JP7308837B2 - サワー種及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、サワー種及びその製造方法に関する。
サワー種(サワードウ,Sourdough)は、小麦粉及び水を含む自然な酸性化発酵プロセスによって得られる伝統的な製品である。このようにして得られるサワー種は、主に乳酸菌及び酵母で構成される生きた、代謝的に活性な細菌叢を含んでいる。製パンで使用される場合、その目的は、生地がふくらむのを保証し、生地を酸性化することである。フランスでは、サワー種は、1993年9月13日の政令第93-1074号の第4条で定義されており、サワー種パンに期待される特性も併せ持っている。
サワー種は、得られるパンの典型的な芳香及び匂いで知られており、独特の酸味が特徴である。このサワー種の酸性化の機能性はまた、あらゆる官能特性に影響し(パン粉はより脂肪質のテクスチャ、不規則な穴、より厚くてパリパリした皮)、パンの持ちがより長く、ミネラルの生物学的利用能を促進する(フィチン酸塩は酸性環境で分解する)。
サワー種は、パンの酵母とは明らかに異なり、パン酵母は、主にサッカロミセス(Saccharomyces)種の酵母株を選択して増殖させることで得られ、その必要不可欠なはたらきとしてあらゆる種類の生地を膨らませる能力がある。各酵母は、特定の用途(標準的な生地、甘くした生地、酸性の生地、冷やした生地、冷凍の生地など)に対して具体的に選択される。パン酵母は、必要な有機酸を生成しないため、サワー種パンの生産に使用できない。一方、サワー種は、酵母よりも生地をふくらませる作用が低いが、乳酸菌叢は、サワー種パンにおいて複数の酸、特に酢酸を生成する。したがって、サワー種でパンを作るには、パン酵母で作られたパンよりも生地発酵時間(dough proving time)が長くかかり、プロセスの必須の部分として生地が酸性化される。したがって、サワー種の使用は、発酵時間が短く、最終製品が酸性である必要がない、標準的なパン又はブリオッシュ生地などの甘くした生地を作るのには一般的に適していない。
直接製パンプロセスとは、練り始めから焼成プロセスの終わりまでの間に、冷やすことで生地の発酵を決して止めないプロセスである。一方、遅延製パン(delayed breadmaking)プロセスには発酵を停止するための冷却段階があり、パン職人がモジュールで作業量を整理しやすくなる。短い製パンプロセスには、6時間未満の生地発酵時間が含まれるが、長いプロセスには、6時間を超える生地発酵時間が必要である。
(特になし)
本発明の目的は、サワー種及びその製造方法であり、これは、酵母を添加することなく、あらゆる種類の生地をふくらませることができ、さらに、サワー種パン用の生地を発酵させるための開発である。本発明により得られるサワー種はフランスの規則に準拠し、パン酵母を添加せずに幅広い用途で使用されることを特徴としている。本発明により得られるサワー種は直接若しくは遅延の、短い若しくは長いサワー種製パンのプロセス、最終製品を酸性にすることなく生地を膨らませることを促すプロセス、又はpH4.3未満で酢酸塩含有量900ppm超(本発明による改善されたサワー種の場合)のフランスの規則に従うサワー種パンを作るためのいずれのプロセスにおける使用にも適している。
現在市場で入手可能な市販のサワー種には、そのような柔軟な使用範囲がない。提案されているサワー種は、通常の又は甘くした生地が短い製パンプロセスでふくらむことを可能にする適切な性能を提供しない。
さらに、フランスの規則に従うサワー種パンの用途の目的では、現在市販されているサワー種には高レベルの有機酸が含まれているため、それらの生地に含まれる微生物の代謝活性が大幅に低下する。したがって、これらのサワー種は必要な酸を多量に提供するが、製パン中の酸性化及び生地のふくらみの両方の点で発酵活性が低下しているため、一般的にパン酵母を追加する必要がある。
本発明による改良されたサワー種は、比較的低い酸性度を有するが、製パン中に内因性有機酸を生成する代謝活性のある細菌叢を有していて、酵母を添加することなく生地をふくらませるため、注目に値する。
生産プロセスに関して、本発明は、発酵性基材に存在し、物理的パラメータによって制御される微生物の自然発酵に基づく完全に自然なプロセスを説明するものであり、これは、栄養素、並びにリン酸アンモニウム及び消泡剤などの化学製品の添加を必要とするパン酵母の生産プロセスとは異なる、又は選択した微生物スタータを播種し、合成栄養培地で培養したサワー種を生産するための他のプロセスとは異なる。
本発明は、酵母を添加せずに、発酵段階を必要とするあらゆる種類のパン、ブリオッシュ、パネトーネ、並びに他の形態のパン種生地及びフレーク状パン種生地を作るために使用され得るサワー種に関する。本発明の開発によれば、本発明のサワー種はまた、従来のサワー種よりも少ない量のサワー種でサワー種パンを生産することも可能にする。
本発明によるサワー種の製造方法では、以下の各工程が行われる。即ち:
a) 発酵性のマトリクスを完全に水中に浸漬すると共に水がきれいになるまで水を流すことでマトリクスを水で洗浄して、洗浄されたマトリクスを得るか、又は、インキュベートするマトリクス2kg当たり200g~1.5kgの残留水をまだ含んでいるか若しくはこれより少ない残留水を含む洗浄されたマトリクスを得る工程であって、後者の場合、洗浄されたマトリクスを、インキュベートするマトリクス2kg当たり1kg~20kgの割合の10℃~35℃の水に浸漬し、液体(リカーとして知られている)の表面に気泡が現れるまで、10~35℃でインキュベーションを行ってインキュベートしたマトリクスを得る工程と、
b) リカーをインキュベートしたマトリクスの残りから分離する工程と、
c) リカーを基材と混合して、乾燥物含量が15~60重量%の範囲の混合物を取得し、これを9~30℃で12~72時間発酵させて培地を得る工程と、
d) 基材及び10℃~35℃の水を培地に添加し、基材及び水の添加が全容積の25~75%を占め、空気、酸素、又は酸素を含む気体の混合物を吹き込みながら、9℃~30℃で発酵させて製品を得る工程と、が連続して行われる。
食品品質の空気は、サワー種を得るため、製品の0.01~10m3/時/製品kgで変動する流量で、好ましくは0.01~1m3/時/製品kgの流量で、ボウルの底で空気を拡散できる任意のシステムにより注入され得る。
工程d)のみで空気又は酸素を吹き込むことが重要である。
工程c)及び工程d)は、好ましくは複数回、具体的には3回繰り返される。
工程d)の後に、工程d)が繰り返されるが乾燥物含有量が30~60重量%の範囲であるところの、工程e)が続くことが好ましい場合がある。この工程e)は、好ましくは少なくとも3回繰り返される。
発酵性マトリクスは、微生物叢、具体的には乳酸菌及び酵母を自然に含む材料である。このマトリクスには、具体的には以下が含まれる:
- 穀粒(例えば、軟質小麦、硬質小麦、ライ麦)、疑似穀物(例えば、ソバ、キヌア)、豆類;及びそれらの全ての形態(全乾燥種子又は発芽種子、小麦粉、コーンミール及びその他の画分(例えば、ふすま(bran)、胚芽))、
- 全ての果物(例えば、リンゴ、ナシ、バナナ、ブドウ)及びドライフルーツの全部又は一部(皮、果肉、パルプ、種(pips))、新鮮なもの及び加工済みのもの(乾燥、ジュース、発酵果実汁(fermented must)の両方)
- ブドウに由来する木(茎、チップなど)
- アブラナ、ホップ、モルト(小麦・大麦など)、ハチミツなど。
基材は、小麦粉若しくは他の任意の穀粒、又は疑似穀物若しくは豆類の画分であってもよい。
(本発明の)プロセスは、pHが3~6、総滴定酸度が20未満、酢酸含有量が2000ppm未満、乳酸含有量が8000ppm未満、酵母含有量がlog(CFU)/g単位で7~9、乳酸菌含有量がlog(CFU)/g単位で8~10のサワー種を得ることを可能にする。そして、当該サワー種は、以下の一連の工程に基づく製パンプロセスの製パン(業)で使用される場合に、即ち、
回転するアーム及びボウルを備えるスパイラル生地ミキサーに、水1275g、小麦粉2000g、及びサワー種200gを順に入れ、それらを、アームが70rpmの速度で動作しボウルが10rpmで動作する状態で5分間混練する、
塩40gをミキサーに加え、次いでその混合物を、25~27℃の混練プロセス後の生地温度を得るため、アームが160rpmの速度で動作しボウルが18rpmで動作する状態で3分間混錬する、
生地を、相対湿度75%で25℃の発酵チャンバ内で1時間の一次発酵させ、
生地を手作業で重さ350gの塊に分割し、楕円形のボール形状に予備成形し、これらを相対湿度75%で25℃の発酵チャンバ内で20分間ねかせる、
次いで生地を、縫い目を上にしてバゲット又は短いバゲット(バタール)に成形する、
二次発酵プロセスが、相対湿度75%で25℃の発酵チャンバにおいて4~5時間行われ、最後に、オーブンに入れた際に蒸気を注入して240℃で20分間パンを調理する、
という一連の工程に基づく製パンプロセスの製パン(業)で使用される場合に、
(当該サワー種は)焼成前の生地に、cm単位で5時間後に2を超え、6時間後に2.8を超える成長測定(growth mesurement)を付与し、この生地は、サワー種パンの製造プロセスにおいて少なくとも3cm/gに等しい比容積、好ましくは900ppm超の酢酸塩比率、及び4.3超のpHを有するパンをもたらす。
小麦粉の重量に対して5~40%、好ましくは10~15%のサワー種を使用して、通常のパンを作る。
小麦粉の重量と比較して、0.5~5%、好ましくは1~3%のサワー種を使用して、サワー種パンを作る。
新鮮なサワー種のサンプルを使用して、pH及び滴定総酸度(TTA:total titratable acidity)を測定する。10グラムのサワー種を90mlの蒸留水及び磁気撹拌機で5分間混合する。この混合物のpHを、撹拌しながらMettler Toledo(商品名)pHメーター、モデルG20を使用して測定する。TTA(滴定総酸度)を、0.1mol/l(1リットル当たりモル数)の水酸化ナトリウムで滴定して、8.5のpHになるまで撹拌しながら測定する。TTAは、8.5のpHに到達するのに必要な0.1mol/lのNaOH溶液の容量(ml)として定義される。
サワー種の乾燥物(DM:dry matter)を、Radwag(商品名)ハロゲンデシケーター、モデルMAC50/1を使用して赤外線法で測定する。サワー種のサンプルは新鮮である。サワー種2.0±0.1gで測定を3回繰り返し、平均する。分析プログラムは、重量値の変動が25秒間で1mg以下になるまで、130℃の温度を使用する。値は、サワー種に含まれるDMのパーセンテージとして表される。
乳酸及び酢酸の含有量は、ENZYTEC(登録商標)D-/L-乳酸キット及びENZYTEC(登録商標)酢酸キット(Scil Diagnostic GmbH社、ドイツ)を用いて酵素法を使用して測定される。これらのサワー種のサンプルは新鮮で、均質化されており、100倍に希釈された後、12000gで20分間遠心分離される。上清を抽出する。このサンプルに対して分析を行う。結果をppm(100万分の1=mg/kg)で表す。
酵母の含有量は、通常の方法である参照規格AFNOR NF V08-059を使用して、次のように決定した。
クロラムフェニコール(Biokar(商品名))を含むグルコース寒天の表面に播種を行い、最初に所定量のサンプルの初期懸濁液及び/又はサンプルの10倍希釈物をペトリ皿に注ぐ。25±1℃の好気性条件下で5日間皿をインキュベートした後に計測を行う。結果を、サワー種1グラム当たりのコロニー形成単位の対数(log(CFU)/g)として表す。
中温性乳酸菌含有量を、以下の方法で、参照方法の参照規格NF ISO 15214(分類インデックスV 08-030)を使用して決定した。
播種をMRS寒天(Biokar(商品名))の表面に行い、最初に、所定量のサンプルの初期懸濁液又はサンプルの10倍希釈物をペトリ皿に注ぐ。嫌気性条件下で皿を30℃で72~120時間インキュベートした後、計測を行う。結果を、サワー種1グラム当たりのコロニー形成単位の対数(log(CFU)/g)として表す。
5時間後及び6時間後の成長測定値を、規格NF X03-716に従って、0.2×0.2mm寸法の1~7まで目盛りが付けられた試験片を含むBuhler成長測定デバイスを使用して決定した。混練プロセスの最後に、20gのパン生地をサンプリングし、表面が平らになるようにBuhler成長測定デバイスに入れる。成長容積を6時間の成長まで1時間ごとに記録する。
パン容積(cm)を、Chopin容積計を使用して決定する。パンの重量を、Mettler Toledo(登録商標)モデルのVIPER SW 6天びんを使用して測定する。比容積は、パンの容積と重量との比であり、cm3/gで表される。
サワー種を生産したら、そのまま使用するか、又は正若しくは負の寒冷条件下で保管するか、又は例えば、凍結乾燥若しくは生態系を活性状態に保ち、それによって発酵を促進して、サワー種の特性を維持するために、必要な回数だけ維持することができる任意のその他の技術などの微生物を生かしながら水を除去できる任意のプロセスにより脱水する。
サワー種を、農家パン(farmhouse bread)、穀粒パン、伝統的なパン、コーンブレッド、バゲットなど、サンドイッチパン、バンズ及びその派生品、ペストリー、ブリオッシュ、クロワッサン、パネトーネ及びそのバリエーション、ピザ生地といった、パン及び全てのパンのバリエーションなどの発酵が必要な全ての種類の生地の生産に使用することができる。これらの種類の生地には、具体的には次のものがある。
パン種生地又は練り生地
・ブリオッシュ生地、
・パン生地、
・サバラン生地、
・ラムババ(rum baba)生地、
・パネトーネ
フレーク状のパン種生地
・クロワッサン生地又はターン生地(turned dough)、
・デニッシュ生地、
撹拌した生地(beaten dough)
・マドレーヌバッター、
・ジェノワーズバッター
・ジェノアケーキバッター、
・ビスケット生地、
・ケーキバッター
その他
・ドーナツバッター、
・パンケーキバッター、
・ターン生地はケーキのもとになる場合がある。
結果として得られるサワー種パン(1993年のパン法令に準拠)は、発酵プロセスから得られる典型的な味がして、分厚く、黄金色のパリッとしたクラストを有する。
通常のパン(言い換えれば、サワー種パンのレシピを使用して生産されていないパン)は、細かい黄金色のクラストがあり、パリっとしていて、非常にはっきりとした味はない。本発明によるサワー種は、通常のパンを作るために使用される小麦粉の重量の5~40%、好ましくは10~15%を占める。サワー種パンの場合、本発明による改良されたサワー種は、サワー種パンを作るのに使用される灰分含有量の低い小麦粉(基材)の重量の0.5~5%、好ましくは1~3%を占める。
ブリオッシュはまた、黄金色の光沢のあるクラスト、軽く、口の中でとろけるパン粉、バターのようなクリーミーな乳酸菌の香りがあり、酸味はない。
この製品に関して、イタリアの法律に準拠しているパネトーネを、サワー種を使用して作ることもでき、この製品の典型的な官能特性及び感覚特性を有する。
本発明による方法は、以下の工程を使用して行われ得る。
工程1:発酵性マトリクスを10~30℃の温度の水(あらゆるタイプの水)で洗浄する。洗浄は以下のように達成され得る:1/発酵性マトリクスを容器に入れた後、それを水に浸漬し(マトリクスを水で完全に覆う)、次いで、ふるい、スキマー又はストレーナを使用して水切りする(容器をひっくり返して水を切り、同時に発酵性マトリクスを回収する)、又は、2/発酵性マトリクスを穴のあいた容器(ふるい、ストレーナ、スキマーなど)に入れるか、若しくは水がマトリクスをすすいだ後、すぐに水切りするように、発酵性マトリクスを手に持ち、次いで、水(任意のタイプの水、任意の流量)がマトリクスの上を流れるようにする。
この工程の目的は、発酵性マトリクスからあらゆる不純物を取り除くことである。洗浄操作は、すすぎ水が透明(半透明)になるまで、言い換えれば、水切りプロセス(ケース1)又はすすぎ後(ケース2)の間に流れる水が、マトリクスの洗浄に使用されたきれいな水と同じになるまで繰り返す必要がある。
工程2:洗浄したマトリクスを、穴のあいた容器に入れて自然に水が切れるようにするか、又は水をマトリクスから分離できる任意のシステムで回転させることにより、水切りする。
工程3:水切りした発酵性マトリクスを10~35℃の温度の水(任意のタイプの水)に浸漬する。容器内で占める高さ/容積の少なくとも半分まで、好ましくは使用するマトリクスの量の最大10倍まで(例えば、マトリクス2kgの場合、水を20kgまで追加してもよい)、マトリクスが浸漬するように水を追加する。
この工程中に水を追加しなくてもよい。工程2の水切りプロセスの後、マトリクスを容器に入れ、次いで工程4に進む。穀粒に吸収された残留水は、発酵プロセスを開始するのに十分である。水の残量は200g~1.5kgでなくてはならない(これより多いと、上記の場合のように水没していると言われる)。
工程4:このきれいなマトリクスを15~35℃で18~168時間、好ましくは20~30℃、より好ましくは25℃で、好ましくは24時間~5日間に亘り、さらに好ましくは48~72時間インキュベートする。
インキュベーションの最後に、インキュベートしたマトリクスが水没している場合は、液面に複数の気泡があることを確認する。これは、発酵性物質の発酵が有効であり、液体(リカーとして知られている)が少なくとも酵母及び乳酸菌からなる細菌叢を含んでいることを意味する。
インキュベートしたマトリクスが水没していない場合は、直接工程5に進む。
工程5:マトリクスの固体部分から液体部分を分離できるようにする任意の装置を使用して、液相のみ(リカーとして知られている)を回収する。例えば、液相を固相から分離する(そして、2つの相を別々に回収する)には、(この場合)100μmを超える多孔度で濾過した後、遠心分離して圧縮し、得られた物質を沈降させることができる。
工程5から工程9に直接移ることができる。しかしながら、中間工程6~8により乳酸菌及び酵母で構成されている安定した生態系を確立できるため、これらの中間工程を行うことが望ましい。工程9に直接移る場合は、生態系のバランスを崩す可能性がある、嫌気性細菌を含む乳酸菌叢を妨げないように適度な通気を適用することを勧める。
工程6:任意のタイプの形状、サイズ、素材の容器(食品規格に準拠した任意の種類の容器)にリカーを入れる。
次いで、このリカーを基材と混合する。基材は、小麦粉若しくは他の任意の穀粒、又は疑似穀物若しくは豆類の画分であってもよい。混合プロセスを、手作業、又は機械的手段若しくは装置で行って、均質な混合物を得ることができる(均質:凝集体/凝集物の数は、混合物の50重量%を超えない)。このようにして生産された混合物の乾燥物(DM)は、15~60重量%、好ましくは40~50%、より好ましくは42~46%でなければならない。
次いで、撹拌しながら(沈降を防止するために毎分30~150回転の低速での、持続的又は断続的な撹拌の任意のタイプの撹拌システム/装置)又は撹拌せずに、12~72時間、好ましくは18~48時間、より好ましくは22~28時間、9~30℃、好ましくは15~27℃、より好ましくは23~26℃で静置して発酵させる。
工程7:任意のタイプの形状、サイズ、素材の容器(食品規格に準拠した任意の種類の容器)にリカーを入れる。
基材と、温度10~35℃の水(任意のタイプの水)とを追加して培地を新しくして、この追加(基材と水)が最終容積の25~75%、好ましくは33~60%、より好ましくは33~50%を占めるようにする。混合プロセスを、手作業、又は機械的手段若しくは装置で行って、均質な混合物を得ることができる(均質:凝集体/凝集物の数は、混合物の50重量%を超えてはならない)。最終混合物の乾燥物(DM)は、15~60重量%、好ましくは40~50%、より好ましくは42~46%でなければならない。
次いで、撹拌しながら(沈降を防止するために毎分30~150回転で、持続的又は断続的な撹拌の任意のタイプの撹拌システム/装置)又は撹拌せずに、12~168時間、好ましくは18~72時間、より好ましくは24~48時間、9~30℃、好ましくは15~27℃、より好ましくは23~26℃で静置して発酵させる。
工程8:工程7と同じ。
工程9:工程8の終わりに得られた培地を、任意のタイプの形状、サイズ、及び材料の容器(任意の種類の食品用容器)に入れる。
基材と、温度1~35℃、好ましくは1~15℃の水(任意のタイプの水)とを追加して培地を新しくし、この追加(基材+水)が、最終容積の25~75%、好ましくは33~66%、より好ましくは50%を占めるようにする。混合プロセスを、手作業、又は機械的手段若しくは装置で行って、均質な混合物を得ることができる(均質:凝集体/凝集物の数は、混合物の50重量%を超えてはならない)。最終混合物の乾燥物(DM)は、15~60重量%、好ましくは40~50%、より好ましくは42~46%でなければならない。
次いで、混合物を任意のタイプの撹拌システム/装置で撹拌し、この撹拌プロセスは、任意の速度で、空気、酸素、又は酸素を含む気体の混合物を注入するための任意の種類の装置又は技術によって空気又は酸素を注入しながら、持続的又は断続的に行われ得る。空気は下から注入するのが望ましい。空気(好ましくはオイルフリーの空気)は、ボウルの底にあるスパージャを介して、例えば8.5barの圧力、その粘度に応じて0.01m/時/kg混合物~10m/時/混合物kgで変動する流量、好ましくは0.01~1m/時/混合物kgの流量で注入され得る。
これらの撹拌及び通気条件下で、9~30℃、好ましくは9~17℃、より好ましくは10~15℃の温度で、12時間~10日間、好ましくは3~8日、より好ましくは6~8日静置して発酵させる。
空気又は酸素の注入、並びに温度及び発酵時間は、この工程の終わりに、好ましくは酵母の最小含有量10CFU/gが得られるように調整される。
この工程は、乳酸菌と比較して酵母菌叢の発達を促進する。明示される温度範囲に関して、温度が高いほど、発酵時間は短くなる(逆も同様)。
この工程(9)の終わりにプロセスを停止することができるが、後続の工程を行うことが好ましい。
工程10:工程9の終わりに得られた培地を、任意のタイプの形状、サイズ、及び材料の容器(食品規格に準拠した任意の種類の容器)に入れる。
基材と、温度1~35℃、好ましくは1~15℃の水(任意のタイプの水)とを追加して培地を新しくし、この追加(基材+水)が、最終容積の25~75%、好ましくは33~66%、より好ましくは50%を占めるようにする。混合プロセスを、手作業、又は機械的手段若しくは装置で行って、均質な混合物を得ることができる(均質:凝集体/凝集物の数は、混合物の50重量%を超えてはならない)。最終混合物の乾燥物(DM)は、15~60重量%、好ましくは40~50%、より好ましくは42~46%でなければならない。
次いで、任意のタイプの撹拌システム/装置で混合物を任意の速度で撹拌し、この撹拌プロセスが持続的又は断続的であってもよい。
これらの撹拌及び通気条件下で、9~30℃、好ましくは9~17℃、より好ましくは10~15℃の温度で、16時間~72時間、好ましくは36~72時間、より好ましくは48時間静置して発酵させる。
工程11:工程10と同じ。
工程9、10、及び11の目的は、改善されていないが、酵母菌叢の発達を促進し、一般的には、微生物の生態系、並びにサワー種の物理的及び化学的特性を確立させて、本発明によるサワー種を取得することである。
工程12:通常のパンの作製及びサワー種パンの作製に適した、改良されたサワー種を生産するため、最終混合物からのDMが30~60%、好ましくは40~53%、具体的には45~50%になるという事実は別として、最も好ましい値は、好ましくは先行する工程から取られ、また、工程11を繰り返す工程12を追加し、工程12は少なくとも3回繰り返されてもよい。この繰り返しは、改善されたサワー種を生産するのに有利である。
最後に、改善されたサワー種を生産するため、基材(小麦粉)の灰分は0.75%超、好ましくは0.75~1重量%(小麦粉中の乾燥物に関するパーセンテージ)でなければならない。灰分は、正確に秤量された5g+/-0.1mgの小麦粉について規格NF EN ISO 2171に従って焼却によって測定される。結果は乾燥物に対する質量のパーセンテージとして表される。
本発明による改善されたサワー種は、この工程の終わりに得られる。
以下の実施例(及び比較例)は、本発明を例示する。
[実施例1]
小麦粒6kgを食品用PP製のバケツに量り入れた(PPはポリプロピレンを表す)。
15℃の水道水30リットルを加えた後、周囲温度で30分間静置した。
小麦粒を洗浄する:次いで、水に浸した小麦粒を、10分間摩擦して手の間でこすり、その後排水した。15℃の水道水30リットルを再び加え、穀粒を再度、摩擦により手の間でこする(この操作を続けて5回繰り返す)。
小麦粒をすすぐ:25℃の水道水30リットルを小麦粒に注ぎ、次いで、円錐形のステンレス鋼ストレーナを用いて手作業で圧搾することにより穀粒を水切りする。その後、水を廃棄し、穀粒を保持する(この操作を連続して15回繰り返す)。
円錐形のステンレス鋼ストレーナを通して手作業で圧搾することによる穀粒の最終的な水切り。穀粒のみを保持する。
洗浄し水切りした小麦粒6kgを、食品用PP製のバケツに入れる。
25℃の水道水24kgを加える。
バケツを25℃の乾燥オーブンに67時間入れる。
穀粒から液相(リカー)を分離するために、円錐形のステンレス鋼ストレーナを通して手作業で圧搾することにより、調製品の水切りをする。液相のみを保持する。
リカー13kgを計量し、ステンレス鋼の発酵槽に入れる。
小麦粉13kgを加える。
混合物をローター・ステータ撹拌機を用いて1500rpmで10分間均質化する。
調製物を25℃で24時間維持する。
発酵調製物中のDMは47.5%に達し、温度は25℃であった。
調製物24kgを保持する。
小麦粉6kg及び25℃の水道水6kgを加える。
混合物をローター・ステータを用いて1500rpmで10分間均質化する。
調製物を25℃で24時間維持する。
発酵調製物中のDMは42.5%に達し、温度は24.9℃であった。
調製物30kgを保持する。
小麦粉2.94kg及び25℃の水道水12.06kgを加える。
混合物をローター・ステータ撹拌機で1500rpmで10分間均質化する。
次いで、調製物を25℃で48時間維持する。
発酵調製物中のDMは34.4%に達し、温度は26.8℃であった。
調製物40kgを保持する。
小麦粉16.3kg及び水道水23.7kgを、最初に6℃に冷却して加える。
混合物をローター・ステータ撹拌機を用いて1500rpmで15分間均質化する。
次いで、6barの圧力及び100Nl/分の流量でスパージャにより乾燥圧縮オイルフリー空気をボウルの底に注入することによって連続通気し、250rpmの中心撹拌及び30rpmの逆回転撹拌(スクレーパー)を行いながら、15℃で96時間、調製物を発酵させる(Nl/分:標準参照雰囲気条件下で保持された空気)。
発酵調製物中のDMは33.51%に達した。
調製物40kgを保持する。
小麦粉16.6kg及び水道水23.4kgを、最初に6℃に冷却して加える。
混合物をローター・ステータ撹拌機を用いて1500rpmで15分間均質化する。
次いで、6barの圧力及び100Nl/分の流量でスパージャにより乾燥圧縮オイルフリー空気をボウルの底に注入することによって連続通気し、250rpmの中心撹拌及び30rpmの逆回転撹拌(スクレーパー)を行いながら、15℃で24時間、調製物を発酵させる。
発酵調製物中のDMは34.85%に達し、温度は16.2℃であった。
調製物40kgを保持する。
小麦粉16.1kg及び水道水23.9kgを、最初に6℃に冷却して加える。
混合物をローター・ステータ撹拌機を用いて1500rpmで15分間均質化する。
次いで、6barの圧力及び100Nl/分の流量でスパージャにより乾燥圧縮オイルフリー空気をボウルの底に注入することによって連続通気し、250rpmの中心撹拌及び30rpmの逆回転撹拌(スクレーパー)を行いながら、15℃で24時間、調製物を発酵させる。
発酵調製物中のDMは34.09%に達し、温度は17.3℃であった。
調製物40kgを保持する。
小麦粉16.1kg及び水道水23.9kgを、最初に6℃に冷却して加える。
混合物をローター・ステータ撹拌機を用いて1500rpmで15分間均質化する。
次いで、6barの圧力及び100Nl/分の流量でスパージャにより乾燥圧縮オイルフリー空気をボウルの底に注入することによって連続通気し、250rpmの中心撹拌及び30rpmの逆回転撹拌(スクレーパー)を行いながら、15℃で96時間、調製物を発酵させる。
発酵調製物中のDMは35.8%に達し、温度は17.3℃であった。
調製物を4℃に冷却し、4℃に保つ。
このサワー種を、その後、パン、ブリオッシュ、及びパネトーネの用途に使用し、その結果を(後ほど)示す。
[比較例1]
小麦粒1kgを食品用PP製のバケツに量り入れた。
15℃の水道水5リットルを加えた後、周囲温度で30分間静置した。
小麦粒を洗浄する:次いで、水に浸した小麦粒を、10分間摩擦により手の間でこすり、その後排水した。15℃の水道水5リットルを再び加え、穀粒を再度、摩擦により手の間でこする(この操作を続けて5回繰り返す)。
小麦粒をすすぐ:25℃の水道水5リットルを小麦粒に注ぎ、次いで、円錐形のステンレス鋼ストレーナを用いて手作業で圧搾することにより穀粒を水切りする。その後、水を廃棄し、穀粒を保持する(この操作を連続して15回繰り返す)。
円錐形のステンレス鋼ストレーナを通して手作業で圧搾することによる穀粒の最終的な水切り。穀粒のみを保持する。
洗浄し水切りした小麦粒のキログラムを、食品用PP製のバケツに入れる。
25℃の水道水4kgを加える。
バケツを25℃の乾燥オーブンに67時間入れる。
穀粒から液相(リカー)を分離するために、円錐形のステンレス鋼ストレーナを通して手作業で圧搾することにより、調製品の水切りをする。液相のみを保持する。
リカー1750gを食品用PP製のバケツに量り入れる。
小麦粉1750gを加える。
台所用泡立て器を使用して、混合物を手作業で5分間均質化する。
次いで、調製物を25℃の乾燥オーブンに24時間入れる。
発酵調製物中のDMは47.5%に達し、温度は25℃であった。
調製物3300gを食品用PP製のバケツに量り入れる。
小麦粉825g及び25℃の水道水825gを加える。
台所用泡立て器を使用して、混合物を手作業で5分間均質化する。
次いで、調製物を25℃の乾燥オーブンに24時間入れる。
発酵調製物中のDMは42.5%に達し、温度は24.9℃であった。
調製物4800gを食品用PP製のバケツに量り入れる。
小麦粉470g及び25℃の水道水1930gを加える。
台所用泡立て器を使用して、混合物を手作業で5分間均質化する。
次いで、調製物を25℃の乾燥オーブンに48時間入れる。
発酵調製物中のDMは34.4%に達し、温度は26.8℃であった。
調製物500gを食品用PP製のバケツに量り入れる。
小麦650g(追加の水なし)。
速度1で2分間、パドルを取り付けたKitchenaiD 5KSM45スタンドミキサーを使用して、混合物を均質化する。
次いで、調製物を15℃の乾燥オーブンに96時間入れる。
発酵調製物中のDMは、65.44%に達した。
調製物500gを食品用PP製のバケツに量り入れる。
小麦粉425g及び水道水75gを、最初に6℃に冷却して加える。
速度1で2分間パドルを取り付けたKitchenaiD 5KSM45スタンドミキサーを使用して、混合物を均質化する。
次いで、調製物を15℃の乾燥オーブンに24時間入れる。
発酵調製物中のDMは70.26%に達し、温度は15.2℃であった。
調製物500gを食品用PP製のバケツに量り入れる。
小麦粉400g及び水道水100gを、最初に6℃に冷却して加える。
発酵調製物中のDMは47.5%に達し、温度は25℃であった。
速度1で2分間パドルを取り付けたKitchenaiD 5KSM45スタンドミキサーを使用して、混合物を均質化する。
次いで、調製物を15℃の乾燥オーブンに24時間入れる。
発酵調製物中のDMは71.14%に達し、温度は15.4℃であった。
調製物500gを食品用PP製のバケツに量り入れる。
小麦粉400g及び水道水100gを、最初に6℃に冷却して加える。
速度1で2分間パドルを取り付けたKitchenaiD 5KSM45スタンドミキサーを使用して、混合物を均質化する。
次いで、調製物を15℃の乾燥オーブンに96時間入れる。
発酵調製物中のDMは70.9%に達し、温度は14.6℃であった。
調製物を4℃の気候チャンバに入れて冷却し、4℃に保つ。
このサワー種を、その後、パン、ブリオッシュ、及びパネトーネの用途に使用する。
[比較例2]
小麦粒1kgを食品用PP製のバケツに量り入れた。
15℃の水道水5リットルを加えた後、周囲温度で30分間静置した。
小麦粒を洗浄する:次いで、水に浸した穀粒を、10分間摩擦して手の間でこすり、その後排水した。15℃の水道水5リットルを再び加えた後、穀粒を再度、摩擦により手の間でこする(この操作を続けて5回繰り返す)。
小麦粒をすすぐ:25℃の水道水5リットルを小麦粒に注ぎ、次いで、円錐形のステンレス鋼ストレーナで手作業により圧搾する。その後、水を廃棄し、穀粒を保持する(この操作を連続して15回繰り返す)。
円錐形のステンレス鋼ストレーナを通して手作業で圧搾することによる穀粒の最終的な水切り。穀粒のみを保持する。
洗浄及び水切りした小麦粒のキログラムを、食品用PP製のバケツに入れる。
25℃の水道水4kgを加える。
バケツを25℃の乾燥オーブンに67時間入れる。
穀粒から液相(リカー)を分離するために、円錐形のステンレス鋼ストレーナを通して手作業で圧搾することにより、調製品の水切りをする。液相のみを保持する。
リカー1750gを食品用PP製のバケツに量り入れる。
小麦粉1750gを加える。
台所用泡立て器を使用して、混合物を手作業で5分間均質化する。
次いで、調製物を25℃の乾燥オーブンに24時間入れる。
発酵調製物中のDMは43.2%に達し、温度は25℃である。
調製物3300gを食品用PP製のバケツに量り入れる。
小麦粉829g及び25℃の水道水825gを加える。
台所用泡立て器を使用して、混合物を手作業で5分間均質化する。
次いで、調製物を25℃の乾燥オーブンに24時間入れる。
発酵調製物中のDMは43.9%に達し、温度は25℃である。
調製物4800gを食品用PP製のバケツに量り入れる。
小麦粉1200g及び25℃の水道水1200gを加える。
台所用泡立て器を使用して、混合物を手作業で5分間均質化する。
次いで、調製物を25℃の乾燥オーブンに48時間入れる。
発酵調製物中のDMは42.7%に達し、温度は26.2℃であった。
調製物1000gを食品用PP製のバケツに量り入れる。
小麦粉311.66g及び25℃の水道水593.33gを加える。
台所用泡立て器を使用して、混合物を手作業で5分間均質化する。
次いで、調製物を25℃の乾燥オーブンに96時間入れる。
発酵調製物中のDMは33.3%に達した。
調製物1000gを食品用PP製のバケツに量り入れる。
小麦粉420g及び25℃の水道水580gを加える。
台所用泡立て器を使用して、混合物を手作業で5分間均質化する。
次いで、調製物を25℃の乾燥オーブンに24時間入れる。
発酵調製物中のDMは34.99%に達し、温度は25℃であった。
調製物1000gを食品用PP製のバケツに量り入れる。
小麦粉400g及び25℃の水道水600gを加える。
台所用泡立て器を使用して、混合物を手作業で5分間均質化する。
次いで、調製物を25℃の乾燥オーブンに24時間入れる。
発酵調製物中のDMは34.53%に達し、温度は24.8℃であった。
調製物1000gを食品用PP製のバケツに量り入れる。
小麦粉400g及び25℃の水道水600gを加える。
台所用泡立て器を使用して、混合物を手作業で5分間均質化する。
次いで、調製物を25℃の乾燥オーブンに96時間入れる。
発酵調製物中のDMは34.30%に達し、温度は25.1℃であった。
調製物を4℃の気候チャンバに入れて冷却し、4℃に保つ。
このサワー種を、その後、パン、ブリオッシュ、及びパネトーネの用途に使用する。
[比較例3]
小麦粒1.5kgを食品用PP製のバケツに量り入れた。
15℃の水道水5リットルを加えた後、周囲温度で30分間静置した。
小麦粒を洗浄する:次いで、水に浸した穀粒を、10分間摩擦して手の間でこすり、その後排水した。15℃の水道水5リットルを再び加えた後、次いで穀粒を再度、摩擦により手の間でこする(この操作を続けて5回繰り返す)。
小麦粒をすすぐ:25℃の水道水5リットルを小麦粒に注ぎ、次いで、円錐形のステンレス鋼ストレーナを用いて手作業で圧搾することにより穀粒を水切りする。その後、水を廃棄し、穀粒を保持する(この操作を連続して15回繰り返す)。
円錐形のステンレス鋼ストレーナを通して手作業で圧搾することによる穀粒の最終的な水切り。穀粒のみを保持する。
洗浄及び水切りした小麦粒1.5kgを、食品用PP製のバケツに入れる。
25℃の水道水6kgを加える。
バケツを25℃の乾燥オーブンに67時間入れる。
穀粒から液相(リカー)を分離するために、円錐形のステンレス鋼ストレーナを通して手作業で圧搾することにより、調製品の水切りをする。液相のみを保持する。
リカー5000gを食品用PP製のバケツに量り入れる。
小麦粉5000gを加える。
台所用泡立て器を使用して、混合物を手作業で5分間均質化する。
次いで、調製物を25℃の乾燥オーブンに24時間入れる。
発酵調製物中のDMは44.8%に達し、温度は26.1℃であった。
調製物4500gを食品用PP製のバケツに量り入れた。
小麦粉1125g及び25℃の水道水1125gを加える。
台所用泡立て器を使用して、混合物を手作業で5分間均質化する。
次いで、調製物を25℃の乾燥オーブンに24時間入れる。
調製物4000gを食品用PP製のバケツに量り入れる。
小麦粉1000g及び25℃の水道水1000gを加える。
台所用泡立て器を使用して、混合物を手作業で5分間均質化する。
次いで、調製物を25℃の乾燥オーブンに48時間入れる。
発酵調製物中のDMは44.6%に達し、温度は25.6℃であった。
調製物2000gを食品用PP製のバケツに量り入れる。
小麦粉600g及び水道水1400gを、最初に6℃に冷却して加える。
台所用泡立て器を使用して、混合物を手作業で5分間均質化する。
次いで、調製物を8℃の乾燥オーブンに96時間入れる。
発酵調製物中のDMは35.18%に達し、温度は8.2℃であった。
調製物2000gを食品用PP製のバケツに量り入れる。
小麦粉800g及び水道水1200gを、最初に6℃に冷却して加える。
台所用泡立て器を使用して、混合物を手作業で5分間均質化する。
次いで、調製物を8℃の乾燥オーブンに24時間入れる。
発酵調製物中のDMは35.1%に達し、温度は7.8℃であった。
調製物2000gを食品用PP製のバケツに量り入れる。
小麦粉800g及び水道水1200gを、最初に6℃に冷却して加える。
台所用泡立て器を使用して、混合物を手作業で5分間均質化する。
次いで、調製物を8℃の乾燥オーブンに24時間入れる。
発酵調製物中のDMは35.06%に達し、温度は8.2℃であった。
調製物2000gを食品用PP製のバケツに量り入れる。
小麦粉800g及び水道水1200gを、最初に6℃に冷却して加える。
台所用泡立て器を使用して、混合物を手作業で5分間均質化する。
次いで、調製物を8℃の乾燥オーブンに24時間入れる。
発酵調製物中のDMは35.42%に達し、温度は8℃であった。
調製物2000gを食品用PP製のバケツに量り入れる。
小麦粉800g及び水道水1200gを、最初に6℃に冷却して加える。
台所用泡立て器を使用して、混合物を手作業で5分間均質化する。
次いで、調製物を8℃の乾燥オーブンに24時間入れる。
発酵調製物中のDMは36.64%に達し、温度は8.2℃であった。
調製物を4℃の気候チャンバに入れて冷却し、4℃に保つ。
このサワー種を、その後、パン、ブリオッシュ、及びパネトーネの用途に使用する。
表I(表1)の結果を得るため、VMISPI11スパイラル生地ミキサーを使用して、パン、ブリオッシュ、及びパネトーネをそれぞれ次のプロセスで生産した。
速度1:アームは70rpm;ボウルは10rpm。
速度2:アームは160rpm;ボウルの場合は18rpm。
実施例1並びに比較例1、2、3、4及び5のサワー種を使用した、パン酵母を添加しない通常のパンの製造プロセス。
Figure 0007308837000001
実施例1並びに比較例1、2、3及び4のサワー種を使用した、パン酵母を添加しないブリオッシュの製造プロセス。
Figure 0007308837000002
実施例1並びに比較例1、2、及び4のサワー種を使用した、パン酵母を添加しないパネトーネの製造プロセス。
Figure 0007308837000003
比較例6のサワー種を使用したサワー種パンの製造プロセス。
Figure 0007308837000004
[比較例4及び比較例5]
2つの市販のサワー種を使用して表I(表1)のレシピを使用して、パンを調製し、酵母を添加することなくパンを生産すると主張する。これにより、表V(表5)に示す結果が得られた。
[比較例6]
本発明によるサワー種の(小麦粉の重量との比較で)1重量%、及び、市販のサワー種の(小麦粉の重量との比較で)5重量%を用いてサワー種パンを調製し、酵母を添加せずにサワー種パンを生産すると主張する。得られた結果は、フランスの法令(1993年9月13日の法令番号93-1074)に準拠している。
表V(表5)におけるパラメータの単位
DM:%
酢酸:ppm
乳酸:ppm
酵母:log(CFU)/g
乳酸菌:log(CFU)/g
比容積:cm/g
Figure 0007308837000005
[比較例7(早すぎる空気の吹込み)]
手順は次の表VI(1/2)及び(2/2)のとおりである。
Figure 0007308837000006
Figure 0007308837000007
[比較例8(改良されたサワー種)]
手順は次の表VII(1/3)~(3/3)のとおりである。
Figure 0007308837000008
Figure 0007308837000009
Figure 0007308837000010
比較例7及び比較例8と同様に、サワー種パンの生産試験を、「Spicher」サワー種を使用して、表VIIIに記載されている操作指示に明記されているように行う。
Figure 0007308837000011
得られた結果を表IX(表9)に要約する。
Figure 0007308837000012
表IX(表9)中の「Spicher」等に関する注釈:
*Spicherは、Spicher G et al,“Untersuchungen zur Charakterisierung unD Bewertung einer Spontansauers.”(自然なサワー種を分析及び評価する実験)に従って調製されたサワー種である。Einfluss Der FuehrungsbeDingungen auf Den Verlauf Der spontanen Gaering GeheiDe Mehl unD Brot Bochum DE vol 4 No.12 anD Untersuchung zur Charakterisierung unD Bewertung verschieDener Verfahren zur Bereitung eines Spontansauers(一連の自然発酵、穀類、小麦粉及びパンに対する管理条件の影響、Bochum DE,Vol.4 No.12、並びに自然サワー種を調製する様々な方法を分析及び評価するための実験)第1報 Vergleich verschieDener Nr-5487 Der BunDes Forschung Anstalt fur GetreiDe unD Kartoffelverarbeitung.Detmold p 18-122(Comparison of various No.5487 by the Federal German Research Institute for Cereals and Potato Processing).
なお、工程a)から空気が吹き込まれた比較例7のサワー種は、5時間及び6時間後に過度に高い酢酸塩含有量及び不十分な成長、並びに不適切なパン容積を与える。
Spicherサワー種は、5時間後及び6時間後には不適切な成長を示し、法律の要件に従えばサワー種パンの酢酸塩含有量は不適切である。
[パンのpH、酢酸塩、乳酸塩の測定]
サワー種のパンを生産する場合、有機酸の内因性の生成を生のパン生地で評価する。調理済みサワー種を、そのパン粉に基づいてのみ分析する。パン粉又は生地のサンプル25gを採取し、その後、逆浸透で処理した正確に225mlの水を加える。混合物を、ultra-turraxディスパーサー(IKA(商品名)DI25ベーシック)を使用して、20000rpmで5分間均質化する。
この混合物のpHを、撹拌しながらMettler Toledo phメーター(商品名)、モデルG20を使用して測定する。
混合物を最初に12000gで20分間遠心分離して、酢酸と乳酸を測定する。サンプリングのため上清を取り除く。ENZYTECTM D-/L乳酸及びENTYTECTM酢酸キット(Scil Diagnostic GmbH、ドイツ)を用いる酵素法を使用して、このサンプルで分析を行う。結果をppm表す(100万分の1=mg/kgパン又は生地)。
表X(表10):サワー種のパンを生産する際の酢酸の内因性生成。
Figure 0007308837000013
この表は、サワー種パンの生産中の内因性酸生成の監視プロセスを示している。
サワー種で2つの主要な酸の内因性生成が観察される。
酸性度(pH及びパンの酢酸塩含有量)に関しては、改善されたサワー種のみが法定基準に準拠している。

Claims (5)

  1. サワー種を製造するための方法であって、当該方法では次の工程、即ち:
    a) 発酵性のマトリクスを完全に水中に浸漬すると共に、水がきれいになるまで水を流すことでマトリクスを水で洗浄して、インキュベート対象となる洗浄されたマトリクスを得る洗浄工程であって、当該洗浄されたマトリクスは、インキュベート対象となるマトリクス2kg当たり200g~1.5kgの残留水をまだ含んでいるか、又はこれより少ない残留水を含んでいる、洗浄されたマトリクスを得る洗浄工程と、
    a1) 前記洗浄されたマトリクスをインキュベートして、インキュベートしたマトリクスを得るインキュベーション工程であって、
    インキュベート対象となる洗浄されたマトリクスが、インキュベート対象となるマトリクス2kg当たり200g~1.5kgの範囲より少ない残留水を含んでいる場合には、当該洗浄されたマトリクスを、インキュベート対象となるマトリクス2kg当たり水1kg~20kgの割合で15℃~35℃の水に浸漬し、液体の表面に気泡が現れるまで10~35℃でインキュベーションを行ってインキュベートしたマトリクスを得る、インキュベーション工程と、
    b) 液相を前記インキュベートしたマトリクスの残りから分離する工程と、
    c) 前記液相を基材と混合して、乾燥物含量が15~60重量%の範囲の混合物を取得し、これを9℃~25℃で12~72時間発酵させて培地を得る工程と、
    d) 基材及び10℃~35℃の水を前記培地に添加し、基材及び水の添加が全容積の25~75%を占め、空気、酸素、又は酸素を含む混合物を0.01m/時/製品kg~10m/時/製品kgの範囲の速度で吹き込みながら、9℃~25℃で12~72時間発酵させて、サワー種を得る工程と、
    が連続的に行われる、ことを特徴とする方法。
  2. 工程c)及びd)が複数回、繰り返されることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  3. 前記基材が、小麦粉若しくは小麦粉以外の他の穀粒、又は、疑似穀物若しくは豆類の画分を含むことを特徴とする、請求項1又は2に記載の方法。
  4. 工程d)が少なくとも3回繰り返されることを特徴とする、請求項1~3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 前記基材が0.75重量%を超える灰分を有することを特徴とする、請求項1~4のいずれか一項に記載の方法。
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