判定したとする(ステップS117:Yes)。この場合、姿勢変更制御部2111は、水平駆動部13を制御して、基台部212を第1基準姿勢となるようにセンサ支持部2022を回動させ、且つ、垂直駆動部225を制御して、サブ支持部2222が第2基準姿勢となるようにサブ支持部2222を第2回転軸J2周りに回動させる(ステップS2103)。次に、制御ユニット2011が停止モードに移行し(ステップS119)、機器制御処理が終了する。
以上説明したように、本実施の形態に係る制御装置2001によれば、サブ支持部2221が、センサ12を、サブ支持部2221に対して第2回転軸J2周りに回転自在に設けられたサブ支持部2222を介して支持する。そして、垂直駆動部225が、サブ支持部2222をサブ支持部2221に対して第2回転軸J2周りに回動させる。これにより、建物H2内を鉛直方向に区分したときの各領域の状況に応じて空気調和機2を制御することが可能となり検知エリアが拡張されるので、建物H2内の環境をよりきめ細かく調整することができる。
特に、食品倉庫、大型ワインセラ、植物栽培用施設等のきめ細かい温度管理が必要な建物H2において、1つの制御装置2001により、建物H2内の状況の監視並びに複数の空気調和機2の制御を実行することが可能となるので、建物H2内全体の温度を適切に維持することができる。例えば、建物H2がワインセラであれば、センサ12を前述のようなサーモパイルを用いた輻射熱を感知するセンサとすることで、建物H2内の温度を例えばワインの適温である15℃程度に維持しつつ日光が入射しない環境で維持することができ、これにより、保管されているワインの劣化を最低限に抑えることができる。
更に、本実施の形態に係る姿勢変更制御部2111は、制御装置2001が停止モードに移行する場合、水平駆動部13を制御して、基台部212が第1基準姿勢となるように基台部212を第1回転軸J1周りに回動させる。また、姿勢変更制御部2111は、垂直駆動部225を制御して、サブ支持部2222が第2基準姿勢となるようにサブ支持部2222を第2回転軸J2周りに回動させる。これにより、制御装置2001が、再度起動する際、姿勢変更制御部2111が、基台部212を第1基準姿勢に戻し、サブ支持部2222を第2基準姿勢に戻す制御を実行する必要が無くなる。従って、制御装置2001は、起動後直ぐに、建物H2内の空間の温度の分布を検知する処理を実行することが可能となる。
以上、本開示の実施の形態について説明したが、本開示は前述の実施の形態によって限定されるものではない。例えば、制御装置が、建物H1内の熱画像情報と、建物H1内における人存否情報および平均温度情報と、を含む監視情報を生成し、生成した監視情報を、広域ネットワークを介して外部機器へ送信するものであってもよい。本変形例に係る空気調和システムは、例えば図15に示すように、広域ネットワークNW1およびブロードバンドルータ5を介して制御装置3001と通信可能な端末装置4を備える。なお、図15において、実施の形態1と同様の構成については図2と同一の符号を付している。広域ネットワークNW1は、例えばインターネットである。端末装置4は、実施の形態1で説明した端末装置3と同様に、例えばスマートフォンであり、CPU401と、主記憶部402と、補助記憶部403と、表示部404と、入力部405と、通信部406と、これらを互いに接続するバス409と、を備える。補助記憶部403は、CPU401が各種処理を実行するためのプログラムを記憶する。表示部404は、表示装置である。入力部405は、表示部404に重ねて配置されるタッチパッドのような入力装置である。通信部406は、モデムおよびゲートウェイを有し、広域ネットワークNW1を介して制御装置4001と通信可能であり、CPU401から転送される情報を制御装置4001へ送信したり、制御装置3001から受信した情報をCPU401へ転送したりする。
CPU401は、補助記憶部403が記憶するプログラムを主記憶部402に読み出して実行することにより、図16に示すように、受付部411、監視情報要求部412、表示制御部413および監視情報取得部414として機能する。なお、図16において、実施の形態1と同様の構成については図3と同一の符号を付している。また、図15に示す補助記憶部403は、図16に示すように、操作画面記憶部431と、制御装置3001から受信した監視情報を記憶する監視情報記憶部432と、を有する。ここで、監視情報要求部412は、受付部411が制御装置3001に対して監視情報の送信を要求するための操作を受け付けると、それに応じて、監視情報要求情報を制御装置3001へ送信する。また、監視情報取得部414は、制御装置3001から監視情報を受信すると、受信した監視情報を監視情報記憶部432に記憶させる。そして、表示制御部413は、監視情報記憶部432が記憶する熱画像情報、人存否情報および平均温度情報を含む監視情報を表示部404に表示させる。
制御装置3001は、図15に示すように、実施の形態1で説明した制御装置1と同様のハードウェア構成を有する。そして、制御装置3001では、CPU101は、補助記憶部103が記憶するプログラムを主記憶部102に読み出して実行することにより、図16に示すように、姿勢変更制御部111、姿勢特定部112、熱画像取得部113、解析部114、機器制御部115、指令取得部116、報知部117および監視情報通知部3118として機能する。監視情報通知部3118は、端末装置4から監視情報要求情報を受信すると、熱画像記憶部131から熱画像情報を取得し、解析結果記憶部132から人存否情報および平均温度情報を取得する。そして、監視情報通知部3118は、取得した熱画像情報、人存否情報および平均温度情報を含む監視情報を生成し、生成した監視情報を端末装置4へ送信する。また、監視情報通知部3118は、人存否情報或いは平均温度情報に基づいて、建物H1内への不審者の侵入、建物H1の温度の異常上昇等の異常が発生したと判定した場合、警告情報とともに監視情報を端末装置4へ送信する。この場合、端末装置4では、表示制御部413が、ユーザの操作を待たずにいわゆるプッシュ通知モードで監視情報および警告情報を表示部404に表示させる。
ここで、本変形例に係る空気調和システムの動作について、図17を参照しながら説明する。まず、ユーザが端末装置4において監視情報を取得するための操作を行うと、前述の監視情報要求情報が、端末装置4から制御装置3001へ送信される(ステップS51)。一方、制御装置3001が、監視情報要求情報を受信すると、前述の熱画像情報、人存否情報および平均温度情報を含む監視情報を生成する(ステップS52)。続いて、生成された監視情報が、制御装置3001から端末装置4へ送信される(ステップS53)。一方、端末装置4は、監視情報を受信すると、受信した監視情報を表示部404に表示させる(ステップS54)。
また、制御装置3001が、人存否情報或いは平均温度情報に基づいて、異常が発生したと判定すると(ステップS55)、監視情報および警告情報を生成する(ステップS56)。続いて、生成された監視情報および警告情報が、制御装置3001から端末装置4へ送信される(ステップS57)。一方、端末装置4は、監視情報および警告情報を受信すると、受信した監視情報および警告情報を表示部404に表示させる(ステップS58)。
本構成によれば、端末装置4を介して建物H1内の人の状況または温度状況を建物H1の外から確認することができるので、端末装置4を利用した建物H1の居住者またはペットの見守りを行うことが可能となる。
各実施の形態において、制御装置1、2001の制御ユニット11、2011の一部の機能が、制御装置1、2001にネットワークを介して通信可能なクラウドサーバで実現されるものであってもよい。例えば制御ユニット11、2011の解析部114の機能をクラウドサーバにおいて実現してもよい。
各実施の形態では、ユーザが端末装置3において制御装置1、2001を起動させるための操作を行うと、起動指令情報が、端末装置3から制御装置1、2001へ送信され、制御装置1が起動する例について説明した。但し、これに限らず、例えば制御装置1、2001が、自装置が電源スイッチ(図示せず)を備えており、ユーザが電源スイッチを操作することにより、制御装置1が起動したり停止したりするものであってもよい。
各実施の形態では、制御装置1、2001が空気調和機2を制御する例について説明したが、制御装置1、2001の制御対象となる機器は、空気調和機2に限定されるものではない。例えば、制御装置1が、照明装置、換気扇等の機器を制御するものであってもよい。また、センサ12は、熱画像を撮像するものに限定されるものではなく、例えば建物H1、H2内の明るさを検知する明るさセンサ、建物H1、H2内の湿度を検知する湿度センサ等であってもよい。
また、本開示に係る制御装置1、2001および端末装置3の各種機能は、専用のシステムによらず、通常のコンピュータシステムを用いて実現可能である。例えば、ネットワークに接続されているコンピュータに、上記動作を実行するためのプログラムを、コンピュータシステムが読み取り可能な非一時的な記録媒体(CD-ROM(Compact Disc Read Only Memory)等)に格納して配布し、当該プログラムをコンピュータシステムにインストールすることにより、上述の処理を実行する制御装置1、2001および端末装置3を構成してもよい。
また、コンピュータにプログラムを提供する方法は任意である。例えば、プログラムは、通信回線の掲示版(BBS(Bulletin Board System))にアップロードされ、通信回線を介してコンピュータに配信されてもよい。そして、コンピュータは、このプログラムを起動して、OS(Operating System)の制御の下、他のアプリケーションと同様に実行する。これにより、コンピュータは、上述の処理を実行する制御装置1、2001および端末装置3として機能する。
以上、本開示の各実施の形態および変形例について説明したが、本開示はこれらに限定されるものではない。本開示は、実施の形態および変形例が適宜組み合わされたもの、それに適宜変更が加えられたものを含む。
本開示は、建物内に設置された複数の機器を制御する制御装置として好適である。
1,2001,3001 制御装置、2 空気調和機、3,4 端末装置、11,2011 制御ユニット、12 センサ、13 水平駆動部、14 水平向き変更用モータ、14a,226a,2223 シャフト、17,2017 姿勢変更部、22,2022 センサ支持部、23 姿勢検出部、101,301,401 CPU、102,302,402 主記憶部、103,303,403 補助記憶部、106,306 無線モジュール、109,309,409 バス、111,2111 姿勢変更制御部、112 姿勢特定部、113 熱画像取得部、114 解析部、115 機器制御部、116 指令取得部、117 報知部、131,2131 熱画像記憶部、132 解析結果記憶部、133 制御情報記憶部、134 回転角度記憶部、211 ギヤ、212 基台部、212a 歯、212b 孔、221,2221,2222 サブ支持部、221a,2222a ピン、225 垂直駆動部、226 垂直向き変更用モータ、231 発光部、232 受光部、233 筐体、233a,233b 開口部、304,404 表示部、305,405 入力部、311,411 受付部、312 指令部、313,413 表示制御部、314 アラーム取得部、331,431 操作画面記憶部、406 通信部、412 監視情報要求部、414 監視情報取得部、2241 ウォームホイール、2242 ウォーム、3118 監視情報通知部、A1,A2,A3,A4,A5,A6,A7 領域、RA1,RA2,RA3,RA4,RA5,RA6,RA7,RA8,RA11,RA12,RA13,RA31,RA32,RA33 棚

Claims (9)

  1. 検知領域における環境パラメータの分布を検出するセンサと、
    前記センサを支持するセンサ支持部と、
    前記センサ支持部の姿勢を変更する姿勢変更部と、
    前記検知領域が少なくとも1つの機器が設置された空間における予め設定された複数の領域へ順次移動するように前記姿勢変更部を制御する姿勢変更制御部と、
    前記複数の領域それぞれにおける前記環境パラメータの分布に基づいて、前記複数の領域それぞれの状況を解析する解析部と、
    前記解析部による解析結果に基づいて、前記少なくとも1つの機器を制御する機器制御部と、を備え、
    前記センサ支持部は、前記センサを支持する第1サブ支持部と、前記第1サブ支持部が固定され且つ予め設定された第1回転軸周りに回転自在な基台部と、を有し、
    前記姿勢変更部は、前記基台部を前記第1回転軸周りに回動させる第1回転駆動部を有し、
    前記第1サブ支持部は、前記センサを、前記第1サブ支持部に対して前記第1回転軸と直交する第2回転軸周りに回転自在に設けられた第2サブ支持部を介して支持し、
    前記姿勢変更部は、前記第2サブ支持部を前記第1サブ支持部に対して前記第2回転軸周りに回動させる第2回転駆動部を更に有し、
    前記姿勢変更制御部は、前記第2サブ支持部が予め設定された第2基準姿勢に維持された状態で、前記第1回転駆動部を制御して、前記基台部を予め設定された第1基準姿勢から前記第1回転軸周りに1回転させた後、前記第2回転駆動部を制御して、前記第2サブ支持部を前記第2基準姿勢から前記第2回転軸周りに予め設定された角度だけ回動させ、その後、前記第1回転駆動部を制御して、前記基台部を前記第1基準姿勢から前記第1回転軸周りに1回転させる、
    制御装置。
  2. 前記姿勢変更制御部は、停止モードに移行する場合、前記第1回転駆動部を制御して、前記基台部が前記第1基準姿勢となるように前記基台部を前記第1回転軸周りに回動させ、且つ、前記第2回転駆動部を制御して、前記第2サブ支持部が前記第2基準姿勢となるように前記第2サブ支持部を前記第2回転軸周りに回動させる、
    請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記基台部の回転角度を示す情報を、前記回転角度に対応する前記第1回転駆動部の動作パラメータに対応づけて記憶する回転角度記憶部と、
    前記センサ支持部の姿勢を検出する姿勢検出部と、
    前記センサ支持部の姿勢を特定する姿勢特定部と、を更に備え、
    前記姿勢特定部は、前記姿勢検出部により検出される前記センサ支持部の姿勢に基づいて、前記回転角度記憶部が記憶する前記動作パラメータを補正するための回転角度補正情報を生成し、
    前記姿勢変更制御部は、前記回転角度補正情報に基づいて、前記動作パラメータを補正する、
    請求項1または2に記載の制御装置。
  4. 前記環境パラメータの分布を示す環境パラメータ情報を記憶する環境パラメータ記憶部と、
    前記センサ支持部の姿勢を特定する姿勢特定部と、
    前記センサにより検知される前記検知領域における環境パラメータの分布を示す環境パラメータ情報を取得し、取得した前記環境パラメータ情報を前記姿勢特定部により特定された姿勢を示す姿勢情報に対応づけて前記環境パラメータ記憶部に記憶させる環境パラメータ取得部と、を更に備える、
    請求項1からのいずれか1項に記載の制御装置。
  5. 前記環境パラメータは、温度であり、
    前記少なくとも1つの機器は、空気調和機であり、
    前記解析部は、前記複数の領域それぞれの温度分布を算出し、
    前記機器制御部は、前記複数の領域それぞれの温度分布に基づいて、前記複数の領域それぞれの温度が予め設定された基準温度範囲内となるように前記少なくとも1つの機器を制御する、
    請求項1からのいずれか1項に記載の制御装置。
  6. 前記環境パラメータの分布を示す環境パラメータ情報と、前記解析部による解析結果を示す解析結果情報と、の少なくとも一方を含む監視情報を生成し、生成した監視情報を、ネットワークを介して外部機器へ送信する監視情報通知部を更に備える、
    請求項1からのいずれか1項に記載の制御装置。
  7. 少なくとも1つの機器と、
    検知領域における環境パラメータの分布を検出するセンサと、
    前記センサを支持するセンサ支持部と、
    前記センサ支持部の姿勢を変更する姿勢変更部と、
    前記検知領域が少なくとも1つの機器が設置された空間における予め設定された複数の領域へ順次移動するように前記姿勢変更部を制御する姿勢変更制御部と、
    前記検知領域における前記環境パラメータの分布に基づいて、前記複数の領域それぞれの状況を解析する解析部と、
    前記解析部による解析結果に基づいて、前記少なくとも1つの機器を制御する機器制御部と、を備え、
    前記センサ支持部は、前記センサを支持する第1サブ支持部と、前記第1サブ支持部が固定され且つ予め設定された第1回転軸周りに回転自在な基台部と、を有し、
    前記姿勢変更部は、前記基台部を前記第1回転軸周りに回動させる第1回転駆動部を有し、
    前記第1サブ支持部は、前記センサを、前記第1サブ支持部に対して前記第1回転軸と直交する第2回転軸周りに回転自在に設けられた第2サブ支持部を介して支持し、
    前記姿勢変更部は、前記第2サブ支持部を前記第1サブ支持部に対して前記第2回転軸周りに回動させる第2回転駆動部を更に有し、
    前記姿勢変更制御部は、前記第2サブ支持部が予め設定された第2基準姿勢に維持された状態で、前記第1回転駆動部を制御して、前記基台部を予め設定された第1基準姿勢から前記第1回転軸周りに1回転させた後、前記第2回転駆動部を制御して、前記第2サブ支持部を前記第2基準姿勢から前記第2回転軸周りに予め設定された角度だけ回動させ、その後、前記第1回転駆動部を制御して、前記基台部を前記第1基準姿勢から前記第1回転軸周りに1回転させる、
    機器システム。
  8. センサと、前記センサを支持する第1サブ支持部および前記第1サブ支持部が固定され且つ予め設定された第1回転軸周りに回転自在な基台部を有し、前記第1サブ支持部が、前記センサを、前記第1サブ支持部に対して前記第1回転軸と直交する第2回転軸周りに回転自在に設けられた第2サブ支持部を介して支持するセンサ支持部と、前記基台部を前記第1回転軸周りに回動させる第1回転駆動部と、前記第2サブ支持部を前記第1サブ支持部に対して前記第2回転軸周りに回動させる第2回転駆動部と、を備える制御装置により少なくとも1つの機器を制御する機器制御方法であって、
    前記センサが、検知領域における環境パラメータの分布を検出するステップと
    前記制御装置が、前記第2サブ支持部が予め設定された第2基準姿勢に維持された状態で、前記基台部を予め設定された第1基準姿勢から前記第1回転軸周りに1回転させた後、前記第2サブ支持部を前記第2基準姿勢から前記第2回転軸周りに予め設定された角度だけ回動させ、その後、前記基台部を前記第1基準姿勢から前記第1回転軸周りに1回転させるように制御して、前記検知領域を前記複数の領域へ順次移動させるステップと、
    記制御装置が、前記検知領域における前記環境パラメータの分布に基づいて、前記複数の領域それぞれの状況を解析するステップと、
    前記制御装置が、解析結果に基づいて、前記少なくとも1つの機器を制御するステップと、を含む、
    機器制御方法。
  9. コンピュータを、
    検知領域における環境パラメータの分布を検出するセンサを支持する第1サブ支持部と、前記第1サブ支持部が固定され且つ予め設定された第1回転軸周りに回転自在な基台部と、を有し、前記第1サブ支持部が、前記センサを、前記第1サブ支持部に対して前記第1回転軸と直交する第2回転軸周りに回転自在に設けられた第2サブ支持部を介して支持するセンサ支持部の姿勢を変更することにより、前記検知領域が少なくとも1つの機器が設置された空間における予め設定された複数の領域へ順次移動するように、前記基台部を前記第1回転軸周りに回動させる第1回転駆動部と、前記第2サブ支持部を前記第1サブ支持部に対して前記第2回転軸周りに回動させる第2回転駆動部と、を有する姿勢変更部を制御する姿勢変更制御部、
    前記検知領域における前記環境パラメータの分布に基づいて、前記複数の領域それぞれの状況を解析する解析部、
    前記解析部による解析結果に基づいて、前記少なくとも1つの機器を制御する機器制御部、
    として機能させるためのプログラムであって、
    前記姿勢変更制御部は、前記第2サブ支持部が予め設定された第2基準姿勢に維持された状態で、前記第1回転駆動部を制御して、前記基台部を予め設定された第1基準姿勢から前記第1回転軸周りに1回転させた後、前記第2回転駆動部を制御して、前記第2サブ支持部を前記第2基準姿勢から前記第2回転軸周りに予め設定された角度だけ回動させ、その後、前記第1回転駆動部を制御して、前記基台部を前記第1基準姿勢から前記第1回転軸周りに1回転させる、
    プログラム。
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