JP7308382B2 - 人材紹介業者間のアライアンスサポートシステム - Google Patents

人材紹介業者間のアライアンスサポートシステム Download PDF

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Description

特許法第30条第2項適用 令和2年7月1日にhttps://47agent.jp/のウェブサイトにて発表
本発明は、人材紹介業者間のアライアンスサポートシステムに関する。
企業の雇用形態の変化、成長産業分野の変遷、働き方の多様化などを伴う社会の変化に伴い、求職者を企業に紹介する有料職業紹介事業などを行う人材紹介業者のニーズが高まっている。また、人材紹介業者には、求人する企業と求職者を仲介し、企業の労働力確保をサポートするとともに、求職者に対して適切な企業をマッチングすることが求められる。
しかしながら、特定の人材紹介業者が保有する企業の求人情報は、ある国や地域の求人情報のごく一部にすぎず、また、特定の人材紹介業者が保有する求職者情報は、ある国や地域の求職者情報の一部にすぎない。したがって、特定の人材紹介業者単独では、ある企業に対して、企業が求める求人数を100%満たすだけの求職者を紹介することは難しく、また、求職者の全てに対して、その求職者の希望する企業を紹介することは難しい。
このような求職者情報および求人情報の偏在を緩和する技術として、求職者の紹介権利を、人材紹介業者が購入できるシステムが提案されている。このようなシステムによれば、人材紹介業者は、自己が保有する求人情報にマッチする求職者に関する紹介権利を購入することにより、幅広い求人ニーズに対応可能になることが期待される。
しかしながら、従来のシステムでは、人材紹介業者は、求職者の紹介権利の購入に資金を投入することになるため、求職者のマッチングに要するコストの上昇を招く恐れがあり、また、そのコストが人材紹介業者の収益を圧迫する懸念があり、むしろ円滑な人材紹介を阻害する可能性もある。
ここで、なるべく余計なコストをかけずに、求職者情報および求人情報の偏在を解消するためには、人材紹介業者間のアライアンスを活発にすることが効果的である。たとえば、人材を紹介することによって得えられる紹介料を、求職者と繋がっている業者と、求人を出している企業と繋がっている業者とで分け合うアライアンスが成立すれば、双方の業者が余計なコストを支払うことなく、求職者情報および求人情報の偏在を解消できる。
特許第6718190号明細書
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、人材紹介業者間のアライアンスをサポートできる人材紹介業者間のアライアンスサポートシステムを提供する。
発明が解決しようとする手段
本発明に係る人材紹介業者間のアライアンスサポートシステムは、
複数の人材紹介業者間のアライアンスをサポートする人材紹介業者間のアライアンスサポートシステムであって、
求職者情報を、その登録元である人材紹介業者と関連付けて登録する登録部と、
前記登録部によって登録された求職者情報を記憶する記憶部と、
前記記憶部が記憶する求職者情報を検索する検索部と、
所定の求職者情報に関して、当該求職者情報の登録元である人材紹介業者に対して、他の人材紹介業者が送付するメッセージを受け付けるアライアンス連絡部と、
それぞれの人材紹介業者ごとに、所定期間の間に、前記登録部に登録した求職者情報の件数および前記アライアンス連絡部を介して求職者情報の登録元である人材紹介業者に対して前記メッセージを送付した求職者情報の件数、に関する履歴情報を、管理する利用者履歴管理部と、
前記記憶部が記憶する前記求職者情報、前記アライアンス連絡部が受け付ける前記メッセージ、および前記利用者履歴管理部が管理する前記履歴情報の表示を制御する表示制御部と、を有する。
本発明に係る人材紹介業者間のアライアンスサポートシステムでは、アライアンス可能な求職者の情報である求職者情報を、登録元である人材紹介業者と関連付けて登録する。また、人材紹介業者は、自分が登録元ではない他の求職者情報を検索し、自己が保有する求人情報の条件に合致しそうな求職者を見つけた場合、登録元である人材紹介会社に対して、アライアンスを申し込むことができる。このようにして、本発明に係る人材紹介業者間のアライアンスサポートシステムは、人材紹介業者間のアライアンスをサポートし、人材紹介業者間のアライアンスを活発にすることが可能であり、また、求職者情報および求人情報の偏在を解消できる。
また、求職者の情報を共有し、企業の求人情報を有する人材紹介業者の側からアライアンスを申し込むスタイルをとることにより、その逆のスタイルである場合に比べて、各人材紹介業者は、自己の得意先である求人企業に対しての関係を深めることができる。また、各人材紹介業者は、自己の得意先である企業の求人情報については、システム上で開示する必要がないため、顧客企業の情報が漏洩することを防止しつつ、アライアンスを行うことができる。
さらに、本発明に係る人材紹介業者間のアライアンスサポートシステムは、利用者履歴管理部が、システムに登録した求職者情報と、アライアンスを打診するためにメッセージを送付した求職者情報に関する履歴情報を管理する。利用者履歴管理部が、システムを利用する各人材紹介業者の利用履歴を管理し、表示制御部が、たとえば所定期間における件数など特定の数値やグラフの形にして、履歴情報を表示することにより、システムを介してアライアンスがどの程度活発に行われているかを認識することが可能であり、システムの管理者などが、利用者である人材紹介業者に対して、状況に応じた適切なサポートを行うことができる。
また、たとえば、前記登録部は、求職者情報を記載した書類のデータを受け取るデータ受け取り部と、前記データ受け取り部が受け取った前記データから求職者情報の一部を自動入力する自動入力部と、を有する登録サポート部を有してもよい。
このような人材紹介業者間のアライアンスサポートシステムによれば、登録サポート部が、求職者情報の入力および登録に関する利用者の負担を軽減し、情報共有およびアライアンスを活性化することができる。
また、たとえば、前記利用者履歴管理部が管理する前記履歴情報は、それぞれの人材紹介業者が、前記検索部を介して検索・閲覧した前記求職者情報および前記検索部による検索時に指定した検索条件の少なくとも一方が含まれる検索履歴情報を含んでもよい。
履歴情報が検索履歴情報を含むことにより、システムの管理者などは、人材紹介業者が興味のある求職者情報のタイプを認識することができ、より適正なサポートを、利用者である人材紹介業者に対して行うことができる。
また、たとえば、前記記憶部が記憶する所定の求職者情報を、当該求職者情報の登録元を除く他の一つの人材紹介業者に通知する通知部を有してもよい。
利用者である人材紹介業者は、検索部を介して自ら求職者情報を検索してもよいが、システムが通知部を有することにより、新しい求職者情報などを遅滞なく知ることができる。
また、たとえば、前記利用者履歴管理部が管理する前記履歴情報を用いて、前記求職者情報の通知先を決定する決定部を有してもよく、
前記通知部は、前記決定部の決定に基づき、前記求職者情報を通知してもよい。
このような通知部は、履歴情報からそれぞれの人材紹介業者のシステムの利用状況や利用の傾向を把握することにより、その求職者情報をアライアンスに繋げられる可能性が高い利用者に対して、求職者情報を通知することができる。
また、たとえば、前記利用者履歴管理部が管理する前記履歴情報は、それぞれの人材紹介業者が前記登録部に登録した求職者情報および前記アライアンス連絡部を介して登録元にメッセージを送付した求職者情報に関する職種情報を含んでもよく、
前記表示制御部は、対象となる人材紹介業者の前記履歴情報を、職種別の件数に分類したグラフとして表示してもよい。
このような履歴情報を管理し、表示制御部がグラフ表示することにより、システムの管理者などは、利用者である人材紹介業者について、その人材紹介業者が扱うことが得意な求職者の業種を容易に把握することができ、より適正なサポートを行うことができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る人材紹介業者間のアライアンスサポートシステムとしてのサーバ装置およびその周辺装置を表す概念図である。 図2は、図1に示すサーバ装置の構成を示す概念図である。 図3は、アライアンスが行われない場合における人材紹介の状況を示す概念図である。 図4は、本発明のシステムによりアライアンスが活発に行われる場合における人材紹介の状況を示す概念図である。 図5は、図1に示すサーバ装置を用いた人材紹介業者間のアライアンスの流れを示す概念図である。 図6は、図2に示す登録部の構成を示す概念図である。 図7は、図2に示す記憶部の構成を示す概念図である。 図8は、図2に示す利用者履歴管理部の構成を示す概念図である。 図9は、図2に示す表示制御部による第1表示例を示す概念図である。 図10は、図2に示す表示制御部による第2表示例を示す概念図である。 図11は、図2に示す表示制御部による第3表示例を示す概念図である。 図12は、図2に示す表示制御部による第4表示例を示す概念図である。
図1は、本発明の一実施形態に係る人材紹介業者間のアライアンスサポートシステムとしてのサーバ装置12と、サーバ装置12の周辺装置を表す概念図である。人材紹介業者間のアライアンスサポートシステムとしてのサーバ装置12は、顧客端末としての人材紹介業者端末94、96、98、管理者端末92などに対して、インターネットなどのネットワーク通信網91を介して接続される。
サーバ装置12は、主として、有料職業紹介事業の許可を得て業務を行う複数の人材紹介業者が、人材紹介業者間のアライアンスを行うために用いられる。図1に示す管理者端末92は、サーバ装置12を管理する管理者の端末である。管理者端末92を使用する管理者は、サーバ装置12による人材紹介業者間のアライアンスのサポートおよび活性化が円滑に行われるように、サーバ装置12を管理および運営する。図1に示す人材紹介業者端末94、96、98は、サーバ装置12を利用する複数の人材紹介業者が、それぞれ使用する端末である。
管理者端末92、人材紹介業者端末94、96、98としては、特に限定されないが、ネットワーク通信が可能なPC、スマートフォン、タブレットなどの端末で構成される。管理者端末92および人材紹介業者端末94、96、98は、たとえば、マイクロプロセッサ等の演算部や、フラッシュメモリやハードディスクなどの記憶部、液晶表示部などの表示部、モデムなどの通信部などを有するが、特に限定されない。
サーバ装置12による人材紹介業者間のアライアンスサポートシステムを利用する複数の人材紹介業者は、人材紹介業者端末94、96、98およびネットワーク通信網91を介して、サーバ装置12にアクセスする。人材紹介業者端末94、96、98および管理者端末92は、パスワードなどの認証手段を用いてサーバ装置12にアクセスする。人材紹介業者端末94、96、98および管理者端末92のサーバ装置12に対するアクセス可能範囲は、端末92、94、96、98ごとに異なるアクセス権を付与するなどして、適切に管理される。
サーバ装置12は、通信部、記憶部および演算部などを有しており、これを有する一般的なコンピュータとしての機能を有する。サーバ装置12の説明では、一般的なコンピュータとの共通点については、説明を省略する。図1に示すサーバ装置12はクラウド型であるが、サーバ装置12としてはこれのみには限定されず、サーバ装置12は、オンプレミス型であってもよい。
図2は、図1に示すサーバ装置12の構成を示す概念図である。サーバ装置12は、新しい職を求める求職者の情報である求職者情報を登録する登録部20と、求職者情報を記憶する記憶部30と、求職者情報を検索する検索部40とを有する。また、サーバ装置12は、人材紹介業者間のメッセージの送受信を可能にするアライアンス連絡部50と、各人材紹介業者によるアライアンスサポートシステムの使用履歴に関する履歴情報を管理する利用者履歴管理部60を有する。さらに、サーバ装置12は、求職者情報や履歴情報の各端末92、94、96、98への表示を制御する表示制御部70と、求職者情報を人材紹介業者に通知する通知部80と、通知部80による通知先を決定する決定部88とを有する。
サーバ装置12の内部構成を説明する前に、サーバ装置12によって実現される人材紹介業者間のアライアンスのメリットについて、図3および図4を用いて説明する。図3は、1つの人材紹介業者である人材紹介業者Xが、アライアンスを行わずに人材紹介活動を行った場合を示す概念図である。人材紹介業者Xは、求職者情報である求職者情報A~Dを収集するとともに、企業等の求人情報である求人情報A~Dを収集し、両者のマッチングを行う。
図3に示すように、人材紹介業者Xは、求職者情報A~Dの就職先に関する情報と、求人情報A~Dに関する求人に関する情報とを比較し、求職者情報Aに係る就職先として求人情報Aに係る企業等が合致し、求人情報Aに係る求人として求職者情報Aに係る求職者が合致した場合に、求職者情報Aに係る求職者と、求人情報Aに係る企業等とを互いに紹介する。さらに、求職者情報Aに係る求職者の求人情報Aに係る企業等への就職が決まれば、人材紹介業者Xは、求職者を採用した企業等から、対価を得ることができる。
しかしながら、求職者の就職希望業種は多種多様であり、また、企業が求める人材も多種多様であるため、1社の人材紹介業者Xが有する情報のなかでは、全体の一部(図3に示す例では4分の1)しか、マッチングを成立させることができない。したがって、人材紹介業者Xは、マッチングできない求職者情報B~Dと、マッチングできない求人情報B~Dを有することが通常である。図3に示すように、マッチングできない求職者情報B~Dおよび求人情報B~Dが生じる要因の一つとして、人材紹介業者Xが保有する企業等の求人情報は、ある国や地域の求人情報のごく一部にすぎず、また、人材紹介業者Xが保有する求職者情報は、ある国や地域の求職者情報の一部にすぎないことが挙げられる。
このような状況においては、求職者情報B~Dに係る求職者は就職先企業の紹介を受けられず、求人情報B~Dに係る企業等は就職希望者の紹介を受けられないため、求職者と求人企業の双方にとってデメリットとなる。また、人材紹介業者Xも、求職者情報B~Dや求人情報B~Dについて紹介を行うことができないため、これらの情報から対価を得ることができない。
これに対して、図4は、図2に示すサーバ装置12を用いて、人材紹介業者X、Y、Z間のアライアンスをサポートした場合における人材紹介のマッチング状況を示す概念図である。図4に示すように、各人材紹介業者X、Y、Zは、各人材紹介業者X、Y、Z自身が有する情報の内部では、一部の求職者情報A、F、Lおよび求人情報A、F、L(図4に示す例では4分の1)しか、マッチングを成立させることができない。
しかしながら、図4に示すように、サーバ装置12によるアライアンスサポートシステムが人材紹介業者X、Y、Z間のアライアンスをサポートすることにより、各人材紹介業者X、Y、Zは、図4において2点鎖線で囲む求職者情報32を共有することができる。そうすると、人材紹介業者Xは、自己の求職者情報からではマッチングを成立させられない求人情報C、Dについても、他の人材紹介業者Y、Zが保有する求職者情報E、Iに対して、マッチングを成立させることができるようになる。
また、人材紹介業者Xは、自己の求人情報からではマッチングを成立させられない求職者情報C、Dについても、求人情報E、Iを保有する他の人材紹介業者Y,Zにより、マッチングを成立させることができるようになる。このような状況は、サーバ装置12を使用する他の人材紹介業者Y、Zも同様である。
そうすると、図4に示すように、サーバ装置12によって実現されるアライアンスサポートシステムによれば、図3に示す状態では就職者企業の紹介を受けられなかった求職者の多くが就職先企業の紹介を受けられるようになり、また、就職希望者の紹介を受けられなかった求人企業等の多くが求職者の紹介を得られるようになり、求職者と求人企業等の双方にとってメリットとなる。また、人材紹介業者X、Y、Zも、他社の求職者情報32を用いてマッチングを成立させた場合には、紹介によって得られる対価を、求職者情報32を提供した業者と分け合うことにより(例えば50%ずつ)、アライアンスに関係する双方の業者が、図3に示す状態に比べて、より多くの対価を受け取ることができる。
図5は、図1および図2に示すサーバ装置12によって実現されるアライアンスの流れを示す概念図である。図4で説明したように、人材紹介業者X、Y、Z間のアライアンスは、求職者情報32を提供する求職者情報提供側(図5左側)と、求職者情報32を受け取る求職者情報受取側(図5右側、受取る求職者情報にマッチングさせる求人情報を持っている側)との間で行われる。図1に示す人材紹介業者端末94、96、98を使用する人材紹介業者X、Y、Zは、図4で説明したように、図5における求職者情報提供側(図5左側)にもなり得るし、求職者情報受取側(図5右側)にもなり得る。
なお、図4に示されるように、すべての人材紹介業者X、Y、Zは、求職者情報提供側(図5左側)と求職者情報受取側(図5右側)の両方の立場でサーバ装置12を使用することが好ましい。しかし、これとは異なり、サーバ装置12を使用する一部の人材紹介業者は、求職者情報提供側(図5左側)としてのみ、または、求職者情報受取側(図5右側)としてのみ、サーバ装置12を使用してもかまわない。
図5の左側に示すように、求職者情報提供側の人材紹介業者X、Y、Zは、サーバ装置12を使用して、「求職者情報登録」、「メッセージ受取」、「追加情報提供・請求」などを行い、自己が有する求職者情報に係る求職者について、他の人材紹介業者X、Y、Zとのアライアンスを行う。その後、求職者情報提供側の人材紹介業者X、Y、Zは、アライアンスに係る求職者の採用可否の連絡を受領し、対価受取などの完了処理を行う。
一方、図5の右側に示すように、求職者情報受取側の人材紹介業者X、Y、Zは、サーバ装置12を使用して、「求職者情報検索or受取」、「メッセージ送付」、「追加情報提供・請求」などを行い、他の人材紹介業者が有する求職者情報に係る求職者について、アライアンスを行う。その後、アライアンスに係る求職者と、自己が有する求人情報に係る企業等とを引き合わせ、求職者の求人企業等への就職をサポートする。最後に、求職者情報受取側の人材紹介業者X、Y、Zは、アライアンスに係る求職者の採用可否の連絡を、求職者情報提供側の人材紹介業者X、Y、Zに対して行い、対価提供などの完了処理を行う。
以下、図2に示すサーバ装置12の各構成の機能について説明する。サーバ装置12の登録部20は、図4に示す求職者情報32を、その登録元である人材紹介業者X、Y、Zと関連付けて登録する。図5において「A」で示すように、「求職者情報登録」は、サーバ装置12におけるアライアンスの流れにおいて、求職者情報提供側の人材紹介業者X、Y、Zにより、最初に行われる。
図6は、図2に示す登録部20の内部構成を示す概念図である。登録部20は、人材紹介業者X、Y、Zが、求職者情報をサーバ装置12に登録できるように、表示制御部70を介して、人材紹介業者端末94、96、98の表示部に、入力画面などを表示する。また、登録部20は、人材紹介業者X、Y、Zによる求職者情報の入力をサポートする登録サポート部22を有する。登録サポート部22は、求職者情報を記載した書類のデータを受け取るデータ受け取り部24と、データ受け取り部24が受け取ったデータから求職者情報の一部を自動入力する自動入力部26とを有する。
図9は、サーバ装置12の登録部20が、表示制御部70を介して、人材紹介業者端末94、96、98の表示部に表示する求職者情報の登録画面の一例(第1表示例71)を示す概念図である。図9に示すように、登録部20および表示制御部70により、人材紹介業者端末94、96、98の表示部に、求職者情報の一部である求職者の氏名、求職者の直近の年収、希望職種、希望勤務地、求職者の保有資格、直近の勤務年数、などを入力するための入力欄32bなどを表示する。また、登録部20は、人材紹介業者端末94、96、98から入力された求職者情報を、その求職者情報の登録を行った登録元である人材紹介業者X、Y、Zの情報とともに取得し、求職者情報のシステムへの登録を完了する。
図2に示す登録部20によって登録された求職者情報は、図2に示すサーバ装置12の記憶部30が記憶する。登録部20によって登録され、記憶部30によって記憶された求職者情報は、サーバ装置12を使用する他の(登録元以外の)人材紹介業者X、Y、Zも、サーバ装置12の検索部40等を介して検索可能となる。なお、検索部40による求職者情報32の検索については、図10等を用いて後述する。
図9に示すような求職者情報の入力は、人材紹介業者端末94、96、98から手入力することも可能であるが、図6に示す登録部20の登録サポート部22により、求職者情報の登録を簡単に行うことが可能となる。すなわち、図9に示すように、求職者情報の入力画面には、求職者情報を記載した書類のデータのディレクトリを入力する入力欄24aが表示される。登録サポート部22のデータ受け取り部24は、入力欄24aに入力されたディレクトリから、履歴書や職務経歴書のような求職者情報を記載した書類のデータを受け取ることができる。データ受け取り部24が受け取るデータの形式としては、たとえば履歴書や職務経歴書の画像データや、履歴書や職務経歴書の文章データなどが挙げられるが、特に限定されない。
図6に示す登録サポート部22の自動入力部26は、データ受け取り部24が受け取ったデータから登録に必要な求職者情報を抽出し、人材紹介業者X、Y、Zが手入力する代わりに、求職者情報の一部を自動入力する。自動入力部26は、たとえば、履歴書や職務経歴書の画像データから求職者情報を抽出するOCR(光学文字認識)機能などを有してもよい。
図7は、図2に示す記憶部30によって記憶される求職者情報32を示す概念図である。求職者情報32には、たとえば、求職者の氏名、イニシャル、性別、年齢、希望職者(第1、第2希望)、現在年収、希望年収、希望勤務地、在職区分、転職回数、登録日、更新日、登録元の人材紹介業者および担当者、国籍、ビザ(査証)などの情報が含まれる。求職者情報32は、個別の求職者に係る求職者情報ごとにIDが付与され、サーバ装置12によって管理される。
図2に示す検索部40は、登録部20によって登録され、記憶部30によって記憶される求職者情報32を検索する。図5において「B」で示すように、サーバ装置12におけるアライアンスの流れにおいて、検索部40による「求職者情報検索」は、求職者情報受取側の人材紹介業者X、Y、Zによって行われる。なお、求職者情報受取側の人材紹介業者X、Y、Zは、検索部40による検索ではなく、サーバ装置12における通知部80による通知により、サーバ装置12から求職者情報を受け取ることも可能である。通知部80による求職者情報の通知については、後ほど説明する。
図10は、サーバ装置12の検索部40が、表示制御部70を介して、人材紹介業者端末94、96、98の表示部に表示する求職者情報の検索画面の一例(第2表示例72)を示す概念図である。図10に示すように、サーバ装置12の検索部40および表示制御部70は、人材紹介業者端末94、96、98の表示部に、求職者情報の検索画面(第2表示例72)を表示する。
図10に示すように、第2表示例72として示される求職者情報の検索画面では、記憶部30に記憶される求職者情報を検索するための検索条件等を入力する検索入力部分42が表示される。検索入力部分42は、閲覧したい求職者情報のIDを指定するための入力欄や、求職者情報に含まれる希望勤務地や希望業種などを指定するための入力欄などが含まれる。なお、検索入力部分42には、検索に使用した検索条件を、名前を付けて保存する検索条件保存機能と、過去に保存した検索条件を呼び出す呼出機能が備えられていてもよい。これにより、たとえば特定の企業が求める人材にマッチする検索条件を保存しておくことが可能となる。人材紹介業者端末94、96、98を使用する人材紹介業者は、検索入力部分42に求職者情報の検索条件を入力した後、検索実行ボタン44をクリックする。
サーバ装置12の検索部40は、人材紹介業者端末94、96、98によって検索実行ボタン44がクリックされたことを認識すると、検索入力部分42に入力された検索条件に合致する求職者情報を、記憶部30に記憶する求職者情報32から探し出し、図10に示す検索結果表示部分46に検索結果を表示する。
検索結果表示部分46には、検索条件に該当する求職者情報の件数や、検索条件に該当する求職者情報の一部32aが表示される。このようにして、図5に示す求職者情報受取側の人材紹介業者X、Y、Zは、登録元である求職者情報提供側の人材紹介業者X、Y、Zがサーバ装置12に登録した求職者情報32を閲覧することができる。
求職者情報受取側の人材紹介業者X、Y、Zは、表示された求職者情報の一部32aから、その求職者情報に係る求職者が、自己が保有する求人情報(図4参照)の条件に合致しそうかどうかを、検討することができる。また、サーバ装置12の検索部40および表示制御部70は、検索結果表示部分46に、求職者情報の一部32aとして、または、求職者情報とは別途、表示された求職者情報をサーバ装置12に登録した人材紹介業者X、Y、Zおよびその担当者の情報を表示する。
なお、図10に示すように、検索結果表示部分46に表示される求職者情報の一部32aは、求職者の氏名が表示されず、イニシャルのみが表示されるなど、個人を特定できる情報が開示されず、求職者の個人が特定できないようになっている。
図2に示すアライアンス連絡部50は、記憶部30が記憶する所定の求職者情報32に関して、当該求職者情報の登録元である人材紹介業者X、Y、Zに対して、他の人材紹介業者X、Y、Zが送付するメッセージを受け付ける。図5において「C」で示すように、サーバ装置12におけるアライアンスの流れにおいて、求職者情報上取側の人材紹介業者X、Y、Zは、自己が保有する求人情報(図4参照)の条件に合致しそうな求職者情報を検索等により発見した場合、サーバ装置12のアライアンス連絡部50を使用して、登録元である人材紹介業者X、Y、Zにメッセージを送付する。
図11は、サーバ装置12のアライアンス連絡部50が、表示制御部70を介して、人材紹介業者端末94、96、98の表示部に表示する連絡通信表示画面の一例(第3表示例73)を示す概念図である。図11に示すように、サーバ装置12のアライアンス連絡部50および表示制御部70は、図5に示す求職者情報提供側と求職者情報受取側とが、互いにメッセージのやりとりを行って良好なアライアンス関係を成立させることができるように、双方の人材紹介業者端末94、96、98の表示部に、チャット形式(メッセージ部分54参照)の連絡手段を表示する。
図10に示すように、アライアンス連絡部50が提供する連絡・通信手段による第3表示例73では、メッセージの送付先として指定した所定の求職者情報が、送付先指定部分53として表示される。たとえば、図10に示す検索結果表示部分46に表示された求職者情報についてアライアンスを行いたい場合、求職者情報受取側の人材紹介業者X、Y、Zは、図11に示すように、該当する求職者情報を、メッセージの送付先として指定する。
さらに、求職者情報受取側の人材紹介業者X、Y、Zは、図11に示すメッセージ部分54に、求職者情報提供側への質問や要望などに関するメッセージ51を入力する。アライアンス連絡部50は、メッセージ部分54で受け付けた求職者情報受取側のメッセージ51を、求職者情報提供側の人材紹介業者X、Y、Zに送付する。これにより、求職者情報受取側の人材紹介業者X、Y、Zは、指定した求職者情報の登録元である求職者情報提供側の人材紹介業者X、Y、Zに対して、アライアンスに関する連絡を行うことができる。
求職者情報受取側の人材紹介業者X、Y、Zが送付するメッセージ51の内容としては、特に限定されないが、たとえば、履歴書や職務経歴書など、対象となる求職者情報に係る求職者に関する追加情報52を求めるものや、就職者に関する求職者の意向を確認するものなどが挙げられる。求職者情報を登録した登録元である求職者情報提供側の人材紹介業者X、Y、Zについても、アライアンス連絡部50を介して、求職者情報受取側の人材紹介業者X、Y、Zに対してメッセージ51を送付することができる。
求職者情報提供側(登録元)の人材紹介業者X、Y、Zが送付するメッセージ51の内容としては、特に限定されないが、たとえば、企業の求人票など、対象となる求職者情報に係る求職者の紹介先に関する情報を求めるものや、就職決定後に企業から受け取る対価に関する情報を求めるものが挙げられる。なお、アライアンス連絡部50が求職者情報提供側(登録元)に提供する連絡・通信手段は、図11に示すように、求職者情報受取側の人材紹介業者X、Y、Zに提供するものと同様とすることができる。
アライアンス連絡部50は、上述したように、図5において「C」で示される初回のメッセージの受付および送付や、図5において「D」で示される求職者情報提供側と求職者情報受取側との双方向のメッセージの受付および送付を行う。これにより、アライアンス連絡部50は、図5において2点鎖線で囲まれる通信・連絡56を行い、所定の求職者情報に係る求職者のアライアンスに関して、求職者情報提供側と求職者情報受取側との連絡手段を提供する。なお、アライアンス連絡部50が提供する通信・連絡ツールは、図11に示すようなチャット形式のものであってもよいが、電子メール形式や、音声通話や、ビデオ通話のような他の形式のものであってもよい。
図5に示されるように、求職者情報提供側(登録元)と求職者情報受取側との情報交換がなされ、アライアンスが進行すると、求職者情報受取側の人材紹介業者X、Y、Zは、対象となる求職者情報に係る求職者に対して、直接または登録元の人材紹介業者を介して連絡を取り、求職者の企業への紹介活動を行う。さらに、求職者情報受取側の人材紹介業者X、Y、Zは、図5において「E」で示されるように、求職者の採用可否について求職者情報提供側(登録元)に連絡し、対価支払いなどの完了処理を行うことにより、該当求職者に関するアライアンスを完了する。
サーバ装置12におけるアライアンス連絡部50は、図5において「E」で示される求職者の採用可否についての連絡についても、メッセージの受付および送付を行うことができる。ただし、求職者情報提供側(登録元)と求職者情報受取側とは、アライアンス連絡部50以外の通信手段により、コミュニケーションを行ってもよい。また、サーバ装置12は、アライアンス連絡部50とは別途、対象となる求職者情報を特定しない形式の連絡手段を、サーバ装置12を使用する複数の人材紹介業者間の連絡手段として提供してもよい。
図2に示す利用者履歴管理部60は、図1に示す人材紹介業者端末94、96、98を介してサーバ装置12を利用するそれぞれの人材紹介業者X、Y、Zについて、所定期間の間にサーバ装置12を使用した履歴に関する履歴情報61を管理する。利用者履歴管理部60は、管理する履歴情報61の少なくとも一部を記憶する。たとえば、利用者履歴管理部60は、管理する履歴情報61うち、所定の人材紹介業者X、Y、Zが、登録部20から登録した求職者情報(求職者情報の登録日時などの情報を含む)や、アライアンス連絡部50を介して求職者情報の登録元である人材紹介業者に対してメッセージを送付した求職者情報(メッセージを送付した日時などの情報を含む)などの履歴を記憶する。
図8は、図2に示す利用者履歴管理部60の内部構成を示す概念図である。図8に示すように、利用者履歴管理部60は、所定の人材紹介業者X、Y、Zが、登録部20から登録した求職者情報に関する求職者情報登録履歴(登録日時を含む)や、アライアンス連絡部50を介して他の人材紹介業者に対してメッセージを送付したメッセージ送付履歴(送付日時を含む)などを、履歴情報61として記憶する。また、図8に示すように、利用履歴管理部60は、情報を記憶するだけでなく、記憶する情報を用いて演算を行う履歴表示演算部68を有する。履歴表示演算部68は、利用者履歴管理部60が記憶する情報から、求職者情報の月別登録件数や通算登録件数などの値のような、直接記憶しない一部の履歴情報61を、演算により抽出することができる。また、履歴表示演算部68は、履歴情報61に関する数値表示やグラフ表示に必要な演算処理を行う。
利用者履歴管理部60が管理する履歴情報61としては、求職者情報の月別登録件数および通算登録件数の他、登録した求職者情報に係る求職者の希望職種、年齢層、性別等に関する情報が含まれてもよい。また、履歴表示演算部68が抽出し、利用者履歴管理部60が管理する履歴情報61としては、登録元に新たにメッセージを送付した求職者情報の月別件数および通算件数の他、メッセージを送付した求職者情報に係る求職者の希望職種、年齢層、性別等が含まれていてもよい。履歴情報61が、それぞれの人材紹介業者が登録部20に登録した求職者情報およびアライアンス連絡部50を介して登録元にメッセージを送付した求職者情報に関する職種情報を含むことにより、管理者端末92を介して履歴情報61を閲覧するサーバ装置12の管理者などは、利用者間での将来のアライアンスの可能性などについて、分析を行うことができる。
また、図8に示すように、利用者履歴管理部60が管理する履歴情報61には、それぞれの人材紹介業者X、Y、Zが、検索部40を介して検索・閲覧した求職者情報および検索部40による検索時に指定した検索条件のうち少なくとも一方が含まれる検索履歴情報69が、含まれていてもよい。所定の人材紹介業者X、Y、Zが過去に閲覧した求職者情報や、過去に検索した検索情報を管理・記憶することにより、サーバ装置12は、所定の人材紹介業者X、Y、Zが探している求職者情報の特徴および傾向を認識することができる。
図12は、サーバ装置12の利用者履歴管理部60が、表示制御部70を介して、管理者端末92の表示部に表示する利用者履歴表示画面の一例(第4表示例74)を示す概念図である。図12に示すように、サーバ装置12の利用者履歴管理部60および表示制御部70は、管理する履歴情報61を、管理者端末92に表示することができる。
図12に示すように、第4表示例74に係る利用者履歴表示画面には、利用履歴を表示している人材紹介業者の情報である利用者情報表示部分62が含まれる。利用者情報表示部分62に含まれる情報としては、利用者である人材紹介業者の会社名、有料職業紹介事業許可番号、事務所所在地、代表者名、連絡先などが含まれる。
また、第4表示例74における第1件数表示部分63には、該当する人材紹介業者の求職者情報の平均月間登録件数が表示され、第2件数表示部分64には、該当する人材紹介業者がアライアンス連絡部50を介してメッセージを送付した求職者情報の平均月間件数が表示される。第1件数表示部分63および第2件数表示部分64に表示される情報は、利用者履歴管理部60に記憶されている履歴情報61であるか、または、履歴表示演算部68が、記憶されている履歴情報61から算出した履歴情報61である。
また、第4表示例74における第1グラフ表示部分65には、対象となる人材紹介業者が登録した求職者情報に係る求職者の年齢層別の割合を、円グラフで表示している。また、第4表示例74における第2グラフ表示部分66には、対象となる人材紹介業者がメッセージを送信した求職者情報に係る求職者の希望職種別の割合を、円グラフで表示している。このように、サーバ装置12における表示制御部70は、対象となる人材紹介業者の履歴情報61を、職種別や年齢別の件数に分類したグラフの形式で表示することができる。
図2に示す表示制御部70は、図9~図12を用いて説明したように、記憶部30が記憶する求職者情報32、アライアンス連絡部50が受け付けるメッセージ51、および利用者履歴管理部60が管理する履歴情報61などの表示を制御する。サーバ装置12は、表示制御部70と他の構成が連動することにより、サーバ装置12が記憶する各種の情報を、人材紹介業者端末94、96、98および管理者端末92の表示部に、適切な形で表示することができる。
図2に示す通知部80は、記憶部30が記憶する所定の求職者情報32を、求職者情報32の登録元を除く他の一つの人材紹介業者に通知する。たとえば、通知部80は、人材紹介業者X、Y、Zの一つから、サーバ装置12に対して新たな求職者情報の登録があった場合、その求職者情報を、サーバ装置12を利用する他の人材紹介業者に通知することができる。
このような通知部80により、図5に示す求職者情報受取側の人材紹介業者X、Y、Zは、自ら検索部40を使用して調査をしなくても、アライアンスの対象となる可能性のある求職者情報を、サーバ装置12から受け取ることができる。また、決定部88は、利用者履歴管理部60が管理する履歴情報61を用いて、求職者情報32の通知先を決定することができる。
すなわち、サーバ装置12は、利用者履歴管理部60が管理する履歴情報61を用いて、新しく登録された求職者情報を、その求職者情報に対してマッチングさせることのできる求人情報を有する可能性の高い人材紹介業者に対して、通知することができる。たとえば、サーバ装置12の決定部88は、新しく登録された求職者情報について希望職種を分析し、その希望職種に関するアライアンス実績のある人材紹介業者を、登録された求職者情報の通知先として決定することができる。
また、決定部88は、利用者履歴管理部60が管理する履歴情報61を用いて、閲覧記録のない人材紹介業者を、その求職者情報の通知先としたり、または、既に閲覧記録のある人材紹介業者を、その求職者情報を通知の対象から除外したりすることができる。
以上のように、実施形態に係るサーバ装置12によって実現される人材紹介業者間のアライアンスサポートシステムによれば、人材紹介業者間のアライアンスをサポートし、人材紹介業者間のアライアンスを活発にすることが可能であり、また、求職者情報および求人情報の偏在を解消できる。また、利用者履歴管理部60が、システムを利用する各人材紹介業者X、Y、Zの利用履歴を管理することにより、システムを介してアライアンスがどの程度活発に行われているかを認識することが可能であり、システムの管理業者などが、利用者である人材紹介業者に対して、状況に応じた適切なサポートを行うことができる。
また、登録サポート部22や通知部80および利用者履歴管理部60などが連動して機能することにより、求職者情報の共有を促進し、アライアンスの活性化を図ることができる。また、図4に示すように、サーバ装置12によるアライアンスの促進に伴うマッチング数の増加は、システムに参加する人材紹介業者全体のメリットになり、マッチングの増加により不利益を受ける参加者は生じない。そのため、サーバ装置12により実現されるアライアンスサポートシステムでは、各人材紹介業者のアライアンス契約の内容や、人材紹介活動の内容自体については、各人材紹介業者に自由に行ってもらってもよく、システムの管理者は、アライアンスの活性化のサポートに徹することができる。
なお、実施形態に示されるサーバ装置12は、本発明に係る人材紹介業者間のアライアンスサポートシステムを実現する一実施形態にすぎず、本発明には他の多様な実施形態が存在することは言うまでもない。たとえば、システムに参加する人材紹介業者の数は特に限定されず、また、参加する人材紹介業者の規模などについても特に限定されない。
12…サーバ装置
20…登録部
22…登録サポート部
24…データ受け取り部
24a…入力欄
26…自動入力部
30…記憶部
32、32a…求職者情報
40…検索部
42…検索入力部分
44…検索実行ボタン
46…検索結果表示部分
50…アライアンス連絡部
51…メッセージ
53…送付先指定部分
54…メッセージ部分
56…通信・連絡
60…利用者履歴管理部
61…履歴情報
62…利用者情報表示部分
63…第1件数表示部分
64…第2件数表示部分
65…第1グラフ表示部分
66…第2グラフ表示部分
68…履歴表示演算部
69…検索履歴情報
70…表示制御部
71…第1表示例
72…第2表示例
73…第3表示例
74…第4表示例
80…通知部
91…ネットワーク通信網
92…管理者端末
94、94、96…人材紹介業者端末
X、Y、Z…人材紹介業者

Claims (5)

  1. 複数の人材紹介業者間のアライアンスをサポートする人材紹介業者間のアライアンスサポートシステムであって、
    求職者情報を、その登録元である人材紹介業者と関連付けて登録する登録部と、
    前記登録部によって登録された求職者情報を記憶する記憶部と、
    前記記憶部が記憶する求職者情報を検索する検索部と、
    所定の求職者情報に関して、当該求職者情報の登録元である人材紹介業者に対して、他の人材紹介業者が送付するメッセージを受け付けるアライアンス連絡部と、
    それぞれの人材紹介業者ごとに、所定期間の間に、前記登録部に登録した求職者情報の件数および前記アライアンス連絡部を介して求職者情報の登録元である人材紹介業者に対してメッセージを送付した求職者情報の件数、に関する履歴情報を、管理する利用者履歴管理部と、
    前記記憶部が記憶する前記求職者情報、前記アライアンス連絡部が受け付ける前記メッセージ、および前記利用者履歴管理部が管理する前記履歴情報の表示を制御する表示制御部と、を有し、
    前記登録部は、求職者情報を記載した書類のデータを受け取るデータ受け取り部と、前記データ受け取り部が受け取った前記データから求職者情報の一部を自動入力する自動入力部と、を有する登録サポート部を有する人材紹介業者間のアライアンスサポートシステム。
  2. 複数の人材紹介業者間のアライアンスをサポートする人材紹介業者間のアライアンスサポートシステムであって、
    求職者情報を、その登録元である人材紹介業者と関連付けて登録する登録部と、
    前記登録部によって登録された求職者情報を記憶する記憶部と、
    前記記憶部が記憶する求職者情報を検索する検索部と、
    所定の求職者情報に関して、当該求職者情報の登録元である人材紹介業者に対して、他の人材紹介業者が送付するメッセージを受け付けるアライアンス連絡部と、
    それぞれの人材紹介業者ごとに、所定期間の間に、前記登録部に登録した求職者情報の件数および前記アライアンス連絡部を介して求職者情報の登録元である人材紹介業者に対してメッセージを送付した求職者情報の件数、に関する履歴情報を、管理する利用者履歴管理部と、
    前記記憶部が記憶する前記求職者情報、前記アライアンス連絡部が受け付ける前記メッセージ、および前記利用者履歴管理部が管理する前記履歴情報の表示を制御する表示制御部と、を有し、
    前記利用者履歴管理部が管理する前記履歴情報は、それぞれの人材紹介業者が前記登録部に登録した求職者情報および前記アライアンス連絡部を介して登録元にメッセージを送付した求職者情報に関する職種情報を含み、
    前記表示制御部は、対象となる人材紹介業者の前記履歴情報を、職種別の件数に分類したグラフとして表示する人材紹介業者間のアライアンスサポートシステム。
  3. 前記利用者履歴管理部が管理する前記履歴情報は、それぞれの人材紹介業者が、前記検索部を介して検索・閲覧した前記求職者情報および前記検索部による検索時に指定した検索条件のうち少なくとも一方が含まれる検索履歴情報を含む、請求項1または請求項2に記載の人材紹介業者間のアライアンスサポートシステム。
  4. 前記記憶部が記憶する所定の求職者情報を、当該求職者情報の登録元を除く他の一つの人材紹介業者に通知する通知部を有する請求項1から請求項3までのいずれかに記載の人材紹介業者間のアライアンスサポートシステム。
  5. 前記利用者履歴管理部が管理する前記履歴情報を用いて、前記求職者情報の通知先を決定する決定部を有し、
    前記通知部は、前記決定部の決定に基づき、前記求職者情報を通知することを特徴とする請求項4に記載の人材紹介業者間のアライアンスサポートシステム。
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