JP6994215B2 - 錠剤用容器 - Google Patents

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Description

本発明は、錠剤用容器に関する。
従来、容器内の錠剤を1錠ずつ確実に排出させる技術として特許文献1に記載された錠剤容器の中栓があった。当該錠剤容器の中栓は、錠剤の取出口11aを開口するベース板11と、取出口の上部に固定する錠剤の排出口12a付きの排出部12と、ベース板11上に搭載する操作部13と、上下開放の錠剤の保持口14a付きの制御部14と、容器内の錠剤を整列させて取出口11aに導くガイド部15とを備えている。制御部14は、操作部13に連動して、取出口11a、排出口12aの間で相対移動可能であり、操作部13を押し操作しないとき、取出口11aからの錠剤を保持口14aに保持し、操作部13を押し操作すると、保持口14a内の錠剤を排出口12aに移行させるとともに、取出口11aからの錠剤の進出を阻止するように構成されていた。
上記従来技術の中栓が適用された容器20を、錠剤が収容された状態で下向きにすると、図4(A)~(D)に示されるように、ランダムな姿勢の錠剤Tが、非対称な屈曲板15b、15cを介してガイド溝15aの方向に姿勢転換され、ガイドリブ15dを介して取出口11aに円滑に導かれる。
しかし、上記従来技術では、ランダムな姿勢の錠剤をガイド溝15aの方向に整列させる必要があることから、容器を単に傾けただけでは、ガイド溝15a付近に多数の錠剤が集まるとき、錠剤がガイド溝15aの方向に順序良く整列されずに詰まることがある。このような詰まりを防止するため、容器を傾けるだけでなく、その状態で容器を若干振ることが必要となる。
特開2012-1214号公報
本発明は、上記事実に鑑みなされたもので、錠剤用容器を単に傾けた状態で操作することによって詰まることなく錠剤を排出することが可能となる、錠剤用容器を提供することをその目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の錠剤用容器は、複数の錠剤を一段で2次元的に敷き詰めて格納するため所定の間隔で隔てられた2つの対向する内壁によって画定されている錠剤格納空間と、前記錠剤が一段一列で通過可能な整列案内通路であって、該整列案内通路の入口は前記錠剤格納空間に対面するように配置され、前記整列案内通路の出口は前記錠剤用容器の正立状態で前記入口よりも上方に位置する、前記整列案内通路と、前記錠剤格納空間の上方に隣接して位置し、前記所定の間隔よりも大きい間隔を有する錠剤退避空間であって、前記錠剤用容器を正立状態から傾けたとき、前記錠剤格納空間に格納されていた錠剤の一部が前記入口から前記整列案内通路を通過し、残りの錠剤の少なくとも一部が前記錠剤退避空間に退避可能となる、前記錠剤退避空間と、錠剤を排出するため操作される操作部と、前記操作部の操作に応じて、前記整列案内通路を通過して前記出口から出てきた錠剤を一錠ずつ容器外部へと排出する錠剤排出機構と、を備えて構成したものである。
好ましくは、前記錠剤退避空間は、前記2つの対向する内壁の上縁辺から各々上方へと延在する2つの延長内壁によって画定されており、該2つの延長内壁の間の間隔が前記所定の間隔よりも広い。例えば、前記2つの延長内壁は上方ほど互いの間隔を広げていく斜面を各々有し、前記錠剤退避空間は少なくとも部分的にホッパー形状を有していてもよい。より好ましくは、前記錠剤退避空間は、前記斜面によって囲まれた空間の上方にさらに錠剤が退避するための空間を備える。
本発明の容器の一構成例として、前記整列案内通路は、前記2つの対向する内壁の上端縁の一部から上方に延在する一対の通路壁を有し、該一対の通路壁が前記所定の間隔で対向する。また、前記整列案内通路は、前記通路壁の両側縁から延立する一対の通路側壁を有する。前記一対の通路側壁の一方は、前記延長内壁と前記通路壁との間を仕切っている。前記一対の通路側壁の前記一方の先端部は、前記錠剤格納空間内へと突出する。前記先端部は、前記整列案内通路側と反対側の面が斜面に形成された鋭角先端部である。前記錠剤格納空間の幅を画定するように前記2つの対向する内壁の両側縁から延立する一対の格納空間側壁を有し、前記一対の格納空間側壁の一方は、前記延長内壁の側縁の一方から延立する側壁と連続しており、前記一対の通路側壁の他方は、前記一対の格納空間側壁の他方と連続している。前記通路壁は、前記延長内壁を超えて上方に延在している。
また、本発明の容器は、容器筐体と、前記容器筐体に連結された容器上部と、前記容器筐体に連結された容器下部と、を備えていてもよい。
本発明の一態様では、前記容器筐体内で、前記錠剤格納空間と、前記整列案内通路と、前記錠剤退避空間とが一体に成形されている。
本発明の別の態様では、前記容器筐体内に第1の整列板及び第2の整列板が配置されており、前記第1及び第2の整列板が対向して連結配置されることによって、前記錠剤格納空間と、前記整列案内通路と、前記錠剤退避空間と、が形成される。この別の態様において、第1及び第2の整列板を容器筐体内で正確に位置決めし、錠剤を格納することができる、正確な寸法の錠剤格納空間と、整列案内通路と、前記錠剤退避空間を形成するため、例えば以下の方法が考えられる。
(1)前記第1及び第2の整列板の一方は、前記錠剤格納空間を画定する内壁から突出する突起部を有し、前記突起部の先端は、前記第1及び第2の整列板の他方の対応する内壁に当接する。
(2)前記第1及び第2の整列板の前記延長内壁の上端が前記容器筐体の内壁に当接している。
(3)前記第1及び第2の整列板は、前記錠剤格納空間を画定する内壁の裏面から突出する支持突起部を各々有し、前記支持突起部は、前記容器筐体の内壁に当接している。
(4)前記第1及び第2の整列板は、該第1及び第2の整列板の外周の少なくとも一部から張り出す張り出し部を各々有し、前記張り出し部は、前記容器筐体の内壁に当接している。
また、本発明の容器において、前記容器筐体の底部が開口し、前記容器下部は、前記容器筐体の底部に嵌合された底蓋であってもよい。
さらに、前記容器筐体の頂部が開口し、前記容器上部は、前記容器筐体の頂部の開口に嵌合される中栓として構成されていてもよい。このとき、好ましくは、前記中栓は、前記出口を含む前記整列案内通路の少なくとも一部が挿入される通路受け入れ部をさらに備えている。
またさらに、前記容器上部は、前記錠剤を容器外部へと排出するための排出口と、前記整列案内通路の出口及び前記排出口との間に設けられた排出通路と、前記操作部と、前記錠剤排出機構と、を備えていてもよい。
好ましくは、前記操作部は、弾力的に押し下げ可能なレバーである。このとき、前記容器上部は、前記整列案内通路の前記出口と連通する排出通路入口開口と、前記排出通路入口開口に隣接して設けられた隆起部と、前記隆起部から延在する、弾性を有する湾曲部と、前記湾曲部の縁部から前記排出通路入口開口とは反対方向に延在する操作プレート部と、を備え、前記レバーは、前記操作プレートに装着され、前記レバーには前記排出通路の一部の内壁及び前記排出口が形成されており、前記レバーが前記排出通路開口も覆うことにより前記隆起部と共に前記排出通路を画定している。
前記錠剤排出機構の一例として、前記錠剤排出機構が、前記湾曲部に隣接して前記隆起部から前記排出通路内へと突出する係止リブと、前記排出通路を画定する前記レバーの一部の内壁としての第1の内壁及び第2の内壁と、を備えていてもよい。この錠剤排出機構によれば、前記レバーが押し下げられていないとき、前記錠剤用容器が傾けられることにより前記出口から出た錠剤は、前記係止リブと前記第1及び第2の内壁とによって係止されており、前記レバーが押し下げられたとき、前記第1及び第2の内壁は、前記湾曲部に位置する支点を中心に旋回することにより前記錠剤に対する係止を解除し、これによって、係止されていた前記錠剤が前記排出口から排出され、前記第2の内壁は排出された錠剤の次の錠剤を係止する。
本発明の容器で使用される錠剤は、該錠剤の厚さが該錠剤の直径よりも小さい扁平形状を有しており、前記錠剤の厚さ方向が前記2つの内壁に対して垂直となるよう前記錠剤が配位されているときのみ、前記錠剤が前記錠剤格納空間に収容可能となるように前記所定の間隔が設定されている。
本発明の容器は、少なくとも前記操作部、前記錠剤排出機構及び前記排出口を覆うキャップを更に備えていてもよい。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る錠剤用の容器の斜視図であって、(a)は、当該容器の構成要件の分解斜視図、(b)は、底蓋を嵌合させた容器筐体、中栓を備える容器上部及びキャップの分解斜視図、(c)組み立てた容器にキャップを被せた状態の斜視図である。 図2は、第1の実施形態に係る容器の図であって、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は右側面図、(d)は図2(a)のA-A’線に沿って取られた断面図、(e)は図2(a)のB-B’線に沿って取られた断面図である。 図3は、第1の実施形態に係る容器にキャップを被せた状態の図であって、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は右側面図、(d)は図3(a)のC-C’線に沿って取られた断面図、(e)は図3(a)のD-D’線に沿って取られた断面図である。 図4は、第1の実施形態に係る容器に被せられるキャップの図であって、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は右側面図、(d)は図4(a)のE-E’線に沿って取られた断面図、(e)は図4(a)のF-F’線に沿って取られた断面図、(f)は底面図である。 図5は、第1の実施形態に係る容器のレバーの図であって、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は右側面図、(d)は図5(a)のG-G’線に沿って取られた断面図、(e)は図5(a)のH-H’線に沿って取られた断面図、(f)は底面図である。 図6は、第1の実施形態に係る容器の中栓の図であって、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は右側面図、(d)は図6(a)のI-I’線に沿って取られた断面図、(e)は図6(a)のJ-J’線に沿って取られた断面図、(f)は底面図である。 図7は、第1の実施形態に係る容器の容器筐体の図であって、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は右側面図、(d)は図7(a)のK-K’線に沿って取られた断面図、(e)は図7(a)のL-L’線に沿って取られた断面図、(f)は底面図である。 図8は、第1の実施形態に係る容器の底蓋の図であって、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は右側面図、(d)は図8(a)のM-M’線に沿って取られた断面図、(e)は図8(a)のN-N’線に沿って取られた断面図、(f)は底面図である。 図9は、第1の実施形態に係る容器の作用を説明する図であって、当該容器を正立状態(1)から傾けていき(2→3)、レバーを押し下げて錠剤を取出し(4→5)、一錠の錠剤を排出した状態(6)の各動作を示している。 図10は、本発明の第2の実施形態に係る錠剤用の容器の斜視図であって、(a)は、当該容器の構成要件の分解斜視図、(b)は、底蓋を嵌合させ左右の整列板を組み込んだ容器筐体、中栓を備える容器上部及びキャップの分解斜視図、(c)組み立てた容器にキャップを被せた状態の斜視図である。 図11は、第2の実施形態に係る容器の容器筐体の図であって、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は右側面図、(d)は図11(a)のQ-Q’線に沿って取られた断面図、(e)は図11(a)のR-R’線に沿って取られた断面図、(f)は底面図である。 図12は、第2の実施形態に係る容器の右側(第1)の整列板の図であって、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は右側面図、(d)は図12(a)のS-S’線に沿って取られた断面図、(e)は底面図である。 図13は、第2の実施形態に係る容器の左側(第2)の整列板の図であって、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は右側面図、(d)は図13(a)のT-T’線に沿って取られた断面図、(e)は底面図である。 図14は、第2の実施形態に係る容器の図であって、(a)は図2に示す第1の実施形態を第2の実施形態の容器と仮想したときの図2(a)のA-A’線に対応する線に沿って取られた断面図、(b)は(a)と同じく図2(a)のB-B’線に対応する線に沿って取られた断面図である。 図15は、本発明の錠剤退避空間の作用効果を示すため、錠剤退避空間を設けず錠剤格納空間が容器内の最下部から最上部まで延在していること以外は本発明の実施形態と同様の構成要件を有する容器の動作説明図であって、当該容器を正立状態(1)から次第に傾けていく(2→3)ときの各動作を示している。 図16は、図15の容器の図であって、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は右側面図、(d)は図16(a)のO-O’線に沿って取られた断面図、(e)は図16(a)のP-P’線に沿って取られた断面図である。
以下、図面を参照して、本発明の各実施形態を説明する。
(第1の実施形態)
図1から図9を用いて、本発明の第1の実施形態に係る、錠剤用の容器を説明する。
図1(a)の分解斜視図に示されるように、第1の実施形態に係る容器1は、容器筐体2と、容器筐体2に連結される容器上部と、容器筐体2に連結される容器下部と、を備える。本実施形態では、容器筐体2の頂部開口16に嵌合される中栓3に、レバー5を装着することによって容器上部6(図1(b))が構成される。また、本実施形態では、容器下部は、容器筐体2の底部開口に嵌合された底蓋4として構成されている。なお、本発明はこの例に限定されず、本発明の範囲内で他の構成を採用することができる。
図2には、キャップ7を外した状態の容器1が示されており、図3には、キャップ7を装着した状態の容器1が示されている。特に図2(d)、(e)、図3(d),(e)を参照すると、容器1の内部には、複数の錠剤を一段で2次元的に敷き詰めて格納するため所定の間隔で隔てられた2つの対向する内壁(10,10)によって画定されている錠剤格納空間23と、錠剤が一段一列で通過可能な整列案内通路33と、容器1を正立状態にしたとき錠剤格納空間23の上方に隣接して位置し、上記所定の間隔よりも大きい間隔を有する錠剤退避空間24とが形成されている。整列案内通路33の入口12は錠剤格納空間23に対面するように配置され、整列案内通路33の出口13は容器1の正立状態で入口よりも上方に位置している。
なお、一例として、錠剤は、該錠剤の厚さが該錠剤の直径(好ましくは1~6mmφ、より好ましくは1~4mmφ)よりも小さい扁平形状を有している。錠剤の厚さ方向が2つの内壁(10,10)に対して垂直となるよう錠剤が配位されているときのみ、錠剤が錠剤格納空間23に一段で収容可能となるように所定の間隔が設定されている。すなわち、所定の間隔は、錠剤の厚さよりも僅かに大きく、錠剤の直径よりも小さく設定されている。このことは、一段一列で錠剤が配置される錠整列案内通路33の間隔についても当てはまる。本発明は、特に錠剤同士が滑りにくく、ブリッジを起こしやすい錠剤に対して有効である。
錠剤退避空間24は、2つの対向する内壁(10,10)の上縁辺から各々上方へと延在する2つの延長内壁(14,14)によって画定されており、該2つの延長内壁(14,14)の間の間隔が前記所定の間隔よりも広くなっている。本実施形態では、2つの延長内壁(14,14)は上方ほど互いの間隔を広げていく斜面を各々有し、錠剤退避空間24はホッパー形状を有している。後述するように、容器1を正立状態から傾けたとき、錠剤格納空間23に格納されていた錠剤の一部が入口12から整列案内通路33を通過し、残りの錠剤の少なくとも一部が錠剤退避空間24に退避可能となる。
また、錠剤退避空間は、空間24だけではなく、斜面(延長内壁14の表面)によって囲まれた空間の上方にさらに錠剤が退避するための空間35を備えていてもよい。さらなる錠剤退避空間35は、延長内壁(14,14)の広がった端縁から広がらずに延長された内壁(14a,14a)と、それらの側壁とから画定されており、中栓3が嵌合される空間としても機能している。
錠剤退避空間24がホッパー形状を有していることにより、ここに錠剤を入れると、当該斜面を転げ落ちた錠剤が錠剤格納空間23内へと順次入っていくことになる。なお、本発明の錠剤退避空間24は、錠剤格納空間23の所定の間隔より大きな間隔を有する空間である限り、ホッパー形状以外の任意の形状の空間を採用することが可能である。さらなる錠剤退避空間35についても同様である。
整列案内通路33は、2つの対向する延長内壁(14,14)の上端縁の一部から上方に延在する一対の通路壁(11,11)を有しており、該一対の通路壁(11,11)が所定の間隔で対向している。さらに整列案内通路33は、通路壁(11,11)の両側縁から延立する一対の通路側壁(31,31)を有している。すなわち、整列案内通路33は、通路壁(11,11)と通路側壁(31,31)とによって画定される通路である。通路壁(11,11)は、延長内壁(14,14)を超えて上方に延在している。中栓3は、出口13を含む整列案内通路33の少なくとも一部が挿入される通路受け入れ部26をさらに備えていてもよい。
ここで、図2(d)、図3(d)に示されるように、一対の通路側壁(31,31)の一方は、延長内壁14と通路壁11との間を仕切っている。さらに一対の通路側壁(31,31)のこの一方の先端部36は、錠剤格納空間23内へと突出している。好ましくは、先端部36は、整列案内通路側と反対側の面が斜面に形成された鋭角先端部である。先端部36のこの位置により整列案内通路33の入口12は、少なくとも錠剤格納空間23に対面していることが理解できる。
錠剤格納空間23は、錠剤格納空間23の幅を画定するように2つの対向する内壁(10,10)の両側縁から延立する一対の格納空間側壁(30,30)を有し、一対の格納空間側壁(30,30)の一方は、延長内壁(14,14)の側縁の一方から延立する側壁と連続しており、一対の通路側壁(31,31)の他方は、一対の格納空間側壁(30,30)の他方と連続している。
図4には、キャップ7が示されている。前述した錠剤退避空間の上方延長部分である空間35の外壁部分は、容器1の口部9(図2(b)、(c))を形成しており、口部9には、突起39が形成され、該突起39が図4(d)、(e)に示されたキャップの溝7aと嵌合することにより、キャップ7が容器筐体2に装着される。
図5には、本発明の操作部の一実施形態であるレバー5が示されており、図6には、中栓3が示されている。中栓3にレバー5を装着してなる容器上部6(図1(b))は、錠剤を容器外部へと排出するための排出口8と、整列案内通路33の出口13及び排出口8との間に設けられた排出通路37(図2(d)、図3(d))と、操作部であるレバー5と、後述する錠剤排出機構と、を備えることになる。
図5に示されるように、レバー5には、排出口8(図5(a)、(c)、(f))と該排出口8とは反対側の端部に形成されたレバー操作端部29とが形成されている。また、レバー5には、溝32(図5(e))が形成されており、該溝32に操作プレート22が嵌合されることにより、レバー5が中栓3に装着される。操作プレート22は湾曲部19を介して隆起部18に連結されているので、レバー5は、レバー操作端部29を押し下げると、湾曲部19に位置する支点38(図5(d))を中心に旋回し、レバー操作端部29から指を離すと、最初の状態に戻るように支点38を中心に逆方向に旋回する。すなわち、レバー5は、弾力的に押し下げ可能なレバーとして構成される。
また、レバー5には排出通路37の一部の内壁34,34’(図5(d))及び排出口8(図5(a)、(c)、(d)、(f))が形成されている。レバー5が排出通路入口開口17も覆うように中栓3に装着されること(図1(a))により、内壁(34,34’)は、隆起部18と共に排出通路37を画定する(図2(d)、図3(d))。
錠剤排出機構を備える中栓3は、湾曲部19に隣接して隆起部18から排出通路37内へと突出する係止リブ20をさらに備えている。補強のため、湾曲部19と係止リブ20、係止リブ20と隆起部18とを各々連結する薄板部21(図6(b)、(c))を形成してもよい。
上述したレバー5の内壁34は、レバー5を中栓3に装着すると、係止リブ20と対向して配置され、レバー5の内壁34’は係止リブ20の下方に配置される。このとき、レバー5の内壁(34,34’)は、レバー5の支点38より下方にあり、レバー操作端部29とは支点38を挟んで反対側に位置している。そのため、レバー操作端部29を押し下げたとき、内壁(34,34’)は上方に旋回する。このため、レバー押し下げ時に実質的に静止している係止リブ20に対する内壁(34,34’)の相対的な位置関係が変化し、係止リブ20と内壁34との間の隙間が開いて一錠取り出すことが可能となると共に、内壁34’が次の一錠を止める。
図7には、中栓3及び底蓋4を取り外したときの容器筐体2が示されている。特に、図7(e)、(f)に示されるように、この状態では、容器筐体2の外壁(25,25)の下端と、内壁(10、10)の下端と、それら下端の間に形成された開口とが底部において露出されていることが理解できる。また、図8には、底蓋4が示されている。図8(a)、(d)、(e)に示されるように、底蓋4には、内リング26、外リング27及び外壁28が形成されている。内リング26内に容器筐体2の内壁10とその側壁とが嵌合され、外リング27と外壁28との間に、容器筐体2の外壁25の下端が嵌合されることにより、底蓋4を容器筐体2に装着することが可能となる。
次に図9を用いて、本発明の第1の実施形態に係る容器1の作用を説明する。
図9に示されるように、正立状態(1)では、錠剤Tが、重なり合うことなく1段で2次元的に敷き詰められた状態40で錠剤格納空間23に格納されている。この正立状態(1)では、錠剤退避空間24までにはほとんど錠剤が格納されていない(錠剤の数次第で、錠剤退避空間24、35内へと錠剤があふれることは可能である)。
次に、容器1を正立状態(1)から次第に傾けた状態(2)にすると、錠剤格納空間23に格納されていた錠剤Tの一部が錠剤退避空間24、35へと移動する状態41となるが、整列案内通路33の入口12付近で錠剤Tが混雑することにより、整列案内通路33内に錠剤が装填されない場合が生じる。
次に、容器1を傾けた状態(2)からさらに傾けた状態(3)にすると、より多くの錠剤Tが錠剤退避空間24、35へと移動する状態42となるため、入口12付近の混雑が解消され、下辺付近に集まっていた錠剤は速やかに入口12から整列案内通路33内へと進んでいく。ここで、状態(2)において鋭角先端部36で留められていた錠剤は、状態(3)に至ると、鋭角先端部36の形状により、より効率的に錠剤退避空間24、35へと案内される。整列案内通路33内へと進んだ錠剤のうち先頭の錠剤T1は、出口13から出た状態で、係止リブ20とレバー5の内壁(34,34’)との間で係止されている。
容器1をさらに傾けた状態(3)でレバー5を押し下げ始めた状態(4)では、係止リブ20が実質的に静止している状態でレバー5の内壁34、34’が支点38を中心に上方に旋回するように動き、先頭の錠剤T1は、自重で落下する。
レバー5を完全に押し下げた状態(5)では、錠剤T1は、十分なサイズに開口した係止リブ20と内壁34との隙間から自重で落下し、容器外部へと排出される。しかし、先頭から2番目の錠剤T2は、内壁34’により邪魔されて排出されない。
レバー5の押し下げを止めてレバー5を元の状態(6)に戻すと、2番目の錠剤T2は、先頭へと移動し、係止リブ20と内壁(34,34’)との間で係止され、一錠取出しの準備が整う。
本実施形態に係る錠剤退避空間(24、35)の作用を明瞭にするため、錠剤退避空間(24,35)が存在しない以外は本発明の第1の実施形態と同様の構成要件を有する容器の動作を、図15及び図16を用いて説明する。なお、第1の実施形態と同様の構成要件については同様の参照番号を付けて詳細な説明を省略する。
図15に示されるように、容器90は、錠剤Tを一段に2次元的に敷き詰めて格納する錠剤格納空間70が容器内の最下部から最上部まで延在しており、錠剤退避空間を有していない。
容器90を正立状態(1)から次第に傾けた状態(2)にすると、錠剤格納空間70に格納されていた錠剤Tの一部が空間70の最上部まで移動するが、整列案内通路33の入口12付近で錠剤Tが混雑することにより、整列案内通路33内に錠剤が装填されない場合が生じる。
次に、容器90を傾けた状態(2)からさらに傾けた状態(3)にしても、状態(2)と状況は変わらず、より多くの錠剤Tが空間70の最上部まで移動するだけのため、入口12付近の混雑状況は改善されない。入口12での混雑を解消するためには、容器90全体を振る必要がある。
なお、図16には、図15の容器90の構成が示されている。
図15及び図16の容器90とは対照的に、第1の実施形態の容器1は、錠剤退避空間(24,35)を設けているため、最下辺付近に集まった錠剤を除いて、容器を十分に傾けただけで、ほとんどの錠剤を錠剤退避空間(24,35)に移動させることが可能であるため、入口12付近の混雑を簡単かつ効率的に解消することが可能となる。
(第2の実施形態)
第1の実施形態では、容器筐体2内で、錠剤格納空間23と、整列案内通路33と、錠剤退避空間(24,35)とが一体に成形されていた。本発明は、この例に限定されず、複数の別個の部品を用いることも可能である。この例を第2の実施形態として、図10から図14を用いて説明する。なお、第1の実施形態と同様の構成要件については、同じ参照番号を付して詳細な説明を省略すると共に、第1の実施形態と対応するが異なる部分を含む構成要件については、同じ参照番号にaを付した参照番号を一部用いている(第1及び第2の整列板のみに関するものを除く)。
図10(a)に示されるように、第2の実施形態に係る容器1aは、容器筐体2a内に、第1(右側)の整列板50及び第2(左側)の整列板51が対向して配置されることによって構成されている。
図11に示されるように、容器筐体2aは、下部空間52及び上部空間53を備えている。また、容器筐体2aの内壁には、整列板(50,51)の容器筐体2aへの挿入を案内する挿入ガイド54が形成されていてもよい。
図12には、第1(右側)の整列板50が示され、図13には、第2(左側)の整列板51が示されている。第1の実施形態と同様の構成要件に関して、第1の整列板50に関連する構成要素に対して、第1の実施形態と同じ参照番号にbを付した参照番号が用いられ、第2の整列板51に関連する構成要素は、第1の実施形態と同じ参照番号にcを付した参照番号を用いられている。
容器筐体2aの下部空間52には、第1及び第2の整列板(50,51)の内壁(10b、10c)、延長内壁(14b、14c)及び通路壁(11b、11c)の下部がそれぞれ対向連結された状態で配置される。また、容器筐体2aの上部空間53には、第1及び第2の整列板(50,51)の通路壁(11b、11c)の上部がそれぞれ対向連結された状態で配置される。これによって、図14(a)、(b)に示されるように、錠剤格納空間23aと、整列案内通路33aと、錠剤退避空間(24a、35a)と、が形成される。
第2の実施形態では、第1及び第2の整列板(50,51)に反りが生じることなく、正確な間隔の錠剤格納空間23a及び整列案内通路33aを形成するため、以下の構成を有している。すなわち、第1及び第2の整列板(50、51)の一方(第2の実施形態の例では、51であるが、いずれでも可能)は、錠剤格納空間23aを画定する内壁10cから突出する突出部61を有し、突出部61の先端は、第1の整列板50の内壁10bに当接している。また、第1及び第2の整列板(50、51)の延長内壁(14b、14c)の上端が容器筐体2aの内壁に当接している。さらに、第1及び第2の整列板(50、51)は、錠剤格納空間(23a)を画定する内壁(10b、10c)の裏面から突出する支持突起部(62b、62c)を各々有し、支持突起部(62b、62c)は、容器筐体2aの内壁に当接している。さらにまた、第1及び第2の整列板(50,51)は、第1及び第2の整列板(50,51)の外周の少なくとも一部から張り出す張り出し部(60b、60c)を各々有し、張り出し部(60b、60c)は、容器筐体2aの内壁及び挿入ガイド54に当接している。
以上が、本発明の実施形態であるが、本発明は上記例に限定されず、本発明の範囲内で任意好適に変更可能である。例えば、錠剤排出機構に関して、他の機構も考えられる。
1,1a 容器
2,2a 容器筐体
3 中栓
4 底蓋
5 レバー
6 容器上部
7 キャップ
7a キャップの溝
8 排出口
9 口部
10,10b、10c 錠剤格納空間の内壁
11、11b、11c 整列案内通路の通路壁
12 整列案内通路の入口
13 整列案内通路の出口
14、14b、14c 錠剤退避空間の延長内壁
14a 錠剤退避空間のさらなる延長内壁
15 袴部
15a 鍔部
16 頂部開口
17 排出通路入口開口
18 隆起部
19 湾曲部
20 係止リブ
21 薄板部
22 操作プレート部
23,23a,70 錠剤格納空間
24,24a 錠剤退避空間
26 通路受け入れ部
29 レバー操作端部
30 格納空間側壁
31 通路側壁
32 溝(レバー)
33 整列案内通路
34,34’ レバーの内壁
35,35a さらなる錠剤退避空間
36 一方の通路側壁の先端部
37 排出通路
38 支点
39 突起
50 第1の整列板
51 第2の整列板
52 容器筐体2aの下部空間
54 挿入ガイド
60b、60c 張り出し部
61 突出部
62b、62c 支持突起

Claims (26)

  1. 錠剤用容器であって、
    厚さが直径よりも小さい扁平形状を有する複数の錠剤を厚さ方向に一段で2次元的に敷き詰めた状態で格納するため所定の間隔で隔てられた2つの対向する内壁によって画定されている錠剤格納空間と、
    前記錠剤が一段一列で通過可能な整列案内通路であって、該整列案内通路の入口は前記錠剤格納空間に対面するように配置され、前記整列案内通路の出口は前記錠剤用容器の正立状態で前記入口よりも上方に位置し、前記錠剤用容器を正立状態から傾けたとき、前記錠剤格納空間に格納されていた錠剤の一部が前記入口から前記整列案内通路を通過する、前記整列案内通路と、
    前記錠剤格納空間の上方に隣接する錠剤退避空間と、
    錠剤を排出するため操作される操作部と、
    前記操作部の操作に応じて、前記整列案内通路を通過して前記出口から出てきた錠剤を一錠ずつ容器外部へと排出する錠剤排出機構と、
    備え、
    前記錠剤退避空間は、前記2つの対向する内壁の上縁辺から各々上方へと延在する2つの延長内壁によって画定され、前記錠剤用容器を正立状態から傾けたとき、前記整列案内通路を通過しない残りの錠剤の少なくとも一部が前記一段で2次元的に敷き詰めた状態とは異なる状態で前記錠剤退避空間に退避可能となるように前記2つの延長内壁の間の間隔が前記所定の間隔よりも広い、
    錠剤用容器。
  2. 前記2つの延長内壁は上方ほど互いの間隔を広げていく斜面を各々有し、前記錠剤退避空間は少なくとも部分的にホッパー形状を有する、請求項に記載の錠剤用容器。
  3. 前記錠剤退避空間は、前記斜面によって囲まれた空間の上方にさらに錠剤が退避するための空間を備える、請求項に記載の錠剤用容器。
  4. 前記整列案内通路は、前記2つの対向する内壁の上端縁の一部から上方に延在する一対の通路壁を有し、該一対の通路壁が前記所定の間隔で対向する、請求項2乃至のいずれか1項に記載の錠剤用容器。
  5. 前記整列案内通路は、前記通路壁の両側縁から延立する一対の通路側壁を有する、請求項に記載の錠剤用容器。
  6. 前記一対の通路側壁の一方の通路側壁は、前記延長内壁と前記通路壁との間を仕切っている、請求項に記載の錠剤用容器。
  7. 前記一対の通路側壁の前記一方の通路側壁の先端部は、前記錠剤格納空間内へと突出する、請求項6に記載の錠剤用容器。
  8. 前記一方の通路側壁の前記先端部は、前記整列案内通路側と反対側の面が斜面に形成された鋭角先端部である、請求項に記載の錠剤用容器。
  9. 前記錠剤格納空間の幅を画定するように前記2つの対向する内壁の両側縁から延立する一対の格納空間側壁を有し、
    前記一対の格納空間側壁の一方は、前記延長内壁の側縁の一方から延立する側壁と連続しており、
    前記一対の通路側壁の他方は、前記一対の格納空間側壁の他方と連続している、請求項7又は8に記載の錠剤用容器。
  10. 前記通路壁は、前記延長内壁を超えて上方に延在している、請求項4乃至9のいずれか1項に記載の錠剤用容器。
  11. 容器筐体と、
    前記容器筐体に連結された容器上部と、
    前記容器筐体に連結された容器下部と、
    を備える、請求項1乃至10のいずれか1項に記載の錠剤用容器。
  12. 前記容器筐体内で、前記錠剤格納空間と、前記整列案内通路と、前記錠剤退避空間とが一体に成形されている、請求項11に記載の錠剤用容器。
  13. 前記容器筐体内に第1の整列板及び第2の整列板が配置されており、
    前記第1及び第2の整列板が対向して連結配置されることによって、前記錠剤格納空間と、前記整列案内通路と、前記錠剤退避空間と、が形成される、請求項11に記載の錠剤用容器。
  14. 前記第1及び第2の整列板の一方は、前記錠剤格納空間を画定する内壁から突出する突起部を有し、前記突起部の先端は、前記第1及び第2の整列板の他方の対応する内壁に当接する、請求項13に記載の錠剤用容器。
  15. 前記第1及び第2の整列板の前記延長内壁の上端が前記容器筐体の内壁に当接している、請求項13又は14に記載の錠剤用容器。
  16. 前記第1及び第2の整列板は、前記錠剤格納空間を画定する内壁の裏面から突出する支持突起部を各々有し、
    前記支持突起部は、前記容器筐体の内壁に当接している、請求項13乃至15のいずれか1項に記載の錠剤用容器。
  17. 前記第1及び第2の整列板は、該第1及び第2の整列板の外周の少なくとも一部から張り出す張り出し部を各々有し、
    前記張り出し部は、前記容器筐体の内壁に当接している、請求項13乃至16のいずれか1項に記載の錠剤用容器。
  18. 前記容器筐体の底部が開口し、
    前記容器下部は、前記容器筐体の底部に嵌合された底蓋である、請求項11乃至17のいずれか1項に記載の錠剤用容器。
  19. 前記容器筐体の頂部が開口し、
    前記容器上部は、前記容器筐体の頂部の開口に嵌合される中栓として構成されている、請求項11乃至18のいずれか1項に記載の錠剤用容器。
  20. 前記中栓は、
    前記出口を含む前記整列案内通路の少なくとも一部が挿入される通路受け入れ部をさらに備えている、請求項19に記載の錠剤用容器。
  21. 前記容器上部は、
    前記錠剤を容器外部へと排出するための排出口と、
    前記整列案内通路の出口及び前記排出口との間に設けられた排出通路と、
    前記操作部と、
    前記錠剤排出機構と、
    を備える、請求項11乃至20のいずれか1項に記載の錠剤用容器。
  22. 前記操作部は、弾力的に押し下げ可能なレバーである、請求項21に記載の錠剤用容器。
  23. 前記容器上部は、
    前記整列案内通路の前記出口と連通する排出通路入口開口と、
    前記排出通路入口開口に隣接して設けられた隆起部と、
    前記隆起部から延在する、弾性を有する湾曲部と、
    前記湾曲部の縁部から前記排出通路入口開口とは反対方向に延在する操作プレート部と、
    を備え、
    前記レバーは、前記操作プレートに装着され、前記レバーには前記排出通路の一部の内壁及び前記排出口が形成されており、前記レバーが前記排出通路入口開口も覆うことにより前記隆起部と共に前記排出通路を画定している、請求項22に記載の錠剤用容器。
  24. 前記錠剤排出機構は、前記湾曲部に隣接して前記隆起部から前記排出通路内へと突出する係止リブと、前記排出通路を画定する前記レバーの一部の内壁としての第1の内壁及び第2の内壁と、を備える、
    請求項23に記載の錠剤用容器。
  25. 前記レバーが押し下げられていないとき、前記錠剤用容器が傾けられることにより前記出口から出た錠剤は、前記係止リブと前記第1及び第2の内壁とによって係止されており、
    前記レバーが押し下げられたとき、前記第1及び第2の内壁は、前記湾曲部に位置する支点を中心に旋回することにより前記錠剤に対する係止を解除し、これによって、係止されていた前記錠剤が前記排出口から排出され、前記第2の内壁は排出された錠剤の次の錠剤を係止する、請求項24に記載の錠剤用容器。
  26. 少なくとも前記操作部、前記錠剤排出機構及び前記排出口を覆うキャップを更に備える、請求項21乃至25のいずれか1項に記載の錠剤用容器。
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