JP6037778B2 - 計量キャップ - Google Patents
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Description
この計量キャップでは、押圧ボタンを押下するごとに計量空間内に錠剤が1つずつ収容され、所望量の錠剤を計量した後に容器を傾倒姿勢とすることで、計量空間内の錠剤を外部に取り出している。
すなわち、計量部材を装着部材に装着して連通孔部を閉塞した状態では、スライド部材をストック位置とすることにより、連通孔部とストック室とが連通してストック室内に定量の内容物を収容し、その後スライド部材を取出位置までスライド移動させることにより、取出孔部とストック室とが連通して計量キャップの外部にストック室内の内容物を排出する。これにより、定量の内容物を取り出すことができる。また、計量部材を装着部材から取り外して連通孔部を開放した状態では、容器本体内の内容物を連通孔部を通して外部に直接排出する。これにより、ストック室の容積にかかわりなく任意の量の内容物を取り出すことができる。このように、計量部材による連通孔部の開閉によって内容物の取出形態を切り替えることで、内容物の取出形態を多様化することができ、計量キャップの利便性が向上する。
この場合では、装着部材を口部から取り外すことで、容器本体内に内容物を詰め替えることができる。
天壁部11は、中央部に向かうにしたがって上方に向けて傾斜する円錐状をなしており、天壁部11の中央部には、平面視で円形の連通孔部11aが形成されている。また、天壁部11の後側部分には、スライド部材6の後述する底板部31に向けてリブ部13が突設されている。
周壁部12の内周面には、口部3の外周面に形成された雄ネジ部と螺合する雌ネジ部が形成されている。
頂壁部22の中央部には、平面視で円形をなし、内筒部24内に画成されるストック室24aと連通する取出孔部22aが形成されている。取出孔部22aは、平面視で連通孔部11aと重なっている。
また、内筒部24の左右両端部には、外筒部23における通過孔部23aの左右両開口縁部に接続される一対の案内壁部25が各別に形成されている。これら頂壁部22及び一対の案内壁部25によって、スライド軸O’に沿って延在すると共に後方に向けて開口するスライド孔部5aが画成される。案内壁部25には、上側部分を下側部分よりも肉厚とすることによって後述する第2係合突出部32aの上端縁が摺接する段部25aが形成されている。段部25aは、後述する第2係合突出部32aのスライド移動を案内することによって、この第2係合突出部32aが上下方向でがたつくことを抑制する。
さらに、図1及び図2に示すように、内筒部24の後端部には、付勢バネ7の前端部が外装される円筒状の第1軸筒部26が後方に向けて突設されている。
側板部32は、図2に示すように、計量部材5の案内壁部25に沿って前後方向に案内される。側板部32の前端部には、案内壁部25に摺接し、外筒部23の第1係合突出部23bと係合する第2係合突出部32aが左右方向外側に向けて各別に突設されている。このように第2係合突出部32aが第1係合突出部23bと係合することにより、スライド部材6がさらに後方に移動することが規制される。
まず、定量の内容物Pを取り出す場合には、図3に示すように、容器本体2を把持した状態で計量キャップ1が装着された容器本体2を上下反転させ、計量キャップ1が下方を向く倒立姿勢とする。これにより、容器本体2内に収容された内容物Pが連通孔部11aを通って容器本体から流出し、ストック室24a内に導かれる。これにより、容器本体2内の内容物Pがストック室24a内にストックされる。
このとき、スライド部材6の底板部31の前端縁が内筒部24の下端部のうち前側部分に当接すると共に側板部32の前端縁が内筒部24に当接するので、スライド部材6は、取出位置から前方に向けてさらに移動することが規制される。
以上のようにして、容器本体2内に収容されている定量の内容物Pを計量して取り出す。
なお、再び定量の内容物Pを計量して取り出したい場合には、計量部材5を装着部材4に対してヒンジ部21回りで回動させて装着部材4に装着し、連通孔部11aを閉塞する。このとき、スライド部材6がストック位置にあるので、連通孔部11aとストック室24aとが連通している。
以上のようにして、容器本体2内に収容されている任意の量の内容物Pを取り出す。
さらに、装着部材4を口部3から取り外すことで、容器本体2内に内容物Pを再充填することができる。
例えば、スライド軸は、容器軸に交差していれば、直交していなくてもよい。
ストック室は、計量部材に形成されているが、スライド部材に形成されてもよい。この場合、連通孔部と取出孔部とがスライド軸方向で異なる位置に形成されており、ストック位置ではスライド部材に形成されたストック室と連通孔部とがスライド軸方向で位置合わせされてストック室内に内容物が収容され、取出位置ではストック室と取出孔部とがスライド軸方向で位置合わせされてストック室内の内容物が外部に排出される。
スライド部材を後方へ向けて付勢する付勢バネなどの付勢部材が設けられているが、付勢部材を設けなくてもよい。
スライド部材は、付勢バネによってストック位置に向けて後方に付勢されているが、取出位置に向けて前方に付勢されてもよい。
装着部材と計量部材とには、計量部材が不意にヒンジ部回りで回動して連通孔部を開放することを規制する係合部が各別に形成されてもよい。
ヒンジ部は、装着部材及び計量部材の前端部分に設けられているが、他の部分に設けられてもよい。
装着部材は、容器本体の口部に着脱自在に装着されているが、着脱自在でなくてもよい。
Claims (2)
- 内容物が収容される容器本体の口部に装着されると共に、前記容器本体に連通する連通孔部が形成された装着部材と、
容器軸に交差するスライド軸に沿って延在すると共に前記連通孔部を通して容器本体内と連通するスライド孔部、及び前記連通孔部を通過した前記内容物を取り出す取出孔部が形成された計量部材と、
前記スライド孔部内において前記スライド軸方向にスライド移動自在に嵌合されるスライド部材と、
を備え、
前記計量部材及び前記スライド部材のうちの一方には、前記連通孔部を通過した前記内容物がストックされるストック室が形成されており、
前記スライド部材が、前記スライド孔部内において、前記ストック室と前記連通孔部とが連通されかつ前記ストック室と前記取出孔部との連通が遮断されるストック位置と、前記ストック室と前記取出孔部とが連通されかつ前記ストック室と前記連通孔部との連通が遮断される取出位置と、の間をスライド移動自在に嵌合された計量キャップであって、
前記装着部材と前記計量部材とが、ヒンジ部を介して前記連通孔部を開閉自在に互いに連結されており、
前記スライド部材が、前記計量部材から前記スライド軸方向外側に突出しており、
前記計量部材のうち前記スライド部材の前記スライド軸方向における押込方向の端部が、前記ヒンジ部を介して前記装着部材に連結されていることを特徴とする計量キャップ。 - 前記装着部材が、前記容器本体の口部に対して着脱自在に装着されることを特徴とする請求項1に記載の計量キャップ。
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JP2012240923A JP6037778B2 (ja) | 2012-10-31 | 2012-10-31 | 計量キャップ |
Publications (2)
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Family Applications (1)
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JP2012240923A Active JP6037778B2 (ja) | 2012-10-31 | 2012-10-31 | 計量キャップ |
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