JP7308952B2 - 多糖、ポリオール及び特定のエステルを含む組成物 - Google Patents

多糖、ポリオール及び特定のエステルを含む組成物 Download PDF

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Description

本発明は、ラムノースを含む多糖、ポリオール及び特定のエステルを含む組成物、好ましくは化粧品に関する。
皮膚は、細胞が互いに隣接してしっかりと結合した組織である。皮膚組織は、皮脂腺又は汗腺、及び毛包を含む外被を形成する。皮膚、特に頭皮は、連続的に再生される上皮である。再生又は落屑は、感じられずに及び目立たずに表面細胞の脱離に至る調整された及び微妙に調節された過程である。
ヒト皮膚は、2つの区画、すなわち、表面区画(表皮)及び深い区画(真皮)で構成される。
表皮は、表皮の発生力のある層を構成する角化細胞の基底層、発生力のある層上に位置する多面体の細胞の数層で構成されるいわゆる有棘層、識別される細胞質封入体、ケラトヒアリン粒状物を含有する平滑細胞で構成される顆粒層と呼ばれる3層の1つ、及び最終的にそれらの分化の終端の段階で角質細胞と呼ばれる角化細胞で構成される角状の層(角質層)と呼ばれる上層の一組に従来分割されている。
角質細胞は、主として、サイトケラチンを含有する線維状物質で構成されて、角膜外被により囲まれた無核の細胞である。落屑と呼ばれる機構による角質層における表皮細胞の連続した損失を補う新しい角化細胞の永続的産生がある。
しかしながら、基底層における細胞の産生と落屑速度との間の不均衡が、皮膚表面における鱗屑の形成をもたらし得る。同様に、種々の理由で、角質層における細胞の終端の分化の障害は、裸眼に可視の及び「ふけ」と呼ばれる細胞の大きい、厚い凝集塊の形成に至るか、又は他の状況では、角質層の薄化に至り得る。このことは、表皮のバリア性の脆弱性、角質層の慢性脱水、機械的弾性、張りの喪失の原因となり、皮膚にその光沢及び透明性を失わせ得る。皮膚表面の特質のこの変質を導く要因の例の中に、ストレス、冬季、過剰皮脂、水和障害を挙げることができ;これは、高齢の対象者の乾燥した皮膚の場合にも当てはまり得る。
したがって、皮膚バリアの脆弱性は、刺激物(洗剤、酸、塩基、酸化剤、還元剤、濃縮された溶媒、有害なガス又は発煙)、機械的作用(摩擦、衝撃、擦過、表面の裂傷、塵埃、粒子の噴射、毛剃り又は脱毛)、熱的又は気候乱れ(寒冷、乾燥、放射線)等の外部攻撃、生体異物の不均衡(望ましくない微生物、アレルゲン)又は心理学的ストレス型の内攻の存在で起こり得る。
角質層の終端の分化プロセスにおける臨界工程の1つは、角化した外被のタンパク質前駆体の架橋である。この現象は、皮膚密着及びバリア機能等の皮膚の物理的性質の発達及び維持において必須の役割を演ずる。
角化した外被は角質細胞の必須の構成要素である。
角化した外被の深層から角質層の表面層への成熟は、形態学的及び生物理学的又は機械的パラメーターにより特徴づけられ得る。
保湿剤、水和ポリマー又はワセリン等の脂肪体等の従来使用されてきた水和剤は、皮膚表面の性質を一時的に改良する。これらの活性剤は、角質層の機械的柔軟性を増大させ、その水和の状態を増大させて及び/又は皮膚上の表面皮膜の形成により皮膚の微起伏を改善することができる。一般的に、これらの効果は、経時的に残らず2から3時間だけ持続する。更に、皮膚が清浄化された後で、これらの活性剤は排除され、皮膚の増大した機械的柔軟性、改善された皮膚の肌理又は皮膚の光学性質の効果は消失する。
更に、皮膚上における皮膜形成剤の使用、及び特にカラギナン等の保湿多糖の使用は、しばしば、皮膚の「つっぱり」作用、皮膚の弾性率の増大をもたらし;この増大した表面のこわばりは、皮膚の不快感を生じさせる。
FR264522 WO 02/051828 JP-A-2-295912
Satoshi Tomomasaら、Oil Chemistry、vol. 37、No.11 (1988)、48~53頁
それ故、皮膚、特に乾燥した皮膚又は老化した皮膚の水和の状態を改善して、皮膚に適用中のつっぱり及び不快感を回避する活性剤に対する必要性がある。
ふっくら効果及び/又は弾力のある外見を皮膚に付与する組成物に対する必要性もある。「弾力のある外見」とは、皮膚を改造する効果を意味する。皮膚はより平滑になり、皮膚を指で押した後でさえ残る、肉付きのより良い外見を有する。
本発明者らは、今回、特別な、即ちラムノースを含む多糖、ポリオール及び特定のエステルとの会合が、皮膚の柔軟性を十分に増大させて、皮膚にふっくら効果及び弾力のある外見を付与することができることを発見した。
したがって、本発明の目的は、生理学的に許容される媒体中に、
ラムノースを含む少なくとも1種の多糖、
少なくとも1種のポリオール、及び
5から9個のグリセロールパターンを含む、少なくとも1種の脂肪酸とポリグリセロールとのエステルを組成物の合計質量に対して少なくとも1質量%
含む組成物である。
本発明による組成物は好ましくは化粧品である。
「生理学的に許容される」とは、ケラチン物質と適合性の媒体を意味する。
本発明の別の目的は、前記ケラチン線維に対する本発明による組成物の適用を含む、ケラチン線維、好ましくは皮膚の化粧処理方法である。
本発明の別の目的は、皮膚をより、特に角質層を柔軟にするための本発明による組成物の化粧的使用である。
本発明の別の目的は、生理学的に許容される媒体中に、
ラムノースを含む少なくとも1種の多糖、及び
好ましくは、下記の一般式(F):
Figure 0007308952000001
(式中、
-Rは、非置換直鎖状C1~C4アルキル基、特にC1~C2、特にメチルを表示し;
Sは、D-グルコース、D-キシロース、N-アセチル-D-グルコサミン又はL-フコースから選択される単糖、特にD-キシロースを表し;
Xは、-CO-、-CH(OH)-、-CH(NH2)-から選択される基、優先的には-CH(OH)-基を表す)
のC-グリコシド誘導体、並びに化粧品用に許容されるそれらの塩、水和物等の溶媒和物及び光学異性体から選択される;好ましくはC-ベータ-D-キシロピラノシド-2-ヒドロキシ-プロパン及びC-アルファ-D-キシロピラノシド-2-ヒドロキシ-プロパンから選択される、少なくとも少なくとも1種の親水性活性剤を含む、組成物好ましくは化粧品である。
ラムノースを含む多糖
本発明による組成物は、ラムノースを含む少なくとも1種の多糖を含む。
好ましくは、本発明による多糖は、多糖の合計質量に対して10質量%から100質量%、好ましくは20質量%から70質量%、より好ましくは40質量%から60質量%と変化するラムノースを含む。
好ましくは、本発明による多糖は硫酸化されていない。「硫酸化されていない」とは、多糖の硫酸化比が多糖の質量に対して0.5質量%未満、好ましくは0.1質量%未満であることを意味する。好ましくは、硫酸化比はゼロである。
したがって、好ましくは、本発明による多糖は、多糖を作る反復要素が主にラムノースを含有するようなものである。好ましくは、反復要素は少なくとも一般式Iを有する成分を含む:
Figure 0007308952000002
(式中、Rhは、ラムノース分子であり、Rh*は分岐して固定されたラムノース分子であり、Oはヘキソシド又はペントシド糖の分子であり、Uはウロン酸の分子であり、及びnは、1から100の間、好ましくは5から65の間である)。
「反復要素は主にラムノースを含有する」とは、D及び/又はL系列の少なくとも50%のラムノースを含む分岐した鎖、及びそのα及び/又はβ異性体を意味する。
糖Oは、特にフコース、ガラクトース、リボース、アラビノース、キシロース及びマンノースのなかから選択されてもよい。
ウロン酸Uは、その第一級アルコール基を酸化されてカルボン酸にされた任意のヘキソース、特にグルクロン酸、ガラクツロン酸、マンヌロン酸又はイズロン酸を意味する。
本発明の特定の1実施形態により、分岐したラムノース分子は、糖鎖の糖分子O又はウロン酸分子U又はラムノース分子Rhのなかの1種の遊離炭素、特に炭素2又は3への、その炭素1からのオシド結合により固定できる。
別の特定の実施形態により、反復要素は、特に一般式IIを有する配列により構成できる:
Figure 0007308952000003
(式中、Rhはラムノース分子であり、Oはヘキソシド又はペントシド糖分子であり、Uはウロン酸分子であり、及びオースO上のラムノース分岐はオシド結合(1→2)又は(1→3)からなる。
特に興味ある1実施形態により、糖Oはガラクトースであり、ウロン酸Uはグルクロン酸である。好ましくは、該配列は、3個のラムノース分子を含有する鎖を有し、その分子の1つは分岐した2個のガラクトース分子及び1個のグルクロン酸分子である。式IIにより、nは、この多糖が50,000ダルトンのオーダーの分子量を有するような値を表す。それはクレブシエラ(Klebsiella)型の細菌の培養物、特に肺炎桿菌(Klebsiella pneumoniae)特にI-714株(CNCM-Collection Nationale de Culture de Microorganismes(National Microorganisms Culture Collection)に-I-714番として預託)から、下に記載された方法に従って得ることができる。有利には、この多糖は、ガラクトースにおける位置Vにおいてラムノース分岐を有する。この多糖は、特に、下記の反復ユニット:→4)-α-L-Rhap(1→3)-β-D-Galp(1→2)-α-L-Rhap(1→4)-β-D-GlcpA(1→3)-[α-L-Rhap(1→2)]-α-D-Galp(1→で構成されることが見出されている。
この多糖の加水分解は、多分精製可能な、本発明により特に興味ある、より低い分子量を有する分画、特に大部分5,000ダルトン及び13,000ダルトンの分画の混合物を得ることも可能にする。
別の特定の実施形態により、反復要素は、特に一般式IIIの配列により構成できる:
Figure 0007308952000004
(式中、Rhはラムノース分子であり、Oはヘキソシド又はペントシド糖分子であり、Uはウロン酸分子であり、ラムノースが、ラムノース上でオシド結合(1→3)により分岐している)。特に興味ある1実施形態により、糖Oはグルコースであり及びウロン酸Uはグルクロン酸であり、好ましくは、3個のラムノース分子を含有する鎖は、1個の分岐した分子、1個のグルコース分子及び1個のグルクロン酸分子を含む。そのような多糖は、特に下に記載された方法により、クレブシエラ・プランティコラ(Klebsiella planticola)型の細菌、特にI-2743株(CNCMにI-2743番として預託)の培養物から得ることができる。有利には、そのような多糖は、ラムノース上で位置IIIにおいてラムノース分岐を有する。この多糖は、特に、下記の反復ユニット:→3)-β-L-Rhap(1→4)-β-D-Glcp(1→2)-[α-L-Rhap(1→3)]-α-L-Rhap(1→4)-α-D-GlcpA(1→で構成されることが見出されている。
この多糖の加水分解は、多分精製可能な及び本発明により特に興味ある、より低い分子量を有する分画、特に大部分5,000ダルトンの分画の混合物も生ずることができる。
一般的に、本発明による多糖は、細菌又は野菜起源であることができる。それらは古典的な多糖産生技法(化学合成、菌体外多糖からの酵素的抽出)によって得ることができる。1つの有利な実施形態により、多糖は、特許FR264522に詳細に記載されているような産生方法に従って、カプセル化された細菌タイプのそれらを産生する細菌株の発酵により得られる菌体外多糖である。この方法は、クレブシエラ型の細菌株が、炭素供給源、優先的な窒素供給源及び適当なミネラル塩を含む栄養分媒体中において、約6から8のpH、約30から35℃の温度で、攪拌されながら通気下で、4から12日の間、培養物中に入れておかれると定められている。炭素/窒素比は、多糖の分泌を助長するように5を超えることが有利である。多糖は、発酵媒体を、約70~120℃で約10分から1時間の間、熱処理にかけて、次にそれらを、例えば冷却しながら遠心分離により分離することにより単離できる。菌体外多糖及び細胞多糖は、全て透明な浮上相中に含有される。必要であれば、多糖は、アセトン又はエタノール又はプロパノール等の低級アルコール等の非溶媒有機液体の添加により沈殿させて、濾過又は遠心分離により分離した後、乾燥させることにより精製することができる。
単離された多糖は、したがって、そのまま又は加水分解された形態で、組成物中に容易に組み込むことができる。この場合には、酸加水分解等の既知の方法を使用して加水分解を行った後、乾燥することができる。それは、しばしば使用される塩酸等のプロトン供与体を使用して、分画の必要とされるサイズに応じて、50と100℃の間で変化する温度で30分から4時間の間で行うことができる。このようにして得られたオリゴ糖分画は、必要であれば、古典的な方法を使用して回収し、精製することができる。
このプロトコルは、ラムノースに富む菌体外多糖を産生する細菌株、特にカプセル化された細菌を使用して行うことができる。本発明の1つの好ましい実施形態に従って、細菌のクレブシエラ株、好ましくは肺炎桿菌又はクレブシエラ・プランティコラが使用されるであろう。
好ましくは、本発明による多糖の反復ユニット(菌体外多糖)は、Rhamnosoft(登録商標)と呼ばれる、肺炎桿菌I-714によって産生されるものである:
Rhamnosoft(登録商標)の組成物は、50,000ダルトンのオーダーの分子量を有し、3個のラムノース分子(I、III、VI)、2個のガラクトース分子(II、V)及び1個のグルクロン酸分子(IV)を含む糖配列を有する分岐構造のポリマーに対応する。それ故、ラムノースは、多糖の50%を占める。該多糖は、ガラクトース上で位置VにおいてラムノースVI分岐を有する。
この場合に、反復ユニットの構造は:
→4)-α-L-Rhap(1→3)-β-D-Galp(1→2)-α-L-Rhap(1→4)-β-D-GlcpA(1→3)-[α-L-Rhap(1→2)]-α-D-Galp(1→
である。
それは、下記の詳細な式と対応する:
Figure 0007308952000005
好ましくは、本発明による多糖は、水溶液中で、溶液の合計質量に対して2.5質量%の活性物質で使用される。そのような多糖は、特にRhamnosoft(登録商標)HP 1.5Pの名称でSolabia社により市販されている。
好ましくは、多糖は、本発明による組成物中に、組成物の合計質量に対して0.01質量%から1質量%、好ましくは0.05質量%から0.5質量%、より好ましくは0.1質量%から0.3質量%の範囲の乾物含有率で存在していてもよい。
5から9個のグリセロールパターンを含む脂肪酸とポリグリセロールとのエステル
本発明による組成物は、5から9個のグリセロールパターンを含む、少なくとも1種の脂肪酸とポリグリセロールとのエステルも組成物の合計質量に対して少なくとも1質量%含む。
脂肪酸とポリグリセロールとのエステルは、12から20個の炭素原子を含有するアルキル又はアルケニル鎖を含む少なくとも1種の酸、及び5から9個のグリセロールパターン、好ましくは5から6個のグリセロールパターンから形成される。
1実施形態により、本発明によるポリグリセロールエステルは、少なくとも1種の飽和又は不飽和脂肪酸とポリグリセロールとのエステル化から生ずる。
好ましくは、5から9個のグリセロールパターンを含む脂肪酸とポリグリセロールとのエステルは、モノ又はジエステル、好ましくはモノエステルである。
用語「ポリグリセロール」は、5から9個、好ましくは5から6個のグリセリルユニットの直鎖状鎖であるグリセリルポリマーを示す。
本発明において特に考慮されるエステルは、ポリグリセロールと、C12~C20、好ましくはC12からC18、より好ましくはC12のカルボン酸、例えば、ラウリン酸、オレイン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸又はミリスチン酸等とのエステル化から生ずるエステルである。
該カルボン酸は、直鎖状又は分岐、飽和又は不飽和であってもよい。
好ましくは、それは直鎖状のモノカルボン酸である。
一般的に、それらは、C12~C20、好ましくはC12からC18、及び特にC6からC18、及び特にC10からC12のカルボン酸によるポリグリセロールの少なくとも1個のヒドロキシル官能基のエステル化から誘導される。
特定の1実施形態により、本発明のために適当なエステルは、1個又は数個の同一の又は異なるカルボン酸によるポリグリセロールのエステル化から誘導できる。それは、ヒドロキシル化されたモノエステル、ヒドロキシル化されたジ-エステル、ヒドロキシル化されたトリ-エステル、又はそれらの混合物であってもよい。
本発明の好ましい1実施形態において、脂肪酸とポリグリセロールとのエステルは、5から6個のグリセロールパターンを含むポリグリセリルモノラウレート、5から6個のグリセロールパターンを含むポリグリセリルモノオレエート、5から6個のグリセロールパターンを含むポリグリセリルモノ(イソ)ステアレート、5から6個のグリセロールパターンを含むポリグリセリルジオレエート、5から6個のグリセロールパターンを含むポリグリセリルモノミリステート、及びそれらの混合物のなかから選択される。
本発明の別の好ましい実施形態では、脂肪酸とポリグリセロールとのエステルは、10から13の間に等しいHLB(親水性親油性バランス)値を有する。
有利には、本発明による組成物は、5から6個のグリセロールパターンを有するポリグリセリルモノラウレート、即ちポリグリセリル-5ラウレート又はポリグリセリル-6ラウレートである脂肪酸とポリグリセロールとのエステルを含む。
ポリグリセリル-5ラウレート又はPG-5ラウレートを主成分とする市販の製品が、商品名SUNSOFT A-121E-C(登録商標)でTaiyo Kagaku社により入手できる。
ポリグリセリル-6ラウレート又はPG-6ラウレートを主成分とする市販の製品は、商品名DERMOFEEL G6LでDr Straetmans社により入手可能である。
5から9個のグリセロールパターンを含む脂肪酸とポリグリセロールとのエステルは、本発明による組成物中に組成物の合計質量に対して1質量%から10質量%、好ましくは3質量%から7質量%、より好ましくは4質量%から6質量%の範囲の含有率で存在してもよい。
ポリオール
本発明による組成物は少なくとも1種のポリオールも含む。
本発明の目的について、ポリオールは、少なくとも2個の炭素原子、好ましくは2から50個の炭素原子、好ましくは4から20個の炭素原子、好ましくは2から10個の炭素原子、より好ましくは2から6個の炭素原子を含み、及び少なくとも2個のヒドロキシ基を含む炭化水素鎖を意味する。本発明で使用されるポリオールは、質量により1,000以下、好ましくは90と500の間の平均分子量を有することができる。
ポリオールは、天然又は合成ポリオールであってもよい。ポリオールは、直鎖状、分岐した又は環状分子構造を有することができる。
ポリオールは、グリセリン及びその誘導体、並びにグリコール及びそれらの誘導体のなかから選択することができる。ポリオールは、グリセリン、ジグリセリン、ポリグリセリン、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ブチレングリコール、ペンチレングリコール、ヘキシレングリコール、1,3-プロパンジオール、1,5-ペンタンジオール、オクタン1,2-ジオール、特に5から50個のエチレンオキシド基を有するポリエチレングリコール、及びソルビトール等の糖類、及びそれらの混合物で構成される群から選択することができる。
特に、ポリオールはグリセリンである。
前記ポリオールは、組成物の合計質量に対して2質量%から30質量%、好ましくは3質量%から25質量%の範囲、好ましくは5質量%から20質量%の範囲の量で存在することができる。
好ましくは、本発明による組成物はエマルションである。好ましくは、本発明による組成物は、水性相及び油性相を含み、前記水性及び油性相は上で定義された通りである。好ましくは、本発明による組成物は、水中油エマルションである。
本発明による組成物が下で記載された少なくとも1種の界面活性剤を含む場合に、それは、好ましくは、クリーム、特に白色クリームの態様を有する。
本発明による組成物が、下で記載された界面活性剤を含まない場合、それはミクロエマルションに対応する。
界面活性剤
本発明による組成物は、界面活性剤として、好ましくは脂肪酸とポリエチレングリコールとの少なくとも1種のエステルを含む。好ましくは、それは、C16~C22脂肪酸とソルビタンとのエステル、及びC16~C22脂肪酸のグリセリルエステルのなかから選択される追加の界面活性剤も含む。
本発明による組成物中に存在する脂肪酸とポリエチレングリコールとのエステルは、好ましくは8から100個のエチレンオキシドユニットを含むC16~C22脂肪酸エステルである。エステルの脂肪鎖は、特に、ステアリル、ベヘニル、アラキジル、パルミチル、セチルパターン、及びセテアリル等のそれらの混合物、好ましくはステアリル鎖のなかから選択できる。
エチレンオキシドユニットの数は、8から100個、好ましくは10から80個、及び更に良いことに10から50個で変化することができる。本発明の1つの特定の実施形態により、この数は20から40個で変化することができる。
脂肪酸とポリエチレングリコールとのエステルの例として、20、30、40、50又は100ユニットのエチレンオキシドを含むステアリン酸エステル、例えば商品名Myrj 49 P(ポリエチレングリコールステアレート20 OE; CTFA名: PEG-20ステアレート)、Myrj 51、Myrj 52P(ポリエチレングリコールステアレート40 OE; CTFA名: PEG-40ステアレート)、Myrj 53又はMyrj 59PでCRODA社により市販されている製品を挙げることもできる。
脂肪酸とポリエチレングリコールとのエステルは、本発明による組成物中に、組成物の合計質量に対して0.1質量%から10質量%、好ましくは0.1質量%から5質量%、より好ましくは0.25質量%から1.5質量%の範囲の含有率で存在してもよい。
好ましくは、本発明による組成物は、C16~C22脂肪酸とソルビタンとのエステル及びC16~C22脂肪酸のグリセリルエステルのなかから選択される追加の乳化界面活性剤も含む。
本発明の第1の実施形態により、組成物は、C16~C22脂肪酸とソルビタンとのエステルを含む。
C16~C22脂肪酸とソルビタンとのエステルは、少なくとも1個の飽和した又は不飽和の直鎖状アルキル鎖を含む16から22個の炭素鎖を有する少なくとも1個の脂肪酸と、ソルビトールとのエステル化により形成される。特に、これらのエステルは、ソルビタンのステアレート、ベヘネート、アラキデート、パルミテート、オレエート、及びそれらの混合物のなかから選択できる。ソルビタンステアレート及びパルミテートが優先して、より好ましくはソルビタンステアレートが使用されるであろう。
本発明による組成物中に存在するC16~C22脂肪酸とソルビタンとのエステルは、45℃以下の温度で固体であり有利である。
本発明による組成物で使用することができるソルビタンエステルの例として、Croda社により商品名Span 60で市販されているソルビタンモノステアレート(CTFA名:ソルビタンステアレート)、Croda社により商品名Span 65Vで市販されているソルビタントリステアレート、Croda社により商品名Span 40で市販されているソルビタンモノパルミテート(CTFA名:ソルビタンパルミテート)、Croda社によりSpan 80Vの名で市販されているソルビタンモノオレエート、Uniquema社により商品名Span 85Vで市販されているソルビタントリオレエートを挙げることができるが、好ましくは、使用されるソルビタンエステルはソルビタントリステアレートである。
C16~C22脂肪酸とソルビタンとのエステルは、本発明による組成物中に、組成物の合計質量に対して0.01質量%から10質量%、好ましくは0.01質量%から5質量%、より好ましくは0.25質量%から1.5質量%の範囲の含有率で存在することができる。
グリセリルと脂肪酸のエステルは、特に16から22個の炭素原子を有する飽和した直鎖状アルキル鎖を含む酸を使用して得ることができる。グリセリルと脂肪酸のエステルとして、特定して、グリセリルステアレート(グリセリルモノ、ジ-及び/又はトリ-ステアレート)(CTFA名:グリセリルステアレート)、グリセリルリシンオレエート、及びそれらの混合物を挙げてもよい。好ましくは、使用されるグリセリルと脂肪酸のエステルはグリセリルステアレートのなかから選択される。
グリセリルと脂肪酸のエステルは、組成物の合計質量に対して0.1から10質量%の範囲、好ましくは0.1から5質量%の範囲、好ましくは0.5質量%から3質量%の範囲の量で存在することができる。
特に、本発明による組成物は、グリセリルステアレート及びポリエチレングリコール100 OEモノステアレートの混合物、特に商品名Arlacel 165でCroda社により市販されている50/50混合物を含むものを含んでいてもよい。
水性相
好ましくは、本発明による組成物は、ポリオールに加えて生理学的に許容される水性媒体を含む。「生理学的に許容される」とは、ケラチン物質と適合性の媒体を意味する。
本発明による組成物は、好ましくは、水、及び可能性として25℃で水に可溶な、例えば、エタノール及びイソプロパノール、プロパノール、ブタノール;及びそれらの混合物等の直鎖状又は分岐したC2~C4アルカノールのなかから選択される有機溶媒を含む水性媒体を含む。
本発明の組成物は、一般的に、組成物の合計質量に対して10質量%から95質量%、好ましくは40から80%の水を含む。
有機溶媒の量は、組成物の合計質量に対して例えば0質量%から30質量%、好ましくは0.5質量%から25質量%、より良いのは5質量%から20質量%、更により良くは10質量%から22質量%の範囲であることができる。
親水性活性剤
本発明による組成物は、水性の少なくとも1種の親水性活性剤を含んでいてもよい。「親水性活性剤」により、水溶性又は水に分散性の、水素結合を形成し得る活性剤が意味される。
挙げることができる親水性活性剤の例は、保湿剤;脱色剤、落屑剤、老化防止剤、マット感付与剤;治癒剤;抗菌剤;及びそれらの混合物を含む。
好ましくは、親水性活性剤は、下記一般式(F)のC-グリコシド誘導体:
Figure 0007308952000006
(式中、
-Rは、非置換直鎖状C1~C4アルキル基、特にC1~C2、特にメチルを表示し;
Sは、D-グルコース、D-キシロース、N-アセチル-D-グルコサミン又はL-フコースから選択される単糖、特にD-キシロースを表し;
Xは、-CO-、-CH(OH)-、-CH(NH2)-から選択される基、優先的には-CH(OH)-基を表す);
並びに化粧品用に許容されるそれらの塩、水和物等の溶媒和物及び光学異性体から選択される。
本発明のために特に適当な式(F)のC-グリコシドの例示として、下記の化合物が挙げられるが、これらに限定されない。
C-ベータ-D-キシロピラノシド-n-プロパン-2-オン;
C-アルファ-D-キシロピラノシド-n-プロパン-2-オン;
C-ベータ-D-キシロピラノシド-2-ヒドロキシ-プロパン;
C-アルファ-D-キシロピラノシド-2-ヒドロキシ-プロパン;
1-(C-ベータ-D-グルコピラノシル)-2-ヒドロキシ-プロパン;
1-(C-アルファ-D-グルコピラノシル)-2-ヒドロキシ-プロパン;
1-(C-ベータ-D-グルコピラノシル)-2-アミノ-プロパン;
1-(C-アルファ-D-グルコピラノシル)-2-アミノ-プロパン;
3'-(アセトアミド-C-ベータ-D-グルコピラノシル)-プロパン-2'-オン;
3'-(アセトアミド-C-アルファ-D-グルコピラノシル)-プロパン-2'-オン;
1-(アセトアミド-C-ベータ-D-グルコピラノシル)-2-ヒドロキシ-プロパン;
1-(アセトアミド-C-ベータ-D-グルコピラノシル)-2-アミノ-プロパン;
並びに化粧品用に許容されるそれらの塩、水和物等の溶媒和物及び光学異性体。
好ましくは、C-ベータ-D-キシロピラノシド-2-ヒドロキシ-プロパン又はC-アルファ-D-キシロピラノシド-2-ヒドロキシ-プロパン、より好ましくはC-ベータ-D-キシロピラノシド-2-ヒドロキシ-プロパンが使用される。好ましくは、本発明のために適当な式(F)のC-グリコシドは、有利には、C-ベータ-D-キシロピラノシド-2-ヒドロキシ-プロパンであってもよく、そのINCI名はヒドロキシプロピルテトラヒドロピラントリオールであり、MEXORYL SBB(登録商標)又はMEXORYL SCN(登録商標)の名称でCHIMEX社により特に市販されている。本発明のために適当な式(F)のC-グリコシドの塩は、有機又は無機酸から形成される塩等のこれらの化合物の従来の生理学的に許容される塩を含むこともできる。例として、硫酸、塩酸、臭化水素酸、ヨウ化水素酸、リン酸及びホウ酸等の鉱酸塩が挙げられる。1種又は複数のカルボン酸、スルホン酸又はホスホン酸基を含んでいてもよい有機酸塩も挙げられる。それは、直鎖状、分岐した又は環状脂肪族酸又は芳香族酸であってもよい。これらの酸は、O及びNから選択される1種又は複数のヘテロ原子を、例えば、ヒドロキシル基の形態で更に含むこともできる。これらの酸は、プロピオン酸、酢酸、テレフタル酸、クエン酸又は酒石酸を含む。上で記載された化合物について許容される溶媒和物は、従来の溶媒和物、例えば、溶媒の存在に基づいて、前記化合物を調製する最後の工程で形成されるもの等を含む。例として、水又はエタノール若しくはイソプロパノール等の直鎖状又は分岐したアルコールの存在に基づく溶媒和物が挙げられる。C-グリコシド(I)がWO 02/051828から知られる。
1実施形態により、本発明による組成物は、組成物の合計質量に対して活性成分(C-グリコシド)の0.05質量%と10質量%の間の量でC-グリコシドを、特に組成物の合計質量に対して0.5質量%と5質量%の間の量で活性物質を、特に組成物の合計質量に対して1質量%と4質量%の間の量で活性物質を含む。
油性相
本発明による組成物は、好ましくは、少なくとも1種の油性相も含む。本発明により使用される組成物が油性相を含む場合、この油性相は、好ましくは、少なくとも1種の油、特に化粧品の油を含有する。それは他の脂肪を更に含有してもよい。
本発明による組成物で使用するために適当な油として、例えば:
- ペルヒドロスクワレン等の動物起源の炭化水素油;
- 植物起源の炭化水素油、例えば、ヘプタン酸若しくはオクタン酸のトリグリセリド等の4から10個の炭素原子を有する液体の脂肪酸トリグリセリド、又は、例えば、ヒマワリ、トウモロコシ、ダイズ、カボチャ、ブドウの種、ゴマ、ヘーゼルナッツ、アプリコット、マカダミア、アララ(arara)、ヒマワリ、ヒマシ、アボカド油、カプリル酸/カプリン酸トリグリセリド、例えば、Stearineries Dubois社により販売されているこれらのもの、又は商品名Miglyol「810」、「812」及び「818」で販売されているDynamit Nobel社によるこれらのもの、ホホバ油、シアバター油等;
- エステル及び合成エステル、特に脂肪酸、例えば、式R1COOR2及びR1OR2を有する油等(式中、R1は、8から29個の炭素原子を含む脂肪酸の残基であり、R2は、分岐した又はしていない、3から30個の炭素原子を含有する炭化水素鎖である)、例えば、パーセリンオイル、イソノニルイソノナノエート、イソプロピルミリステート、エチル-2-ヘキシルパルミテート、オクチル-2-ドデシルステアレート、オクチル-2-ドデシルエルケート、イソステアリルイソステアレート等;ヒドロキシル化されたエステル、例えば、乳酸イソステアリル、オクチルヒドロキシステアレート、オクチルドデシルヒドロキシステアレート、ジイソステアリルマレート、トリイソセチルシトレート等;脂肪族アルコールのヘプタノエート、オクタノエート、デカノエート等;ポリオールエステル、例えば、プロピレングリコールジオクタノエート、ネオペンチルグリコールジヘプタノエート及びジエチレングリコールジイソノナノエート等;及びペンタエリトリトールエステル、例えば、ペンタエリトリチルテトライソステアレート等;
- 無機又は合成起源の直鎖状又は分岐した炭化水素、例えば、揮発性又は非揮発性パラフィン油及びそれらの誘導体、10から20個の炭素原子を含有する分岐した鎖を有する炭化水素油、例えば、イソヘキサデカン、イソドデカン、イソパラフィン及びそれらの混合物、ワセリン、ポリデセン、Parleam(登録商標)油等の水素化されたポリイソブテン等;
- 8から26個の炭素原子を有する脂肪族アルコール、例えば、セチルアルコール、ステアリルアルコール、セチルアルコール及びステアリルアルコール(セチルステアリルアルコール)の混合物、オクチルドデカノール、2-ブチルオクタノール、2-ヘキシルデカノール、2-ウンデシルペンタデカノール等、オレイン酸又はリノール酸;
- 部分的に炭化水素及び/又はシリコーンのフッ素化された油、例えば、文献JP-A-2-295912に記載されたこれらの油等;
- シリコーンオイル、例えば、液体又は周囲温度でペースト状のポリメチルシロキサン(PDMS)、任意選択で揮発性の直鎖状又は環状シリコーン鎖、特にシクロポリジメチルシロキサン(シクロメチコン)、例えば、アルキル、アルコキシ又はフェニル側鎖又はケイ素鎖-末端基、2から24個の炭素原子を有する基を含むシクロヘキサシロキサン;ポリジメチルシロキサン等;フェニルシリコーン、例えば、フェニルトリメチコン、フェニルジメチコン、フェニルトリメチルシロキシジフェニル-シロキサン、ジフェニル-ジメチコン、ジフェニルメチルジフェニルトリシロキサン、2-フェニルエチルトリメチル-シロキシシリケート、及びポリメチルフェニルシロキサン等;又は
- それらの混合物
が挙げられる。
油相の量は、例えば組成物の合計質量に対して0.1質量%から30質量%、及び例えば10質量%から20質量%の範囲であってもよい。
調製及び性質
本発明による化粧品組成物は、上記の必須及び任意選択の成分を、従来方法を使用して混合することにより調製することができる。好ましくは、化粧品組成物は、低エネルギーを使用する方法により調製される。
上で記載されたように、本発明による組成物が、本出願の対応する部分で記載された界面活性剤を含まない場合、それはミクロエマルションに対応する。
「ミクロエマルション」は、2通りの方法で、言い換えれば広い意味で、及びより限定された意味で定義することができる。特に、1つの場合(「限定された意味におけるミクロエマルション」)に、ミクロエマルションは、油性構成要素、水性構成要素及び界面活性剤を含む3成分を有する3元系を含有する単一の熱力学的に安定な等方性の液相を意味し、他の場合には(広い意味における「ミクロエマルション」)、典型的な熱力学的に不安定なエマルション系のなかで、ミクロエマルションは、より小さいサイズのそれらの粒子に基づいて透明な又は半透明の外見を有するエマルションも含む(Satoshi Tomomasaら、Oil Chemistry、vol. 37、No.11 (1988)、48~53頁)。この関係で、「ミクロエマルション」は、「限定された意味におけるミクロエマルション」、言い換えれば単一の熱力学的に安定な等方性の液相を意味する。
ミクロエマルションは、油がミセルにより可溶化されているO/W(水中油)タイプのミクロエマルション、水が逆ミセルにより可溶化されているW/E(油中水)タイプのミクロエマルション、又は界面活性剤分子の会合の数が無限にされて、その結果水性相及び油性相の両方が連続した構造を有する両連続のミクロエマルションの状態を意味する。
ミクロエマルションは、レーザー粒度測定法によりにより測定された、300nm以下、好ましくは200nm以下、より好ましくは100nm以下の数平均直径を有する分散相を有していてもよい。
本発明者らは、本発明を例示する具体例をここで示すことにするが、それは決して本発明を限定するものではない。
実施例において、温度は、特に断りのない限り、セルシウス温度で表現された室温(20℃)であり、圧力は、特に断りのない限り、大気圧である。
実施例において、組成物の成分の量は、組成物の合計質量に対する質量%として示される。
本発明による組成物(F5)及び比較用組成物(F1からF4)の調製
下記の組成物F1からF5は、下記の表に挙げた成分を用いて、下に記載されたプロトコルを使用して調製した。
相Bの成分を混合して80℃に加熱する;
相Aの成分を混合して80℃に加熱する;
Rayneri攪拌下で、相Bをゆっくりと相A中に注ぐ;
相Cを約50℃で加える。
Figure 0007308952000007
組成物F1からF4は比較用である(星印によりマークした)。
組成物F5は本発明による。
本発明による組成物(F5)の機械的効果及び比較用組成物(F1からF4)のインビトロ測定
実施例1における組成物F1からF5を、それらの機械的性質について弾性測定法により以下のように試験する。
Bose社により参照ElectroForce(登録商標)3100として販売されているDMA(動的機械的分析)装置を使用した。
この技法は、角質層の粘弾性の性質を研究するために使用した。材料をシヌソイドに負荷して、その変形を測定した。角質層を機械的に特徴づける角質層の貯蔵弾性率(E')は、そのようにして決定することができる。この大きさは角質層の弾性と直接関係する。
配合物F1からF5のこの貯蔵弾性率に対する影響を研究した。
試料の調製及びプロトコル
試験されるべき角質層試料の面積は、2cm2(1cm×2cm)である。試料は、予め75%の相対湿度で少なくとも12時間状態調節して、測定も75%の相対湿度で行った。
試験されるべき各配合物を、角質層試料上に10μl/cm2堆積した。各配合物を、角質層上に全表面を覆うように広げた。
動的荷重振幅は40μmに調節したが、それは角質層の弾性範囲内の変形(0.2%変形)に対応する。各試料に1Hzの周波数で、その最も長い長さに沿って負荷をかけた。少なくとも2名の異なる供与者からの角質層を使用した。
各配合物について評価して、処理の最初の2時間の間に(E2h)、各処理された試料について弾性率測定値の変動を計算して、t=0(E0)における処理されない試料の値と比較した:
ΔE=(E2h-E0)/E0
下記の結果が得られた:
Figure 0007308952000008
結論として、機械的効果は、PG-5ラウレート、グリセリン及び多糖の会合により提供されることが見出された。
本発明による組成物(F5)と他の多糖を含む比較用組成物(F6からF7)とのインビボにおける比較
実施例1における組成物F5を、下記の比較用配合物F6からF7と比較する(下表を参照されたい;比較用配合物は星印によりマークしてある)。配合物の調製プロトコルは実施例1で記載された方法と同じである。
特に、比較用配合物F6は、フコース、グルコース及びグルコリン酸に富む多糖であるGlycofilm 1.5Pを含む。
比較用配合物F7はフコースに富む(即ち20%)多糖であるFucogel 1.5Pを含む。
これらの配合物が調製されて、次に以下のようにインビボでTorquemeter(登録商標)を用いて分析される:
Torquemeter(登録商標)は非侵襲的デバイスである。DTMの測定ヘッドは、直径20mmの可動式中枢ディスク及び固定された円形プレートで構成される。このデバイスを固定された同心円の両面接着テープにより皮膚上に付ける。中枢ディスクの回転の角度を非常に高分解能の角度センサーにより測定する。測定ヘッドの適用中に、中枢ディスクは旋回する。次に、角度Ueと等しいねじり負荷を、可動中枢ディスクと固定された末梢環との間の皮膚区画に適用する(急速変形)。次に、回転角度はより低い速度で角度Uvだけ上がり続ける。
ねじりトルクを除去した後、皮膚は、その初期状態に、急速(変形Ur)及び遅延の2工程で元の状態に戻る。
精密測定ゾーンは、円形に成形されたマスクを使用して同定される。測定パラメーターは(Ue、Uv、Ur)である。
結果を下記の表にも示す。
Figure 0007308952000009
結果は、ポリグリセリル-5ラウレート及びグリセリンと会合した本発明によるラムノースを含む多糖(バイオサッカライドガム-2)だけが角質層をより柔軟にするために十分有効であることを示す。
2種の本発明による組成物(F5及びF8)についてのインビボにおける試験及び比較用配合物(F9からF13)の安定性の比較
1/実施例1における組成物F5を本発明による組成物F8のように試験する(下表を参照されたい)。配合物調製のプロトコルは、実施例1で記載されたものと同じである。
特に、本発明による配合物F8は、PG5-ラウレートの代わりにPG6-ラウレートを含む。
これらの配合物は、調製されて次にインビボでTorquemeter(登録商標)を用いて実施例3で記載されたように分析される。
結果も下記の表に示す。
Figure 0007308952000010
結果は、配合物F8で得られたDTM値も配合物F5についてのように比較的高いことを示す。
結論として、PG5-ラウレート(F5)で得られた増大した柔軟性効果は、PG6-ラウレート(F8)でも得ることができる。
2/比較用配合物:下記の比較用配合物F9から13を実施例1で記載されたように調製した。
それらの組成物を下のTable 5(表5)及びTable 6(表6)に示す。
Figure 0007308952000011
1%、2,5%又は5質量%のPG-10ラウレート(それぞれ、F11、F10及びF9)を含むこれらの配合物について、安定性における低下及び適用における過ちが観察される。
したがって、PG-10ラウレートは、本発明による5から9個のグリセロールパターンを含む、脂肪酸とポリグリセロールとのエステルと同じ効果を付与しない。
Figure 0007308952000012
配合物は、PG-4ラウレートを使用して産生することはできない。2.5%又は5質量%のPG-4ラウレートを、比較用配合物F12及びF13として取込むと、沈降及び塩析が生じて、配合物を作製することができない。
したがって、PG-4ラウレートは、本発明による5から9個のグリセロールパターンを含む脂肪酸とポリグリセロールとのエステルと同じ効果を付与しない。
本発明による配合物
親水性活性剤を含む本発明による下記の配合物が調製される。
Figure 0007308952000013

Claims (13)

  1. 生理学的に許容される媒体中に、
    組成物の合計質量に対して0.1質量%から0.3質量%の範囲の乾物含有量の、ラムノースを含む少なくとも1種の多糖であって、前記多糖を形成する反復要素が、少なくとも、一般式I:
    Figure 0007308952000014
    (式中、Rhは、ラムノース分子であり、Rh*は、分岐して固定されたラムノース分子であり、Oは、ヘキソシド又はペントシド糖の分子であり、Uは、ウロン酸の分子であり、nは、1と100の間である)
    を有する成分を含む、多糖、
    組成物の合計質量に対して5質量%から20質量%の範囲の、グリセリン、ジグリセリン、ポリグリセリン、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ブチレングリコール、ペンチレングリコール、ヘキシレングリコール、1,3-プロパンジオール、1,5-ペンタンジオール、オクタン1,2-ジオール、及びそれらの混合物のなかから選択される少なくとも1種のポリオール、及び
    組成物の合計質量に対して1質量%から10質量%の範囲の、5から9個のグリセロールパターンを含む、脂肪酸とポリグリセロールとの少なくとも1種のエステル
    を含む化粧用組成物。
  2. 前記多糖が、多糖の合計質量に対して10質量%から100質量%の範囲のラムノース含有率を有することを特徴とする、請求項1に記載の組成物。
  3. 前記多糖を形成する反復要素が、一般式II:
    Figure 0007308952000015
    (式中、Rhは、ラムノース分子であり、Oは、ヘキソシド又はペントシド糖分子であり、Uは、ウロン酸分子であり、オースO上のラムノース分岐は、オシド結合(1→2)又は(1→3)からなる)
    を有する配列で構成されることを特徴とする、請求項1又は2に記載の組成物。
  4. 前記多糖を形成する反復要素が、一般式III:
    Figure 0007308952000016
    (式中、Rhは、ラムノース分子であり、Oは、ヘキソシド又はペントシド糖分子であり、Uは、ウロン酸分子であり、ラムノースが、オシド結合(1→3)によりラムノース上に分岐している)
    を有する配列で構成されることを特徴とする、請求項1又は2に記載の組成物。
  5. 前記多糖が、50,000ダルトンのオーダーの分子量を有し、3個のラムノース分子(I、III、VI)、2個のガラクトース分子(II、V)及び1個のグルクロン酸分子(IV)を含む糖配列を有する、分岐構造のポリマーであり、前記配列が、下記の詳細な式:
    Figure 0007308952000017
    を有することを特徴とする、請求項1又は2に記載の組成物。
  6. 5から9個のグリセロールパターンを含む、脂肪酸とグリセロールとの前記エステルが、ポリグリセリル-5ラウレート又はポリグリセリル-6ラウレートであることを特徴とする、請求項1から5のいずれか一項に記載の組成物。
  7. 脂肪酸とポリエチレングリコールとのエステルである少なくとも1種の界面活性剤、並びにC16~C22脂肪酸とソルビタンとのエステル及びC16~C22脂肪酸のグリセリルエステルのなかから選択される追加の界面活性剤も含むことを特徴とする、請求項1から6のいずれか一項に記載の組成物。
  8. 水性相及び/又は油性相を含み、エマルションであることを特徴とする、請求項1から7のいずれか一項に記載の組成物。
  9. 少なくとも1種の親水性活性剤を含むことを特徴とする、請求項1から8のいずれか一項に記載の組成物。
  10. 下記の一般式(F):
    Figure 0007308952000018
    (式中、
    -Rは、非置換の直鎖状C1~C4アルキル基を表示し;
    Sは、D-グルコース、D-キシロース、N-アセチル-D-グルコサミン又はL-フコースから選択される単糖を表し;
    Xは、-CO-、-CH(OH)-、-CH(NH2)-から選択される基を表す)
    のC-グリコシド誘導体、並びに化粧品用に許容されるそれらの塩、水和物等のそれらの溶媒和物及びそれらの光学異性体から選択される、少なくとも1種の親水性活性剤を含むことを特徴とする、請求項1から9のいずれか一項に記載の組成物。
  11. C-ベータ-D-キシロピラノシド-2-ヒドロキシ-プロパン及びC-アルファ-D-キシロピラノシド-2-ヒドロキシ-プロパンから選択される、少なくとも1種の親水性活性剤を含むことを特徴とする、請求項1から10のいずれか一項に記載の組成物。
  12. ケラチン物質をケアするための化粧方法であって、請求項1から11のいずれか一項に記載の組成物を、前記ケラチン物質に適用することを含む、化粧方法。
  13. 皮膚をより柔軟にするための、請求項1から11のいずれか一項に記載の組成物の化粧的使用。
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