JP7305964B2 - 車両走行模擬システム、車両走行模擬方法および作動装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車載されるマルチメディア装置の試験をするための車両走行模擬システムおよび車両走行模擬方法に関する。
特許文献1には、車両のダイアグ情報を検出する車載の電子制御ユニットと、ダイアグ情報を電子制御ユニットから受け取って蓄積するデータサーバとを備える車両情報管理システムが開示される。このデータサーバは、蓄積されたダイアグ情報をもとに解析情報を作成し、解析情報をシステム利用者にフィードバックする。車両のダイアグ情報は、車両走行によって取得される。
特開2017-117193号公報
特許文献1に開示される技術では、車両の走行により取得したダイアグ情報をもとに車両の不具合の原因を特定するが、車載されるマルチメディア装置の試験のために実際に車両を走行させてダイアグ情報を取得するのはコストがかかる。例えば、車両のマルチメディア装置が外国のインフラ情報を受け取ったときの動作を試験する際に、外国で実際に車両走行をさせると大きなコストがかかる。
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、車載されるマルチメディア装置の試験を低コストでする技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の車両走行模擬システムは、車載されるメディア機能のうち試験対象となる機能を少なくとも有するマルチメディア装置と、マルチメディア装置を作動させる作動装置と、マルチメディア装置とは異なる位置にそれぞれ設けられる複数の外部端末装置と、を備える。作動装置は、外部端末装置から、車両走行時の車両状態を模擬する車両状態データを取得可能なデータ取得部と、車両状態データに対応する作動データをマルチメディア装置に入力する入力部と、マルチメディア装置への入力に用いた車両状態データを記憶装置に記憶し、車両状態データを再利用可能にする管理部と、を有する。マルチメディア装置は、入力された作動データにもとづいて作動する。
本発明の別の態様は、車両走行模擬方法である。この方法は、車載されるメディア機能のうち試験対象となる機能を少なくとも有するマルチメディア装置と、マルチメディア装置を作動させる作動装置と、マルチメディア装置とは異なる位置にそれぞれ設けられる複数の外部端末装置と、により実行される車両走行模擬方法であって、作動装置が複数の外部端末装置から、車両走行時の車両状態を示す車両状態データを取得するステップと、作動装置が車両状態データに対応する作動データをマルチメディア装置に入力するステップと、マルチメディア装置が、入力された作動データにもとづいて作動するステップと、作動装置が、マルチメディア装置への入力に用いた車両状態データを記憶装置に記憶し、車両状態データを再利用可能にするステップとを含む。
本発明のさらに別の態様は、作動装置である。この装置は、車載されるメディア機能のうち試験対象となる機能を少なくとも有するマルチメディア装置を作動させる作動装置であって、マルチメディア装置とは異なる位置にそれぞれ設けられる複数の外部端末装置から、車両走行時の車両状態を模擬する車両状態データを取得可能なデータ取得部と、車両状態データに応じてマルチメディア装置を作動させるようマルチメディア装置に入力する入力部と、前記マルチメディア装置への入力に用いた車両状態データを記憶装置に記憶し、車両状態データを再利用可能にする管理部と、を備える。
本発明によれば、車載されるマルチメディア装置の試験を低コストでする技術を提供できる。
車両走行模擬システムの構成について説明するための図である。 車両走行時にマルチメディア装置に入力される車両用情報について説明するための図である。 車両走行模擬システムの機能構成について説明するための図である。 車両走行模擬処理のフローチャートである。
図1は、車両走行模擬システム1の構成について説明するための図である。車両走行模擬システム1は、車両用のマルチメディア装置10と、マルチメディア装置10を作動させる作動装置12と、ネットワークを介して作動装置12に接続可能な複数の外部端末装置14とを備える。マルチメディア装置10および作動装置12は、実験室にあり、外部端末装置14は、実験室から離れた遠隔地にある。
車両走行模擬システム1は、車両走行時におけるマルチメディア装置10の動作をシミュレーションするもので、マルチメディア装置10から遠く離れた場所にある外部端末装置14からシミュレーションを実行可能なシステムである。
マルチメディア装置10は、オーディオ機能に加えて、ナビゲーション機能、映像再生機能、交通情報の通知などの複数のメディア機能を実行可能であり、車載のディスプレイ、スピーカおよび警報機などの出力部から乗員に情報を出力する。メディア機能は、文字データ、画像データまたは音データの少なくとも一つを出力する。マルチメディア装置10は、複数種類の車両用情報を取得して、それらの車両用情報にもとづいた出力結果を出力部から出力する。車両用情報は、オーディオデータ、マイクロフォンにより取得した音データ、カメラ画像、車載センサの検出情報など車載機器から取得される情報と、ラジオデータ、電話データ、GPS(Global Positioning System)情報、乗員による操作情報、ETC(Electronic Toll Collection System)情報、ビーコン情報など外部装置から取得される情報とを含む。GPS情報や車載センサの検出情報は、車両走行時の位置情報および走行状態情報などの車両状態データであり、ビーコン情報やETC情報は交通情報であり、ラジオデータや電話データはインフラ情報である。
マルチメディア装置10は、将来的に車両に搭載される試作機であり、車載されるメディア機能のうち試験対象となる機能を少なくとも有する。また、マルチメディア装置10は、車両に搭載された状態であってもよいが、車両に搭載される前の状態であってもよい。
外部端末装置14は、マルチメディア装置10の位置とは異なる遠隔地に設けられ、実験室に配置されるマルチメディア装置10に車両走行時の車両用情報を作動装置12から入力させて、所望の出力が得られるか評価する。作動装置12は、マルチメディア装置10に接続されており、外部端末装置14の指示に応じて車両走行時の車両用情報を入力し、車両が走行しなくても走行状態を再現するようにマルチメディア装置10を作動させる。作動装置12は、例えば外部端末装置14から受け取った車載センサの情報を、実際の車載センサから出力される信号に変換してマルチメディア装置10に入力する。
図2は、車両走行時にマルチメディア装置10に入力される車両用情報について説明するための図である。車両走行時にマルチメディア装置10には、道路に設けられたビーコンから出力されるビーコン情報、GPS衛星から取得するGPS情報、基地局から取得するラジオ情報、電話情報および無線LAN情報などの車両用情報が外部装置から入力される。ビーコンおよびETCの車両用情報は外部装置から出力された交通情報である。
マルチメディア装置10の各種の機能を個別に実行し、それぞれの機能が単独で正常に作動することを確認した後に、それぞれの機能を組み合わせたマルチメディア装置10の試験が実行される。マルチメディア装置10は、ナビゲーション機能を実行中に交通情報の割り込み通知や電話通信を実行するなど、様々な機能を同時に用いるため、個別の機能だけの試験では不充分である。マルチメディア装置10の複数の機能を複合的に実行する試験をするためには、ビーコンや、GPSなど、車両を実際に走行させたときに取得される入力が必要である。
車両用情報のうち、例えばラジオ放送では国によってアナログ放送、デジタル放送および衛星放送などの種類があり、インフラ情報や交通情報の送信態様が各国によって異なることがある。これらを入力したときの動作を試験するために各国ごとで実際に車両を走行させるのは非常にコストがかかる。また、試作機は大量に作れないので、各国に試作機を送って試験するのは時間とコストがかかる。
実施例の車両走行模擬システム1では、車両を走行させなくても、車両を実際に走行させたときのマルチメディア装置10の作動を再現して試験を実行する。複数の外部端末装置14がマルチメディア装置10の位置から遠隔に設けられた場所から試験を実行可能にすることで、各国のインフラ情報や交通情報をマルチメディア装置10に入力できる。また、複数の外部端末装置14がそれぞれで取得したインフラ情報および交通情報を車両走行模擬システム1が共有してシミュレーションに用いることで、他国の道路を走行した状態を模擬することが可能となる。
図3は、車両走行模擬システム1の機能構成について説明するための図である。図3において、さまざまな処理を行う機能ブロックとして記載される各要素は、ハードウェア的には、回路ブロック、メモリ、その他のLSIで構成することができ、ソフトウェア的には、メモリにロードされたプログラムなどによって実現される。したがって、これらの機能ブロックがハードウェアのみ、ソフトウェアのみ、またはそれらの組合せによっていろいろな形で実現できることは当業者には理解されるところであり、いずれかに限定されるものではない。
マルチメディア装置10は、受取部20、出力制御部22および記憶部23を有する。作動装置12は、入力部24、管理部26およびデータ取得部28を有する。外部端末装置14は、指令部30、結果取得部32、検出部34、参照情報保持部38、受付部40およびデータ生成部42を有する。
マルチメディア装置10の受取部20は、所定の道路を走行していることを再現する車両状態データを含むシミュレーション用の入力データに対応する作動データを作動装置12から受け取る。シミュレーション用の入力データは、車両用情報を時間軸に沿って設定したもので、外部端末装置14にて加工されたものである。作動データは、入力データに対応しており、マルチメディア装置10で利用可能な信号に変換されている。なお、作動データは入力データと同一であってよい。
出力制御部22は、シミュレーション用の入力データにもとづいて各種のメディア機能を同時に実行するよう出力部16を制御する。例えば、出力制御部22は、GPS情報を受け取って出力部16のディスプレイに自車両の位置を示す画像を表示させたり、カメラから撮像画像を受け取って車両周辺環境をディスプレイに表示させたり、ラジオ情報を受け取ってラジオ音声をスピーカから出力させたり、ビーコンにより渋滞情報などの交通情報を受け取ってディスプレイに割り込み通知をさせたり、クリアランスソナーや車速センサの情報を受け取って障害物の衝突可能性を通知する警報を出力させたりする。出力制御部22は、外部端末装置14の指令に応じて、シミュレーション毎に各メディア機能のオン/オフが可能である。
出力制御部22は、受取部20にシミュレーション用の入力データが入力されているとき、車載センサやGPS機能などの実際の入力経路からの入力をオフにする。マルチメディア装置10には車速センサや加速度センサなどの車載センサは取り付けられていないが、実際の入力経路からの入力をオフにしなければ、センサ値がゼロを示す入力がなされて、シミュレーション用の入力データが上書きされるおそれがある。出力制御部22は、シミュレーション時に車載センサやGPS機能などの実際の入力経路からの入力をオフにすることで、マルチメディア装置10に、シミュレーション用のデータと実際のセンサ値が2重に入力されることを防ぐことができる。
記憶部23は、受取部20に入力された車両用情報と、出力部16から出力する画像および音などの出力結果を時刻に関連付けて記憶する。つまり、記憶部23は、マルチメディア装置10への入力に用いる入力データと、マルチメディア装置10からの出力データを時系列で記憶する。記憶部23は、車両状態を記憶するダイアグ機能を利用して、入力データおよび出力データをダイアグ情報として記憶してよい。また、記憶部23は、インフラ情報および交通情報もダイアグ情報として記憶してよい。記憶部23に記憶された情報は、マルチメディア装置10の各機能を評価するため、作動装置12を介して外部端末装置14に送信される。
作動装置12のデータ取得部28は、マルチメディア装置10へ入力するシミュレーション用の入力データを外部端末装置14の指令部30から取得する。データ取得部28は、シミュレーション毎に複数の外部端末装置14のいずれかから、車両走行時の車両状態を模擬するシミュレーション用の入力データを取得する。
また、データ取得部28は、マルチメディア装置10の記憶部23からマルチメディア装置10の出力データを取得し、外部端末装置14の結果取得部32に送信する。
管理部26は、マルチメディア装置10への入力に用いたシミュレーション用の入力データを記憶装置27に記憶し、入力データに含まれる複数項目の車両用情報のいずれかを外部端末装置14からの要求に応じて再利用可能にする。例えば、過去のシミュレーションで用いた他国のインフラ情報を管理部26は取り出すことができ、複数の外部端末装置14が記憶装置27に記憶された入力データを共有して利用させることができる。なお、記憶装置27は、作動装置12側の実験室に設けられてよく、クラウドデータとして外部のサーバに設けられてよい。
入力部24は、シミュレーション用の入力データをCAN(Controller Area Network)通信上で送受される作動データに変換し、入力データに設定された時間軸にしたがってマルチメディア装置10に作動データを入力する。作動データは入力データをマルチメディア装置10が利用可能な形にした信号である。これにより、車両走行時の位置情報や交通情報が入力されるため、マルチメディア装置10が車両走行状態の挙動を示し、マルチメディア装置10のディスプレイに車両の位置が表示されたり、交通情報が表示されたりする。
入力部24は、外部端末装置14の指令部30からの指令に応じて、マルチメディア装置10にて実行可能な複数のメディア機能のそれぞれの作動の有無を試験毎に設定可能である。つまり、複数のメディア機能のうち、試験対象となる機能をオンにし、試験対象とならない機能をオフに設定してマルチメディア装置10を作動できる。例えば、マルチメディア装置10に、ラジオ機能として、アナログ放送、デジタル放送および衛星放送を実行可能になっている場合に、入力部24は、試験対象になっていないアナログ放送および衛星放送のラジオ機能をオフし、試験対象となっているデジタル放送をオンにすることが可能である。これにより、試験対象となる機能のオン/オフを設定することで、例えば国によっては使用されない機能を試験対象から外すことができる。
入力部24は、外部端末装置14の指令部30からの指令に応じて、入力データに記憶装置27に記憶された過去の入力データを加えてよい。例えば、入力部24は、記憶装置27に記憶された過去の入力データに含まれる項目のひとつであるラジオ情報を、指令部30から取得した入力データに加えて、受取部20に送信してよい。
外部端末装置14の受付部40は、ユーザからの入力で、シミュレーション用の入力データの生成に関する情報を受け付ける。例えば、受付部40は、ユーザからシミュレーション用の入力データを生成する指示を受け付け、メディア機能のオン/オフを示す情報を受け付ける。これにより、マルチメディア装置10にて実行可能な複数のメディア機能のそれぞれの作動の有無をシミュレーション毎に設定でき、シミュレーションの対象となるメディア機能を設定できる。受付部40は、受け付けたユーザの入力を指令部30およびデータ生成部42に送る。
また、受付部40は、シミュレーション用の入力データを生成するための車両用情報を受け付ける。シミュレーション用の入力データを生成するための車両用情報は、予め設定した道路を実際に走行したときにマルチメディア装置に入力される情報をダイアグ情報として記憶したもので、時間軸に沿って車両状態を示す走行データである。実際に所定の道路を走行したときの車両用情報は、車載センサで検出された走行状態を示す情報に限られず、外部装置から受信した交通情報やインフラ情報、乗員によるハードウェアの操作情報も含まれる。
データ生成部42は、マルチメディア装置10に入力して車両走行時の状態をシミュレーションするための入力データを、実際に所定の道路を走行した車両用情報を加工して生成する。つまり、データ生成部42は、実際に走行したときの車両用情報を受付部40からの操作にしたがって加工する。生成された入力データは時間的に連続したもので、走行中の車両状態を模擬する。
加工前の実際の車両用情報をそのままマルチメディア装置10に入力することも可能であるが、実際の車両用情報は、通常の走行をしているため、高負荷や異常値などを再現する入力が含まれないことがあり、所望の試験をしづらいことがある。そこで、データ生成部42は、実際の車両用情報を加工して、所望の試験を実現する。
データ生成部42は、入力データの加工例として、所定の警報が出力されるか試験するため、所定のタイミングで車載センサの値を異常値に設定する。また、データ生成部42は、入力データの時間軸上で発生する交通情報のタイミングを設定し、交通情報を発生タイミングをずらしたり、交通情報を入力データに追加したりする。マルチメディア装置10に入力される交通情報は、割り込みで入力されるため、車両用情報のなかでも負荷が大きく、交通情報の入力を短い間隔内で複数発生させるとマルチメディア装置10を高負荷状態にでき、高負荷状態での動作を試験できる。このように、データ生成部42は、車両のダイアグ情報から抽出した車両用情報の大きさまたは発生タイミングを変更して入力データとし、通常の走行では発生しにくい状態を作り出し、所望のシミュレーションを実現する。
データ生成部42は、ユーザにより設定された負荷モードに応じて交通情報を割り込ませて入力データを生成する。例えば、ユーザは、高負荷状態、中負荷状態および低負荷状態のいずれかの負荷モードに設定でき、データ生成部42は受付部40からユーザにより設定された負荷モードを受け取って、その負荷モードに応じた発生頻度またはデータ量の交通情報を割り込ませる。ユーザにより設定された負荷モードに応じて交通情報を入力データに自動的に組み入れることで、ユーザの手間を省き、シミュレーション用の入力データを容易に作成することができる。
データ生成部42は、車両用情報の複数の項目のうち、いずれかを抽出して入力データを生成する。例えば、データ生成部42は、走行データから必要なセンサ値だけ抽出し、不要な車両用情報を破棄することでき、シミュレーションの自由度を高めることができる。
データ生成部42は、作動装置12の管理部26を介して、他のシミュレーションで用いた車両用情報を受け取って、加工に用いてよい。例えば、データ生成部42は、他国で放送される衛星デジタル放送用のラジオデータを取得し、入力データに加えてよい。このように、複数の外部端末装置14が、シミュレーション用の入力データを共有できる。
データ生成部42は、実際の車両走行時におけるディスプレイの一連の表示画像を取得し、シミュレーション時のマルチメディア装置10の出力に不具合がないか評価するための評価用データを生成する。データ生成部42は、受付部40から実際の走行データと、その走行データを取得したときのマルチメディア装置の出力とを受け取って、実際の走行データを入力データに加工し、マルチメディア装置の出力を評価用データに加工する。評価用データは、時系列順の表示画像と音信号である。例えば、データ生成部42は、走行データに含まれる交通情報の発生タイミングを変更するように設定した場合に、その交通情報にもとづく割り込み通知をディスプレイに表示するタイミングを変更するように表示画像を変更する。また、データ生成部42は、車載センサの入力データを異常な大きさに設定した場合、そのタイミングで警報が出力されるように評価用データを生成する。参照情報保持部38は、データ生成部42により生成された評価用データを保持する。
指令部30は、生成されたシミュレーション用の入力データを作動装置12のデータ取得部28に送り、その入力データでマルチメディア装置10を作動させるように指令する。また、指令部30は、入力データに加えて、メディア機能のオン/オフを指示する情報をデータ取得部28に送る。これにより、マルチメディア装置10にて実行可能な複数のメディア機能のそれぞれの作動の有無をシミュレーション毎に設定することができる。
結果取得部32は、マルチメディア装置10の記憶部23にダイアグ情報として記憶された出力データを取得する。つまり、結果取得部32は、シミュレーションを実行したときのマルチメディア装置10の出力結果を取得する。出力データには、出力部16のディスプレイに表示される一連の画像および出力部16のスピーカから出力される音声などが含まれる。これにより、外部端末装置14側で不具合の検出が可能である。
検出部34は、シミュレーションを実行したときのマルチメディア装置10の出力結果と、予め保持する評価用データとを比較して出力結果の不具合を検出する。検出部34は、出力データに含まれるディスプレイの表示画像と、評価用データに含まれる表示画像が所定の基準値以上に一致するか判定し、一致しない場合に不具合があると検出し、一致する場合に不具合がないと検出する。検出部34の検出結果は、ディスプレイ等に表示される。例えば、検出部34は、ビーコンで交通情報が入力されたときに、ディスプレイに割り込み通知が正常に表示されるか判定する。これにより、不具合を自動的に検出できる。
図4は、車両走行模擬処理のフローチャートである。受付部40は、ユーザからの入力で、シミュレーション用の入力データの生成に関する情報を受け付ける(S10)。データ生成部42は、マルチメディア装置10に入力して車両走行時の状態をシミュレーションするための入力データを、実際に所定の道路を走行した走行データを加工して生成する(S12)。指令部30は、生成されたシミュレーション用の入力データを作動装置12のデータ取得部28に送り、その入力データをもとにマルチメディア装置10を作動させるように指令する(S14)。
作動装置12のデータ取得部28は、マルチメディア装置10へ入力するシミュレーション用の入力データを外部端末装置14の指令部30から取得する(S16)。入力部24は、シミュレーション用の入力データを作動データに変換してマルチメディア装置10に入力する(S18)。
マルチメディア装置10の受取部20は、所定の道路を走行していることを再現する作動データを作動装置12から受け取る(S20)。出力制御部22は、シミュレーション用の作動データをもとに各種のメディア機能を同時に実行するよう出力部16を制御する(S22)。
記憶部23は、受取部20に入力された車両用情報と、出力部16から出力する画像および音などの出力結果を時刻に関連付けて記憶し、作動装置12を介して外部端末装置14に出力する(S24)。検出部34は、シミュレーションを実行したときのマルチメディア装置10の出力結果と、予め保持する評価用データとを比較して出力結果の不具合を検出する(S26)。このように、外部端末装置14を操作するユーザが遠隔地からマルチメディア装置10の試験を実行できる。
なお実施例はあくまでも例示であり、各構成要素の組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
実施例では、検出部34がマルチメディア装置10の出力結果の不具合を検出する態様を示したがこの態様に限られない。例えば、結果取得部32がマルチメディア装置10の出力結果をディスプレイおよびスピーカでユーザに出力し、ユーザが不具合を検出してもよい。
1 車両走行模擬システム、 10 マルチメディア装置、 12 作動装置、 14 外部端末装置、 16 出力部、 20 受取部、 22 出力制御部、 23 記憶部、 24 入力部、 26 管理部、 28 データ取得部、 30 指令部、 32 結果取得部、 34 検出部、 38 参照情報保持部、 40 受付部、 42 データ生成部。

Claims (6)

  1. 車載されるメディア機能のうち試験対象となる機能を少なくとも有するマルチメディア装置と、
    前記マルチメディア装置を作動させる作動装置と、
    前記マルチメディア装置とは異なる位置にそれぞれ設けられる複数の外部端末装置と、を備え、
    前記作動装置は、
    前記外部端末装置から、車両走行時の車両状態を模擬する車両状態データと、インフラ情報と、交通情報とを含む車両用情報を取得可能なデータ取得部と、
    車両用情報に対応する作動データを前記マルチメディア装置に入力する入力部と、
    前記マルチメディア装置への入力に用いた車両用情報を記憶装置に記憶し、車両用情報を再利用可能にする管理部と、を有し、
    前記マルチメディア装置は、入力された作動データにもとづいて作動することを特徴とする車両走行模擬システム。
  2. 前記作動装置は、前記マルチメディア装置にて実行可能な複数の機能のそれぞれの作動の有無を試験毎に設定可能であることを特徴とする請求項1に記載の車両走行模擬システム。
  3. 前記作動装置は、前記マルチメディア装置による出力結果を、試験用の車両状態データを送信した前記外部端末装置に送信することを特徴とする請求項1または2に記載の車両走行模擬システム。
  4. 前記外部端末装置は、前記出力結果と、予め保持する評価用データとを比較して前記出力結果の不具合を検出する検出部を備えることを特徴とする請求項3に記載の車両走行模擬システム。
  5. 車載されるメディア機能のうち試験対象となる機能を少なくとも有するマルチメディア装置と、
    前記マルチメディア装置を作動させる作動装置と、
    前記マルチメディア装置とは異なる位置にそれぞれ設けられる複数の外部端末装置と、により実行される車両走行模擬方法であって、
    前記作動装置が複数の外部端末装置から、車両走行時の車両状態を示す車両状態データと、インフラ情報と、交通情報とを含む車両用情報を取得するステップと、
    前記作動装置が車両用情報に対応する作動データを前記マルチメディア装置に入力するステップと、
    前記マルチメディア装置が、入力された作動データにもとづいて作動するステップと、
    前記作動装置が、前記マルチメディア装置への入力に用いた車両用情報を記憶装置に記憶し、車両用情報を再利用可能にするステップと、を含むことを特徴とする車両走行模擬方法。
  6. 車載されるメディア機能のうち試験対象となる機能を少なくとも有するマルチメディア装置を作動させる作動装置であって、
    前記マルチメディア装置とは異なる位置にそれぞれ設けられる複数の外部端末装置から、車両走行時の車両状態を模擬する車両状態データと、インフラ情報と、交通情報とを含む車両用情報を取得可能なデータ取得部と、
    車両用情報に応じて前記マルチメディア装置を作動させるよう前記マルチメディア装置に入力する入力部と、
    前記マルチメディア装置への入力に用いた車両用情報を記憶装置に記憶し、車両用情報を再利用可能にする管理部と、を備えることを特徴とする作動装置。
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