JP7307623B2 - 錠剤容器 - Google Patents

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本発明は、タブレット状の内容物を収納する錠剤容器に関し、とくに、錠剤を容器の開口から設定した錠数で取り出せるようにした錠剤容器に関するものである。
従来から、医薬品、サプリメント、タブレット状の菓子類などの容器として、種々の容器が提案され、例えば、医薬の錠剤の場合、包装形態として、PTP(press through pack)シートを紙製の小箱に収納して携行すると、小箱が潰れ、PTPシートが破損して錠剤がこぼれてしまうおそれがあった。
また、PTPシートから錠剤を押し出して取り出すのが困難な使用者もあり、さらに、一回に服用する錠数が必ずしも一錠と限らず、決められた錠数を常に取り出すことができないという問題もあった。
この問題を解決するために、錠剤を収納するケース本体と、ケース本体を前後方向にスライド自在に収納する外ケースとからなる錠剤ケースであって、ケース本体は、錠剤を収納する収納部と、収納部の前側に設けられ、錠剤を一錠収納する単数計量部と、収納部の後側に設けられ、錠剤を複数錠収納する複数計量部とを具え、収納部の前壁には、一錠の錠剤が単数計量部に通じる開口が形成され、収納部の後壁の中央には、任意の数錠分の錠剤が複数計量部に通じる開口が形成され、外ケース内でケース本体を前後方向にスライドし、単数計量部、または複数計量部をケース本体に対して突出させ、錠剤を取り出すようにした合成樹脂製の錠剤ケースが従来から知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2008-247436号公報
しかしながら、特許文献1記載の錠剤ケースは、錠剤を一錠取り出す開口と、複数錠取り出す開口とが別に形成されているために、錠剤ケースから取り出す錠数によって取り出す開口の位置が異なり、操作が煩雑であるという問題があった。
本発明は、上記問題を解決することを課題とし、レバー部の切り替え操作によって、内容器を一方向へ摺動させるだけで一錠取り出しと二錠取り出しを選択できる錠剤容器を提供することを目的とする。
本発明は、上記の課題を解決するため、錠剤容器として、錠剤を収納する内容器と、内容器に摺動自在に装着され、錠剤の計量数を切替えるレバー部と、レバー部とともに内容器を左右方向に摺動自在に格納する外容器とからなる錠剤容器であって、内容器は、錠剤を収納する収納部と、収納部の左右いずれか一方側に設けられ、錠剤を計量する計量部と、収納部と計量部の間でレバー部の摺動を案内するスライド案内部とを備え、レバー部は、計量部内に挿入可能な仕切り板を備え、収納部と計量部との間には、内容器が外容器による閉蓋時に錠剤の通過を許容する通路が開口され、外容器内で内容器を左右いずれか一方向に摺動することにより、計量部を外容器から露出させ、錠剤を取り出すことを特徴とする構成を採用する。
錠剤容器の具体的実施形態として、外容器は、天板と、底板と、内容器の左右方向の摺動を規制する後面側外壁および正面側外壁と、後面側外壁の左右いずれか一方から形成され、内容器の計量部を閉鎖する蓋壁とを備え、内容器は、外容器の底板上を摺動する底壁と、底壁の上面の周囲から立設される側壁と、収納部と計量部とを区画する錠剤案内壁とを備えることを特徴とする構成を採用する。
錠剤容器のレバー部の具体的実施形態として、レバー部は、内容器のスライド案内部に沿って摺動するスライド縦壁と、スライド縦壁から延びるとともに、レバー部の操作時に計量部内に挿入される仕切り板としての仕切り横板および仕切り上板と、スライド縦壁から延び、レバー部を摺動させるスライド案内壁と、スライド縦壁に連設される個数表示板とを備えることを特徴とする構成を採用し、また、レバー部は、個数表示板の所定箇所に振られ、錠剤の計量数に対応する複数の数字を備え、外容器は、天板の所定箇所に開口され、レバー部の個数表示板に振られた数字の中から一つを表示する表示窓を備えることを特徴とする構成を採用する。
本発明の錠剤容器は、上記構成を採用することにより、外容器内に格納した内容器を摺動させるとともに、内容器に装着したレバー部を操作することによって、内容器に形成された計量部の開口から使用者が所望する一錠または二錠の錠剤を確実、かつ簡単に取り出すことができ、数を間違えることなく、また飲み忘れなく、服用することができる。
本発明の錠剤容器の説明図で、(a)は閉蓋時の正面図、(b)は(a)のX-X線切断矢視図、(c)は(b)のY-Y線切断矢視図である。 内容器の説明図で、(a)は正面図、(b)は上面図、(c)は(b)のY1-Y1線切断矢視図である。 レバー部の説明図で、(a)は上面図、(b)は正面図である。 外容器の説明図で、(a)は上面図、(b)は正面図、(c)は(b)のX1-X1線切断矢視図である。 錠剤容器のセット時の説明図で、(a)はセット開始時の状態を示す断面図、(b)はセット終了直前の状態を示す断面図である。 錠剤容器使用時の説明図で、(a)は正面図、(b)は(a)のX2-X2線切断矢視図、(c)は(b)のY2-Y2線切断矢視図である。 錠剤容器のレバー部使用時の説明図で、(a)は正面図、(b)は(a)のX3-X3線切断矢視図、(c)は(b)のY3-Y3線切断矢視図である。 錠剤容器の使用パターンを変えた説明図で、(a)はレバー部使用時、(b)は錠剤容器使用時である。
次に、本発明の錠剤容器について、実施例を示した図面を参照して説明する。
なお、以下の説明において、図1(a)でみて、左方向を「左側」、右方向を「右側」、上方向を「上」、下方向を「下」とし、図1(b)でみて、上方向を「後面側」または「後方」、下方向を「正面側」または「前方」とする。
図1に示すように、Aは内容器、Bは内容器Aに左右方向に摺動自在に装着され、錠剤の計量数を切替えるレバー部、Cはレバー部Bとともに内容器Aを左右方向に摺動自在に格納する外容器であり、本実施例の錠剤容器は、内容器Aと、レバー部Bと、外容器Cとを備える合成樹脂製ケースである。
また、Pは内容器A内に収納される錠剤である。
内容器Aは、図1、2に示すように、外容器C内を摺動する底壁1と、底壁1の上面の外縁から立設される側壁2とからなり、内容器A内は、左側に配置され、前後方向に二錠分の錠剤Pを並べて収納するとともに、錠剤Pの取り出し口となる計量部A1と、計量部A1の右側に配置され、後面側で計量部A1と連通するとともに、錠剤Pを多数収納する収納部A2と、計量部A1と収納部A2との間の正面側に配置され、レバー部Bの摺動を案内するスライド案内部A3とが画成されている。
底壁1には、後面側に、右側の所定の位置からわずかに正面側に傾斜して収納部A2の範囲内で切り込まれたスライド切り込み部5と、スライド切り込み部5の左端から左側に、計量部A1の範囲内でさらに正面側に切り込まれた計量切り込み部6とが形成され、正面側中央の所定の範囲に、所定の形状で後面側に切り込まれた正面側切り込み部7が形成されている。
側壁2は、左側に、底壁1の左側端から立設され、錠剤P二錠分の前後方向寸法を有する左外壁10と、左外壁10の後面側端部から計量切り込み部6に沿って右方向にほぼ錠剤Pの半錠分の寸法で延びる後面左側壁11と、左外壁10の正面側端部から正面側切り込み部7の左端まで延びる正面左外壁12と、左外壁10の正面左外壁12との間に案内溝13を形成する幅だけ後面側の位置から錠剤Pの外径とほぼ同等に左右方向に延びる正面側壁14と、正面側壁14の右側端部から錠剤P一錠分の外径とほぼ同等に後面側に延びる内縦壁15と、内縦壁15の先端から隙間αを開けた位置を端部とし、右斜め上方向に延びる錠剤案内壁16と、錠剤案内壁16の左側端部から右方向に延びるレバー案内壁17を備えている。
計量部A1は、左外壁10と、後面左側壁11と、正面側壁14と、内縦壁15と、当該部分の底壁1の上面とで画成され、後面左側壁11の先端と錠剤案内壁16との間には、ほぼ錠剤P一錠分の通路が形成され、収納部A2から計量部A1内に該通路を通して錠剤Pが一錠ずつ充填される。
正面左外壁12の外側面には、内容器Aを外容器Cに格納した際に、外容器Cの正面側の左側から外側に突出するとともに、手指を掛け易くするようにした指掛け部12aが設けられている。
スライド切り込み部5には、底壁1の計量切り込み部6の右縁から延びるスライド後面壁18と、スライド後面壁18から延び、後面側に傾斜する傾斜後面壁19と、傾斜後面壁19から延び、スライド後面壁18と平行する後面右側壁20とが連続して立設されている。
側壁2は、右側に、後面右側壁20から連続する右外壁21が立設されている。
側壁2は、正面側に、右外壁21の正面側端部から正面側切り込み部7の右端部まで延びる正面右側壁22と、正面側切り込み部7の縁に沿って立設され、正面右側壁22の左端部から延び、外容器Cの正面側内面と係合して内容器Aの摺動を規制する正面側スライド壁部23と、正面側スライド壁部23の左側から延び、正面側壁14の延長上にあるレバー案内外壁24と、レバー案内外壁24の左端部からレバー案内壁17の右端部を繋ぐレバー案内縦壁25とを備えている。
レバー案内外壁24と正面左外壁12との間には、案内溝13の幅と同等の隙間βが形成されている。
また、底壁1には、正面右側壁22の左端から、錠剤案内壁16の後面側端部まで延び、内容器A内で収納部A2を画成する区画壁26が形成されている。
内縦壁15の上端部15aと、レバー案内縦壁25の上端部の一部と、区画壁26の一部は、他の側壁2の高さより後述するレバー部Bの仕切り上板34および個数表示板35の高さ分だけ低く形成された凹部25aと凹部26aとが形成され、凹部25aおよび凹部26aと、レバー部Bの仕切り上板34および個数表示板35とが係合し、レバー部Bを案内するようになっている。
収納部A2は、スライド後面壁18と、傾斜後面壁19と、後面右側壁20と、右外壁21と、正面右側壁22と、区画壁26と、底壁1の上面とで画成されている。
スライド案内部A3は、正面左外壁12と、案内溝13と、内縦壁15と、レバー案内壁17と、レバー案内縦壁25と、レバー案内外壁24と、底壁1の上面とで画成される。
また、錠剤案内壁16と、区画壁26と、正面側スライド壁部23と、レバー案内外壁24と、レバー案内縦壁25と、レバー案内壁17とで囲まれた内方には、底壁1が肉抜きされた空間θが形成されている。
レバー部Bは、図1、3に示すように、内容器Aのスライド案内部A3に形成された内縦壁15の右側面と、レバー案内縦壁25の左側面との間で摺動し、どちらかの面と当接するスライド縦壁30と、スライド縦壁30の後面側端の左側からほぼ錠剤P半個分延びるとともに、レバー部Bの操作時に隙間αを先端部が貫通し計量部A1内に挿入される仕切り横板31と、スライド縦壁30の正面側端部から左右方向に延び、案内溝13に挿入されるとともに、隙間βに挿入され、レバー案内外壁24正面側面に摺接して案内され、レバー部Bを摺動させるスライド案内壁33と、スライド縦壁30上端部と仕切り横板31の上端部に連設され、左側にほぼ錠剤P半錠分の寸法を有する仕切り上板34と、スライド縦壁30の上端部から右方向に延びる個数表示板35とから構成されている。
スライド案内壁33の正面側には、レバー部Bの操作時に左側面が正面左外壁12の端面に当接し、摺動を規制するとともに、先端部が正面左外壁12の外面から突設された操作突部33aが設けられている。
個数表示板35の上面には、所定箇所に左から順に「2」、「1」、「2」、「1」の数字が振ってある。
仕切り上板34の正面側とスライド案内壁33との間には、正面側壁14の厚さと同等の隙間があり、レバー部Bの操作前には、仕切り上板34の左側縁が内縦壁15の上端部15aの凹部に係合し、レバー部Bの操作時には、上端部15aの凹部で仕切り上板34の摺動を案内するようになっている。
また、個数表示板35は、レバー案内縦壁25および区画壁26の上端部の一部に凹設された凹部25aおよび凹部26aと下面が係合し、摺動時に案内されるようになっている。
さらに、レバー部Bは、内容器Aのセット時に、仕切り上板34と個数表示板35が、上端部15aと凹部25a、凹部26aと係合することで、上面が内容器Aの上端面と面一となるようになっている。
外容器Cは、図1、4に示すように、天板40と、底板41と、内容器Aの左右方向の摺動を規制する後面側外壁42と、正面側外壁43とから左右に連通するケース型に形成されており、左後面側には、後面側外壁42端部から内容器Aの計量切り込み部6の正面側端面まで形成されるとともに、左外壁10と係合して計量部A1を閉鎖する蓋壁44が形成されている。
天板40の所定箇所には、レバー部Bの個数表示板35に振られた数字の中の一つを表示する表示窓45が開口されている。
後面側外壁42の内面左側には、蓋壁44の後面側から延び、内方傾斜面が内容器Aのスライド後面壁18の左側端部と係合し、内容器Aを外容器Cにセットする時に内容器をスムーズに案内するための案内リブ46が形成されている。
正面側外壁43には、右側の端からセット前の内容器Aの正面側スライド壁部23の左端付近まで延び、左端付近内面には、正面側スライド壁部23に係合し、摺動を規制するスライド規制部43aが形成されている。
蓋壁44の正面側には、図4(b)に示すように、底板41から内容器Aの底壁1の厚さ以上の間隙を有する下端部47aとし、横方向に延びる外容器仕切り板47が配設されている。
外容器仕切り板47は、内方先端部が、セット前の内容器Aの後面左側壁11の寸法より僅かに長く形成されるとともに、外容器仕切り板47の内方先端部と錠剤案内壁16との間は、ほぼ錠剤P一錠分の間隔で形成されている。
次に、本実施例の錠剤容器の使用態様と作用効果について説明する。
本実施例の錠剤容器のセットは、まず、収納部A2内に錠剤Pを収納した内容器Aのスライド案内部A3にレバー部Bのスライド案内壁33の左端部が案内溝13の左端部に当接するように装着した後、内容器Aの左外壁10を外容器Cの右側開口から挿入し、内容器Aのスライド後面壁18を外容器Cの後面側外壁42の内面に沿うように、内容器Aを左方向へ押し込むと、図5(a)に示すように、内容器Aのスライド後面壁18の左端部は、外容器Cの案内リブ46の内方傾斜面に当接するが、この時、スライド案内壁33の操作突部33aは、正面側外壁43のスライド規制部43aを通過しているので、内容器Aのセットを邪魔するおそれがない。
さらに、内容器Aを外容器C内へ押し込むと、図5(b)に示すように、内容器Aは、案内リブ46により正面側に摺動し、正面側スライド壁部23の突部が外容器Cのスライド規制部43aに当接するが、内容器Aには空間θが形成されていることにより、正面側スライド壁部23は、後方へ変形することでスライド規制部43aを乗り越え、最終的に、内容器Aは、外容器C内にセットされ、錠剤Pを収納した錠剤容器が得られる。
本実施例の錠剤容器は、外容器Cの左側、および右側から内容器Aがはみ出ない位置で閉蓋状態となる。
その際、内容器Aの後面左側壁11とスライド後面壁18と後面右側壁20の後面側とは、外容器Cの外容器仕切り板47と案内リブ46と後面側外壁42の右側部の正面側とに当接するとともに、内容器Aの正面右側壁22と正面側スライド壁部23とは、外容器Cの正面側外壁43とスライド規制部43aとに係合することで、外容器C内で、内容器Aが不用意に摺動することが防止され、錠剤Pを取り出さない場合には、その状態が維持される。
図1に示す閉蓋状態の錠剤容器から錠剤Pを取り出す際には、レバー部Bのスライド案内壁33の操作突部33aに手指を掛け、レバー部Bを操作し、図1に示すように、レバー部Bのスライド縦壁30の右側面と、内容器Aのスライド案内部A3内のレバー案内縦壁25の左側面を当接させ、レバー部Bがスライド案内部A3内で最右側にある位置にし、外容器Cの表示窓45からレバー部Bの個数表示板35の左端の数字「2」が表示されるようにする。
この状態で、錠剤容器を左下方に傾け、内容器Aの収納部A2内の錠剤Pを錠剤案内壁16の通路を通して一錠ずつ計量部A1内に移動させ、計量部A1内に二錠分の錠剤Pを縦方向に並べて充填する。
次に、内容器Aの指掛け部12aに手指を掛け、内容器Aを外容器Cに対して左方に摺動させ、内容器Aの計量部A1を外容器Cの左側から突出させていく。
この際、外容器Cの外容器仕切り板47が内容器Aの計量切り込み部6の右側から底壁1の上面に侵入していく。
最後に、図6に示すように、内容器Aのスライド後面壁18の左側端と、外容器Cの蓋壁44右側面とが当接するとともに、内容器Aの正面側スライド壁部23と外容器Cの正面側外壁43のスライド規制部43aとが係合し、内容器Aの摺動が停止する。
このとき、内容器Aの計量部A1が外容器Cの左側から完全に露出するので、計量部A1の上部開口から錠剤Pを二錠取り出すことができる。
この際、外容器Cの外容器仕切り板47の先端は、内容器Aの底壁1の錠剤案内壁16付近に残った錠剤Pを収納部A2内に押し戻すとともに、錠剤案内壁16との間で錠剤Pが通過できないように間隔を狭め、錠剤Pの通過を阻止することで、計量部A1内に錠剤Pが充填されることを防止している。
また、内容器Aの摺動時には 内容器Aに装着されたレバー部Bも内容器Aとともに外容器C内で左方に摺動することで、外容器Cの表示窓45から見えるレバー部Bの個数表示板35の数字は、図1に示した左端の数字「2」から、左から2番目の数字「1」を越えて切り替わり、切り替え後には、図6に示すように、左から3番目の数字「2」となるので、計量部A1内に充填される錠剤Pの錠数を間違えなく表示することができる。
次に、図6に示す、計量部A1で計量された錠剤Pが二錠ある状態から、錠剤Pの取り出し個数を一錠とする際には、まず、レバー部Bの操作突部33aを操作し、内容器Aおよび外容器Cに対してレバー部Bをスライド案内部A3内で左側にスライドさせる。
すると、図7に示すように、レバー部Bのスライド縦壁30の左側面と、内容器Aのスライド案内部A3内の内縦壁15の右側面とが当接するとともに、スライド案内壁33の先端が案内溝13の左端面に当接し、レバー部Bは、スライド案内部A3内で最左側にある位置で摺動が停止される。
レバー部Bが左側に摺動することで、レバー部Bの仕切り横板31の先端が、内容器Aの内縦壁15の先端の隙間αから計量部A1内に侵入するとともに、仕切り上板34の先端が、内縦壁15の上端部15aの隙間から計量部A1内に侵入し、図7に示すように、仕切り横板31の突出部正面側と仕切り上板34の突出部下面と内縦壁15左側面と正面側壁14後面側、および該部分の左外壁10右側と、底壁1上面とで空間を作り、該空間で計量部A1内の内縦壁15側にある錠剤Pを保持している。
この際、外容器Cの表示窓45から見える数字がレバー部Bの個数表示板35の摺動により、左から3番目の数字「2」から、右端の数字「1」に表示が切り替わるので、計量部A1内の使用する錠剤Pの数を間違えなく表示することができる。
計量部A1内の内縦壁15側にある錠剤Pが、レバー部Bで保持されるので、残った計量部A1内の錠剤P一個のみを取り出して使用することができる。
また、仕切り上板34が左側に錠剤P半個分の幅しかなく、仕切り上板34先端と左外壁10右側との間から内方に保持された錠剤Pを確認することができる。
計量部A1内に充填された二個の錠剤Pは、簡単に取り出し可能な錠剤Pと、レバー部Bで保持された錠剤Pとに分けられるとともに、錠剤容器を上方から見て確認できるので、最初に取り出した錠剤Pを服用した後に、レバー部Bを右側にスライドさせて残った錠剤Pの保持を外し、取り出して服用することができ、計量部A1内の二錠の錠剤Pを時間差を持って、最後まで飲み忘れすることなく服用することができる。
最初から計量部A1内で錠剤Pを一錠のみ計量する際には、まず、閉蓋状態の錠剤容器において、レバー部Bのスライド案内壁33の操作突部33aに手指を掛け、レバー部Bを操作し、図8(a)に示すように、レバー部Bがスライド案内部A3内で最左側位置に来るように摺動させることにより、レバー部Bの仕切り横板31を計量部A1内に押し込む。
このとき、外容器Cの表示窓45から見える数字は、左から2番目の数字「1」となる。
その状態で、錠剤容器を左下方に傾け、内容器Aの収納部A2内の錠剤Pを錠剤案内壁16の通路を通して計量部A1内に移動させると、仕切り横板31がストッパーとなって錠剤Pが正面側に入ることができなくなり、計量部A1内に錠剤Pが一錠のみしか充填することができなくなる。
次に、内容器Aの指掛け部12aに手指を掛け、内容器Aを外容器Cに対して左側に摺動させ、計量部A1と収納部A2との間の通路を閉鎖させることで、図8(b)に示すように、計量部A1内に錠剤Pが一錠のみある状態となるので、常に錠剤Pを一錠のみ計量して服用することができる。
また、内容器Aを外容器Cに対して摺動する際には、内容器Aに装着されたレバー部Bも内容器Aとともに外容器C内で左に摺動することで、外容器Cの表示窓45から見えるレバー部Bの個数表示板35の数字が、図8(a)に示した左から2番目の数字「1」から、左から3番目の数字「2」を越えて切り替わり、摺動後には、図8(b)に示した右端の数字「1」となるので、計量部A1内の使用する錠剤Pの数を間違えなく表示することができる。
本実施例の錠剤容器は、内容器A、レバー部Bおよび外容器Cの全パーツが合成樹脂製のケースとしたことにより、PTPシートに錠剤を収納し、紙製の小箱などにPTPシートをまとめて収納するようにした従来の錠剤容器に比べ、錠剤容器の強度が確保でき、携帯に便利であり、また、内容器Aを摺動操作することで使用者が所望する一または二錠の錠剤を確実、かつ簡単に取り出すことができ、数を間違えることなく、また飲み忘れなく、服用することができる。
本実施例では、内容器Aの計量部A1内に錠剤Pを一錠または二錠充填し、取り出すようにしたが、錠剤Pの大きさ、および計量部A1に通じる開口の幅、または計量部A1の形状を変えることで、それぞれの計量部A1に収納される錠剤Pの錠数を調整することもできる。
外容器内に格納した内容器を摺動させるとともに、内容器に装着したレバー部を操作することによって、内容器に形成された計量部の開口から計量された錠数の錠剤を出すことができる錠剤容器として、医薬品、サプリメント、タブレット状の菓子類などの容器として、幅広く利用することができる。
A 内容器
A1 計量部
A2 収納部
A3 スライド案内部
B レバー部
C 外容器
P 錠剤
α、β 隙間
θ 空間
1 底壁
2 側壁
5 スライド切り込み部
6 計量切り込み部
7 正面側切り込み部
10 左外壁
11 後面左側壁
12 正面左外壁
12a 指掛け部
13 案内溝
14 正面側壁
15 内縦壁
15a 上端部
16 錠剤案内壁
17 レバー案内壁
18 スライド後面壁
19 傾斜後面壁
20 後面右側壁
21 右外壁
22 正面右側壁
23 正面側スライド壁部
24 レバー案内外壁
25 レバー案内縦壁
25a、26a 凹部
26 区画壁
30 スライド縦壁
31 仕切り横板
33 スライド案内壁
33a 操作突部
34 仕切り上板
35 個数表示板
40 天板
41 底板
42 後面側外壁
43 正面側外壁
43a スライド規制部
44 蓋壁
45 表示窓
46 案内リブ
47 外容器仕切り板
47a 下端部

Claims (4)

  1. 錠剤を収納する内容器と、内容器に摺動自在に装着され、錠剤の計量数を切替えるレバー部と、レバー部とともに内容器を左右方向に摺動自在に格納する外容器とからなる錠剤容器であって、
    内容器は、錠剤を収納する収納部と、収納部の左右いずれか一方側に設けられ、錠剤を計量する計量部と、収納部と計量部の間でレバー部の摺動を案内するスライド案内部とを備え、
    レバー部は、計量部内に挿入可能な仕切り板を備え、
    収納部と計量部との間には、内容器が外容器による閉蓋時に錠剤の通過を許容する通路が開口され、
    外容器内で内容器を左右いずれか一方向に摺動することにより、計量部を外容器から露出させ、錠剤を取り出すことを特徴とする錠剤容器。
  2. 外容器は、天板と、底板と、内容器の左右方向の摺動を規制する後面側外壁および正面側外壁と、後面側外壁の左右いずれか一方から形成され、内容器の計量部を閉鎖する蓋壁とを備え、
    内容器は、外容器の底板上を摺動する底壁と、底壁の上面の周囲から立設される側壁と、収納部と計量部とを区画する錠剤案内壁とを備えることを特徴とする請求項1記載の錠剤容器。
  3. レバー部は、内容器のスライド案内部に沿って摺動するスライド縦壁と、スライド縦壁から延びるとともに、レバー部の操作時に計量部内に挿入される仕切り板としての仕切り横板および仕切り上板と、スライド縦壁から延び、レバー部を摺動させるスライド案内壁と、スライド縦壁に連設される個数表示板とを備えることを特徴とする請求項1または2に記載の錠剤容器。
  4. レバー部は、個数表示板の所定箇所に振られ、錠剤の計量数に対応する複数の数字を備え、
    外容器は、天板の所定箇所に開口され、レバー部の個数表示板に振られた数字の中から一つを表示する表示窓を備えることを特徴とする請求項3記載の錠剤容器。
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